JP4497137B2 - 携帯端末、及び端末アクセス方法 - Google Patents
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Description
そのため、児童に携帯電話を携帯させ、保護者と児童が連絡をとれるようにするなどの対策が図られている。
一般に、このような場合、児童と保護者の携帯電話にそれぞれ双方の電話番号を登録し、呼出が容易に行えるようにするなどの工夫がなされている。
この技術は、電話機などの通信装置において、相手方から着信した際に取得した相手方の電話番号やこちらから発信した際の電話番号を登録することにより、電話番号をその都度入力しなくても登録できるようにするものである。
また、携帯電話の代わりに、安価な携帯型警報機を児童に持たせることも行われているが、携帯警報機では非常時に保護者と連絡できないため、児童の安全を守る手段としては十分とはいえなかった。
更に、保護者にとっては、児童の現在位置が関心事であり、この点において如何に保護者を満足させるサービスを提供するかが大きな課題となっていた。
(2)請求項2記載の発明では、所定の端末に接続要求する第2の接続要求手段を備え、前記回線切断手段は、前記第2の接続要求手段による接続要求に対し、前記領域判断手段による領域内、領域外の判断にかかわらず、前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末を提供する。
(3)請求項3記載の発明では、前記領域判断手段で領域の内外を判断するために用いる領域の設定を受け付ける領域設定受付手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末を提供する。
(4)請求項4記載の発明では、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、所定の端末に接続要求する第1の接続要求手段と、接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、前記所定の端末が接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、前記所定の端末が接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、接続要求に対し、現在位置を検出して所定のサーバに送信し、当該現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを前記所定のサーバに問い合わせる領域問い合わせ手段と、前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、を具備したことを特徴とする携帯端末を提供する。
(5)請求項5記載の発明では、所定の端末に接続要求する第2の接続要求手段を備え、前記回線切断手段は、前記第2の接続要求手段による接続要求に対し、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内、領域外かにかかわらず、前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする請求項4に記載の携帯端末を提供する。
(6)請求項6記載の発明では、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、第1の接続要求手段と、識別情報送信手段と、領域判断手段と、回線切断手段と、を備えた携帯端末において、前記第1の接続要求手段によって、所定の端末に接続要求する接続要求ステップと、前記識別情報送信手段によって、接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信ステップと、前記領域判断手段によって、接続要求に対して現在位置を検出し、前記検出した現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを判断する領域判断ステップと、前記回線切断手段によって、前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する回線切断ステップと、から構成されたことを特徴とする端末アクセス方法を提供する。
(7)請求項7記載の発明では、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、第1の接続要求手段と、識別情報送信手段と、領域問い合わせ手段と、回線切断手段と、を備えた携帯端末において、前記第1の接続要求手段によって、所定の端末に接続要求する接続要求ステップと、前記識別情報送信手段によって、接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信ステップと、前記領域問い合わせ手段によって、接続要求に対し、現在位置を検出して所定のサーバに送信し、当該現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを前記所定のサーバに問い合わせる領域問い合わせステップと、前記回線切断手段によって、前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断し、当該現在位置が領域外であった場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する回線切断ステップと、から構成されたことを特徴とする端末アクセス方法を提供する。
(8)請求項8記載の発明では、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、所定の端末に接続要求する接続要求手段と、前記接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、前記接続要求に対して現在位置を検出し、前記検出した現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを判断する領域判断手段と、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、前記第1の回線切断手段と、前記第2の回線切断手段のうちの何れか一方の選択を受け付ける選択受付手段を具備し、前記回線切断手段は、前記選択受付手段で前記第2の回線切断手段の選択を受け付けた場合は、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合でも前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする携帯端末を提供する。
(9)請求項9記載の発明では、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、所定の端末に接続要求する接続要求手段と、前記接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、前記接続要求に対し、現在位置を検出して所定のサーバに送信し、当該現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを前記所定のサーバに問い合わせる領域問い合わせ手段と、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、前記第1の回線切断手段と、前記第2の回線切断手段のうちの何れか一方の選択を受け付ける選択受付手段を具備し、前記回線切断手段は、前記選択受付手段で前記第2の回線切断手段の選択を受け付けた場合は、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合でも前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする請求項4に記載の携帯端末を提供する。
通信端末2(図1)と着信端末3は電話機能を有しており、通信端末2は、例えば保護者が使用し、着信端末3は児童が携帯する。通信端末2から着信端末3へは制限なく接続要求を行うことができるようになっており、一方、着信端末3は、予め登録した通信端末2以外には接続要求できないようになっている。着信端末3で通話ボタンを短押しした場合、着信端末3は、通信端末2に接続要求するが、通信端末2に接続する前に回線を切断する。これによって、着信端末3は、通話料をかけずに通信端末2に着信履歴を残すことができる。また、着信端末3で、通話ボタンを長押しした場合、着信端末3は、通信端末2に接続した直後に回線を切断する。これによって通話料金を最低に抑えながら保護者を通信端末2に呼び出すことができる。
本実施の形態では、電話の音声回線を接続する際の用語として発信、着信、接続を以下の意味で用いることにする。ここでは、第1の電話から第2の電話に電話をかける場合を例に採る。
発信は、第1の電話が第2の電話を対象として交換機などに回線の接続要求を行う処理である。接続要求に際し、第1の電話は第2の電話に自己の電話番号を通知する。発信は発番とも呼ばれることがある。
着信は、第2の電話が第1の電話による接続要求を受け付ける処理である。接続要求の受け付けに際し、第2の電話は第1の電話の電話番号の通知を受ける。第2の電話はこの電話番号を着信履歴として保存する。また、第2の電話は接続要求を受けている間、呼出音を出力するなどする。
接続は、第2の電話が第1の電話からの接続要求を受け入れ、第1の電話と第2の電話を通話可能とする処理である。
第2の電話機から第1の電話機に接続する場合も同様である。
通信システム1では、通信端末2、着信端末3、キャリアシステム100、サービス会社システム200、GPS(Global Positioning Systems)衛星4、音声回線ネットワーク5、警察機関システム301、消防機関システム302、海上保安庁機関システム303などが通信ネットワークによって接続可能に配設されている。
本実施の形態では、一例として、通信端末2は保護者などが利用し、着信端末3は児童などが外出時に携帯するものとする。
なお、図では通信端末2を1台のみ示しているが、例えば、祖父母用の通信端末、地域の防犯担当者用の通信端末など、複数台(本実施の形態では3台まで)存在することができる。
着信端末3は、例えば、1年程度分の通信費用や諸経費がプリペイド方式で含まれた定価で販売されており、着信端末3の購入者は、着信端末3を購入後は費用を負担せずに着信端末3を使用することができる。
図1では、GPS衛星4を1台のみ示しているが、これは複数台存在し、これらのGPS衛星4が送信する時刻を地上で解析することにより、地上での現在位置を得ることができる。
音声回線ネットワーク5は、通信端末2と着信端末3で通話するための音声信号の他に、通信端末2の着信履歴に残すための着信端末3の電話番号やその他の制御信号を伝達することができる。
音声回線ネットワーク5は、音声を伝達する音声回線と、発信、電話番号、着信などの信号を伝達する信号回線を組み合わせて構成することもできる。
着信端末3からこれらのシステムに発信して通話することにより、着信端末3からこれらの機関の担当者と会話することができる。
なお、図1では、音声回線ネットワーク5をキャリアシステム100の外部に記してあるが、音声回線ネットワーク5もキャリアシステム100に含めることができる。
基地局101は、携帯電話網の末端にあたる装置であって、着信端末3と無線によって直接交信をする。
基地局制御局103は、基地局101やその他の図示しない基地局とデータ通信変換装置102を結ぶ装置である。
データ通信変換装置102は、データ通信間の接続を切り替える装置であって、基地局制御局103とパケットネットワーク109を結ぶ。
パケットネットワーク109は、データ通信用のネットワークであり、電子メールやその他のデジタルデータを伝達することができる。また、パケットネットワーク109は、インターネットと接続したり、あるいはインターネットでパケットネットワーク109を構成したりすることもできる。
認証サーバ105は、接続の正統性を確認するサーバ装置であって、パケットネットワーク109からGPSサーバ106にアクセスする者の認証を行う。
一般に、着信端末3のみでGPS衛星4からの信号を解析し、着信端末3の現在位置を測位する場合は15分程度の時間を要するが、GPSサーバ106の支援を受けることにより短時間(ほぼリアルタイム)で着信端末3は現在位置を得ることができる。
SMS配信サーバ108は、ショートメッセージを配信するサーバである。なお、SMSはShort Message Serviceを意味する。
ショートメッセージとは、電話機などの端末に送信できる情報(例えば、文字情報)であり、電話番号により送信先の端末を指定することができる。
本実施の形態では、ショートメッセージを用いて着信端末3に各種コマンドを送信し、測位の実行や電子メールの登録などの各種情報処理を着信端末3に行わせることができる。
認証サーバ201は、通信端末2の着信端末管理者などを登録しており、着信端末管理者がアプリケーションサーバ202にアクセスする際にユーザID、パスワードなどによりユーザ認証を行う。
このうち、ウェブサイトでは、着信端末3に登録する電子メールアドレスや電子メール本文を受け付けたり、着信端末3の現在位置問い合わせを受け付けたり、着信端末3の現在位置を地図に重ね合わせて提供したりする。
例えば、SMS配信要求サーバ203は、アプリケーションサーバ202から、電子メールアドレスや電子メール本文を着信端末3に登録させる旨の指令を受けると、これらの情報を登録させるためのショートメッセージを作成し、これを着信端末3宛てに送信するようにSMS配信サーバ108に依頼する。
また、SMS配信要求サーバ203は、アプリケーションサーバ202から、着信端末3の測位を行う旨の指令を受けると、着信端末3に測位を行わせるショートメッセージを作成し、これを着信端末3宛てに送信するようにSMS配信サーバ108に依頼する。
まず、着信端末3が通信端末2の電話番号を用いて通信端末2に発信する場合は、次の経路1を経由する。
(経路1)「着信端末3→基地局101→基地局制御局103→交換機104→音声回線ネットワーク5→通信端末2」
(経路2)「通信端末2→音声回線ネットワーク5→交換機104→基地局制御局103→基地局101→着信端末3」
通信端末2と着信端末3が通話する場合、通信端末2から着信端末3への音声信号は経路2により伝達され、着信端末3から通信端末2への音声信号は経路1により伝達される。
(経路3)「着信端末3→基地局101→基地局制御局103→データ通信変換装置102→パケットネットワーク109→認証サーバ201→アプリケーションサーバ202→認証サーバ201→パケットネットワーク109→通信端末2」
次に、通信端末2が電子メールアドレスや電子メール本文を着信端末3に登録する場合は、次の経路4を経由する。
(経路4)「通信端末2→パケットネットワーク109→認証サーバ201→アプリケーションサーバ202→SMS配信要求サーバ203→SMS配信サーバ108→交換機104→基地局制御局103→基地局101→着信端末3」
(経路5)「通信端末2→パケットネットワーク109→認証サーバ201→アプリケーションサーバ202→SMS配信要求サーバ203→SMS配信サーバ108→交換機104→基地局制御局103→基地局101→着信端末3」
この測位要求に対し、着信端末3が通信端末2に測位計算結果を送信する場合は、次の経路6を経由する。
(経路6)「着信端末3→基地局101→基地局制御局103→データ通信変換装置102→パケットネットワーク109→認証サーバ201→アプリケーションサーバ202→認証サーバ201→パケットネットワーク109→通信端末2」
(経路7)「着信端末3→基地局101→基地局制御局103→交換機104→音声回線ネットワーク5→警察機関システム301、消防機関システム302、海上保安庁機関システム303」
着信端末3は、電源スイッチ11、緊急連絡ボタン12、13、14、ディスプレイ16、スピーカ15、マイク17、通話ボタン18、終話ボタン19、電話ボタン群、電子メールボタン群、登録ボタン20などを備えている。
電源スイッチ11は、着信端末3の電源をオンオフする。
着信端末使用者は、これらのボタンを押下することにより、警察機関システム301、消防機関システム302、海上保安庁機関システム303に発信し、これらの機関の担当者と通話することができる。
これらのボタンを不用意に押下しないように、ボタンロックするスイッチなどを電源スイッチ11の近傍などに設けてもよい。
ディスプレイ16は、例えば、登録してある電話番号や電子メールアドレスや電子メール本文を表示するなど、各種の文字・記号・数字などを表示する。
通常モードは、通信端末2への発信、通信端末2との通話、電子メールの送信などの通常の機能を発揮するモードであり、登録モードは、通信端末2の電話番号を着信端末3に登録する機能を発揮するモードである。
なお、登録ボタン20は、図では着信端末3の筐体から突出して記されているが、不用意に押下しないように、筐体に形成された凹部に設けることもできる。
電子メールボタン群は、電話ボタン群の下部に設けられており、3つの電子メールボタンから構成されている。それぞれの電子メールボタンには、異なる電子メールアドレスを登録することができる。
電子メール本文としては、例えば、「今から帰る」、「迎えに来て」などと、日常頻繁に用いられる連絡内容が用いられる。
所望の電子メールアドレスが登録されている電子メールボタンを押下すると、押下の度に、電子メール本文が次ディスプレイ16に順次表示されるようになっており、着信端末使用者は、所望の電子メール本文が表示されるまで、電子メールボタンを押下する。
なお、着信端末3は、電子メール本文の表示が一巡すると、先頭の電子メール本文から再度表示するようになっている。
このようにして着信端末使用者は、電子メールボタンを押下することにより電子メール本文をロータリ選択することができ、所望の電子メールアドレスと所望の電子メール本文の組合せを選択することができる。
電話ボタンを押下した後、通話ボタン18を押下すると、着信端末3は、当該電話ボタンに登録されている電話番号の通信端末2に発信し、キャリアシステム100に当該通信端末2への接続を要求する。
通話ボタン18を押下している時間の長短は、着信端末3が、通話ボタン18が押下されてから離されるまでの時間を計測し、この計測した時間を所定の基準値と対比することにより判断する。
着信端末管理者は、通信端末2に残された着信履歴によって着信端末3からアクセスされたことを認識することができ、通信端末2から着信端末3に発信して(即ち、電話をかけて)通話することができる。
この場合、通話料金は通信端末2側に発生するため、着信端末3側では費用を負担する必要がない。
なお、終話ボタン19が押下されると、着信端末3は、通信端末2との回線を切断する。
即ち、着信端末3は、通信端末2が接続するまで(即ち、着信端末管理者が受話器をとるまで)通信端末2での呼出を継続する。着信端末使用者は、着信端末管理者と確実に通話したい場合は、このように長押しモードによって、着信端末管理者を通信端末2に呼び出すことができる。着信端末管理者は着信履歴から着信端末3からの呼出であると認識し、着信端末3に発信して通話することができる。
着信端末3は、電話通信部21、GPS通信部22、制御部23、ボタン・スイッチ24、タイマ25、メモリ部26、入力部27、出力部28などから構成されている。
電話通信部21は、制御部23と基地局101が通信する際の無線通信を行う。
GPS通信部22は、GPS衛星4からGPS信号を受信し、制御部23に出力する。
ボタン・スイッチ24は、電源スイッチ11、緊急連絡ボタン12、13、14などを構成している。
メモリ部26には、通信端末2の電話番号、電子メールアドレス、及び電子メール本文などが記憶されている。
入力部27は、通話ボタン18、終話ボタン19、電話ボタン群、電子メールボタン群、などを構成している。
電話ボタンデータでは、ボタン番号1、2、3に対応して、異なる通信端末2の電話番号が登録されている。
ボタン番号は電話ボタンに対応しており、着信端末3は、電話ボタン群のうちの何れかの電話ボタンが押下されると、電話ボタンデータから当該電話ボタンに対応する電話番号を取得して発信を行う。
電子メールボタンデータでは、3つの通信端末2の電子メールアドレスに対して、それぞれ電子メール本文が登録されており、これらは、それぞれボタン番号1、2、3に対応づけられている。
ボタン番号は電子メールボタンに対応しており、各ボタン番号に対応させて電子メールアドレスが記憶されている。
電子メール本文は、ボタン番号や電子メールアドレスとは対応させずに複数個(図の例では5個)記憶されており、着信端末使用者が、電子メール送信の際に電子メール本文を選択できるようになっている。
なお、後述の変形例のように、電子メールアドレスと電子メール本文をアプリケーションサーバ202で保存し、着信端末3からの指定により、アプリケーションサーバ202で電子メールを作成して通信端末2に送信するように構成することも可能である。
アプリケーションサーバ202は、CPU31、ROM32、RAM33、通信制御部34、記憶部35などがバスライン36で接続されて構成されている。
CPU31は、ROM32、RAM33、記憶部35などに記憶されているプログラムに従って、ウェブサイトの運営機能、ショートメッセージ送信の管理機能、現在位置問い合わせへの対応機能などを発揮する。
ROM32は、リードオンリメモリであって、アプリケーションサーバ202を動作させるための基本的なプログラムやパラメータが記憶されている。
RAM33は、ランダムアクセスメモリであって、CPU31が情報処理を行う際のワーキングエリアを提供する。
記憶部35は、例えば、ハードディスクなどによる大容量の記憶装置であり、各種プログラムを格納したプログラム格納部37と、データを格納したデータ格納部38が形成されている。
データ格納部38には、着信端末3の現在位置を地図に重ね合わせてウェブサイトで表示するための地図データなどが記憶されている。
以上、アプリケーションサーバ202について説明したが、認証サーバ201やSMS配信要求サーバ203のハードウェア的な構成もアプリケーションサーバ202と基本的に同じである。
ユーザデータベースは、「ユーザID」、「パスワード」、「着信端末ID」、「氏名」、「住所」などの項目から構成されている。
「ユーザID」は、着信端末管理者に付与されたID情報である。
「パスワード」は、着信端末管理者が設定したパスワードである。
認証サーバ201は、着信端末管理者がアプリケーションサーバ202のウェブサイトにアクセスする際に、ユーザIDとパスワードを用いて着信端末管理者を認証する。
「氏名」は、着信端末管理者の氏名である。
「住所」は、着信端末管理者の住所である。
まず、ユーザは、着信端末3で登録ボタン20を操作し、着信端末3で登録モードを起動する(ステップ5)。そして、ユーザは、電話ボタン群のうち、所望の電話ボタンを押下して電話番号を登録する電話ボタンを選択する。
次に、ユーザは、通信端末2で着信端末3の電話番号を入力し、着信端末3に対して発信して接続要求する(ステップ10)。
着信端末3は、ステップ5で選択された電話ボタンに対応づけて、通信端末2から受信した電話番号を電話ボタンデータベースに登録する(ステップ20)。
このようにして、着信端末3は、登録モード中に着信した電話番号を登録する。そのため、着信端末3では、特に複雑な操作を行うことなく電話番号を登録することができる。
まず、着信端末3は、着信端末使用者から、電話ボタンの押下を受け付ける(ステップ30)。着信端末3は、押下された電話ボタンを電話ボタンデータベースと照合し、発信する電話番号を特定する。
次に、着信端末3は、着信端末使用者から通話ボタン18の押下を受け付け、通話ボタン18が短押しされたことを検出する(ステップ35)。
これによって、着信端末3は、着信端末使用者が短押しモードを選択したことを認識し、短押しモードにて通信端末2に発信し、接続要求する。
次に、着信端末3は、通信端末2が接続する前に(即ち、受話器を取る前に)通信端末2との回線を切断する(ステップ45)。
着信端末3は、所定の信号を交換機104に送出することにより、交換機104に通信端末2に着信履歴を残させて回線を切断させる。この際、通信端末2で呼出音を所定回数(例えば、1回)出力させることもできる。なお、この場合は、このような機能を交換機104に備えておくことになる。
または、通信端末2に接続要求をした後、所定時間(例えば、通信端末2で呼出音を所定回数出力する時間を見込んだ時間)経過後に回線を切断するように着信端末3を構成することもできる。
あるいは、着信端末3は、通信端末2に接続要求中に交換機104から着信端末3に送信される呼出中の呼出音(RBT信号:Ring Back Tone)を計数し、当該呼出音が所定回数計数された際に回線を切断するように着信端末3を構成することもできる。例えば、最初の呼出音を検出してから約1.5秒後に回線を切断するように構成することができる。
着信端末管理者は、着信履歴を確認し、着信端末3から接続要求があったことを認識する。
そして、着信端末管理者は、通信端末2を操作し、着信した着信端末3の電話番号を用いて着信端末3に発信する(ステップ50)。
これは、着信端末使用者が通信端末2からの着信を待っている間に、他の端末から接続要求を受けて、通信端末2と接続できない事態を回避するためである。
着信端末3は、通信端末2から着信があると、通信端末2の電話番号により通信端末2を識別し、呼出音を出力する。
呼出音を受けて着信端末使用者が通話ボタン18を押下すると、着信端末3は、通信端末2に接続し、その後、着信端末管理者と着信端末使用者は通話を行うことができる(ステップ60)
まず、着信端末3は、着信端末使用者から、電話ボタンの押下を受け付ける(ステップ30)。
次に、着信端末3は、着信端末使用者から通話ボタン18の押下を受け付け、通話ボタン18が長押しされたことを検出する(ステップ100)。
これによって、着信端末3は、着信端末使用者が長押しモードを選択したことを認識し、長押しモードにて通信端末2に発信して接続要求する。この際、着信端末3は、自己の電話番号を通信端末2に送出する。
着信端末3は、通信端末2が接続要求を受け付けるまで回線の接続を維持する。この間、通信端末2では、呼出音が出力され続ける。
着信端末管理者は、この呼出音に応じて通信端末2を操作し(即ち、受話器を取る)、通信端末2を着信端末3に接続する(ステップ105)。
着信端末3は、通信端末2が接続した直後に(即ち、受話器を取った直後に)通信端末2との回線を切断する(ステップ110)。
着信端末3は、所定の信号を交換機104に送出することにより、交換機104に通信端末2の接続を確認して回線を切断させる。この場合は、このような機能を交換機104に備えておく。
または、着信端末3は、通信端末2の接続要求中に交換機104から着信端末3に送信される呼出中の呼出音(RBT信号)の中断、または回線の接続信号を検出して回線を切断するように構成することもできる。
一方、着信端末3は、通信端末2との回線を切断した後、タイマ25で時間を計測し、一定時間内には、着信端末3から接続要求を行った通信端末2以外の端末からの接続要求を拒否する(ステップ55)。
着信端末3は、通信端末2から着信があると、通信端末2の電話番号により通信端末2を識別し、呼出音を出力する。
呼出音を受けて着信端末使用者が通話ボタン18を押下すると、着信端末3は、通信端末2に接続し、その後、着信端末管理者と着信端末使用者は通話を行うことができる(ステップ60)。
以下の手順は、着信端末3の電源がオンの間継続して行われる。
まず、着信端末3は、イベントの発生を監視する(ステップ205)。イベントとは、例えば、通話ボタン18が押下されるなど、着信端末3の状態の変化であって、着信端末3に何らかの動作を行わせるための端緒となるものである。
イベントが発生しない場合(ステップ205;N)、着信端末3は引き続きイベントの発生を監視する。
イベントが発生した場合(ステップ205;Y)、着信端末3は、イベントの解析を行う(ステップ210)。
イベントとしては、電話ボタンを押下して通信端末2に発信後、一定時間が経過したタイムアウトと、通信端末2からの着信と、通話ボタン18の押下後の電話ボタンの押下がある。
この保存電話番号は、電話ボタンの何れかが押下された場合に当該電話ボタンの電話番号を記憶しておいたものであり、端末から接続要求があった場合に、この端末の電話番号が、押下した電話ボタンの電話番号と同じものであるか否かを判断するためのものである。
ステップ215でタイマ25を終了した後は、何れの端末からの着信も受けることができる。
なお、タイマ25でのタイムアウトの他に、着信端末3に解除ボタンを設けておき、当該ボタンが着信端末使用者によって押下された場合にステップ215を実行する機能を着信端末3に備えることもできる。
タイマ25が動作していない場合(即ち、通信端末2に発信してから一定時間経過した場合)(ステップ220;N)、着信端末3は、接続要求してきた端末が通信端末2であるか否かにかかわらず、着信端末使用者が通話ボタン18を押下すると着信を受け、これによって着信端末使用者は発信者と通話する(ステップ225)。
着信端末使用者が終話ボタン19を押下するか、あるいは発信者が端末で回線切断操作を行うと着信端末3、及び発信元の端末は回線を切断する(ステップ230)。
押下された電話ボタンの電話番号でなかった場合(ステップ235;N)、着信端末3は、接続を拒否し、回線を切断する(ステップ240)。
着信端末使用者が終話ボタン19を押下するか、あるいは着信端末管理者が回線切断操作を行うと着信端末3、及び通信端末2は回線を切断する(ステップ250)。
そして、着信端末3は、保存電話番号を消去し(ステップ255)、タイマを終了する。
通話ボタン18が短押しであった場合(ステップ265;短押し)、着信端末3は、押下された電話ボタンの電話番号を保存電話番号として保存し、押下された電話ボタンのタイマ25を開始する(ステップ270)。
次に、着信端末3は、押下された電話ボタンの電話番号を用いて発信し、着信端末3の電話番号を通知して接続要求する(ステップ270)。
そして、着信端末3は、速やかに回線を切断する(ステップ275)。
次に、着信端末3は、押下された電話ボタンの電話番号を用いて発信し、着信端末3の電話番号を通知して接続要求する(ステップ285)。
そして、着信端末3は、通信端末2が接続したのを確認した後、速やかに回線を切断する(ステップ295)。
なお、以下の例では、通信端末2からアプリケーションサーバ202にアクセスしているが、これはブラウザを備えたパケットネットワーク109に接続可能な任意の端末から行うことができる。
ログイン後ウェブサイト上では、着信端末3の現在位置問い合わせや電子メール登録など、各種の機能を選択できるメニュー画面が表示される。
着信端末管理者は電子メール登録を選択し、通信端末2は、アプリケーションサーバ202に電子メール登録要求を送信する(ステップ305)。
アプリケーションサーバ202は、通信端末2から電子メール登録要求を受信して(ステップ310)、通信端末2に電子メール登録情報を送信する(ステップ315)。
電子メール登録画面では、電子メールボタンのボタン番号ごとに電子メールアドレスが設定でき、複数の電子メール本文が電子メールアドレスとは対応させずに登録できるようになっている。
着信端末管理者は、このように構成された電子メール登録画面から、電子メールアドレスと、電子メール本文を入力する。
通信端末2は、入力された情報を記憶装置に記憶し、電子メール登録設定を受け付ける(ステップ320)。
そして、通信端末2は、記憶した電子メール登録設定の結果をアプリケーションサーバ202に送信する(ステップ325)。
そして、アプリケーションサーバ202は、着信端末3の電話番号を宛先として、電子メール登録設定の結果で指定されている電子メールアドレスと電子メール本文を電子メールボタンデータに書き込ませるためのショートメッセージの作成をSMS配信要求サーバ203に指令し、これを着信端末3に送信させる(ステップ330)。
着信端末3は、更新を終了すると、更新終了をアプリケーションサーバ202に通知する(ステップ340)。
通信端末2は、電子メール登録終了情報を受信してこれをウェブサイト上に表示する(ステップ350)。
まず、着信端末使用者は、所望の電子メールアドレスが割り当てられている電子メールボタンを、所望の電子メール本文がディスプレイ16に表示されまで繰り返し押下する。
着信端末使用者は、このようにして所望の電子メール本文を表示した後、通話ボタン18を押下する(ステップ351)。
すると、着信端末3は、当該ボタンに設定されている電子メールアドレスと選択された電子メール本文を用いて電子メールを作成し、アプリケーションサーバ202に送信する。
このように、この例では、アプリケーションサーバ202は、電子メール配信サーバとしての機能を発揮している。また、他の電子メール配信サーバを用いることも可能である。
通信端末2は、アプリケーションサーバ202より電子メールを受信し、ディスプレイなどに表示する(ステップ365)。
図13は、変形例においてアプリケーションサーバ202に電子メールに関する情報を登録する手順を説明するためのフローチャートである。図11と同じ内容のステップについては同じステップ番号を付し、説明を省略する。
アプリケーションサーバ202は、図4(b)で示した電子メールボタンデータを各着信端末3ごとに記憶しており、通信端末2から電子メール登録設定結果を受信すると、当該着信端末3の電子メールボタンデータを受信した電子メール登録設定結果によって更新する(ステップ331)。
ステップ345、350は図11と同じである。
なお、アプリケーションサーバ202は、ショートメッセージにより、電子メール本文を着信端末3に送信しておく。着信端末3では、これら電子メール本文をディスプレイ16に表示して着信端末使用者に電子メール本文を選択させる。
まず、着信端末使用者が着信端末3にて所望の電子メールボタンを所望の電子メール本文が表示されるまで押下し、引き続き通話ボタン18を押下する。
すると、着信端末3は、着信端末3の電話番号と、押下された電子メールボタンの番号と押下された回数などを含むボタン情報をアプリケーションサーバ202に送信する(ステップ352)。
アプリケーションサーバ202は、押されたボタンから通信端末2の電子メールアドレスを取得し、押下により選択した電子メール本文番号を用いて電子メール本文を取得する。そして、この電子メール本文を内容とする電子メールを生成して通信端末2に送信する(ステップ361)。
ステップ365は図12と同様であり、通信端末2は、電子メールを受信してディスプレイなどに表示する。
図に示したように、着信端末管理者はユーザIDとパスワードを入力した後、ログインボタンをクリックしてログインする。
ウェブサイトではログイン後にメニュー画面が表示され、着信端末管理者は、メニューを選択することにより電子メールの登録や着信端末3の現在位置を得ることができる。
図に示したように、電子メール登録画面では、ボタン1情報〜ボタン3情報は、電子メールボタン1〜3に対応し、それぞれに電子メールアドレスを入力できるようになっている。一方、電子メール本文は、電子メールアドレスとは独立に複数個入力できるようになっている。
登録ボタンをクリックすると、設定内容がアプリケーションサーバ202に送信される。
まず、着信端末管理者は、アプリケーションサーバ202のウェブサイトにアクセスしてログインし、メニュー画面から現在位置の問い合わせを選択する。
すると、通信端末2は、アプリケーションサーバ202に現在位置問い合わせ要求を送信する(ステップ405)。
着信端末3は、ショートメッセージにて測位要求を受信すると、GPSサーバ106と協働しながらGPS衛星4からのGPS信号を受信し、現在位置の測位を実施する(ステップ420)。
アプリケーションサーバ202は、着信端末3から測位計算結果を受信し(ステップ430)、着信端末3の現在位置を表す地図を生成して通信端末2に送信する(ステップ435)。
通信端末2は、アプリケーションサーバ202から地図を受信し、これをディスプレイに表示する(ステップ440)。
この例では、着信端末使用者「けんちゃん」の現在位置が表示されており、着信端末管理者は、自宅から学校までの通学路上に着信端末使用者が存在することを確認することができる。
地図画面には、再問い合わせボタンがあり、これをクリックすると着信端末3の測位を再度行わせることができ、着信端末管理者は着信端末使用者の最新の現在位置を追跡することができる。
また、着信端末3は、短押しモードと長押しモードを備えているが、何れか一方を備えるように構成することもできる。
このため、着信端末3は、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、所定の端末(通信端末2)に接続要求する接続要求手段と、前記接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する(自己の電話番号を通知する)識別情報送信手段と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段(短押しモード)と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段(長押しモード)と、の少なくとも一方の回線切断手段と、を具備したことを特徴とする携帯端末として機能している。
また、着信端末3は、前記所定の端末(通信端末2)から接続要求があった場合に、前記所定の端末と接続する接続手段を具備している。
更に、着信端末3は、前記回線切断手段で回線を切断してからの時間を計測する時間計測手段(タイマ25)を具備し、前記接続手段は、前記計測している時間が所定時間に達するまでは、前記所定の端末を除く端末からの接続を拒否する機能を備えている。
そして、着信端末3は、電話ボタンごとに時間計測が可能であり、タイマ25が作動している電話ボタンの通信端末2以外の端末からの接続を拒否するため、着信端末3は、前記所定の端末(通信端末2)が複数存在する場合、前記時間計測手段は、前記複数存在する所定の端末ごとに回線を切断してからの時間を計測し、前記接続手段は、前記計測している時間が所定時間に達する前の所定の端末を除く端末からの接続要求を拒否する。
また、着信端末3は、文書情報(電子メール本文)を複数記憶する文書記憶手段と、電子メールボタンの選択により、前記記憶した文書情報の選択を受け付ける文書選択受付手段と、前記選択を受け付けた文書情報を前記所定の端末(通信端末2)に送信する文書情報送信手段と、を備えている。
(1)短押しモードでは、着信端末3に電話料金を発生させずに通信端末2に着信履歴を残すことができる。
(2)長押しモードでは、着信端末管理者を確実に通信端末2に呼び出すことができる。また、通信端末2を呼び出した後速やかに回線を切断するため、着信端末3に発生する通話料金を最低の値(基本料金)に抑えることができる。
(3)着信端末3の価格を通信料などを含めたプリペイド式とすることにより、口座開設を要さずに着信端末3を販売することができる。
(4)着信端末3からの発信を予め登録した通信端末2に限定することができる。これによって、着信端末使用者が登録していない端末に電話をかけることを防止することができる。
(5)着信端末3は、登録モード中に着信した電話番号を登録するため、容易かつ確実に通信端末2の電話番号を登録することができる。
(6)予め登録した電子メール本文を通信端末2に送信するため、着信端末使用者は電子メールの送信操作を行うだけで通信端末2に電子メールを送信することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。先に説明した実施の形態に領域(エリア)判断機能を加えたものである。
本実施の形態では、着信端末3の現在位置が予め領域設定データで設定した領域内であるか否かを判断する。
領域内であった場合は、先の実施の形態と同様に、通話ボタン18の操作で短押しモードと長押しモードを動作させる。一方、領域外であった場合は、通話ボタン18の操作にかかわらず(即ち、短押ししようとも長押ししようとも)長押しモードで発信する。
このように、着信端末使用者が、予め設定した領域の外にいる場合は、長押しモードにより、着信端末管理者を通信端末2に呼び出すことができる。
なお、通話ボタン18の長押しに関しては、領域内外にかかわらずに長押しモードで動作する。
この例では、地図上で領域を複数の円(単数でもよい)で定義する。これらの円は中心の緯度経度と半径により規定される。
図の例では、自宅から学校までの通学路が円の内部に含まれるように円が設定されており、着信端末3の現在位置が円の内部にある場合は領域内と判断(判定)され、何れの円の内部にもない場合は領域外と判断される。なお、領域は、矩形や多角形などの閉領域によって設定してもよい。
この例では、円を設定し、更に円と他の円との接線を結んでできた閉領域で領域を設定する。
図の例では、電車区間も含まれるように、自宅から学校までの通学路に領域が設定されている。
着信端末3の現在位置が閉領域の内部にある場合は領域内と判断され、閉領域の内部にない場合は領域外と判断される。
領域は以上のようにして設定されるが、領域設定、及び領域判断を着信端末3で行う場合と、アプリケーションサーバ202で行う場合が可能である。
図19は、通信端末2から着信端末3に対して領域設定を行う手順を説明するためのフローチャートである。
まず、着信端末管理者は、アプリケーションサーバ202のウェブサイトにログインし、メニュー画面で、領域設定を選択する。すると、通信端末2は、アプリケーションサーバ202に領域設定要求を送信する(ステップ505)。
通信端末2は、アプリケーションサーバ202から領域設定情報を受信し、これを用いてディスプレイに領域設定画面を表示する。
領域設定画面では、領域を設定する地域の地図が表示され、着信端末管理者は、円や円を結ぶ接線などを地図に描いて地図上に領域を設定する(ステップ515)。
アプリケーションサーバ202は、通信端末2から領域設定結果を受信すると、領域を着信端末3に記憶させるためのショートメッセージをSMS配信要求サーバ203に作成させて着信端末3に送信させる(ステップ525)。
着信端末3は、領域の設定を完了すると、アプリケーションサーバ202に設定終了通知をアプリケーションサーバ202に送信する(ステップ535)。
アプリケーションサーバ202は、着信端末3から設定終了通知を受信すると、通信端末2に対して設定終了通知を送信する(ステップ540)。
通信端末2は、アプリケーションサーバ202から設定終了通知を受信し、設定が終了した旨の通知をディスプレイに表示する(ステップ545)。
まず、着信端末3は、GPSサーバ106にGPS情報を要求する(ステップ605)。これに対し、GPSサーバ106は着信端末3にGPS情報を送信する(ステップ610)。
GPS情報は、例えば、着信端末3が現在GPS信号を受信可能なGPS衛星4を着信端末3に知らせる情報など、着信端末3がGPS信号を受信するのを支援する情報が含まれている。
次に、着信端末3は、この測位情報をGPSサーバ106に送信し、測位計算を要求する(ステップ620)。
そして、GPSサーバ106は、測位計算結果を得ると、これを着信端末3に送信する(ステップ625)。
着信端末3は、GPSサーバ106から測位計算結果を受信すると、測位計算結果から得られる着信端末3の現在位置が、通信端末2によって設定された領域内にあるか領域外にあるかを判断する(ステップ630)。
図21は、通信端末2からアプリケーションサーバ202に対して領域設定を行う手順を説明するためのフローチャートである。図19のフローチャートと同じステップには同じステップ番号を付し、説明を簡略化する。
アプリケーションサーバ202は、通信端末2から領域設定要求を受信すると、領域設定情報を通信端末2に送信する(ステップ510)。
通信端末2では、着信端末管理者が、円や円を結ぶ接線を地図に描いて地図上に領域を設定する(ステップ515)。
アプリケーションサーバ202は、通信端末2から領域設定結果を受信すると、着信端末管理者が設定した領域を記憶して設定する(ステップ550)。
アプリケーションサーバ202は、領域設定を完了すると、通信端末2に対して設定終了通知を送信する(ステップ555)。
通信端末2は、アプリケーションサーバ202から設定終了通知を受信し、設定が終了した旨の通知をディスプレイに表示する(ステップ545)。
図20のフローチャートと同じステップには同じステップ番号を付し、説明を簡略化する。
まず、着信端末3は、GPSサーバ106にGPS情報を要求する(ステップ605)。これに対し、GPSサーバ106は着信端末3にGPS情報を送信する(ステップ610)。
次に、着信端末3は、この測位情報をGPSサーバ106に送信し、測位計算を要求する(ステップ620)。
そして、GPSサーバ106は、測位計算結果を得ると、これを着信端末3に送信する(ステップ625)。
アプリケーションサーバ202は、着信端末3から測位計算結果を受信すると、測位計算結果から得られる着信端末3の現在位置が、通信端末2によって設定された領域内にあるか領域外にあるかを判断する(ステップ640)。
そして、アプリケーションサーバ202は、判断結果を着信端末3に送信し(ステップ645)、着信端末3は、この判断結果を受信する(ステップ650)。
まず、着信端末3は、着信端末使用者から通話ボタン18の短押しによる発信要求を受け付ける(ステップ705)。
次に、着信端末3は、現在位置を取得し、現在位置が領域内か否かを判断する(ステップ715)。この判断は、領域が着信端末3で設定されている例では、着信端末3で行い、領域がアプリケーションサーバ202で設定されている例では、アプリケーションサーバ202が判断した結果を用いる。
現在位置が領域外であった場合(ステップ720;N)、着信端末3は、長押しモードで発信する(ステップ725)。
そこで、図24を用いて、着信端末3が発信した後に領域判断を行う変形例について説明する。
まず、着信端末3は、着信端末使用者から通話ボタン18の短押しによる発信要求を受け付ける(ステップ735)。
次に、着信端末3は、現在位置を取得し、現在位置が領域内か否かを判断する(ステップ745)。この判断は、領域が着信端末3で設定されている例では、着信端末3で行い、領域がアプリケーションサーバ202で設定されている例では、アプリケーションサーバ202が判断した結果を用いる。
現在位置が領域外であった場合(ステップ750;N)、着信端末3は、長押しモードで再発信する(ステップ755)。
例えば、通信端末2は、移動中に現在位置を自動的に随時取得するように構成することができる。
このように着信端末3に連続測位動作を行わせる場合、所定時間ごとに測位を行ったり、あるいは、着信端末3の移動量が所定のしきい値に達した場合、測位を行うように構成することができる。
移動量の計測は、着信端末3に加速時計を内蔵しておき、加速度を積分値することにより求めることができる。
連続測位動作により、着信端末3が領域内に存在するか否かを判断し、着信端末3が領域外に出た場合は、着信端末3は、現在位置を電子メールにて通信端末2に送信する。
この際、着信端末3とアプリケーションサーバ202が通信し、アプリケーションサーバ202に、着信端末3の現在位置の住所と現在位置を示す地図を作成させることもできる。そして、着信端末3は、これらの情報を表示するウェブサイトのURL(Uniform Resource Locators)を電子メールに添付して通信端末2に送信することにより、通信端末2は、ディスプレイ上で着信端末3の現在位置を確認することができる。
定期測位は、測位の誤差が大きくならないレベルでネットワーク測位(GPSサーバ106を用いた測位)を行ったり、あるいは、測位の誤差が大きくならないレベルでGPSのみでの測位を行うように構成することができる。
更に、緊急連絡ボタン12、13、14が押下された場合に、着信端末3は、現在位置を電子メールにて通信端末2に送信するように構成することもできる。
このため、着信端末3は、自己で領域内外を判断する場合は、自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、所定の端末(通信端末2)に接続要求する接続要求手段と、前記接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する(自己の電話番号を通知する)識別情報送信手段と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段(短押しモード)と、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段(長押しモード)と、前記接続要求に対して(GPS衛星4を用いて)現在位置を(測位計算結果により)検出し、前記検出した現在位置が予め(領域設定データによって)設定した領域の領域内であるか領域外であるかを判断する領域判断手段と、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合は、(通話ボタン18が短押しされた場合)前記第1の回線切断手段(短押しモード)で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、(通話ボタン18が短押しされても)前記第2の回線切断手段(長押しモード)で回線を切断する回線切断手段と、を具備した携帯端末として機能している。
更に、着信端末3は、前記領域判断手段で領域の内外を判断するために用いる領域の設定を(ショートメッセージによって)受け付ける領域設定受付手段を備えている。
そして、この場合、着信端末3は、(通話ボタン18を短押しするか長押しするかによって)前記第1の回線切断手段と、前記第2の回線切断手段のうちの何れか一方の選択を受け付ける選択受付手段を具備し、前記回線切断手段は、前記選択受付手段で前記第2の回線切断手段の選択を受け付けた場合は(長押しモードの選択を受け付けた場合)、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合でも前記第2の回線切断手段(長押しモード)で回線を切断するように構成することもできる。
また、アプリケーションサーバ202は、前記領域判断手段で領域の内外を判断するために用いる領域の設定を(領域設定結果により)受け付ける領域設定受付手段を具備している。
(1)着信端末管理者が領域を設定することができ、着信端末3が予め設定した領域内にいるか領域外にいるか判断することができる。
(2)着信端末3が領域外に存在する場合は、通話ボタン18の短押しを長押しモードに変更することができ、着信端末管理者を通信端末2に呼び出すことができる。
(3)着信端末3で領域を設定する方式を採用することもできるし、あるいはアプリケーションサーバ202で領域を設定する方式を採用することもできる。
(4)通信端末2に発信する前に測位を行う方式と、通信端末2に発信した後に測位を行う方式が可能である。
(5)連続測位を行うことにより、着信端末3が領域外に出た場合に、通信端末2に電子メールで着信端末3の現在位置を送信することができる。
2 通信端末
3 着信端末
4 GPS衛星
5 音声回線ネットワーク
100 キャリアシステム
101 基地局
102 データ通信変換装置
103 基地局制御局
104 交換機
105 認証サーバ
106 GPSサーバ
107 基地局データベース
108 SMS配信サーバ
109 パケットネットワーク
200 サービス会社システム
201 認証サーバ
202 アプリケーションサーバ
203 SMS配信要求サーバ
301 警察機関システム
302 消防機関システム
303 海上保安庁機関システム
Claims (9)
- 自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、
所定の端末に接続要求する第1の接続要求手段と、
接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、
前記所定の端末が接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、
前記所定の端末が接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、
接続要求に対して現在位置を検出し、前記検出した現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを判断する領域判断手段と、
前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末。
- 所定の端末に接続要求する第2の接続要求手段を備え、
前記回線切断手段は、前記第2の接続要求手段による接続要求に対し、前記領域判断手段による領域内、領域外の判断にかかわらず、前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
- 前記領域判断手段で領域の内外を判断するために用いる領域の設定を受け付ける領域設定受付手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
- 自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、
所定の端末に接続要求する第1の接続要求手段と、
接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、
前記所定の端末が接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、
前記所定の端末が接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、
接続要求に対し、現在位置を検出して所定のサーバに送信し、当該現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを前記所定のサーバに問い合わせる領域問い合わせ手段と、
前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、当該現在位置が領域外であった場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末。
- 所定の端末に接続要求する第2の接続要求手段を備え、
前記回線切断手段は、前記第2の接続要求手段による接続要求に対し、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内、領域外かにかかわらず、前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
- 自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、第1の接続要求手段と、識別情報送信手段と、領域判断手段と、回線切断手段と、を備えた携帯端末において、
前記第1の接続要求手段によって、所定の端末に接続要求する接続要求ステップと、
前記識別情報送信手段によって、接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信ステップと、
前記領域判断手段によって、接続要求に対して現在位置を検出し、前記検出した現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを判断する領域判断ステップと、
前記回線切断手段によって、前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する回線切断ステップと、
から構成されたことを特徴とする端末アクセス方法。
- 自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、第1の接続要求手段と、識別情報送信手段と、領域問い合わせ手段と、回線切断手段と、を備えた携帯端末において、
前記第1の接続要求手段によって、所定の端末に接続要求する接続要求ステップと、
前記識別情報送信手段によって、接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信ステップと、
前記領域問い合わせ手段によって、接続要求に対し、現在位置を検出して所定のサーバに送信し、当該現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを前記所定のサーバに問い合わせる領域問い合わせステップと、
前記回線切断手段によって、前記第1の接続要求手段による接続要求に対し、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断し、当該現在位置が領域外であった場合は、前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する回線切断ステップと、
から構成されたことを特徴とする端末アクセス方法。
- 自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、
所定の端末に接続要求する接続要求手段と、
前記接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、
前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、
前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、
前記接続要求に対して現在位置を検出し、前記検出した現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを判断する領域判断手段と、
前記領域判断手段で領域内であると判断した場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、
前記第1の回線切断手段と、前記第2の回線切断手段のうちの何れか一方の選択を受け付ける選択受付手段を具備し、
前記回線切断手段は、前記選択受付手段で前記第2の回線切断手段の選択を受け付けた場合は、前記領域判断手段で領域内であると判断した場合でも前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする携帯端末。
- 自己の識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、
所定の端末に接続要求する接続要求手段と、
前記接続要求の際に、前記記憶した識別情報を前記所定の端末に送信する識別情報送信手段と、
前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続する前に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第1の回線切断手段と、
前記所定の端末が前記接続要求に応じて接続した後に、前記所定の端末との回線を自動的に切断する第2の回線切断手段と、
前記接続要求に対し、現在位置を検出して所定のサーバに送信し、当該現在位置が予め設定した領域の領域内であるか領域外であるかを前記所定のサーバに問い合わせる領域問い合わせ手段と、
前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合は、前記第1の回線切断手段で回線を切断し、前記領域判断手段で領域外と判断した場合は、前記第2の回線切断手段で回線を切断する回線切断手段と、
前記第1の回線切断手段と、前記第2の回線切断手段のうちの何れか一方の選択を受け付ける選択受付手段を具備し、
前記回線切断手段は、前記選択受付手段で前記第2の回線切断手段の選択を受け付けた場合は、前記問い合わせの結果、当該現在位置が領域内であった場合でも前記第2の回線切断手段で回線を切断することを特徴とする携帯端末。
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