JP4390462B2 - 燻煙殺虫剤及び燻煙殺虫剤の燻煙方法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、燻煙殺虫剤及び燻煙殺虫剤の燻煙方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭内に生息するゴキブリ、ナンキンムシ、シラミ、イエダニ、屋内塵性ダニ類などの害虫、ダニ類の駆除や防除のために燻煙剤が使用されてきた。燻煙剤は短時間高濃度空間処理剤に該当し、手間をかけずに広い空間を処理できる長所がある反面、効力、人体に対する安全性、火災に対する安全性など十分な配慮が要求される。現在市販されている燻煙剤には二つのタイプがあり、一つは可燃物と酸素遊離物質、例えば硝酸塩、クロム酸塩、過塩素酸塩などを含むもので、点火した位置から適宜の速度で燃焼し、その燃焼部にある揮散されるべき物質が空中に揮散するものである。他方は、殺虫成分と有機発泡剤、更に必要に応じて増量剤(有機物または無機物)を加えて調製したものであり、有機発泡剤の熱分解の際発生するガスの力を利用して殺虫成分を揮散させるものである。そして、有機発泡剤としては、臭いが少なくガス量の多いアゾジカルボンアミドが代表的である。
【0003】
本発明者らは先に、特開昭58−18301号公報(特公平1−57081号公報)で、殺虫剤と分解温度が250℃以下の有機発泡剤を含有する燻煙剤を袋詰めしてなる燻煙殺虫剤に、点火具を接触させて前記有機発泡剤を熱分解せしめ、
接触部分より殺虫成分を噴煙せしめることを特徴とする燻煙殺虫剤の燻煙方法を開発した。そして、特開昭63−267705号公報、特開昭64−42401号公報では、前記特開昭58−18301号公報記載技術の改良として、ペルメトリンと、酸化防止剤と、有機発泡剤を含有する燻煙剤を、緩燃焼性材料よりなる点火具を接触させた時その接触させた部分にのみ穴が開く合成樹脂フィルム、あるいは溶融点が90 〜120℃の合成樹脂フィルムに袋詰めすることを特徴とする燻煙殺虫剤、及びこれを用いた燻煙方法を開示した。更に、特開平11−92312号公報では、アゾジカルボンアミドの分解温度を下げ燻煙性能を高めるために、酸化亜鉛及び炭酸亜鉛から選ばれた1種又は2種を配合する処方を開示した。
しかしながら、これらの燻煙殺虫剤においては、燻煙剤収納袋を容器に2個以上収容した製品の場合、製品を長期間にわたり保存した時や輸送の際の振動等によって燻煙剤収納袋同士の移動やズレが起こり、使用に際して燻煙開始までに長い時間を必要としたり、さらには燻煙が開始しないという問題を生じることがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開昭58−18301号公報
【特許文献2】
特開昭63−267705号公報
【特許文献3】
特開昭64−42401号公報
【特許文献4】
特開平11−92312号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、燻煙剤収納袋を2個以上収容した製品について、長期間にわたる保存や輸送の際の振動等によっても燻煙剤収納袋同士の移動やズレが起こらず、使用に際して確実に着火ならしめ燻煙が開始する燻煙殺虫剤、及び燻煙殺虫剤の燻煙方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段ならびに発明の実施の形態】
本発明者らは、合成樹脂製フィルム袋に封入されてなる燻煙剤収納袋を2個以上連接させた燻煙殺虫剤について鋭意検討を重ねた結果、燻煙剤収納袋の各々連接部において合成樹脂製フィルムの一部を接合させるか、もしくは燻煙殺虫剤全体を包接することによって燻煙剤収納袋の移動を防止できることを知見し本発明を完成した。
【0007】
すなわち、請求項1の発明は、殺虫成分としてピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種を2〜20重量%と、アゾジカルボンアミドを75〜97重量%と、酸化亜鉛及び炭酸亜鉛から選ばれた1種又は2種を1〜5重量%とを含有する粉状の燻煙剤組成物が、合成樹脂製フィルム袋に封入されてなる燻煙剤収納袋を2個以上連接させた燻煙殺虫剤において、前記合成樹脂製フィルムが、緩燃焼性材料からなる点火具を接触させた時その接触させた部分に噴孔が形成されるものであり、かつ前記燻煙剤収納袋の各々連接部において前記合成樹脂製フィルムの一部を接合させるか、もしくは燻煙殺虫剤全体を包接することによって前記燻煙剤収納袋の移動を防止した燻煙殺虫剤に関するものである。
【0008】
本発明の燻煙剤組成物で殺虫成分として用いられるピレスロイド系殺虫剤としては、フェノトリン、ぺルメトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、アレスリン、プラレトリン、フラメトリン、レスメトリン、エトフェンプロックス等が挙げられる。害虫に対して速効性でかつ人畜に対して安全性が高いので家庭内に生息するゴキブリ、ナンキンムシ、シラミ、イエダニ、屋内塵性ダニ類などの駆除または防除に好適である。なお、化学構造中に不斉炭素あるいは二重結合等を含みこれに基づく光学異性体や幾何異性体等が存在する場合は、これらの各々または任意の混合物も本発明に含まれることはもちろんである。特に好ましい化合物は、より残効性が期待されるフェノトリン、ぺルメトリン、シフェノトリン、シペルメトリンである。また、カーバメート系殺虫剤としては、メトキサジアゾン等があげられる。
なお、殺虫成分は燻煙剤組成物全体量に対して2〜20重量%配合される。2重量%未満の場合、所望の殺虫効果が得られないし、一方20重量%を越えると燻煙性能に影響を及ぼすので好ましくない。
【0009】
有機発泡剤であるアゾジカルボンアミドの本発明における配合量は、燻煙剤組成物全体量に対して75〜97重量%である。75重量%未満では有機発泡剤の噴出力が不足し、殺虫成分が十分拡散しない。また、発泡補助剤として使用される酸化亜鉛及び炭酸亜鉛から選ばれた1種又は2種の配合量は、全体量に対して1〜5重量%、好ましくは2〜5重量%の範囲で選択される。1重量%未満では発泡補助剤としての効果が得られないし、一方5重量%を越えると噴出力が強まって燻煙に要する時間は短縮されるものの、殺虫成分の揮散率が低下したり、燻煙後の発泡補助剤沈降による汚染が目立つようになるため好ましくない。
発泡補助剤を配合したアゾジカルボンアミド発泡剤は140℃〜205℃で分解し、熱量の少ない熱源でも燻煙可能とするものであるが、燻煙性能に支障をきたさない限りにおいて他の補助剤を添加しても構わない。
【0010】
本発明で用いる燻煙剤組成物には、ピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤のほかに、他のタイプの殺虫剤や殺ダニ剤、カビ類、菌類などを対象とした防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤、あるいはピレスロイド系殺虫剤の共力剤、含水二酸化ケイ素で代表される凝集防止剤、安定剤、香料、賦形剤などが配合されてもよい。他のタイプの殺虫剤としては、フェニトロチオン、ジクロルボス、ダイアジノン、トクチオンなどの有機リン系殺虫剤、あるいはシラフルオフェン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェンなどの化合物を例示できる。また、殺ダニ剤としては、5−クロロ−2−トリフルオロメタンスルホンアミド安息香酸メチル、サリチル酸フェニル、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメートなどがあり、一方、防カビ剤、抗菌剤や殺菌剤としては、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、トリホリン、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、o−フェニルフェノールなどを例示できるが、これらに限定されるものではない。
【0011】
本発明で用いられる合成樹脂製フィルム袋の材質としては、緩燃焼性材料からなる点火具を接触させた時その接触させた部分に噴孔が形成され、燻煙剤組成物に熱を伝えて燻煙を開始させるものであれば、特に限定されない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等が一般的に使用できるが、燻煙を効率よく持続せしめるべく検討した結果、厚さは20〜50ミクロン程度がよく、またポリエチレンと他の合成樹脂製フィルムとをラミネートしたもの、例えばポリエチレンラミネートセロハン、ポリエチレンラミネートポリプロピレンなどが特に有効であることが認められた。
通常、前記燻煙剤組成物の10〜20gを合成樹脂製フィルム袋に封入して燻煙剤収納袋を構成する。
【0012】
本発明は、燻煙剤収納袋を2個以上連接させた燻煙殺虫剤につき、燻煙剤収納袋の各々連接部において合成樹脂製フィルムの一部を接合させるか、もしくは燻煙殺虫剤全体を包接することによって燻煙剤収納袋の移動を防止したことに特徴を有する。
本発明で適用される燻煙剤収納袋の移動防止手段としては、合成樹脂製フィルム同士をフィルムに使用可能な接着剤や樹脂等を用いて接着する方法や、合成樹脂製フィルムのシール部分を接着する方法、あるいはシール部分をホッチキス等を用いて部分的に接合させる方法があげられる。また、燻煙殺虫剤全体を熱収縮性フィルムなどを用いて包接し一体化させることは特に有用である。
【0013】
包接に際して用いられる熱収縮フィルムの材質としては、加熱により収縮を起こすものであればいずれも使用可能である。例えば、塩化ビニール、ポリエチレンテレフタレート及びポリスチレン等を挙げることが出来るが、なかでも、ポリスチレンは溶融温度が低く特に好ましい。
【0014】
かかる燻煙剤収納袋の移動防止手段を採用することによって、製造後の製品輸送や使用時までの保存中に振動を受けても燻煙剤収納袋間の移動やズレを起こすことがなく、点火具を用いて確実に着火させ燻煙を開始せしめることが可能となる。
【0015】
また、本発明で用いる緩燃焼性材料からなる点火具としては、珪素鉄と金属酸化物などからなる導火棒、蚊取線香、仏壇線香、炭火等があげられるが、先端部にマッチ頭薬を有し珪素鉄と金属酸化物などからなる導火棒が好ましい。
緩燃焼性材料からなる点火具は、生石灰と水との反応の如き高温持続型ではないが、燻煙剤組成物の特性と、合成樹脂製フィルム袋の材質とを組み合わせることにより、燻煙剤収納袋に接触させるだけで、噴煙を開始、継続せしめることを可能にしたものである。
【0016】
請求項2の発明は、燻煙剤収納袋の移動防止手段として、燻煙殺虫剤全体を熱収縮性フィルムで包接したものである。
【0017】
請求項3の発明は、請求項2の構成において、熱収縮性フィルムとして、低温でも熱収縮を起こし熱収縮性に優れたポリスチレンを用いたものである。
【0018】
請求項4ないし6の発明は、請求項1ないし3の構成を採用して、有用な燻煙殺虫剤の燻煙方法を提供するものである。
【0019】
こうして得られた本発明の燻煙殺虫剤は、従来燻煙方法に比べ低温で熱量の少ない熱源を接触させても燻煙殺虫剤の燻煙継続が可能なので極めて実用性が高く、例えば、高温で熱分解を受けやすいピレスロイド系殺虫剤やカーバメート系殺虫剤を含有する燻煙剤組成物などの場合に、特にメリットが大きい。
ピレスロイド系殺虫剤やカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種の種類、燻煙剤組成物の剤型や用量は、使用目的や使用場所に応じて適宜選定することができる。例えば、燻煙後処理面に有効成分として0.1mg〜1.0g/m2程度沈降するように用量を設定すれば、ゴキブリ、ハエ、蚊、屋内塵性ダニ類、ナンキンムシなどに対して優れた殺虫効力を奏する。なお、ピレスロイド系殺虫剤に抵抗性が発達した害虫に対処するには、作用機作の異なる、例えばカーバメート系殺虫剤のメトキサジアゾンや有機リン系殺虫剤のフェニトロチオン等を併用するのがよい。
【0020】
本発明の実施にあたっては、燻煙剤収納袋を2個以上連接させ、前述の燻煙剤収納袋の移動防止手段を施した後、プラスチック容器や金属缶、あるいは陶器製の容器に入れる。そして、使用時に、緩燃焼性材料からなる点火具を用いて簡単、確実に燻煙を開始できるので極めて実用的である。
【0021】
【実施例】
次に、実施例ならびに試験例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例ならびに試験例に限定されるものではない。
【0022】
実施例1.
フェノトリン8.0重量%、メトキサジアゾン6.5重量%、アゾジカルボンアミド80.5重量%、酸化亜鉛3.0重量%、及び含水二酸化ケイ素(商品名:カープレックス#80)2.0重量%を混合してなる粉状の燻煙剤組成物12gを、ポリエチレンラミネートセロハンフィルム製袋に封入して燻煙剤収納袋を調製した。この燻煙剤収納袋2個を2段に重ね、熱収縮性のポリスチレンフィルムで熱収縮・包接して本発明の燻煙殺虫剤を得た。
この燻煙殺虫剤を耐熱容器に入れ、先端部にマッチ頭薬を有し珪素鉄と金属酸化物からなる導火棒を装填した。これを閉め切った6畳の部屋の中央に置き、マッチ頭薬をこすって点火したところ、フィルム製袋の導火棒との接触部に孔があき、ここから噴煙が勢いよく噴出して部屋全体に拡散した。5時間後の調査では、部屋に数多くのゴキブリの死骸が観察され高い殺虫効果を示す一方、噴煙による汚染はほとんど認められなかった。
【0023】
試験例1.
実施例1に準じ、燻煙剤組成物(表1)12gを合成樹脂製フィルム袋に封入してなる燻煙剤収納袋2個を2段に重ね、燻煙剤収納袋の移動防止手段を施して表2に示す各種の燻煙殺虫剤を作製した。
この燻煙殺虫剤を耐熱容器に入れ、先端部にマッチ頭薬を有し珪素鉄と金属酸化物からなる導火棒を装填して試験検体となした。JIS Z0232の「包装貨物−振動試験方法」に従い各試験検体に振動を加えた後、下記の項目に係る燻煙試験を行った。評価結果を併せて表2に示す。
(1)燻煙数:試験検体が正常に着火するかどうかを調べる。
○;全て着火、 ×;一部不着火
(2)燻煙開始時間:着火してから燻煙を開始するまでの時間を測定する。
○;5秒以内、△〜○;5〜7秒、△;7〜10秒、×;10秒以上
【0024】
【表1】
Figure 0004390462
【0025】
【表2】
Figure 0004390462
【0026】
試験の結果、燻煙剤収納袋の移動防止手段を施した本発明の燻煙殺虫剤及びその燻煙方法によれば、燻煙の着火が確実で、燻煙開始までの時間も短かった。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、燻煙剤収納袋を2個以上収容した製品について、長期間にわたる保存や輸送の際の振動等によっても燻煙剤収納袋同士の移動やズレが起こらず、使用に際して確実に着火ならしめ燻煙が開始する燻煙殺虫剤、及び燻煙殺虫剤の燻煙方法を提供する。

Claims (6)

  1. 殺虫成分としてピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種を2〜20重量%と、アゾジカルボンアミドを75〜97重量%と、酸化亜鉛及び炭酸亜鉛から選ばれた1種又は2種を1〜5重量%とを含有する粉状の燻煙剤組成物が、合成樹脂製フィルム袋に封入されてなる燻煙剤収納袋を2個以上連接させた燻煙殺虫剤において、前記合成樹脂製フィルムが、緩燃焼性材料からなる点火具を接触させた時その接触させた部分に噴孔が形成されるものであり、かつ前記燻煙剤収納袋の各々連接部において前記合成樹脂製フィルムの一部を接合させるか、もしくは燻煙殺虫剤全体を包接することによって前記燻煙剤収納袋の移動を防止したことを特徴とする燻煙殺虫剤。
  2. 燻煙剤収納袋の移動防止手段として、燻煙殺虫剤全体を熱収縮性フィルムで包接したことを特徴とする請求項1に記載の燻煙殺虫剤。
  3. 熱収縮性フィルムがポリスチレンであることを特徴とする請求項2に記載の燻煙殺虫剤。
  4. 殺虫成分としてピレスロイド系殺虫剤及びカーバメート系殺虫剤から選ばれた1種又は2種を2〜20重量%と、アゾジカルボンアミドを75〜97重量%と、酸化亜鉛及び炭酸亜鉛から選ばれた1種又は2種を1〜5重量%とを含有する粉状の燻煙剤組成物が、合成樹脂製フィルム袋に封入されてなる燻煙剤収納袋を2個以上連接させ、かつ前記燻煙剤収納袋の各々連接部において前記合成樹脂製フィルムの一部を接合させるか、もしくは燻煙殺虫剤全体を包接することによって前記燻煙剤収納袋の移動を防止した燻煙殺虫剤の一箇所に、緩燃焼性材料からなる点火具を接触させてその接触させた部分に噴孔を形成せしめ、この噴孔から殺虫成分を噴煙させることを特徴とする燻煙殺虫剤の燻煙方法。
  5. 燻煙剤収納袋の移動防止手段として、燻煙殺虫剤全体を熱収縮性フィルムで包接したことを特徴とする請求項4に記載の燻煙殺虫剤の燻煙方法。
  6. 熱収縮性フィルムがポリスチレンであることを特徴とする請求項5に記載の燻煙殺虫剤の燻煙方法。
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