JP2013152502A - 安否情報発信装置及び安否情報発信プログラム - Google Patents

安否情報発信装置及び安否情報発信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被安否確認者の安否発信に関わる行動の省力化を図る。
【解決手段】所有者による情報通信装置への操作に基づいて、災害の発生時に安否情報を発信する安否情報発信装置1において、前記情報通信装置の位置情報に基づいて、当該情報通信装置の利用者の安否情報を発信するか否かを判定する安否情報発信要否判定部10と、前記安否情報をデータ記憶部40に記憶させる安否情報生成部20と、前記データ記憶手段から前記安否情報を読み出して、安否情報サーバ3に送信する安否情報送信部30とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害時に安否情報を発信する技術に関する。
地震や大雨等の災害が発生し、自分の家族や友人、知人(以下、家族等)が当該災害地域に居ることが予想される場合、その家族等の無事を気遣うような安否確認行為が行われる。例えば、その家族等に電話を直接かける、携帯電話に電子メールを送信するような手段が一般的である。
災害規模が非常に大きい場合、安否確認のための電話や電子メール通信が短時間で大規模ユーザにより実行されることから、電話基地局の処理能力を超えてしまい、電話が繋がりにくい、電話がつながらない、電子メールが送信・受信できない等の状況が発生する。
2011年3月11日に発生した東北大震災では、被害が広範囲・大規模であったため、このような通信の混乱が発生し、電話が繋がらない、電子メールも送受できない状況が長時間発生した。
このような通信不通により生ずる課題は、安否確認したい人が安否確認行為を達成できないという問題だけでなく、災害の被害を受け、誰かに助けを求めるための連絡(例えば、地震で倒壊した家の下敷きになり、携帯電話で誰かに自分の居場所を知らせて助けを求めるような、極めて緊急性を要する連絡を含む)を阻害することになる。
その一方で、安否確認行為の背景にあるものは、家族等の無事を早く知って安心したいという心理的な欲求によるものであり、この行為を抑制することは難しい。また、通信量が飛躍的に増大した状況でも対応できるように、通信設備の処理能力を強化するような手段も考えられるが、数年に一度起こるか起こらないかという災害に対して、通信会社が積極的に投資することは現実的に考えても難しい。
そこで、現状の通信処理能力の範囲において、災害時でも安否確認に通信トラフィックを圧迫することなく、緊急性を要する連絡に支障がでないように、安否確認したい人に安否を伝えるような手段が求められている。
現時点において、各通信会社は、災害伝言ダイヤルと称される安否確認サービスを提供している(非特許文献1)。このサービスは、安否を確認したい人と安否を心配される人とが、通話や電子メールにより安否を直接確認し合うのではなく、それぞれが音声や文字の電子的メッセージを安否確認サーバに保存しあい、そのサーバを通じて安否を確認することを支援する仕組みである。
つまり、安否を心配される被安否確認者は、安否確認サーバに自分の無事を電話や電子メールを利用して登録し、その被安否確認者の安否を知りたい安否確認者は、被安否確認者に直接電話をかけ、電子メールを送信等する代わりに、安否確認サーバにアクセスすることにより、被安否確認者の安否を確認できる。
「安否確認の伝言ダイヤル」、日本経済新聞、2011年3月11日16:14記事、[online]、[平成24年1月16日検索]、<URL: http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819499E3E3E2E28B8DE3E3E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2> 「緊急速報「エリアメール」」、NTT docomo、[online]、[平成24年1月16日検索]、<URL: http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/>
先述した安否確認サービスは、被安否確認者の安否情報が安否確認サービスのデータベースに登録されて初めて成立する。言い換えれば、被安否確認者が自身の安否情報を登録しなければ、その被安否確認者の安否を確認したい安否確認者は、安否確認サービスを利用して当該被安否確認者の安否を知ることができず、結果的に、通信占有量の多い音声や電子メールを用いた安否確認行為を実施してしまう。
一般に、家族等の安否を確認したい安否確認者の欲求は強い一方で、自分の安否を家族等に伝えたい被安否確認者の欲求は小さいことから、被安否確認者による意図的・積極的な安否情報の発信やその登録を期待する従来の安否確認サービスでは、安否情報が集まりにくいという課題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、被安否確認者の安否発信に関わる行動の省力化を図ることにある。
請求項1記載の安否情報発信装置は、情報通信装置に具備され、災害の発生時に安否情報を発信する安否情報発信装置において、前記情報通信装置の位置情報に基づいて、当該情報通信装置の利用者の安否情報を発信するか否かを判定する安否情報発信要否判定手段と、前記安否情報を発信する場合に、前記情報通信装置への操作に基づいて前記利用者の安否情報を生成し、データ記憶手段に記憶させる安否情報生成手段と、前記データ記憶手段から前記安否情報を読み出して、安否情報サーバに送信する安否情報送信手段と、を有することを特徴とする。
請求項2記載の安否情報発信装置は、請求項1記載の安否情報発信装置において、前記安否情報発信要否判定手段は、前記災害において被害が予測される災害警戒区域情報を取得する災害警戒情報取得手段と、前記情報通信装置の現在位置を取得する現在位置情報取得手段と、前記現在位置が前記災害警戒区域情報で指定された災害警戒区域内であるか否かを判定する災害警戒区域内判定手段と、を有することを特徴とする。
請求項3記載の安否情報発信装置は、請求項1又は2記載の安否情報発信装置において、前記安否情報生成手段は、前記利用者による前記情報通信装置への操作入力を監視する操作入力監視手段を有し、当該操作入力を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする。
請求項4記載の安否情報発信装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の安否情報発信装置において、前記安否情報生成手段は、前記利用者による前記情報通信装置での情報通信に関わる行動を監視する情報通信行動監視手段を有し、当該情報通信行動を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする。
請求項5記載の安否情報発信装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の安否情報発信装置において、前記安否情報生成手段は、前記情報通信装置の画面状態を監視する画面状態監視手段を有し、当該画面状態の変化を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする。
請求項6記載の安否情報発信装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の安否情報発信装置において、前記安否情報生成手段は、前記情報通信装置に生ずる加速度を監視する加速度監視手段を有し、当該加速度の変化を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする。
請求項7記載の安否情報発信装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の安否情報発信装置において、前記安否情報発信要否判定手段は、前記災害において被害が予測される警戒区域に限定して送信される災害警戒区域限定情報を取得する災害警戒区域限定情報取得手段を有することを特徴とする。
請求項8記載の安否情報発信装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の安否情報発信装置において、前記安否情報送信手段は、前記安否情報を送信する前に、前記利用者が前記情報通信装置の所有者であるかを特定する安否情報入力者特定手段を有することを特徴とする。
請求項9記載の安否情報発信装置は、請求項8記載の安否情報発信装置において、前記安否情報入力者特定手段は、前記情報通信装置の所有者が予め設定した値の入力を要求し、当該入力の値が前記設定の値に一致する否かを判定し、前記安否情報送信手段は、前記一致する場合に、前記安否情報を送信することを特徴とする。
請求項10記載の安否情報発信装置は、請求項8記載の安否情報発信装置において、前記安否情報入力者特定手段は、前記情報通信装置に具備された撮像手段を用いて前記利用者の顔を撮影し、前記安否情報送信手段は、前記利用者の顔の画像を更に送信することを特徴とする。
請求項11記載の安否情報発信プログラムは、コンピュータを、請求項1乃至10のいずれかに記載の安否情報発信装置として機能させることを特徴とする。
以上より、本発明によれば、情報通信装置への操作に基づいて利用者の安否情報を生成して安否情報サーバに送信するため、被安否確認者が自身の安否情報を発信するためにわざわざ必要であった付随的な行動(例えば、電話をかける、ウェブページにアクセスする等)が不要であり、自動的に被安否確認者の安否情報が安否情報サーバに送信されることから、被安否確認者の安否発信に関わる行動の省力化を図ることができる。
また、本発明によれば、利用者の安否情報を発信する場合に当該安否情報を安否情報サーバに送信するため、利用者の安否情報が自動で集約されることから、多数の被安否確認者の安否情報が安否情報サーバに集まることになる。これにより、複数の被安否確認者の安否を心配する安否確認者が、大部分の当該被安否確認者の安否情報を安否情報サーバから一括して入手できることが期待され、各々の被安否確認者に対して直接の電話や電子メールを送信するような行動が不要となることから、安否確認者への安否確認に関わる行動の省力化を図ることができる。
更に、以上説明した効果から、安否確認者による被安否確認者への直接の電話回数や電子メールの送受信回数が減ることにより、通信ネットワーク上での通信量の抑制が期待され、災害時においても通信許容量を超えることがない、つまり、通信を制限する必要がないため、緊急性を要する連絡に支障を来たさないことが期待できる。
本発明によれば、被安否確認者の安否発信に関わる行動の省力化を図ることができる。
第1の実施の形態に係る安否情報発信装置の機能ブロック構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る安否情報発信処理フローを示す図である。 第2の実施の形態に係る安否情報発信装置の機能ブロック構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る安否情報発信処理フローを示す図である。 第3の実施の形態に係る安否情報発信装置の機能ブロック構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る安否情報発信処理フローを示す図である。 第4の実施の形態に係る安否情報発信装置の機能ブロック構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る安否情報発信処理フローを示す図である。 第5の実施の形態に係る安否情報発信装置の機能ブロック構成を示す図である。 第5の実施の形態に係る安否情報発信処理フローを示す図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。但し、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能であり、本実施の形態の記載内容に限定して解釈すべきではない。
本発明は、災害時において、安否を心配される被安否確認者であっても、自分の家族や友人の安否を確認しようとする特性に着目し、その被安否確認者の安否確認行為に伴う情報通信端末への何らかの操作を、その被安否確認者の安否情報として活用する安否情報発信装置及び安否情報発信プログラムを提供するものである。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る安否情報発信装置1の機能ブロック構成を示す図である。
この安否情報発信装置1は、例えば、携帯電話等の情報通信端末(広くは、情報通信装置)で動作し、災害発生時に、その所有者(広くは、利用者)による当該安否情報発信装置1への操作入力を安否情報とし、その安否情報を安否情報サーバ3に送信して登録させることを特徴としている。
図1に示すように、安否情報発信装置1は、インターネットやモバイルネットワーク等の通信ネットワーク(図1において不図示)を通じて災害警戒情報サーバ2及び安否情報サーバ3に通信可能に接続されている。
安否情報発信装置1は、安否情報発信装置1を具備する情報通信端末の所有者の安否情報を発信する必要があるか否かを判定する安否情報発信要否判定部10と、その情報通信端末の所有者の安否情報を生成する安否情報生成部20と、その安否情報を安否情報サーバ3に送信する安否情報送信部30と、安否情報等の各種データを読み出し可能に一時的に記憶するデータ記憶部40とで主に構成される。
安否情報発信要否判定部10は、災害警戒情報サーバ2から災害警戒区域に関わる情報を取得する災害警戒情報取得部10aと、安否情報発信装置1を具備している情報通信端末の現在位置を取得する現在位置情報取得部10bと、その現在位置が上記災害警戒区域内であるか否かを判定する災害警戒区域内判定部10cとで主に構成される。
安否情報生成部20は、情報通信端末への操作入力を監視する操作入力監視部20aで主に構成される。
次に、図2を参照しながら、第1の実施の形態に係る安否情報発信装置1で行う安否情報発信処理手順について説明する。
最初に、ステップS101において、災害警戒情報取得部10aが、災害警戒情報サーバ2から災害警戒情報を取得する。その災害警戒情報には、災害を警戒すべき区域情報(災害による被害が予測される災害警戒区域情報)が含まれている。
次に、ステップS102において、現在位置情報取得部10bが、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して、情報通信端末の地理的な位置を示す現在位置情報を取得する。
次に、ステップS103において、災害警戒区域内判定部10cが、ステップS102で取得した現在位置情報に含まれている情報通信端末の現在位置が、ステップS101で取得した災害警戒情報で指定されている災害警戒区域内に位置するか否かを判定する。その現在位置が当該災害警戒区域内に含まれるのであれば、ステップS104に進み、その現在位置が当該災害警戒区域外であれば、ステップS101に戻る。
次に、ステップS104において、操作入力監視部20aが、所有者による情報通信端末への操作入力の監視を開始し、その情報通信端末に対して何らかの操作入力が行われた場合に、ステップS105に進む。この操作入力とは、例えば、情報通信端末でのボタン操作等である。なお、操作入力監視部20aは、監視開始後、情報通信端末に対して何らかの操作入力があるまで待機状態とし、その操作入力と同時にステップS105に進む。
最後に、ステップS105において、安否情報送信部30が、ステップS104における所有者による情報通信端末への操作入力を生存情報として認識(例えば、ボタン操作を生存情報とみなす)し、その生存情報を安否情報として安否情報サーバ3に送信する。なお、その送信の際には、安否情報の他、情報通信端末の個別IDやステップS102で取得した現在位置情報を同時に送信する。
なお、ステップS101やステップS102でそれぞれ取得した災害警戒情報や現在位置情報、ステップS104やステップS105で生成された安否情報は、データ記憶部40に一時的に記憶され、その利用時において当該データ記憶部40から読み出されて利用される。例えば、生成された安否情報はデータ記憶部40に記憶され、そのデータ記憶部40から読み出されて、安否情報サーバ3に送信される。
〔第2の実施の形態〕
図3は、第2の実施の形態に係る安否情報発信装置1の機能ブロック構成を示す図である。
この安否情報発信装置1は、第1の実施の形態と同様に情報通信端末で動作し、災害発生時に、その所有者による情報通信端末での情報通信に関わる行動(例えば、電話をかける、電子メールを送信する、ウェブページを閲覧する等の処理動作)を生存情報とみなし、その生存情報を安否情報として安否情報サーバ3に送信して登録させることを特徴としている。
また、その情報通信に関わる行動が情報通信端末の所有者により行われたことを担保するため、安否情報を発信する前に、暗証番号を使用した認証を行うことを特徴としている。
安否情報発信要否判定部10は、発生した災害において被害が予測される警戒区域に限定して送信される災害警戒区域限定情報を取得する災害警戒区域限定情報取得部10dで主に構成される。
安否情報生成部20は、情報通信端末の所有者による情報通信端末での情報通信に関わる行動を監視する情報通信行動監視部20bで主に構成される。
安否情報送信部30は、安否情報を送信する前に、情報通信端末の利用者が情報通信端末の所有者であるかを特定する安否情報入力者特定部30aで主に構成される。具体的には、情報通信装置の所有者が予め設定した値の入力を要求し、その入力の値が先の設定の値に一致する否かを判定する。
次に、図4を参照しながら、第2の実施の形態に係る安否情報発信装置1で行う安否情報発信処理手順について説明する。
最初に、ステップS201において、災害警戒区域限定情報取得部10dが、地震などの災害が起きた際に被害が予測される警戒区域に限定して送信される災害警戒区域限定情報の取得を試みる。例えば、NTTドコモ(株)が提供する緊急速報「エリアメール」などが挙げられる(非特許文献2参照)。
次に、ステップS202において、ステップS201において災害警戒区域限定情報の取得が成功した場合には、ステップS203に進み、災害警戒区域限定情報を取得しなかった場合には、ステップS201を再度実施する。
次に、ステップS203において、情報通信行動監視部20bは、情報通信端末の所有者による情報通信端末での情報通信に関わる行動の監視を開始し、その行動が監視された場合に、ステップS204に進む。この情報通信に関わる行動とは、例えば、電話を行う、電子メールを送信する、ウェブページを閲覧する等である。
次に、ステップS204において、安否情報入力者特定部30aが、暗証番号の入力を促す画面を表示し、暗証番号の入力を待つ。
次に、ステップS205において、安否情報入力者特定部30aが、ステップS204で入力された暗証番号が予め設定された暗証番号に一致するか否かを判定し、一致する場合には、ステップS206に進み、一致しない場合には、ステップS204を再度実施する。
最後に、ステップS206において、安否情報送信部30が、ステップS203における所有者による情報通信端末での情報通信に関わる行動を生存情報として認識(例えば、電話を行う行動を生存情報とみなす)し、その生存情報を安否情報として安否情報サーバ3に送信する。
〔第3の実施の形態〕
図5は、第3の実施の形態に係る安否情報発信装置1の機能ブロック構成を示す図である。
この安否情報発信装置1は、第1の実施の形態と同様に情報通信端末で動作し、災害発生時に、その情報通信端末の画面状態の変化を当該情報通信端末の所有者の生存情報とみなし、その生存情報を安否情報として安否情報サーバ3に送信して登録させることを特徴としている。
この情報通信端末の画面状態の変化とは、例えば、2つ折りの携帯電話であれば、その携帯電話を開く動作に伴い発生する画面のオフからオンへの状態変化(オフからオンへの状態遷移)や、閉じる動作に伴い発生する画面のオンからオフへの状態変化である。情報通信端末の所有者による意図的な行動を伴うため、生存情報として有効に利用できる。
安否情報生成部20は、情報通信端末の画面状態を監視する画面状態監視部20cで主に構成される。その他の各機能部は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図6を参照しながら、第3の実施の形態に係る安否情報発信装置1で行う安否情報発信処理手順について説明する。
最初に、ステップS301〜ステップS303において、第1の実施の形態で説明したステップS101〜ステップS103と同様の処理を実施し、安否情報の発信の要否を判定する。
次に、ステップS304において、画面状態監視部20cが、情報通信端末の画面状態遷移の監視を開始し、その画面状態が変化した場合に、ステップS305に進む。この画面状態の変化とは、前述したように、例えば、情報通信端末で何らかのボタンの押下に伴うオフからオンへの画面の状態変化や、2つ折りの携帯電話が開く動作に伴い発生するオフからオンへの画面の状態変化等である。
最後に、ステップS305において、安否情報送信部30が、ステップS304における情報通信端末の画面状態の変化を生存情報として認識(例えば、オフからオンへの画面変化を生存情報とみなす)し、その生存情報を安否情報として安否情報サーバ3に送信する。
〔第4の実施の形態〕
図7は、第4の実施の形態に係る安否情報発信装置1の機能ブロック構成を示す図である。
この安否情報発信装置1は、例えば、加速度計測装置を具備した情報通信端末で動作し、災害発生時に、その加速度計測装置により計測される加速度変化を安否情報とし、その安否情報を安否情報サーバ3に送信して登録させることを特徴としている。
安否情報生成部20は、情報通信端末の加速度を監視する加速度監視部20dで主に構成される。その他の各機能部は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図8を参照しながら、第4の実施の形態に係る安否情報発信装置1で行う安否情報発信処理手順について説明する。
最初に、ステップS401〜ステップS403において、第1の実施の形態で説明したステップS101〜ステップS103と同様の処理を実施し、安否情報の発信の要否を判定する。
次に、ステップS404において、加速度監視部20dが、情報通信端末に具備された加速度計測装置によって計測される加速度変化の監視を開始し、その加速度が変化した場合に、ステップS405に進む。この加速度変化とは、例えば、所有者が情報通信端末を手に持つ行為や、既に手に持っていた情報通信端末の姿勢を変えた等、所有者による行動に伴って情報通信端末に生じた加速度変化である。
最後に、ステップS405において、安否情報送信部30が、ステップS404において情報通信端末に生じた加速度の変化を生存情報として認識し、その生存情報を安否情報として安否情報サーバ3に送信する。
〔第5の実施の形態〕
図9は、第5の実施の形態に係る安否情報発信装置1の機能ブロック構成を示す図である。
この安否情報発信装置1は、例えば、カメラを具備した情報通信端末で動作し、災害発生時に、その情報通信端末の操作者による情報通信端末1への操作入力を安否情報とし、その操作入力を行う際に当該操作者の顔を撮影して、安否情報と共に安否情報サーバ3に送信して登録させることを特徴としている。
これにより、その安否情報を確認する安否確認者は、その操作者の顔画像を確認でき、安否情報サーバ3に登録された安否情報が当該情報通信端末の所有者の安否情報か否かを判断できることから、その所有者へのなりすまし防止など、安否情報の精度向上に貢献できる。
安否情報送信部30は、情報通信端末が操作入力される際にその操作者の顔を撮影する安否情報入力者特定部30aで主に構成される。その他の各機能部は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図10を参照しながら、第5の実施の形態に係る安否情報発信装置1で行う安否情報発信処理手順について説明する。
最初に、ステップS501〜ステップS504において、第1の実施の形態で説明したステップS101〜ステップS104と同様の処理を実施する。
次に、ステップS505において、安否情報入力者特定部30aが、情報通信端末に具備されたカメラを使用して、操作入力を行った操作者の顔を撮影する。操作入力を行う操作者の方向に向いたカメラであることが好ましい。
最後に、ステップS506において、安否情報送信部30が、ステップS504における操作者による情報通信端末への操作入力を生存情報として認識し、その生存情報を安否情報とし、ステップS505で撮影した顔画像と共に、安否情報サーバ3に送信する。
以上より、各実施の形態によれば、情報通信装置への操作に基づいて所有者の安否情報を生成して安否情報サーバ3に送信するので、被安否確認者が自身の安否情報を発信するためにわざわざ必要であった付随的な行動(例えば、電話をかける、ウェブページにアクセスする等)が不要であり、自動的に被安否確認者の安否情報が安否情報サーバ3に送信されることから、被安否確認者の安否発信に関わる行動の省力化を図ることができる。
また、各実施の形態によれば、所有者の安否情報を発信する場合に当該安否情報を安否情報サーバ3に送信するので、所有者の安否情報が自動で集約されることから、多数の被安否確認者の安否情報が安否情報サーバ3に集まることになる。これにより、複数の被安否確認者の安否を心配する安否確認者が、大部分の当該被安否確認者の安否情報を安否情報サーバ3から一括して入手できることが期待され、各々の被安否確認者に対して直接の電話や電子メールを送信するような行動が不要となることから、安否確認者への安否確認に関わる行動の省力化を図ることができる。
更に、以上説明した効果から、安否確認者による被安否確認者への直接の電話回数や電子メールの送受信回数が減ることにより、通信ネットワーク上での通信量の抑制が期待され、災害時においても通信許容量を超えることがない、つまり、通信を制限する必要がないため、緊急性を要する連絡に支障を来たさないことが期待できる。
最後に、各実施の形態で説明した安否情報発信装置1は、1つ以上のコンピュータで実現可能である。すなわち、その安否情報発信装置1を構成している各機能部は、コンピュータのハードウェアリソース、ソフトウェアリソースによって実現され、プログラムによって実行される。具体的には、安否情報発信要否判定部10と、安否情報生成部20と、安否情報送信部30とは、CPU等の計算手段・制御手段で実現され、データ記憶部40は、メモリ等の記憶手段で実現される。
1…安否情報発信装置
10…安否情報発信要否判定部
10a…災害警戒情報取得部
10b…現在位置情報取得部
10c…災害警戒区域内判定部
10d…災害警戒区域限定情報取得部
20…安否情報生成部
20a…操作入力監視部
20b…情報通信行動監視部
20c…画面状態監視部
20d…加速度監視部
30…安否情報送信部
30a…安否情報入力者特定部
40…データ記憶部
2…災害警戒情報サーバ
3…安否情報サーバ
S101〜S105、S201〜S206、S301〜S305、S401〜S405、S501〜S506…処理ステップ

Claims (11)

  1. 情報通信装置に具備され、災害の発生時に安否情報を発信する安否情報発信装置において、
    前記情報通信装置の位置情報に基づいて、当該情報通信装置の利用者の安否情報を発信するか否かを判定する安否情報発信要否判定手段と、
    前記安否情報を発信する場合に、前記情報通信装置への操作に基づいて前記利用者の安否情報を生成し、データ記憶手段に記憶させる安否情報生成手段と、
    前記データ記憶手段から前記安否情報を読み出して、安否情報サーバに送信する安否情報送信手段と、
    を有することを特徴とする安否情報発信装置。
  2. 前記安否情報発信要否判定手段は、
    前記災害において被害が予測される災害警戒区域情報を取得する災害警戒情報取得手段と、
    前記情報通信装置の現在位置を取得する現在位置情報取得手段と、
    前記現在位置が前記災害警戒区域情報で指定された災害警戒区域内であるか否かを判定する災害警戒区域内判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の安否情報発信装置。
  3. 前記安否情報生成手段は、
    前記利用者による前記情報通信装置への操作入力を監視する操作入力監視手段を有し、当該操作入力を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の安否情報発信装置。
  4. 前記安否情報生成手段は、
    前記利用者による前記情報通信装置での情報通信に関わる行動を監視する情報通信行動監視手段を有し、当該情報通信行動を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の安否情報発信装置。
  5. 前記安否情報生成手段は、
    前記情報通信装置の画面状態を監視する画面状態監視手段を有し、当該画面状態の変化を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の安否情報発信装置。
  6. 前記安否情報生成手段は、
    前記情報通信装置に生ずる加速度を監視する加速度監視手段を有し、当該加速度の変化を前記利用者の生存情報とみなした前記安否情報を生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の安否情報発信装置。
  7. 前記安否情報発信要否判定手段は、
    前記災害において被害が予測される警戒区域に限定して送信される災害警戒区域限定情報を取得する災害警戒区域限定情報取得手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の安否情報発信装置。
  8. 前記安否情報送信手段は、
    前記安否情報を送信する前に、前記利用者が前記情報通信装置の所有者であるかを特定する安否情報入力者特定手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の安否情報発信装置。
  9. 前記安否情報入力者特定手段は、
    前記情報通信装置の所有者が予め設定した値の入力を要求し、当該入力の値が前記設定の値に一致する否かを判定し、
    前記安否情報送信手段は、
    前記一致する場合に、前記安否情報を送信することを特徴とする請求項8記載の安否情報発信装置。
  10. 前記安否情報入力者特定手段は、
    前記情報通信装置に具備された撮像手段を用いて前記利用者の顔を撮影し、
    前記安否情報送信手段は、
    前記利用者の顔の画像を更に送信することを特徴とする請求項8記載の安否情報発信装置。
  11. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれかに記載の安否情報発信装置として機能させることを特徴とする安否情報発信プログラム。
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