JP2003265866A - 画像プリント遊戯施設および画像プリント遊戯提供方法、ならびにそれらに用いる画像入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】描画プレイを広い場所でのびのびと楽しむこと
ができ、使用者に高い満足感を与えることができる画像
プリント遊戯施設を提供する。 【解決手段】使用者２による手描画像を含む描画画像の
入力を受付けるとともに入力された描画画像を画面表示
する画像入力装置１５を有し、使用者２が描画プレイを
行なう描画プレイエリアＤと、上記入力された描画画像
をプリント出力するプリント装置１７を有し、使用者２
が出力されたプリントを受け取るプリントエリアＰとを
備え、上記描画プレイエリアＤには画像入力装置１５を
複数設けることが可能であるとともに、上記各画像入力
装置１５がそれぞれ使用者２によって持ち運び移動可能
であることにより、描画プレイを広い場所でのびのびと
楽しむことができるうえ、多人数の使用者２が広い場所
で同時に描画プレイを行なうことが可能で、使用者２に
高い満足感を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主としてゲームセ
ンター等に設置され、硬貨等が投入されることにより使
用者を含む被写体を撮影し、得られた撮影画像をプリン
トして提供するアミューズメント施設や店舗等の画像プ
リント遊戯施設およびそれに用いる撮影装置，画像入力
装置，プリント装置，プリント媒体に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする遊戯装置として写真
シール作成機が数多く設置されている。このような写真
シール作成機としては、一般に、図２１に示すようなも
のが用いられている。このものは、内部および前面に各
種の装置が設けられた筐体１と、上記筐体１の上下から
被写体２の背後まで達するように突き出された支柱３と
を備えている。

【０００３】そして、上記両支柱３の先端部分に、撮影
の際の背景となるカーテン５が吊設され、上記筐体１，
支柱３，カーテン５で囲まれた空間が、被写体２の撮影
用ブースを形成している。上側の支柱３には、撮影ブー
ス内の被写体２を照射する２つのライト４が取り付けら
れている。

【０００４】上記筐体１の内部には、被写体２を撮影す
るカメラ６が設けられている。上記筐体１のカメラ６の
被写体２側に位置する面には、透明板１０が嵌め込まれ
ている。また、上記筐体１の内部には、上記カメラ６か
ら画像データを受信して画像合成等の処理を行なうコン
ピュータ装置７が設けられている。また、上記筐体１の
被写体２側には、上記コンピュータ装置７から送信され
た合成画像等の画像信号を受信して画像を表示するディ
スプレイ８が設けられている。

【０００５】さらに、上記筐体１の正面には、コンピュ
ータ装置７から送信された画像データを受信し、この画
像をプリント媒体１１に印刷するプリンタ９が設けられ
ている。このプリンタ９で印刷されたプリント媒体１１
は、筐体１の前面に形成された送出口１３から送出され
るようになっている。

【０００６】さらに、上記筐体１の前面にはタッチペン
１２を備えた操作パネルが設けられ、使用者２が上記タ
ッチペン１２の先端をディスプレイ８の表面に接触させ
て文字や図形等を描いてお絵描き入力しうるようになっ
ており、お絵描き入力された文字・図形等の画像データ
やスタンプ画像等が、カメラ６で撮影された被写体２の
撮影画像と合成されてディスプレイ８に表示され、プリ
ント媒体１１に印刷されるようになっている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上記写真シール作成機
では、カメラ６と、タッチペン１２でお絵描き入力を行
なうディスプレイと、プリンタ９とが１つの筐体１内に
納められ、撮影プレイとお絵描きプレイと写真シールを
受け取るプリントプレイとの一連のプレイがすべて１つ
の撮影ブース内で行なわれる。このため、上記一連のプ
レイが終了するまで次の使用者２はプレイを開始するこ
とができない。したがって、上記写真シール作成機で
は、顧客である使用者２の回転率をある程度上げる必要
性から、各プレイに時間制限を設けることが行なわれて
いる。

【０００８】ところが、上記写真シール作成機における
一連のプレイのうち、特にお絵描きプレイは、使用者２
が様々な創作や工夫を凝らした絵を描いたり、吹き出し
にセリフを書き込んだりして楽しむことが多く、時間制
限を設けられたなかでは、十分満足のいくプレイを楽し
めていないのが実情である。また、特にお絵描きプレイ
は、仲のよい友達同士など複数の使用者２により、はし
ゃぎながらプレイが行なわれることが多いことから、狭
い撮影ブース内で立ったままお絵描きプレイを行なう装
置では、使用者２にどうしても窮屈な感じを与えてい
た。また、２人くらいまでなら撮影ブースで同時にプレ
イできるものの、多人数の使用者２が同時にお絵描きプ
レイを行なうことは不可能であった。

【０００９】そこで、撮影用の撮影空間と編集用の編集
空間とを異なる場所に設け、編集空間を複数設けること
により、顧客回転率を向上させて待ち時間を少なくした
画像印刷装置が考案されている（実用新案登録第３０８
３２５５号）。

【００１０】しかしながら、上記画像印刷装置では、撮
影空間と編集空間とが異なる場所に設けてあるといって
も、１回の撮影プレイと１回の編集プレイとがセットに
なってプレイが進行し、１回の料金投入でプレイが完結
するようになっている。このため、顧客回転率が向上し
たとしても、装置の設置面積あたりの売上が限られたも
のとなってしまう。

【００１１】また、上記画像印刷装置では、撮影装置で
撮影された画像が、撮影終了後、装置側の指示によって
決定された編集装置に送信されるため、ユーザは短時間
のうちに決められた編集空間に移動せざるを得ないこと
から、ユーザは忙しく動き回らなければならず、落ち着
いてプレイすることができない。しかも、異なる場所に
ある編集装置に自動的に画像データが送信されてしまう
ため、撮影画像を他人に見られてしまう等、プライバシ
ーを守るという面でも好ましいものではなかった。

【００１２】さらに、上記実用新案登録第３０８３２５
５号に開示されているように、一体的な装置の異なる場
所に撮影空間と編集空間を設けた場合でも、編集時間を
無制限にしては顧客が流れなくなるため、編集プレイに
対する制限時間を設けざるをえない。したがって、編集
操作に不慣れなユーザは、満足のいくプレイができてい
なかった。

【００１３】以上のように、従来の装置では、物理的な
制約があることから、限られた利用形態でのプレイしか
ユーザに提供できておらず、ユーザはそれらの制約があ
るなかでプレイするしかなかったのが実情である。

【００１４】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、プレイエリアを分けるとともに画像入力装置を
自由に移動可能にすることにより、お絵描きプレイや編
集プレイ等の描画プレイを、場所や時間を拘束せずに広
い場所でのびのびと楽しむことができ、柔軟な利用形態
を提供できて使用者に高い満足感を与えられる画像プリ
ント遊戯施設およびそれに用いる撮影装置，画像入力装
置，プリント装置，プリント媒体の提供を目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像プリント遊戯施設は、使用者による手
描画像を含む描画画像の入力を受付けるとともに入力さ
れた描画画像を画面表示する画像入力装置を有し、使用
者が描画プレイを行なう描画プレイエリアと、上記入力
された描画画像をプリント出力するプリント装置を有
し、使用者が出力されたプリントを受け取るプリントエ
リアとを備え、上記描画プレイエリアには画像入力装置
を複数設けることが可能であるとともに、上記各画像入
力装置がそれぞれ使用者によって持ち運び移動可能であ
ることを要旨とする。

【００１６】すなわち、本発明の画像プリント遊戯施設
は、友達同士など複数の使用者により描画プレイを行な
ったとしても、各画像入力装置がそれぞれ使用者によっ
て持ち運び移動可能であるため、描画プレイを広い場所
でのびのびと楽しむことができ、使用者に高い満足感を
与えることができる。また、上記描画プレイエリアには
画像入力装置を複数設けることが可能であることから、
多人数の使用者が広い場所で同時に描画プレイを行なう
ことが可能になる。そして、描画プレイの結果得られた
描画画像をプリント出力し、使用者は当該プリントを受
け取ることができる。

【００１７】このように、従来の遊戯装置では不可能で
あった多人数での描画プレイや、好きな場所に移動して
場所を変えながらの描画プレイを使用者に提供すること
ができる。そして、例えば、描画プレイエリアにテーブ
ルや椅子を準備しておくことにより、使用者は飲み物等
をとりながらゆったりとした姿勢で心行くまで描画プレ
イを行なうことができ、様々な創作や工夫を凝らした絵
を描くなど、十分満足のいくプレイを楽しめ、満足のい
くプリントを得ることができるようになる。

【００１８】この場合において、例えば、画像入力装置
に対価受領手段を設けなくして描画プレイに対して対価
を求めなくする等により、描画時間を無制限にした場合
には、すべてのユーザに満足のいくプレイを提供するこ
とが可能になる。また、施設に入場するときに画像編集
装置を提供することにより、編集プレイの待ち時間を実
質的になくすことが可能となり、より満足のいくプレイ
を行なうことができる。

【００１９】このように、本発明の画像プリント遊戯施
設は、プレイを独立したエリアで行なうこととし、施設
全体で画像プリントを提供するという観点から設計され
たものであり、従来の装置単体で写真シール等を提供す
るものでは考えられなかった多様かつ柔軟な利用形態で
のプレイを可能とするものである。

【００２０】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記画像入力装置は、描画のベースとなるベース画像の
読み取りにより上記ベース画像を表示して上記ベース画
像に対して描画画像の入力を行なうようになっており、
上記プリント装置は、上記ベース画像と描画画像の合成
画像をプリント出力するようになっている場合には、ベ
ース画像に対して様々な創作や工夫を凝らした描画を行
ない、ベース画像と描画画像の合成画像をプリント出力
することができる。この場合、ベース画像としては、例
えば、デジタルカメラ等を用いて自分で撮影した人物や
風景等の画像や、スキャナ等を用いて雑誌やポスター等
の印刷物から読み取った画像等を用いることができる。

【００２１】本発明の画像プリント遊戯施設において、
撮影可能領域内に存在する使用者である被写体を撮影し
て撮影画像を生成する撮影装置を有し、使用者が撮影プ
レイを行なう撮影プレイエリアをさらに備え、ベース画
像として上記撮影装置による撮影画像を用いるようにな
っている場合には、使用者は撮影プレイ終了後自分の意
志で描画プレイを開始でき、その場で撮影した使用者自
身の撮影画像に対し、ゆったりとした姿勢で心行くまで
描画プレイを行なうことができる。そして、従来のよう
に忙しく動き回る必要がなくなり、様々な創作や工夫を
凝らした絵を描くなど、十分満足のいくプレイを楽しめ
る。

【００２２】また、従来の遊戯装置では不可能であった
多人数での描画プレイや、好きな場所に移動して場所を
変えながらの描画プレイを、その場で撮影した撮影画像
に対して行なうことができ、使用者により高い満足感を
与えることができる。例えば、２人以上のプレイヤーで
一緒に撮影し、その後各自が画像入力装置を１つずつ使
用し、テーブルを囲んで会話をしながら同じ画像に対し
てお互いの描画を見ながら楽しみのあるプレイができ
る。また、撮影プレイだけをまとめて複数回行い、その
後描画プレイを行なったり、撮影プレイを１回だけ行な
って同じ撮影画像に対して複数回の描画プレイを行なっ
たりすることもできる。

【００２３】さらに、例えば照明装置やカメラ等の設備
もよく、自分で撮影したものと比べ、不要な背景が写り
こまず、多人数での撮影にも適している等、高価なスタ
ジオ撮影に近い撮影環境下での撮影を安価かつ容易に実
現できる。そして、このような付加価値の高い撮影画像
に対して描画プレイを行なうので、描画プレイに対する
自由度の高さの効果もより相乗されて、使用者に満足の
いくプレイを提供できる。

【００２４】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記撮影プレイエリア，描画プレイエリア，プリントエ
リアはそれぞれ別領域として設けられている場合には、
描画プレイエリアで描画プレイを行なっている使用者
が、撮影プレイエリアで撮影プレイを行なっている使用
者やプリントエリアでプリントプレイを行なっている使
用者との間にある程度の距離を隔てることができる。こ
のため、使用者は他のプレイをしている使用者をあまり
気にすることなく広い場所でのびのびと描画プレイを楽
しむことができる。また、撮影プレイを行なう使用者
も、描画プレイやプリントプレイを行なっている使用者
をあまり気にせずにのびのびと撮影プレイを楽しむこと
ができる。

【００２５】また、同種の装置が同じエリア内に集まっ
ているため、設備レイアウトがしやすく、利用者の移動
も行いやすくなる。さらに、混雑時に利用状況が把握し
やすいため、フロアコントロールや顧客誘導にも有利で
ある。

【００２６】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記撮影画像を撮影装置で出力される認証情報と関連付
けて格納する画像格納装置を備え、上記画像入力装置
が、上記認証情報の入力により画像格納部から撮影画像
を読み出して描画画像の入力を可能にするようになって
いる場合には、撮影プレイエリアで撮影された多くの使
用者の撮影画像を認証情報とともに画像格納装置に格納
し、必要に応じて上記撮影画像を読み出して描画画像が
入力できる。このため、撮影プレイエリアと描画プレイ
エリアが離れていても、使用者は何の不都合もなく自分
の撮影画像を読み出して描画プレイを行なうことができ
る。

【００２７】したがって、撮影プレイエリアと描画プレ
イエリアとを離隔した状態にすることが可能となり、使
用者は他のプレイをしている使用者をあまり気にするこ
となく広い場所でのびのびと描画プレイを楽しむことが
できる。また、撮影プレイを行なう使用者も、描画プレ
イを行なっている使用者をあまり気にせずにのびのびと
撮影プレイを楽しむことができる。また、認証情報の入
力がなければ画像データの読み取りができないことか
ら、第三者による不正プレイを防止でき、プライバシー
が有効に保護される。

【００２８】さらに、従来の装置では、上述したよう
に、撮影装置で撮影された画像が、撮影終了後、装置側
の指示によって決定された編集装置に送信され、ユーザ
は短時間のうちに決められた編集空間に移動する等、時
間的な拘束を受けながらプレイしなければならなかった
が、本発明の装置によれば、ユーザは撮影プレイの終了
後すぐに描画プレイを行なう必要がなく、時間的な拘束
をうけずにプレイすることが可能となる。また、撮影プ
レイを複数回行なうときでも、撮影プレイをまとめて済
ませてから編集プレイを行なうなど、施設内での移動を
減らすことができる。このように、従来にくらべて格段
に柔軟な利用を行なうことができる。

【００２９】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記画像格納装置が、画像入力装置によって入力された
描画画像や、描画画像と撮影画像との合成画像を上記認
証情報と関連付けて格納するようになっている場合に
は、作成した描画画像や合成画像を画像格納装置に保存
して、必要に応じて再び読み出して続きの描画画像を入
力したり、プリント出力を行なったりすることができる
ようになる。

【００３０】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記プリント装置が、上記認証情報の入力により画像格
納部から撮影画像，描画画像，合成画像の少なくともい
ずれかを読み出してプリント出力するようになっている
場合には、使用者は自分のプレイに応じた画像を読み出
してプリント出力することができる。したがって、例え
ば、描画プレイだけを行なって描画画像だけをプリント
出力するような撮影プレイを行なう必要がない使用者に
対し、それだけ安価にプレイを提供することができる。
また、撮影プレイと描画プレイの双方を行なった使用者
にとっても、撮影画像，描画画像，合成画像のうちその
とき欲しい画像だけをプリント出力することができる。
このように、そのとき必要のない画像までプリント出力
しなくてすむことから、そのような使用者に対してそれ
だけ安価にプレイを提供することができる。

【００３１】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記プリント装置に付随した対価受領手段が設けられて
いる場合には、撮影画像，描画画像，合成画像等の画像
のプリント出力に対して課金されることから、例えば、
描画プレイだけを行なって描画画像だけをプリント出力
したり、持参した画像データをベース画像として描画プ
レイを行なってその合成画像をプリント出力したりする
使用者は、撮影プレイを行なう必要がない。このため、
そのような使用者に対してそれだけ安価にプレイを提供
することができる。

【００３２】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記撮影装置に付随した対価受領手段が設けられている
場合には、撮影プレイに対して課金されることから、例
えば、撮影画像や合成画像を画像データの状態で持ち帰
り、自宅のパソコンで続きの描画を行なったり、自宅の
プリンタでプリント出力したりする使用者は、プリント
プレイを行なう必要がない。このため、そのような使用
者に対してそれだけ安価にプレイを提供することができ
る。

【００３３】また、例えば、撮影プレイに対して対価を
求めなければ、認証情報を出力する用紙のコストも回収
できなくなるうえ、娯楽性の高い装置であり、顧客によ
る装置が独占されると顧客が流れなくなってしまう。特
に撮影プレイは前半に行なわれるプレイであるため、こ
のプレイに人が溜まると新しい顧客が利用できなくなっ
てしまう。このため、本発明では、撮影装置に付随した
対価受領手段が設けて撮影プレイに対して対価を要求す
ることにより、プレイ時間や撮影枚数を制限し、使用者
による撮影装置の独占を防ぎ、顧客の流れを良くして回
転効率をあげることができる。また、例えば、認証情報
を用紙で出力する場合にその用紙コストを回収できる。

【００３４】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記画像入力装置には対価受領手段が設けられていない
場合には、画像入力装置を用いた描画プレイに対しては
課金されないため、使用者は、従来のような制限時間を
気にすることなく、心行くまで描画プレイを行なうこと
ができ、様々な創作や工夫を凝らした絵を描くなど、十
分満足のいくプレイを楽しめる。

【００３５】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記画像入力装置は画像格納装置と無線によりネットワ
ーク接続されている場合には、ネットワークケーブルの
長さや引き回し等にとらわれることなく、画像入力装置
を自由に持ち歩き移動することができる。このため、描
画プレイをのびのびと楽しむことができ、使用者に高い
満足感を与えることができる。

【００３６】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記画像入力装置，撮影装置，プリント装置は、記憶媒
体に対してデータを読み書きする読み書き手段が付属し
ている場合には、上記記憶媒体に対し、画像データ，認
証情報，プロテクトキー情報，対価情報を記憶させて必
要に応じて読み書きさせることにより、当該プリント遊
戯施設に種々の機能を持たせることができる。

【００３７】本発明の画像プリント遊戯施設において、
上記画像入力装置に発信手段が設けられるとともに、遊
戯施設の外部との出入口近傍に警報装置が設けられ、上
記画像入力装置の出入口通過時に発信手段から発信され
た信号を検知して警報するようになっている場合には、
画像入力装置の持ち出しに対して警報されるため、盗難
に対する有効な予防となる。

【００３８】また、本発明の撮影装置は、請求項３〜１
３のいずれか一項に記載の画像プリント遊戯施設に用い
られることを要旨とし、本発明の画像入力装置およびプ
リント装置は、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の
画像プリント遊戯施設に用いられることを要旨とし、さ
らに、本発明のプリント媒体は、請求項１〜１３のいず
れか一項に記載の画像プリント遊戯施設におけるプリン
ト装置に用いられることを要旨とする。

【００３９】

【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。

【００４０】図１は、本発明の画像プリント遊戯施設の
一実施の形態を示す図である。

【００４１】この画像プリント遊戯施設は、撮影可能領
域内に存在する使用者２である被写体を撮影して撮影画
像を生成する撮影装置１６を有し、使用者２が撮影プレ
イを行なう撮影プレイエリアＣと、使用者２による手描
画像を含む描画画像の入力を受付けるとともに入力され
た描画画像を画面表示する画像入力装置１５を有し、使
用者２が描画プレイを行なう描画プレイエリアＤと、上
記入力された描画画像等の画像をプリント出力するプリ
ント装置１７を有し、使用者２が出力されたプリントを
受け取るプリントエリアＰとを備えている。図におい
て、１８は当該施設の周囲を区画する壁である。

【００４２】上記撮影プレイエリアＣには、それぞれ撮
影装置１６が設置された複数の撮影ブース２１が設けら
れている。上記撮影ブース２１は、区画壁やカーテン２
２により外部と区画されている。このように撮影ブース
２１が外部と区画されることにより、使用者２が撮影す
る際に人目が気にならず、プライバシーがある程度保護
される。

【００４３】上記画像プリント遊戯施設には、出入口１
９が１箇所設けられており、出入口１９を入ったところ
に、入場した使用者２に対して描画プレイエリアＤで用
いる画像入力装置１５を貸し出す貸出カウンター２０が
設けられている。

【００４４】上記描画プレイエリアＤには、テーブル３
７と椅子３８のセットが複数組設けられ、使用者２は、
上記貸出カウンター２０で貸し出された画像入力装置１
５を持って所望のテーブル３７まで持ち運び、椅子３８
に腰掛けて描画プレイを行ないうるようになっている。
また、上記描画プレイエリアＤでは、複数の画像入力装
置１５を同時に使用することが可能となっている。

【００４５】また、上記出入口１９の近傍には、警報ア
ンテナ４１とこの警報アンテナ４１に接続された警報装
置４２とが設置されている。これにより、画像入力装置
１５に設けられた発信装置４３（図３参照）が発信する
信号を、警報アンテナ４１により画像入力装置１５の出
入口１９通過時に検知し、警報装置４２で警報するよう
になっている。このようにすることにより、画像入力装
置１５の無断持ち出しや盗難が有効に予防される。

【００４６】上記プリントエリアＰには、複数のプリン
ト装置１７が設置されている。そして、この画像プリン
ト遊戯施設では、図示のように、上記撮影プレイエリア
Ｃ，描画プレイエリアＤ，プリントエリアＰはそれぞれ
別領域として設けられている。このようにすることによ
り、描画プレイエリアＤで描画プレイを行なっている使
用者２が、撮影プレイエリアＣで撮影プレイを行なって
いる使用者２やプリントエリアＰでプリントプレイを行
なっている使用者２との間にある程度の距離を隔てるこ
とができる。このため、使用者２は他のプレイをしてい
る使用者２をあまり気にすることなく広い場所でのびの
びと描画プレイを楽しむことができる。また、撮影プレ
イを行なう使用者２も、描画プレイやプリントプレイを
行なっている使用者２をあまり気にせずにのびのびと撮
影プレイを楽しむことができる。

【００４７】また、この画像プリント遊戯施設では、撮
影プレイエリアで撮影された画像を始めとする画像デー
タ等を格納するサーバ装置である画像格納装置３９を備
えている。この画像格納装置３９は、無線ＬＡＮアクセ
ス装置４０を介して撮影装置１６，画像入力装置１５，
プリント装置１７とネットワーク接続されている。

【００４８】上記無線ＬＡＮアクセス装置４０には、Ｈ
ＵＢやルータの機能を有し、ＨＵＢ機能を利用して施設
内の装置を有線ＬＡＮ接続して利用することもできる。
また、ルータ機能により外部ネットワークとデータを送
受信してもよい。この場合、外部ネットワークと送受信
するデータは、画像データ，装置の制御プログラム，制
御プログラムで使用されるグラフィックスデータやサウ
ンドデータ，インカム等の装置の稼動状況，装置のメン
テナンスを施すデータおよびパッチプログラム等、施設
に備わる装置に関するものであれば特に限定するもので
はない。

【００４９】このように、上記画像入力装置１５が画像
格納装置３９と無線によりネットワーク接続されている
ため、ネットワークケーブルの長さや引き回し等にとら
われることなく、画像入力装置１５を描画プレイエリア
Ｄ等で自由に持ち歩き移動することができ、使用者２が
描画プレイをのびのびと楽しめる。

【００５０】そして、この画像プリント遊戯施設では、
まず、使用者２は、撮影プレイエリアＣで自己画像を撮
影する撮影プレイを行なう。この撮影プレイでは、使用
者２自身を撮影して撮影画像を生成するとともに、得ら
れた撮影画像をネットワークを経由して画像格納装置３
９に一時的に格納することが行なわれる。

【００５１】ついで、使用者２は、貸出カウンター２０
で貸し出された画像入力装置１５を持って描画プレイエ
リアＤに移動し、設置されたテーブル３７と椅子３８を
利用してくつろいだ状態で描画プレイを行なう。この描
画プレイでは、画像入力装置１５により、画像格納装置
３９から撮影画像を読み出し、読み出された撮影画像を
ベース画像として手描画像等の描画画像を入力して撮影
画像と合成し、入力した描画画像や得られた合成画像を
再び画像格納装置３９に格納することが行なわれる。

【００５２】そして、描画プレイが終了した使用者２
は、画像入力装置１５を貸出カウンター２０に返却し、
プリントエリアＰに移動してプリントプレイを行なう。
このプリントプレイでは、プリント装置１７により画像
格納装置３９に格納されている撮影画像，描画画像，合
成画像等の画像データを読み出して、所望の画像をプリ
ント媒体４４にプリント出力することが行なわれる。

【００５３】つぎに、上記撮影装置１６，画像入力装置
１５，プリント装置１７についてそれぞれ詳しく説明す
る。

【００５４】上記撮影装置１６は、図２に示すように、
筐体２３の内部および前面に各種の装置が設けられて構
成されている。以下、筐体２３の被写体２側を筐体２３
の「前」といい、その反対側を「後」という。

【００５５】上記筐体２３の前面には、対価としての硬
貨２７を投入する硬貨投入口２８と、硬貨投入口２８に
投入された硬貨を検出してコンピュータ装置２４に検出
信号を送信する硬貨検出部２９が設けられている。ま
た、筐体２３前面の適所には、コンピュータ装置２４か
ら音声信号を受信して出力するスピーカ（図示せず）が
設けられている。

【００５６】上記筐体２３の内部には、硬貨検出部２９
の検出信号に基づいて開始される撮影プレイにおいて被
写体２を撮影するカメラ２５が設けられている。上記カ
メラ２５としては、被写体２を撮影してその動画を生成
しうるものであり、具体的にはデジタルカメラやビデオ
カメラ等が用いられる。

【００５７】上記筐体２３の前面には、操作信号を入力
する操作盤３０が設けられている。上記操作盤３０に
は、上記カメラ２５によって所定タイミングの静止画を
生成するシャッタ操作を行なうシャッタボタンや、撮影
された撮影画像が気に入らない場合に取り直しを開始す
るキャンセルボタン等の操作部が設けられ、シャッタ操
作やキャンセル操作をはじめ、撮影モードの選択，ズー
ミング操作，カメラの移動制御操作，撮影画像の選択，
撮影画像のトリミングやサイズ変更等、各種の操作信号
を入力しうるようになっている。

【００５８】また、上記筐体２３の前面には、上記シャ
ッタタイミングに同調して被写体２に対して閃光を照射
するストロボ３１が設けられている。また、上記筐体２
３の前部には、上記コンピュータ装置２４から送信され
た撮影画像の画像信号を受信して表示するＣＲＴモニタ
２６が設けられている。また、ＣＲＴモニタ２６に表示
される画像は、コンピュータ装置２４を経由せずにカメ
ラ２５から直接送られても良い。

【００５９】上記ＣＲＴモニタ２６には、カメラ２５で
撮像されている動画としての撮像映像をリアルタイムに
表示して、撮影の際の表情やポーズあるいはフレーミン
グ等を確認しうるようになっている。このようにするこ
とにより、リアルタイム表示される画像を見ながら、ポ
ーズや構図の確認を行なうことができ、例えば、複数人
で撮影を行なうときに全員の顔がフレーム内に納まって
いるか等の確認をするのに便利である。また、上記ＣＲ
Ｔモニタ２６には、カメラ２５で撮影された所定のシャ
ッタタイミングにおける静止画としての撮影画像も表示
され、使用者２にプレビュー確認させるようになってい
る。

【００６０】さらに、上記筐体２３の内部には、上記カ
メラ２５から画像データを受信して一時的に記憶し、通
信処理等を始めとする各種処理を行なうコンピュータ装
置２４が設けられている。

【００６１】上記コンピュータ装置２４には、上記カメ
ラ２５による撮影を制御する撮影制御部３２と、撮影プ
レイのたびに発行されるＩＤやパスワード等の認証情報
を出力するＩＤ出力部３３と、撮影プレイで得られた撮
影画像とそのプレイの際に出力されたＩＤ等を関連付け
た状態で画像格納装置３９に送信する際の通信を制御す
る通信制御部３４とを備えている。なお、ＩＤ出力部３
３で出力されるＩＤやパスワードの発行は、当該撮影装
置１６のコンピュータ装置２４で行なってもよいし、こ
のコンピュータ装置２４とネットワーク接続されている
画像格納装置３９で行なってもよい。

【００６２】また、上記撮影装置１６には、上記ＩＤ出
力部３３で出力されたＩＤやパスワード等の認証情報を
記録紙３５に印刷出力するプリンタ３６が設けられてい
る。撮影プレイの際に上記プリンタ３６によりＩＤ出力
部３３で出力されたＩＤやパスワードが記録紙３５に印
刷される。

【００６３】ここで出力されたＩＤやパスワード等の認
証情報は、当該撮影プレイで得られた撮影画像と関連付
けた状態で画像格納装置３９に送信され、画像格納装置
３９において格納される。そして、画像入力装置１５や
プリント装置１７においては、上記ＩＤおよびパスワー
ドを入力することを条件に、撮影プレイの際に得られた
撮影画像を画像格納装置３９から読み出すことが可能
で、当該認証により読み出された撮影画像を描画プレイ
やプリントプレイに利用することが行なわれる。

【００６４】上記画像入力装置１５は、図３に示すよう
に、全体として長方形でやや厚みのあるパネル状で、表
面に設けられた表示装置４５とコンピュータ装置４６と
が一体的に形成されている。

【００６５】図において、４８は画像格納装置３９と無
線によるネットワーク接続を可能とする無線ＬＡＮアダ
プタであり、画像入力装置１５に設けられたＰＣカード
スロットに接続されている。なお、この例では、上記画
像入力装置１５として、例えば、ＮＥＣインフロンティ
ア社のタッチアイ（商品名）等を用いることができ、場
合によっては無線ＬＡＮアダプタ４８が内蔵されたもの
も用いることができる。

【００６６】上記表示装置４５は、付属するタッチペン
４７によりデータ入力を可能とするタッチパネル４９と
画像等を表示するディスプレイ５０とが積層されて構成
されている。上記タッチパネル４９としては、例えば抵
抗膜式のものを適用することができ、タッチペン４７の
先端を表示装置４５のタッチパネル４９表面に接触させ
ることにより、データ入力を行ないうるようになってい
る。

【００６７】すなわち、上記表示装置４５において、デ
ィスプレイ５０には操作指示とともに各種の操作ボタン
等が表示され、上記操作指示に従って、タッチパネル４
９の表面をタッチペン４７の先端で軽く触れることによ
り、各種の操作信号がコンピュータ装置４６に送られ、
後述する各種の操作が行なわれるようになっている。

【００６８】そして、描画プレイでは、ディスプレイ５
０にベース画像である撮影画像を表示させ、上記タッチ
ペン４７の先端をタッチパネル４９の表面に接触させて
文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手
描き入力された絵や文字ならびにスタンプ画像等の描画
画像が撮影画像と合成されて合成画像が生成され、この
合成画像がディスプレイ５０に表示されるようになって
いる。

【００６９】上記コンピュータ装置４６は、上記描画プ
レイを制御する描画制御部５１と、画像格納装置３９と
ネットワーク接続を経由して、ベース画像である撮影画
像の読み出しや、描画プレイで作成した描画画像や合成
画像の画像格納装置３９への格納の際のデータ通信を制
御する通信制御部５２とを備えている。

【００７０】また、上記コンピュータ装置４６は、使用
者２が描画プレイを開始する際に、画像格納装置３９か
らベース画像である撮影画像を読み出す際に入力するＩ
Ｄやパスワード等の認証情報を受付けるＩＤ受付部５３
を備えている。なお、このＩＤ受付部５３で受付けたＩ
Ｄやパスワードの認証は、当該画像入力装置１５のコン
ピュータ装置４６で行なってもよいし、このコンピュー
タ装置４６とネットワーク接続されている画像格納装置
３９で行なうようにしてもよい。

【００７１】また、この画像入力装置１５には、発信装
置４３が取り付けられており、上述したように、画像入
力装置１５の出入口１９通過時に、上記発信装置４３が
発信する信号を出入口１９の近傍の警報アンテナ４１に
より検知し、警報装置４２で警報するようになってい
る。

【００７２】上記プリント装置１７は、図４に示すよう
に、筐体５４の内部に画像格納装置３９とネットワーク
接続されたコンピュータ装置５５と、上記コンピュータ
装置５５から送信された画像データに基づいてプリント
媒体４４に画像を印刷出力するプリンタ５８とが設けら
れている。上記プリンタ５８で印刷されたプリント媒体
４４は、筐体５４の前面に形成された送出口５９から送
出されるようになっている。また、筐体５４の上面に
は、使用者２に向かって斜め上を向くように表示装置５
６が設けられている。

【００７３】上記筐体５４の前面には、対価としての硬
貨２７を投入する硬貨投入口６０と、硬貨投入口６０に
投入された硬貨２７を検出してコンピュータ装置５５に
検出信号を送信する硬貨検出部６１が設けられている。
また、筐体５４前面の適所には、コンピュータ装置５５
から音声信号を受信して出力するスピーカ（図示せず）
が設けられている。

【００７４】上記表示装置５６は、付属するタッチペン
５７によりデータ入力を可能とするタッチパネルと画像
等を表示するディスプレイとが積層されて構成されてい
る。上記タッチパネルは、タッチペン５７の先端を表示
装置５６のタッチパネル表面に接触させることにより、
データ入力を行ないうるようになっている。

【００７５】すなわち、上記表示装置５６においてディ
スプレイには操作指示とともに各種の操作ボタン等が表
示され、上記操作指示に従って、タッチパネルの表面を
タッチペン５７の先端で軽く触れることにより、各種の
操作信号がコンピュータ装置５５に送られ、印刷出力す
る画像の選択，印刷に使用するプリント媒体４４の種類
や大きさの選択，シートレイアウトの選択，印刷モード
の選択等の各種のプリントプレイ操作が行なわれるよう
になっている。

【００７６】上記コンピュータ装置５５は、上記プリン
トプレイを制御するプリント制御部６３と、画像格納装
置３９とネットワーク接続を経由して、印刷出力の対象
となる撮影画像，描画画像，合成画像の読み出しの際の
データ通信を制御する通信制御部６４とを備えている。

【００７７】また、上記コンピュータ装置５５は、使用
者２がプリントプレイを開始するにあたって、画像格納
装置３９から印刷出力の対象となる撮影画像，描画画
像，合成画像を読み出す際に入力するＩＤやパスワード
等の認証情報を受付けるＩＤ受付部６２を備えている。
なお、このＩＤ受付部６２で受付けたＩＤやパスワード
の認証は、当該プリント装置１７のコンピュータ装置５
５で行なってもよいし、このコンピュータ装置５５とネ
ットワーク接続されている画像格納装置３９で行なうよ
うにしてもよい。

【００７８】つぎに、上記画像プリント遊戯施設の作用
の一例について詳しく説明する。

【００７９】最初に、使用者２は、撮影プレイエリアＣ
で自己画像を撮影する撮影プレイを行なう。この撮影プ
レイでは、使用者２は、まず、所望の撮影ブース２１内
に入り、ＣＲＴモニタ２６にデモ画面が表示されている
なか、硬貨投入口２８に必要な硬貨を投入する。ここで
投入された硬貨を硬貨検出部２９で検知して、検知信号
がコンピュータ装置２４に送られ、カメラ２５による撮
影が開始される。

【００８０】カメラ２５による撮影が開始されると、被
写体２が撮像された動画である撮像映像がＣＲＴモニタ
２６にリアルタイム表示される。すると、使用者２は、
ＣＲＴモニタ２６の表示画像を見ながら被写体２の位置
やポーズを決めた後に、画面の指示に従って操作盤３０
の操作部を操作し、シャッタ操作の操作信号を入力す
る。このシャッタ操作が行なわれると、ストロボ３１の
閃光が被写体２に照射されるとともに、所定の瞬間の撮
像映像が静止画である撮影画像としてコンピュータ装置
２４内のメモリ装置に記憶される。

【００８１】ついで、コンピュータ装置２４内のカウン
タで所定の撮影回数に達しているか否かが確認され、規
定の撮影回数に達していなければ、カウントが所定の撮
影回数に達するまで撮影操作が繰り返される。

【００８２】一方、所定の撮影回数に達して所定枚数の
撮影画像が生成されれば、ＩＤおよびパスワードを発行
し、プリンタ３６で記録紙３５に印刷出力し、ＩＤとパ
スワードが印刷された記録紙３５を送出する。このと
き、ＣＲＴモニタ２６には、撮影プレイが終了したこと
と、描画プレイやプリントプレイのとき撮影画像を読み
出すために今送出された記録紙３５に印刷されたＩＤと
パスワードの入力が必要になる旨のメッセージ画面が表
示される。

【００８３】なお、当該メッセージは、ＣＲＴモニタ２
６に表示されるとともに音声出力もされる。また、描画
プレイやプリントプレイのとき撮影画像を読み出すため
にＩＤとパスワードの入力が必要になる旨の説明メッセ
ージや、描画プレイやプリントプレイを開始する際のＩ
Ｄとパスワードの入力方法等の説明メッセージは、記録
紙３５に印刷することもできる。

【００８４】そして、撮影されメモリ装置に記憶された
複数の画像データを、当該撮影プレイで発行されたＩＤ
およびパスワードと関連付けた状態で、ネットワーク経
由により画像格納装置３９にデータ転送され、画像格納
装置３９において格納される。

【００８５】撮影プレイが終了した使用者２は、撮影ブ
ース２１を出て貸出カウンター２０で画像入力装置１５
の貸し出しを受け、描画プレイエリアＤに移動して描画
プレイを行なう。描画プレイを行なわない使用者２は、
直接プリントエリアＰに移動してプリントプレイを行な
ってもよい。

【００８６】上記描画プレイでは、使用者２は、描画プ
レイエリアＤに設置されたテーブル３７に貸し出された
画像入力装置１５を置き、自分は椅子３８に座ってくつ
ろいだ状態で描画プレイを行なうことができる。そし
て、描画プレイでは、画像入力装置１５により画像格納
装置３９から撮影画像を読み出し、読み出された撮影画
像をベース画像として手描画像等の描画画像を入力して
撮影画像と合成することが行なわれる。

【００８７】撮影画像を読み出す際、画像入力装置１５
には、図５に示すＩＤ入力画面が表示され、使用者２
は、当該ＩＤ入力画面において、撮影プレイの際に受け
取った記録紙３５に印刷されたＩＤおよびパスワードを
入力して認証を受ける。上記ＩＤ入力画面には、ＩＤと
パスワードをそれぞれ入力する入力ボックス６５と、ア
ルファベットおよび数字を入力するための英数字ボタン
６６とが表示されている。使用者２はタッチペン４７の
先端を英数字ボタン６６に接触させると、接触した位置
に表示された英数字が順次入力ボックス６５に入力され
る。入力が完了すると、入力されたＩＤとパスワードが
正当なものか否かの認証が行なわれ、認証されると描画
画像の入力が許可される。

【００８８】このように、撮影プレイエリアＣで撮影さ
れた多くの使用者２の撮影画像を認証情報とともに画像
格納装置３９に格納し、認証情報の入力により画像格納
部３９から撮影画像を読み出して描画画像の入力を可能
にするようになっているため、撮影プレイエリアＣと描
画プレイエリアＤが離れていても、使用者２は何の不都
合もなく自分の撮影画像を読み出して描画プレイを行な
うことができる。

【００８９】そして、撮影プレイエリアＣと描画プレイ
エリアＤとを離隔した状態にすることが可能となり、使
用者２は他のプレイをしている使用者２をあまり気にす
ることなく広い場所でのびのびと描画プレイを楽しむこ
とができる。また、撮影プレイを行なう使用者２も、描
画プレイを行なっている使用者２をあまり気にせずにの
びのびと撮影プレイを楽しむことができる。また、認証
情報の入力がなければ画像データの読み取りができない
ことから、第三者による不正プレイを防止でき、プライ
バシーが有効に保護される。

【００９０】ついで、ＩＤとパスワードが認証される
と、描画画像の入力が許可され、画像格納装置３９か
ら、認証されたＩＤおよびパスワードと関連付けて記憶
された撮影画像が読み出され、図６に示す描画画像入力
画面が表示され、読み出された撮影画像６８が描画画像
入力画面に表示される。この描画画像入力画面におい
て、６７ａ，６７ｂ，６７ｃは、それぞれ手書きペン，
スタンプ画像，アルファベット等の文字を入力する際に
タッチペン４７でタップするアイコンである。

【００９１】手描き画像を入力する際には、手書きペン
のアイコン６７ａをタッチペン４７の先端でタップして
から、タッチペン４７の先端を、ディスプレイ５０に表
示された撮影画像６８の上に接触させて絵や文字を描く
ことにより、手描き画像の入力が行なわれる。

【００９２】スタンプ画像を入力する際には、スタンプ
画像のアイコン６７ｂをタッチペン４７の先端でタップ
してから、タッチペン４７の先端を、ディスプレイ５０
に表示された撮影画像６８の上に接触させることによ
り、スタンプ画像の入力が行なわれる。

【００９３】アルファベット等の文字を入力する際に
は、アルファベット文字のアイコン６７ｃをタッチペン
４７の先端でタップしてから、タッチペン４７の先端
を、ディスプレイ５０に表示された撮影画像６８の上に
接触させることにより、アルファベット文字の入力が行
なわれる。

【００９４】このとき、タッチパネル４９に入力された
手描き画像６９やスタンプ画像７０等の描画画像は、撮
影画像６８の上に略リアルタイムにディスプレイ５０に
表示される。これにより、図７に示すように、ディスプ
レイ５０上において、表示された撮影画像６８の上に入
力された手描き画像６９やスタンプ画像７０等の描画画
像が合成され、その合成画像が表示される。そして、上
記描画画像等の入力は、時間制限なく使用者２の心行く
まで続けられる。

【００９５】描画画像の入力が終了すると、当該描画プ
レイで入力された描画画像，生成された合成画像，ベー
ス画像となった撮影画像が、認証の際に入力されたＩＤ
・パスワードと関連付けた状態で画像格納装置３９にデ
ータ転送され、格納され、描画プレイが終了する。

【００９６】このように、上記画像格納装置３９が、画
像入力装置１５によって入力された描画画像や、描画画
像と撮影画像との合成画像を認証情報と関連付けて格納
するようになっているため、作成した描画画像や合成画
像を画像格納装置３９に保存して、必要に応じて再び読
み出して続きの描画画像を入力したり、プリント出力を
行なったりすることができる。

【００９７】つぎに、描画プレイが終了した使用者２
は、画像入力装置１５を貸出カウンター２０に返却し、
プリントエリアＰに移動してプリントプレイを行なう。

【００９８】このプリントプレイでは、プリント装置１
７により画像格納装置３９に格納されている撮影画像，
描画画像，合成画像等の画像データを読み出して、所望
の画像をプリント媒体４４にプリント出力することが行
なわれる。

【００９９】まず、使用者２は、所望のプリント装置１
７の前において、表示装置５６にデモ画面が表示されて
いるなか、硬貨投入口６０に必要な硬貨を投入する。こ
こで投入された硬貨を硬貨検出部６１で検知して、検知
信号がコンピュータ装置５５に送られ、プリントプレイ
が開始される。

【０１００】そして、印刷対象となる撮影画像，描画画
像，合成画像等の画像データを読み出す際、プリント装
置１７には、図５に示したものと同様のＩＤ入力画面が
表示され、使用者２は、当該ＩＤ入力画面において、撮
影プレイの際に出力されたＩＤおよびパスワードを入力
して認証を受ける。

【０１０１】認証が行なわれると、撮影画像，描画画
像，合成画像等の印刷可能な画像が表示装置５６に表示
され、印刷する画像の選択が行なわれる、このときの画
像の選択は、表示装置５６に一覧表示された画像にタッ
チペン５７を接触させることにより行なわれる。

【０１０２】印刷する画像の選択が終了すると、印刷の
際のシートレイアウトの選択が行なわれる。ここでのシ
ートレイアウトの選択は、表示装置５６にシートレイア
ウトの見本画面が一覧表示され、タッチペン５７の操作
により所望のシートレイアウトを選択することが行なわ
れる。

【０１０３】シートレイアウトの選択が終了すると、上
記選択された画像の画像データがプリンタ５８に送ら
れ、上記選択されたシートレイアウトにより印刷が開始
される。印刷が終了すると、印刷されたプリント媒体４
４が出力される。ここで、シートレイアウトの一例を図
８に示す。この例では、合成画像をシールプリント７１
として出力した例を示している。

【０１０４】そして、上記プリント装置１７は、合成画
像を印刷するだけでなく、認証情報の入力により画像格
納部３９から撮影画像，描画画像，合成画像の少なくと
もいずれかを読み出してプリント出力できるようになっ
ている。このため、使用者２は自分のプレイに応じた画
像を読み出してプリント出力することができる。例え
ば、描画プレイだけを行なって描画画像だけをプリント
出力するように、撮影プレイを行なう必要がない使用者
２に対し、それだけ安価にプレイを提供することができ
る。また、撮影プレイと描画プレイの双方を行なった使
用者２にとっても、撮影画像，描画画像，合成画像のう
ちそのとき欲しい画像をプリント出力することができ、
そのとき必要のない画像までプリント出力しなくてすむ
ことから、そのような使用者２に対してそれだけ安価に
プレイを提供できる。

【０１０５】このように、上記画像プリント遊戯施設に
よれば、その場で撮影した使用者２自身の撮影画像をベ
ース画像とし、このベース画像に対して様々な創作や工
夫を凝らした描画を行ない、ベース画像と描画画像の合
成画像をプリント出力することができる。そして、従来
の遊戯装置では不可能であった多人数での描画プレイ
や、好きな場所に移動して場所を変えながらの描画プレ
イを使用者２に提供することができる。また、描画プレ
イエリアＤにテーブル３７や椅子３８を準備しておくこ
とにより、使用者２は飲み物等をとりながらゆったりと
した姿勢で心行くまで描画プレイを行なうことができ、
様々な創作や工夫を凝らした絵を描くなど、十分満足の
いくプレイを楽しめ、満足のいくプリントを得ることが
できるようになる。

【０１０６】また、上記画像プリント遊戯施設は、上記
撮影装置１６とプリント装置１７にそれぞれ硬貨検出部
２９，６１等の対価受領手段が設けられ、画像入力装置
１５には対価受領手段が設けられていない。

【０１０７】このように、上記画像入力装置１５に対価
受領手段が設けられていないため、画像入力装置１５を
用いた描画プレイに対しては課金されず、使用者２は制
限時間を気にすることなく、心行くまで描画プレイを行
なうことができ、様々な創作や工夫を凝らした絵を描く
など、十分満足のいくプレイを楽しめる。

【０１０８】また、撮影装置１６とプリント装置１７に
それぞれ対価受領手段が設けられ、撮影プレイとプリン
トプレイに対して課金されることから、例えば、描画プ
レイだけを行なって描画画像だけをプリント出力するよ
うな撮影プレイを行なわない使用者２に対してそれだけ
安価にプレイを提供することができる。また、撮影プレ
イを行なって後日描画プレイを行なう等、そのときプリ
ントプレイを行なう必要がない使用者２に対してそれだ
け安価にプレイを提供することができる。

【０１０９】本発明の施設は、画像入力装置１５を利用
した描画プレイに対して時間的・場所的な制約を設けな
いという趣旨であるが、施設の運営者サイドにおいて、
時間制の施設利用料等を徴収することを妨げるものでは
ない。

【０１１０】上記実施の形態において、３つのプレイエ
リアで利用者がプレイを行なう順序については、特に定
める趣旨ではないので、まず、描画プレイエリアＤで描
画プレイを行い、その描画画像を認証情報とともに画像
格納装置３９に格納し、つぎに撮影装置１６において上
記描画画像を認証情報の入力により読み出し、上記描画
画像を背景画像として撮影することも可能である。な
お、このような撮影の際の背景画像としては、描画プレ
イで作成した描画画像だけでなく、第３の実施の形態に
おいて説明するような装置において、記憶媒体等に記憶
させて利用者が持参した画像データを用いるようにする
こともできる。

【０１１１】図９〜図１２は、本発明の第２の実施の形
態の画像プリント遊戯施設およびそれに用いる撮影装置
１６，画像入力装置１５，プリント装置１７をそれぞれ
示す。

【０１１２】この画像プリント遊戯施設では、ＩＤおよ
びパスワード等の認証情報を記録紙３５に印刷するので
はなく、磁気カード７２にデータとして記録して使用者
２に提供するものである。

【０１１３】この例では、撮影装置１６に磁気カード７
２の排出装置７４が設けられ、撮影プレイごとに発行さ
れるＩＤおよびパスワードが磁気カード７２に記録さ
れ、この磁気カード７２が排出される。

【０１１４】また、画像入力装置１５の貸出カウンター
２０において、上記磁気カード７２のリーダライタ７３
が画像入力装置１５に接続され、使用者２は撮影装置１
６で受け取った磁気カード７２を上記リーダライタ７３
に挿入することにより認証を受け、描画プレイを開始す
る。

【０１１５】さらに、プリント装置１７にも磁気カード
７２のリーダライタ７５が設けられ、プリントプレイを
開始しようとする使用者２は、磁気カード７２を上記リ
ーダライタ７５に挿入することにより認証を受け、プリ
ントプレイを開始する。

【０１１６】それ以外は、上記実施の形態と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の
形態でも、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する。

【０１１７】図１３〜図１６は、本発明の第３の実施の
形態の画像プリント遊戯施設およびそれに用いる撮影装
置１６，画像入力装置１５，プリント装置１７をそれぞ
れ示す。

【０１１８】この画像プリント遊戯施設では、上記画像
入力装置１５，撮影装置１６，プリント装置１７は、コ
ンパクトフラッシュ（登録商標）のような記憶媒体７６
に対してデータを読み書きする読み書き装置７７が付属
している。そして、この例では、画像入力装置１５が画
像格納装置３９と無線でネットワーク接続され、撮影装
置１６とプリント装置１７が画像格納装置３９と有線で
ネットワーク接続されている。それ以外は、上記各実施
の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付して
いる。

【０１１９】そして、上記記憶媒体７６に対し、画像デ
ータ，認証情報，プロテクトキー情報，対価情報等のデ
ータを記憶させて必要に応じて読み書きさせることによ
り、当該プリント遊戯施設に種々の機能を持たせてい
る。

【０１２０】例えば、この画像プリント遊戯施設では、
画像入力装置１５，撮影装置１６，プリント装置１７の
読み書き装置７７により、記憶媒体７６との間でプロテ
クトキー情報の読み書きを行なって、プロテクトキー情
報の読み出しを条件に装置の稼動制限を解除させるよう
に構成することができる。

【０１２１】このようにすることにより、遊戯施設への
入場の際にプロテクトキー情報が書き込まれた記憶媒体
７６を使用者２に貸し出し、その記憶媒体７６を装置に
挿入しないと装置の使用ができなかったり、使用できて
も機能を制限させることが可能となる。そして、使用者
２の入退場を管理したり、装置へのいたずらを防止した
り、あるいは装置の不正使用を防止したりすることが可
能となる。

【０１２２】また、撮影装置１６やプリント装置１７の
読み書き装置７７と記憶媒体７６との間で対価情報の読
み書きを行なって、対価情報の読み出しを条件に装置の
稼動制限を解除させるように構成することができる。

【０１２３】このようにすることにより、遊戯施設への
入場の際に対価の支払いに応じて支払額に応じた対価情
報が書き込まれた記憶媒体７６を使用者２に貸し出し、
その記憶媒体７６を装置に挿入しないと装置の使用がで
きなかったり、使用できても機能を制限させることが可
能となる。そして、記憶媒体７６をいわゆるプリペイド
カードのように用い、使用者２の入退場を管理したり、
装置へのいたずらを防止したり、あるいは装置の不正使
用を防止したりすることも可能となる。

【０１２４】また、上記画像入力装置１５の読み書き装
置７７により記憶媒体７６から画像データを読み取っ
て、読み取られた画像をベース画像として描画画像の入
力を行なうように構成することができる。

【０１２５】このようにすることにより、使用者２自身
が準備して持ち込んだ画像をベース画像として描画プレ
イを行ない、必要に応じてベース画像と描画画像の合成
画像をプリント出力することができる。このようにし
て、撮影プレイを行なう必要がない使用者２に対してそ
れだけ安価にプレイを提供することができる。なお、こ
の場合、ベース画像としては、例えば、デジタルカメラ
等を用いて自分で撮影した人物や風景等の画像や、スキ
ャナ等を用いて雑誌やポスター等の印刷物から読み取っ
た画像等を用いることができる。

【０１２６】また、上記画像入力装置１５の読み書き装
置７７により記憶媒体７６に対して画像データを書き込
みうるように構成することができる。

【０１２７】このようにすることにより、描画プレイに
よって得られた描画画像や描画画像とベース画像との合
成画像を、一旦記憶媒体７６に保存し、別の場所で続き
を行なったりプリント出力したりすることが可能とな
る。そして、撮影画像，描画画像，合成画像等を画像デ
ータの状態で持ち帰り、自宅のパソコンで続きの描画を
行なったり、自宅のプリンタでプリント出力したりする
使用者２はプリントプレイを行なう必要がないため、そ
のような使用者２に対してそれだけ安価にプレイを提供
することができる。

【０１２８】また、上記撮影装置１６の読み書き装置７
７により記憶媒体７６から画像データを読み取り、この
撮影装置１６に読み取った画像データに対して撮影画像
を合成する合成手段を設けるように構成することができ
る。

【０１２９】このようにすることにより、使用者２自身
が準備して持ち込んだ画像をベース画像として撮影画像
を合成し合成画像を得る合成撮影を行なうことができ
る。なお、この場合、ベース画像としては、例えば、デ
ジタルカメラ等を用いて自分で撮影した人物や風景等の
画像や、スキャナ等を用いて雑誌やポスター等の印刷物
から読み取った画像等を用いることができる。

【０１３０】また、上記撮影装置１６の読み書き装置７
７により記憶媒体７６に対して画像データを書き込みう
るように構成することができる。このようにすることに
より、使用者２は撮影だけを行なってその撮影画像を記
憶媒体に保存して持ち帰ることができる。このように、
撮影環境だけを利用したい使用者２に対してそれだけ安
価にプレイを提供できる。

【０１３１】また、上記撮影装置１６の読み書き装置７
７により記憶媒体７６に対して画像データを書き込みう
るように構成するとともに、画像入力装置１５やプリン
ト装置１７の読み書き装置７７により上記記憶媒体７６
から画像データを読み取りうるように構成することがで
きる。

【０１３２】このようにすることにより、撮影装置１
６，画像入力装置１５，プリント装置１７をネットワー
ク接続することなく、データを記憶媒体７６を介して転
送することができるようになる。また、各装置がネット
ワーク接続されている施設であっても、上記のように構
成することにより、ネットワークにトラブル等が発生し
てデータ転送ができなくなっても、記憶媒体７６を介し
てデータ転送することにより施設を停止させずに稼動を
続けることが可能となる。

【０１３３】また、上記撮影装置１６の読み書き装置７
７により記憶媒体７６に対して画像データを認証情報と
関連付けて書き込みうるように構成するとともに、画像
入力装置１５やプリント装置１７の読み書き装置７７に
おいて、上記認証情報の入力を条件に上記記憶媒体７６
から画像データを読み取りうるように構成することもで
きる。

【０１３４】このようにすることにより、撮影装置１
６，画像入力装置１５，プリント装置１７をネットワー
ク接続することなく、データを記憶媒体７６を介して転
送することができるようになる。また、各装置がネット
ワーク接続されている施設であっても、上記のように構
成することにより、ネットワークにトラブル等が発生し
てデータ転送ができなくなっても、記憶媒体７６を介し
てデータ転送することにより施設を停止させずに稼動を
続けることが可能となる。しかも、仮に記憶媒体７６が
第三者の手に渡るようなことがあっても、認証情報の入
力がなければ画像データの読み取りができないことか
ら、第三者による不正プレイを防止でき、プライバシー
が有効に保護される。

【０１３５】また、上記撮影装置１６，画像入力装置１
５，プリント装置１７の読み書き装置７７により、記憶
媒体７６から認証情報を読み取って、各装置において上
記認証情報の入力を条件に、画像格納装置３９において
認証情報と関連付けて格納された画像データを読み取る
ように構成することもできる。このようにすることによ
り、認証情報の入力がなければ画像データの読み取りが
できないことから、第三者による不正プレイを防止で
き、プライバシーが有効に保護される。

【０１３６】また、プリント装置１７の読み書き装置７
７により記憶媒体７６から画像データを読み出してプリ
ント出力しうるように構成することができる。

【０１３７】このようにすることにより、使用者２は、
使用者２自身が準備して持ち込んだ画像をプリント出力
することができ、使用者２は遊戯施設をいわゆるＤＰＥ
プリントサービスのように利用できる。このようにし
て、撮影プレイを行なう必要がない使用者２に対してそ
れだけ安価にプレイを提供することができる。なお、こ
の場合、ベース画像としては、例えば、デジタルカメラ
等を用いて自分で撮影した人物や風景等の画像や、スキ
ャナ等を用いて雑誌やポスター等の印刷物から読み取っ
た画像等を用いることができる。

【０１３８】また、プリント装置１７の読み書き装置７
７により記憶媒体７６に対して画像データを書き込みう
るように構成することもできる。このようにすることに
より、使用者２はプリント出力した画像に係る画像デー
タを記憶媒体７６に保存して持ち帰ることができる。

【０１３９】そして、この画像プリント遊戯施設でも、
画像入力装置１５には対価受領手段が設けられておら
ず、撮影装置１６とプリント装置１７にそれぞれ対価受
領手段が設けられ、撮影プレイとプリントプレイに対し
て課金される。このため、例えば、持参した画像データ
をベース画像として描画プレイを行なってその合成画像
をプリント出力するような撮影プレイを行なう必要がな
い使用者２に対してそれだけ安価にプレイを提供するこ
とができる。また、撮影画像や合成画像を画像データの
状態で持ち帰り、自宅のパソコンで続きの描画を行なっ
たり、自宅のプリンタでプリント出力したりする使用者
２に対してそれだけ安価にプレイを提供することができ
る。

【０１４０】この実施の形態でも、上述した以外は、上
記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。

【０１４１】図１７は、本発明の第４の実施の形態の画
像プリント遊戯施設を示す。この画像プリント遊戯施設
は、撮影プレイエリアＣを備えておらず、描画プレイエ
リアＤとプリントエリアＰとで構成されている。それ以
外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には
同じ符号を付している。この例でも上記各実施の形態と
同様の作用効果を奏する。

【０１４２】図１８は、本発明の第５の実施の形態の画
像プリント遊戯施設を示す。この例は、描画エリアＤの
テーブルとして丸テーブルではなく長方形のテーブル７
８を使用した例である。上記テーブル７８は、２人づつ
が向かい合う位置に腰をかけて利用できるようになって
おり、中央に山形の設置台８０が設けられ、画像入力装
置１５を立て掛けるように設置して描画プレイを行ない
得るようになっている。また、上記設置台の頂部には、
向かい合う位置に座った利用者同士が視線が合わないよ
うにする目隠しパネル７９が設けられている。それ以外
は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同
じ符号を付している。この例でも上記各実施の形態と同
様の作用効果を奏する。

【０１４３】図１９は、本発明の第６の実施の形態の画
像プリント遊戯施設を示す。この例では、描画エリアＤ
に、上述した丸型のテーブル３７だけではなく、複数の
描画ブース８１が設けられている。上記描画ブース８１
は区画壁およびドア８２で周囲と仕切られた個室となっ
ており、個室内で思う存分描画プレイを行なえるように
なっている。図１９において、８６は化粧品や鏡が載置
されたカウンター８７が設置されたメイクアップブース
である。

【０１４４】上記描画ブース８１には、図２０に示すよ
うに、中央に画像入力装置１５を設置する設置台８５と
椅子３８が設けられ、壁面に画像を映し出すディスプレ
イ装置８３が設けられている。上記ディスプレイ装置８
３は、画像格納装置３９とネットワーク接続されて格納
された画像を読み出して表示し、使用者は表示された画
像を見ながら写生するように描画プレイを楽しむことが
できるようになっている。図２０において、８４は表示
される画面を切り替える表示選択スイッチである。

【０１４５】上記実施の形態によれば、個室内で思う存
分描画プレイを行なえるようになっている。なお、個室
の描画ブース８１内では、ひとりでプレイしてもよい
し、複数人でプレイすることもできる。また、この例で
は、描画プレイエリアＤに個室の描画ブース８１と丸型
のテーブル３７との双方を設けるようにしたが、これに
限定するものではなく、いずれか一方を設けてもよい。
それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部
分には同じ符号を付している。この例でも上記各実施の
形態と同様の作用効果を奏する。

【０１４６】なお、上記各実施の形態では、認証情報と
してＩＤとパスワードを用いた例を示したが、これに限
定するものではなく、ＩＤとパスワードのいずれか一方
だけでもよい。また、上記ＩＤやパスワードとしては、
任意の数字，記号，文字等の組合せを選択することがで
きるが、これに限定するものではなく、認証情報として
用いられるものであれば各種の情報を用いることができ
る。

【０１４７】また、上記各実施の形態において、画像入
力装置１５は、例示したものに限定する趣旨ではなく、
移動可能なものであれば、例えば、ノート型パソコン，
携帯電話端末，ＰＤＡ等、各種の形態をのものを用いる
ことができる。

【０１４８】また、上記各実施の形態において、プリン
ト装置１７のプリンタ５８としては、昇華型プリンタ，
インクジェットプリンタ，レーザプリンタ，熱転写型プ
リンタ，溶融型プリンタ，サーマルプリンタ，印画紙プ
リンタ，インスタントフィルムプリンタ，オートサーモ
クローム型プリンタ等、各種のタイプのプリンタを適用
することができ、特に限定するものではない。

【０１４９】また、上記各実施の形態では、出力する写
真プリントがシールプリントである例を示したが、これ
に限定するものではなく、カード等として出力するもの
も含む趣旨であり、プリント媒体４４の材質や構成を限
定する趣旨ではない。

【０１５０】また、上記各実施の形態では、硬貨の投入
により撮影プレイやプリントプレイを開始するようにし
たが、これに限定するものではなく、紙幣，プリペイド
カード，メダル，クレジットカード，キャッシュカード
等、撮影の対価として支払いうるものであれば、各種の
態様を含む趣旨である。また、これらは、単独で用いる
場合だけでなく、組み合わせて用いる場合も含む趣旨で
ある。

【０１５１】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、友達同
士など複数の使用者により描画プレイを行なったとして
も、各画像入力装置がそれぞれ使用者によって持ち運び
移動可能であるため、描画プレイを広い場所でのびのび
と楽しむことができ、使用者に高い満足感を与えること
ができる。また、上記描画プレイエリアには画像入力装
置を複数設けることが可能であることから、多人数の使
用者が広い場所で同時に描画プレイを行なうことが可能
になる。そして、描画プレイの結果得られた描画画像を
プリント出力し、使用者は当該プリントを受け取ること
ができる。

【０１５２】このように、従来の遊戯装置では不可能で
あった多人数での描画プレイや、好きな場所に移動して
場所を変えながらの描画プレイを使用者に提供すること
ができる。そして、例えば、描画プレイエリアにテーブ
ルや椅子を準備しておくことにより、使用者は飲み物等
をとりながらゆったりとした姿勢で心行くまで描画プレ
イを行なうことができ、様々な創作や工夫を凝らした絵
を描くなど、十分満足のいくプレイを楽しめ、満足のい
くプリントを得ることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像プリント遊戯施設の一実施の形態
を示す平面図である。

【図２】上記画像プリント遊戯施設に用いる撮影装置を
示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面図であ
る。

【図３】上記画像プリント遊戯施設に用いる画像入力装
置を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）はブロック
図である。

【図４】上記画像プリント遊戯施設に用いるプリント装
置を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面図
である。

【図５】認証情報の入力画面の一例を示す図である。

【図６】描画画像の入力画面の一例を示す図である。

【図７】描画画像の入力状態の一例を示す図である。

【図８】合成画像をシールプリントに出力した状態の一
例を示す図である。

【図９】本発明の画像プリント遊戯施設の第２の実施の
形態を示す平面図である。

【図１０】上記画像プリント遊戯施設に用いる撮影装置
を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面図で
ある。

【図１１】上記画像プリント遊戯施設に用いる画像入力
装置を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）はブロッ
ク図である。

【図１２】上記画像プリント遊戯施設に用いるプリント
装置を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面
図である。

【図１３】本発明の画像プリント遊戯施設の第３の実施
の形態を示す平面図である。

【図１４】上記画像プリント遊戯施設に用いる撮影装置
を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面図で
ある。

【図１５】上記画像プリント遊戯施設に用いる画像入力
装置を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）はブロッ
ク図である。

【図１６】上記画像プリント遊戯施設に用いるプリント
装置を示す図であり、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面
図である。

【図１７】本発明の画像プリント遊戯施設の第４の実施
の形態を示す平面図である。

【図１８】本発明の画像プリント遊戯施設の第５の実施
の形態を示す図である。

【図１９】本発明の画像プリント遊戯施設の第６の実施
の形態を示す平面図である。

【図２０】上記実施の形態における描画ブースを示す斜
視図である。

【図２１】従来例を示す断面図である。

【符号の説明】

Ｃ 撮影プレイエリア Ｄ 描画プレイエリア Ｐ プリントエリア １ 筐体 ２ 被写体／使用者 ３ 支柱 ４ ライト ５ カーテン ６ カメラ ７ コンピュータ装置 ８ ディスプレイ ９ プリンタ １０ 透明板 １１ プリント媒体 １２ タッチペン １３ 送出口 １５ 画像入力装置 １６ 撮影装置 １７ プリント装置 １８ 壁 １９ 出入口 ２０ 貸出カウンター ２１ 撮影ブース ２２ カーテン ２３ 筐体 ２４ コンピュータ装置 ２５ カメラ ２６ ＣＲＴモニタ ２７ 硬貨 ２８ 硬貨投入口 ２９ 硬貨検出部 ３０ 操作盤 ３１ ストロボ ３２ 撮影制御部 ３３ ＩＤ出力部 ３４ 通信制御部 ３５ 記録紙 ３６ プリンタ ３７ テーブル ３８ 椅子 ３９ 画像格納装置 ４０ 無線ＬＡＮアクセス装置 ４１ 警報アンテナ ４２ 警報装置 ４３ 発信装置 ４４ プリント媒体 ４５ 表示装置 ４６ コンピュータ装置 ４７ タッチペン ４８ 無線ＬＡＮアダプタ ４９ タッチパネル ５０ ディスプレイ ５１ 描画制御部 ５２ 通信制御部 ５３ ＩＤ受付部 ５４ 筐体 ５５ コンピュータ装置 ５６ 表示装置 ５７ タッチペン ５８ プリンタ ５９ 送出口 ６０ 硬貨投入口 ６１ 硬貨検出部 ６２ ＩＤ受付部 ６３ プリント制御部 ６４ 通信制御部 ６５ 入力ボックス ６６ 英数字ボタン ６７ａ アイコン ６７ｂ アイコン ６７ｃ アイコン ６８ 撮影画像 ６９ 手描き画像 ７０ スタンプ画像 ７１ シールプリント ７２ 磁気カード ７３ リーダライタ ７４ 排出装置 ７５ リーダライタ ７６ 記憶媒体 ７７ 読み書き装置 ７８ テーブル ７９ 目隠しパネル ８０ 設置台 ８１ 描画ブース ８２ ドア ８３ ディスプレイ装置 ８４ 表示選択スイッチ ８５ 設置台 ８６ メイクアップブース ８７ カウンター

【手続補正書】

【提出日】平成１４年１０月７日（２００２．１０．
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】発明の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【発明の名称】 画像プリント遊戯施設および画像プリ
ント遊戯提供方法、ならびにそれらに用いる画像入力装
置

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００１

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主としてゲームセ
ンター等に設置され、硬貨等が投入されることにより使
用者を含む被写体を撮影し、得られた撮影画像をプリン
トして提供するアミューズメント施設や店舗等の画像プ
リント遊戯施設および画像プリント遊戯提供方法、なら
びにそれらに用いる画像入力装置に関するものである。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１４】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、プレイエリアを分けるとともに画像入力装置を
自由に移動可能にすることにより、お絵描きプレイや編
集プレイ等の描画プレイを、場所や時間を拘束せずに広
い場所でのびのびと楽しむことができ、柔軟な利用形態
を提供できて使用者に高い満足感を与えられる画像プリ
ント遊戯施設および画像プリント遊戯提供方法、ならび
にそれらに用いる画像入力装置の提供を目的とする。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像プリント遊戯施設は、使用者による手
描画像を含む描画画像の入力を受付けるとともに入力さ
れた描画画像を画面表示する画像入力装置を有し、使用
者が描画プレイを行なう描画プレイエリアと、上記入力
された描画画像をプリント出力するプリント装置を有
し、使用者が出力されたプリントを受け取るプリントエ
リアと、撮影可能領域内に存在する使用者である被写体
を撮影して撮影画像を生成する撮影装置を有し、使用者
が撮影プレイを行なう撮影プレイエリアとを備え、上記
撮影プレイエリア，描画プレイエリア，プリントエリア
はそれぞれ別領域として設けられ、上記描画プレイエリ
アには画像入力装置を複数設けるとともに、上記各画像
入力装置が、上記描画プレイエリアにおける使用者によ
る描画プレイ中に、それぞれ使用者によって持ち運び移
動可能となるよう構成し、上記画像入力装置は、描画の
ベースとなるベース画像として上記撮影装置による撮影
画像を読み取ることにより、上記撮影画像を表示して上
記撮影画像に対して描画画像の入力を行なうようになっ
ており、上記プリント装置は、上記撮影画像と描画画像
の合成画像をプリント出力するようになっており、上記
プリント装置および撮影装置にはそれぞれに付随した対
価受領手段が設けられているが、上記画像入力装置には
対価受領手段が設けられていないことを要旨とする。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３８

【補正方法】変更

【補正内容】

【００３８】また、本発明の画像プリント遊戯施設は、
使用者による手描画像を含む描画画像の入力を受付ける
とともに入力された描画画像を画面表示する画像入力装
置を有し、使用者が描画プレイを行なう描画プレイエリ
アと、上記入力された描画画像をプリント出力するプリ
ント装置を有し、使用者が出力されたプリントを受け取
るプリントエリアとを備え、上記描画プレイエリアには
それぞれ周囲と仕切られた複数の描画ブースが設けられ
るとともに、上記描画プレイエリアには画像入力装置を
複数設け、各画像入力装置は使用者による描画プレイ中
にそれぞれ使用者によって持ち運び移動可能となるよう
構成され、上記描画ブースの壁面には、画像を映し出す
ディスプレイ装置が設けられ、上記ディスプレイ装置
は、ネットワーク接続された画像格納装置に格納された
画像を読み出して表示し、使用者は表示された画像を見
ながら画像入力装置で写生しうるようになっていること
を第２の要旨とする。また、本発明の画像プリント遊戯
提供方法は、使用者による手描画像を含む描画画像の入
力を受付けるとともに入力された描画画像を画面表示す
る画像入力装置を有し、使用者が描画プレイを行なう描
画プレイエリアと、上記入力された描画画像をプリント
出力するプリント装置を有し、使用者が出力されたプリ
ントを受け取るプリントエリアとを準備し、上記描画プ
レイエリアには画像入力装置を複数設けるとともに、上
記各画像入力装置が、上記描画プレイエリアにおける使
用者による描画プレイ中に、それぞれ使用者によって上
記描画プレイエリア内で持ち運び移動可能としたことを
要旨とする。また、本発明の画像入力装置は、使用者が
描画プレイを行なう描画プレイエリアと、対価の受領に
より入力された描画画像をプリント出力するプリント装
置を有し使用者が出力されたプリントを受け取るプリン
トエリアと、対価の受領により撮影可能領域内に存在す
る使用者である被写体を撮影して撮影画像を生成する撮
影装置を有し使用者が撮影プレイを行なう撮影プレイエ
リアとを備えた画像プリント遊戯施設にあって、上記描
画プレイエリアで使用者による手描画像を含む描画画像
の入力を受付けるとともに入力された描画画像を画面表
示する画像入力装置であって、上記画像入力装置は、上
記描画プレイエリアにおける使用者による描画プレイ中
に、それぞれ使用者によって持ち運び移動可能となるよ
う構成されるとともに、描画のベースとなるベース画像
として上記撮影装置による撮影画像を読み取ることによ
り、上記撮影画像を表示して上記撮影画像に対して描画
画像の入力を行なうようになっており、しかも、上記プ
リント装置および撮影装置には対価受領手段が設けられ
ているのに対して当該画像入力装置には対価受領手段が
設けられていないことを要旨とする。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１５年２月１７日（２００３．２．１
７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】発明の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【発明の名称】 画像プリント遊戯施設

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００１

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主としてゲームセ
ンター等に設置され、硬貨等が投入されることにより使
用者を含む被写体を撮影し、得られた撮影画像をプリン
トして提供するアミューズメント施設や店舗等の画像プ
リント遊戯施設に関するものである。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１４】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、プレイエリアを分けるとともに画像入力装置を
自由に移動可能にすることにより、お絵描きプレイや編
集プレイ等の描画プレイを、場所や時間を拘束せずに広
い場所でのびのびと楽しむことができ、柔軟な利用形態
を提供できて使用者に高い満足感を与えられる画像プリ
ント遊戯施設の提供を目的とする。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像プリント遊戯施設は、使用者による手
描画像を含む描画画像の入力を受付けるとともに入力さ
れた描画画像を画面表示する画像入力装置を有し、使用
者が描画プレイを行なう描画プレイエリアと、上記入力
された描画画像をプリント出力するプリント装置を有
し、使用者が出力されたプリントを受け取るプリントエ
リアと、撮影可能領域内に存在する使用者である被写体
を撮影して撮影画像を生成する撮影装置を有し、使用者
が撮影プレイを行なう撮影プレイエリアとを備え、上記
撮影プレイエリア，描画プレイエリア，プリントエリア
はそれぞれ別領域として設けられ、上記描画プレイエリ
アには画像入力装置を複数設けるとともに、上記各画像
入力装置が、上記描画プレイエリアにおける使用者によ
る描画プレイ中に、それぞれ使用者によって持ち運び移
動可能となるよう構成し、上記画像入力装置は、描画の
ベースとなるベース画像として上記撮影装置による撮影
画像を読み取ることにより、上記撮影画像を表示して上
記撮影画像に対して描画画像の入力を行なうようになっ
ており、上記プリント装置は、上記撮影画像と描画画像
の合成画像をプリント出力するようになっており、上記
プリント装置および撮影装置にはそれぞれに付随した対
価受領手段が設けられており、上記画像入力装置には対
価受領手段が設けられておらず、上記画像入力装置に
は、記憶媒体に対してデータを読み書きする読み書き手
段が付属しており、上記読み書き手段により、記憶媒体
との間でプロテクトキー情報の読み書きを行なって、プ
ロテクトキー情報の読み出しを条件に装置の稼動制限を
解除させるように構成されていることを要旨とする。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１８

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１８】また、画像入力装置に対価受領手段を設け
なくして描画プレイに対して対価を求めなくしたため、
描画時間が無制限になり、すべてのユーザに満足のいく
プレイを提供することが可能になる。また、施設に入場
するときに画像編集装置を提供することにより、編集プ
レイの待ち時間を実質的になくすことが可能となり、よ
り満足のいくプレイを行なうことができる。

【手続補正７】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２０】さらに、上記画像入力装置は、描画のベー
スとなるベース画像の読み取りにより上記ベース画像を
表示して上記ベース画像に対して描画画像の入力を行な
うようになっており、上記プリント装置は、上記ベース
画像と描画画像の合成画像をプリント出力するようにな
っているため、ベース画像に対して様々な創作や工夫を
凝らした描画を行ない、ベース画像と描画画像の合成画
像をプリント出力することができる。

【手続補正８】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２１】また、撮影可能領域内に存在する使用者で
ある被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影装置を有
し、使用者が撮影プレイを行なう撮影プレイエリアをさ
らに備え、ベース画像として上記撮影装置による撮影画
像を用いるようになっているため、使用者は撮影プレイ
終了後自分の意志で描画プレイを開始でき、その場で撮
影した使用者自身の撮影画像に対し、ゆったりとした姿
勢で心行くまで描画プレイを行なうことができる。そし
て、従来のように忙しく動き回る必要がなくなり、様々
な創作や工夫を凝らした絵を描くなど、十分満足のいく
プレイを楽しめる。

【手続補正９】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２４】さらに、上記撮影プレイエリア，描画プレ
イエリア，プリントエリアはそれぞれ別領域として設け
られているため、描画プレイエリアで描画プレイを行な
っている使用者が、撮影プレイエリアで撮影プレイを行
なっている使用者やプリントエリアでプリントプレイを
行なっている使用者との間にある程度の距離を隔てるこ
とができる。このため、使用者は他のプレイをしている
使用者をあまり気にすることなく広い場所でのびのびと
描画プレイを楽しむことができる。また、撮影プレイを
行なう使用者も、描画プレイやプリントプレイを行なっ
ている使用者をあまり気にせずにのびのびと撮影プレイ
を楽しむことができる。

【手続補正１０】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２５】また、同種の装置が同じエリア内に集まっ
ているため、設備レイアウトがしやすく、利用者の移動
も行いやすくなる。さらに、混雑時に利用状況が把握し
やすいため、フロアコントロールや顧客誘導にも有利で
ある。しかも、上記画像入力装置には、記憶媒体に対し
てデータを読み書きする読み書き手段が付属しており、
上記読み書き手段により、記憶媒体との間でプロテクト
キー情報の読み書きを行なって、プロテクトキー情報の
読み出しを条件に装置の稼動制限を解除させるように構
成されていることから、遊戯施設への入場の際にプロテ
クトキー情報が書き込まれた記憶媒体を使用者に貸し出
し、その記憶媒体を装置に挿入しないと装置の使用がで
きなかったり、使用できても機能を制限させることが可
能となる。そして、使用者の入退場を管理したり、装置
へのいたずらを防止したり、あるいは装置の不正使用を
防止したりすることが可能となる。

【手続補正１１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３８

【補正方法】変更

【補正内容】

【００３８】

【手続補正１２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０１５２

【補正方法】変更

【補正内容】

【０１５２】このように、従来の遊戯装置では不可能で
あった多人数での描画プレイや、好きな場所に移動して
場所を変えながらの描画プレイを使用者に提供すること
ができる。そして、例えば、描画プレイエリアにテーブ
ルや椅子を準備しておくことにより、使用者は飲み物等
をとりながらゆったりとした姿勢で心行くまで描画プレ
イを行なうことができ、様々な創作や工夫を凝らした絵
を描くなど、十分満足のいくプレイを楽しめ、満足のい
くプリントを得ることができるようになる。また、画像
入力装置に対価受領手段を設けなくして描画プレイに対
して対価を求めなくしたため、描画時間が無制限にな
り、すべてのユーザに満足のいくプレイを提供すること
が可能になる。また、施設に入場するときに画像編集装
置を提供することにより、編集プレイの待ち時間を実質
的になくすことが可能となり、より満足のいくプレイを
行なうことができる。 このように、本発明の画像プリ
ント遊戯施設は、プレイを独立したエリアで行なうこと
とし、施設全体で画像プリントを提供するという観点か
ら設計されたものであり、従来の装置単体で写真シール
等を提供するものでは考えられなかった多様かつ柔軟な
利用形態でのプレイを可能とするものである。さらに、
上記画像入力装置は、描画のベースとなるベース画像の
読み取りにより上記ベース画像を表示して上記ベース画
像に対して描画画像の入力を行なうようになっており、
上記プリント装置は、上記ベース画像と描画画像の合成
画像をプリント出力するようになっているため、ベース
画像に対して様々な創作や工夫を凝らした描画を行な
い、ベース画像と描画画像の合成画像をプリント出力す
ることができる。また、撮影可能領域内に存在する使用
者である被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影装置
を有し、使用者が撮影プレイを行なう撮影プレイエリア
をさらに備え、ベース画像として上記撮影装置による撮
影画像を用いるようになっているため、使用者は撮影プ
レイ終了後自分の意志で描画プレイを開始でき、その場
で撮影した使用者自身の撮影画像に対し、ゆったりとし
た姿勢で心行くまで描画プレイを行なうことができる。
そして、従来のように忙しく動き回る必要がなくなり、
様々な創作や工夫を凝らした絵を描くなど、十分満足の
いくプレイを楽しめる。また、従来の遊戯装置では不可
能であった多人数での描画プレイや、好きな場所に移動
して場所を変えながらの描画プレイを、その場で撮影し
た撮影画像に対して行なうことができ、使用者により高
い満足感を与えることができる。例えば、２人以上のプ
レイヤーで一緒に撮影し、その後各自が画像入力装置を
１つずつ使用し、テーブルを囲んで会話をしながら同じ
画像に対してお互いの描画を見ながら楽しみのあるプレ
イができる。また、撮影プレイだけをまとめて複数回行
い、その後描画プレイを行なったり、撮影プレイを１回
だけ行なって同じ撮影画像に対して複数回の描画プレイ
を行なったりすることもできる。さらに、例えば照明装
置やカメラ等の設備もよく、自分で撮影したものと比
べ、不要な背景が写りこまず、多人数での撮影にも適し
ている等、高価なスタジオ撮影に近い撮影環境下での撮
影を安価かつ容易に実現できる。そして、このような付
加価値の高い撮影画像に対して描画プレイを行なうの
で、描画プレイに対する自由度の高さの効果もより相乗
されて、使用者に満足のいくプレイを提供できる。さら
に、上記撮影プレイエリア，描画プレイエリア，プリン
トエリアはそれぞれ別領域として設けられているため、
描画プレイエリアで描画プレイを行なっている使用者
が、撮影プレイエリアで撮影プレイを行なっている使用
者やプリントエリアでプリントプレイを行なっている使
用者との間にある程度の距離を隔てることができる。こ
のため、使用者は他のプレイをしている使用者をあまり
気にすることなく広い場所でのびのびと描画プレイを楽
しむことができる。また、撮影プレイを行なう使用者
も、描画プレイやプリントプレイを行なっている使用者
をあまり気にせずにのびのびと撮影プレイを楽しむこと
ができる。また、同種の装置が同じエリア内に集まって
いるため、設備レイアウトがしやすく、利用者の移動も
行いやすくなる。さらに、混雑時に利用状況が把握しや
すいため、フロアコントロールや顧客誘導にも有利であ
る。しかも、上記画像入力装置には、記憶媒体に対して
データを読み書きする読み書き手段が付属しており、上
記読み書き手段により、記憶媒体との間でプロテクトキ
ー情報の読み書きを行なって、プロテクトキー情報の読
み出しを条件に装置の稼動制限を解除させるように構成
されていることから、遊戯施設への入場の際にプロテク
トキー情報が書き込まれた記憶媒体を使用者に貸し出
し、その記憶媒体を装置に挿入しないと装置の使用がで
きなかったり、使用できても機能を制限させることが可
能となる。そして、使用者の入退場を管理したり、装置
へのいたずらを防止したり、あるいは装置の不正使用を
防止したりすることが可能となる。

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 使用者による手描画像を含む描画画像の
   入力を受付けるとともに入力された描画画像を画面表示
   する画像入力装置を有し、使用者が描画プレイを行なう
   描画プレイエリアと、 上記入力された描画画像をプリント出力するプリント装
   置を有し、使用者が出力されたプリントを受け取るプリ
   ントエリアとを備え、 上記描画プレイエリアには画像入力装置を複数設けるこ
   とが可能であるとともに、上記各画像入力装置がそれぞ
   れ使用者によって持ち運び移動可能であることを特徴と
   する画像プリント遊戯施設。
2. 【請求項２】 上記画像入力装置は、描画のベースとな
   るベース画像の読み取りにより上記ベース画像を表示し
   て上記ベース画像に対して描画画像の入力を行なうよう
   になっており、上記プリント装置は、上記ベース画像と
   描画画像の合成画像をプリント出力するようになってい
   る請求項１記載の画像プリント遊戯施設。
3. 【請求項３】 撮影可能領域内に存在する使用者である
   被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影装置を有し、
   使用者が撮影プレイを行なう撮影プレイエリアをさらに
   備え、ベース画像として上記撮影装置による撮影画像を
   用いるようになっている請求項２記載の画像プリント遊
   戯施設。
4. 【請求項４】 上記撮影プレイエリア，描画プレイエリ
   ア，プリントエリアはそれぞれ別領域として設けられて
   いる請求項３記載の画像プリント遊戯施設。
5. 【請求項５】 上記撮影画像を撮影装置で出力される認
   証情報と関連付けて格納する画像格納装置を備え、上記
   画像入力装置が、上記認証情報の入力により画像格納部
   から撮影画像を読み出して描画画像の入力を可能にする
   ようになっている請求項３または４記載の画像プリント
   遊戯施設。
6. 【請求項６】 上記画像格納装置が、画像入力装置によ
   って入力された描画画像や、描画画像と撮影画像との合
   成画像を上記認証情報と関連付けて格納するようになっ
   ている請求項５記載の画像プリント遊戯施設。
7. 【請求項７】 上記プリント装置が、上記認証情報の入
   力により画像格納部から撮影画像，描画画像，合成画像
   の少なくともいずれかを読み出してプリント出力するよ
   うになっている請求項５または６記載の画像プリント遊
   戯施設。
8. 【請求項８】 上記プリント装置に付随した対価受領手
   段が設けられている請求項１〜７のいずれか一項に記載
   の画像プリント遊戯施設。
9. 【請求項９】 上記撮影装置に付随した対価受領手段が
   設けられている請求項３〜８のいずれか一項に記載の画
   像プリント遊戯施設。
10. 【請求項１０】 上記画像入力装置には対価受領手段が
    設けられていない請求項１〜９のいずれか一項に記載の
    画像プリント遊戯施設。
11. 【請求項１１】 上記画像入力装置は画像格納装置と無
    線によりネットワーク接続されている請求項３〜１０の
    いずれか一項に記載の画像プリント遊戯施設。
12. 【請求項１２】 上記画像入力装置，撮影装置，プリン
    ト装置は、記憶媒体に対してデータを読み書きする読み
    書き手段が付属している請求項３〜１１のいずれか一項
    に記載の画像プリント遊戯施設。
13. 【請求項１３】 上記画像入力装置に発信手段が設けら
    れるとともに、遊戯施設の外部との出入口近傍に警報装
    置が設けられ、上記画像入力装置の出入口通過時に発信
    手段から発信された信号を検知して警報するようになっ
    ている請求項１〜１２のいずれか一項に記載の画像プリ
    ント遊戯施設。
14. 【請求項１４】 請求項３〜１３のいずれか一項に記載
    の画像プリント遊戯施設に用いられることを特徴とする
    撮影装置。
15. 【請求項１５】 請求項１〜１３のいずれか一項に記載
    の画像プリント遊戯施設に用いられることを特徴とする
    画像入力装置。
16. 【請求項１６】 請求項１〜１３のいずれか一項に記載
    の画像プリント遊戯施設に用いられることを特徴とする
    プリント装置。
17. 【請求項１７】 請求項１〜１３のいずれか一項に記載
    の画像プリント遊戯施設におけるプリント装置に用いら
    れることを特徴とするプリント媒体。