JP2015017160A - タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2015017160A
JP2015017160A JP2013143861A JP2013143861A JP2015017160A JP 2015017160 A JP2015017160 A JP 2015017160A JP 2013143861 A JP2013143861 A JP 2013143861A JP 2013143861 A JP2013143861 A JP 2013143861A JP 2015017160 A JP2015017160 A JP 2015017160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
rubber
parts
rubber composition
aging agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013143861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6147594B2 (ja
Inventor
宏平 松浦
Kohei Matsuura
宏平 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2013143861A priority Critical patent/JP6147594B2/ja
Publication of JP2015017160A publication Critical patent/JP2015017160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6147594B2 publication Critical patent/JP6147594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】加工性を損なうことなく、耐引裂性能を改良する。
【解決手段】天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70質量部と、シス−1,4結合含有量が96%以上のブタジエンゴム60〜30質量部とを含むゴム成分100質量部に対して、テトラベンジルチウラムジスルフィドを0.1〜3質量部と、ベンズイミダゾール系老化防止剤を0.5〜5質量部含有し、かつ、前記テトラベンジルチウラムジスルフィドに対する前記ベンズイミダゾール系老化防止剤の質量比が1〜3である、タイヤサイドウォール用ゴム組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、空気入りタイヤのサイドウォール部に用いられるゴム組成物、及びその製造方法、並びに該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤのサイドウォールゴムに要求される特性として、低発熱性能や耐引裂性能などがある。かかる要求性能の1つである耐引裂性能の改良方法としては、充填剤であるカーボンブラックの増量、カーボンブラックの小粒径化、シリカの添加などが知られている。しかしながら、これらの改良方法では、未加硫ゴム粘度が上昇することによって、工程性、即ち加工性が悪化してしまう。そのため、加工性の悪化を抑えながら、耐引裂性能を改良することが求められる。
ところで、特許文献1,2には、タイヤに用いられるゴム組成物において、加硫促進剤としてテトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)を配合することが開示されている。しかしながら、特許文献1は、重荷重用空気入りタイヤのベルト層下側のクッションゴムにTBzTDと硫黄とスルフェンアミド系加硫促進剤を所定量配合することで、悪路走行時における耐熱硬化性、耐機械疲労性及び耐発熱性を改良するものである。また、特許文献2は、トレッドゴムにTBzTDと硫黄とを所定量配合することで、高いグリップ性能と操縦安定性能を実現するものである。そのため、これらの文献には、サイドウォールゴムにおいてTBzTDとベンズイミダゾール系老化防止剤とを併用することについても、また、それによる顕著な効果も開示されていない。
また、特許文献3には、水素化ビニルポリブタジエンを含む層とジエン系ゴムを含む層を含む層構造加硫物を、タイヤのサイドウォールなどに使用すること、硫黄架橋に使用する促進剤の一例としてTBzTDが用いられること、また、硫黄加硫物に添加する酸化防止剤の一例としてメルカプトベンゾイミダゾールが用いられることが開示されている。しかしながら、これらのTBzTDとベンズイミダゾール系老化防止剤は、水素化ビニルポリブタジエンを含む層に添加するものとして記載されており、両者を具体的に併用した例もなく、併用による顕著な効果についても何ら言及されていない。
特開2009−114385号公報 特開2002−226629号公報 特表2009−541098号公報
本発明は、加工性を損なうことなく、耐引裂性能を改良することができるタイヤサイドウォール用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤサイドウォール用ゴム組成物は、天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70質量部と、シス−1,4結合含有量が96%以上のブタジエンゴム60〜30質量部とを含むゴム成分100質量部に対して、テトラベンジルチウラムジスルフィドを0.1〜3質量部と、ベンズイミダゾール系老化防止剤を0.5〜5質量部含有し、かつ、前記テトラベンジルチウラムジスルフィドに対する前記ベンズイミダゾール系老化防止剤の質量比が1〜3であるものである。
本発明に係る空気入りタイヤは、該ゴム組成物でサイドウォール部を作製してなるものである。
本発明に係るタイヤサイドウォール用ゴム組成物の製造方法は、前記ゴム成分と前記ベンズイミダゾール系老化防止剤と充填剤を混合する第1工程と、前記第1工程により得られた混合物と前記テトラベンジルチウラムジスルフィドと硫黄成分とを混合する第2工程とを有し、前記第1工程において、混合中の混合物の温度が140〜170℃の範囲内のある温度xに達した後、当該混合物の温度をx±5℃の範囲内で1分間以上保持するものである。
本発明によれば、タイヤサイドウォールに用いるゴム組成物にテトラベンジルチウラムジスルフィドとベンズイミダゾール系老化防止剤を所定比率で添加することにより、加工性を悪化させることなく、耐引裂性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本実施形態に係るタイヤサイドウォール用ゴム組成物は、ジエン系ゴムからなるゴム成分にテトラベンジルチウラムジスルフィドとベンズイミダゾール系老化防止剤を配合してなるものである。
上記ゴム成分は、詳細には、(A)天然ゴム及び/又はイソプレンゴムを40〜70質量%と、(B)シス−1,4結合含有量が96%以上のブタジエンゴムを60〜30質量%含有するものである。すなわち、ゴム成分100質量部中、40〜70質量部の(A)成分と、60〜30質量部の(B)成分が含まれる。
上記(A)成分の天然ゴム(NR)及びイソプレンゴム(IR)としては、特に制限はなく、ゴム工業において一般に使用されているものを用いることができる。(A)成分は、天然ゴム単独でも、イソプレンゴム単独でも、天然ゴムとイソプレンゴムとのブレンドでもよい。
ゴム成分中の(A)成分の含有量は、40質量部以上であることにより、低発熱性能の改良効果と耐引裂性能の向上効果を高めることができる。より好ましくは50質量部以上である。(A)成分の含有量は、(B)成分の含有量を確保して耐屈曲疲労性能を維持するという理由から、70質量部以下であり、より好ましくは60質量部以下である。
上記(B)成分のブタジエンゴムは、シス−1,4結合含有量が96%以上のものであり、このようなシス含量の高いブタジエンゴム(BR)を用いることにより、低発熱性能の改良効果を高めることができる。
シス含量の高いブタジエンゴムとしては、コバルト系触媒を用いて合成されたものや、希土類系触媒を用いて合成されたものが挙げられる。希土類元素系触媒としては、ネオジウム系触媒が好ましく、例えば、ネオジウム単体、ネオジウムと他の金属類との化合物、及び有機化合物が挙げられ、より詳細には、NdCl、Et−NdCl等が具体例として挙げられる。ネオジウム系触媒で合成したブタジエンゴムは、高シス含量でかつ低ビニル含量のミクロ構造を有し、コバルト系触媒をはじめとする他の触媒で合成されたブタジエンゴムに対して更に低発熱性能を改良することができる。ネオジウム系触媒を用いて合成したブタジエンゴムのミクロ構造としては、シス−1,4結合含有量が96%以上かつビニル基(1,2−ビニル結合)含有量が1.0%以下であることが好ましい。ここで、シス−1,4結合含有量及びビニル基含有量は、HNMRスペクトルの積分比により算出される値である。
ゴム成分中の(B)成分の含有量は、30質量部以上であることにより、加工性や耐屈曲疲労性能の悪化を抑えることができる。より好ましくは40質量部以上である。(B)成分の含有量は、上記(A)成分の含有量を確保して低発熱性能の改良効果と耐引裂性能の向上効果を発揮するために、60質量部以下であり、より好ましくは50質量部以下である。
本実施形態におけるゴム成分は、基本的には上記(A)成分と(B)成分とのブレンドからなるが、その効果が損なわれない範囲内において、その他のゴムを配合してもよい。その他のゴムとしては、特に限定されないが、例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、(B)成分以外のブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)などのジエン系ゴムが挙げられる。
本実施形態に係るゴム組成物には、加硫促進剤としてテトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)が配合される。テトラベンジルチウラムジスルフィドの配合量は、ゴム成分100質量部に対して0.1〜3質量部である。この配合量が0.1質量部未満では耐引裂性能の改良効果が期待できず、また3質量部を超えると耐引裂性能が却って悪化するおそれがある。テトラベンジルチウラムジスルフィドの配合量は、より好ましくは、ゴム成分100質量部に対して0.3〜2質量部であり、更に好ましくは0.5〜1.5質量部である。
本実施形態に係るゴム組成物において、加硫促進剤としては、テトラベンジルチウラムジスルフィド単独でもよいが、他の加硫促進剤を併用してもよい。他の加硫促進剤を併用する場合、その配合量は、ゴム成分100質量部に対して、0.1〜3質量部であることが好ましく、より好ましくは0.3〜2質量部であり、更に好ましくは0.5〜1.5質量部である。
テトラベンジルチウラムジスルフィドと併用する他の加硫促進剤としては、特に限定しないが、スルフェンアミド系加硫促進剤が好ましい。スルフェンアミド系加硫促進剤としては、例えば、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CZ、JIS略号:CBS)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(NS、JIS略号:BBS)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DZ、JIS略号:DCBS)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DPBS)、N,N−ジ(2−エチルヘキシル)−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジ(2−メチルヘキシル)−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド等を挙げることができる。これらのスルフェンアミド系加硫促進剤は、いずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係るゴム組成物には、ベンズイミダゾール系老化防止剤が配合される。ベンズイミダゾール系老化防止剤を、上記テトラベンジルチウラムジスルフィドとともに、所定量、所定比率にて配合することにより、加工性を悪化させることなく、耐引裂性能を向上させることができる。このような効果は従来知られておらず、本発明者によりはじめて見出された予期せぬ効果である。
ベンズイミダゾール系老化防止剤としては、例えば、2−メルカプトベンズイミダゾール(MBI)、2−メルカプトメチルベンズイミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩(ZnMBI)などが挙げられ、これらはいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ベンズイミダゾール系老化防止剤の配合量は、ゴム成分100質量部に対して0.5〜5質量部である。この配合量が0.5質量部未満では耐引裂性能の改良効果が期待できず、また5質量部を超えると加工性や低発熱性能が悪化するおそれがある。ベンズイミダゾール系老化防止剤の配合量は、より好ましくは、ゴム成分100質量部に対して1〜4質量部であり、更に好ましくは1.5〜3質量部である。
本実施形態では、加工性を悪化させることなく耐引裂性能を向上するために、テトラベンジルチウラムジスルフィドに対するベンズイミダゾール系老化防止剤の質量比(即ち、ベンズイミダゾール系老化防止剤/テトラベンジルチウラムジスルフィド)を1〜3に設定する。該質量比は1.3〜2.8であることが好ましく、より好ましくは1.5〜2.5である。
本実施形態に係るゴム組成物において、老化防止剤としては、ベンズイミダゾール系老化防止剤単独でもよいが、他の老化防止剤を併用してもよい。他の老化防止剤を併用する場合、その配合量は、ゴム成分100質量部に対して、0.5〜5質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜3質量部である。
ベンズイミダゾール系老化防止剤と併用する他の老化防止剤としては、特に限定されず、例えばアミン系老化防止剤やフェノール系老化防止剤を用いることができるが、アミン系老化防止剤が好ましい。アミン系老化防止剤としては、芳香族第2級アミン系老化防止剤、例えば、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン(6PPD)、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン(IPPD)、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン(DPPD)、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン(DNPD)、N−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミンなどのp−フェニレンジアミン系老化防止剤; p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン(CD)、オクチル化ジフェニルアミン(ODPA)、スチレン化ジフェニルアミンなどのジフェニルアミン系老化防止剤; N−フェニル−1−ナフチルアミン(PAN)、N−フェニル−2−ナフチルアミン(PBN)等のナフチルアミン系老化防止剤などが挙げられる。これらはそれぞれ単独又は2種以上組み合わせて用いることができる。
本実施形態に係るゴム組成物には、充填剤としてカーボンブラックを配合することができる。カーボンブラックの配合量は、ゴム成分100質量部に対して20〜100質量部であることが好ましく、より好ましくは20〜80質量部であり、更に好ましくは30〜50質量部である。
カーボンブラックとしては、特に限定するものではないが、窒素吸着比表面積(NSA)(JIS K6217−2)が35〜150m/gであるものが好ましく用いられ、具体的には、SAF級(N100番台)、ISAF級(N200番台)、HAF級(N300番台)、FEF級(N500番台)(ともにASTMグレード)のものが好ましく用いられる。より好ましくはNSAが35〜120m/g、更に好ましくは35〜100m/g、特に好ましくは40〜80m/gのものである。一般に、このような大粒径のカーボンブラックを用いた場合、耐引裂性能が低下する傾向にあるが、本実施形態では、上記のテトラベンジルチウラムジスルフィドとベンズイミダゾール系老化防止剤との組み合わせにより耐引裂性能を向上することができるため、その分、大粒径のカーボンブラックを用いて低発熱性能の改善に寄与することができる。
本実施形態に係るゴム組成物においては、充填剤としてカーボンブラックとともにシリカを併用してもよい。シリカとしては、特に限定されないが、湿式沈降法シリカや湿式ゲル法シリカなどの湿式シリカが好ましく用いられる。シリカのBET比表面積(JIS K6430に記載のBET法に準じて測定)は、特に限定されないが、90〜250m/gであることが好ましく、より好ましくは150〜220m/gである。シリカの配合量は、特に限定されず、ゴム成分100質量部に対し、50質量部以下であることが好ましく、例えば5〜30質量部でもよく、また5〜20質量部でもよい。
シリカを配合する場合、その分散性を向上するために、シランカップリング剤を併用してもよい。シランカップリング剤の配合量は、シリカ100質量部に対して5〜20質量部であることが好ましい。シランカップリング剤としては、特に限定されないが、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドなどのスルフィドシランカップリング剤が好ましい。
本実施形態に係るゴム組成物には、上記成分の他に、亜鉛華、ステアリン酸、軟化剤、ワックス、加硫剤など、タイヤサイドウォール用ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。
上記加硫剤としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などの硫黄成分が挙げられ、特に限定するものではないが、その配合量は上記ゴム成分100質量部に対して0.1〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量部であり、更に好ましくは1〜3質量部である。
該ゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダー、ロール等の混合機を用いて、常法に従い混練し作製することができる。
一実施形態に係るゴム組成物の製造方法は、ゴム成分とベンズイミダゾール系老化防止剤と充填剤を混合する第1工程と、第1工程により得られた混合物とテトラベンジルチウラムジスルフィドと硫黄成分とを混合する第2工程を有する。
第1工程は、一般にノンプロ混合工程と称される混練工程であり、加硫剤と加硫促進剤を除く成分が添加され混合される。すなわち、第1工程では、上記ゴム成分に、カーボンブラック及び/又はシリカなどの充填剤とともに、ベンズイミダゾール系老化防止剤を含む老化防止剤が添加され、更に亜鉛華、ステアリン酸、軟化剤、ワックスなどの各種添加剤が配合される。第1工程における混合は、例えば、バンバリーミキサー等の、撹拌ロータと、加熱冷却媒体が流れる加熱・冷却手段としてのジャケットと、混合機内部の圧力を調整する加圧ラムとを少なくとも備えた公知の混合装置を用いて行うことができる。混合装置は、さらに、装置内の混合物の温度を検知する温度センサと、ロータの回転数を制御する制御部とを備える。
第2工程は、一般にプロ混合工程と称されるファイナル混合工程であり、第1工程で得られた混合物に、テトラベンジルチウラムジスルフィドを含む加硫促進剤と、加硫剤としての硫黄成分が添加され混練される。第2工程における混合は、例えば、オープンロールやバンバリーミキサー等の混合装置を用いて常法に従い行うことができる。
一実施形態において、第1工程はPID(Proportional Integral Differential:比例積分微分)制御により行われることが好ましい。ゴムの混練は通常は発熱を伴うので、何ら制御を行わないと混合中の混合物の温度は上昇しつづけるが、PID制御によって、混合装置のロータの回転速度、加熱冷却媒体の温度、及びラム圧のうちの1つ以上を制御することにより、ある一定温度内に保持しつつ混合を継続することが可能となるので、耐引裂性能や低発熱性能等の物性改良効果を高めることができる。
具体的には、第1工程において、混合中の混合物の温度が140〜170℃の範囲内のある温度xに達した後、PID制御により当該混合物の温度をx±5℃の範囲内(例えば、x=160℃の場合、155〜165℃の範囲内)で1分間以上保持しつつ混合する。保持温度はx=155〜165℃であることが好ましい。また、保持時間は1〜3分間であることが好ましく、より好ましくは1〜2分間である。
本実施形態に係るゴム組成物は、空気入りタイヤのサイドウォール部のためのゴム組成物として用いられ、常法に従い、例えば140〜180℃で加硫成形することにより、サイドウォール部を形成することができる。空気入りタイヤとしては、特に限定されず、乗用車用ラジアルタイヤ、トラックやバスなどの大型車に用いられる重荷重用タイヤなどの各種のタイヤが挙げられる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
バンバリーミキサーを使用し、下記表1,2に示す配合(質量部)及び下記共通配合に従い、まず、第1工程(ノンプロ混合工程)で、硫黄と加硫促進剤を除く成分を添加混合し(排出温度=160℃)、次いで、得られた混合物に、第2工程(ファイナル混合工程)で硫黄と加硫促進剤を添加混合して(排出温度=100℃)、サイドウォール用ゴム組成物を調製した。
表中に示すように、実施例13では第1工程においてPID制御を行い、その他の実施例及び比較例ではPID制御は実施しなかった。詳細には、実施例13のPID制御では、第1工程の各成分を添加し混合した後、混合物の温度が160℃に達してから、1分間160℃(詳細には、160℃±5℃)に保持しつつ混合し、その後排出した。それ以外の例では、160℃に達した段階でそのまま排出した。
表1,2中の各成分の詳細は以下の通りである。
・NR:天然ゴム、RSS#3
・BR1:シス−1,4結合含有量=33%の低シスブタジエンゴム、旭化成製「D.NF35」
・BR2:コバルト系触媒で重合されたブタジエンゴム、シス−1,4結合含有量=96%、ビニル基含有量=2%、宇部興産株式会社製「BR150B」
・BR3:ネオジウム系触媒で重合されたブタジエンゴム、シス−1,4結合含有量=97%、ビニル基含有量=0.4%、ランクセス社製「Buna CB22」
・CB1:FEF級のカーボンブラック、NSA=42m/g、東海カーボン株式会社製「シーストSO」
・CB2:HAF級のカーボンブラック、NSA=74m/g、東海カーボン株式会社製「シーストKH」
・CB3:ISAF級のカーボンブラック、NSA=126m/g、東海カーボン株式会社製「シースト7HM」
・シリカ:東ソー・シリカ株式会社製「ニップシールAQ」(BET比表面積=205m/g)
・シランカップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、エボニック・デグサ社製「Si69」
・老化防止剤1:N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、大内新興化学工業株式会社製「ノクラック6C」
・老化防止剤2:2−メルカプトベンズイミダゾール、大内新興化学工業株式会社製「ノクラックMB」
・老化防止剤3:2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、大内新興化学工業株式会社製「ノクラックMBZ」
・TBzTD:テトラベンジルチウラムジスルフィド、三新化学工業株式会社製「サンセラーTBzTD」
・加硫促進剤CZ:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、住友化学株式会社製「ソクシノールCZ」
・加硫促進剤NS:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業製「ノクセラーNS−P」
・硫黄:鶴見化学工業株式会社製「粉末硫黄」
共通配合は、ゴム成分100質量部に対し、亜鉛華(三井金属鉱業株式会社製「亜鉛華1号」)2質量部、ステアリン酸(花王株式会社製「ルナックS−20」)2質量部、ワックス(日本精蝋株式会社製「OZOACE0355」)1質量部、オイル(JOMO製「プロセスP200」)3質量部とし、いずれも第1工程で添加した。
各ゴム組成物について、加工性(未加硫ゴム粘度)、加硫速度t90を測定するとともに、150℃で30分間加硫した所定形状の試験片を用いて、耐引裂性能と低発熱性能を測定・評価した。各測定・評価方法は以下の通りである。
・加工性:JIS K6300準拠(予熱時間1分間、ローター作動時間4分間、測定温度100℃)してML(1+4)の値を測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が小さいほど、ムーニー粘度が低く、加工性に優れることを示す。
・t90:JIS K6300に準拠したムーニースコーチ試験をレオメーター(L形ロータ)を用いて行い、予熱1分、温度150℃で測定時のt90値(分)を求めた。この値が小さいほど加硫速度が速いことを示し、コントロールである比較例1に近いことが好ましい。
・耐引裂性能:JIS K6252に準拠(クレセント形試験片)して引裂強さを測定し、比較例1の値を100とした指数で示した。指数が大きいほど、引裂強さが高く、耐引裂性能に優れている。
・低発熱性能:ユービーエム社製のスペクトロメーターを用いて、幅=5mm、長さ=30mm、厚み=1mmの試験片について、初期歪み15%、動的歪み±2.5%、周波数10Hz、温度60℃の条件下でtanδを測定し、比較例1の値を100とした指数で示した。指数が小さいほど、発熱しにくく、低発熱性能(低燃費性能)に優れている。
Figure 2015017160
Figure 2015017160
結果は、表1,2に示す通りである。コントロールである比較例1に対し、TBzTDのみを配合した比較例2では、低発熱性能は改良されたが耐引裂性能が大幅に悪化し、ベンズイミダゾール系老化防止剤のみを配合した比較例3では、低発熱性能が悪化した。比較例4では、TBzTDとベンズイミダゾール系老化防止剤を併用したが低シスブタジエンゴムを用いたため、耐引裂性能は改善されず、低発熱性能にも劣っていた。比較例5では、ベンズイミダゾール系老化防止剤の配合量が多すぎて、加工性と低発熱性能が損なわれていた。比較例6では、ベンズイミダゾール系老化防止剤の配合量が少なく、耐引裂性能の改善効果が不十分であった。比較例7では、TBzTDの配合量が多く、耐引裂性能が悪化していた。比較例8では、ベンズイミダゾール系老化防止剤/TBzTDの質量比が小さくて、耐引裂性能の改善効果が得られず、比較例9では、該質量比が大きくて、耐引裂性能の改善効果が不十分であり、低発熱性能も悪化していた。比較例10では、ゴム成分が天然ゴム単独であったため、加工性が悪化した。比較例11では、ブタジエンゴムの含有量が多くて、耐引裂性能が悪化した。
これに対し、特定のジエン系ゴムに、TBzTDとベンズイミダゾール系老化防止剤を所定の比率で併用した実施例1〜14であると、加工性を実用上損なうことなく耐引裂性能が改善され、低発熱性能についても比較例1と同等以上の優れた効果が得られており、それぞれ単独で配合した場合には奏されない顕著な効果が得られた。また、PID制御を行った実施例13であると、配合が一致する実施例4に対し、耐引裂性能及び低発熱性能において更なる改善効果が得られ、加工性も改善されていた。また、ネオジウム系触媒で合成したブタジエンゴムを用いた実施例14であると、低発熱性能の改善効果が高かった。

Claims (5)

  1. 天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70質量部と、シス−1,4結合含有量が96%以上のブタジエンゴム60〜30質量部とを含むゴム成分100質量部に対して、
    テトラベンジルチウラムジスルフィドを0.1〜3質量部と、ベンズイミダゾール系老化防止剤を0.5〜5質量部含有し、前記テトラベンジルチウラムジスルフィドに対する前記ベンズイミダゾール系老化防止剤の質量比が1〜3である、
    ことを特徴とするタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  2. 前記ブタジエンゴムがネオジウム系触媒を用いて合成されたものである請求項1記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  3. カーボンブラックを、前記ゴム成分100質量部に対して20〜100質量部含有する請求項1又は2記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物でサイドウォール部を作製してなる空気入りタイヤ
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物の製造方法であって、
    前記ゴム成分と前記ベンズイミダゾール系老化防止剤と充填剤を混合する第1工程と、前記第1工程により得られた混合物と前記テトラベンジルチウラムジスルフィドと硫黄成分とを混合する第2工程とを有し、
    前記第1工程において、混合中の混合物の温度が140〜170℃の範囲内のある温度xに達した後、当該混合物の温度をx±5℃の範囲内で1分間以上保持する
    ことを特徴とするタイヤサイドウォール用ゴム組成物の製造方法。
JP2013143861A 2013-07-09 2013-07-09 タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Active JP6147594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143861A JP6147594B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143861A JP6147594B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015017160A true JP2015017160A (ja) 2015-01-29
JP6147594B2 JP6147594B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52438469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013143861A Active JP6147594B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6147594B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020045575A1 (ja) 2018-08-30 2020-03-05 大塚化学株式会社 ゴム組成物、ゴム材料、及びそれらの用途、並びに添加剤
WO2021066106A1 (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びランフラットタイヤ

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167335A (en) * 1981-04-07 1982-10-15 Sumitomo Chem Co Ltd Age resistor for rubber
JP2002194140A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Tokai Rubber Ind Ltd ゴム組成物および自動車用防振ゴム
JP2004026924A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ用未加硫ゴム組成物及びタイヤ
JP2009040853A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤサイドウォール用ゴム組成物
JP2009114385A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP2009524715A (ja) * 2006-01-28 2009-07-02 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ゴム混合物
US20100144946A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Nicola Costantini Pneumatic tire with tread
WO2012165561A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP2013014689A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高減衰組成物
JP2013023651A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム組成物及びその製造方法、並びに空気入りタイヤ
JP2013035962A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
WO2013099331A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 東洋ゴム工業株式会社 ゴム組成物の製造方法およびゴム組成物
JP2013133390A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Bridgestone Corp コンベアベルト用ゴム組成物及びコンベアベルト

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167335A (en) * 1981-04-07 1982-10-15 Sumitomo Chem Co Ltd Age resistor for rubber
JP2002194140A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Tokai Rubber Ind Ltd ゴム組成物および自動車用防振ゴム
JP2004026924A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ用未加硫ゴム組成物及びタイヤ
JP2009524715A (ja) * 2006-01-28 2009-07-02 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ゴム混合物
JP2009040853A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤサイドウォール用ゴム組成物
JP2009114385A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
US20100144946A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Nicola Costantini Pneumatic tire with tread
WO2012165561A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP2013014689A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高減衰組成物
JP2013023651A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム組成物及びその製造方法、並びに空気入りタイヤ
JP2013035962A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2013133390A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Bridgestone Corp コンベアベルト用ゴム組成物及びコンベアベルト
WO2013099331A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 東洋ゴム工業株式会社 ゴム組成物の製造方法およびゴム組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020045575A1 (ja) 2018-08-30 2020-03-05 大塚化学株式会社 ゴム組成物、ゴム材料、及びそれらの用途、並びに添加剤
KR20210049718A (ko) 2018-08-30 2021-05-06 오츠카 가가쿠 가부시키가이샤 고무 조성물, 고무 재료, 및 그들의 용도, 그리고 첨가제
WO2021066106A1 (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びランフラットタイヤ
CN114466888A (zh) * 2019-10-02 2022-05-10 株式会社普利司通 橡胶组合物和安全轮胎
EP4039503A4 (en) * 2019-10-02 2022-11-02 Bridgestone Corporation RUBBER AND SELF-SUPPORTING TIRE COMPOSITION

Also Published As

Publication number Publication date
JP6147594B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5719823B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
US9914822B2 (en) Rubber composition and pneumatic tire
JP5415740B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5719822B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP6420203B2 (ja) ゴム組成物の製造方法
JP5925527B2 (ja) タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2010163544A (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5281109B2 (ja) キャップトレッド用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
JP2014109019A (ja) タイヤ用ゴム組成物、及び空気入りタイヤ
JP2013147581A (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP5536419B2 (ja) キャップトレッド用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
JP2018203850A (ja) タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP2014218614A (ja) ゴム・カーボンブラック用カップリング剤およびゴム組成物
JP4361407B2 (ja) ビード用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP5631761B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP6473371B2 (ja) 素練り方法およびゴム組成物の製造方法
JP2006063284A (ja) タイヤサイドウォール用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP6147594B2 (ja) タイヤサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JPWO2018128141A1 (ja) 加硫後ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5144137B2 (ja) トレッド用ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤ
JP6227999B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5992792B2 (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5437695B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2011038058A (ja) ベーストレッド用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
JP2015221883A (ja) ゴム組成物および空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6147594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250