JP2010162976A - 車両の駆動力制御装置及び駆動力制御方法 - Google Patents

車両の駆動力制御装置及び駆動力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータ駆動時の発電機の発電量を適正化する。
【解決手段】主駆動源の駆動トルクを、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機を介して主駆動輪に伝達する。また、上記主駆動源で駆動される発電機の電力によって駆動されるモータによって従駆動輪を駆動可能な構成とする。そして、発電機の電力によってモータを駆動しているモータ駆動状態では、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、主駆動輪に対し、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機を介して主駆動源の駆動トルクを伝達すると共に、従駆動輪を駆動可能なモータに電力を供給する発電機を上記主駆動源で駆動する車両の駆動力制御の技術に関する。
車両の駆動力制御装置としては、例えば特許文献1に記載の装置がある。すなわち、主駆動源の駆動トルクを、自動変速機を介して主駆動輪に伝達する。また、主駆動源で駆動される発電機の電力をモータに供給し、そのモータの駆動トルクによって従駆動輪を駆動可能な構成となっている。そして、発電機で発電した電力で従駆動輪を駆動する場合に、自動変速機のシフトスケジュールの変更を禁止する。これによって、発電機の発電不足を解消する。
特開2004−100718号公報
ここで、自動変速機は、一般に、トルクコンバータを直結させるロックアップクラッチを備える。このロックアップクラッチの締結は、燃費を向上する観点からは、出来るだけ早く行うことが好ましい。また、無段変速機の場合は、有段自動変速機(有段AT)と比較して低車速域からロックアップできる。
しかし、発電機で発電した電力で従駆動輪を駆動している状態でロックアップしている場合には、発電機で目標とする電力を発電し難い場合も想定される。
本発明は、上記のような点に着目したもので、モータ駆動時の発電機の発電量を適正化することを課題としている。
上記のような点に着目してなされたもので、本発明は、主駆動源の駆動トルクを、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機を介して主駆動輪に伝達する。また、上記主駆動源で駆動される発電機の電力によって駆動されるモータによって従駆動輪を駆動可能な構成とする。そして、発電機の電力によってモータを駆動しているモータ駆動状態では、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止する。
本発明によれば、モータで従駆動輪に対して駆動トルクを発生しているモータ駆動状態で、ロックアップを禁止する。これによって、ロックアップによる主駆動源の回転速度が低下することを確実に防止して、発電機を発電するための回転速度の低下を抑える。この結果、モータ駆動時の発電機の発電量を適正値に確保する可能性が増大する。すなわち、発電機の発電量を適正化することが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係る車両の概略装置構成図である。 本発明に基づく実施形態に係る制御系のブロック図である。 本発明に基づく実施形態に係る4WDコントローラを示す機能ブロック図である。 本発明に基づく実施形態に係る4WDコントローラでの制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明に基づく実施形態に係る余剰トルク演算部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に基づく実施形態に係る目標トルク制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 エンジン回転速度Neをパラメータとしてスロットル開度θとエンジントルクTeとの関係を示すエンジントルク算出マップを示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る余剰トルク変換部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 モータ界磁電流目標値をパラメータとしてモータトルク目標値と電機子電流目標値との関係を示す電機子電流目標値算出マップを示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る変速制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 下限回転数とスロットル開度との関係を示す図である。 シフトスケジュールの例である。 変速機コントローラの処理手順の一例を示すフローチャートである。 エンジン回転数の落ち込みの制限を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係るタイムチャート例の図である。 本発明に基づく実施形態に係る変速制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 CVTのシフトスケジュールの例である。
次に、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明を4輪駆動車に適用した場合の一実施形態を示す概略構成図である。
(構成)
主駆動輪としての左右前輪1FL、1FRを、内燃機関であるエンジン2が駆動する。従駆動輪としての左右後輪1RL、1RRを、電動機であるモータ3で駆動可能となっている。
エンジン2から左右前輪1FL、1FRへのトルク伝達経路の途中にロックアップクラッチ付トルクコンバータを有する自動変速機4を介装する。すなわち、エンジン2の出力トルクTeは、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを有する自動変速機4及びディファレンシャルギア5を介して左右前輪1FL、1FRに伝達可能となっている。
自動変速機4は、後述の変速機コントローラ41からの指令に応じたシフト位置に変速位置を変更する。また、ロックアップ指令を入力するとロックアップクラッチを締結状態とし、ロックアップ解除指令を入力するとロックアップ解除指令を出力する。
また、エンジン2の出力トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機7に伝達可能となっている。
この発電機7は、エンジン2の回転速度Neにプーリ比を乗じた回転速度Ngで回転する。そして、発電機7は、4WDコントローラ8によって調整される界磁電流Ifgに応じて、エンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた電力を発電する。この発電機7が発電した電力は、電線9及びジャンクションボックス10を介してモータ3に供給可能となっている。モータ3の出力軸は、減速機11、クラッチ12及びディファレンシャルギア13に連結する。そのディファレンシャルギア13の左右出力側が、夫々駆動軸13L及び13Rを介して左右後輪1RL及び1RRに連結する。
上記エンジン2の吸気管路14(例えばインテークマニホールド)には、メインスロットルバルブ15とサブスロットルバルブ16を介装する。メインスロットルバルブ15は、アクセルペダル17の踏み込み量等に応じてスロットル開度が調整制御される。このメインスロットルバルブ15は、アクセルペダル17の踏み込み量に機械的に連動するか、あるいはアクセルペダル17の踏み込み量を検出するアクセルセンサ18の踏み込み量検出値に応じて、エンジンコントローラ19が電気的に調整制御することで、そのスロットル開度が調整される。上記アクセルセンサ18の踏み込み量検出値は、4WDコントローラ8にも出力する。
また、サブスロットルバルブ16は、ステップモータ20をアクチュエータとし、そのステップ数に応じた回転角により開度が調整制御される。このステップモータ20の回転角は、モータコントローラ21からの駆動信号によって調整制御される。なお、サブスロットルバルブ16にはスロットルセンサ22を設ける。このスロットルセンサ22で検出するスロットル開度検出値に基づいて、ステップモータ20のステップ数をフィードバック制御する。ここで、上記サブスロットルバルブ16のスロットル開度をメインスロットルバルブ15の開度以下等に調整することによって、運転者のアクセルペダルの操作とは独立して、エンジン2の出力トルクを減少させることができる。
また、エンジン2には、その出力回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ23を設ける。このエンジン回転速度センサ23で検出したエンジン回転速度Neを、4WDコントローラ8に出力する。さらに、各車輪1FL〜1RRの夫々には、車輪速を検出する車輪速センサ24FL〜24RRを設ける。これら車輪速センサ24FL〜24RRで検出した車輪速VwFL〜VwRRを4WDコントローラ8に出力する。さらにまた、自動変速機4のシフト位置を検出するシフト位置センサ25を設けると共に、自動変速機4の出力側の前輪側駆動トルクを検出するトルクセンサ26を設ける。これらシフト位置センサ25で検出したシフト位置、及びトルクセンサ26で検出した前輪側駆動トルクTF を、4WDコントローラ8に入力する。なおさらに、運転席近傍に4輪駆動状態とするか否かを選択する4WDスイッチ26を設け、この4WDスイッチ27のスイッチ信号を4WDコントローラ8に出力する。
さらに、発電機7は、図2に示すように、デルタ結線した3相のステータコイルSCと、フィールドコイルFCとを有する。ステータコイルSCの各接続点は、ダイオードで構成した整流回路30に接続し、この整流回路30から例えば最大42Vの直流電圧VG が出力される。また、フィールドコイルFCは、その一端を、ダイオードD1を介して整流回路30の出力側に接続すると共に、ダイオードD2を逆方向に介し、さらに4WDリレー31を介して所定電圧(例えば12ボルト)のバッテリ32に接続する。また、フィールドコイルFCの他端を、フライホイールダイオードDFを順方向に介してダイオードD1及びD2のカソード側に接続すると共に、電圧調整器(レギュレータ)を構成するバイポーラトランジスタ33を介して接地されている。
ここで、整流回路30及びダイオードD1を介して界磁電流Ifgを供給する系統が自励回路を形成する。バッテリ31及びダイオードD2を介して界磁電流Ifgを供給する系統が他励回路を形成する。ダイオードD1及びD2が自励回路及び他励回路の電圧の何れか高い方を選択するセレクトハイ機能を有している。
また、4WDリレー31のリレーコイルの一端は、バッテリ32にイグニッションスイッチ34を介して接続されたイグニッションリレー35の出力側に接続する。4WDリレー31のリレーコイルの他端は、4WDコントローラ8に接続する。
そして、発電機7は、4WDコントローラ8によってフィールドコイルFCに対する界磁電流Ifgを調整することで、エンジン2に対する発電負荷トルクTg及び発電する発電電圧VG が制御される。バイポーラトランジスタ33は、4WDコントローラ8からパルス幅変調(PWM)した発電機制御指令(界磁電流値)C1を入力し、その発電機制御指令C1に応じた値に発電機7の界磁電流Ifgを調整する。
また、ジャンクションボックス10内には、モータリレー36及び電流センサ37を直列に接続した状態で設ける。モータリレー36は、4WDコントローラ8からの指令によってモータ3に供給する電力の断続を行う。また、電流センサ37は、発電機7からモータ3に供給される電機子電流Iaを検出し、検出した電機子電流Iaを4WDコントローラ8に出力する。また、モータ3に供給されるモータ電圧Vmを、4WDコントローラ8が取得する。
さらに、モータ3は、4WDコントローラ8からのモータ出力トルク指令としてのパルス幅変調した界磁制御指令によって界磁電流Ifmが制御される。そして、その界磁電流Ifmの調整によって、モータ3の駆動トルクTmが調整される。サーミスタ38は、このモータ3の温度を検出し、その温度検出値を4WDコントローラ8に出力する。電動機回転速度検出手段としてのモータ用回転速度センサ39は、モータ3の出力軸の回転速度Nmを検出し、その回転速度Nmを4WDコントローラ8に出力する。
また、電磁クラッチ12は、その励磁コイル12aの一端が上記4WDリレー21の出力側に接続する。励磁コイル12aの他端は4WDコントローラ8に接続する。その励磁コイル12aは、4WDコントローラ8内でスイッチング素子としてのスイッチングトランジスタ40を介して接地する。そして、このトランジスタ40のベースに供給するパルス幅変調したクラッチ制御指令CLによって励磁コイル12aの通電電流を制御する。これによって、モータ3から従駆動輪としての後輪1RL,1RRに伝達されるトルク伝達力が制御される。
4WDコントローラ8は、図3に示すように、発電機制御部8A、リレー制御部8B、モータ制御部8C、クラッチ制御部8D、余剰トルク演算部8E、目標トルク制限部8F、余剰トルク変換部8G及び変速制御部8Tを備えている。
上記発電機制御部8Aは、バイポーラトランジスタ33を通じて、発電機7の発電電圧Vをモニターしながら、この発電機7の界磁電流Ifgを調整する。これによって、上記発電機制御部8Aは、発電機7の発電電圧VG を所要の電圧に調整する。
リレー制御部8Bは、発電機7からモータ3への電力供給の遮断・接続を制御する。
モータ制御部8Cは、後述する余剰トルク変換部8Gで算出した目標モータ界磁電流Ifmtに基づいて、モータ3の界磁電流Ifmを調整する。これによって、モータ制御部8Cは、モータ3のトルクを所要の値に調整する。
クラッチ制御部8Dは、後述する余剰トルク演算部8Eで演算する発電負荷トルク目標値Tgtに基づいて、対応するモータトルク目標値Tmtを算出する。このモータトルク目標値Tmtに基づいて下記式の演算を行って電磁クラッチ12に対するクラッチ伝達トルクTCLを算出する。このクラッチ伝達トルクTCLをクラッチ電流指令値ICLに変換し、これをパルス幅変調(PWM)してクラッチ電流指令値ICLに応じたデューティ比のクラッチ電流制御出力CLを求め、これをスイッチングトランジスタ40に出力する。
TCL=Tmt×KDEF ×KTM+TCL0
ここで、KDEF はディファレンシャルギア13での減速比、KTM はクラッチトルクマージン、TCL0 はクラッチイニシャルトルクである。
また、所定のサンプリング時間毎に、入力した各信号に基づき、図4に示すように、余剰トルク演算部8E→目標トルク制限部8F→余剰トルク変換部8Gの順に循環して処理が実行する。
まず、余剰トルク演算部8Eでは、図5に示すような処理を行う。
すなわち、先ず、ステップS1で、車輪速センサ16FL、16FR、16RL、16RRからの信号に基づいて、前輪1FL、1FRの加速スリップ量であるスリップ速度ΔVFを求める。すなわち、前輪(主駆動輪)1FL,1FRの平均車輪速VWfから後輪1RL,1RR(従駆動輪)の平均車輪速VWrを減算することで、前輪1FL、1FRの加速スリップ量であるスリップ速度ΔVFを求める。
スリップ速度ΔVFの演算は、例えば、次のように行われる。
上記平均前輪速VWf、及び平均後輪速VWrを、それぞれ下記式により算出する。
VWf=(VWFL+VWFR)/2 ・・・(1)
VWr=(VWRL+VWRR)/2 ・・・(2)
次に、上記平均前輪速VWfと平均後輪速VWrとの偏差から、主駆動輪である前輪1L、1Rのスリップ速度(加速スリップ量)ΔVFを、下記(3)式により算出する。
ΔVF=VWf−VWr ・・・(3)
次いで、ステップS2に移行して、上記ステップS1で求めたスリップ速度ΔVFが所定値、例えば"0"より大きい正値であるか否かを判定する。この判定結果が、スリップ速度ΔVFが"0"以下即ち"0"又は負値であるときには、前輪1FL、1FRが加速スリップしていないと推定して、ステップS3に移行する。ステップS3では、発電負荷トルク目標値Tgtを"0"に設定した後処理を終了して、目標トルク制限部8Fの処理に移行する。
一方、ステップS2において、スリップ速度ΔVFが"0"より大きい正値であるときには、前輪1FL、1FRが加速スリップしていると推定出来るので、ステップS4に移行する。
このステップS4では、前輪1FL、1FRの加速スリップを抑えるために必要な吸収トルクTΔVFを、下記(4)式によって演算し、その後にステップS5に移行する。この吸収トルクTΔVFは加速スリップ量に比例した量となる。
TΔVF=K1×ΔVF ・・・(4)
ここで、K1は、実験などによって求めたゲインである。
ステップS5では、現在の発電機7の負荷トルクTGを、下記(5)式に基づき演算したのち、ステップS6に移行する。
Vg×Ia
TG=K2・───── ・・・(5)
K3×Ng
ここで、Vgは発電機7の電圧、Iaは発電機7の電機子電流、Ngは発電機7の回転速度、K2は係数、K3は効率である。
ステップS6では、下記(6)式に基づき、余剰トルクつまり発電機7で負荷すべき発電負荷トルク目標値Tgtを求めてから処理を終了して目標トルク制限部8Fの処理に移行する。
Tgt=TG+TΔVF ・・・(6)
次に、目標トルク制限部8Fの処理について、図6に基づいて説明する。
すなわち、まず、ステップS11で、発電負荷トルク目標値Tgtが、発電機7の最大負荷容量HQより大きいか否かを判定する。発電負荷トルク目標値Tgtが発電機7の最大負荷容量HQ以下と判定した場合には処理を終了する。一方、発電負荷トルク目標値Tgtが発電機7の最大負荷容量HQよりも大きいと判定した場合には、ステップS12に移行する。
ステップS12では、発電負荷トルク目標値Tgtにおける最大負荷容量HQを越える超過トルクΔTbを下記(7)式によって求める。その後、ステップS13に移行する。
ΔTb=Tgt−HQ ・・・(7)
ステップS13では、スロットルセンサ22及びエンジン回転速度センサ23からの信号に基づき、図7に示すエンジントルク算出マップを参照して、現在のエンジントルクTeを演算する。その後、ステップS14に移行する。
ステップS14では、下記(8)式のように、エンジントルクTeから超過トルクΔTbを減算してエンジントルク上限値TeMを演算する。求めたエンジントルク上限値TeMをエンジンコントローラ19に出力した後に、ステップS15に移行する。
TeM=Te−ΔTb ・・・(8)
ここで、エンジンコントローラ19では、運転者のアクセルペダル17の操作に関係なく、入力したエンジントルク上限値TeMをエンジントルクTeの上限値となるようにこのエンジントルクTeを制限する。
ステップS15では、最大負荷容量HQを発電負荷トルク目標値Tgtに設定してから処理を終了して、余剰トルク変換部8Gの処理に移行する。
次に、余剰トルク変換部8Gの処理について、図8に基づいて説明する。
まず、ステップS20で、スリップ速度ΔVFが"0"より大きいか否かを判定する。この判定結果が、ΔVF≦0であるときには加速スリップを生じていないものと判断してステップS21に移行する。
ステップS21では、電動モータ3を駆動して4輪駆動状態となっているか否かを表す作動フラグF4WD が"0"にリセットされているか否かを判定する。作動フラグF4WDが"0"にリセットされているときには、余剰トルク変換処理を行うことなく処理を終了して、余剰トルク演算部8Eの処理に戻る。一方、作動フラグF4WD が"1"にセットされているときには、後述するステップS23に移行する。
一方、上記ステップS20の判定結果がΔVF>0であるときには、前輪1FL、1FRが加速スリップしているものと判断してステップS22に移行する。
ステップS22では、モータ用回転速度センサ39が検出したモータ3の回転速度Nmを入力する。そして、そのモータ3の回転速度Nmをもとに、図8中に示すモータ界磁電流目標値算出用マップを参照してモータ界磁電流目標値Ifmtを算出する。
ここで、目標モータ界磁電流算出用マップは、自動変速機4がドライブ(D)レンジにおける最大変速比となる第1速の変速比を基準にして作成する。ここで、図8中、横軸にモータ回転速度Nmをとり、縦軸にモータ界磁電流目標値Ifmtをとる。そして、特性線L1を次のように設定する。すなわち。モータ回転速度Nmが"0"から第1の設定値N1 までの間では、モータ界磁電流目標値Ifmtが予め設定された最大電流値IMAX を維持する。モータ回転速度Nmが第1の設定値N1 を超えて増加すると、これに応じてモータ界磁電流目標値Ifmtが比較的大きな傾きで減少する。モータ回転速度Nmが第1の設定値N1 より大きな第2の設定値N2 からこの第2の設定値N2 より大きい第3の設定値N3 までの間は、モータ界磁電流目標値Ifmtが初期電流値IINより小さい低電流値IL を維持する。モータ回転速度Nmが第3の設定値N3 を超えて増加すると、これに応じてモータ界磁電流目標値Ifmtがより大きな傾きで減少して"0"となる。
すなわち、回転速度Nmが"0"から設定値N1 までの間は一定の所定電流値IMAX とする。モータ3が回転速度設定値N1 以上になった場合には、公知の弱め界磁制御方式でモータ3の界磁電流Ifmを小さくする。すなわち、モータ3が高速回転になるとモータ3における誘起電圧の上昇によりモータトルクが低下することから、上述のように、モータ3の回転数Nmが所定値N1 以上になったらモータ3の界磁電流Ifmを小さくする。これによって、誘起電圧Eを低下させることでモータ3に流れる電流を増加させて所要モータトルクTmを得るようにする。この結果、モータ3が高速回転になってもモータ誘起電圧Eの上昇を抑えてモータトルクの低下を抑制する。したがって、所要のモータトルクTmを得ることができる。また、モータ界磁電流Ifmを所定の回転速度未満と所定の回転速度以上との2段階で制御することで、連続的な界磁電流制御に比べ電子制御回路を安価に構成することができる。
次いで、ステップS24に移行して、ステップS23で算出したモータ界磁電流目標値Ifmtをモータ制御部8Cに出力し、ステップS25に移行する。
このステップS25では、モータ回転速度Nmと、ステップS23で算出したモータ界磁電流目標値Ifmtとをもとに、図8中に示したモータ誘起電圧算出用マップを参照してモータ誘起電圧Eを算出する。ここで、モータ誘起電圧算出用マップは、モータ界磁電流目標値Ifmtをパラメータとして横軸にモータ回転速度Nmをとり、縦軸にモータ誘起電圧Eをとる。そして、モータ回転速度Nmが増加することにより、モータ誘起電圧Eが線形に増加し、モータ界磁電流目標値Ifmtが増加することによってもモータ誘起電圧Eが増加するように設定されている。
次いで、ステップS26に移行して、4輪駆動終了条件が成立したか否かを判定する。この判定は、例えば前回のモータトルク目標値Tmt(n-1) が予め設定したモータトルク閾値TmTH以下になったか否かを判定することにより行う。Tmt(n-1) >TmTHであるときには、4輪駆動終了条件が成立していないものと判断してステップS27に移行する。Tmt(n-1) ≦TmTHであるときには、4輪駆動終了条件が成立したものと判断してステップS30に移行する。
ステップS27では、上記余剰トルク演算部8Eが演算した発電負荷トルク目標値Tgtに基づき、対応するモータトルク目標値Tmtを算出して、ステップS28に移行する。
ステップS28では、上記モータトルク目標値Tmt及びモータ界磁電流目標値Ifmtをもとに、図9に示す電機子電流目標値算出用マップを参照して電子電流目標値Iatを算出する。この電機子電流目標値算出用マップは、モータ界磁電流目標値Ifmtをパラメータとして、横軸にモータトルク目標値Tmtをとり、縦軸に電機子電流目標値Iatをとる。そして、モータ出力トルクTmが"0"であるときには、モータ界磁電流目標値Ifmtの値にかかわらず電機子電流目標値Iatが"0"となる。この状態からモータ出力トルクTmが増加するに応じて電機子電流目標値Iatが増加すると共に、モータ界磁電流目標値Ifmtが増加するに応じて電機子電流目標値Iatが減少する。モータ出力トルクTmが大きな値となると、モータ界磁電流目標値Ifmtが小さい方から順次に電機子電流目標値Iatが"0"に設定されるように構成されている。
次いで、ステップS29に移行し、下記(9)式に基づき、電機子電流目標値Iat、電線9の抵抗及びモータ3のコイルの抵抗の合成抵抗R、及び誘起電圧Eから発電機7の電圧目標値VG を算出する。この発電機7の電圧目標値VG を発電機制御部8Aに出力した後、処理を終了して余剰トルク演算部8Eの処理に戻る。
VG =Iat×R+E ・・・(9)
一方、ステップS30では、モータトルク減少処理を実施する。すなわち、前回のモータトルク目標値Tmt(n-1) から所定減少量ΔTmtを減算した値を、今回のモータトルク目標値Tmt(n) (=Tmt(n-1) −ΔTmt)として算出する。その後、ステップS31に移行する。
ステップS31では、モータトルク目標値Tmt(n) が"0"以下となったか否かを判定する。Tmt(n) >0であるときには上記ステップS28に移行する。一方、Tmt(n) ≦0であるときにはステップS32に移行して、作動フラグF4WD を"0"にリセットしてから処理を終了する。
次に、変速制御部8Tの処理について図10を参照しつつ説明する。
変速制御部8Tは、所定サンプリング周期毎に作動する。
まずステップS100にて、4WD状態か否かを判定する。4WD状態の場合には、ステップS110に移行する。一方、4WD状態でない、つまり2WD状態の場合にはステップS140に移行する。
ここで、4WD状態はモータ駆動状態であり、本実施形態では、ΔVF>0か否かで判定可能である。
ステップS110では、ロックアップ禁止フラグLUOFFをONにして、ステップS120に移行する。
ステップS120では、4WD用変速線フラグTIS4FLGをONにしてステップS130に移行する。
ステップS130では、4WD状態フラグT4FLGをONにした後に、復帰する。
一方、2WD状態の場合にはステップS140に移行して、ロックアップ禁止フラグLUOFFをOFFにして、ステップS150に移行する。
ステップS150では、4WD状態フラグT4FLGがONか否かを判定する。すなわち、4WD状態から2WD状態への移行期か否かを判定する。4WD状態フラグT4FLGがONの場合にはステップS160に移行する。4WD状態フラグT4FLGがOFFの場合には、そのまま復帰する。なお、4WD状態フラグT4FLGがOFFの場合には、4WD用変速線フラグTIS4FLGはOFF、ロックアップ禁止フラグLUOFFはOFF、変速保持フラグTKeepはOFFとなっている。
ステップS160では、図11に示すようなマップに基づき、スロットル開度TVOに基づき下限目標回転数を求めた後に、ステップS170に移行する。下限目標回転数LimΔNは、図11に示すように、スロットル開度TVOが小さいほど大きな値となる。
ステップS170では、4WD用変速線フラグTIS4FLGをOFFにしてステップS180に移行する。
ステップS180では、エンジン回転数の実落ち込みが下限目標回転数LimΔNより大きいか否かを判定する。実落ち込みが下限目標回転数LimΔNより大きい場合にはステップS190に移行する。実落ち込みが下限目標回転数LimΔN以下の場合にはステップS200に移行する。
実落ち込みは、「4WD状態から2WD状態に切り替わったときのエンジン回転数」からの「現在のエンジン回転数」の落ち込み量である。
ステップS190では、変速保持フラグTKeepをONにして復帰する。
一方、ステップS200では、変速保持フラグTKeepをOFFとする。続いてステップS210にて4WD状態フラグT4FLGをOFFにして、復帰する。
次に、変速機コントローラ41の処理について説明する。
変速機コントローラ41は、図12のようなシフトスケジュール(変速線図)を参照して、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、シフト位置を決定してそれに対応するシフト指令を変速機4に出力する。また、シフトスケジュール(変速線図)を参照して、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、所定車速以上と判定すると、ロックアップ指令を変速機に出力する。また、所定車速未満となるとロックアップ解除指令を変速機出力する。
但し、シフトスケジュールは、通常のシフトスケジュールと、4WD用のシフトスケジュールを有する。4WD用シフトスケジュールは、通常のシフトスケジュールに対し、変速線が高速側に遷移したシフトスケジュールとなっている。
図12に、シフトスケジュールの例を示す。実線が、通常の1速から2速への変速線となったシフトスケジュールの例である。破線部分の変速線が高速側に遷移したシフトスケジュールが4WD用シフトスケジュールの例である。また、図12中符号Xは、ロックアップを開始するか否かの線である。
次に、変速機コントローラ41の処理について図13を参照して説明する。
変速機コントローラ41は、所定サンプリング周期毎に作動する。
まずステップS300にて、4WD用変速線フラグTIS4FLGがONか否かを判定する。4WD用変速線フラグTIS4FLGがONの場合にはステップS310にて、4WD用シフトスケジュールを選択する。4WD用変速線フラグTIS4FLGがOFFの場合にはステップS320にて通常の4WD用シフトスケジュール(2WD用の変速線)を選択する。
続いてステップS330にて、変速保持フラグTKeepがONか否かを判定する。変速保持フラグTKeepがONの場合にはステップS350に移行する。一方、変速保持フラグTKeepがOFFの場合にはステップS340に移行する。
ステップS340では、選択したシフトスケジュール(変速線図)のデータに基づき、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、目標変速比を決定し、その目標変速比に対応するシフト指令を変速機4に出力する。
ステップS350では、ロックアップ禁止フラグLUOFFがONか否かを判定する。ロックアップ禁止フラグLUOFFがONの場合にはステップS380に移行する。ロックアップ禁止フラグLUOFFがOFFの場合にはステップS360に移行する。
ステップS360では、選択したシフトスケジュール(変速線図)のデータを参照して、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、ロックアップとする状態か否かを判定する。
ロックアップ状態の場合にはステップS370に移行して、ロックアップ指令を出力した後に復帰する。ロックアップ状態でない場合にはステップS380に移行する。
ステップS380では、ロックアップ解除指令を出力して復帰する。
(動作・作用)
低μ路や発進時などにおいて、駆動輪が加速スリップすると、発電機の電力をモータに供給し、モータの駆動トルクによって従駆動輪を駆動する。すなわち4WD状態(モータ駆動状態)となる。また、駆動輪の加速スリップが収まると、モータ駆動が停止して2WD状態となる。
本実施形態では、上記4WD状態(モータ駆動状態)となると、ロックアップクラッチの締結(ロックアップ状態と呼ぶ)を禁止し、また、ロックアップ状態の場合には、クラッチの締結を解除する。更に、シフトモジュールを高速側に変更することで、低速では変速し難い状態とする。
また、図14に示すように、4WD状態から2WD状態に切り替わる際には、エンジン回転数、つまり主駆動輪の回転数を落ち込みが、所定下限値LimΔN以下に収まるのを待ってから、2WD用のシフトスケジュールでの変速を可能とする。
図15にタイムチャート例を示す。
このタイムチャート例では、発進時及びスリップ時に4WD状態(四駆状態)となる例である。
ここで、ステップS100は、モータ駆動状態判定手段を構成する。ステップS110,ステップS350は、ロックアップ禁止手段を構成する。ステップS180〜ステップS210は、下限値設定手段を構成する。ステップS120、ステップS170,ステップS300〜ステップS320は、シフトスケジュール変更手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)モータ駆動状態判定手段は、発電機の電力によってモータを駆動して従駆動輪に駆動トルクを伝達しているモータ駆動状態か否かを判定する。ロックアップ禁止手段は、 上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づきモータ駆動状態と判定すると、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止する。
モータで従駆動輪に対して駆動トルクを発生している4輪駆動状態等のモータ駆動状態では、ロックアップを禁止する。この結果、ロックアップによる主駆動源の回転速度が低下することを防止する。これによって、発電機の発電量を適正値に確保することができ、モータの駆動トルク制御を適正に行うことができる。
このことは、発進時およびスリップ発生時(低μ路など)などの4駆走行領域では、発進時および低μ路の走行性を向上させるため、ロックアップクラッチの締結よりも4駆走行を優先させることになる。
(2)下限値設定手段は、上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づき、モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行する際における、主駆動源の回転数変化率の下限値(制限値)を設定する。そして、下限値設定手段が設定する下限値(制限値)以下に主駆動源の回転数変化率がなってから変速の変更を許可する。
4WD状態(4駆)から2WD状態(2駆)への切換時のエンジン回転の落ち込みを、違和感のないレベルに抑えることができる。すなわち、走行モードの切換時のショックを減らすことができる。
(3)上記下限値設定手段は、スロットル開度TVOが大きいほど回転数変化率の下限値が小さくなるように設定する。
スロットル開度TVOが大きいときに回転数変化率の下限値を小さくする。つまり、スロットル開度TVOが小さいときほど、4WD状態(4駆)から2WD状態(2駆)への切換時のエンジン回転数の落ち込みを小さくする。この結果、より適切に4駆から2駆への切換時のエンジン回転の落ち込みを違和感のないレベルに抑えることができる。
(4)シフトスケジュール変更手段は、上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更する。そして、モータ駆動状態で無い状態からモータ駆動状態に移行するときに、上記ロックアップ禁止手段によりロックアップクラッチを解放状態とした後に、上記シフトスケジュール変更手段によりシフトスケジュールを変更する。
ロックアップクラッチを解放することでエンジンの回転数を上昇させるためのイナーシャを小さくすることができる。このため、2駆から4駆への切換時に、先にロックアップクラッチを解放することで、モータ駆動に必要なエンジン回転数までより早く上昇させることができる。四駆状態への応答性が向上する。
(変形例)
(1)上記実施形態では、ステップS140で、ロックアック禁止を解除した後に、ステップS170で、2WD用のシフトスケジュールに変更している。これに限定しない。図16に示すように、ロックアック禁止を解除をステップS150の後のステップS155で行っても良い。
すなわち、シフトスケジュール変更手段は、上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更する。そして、上記モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行するときに、上記シフトスケジュール変更手段により変更されたシフトスケジュールを元に戻した後、上記ロックアップ禁止手段による締結状態の禁止を解除する。
変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更することで、変速し難くする。
また、シフトスケジュール切換後に、ロックアップクラッチを締結状態にする。これによって、ロックアップクラッチが非締結状態でシフトスケジュールを変更する事となる。この結果、変速による車両加速度の変化が滑らかになる。
また、シフトスケジュールの変更後、つまりハイ側の変速比へ変速した後にロックアップクラッチを締結するため、ロックアップクラッチ締結時のショックを低減できる。
(2)モータは交流モータであっても良い。また、モータへの電力供給として発電機の他にバッテリを有していても良い。
(3)変速機として有段の自動変速機を例示したが、無断変速機(CVT)であっても良い。無断変速機(CVT)の変速線図(シフトスケジュール)を図17に示す。
1FL、1FR 前輪
1RL,1RR 後輪
2 エンジン
3 モータ
4 変速機
7 発電機
8 4WDコントローラ
8A 発電機制御部
8B リレー制御部
8C モータ制御部
8D クラッチ制御部
8E 余剰トルク演算部
8F 目標トルク制限部
8G 余剰トルク変換部
8T 変速制御部
41 変速機コントローラ
LimΔN 下限目標回転数
LUOFF ロックアップ禁止フラグ
TIS4FLG 4WD用変速線フラグ
TKeep 変速保持フラグ
TVO スロットル開度

Claims (7)

  1. 主駆動輪を駆動する主駆動源と、主駆動源から主駆動輪へのトルク伝達経路に介装されロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機と、主駆動源で駆動される発電機と、少なくとも上記発電機の電力によって駆動されるモータと、モータに駆動される従駆動輪と、を備えた車両の駆動力制御装置において、
    上記発電機の電力によってモータを駆動して従駆動輪に駆動トルクを伝達しているモータ駆動状態か否かを判定するモータ駆動状態判定手段と、
    上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づきモータ駆動状態と判定すると、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止するロックアップ禁止手段と、
    を備えることを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. 上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づき、モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行する際における、主駆動源の回転数変化率の制限値を設定する下限値設定手段を、備え、下限値設定手段が設定する制限値以下に主駆動源の回転数変化率がなってから変速の変更を許可することを特徴とする請求項1に記載した車両の駆動力制御装置。
  3. 上記主駆動源は内燃機関であり、
    上記下限値設定手段は、スロットル開度が大きいほど回転数変化率の制限値が小さくなるように設定することを特徴とする請求項2に記載した車両の駆動力制御装置。
  4. 上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更するシフトスケジュール変更手段を備え、
    上記モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行するときに、上記シフトスケジュール変更手段により変更されたシフトスケジュールを元に戻した後、上記ロックアップ禁止手段による締結状態の禁止を解除することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した車両の駆動力制御装置。
  5. 上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更するシフトスケジュール変更手段を備え、
    モータ駆動状態で無い状態からモータ駆動状態に移行するときに、上記ロックアップ禁止手段によりロックアップクラッチを解放状態とした後に、上記シフトスケジュール変更手段によりシフトスケジュールを変更することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した車両の駆動力制御装置。
  6. 主駆動源の駆動トルクを、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機を介して主駆動輪に伝達すると共に、上記主駆動源で駆動される発電機の電力によって駆動されるモータによって従駆動輪を駆動可能に構成した車両の駆動力制御方法において、
    上記発電機の電力によってモータを駆動しているモータ駆動状態では、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止することを特徴とする車両の駆動力制御方法。
  7. 上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更することを特徴とする請求項6に記載した車両の駆動力制御方法。
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