JP2002190083A - 緊急情報発信システム - Google Patents

緊急情報発信システム

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JP2002190083A
JP2002190083A JP2000388843A JP2000388843A JP2002190083A JP 2002190083 A JP2002190083 A JP 2002190083A JP 2000388843 A JP2000388843 A JP 2000388843A JP 2000388843 A JP2000388843 A JP 2000388843A JP 2002190083 A JP2002190083 A JP 2002190083A
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emergency
terminal
road
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JP2000388843A
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Kinya Nobori
欽也 登
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末携帯者が路上で緊急事態が発生したと
き、予め路上に設置された路上情報端末に携帯情報端末
から識別情報を含む緊急情報を無線で発信するだけで、
所定の緊急連絡先に緊急情報を送信する。 【解決手段】 端末携帯者の識別情報、緊急連絡先を含
む第1情報を第1情報記憶部に記憶し、第1情報を無線
信号で発信する携帯情報端末と、路上の複数箇所に設置
され、路上の位置情報を含む第2情報を第2情報記憶部
に記憶し、帯情報端末から発信された第1情報を受信
し、第1情報に第2情報を付加して通信回線を介して送
信する路上情報端末と、各路上情報端末から送信された
第1及び第2情報を受信し、この情報から緊急情報を含
む第3情報を作成し、第3情報を通信回線を介して送信
する路上情報端末管理サーバと、第3情報を受信し、こ
の第3情報に基づいて端末携帯者の位置情報を含む緊急
情報を所定の緊急連絡先に送信する窓口情報端末とから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路上で不測の緊急
事態に遭遇した障害者/高齢者の携帯情報端末からの救
急発信による救急連絡を円滑に行う緊急情報発信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院や老人ホームにおいて、例え
ば、患者や老齢者に緊急事態が発生すると、患者や老齢
者自信が携帯する音波発振機のボタンを押下して音波信
号を発生し、その音波信号を監視区域の複数箇所に設置
した受信装置で受信し、受信装置の設置場所を特定した
通報信号に変換して連絡用端末装置を介してセンタ装置
に送信する緊急通報システムが知られている。しかしな
がら、屋内に設置された監視区域において発生した緊急
事態には対処することができるが、患者や老齢者が外出
した場合に発生した緊急事態には対処することができな
いという問題があった。
【0003】この問題を改善する従来技術として、例え
ば、特開平11−112695号公報の記載によれば、
緊急通報移動局(携帯電話機)を携帯する携帯者が、外
出先で緊急事態が発生した場合、緊急スイッチを押せ
ば、携帯電話機を識別する識別情報を含む緊急情報及び
DGPS(Differential Global Positioning System)
を利用して測定した携帯電話機の位置情報を、個人情報
データベース及び地図データベースを備えた緊急通報セ
ンタに送信するシステムにより、患者や老齢者が外出先
で緊急事態が発生しても、病院や消防署に連絡できる緊
急通報システムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−112695号公報に記載の緊急通報システムで
は、正確な位置情報を検出するDGPSを利用するた
め、GPS受信機、位置測定手段、DGPS基準局によ
り位置情報を補正するなど位置補正手段が必要になり、
携帯電話機の構成が複雑になり高価になるという問題点
がある。
【0005】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、障害者や高齢者の端末携帯者が路上
で緊急事態が発生したとき、予め路上の複数箇所に設置
された路上情報端末に携帯情報端末からその識別情報を
含む緊急情報を無線で発信するだけで、所定の緊急連絡
先に端末携帯者の位置情報を含む緊急情報を送信する緊
急情報発信システムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末携帯者の
識別情報、緊急情報を含む第1情報を第1情報記憶部に
記憶し、第1情報を無線信号で発信する携帯情報端末
と、路上の複数箇所に設置され、路上の位置情報を含む
第2情報を第2情報記憶部に記憶し、携帯情報端末から
発信された第1情報を受信し、第1情報に第2情報を付
加して通信回線を介して送信する路上情報端末と、各路
上情報端末から送信された第1及び第2情報を受信し、
この情報から緊急連絡先を含む第3情報を作成し、第3
情報を通信回線を介して送信する路上情報端末管理サー
バと、第3情報を受信し、この第3情報に基づいて端末
携帯者の位置情報を含む緊急情報を所定の緊急連絡先に
送信する窓口情報端末とを備えたことを特徴とする緊急
情報発信システムである。
【0007】本発明によれば、障害者や高齢者の端末携
帯者が路上で緊急事態が発生したとき、予め路上の複数
箇所に設置された路上情報端末に携帯情報端末からその
識別情報を含む緊急情報を無線で発信するだけで、端末
携帯者の位置情報を含む緊急情報を所定の緊急連絡先に
送信する緊急情報発信システムを提供することができ
る。また、携帯情報端末は、GPS受信機、位置測定手
段を備える必要がないので構造が簡単になる。
【0008】前記携帯情報端末は、第1情報記憶部に記
憶された第1情報を表示する表示部と、表示された第1
情報から目的の緊急連絡先を選択する選択部と、選択さ
れた緊急連絡先を含む第1情報を発信する緊急情報発信
部とをさらに備えた構成にしてもよい。この構成によれ
ば、障害者や高齢者の端末携帯者は、表示された緊急情
報から目的の緊急連絡先を選択するだけで、携帯情報端
末の緊急情報発信部から路上情報端末に目的の緊急連絡
先を含む緊急情報を発信することができる。
【0009】前記第1情報記憶部は、救急車呼び出し、
病院通報、タクシー呼び出し、特定連絡先を含む緊急連
絡先情報、及び端末携帯者を識別する識別情報、氏名、
住所、親族などの特定連絡先情報、車椅子利用状況、病
気情報を含む個人情報からなる第1情報を更新可能に記
憶する構成にしてもよい。この構成によれば、第1情報
記憶部に記憶された第1情報から緊急事態の内容に合っ
た緊急連絡先を含む個人情報を読み出して選択すること
ができる。
【0010】前記路上情報端末は、現場の映像を取得す
るカメラ、及び現場の音声を取得する音声入力部を備
え、前記第2情報記憶部は、路上情報端末の設置位置情
報、及び取得された現場の映像や音声を含む環境情報を
第2情報として更新可能に記憶する構成にしてもよい。
この構成によれば、携帯情報端末に現場の映像/音声の
取得手段を持たなくても、路上情報端末から送信される
第2情報には、路上情報端末の設置位置情報及び現場の
映像や音声を含む環境情報が含まれるので、路上情報端
末管理サーバ及び窓口情報端末は、緊急事態が発生した
現場の位置及び状況を認識することができる。
【0011】前記路上情報端末管理サーバは、各端末携
帯者の写真を含む個人情報を更新可能に記憶する個人情
報データベースを備え、第1及び第2情報から緊急情報
を含む第3情報を作成する際、緊急連絡先に応じて必要
な個人情報をさらに付加した第3情報を作成して窓口情
報端末に送信する構成にしてもよい。この構成によれ
ば、路上情報端末管理サーバから送信される第3情報に
は緊急連絡先に応じて必要な個人情報が付加されている
ので、窓口情報端末は、緊急事態が発生した端末携帯者
に対して迅速かつ正確な対応が可能となる。
【0012】つまり、病院、消防署など緊急連絡先で
は、路上情報端末から送られた現場写真と路上情報端末
管理サーバの個人情報の写真とを照合することにより本
人か否かを確認できるため、イタズラ等を防止できる。
また、路上情報端末から送られた現場写真により、現状
の服装/外観特長を把握できるため、現場において呼び
出しを行った端末携帯者を間違いなく探し当てることが
できる。
【0013】前記個人情報データベースは、端末携帯者
を識別する識別情報、氏名、住所、電話番号、車椅子利
用状況、病気情報などの個人情報を、救急車呼び出し、
病院通報、タクシー呼び出し、特定連絡先通報などの緊
急連絡先別に対応して更新可能に記憶する構成にしても
よい。この構成によれば、個人情報データベースから緊
急連絡先に合った必要な個人情報を含む緊急情報が得ら
れる。
【0014】前記携帯情報端末は、通信回線を介して路
上情報端末管理サーバの個人情報データベースから個人
情報を取得し緊急情報として第1情報記憶部に入力する
入力部をさらに備えた構成にしてもよい。この構成によ
れば、携帯情報端末の第1情報記憶部に記憶する緊急情
報をより簡単に入力することができる。
【0015】前記窓口情報端末は、路上情報端末管理サ
ーバから緊急情報を含む第3情報を受信した際、路上情
報端末管理サーバを介し、第1情報を発信した路上情報
端末及び携帯情報端末に緊急情報を受信したことを示す
応答情報を送信する構成にしてもよい。この構成によれ
ば、端末携帯者は、発信した緊急情報が窓口情報端末に
着信したことを示す応答情報を路上情報端末での表示/
音声メッセージもしくは携帯情報端末に表示されたメッ
セージとして受け取ることができるので、安心して救急
対応を待つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0017】図1は本発明の一実施例である緊急情報発
信システムの基本構成を示す図である。図1に示すよう
に、緊急情報発信システムは、端末携帯者の識別情報、
緊急情報を含む第1情報を第1情報記憶部に記憶し、第
1情報を無線信号で発信する携帯情報端末1、路上の複
数箇所に設置され、路上の位置情報を含む第2情報を第
2情報記憶部に記憶し、携帯情報端末1から発信された
第1情報を受信し、第1情報に第2情報を付加して通信
回線を介して送信する路上情報端末2、各路上情報端末
2から送信された第1及び第2情報を受信し、この情報
から緊急連絡先を含む第3情報を作成し、第3情報を通
信回線を介して送信する路上情報端末管理サーバ3、第
3情報を受信し、この第3情報に基づいて端末携帯者の
位置情報を含む緊急情報を所定の緊急連絡先に送信する
窓口情報端末4から構成される。
【0018】なお、病院51、消防署52、特定連絡先
53、タクシーセンター54は緊急連絡先を示す。窓口
情報端末4は、通報を受けるべき病院51、消防署5
2、特定連絡先53、タクシーセンター54などの対象
施設の中に設置されてもよい。
【0019】図2は本実施例の携帯情報端末の機能構成
を示すブロック図である。図2に示すように、携帯情報
端末1は、主制御部101、主記憶部102、表示部1
03、操作部104、光通信部105、応答情報記憶部
106から構成されている。
【0020】主制御部101は、例えば、CPU、RO
M、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュー
タ、マイクロプロセッサで構成され、ROMに記憶され
た制御プログラムにより携帯情報端末1の各部を制御す
る。
【0021】主記憶部102は、例えば、ROM、RA
M、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモ
リで構成され、緊急情報発信アプリケーションプログラ
ム、情報入力アプリケーションプログラムなどの制御プ
ログラムを記憶するプログラム記憶部や、タクシー呼び
出し、病院通報、救急車呼び出しを含む緊急連絡先項目
(緊急目的情報)、端末携帯者の識別情報、氏名、住
所、親族などの特定連絡先情報、車椅子利用状況、病気
情報を含む個人情報からなる第1情報を記憶する第1情
報記憶部として機能する領域を備えている。
【0022】表示部103は、例えば、LCD(液晶デ
ィスプレイ)、PD(プラズマディスプレイ)、ELD
(ELディスプレイ)などで構成され、第1情報記憶部
に記憶された第1情報を画面に表示したり、路上情報端
末2から受信した応答情報を画面に表示する。
【0023】操作部104は、例えば、小型スイッチ、
表示部103の画面上に形成されたタッチパネルなどで
構成され、主記憶部102の第1情報記憶部に個人情
報、付加情報を入力する入力部、表示部103の画面に
表示された目的の緊急連絡先を選択する選択部として機
能し、選択された緊急情報を路上情報端末2に発信する
発信指示部として機能する。
【0024】光通信部105は、例えば、光通信発光素
子、光通信受光素子、光通信信号処理回路、インタフェ
ースなどで構成され、路上情報端末2と双方向の光通信
を行い、第1情報を光信号で路上情報端末2に発信する
緊急情報発信部として機能する。光通信部105は、Bl
ueToothなど電波による通信としてもよい。
【0025】主制御部101は、緊急情報の発信の起動
となる小型スイッチまたはタッチパネル上に表示された
緊急ボタンが押下されたとき、端末上でいかなる処理を
実行している場合でも、優先して緊急情報を光通信部1
05から発信するよう構成されている。よって、端末携
帯者はどのような状況において速やかに緊急情報の発信
処理に移行することができる。
【0026】応答情報記憶部106は、例えば、RA
M、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモ
リで構成され、窓口情報端末4が、路上端末管理サーバ
3及び路上情報端末2を介して光通信部105に送信し
た救急情報の着信、緊急連絡処理終了の応答情報を記憶
する。
【0027】図3は本実施例の路上情報端末の機能構成
を示すブロック図である。図3に示すように、路上情報
端末2は、主制御部201、主記憶部202、表示部2
03、位置情報記憶部204、光通信部205、応答情
報記憶部206、回線インタフェース接続部207、カ
メラ208、音声入力部209、音声出力部210、時
計部211、緊急情報発信記録記憶部212、緊急情報
受信ボックス213から構成されている。また、路上情
報端末2は、路上以外にも、駅、バス停留所、交差点、
観光地、遊園地、テーマパーク等に設置してもよい。ま
た、地下街、病院、大学、図書館など施設内に設置して
もよい。
【0028】主制御部201は、例えば、CPU、RO
M、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュー
タ、マイクロプロセッサで構成され、ROMに記憶され
た制御プログラムにより路上情報端末2の各部を制御す
る。また、主制御部201は、携帯情報端末1から受信
した第1情報や路上情報端末管理サーバ3から受信した
応答情報をテキスト/画像情報/音声情報に変換した
り、変換したテキスト/画像情報/音声情報を無線信号
や通信信号に変換する。
【0029】主記憶部202は、例えば、ROM、RA
M、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモ
リで構成され、制御プログラム、アプリケーションソフ
ト、アドインソフトを記憶する領域、路上情報端末1の
設置位置情報、及びカメラ208により取得した現場の
映像や音声入力部209により取得した音声からなる環
境情報を含む第2情報を更新可能に記憶する第2情報記
憶部として機能する領域を備えている。
【0030】表示部203は、LCD(液晶ディスプレ
イ)、PD(プラズマディスプレイ)、ELD(ELデ
ィスプレイ)などで構成され、携帯情報端末1から発信
された第1情報または第1情報の一部、及び路上情報端
末管理サーバ3を介して窓口情報端末4から送信された
応答情報または応答情報の一部を画面に表示する。
【0031】位置情報記憶部204は、例えば、RO
M、EPROMなどの半導体メモリで構成され、路上の
設置位置情報を含む第2情報を記憶する第2情報記憶部
として機能する。この第2情報を、路上情報端末2を識
別するための識別情報として、第1情報に付加される。
【0032】光通信部205は、例えば、光通信発光素
子、光通信受光素子、光通信信号処理回路、インタフェ
ースで構成され、携帯情報端末1と双方向の光通信を行
い、携帯情報端末1から発信された第1情報を受信した
り、窓口情報端末4から路上情報端末管理サーバ3を介
して受信した応答情報を光信号に変換して送信する。
【0033】応答情報記憶部206は、例えば、RA
M、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体メモ
リで構成され、窓口情報端末4に着信した緊急情報に対
する応答情報を記憶する。
【0034】回線インタフェース部207は、例えば、
モデム、信号変換回路などから構成され、専用回線また
は公衆回線を介して路上情報端末管理サーバ3と通信接
続する。
【0035】カメラ208は、例えば、CCDイメージ
センサなどから構成され、携帯情報端末1から救急情報
を受信したとき、主制御部201の制御により路上情報
端末2周辺の映像を取得する。路上情報端末2に搭載さ
れたカメラ208の撮影可能範囲は、携帯情報端末との
光通信が可能な範囲としてもよい。これにより、カメラ
208の設置を最低限度の台数で、端末携帯者の状況を
把握することが可能である。
【0036】音声入力部209は、例えば、マイクロホ
ン、A/D変換回路などで構成され、路上情報端末2周
辺の音声を取得する。音声出力部210は、例えば、ス
ピーカー、D/A変換回路などで構成され、窓口情報端
末4から路上情報端末管理サーバ3を介して受信した音
声の応答情報を出力する。
【0037】主制御部201は、携帯情報端末1より発
信された第1情報を受信すると、カメラ208/音声入
力部209により収集した環境情報を位置情報と合わせ
て第2情報として生成し、これを第1情報に付加して路
上情報端末管理サーバ3に送信する。よって、収集され
た環境情報が端末携帯者の映像である場合、路上情報端
末管理サーバ3や窓口情報端末4において、端末携帯者
が車椅子利用者あるいは歩行補助用杖利用者であること
などを確認することができる。
【0038】時計部211は、例えば、クロック発振
器、カウンタなどから構成され、現在の時間情報を制御
部201に出力する。携帯情報端末1から発信された緊
急情報に時間情報を付加する。よって、携帯端末情報1
に時計部がなくても、常に正しい時間情報を得ることが
できる。
【0039】緊急情報発信履歴記憶部212は、例え
ば、RAM、EEPROM、フラッシュメモリなどの半
導体メモリで構成され、路上情報端末2が発信した第1
情報、その第1情報に付加した第2情報及び路上情報端
末管理サーバ3に送信した時間情報を、緊急情報発信履
歴情報として記憶する。
【0040】緊急情報受信ボックス213は、例えば、
RAM、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体
メモリで構成され、携帯情報端末1から発信された第1
情報を一時記憶する。
【0041】主制御部201は、窓口情報端末4から路
上情報端末管理サーバ3を介して送信されてくる応答情
報と合わせ、対応処理に時間がかかっている緊急情報を
判別することができ、端末携帯者への追加メッセージ表
示や、窓口情報端末4への緊急情報の再発信などを自動
的に行うことができる。
【0042】図4本実施例の路上情報端末管理サーバの
機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、
路上情報端末管理サーバ3は、主制御部301、記憶部
302、個人情報データベース303、回線インタフェ
ース部304、緊急情報受信ボックス305、時計部3
06、応答情報記憶部307から構成される。
【0043】主制御部301は、例えば、CPU、RO
M、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュー
タ、マイクロプロセッサで構成され、制御プログラムに
より路上情報端末管理サーバ3の全体を制御する。主記
憶部302は、例えば、RAM、EEPROM、フラッ
シュメモリなどの半導体メモリで構成され、制御プログ
ラム、アプリケーションソフトを記憶する領域、アプリ
ケーションソフトを実行する上で一時的に保管する必要
のある情報(時間情報/第3情報など)を記憶する領域
を備えている。
【0044】個人情報データベース303は、例えば、
RAM、EEPROM、フラッシュメモリなどの半導体
メモリで構成され、端末携帯者の住所、氏名、電話番
号、過去の病気情報、かかりつけの病院/医師の情報、
血液型、身長、体重などの情報の他、端末携帯者の写真
や過去の緊急情報発信履歴及び発信情報を含む個人情報
を更新可能に記憶する。
【0045】回線インタフェース部304は、モデム、
信号変換回路などから構成され、専用回線または公衆回
線を介して路上情報端末2及び窓口情報端末4と通信接
続する。緊急情報受信ボックス305は、路上情報端末
2より送信されてきた第1情報及び第2情報を一時記憶
する。
【0046】主制御部301は、回線インタフェース部
304を介して各路上情報端末2から送信された第1情
報及び第2情報を受信し、これらの情報から緊急連絡先
を含む第3情報を作成し、この第3情報を回線インタフ
ェース部304を介して窓口情報端末4に送信する。
【0047】窓口情報端末4は、路上情報端末管理サー
バ3から送信された第3情報を受信し、受信した第3情
報に基づいて病院51、消防署52、特定連絡先53タ
クシーセンター54などの緊急連絡先に緊急連絡するよ
う構成される(図1参照)。
【0048】時計部306は、例えば、クロック発振
器、カウンタなどから構成され、現在の時間情報を制御
部301に出力する。応答情報記憶部307は、例え
ば、RAM、EEPROM、フラッシュメモリなどの半
導体メモリで構成され、窓口情報端末4に着信した緊急
情報に対する応答情報を記憶する。
【0049】図5は本実施例の携帯情報端末における緊
急情報発信処理の手順を示すフローチャートである。図
5において、 S101:携帯情報端末1の電源をオンして主制御部1
01を起動する。 S102:表示部103の画面に表示された操作部10
4の緊急ボタン(タッチパネル)をタッチすることによ
り、主記憶部102のプログラム記憶部に記憶されてい
る緊急情報発信アプリケーションプログラムが起動され
る。主制御部101は、緊急情報発信アプリケーション
プログラムの制御により緊急情報発信処理を実行する。
【0050】S103:主制御部101は、主記憶部1
02の第1情報記憶部に記憶されている緊急連絡先項目
を読み出し、表示部103の画面にメニュー表示する。
例えば、救急車呼び出し、病院通報、特定連絡先への連
絡、タクシー呼び出しなどの緊急連絡先項目を読み出
し、メニューとして画面上に表示する(図8参照)。
【0051】S104:端末携帯者は、画面に表示され
た緊急連絡先項目のメニューを確認し、操作部104の
タッチパネルにタッチし、目的の緊急連絡先項目を選択
する。また、このとき、付加情報を送信したいのであれ
ば、画面に表示された「付加情報を記入する」のチェッ
クボックスをチェックしておくとメニュー選択が終了し
たあと付加情報の入力が可能となる(図8参照)。図8
は本実施例の携帯情報端末の画面に表示される緊急連絡
先項目メニューの表示例を示す図である。
【0052】S105:S104でのチェックボックス
のチェック状態により、端末携帯者に発信する救急情報
として追加情報を入力するか否かを判定する。チェック
された場合は、S106に移行し、チェックされていな
い場合は、S108に移行する。また、付加情報の入力
有無の選択は、例えば、画面に表示された「はい/いい
え」の選択ボタンをタッチするようにしてもよい。 S106:制御部101は、主記憶部102に記憶され
た情報入力アプリケーションプログラムを起動し、表示
部103に付加情報の入力画面を表示する。
【0053】S107:付加情報の入力画面で確認しな
がら、緊急情報発信時に追加したい情報を第1情報記憶
部に入力する。また、入力する付加情報の雛形となる文
を主記憶部102から読み出してもよい。入力が終了す
ると、例えば、入力終了ボタンを端末携帯者が押すこと
により、入力文を付加情報として主記憶部102の第1
情報記憶部に記憶する手続きと情報入力アプリケーショ
ンプログラムの終了手続きが実行される。
【0054】S108:S104で、例えば、タクシー
呼び出しの緊急項目が選択された場合、タクシー呼び出
しの緊急連絡先項目に関連する住所、氏名、生年月日、
電話番号、車椅子等補助器具の使用状況の個人情報、及
び端末携帯者を識別するユーザ識別情報を主記憶部10
2から読み出し、第1情報の中間情報を作成し、主記憶
部102の第1情報記憶部に記憶する。例えば、主記憶
部102には、血液型、過去の病歴、現在の病気、かか
りつけの病院及び医師、緊急時の連絡先などの個人情報
も記憶されているが、タクシー呼び出しの緊急連絡先項
目には関連しないため抽出されない。
【0055】S109:S108で、作成された第1情
報の中間情報とS107で入力された付加情報を主記憶
部102から読み出し、1つのデータに統合し第1情報
として主記憶部102の第1情報記憶部に記憶する。S
105からS108のプロセスに直接移行した場合は、
第1情報の中間情報を第1情報として確定し主記憶部1
02の第1情報記憶部に記憶する。
【0056】S110:第1情報の生成が完了すると、
端末携帯者が画面に表示された送信ボタンをタッチする
ことにより、光通信部105に第1情報を転送する。 S111:光通信部105を介して路上情報端末2の光
通信部205に第1情報を発信する。 S112:路上情報端末2が第1情報を正常に受信すれ
ば、S113に移行し、通信エラーが発生した場合は、
S114に移行する。
【0057】S113:第1情報の発信が正常に終了し
たことを示す通信完了メッセージを表示部103の画面
に表示する(図9参照)。図9は本実施例の携帯情報端
末の画面に表示される通信完了メッセージの表示例を示
す図である。図9に示すように、路上情報端末2に向け
て緊急情報を発信した際のメッセージが、携帯情報端末
1の表示部103の画面に表示される。 S114:表示部103の画面に通信エラーメッセージ
を表示した後、再度S110のプロセスから実行し直
す。
【0058】図6は本実施例の路上情報端末における緊
急情報発信処理の手順を示すフローチャートである。図
6において、 S201:路上情報端末2の主制御部201は、緊急情
報発信アプリケーションプログラムの制御により緊急情
報発信処理を実行する。 S202:光通信部205が携帯情報端末1から発信さ
れた第1情報を受信すると、主制御部201は、第1情
報を緊急情報受信ボックス213に記憶する。
【0059】S203:主制御部201は、緊急情報受
信ボックス213に第1情報を記憶すると、時計部21
1より第1情報を受信したときの時間情報を取得し、時
間情報を主記憶部202に記憶する。 S204:主制御部201は、路上情報端末2の主記憶
部202に記憶された路上情報端末の位置情報を読み出
し、S203で主記憶部202に記憶した時間情報と統
合し、第2情報の中間情報として主記憶部202に記憶
する。
【0060】S205:主制御部201は、緊急連絡先
が画像環境情報を必要としているか否かを判定し、必要
であれば、S206へ移行し、不必要であれば、S20
8へ移行する。 S206:主制御部201は、カメラ208を動作さ
せ、路上情報端末2周辺の映像を取得する。 S207:S206で取得した映像を画像環境情報とし
て主記憶部202に記憶する。
【0061】S208:主制御部201は、緊急連絡先
が音声環境情報を必要としているか否かを判定し、必要
であれば、S209に移行し、不必要であれば、S21
1に移行する。 S209:主制御部201は、音声入力部209を動作
させ、路上情報端末2周辺の音声を取得する。
【0062】S210:S209で取得した音声を音声
環境情報として主記憶部202に記憶する。 S211:主制御部201は、S204で主記憶部20
2へ記憶した第2情報の中間情報、S207で取得した
画像環境情報及びS210で取得した音声環境情報を第
2情報として統合し主記憶部202に記憶する。
【0063】S212:第2情報の生成が完了すると、
主制御部201は、緊急情報受信ボックス213に記憶
された第1情報及び主記憶部202に記憶されている第
2情報を読み出し、路上情報端末管理サーバ3に回線イ
ンタフェース部207を介して送信する。 S213:路上情報端末管理サーバ3が第1情報及び第
2情報を正常に受信したメッセージを受け取れば、S2
14に移行し、通信エラーが発生した場合は、再度S2
13のプロセスを実行する。
【0064】S214:主制御部201は、緊急情報発
信が成功したときの時間情報を時計部211より取得
し、さらに緊急情報発信記録記憶部212に第1情報、
第2情報及び緊急情報発信が成功した時間情報からなる
情報を記憶する。
【0065】図7は本実施例の路上情報端末管理サーバ
における緊急情報発信処理の手順を示すフローチャート
である。図7において、 S301:路上情報端末管理サーバ3の主制御部301
は、緊急情報発信アプリケーションプログラムの制御に
より緊急情報発信処理を実行する。 S302:主制御部301は、回線インタフェース部3
04が路上情報端末2から送信された第1情報及び第2
情報を受信すると、第1情報及び第2情報を緊急情報受
信ボックス305に記憶する。
【0066】S303:主制御部301は、第1情報及
び第2情報を受信したときの時間情報を時計部306よ
り取得し、取得した時間情報を主記憶部302に記憶す
る。 S304:主制御部301は、緊急情報受信ボックス3
05の第1情報を読み取り、第1情報のユーザ識別情報
を抽出する。 S305:主制御部301は、S304で抽出したユー
ザ識別情報をもとに、端末携帯者の第1情報に含まれな
い個人情報を個人情報データベース303から読み出
す。例えば、過去の緊急情報発信に関する情報などが含
まれる。
【0067】S306:S305で読み出された第1情
報に含まれない個人情報に、緊急情報受信ボックス30
5の第1情報及び第2情報を統合することにより第3情
報を生成し、主記憶部302に記憶する。第1情報に含
まれない個人情報とは、端末携帯者の写真や過去の緊急
情報発信履歴を含む。
【0068】S307:主制御部301は、回線インタ
フェース部304を介して主記憶部302に記憶された
第3情報を窓口情報端末4に送信する。窓口情報端末4
で、端末携帯者の位置を特定する場合は、路上情報端末
管理サーバ3から路上情報端末2の設定位置を特定する
位置情報を提供してもよい。
【0069】S308:窓口情報端末4が第3情報を正
常に受信すれば、S309のプロセスに移行し、通信エ
ラーがでた場合は、再度S307のプロセスを実行す
る。 S309:主制御部301は、緊急情報発信が成功した
ときの時間情報を時計部306より取得し、第3情報及
び窓口情報端末4への緊急情報発信が成功した時間情報
からなる情報を個人情報データベース303に記憶す
る。
【0070】図10は本実施例の第1情報の構成を示す
図である。図10(a)は携帯情報端末から発信する第
1情報の項目例を示す図である。図10(a)に示すよ
うに、携帯情報端末から発信する第1情報の項目には、
ユーザ識別情報、氏名、住所、電話番号、生年月日、同
居者、車椅子補助器具の利用状況、血液型、かかりつけ
の病院、医師の氏名、病院の住所、病院の電話番号、過
去の病歴、現在の病気、体質に関する特記事項、緊急時
の特定連絡先機関/氏名、端末携帯者との続柄、特定連
絡先住所、特定連絡先電話番号、緊急目的情報、付加情
報など個人に関わる情報を含む。
【0071】第1情報は、携帯情報端末1の緊急情報発
信時に、緊急目的情報から選択された目的に合致した個
人情報から抽出され、さらに端末携帯者が追加入力した
付加情報と合わせ第1情報として構成される。
【0072】付加情報とは、救急車呼び出し、病院通
報、タクシー呼び出し、特定連絡先通報などの発信情報
として、あらかじめ携帯情報端末1の主記憶部102に
記憶されている氏名、連絡先情報、車椅子利用状況、病
気情報などの項目以外の情報のことであり、携帯情報端
末1は、緊急情報発信時に付加情報を入力して保存する
ことができ、緊急情報発信時の第1情報として組み込む
ことができる。この構成により、定型的でない状況が発
生した際にも、現状に合致した非定型情報を発信するこ
とができるので、端末携帯者は現状に合わせた救助/保
護を受けることが可能となる。
【0073】図10(b)は第1情報に含まれる緊急目
的情報の構成を示す図である。図10(b)に示すよう
に、緊急目的情報とは、救急車呼び出し、病院通報、タ
クシー呼び出し、特定連絡先通報などの緊急連絡先情報
であり、緊急連絡先情報を表示部103に表示して携帯
情報端末1の操作部104にて緊急連絡先の選択を行
う。第1情報は、緊急目的別に記憶され、緊急情報発信
時に目的に合致した第1情報を抽出する。
【0074】図11は本実施例の第2情報の構成を示す
図である。図11に示すように、路上情報端末2で作成
される第2情報の項目には、緊急情報を受信/送信した
際の時間情報、路上情報端末2の位置情報、カメラ画像
データに関する情報を含む。
【0075】図12は本実施例の第3情報の構成を示す
図である。図12に示すように、第3情報は、路上情報
端末管理サーバ3で第1情報及び第2情報を元に作成さ
れる情報であり、図10(a)に示す第1情報に、図1
1に示す第2情報及び路上情報端末管理サーバ3で作成
された時間情報、ユーザ写真データ、緊急情報発信記録
が付加される。
【0076】図13は本実施例の個人情報データベース
の構成を示す図である。図13に示すように、路上情報
端末管理サーバ3の個人情報データベース303は、第
1情報が、ユーザ識別情報、緊急目的情報、付加情報で
構成され、個人情報をもたないときに、個人情報を取り
出して第1情報に含めるための緊急目的別の個人データ
を記憶している。この構成により、携帯情報端末1の主
記憶部102に記憶する個人情報を削減し、携帯情報端
末の構成を簡易なものとすることができる。
【0077】個人情報とは、住所、氏名、生年月日、電
話番号、同居者、車椅子など補助器具の利用状況、血液
型、かかりつけの病院及び医師の氏名、病院の住所/電
話番号、過去の病歴、現在の病気、体質に関する特記事
項、緊急時の特定連絡先氏名及び端末携帯者との続柄、
特定連絡先住所/電話番号、など個人に関わる情報を含
む。
【0078】携帯情報端末1は、目的識別情報/ユーザ
識別情報を送信し、路上情報端末管理サーバ3で個人情
報の作成を行う構成にしてもよい。その場合、路上情報
端末管理サーバ3は、携帯情報端末1から路上情報端末
2を介して送信された目的識別情報及びユーザ識別情報
に基づいて個人情報データベース303より緊急目的に
合致した個人情報を取り出して第3情報を生成する。
【0079】図14は本実施例の路上情報端末管理サー
バにおける応答情報発信処理の手順を示すフローチャー
トである。図14において、 S401:窓口情報端末4から応答情報が路上情報端末
管理サーバ3に送信されると、路上情報端末管理サーバ
3の主制御部301は、緊急情報発信アプリケーション
プログラムの制御により応答情報発信処理を開始する。 S402:窓口情報端末4から送信された応答情報を受
信し、応答情報記憶部307に記憶する。
【0080】S403:主制御部301は、応答情報記
憶部307に記憶された応答情報を読み出し、専用回線
を介して路上情報端末2に送信する。 S404:路上情報端末2が応答情報を正常に受信すれ
ば、S405のプロセスへ、通報エラーがでた場合は、
再度S404のプロセスを実行する。 S405:発信した応答情報を個人情報データベース3
03に更新記憶する。
【0081】図15は本実施例の路上情報端末における
応答情報発信処理の手順を示すフローチャートである。
図15において、 S406:路上情報端末管理サーバ3から応答情報が路
上情報端末2に送信されると、路上情報端末2の主制御
部201は、緊急情報発信アプリケーションプログラム
の制御により応答情報発信処理を開始する。 S407:路上情報端末管理サーバ3から発信された応
答情報を受信し、路上情報端末2の応答情報記憶部20
6に記憶する。
【0082】S408:主制御部201は、応答情報記
憶部206に記憶された応答情報を読み出し、光通信部
205を介して携帯情報端末1に発信する。 S409:携帯情報端末1が応答情報を正常に受信すれ
ば、S410のプロセスへ、通信エラーがでた場合は、
再度S409のプロセスを実行する。 S410:発信した応答情報を携帯情報端末1の携帯者
が発信した緊急情報と関連付けた状態で緊急情報発信記
録記憶部212に更新記憶する。
【0083】図16は本実施例の携帯情報端末における
応答情報発信処理の手順を示すフローチャートである。
図16において、 S411:路上情報端末2から応答情報が携帯情報端末
1に発信されると、携帯情報端末1の主制御部101
は、緊急情報発信アプリケーションプログラムの制御に
より応答情報発信処理を開始する。 S412:路上情報端末2から発信された応答情報を光
通信部105を介して受信し、携帯情報端末1の応答情
報記憶部106に記憶する。 S413:主制御部101は、応答情報記憶部101か
ら応答情報を読み出し、表示部103の画面に表示する
(図17参照)。
【0084】図17は本実施例の携帯情報端末の画面に
表示される応答情報の表示例を示す図である。図17に
示す応答情報は、画像/音声データなどで構成されても
よい。また、応答情報の表示を路上情報端末2の表示部
203に表示してもよい。
【0085】図18は本実施例の携帯情報端末における
緊急情報発信先の設定画面を示す図である。図18に示
すように、緊急目的情報に対しあらかじめ複数設定でき
る設定画面を構成して複数の緊急情報発信先を指定して
もよい。この構成により、複数の緊急目的情報から複数
の緊急情報発信先を一括して指示することができるの
で、同様の内容を複数箇所へ送信する手間を省くことも
できる。例えば、救急車の呼び出しを行う同時に、家族
に連絡することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、障害者や高齢者の端末
携帯者が路上で緊急事態が発生したとき、予め路上の複
数箇所に設置された路上情報端末に携帯情報端末からそ
の識別情報を含む緊急情報を無線で発信するだけで、端
末携帯者の位置情報を含む緊急情報を所定の緊急連絡先
に送信する緊急情報発信システムを提供することができ
る。また、携帯情報端末は、GPS受信機、位置測定手
段を備える必要がないので構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である緊急情報発信システム
の基本構成を示す図である。
【図2】本実施例の携帯情報端末の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施例の路上情報端末の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本実施例の路上情報端末管理サーバの機能構成
を示すブロック図である。
【図5】本実施例の携帯情報端末における緊急情報発信
処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の路上情報端末における緊急情報発信
処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施例の路上情報端末管理サーバにおける緊
急情報発信処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施例の携帯情報端末の画面に表示される緊
急連絡先項目メニューの表示例を示す図である。
【図9】本実施例の携帯情報端末の画面に表示される通
信完了メッセージの表示例を示す図である。
【図10】本実施例の第1情報の構成を示す図である。
【図11】本実施例の第2情報の構成を示す図である。
【図12】本実施例の第3情報の構成を示す図である。
【図13】本実施例の個人情報データベースの構成を示
す図である。
【図14】本実施例の路上情報端末管理サーバにおける
応答情報発信処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】本実施例の路上情報端末における応答情報発
信処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】本実施例の携帯情報端末における応答情報発
信処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】本実施例の携帯情報端末の画面に表示される
応答情報の表示例を示す図である。
【図18】本実施例の携帯情報端末における緊急情報発
信先の設定画面を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯情報端末 101 主制御部 102 主記憶部 103 表示部 104 操作部 105 光通信部 106 応答情報記憶部 2 路上情報端末 201 主制御部 202 主記憶部 203 表示部 204 位置情報記憶部 205 光通信部 206 応答情報記憶部 207 回線インタフェース部 208 カメラ 209 音声入力部 210 音声出力部 211 時計部 212 緊急情報発信記録記憶部 213 緊急情報受信ボックス 3 路上情報端末管理サーバ 301 主制御部 302 主記憶部 303 個人情報データベース 304 回線インタフェース部 305 緊急情報受信ボックス 306 時計部 307 応答情報記憶部 4 窓口情報端末 51 病院 52 消防署 53 特定連絡先 54 タクシーセンター
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04B 7/26 E 11/04 106Z Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA10 AA21 BB21 BB74 DD03 EE02 EE20 FF01 FF04 FF23 GG19 GG66 GG70 GG83 5K024 AA71 AA76 CC11 FF01 FF03 FF04 FF06 GG01 GG05 GG10 GG13 5K067 AA34 AA35 BB41 BB43 DD17 DD53 EE04 EE12 EE16 EE37 FF23 HH22 HH23 5K101 KK14 KK19 LL12 MM07 NN03 NN06 NN07 NN15 NN18 NN21 PP03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末携帯者の識別情報、緊急連絡先を含
    む第1情報を第1情報記憶部に記憶し、第1情報を無線
    信号で発信する携帯情報端末と、路上の複数箇所に設置
    され、路上の位置情報を含む第2情報を第2情報記憶部
    に記憶し、携帯情報端末から発信された第1情報を受信
    し、第1情報に第2情報を付加して通信回線を介して送
    信する路上情報端末と、各路上情報端末から送信された
    第1及び第2情報を受信し、この情報から緊急情報を含
    む第3情報を作成し、第3情報を通信回線を介して送信
    する路上情報端末管理サーバと、第3情報を受信し、こ
    の第3情報に基づいて端末携帯者の位置情報を含む緊急
    情報を所定の緊急連絡先に送信する窓口情報端末とを備
    えたことを特徴とする緊急情報発信システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯情報端末は、第1情報記憶部に
    記憶された第1情報を表示する表示部と、表示された第
    1情報から目的の緊急連絡先を選択する選択部と、選択
    された緊急連絡先を含む第1情報を発信する緊急情報発
    信部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の
    緊急情報発信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1情報記憶部は、救急車呼び出
    し、病院通報、タクシー呼び出し、特定連絡先を含む緊
    急連絡先情報、及び端末携帯者を識別する識別情報、氏
    名、住所、親族などの特定連絡先情報、車椅子利用状
    況、病気情報を含む個人情報からなる第1情報を更新可
    能に記憶することを特徴とする請求項1記載の緊急情報
    発信システム。
  4. 【請求項4】 前記路上情報端末は、現場の映像を取得
    するカメラ、及び現場の音声を取得する音声入力部を備
    え、前記第2情報記憶部は、路上情報端末の設置位置情
    報、及び取得された現場の映像や音声を含む環境情報を
    第2情報として更新可能に記憶することを特徴とする請
    求項1記載の緊急情報発信システム。
  5. 【請求項5】 前記路上情報端末管理サーバは、各端末
    携帯者の写真を含む個人情報を更新可能に記憶する個人
    情報データベースを備え、第1及び第2情報から緊急情
    報を含む第3情報を作成する際、緊急連絡先に応じて必
    要な個人情報をさらに付加した第3情報を作成して窓口
    情報端末に送信することを特徴とする請求項1記載の緊
    急情報発信システム。
  6. 【請求項6】 前記個人情報データベースは、端末携帯
    者を識別する識別情報、氏名、住所、電話番号、車椅子
    利用状況、病気情報などの個人情報を、救急車呼び出
    し、病院通報、タクシー呼び出し、特定連絡先通報など
    の緊急連絡先別に対応して更新可能に記憶することを特
    徴とする請求項5記載の緊急情報発信システム。
  7. 【請求項7】 前記携帯情報端末は、通信回線を介して
    路上情報端末管理サーバの個人情報データベースから個
    人情報を取得し緊急情報として第1情報記憶部に入力す
    る入力部をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載
    の緊急情報発信システム。
  8. 【請求項8】 前記窓口情報端末は、路上情報端末管理
    サーバから緊急情報を含む第3情報を受信した際、路上
    情報端末管理サーバを介し、第1情報を発信した路上情
    報端末及び携帯情報端末に緊急情報を受信したことを示
    す応答情報を送信することを特徴とする請求項1記載の
    緊急情報発信システム。
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