JP2007257534A - 異常報知端末及び管理装置 - Google Patents

異常報知端末及び管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007257534A
JP2007257534A JP2006083904A JP2006083904A JP2007257534A JP 2007257534 A JP2007257534 A JP 2007257534A JP 2006083904 A JP2006083904 A JP 2006083904A JP 2006083904 A JP2006083904 A JP 2006083904A JP 2007257534 A JP2007257534 A JP 2007257534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality notification
abnormality
signal
terminal
occurrence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006083904A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Matsui
宏樹 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2006083904A priority Critical patent/JP2007257534A/ja
Publication of JP2007257534A publication Critical patent/JP2007257534A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】 携帯端末から異常発生信号が無線発信された場合に、より適切且つ迅速に対応することができる異常報知端末を提供し、異常報知端末からの異常通報信号を受けて異常事態の発生を適切な相手に通報することができる管理装置を提供する。
【解決手段】 携帯端末2から無線発信された携帯端末2に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号S1を受信し、異常発生信号S1に係る異常発生を報知する異常報知端末1であって、携帯端末2から異常発生信号S1を受け付ける異常発生信号受信手段11と、異常発生信号S1を受信した場合に、複数の異常報知端末1と通信可能に構成された管理装置3に対し、識別情報を含む異常通報信号S2を発信する異常通報手段12と、異常発生信号S1を受信した場合に、異常発生信号S1に基づいて異常発生を報知する異常報知手段13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末から前記携帯端末に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号を受信し前記異常発生信号に係る異常発生を報知する異常報知端末、及び、複数の異常報知端末を管理する管理装置に関する。
子供や女性等に対する犯罪の防止や危険回避のための技術として、大音量の警報音で異常発生を周囲に知らせる警報ブザーがある。また、他の犯罪防止技術として、GPS(Global Positioning System)や携帯電話の基地局を利用して、異常発生を通報する異常発生信号が発信された携帯電話の位置情報を検出し、検出した位置情報とともに異常発生が発生したことを、身内や警察、警備会社等に対し、身内や警察、警備会社等が所有する通信端末を介して通報する異常通知システムが提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
更に、他の技術として、住宅内に設置された端末が、空き巣や火災、ガス漏れ等の異常事態を検出した場合に、異常事態を検出した住宅の住民が所有する携帯端末に異常事態が発生したことを通知するとともに、予め各住宅を所定領域毎に区分しておき、異常事態を検出した住宅の属する領域内の他の住宅に設置された固定端末に、異常事態が発生した住宅があることを通報するセキュリティシステムがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−76289号公報 特開2003−298774号公報 特開2002−271522号公報
しかし、警報ブザーの場合、周囲に人がいない場合には、十分な防犯効果を得ることができないという問題があった。また、身内等に対し位置情報とともに異常が発生したことを通知する異常通知システムの場合、身内等が通報者の遠方にいる場合には、迅速に対応することが困難であるという問題があった。更に、身内等に対し位置情報とともに異常が発生したことを通知する異常通知システムの場合、身内等への通知は一般的に電子メールか電話によって行われるため、例えば、身内等が携帯電話を所持していない場合には、身内等に対する通知が困難となり、異常発生の通知が迅速に実施できない場合があった。
上記特許文献3に記載のセキュリティシステムは、住宅に設置され固定された通信端末からの異常発生信号を受けて異常発生の報知を行う構成であり、携帯端末に対応したものではなく、携帯端末からの異常発生信号に応じて適切に異常発生の報知を行うことは困難である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯端末から異常発生信号が無線発信された場合に、より適切且つ迅速に対応することができる異常報知端末を提供する点にある。また、異常報知端末からの異常通報信号を受けて異常事態の発生を適切な相手に通報することができる管理装置を提供する。
上記目的を達成するための本発明に係る異常報知端末は、携帯端末から無線発信された前記携帯端末に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号を受信し、前記異常発生信号に係る異常発生を報知する異常報知端末であって、前記携帯端末から前記異常発生信号を受け付ける異常発生信号受信手段と、前記異常発生信号を受信した場合に、複数の前記異常報知端末と通信可能に構成された管理装置に対し、前記識別情報を含む異常通報信号を発信する異常通報手段と、前記異常発生信号を受信した場合に、前記異常発生信号に基づいて異常発生を報知する異常報知手段と、を備えることを第1の特徴とする。
上記特徴の異常報知端末によれば、携帯端末からの異常発生信号に基づいて異常発生を報知するので、異常報知端末の周辺で異常事態が発生した場合に、当該異常報知端末の利用者やその近くにいる人等が異常事態に適切且つ迅速に対応することが可能になる。これによって、身内や警察、警備会社が遠方にいて迅速な対応が困難な場合であっても、異常発生場所の近くにいる複数人が異常事態に対応することが可能になる。更に、本発明によれば、携帯端末に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号に基づいて管理装置に対し異常通報信号を発信するので、識別情報により異常発生信号を発信した携帯端末の使用者を確実に特定することができ、予め携帯端末毎に異常事態の発生を通報する相手を設定しておくことで、異常事態の発生を適切な相手に迅速に通報することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る異常報知端末は、携帯端末から無線発信された前記携帯端末に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号を受信し、前記異常発生信号に係る異常発生を報知する異常報知端末であって、前記携帯端末から前記異常発生信号を受け付ける異常発生信号受信手段と、前記異常発生信号を受信した場合に、所定の上記第1の特徴の異常報知端末に対し、上記第1の特徴の異常報知端末の複数と通信可能に構成された管理装置への転送指示と前記識別情報を含む異常通報信号を発信する異常通報手段と、前記異常発生信号を受信した場合に、前記異常発生信号に基づいて異常発生を報知する異常報知手段と、を備えることを第2の特徴とする。
上記特徴の異常報知端末によれば、第1の特徴の異常報知端末に対し管理装置への転送指示を含む異常通報信号を発信するように構成したので、異常報知端末が直接管理装置と通信可能ではない場合であっても、管理装置に対し異常通報信号を発信することが可能になる。また、管理装置と直接通信可能に構成された異常報知端末を中継装置として管理装置に異常通報信号を発信するので、第2の特徴の異常報知端末を設置することで携帯端末からの異常発生信号を受信可能な領域を実質的に拡大することができ、第1の特徴の異常報知端末が携帯端末の近隣に設置されていない場合であっても、管理装置に対し異常発生信号を発信することが可能になる。
更に、本発明によれば、携帯端末からの異常発生信号に基づいて異常発生を報知するので、異常報知端末の周辺で異常事態が発生した場合に、当該異常報知端末の利用者やその近くにいる人等が異常事態に適切且つ迅速に対応することが可能になる。これによって、身内や警察、警備会社が遠方にいて迅速な対応が困難な場合であっても、異常発生場所の近くにいる複数人が異常事態に対応することが可能になる。
上記第1特徴の本発明に係る異常報知端末は、第2の特徴の異常報知端末から前記異常通報信号を受信した場合に、前記転送指示に基づいて前記異常通報信号を前記管理装置に転送する転送手段を備えることを第3の特徴とする。
上記特徴の異常報知端末によれば、第2の特徴の異常報知端末からの異常通報信号を管理装置に転送するように構成したので、携帯端末からの異常発生信号を受信可能な領域を実質的に拡大することができ、管理装置が異常発生をより確実に把握することを可能にすることができる。
上記何れかの特徴の本発明に係る異常報知端末は、前記異常通報信号が、前記異常発生信号を受信した前記異常報知端末に固有に割り当てられた第1端末情報を含むことを第4の特徴とする。
上記特徴の異常報知端末によれば、異常発生信号を受信した異常報知端末の端末情報を異常通報信号に含ませる構成にしたので、端末情報によって特定される異常報知端末の設置場所から異常発生場所をある程度の精度で検出することが可能になる。本発明によれば、異常発生場所をある程度の精度で検出可能になることから、異常事態により適切に対応することが可能になる。
上記第1または第3の特徴の異常報知端末は、前記異常通報信号が、前記管理装置に対し前記異常通報信号を発信した前記異常報知端末に固有に割り当てられた第2端末情報を含むことを第5の特徴とする。
上記特徴の異常報知端末によれば、管理手段に対し異常通報信号を発信した異常報知端末の端末情報を異常通報信号に含ませる構成にしたので、管理装置において異常通報信号を転送した異常報知端末を特定することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る管理装置は、第1〜第5の何れかの特徴の異常報知端末から発信された前記異常通報信号を受信する異常通報信号受信手段と、前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号を送信する異常報知信号送信手段と、を備えることを特徴とする。
上記特徴の管理装置によれば、異常通報信号の識別情報に基づいて携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末に異常発生を報知するように構成したので、異常通報信号を受信した異常報知端末の利用者だけでなく、使用者に関係する個人または機関、例えば、身内、学校、警察、学校、及び、警備会社等、異常発生場所に依存しない通信端末の利用者に対しても異常発生を通知することができ、異常事態により適切に対応することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る管理装置は、第4の特徴の異常報知端末から発信された前記異常通報信号を受信する異常通報信号受信手段と、前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号を送信する異常報知信号送信手段と、前記異常通報信号に含まれる前記第1端末情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の位置を特定する位置検出手段を備えることを特徴とする。
上記特徴の管理装置によれば、端末情報によって特定される異常報知端末の設置場所から異常発生場所をある程度の精度で検出するように構成したので、管理装置が異常発生場所を適切に且つより簡易に認識することが可能になる。
上記目的を達成するための本発明に係る管理装置は、第5の特徴の異常報知端末から発信された前記異常通報信号を受信する異常通報信号受信手段と、前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号を送信する異常報知信号送信手段と、前記異常通報信号に含まれる前記第2端末情報に基づいて、前記異常報知端末毎に前記異常通報信号の発信履歴を記憶する第1記憶手段を備えることを特徴とする。
上記特徴の管理装置によれば、異常報知端末毎に異常通報信号の発信履歴を記憶するように構成したので、例えば、異常報知端末が所定の警備会社の管理するホームセキュリティ端末である場合に、異常報知端末の所有者に対し異常通報信号の発信数に応じて警備会社の利用料金を減額する等することにより、携帯端末からの異常発生信号に対応することが可能な異常報知端末の普及を促進させることができる。
上記何れかの特徴の本発明に係る管理装置は、前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記携帯端末毎に前記異常通報信号の発信履歴を記憶する第2記憶手段を備えることを特徴とする。
上記特徴の管理装置によれば、携帯端末毎に異常通報信号の発信履歴を記憶するように構成したので、例えば、本発明による防犯サービスを提供する警備会社等は、異常通報信号の発信回数に応じて課金することが可能になる。この場合には、異常通報信号の発信回数に応じて課金し基本料金を課さないようにすることで、携帯端末の使用者に異常が発生する確率はそれ程高くないと予想されることから、携帯端末の所有者の経済的負担を軽減できる。更に、異常通報信号の発信回数に応じて課金する構成にすれば、いたずら等の不必要な異常発生信号の発信を抑制することが可能になる。
以下、本発明に係る異常報知端末及び管理装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明に係る異常報知端末及び管理装置の第1実施形態について図1を基に説明する。本実施形態では、図1に示すように、携帯端末2から無線発信された携帯端末2に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号S1を受信し、異常発生信号S1に係る異常発生を報知する異常報知端末1の複数が、所定の警備会社に設置され複数の異常報知端末1を管理する管理装置3と通信可能に構成されている。
携帯端末2は、本実施形態では、防犯ブザー機能を備えており、使用者により防犯ブザーが操作されると、無線で異常発生信号S1を発信するように構成されている。携帯端末2は、微弱電波或いは特定小電力無線を利用して、送信先を特定せずに異常発生信号S1を発信可能に構成されている。これによって、携帯端末2から発信される異常発生信号S1の到達範囲内にある異常報知端末1が異常発生信号S1を受信可能になる。携帯端末2はまた、防犯ブザーの操作により、ブザーを鳴らしたりフラッシュを発光させたりする等の防犯機能を備えている。
異常報知端末1は、図1に示すように、携帯端末2から異常発生信号S1を受け付ける異常発生信号受信手段11、異常発生信号S1を受信した場合に、管理装置3に対し異常通報信号S2を発信する異常通報手段12、及び、異常発生信号S1を受信した場合に、異常発生信号S1に基づいて異常発生を報知する異常報知手段13を備えて構成されている。本実施形態では、異常報知端末1として、ホームセキュリティシステムにおいて、各住宅に設置される固定端末を想定して説明する。異常報知端末1の各手段は、コンピュータのハードウェアとそのハードウェア上で実行されるアプリケーションソフトウェアで構成されている。
異常発生信号受信手段11は、携帯端末2から無線により発信された異常発生信号S1を受け付ける。本実施形態の異常発生信号S1は、携帯端末2に固有に割り当てられた識別情報を含むパケットデータで構成されている。ここでは、識別情報として携帯端末2に固有に割り当てられた携帯端末IDを想定して説明する。
異常通報手段12は、異常発生信号S1を受信した場合に、異常発生信号S1から異常発生信号S1を発信した携帯端末2の識別情報を抽出し、抽出した識別情報(携帯端末ID)と異常報知端末1に固有に割り当てられた端末情報を含む異常通報信号S2を生成し、管理装置3に対して異常通報信号S2を発信する。
ここで、端末情報としては、異常報知端末1に固有に割り当てられた異常報知端末IDを想定しており、特に、異常発生信号S1を受信した異常報知端末1に固有に割り当てられた異常報知端末IDを第1端末情報、管理装置3に対し異常通報信号S2を発信した異常報知端末1に固有に割り当てられた異常報知端末IDを第2端末情報とする。本実施形態の異常通報信号S2は、携帯端末IDと異常報知端末IDを含むパケットデータで構成されている。
更に、本実施形態の異常報知端末1は、管理装置3と公衆電話回線を介してデータ通信可能に接続されており、異常通報手段12は、公衆電話回線を介して異常通報信号S2を管理装置3に送信する。尚、本実施形態では管理装置3との通信手段として公衆電話回線を用いたが、これに限るものではなく、光通信回線やインターネット回線等のデータ通信回線を用いても良い。
異常報知手段13は、異常発生信号S1を受信した場合に、異常発生信号S1に基づいて異常発生を報知する。より具体的には、異常報知手段13は、ブザーやアナウンス、表示画面上での情報の表示、及び、フラッシュの発光等の警報S4により、異常発生を報知する。
管理装置3は、図1に示すように、異常報知端末1から発信された異常通報信号S2を受信する異常通報信号受信手段31、異常通報信号S2に含まれる携帯端末IDに基づいて、異常発生信号S1を発信した携帯端末2の使用者に関係する個人または機関の通信端末4の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号S3を送信する異常報知信号送信手段33、受信した異常通報信号S2に含まれる異常報知端末ID(第1端末情報)に基づいて、異常発生信号S1を発信した携帯端末2の位置を特定する位置検出手段32、異常報知端末ID(第2端末情報)に基づいて異常報知端末1毎に異常通報信号S2の発信履歴を記憶する第1記憶手段34、携帯端末IDに基づいて携帯端末2毎に異常通報信号S2の発信履歴を記憶する第2記憶手段35、及び、管理装置3に予め搭載されている不揮発性半導体メモリ等のメモリの記憶領域36を備えて構成される。本実施形態の管理装置3は、コンピュータのハードウェアとそのハードウェア上で実行されるアプリケーションソフトウェアで構成されている。
異常通報信号受信手段31は、異常報知端末1から発信された異常通報信号S2を公衆電話回線を介して受信する。本実施形態の異常通報信号受信手段31は、記憶領域36内の所定の領域に異常通報信号S2を記憶し、異常通報信号S2を位置検出手段32及び異常報知信号送信手段33に出力する。
位置検出手段32は、異常通報信号S2に含まれる異常発生信号S1を受信した異常報知端末1の異常報知端末ID(第1端末情報)に基づいて記憶領域36を検索して、異常発生信号S1を発信した携帯端末2の位置を特定する。ここで、記憶領域36には、異常報知端末1毎に異常報知端末IDと異常報知端末1の位置情報が記憶されている。より具体的には、異常発生信号S1を送信した携帯端末2は異常発生信号S1を受信した異常報知端末1から所定範囲内に在るため、位置検出手段32は、異常通報信号S2に含まれる異常報知端末ID(第1端末情報)から異常発生信号S1を受信した異常報知端末1の位置を特定することで、異常発生信号S1を送信した携帯端末2の位置を特定する。
尚、携帯端末2の異常発生信号S1の到達範囲(例えば100m)に複数の異常報知端末1がある場合には、異常通報信号受信手段31は、ほぼ同時に複数の異常報知端末1から夫々異常通報信号S2を受信することとなる。この場合には、異常通報信号S2を送信した異常報知端末1夫々の位置を異常報知端末ID(第1端末情報)によって特定し、複数の異常報知端末1の位置情報を組み合わせることで、より精度良く携帯端末2の位置を特定することができる。
異常報知信号送信手段33は、異常通報信号S2に含まれる携帯端末IDに基づいて記憶領域36を検索し、異常発生信号S1を発信した携帯端末2の使用者の属性情報と当該使用者に関係する個人または機関の通信端末4に関する情報(通信手段、電話番号、電子メールアドレス等)を取得する。そして、検索された通信端末4の少なくとも何れか1つを送信先として選択し、選択した通信端末4に対し異常報知信号S3を発信先に応じた通信手段で送信する。本実施形態では、通信端末4として、例えば、電子メールを受信可能な身内が所有する携帯電話等の通信端末4、学校、警察署、及び、所定の警備会社等に設置されたコンピュータ等の通信端末4を想定している。
記憶領域36には、携帯端末ID、携帯端末2の使用者の氏名、性別、年齢、住所、電話番号、学校名、学年、保護者名、異常通報信号S2の送信先等が記憶されており、異常報知信号送信手段33は、記憶領域36を検索して取得した情報及び位置検出手段32によって検出された携帯端末2の位置情報を基に、送信先に応じた異常報知信号S3を生成する。本実施形態の異常報知信号S3は、異常発生信号S1を送信した携帯端末2の使用者を特定するためのデータ、及び、異常発生場所を特定するためのデータ等を含むパケットデータで構成されている。例えば、携帯端末2の使用者が子供であり、送信先がその保護者である場合には、携帯端末2の使用者の氏名及び携帯端末2の位置情報を含む異常報知信号S3を生成し、送信先が警備会社である場合には、携帯端末2の使用者の氏名、性別、年齢、住所、電話番号、学校名、学年、保護者名、及び、携帯端末2の位置情報等を含む異常報知信号S3を生成する。
第1記憶手段34は、定期的に記憶領域36にアクセスして新規に記憶された異常通報信号S2を読み出し、異常通報信号S2に含まれる異常通報信号S2を発信した異常報知端末1の異常報知端末ID(第2端末情報)に基づいて、異常報知端末1毎に異常通報信号S2の発信履歴を記憶する。本実施形態では、第1記憶手段34は、異常通報信号S2を受信した異常報知端末1の異常報知端末ID(第2端末情報)、異常通報信号S2の発信時刻(年月日分秒)、及び、異常報知端末1の使用者名等を記憶する。
本実施形態では、管理装置3を備える警備会社は、第1記憶手段34によって記憶された発信履歴に基づいて異常報知端末1毎に異常通報信号S2の発信回数を集計し、異常報知端末1の所有者に対し異常通報信号S2の発信数に応じて当該警備会社の利用料金を減額する。このような構成にすることにより、本実施形態の異常報知端末1の普及を促進させることができる。
第2記憶手段35は、定期的に記憶領域36にアクセスして新規に記憶された異常通報信号S2を読み出し、異常通報信号S2に含まれる携帯端末IDに基づいて、携帯端末2の所有者毎に異常通報信号S2の発信履歴を記憶する。本実施形態では、第2記憶手段35は、異常通報信号S2を受信する毎に、携帯端末2の所有者名、携帯端末ID、異常通報信号S2の発信時刻(年月日分秒)、及び、異常報知端末1の異常報知端末ID(第2端末情報)等を記憶する。
ここで、本実施形態では、管理装置3を備える警備会社は、第2記憶手段35によって記憶された発信履歴に基づいて携帯端末2の所有者毎に異常発生信号S1の送信回数(異常通報信号S2の発信回数)を集計し、携帯端末2の所有者に対して、異常発生信号S1の送信回数に応じて課金する。異常発生信号S1の送信回数による従量課金料金のみとし月額基本料等を課さない構成にすることで、携帯端末2の所有者の経済的負担を軽減できる。また、異常発生信号S1の送信回数に応じて課金することで、不必要な場合に異常発生信号S1が送信されるのを抑制することができる。
〈第2実施形態〉
本発明に係る異常報知端末1及び管理装置3の第2実施形態について図2を基に説明する。上記第1実施形態では、携帯端末2からの異常発生信号S1を受信した異常報知端末1が直接管理装置3に異常通報信号S2を発信する場合について説明したが、本実施形態では、図2に示すように、携帯端末2からの異常発生信号S1を受信した異常報知端末1Aからの異常通報信号S2が、中継用の異常報知端末1Bを介して管理装置3に発信される場合について説明する。
異常報知端末1Aは、図2に示すように、携帯端末2から異常発生信号S1を受け付ける異常発生信号受信手段11、異常発生信号S1を受信した場合に、異常報知端末1Bに対し、異常報知端末1Bの複数と通信可能に構成された管理装置3への転送指示と識別情報(携帯端末ID)を含む異常通報信号S2aを発信する異常通報手段12、及び、異常発生信号S1を受信した場合に、異常発生信号S1に基づいて異常発生を報知する異常報知手段13を備えて構成されている。異常報知端末1Aとしては、管理装置3と直接通信する機能を有しない街角等に設置される固定端末を想定して説明する。尚、本実施形態の異常発生信号受信手段11及び異常報知手段13の構成は、上記第1実施形態の異常報知端末1の異常発生信号受信手段11及び異常報知手段13の構成と同じであるので、ここではその説明を割愛する。
異常報知端末1Aの異常通報手段12は、携帯端末2から異常発生信号S1を受信した場合に、異常報知端末1Bに対し、管理装置3への転送指示と携帯端末IDと異常報知端末1Aに固有に割り当てられた異常報知端末ID(第1端末情報)を含む異常通報信号S2aを発信する。本実施形態の異常通報信号S2aは、転送指示と携帯端末IDと異常報知端末ID(第1端末情報)を含むパケットデータで構成される。異常通報信号S2aが異常報知端末1Aの異常報知端末ID(第1端末情報)を含むことで、管理装置3において携帯端末2の位置特定が可能になる。
異常報知端末1Bは、図2に示すように、第1実施形態の異常報知端末1の各構成に加え、異常報知端末1Aから異常通報信号S2aを受信した場合に、転送指示に基づいて異常通報信号S2bを管理装置3に転送する転送手段14を備えて構成されており、本実施形態では、ホームセキュリティシステムにおいて、各住宅に設置される固定端末を想定して説明する。尚、異常報知端末1Bは、第1実施形態の異常報知端末1の各構成を全て備えていることから、単独で異常発生信号S1を受信して異常通報信号S2bを管理装置3に対して発信できる。
転送手段14は、異常報知端末1Aから異常通報信号S2aを受信した場合に、転送指示に基づいて異常通報信号S2bを管理装置3に転送する。本実施形態の転送手段14は、異常通報信号S2bを異常通報手段12を介して管理装置3に転送する。尚、管理装置3に転送する異常通報信号S2bは、異常報知端末1Aから受信した異常通報信号S2aに他の情報、例えば、異常報知端末1Bの異常報知端末ID(第2端末情報)を付加したものであっても良い。この場合には、管理装置3の第1記憶手段34において、異常報知端末1の所有者毎に異常通報信号S2a、2bの発信回数を集計することが可能になる。
尚、本実施形態では異常報知端末1Bが単独で異常発生信号S1を受信して異常通報信号S2bを管理装置3に対して発信できることから、本実施形態の異常報知端末1Bは、異常発生信号受信手段11が転送手段14の受信した異常通報信号S2aの元となる同じ携帯端末2からの異常発生信号S1を受信する場合がある(図2中破線で表示)。この場合には、異常報知端末1Bの異常通報手段12は、転送手段14が生成した異常通報信号S2bに異常報知端末1Bの異常報知端末IDを第1端末情報として付加した異常通報信号S2bを生成して発信する。
この場合、管理手段3は、異常報知端末1Bの異常報知端末IDと異常報知端末1Aの異常報知端末IDの2つの第1端末情報を有する異常通報信号S2bを受信することとなり、より精度良く携帯端末2の位置を特定することが可能になる。
〈別実施形態〉
〈1〉上記各実施形態では、携帯端末2に固有に割り当てられた識別情報として、携帯端末2の携帯端末IDを想定したが、これに限られるものではない。また、上記実施形態において、携帯端末2は、例えば、本来の通話機能に追加して異常発生信号S1を微弱電波或いは特定小電力無線等により無線発信する機能を備えた携帯電話等であっても良い。
〈2〉上記各実施形態において、携帯端末2がGPS等による位置情報の検出機能を備え、位置情報を含む異常発生信号S1を発信するように構成しても良い。この場合には、異常報知端末1、1A、1Bが位置情報を含む異常通報信号S2(S2a、S2b)を発信し、管理装置3の位置検出手段32が異常通報信号S2(S2a、S2b)に含まれる位置情報から携帯端末2の位置を特定する。この場合、異常通報信号S2(S2a、S2b)は、携帯端末2の位置特定用の異常報知端末ID(第1端末情報)を含まなくても良い。
本発明に係る異常報知端末、管理装置及びその周辺装置の第1実施形態における構成を示す概略ブロック図 本発明に係る異常報知端末、管理装置及びその周辺装置の第2実施形態における構成を示す概略ブロック図
符号の説明
1 本発明に係る異常報知端末
1A 本発明に係る異常報知端末
1B 本発明に係る異常報知端末
2 携帯端末
3 管理装置
4 通信端末
11 異常発生信号受信手段
12 異常通報手段
13 異常報知手段
14 転送手段
31 異常通報信号受信手段
32 位置検出手段
33 異常報知信号送信手段
34 第1記憶手段
35 第2記憶手段
36 記憶領域
S1 異常発生信号
S2 異常通報信号
S2a 異常通報信号
S2b 異常通報信号
S3 異常報知信号
S4 警報

Claims (9)

  1. 携帯端末から無線発信された前記携帯端末に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号を受信し、前記異常発生信号に係る異常発生を報知する異常報知端末であって、
    前記携帯端末から前記異常発生信号を受け付ける異常発生信号受信手段と、
    前記異常発生信号を受信した場合に、複数の前記異常報知端末と通信可能に構成された管理装置に対し、前記識別情報を含む異常通報信号を発信する異常通報手段と、
    前記異常発生信号を受信した場合に、前記異常発生信号に基づいて異常発生を報知する異常報知手段と、を備えることを特徴とする異常報知端末。
  2. 携帯端末から無線発信された前記携帯端末に固有に割り当てられた識別情報を含む異常発生信号を受信し、前記異常発生信号に係る異常発生を報知する異常報知端末であって、
    前記携帯端末から前記異常発生信号を受け付ける異常発生信号受信手段と、
    前記異常発生信号を受信した場合に、所定の請求項1に記載の異常報知端末に対し、請求項1に記載の異常報知端末の複数と通信可能に構成された管理装置への転送指示と前記識別情報を含む異常通報信号を発信する異常通報手段と、
    前記異常発生信号を受信した場合に、前記異常発生信号に基づいて異常発生を報知する異常報知手段と、を備えることを特徴とする異常報知端末。
  3. 請求項2に記載の異常報知端末から前記異常通報信号を受信した場合に、前記転送指示に基づいて前記異常通報信号を前記管理装置に転送する転送手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の異常報知端末。
  4. 前記異常通報信号は、前記異常発生信号を受信した前記異常報知端末に固有に割り当てられた第1端末情報を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の異常報知端末。
  5. 前記異常通報信号は、前記管理装置に対し前記異常通報信号を発信した前記異常報知端末に固有に割り当てられた第2端末情報を含むことを特徴とする請求項1または3に記載の異常報知端末。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の異常報知端末から発信された前記異常通報信号を受信する異常通報信号受信手段と、
    前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号を送信する異常報知信号送信手段と、を備えることを特徴とする管理装置。
  7. 請求項4に記載の異常報知端末から発信された前記異常通報信号を受信する異常通報信号受信手段と、
    前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号を送信する異常報知信号送信手段と、
    前記異常通報信号に含まれる前記第1端末情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の位置を特定する位置検出手段を備えることを特徴とする管理装置。
  8. 請求項5に記載の異常報知端末から発信された前記異常通報信号を受信する異常通報信号受信手段と、
    前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記異常発生信号を発信した前記携帯端末の使用者に関係する個人または機関の通信端末の少なくとも何れか1つに対し異常報知信号を送信する異常報知信号送信手段と、
    前記異常通報信号に含まれる前記第2端末情報に基づいて、前記異常報知端末毎に前記異常通報信号の発信履歴を記憶する第1記憶手段を備えることを特徴とする管理装置。
  9. 前記異常通報信号に含まれる前記識別情報に基づいて、前記携帯端末毎に前記異常通報信号の発信履歴を記憶する第2記憶手段を備えることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の管理装置。
JP2006083904A 2006-03-24 2006-03-24 異常報知端末及び管理装置 Withdrawn JP2007257534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083904A JP2007257534A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 異常報知端末及び管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083904A JP2007257534A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 異常報知端末及び管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007257534A true JP2007257534A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38631681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006083904A Withdrawn JP2007257534A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 異常報知端末及び管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007257534A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173998A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 大阪瓦斯株式会社 セキュリティシステム
JP7432323B2 (ja) 2019-08-30 2024-02-16 日本信号株式会社 異常状態通知システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173998A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 大阪瓦斯株式会社 セキュリティシステム
JP7432323B2 (ja) 2019-08-30 2024-02-16 日本信号株式会社 異常状態通知システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4466661B2 (ja) 携帯端末装置及びプログラム
US7098787B2 (en) System and method for signaling emergency responses
EP2871621B1 (en) Digital smart security system and method, and program
JP5094370B2 (ja) 救助要請システム
JP2007142994A (ja) 携帯通信端末装置及びプログラム
US20120003956A1 (en) Real time sound/image capture and distibution to end recipient
US9706380B1 (en) Providing emergency notification and tracking data from a mobile device
US20170278378A1 (en) Method and apparatus for automated dispatch of mobile devices in a communication system
JP2002099971A (ja) 緊急通報システム及び緊急通報装置
JP2005258638A (ja) 安否確認システム
KR20070077695A (ko) 이동통신 단말기를 이용한 긴급상황 알림 시스템 및긴급상황 알림 기능이 구비된 이동통신 단말기
JP5968177B2 (ja) 携帯電話紛失等防止システム及び携帯電話紛失等防止用プログラム
KR101409824B1 (ko) 블루투스 통신 기반 위급 상황 관리 시스템
JP2019200539A (ja) 不審者推定システム
JP2008160509A (ja) 置き忘れ発生遠隔通知方法、システム、サーバおよびプログラム
JP2013152502A (ja) 安否情報発信装置及び安否情報発信プログラム
JP2010015407A (ja) 管理システム及び携帯電話端末及び無線タグ及び管理システムの管理プログラム及び携帯電話端末の端末通信プログラム及び無線タグのタグ通信プログラム及び管理システムの管理方法
JP2008210269A (ja) 通信システム、基地局及び通信方法
KR20050098557A (ko) 보호 대상체의 위치 자동 알림 서비스 방법
JP2017212004A (ja) 通報システム
JP2007257534A (ja) 異常報知端末及び管理装置
JP2006319590A (ja) 地域警戒システム
CN103167407A (zh) 紧急事件应答系统及方法
JP2006262231A (ja) 位置通報システム、センタ局および携帯電話
JP5798453B2 (ja) 被災者捜索支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090602