JP2002194303A - 表面離型性粘着フィルム - Google Patents

表面離型性粘着フィルム

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JP2002194303A
JP2002194303A JP2000398557A JP2000398557A JP2002194303A JP 2002194303 A JP2002194303 A JP 2002194303A JP 2000398557 A JP2000398557 A JP 2000398557A JP 2000398557 A JP2000398557 A JP 2000398557A JP 2002194303 A JP2002194303 A JP 2002194303A
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crystal polyester
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JP2000398557A
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Takazo Yamaguchi
登造 山口
Hiroaki Kumada
浩明 熊田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた耐熱性、耐水性、水蒸気バリア性等を有
する表面離型性粘着フィルムを提供する。 【解決手段】支持基材の一方の表面に離型層を有し、か
つ、もう一方の表面に粘着層を有する表面離型性粘着フ
ィルムであって、該基材が、溶融時に光学的異方性を示
す液晶ポリマーからなるフィルムであることを特徴とす
る表面離性粘着フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持基材の一方の
表面に離型層を有し、かつ、もう一方の表面に粘着層を
有する表面離型性粘着フィルムに関し、詳しくは、支持
基材が、溶融時に光学的異方性を示す液晶ポリマーから
なるフィルムであることを特徴とする表面離性粘着フィ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】表面離型性粘着フィルムは、樹脂の押出
加工工程におけるロールの保護フィルム、樹脂の溶融途
工工程におけるガイドロールの保護フィルムなどとして
使用されている。そして、表面離型性粘着フィルムとし
ては、例えば、テフロン(登録商標)シートを支持基材
とし、その片面に粘着層を有するもの、ポリエチレンテ
レフタレートなどの熱可塑性樹脂フィルムを支持基材と
し、この一方の表面に離型層を、もう一方の表面に粘着
層を有するものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テフロ
ンシートを支持基材としたものはテフロンそのものが離
型性を有するため、粘着性の強い特殊な粘着剤を使用せ
ざるを得ず、このために、使用後の剥離作業に労力を要
するという工業上の問題があった。一方、ポリエチレン
テレフタレートなどの熱可塑性樹脂フィルムを支持基材
としたものは、耐熱性、耐水性、水蒸気バリア性等の観
点から十分ではないという実用上の問題があった。
【0004】本発明者らは、かかる現状に鑑み、優れた
耐熱性、耐水性、水蒸気バリア性等を有する表面離型性
粘着フィルムを見出すべく、その支持基材について鋭意
検討を重ねた結果、支持基材として、溶融時に光学的異
方性を示す液晶ポリマーからなるという特定のフィルム
を使用することによりその目的を達成し得ることを見出
し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、支持
基材の一方の表面に離型層を有し、かつ、もう一方の表
面に粘着層を有する表面離型性粘着フィルムであって、
該基材が、溶融時に光学的異方性を示す液晶ポリマーか
らなるフィルムであることを特徴とする実用性に優れた
表面離性粘着フィルムを提供するものである。
【0006】なお、本発明において、片面離型粘着フィ
ルムとは、支持基材と離型剤、粘着剤を含むものを示
し、テープ、シートなどのようにその形状等により名称
が異なったものも含むものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明で用いる溶融時に光学的異方性を示す液晶
ポリマーとしては、例えば全芳香族系もしくは半芳香族
系の、ポリエステル、ポリエステルイミド、ポリエステ
ルアミドなどや、それらを含有する樹脂組成物などが挙
げられる。好ましくは液晶ポリエステルやそれを含有す
る樹脂組成物であり、さらに好ましくは全芳香族系液晶
ポリエステルやそれを含有する樹脂組成物である。
【0008】ここでいう液晶ポリエステルは、サーモト
ロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエステルである。
その代表例としたは、例えば、(1)芳香族ジカルボン
酸と芳香族ジオールと芳香族ヒドロキシカルボン酸とを
反応させて得られるもの、(2)異種の芳香族ヒドロキ
シカルボン酸の組み合わせを反応させて得られるもの、
(3)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールとを反応さ
せて得られるもの、(4)ポリエチレンテレフタレート
などのポリエステルに芳香族ヒドロキシカルボン酸を反
応させて得られるもの、などが挙げられ、通常、400
℃以下の温度で異方性溶融体を形成するものである。な
お、これらの芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール及び
芳香族ヒドロキシカルボン酸の代わりに、それらのエス
テル誘導体が使用されることもある。さらに、これらの
芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール及び芳香族ヒドロ
キシカルボン酸は、芳香族部分がハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基等で置換されたものが使用されること
もある。
【0009】該液晶ポリエステルの繰返し構造単位とし
ては、下記の芳香族ジカルボン酸に由来する繰返し構
造単位、芳香族ジオールに由来する繰返し構造単位、
芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する繰返し構造単
位を例示することができるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0010】芳香族ジカルボン酸に由来する繰り返し
構造単位:
【0011】これらの各構造単位における芳香環は、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アリール基等で置換されてい
てもよい。
【0012】芳香族ジオールに由来する繰返し構造単
位: これらの各構造単位における芳香環は、ハロゲン原子、
アルキル基、アリール基等で置換されていてもよい。
【0013】芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する
繰返し構造単位: これらの各構造単位における芳香環は、ハロゲン原子、
アルキル基、アリール基等で置換されていてもよい。
【0014】耐熱性、機械的特性、加工性のバランスか
ら特に好ましい液晶ポリエステルは、 なる繰り返し構造単位を含むものであり、さらに好まし
くはこのような繰り返し構造単位を少なくとも全体の3
0モル%以上含むものである。具体的には繰り返し構造
単位の組み合わせが下記(I)〜(VI)のいずれかのも
のが好ましい。また、防湿性の観点からは(IV)以外
の、全芳香族ポリエステルタイプがさらに好ましい。
【0015】(I)
【0016】(II)
【0017】(III)
【0018】(IV)
【0019】(V)
【0020】(VI)
【0021】上記(I)〜(VI)における組合せの液晶
ポリエステルは、例えば特公昭47−47870号公
報、特公昭63−3888号公報、特公昭63−389
1号公報、特公昭56−18016号公報、特開平2−
51523号公報などに記載の方法に準拠して製造し得
る。これらの中で好ましい組合せとしては(I)、(I
I)または(IV)、さらに好ましくは(I)または(I
I)が挙げられる。
【0022】本発明において、高い耐熱性が要求される
分野には、下記の繰り返し単位(a’)が30〜80モ
ル%、繰り返し単位(b’)が0〜10モル%、繰り返
し単位(c’)が10〜25モル%、繰り返し単位
(d’)が10〜35モル%からなる液晶ポリエステル
が好ましく使用される。
【0023】 (式中、Arは2価の芳香族基を示す。) 繰り返し単位(d’)における2価の芳香族基は、上述
の芳香族ジオールにおける2価の芳香族基が好ましく、
特に高い耐熱性が要求される用途には全芳香族のジオー
ルが好ましい。
【0024】本発明の片面離型性粘着フィルムにおい
て、環境問題等の見地から使用後の焼却などの廃棄の容
易さが求められる分野には、ここまで挙げたそれぞれに
要求される分野の好ましい組み合わせの中で特に炭素、
水素、酸素のみの元素からなる組み合わせによる液晶ポ
リエステルが特に好ましく使用される。また成形加工
性、得られるフィルムの性能の点から、本発明において
は(A)液晶ポリエステルを連続相とし(B)液晶ポリ
エステルと反応性を有する官能基を有する共重合体を分
散相とする液晶ポリエステル樹脂組成物を用いることが
さらに好ましい。
【0025】上記の液晶ポリエステル樹脂組成物に用い
られる成分(B)は、液晶ポリエステルと反応性を有す
る官能基を有する共重合体である。このような液晶ポリ
エステルと反応性を有する官能基としては、液晶ポリエ
ステルと反応性を有すれば何でもよく、具体的には、オ
キサゾリル基やエポキシ基、アミノ基等が挙げられる。
好ましくは、エポキシ基である。エポキシ基等は他の官
能基の一部として存在していてもよく、そのような例と
しては例えばグリシジル基が挙げられる。
【0026】共重合体(B)において、このような官能
基を共重合体中に導入する方法としては特に限定される
ものではなく、周知の方法で行うことができる。例えば
共重合体の合成段階で、該官能基を有する単量体を共重
合により導入することも可能であるし、共重合体に該官
能基を有する単量体をグラフト共重合することも可能で
ある。
【0027】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する単量体、中でもグリシジル基を含有する単量体
が好ましく使用される。グリシジル基を含有する単量体
としては、例えば下記一般式 (式中、Rは、エチレン系不飽和結合を有する炭素数2
〜13の炭化水素基を表し、Xは、−C(O)O−、−C
2−O−または を表す。)で示される不飽和カルボン酸グリシジルエス
テル、不飽和グリシジルエーテルが好ましく用いられ
る。
【0028】ここで、不飽和カルボン酸グリシジルエス
テルとしては、例えばグリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、イタコン酸ジグリシジルエステ
ル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエステル、p
−スチレンカルボン酸グリシジルエステルなどを挙げる
ことができる。
【0029】不飽和グリシジルエーテルとしては、例え
ばビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテ
ル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、メタクリル
グリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテ
ル等が例示される。
【0030】上記の液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基を有する共重合体(B)は、好ましくは、不飽和
カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不飽
和グリシジルエーテル単位を0.1〜30重量%含有す
る共重合体である。
【0031】好ましくは、上記の液晶ポリエステルと反
応性を有する官能基を有する共重合体(B)は、結晶の
融解熱量が3J/g未満の共重合体である。また共重合
体(B)としては、ムーニー粘度が3〜70のものが好
ましく、3〜30のものがさらに好ましく、4〜25の
ものが特に好ましい。ここでいうムーニー粘度は、JI
S K6300に準じて100℃ラージローターを用い
て測定した値をいう。これらの範囲外であると、組成物
の熱安定性や柔軟性が低下する傾向にあり好ましくな
い。
【0032】また、上記の液晶ポリエステルと反応性を
有する官能基を有する共重合体(B)は、熱可塑性樹脂
であってもゴムであってもよいし、熱可塑性樹脂とゴム
の混合物であってもよい。該液晶ポリエステル樹脂組成
物を用いて得られるフィルムまたはシート等の成形体の
熱安定性や柔軟性が優れるゴムがより好ましい。
【0033】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
をゴム中に導入する方法としては、特に限定されるもの
ではなく、周知の方法で行うことができる。例えばゴム
の合成段階で、該官能基を有する単量体を共重合により
導入することも可能であるし、ゴムに該官能基を有する
単量体をグラフト共重合することも可能である。
【0034】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有する共重合体(B)の具体例としてのエポキシ基を
有するゴムとしては、(メタ)アクリル酸エステル−エ
チレン−(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび
/または不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムを挙
げることができる。
【0035】ここで(メタ)アクリル酸エステルとは、
アクリル酸またはメタクリル酸とアルコールから得られ
るエステルである。アルコールとしては、炭素原子数1
〜8のアルコールが好ましい。(メタ)アクリル酸エス
テルの具体例としては、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメ
タクリレート、tert−ブチルアクリレート、ter
t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレートなどを挙げ
ることができる。なお、(メタ)アクリル酸エステルと
しては、その一種を単独で使用してもよく、または二種
以上を併用してもよい。
【0036】本発明における共重合体ゴムにおいて、
(メタ)アクリル酸エステル単位が好ましくは40重量
%を超え97重量%未満、さらに好ましくは45〜70
重量%、エチレン単位が好ましくは3重量%以上50重
量%未満、さらに好ましくは10〜49重量%、不飽和
カルボン酸グリシジルエーテル単位および/または不飽
和グリシジルエーテル単位が好ましくは0.1〜30重
量%、さらに好ましくは0.5〜20重量%である。上
記の範囲外であると、得られるフィルムまたはシート等
の成形体の熱安定性や機械的性質が不十分となる傾向に
あり好ましくない。
【0037】該共重合体ゴムは、通常の方法、例えばフ
リーラジカル開始剤による塊状重合、乳化重合、溶液重
合などによって製造することができる。なお、代表的な
重合方法は、特公昭46−45085号公報、特開昭6
1−127709号公報などに記載された方法であり、
フリーラジカルを生成する重合開始剤の存在下、圧力5
00kg/cm2以上、温度40〜300℃の条件によ
り製造することができる。
【0038】共重合体(B)に使用できるゴムとして他
には、液晶ポリエステルと反応性を有する官能基を有す
るアクリルゴムや、液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−共役ジエ
ン化合物ブロック共重合体ゴムも例示することができ
る。
【0039】ここでいうアクリルゴムとして好ましく
は、一般式(1)〜(3) CH2=CH−C(O)−OR1 (1) CH2=CH−C(O)−OR2OR3 (2) CH2=CR4H−C(O)−O(R5(C(O)O)nR6 (3) (式中、R1は炭素原子数1〜18のアルキル基または
シアノアルキル基を示す。R2は炭素原子数1〜12の
アルキレン基を、R3は炭素原子数1〜12のアルキル
基を示す。R4は水素原子またはメチル基、R5は、炭素
原子数3〜30のアルキレン基、R6は炭素原子数1〜
20のアルキル基またはその誘導体、nは1〜20の整
数を示す。)で表される化合物から選ばれる少なくとも
1種の単量体を主成分とするものである。
【0040】上記一般式(1)で表されるアクリル酸ア
ルキルエステルの具体例としては、例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、ヘキシル
アクリレート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、シアノエチルアクリレ
ートなどを挙げることができる。
【0041】また、上記一般式(2)で表されるアクリ
ル酸アルコキシアルキルエステルとしては、例えばメト
キシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、エトキシプロピルア
クリレートなどを挙げることができる。これらの一種ま
たは二種以上を該アクリルゴムの主成分として用いるこ
とができる。
【0042】このようなアクリルゴムの構成成分とし
て、必要に応じて上記の一般式(1)〜(3)で表され
る化合物から選ばれる少なくとも一種の単量体と共重合
可能な不飽和単量体を用いることができる。このような
不飽和単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、アクリロニトリル、ハロゲン化スチレン、メタク
リロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビ
ニルナフタレン、N−メチロールアクリルアミド、酢酸
ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ベンジルアクリ
レート、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイ
ン酸などが挙げられる。
【0043】液晶ポリエステルと反応性を有する官能基
を有するアクリルゴムの好ましい構成成分比は、上記の
一般式(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少
なくとも一種の単量体40〜99.9重量%、不飽和カ
ルボン酸グリシジルエステルおよび/または不飽和グリ
シジルエーテル0.1〜30重量%、上記の一般式
(1)〜(3)で表される化合物から選ばれる少なくと
も一種の単量体と共重合可能な不飽和単量体0〜30重
量%である。該アクリルゴムの構成成分比が上記の範囲
内であると、組成物の耐熱性や耐衝撃性、成形加工性が
良好であり好ましい。
【0044】該アクリルゴムの製法は特に限定するもの
ではなく、例えば特開昭59−113010号公報、特
開昭62−64809号公報、特開平3−160008
号公報、あるいはWO95/04764などに記載され
ているような周知の重合法を用いることができ、ラジカ
ル開始剤の存在下で乳化重合、懸濁重合、溶液重合ある
いはバルク重合で製造することができる。
【0045】前記液晶ポリエステルと反応性を有する官
能基を有するビニル芳香族炭化水素化合物−共役ジエン
化合物ブロック共重合体ゴムとしては、例えば(a)ビ
ニル芳香族炭化水素化合物を主体とするシーケンスと
(b)共役ジエン化合物を主体とするシーケンスからな
るブロック共重合体をエポキシ化して得られるゴム、該
ブロック共重合体の水添物をエポキシ化して得られるゴ
ム等が挙げられる。
【0046】ここでビニル芳香族炭化水素化合物として
は、例えば、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベン
ゼン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニ
ルナフタレンなどを挙げることができ、中でもスチレン
が好ましい。共役ジエン化合物としては、例えば、ブタ
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、3−ブチ
ル−1,3−オクタジエンなどを挙げることができ、ブ
タジエンまたはイソプレンが好ましい。
【0047】かかるビニル芳香族炭化水素化合物−共役
ジエン化合物ブロック共重合体またはその水添物は、周
知の方法で製造することができ、例えば、特公昭40−
23798号公報、特開昭59−133203号公報等
に記載されている。
【0048】共重合体(B)として用いるゴムとして好
ましくは、(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムが用いられ
る。
【0049】共重合体(B)として用いるゴムは、必要
に応じて加硫を行い、加硫ゴムとして用いることができ
る。上記の(メタ)アクリル酸エステル−エチレン−
(不飽和カルボン酸グリシジルエステルおよび/または
不飽和グリシジルエーテル)共重合体ゴムの加硫は、例
えば多官能性有機酸、多官能性アミン化合物、イミダゾ
ール化合物などを用いることで達成されるが、これらに
限定されるものではない。
【0050】一方、液晶ポリエステルと反応性を有する
官能基を有する共重合体(B)の具体例としてのエポキ
シ基を有する熱可塑性樹脂としては、(a)エチレン単
位が50〜99重量%、(b)不飽和カルボン酸グリシ
ジルエステル単位および/または不飽和グリシジルエー
テル単位が0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜2
0重量%、(c)エチレン系不飽和エステル化合物単位
が0〜50重量%からなるエポキシ基含有エチレン共重
合体を挙げることができる。
【0051】エチレン系不飽和エステル化合物(c)と
しては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル等のカルボン酸ビニルエステル、α,β−不飽和カル
ボン酸アルキルエステル等が挙げられる。特に酢酸ビニ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好ましい。
【0052】該エポキシ基含有エチレン共重合体の具体
例としては、たとえばエチレン単位とグリシジルメタク
リレート単位からなる共重合体、エチレン単位とグリシ
ジルメタクリレート単位およびアクリル酸メチル単位か
らなる共重合体、エチレン単位とグリシジルメタクリレ
ート単位およびアクリル酸エチル単位からなる共重合
体、エチレン単位とグリシジルメタクリレート単位およ
び酢酸ビニル単位からなる共重合体等が挙げられる。
【0053】該エポキシ基含有エチレン共重合体のメル
トインデックス(以下、MFRということがある。JI
S K6760、190℃、2.16kg荷重)は、好
ましくは0.5〜100g/10分、さらに好ましくは
2〜50g/10分である。メルトインデックスはこの
範囲外であってもよいが、メルトインデックスが100
g/10分を越えると組成物にした時の機械的物性の点
で好ましくなく、0.5g/10分未満では成分(A)
の液晶ポリエステルとの相溶性が劣り好ましくない。
【0054】また、該エポキシ基含有エチレン共重合体
は、曲げ剛性率が10〜1300kg/cm2の範囲の
ものが好ましく、20〜1100kg/cm2のものが
さらに好ましい。曲げ剛性率がこの範囲外であると組成
物の成形加工性や機械的性質が不十分となる傾向があ
る。
【0055】該エポキシ基含有エチレン共重合体は、通
常不飽和エポキシ化合物とエチレンをラジカル発生剤の
存在下、500〜4000気圧、100〜300℃で適
当な溶媒や連鎖移動剤の存在下または不存在下に共重合
させる高圧ラジカル重合法により製造される。また、ポ
リエチレンに不飽和エポキシ化合物およびラジカル発生
剤を混合し、押出機の中で溶融グラフト共重合させる方
法によっても製造しえる。
【0056】本発明における液晶ポリエステル樹脂組成
物は、前記のような(A)液晶ポリエステルを連続相と
し、前記のような(B)液晶ポリエステルと反応性を有
する官能基を有する共重合体を分散相とする樹脂組成物
であることが好ましい。液晶ポリエステルが連続相でな
い場合には、液晶ポリエステル樹脂組成物からなるフィ
ルムのガスバリア性、耐熱性などが著しく低下する傾向
にある。
【0057】このような官能基を有する共重合体と液晶
ポリエステルとの樹脂組成物においては、機構の詳細は
不明ではあるが、該組成物の成分(A)と成分(B)と
の間で反応が惹起され、成分(A)が連続相を形成する
とともに成分(B)が微細分散し、そのために該組成物
の成形性が向上するものと考えられる。
【0058】上記の液晶ポリエステル樹脂組成物の一実
施態様は、(A)液晶ポリエステル56〜99.9重量
%、好ましくは65〜99.9重量%、さらに好ましく
は70〜98重量%、および(B)液晶ポリエステルと
反応性を有する官能基を有する共重合体44〜0.1重
量%、好ましくは35〜0.1重量%、さらに好ましく
は30〜2重量%を含有する樹脂組成物である。成分
(A)が56重量%未満であると該組成物から得られる
フィルムの水蒸気バリア性、耐熱性が低下する傾向があ
る。また、成分(A)が99.9重量%を超えると該組
成物の成形加工性が低下する傾向があり、また価格的に
も高価なものとなる。
【0059】このような液晶ポリエステル樹脂組成物を
製造する方法としては周知の方法を用いることができ
る。たとえば、溶液状態で各成分を混合し、溶剤を蒸発
させるか、溶剤中に沈殿させる方法が挙げられる。工業
的見地からみると溶融状態で上記組成の各成分を混練す
る方法が好ましい。溶融混練には一般に使用されている
一軸または二軸の押出機、各種のニーダー等の混練装置
を用いることができる。特に二軸の高混練機が好まし
い。溶融混練に際しては、混練装置のシリンダー設定温
度は、用いる液晶ポリエステルの流動温度以上、通常2
00〜360℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは2
30〜350℃である。
【0060】混練に際しては、各成分は、予めタンブラ
ーもしくはヘンシェルミキサーのような装置で各成分を
均一に混合してもよいし、必要な場合には混合を省き、
混練装置にそれぞれ別個に定量供給する方法も用いるこ
とができる。
【0061】本発明に使用する液晶ポリマーには、必要
に応じて、さらに、有機充填剤、酸化防止剤、熱安定
剤、光安定剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、無機または
有機系着色剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面
平滑剤、表面光沢改良剤、フッ素樹脂などの離型改良剤
などの各種の添加剤を製造工程中あるいはその後の加工
工程において添加することができる。
【0062】本発明は、支持基材として、上記のような
液晶ポリマーを使用するものであるが、液晶ポリマー
は、同時に二軸延伸可能なインフレーション成膜による
ものが好ましい。すなわち、液晶ポリマーは、環状スリ
ットのダイを備えた溶融混練押出機に供給され、シリン
ダー設定温度は、用いる液晶ポリエステルの流動温度以
上、好ましくは200〜360℃、さらに好ましくは2
30〜350℃で溶融混練される。次に、押出機の環状
スリットから上方または下方へ溶融樹脂が押出され、筒
状フィルムとなる(この方向(長手方向)がMD方向で
あり、フィルム面内でそれに直行する方向がTD方向で
ある)。環状スリット間隔は、通常0.1〜5mm、好
ましくは0.5〜2mm、環状スリットの直径は、通常
20〜1000mm、好ましくは50〜300mmであ
る。
【0063】インフレーション成形(成膜)において、
好ましいブロー比は、通常1.5〜10、好ましいMD
延伸倍率は、1.5〜40である。 インフレーション
成膜時の設定条件が上記の範囲外であると、厚さが均一
でしわの無い高強度のフィルムを得るのが困難となる傾
向がある。膨張させたフィルムは、その円周を空冷ある
いは水冷させた後、ニップロールを通過させて引き取
る。
【0064】インフレーション成膜に際しては、組成物
の性質に応じて、筒状の溶融体フィルムが均一な厚みで
表面平滑な状態に膨張するような条件を選択することが
できる。インフレーション成膜以外の方法であると、フ
ィルムが二軸延伸されず強度が低下するけいこうにあ
り、別の方法で逐次二軸延伸しても製法にコストがかか
りすぎることがある。
【0065】本発明における支持基材である溶融時に光
学的異方性を示す液晶ポリマーからなるフィルムは、M
D方向の引張り弾性率が大きく、寸法安定性に優れたも
のが得られる。該引張弾性率は、好ましくは1500k
gf/mm以上であり、さらに好ましくは1800kg
f/mm以上である。また該フィルムの常用耐熱温度
は、好ましくは140℃以上であり、さらに好ましくは
160℃以上である。ここで、常用耐熱温度とは、MD
方向の引張破断強度が半分になる時間が40000時間
である温度を示す。また該フィルムの吸水率は、好まし
くは0.2%以下であり、さらに好ましくは0.1%以
下である。 吸水率が大きいと、粘着加工、離型加工の
際の基材乾燥が、高温および長時間になるころがあるた
め好ましくない。また、該フィルムを高温下で使用する
際に、基材に含まれていた水分の急激な蒸発により、発
泡などを生じ、離型性、粘着性を損なうことがあり好ま
しくない。該フィルムの水蒸気透過度は、好ましくは
1.0g/m2・24hr以下であり、さらに好ましく
は0.8g/m2・24hr以下である。 水蒸気透過度
が大きいと、高湿度下で水分が粘着剤がわに浸透し粘着
性が低下することがある。また該フィルムのはんだ耐熱
温度が250℃以上であることが好ましく、280℃以
上であることがより好ましい。ここで、はんだ耐熱温度
は、加熱したハンダ浴に10秒間フィルムを浸漬し、収
縮、熱分解による発泡が認められない上限の温度を示
す。
【0066】本発明における支持基材である溶融時に光
学的異方性を示す液晶ポリマーからなるフィルムの表面
自由エネルギーは、35dyne/cm以上であることが好ま
しい。それ未満であると、粘着剤の支持基材への塗布に
ムラが生じたり、粘着テープを塗装板、樹脂、金属、木
材などに長時間粘着させた場合に、粘着剤が被着体の方
に転着したり、貼付跡が残ることがある。得られた液晶
ポリマーフィルムの表面自由エネルギーが35dyne/cm
未満であった場合には、コロナ処理などの表面処理をし
てもよい。
【0067】本発明の表面離型性粘着フィルムは、溶融
時に光学的異方性を示す液晶ポリマーからなるフィルム
と離型層、粘着層を含むものであり、前記の液晶ポリマ
ーからなるフィルムの片面に離型剤を、また、もう一方
の面に粘着剤を積層することにより得られる。
【0068】ここで、離型層を形成する方法としては、
既に離型性を有する紙またはフィルムを支持基材である
フィルムに接着剤を用いて貼り合せても良いし、また液
体状の離型性を有する物質を直接塗工し、その後該物質
を硬化させてもよいし、また離型性を有する物質の溶液
または分散液を支持基材フィルム状に直接塗工すること
で製造することができる。中でも加工の容易さ、フィル
ム構成材数を低減し、薄膜化、均質化できることから、
支持基材に直接離型性を有する物質、またはその溶液、
分散液を塗布する方法が好適に用いられる。
【0069】本発明の表面離型性粘着フィルムに使用す
る離型剤としては、シリコーン樹脂系、ポリオレフィン
系、アルキド樹脂系、長鎖アルキル基含有樹脂系、フッ
素樹脂系など、一般的に用いられるものならば特に制限
はないが、剥離力の調整が容易なことから特にシリコー
ン樹脂系が好適に用いられる。
【0070】またシリコーン樹脂系離型剤としては溶剤
型、エマルジョン型、無溶媒型のいずれか一つもしく
は、複数を組み合せても用いることができ、特に反応性
シリコーン樹脂系を用いる場合、その反応形式として縮
合型、付加型、紫外線、電子線硬化型のいずれか一つも
しくは、複数を組み合せても使用できる。特に硬化反応
にさいし、熱エネルギーを必要としないこと、溶剤を使
わずに加工でき、その結果作業環境保全のための経済負
荷を小さくできることなどから無溶剤型が好適に用いら
れる。
【0071】また紫外線硬化の反応形式としてはカチオ
ン重合型、ラジカル重合型、ラジカル付加型などの形式
があり、いずれか一つもしくは、複数を組み合せても使
用できるが、空気中でも酸素による硬化阻害が少ないこ
となどからカチオン重合型が特に好適に用いられる。
【0072】本発明の支持基材フィルムである液晶ポリ
マーは耐溶剤性にも優れるため、構成成分として、離型
性を発現させるための反応性シリコーンポリマーの他
に、離型抵抗、離型速度依存性をコントロールする為の
添加剤、および官能基量の異なる反応性ポリマー、架橋
剤、反応遅延剤、溶剤、触媒等を適宜添加しても差し支
えない。
【0073】また、本発明に用いられる無溶剤型シリコ
ーン系離型剤は、主鎖に−SiOR 2−を繰り返し単位
とする直鎖シロキサン構造を有しているものが通常使用
される。ここでRは例えば水素、アルキル基、フェニル
基、ハロゲン基、アルコキシ基、カルボキシル基、カル
ビノール基、メルカプト基、アラルキル基、フルオロア
ルキル基、アミノ基、アシロキシ基などがあげられる。
また同じくRに紫外線または電子線による硬化を起こさ
せるためにビニル基、メルカプト基、アクリル基、エポ
キシ基、メタクリル基、等、紫外線または電子線で架橋
反応を起こしうる官能基をいずれか一つもしくは、複数
を組み合せて含有することもできる。また架橋反応を促
進させる目的で光カチオン触媒などの硬化触媒を用いる
ことができる。
【0074】本発明の離型層の離型性能を向上させるた
め、離型層にガラスビーズなどの充填剤を加えることも
出来る。
【0075】本発明の粘着層に使用する粘着剤として
は、特に限定はないが、一般的に知られる、アクリル
系、ゴム系、シリコーン系などを用いることができる。
塗布の方法としては、特に制限はないが、たとえば、ア
クリル系についてはエマルション型、ソルベント型、ゴ
ム系についてはエマルション型、ソルベント型、ホット
メルト型、さらにシリコーン系についてはソルベント型
が主に用いられる。
【0076】ここでアクリル系粘着剤としては、その構
成成分として、粘着性を発現させるための主モノマー、
凝集力を高めるコモノマー、接着力の向上および架橋剤
と反応させるための官能基を有するモノマーの共重合体
が挙げられ、架橋剤を用いて架橋させることもできる。
【0077】主モノマーとしては、たとえば、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−オク
チルなど、アルキル基の炭素数が2〜14のアクリル酸
アルキルエステルや、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸n−オクチルなど、アルキル基の炭素数が4〜1
4のメタクリル酸アルキルエステルが挙げられ、二種以
上を組み合わせて用いてもよい。
【0078】凝集力を高めるためのコモノマーとして
は、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピルなど、アルキル基の
炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル、メタク
リル酸アルキルエステル、さらには、スチレン、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリ
ルアミドなどが挙げられ、これらのうち二種以上を組み
合わせてもよい。本発明の支持基材フィルムである液晶
ポリマーは、耐溶剤性にも優れるため、粘着剤に各種添
加剤を自由に加えることができる。
【0079】さらに、接着性向上、架橋剤との反応のた
め、アクリル酸、メタクリル酸、などのモノカルボン酸
や、マレイン酸、グルタミン酸などの多価カルボン酸や
それらの無水物、さらには、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタクリレートなどのヒド
ロキシ基を有するカルボン酸誘導体などが挙げられ、こ
れらのうち二種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0080】架橋剤としては、一般に、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート、フェノ
ール化合物、アミノ化合物、酸無水物、金属酸化物など
が用いられるが、前記官能基を有するモノマーの種類に
適応するよう適宜選択が可能である。
【0081】また、シリコーン系粘着剤としては、ポリ
マー成分と架橋用樹脂の2つの主要成分からなり、ポリ
マーとしては主に、−SiO(CH32−を繰り返し単
位とするポリマーの長連鎖の末端に残存のシラノール基
(SiOH)を持つ高分子量のポリジメチルシロキサ
ン、またはポリジメチルジフェニルシロキサンが主に用
いられる。また、架橋用樹脂は、3次元シリケート構造
を有しており、末端がトリメチルシロキシ基となってい
る。ポリマー末端のシラノール基と架橋用樹脂成分末端
のトリメチルシロキシ基を適宜反応させ、部分架橋した
ポリシロキサンを得ることができる。部分架橋すること
で、長連鎖部分と架橋部分および末端部とがミクロに相
分離し不連続相となり粘着性を発現すると考えられる。
【0082】シリコーン系粘着剤の粘着力を向上するた
めに、シロキサン架橋密度を高くすることもでき、触媒
として有機過酸化物、アミノシラン、有機酸金属塩など
を用いることができる。
【0083】またゴム系粘着剤としては、天然ゴム系、
スチレン/ブタジエンラテックス系、熱可塑性ゴム系、
ブチルゴムなどが用いられる。
【0084】耐熱性という観点からは、アクリル系粘着
剤、シリコーン系粘着剤が好ましく用いられる。ゴム系
粘着剤は、耐熱性、耐老化性が十分でない場合がある。
また、防湿性という観点からは、シリコーン系粘着剤が
特に好ましく用いられる。
【0085】また、本発明に用いられる粘着層塗布量は
10〜200g/m2が好ましく、より好ましくは、3
0〜80g/m2である。
【0086】また、本発明における離型剤と粘着剤の組
み合わせにおいては、離型剤がシリコーン系の場合は、
粘着剤はアクリル系など、ことなる種別の材料を用いる
ことが好ましい。同系列の材料を用いると、片面離型粘
着フィルムを巻物として使用する際、剥がれにくくなる
ことが有る。
【0087】本発明の表面離型性粘着フィルムにおいて
は、支持基材と粘着層の間に補強層を有することもでき
る。補強層に用いられる補強材としては、粘着剤を塗布
する際に、粘着剤が含浸されうる材質が好ましく用いら
れる。それにより、粘着層中に補強材の一部または全部
がが包埋され、粘着効果が損なわれない。そのような材
質としてたとえば、レーヨン、ポリエステル、ナイロン
等による織布が好ましく用いられる。また、ポリエステ
ル、ナイロン、アラミドなどの不織布も好ましく用いら
れる。さらに、SUS線、銅線など金属繊維からなる織
布や不織布、ガラスなど無機繊維からなる織布、不織布
も好ましく用いられる。織布、不織布の目付け、厚みな
どは、用途毎に必要とされる強度にあわせて選択するこ
とが出来るが、たとえばレーヨン布の場合、好ましい目
付けは、5〜100g/m2、より好ましくは8〜30
g/m2である。
【0088】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0089】尚、表面離型性粘着フィルムの評価は、以
下の方法により実施した。 (1)フィルムの耐熱性の測定法 フィルムを50℃、100℃、150℃、200℃、2
50℃に保った循環オーブン中に入れ、0時間から25
00時間まで500時間毎に取り出して一日恒温恒湿室
(23℃、55%RH)に放置後、MD方向の引張強度
を測定し、強度の時間依存性曲線を得た。そこから、各
温度で0時間での強度に対して半分の強度になる時間を
求め、つぎに、得られた時間(半減時間)を温度に対し
てプロットし、曲線を得て、半減時間40000時間の
場合の温度を常用耐熱温度とした。
【0090】(2)粘着テープの評価法 塗装鉄板に得られた粘着テープを張りつけ、120℃で
20分、循環オーブンに入れ、室温に冷却した後、テー
プを剥がし、粘着剤の塗装鉄板への残留、剥がし跡がな
ければ○、観察されれば×とした。
【0091】(3)離型処理面の評価 水接触角の測定で離型性を評価した。FACE接触角測
定装置(協和界面科学社製、CA−A型)を用い水につ
いて測定し、数字が大きい方が離型性良好であることを
意味する。
【0092】(4)フィルムの水蒸気透過率の測定法 JIS Z0208(カップ法)に準拠して温度35
℃、相対湿度90%の条件で測定した。単位はg/m2
・24hr・1atmである。 なお水蒸気透過率は膜
厚み換算していない。
【0093】参考例1 成分(A)の液晶ポリエステル
(A−1) p−アセトキシ安息香酸8.3kg(60モル)、テレ
フタル酸2.49kg(15モル)、イソフタル酸0.
83kg(5モル)および4,4’−ジアセトキシジフ
ェニル5.45kg(20.2モル)を、櫛型撹拌翼を
もつ重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で撹拌しながら
昇温し330℃で1時間重合させた。この間に副生する
酢酸ガスを冷却管で液化し回収、除去しながら、強力な
撹拌下で重合させた。その後、系を徐々に冷却し、20
0℃で得られたポリマーを系外へ取出した。この得られ
たポリマーを細川ミクロン(株)製のハンマーミルで粉
砕し、2.5mm以下の粒子とした。これを更にロータ
リーキルン中で窒素ガス雰囲気下に280℃で3時間処
理することによって、流動開始温度が324℃の粒子状
の下記繰り返し構造単位からなる全芳香族ポリエステル
を得た。ここで流動開始温度とは、島津製作所製島津フ
ローテスターCFT−500型を用いて、4℃/分の昇
温速度で加熱溶融された樹脂を、荷重100kgf/c
2のもとで、内径1mm、長さ10mmのノズルから
押し出したときに、溶融粘度が48000ポイズを示す
温度(℃)をいう。以下、該液晶ポリエステルをA−1
と略記する。このポリマーは、加圧下で340℃以上で
光学異方性を示した。液晶ポリエステルA−1の繰り返
し構造単位は、次の通りである。
【0094】
【0095】参考例2 成分(A)の液晶ポリエステル
(A−2) p−ヒドロキシ安息香酸16.6kg(12.1モル)
と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸8.4kg(4.5
モル)および無水酢酸18.6kg(18.2モル)を
櫛型撹拌翼付きの重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で
攪拌しながら昇温し、320℃で1時間、そしてさらに
2.0torrの減圧下に320℃で1時間重合させ
た。この間に、副生する酢酸を系外へ留出し続けた。そ
の後、系を除々に冷却し、180℃で得られたポリマー
を系外へ取出した。この得られたポリマーを前記の(A
−1)と同様に粉砕したあと、ロータリーキルン中で窒
素ガス雰囲気下に240℃で5時間処理することによっ
て、流動開始温度が270℃の粒子状の下記繰り返し単
位からなる全芳香族ポリエステルを得た。以下該液晶ポ
リエステルをA−2と略記する。このポリマーは加圧下
で280℃以上で光学異方性を示した。液晶ポリエステ
ルA−2の繰り返し構造単位の比率は次の通りである。
【0096】
【0097】参考例3 成分(B)のゴム 特開昭61−127709号公報の実施例5に記載の方
法に準じて、アクリル酸メチル/エチレン/グリシジル
メタクリレート=59.0/38.7/2.3(重量
比)、ムーニー粘度=15のゴムを得た。以下該ゴムを
B−1と略称することがある。ここでムーニー粘度は、
JIS K6300に準じて100℃、ラージローター
を用いて測定した値である。また、融解熱は0.01J
/gの感度を有するShimazdu社製DSC−50
を用いて、10mgのサンプルにつき、走査温度10℃
/min.で測定した。融点は検出できず、融解熱は測
定できなかった。
【0098】参考例4 粘着剤 アクリル酸n―ブチル97重量部、アクリル酸3重量
部、重合開始剤としてラウロイルパーオキシド0.3重
量部を酢酸エチルに溶解させ、窒素雰囲気中、酢酸エチ
ルの還流温度で14時間反応させアクリル系共重合体を
得た。得られたアクリル系共重合体をふくむ40%酢酸
エチル溶液に、エポキシ系架橋剤0.1重量部を混合し
た粘着剤溶液を得た。以下、これをT−1と呼ぶことが
ある。
【0099】実施例1 A−1 80重量部、およびB−1 20重量部の配合
比で、日本製鋼(株)製TEX−30型二軸押出機を用
い、シリンダー設定温度350℃、スクリュー回転数2
50rpmで溶融混練を行って組成物を得た。この組成
物ペレットは、加圧下で340℃以上で光学的異方性を
示した。得られた組成物をD−2と呼ぶことがある。D
−2を、円筒ダイを備えた60mmφの単軸押出機を用
いてシリンダー設定温度350℃、スクリュー回転数6
0rpmで溶融押出して、直径50mm、リップ間隔
1.0mm、ダイ設定温度348℃の円筒ダイから上方
へ溶融樹脂を押出し、得られた筒状フィルムの中空部へ
乾燥空気を圧入し、膨張させ、次に冷却させたのちニッ
プロールに通してフィルムを得た。ブロー比4.0、ド
ローダウン比20であり、フィルムの実測平均厚みは2
5μmであった。
【0100】また、常用耐熱温度は170℃であった。
また、該フィルムの水蒸気透過度は0.5g/m2・2
4hrと良好であった。このフィルムをF−1と呼ぶこ
とがある。F−1の片面に市販の離型剤(信越シリコー
ン社製X−70タイプ)をオフセットグラビアコーター
を用いて、ラインスピード20m/分の速度で塗工し
た。その後、180℃に加熱して硬化させた。このフィ
ルムをF−2と略称することがある。F−2の離型処理
していない方の面に目付け12.3gのレーヨン布が重
なるように繰り出し、レーヨン布側から、T−1を塗布
して乾燥して粘着層を設け、片面が離型処理、もう一方
の面が粘着処理されたフィルムTF−2を得た。
【0101】塗装鉄板にTP−2を張りつけ、120℃
で20分、循環オーブンに入れ、室温に冷却した後、フ
ィルムを剥がしたところ、粘着剤の塗装鉄板への残留は
○、剥がし跡も○であった。また、テープ外観も良好で
あった。また、離型書裏面の接触角は93°と良好であ
り、200℃で30分処理した後もほとんど変化しなか
った。
【0102】比較例1 市販の25μm厚みPETフィルム(東洋紡エスペッ
ト)このフィルムをF−3と呼ぶことがある。F−3に
実施例1と同様の操作を行い、TF−3を得た。塗装鉄
板にTF−3を張りつけ、120℃で20分、循環オー
ブンに入れ、室温に冷却した後、テープを剥がしたとこ
ろ、粘着剤の塗装鉄板への残留が認められ、剥がし跡も
認められた。また、200℃で30分放置した後接触角
を測ろうとしたところ、フィルムが縮み、測定できなか
った。
【0103】比較例2 離型処理のみを行わない他は、実施例1と同様の操作を
行って、TF―4を得た。TF−4の粘着剤が付いてい
ない方の面の接触角を測定したところ、74°であり、
離型性は不十分であった。
【0104】
【発明の効果】本発明の表面離型性粘着フィルムは、支
持基材が、溶融時に光学的異方性を示す液晶ポリマーか
らなるフィルムであることにより、水蒸気バリア性にす
ぐれ、高い耐熱性、耐水性をもつことから、ガイドロー
ル、保護ロール、金属保護シールなどに好適に用いられ
る。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持基材の一方の表面に離型層を有し、か
    つ、もう一方の表面に粘着層を有する表面離型性粘着フ
    ィルムであって、該基材が、溶融時に光学的異方性を示
    す液晶ポリマーからなるフィルムであることを特徴とす
    る表面離性粘着フィルム。
  2. 【請求項2】支持基材の常用耐熱温度が、140℃以上
    であることを特徴とする請求項1記載のフィルム。
  3. 【請求項3】支持基材のはんだ耐熱温度が、250℃以
    上であることを特徴とする請求項1または2に記載のフ
    ィルム。
  4. 【請求項4】支持基材の水蒸気透過度が、1.0g/m
    2・24hr以下であることを特徴とする請求項1〜3
    いずれかに記載のフィルム。
  5. 【請求項5】支持基材の表面自由エネルギーが、35dy
    ne/cm以上であることを特徴とする請求項1〜4いずれ
    かに記載のフィルム。
  6. 【請求項6】支持基材における長手方向が、フィルム成
    形時のMD方向であり、フィルム面内でそれに直交する
    方向が、フィルム成形時のTD方向であることを特徴と
    する請求項1〜5いずれかに記載のフィルム。
  7. 【請求項7】液晶ポリマーが、全芳香族液晶ポリエステ
    ルであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載のフィルム。
  8. 【請求項8】液晶ポリマーが、(A)液晶ポリエステルを
    連続相とし、(B)液晶ポリエステルと反応性を有する官
    能基を有する共重合体を分散相とする液晶ポリエステル
    樹脂組成物であることを特徴とする請求項1〜7いずれ
    かに記載のフィルム。
  9. 【請求項9】液晶ポリマーが、(A)液晶ポリエステル
    56〜99.9重量%、および(B)液晶ポリエステル
    と反応性を有する官能基を有する共重合体44〜0.1
    重量%を溶融混錬して得られる組成物であることを特徴
    とする請求項1〜7いずれかに記載のフィルム。
  10. 【請求項10】官能基が、エポキシ基、オキサゾリル基
    またはアミノ基であることを特徴とする請求項8または
    9記載のフィルム。
  11. 【請求項11】官能基を有する共重合体(B)が、不飽
    和カルボン酸グリシジルエステル単位および/または不
    飽和グリシジルエーテル単位を0.1〜30重量%含有
    する共重合体であることを特徴とする請求項8〜10の
    いずれかに記載のフィルム。
  12. 【請求項12】共重合体(B)が、エポキシ基を有する
    ゴムであることを特徴とする請求項8または9記載のフ
    ィルム。
  13. 【請求項13】共重合体(B)が、エポキシ基を有する
    熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項8または9
    記載のフィルム。
  14. 【請求項14】液晶ポリエステル(A)が、芳香族ジカ
    ルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒドロキシカルボン
    酸とを反応させて得られるものであることを特徴とする
    請求項8〜13いずれかに記載のフィルム。
  15. 【請求項15】液晶ポリエステル(A)が、異種の芳香
    族ヒドロキシカルボン酸を反応させて得られるものであ
    ることを特徴とする請求項8〜13いずれかに記載のフ
    ィルム。
  16. 【請求項16】離型層における離型剤がシリコーン系離
    型剤を主成分とすることを特徴とする請求項1〜15い
    ずれかに記載のフィルム。
  17. 【請求項17】シリコーン系離型剤が紫外線硬化型であ
    ることを特徴とする請求項16に記載のフィルム。
  18. 【請求項18】粘着層における粘着剤がアクリル系粘着
    剤を主成分とすることを特徴とする請求項1〜17いず
    れかに記載のフィルム。
  19. 【請求項19】アクリル系粘着剤が共重合体であること
    を特徴とする請求項18記載のフィルム。
  20. 【請求項20】粘着層における粘着剤がシリコーン系粘
    着剤を主成分とすることを特徴とする請求項1〜17い
    ずれかに記載のフィルム。
  21. 【請求項21】支持基材と粘着層との間に補強層を有す
    ることを特徴とする請求項1〜20いずれかに記載のフ
    ィルム。
  22. 【請求項22】支持基材が、インフレーション成膜法に
    より得られたフィルムであることを特徴とする請求項1
    〜18いずれかに記載のフィルム。
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