JP2002194140A - ゴム組成物および自動車用防振ゴム - Google Patents

ゴム組成物および自動車用防振ゴム

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JP2002194140A
JP2002194140A JP2000390488A JP2000390488A JP2002194140A JP 2002194140 A JP2002194140 A JP 2002194140A JP 2000390488 A JP2000390488 A JP 2000390488A JP 2000390488 A JP2000390488 A JP 2000390488A JP 2002194140 A JP2002194140 A JP 2002194140A
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rubber
antioxidant
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benzimidazole
amine
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JP2000390488A
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English (en)
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Houshiyu Akiyama
芳周 秋山
Akihiro Shibahara
彰広 柴原
Fumihiko Jinno
史彦 甚野
Norihito Kimura
憲仁 木村
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れ、老化防止効果が長期に亘って
持続するジエン系ゴム組成物およびそのゴムを使用した
自動車用防振ゴムを提供する。 【解決手段】 老化防止剤としてベンゾイミダゾール系
老化防止剤とアミン系老化防止剤とを含み、前記老化防
止剤の配合割合がベンゾイミダゾール系老化防止剤のベ
ンゾイミダゾール基1モルに対してアミン系老化防止剤
0.5〜3モルであり、老化防止剤の配合量の合計がゴ
ム成分100重量部に対して1〜10重量部であるジエ
ン系ゴム組成物、およびこの組成物を用いた自動車用防
振ゴム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物、特に
自動車用防振部材として広く利用できるゴム組成物およ
びこれを用いてなる防振ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、自動車には、振動や
騒音の低減を目的として、ストラットマウント、サスペ
ンションブッシュ、エンジンマウント等に防振ゴムが用
いられている。振動や騒音の低減という目的に限れば、
防振ゴムを構成するゴム組成物は低剛性の柔らかいもの
が望ましい。しかし、一方、柔らかすぎると搭載物の重
量で撓んでその支持位置が変化し、支持物を含む構成体
全体の性能、ひいては、自動車の走る、停まる、曲がる
という操縦安定性に関する基本的性能に悪い影響を及ぼ
すことになる。
【0003】すなわち、防振ゴムには振動・騒音の低減
と操縦安定性の確保という二律背反の特性が要求され
る。ここで、振動・騒音は周波数の比較的高い動的な要
素であるのに対し、操縦安定性は動きの少ない静的な要
素である。したがって、防振性能は振動を伝達する振動
状態のばね定数(動ばね定数)が小さいほどよく、一方
支持性能(強度)は支持剛性を示す静ばね定数が大きい
もの程よい。よって、動ばね定数と静ばね定数との比、
すなわち動倍率(動ばね定数/静ばね定数)の値の小さ
いゴムほど防振ゴムとしてすぐれているといえる。
【0004】本出願人は、動倍率の小さい防振ゴム組成
物として、末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとを混練
してなる防振ゴム組成物を提案している(特願平7−9
5880号(特開平8−269237号公報))。この
組成物からなる防振ゴムは耐動的疲労性にも優れている
ので、自動車用防振部材として使用した場合、高精度で
安定的にエンジン等を支持することができる一方、動的
ばね定数は低く抑えられているため、騒音や振動の吸収
効果に優れている。
【0005】自動車用防振部材として使用する場合に
は、耐久性、すなわち長期間の使用に対しても防振性能
や支持剛性の劣化を防止するものでなければならない。
特に自動車用部品は高温下に晒されるため、耐熱性をも
必要とされる。一般に、加硫剤の使用量を減らせば耐熱
性は向上するが、振動特性が低下するため防振部材とし
て実用的ではない。従来の防振ゴムは、熱劣化に対する
耐性が不充分であり、自動車用防振部品として使用した
場合、高温下、長期間の使用に耐え得るものではなかっ
た。また本出願人の提案した前記の防振ゴムについて
も、動特性には優れるものの、長期耐熱性、高温耐熱性
についてはなお改善の余地があった。
【0006】したがって、本発明の課題は、防振ゴムに
おいて、耐熱性、耐久性等の老化防止特性を改善して、
自動車用防振部材への幅広い使用を可能とすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく検討し、老化防止剤としてベンゾイミダゾー
ル系老化防止剤とアミン系老化防止剤を特定割合で併用
することにより、優れた耐熱劣化性、耐酸化劣化性を有
するゴム組成物が得られることを見出し、また、ゴム成
分として末端変性ブタジエンゴムをブレンドしたジエン
系ゴムを使用することにより優れた防振性、剛性等を併
せ持つ防振ゴムが得られることを確認して、本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は以下のゴム組成物およ
び防振ゴムを提供する。 1.老化防止剤としてベンゾイミダゾール系老化防止剤
とアミン系老化防止剤とを含み、前記老化防止剤の配合
割合がベンゾイミダゾール系老化防止剤のベンゾイミダ
ゾール基1モルに対してアミン系老化防止剤0.5〜3
モルであることを特徴とするジエン系ゴム組成物。 2.ベンゾイミダゾール系老化防止剤とアミン系老化防
止剤の配合量の合計がゴム成分100重量部に対して1
〜10重量部である前記1に記載のジエン系ゴム組成
物。 3.ベンゾイミダゾール系老化防止剤が、アルキル基で
置換されていてもよい2−メルカプトベンゾイミダゾー
ルまたはその亜鉛塩である前記1または2に記載のジエ
ン系ゴム組成物。 4.アミン系老化防止剤が、2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリンの多量体、N−(1,3−ジ
メチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジア
ミン、4,4’−ビス(4−α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミンまたはN,N’−ジ−β−ナフチ
ル−p−フェニレンジアミンである前記1乃至3のいず
れかに記載のジエン系ゴム組成物。
【0009】5.ジエン系ゴムに末端変性ブタジエンゴ
ムが配合されている前記1乃至4のいずれかに記載のジ
エン系ゴム組成物。 6.末端変性ブタジエンゴムがブタジエンゴムをラクタ
ムで変性して得られるものである前記5に記載のジエン
系ゴム組成物。 7.硫黄架橋反応のポリスルフィド比が50%未満とな
る前記1乃至6のいずれかに記載のジエン系ゴム組成
物。 8.前記1乃至7のいずれかの項に記載のゴム組成物を
用いてなる自動車用防振ゴム。 9.100℃、1000時間の加熱老化試験後のアミン
系老化防止剤の残存率が10%以上である前記8に記載
の自動車用防振ゴム。
【0010】以下、本発明のゴム組成物について詳しく
説明する。 (1)ゴム成分 本発明ではゴムポリマーマトリックス(ベース)とし
て、ジエン系ゴムを使用する。かかるジエン系ゴムとし
ては、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴ
ム(IIR)、ニトリルゴム(NBR)、イソプレンゴ
ム(IR)、ハロゲン化ブチルゴムおよびこれらのブレ
ンドゴムが挙げられる。また、上記ゴム成分に末端を変
性したブタジエンゴム(BR)を配合したブレンドゴム
を使用することもできる。末端変性BRを配合すること
により、防振特性が向上する。
【0011】末端変性BRはBRの分子末端を適当な化
合物で変性したものである。変性剤としては、従来、四
塩化スズ等の金属塩(前掲の「日本ゴム協会誌」第63
巻第5号(1990)第27〜33頁参照)等が知られてい
る。また、変性剤としてラクタム化合物を用いることも
知られている(例えば、永田「日本ゴム協会誌」第62
巻第10号(1989)第38〜48頁)。変性剤は特に限定
されないが、ラクタム変性したBRをNRにブレンドす
ることにより特に優れた防振特性の改善が見られる。
【0012】変性BRポリマーだけでは強度が低く耐久
性に劣るためこれを単独で用いることはできず、変性B
Rは加工性および機械的強度特性(耐久性)に優れたN
Rとブレンドして用いられる。末端変性BRとNRの配
合比(重量比)は1:9〜4:6の範囲が好ましく、
1:9〜3:7の範囲がより好ましい。
【0013】(2)老化防止剤 本発明では、老化防止剤としてベンゾイミダゾール系老
化防止剤とアミン系老化防止剤を併用する。ベンゾイミ
ダゾール系老化防止剤としては、2−メルカプトベンゾ
イミダゾール骨格を有するものが使用できる。
【0014】具体的には下記式
【化1】 で示される2−メルカプトベンゾイミダゾール、および
下記式
【化2】 で示される2−メルカプトベンゾイミダゾール亜鉛塩が
挙げられが、2−メルカプトベンゾイミダゾール亜鉛塩
が好ましい。なお、縮合ベンゼン環はメチル基等の低級
アルキル基で置換されていてもよい。
【0015】アミン系老化防止剤としては、ジフェニル
アミン骨格またはフェニレンジアミン骨格を有するもの
のほか、ジヒドロキノリン骨格を有するものも使用でき
る。具体例としては、下記式
【化3】 で示される2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロ
キノリンの多量体、下記式
【化4】 で示されるN−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フ
ェニル−p−フェニレンジアミン、下記式
【化5】 で示される4,4’−ビス(4−α,α−ジメチルベン
ジル)ジフェニルアミン、および下記式
【化6】 で示されるN,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレ
ンジアミンが挙げられる。これらの中でも好ましいの
は、揮発性の低いN,N’−ジ−β−ナフチル−p−フ
ェニレンジアミンおよび4,4’−ビス(4−α,α−
ジメチルベンジル)ジフェニルアミンであり、さらに好
ましいのはN,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレ
ンジアミンである。
【0016】ベンゾイミダゾール系老化防止剤とアミン
系老化防止剤の配合割合は、ベンゾイミダゾール系老化
防止剤のベンゾイミダゾール基1モルに対してアミン系
老化防止剤が0.5〜3モルである。0.5モル未満で
は熱により強度、剛性が低下する。一方、3モルを超え
ても耐熱性の改善効果は現れず、経済的に不利となる。
好ましくは1.0〜2.0モルである。
【0017】老化防止剤の配合量は、ベンゾイミダゾー
ル系老化防止剤とアミン系老化防止剤の合計量としてゴ
ム成分100重量部に対して1〜10重量部(phr)
が好ましい。配合量が1重量部未満だと熱により破断伸
び特性が悪化し、また10重量部を超えると熱により強
度、剛性が低下する。より好ましい配合量は1.5〜9
重量部、さらに好ましくは2〜8重量部である。
【0018】(3)カーボンブラック 本発明のゴム組成物においては、好ましくは、上記のゴ
ム成分にカーボンブラックを配合して用いる。カーボン
ブラックは通常の補強材としての機能を有するほかに、
ゴム成分として末端変性BRをブレンドしたものを使用
した場合には、カーボンブラックが変性された末端基と
反応してある種の複合体を形成し、この複合体が防振特
性を向上させる機能を有するものと考えられる。例え
ば、ラクタム変性の場合には、ゴム分子末端にラクタム
のアミノ基の転化により生じたイミニウムイオンが存在
するが、これがカーボンブラック表面のフェノール性水
酸基やカルボキシル基等中のO-と結合するものと考え
られる。
【0019】カーボンブラックは通常のものを用いるこ
とができ、防振ゴム用に使用される公知の各種のカーボ
ンブラックが好ましい。実際的には、DBP(フタル酸
ジブチル)吸油量が140ml/100g以上のカーボ
ンブラックが好適に使用できる。カーボンブラックの配
合量は、防振ゴムの用途によるので一概に規定できない
が、一般的には、ゴム100重量部に対してカーボンブ
ラックが10〜80重量部(phr)である。
【0020】(4)その他の添加剤 また、本発明のゴム組成物には、加工助剤、加硫剤、加
硫促進剤、軟化剤、充填剤、亀裂防止剤(ワックス類)
等を添加して用いてもよい。加硫剤としては、硫黄が使
用される。硫黄は、ゴム成分100重量部に対し0.2
〜5重量部程度用いることができる。
【0021】加硫促進剤としては、硫黄加硫あるいは有
効加硫に使用される有機加硫促進剤、または活性硫黄放
出型有機加硫剤を通常の量で使用することができる。こ
れらは、2種以上を併用することもできる。
【0022】軟化剤は上記のゴム成分100重量部に対
して100重量部程度まで用いられる。軟化剤の例とし
ては、プロセルオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系軟化
剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油
系軟化剤;トール油;サブ;蜜ロウ、カルナバロウ、ラ
ノリン等のワックス類;リノール酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ラウリン酸等が挙げられ、特にプロセスオ
イルが好ましく使用される。カーボンブラック以外の充
填剤の例としては、炭酸カルシウム、タルク、シリカ等
が挙げられる。以上の添加剤のほか、可塑剤、安定剤、
加工助剤、着色剤等の慣用の配合剤を用いてもよい。
【0023】(5)防振ゴム 本発明のゴム組成物は、上記のゴム成分および二種の老
化防止剤、その他の添加剤を用いて常法により防振ゴム
とすることができる。得られる防振ゴムは、ポリスルフ
ィド比が50%以下、特に47%以下のものが好ましい
はい。ポリスルフィド比が高いと、初期特性は良好なも
のの老化後の防振性および剛性が低下する。ポリスルフ
ィド比を50%以下に調整するには、加硫剤および加硫
促進剤の種類および配合量を適宜選択することにより行
うことができる。
【0024】ここで、ポリスルフィド比とは、全架橋構
造に対するポリスルフィド架橋構造(−Sx−:xは3
以上)の割合であり、日本ゴム協会誌第60巻5号63
〜68頁の「膨潤圧縮法による架橋構造解析(第1報)
試験法開発」(中内ら)の「3.3膨潤圧縮法」に記載
の方法により求めることができる。具体的には、ゴム試
料片のポリスルフィド結合を適当な試薬を用いて選択的
に切断した後、膨潤させ、応力と歪みとの関係から網目
鎖数濃度を求め、ポリスルフィド架橋構造の割合を算出
する。
【0025】また、本発明の防振ゴムは、100℃、1
000時間の老化後におけるアミン系老化防止剤残存率
が10%以上であることが望ましい。老化防止剤として
揮発性の高いアミン系老化防止剤のみを使用した場合に
は、100℃、250時間程度ですべての老化防止剤が
揮発しあるいは消費されてしまう。さらに、ベンゾイミ
ダゾール系老化防止剤と併用しても同様の結果となる。
よって、アミン系老化防止剤としてより揮発性の小さい
ものを選択することにより、100℃、1000時間の
加熱老化試験後においても10%以上のアミン系老化防
止剤がゴム中に残存し、長期にわたって優れた老化防止
効果を示す。
【0026】本発明の防振ゴムは、必要な防振性および
剛性を有していると共に、優れた耐熱老化防止性能を有
しており、エンジンマウントを始めとして、ストラット
マウント、ボディマウント、キャブマウント、メンバー
マウント、ストラットバークッション、センタベアリン
グサポート、トーショナルダンパー、ステアリングラバ
ーカップリング、テンションロッドブッシュ、ロアーリ
ングブッシュ、アームブッシュ、バンプストラッパー、
FFエンジンロールストッパー、マフラーハンガー等の
各種の自動車用防振ゴムの構成部材として使用できる。
【0027】
【作用】二種の老化防止剤を併用する本発明のゴム組成
物は、後述の実施例で具体的に示すように、従来のゴム
組成物と比較して耐熱性、老化防止特性に優れている。
その理由は必ずしも明らかではないが、以下のスキーム
に示すようにアミン系老化防止剤が老化により発生した
ゴム分子中のラジカルの停止反応に寄与し、またベンゾ
イミダゾール系老化防止剤がラジカルにより生成した過
酸化物の安定化に寄与し、この両作用が逐次的に生じる
ことにより効率的に老化が防止されるものと考えられ
る。
【0028】
【化7】
【0029】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。下記の記載中の「部」は特にこと
わらない限り質量を基準とするものである。
【0030】各実施例および比較例において、原料およ
び添加剤としては、以下のものを使用した。 (1)ゴム成分 天然ゴム、 末端変性BR(変性剤:ε−カプロラクタム,ポリマ
ー粘度:50、シス−1,4/トランス−1,4/ビニ
ル比=39/49/12)。
【0031】(2)ベンゾイミダゾール系老化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール(MB)(ノクラ
ックMB:大内新興化学社製)、 2−メルカプトベンゾイミダゾール亜鉛塩(MBZ)
(ノクラックMBZ:大内新興化学社製)
【0032】(3)アミン系老化防止剤 2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン
の多量体(ノンフレックスRD:精工化学社製)、 N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−
p−フェニレンジアミン(オゾノン6C:精工化学社
製)、 N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミ
ン(ノクラックWhite:大内新興化学社製)、 4,4’−ビス(4−α,α−ジメチルベンジル)ジ
フェニルアミン(ナウガード445:ユニロイヤル社
製)。
【0033】(4)カーボンブラック FEFカーボンブラック(FEF:シーストSO:東海
カーボン社製)
【0034】(5)加硫剤 硫黄。
【0035】(6)加硫促進剤 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェ
ンアミド(サンセラーCZ:三新化学社製)、 テトラメチルチウラムジスルフィド(サンセラーT
T:三新化学社製)。
【0036】(7)加硫助剤 酸化亜鉛、 ステアリン酸。
【0037】(8)軟化剤 ナフテン系プロセスオイル。
【0038】実施例1〜28および比較例1〜8 上記の各成分を表1〜5に示す割合で配合して配合ゴム
組成物を調製した。得られた配合ゴム組成物を後述のよ
うに成形、架橋して試験片とし、これを用いて以下の方
法で、ポリスルフィド比、破断伸び(初期、100℃で
1000時間放置後)、圧縮永久歪みおよびアミン系老
化防止剤残存率を測定した。結果を表1〜5に併せて示
す。
【0039】なお、実施例1〜5および比較例1〜4
(表1)はベンゾイミダゾール系老化防止剤とアミン系
老化防止剤の配合比率を変えた場合、実施例8〜11お
よび比較例5〜6(表2)は老化防止剤の配合量を変え
た場合、実施例12〜19(表3)は老化防止剤の種類
を変えた場合、実施例20〜24(表4)はゴム成分に
末端変性ブタジエンゴムを配合した場合の効果を示し、
実施例25〜28および比較例7〜8(表5)は架橋形
態(ポリスルフィド比)による効果を示すものである。
【0040】1)ポリスルフィド比 全架橋密度(νT)に対するポリスルフィド架橋密度
(νP)の割合(ポリスルフィド比(%))を日本ゴム
協会誌第60巻5号63〜68頁の「3.3膨潤圧縮
法」の記載に準拠して求めた。具体的には、配合ゴム組
成物を150℃で20分間加熱して架橋し2mm×2m
m×2mmの試験片を得、これをベンゼン/テトラヒド
ロフラン溶媒で膨潤させて膨潤度を測定し、次いで圧縮
応力と歪みとの関係を調べ、その関係から網目鎖数濃度
を求め、全架橋密度(νT)を算出した。同一試験片
を、プロパン−2−チオール(0.4M)のピペリジン
溶液で処理し、ポリスルフィド結合(R−SX−R)の
みを選択的に切断し、これをベンゼン/テトラヒドロフ
ラン溶媒で洗浄し膨潤させ、上記と同様に処理して架橋
密度(モノスルフィド結合の架橋密度(νM)とジスル
フィド結合の架橋密度(νD)の合計)を算出した。求
めた全架橋密度(νT)と、モノスルフィド結合の架橋
密度およびジスルフィド結合の架橋密度の合計(νM
νD)との差(νT−(νM+νD))をポリスルフィド結
合の架橋密度(νP)とし、全架橋密度(νT)に対する
比をポリスルフィド比とした。
【0041】2)破断伸び 配合ゴム組成物を成形し150℃で20分間加熱して架
橋しダンベル型試験片(JIS K6301 )を得た。この試験
片を用いてJIS K6301 に記載の方法に従い測定温度25
℃、引張速度500mm/分の条件で引っ張り試験を行
ない、初期破断伸び(%)を測定した。また、試験片を
100℃で1000時間放置後、同様に破断伸びを測定
した。
【0042】3)圧縮永久歪み 配合ゴム組成物を150℃で30分加熱することにより
架橋した試験片に荷重を負荷して25%圧縮し、100
℃で1000時間維持した後、荷重を取り去り室温に戻
して変形量(圧縮永久歪み)を測定した。なお、試験片
の大きさや形状および荷重の大きさはJIS K6301によっ
た。
【0043】4)アミン系老化防止剤残存率 配合ゴム組成物の2mm厚のシートを150℃で20分
加熱し加硫架橋した試験片を用いて、JIS K6225に準じ
て試験片を作製し、これをJIS K6229 6.1A法に準じ溶
剤としてアセトンを用いて抽出処理した。抽出物を定量
した後、適当量のクロロホルムに溶解し、ガスクロマト
グラフィーにより分析した。ガスクロマトグラフィーに
よる定量分析は、予めそれぞれのアミン系老化防止剤を
用いて作成した検量線により行った。ガスクロマトグラ
フィーの条件は以下の通りである。
【0044】 測定装置:GC−17A(島津社製) カラム :DB−1 121−1032(島津社製) ガス :ヘリウム、水素、空気 流量 :1.0ml/分 温度 :初期 :200℃ 昇温 :5℃/分 ホールド :310℃、10分 カラム :200℃ TCD :100℃ FID :300℃ 試料気化室:300℃
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】表1から明らかなように、老化防止剤とし
てアミン系老化防止剤のみを用いたもの(比較例1)あ
るいはベンゾイミダゾール系老化防止剤のみを用いたも
の(比較例3)は、100℃で1000時間保持する試
験(耐熱老化試験)後における破断伸びが特性が不充分
である。一方、老化防止剤としてアミン系老化防止剤と
ベンゾイミダゾール系老化防止剤を併用した場合には、
老化防止剤配合比(ベンゾイミダゾール系老化防止剤の
ベンゾイミダゾール基に対するアミン系老化防止剤のモ
ル比)が0.5以上の本発明の防振ゴム(実施例1〜
7)は、配合比が小さい(配合比0.34)防振ゴム
(比較例2および4)に比べて、100℃の温度で10
00時間保持する試験(耐熱老化試験)後の圧縮永久歪
みが優れていることがわかる。
【0051】表2から明らかなように、老化防止剤の合
計配合量が1重量部未満であると(比較例5)、加熱老
化試験の破断伸び特性が低く、10重量部を超えると
(比較例6)、破断伸び特性は良好なものの加熱老化試
験後の圧縮永久歪みが悪化する。それに対して、合計配
合量が1〜10重量部である本発明の防振ゴム(実施例
8〜11)は耐熱老化試験後の破断伸び特性および圧縮
永久歪みの物性バランスに優れている。
【0052】表3から明らかなように、アミン系老化防
止剤〜とベンゾイミダゾール系老化防止剤〜を
組み合わせて使用した場合は、いずれも破断伸び特性お
よび圧縮永久歪みに優れた防振ゴムとなる。特に、実施
例12と13、実施例14と15、実施例16と17、
実施例18と19との比較から、2−メルカプトベンゾ
イミダゾール亜鉛塩を使用したものの物性が良好である
ことが分かる。また、実施例12〜15と実施例16〜
19との比較から、N,N’−ジ−β−ナフチル−p−
フェニレンジアミンまたは4,4’−ビス(4−α,α
−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンを用いた防振ゴ
ムは、100℃、1000時間の耐熱老化試験において
も、アミン系老化防止剤がゴム中に残存し優れた耐久性
を有することがわかる。
【0053】表4から明らかなように、ゴム成分として
ジエン系ゴム(天然ゴム)と末端変性ブタジエンゴムの
ブレンドゴムを用いることにより、優れた物性を有する
防振ゴムが得られる。
【0054】表5から明らかなように、ポリスルフィド
比が50%を超えるものは(比較例7〜8)は破断伸び
特性および圧縮永久歪みのいずれも不充分であるが、ポ
リスルフィド比が50%以下となると(実施例25〜2
8)、優れた特性の防振ゴムとなる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、硫黄加硫型のジエン系ゴム
に、老化防止剤としてベンゾイミダゾール系老化防止剤
とアミン系老化防止剤とを併用したジエン系ゴム組成物
を提供するものである。本発明によるジエン系組成物は
防振特性に優れると共に、長期に亘る老化防止性、およ
び熱に対する劣化防止性に優れて、高温条件下において
も長期にわたり防振特性を維持することができる。特
に、ゴム成分として本出願人が先に提案した末端変性B
Rブレンドゴムを使用することにより、優れた防振特性
および耐熱劣化特性を併せ持つゴム組成物とすることが
できる。したがって、本発明のゴム組成物はエンジンマ
ウントやサスペンションブッシュ等の自動車用防振ゴム
として幅広く用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/08 F16F 15/08 D (72)発明者 甚野 史彦 愛知県小牧市東3丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 木村 憲仁 愛知県小牧市東3丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA01 BA01 BD04 EA01 EA15 4J002 AC001 AC031 AC061 AC071 AC081 AC111 BB181 BB241 DA048 EN067 EN077 EU057 EU116 EV026 FD010 FD020 FD036 FD037 GN00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫剤の硫黄、および老化防止剤のベン
    ゾイミダゾール系老化防止剤とアミン系老化防止剤を含
    み、前記老化防止剤の配合割合がベンゾイミダゾール系
    老化防止剤のベンゾイミダゾール基1モルに対してアミ
    ン系老化防止剤0.5〜3モルであることを特徴とする
    ジエン系ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 ベンゾイミダゾール系老化防止剤とアミ
    ン系老化防止剤の配合量の合計がゴム成分100重量部
    に対して1〜10重量部である請求項1に記載のジエン
    系ゴム組成物。
  3. 【請求項3】 ベンゾイミダゾール系老化防止剤が、ア
    ルキル基で置換されていてもよい2−メルカプトベンゾ
    イミダゾールまたはその亜鉛塩である請求項1または2
    に記載のジエン系ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 アミン系老化防止剤が、2,2,4−ト
    リメチル−1,2−ジヒドロキノリンの多量体、N−
    (1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フ
    ェニレンジアミン、4,4’−ビス(4−α,α−ジメ
    チルベンジル)ジフェニルアミンおよびN,N’−ジ−
    β−ナフチル−p−フェニレンジアミンから選択される
    少なくとも1種である請求項1乃至3のいずれかに記載
    のジエン系ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 ジエン系ゴムに末端変性ブタジエンゴム
    が配合されている請求項1乃至4のいずれかに記載のジ
    エン系ゴム組成物。
  6. 【請求項6】 末端変性ブタジエンゴムがブタジエンゴ
    ムをラクタムで変性して得られるものである請求項5に
    記載のジエン系ゴム組成物。
  7. 【請求項7】 硫黄架橋反応のポリスルフィド比が50
    %未満となる請求項1乃至6のいずれかに記載のジエン
    系ゴム組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかの項に記載の
    ゴム組成物を用いてなる自動車用防振ゴム。
  9. 【請求項9】 100℃、1000時間の加熱老化試験
    後のアミン系老化防止剤の残存率が10%以上である請
    求項8に記載の自動車用防振ゴム。
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