JP2006330894A - 携帯電話、通報装置、携帯電話システムおよび緊急車両出動要請方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 心臓病など突発性の疾患を持つ者が、緊急事態に携帯電話を利用して容易に救急車を手配することが可能な携帯電話システムを提供する。
【解決手段】 携帯電話1は、緊急時に押下される緊急ボタン11と、携帯電話1の位置情報を検出するGPS受信機16と、緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持する記憶部17と、緊急ボタン11が押下されたことを検出し、保持される緊急連絡先と検出された位置情報とを含む緊急状態報知情報を、基地局を介して通報装置4に送信するボタン押下検出部12、制御部13とを備え、通報装置4は、携帯電話1から受信した位置情報に基づいて、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請する出動要請先検索部44と、携帯電話1から受信した緊急連絡先に送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行う送信情報生成部45とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 携帯電話1は、緊急時に押下される緊急ボタン11と、携帯電話1の位置情報を検出するGPS受信機16と、緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持する記憶部17と、緊急ボタン11が押下されたことを検出し、保持される緊急連絡先と検出された位置情報とを含む緊急状態報知情報を、基地局を介して通報装置4に送信するボタン押下検出部12、制御部13とを備え、通報装置4は、携帯電話1から受信した位置情報に基づいて、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請する出動要請先検索部44と、携帯電話1から受信した緊急連絡先に送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行う送信情報生成部45とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、心臓病など突発性の疾患を持つ者が、緊急事態に携帯電話を利用して容易に救急車を手配することが可能な携帯電話システムに関する。
心臓病など突発性の疾患を持つ者が一人でいるときに緊急事態が発生した場合、通常は患者自身が携帯電話等から119に電話をかけて救急車等の緊急車両を手配することになる。しかしながら、患者の手元に携帯電話があったとしても、そのような緊急事態に電話機を掴んで119をダイヤルし、かつ自分の居場所を伝えるのは非常に困難であると考えられる。また、同様に身内等の連絡先が携帯電話に登録されていたとしても、電話をかけたりメールを作成して送信したりすることは困難であり、あるいは大声を出して近隣住民や周辺の歩行者等の助けを呼ぶということも、救急車を呼ぶような事態になってしまった患者にとっては非常に困難であると考えられる。
上記のような問題に対処するための例が特許文献1〜3に開示される。特許文献1に開示される救難信号発信機能付き携帯電話は、緊急ボタンと、緊急状態検出部と、サービスエリア検出部と、メモリ部と、制御部と、無線部とから構成されており、以下のように動作する。緊急事態が発生した場合、利用者が携帯電話に備え付けられた緊急ボタンを押下すると、緊急状態検出部が緊急状態であることを検出して緊急状態報知信号を出力する。サービスエリア検出部はサービスエリア内か否かを判断しており、その判断結果に応じて制御部が緊急状態報知信号の送信指示を出力する。無線部は予め登録されている緊急連絡先へ自動的に接続して救助を要請する。
また、特許文献2に開示される情報提供システムは、個人情報と位置算出手段とを備えた携帯端末機と、この携帯端末機とネットワークを介して接続されたサーバとから構成されており、以下のように動作する。携帯端末機は、位置算出手段によって位置情報を取得しており、また個人情報として氏名、住所、家族の名前、緊急連絡先等を保持している。緊急事態が発生した場合、利用者は携帯端末機を用いてインターネットを介して緊急通報サーバに接続する。続いて利用者はサービスメニューにより緊急通報内容を選択して通知する。携帯端末機は選択された緊急通報内容を緊急通報サーバに通知すると共に、位置情報、連絡先等の個人情報を緊急通報サーバに送信する。
さらに、特許文献3に開示される携帯電話を利用する心臓病の診断・緊急処置システムは、携帯電話を利用して患者の心電図情報を予め契約した監視センターに電送するシステムであって、以下のように動作する。コンピュータで心電図情報を自動解析する自動解析診断装置を監視センターに多数設け、伝送された心電図情報を自動解析診断装置の一つに配信すると共に、心電図情報と自動解析診断装置の自動診断結果とを患者の電子カルテに自動的に記録する。また、診断結果が緊急処置の必要性を示した場合には自動的に緊急手配を行う。
しかしながら、特許文献1に開示される発明では、緊急事態が発生した旨を予め登録された緊急連絡先に送信しているため、緊急機関の連絡先が予め登録されていない場合は救急車等の緊急車両の手配を即座に行うことができないという課題があった。また、緊急事態が発生した旨を送信しても、利用者の居場所が不明であるため救助先を特定するのに時間がかかるという課題があった。
また特許文献2に開示される発明では、利用者は携帯電話を操作して緊急通報サーバに接続し、かつサービスメニューから緊急通報内容を選択するという作業を行わなければならないため、緊急事態が生じた利用者には利用困難であるという課題があった。
さらに特許文献3に開示される発明では、心電図情報を携帯電話が取得するようにしていたため、携帯電話の構成が複雑になるという課題があった。
本発明の主な目的は、上述した従来の課題を解決する携帯電話、通報装置、携帯電話システムおよび緊急車両出動要請方法を提供することにある。
本発明の構成は、携帯電話と、当該携帯電話と基地局を介して無線通信を行う通報装置とを備えた携帯電話システムであって、携帯電話が、緊急時に押下される緊急ボタンと、当該携帯電話の位置情報を検出する位置情報検出手段と、緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持する記憶手段と、緊急ボタンが押下されたことを検出し、前記保持される緊急連絡先と前記検出された位置情報とを含む緊急状態報知情報を、前記基地局を介して前記通報装置に送信する緊急状態検出手段とを備え、通報装置が、前記携帯電話から受信した位置情報に基づいて、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請する出動要請手段と、前記携帯電話から受信した緊急連絡先に前記送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行う緊急状態通知手段とを備えたことを特徴とする。
具体的には、記憶手段は、送信者の身内およびかかりつけの病院の連絡先を含む緊急連絡先を保持してよく、また、携帯電話は、スライド式の緊急ボタンカバーを備えてもよい。
また本発明において、携帯電話が、当該携帯電話がサービスエリア内にあるか否かを判定するサービスエリア判定手段と、アラーム音を発生するアラーム手段と、前記サービスエリア判定手段により当該携帯電話がサービスエリア内にあると判定された場合は前記緊急状態検出手段に緊急状態報知情報を送信させ、サービスエリア外にあると判定された場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させる制御手段とを備えてもよい。
また制御手段は、当該携帯電話から基地局を介して通報装置を呼び出す際に呼び出し回数をカウントし、所定回数を呼び出しても通報装置から応答を得られない場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させてもよい。さらに制御手段は、位置情報検出手段から位置情報を取得できなかった場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させてもよい。
本発明の構成は、緊急時に押下される緊急ボタンと、位置情報を検出する位置情報検出手段と、緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持する記憶手段と、緊急ボタンが押下されたことを検出し、前記保持される緊急連絡先と前記検出された位置情報とを含む緊急状態報知情報を、基地局を介して無線通信を行う通報装置に送信する緊急状態検出手段とを備えた携帯電話であることを特徴とする。
本発明の構成は、基地局を介して無線通信を行う携帯電話から、当該携帯電話の位置情報を受信すると、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請する出動要請手段と、前記携帯電話から緊急連絡先を受信すると、その緊急連絡先に前記送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行う緊急状態通知手段とを備えた通報装置であることを特徴とする。
本発明の構成は、携帯電話と、当該携帯電話と基地局を介して無線通信を行う通報装置とを備えた携帯電話システムを利用して緊急車両の出動を要請する緊急車両出動要請方法であって、前記携帯電話の位置情報を検出し、緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持し、前記携帯電話が備える緊急ボタンが押下されたことを検出し、前記保持する緊急連絡先と前記検出した位置情報とを含む緊急状態報知情報を、前記基地局を介して前記通報装置に送信し、前記携帯電話から受信した位置情報に基づいて、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請し、前記携帯電話から受信した緊急連絡先に前記送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行うことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、患者が携帯電話の緊急ボタンを押下すると、緊急状態検出手段がそれを検出して送信者の位置情報と緊急連絡先とを通報装置に送信し、通報装置が緊急機関に緊急車両の出動を要請すると共に緊急連絡先に緊急事態が発生した旨を通知できる。これにより、緊急事態が発生したときに緊急ボタンを押下するのみで最寄りの緊急機関に緊急車両の出動を要請でき、患者の緊急時に迅速、かつ確実に対応することが可能となる。
次に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の携帯電話システムの概念図である。図に示すように、携帯電話システムは、携帯電話1、基地局2、交換局3、通報装置4、GPS(Global positioning system)衛星5を備える。携帯電話1は、通信電話網を利用して基地局2、交換局3を介して通報装置4と通信可能である。
図2は携帯電話1の構成を示すブロック図である。図に示すように、携帯電話1は緊急ボタン11、ボタン押下検出部(緊急状態検出手段)12、制御部(制御手段)13、サービスエリア判定部(サービスエリア判定手段)14、アラーム部(アラーム)15、GPS受信機(位置情報検出手段)16、記憶部(記憶手段)17、送受信部18、アンテナ19を備える。
緊急ボタン11は、緊急時に利用者に押下されて緊急事態が生じたことを通報するのに用いられる。ボタン押下検出部12は、緊急ボタン11が押下されるとそれを検出して緊急状態報知信号を出力する。サービスエリア判定部14は、携帯電話1が携帯電話通信のサービスエリア内にあるか否かを判定する。この判定は基地局からの電波の電界強度から圏内外を判定するものである。GPS受信機16は、GPS衛星5から当該携帯電話1の位置情報を受信している。記憶部17は、利用者が予め登録した自身の氏名、住所、また身内等の氏名、電話番号、電子メールアドレス等の緊急連絡先を記憶する。また、かかりつけの病院の名称、電話番号、電子メールアドレス等の連絡先を登録している場合もある。
制御部13は、ボタン押下検出部12からの緊急状態報知信号に応答して緊急状態である旨を通報するための動作を行う(詳細は後述する)。送受信部18は、制御部13からの情報をアンテナ19を介して基地局2と送受信を行う。アラーム部15は、制御部13からの指示に応答して、周囲に聞こえる音量のアラーム音を発生させ、近隣住民や周辺の歩行者等に緊急事態であることを知らせる。
図3は通報装置4の構成を示すブロック図である。図に示すように、通報装置4は、アンテナ41、送受信部42、制御部43、出動要請先検索部(出動要請手段)44、送信情報生成部(緊急状態通知手段)45を備え、サーバセンター等に設置される。送受信部42は、アンテナ41を介して緊急状態報知信号を受信する。通常、交換局との通信は無線通信であるが、有線通信でもよい。制御部43は、この信号から送信元の位置情報、氏名、緊急連絡先を抽出して、位置情報を出動要請先検索部44に、氏名、緊急連絡先を送信情報生成部45に供給する。出動要請先検索部44は、予め近隣の地図情報等を保持しており、受け取った位置情報に基づいて送信元の現在位置の最寄りの消防署を検索する。送信情報生成部45は、制御部43から受け取った緊急連絡先に送信する電子メール等を作成する。
図4は、携帯電話システムの動作を説明するフローチャートである。この図を参照して次に動作について説明する。ボタン押下検出部12は、緊急ボタン11が押下されたか否かを常時検知している(ステップS1)。利用者が緊急ボタン11を押下するとそれを検出し、緊急状態報知信号を制御部13に出力する。制御部13は、緊急状態報知信号に応答して携帯電話1の電波状態に合わせて緊急状態の通報を行う。まず、サービスエリア判定部14に判定指示を出す。サービスエリア判定部14は、上記指示に応答してこの携帯電話1がサービスエリア内にあるか否かを判定し、判定結果を制御部13に返す(ステップS2)。サービスエリア外であると判定された場合は、通報装置4に信号を送信できないので、近隣住民等に緊急事態が発生したことを知らせて対応してもらうようにする。そこで、制御部13はアラーム部15にアラーム音を出力させる指示を出す。アラーム部18は指示に応答してアラーム音を出力し、近隣住民等に緊急状態であることを知らせる(ステップS3)。
ステップS2においてサービスエリア内であるとの判定結果を受け取った場合は、制御部13はGPS受信機16から当該携帯電話1の位置情報を取得する(ステップS4)。ここで、制御部13は正常に位置情報を取得できなかった場合は上記と同様にアラーム部15にアラーム音を出力させる指示を出し、アラーム部15は指示に応答してアラーム音を出力する(ステップS3)。
GPS受信機16から正常に携帯電話1の位置情報を取得できた場合は、制御部13は記憶部17から身内の連絡先を読み出す。また登録されている場合はかかりつけの病院の連絡先も読み出す。続いて、制御部13は送受信部18、アンテナ19を介して最寄りの基地局2を呼び出す(ステップS5)。制御部13は呼び出し回数をカウントし、指定回数以上呼び出しても応答がない場合は通信不能と判断し、アラーム部15にアラーム音を発生させる指示を出す。アラーム部15は指示に応答してアラーム音を出力する(ステップS3)。
基地局2から応答があった場合は、制御部13は位置情報と利用者の氏名、緊急連絡先を緊急状態報知信号に乗せて送受信部18に供給する。送受信部18は緊急状態報知信号をアンテナ19を介して基地局2に送信する(ステップS6)。基地局2は、受け取った緊急状態報知信号を交換局3に発信する。交換局3は受け取った信号が緊急状態報知信号であると判断すると、通報装置4に送信する(ステップS7)。
通報装置4は、アンテナ41を介して送受信部42で緊急状態報知信号を受信し、その内容に応じてデータ送信を行う(ステップS8)。まず、制御部43は、緊急状態報知信号から送信元の位置情報、氏名と緊急連絡先を抽出し、それぞれ出動要請先検索部44、送信情報生成部45に供給する。
出動要請先検索部44は、予め近隣の地図情報等を保持しており、これと送信者の位置情報に基づいて送信者の最寄りの消防署を検索する。最寄りの消防署が検索できると、その消防署の救急車手配システムへの送信先を取得して、制御部43に返す。制御部43は、取得した送信先に救急車出動要請および救助先の位置情報を送受信部42から、専用の周波数を使用してアンテナ41を介して送信する(ステップS9)。
ここで、消防署は救急車手配システムにより自動的に救急車の手配を行っている。患者の最寄りの消防署の救急車手配システムは救急車出動要請および救助先の位置情報を受信すると、患者を搬送する病院を決定して救急車を出動させる手配を行う。またこれと共に搬送先の病院の情報、例えば名称、住所、電話番号、電子メールアドレス等を通報装置4に返信する。通報装置4は、搬送先の病院の情報を受信すると、送信情報生成部45において身内およびかかりつけの病院に知らせるための搬送先の病院の情報、患者名を含む電子メールを作成する。ここで送信情報生成部45が利用する身内とかかりつけの病院の情報は、ステップS7で受信される緊急状態報知信号の中に含まれていた緊急連絡先の情報である。また、かかりつけの病院の情報が緊急状態報知信号の中に含まれていない場合は、送信情報生成部45は身内宛の電子メールのみを作成する。
かかりつけの病院宛の電子メールが作成された場合は、制御部43はそれを送受信部42、アンテナ41を介して患者のかかりつけの病院に送信する(ステップS10)。これにより、かかりつけの病院は患者に関する必要なデータを搬送先の病院に送ったり、転院が必要な場合に備えたりすることができ、患者の救命に役立つことができる。また、制御部43は身内の緊急連絡先に電子メールを送信する(ステップS11)。これにより、患者の身内は直ちに病院に駆けつけることができる。なお、通報装置4は電子メールでなくても、交換局3に対して身内の緊急連絡先に接続させて緊急音声を身内に知らせることもできる。この場合、予め通報装置4の例えば送信情報生成部45に記憶されている緊急音声を身内に送出してもよい。
図5は、携帯電話1の緊急ボタン11の設け方について説明する図である。図5(a)は携帯電話1の正面図、図5(b)は側面図である。各図に示すように、緊急ボタン11は携帯電話1の側面上方に設けてよい。また、図5(b)に示したように、緊急ボタン11を滑り止め用の溝を持つスライド式のカバー20で覆い、利用時には利用者がカバーを下げて中の緊急ボタン11を押下するようにしてもよい。これにより、間違って押して誤発信するのを防ぐことができる。カバー20をスライド式にすることにより、緊急ボタン11を使用した後は容易に元に戻すことができる。
以上のように、この実施の形態によれば、携帯電話1の緊急ボタン11が押下されると、ボタン押下検出部12が検出して通報装置4に緊急状態報知信号を送信し、通報装置4が消防署に救急車の出動を要請するので、緊急事態が発生したときに周囲に人がいなくても患者は緊急ボタン11を押下するのみで複雑な作業をしなくても救急車の手配ができ、救命に役立てることができる効果が得られる。また緊急ボタン11の押下を検出して緊急状態報知信号を通報装置4に送信するのみで救急車が手配できるので携帯電話1の構成が複雑になることはなく、また緊急連絡先等が携帯電話に登録されていなくても救急車を手配できる効果が得られる。
また、携帯電話1は位置情報を通報装置4に送信し、通報装置4はその位置情報に基づいて患者の最寄りの消防署を検索して救急車の出動を要請するので、迅速、かつ確実に対応できるという効果が得られる。また、携帯電話1は予め登録された身内の連絡先およびかかりつけの病院の連絡先を通報装置4に送信し、通報装置4は各連絡先に患者に緊急事態が発生した旨を通知するので、身内が離れて暮らしている場合でも安心感があると共に、かかりつけの病院から必要なデータを送信したり転院に備えたりすることができ、有用性が非常に高い。
さらに、携帯電話1がサービスエリア外にあるとき、位置情報が取得できないとき、および通報装置4から応答が得られないときは、アラーム部15がアラーム音を出力して近隣住民等に知らせるので、通信不能のときでも周辺の人に即座に対応してもらうことができ、迅速な対応により人命を救助できる確率をあげることができる効果が得られる。さらに、携帯電話1は緊急ボタン11を覆うカバー20を備えるようにしたので、誤発信を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態は携帯電話を用いて説明したが、電話以外の携帯端末装置にも同様の構成が適用できる。
1 携帯電話
2 基地局
3 交換局
4 通報装置
5 GPS衛星
11 緊急ボタン
12 ボタン押下検出部
13,43 制御部
14 サービスエリア判定部
15 アラーム部
16 GPS受信機
17 記憶部
18,42 送受信部
19,41 アンテナ
20 カバー
44 出動要請先検索部
45 送信情報生成部
2 基地局
3 交換局
4 通報装置
5 GPS衛星
11 緊急ボタン
12 ボタン押下検出部
13,43 制御部
14 サービスエリア判定部
15 アラーム部
16 GPS受信機
17 記憶部
18,42 送受信部
19,41 アンテナ
20 カバー
44 出動要請先検索部
45 送信情報生成部
Claims (10)
- 携帯電話と、当該携帯電話と基地局を介して無線通信を行う通報装置とを備えた携帯電話システムであって、
前記携帯電話は、
緊急時に押下される緊急ボタンと、
当該携帯電話の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持する記憶手段と、
前記緊急ボタンが押下されたことを検出し、前記保持される緊急連絡先と前記検出された位置情報とを含む緊急状態報知情報を、前記基地局を介して前記通報装置に送信する緊急状態検出手段とを備え、
前記通報装置は、
前記携帯電話から受信した位置情報に基づいて、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請する出動要請手段と、
前記携帯電話から受信した緊急連絡先に前記送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行う緊急状態通知手段とを備えたことを特徴とする携帯電話システム。 - 記憶手段は、送信者の身内およびかかりつけの病院の連絡先を含む緊急連絡先を保持することを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
- さらに、携帯電話が、
スライド式の緊急ボタンカバーを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。 - さらに、携帯電話が、
当該携帯電話がサービスエリア内にあるか否かを判定するサービスエリア判定手段と、
アラーム音を発生するアラーム手段と、
前記サービスエリア判定手段により当該携帯電話がサービスエリア内にあると判定された場合は前記緊急状態検出手段に緊急状態報知情報を送信させ、サービスエリア外にあると判定された場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。 - 制御手段は、当該携帯電話から基地局を介して通報装置を呼び出す際に呼び出し回数をカウントし、所定回数を呼び出しても通報装置から応答を得られない場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させることを特徴とする請求項4記載の携帯電話システム。
- 制御手段は、位置情報検出手段から位置情報を取得できなかった場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させることを特徴とする請求項4記載の携帯電話システム。
- 緊急時に押下される緊急ボタンと、
位置情報を検出する位置情報検出手段と、
緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持する記憶手段と、
前記緊急ボタンが押下されたことを検出し、前記保持される緊急連絡先と前記検出された位置情報とを含む緊急状態報知情報を、基地局を介して無線通信を行う通報装置に送信する緊急状態検出手段とを備えたことを特徴とする携帯電話。 - さらに、
携帯電話がサービスエリア内にあるか否かを判定するサービスエリア判定手段と、
アラーム音を発生するアラーム手段と、
前記サービスエリア判定手段により当該携帯電話がサービスエリア内にあると判定された場合は前記緊急状態検出手段に緊急状態報知情報を送信させ、サービスエリア外にあると判定された場合は前記アラーム手段にアラーム音を発生させる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項7記載の携帯電話。 - 基地局を介して無線通信を行う携帯電話から、当該携帯電話の位置情報を受信すると、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請する出動要請手段と、
前記携帯電話から緊急連絡先を受信すると、その緊急連絡先に前記送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行う緊急状態通知手段とを備えたことを特徴とする通報装置。 - 携帯電話と、当該携帯電話と基地局を介して無線通信を行う通報装置とを備えた携帯電話システムを利用して緊急車両の出動を要請する緊急車両出動要請方法であって、
前記携帯電話が、
前記携帯電話の位置情報を検出し、
緊急事態が発生した旨を通知する緊急連絡先を保持し、
前記携帯電話が備える緊急ボタンが押下されたことを検出し、前記保持する緊急連絡先と前記検出した位置情報とを含む緊急状態報知情報を、前記基地局を介して前記通報装置に送信し、
前記通報装置が、
前記携帯電話から受信した位置情報に基づいて、送信者の最寄りの緊急機関を検索し、その緊急機関に緊急車両の出動を要請し、
前記携帯電話から受信した緊急連絡先に前記送信者に緊急事態が発生した旨の通知を行うことを特徴とする緊急車両出動要請方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150798A JP2006330894A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 携帯電話、通報装置、携帯電話システムおよび緊急車両出動要請方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005150798A JP2006330894A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 携帯電話、通報装置、携帯電話システムおよび緊急車両出動要請方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006330894A true JP2006330894A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37552548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005150798A Withdrawn JP2006330894A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | 携帯電話、通報装置、携帯電話システムおよび緊急車両出動要請方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006330894A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-05-24 JP JP2005150798A patent/JP2006330894A/ja not_active Withdrawn
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