JP2002190063A - 写真自販機 - Google Patents

写真自販機

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JP2002190063A
JP2002190063A JP2000389727A JP2000389727A JP2002190063A JP 2002190063 A JP2002190063 A JP 2002190063A JP 2000389727 A JP2000389727 A JP 2000389727A JP 2000389727 A JP2000389727 A JP 2000389727A JP 2002190063 A JP2002190063 A JP 2002190063A
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JP2000389727A
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Teruhiro Akamatsu
彰宏 赤松
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Make Software Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】あらかじめ使用者が入力した枚数の写真プリン
トを出力できる写真自販機を提供する。 【解決手段】 被写体2を撮影するカメラ6と、上記カ
メラ6で撮影された撮影画像を印刷媒体15に印刷して
写真プリントとして出力するプリンタ9と、上記撮影画
像が印刷された写真プリントの出力枚数を使用者2に入
力させるタッチペン12と、上記印刷媒体15を入力さ
れた出力枚数に切断するカッタ13とを備え、上記タッ
チペン12で入力された枚数の写真プリントを出力する
ように構成したことにより、複数人で撮影した際に使用
者2がわざわざ鋏等で切り分けるようなことをしなくて
も、あらかじめ使用者2が入力した枚数の写真プリント
等が出力され、切り分けのための煩雑な作業が省略され
るとともに、使用者間の不公平感もほとんどなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームセンター等
に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影
画像をプリントして販売する写真自販機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く
設置されている。このような写真自販機としては、一般
に、図13に示すようなものが用いられている。このも
のは、本体52の内部に、略45°の角度をもってハー
フミラー53が設けられている。このハーフミラー53
の奥に、使用者54を撮影するカメラ55が設けられ、
ハーフミラー53の下方には、上記カメラ55で撮影さ
れた画像を表示するモニタ56が設けられている。図に
おいて51はコントローラ、57は写真プリント58を
印刷するプリンタである。
【0003】上記写真自販機では、ハーフミラー53を
透してカメラ55で撮影された画像がモニタ56に表示
され、このモニタ56に表示された画像がハーフミラー
53に反射して使用者54によって確認できるようにな
っている。そして、使用者54は、モニタ56に映った
自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのと
ころでコントローラ51を操作して静止画を撮影するこ
とが行われる。そして、この静止画は、適当なフレーム
や前景の画像と合成されてシールプリント58として印
刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記写
真自販機では、カメラ55で撮影した写真を1枚のシー
ルプリント58として出力できるにすぎない。このよう
なシールプリント58は、1枚のシール台紙に被写体の
撮影像が印刷されたシールを複数有したものが多い。そ
して、上記シールプリント58は、1人で撮影されるこ
とは少なく、複数の友達と一緒に撮影することが多い。
このような場合でも、従来の写真自販機では、1枚のシ
ールプリント58が得られるだけであり、その1枚をわ
ざわざ鋏等で切り分けることが行なわれている。このと
き、撮影人数でシールが割り切れればよいが、必ずしも
そのような場合ばかりではなく、顧客に不公平感を与え
ていたのが実情である。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、あらかじめ使用者が入力した枚数の写真プリン
トを出力できる写真自販機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の写真自販機は、使用者を含む被写体を撮影
してその写真を販売する写真自販機であって、被写体を
撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮影された撮影画
像を印刷媒体に印刷して写真プリントとして出力する印
刷手段と、上記撮影画像が印刷された写真プリントの出
力枚数を使用者に入力させる出力枚数入力手段とを備
え、上記出力枚数入力手段で入力された枚数の写真プリ
ントを出力するように構成されていることを要旨とす
る。
【0007】すなわち、本発明の写真自販機は、撮影画
像が印刷された印刷媒体の出力枚数を使用者に入力させ
る出力枚数入力手段を備え、上記出力枚数入力手段で入
力された枚数の写真プリントを出力するように構成され
ている。このため、複数人で撮影した際に使用者がわざ
わざ鋏等で切り分けるようなことをしなくても、あらか
じめ使用者が入力した枚数の写真プリント等が出力さ
れ、切り分けのための煩雑な作業が省略されるととも
に、使用者間の不公平感もほとんどなくなる。
【0008】本発明の写真自販機において、上記印刷媒
体を切断する切断手段が設けられ、印刷媒体を上記出力
枚数入力手段で入力された枚数に切断することにより写
真プリントとして出力するようになっている場合には、
印刷媒体を使用者に入力された枚数に切断して出力で
き、切り分けのための煩雑な作業が省略されるととも
に、使用者間の不公平感もほとんどなくなる。
【0009】本発明の写真自販機において、ロール状の
巻回物から引き出されて供給される印刷媒体を、上記切
断手段で切断することにより写真プリントとして出力す
るようになっている場合には、ロール状の巻回物から引
き出される印刷媒体を次々に切断して出力でき、切り分
けのための煩雑な作業が省略されるとともに、使用者間
の不公平感もほとんどなくなる。
【0010】本発明の写真自販機において、単位出力面
積の印刷媒体を、上記出力枚数入力手段で入力された枚
数に切断することにより写真プリントとして出力するよ
うになっている場合には、出力枚数を多くしても、1回
のプレイで消費する印刷媒体の量がそれほど多くならな
いため、印刷媒体等に要するコストが必要以上に多くな
らない。
【0011】本発明の写真自販機において、単位出力面
積の印刷媒体を切断した状態に適するシートレイアウト
が準備され、上記印刷手段が、出力枚数入力手段で入力
された枚数に応じたシートレイアウトに印刷するように
なっている場合や、単位出力面積の印刷媒体を切断した
状態に適するシートレイアウトが複数準備され、使用者
に所望のシートレイアウトを選択させるレイアウト選択
手段を備えている場合には、出力枚数に応じたシートレ
イアウトの写真プリントが得られ、使用者間の不公平感
がほとんどなくなる。
【0012】本発明の写真自販機において、対価の受領
により使用者を含む被写体の撮影を開始する対価検知手
段と、対価の額によって写真プリントの出力枚数を決定
する出力枚数決定手段とを備えている場合には、例え
ば、出力枚数が多い場合に高額の対価を、出力枚数が少
ない場合に低額の対価を設定することにより、多くの写
真プリントを出力してもそれに応じた対価を回収できて
店舗は差損が発生しにくく、少ない写真プリントでよい
場合はそれに応じた対価で顧客に割安感を与えることが
できる。
【0013】本発明の写真自販機において、対価の受領
により使用者を含む被写体の撮影を開始する対価検知手
段と、対価の追加によって写真プリントの出力枚数を追
加する出力枚数追加手段とを備えている場合には、写真
撮影の結果により、気に入った撮影画像が得られたのを
確認してから対価を追加して多くの写真プリントにした
り、表情等が気に入らない場合に対価を追加せずに少な
い写真プリントのままにすること等が可能となり、顧客
にとっての利便性が高くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0015】図1は、本発明の写真自販機の一実施の形
態を示す図である。この写真自販機は、内部および表面
に各種の装置が設けられた筐体1と、上記筐体1の上下
から被写体2の背後まで達するように突き出された支柱
3とを備えている。そして、上記両支柱3の先端部分
に、撮影の際の背景となるカーテン5が吊設され、上記
筐体1,支柱3,カーテン5で囲まれた空間が、被写体
2の撮影用ブースを形成している。上側の支柱3には、
撮影用ブース内の被写体2を照射する2つのライト4が
取り付けられている。
【0016】上記筐体1の内部には、被写体2を撮影す
るカメラ6が設けられている。上記筐体1のカメラ6の
被写体2側に位置する面には、透明板10が嵌め込まれ
ている。また、上記筐体1の内部には、上記カメラ6か
ら画像データを受信して画像合成等の処理を行なうコン
ピュータ装置7が設けられている。また、上記筐体1の
被写体2側には、上記コンピュータ装置7から送信され
た合成画像等の画像信号を受信して画像を表示するディ
スプレイ8が設けられている。
【0017】さらに、上記筐体1の内部には、コンピュ
ータ装置7から送信された画像データを受信し、この画
像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられてい
る。このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、筐体
1前面に形成された送出口19から送出される。その
際、プリンタ9の排紙口の近傍に設けられたカッタ13
により所定長さに切断されて送出口19から送出される
ようになっている。
【0018】上記プリンタ9とカッタ13の構造につい
て詳しく説明すると、図2(a)に示すように、上記プ
リンタ9としては、昇華型のプリンタが用いられ、印刷
媒体15は、ロール状に巻回された状態から引き出され
て供給され、2対のガイドロール18に挟まれてカッタ
13まで案内されている。上記両ガイドロール18の間
には、両端部がロール状に巻回されて印刷媒体15の送
出方向に送られるインクリボン16が配設されている。
上記インクリボン16は、印刷媒体15と略同じ幅寸法
に設定されている。
【0019】この状態で、両ガイドロール18に挟持さ
れた印刷媒体15にインクリボン16を当接させた状態
で、記録ヘッド14で熱を与えることにより、印刷媒体
15の所定の印刷範囲(図示のT)に、インクが転写さ
れて印刷が行なわれる。印刷後のインクリボン16は、
使用済みの部分が巻き取られるとともに新しい部分が引
き出される。
【0020】そして、印刷が終了すると、印刷媒体15
が送り出され、ある程度送り出されたところでカッタ1
3により送り方向と略直交する方向に切断される。この
とき、図2(b)に示すように、印刷範囲Tの両端部の
切断線C1,C1で切断すれば、単位出力面積の1枚の
写真プリントが出力される。また、例えば、印刷範囲T
の両端部の切断線C1,C1以外に、それらの間の2箇
所の切断線C3,C3で切断すれば、単位出力面積の3
分の1の面積の写真プリントが3枚出力される。
【0021】このようにして、複数枚の写真プリントを
出力しうるようになっている。ここで、出力枚数は、後
述するように使用者2によってあらかじめ入力され、入
力された出力枚数に合わせたレイアウトで印刷が行なわ
れる。また、出力枚数は、1枚と3枚に限定するもので
はなく、2枚でもよいし、4枚以上でもよい。
【0022】さらに(図1に戻る)、上記筐体1の被写
体2側には操作パネルが設けられ、この操作パネルにコ
ントローラ11が設けられている。上記コントローラ1
1は、タッチペン12を備えており、使用者2がディス
プレイ8に表示される操作指示に従ってディスプレイ8
の表面をタッチペン12でタップ(軽く叩く)等するこ
とにより、各種の操作信号がコンピュータ装置7に送ら
れ、出力枚数の入力やシャッタ操作等の各種操作が行な
われるようになっている。
【0023】また、上記タッチペン12は、その先端を
ディスプレイ8の表面に接触させて文字や図形等を描い
て入力しうるようになっており、手書き入力された文字
・図形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で
撮影された被写体2の撮影画像と合成されてディスプレ
イ8に表示され、印刷媒体15に印刷されるようになっ
ている。
【0024】また、上記タッチペン12は、ディスプレ
イ8に表示される指示に従って、使用者2が操作するこ
とによりアンケートを入力しうるようになっており、入
力されたアンケートの結果を外部に送信しうるようにな
っている。
【0025】また、筐体1の前面には、対価としてのコ
インを投入するコイン投入口(図示せず)が設けられ、
筐体1内部のコイン投入口に隣接した位置に、投入され
たコインを検出してコンピュータ装置7に検出信号を送
信するコイン検出部17(図3参照)が設けられてい
る。また、筐体1前面の適所には、コンピュータ装置7
から音声信号を受信して出力するスピーカ(図示せず)
が設けられている。
【0026】この例において、使用者2がディスプレイ
8から見る画像およびプリンタ9から印刷される画像
は、被写体2の撮影像と、タッチペン12による手書き
入力画像等とが合成されたものである。
【0027】つぎに、上記コンピュータ装置7のシステ
ム構成について詳しく説明する。
【0028】図3に示すように、上記コンピュータ装置
7は、タッチペン12によりディスプレイ8の入力部3
5に入力された各種の操作信号をコントローラ11を介
して受信し、受信した操作信号に応じて各種制御を行な
う制御手段31を備えている。上記制御手段31は、コ
イン検出部17からの検出信号を受信することにより、
撮影等の制御を開始するようになっている。
【0029】上記ディスプレイ8には、タッチペン12
によって手書き画像や操作信号が入力される入力部35
と、画像等を表示する表示部36とが設けられている。
上記タッチペン12で入力された手書き画像等は、ペン
画像記憶部32に記憶され、記憶された手書き画像等の
データは、後述する画像合成手段30に送られる。ま
た、タッチペン12によって入力された操作信号は、コ
ントローラ11を介して制御手段31に送られ、各種の
制御が行なわれる。
【0030】また、上記コンピュータ装置7には固定画
像記憶部38が設けられ、上記被写体2によるタッチペ
ン12の操作により所望のシャッタタイミングで撮像映
像を静止画像として固定するようになっている。
【0031】上記撮影画像(静止画像)は、ディスプレ
イ8の表示部36に表示されて使用者2に対してプレビ
ュー確認させるようになっている。そして、ディスプレ
イ8には、プレビューを確認させた静止画像について撮
りなおしを希望するか否かの選択を促す画面を表示し、
使用者2が撮りなおしを希望する場合は、タッチペン1
2でキャンセル操作を行なって再度シャッタ操作を行な
うようになっている。
【0032】さらに、上記コンピュータ装置7には画像
合成手段30が設けられ、上記固定画像記憶部38に固
定された静止画像に、タッチペン12によってディスプ
レイ8の入力部35に入力され、ペン画像記憶部32に
記憶された文字や図形等の手書き画像等を合成するよう
になっている。上記画像合成手段30で合成された合成
画像は、ディスプレイ8の表示部36に表示されるよう
になっている。
【0033】また、上記コンピュータ装置7には、送受
信手段39が設けられている。上記送受信手段39は、
例えばインターネット等の通信回線(NET)に接続さ
れ、アンケートの回答や撮影画像・合成画像等を上記通
信回線を介して外部に出力し、外部のサーバに格納した
り端末装置等に出力して表示したり印刷したりできるよ
うになっている。
【0034】さらに、上記コンピュータ装置7には、出
力枚数検知手段21が設けられている。上記出力枚数検
知手段21は、タッチペン12の操作により使用者2が
入力した出力枚数をコントローラ11を介して検知して
制御手段31に入力する。そして、上記制御手段31
は、入力された出力枚数に応じて、後述するようにシー
トレイアウトを選択したり、切断の制御を行なうように
なっている。
【0035】また、上記コンピュータ装置7は、レイア
ウト選択手段22を備えている。上記レイアウト選択手
段22は、使用者2によって入力され出力枚数検知手段
21で検知した出力枚数に応じて、所定の印刷範囲Tを
複数に切断した状態に適するシートレイアウトの選択が
行なわれる。例えば、2枚であれば、印刷範囲Tの中央
で切断したときに得られる2枚の写真プリントが実質的
に同一のレイアウトとなるシートレイアウトが選択され
る。
【0036】さらに、上記コンピュータ装置7は、プリ
ンタ9による印刷を制御する印刷制御部34を備えてい
る。上記印刷制御部34は、上記レイアウト選択手段2
2によって選択されたシートレイアウトにより、印刷媒
体15に合成画像を印刷するよう制御する。
【0037】また、上記コンピュータ装置7は、切断制
御部23を備えている。上記切断制御部23は、使用者
2によって入力され出力枚数検知手段21で検知した出
力枚数に応じて、所定の印刷範囲Tを複数に切断するよ
うカッタ13ならびに印刷媒体15の送りを制御する。
【0038】上記写真自販機の動作の一例について、図
4のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、
図4において、「S」はステップを意味する。
【0039】まず、使用者2が最初のコインを投入する
と(S100)、ディスプレイ8の表示部36に、出力
枚数の入力を促す画面が表示される。この出力枚数入力
画面には、例えば、1枚,2枚…等、出力可能枚数を示
すボタンが表示され、使用者2は、タッチペン12で出
力したい枚数のボタンをタップすることにより、出力枚
数の入力を行なう(S120)。
【0040】ついで、カメラ6による被写体2の撮像が
開始され(S140)、ディスプレイ8の表示部36に
撮像映像が動画としてリアルタイムで表示される。つぎ
に、使用者2がディスプレイ8の表示画像を見ながら被
写体2の位置調整を完了した後に、タッチペン12を用
いて画面の指示に従ってシャッタ操作の操作信号を入力
すると(S160)、使用者2にポーズをとるよう指示
し、それから所定時間のカウントダウン後に、所定の瞬
間の撮像映像が固定画像記憶部38に固定される(S1
80)。このとき、ディスプレイ8には、そのときの撮
影画像が静止画像として表示される。
【0041】そして、固定された静止画像をディスプレ
イ8の表示部36に表示して使用者2に対してプレビュ
ー確認させ、ディスプレイ8にはプレビューを確認させ
た静止画像について撮りなおしを希望するか否かの選択
を促すメッセージを表示する(S200)。
【0042】ステップ200において、使用者2が撮り
なおしを希望する場合は、タッチペン12でキャンセル
操作を行なってステップ160に戻り、再度シャッタ操
作を行なう。ステップ200において、撮りなおしを行
なわない場合は、タッチペン12を操作することにより
手書き画像等の入力が開始される(S220)。
【0043】ここで、手書き画像の入力画面の一例を図
5に示す。この手書き画像入力画面において、25a,
25b,25cは、それぞれ手書きペン,スタンプ画
像,アルファベット文字を入力する際にタッチペン12
でタップするアイコンである。
【0044】手書き画像を入力する際には、手書きペン
のアイコン25aをタッチペン12の先端でタップして
から、タッチペン12の先端を、表示された撮影画像2
6の上に接触させて絵や文字を描くことにより、手書き
画像の入力が行なわれる。
【0045】スタンプ画像を入力する際には、スタンプ
画像のアイコン25bをタッチペン12の先端でタップ
してから、タッチペン12の先端を、表示された撮影画
像26の上に接触させることにより、スタンプ画像の入
力が行なわれる。
【0046】アルファベット文字を入力する際には、ア
ルファベット文字のアイコン25cをタッチペン12の
先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、表示
された撮影画像26の上に接触させることにより、アル
ファベット文字の入力が行なわれる。
【0047】このようにして、図6に示すように、手書
き画像27やスタンプ画像28等が入力され、表示され
た撮影画像26の上に合成される。
【0048】そして、上記手書き画像等の入力は、タイ
マ(図示せず)の計測時間があらかじめ設定された所定
の入力可能時間(例えば90秒等)に達するまで続けら
れる。入力可能時間に達すると、手書き画像等の入力が
停止され、印刷の際のシートレイアウトの選択が行なわ
れる(S240)。ここでは、ステップ120で入力さ
れた出力枚数に適したシートレイアウトが自動的に選択
される。
【0049】ついで、シートレイアウトの選択が終了す
ると、合成画像の画像データがプリンタ9に送られ、ス
テップ240で選択されたシートレイアウトによる印刷
が開始される(S260)。
【0050】ここで、例えば、2人で撮影して出力枚数
を2枚にした場合のシートレイアウトの一例を図7に示
す。この例では、切断線C1〜C1までが所定の印刷範
囲Tであり、中央の切断線C2を境に、2組のシール4
2のセット(1組7枚)が印刷されている。図におい
て、41はシール台紙であり、矢印Aは印刷媒体15の
送り方向である。
【0051】そして、印刷が終了すると、印刷媒体15
を送り出しながら、所定の切断線で切断することによ
り、ステップ120で入力された出力枚数のシールプリ
ントが出力される(S280)。図7の例で説明する
と、2枚出力用のレイアウトで印刷したのち、印刷媒体
15(シール台紙41)を送り、切断線C2のところで
一旦止めてカッタ13で切断し、さらに印刷媒体15
(シール台紙41)を送って切断線C1のところで止め
てカッタ13で切断することにより、2枚の同じシール
プリントが出力される。なお、一端の切断線C1は、前
回の出力の際に既に切断されているので、改めて切断す
る必要はない。
【0052】図8は、3人で撮影し、出力枚数を3枚に
したときのシートレイアウトの一例を示す。この例で
は、切断線C1〜C1までが所定の印刷範囲Tであり、
切断線C1〜C1までの間を略3等分する箇所の2本の
切断線C3,C3を境に、3組のシール42のセット
(1組4枚)が印刷されている。そして、上記各切断線
C1,C3,C3で印刷媒体15(シール台紙41)を
切断することにより、3枚の同じシールプリントが出力
される。
【0053】このように、上記写真自販機によれば、複
数人で撮影した際に使用者2がわざわざ鋏等で切り分け
るようなことをしなくても、あらかじめ使用者2が入力
した枚数のシールプリントを出力でき、切り分けのため
の煩雑な作業が省略されるとともに、使用者2間の不公
平感もほとんどなくなる。
【0054】なお、上記写真自販機では、合成画像を印
刷するかわりに、送受信手段39により通信回線を介し
て外部に出力し、外部のサーバに格納したり端末装置等
に出力して表示したり、あるいは外部で印刷したりする
こともできる。
【0055】図9は、上記写真自販機の動作の第2例を
示す。
【0056】この例では、まず、使用者2が最初のコイ
ンを投入すると(S100)、カメラ6による被写体2
の撮像が開始され(S140)、ディスプレイ8の表示
部36に撮像映像が動画としてリアルタイムで表示され
る。
【0057】つぎに、使用者2がディスプレイ8の表示
画像を見ながら被写体2の位置調整を完了した後に、タ
ッチペン12を用いて画面の指示に従ってシャッタ操作
の操作信号を入力すると(S160)、使用者2にポー
ズをとるよう指示し、それから所定時間のカウントダウ
ン後に、所定の瞬間の撮像映像が固定画像記憶部38に
固定される(S180)。このとき、ディスプレイ8に
は、そのときの撮影画像が静止画像として表示される。
【0058】そして、固定された静止画像をディスプレ
イ8の表示部36に表示して使用者2に対してプレビュ
ー確認させ、ディスプレイ8にはプレビューを確認させ
た静止画像について撮りなおしを希望するか否かの選択
を促すメッセージを表示する(S200)。
【0059】ステップ200において、使用者2が撮り
なおしを希望する場合は、タッチペン12でキャンセル
操作を行なってステップ160に戻り、再度シャッタ操
作を行なう。ステップ200において、撮りなおしを行
なわない場合は、タッチペン12を操作することにより
手書き画像等の入力が開始される(S220)。
【0060】そして、上記手書き画像等の入力は、タイ
マ(図示せず)の計測時間があらかじめ設定された所定
の入力可能時間(例えば90秒等)に達するまで続けら
れる。入力可能時間に達すると、手書き画像等の入力が
停止され、ディスプレイ8の表示部36に、出力枚数の
入力を促す画面が表示される。この出力枚数入力画面に
は、例えば、1枚,2枚…等、出力可能枚数を示すボタ
ンが表示され、使用者2は、タッチペン12で出力した
い枚数のボタンをタップすることにより、出力枚数の入
力を行なう(S230)。
【0061】出力枚数の入力が行なわれると、印刷の際
のシートレイアウトの選択が行なわれる(S240)。
ここでは、ステップ230で入力された出力枚数に適し
たシートレイアウトが自動的に選択される。ついで、シ
ートレイアウトの選択が終了すると、合成画像の画像デ
ータがプリンタ9に送られ、ステップ240で選択され
たシートレイアウトにより印刷が開始される(S26
0)。
【0062】そして、印刷が終了すると、印刷媒体15
を送り出しながら、所定の切断線で切断することによ
り、ステップ230で入力された出力枚数のシールプリ
ントが出力される(S280)。
【0063】図10は、本発明の第2の実施の形態の写
真自販機である。この写真自販機では、入力された出力
枚数に応じて自動的にシートレイアウトが選択されるの
ではなく、出力枚数に応じたシートレイアウトが各出力
枚数ごとに複数準備され、使用者2が出力枚数を入力す
るとともに、その出力枚数に応じた複数のシートレイア
ウトのなかから使用者2が好みのシートレイアウトを選
択するようになっている。
【0064】すなわち、レイアウト選択手段22は、使
用者2に、タッチペン12の操作により出力枚数に応じ
た複数のシートレイアウトのなかから好みのシートレイ
アウトを選択させる。それ以外は、上記第1の実施の形
態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
【0065】図11は、本発明の第3の実施の形態の写
真自販機を示す。この写真自販機では、印刷媒体15が
ロール状の巻回物から引き出されて供給されるのではな
く、あらかじめ所定の印刷範囲Tに合わせて切断された
カード状で供給されるようになっている。それ以外は、
上記第1の実施の形態と同様であり、同様の作用効果を
奏する。
【0066】図12は、本発明の第4の実施の形態の写
真自販機を示す。この写真自販機では、送り方向と略平
行な方向に切断するカッタ13aを備え、印刷媒体15
を送り方向と略直交する方向に切断するだけでなく、送
り方向と略平行な方向に切断しうるようになっている。
それ以外は、上記第1の実施の形態と同様であり、同様
の作用効果を奏する。
【0067】なお、上記各実施の形態では、プリンタ9
として昇華型プリンタを用いた例を示したが、これに限
定するものではなく、インクジェットプリンタ,レーザ
プリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリンタ,サーマ
ルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタントフィルムプ
リンタ等、各種のタイプのプリンタを適用することがで
きる。
【0068】また、上記各実施の形態では、出力する写
真プリントがシールプリントである例を示したが、これ
に限定するものではなく、カード等として出力するもの
も含む趣旨であり、印刷媒体15の材質や構成を限定す
る趣旨ではない。
【0069】さらに、上記各実施の形態では、所定の印
刷範囲Tにかかる単位面積の印刷媒体15を複数に切断
して複数枚数のシールプリントを出力するようににた
が、これに限定するものではなく、所定の印刷範囲Tに
かかる単位面積の印刷媒体15を複数枚出力するものも
含む趣旨である。
【0070】また、上記各実施の形態では、コインの投
入により撮影を開始するようにしたが、これに限定する
ものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレ
ジットカード,キャッシュカード等、撮影の対価として
支払いうるものであれば、各種の態様を含む趣旨であ
る。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組
み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
【0071】また、上記各実施の形態では、カメラ6で
の撮像映像とペン入力画像等とのふたつの画像を合成す
るようにしたが、これに限定するものではなく、これら
の画像に、さらに前景や背景等になるフレーム画像を合
成するようにしてもよい。
【0072】また、上記実施の形態において、カメラ6
としては、デジタルカメラを用いることもできるし、ビ
デオカメラを用いることもでき、撮影画像を電気信号に
変換しうるものであれば特に限定するものではなく、各
種のものを用いることができる。さらに、上記実施の形
態では、1台のカメラ6を備えた例を示したが、これに
限定するものではなく、複数台のカメラ6を備えるよう
にしても差し支えない。
【0073】また、上記実施の形態では、スタンプ画像
は、スタンプ画像格納部(図示せず)に格納されたもの
を用いるようにしたが、これに限定するものではなく、
フロッピディスク、CD−ROM,CD−R、光磁気デ
ィスク等の各種の記憶媒体に記憶された画像データを読
取って使用するようにすることもできる。
【0074】また、上記実施の形態において、外部端末
としては、例えば、携帯電話,コンピュータ装置,ファ
クシミリ装置,携帯情報端末等を用いることができる。
これらの外部端末は普及率が高く、容易かつ安価にデー
タの送受信を行うことができる。また、上記外部端末と
して携帯電話を用いる場合、800MHzアナログ方
式,800MHzデジタル方式,1.5GHzデジタル
方式の各種携帯電話や、簡易型携帯電話(PHS)等を
用いることができるが、携帯して移動可能な電話であれ
ば、各種のものを用いることができる。
【0075】また、上記実施の形態では、インターネッ
トを介してデータを送受信する例を示したが、インター
ネット以外の通信回線として、例えば、アナログ電話回
線,高速デジタル回線(ISDN回線),無線,光ファ
イバ,携帯電話回線(例えば、DoPa等),ZAQ,
PHS回線(例えば、PIAFS,αDATA32
等),総合知的通信網(UICN),新高度情報通信
(VI&P),衛生通信回線,有線放送,各種通信ケー
ブルによるデータ通信やデータ転送等があげられるが、
これら以外の各種のものも用いることができる。また、
接続は、常時接続であると、そのつどダイヤルアップし
て接続するものであるとを問わない。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明の写真自販機によ
れば、撮影画像が印刷された印刷媒体の出力枚数を使用
者に入力させる出力枚数入力手段を備え、上記出力枚数
入力手段で入力された枚数の写真プリントを出力するよ
うに構成されている。このため、複数人で撮影した際に
使用者がわざわざ鋏等で切り分けるようなことをしなく
ても、あらかじめ使用者が入力した枚数の写真プリント
等が出力され、切り分けのための煩雑な作業が省略され
るとともに、使用者間の不公平感もほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真自販機の一実施の形態を示す断面
図である。
【図2】上記写真自販機の要部を示す説明図である。
【図3】コンピュータ装置のシステム構成図である。
【図4】上記写真自販機の動作の第1例を説明するフロ
ーチャート図である。
【図5】手書き画像の入力画面を示す図である。
【図6】手書き画像の入力画面を示す図である。
【図7】合成画像をシールプリントに出力した状態の第
1例を示す図である。
【図8】合成画像をシールプリントに出力した状態の第
2例を示す図である。
【図9】上記写真自販機の動作の第2例を説明するフロ
ーチャート図である。
【図10】本発明の写真自販機の第2の実施の形態に用
いるコンピュータ装置のシステム構成図である。
【図11】本発明の写真自販機の第3の実施の形態の要
部を示す説明図である。
【図12】本発明の写真自販機の第4の実施の形態の要
部を示す説明図である。
【図13】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 被写体,使用者 6 カメラ 9 プリンタ 12 タッチペン 13 カッタ 15 印刷媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を含む被写体を撮影してその写真
    を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影
    手段と、上記撮影手段で撮影された撮影画像を印刷媒体
    に印刷して写真プリントとして出力する印刷手段と、上
    記撮影画像が印刷された写真プリントの出力枚数を使用
    者に入力させる出力枚数入力手段とを備え、上記出力枚
    数入力手段で入力された枚数の写真プリントを出力する
    ように構成されていることを特徴とする写真自販機。
  2. 【請求項2】 上記印刷媒体を切断する切断手段が設け
    られ、印刷媒体を上記出力枚数入力手段で入力された枚
    数に切断することにより写真プリントとして出力するよ
    うになっている請求項1記載の写真自販機。
  3. 【請求項3】 ロール状の巻回物から引き出されて供給
    される印刷媒体を、上記切断手段で切断することにより
    写真プリントとして出力するようになっている請求項2
    記載の写真自販機。
  4. 【請求項4】 単位出力面積の印刷媒体を、上記出力枚
    数入力手段で入力された枚数に切断することにより写真
    プリントとして出力するようになっている請求項2また
    は3記載の写真自販機。
  5. 【請求項5】 単位出力面積の印刷媒体を切断した状態
    に適するシートレイアウトが準備され、上記印刷手段
    が、出力枚数入力手段で入力された枚数に応じたシート
    レイアウトに印刷するようになっている請求項4記載の
    写真自販機。
  6. 【請求項6】 単位出力面積の印刷媒体を切断した状態
    に適するシートレイアウトが複数準備され、使用者に所
    望のシートレイアウトを選択させるレイアウト選択手段
    を備えている請求項5記載の写真自販機。
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