JP2002193703A - 燻煙剤組成物及び燻煙処理後の汚染防止方法 - Google Patents

燻煙剤組成物及び燻煙処理後の汚染防止方法

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JP2002193703A
JP2002193703A JP2000400941A JP2000400941A JP2002193703A JP 2002193703 A JP2002193703 A JP 2002193703A JP 2000400941 A JP2000400941 A JP 2000400941A JP 2000400941 A JP2000400941 A JP 2000400941A JP 2002193703 A JP2002193703 A JP 2002193703A
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Kazuteru Ogura
一輝 小椋
Nobuyuki Nishida
信行 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来燻煙方法に比べ処理後の汚染を低減する
燻煙剤組成物及び燻煙処理後の汚染防止方法の提供。 【課題の解決手段】ピレスロイド系殺虫剤及びカーバメ
ート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種と、アゾジカル
ボンアミドとを含有し、かつアゾジカルボンアミドの分
解物による燻煙処理後の汚染防止剤として、4,4’−
オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)を、アゾ
ジカルボンアミドに対して0.25〜4倍量配合したことを
特徴とする燻煙剤組成物。ならびにこの燻煙剤組成物
を、加水発熱、電熱、空気酸化発熱および珪素酸と金属
酸化物からなる発熱剤を含む点火具より選ばれた加熱手
段により熱分解させて燻煙せしめるとともに、アゾジカ
ルボンアミドの分解物による汚染を防止したことを特徴
とする燻煙処理後の汚染防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピレスロイド系殺虫剤
及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種
と、有機発泡剤を含有する燻煙剤組成物及び燻煙処理後
の汚染防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭内に生息するゴキブリ、ナンキンム
シ、シラミ、イエダニ、屋内塵性ダニ類などの害虫、ダ
ニ類の駆除や防除のために燻煙剤が使用されてきた。燻
煙剤は短時間高濃度空間処理剤に該当し、手間をかけず
に広い空間を処理できる長所がある反面、効力、人体に
対する安全性、火災に対する安全性など十分な配慮が要
求される。現在市販されている燻煙剤には二つのタイプ
があり、一つは可燃物と酸素遊離物質、例えば硝酸塩、
クロム酸塩、過塩素酸塩などを含むもので、点火した位
置から適宜の速度で燃焼し、その燃焼部にある揮散され
るべき物質が空中に揮散するものである。他方は、殺虫
成分と有機発泡剤、更に必要に応じて増量剤(有機物ま
たは無機物)を加えて調製したものであり、有機発泡剤
の熱分解の際発生するガスの力を利用して殺虫成分を揮
散させるものである。そして、有機発泡剤としては、臭
いが少なくガス量の多いアゾジカルボンアミドが代表的
である。
【0003】本発明者らは先に、特開平11−9231
2号公報で、ピレスロイド系殺虫剤と、アゾジカルボン
アミドと、酸化亜鉛及び炭酸亜鉛を含有する燻煙剤組成
物を、緩燃焼性材料よりなる点火具を接触させた時その
接触させた部分にのみ穴が開く合成樹脂フィルムに袋詰
めすることを特徴とする燻煙剤、及びこれを用いた燻煙
方法を開示した。これらの燻煙剤、及び燻煙方法は簡便
かつ効率よく殺虫成分を燻煙せしめるシステムを提供す
るものであったが、発泡剤の分解物による燻煙処理後の
汚染等、使用性の点で改善の余地が残されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来燻煙方
法に比べ、燻煙処理面を汚染することなく燻煙させうる
燻煙剤組成物及び燻煙処理後の汚染防止方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、汚染防止剤と
して4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド)を、アゾジカルボンアミドに対し特定の割合で配
合することによって、目的の燻煙システムを提供できる
ことを知見し、本発明を完成した。
【0006】すなわち請求項1の発明は、ピレスロイド
系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又
は2種と、アゾジカルボンアミドとを含有し、かつアゾ
ジカルボンアミドの分解物による燻煙処理後の汚染防止
剤として、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニル
ヒドラジド)を、アゾジカルボンアミドに対して0.25〜
4倍量配合したことを特徴とする燻煙剤組成物に係る。
【0007】本発明は、有機発泡剤であるアゾジカルボ
ンアミドに、汚染防止剤として4,4’−オキシビス
(ベンゼンスルホニルヒドラジド)を配合したことに特
徴を有する。アゾジカルボンアミドは、発泡剤固有の臭
いが少なく、ガス量が多いので優れた発泡性能を示す
が、分解ガスと共に飛散する分解物によって幾分汚染を
生じる場合がある。一方、4,4’−オキシビス(ベン
ゼンスルホニルヒドラジド)は、樹脂などの発泡剤とし
て用いられているが、ガス量がやや少なく、発泡剤固有
の臭いが強いため、家庭用には問題があった。発泡剤と
してアゾジカルボンアミド及び4,4’−オキシビス
(ベンゼンスルホニルヒドラジド)を組み合わせた例と
しては、特公昭61−32281号公報に、ピレスロイ
ド系殺虫成分にアゾジカルボンアミドと4,4’−オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)の1対1混合
物を、組成物全量の60〜90%混合する燻煙殺虫剤組
成物が開示されている。しかし、該公報には両者の混合
により分解が速やかになり、殺虫成分の熱分解が軽微と
なって、難揮散性物質を分解ガスにより効率よく空間に
拡散するという記載はあるものの、燻煙処理後の汚染の
軽減作用については何ら言及されていない。本発明者ら
は、有機発泡剤アゾジカルボンアミドに汚染防止剤とし
て4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)を配合する方法が、発泡剤の分解物による燻煙処理
後の汚染を抑えるうえで特に有効であることを知見した
ものである。汚染が抑制される機構は定かではないが、
同量のアゾジカルボンアミドを単独で使用した場合に比
べ、明らかに処理後の汚染は少なく、両者を組み合わせ
ることにより連合効果を生じたものと考えられる。
【0008】本発明では、アゾジカルボンアミドに対し
て0.25〜4倍量の4,4’−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)が用いられる。4,4’−オキシビ
ス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)が0.25倍量以下の
場合、分解物による汚れの軽減作用が十分ではなく、逆
に4倍量以上の場合、発泡剤の噴出力が不足し、殺虫成
分が十分拡散しないことがある。また、燻煙後の嫌な臭
気も避けられない。なお、本発明の燻煙剤組成物に、有
機発泡剤の分解温度を下げるものとして知られている補
助剤、例えば酸化亜鉛、炭酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、尿素、メラミン、グアニジン
等を配合してもよい。配合量は、全体量当たり好ましく
は1〜15重量%、更に好ましくは2〜5重量%の範囲
で選択される。
【0009】本発明で用いるピレスロイド系殺虫剤とし
ては、フェノトリン、ペルメトリン、シフェノトリン、
シペルメトリン、アレスリン、プラレトリン、フラメト
リン、レスメトリン、エトフェンプロックス等があげら
れ、害虫に対して速効性でかつ人畜に対して安全性が高
いので家庭内に生息するゴキブリ、ナンキンムシ、シラ
ミ、イエダニ、屋内塵性ダニ類等の駆除または防除に好
適である。なお、化学構造中に不斉炭素あるいは二重結
合などを含みこれに基づく光学異性体や幾何異性体等が
存在する場合は、これらの各々または任意の混合物も本
発明に含まれることはもちろんである。特に好ましい化
合物は、より残効性が期待されるフェノトリン、ペルメ
トリン、シフェノトリン、シペルメトリンである。ま
た、カーバメート系殺虫剤としてはメトキサジアゾン等
が挙げられる。
【0010】ピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート系
殺虫剤から選ばれた1種または2種は、燻煙剤組成物中
に2〜15重量%配合されるのが適当である。2重量%
未満では所望の効果が得られないし、一方15重量%を
超えると発泡剤の噴出力に影響を及ぼすので好ましくな
い。
【0011】本発明では、上記殺虫剤のほかに、他のタ
イプの殺虫剤や殺ダニ剤、カビ類、菌類などを対象とし
た防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤、あるいはピレスロイド系
殺虫剤の共力剤、安定剤、香料、賦形剤等を配合しても
よい。殺虫剤としては、有機リン系殺虫剤のフェニトロ
チオン、ジクロルボス、ダイアジノン、トクチオン等、
あるいはシラフルオフェン、ハイドロプレン、ピリプロ
キシフェン等の化合物を例示できる。また、殺ダニ剤と
しては、サリチル酸フェニル、3−ヨード−2−プロピ
ニルブチルカーバメート、トリフルオロメタンスルホン
アニリド化合物等があり、一方、防カビ剤、抗菌剤や殺
菌剤としては、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−
(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール、トリホリン、
3−メチル−4−イソプロピルフェノール、o−フェニ
ルフェノールなどを例示できるが、これらに限定される
ものではない。
【0012】請求項2の発明は、ピレスロイド系殺虫剤
及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種
と、アゾジカルボンアミドとを含有し、かつアゾジカル
ボンアミドの分解物による燻煙処理後の汚染防止剤とし
て、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド)を、アゾジカルボンアミドに対して0.25〜4倍量
配合してなる燻煙剤組成物を、加水発熱、電熱、空気酸
化発熱および珪素酸と金属酸化物からなる発熱剤を含む
点火具より選ばれた加熱手段により熱分解させて燻煙せ
しめるとともに、アゾジカルボンアミドの分解物による
汚染を防止したことを特徴とする燻煙処理後の汚染防止
方法に係る。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1の構成によると、ピレス
ロイド系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた
1種又は2種と、アゾジカルボンアミドとを含有し、か
つアゾジカルボンアミドの分解物による燻煙処理後の汚
染防止剤として、4,4’−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)を、アゾジカルボンアミドに対して
0.25〜4倍量配合した有用な燻煙剤組成物が提供され
る。従来燻煙方法に比べ分解物による汚染が少ないの
で、家庭用として特にメリットが大きい。燻煙剤組成物
の剤型や用量は使用目的や使用場所に応じて適宜選定す
ることができるが、例えば剤型は顆粒状、粒状、粉状等
が挙げられ、また、用量は燻煙後処理面に有効成分とし
て0.1mg〜1.0g/m2沈降するように設定するのが適
当である。
【0014】請求項2の構成によると、ピレスロイド系
殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は
2種と、アゾジカルボンアミドとを含有し、かつアゾジ
カルボンアミドの分解物による燻煙処理後の汚染防止剤
として、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒ
ドラジド)を、アゾジカルボンアミドに対して0.25〜4
倍量配合してなる燻煙剤組成物を、加水発熱、電熱、空
気酸化発熱および珪素酸と金属酸化物からなる発熱剤を
含む点火具より選ばれた加熱手段により熱分解させ、ア
ゾジカルボンアミドの分解物による汚染を伴うことなく
殺虫成分を燻煙させたので、より汚染の少ない有用な燻
煙処理後の汚染防止方法が提供される。
【0015】
【実施例】つぎに具体的実施例ならびに試験例に基づい
て、本発明を更に詳細に説明する。
【0016】実施例1.フェノトリン5.0重量%、メト
キサジアゾン3.0重量%、アゾジカルボンアミド46重量
%に、汚染防止剤として4,4’−オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド)46重量%を混合した燻煙剤組
成物20gをポリエチレンラミネートセロハンフィルム
製袋に封入して燻煙殺虫剤を得た。この燻煙殺虫剤を棒
状発熱剤とアルミ製発熱剤収納管からなる点火具を装着
した金属製容器の中に入れ、閉め切った6畳の部屋の中
央に置き、発熱剤に点火して噴煙を開始させたのち退出
した。5時間後の調査では、部屋に多くのゴキブリの死
骸が確認され高い殺虫効果を示す一方、噴煙による汚染
はほとんど認められなかった。
【0017】実施例2.フェノトリン7.0重量%、メト
キサジアゾン5.0重量%、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム2.0重量%、アゾジカルボンアミド46重量%
に、汚染防止剤として4,4’−オキシビス(ベンゼン
スルホニルヒドラジド)40重量%を混合した燻煙剤組成
物に、水を加えてよく混練し、造粒、乾燥して燻煙殺虫
剤を得た。この燻煙殺虫剤10gを、加水発熱剤からな
る加熱装置を装着した金属製容器の中に入れ6畳の部屋
の中央に置き、発熱剤に水を加えて噴煙を開始させたの
ち部屋を閉め切った。3時間後、部屋に多くのゴキブリ
の死骸が確認され、高い殺虫効果が認められた。一方、
噴煙による汚染はほとんど認められなかった。
【0018】実施例3.フェノトリン5.0重量%と3−
ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート3.0重量%
に、アゾジカルボンアミド45重量%、酸化亜鉛3.0重量
%と汚染防止剤として4,4’−オキシビス(ベンゼン
スルホニルヒドラジド)43.9重量%を混合し、更に香料
0.1重量%を添加してなる燻煙剤組成物20gをポリエ
チレン製フィルム袋に封入して燻煙殺虫剤を得た。この
燻煙殺虫剤を棒状発熱剤とアルミ製発熱剤収納管からな
る点火具を装着した陶器製容器の中に入れ10畳の部屋
の中央に置き、部屋を閉め切った。発熱剤に点火して噴
煙を開始させたのち退出し、一昼夜放置した。処理前後
のゴキブリ、屋内塵性ダニ類、ならびにカビ類の密度の
推移を調べたところ、いずれの密度も著しく減少してい
ることが認められた。また、噴煙による処理面の汚染は
ほとんど認められなかった。
【0019】試験例1.実施例1に準じて表1に示す各
種燻煙剤組成物を調製し、その20gを合成樹脂製フィル
ム袋に封入したのち、点火具として蚊取線香を用いて下
記の燻煙試験を行った。試験結果も併せて表1に示す。 (1) 殺虫成分の揮散率;噴煙を捕集し、これに含まれ
る殺虫成分量を分析して、燻煙前初期量に対する揮散率
を求めた。 (2) 殺虫効力;部屋の4隅に、ピレスロイド感受性チ
ャバネゴキブリ、ならびにピレスロイド抵抗性チャバネ
ゴキブリをそれぞれ10匹ずつ含むシリンダーを置き、燻
煙48時間後に死虫率を調べた。なお、表1中、「感」は
感受性ゴキブリを、また「抵」は抵抗性ゴキブリを示
す。 (3) 使用性;燻煙時の臭気、ならびに処理後の汚染状
況を調べた。極めて良好な場合を◎、良好な場合を○、
やや不良の場合を△、不良の場合を×で示した。
【0020】
【表1】
【0021】試験の結果、本発明の燻煙剤用汚染防止剤
を使用すれば、簡便なうえ、燻煙性能、殺虫効力ともに
優れ、しかも燻煙時の臭気ならびに処理後の汚染もほと
んどないことから、極めて実用性の高いことが明らかと
なった。なお、ピレスロイド抵抗性ゴキブリに対しても
十分な殺虫効力を奏するためには、ピレスロイド系殺虫
剤に加えて、他のタイプの殺虫剤、例えばカーバメート
系殺虫剤のメトキサジアゾンを配合するのが好ましかっ
た。これに対し、4,4’−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)を用いなかった場合(対照例1)
や、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド)の配合量がアゾジカルボンアミドに対し0.25〜4
倍量の範囲に含まれないもの(対照例2,3)、更に
4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)単独を用いた場合(対照例4)は、処理後の汚染状
況、あるいは臭気がやや不良〜不良で好ましくなかっ
た。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ピレスロイド
系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又
は2種と、アゾジカルボンアミドとを含有し、かつアゾ
ジカルボンアミドの分解物による燻煙処理後の汚染防止
剤として、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニル
ヒドラジド)を、アゾジカルボンアミドに対して0.25〜
4倍量配合することによって、従来燻煙方法に比べ処理
後の汚染の少ない燻煙剤組成物が提供される。
【0023】請求項2の発明によれば、請求項1の燻煙
剤組成物を、加水発熱、電熱、空気酸化発熱および珪素
酸と金属酸化物からなる発熱剤を含む点火具より選ばれ
た加熱手段により熱分解させ、アゾジカルボンアミドの
分解物による汚染を伴うことなく殺虫成分を燻煙させる
ことにより、処理後の汚染の少ない極めて実用的な燻煙
処理後の汚染防止方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 53/00 A01N 53/00 A B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート
    系殺虫剤から選ばれた1種又は2種と、アゾジカルボン
    アミドとを含有し、かつアゾジカルボンアミドの分解物
    による燻煙処理後の汚染防止剤として、4,4’−オキ
    シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)を、アゾジカ
    ルボンアミドに対して0.25〜4倍量配合したことを特徴
    とする燻煙剤組成物。
  2. 【請求項2】 ピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート
    系殺虫剤から選ばれた1種又は2種と、アゾジカルボン
    アミドとを含有し、かつアゾジカルボンアミドの分解物
    による燻煙処理後の汚染防止剤として、4,4’−オキ
    シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)を、アゾジカ
    ルボンアミドに対して0.25〜4倍量配合してなる燻煙剤
    組成物を、加水発熱、電熱、空気酸化発熱および珪素酸
    と金属酸化物からなる発熱剤を含む点火具より選ばれた
    加熱手段により熱分解させて燻煙せしめるとともに、ア
    ゾジカルボンアミドの分解物による汚染を防止したこと
    を特徴とする燻煙処理後の汚染防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014101348A (ja) * 2012-10-25 2014-06-05 Lion Corp 燻煙型殺虫剤および燻煙型殺虫装置
JP2021098766A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 ライオン株式会社 硬表面の汚れ付着抑制方法

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