JP2010162976A - 車両の駆動力制御装置及び駆動力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主駆動源の駆動トルクを、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機を介して主駆動輪に伝達する。また、上記主駆動源で駆動される発電機の電力によって駆動されるモータによって従駆動輪を駆動可能な構成とする。そして、発電機の電力によってモータを駆動しているモータ駆動状態では、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止する。
【選択図】 図10
Description
しかし、発電機で発電した電力で従駆動輪を駆動している状態でロックアップしている場合には、発電機で目標とする電力を発電し難い場合も想定される。
本発明は、上記のような点に着目したもので、モータ駆動時の発電機の発電量を適正化することを課題としている。
図1は、本発明を4輪駆動車に適用した場合の一実施形態を示す概略構成図である。
(構成)
主駆動輪としての左右前輪1FL、1FRを、内燃機関であるエンジン2が駆動する。従駆動輪としての左右後輪1RL、1RRを、電動機であるモータ3で駆動可能となっている。
自動変速機4は、後述の変速機コントローラ41からの指令に応じたシフト位置に変速位置を変更する。また、ロックアップ指令を入力するとロックアップクラッチを締結状態とし、ロックアップ解除指令を入力するとロックアップ解除指令を出力する。
この発電機7は、エンジン2の回転速度Neにプーリ比を乗じた回転速度Ngで回転する。そして、発電機7は、4WDコントローラ8によって調整される界磁電流Ifgに応じて、エンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた電力を発電する。この発電機7が発電した電力は、電線9及びジャンクションボックス10を介してモータ3に供給可能となっている。モータ3の出力軸は、減速機11、クラッチ12及びディファレンシャルギア13に連結する。そのディファレンシャルギア13の左右出力側が、夫々駆動軸13L及び13Rを介して左右後輪1RL及び1RRに連結する。
また、4WDリレー31のリレーコイルの一端は、バッテリ32にイグニッションスイッチ34を介して接続されたイグニッションリレー35の出力側に接続する。4WDリレー31のリレーコイルの他端は、4WDコントローラ8に接続する。
上記発電機制御部8Aは、バイポーラトランジスタ33を通じて、発電機7の発電電圧Vをモニターしながら、この発電機7の界磁電流Ifgを調整する。これによって、上記発電機制御部8Aは、発電機7の発電電圧VG を所要の電圧に調整する。
リレー制御部8Bは、発電機7からモータ3への電力供給の遮断・接続を制御する。
モータ制御部8Cは、後述する余剰トルク変換部8Gで算出した目標モータ界磁電流Ifmtに基づいて、モータ3の界磁電流Ifmを調整する。これによって、モータ制御部8Cは、モータ3のトルクを所要の値に調整する。
TCL=Tmt×KDEF ×KTM+TCL0
ここで、KDEF はディファレンシャルギア13での減速比、KTM はクラッチトルクマージン、TCL0 はクラッチイニシャルトルクである。
また、所定のサンプリング時間毎に、入力した各信号に基づき、図4に示すように、余剰トルク演算部8E→目標トルク制限部8F→余剰トルク変換部8Gの順に循環して処理が実行する。
すなわち、先ず、ステップS1で、車輪速センサ16FL、16FR、16RL、16RRからの信号に基づいて、前輪1FL、1FRの加速スリップ量であるスリップ速度ΔVFを求める。すなわち、前輪(主駆動輪)1FL,1FRの平均車輪速VWfから後輪1RL,1RR(従駆動輪)の平均車輪速VWrを減算することで、前輪1FL、1FRの加速スリップ量であるスリップ速度ΔVFを求める。
スリップ速度ΔVFの演算は、例えば、次のように行われる。
上記平均前輪速VWf、及び平均後輪速VWrを、それぞれ下記式により算出する。
VWf=(VWFL+VWFR)/2 ・・・(1)
VWr=(VWRL+VWRR)/2 ・・・(2)
ΔVF=VWf−VWr ・・・(3)
次いで、ステップS2に移行して、上記ステップS1で求めたスリップ速度ΔVFが所定値、例えば"0"より大きい正値であるか否かを判定する。この判定結果が、スリップ速度ΔVFが"0"以下即ち"0"又は負値であるときには、前輪1FL、1FRが加速スリップしていないと推定して、ステップS3に移行する。ステップS3では、発電負荷トルク目標値Tgtを"0"に設定した後処理を終了して、目標トルク制限部8Fの処理に移行する。
このステップS4では、前輪1FL、1FRの加速スリップを抑えるために必要な吸収トルクTΔVFを、下記(4)式によって演算し、その後にステップS5に移行する。この吸収トルクTΔVFは加速スリップ量に比例した量となる。
TΔVF=K1×ΔVF ・・・(4)
ここで、K1は、実験などによって求めたゲインである。
Vg×Ia
TG=K2・───── ・・・(5)
K3×Ng
ここで、Vgは発電機7の電圧、Iaは発電機7の電機子電流、Ngは発電機7の回転速度、K2は係数、K3は効率である。
ステップS6では、下記(6)式に基づき、余剰トルクつまり発電機7で負荷すべき発電負荷トルク目標値Tgtを求めてから処理を終了して目標トルク制限部8Fの処理に移行する。
Tgt=TG+TΔVF ・・・(6)
すなわち、まず、ステップS11で、発電負荷トルク目標値Tgtが、発電機7の最大負荷容量HQより大きいか否かを判定する。発電負荷トルク目標値Tgtが発電機7の最大負荷容量HQ以下と判定した場合には処理を終了する。一方、発電負荷トルク目標値Tgtが発電機7の最大負荷容量HQよりも大きいと判定した場合には、ステップS12に移行する。
ΔTb=Tgt−HQ ・・・(7)
ステップS13では、スロットルセンサ22及びエンジン回転速度センサ23からの信号に基づき、図7に示すエンジントルク算出マップを参照して、現在のエンジントルクTeを演算する。その後、ステップS14に移行する。
TeM=Te−ΔTb ・・・(8)
ここで、エンジンコントローラ19では、運転者のアクセルペダル17の操作に関係なく、入力したエンジントルク上限値TeMをエンジントルクTeの上限値となるようにこのエンジントルクTeを制限する。
ステップS15では、最大負荷容量HQを発電負荷トルク目標値Tgtに設定してから処理を終了して、余剰トルク変換部8Gの処理に移行する。
まず、ステップS20で、スリップ速度ΔVFが"0"より大きいか否かを判定する。この判定結果が、ΔVF≦0であるときには加速スリップを生じていないものと判断してステップS21に移行する。
ステップS21では、電動モータ3を駆動して4輪駆動状態となっているか否かを表す作動フラグF4WD が"0"にリセットされているか否かを判定する。作動フラグF4WDが"0"にリセットされているときには、余剰トルク変換処理を行うことなく処理を終了して、余剰トルク演算部8Eの処理に戻る。一方、作動フラグF4WD が"1"にセットされているときには、後述するステップS23に移行する。
ステップS22では、モータ用回転速度センサ39が検出したモータ3の回転速度Nmを入力する。そして、そのモータ3の回転速度Nmをもとに、図8中に示すモータ界磁電流目標値算出用マップを参照してモータ界磁電流目標値Ifmtを算出する。
このステップS25では、モータ回転速度Nmと、ステップS23で算出したモータ界磁電流目標値Ifmtとをもとに、図8中に示したモータ誘起電圧算出用マップを参照してモータ誘起電圧Eを算出する。ここで、モータ誘起電圧算出用マップは、モータ界磁電流目標値Ifmtをパラメータとして横軸にモータ回転速度Nmをとり、縦軸にモータ誘起電圧Eをとる。そして、モータ回転速度Nmが増加することにより、モータ誘起電圧Eが線形に増加し、モータ界磁電流目標値Ifmtが増加することによってもモータ誘起電圧Eが増加するように設定されている。
ステップS27では、上記余剰トルク演算部8Eが演算した発電負荷トルク目標値Tgtに基づき、対応するモータトルク目標値Tmtを算出して、ステップS28に移行する。
VG =Iat×R+E ・・・(9)
ステップS31では、モータトルク目標値Tmt(n) が"0"以下となったか否かを判定する。Tmt(n) >0であるときには上記ステップS28に移行する。一方、Tmt(n) ≦0であるときにはステップS32に移行して、作動フラグF4WD を"0"にリセットしてから処理を終了する。
変速制御部8Tは、所定サンプリング周期毎に作動する。
まずステップS100にて、4WD状態か否かを判定する。4WD状態の場合には、ステップS110に移行する。一方、4WD状態でない、つまり2WD状態の場合にはステップS140に移行する。
ここで、4WD状態はモータ駆動状態であり、本実施形態では、ΔVF>0か否かで判定可能である。
ステップS110では、ロックアップ禁止フラグLUOFFをONにして、ステップS120に移行する。
ステップS120では、4WD用変速線フラグTIS4FLGをONにしてステップS130に移行する。
ステップS130では、4WD状態フラグT4FLGをONにした後に、復帰する。
ステップS150では、4WD状態フラグT4FLGがONか否かを判定する。すなわち、4WD状態から2WD状態への移行期か否かを判定する。4WD状態フラグT4FLGがONの場合にはステップS160に移行する。4WD状態フラグT4FLGがOFFの場合には、そのまま復帰する。なお、4WD状態フラグT4FLGがOFFの場合には、4WD用変速線フラグTIS4FLGはOFF、ロックアップ禁止フラグLUOFFはOFF、変速保持フラグTKeepはOFFとなっている。
ステップS170では、4WD用変速線フラグTIS4FLGをOFFにしてステップS180に移行する。
実落ち込みは、「4WD状態から2WD状態に切り替わったときのエンジン回転数」からの「現在のエンジン回転数」の落ち込み量である。
ステップS190では、変速保持フラグTKeepをONにして復帰する。
一方、ステップS200では、変速保持フラグTKeepをOFFとする。続いてステップS210にて4WD状態フラグT4FLGをOFFにして、復帰する。
変速機コントローラ41は、図12のようなシフトスケジュール(変速線図)を参照して、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、シフト位置を決定してそれに対応するシフト指令を変速機4に出力する。また、シフトスケジュール(変速線図)を参照して、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、所定車速以上と判定すると、ロックアップ指令を変速機に出力する。また、所定車速未満となるとロックアップ解除指令を変速機出力する。
図12に、シフトスケジュールの例を示す。実線が、通常の1速から2速への変速線となったシフトスケジュールの例である。破線部分の変速線が高速側に遷移したシフトスケジュールが4WD用シフトスケジュールの例である。また、図12中符号Xは、ロックアップを開始するか否かの線である。
変速機コントローラ41は、所定サンプリング周期毎に作動する。
まずステップS300にて、4WD用変速線フラグTIS4FLGがONか否かを判定する。4WD用変速線フラグTIS4FLGがONの場合にはステップS310にて、4WD用シフトスケジュールを選択する。4WD用変速線フラグTIS4FLGがOFFの場合にはステップS320にて通常の4WD用シフトスケジュール(2WD用の変速線)を選択する。
ステップS340では、選択したシフトスケジュール(変速線図)のデータに基づき、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、目標変速比を決定し、その目標変速比に対応するシフト指令を変速機4に出力する。
ステップS360では、選択したシフトスケジュール(変速線図)のデータを参照して、アクセル開度(若しくはスロットルバルブ開度)と車速の基づき、ロックアップとする状態か否かを判定する。
ロックアップ状態の場合にはステップS370に移行して、ロックアップ指令を出力した後に復帰する。ロックアップ状態でない場合にはステップS380に移行する。
ステップS380では、ロックアップ解除指令を出力して復帰する。
低μ路や発進時などにおいて、駆動輪が加速スリップすると、発電機の電力をモータに供給し、モータの駆動トルクによって従駆動輪を駆動する。すなわち4WD状態(モータ駆動状態)となる。また、駆動輪の加速スリップが収まると、モータ駆動が停止して2WD状態となる。
本実施形態では、上記4WD状態(モータ駆動状態)となると、ロックアップクラッチの締結(ロックアップ状態と呼ぶ)を禁止し、また、ロックアップ状態の場合には、クラッチの締結を解除する。更に、シフトモジュールを高速側に変更することで、低速では変速し難い状態とする。
図15にタイムチャート例を示す。
このタイムチャート例では、発進時及びスリップ時に4WD状態(四駆状態)となる例である。
ここで、ステップS100は、モータ駆動状態判定手段を構成する。ステップS110,ステップS350は、ロックアップ禁止手段を構成する。ステップS180〜ステップS210は、下限値設定手段を構成する。ステップS120、ステップS170,ステップS300〜ステップS320は、シフトスケジュール変更手段を構成する。
(1)モータ駆動状態判定手段は、発電機の電力によってモータを駆動して従駆動輪に駆動トルクを伝達しているモータ駆動状態か否かを判定する。ロックアップ禁止手段は、 上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づきモータ駆動状態と判定すると、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止する。
モータで従駆動輪に対して駆動トルクを発生している4輪駆動状態等のモータ駆動状態では、ロックアップを禁止する。この結果、ロックアップによる主駆動源の回転速度が低下することを防止する。これによって、発電機の発電量を適正値に確保することができ、モータの駆動トルク制御を適正に行うことができる。
このことは、発進時およびスリップ発生時(低μ路など)などの4駆走行領域では、発進時および低μ路の走行性を向上させるため、ロックアップクラッチの締結よりも4駆走行を優先させることになる。
4WD状態(4駆)から2WD状態(2駆)への切換時のエンジン回転の落ち込みを、違和感のないレベルに抑えることができる。すなわち、走行モードの切換時のショックを減らすことができる。
スロットル開度TVOが大きいときに回転数変化率の下限値を小さくする。つまり、スロットル開度TVOが小さいときほど、4WD状態(4駆)から2WD状態(2駆)への切換時のエンジン回転数の落ち込みを小さくする。この結果、より適切に4駆から2駆への切換時のエンジン回転の落ち込みを違和感のないレベルに抑えることができる。
ロックアップクラッチを解放することでエンジンの回転数を上昇させるためのイナーシャを小さくすることができる。このため、2駆から4駆への切換時に、先にロックアップクラッチを解放することで、モータ駆動に必要なエンジン回転数までより早く上昇させることができる。四駆状態への応答性が向上する。
(1)上記実施形態では、ステップS140で、ロックアック禁止を解除した後に、ステップS170で、2WD用のシフトスケジュールに変更している。これに限定しない。図16に示すように、ロックアック禁止を解除をステップS150の後のステップS155で行っても良い。
すなわち、シフトスケジュール変更手段は、上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更する。そして、上記モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行するときに、上記シフトスケジュール変更手段により変更されたシフトスケジュールを元に戻した後、上記ロックアップ禁止手段による締結状態の禁止を解除する。
また、シフトスケジュール切換後に、ロックアップクラッチを締結状態にする。これによって、ロックアップクラッチが非締結状態でシフトスケジュールを変更する事となる。この結果、変速による車両加速度の変化が滑らかになる。
また、シフトスケジュールの変更後、つまりハイ側の変速比へ変速した後にロックアップクラッチを締結するため、ロックアップクラッチ締結時のショックを低減できる。
(2)モータは交流モータであっても良い。また、モータへの電力供給として発電機の他にバッテリを有していても良い。
(3)変速機として有段の自動変速機を例示したが、無断変速機(CVT)であっても良い。無断変速機(CVT)の変速線図(シフトスケジュール)を図17に示す。
1RL,1RR 後輪
2 エンジン
3 モータ
4 変速機
7 発電機
8 4WDコントローラ
8A 発電機制御部
8B リレー制御部
8C モータ制御部
8D クラッチ制御部
8E 余剰トルク演算部
8F 目標トルク制限部
8G 余剰トルク変換部
8T 変速制御部
41 変速機コントローラ
LimΔN 下限目標回転数
LUOFF ロックアップ禁止フラグ
TIS4FLG 4WD用変速線フラグ
TKeep 変速保持フラグ
TVO スロットル開度
Claims (7)
- 主駆動輪を駆動する主駆動源と、主駆動源から主駆動輪へのトルク伝達経路に介装されロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機と、主駆動源で駆動される発電機と、少なくとも上記発電機の電力によって駆動されるモータと、モータに駆動される従駆動輪と、を備えた車両の駆動力制御装置において、
上記発電機の電力によってモータを駆動して従駆動輪に駆動トルクを伝達しているモータ駆動状態か否かを判定するモータ駆動状態判定手段と、
上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づきモータ駆動状態と判定すると、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止するロックアップ禁止手段と、
を備えることを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 上記モータ駆動状態判定手段の判定に基づき、モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行する際における、主駆動源の回転数変化率の制限値を設定する下限値設定手段を、備え、下限値設定手段が設定する制限値以下に主駆動源の回転数変化率がなってから変速の変更を許可することを特徴とする請求項1に記載した車両の駆動力制御装置。
- 上記主駆動源は内燃機関であり、
上記下限値設定手段は、スロットル開度が大きいほど回転数変化率の制限値が小さくなるように設定することを特徴とする請求項2に記載した車両の駆動力制御装置。 - 上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更するシフトスケジュール変更手段を備え、
上記モータ駆動状態からモータ駆動状態で無い状態へ移行するときに、上記シフトスケジュール変更手段により変更されたシフトスケジュールを元に戻した後、上記ロックアップ禁止手段による締結状態の禁止を解除することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した車両の駆動力制御装置。 - 上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更するシフトスケジュール変更手段を備え、
モータ駆動状態で無い状態からモータ駆動状態に移行するときに、上記ロックアップ禁止手段によりロックアップクラッチを解放状態とした後に、上記シフトスケジュール変更手段によりシフトスケジュールを変更することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した車両の駆動力制御装置。 - 主駆動源の駆動トルクを、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備える変速機を介して主駆動輪に伝達すると共に、上記主駆動源で駆動される発電機の電力によって駆動されるモータによって従駆動輪を駆動可能に構成した車両の駆動力制御方法において、
上記発電機の電力によってモータを駆動しているモータ駆動状態では、上記ロックアップクラッチの締結状態を禁止することを特徴とする車両の駆動力制御方法。 - 上記モータ駆動状態になると、変速機のシフトスケジュールを高回転側に変更することを特徴とする請求項6に記載した車両の駆動力制御方法。
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