JP3092354U - 写真自販機 - Google Patents

写真自販機

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JP3092354U JP2002005394U JP2002005394U JP3092354U JP 3092354 U JP3092354 U JP 3092354U JP 2002005394 U JP2002005394 U JP 2002005394U JP 2002005394 U JP2002005394 U JP 2002005394U JP 3092354 U JP3092354 U JP 3092354U
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彰宏 赤松
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株式会社メイクソフトウェア
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客の回転率を向上させることができる写真自
販機を提供する。 【解決手段】使用者を含む被写体2を撮影してその写真
を販売する写真自販機であって、被写体2を撮影するカ
メラ6と、上記カメラ6で撮影された画像を表示しうる
ディスプレイ8と、使用者2が上記撮影画像に合成され
る手書き画像を入力するタッチペン12と、合成画像を
印刷媒体15に印刷して写真プリントとして出力するプ
リンタ9とを備え、上記撮影手段による撮影が行なわれ
る第1ブースと、第2画像入力手段による第2画像の入
力が行なわれる第2ブースと、写真出力手段による写真
プリントの出力が行なわれる第3ブースとを備え、上記
カメラ6による撮影と、タッチペン12による手書き画
像の入力と、プリンタ9による写真プリントの出力とを
異なるブースで行なうように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し 、撮影画像をプリントして販売する写真自販機および印刷媒体に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写 真自販機が数多く設置されている。このような写真自販機としては、一般に、図 14に示すようなものが用いられている。このものは、内部および前面に各種の 装置が設けられた筐体1と、上記筐体1の上下から被写体2の背後まで達するよ うに突き出された支柱3とを備えている。
【0003】 そして、上記両支柱3の先端部分に、撮影の際の背景となるカーテン5が吊設 され、上記筐体1,支柱3,カーテン5で囲まれた空間が、被写体2の撮影用ブ ースを形成している。上側の支柱3には、撮影用ブース内の被写体2を照射する 2つのライト4が取り付けられている。
【0004】 上記筐体1の内部には、被写体2を撮影するカメラ6が設けられている。上記 筐体1のカメラ6の被写体2側に位置する面には、透明板10が嵌め込まれてい る。また、上記筐体1の内部には、上記カメラ6から画像データを受信して画像 合成等の処理を行なうコンピュータ装置7が設けられている。また、上記筐体1 の被写体2側には、上記コンピュータ装置7から送信された合成画像等の画像信 号を受信して画像を表示するディスプレイ8が設けられている。
【0005】 さらに、上記筐体1の内部には、コンピュータ装置7から送信された画像デー タを受信し、この画像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられている。 このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、筐体1に形成された送出口19か ら送出されるようになっている。
【0006】 さらに、上記筐体1の前面には操作パネルが設けられ、この操作パネルにコン トローラ11が設けられている。上記コントローラ11は、タッチペン12を備 え、使用者2が上記タッチペン12の先端をディスプレイ8の表面に接触させて 文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手書き入力された文字・図 形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で撮影された被写体2の撮影画 像と合成されてディスプレイ8に表示され、印刷媒体15に印刷されるようにな っている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記写真自販機では、撮影用ブース内で撮影を行なったのち、手書き画像の入 力も行なわれる。しかも、プリンタ9から排出される写真プリントも撮影用ブー ス内に向かって送出される。このため、一旦使用者2が撮影用ブースに入ると、 撮影を行なって手書き画像を入力し、印刷が終了するまで撮影用ブースを占領す ることになる。したがって、つぎの使用者2は、前の使用者2が送出された写真 プリントを手にしてその場からいなくなるまで撮影を開始することができず、顧 客は不必要に待たされてイライラ感を抱き、店舗にとっては顧客の回転率が悪く なるという問題があった。
【0008】 本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、顧客の回転率を向上させる ことができる写真自販機および印刷媒体の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の写真自販機は、使用者を含む被写体を撮 影してその写真を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影手段と、 上記撮影手段で撮影された画像を表示しうる表示手段と、使用者が上記撮影画像 に合成される第2画像を入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に印 刷して写真プリントとして出力する写真出力手段とを備え、上記撮影手段による 撮影が行なわれる第1ブースと、第2画像入力手段による第2画像の入力が行な われる第2ブースと、写真出力手段による写真プリントの出力が行なわれる第3 ブースとが設けられていることを第1の要旨とする。
【0010】 すなわち、本考案の写真自販機は、上記撮影手段による撮影が行なわれる第1 ブースと、第2画像入力手段による第2画像の入力が行なわれる第2ブースと、 写真出力手段による写真プリントの出力が行なわれる第3ブースとを備え、撮影 手段による撮影と、第2画像入力手段による第2画像の入力と、写真出力手段に よる写真プリントの出力とを異なるブースで行なうように構成したため、顧客は 不必要に待たされることによるイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客 の回転率が大幅に向上する。
【0011】 本考案の写真自販機において、写真出力手段による写真プリントの出力が行な われる第3ブースが複数設けられ、使用者が印刷に用いる好みの印刷手段を選択 して印刷表現の異なる写真プリントを得るか、または、2組の使用者の画像を同 時に印刷するようになっている場合には、印刷表現の異なるプリントを得てより 満足のいくプリントを得ることができたり、2組の使用者の画像を同時に印刷し て顧客回転をより向上させたりすることができたりする。
【0012】 本考案の写真自販機において、第2画像入力手段による第2画像の入力が行な われる第2ブースを複数備えている場合には、仮に一方に不具合が生じて使えな くなっても、あまりプレイに支障をきたさず、稼動を停止させて営業停止する等 のトラブルを未然に防ぐことができる。
【0013】 本考案の写真自販機において、上記撮影手段による撮影と、第2画像入力手段 による第2画像の入力と、写真出力手段による写真プリントの出力とを同時に行 ない得るように構成されている場合には、顧客は不必要に待たされることによる イライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向上する。
【0014】 本考案の写真自販機において、上記各ブースはカーテン等で囲まれていない一 定の領域のものを含むこともできる。また、本考案の写真自販機において、上記 各ブースは1つの筐体に設けることもできる。さらに、本考案の写真自販機にお いて、上記各ブースは異なる筐体に設けることもできる。
【0015】 また、本考案の印刷媒体は、使用者を含む被写体を撮影してその写真を販売す る写真自販機であって、被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮影され た画像を表示しうる表示手段と、使用者が上記撮影画像に合成される第2画像を 入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に印刷して写真プリントとし て出力する写真出力手段とを備え、上記撮影手段による撮影が行なわれる第1ブ ースと、第2画像入力手段による第2画像の入力が行なわれる第2ブースと、写 真出力手段による写真プリントの出力が行なわれる第3ブースとを備えた写真自 販機で印刷されるもしくは印刷されたことを要旨とする。
【0016】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施の形態を詳しく説明する。
【0017】 図1および図2は、本考案の写真自販機の一実施の形態を示す図である。この 写真自販機は、内部および前面に各種の装置が設けられた第1筐体1aと、同じ く内部,前面ならびに側面に各種の装置が設けられた第2筐体1bとを備えてい る。以下、被写体2に面する側を各筐体1a,1bの「前面」、その反対側を「 背面」、被写体2から見て右側の側面を各筐体1a,1bの「右側面」、その反 対の側面を「左側面」という。
【0018】 上記第1および第2筐体1a,1bの前面には、被写体2の背後を囲うよう箱 状にフレーム3が組まれ(図1では一部を鎖線で示している)、第1筐体1a前 のフレーム3で囲われた部分が被写体2が入る第1ブース14aを形成し、第2 筐体1b前のフレーム3で囲われた部分が被写体2が入る第2ブース14bを形 成している。
【0019】 上記第1筐体1aと第2筐体1bとは、隣接されて設けられており、上記第1 ブース14aと第2ブース14bも隣接されて設けられている。そして、上記各 フレーム3のうち上側のフレーム3には、それぞれカーテン5(図1には示して いない)が吊設され、第1ブース14aおよび第2ブース14bがそれぞれカー テン5で囲われてある程度独立した空間を形成するようになっている。
【0020】 上記第1筐体1aの内部には、被写体2を撮影するカメラ6が設けられている 。上記第1筐体1aのカメラ6の被写体2側に位置する面には、透明板10が嵌 め込まれている。また、上記第1筐体1aの上部には、撮影中の被写体2を照明 するライト4が設けられている。
【0021】 さらに、上記第1筐体1aの被写体2側には、上記カメラ6で撮影された画像 信号を受信して表示する第1ディスプレイ8aが設けられている。上記第1ディ スプレイ8aとしては、CRT装置等が用いられ、撮影中の使用者2に撮影画像 を見やすく表示し、プレビュー確認等が行いやすくなっている。
【0022】 また、上記第1筐体1aの前面には、カメラ6で撮像された撮像映像を所定の タイミングで固定して静止画としての撮影映像を得るためのシャッタボタン13 が設けられている。また、上記第1筐体1aの前面には、上記シャッタボタン1 3の操作により静止画として固定された撮影映像が気に入らない場合に撮りなお しを行なうキャンセルボタン20が設けられている。さらに、第1筐体1aの前 面には、対価としてのコインを投入するコイン投入口18が設けられている。
【0023】 また、第1筐体1a内部のコイン投入口18に隣接した位置には、投入された コインを検出して後述するコンピュータ装置7に検出信号を送信するコイン検出 部17(図3参照)が設けられている。また、筐体1前面の適所には、コンピュ ータ装置7から音声信号を受信して出力するスピーカ(図示せず)が設けられて いる。
【0024】 一方、上記第2筐体1bの内部には、上記カメラ6から画像データを受信して 画像の固定や画像合成等の処理を行なうコンピュータ装置7が設けられている。 また、上記第2筐体1bの前面には、所定のシャッタタイミングで固定された撮 影画像等を表示する第2ディスプレイ8bが設けられている。上記第2ディスプ レイ8bとしては、液晶タブレット等が用いられ、後述するように、画像や情報 の表示とともにデータの入力を行ない得るようになっている。
【0025】 さらに、上記第2筐体1bの前面には操作パネルが設けられ、この操作パネル にコントローラ11(図3参照)が設けられ、この操作パネルの近傍にはタッチ ペン12が備えられている。そして、上記コントローラ11により、使用者2が 第2ディスプレイ8bに表示される操作指示に従って第2ディスプレイ8bの表 面をタッチペン12でタップ(軽く叩く)等することにより、各種の操作信号が コンピュータ装置7に送られ、シートレイアウトの選択等の各種操作が行なわれ るようになっている。
【0026】 また、上記タッチペン12は、その先端を第2ディスプレイ8bの表面に接触 させて文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手書き入力された文 字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で撮影されて固定された 被写体2の撮影画像と合成されて第2ディスプレイ8bに表示されるようになっ ている。
【0027】 さらに、上記第2筐体1bの内部には、コンピュータ装置7から送信された画 像データを受信し、この画像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられて いる。このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、第2筐体1bの左側面に形 成された送出口19から送出されるようになっている。
【0028】 この例において、使用者2が第1ディスプレイ8aから見る画像は、被写体2 の撮影像であり、第2ディスプレイ8bから見る画像およびプリンタ9から印刷 される画像は、被写体2の撮影像と、タッチペン12による手書き入力画像等と が合成されたものである。図2において、16は第1筐体1aと第2筐体1bの 間で電気的な配線を通す連通部である。
【0029】 つぎに、上記コンピュータ装置7のシステム構成について詳しく説明する。
【0030】 図3に示すように、上記コンピュータ装置7は、タッチペン12により第2デ ィスプレイ8bの入力部35に入力された各種の操作信号をコントローラ11を 介して受信し、受信した操作信号に応じて各種制御を行なう制御手段31を備え ている。上記制御手段31は、コイン検出部17からの検出信号を受信すること により、撮影等の制御を開始するようになっている。
【0031】 上記第2ディスプレイ8bには、タッチペン12によって手書き画像や操作信 号が入力される入力部35と、画像等を表示する表示部36とが設けられている 。上記タッチペン12で入力された手書き画像等は、ペン画像記憶部32に記憶 され、記憶された手書き画像等のデータは、後述する画像合成手段30に送られ る。また、タッチペン12によって入力された操作信号は、コントローラ11を 介して制御手段31に送られ、各種の制御が行なわれる。
【0032】 上記コンピュータ装置7には、タッチペン12によるペン入力画像の入力可能 時間を計測するタイマ26が設けられている。上記タイマ26は、制御手段31 による手書き画像開始の指示メッセージを第2ディスプレイ8bに表示させるの とほぼ同時に計測を開始する。上記タイマ26の計測時間があらかじめ設定され た所定の入力可能時間(例えば90秒等)に達したときに手書き画像等の入力を 停止してつぎの動作に移るようになっている。
【0033】 また、上記コンピュータ装置7には固定画像記憶部38が設けられ、使用者2 によるシャッタボタン13の操作により所望のシャッタタイミングで撮像映像を 静止画像として固定するようになっている。そして、上記固定画像記憶部38に 固定された静止画としての撮影画像は、第1ディスプレイ8aに表示されるよう になっている。
【0034】 また、上記コンピュータ装置7には、シャッタボタン13のシャッタ操作によ るカメラ6での撮影回数をカウントするカウンタ25が設けられている。上記カ ウンタ25は、コイン検出部17による最初のコインの検出によってリセットさ れてカウントを開始する。上記カウンタ25のカウントがあらかじめ設定された 所定の撮影可能回数(例えば4回等)に達するまで、一定の時間間隔で撮影を繰 り返し、複数の撮影画像(静止画像)を得るようになっている。
【0035】 上記撮影画像(静止画像)は、第1ディスプレイ8aに表示されて使用者2に 対してプレビュー確認させるようになっている。そして、第1ディスプレイ8a には、プレビューを確認させた静止画像について撮りなおしを希望するか否かの 選択を促す画面を表示し、使用者2が撮りなおしを希望する場合は、キャンセル ボタン20でキャンセル操作を行なって再度シャッタ操作を行なうようになって いる。
【0036】 さらに、上記コンピュータ装置7には画像合成手段30が設けられ、上記固定 画像記憶部38に固定された静止画像に、タッチペン12によって第2ディスプ レイ8bの入力部35に入力され、ペン画像記憶部32に記憶された文字や図形 等の手書き画像等を合成するようになっている。上記画像合成手段30で合成さ れた合成画像は、第2ディスプレイ8bの表示部36に表示されるようになって いる。
【0037】 また、上記コンピュータ装置7には、送受信手段39が設けられている。上記 送受信手段39は、例えばインターネット等の通信回線(NET)に接続され、 撮影画像や合成画像,アンケートの回答等を上記通信回線を介して外部に出力し 、外部のサーバに格納したり端末装置等に出力して表示したり印刷したりできる ようになっている。
【0038】 さらに、上記コンピュータ装置7は、プリンタ9による印刷を制御する印刷制 御部34を備えている。上記印刷制御部34は、所定のシートレイアウトにより 印刷媒体15に合成画像を印刷するよう制御する。ここで、上記第2ディスプレ イ8bの表示部36には、印刷媒体15の送出口19の位置を使用者2に知らせ るメッセージ画面を表示するようになっている。
【0039】 上記写真自販機の動作の一例について、図4のフローチャートを参照しながら 説明する。ここで、図4において、「S」はステップを意味する。
【0040】 まず、使用者は、第1筐体1a前の第1ブース14aに入り、第1ディスプレ イ8aにデモ画面が表示されているなか、使用者2がコイン投入口18に必要な コインを投入すると(S120)、カメラ6による被写体2の撮像が開始される (S140)。撮像の開始により、第1ディスプレイ8aに撮像映像が動画とし てリアルタイムで表示される。
【0041】 つぎに、使用者2が第1ディスプレイ8aの表示画像を見ながら被写体2の位 置調整を完了した後に、シャッタボタン13を操作してシャッタ操作の操作信号 を入力すると(S160)、使用者2にポーズをとるよう指示し、それから所定 時間のカウントダウン後に、所定の瞬間の撮像映像が固定画像記憶部38に固定 される(S180)。このとき、第1ディスプレイ8aには、そのときの撮影画 像が静止画像として表示される。
【0042】 そして、固定された静止画像を第1ディスプレイ8aに表示して使用者2に対 してプレビュー確認させ、第1ディスプレイ8aにはプレビューを確認させた静 止画像について撮りなおしを希望するか否かの選択を促すメッセージを表示する (S200)。
【0043】 ステップ200において、使用者2が撮りなおしを希望する場合は、キャンセ ルボタン20の操作によるキャンセル操作を行なってステップ160に戻り、再 度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行なう。ステップ200において、 撮りなおしを行なわない場合は、カウンタ25の撮影回数が規定の撮影可能回数 に達しているか否かが確認される(S220)。
【0044】 ステップ220において、規定の撮影可能回数に達していなければ、ステップ 160に戻り、再度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行なう。一方、ス テップ220において、規定の撮影可能回数に達していれば、第1ディスプレイ 8aに「撮影は終了です。隣のブースでお絵かきをしてください」というメッセ ージが表示され、第1筐体1aでの撮影動作は終了する。
【0045】 つぎに、使用者2は、第1筐体1a前の第1ブース14aから第2筐体1b前 の第2ブース14bに移動してタッチペン12を操作することによる手書き画像 等の入力を開始する(S240)。
【0046】 ここで、図2に示すように、第1の使用者2aが第2ブース14bに移動して 手書き画像の入力を開始すると、第2の使用者2bが第1ブース14aに入って コインを投入し、ステップ120〜ステップ220の撮影動作を行ない得るよう になっている。このように、第1筐体1aのカメラ6による撮影と、第2筐体1 bのタッチペン12による手書き画像の入力とを同時に行ない得るようになって いるため、カメラ6によって撮影された撮影画像への手書き画像の入力を行なう ときに、つぎの使用者による撮影が開始でき、顧客はイライラ感を抱かなくなり 、店舗にとっては顧客の回転率が向上する。
【0047】 第2ディスプレイ8bに表示される手書き画像の入力画面の一例を図5に示す 。この手書き画像入力画面において、21a,21b,21cは、それぞれ手書 きペン,スタンプ画像,アルファベット文字を入力する際にタッチペン12でタ ップするアイコンである。
【0048】 手書き画像を入力する際には、手書きペンのアイコン21aをタッチペン12 の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、第2ディスプレイ8bに表 示された撮影画像22の上に接触させて絵や文字を描くことにより、手書き画像 の入力が行なわれる。
【0049】 スタンプ画像を入力する際には、スタンプ画像のアイコン21bをタッチペン 12の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、第2ディスプレイ8b に表示された撮影画像22の上に接触させることにより、スタンプ画像の入力が 行なわれる。
【0050】 アルファベット文字を入力する際には、アルファベット等の文字のアイコン2 1cをタッチペン12の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、第2 ディスプレイ8bに表示された撮影画像22の上に接触させることにより、アル ファベット等の文字の入力が行なわれる。
【0051】 このようにして、図6に示すように、手書き画像27やスタンプ画像28等が 入力され、表示された撮影画像22の上に合成される。
【0052】 そして、上記手書き画像等の入力は、タイマ26の計測時間があらかじめ設定 された所定の入力可能時間(例えば90秒等)に達するまで続けられる(S26 0)。ステップ260において規定の入力可能時間に達すると、手書き画像等の 入力が停止され、印刷の際のシートレイアウトの選択が行なわれる(S280) 。ここでのシートレイアウトの選択は、第2ディスプレイ8bの表示部36にシ ートレイアウトの見本画面が表示され、タッチペン12の操作により所望のシー トレイアウトを選択することが行なわれる。
【0053】 ついで、シートレイアウトの選択が終了すると、合成画像の画像データがプリ ンタ9に送られ、ステップ280で選択されたシートレイアウトにより印刷が開 始される(S300)。印刷が開始されると、印刷終了までの間に使用者2が待 機する場所を示す待機メッセージ画面が第2ディスプレイ8bの表示部36に表 示される(S320)。
【0054】 上記待機メッセージ画面は、例えば、図7に示すように、印刷された写真プリ ントが送出口19から送出される場所(この例では第2筐体1bの左側面)を示 す矢印29と、「プリントしています。こちらがわに出てまっててね!」という メッセージとが表示されている。そして、一定時間待機メッセージ画面を表示し たのち、第2ディスプレイ8bにはデモ画面が表示され、印刷の終了を待たずに つぎの使用者の手書き画像の入力を待機する状態となる。そののち、印刷が終了 すると、印刷された印刷媒体15(写真プリント)が出力される。
【0055】 なお、上記待機メッセージ画面を第1ディスプレイ8aに表示することもでき 、第1ディスプレイ8aと第2ディスプレイ8bの双方に表示することもできる 。このように、待機メッセージで使用者に待機指示を与えることによりプレイ中 の使用者の流れがスムーズになる。
【0056】 上記写真撮影方法は、コンピュータ装置7で実行される写真撮影プログラムに よって実現され、このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能に記録さ れた記録媒体や、通信回線を介したオンライン等で提供される。
【0057】 ここで、シートレイアウトの一例を図8に示す。この例では、写真プリントと してシールプリントに出力した例を示しており、41はシール台紙、42はシー ルである。
【0058】 このように、上記写真自販機によれば、撮影は第1筐体1a前の第1ブース1 4aで行い、手書き画像の入力は第2筐体1b前の第2ブース14bで行なうこ とができる。このように、撮影と手書き画像の入力を異なる場所で行うことから 、顧客は不必要に待たされることによるイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっ ては顧客の回転率が大幅に向上する。また、第1筐体1a前の第1ブース14a で撮影が終了した使用者は、スムーズに第2筐体1b前の第2ブース14bの前 に移動して第2画像の入力を行なえる。また、異なる顧客が同時に撮影と手書き 画像の入力を行なっても、隣の顧客が気になりにくいため、場所を移動すること による混乱等が少なくなる。
【0059】 なお、上記写真自販機において、合成画像を印刷するかわりに、送受信手段3 9により通信回線を介して外部に出力し、外部のサーバに格納したり端末装置等 に出力して表示したり、あるいは外部で印刷したりすることもできる。また、上 記写真自販機では、コンピュータ装置7を第2筐体1b内に設けるようにしたが 、コンピュータ装置7を第1筐体1a内に設けるようにしても良い。
【0060】 また、上記実施の形態では、第1ブース14aを有する第1筐体1aと、第2 ブース14bを有する第2筐体1bとを備えた例を示したが、これに限定するも のではなく、第1筐体1aと第2筐体1b以外に第3筐体や第4筐体を備えるよ うにしたり、第1ブース14aや第2ブース14b以外に第3ブースや第4ブー スを備えるようにしてもよい。さらに、第1筐体1aと第2筐体1b、場合によ っては第3〜第4筐体までを一体的に形成して1つの筐体にすることもできる。 このようにすることにより、第3ブースや第4ブースあるいは第3筐体や第4筐 体を用いて使用者に各種のプレイを行なわせることができる。
【0061】 このような写真自販機の例を下記の第2〜第5の実施の形態に示す。
【0062】 図9および図10は、本考案の写真自販機の第2の実施の形態を示す。この写 真自販機は、被写体2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、手書き画像 やスタンプ画像のペン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Bを 備えた第2筐体1Bと、シートレイアウト等を表示するディスプレイ8Cおよび プリンタ9を備えた第3筐体1Cとから構成されている。
【0063】 また、上記第1〜第3筐体1A〜1Cは、それぞれ第1〜第3ブースを形成す るカーテンボックス(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第3ブース内で プレイを行なえるようになっている。
【0064】 上記第1筐体1A,第2筐体1B,第3筐体1Cには、それぞれコンピュータ 装置7A,7B,7Cが設けられ、電気的信号を送受信できる接続ケーブル43 で接続されている。
【0065】 上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像している動画や静止画としての撮影画 像を表示する第1ディスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示したりタ ッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2ディスプレイ8Dとが設けら れている。また、上記第1筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置( ストロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置23のシンクロ操作を行 なうカメラ制御スイッチ24とが設けられている。
【0066】 上記第1筐体1Aのコンピュータ装置7Aには、タッチペン12で入力された 操作信号やカメラ制御スイッチ24からの操作信号に基づいて撮影等の制御を行 なう制御手段31Aと、撮影回数をカウントするカウンタ25と、固定画像記憶 部38とを有している。また、上記コンピュータ装置7Aには、送受信手段39 Aを備え、固定画像記憶部38に記憶された撮影画像を第1筐体1Aから第2筐 体1Bに送信しうるようになっている。
【0067】 上記第2筐体1Bのコンピュータ装置7Bは、ペン入力や画像の合成等を制御 する制御手段31Bと、ペン入力時間を計測するタイマ26とを備えている。ま た、上記第1筐体1Aから送信された撮影画像等のデータを受信するとともに、 合成画像等のデータを第3筐体1Cに送信する送受信手段39Bを備えている。
【0068】 また、上記コンピュータ装置7Bは、タッチペン12で入力されたペン入力画 像を記憶するペン入力画像記憶部32と、送受信手段39Bで受信された撮影画 像を記憶する入力画像記憶部37Bと、撮影画像とペン入力画像を合成する画像 合成手段30と、合成画像を記憶する合成画像記憶部33とを備えている。
【0069】 さらに、上記第3筐体1Cのコンピュータ装置7Cは、第2筐体1Bから合成 画像等のデータを受信する送受信手段39Cと、受信した合成画像等のデータを 記憶する入力画像記憶部37Cとを備えている。また、第3筐体1Cの動作を制 御する制御手段31Cと、プリンタ9での印刷を制御する印刷制御部34を備え ている。
【0070】 この写真自販機では、各筐体にそれぞれコンピュータ装置があるため、撮影・ お絵かき・印刷のそれぞれを分散的に処理することができる。このため、1台の コンピュータ装置に比べて利用者のストレスが少ない操作感を提供できる。また 、第1〜第3筐体のいずれかを交換することも可能で、多様なニーズへの対応を 比較的容易に行なうことができる。それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効 果を奏する。
【0071】 図11は、本考案の写真自販機の第3の実施の形態を示す。この写真自販機は 、被写体2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、撮影画像の加工や編集 を行なう画像編集手段(図示せず)ならびに編集入力を行なうタッチペン12な らびにディスプレイ8Bを備えた第2筐体1Bと、手書き画像やスタンプ画像の ペン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Cを備えた第3筐体1 Cと、シートレイアウト等を表示するディスプレイ8Dおよびプリンタ9を備え た第4筐体1Dとから構成されている。
【0072】 また、上記第1〜第4筐体1A〜1Dは、それぞれ第1〜第4ブースを形成す るカーテンボックス(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第4ブース内で プレイを行なえるようになっている。
【0073】 なお、この例では、ペン入力画像の入力を行なう本考案の「第2筐体(第2ブ ース)」を便宜上「第3筐体(第3ブース)」として説明しているが、単なる表 現上の相違であり、本質的には同様のものを指している。
【0074】 上記第1筐体1A,第2筐体1B,第3筐体1C,第4筐体1Dには、それぞ れコンピュータ装置7A,7B,7C,7Dが設けられ、電気的信号を送受信で きる接続ケーブル43で接続されている。
【0075】 上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像している動画や静止画としての撮影画 像を表示する第1ディスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示したりタ ッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2ディスプレイ8Eとが設けら れている。また、上記第1筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置( ストロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置23のシンクロ操作を行 なうカメラ制御スイッチ24とが設けられている。
【0076】 この写真自販機では、撮影画像の拡大,縮小,変形,トリミング,色彩変更, 明るさ変更等の編集・加工を行なうことができる。また、第1筐体で撮影した画 像を第2・第3筐体に同時に送ることにより、撮影画像の加工とお絵かきとを同 時に行なうことができる。さらに、限られたプレイ時間内で、撮影画像の加工と お絵かきを並行して行なうことができ、より満足のいくプリントを得ることがで きる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0077】 図12は、本考案の写真自販機の第4の実施の形態を示す。この写真自販機は 、被写体2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、手書き画像やスタンプ 画像のペン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Bを備えた第2 筐体1Bと、シートレイアウト等を表示するディスプレイ8Cおよびプリンタ9 をそれぞれ備えた第3および第4筐体1C,1Dとから構成されている。
【0078】 また、上記第1〜第4筐体1A〜1Dは、それぞれ第1〜第4ブースを形成す るカーテンボックス(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第4ブース内で プレイを行なえるようになっている。
【0079】 上記第1筐体1A,第2筐体1Bには、それぞれコンピュータ装置7A,7B が設けられ、電気的信号を送受信できる接続ケーブル43で接続されている。ま た、第2筐体1Bと第3筐体1Cおよび第4筐体1Dも接続ケーブル43で接続 されている。
【0080】 上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像している動画や静止画としての撮影画 像を表示する第1ディスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示したりタ ッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2ディスプレイ8Eとが設けら れている。また、上記第1筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置( ストロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置23のシンクロ操作を行 なうカメラ制御スイッチ24とが設けられている。
【0081】 この写真自販機では、複数のプリンタ9を備えることにより、使用者2が印刷 に用いる好みのプリンタ9を選択して印刷表現の異なるプリントを得たり、2組 の使用者2の画像を同時に印刷して顧客回転をより向上させたりすることができ る。
【0082】 また、従来から写真自販機では、写真画質の印刷を高速で行なうために昇華型 熱転写プリンタが用いられてきたがランニングコストに問題があった。一方、低 コストで写真画質の印刷を実現できるプリンタとしてインクジェットプリンタが あるが、印刷に要する時間が長いというデメリットがある。この実施の形態では 、1プレイの印刷時間を平均化できるため、インクジェットプリンタの使用も可 能となり、印刷にかかるランニングコストを低減できる。それ以外は、上記各実 施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0083】 図13は、本考案の第5の実施の形態の写真自販機を示す。この写真自販機は 、筐体1は1つであり、被写体2を撮影するカメラ6等を備えて撮影を行なう第 1ブース14Aと、撮影画像を表示するディスプレイ8等を備えて第2画像の入 力を行なう第2および第3ブース14B,14Cと、複数台(この例では3台) のプリンタ9を備えて印刷を行なう第4ブース14Dを備えている。この例のよ うに、カーテン5等で囲まれていない一定の領域も本考案のブースに含める趣旨 である。
【0084】 なお、この例では、ペン入力画像の入力を行なう本考案の「第2筐体(第2ブ ース)」を便宜上「第2筐体(第2ブース)」および「第3筐体(第3ブース) 」として説明しているが、単なる表現上の相違であり、本質的には同様のものを 指している。
【0085】 この写真自販機では、1つの筐体に複数のブースを設けることにより、設置ス ペースを有効に使用することができる。また、ディスプレイやプリンタを複数備 えているため、仮に1台に不具合が生じて使えなくなっても、あまりプレイに支 障をきたさず、稼動を停止させて営業停止する等のトラブルを未然に防ぐことが できる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0086】 なお、上記各実施の形態において、プリンタ9としては、昇華型プリンタ,イ ンクジェットプリンタ,レーザプリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリンタ, サーマルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタントフィルムプリンタ等、各種の タイプのプリンタを適用することができ、特に限定するものではない。また、上 記プリンタ9を複数台設けて利用者が印刷したい好みのプリンタ9を選択できる ようにしてもよい。
【0087】 また、上記各実施の形態では、出力する写真プリントがシールプリントである 例を示したが、これに限定するものではなく、カード等として出力するものも含 む趣旨であり、印刷媒体15の材質や構成を限定する趣旨ではない。
【0088】 また、上記各実施の形態では、コインの投入により撮影を開始するようにした が、これに限定するものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレジッ トカード,キャッシュカード等、撮影の対価として支払いうるものであれば、各 種の態様を含む趣旨である。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組 み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
【0089】 また、上記各実施の形態では、カメラ6での撮像映像とペン入力画像等とのふ たつの画像を合成するようにしたが、これに限定するものではなく、前景や背景 等になるフレーム画像を合成するようにしてもよい。
【0090】 また、上記各実施の形態において、カメラ6としては、デジタルカメラを用い ることもできるし、ビデオカメラを用いることもでき、撮影画像を電気信号に変 換しうるものであれば特に限定するものではなく、各種のものを用いることがで きる。さらに、上記実施の形態では、1台のカメラ6を備えた例を示したが、こ れに限定するものではなく、複数台のカメラ6を備えるようにしても差し支えな い。
【0091】 また、上記各実施の形態では、スタンプ画像は、スタンプ画像格納部(図示せ ず)に格納されたものを用いるようにしたが、これに限定するものではなく、フ ロッピディスク,CD−ROM,CD−R,光磁気ディスク等の各種の記憶媒体 に記憶された画像データを読取って使用するようにすることもできる。
【0092】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、顧客は不必要に待たされることによるイライ ラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向上する。
【提出日】平成14年9月30日(2002.9.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し 、撮影画像をプリントして販売する写真自販機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写 真自販機が数多く設置されている。このような写真自販機としては、一般に、図 14に示すようなものが用いられている。このものは、内部および前面に各種の 装置が設けられた筐体1と、上記筐体1の上下から被写体2の背後まで達するよ うに突き出された支柱3とを備えている。
【0003】 そして、上記両支柱3の先端部分に、撮影の際の背景となるカーテン5が吊設 され、上記筐体1,支柱3,カーテン5で囲まれた空間が、被写体2の撮影用ブ ースを形成している。上側の支柱3には、撮影用ブース内の被写体2を照射する 2つのライト4が取り付けられている。
【0004】 上記筐体1の内部には、被写体2を撮影するカメラ6が設けられている。上記 筐体1のカメラ6の被写体2側に位置する面には、透明板10が嵌め込まれてい る。また、上記筐体1の内部には、上記カメラ6から画像データを受信して画像 合成等の処理を行なうコンピュータ装置7が設けられている。また、上記筐体1 の被写体2側には、上記コンピュータ装置7から送信された合成画像等の画像信 号を受信して画像を表示するディスプレイ8が設けられている。
【0005】 さらに、上記筐体1の内部には、コンピュータ装置7から送信された画像デー タを受信し、この画像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられている。 このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、筐体1に形成された送出口19か ら送出されるようになっている。
【0006】 さらに、上記筐体1の前面には操作パネルが設けられ、この操作パネルにコン トローラ11が設けられている。上記コントローラ11は、タッチペン12を備 え、使用者2が上記タッチペン12の先端をディスプレイ8の表面に接触させて 文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手書き入力された文字・図 形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で撮影された被写体2の撮影画 像と合成されてディスプレイ8に表示され、印刷媒体15に印刷されるようにな っている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記写真自販機では、撮影用ブース内で撮影を行なったのち、手書き画像の入 力も行なわれる。しかも、プリンタ9から排出される写真プリントも撮影用ブー ス内に向かって送出される。このため、一旦使用者2が撮影用ブースに入ると、 撮影を行なって手書き画像を入力し、印刷が終了するまで撮影用ブースを占領す ることになる。したがって、つぎの使用者2は、前の使用者2が送出された写真 プリントを手にしてその場からいなくなるまで撮影を開始することができず、顧 客は不必要に待たされてイライラ感を抱き、店舗にとっては顧客の回転率が悪く なるという問題があった。
【0008】 本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、顧客の回転率を向上させる ことができる写真自販機の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の写真自販機は、使用者を含む被写体を撮 影してその写真を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影手段と、 上記撮影手段で撮影された画像を表示しうる表示手段と、使用者が上記撮影画像 に合成される第2画像を入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に印 刷して写真プリントとして出力する写真出力手段とを備え、上記撮影手段による 撮影が行なわれる第1ブースと、第2画像入力手段による第2画像の入力が行な われる第2ブースと、写真出力手段による写真プリントの出力が行なわれる第3 ブースとが設けられていることを要旨とする。
【0010】 すなわち、本考案の写真自販機は、上記撮影手段による撮影が行なわれる第1 ブースと、第2画像入力手段による第2画像の入力が行なわれる第2ブースと、 写真出力手段による写真プリントの出力が行なわれる第3ブースとを備え、撮影 手段による撮影と、第2画像入力手段による第2画像の入力と、写真出力手段に よる写真プリントの出力とを異なるブースで行なうように構成したため、顧客は 不必要に待たされることによるイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客 の回転率が大幅に向上する。
【0011】 本考案の写真自販機において、写真出力手段による写真プリントの出力が行な われる第3ブースが複数設けられ、使用者が印刷に用いる好みの印刷手段を選択 して印刷表現の異なる写真プリントを得るか、または、2組の使用者の画像を同 時に印刷するようになっている場合には、印刷表現の異なるプリントを得てより 満足のいくプリントを得ることができたり、2組の使用者の画像を同時に印刷し て顧客回転をより向上させたりすることができたりする。
【0012】 本考案の写真自販機において、第2画像入力手段による第2画像の入力が行な われる第2ブースを複数備えている場合には、仮に一方に不具合が生じて使えな くなっても、あまりプレイに支障をきたさず、稼動を停止させて営業停止する等 のトラブルを未然に防ぐことができる。
【0013】 本考案の写真自販機において、上記撮影手段による撮影と、第2画像入力手段 による第2画像の入力と、写真出力手段による写真プリントの出力とを同時に行 ない得るように構成されている場合には、顧客は不必要に待たされることによる イライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向上する。
【0014】 本考案の写真自販機において、上記各ブースはカーテン等で囲まれていない一 定の領域のものを含むこともできる。また、本考案の写真自販機において、上記 各ブースは1つの筐体に設けることもできる。さらに、本考案の写真自販機にお いて、上記各ブースは異なる筐体に設けることもできる。
【0015】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施の形態を詳しく説明する。
【0016】 図1および図2は、本考案の写真自販機の一実施の形態を示す図である。この 写真自販機は、内部および前面に各種の装置が設けられた第1筐体1aと、同じ く内部,前面ならびに側面に各種の装置が設けられた第2筐体1bとを備えてい る。以下、被写体2に面する側を各筐体1a,1bの「前面」、その反対側を「 背面」、被写体2から見て右側の側面を各筐体1a,1bの「右側面」、その反 対の側面を「左側面」という。
【0017】 上記第1および第2筐体1a,1bの前面には、被写体2の背後を囲うよう箱 状にフレーム3が組まれ(図1では一部を鎖線で示している)、第1筐体1a前 のフレーム3で囲われた部分が被写体2が入る第1ブース14aを形成し、第2 筐体1b前のフレーム3で囲われた部分が被写体2が入る第2ブース14bを形 成している。
【0018】 上記第1筐体1aと第2筐体1bとは、隣接されて設けられており、上記第1 ブース14aと第2ブース14bも隣接されて設けられている。そして、上記各 フレーム3のうち上側のフレーム3には、それぞれカーテン5(図1には示して いない)が吊設され、第1ブース14aおよび第2ブース14bがそれぞれカー テン5で囲われてある程度独立した空間を形成するようになっている。
【0019】 上記第1筐体1aの内部には、被写体2を撮影するカメラ6が設けられている 。上記第1筐体1aのカメラ6の被写体2側に位置する面には、透明板10が嵌 め込まれている。また、上記第1筐体1aの上部には、撮影中の被写体2を照明 するライト4が設けられている。
【0020】 さらに、上記第1筐体1aの被写体2側には、上記カメラ6で撮影された画像 信号を受信して表示する第1ディスプレイ8aが設けられている。上記第1ディ スプレイ8aとしては、CRT装置等が用いられ、撮影中の使用者2に撮影画像 を見やすく表示し、プレビュー確認等が行いやすくなっている。
【0021】 また、上記第1筐体1aの前面には、カメラ6で撮像された撮像映像を所定の タイミングで固定して静止画としての撮影映像を得るためのシャッタボタン13 が設けられている。また、上記第1筐体1aの前面には、上記シャッタボタン1 3の操作により静止画として固定された撮影映像が気に入らない場合に撮りなお しを行なうキャンセルボタン20が設けられている。さらに、第1筐体1aの前 面には、対価としてのコインを投入するコイン投入口18が設けられている。
【0022】 また、第1筐体1a内部のコイン投入口18に隣接した位置には、投入された コインを検出して後述するコンピュータ装置7に検出信号を送信するコイン検出 部17(図3参照)が設けられている。また、筐体1前面の適所には、コンピュ ータ装置7から音声信号を受信して出力するスピーカ(図示せず)が設けられて いる。
【0023】 一方、上記第2筐体1bの内部には、上記カメラ6から画像データを受信して 画像の固定や画像合成等の処理を行なうコンピュータ装置7が設けられている。 また、上記第2筐体1bの前面には、所定のシャッタタイミングで固定された撮 影画像等を表示する第2ディスプレイ8bが設けられている。上記第2ディスプ レイ8bとしては、液晶タブレット等が用いられ、後述するように、画像や情報 の表示とともにデータの入力を行ない得るようになっている。
【0024】 さらに、上記第2筐体1bの前面には操作パネルが設けられ、この操作パネル にコントローラ11(図3参照)が設けられ、この操作パネルの近傍にはタッチ ペン12が備えられている。そして、上記コントローラ11により、使用者2が 第2ディスプレイ8bに表示される操作指示に従って第2ディスプレイ8bの表 面をタッチペン12でタップ(軽く叩く)等することにより、各種の操作信号が コンピュータ装置7に送られ、シートレイアウトの選択等の各種操作が行なわれ るようになっている。
【0025】 また、上記タッチペン12は、その先端を第2ディスプレイ8bの表面に接触 させて文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手書き入力された文 字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で撮影されて固定された 被写体2の撮影画像と合成されて第2ディスプレイ8bに表示されるようになっ ている。
【0026】 さらに、上記第2筐体1bの内部には、コンピュータ装置7から送信された画 像データを受信し、この画像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられて いる。このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、第2筐体1bの左側面に形 成された送出口19から送出されるようになっている。
【0027】 この例において、使用者2が第1ディスプレイ8aから見る画像は、被写体2 の撮影像であり、第2ディスプレイ8bから見る画像およびプリンタ9から印刷 される画像は、被写体2の撮影像と、タッチペン12による手書き入力画像等と が合成されたものである。図2において、16は第1筐体1aと第2筐体1bの 間で電気的な配線を通す連通部である。
【0028】 つぎに、上記コンピュータ装置7のシステム構成について詳しく説明する。
【0029】 図3に示すように、上記コンピュータ装置7は、タッチペン12により第2デ ィスプレイ8bの入力部35に入力された各種の操作信号をコントローラ11を 介して受信し、受信した操作信号に応じて各種制御を行なう制御手段31を備え ている。上記制御手段31は、コイン検出部17からの検出信号を受信すること により、撮影等の制御を開始するようになっている。
【0030】 上記第2ディスプレイ8bには、タッチペン12によって手書き画像や操作信 号が入力される入力部35と、画像等を表示する表示部36とが設けられている 。上記タッチペン12で入力された手書き画像等は、ペン画像記憶部32に記憶 され、記憶された手書き画像等のデータは、後述する画像合成手段30に送られ る。また、タッチペン12によって入力された操作信号は、コントローラ11を 介して制御手段31に送られ、各種の制御が行なわれる。
【0031】 上記コンピュータ装置7には、タッチペン12によるペン入力画像の入力可能 時間を計測するタイマ26が設けられている。上記タイマ26は、制御手段31 による手書き画像開始の指示メッセージを第2ディスプレイ8bに表示させるの とほぼ同時に計測を開始する。上記タイマ26の計測時間があらかじめ設定され た所定の入力可能時間(例えば90秒等)に達したときに手書き画像等の入力を 停止してつぎの動作に移るようになっている。
【0032】 また、上記コンピュータ装置7には固定画像記憶部38が設けられ、使用者2 によるシャッタボタン13の操作により所望のシャッタタイミングで撮像映像を 静止画像として固定するようになっている。そして、上記固定画像記憶部38に 固定された静止画としての撮影画像は、第1ディスプレイ8aに表示されるよう になっている。
【0033】 また、上記コンピュータ装置7には、シャッタボタン13のシャッタ操作によ るカメラ6での撮影回数をカウントするカウンタ25が設けられている。上記カ ウンタ25は、コイン検出部17による最初のコインの検出によってリセットさ れてカウントを開始する。上記カウンタ25のカウントがあらかじめ設定された 所定の撮影可能回数(例えば4回等)に達するまで、一定の時間間隔で撮影を繰 り返し、複数の撮影画像(静止画像)を得るようになっている。
【0034】 上記撮影画像(静止画像)は、第1ディスプレイ8aに表示されて使用者2に 対してプレビュー確認させるようになっている。そして、第1ディスプレイ8a には、プレビューを確認させた静止画像について撮りなおしを希望するか否かの 選択を促す画面を表示し、使用者2が撮りなおしを希望する場合は、キャンセル ボタン20でキャンセル操作を行なって再度シャッタ操作を行なうようになって いる。
【0035】 さらに、上記コンピュータ装置7には画像合成手段30が設けられ、上記固定 画像記憶部38に固定された静止画像に、タッチペン12によって第2ディスプ レイ8bの入力部35に入力され、ペン画像記憶部32に記憶された文字や図形 等の手書き画像等を合成するようになっている。上記画像合成手段30で合成さ れた合成画像は、第2ディスプレイ8bの表示部36に表示されるようになって いる。
【0036】 また、上記コンピュータ装置7には、送受信手段39が設けられている。上記 送受信手段39は、例えばインターネット等の通信回線(NET)に接続され、 撮影画像や合成画像,アンケートの回答等を上記通信回線を介して外部に出力し 、外部のサーバに格納したり端末装置等に出力して表示したり印刷したりできる ようになっている。
【0037】 さらに、上記コンピュータ装置7は、プリンタ9による印刷を制御する印刷制 御部34を備えている。上記印刷制御部34は、所定のシートレイアウトにより 印刷媒体15に合成画像を印刷するよう制御する。ここで、上記第2ディスプレ イ8bの表示部36には、印刷媒体15の送出口19の位置を使用者2に知らせ るメッセージ画面を表示するようになっている。
【0038】 上記写真自販機の動作の一例について、図4のフローチャートを参照しながら 説明する。ここで、図4において、「S」はステップを意味する。
【0039】 まず、使用者は、第1筐体1a前の第1ブース14aに入り、第1ディスプレ イ8aにデモ画面が表示されているなか、使用者2がコイン投入口18に必要な コインを投入すると(S120)、カメラ6による被写体2の撮像が開始される (S140)。撮像の開始により、第1ディスプレイ8aに撮像映像が動画とし てリアルタイムで表示される。
【0040】 つぎに、使用者2が第1ディスプレイ8aの表示画像を見ながら被写体2の位 置調整を完了した後に、シャッタボタン13を操作してシャッタ操作の操作信号 を入力すると(S160)、使用者2にポーズをとるよう指示し、それから所定 時間のカウントダウン後に、所定の瞬間の撮像映像が固定画像記憶部38に固定 される(S180)。このとき、第1ディスプレイ8aには、そのときの撮影画 像が静止画像として表示される。
【0041】 そして、固定された静止画像を第1ディスプレイ8aに表示して使用者2に対 してプレビュー確認させ、第1ディスプレイ8aにはプレビューを確認させた静 止画像について撮りなおしを希望するか否かの選択を促すメッセージを表示する (S200)。
【0042】 ステップ200において、使用者2が撮りなおしを希望する場合は、キャンセ ルボタン20の操作によるキャンセル操作を行なってステップ160に戻り、再 度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行なう。ステップ200において、 撮りなおしを行なわない場合は、カウンタ25の撮影回数が規定の撮影可能回数 に達しているか否かが確認される(S220)。
【0043】 ステップ220において、規定の撮影可能回数に達していなければ、ステップ 160に戻り、再度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行なう。一方、ス テップ220において、規定の撮影可能回数に達していれば、第1ディスプレイ 8aに「撮影は終了です。隣のブースでお絵かきをしてください」というメッセ ージが表示され、第1筐体1aでの撮影動作は終了する。
【0044】 つぎに、使用者2は、第1筐体1a前の第1ブース14aから第2筐体1b前 の第2ブース14bに移動してタッチペン12を操作することによる手書き画像 等の入力を開始する(S240)。
【0045】 ここで、図2に示すように、第1の使用者2aが第2ブース14bに移動して 手書き画像の入力を開始すると、第2の使用者2bが第1ブース14aに入って コインを投入し、ステップ120〜ステップ220の撮影動作を行ない得るよう になっている。このように、第1筐体1aのカメラ6による撮影と、第2筐体1 bのタッチペン12による手書き画像の入力とを同時に行ない得るようになって いるため、カメラ6によって撮影された撮影画像への手書き画像の入力を行なう ときに、つぎの使用者による撮影が開始でき、顧客はイライラ感を抱かなくなり 、店舗にとっては顧客の回転率が向上する。
【0046】 第2ディスプレイ8bに表示される手書き画像の入力画面の一例を図5に示す 。この手書き画像入力画面において、21a,21b,21cは、それぞれ手書 きペン,スタンプ画像,アルファベット文字を入力する際にタッチペン12でタ ップするアイコンである。
【0047】 手書き画像を入力する際には、手書きペンのアイコン21aをタッチペン12 の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、第2ディスプレイ8bに表 示された撮影画像22の上に接触させて絵や文字を描くことにより、手書き画像 の入力が行なわれる。
【0048】 スタンプ画像を入力する際には、スタンプ画像のアイコン21bをタッチペン 12の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、第2ディスプレイ8b に表示された撮影画像22の上に接触させることにより、スタンプ画像の入力が 行なわれる。
【0049】 アルファベット文字を入力する際には、アルファベット等の文字のアイコン2 1cをタッチペン12の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、第2 ディスプレイ8bに表示された撮影画像22の上に接触させることにより、アル ファベット等の文字の入力が行なわれる。
【0050】 このようにして、図6に示すように、手書き画像27やスタンプ画像28等が 入力され、表示された撮影画像22の上に合成される。
【0051】 そして、上記手書き画像等の入力は、タイマ26の計測時間があらかじめ設定 された所定の入力可能時間(例えば90秒等)に達するまで続けられる(S26 0)。ステップ260において規定の入力可能時間に達すると、手書き画像等の 入力が停止され、印刷の際のシートレイアウトの選択が行なわれる(S280) 。ここでのシートレイアウトの選択は、第2ディスプレイ8bの表示部36にシ ートレイアウトの見本画面が表示され、タッチペン12の操作により所望のシー トレイアウトを選択することが行なわれる。
【0052】 ついで、シートレイアウトの選択が終了すると、合成画像の画像データがプリ ンタ9に送られ、ステップ280で選択されたシートレイアウトにより印刷が開 始される(S300)。印刷が開始されると、印刷終了までの間に使用者2が待 機する場所を示す待機メッセージ画面が第2ディスプレイ8bの表示部36に表 示される(S320)。
【0053】 上記待機メッセージ画面は、例えば、図7に示すように、印刷された写真プリ ントが送出口19から送出される場所(この例では第2筐体1bの左側面)を示 す矢印29と、「プリントしています。こちらがわに出てまっててね!」という メッセージとが表示されている。そして、一定時間待機メッセージ画面を表示し たのち、第2ディスプレイ8bにはデモ画面が表示され、印刷の終了を待たずに つぎの使用者の手書き画像の入力を待機する状態となる。そののち、印刷が終了 すると、印刷された印刷媒体15(写真プリント)が出力される。
【0054】 なお、上記待機メッセージ画面を第1ディスプレイ8aに表示することもでき 、第1ディスプレイ8aと第2ディスプレイ8bの双方に表示することもできる 。このように、待機メッセージで使用者に待機指示を与えることによりプレイ中 の使用者の流れがスムーズになる。
【0055】 上記写真撮影方法は、コンピュータ装置7で実行される写真撮影プログラムに よって実現され、このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能に記録さ れた記録媒体や、通信回線を介したオンライン等で提供される。
【0056】 ここで、シートレイアウトの一例を図8に示す。この例では、写真プリントと してシールプリントに出力した例を示しており、41はシール台紙、42はシー ルである。
【0057】 このように、上記写真自販機によれば、撮影は第1筐体1a前の第1ブース1 4aで行い、手書き画像の入力は第2筐体1b前の第2ブース14bで行なうこ とができる。このように、撮影と手書き画像の入力を異なる場所で行うことから 、顧客は不必要に待たされることによるイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっ ては顧客の回転率が大幅に向上する。また、第1筐体1a前の第1ブース14a で撮影が終了した使用者は、スムーズに第2筐体1b前の第2ブース14bの前 に移動して第2画像の入力を行なえる。また、異なる顧客が同時に撮影と手書き 画像の入力を行なっても、隣の顧客が気になりにくいため、場所を移動すること による混乱等が少なくなる。
【0058】 なお、上記写真自販機において、合成画像を印刷するかわりに、送受信手段3 9により通信回線を介して外部に出力し、外部のサーバに格納したり端末装置等 に出力して表示したり、あるいは外部で印刷したりすることもできる。また、上 記写真自販機では、コンピュータ装置7を第2筐体1b内に設けるようにしたが 、コンピュータ装置7を第1筐体1a内に設けるようにしても良い。
【0059】 また、上記実施の形態では、第1ブース14aを有する第1筐体1aと、第2 ブース14bを有する第2筐体1bとを備えた例を示したが、これに限定するも のではなく、第1筐体1aと第2筐体1b以外に第3筐体や第4筐体を備えるよ うにしたり、第1ブース14aや第2ブース14b以外に第3ブースや第4ブー スを備えるようにしてもよい。さらに、第1筐体1aと第2筐体1b、場合によ っては第3〜第4筐体までを一体的に形成して1つの筐体にすることもできる。 このようにすることにより、第3ブースや第4ブースあるいは第3筐体や第4筐 体を用いて使用者に各種のプレイを行なわせることができる。
【0060】 このような写真自販機の例を下記の第2〜第5の実施の形態に示す。
【0061】 図9および図10は、本考案の写真自販機の第2の実施の形態を示す。この写 真自販機は、被写体2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、手書き画像 やスタンプ画像のペン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Bを 備えた第2筐体1Bと、シートレイアウト等を表示するディスプレイ8Cおよび プリンタ9を備えた第3筐体1Cとから構成されている。
【0062】 また、上記第1〜第3筐体1A〜1Cは、それぞれ第1〜第3ブースを形成す るカーテンボックス(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第3ブース内で プレイを行なえるようになっている。
【0063】 上記第1筐体1A,第2筐体1B,第3筐体1Cには、それぞれコンピュータ 装置7A,7B,7Cが設けられ、電気的信号を送受信できる接続ケーブル43 で接続されている。
【0064】 上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像している動画や静止画としての撮影画 像を表示する第1ディスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示したりタ ッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2ディスプレイ8Dとが設けら れている。また、上記第1筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置( ストロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置23のシンクロ操作を行 なうカメラ制御スイッチ24とが設けられている。
【0065】 上記第1筐体1Aのコンピュータ装置7Aには、タッチペン12で入力された 操作信号やカメラ制御スイッチ24からの操作信号に基づいて撮影等の制御を行 なう制御手段31Aと、撮影回数をカウントするカウンタ25と、固定画像記憶 部38とを有している。また、上記コンピュータ装置7Aには、送受信手段39 Aを備え、固定画像記憶部38に記憶された撮影画像を第1筐体1Aから第2筐 体1Bに送信しうるようになっている。
【0066】 上記第2筐体1Bのコンピュータ装置7Bは、ペン入力や画像の合成等を制御 する制御手段31Bと、ペン入力時間を計測するタイマ26とを備えている。ま た、上記第1筐体1Aから送信された撮影画像等のデータを受信するとともに、 合成画像等のデータを第3筐体1Cに送信する送受信手段39Bを備えている。
【0067】 また、上記コンピュータ装置7Bは、タッチペン12で入力されたペン入力画 像を記憶するペン入力画像記憶部32と、送受信手段39Bで受信された撮影画 像を記憶する入力画像記憶部37Bと、撮影画像とペン入力画像を合成する画像 合成手段30と、合成画像を記憶する合成画像記憶部33とを備えている。
【0068】 さらに、上記第3筐体1Cのコンピュータ装置7Cは、第2筐体1Bから合成 画像等のデータを受信する送受信手段39Cと、受信した合成画像等のデータを 記憶する入力画像記憶部37Cとを備えている。また、第3筐体1Cの動作を制 御する制御手段31Cと、プリンタ9での印刷を制御する印刷制御部34を備え ている。
【0069】 この写真自販機では、各筐体にそれぞれコンピュータ装置があるため、撮影・ お絵かき・印刷のそれぞれを分散的に処理することができる。このため、1台の コンピュータ装置に比べて利用者のストレスが少ない操作感を提供できる。また 、第1〜第3筐体のいずれかを交換することも可能で、多様なニーズへの対応を 比較的容易に行なうことができる。それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効 果を奏する。
【0070】 図11は、本考案の写真自販機の第3の実施の形態を示す。この写真自販機は 、被写体2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、撮影画像の加工や編集 を行なう画像編集手段(図示せず)ならびに編集入力を行なうタッチペン12な らびにディスプレイ8Bを備えた第2筐体1Bと、手書き画像やスタンプ画像の ペン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Cを備えた第3筐体1 Cと、シートレイアウト等を表示するディスプレイ8Dおよびプリンタ9を備え た第4筐体1Dとから構成されている。
【0071】 また、上記第1〜第4筐体1A〜1Dは、それぞれ第1〜第4ブースを形成す るカーテンボックス(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第4ブース内で プレイを行なえるようになっている。
【0072】 なお、この例では、ペン入力画像の入力を行なう本考案の「第2筐体(第2ブ ース)」を便宜上「第3筐体(第3ブース)」として説明しているが、単なる表 現上の相違であり、本質的には同様のものを指している。
【0073】 上記第1筐体1A,第2筐体1B,第3筐体1C,第4筐体1Dには、それぞ れコンピュータ装置7A,7B,7C,7Dが設けられ、電気的信号を送受信で きる接続ケーブル43で接続されている。
【0074】 上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像している動画や静止画としての撮影画 像を表示する第1ディスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示したりタ ッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2ディスプレイ8Eとが設けら れている。また、上記第1筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置( ストロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置23のシンクロ操作を行 なうカメラ制御スイッチ24とが設けられている。
【0075】 この写真自販機では、撮影画像の拡大,縮小,変形,トリミング,色彩変更, 明るさ変更等の編集・加工を行なうことができる。また、第1筐体で撮影した画 像を第2・第3筐体に同時に送ることにより、撮影画像の加工とお絵かきとを同 時に行なうことができる。さらに、限られたプレイ時間内で、撮影画像の加工と お絵かきを並行して行なうことができ、より満足のいくプリントを得ることがで きる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0076】 図12は、本考案の写真自販機の第4の実施の形態を示す。この写真自販機は 、被写体2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、手書き画像やスタンプ 画像のペン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Bを備えた第2 筐体1Bと、シートレイアウト等を表示するディスプレイ8Cおよびプリンタ9 をそれぞれ備えた第3および第4筐体1C,1Dとから構成されている。
【0077】 また、上記第1〜第4筐体1A〜1Dは、それぞれ第1〜第4ブースを形成す るカーテンボックス(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第4ブース内で プレイを行なえるようになっている。
【0078】 上記第1筐体1A,第2筐体1Bには、それぞれコンピュータ装置7A,7B が設けられ、電気的信号を送受信できる接続ケーブル43で接続されている。ま た、第2筐体1Bと第3筐体1Cおよび第4筐体1Dも接続ケーブル43で接続 されている。
【0079】 上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像している動画や静止画としての撮影画 像を表示する第1ディスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示したりタ ッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2ディスプレイ8Eとが設けら れている。また、上記第1筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置( ストロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置23のシンクロ操作を行 なうカメラ制御スイッチ24とが設けられている。
【0080】 この写真自販機では、複数のプリンタ9を備えることにより、使用者2が印刷 に用いる好みのプリンタ9を選択して印刷表現の異なるプリントを得たり、2組 の使用者2の画像を同時に印刷して顧客回転をより向上させたりすることができ る。
【0081】 また、従来から写真自販機では、写真画質の印刷を高速で行なうために昇華型 熱転写プリンタが用いられてきたがランニングコストに問題があった。一方、低 コストで写真画質の印刷を実現できるプリンタとしてインクジェットプリンタが あるが、印刷に要する時間が長いというデメリットがある。この実施の形態では 、1プレイの印刷時間を平均化できるため、インクジェットプリンタの使用も可 能となり、印刷にかかるランニングコストを低減できる。それ以外は、上記各実 施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0082】 図13は、本考案の第5の実施の形態の写真自販機を示す。この写真自販機は 、筐体1は1つであり、被写体2を撮影するカメラ6等を備えて撮影を行なう第 1ブース14Aと、撮影画像を表示するディスプレイ8等を備えて第2画像の入 力を行なう第2および第3ブース14B,14Cと、複数台(この例では3台) のプリンタ9を備えて印刷を行なう第4ブース14Dを備えている。この例のよ うに、カーテン5等で囲まれていない一定の領域も本考案のブースに含める趣旨 である。
【0083】 なお、この例では、ペン入力画像の入力を行なう本考案の「第2筐体(第2ブ ース)」を便宜上「第2筐体(第2ブース)」および「第3筐体(第3ブース) 」として説明しているが、単なる表現上の相違であり、本質的には同様のものを 指している。
【0084】 この写真自販機では、1つの筐体に複数のブースを設けることにより、設置ス ペースを有効に使用することができる。また、ディスプレイやプリンタを複数備 えているため、仮に1台に不具合が生じて使えなくなっても、あまりプレイに支 障をきたさず、稼動を停止させて営業停止する等のトラブルを未然に防ぐことが できる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0085】 なお、上記各実施の形態において、プリンタ9としては、昇華型プリンタ,イ ンクジェットプリンタ,レーザプリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリンタ, サーマルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタントフィルムプリンタ等、各種の タイプのプリンタを適用することができ、特に限定するものではない。また、上 記プリンタ9を複数台設けて利用者が印刷したい好みのプリンタ9を選択できる ようにしてもよい。
【0086】 また、上記各実施の形態では、出力する写真プリントがシールプリントである 例を示したが、これに限定するものではなく、カード等として出力するものも含 む趣旨であり、印刷媒体15の材質や構成を限定する趣旨ではない。
【0087】 また、上記各実施の形態では、コインの投入により撮影を開始するようにした が、これに限定するものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレジッ トカード,キャッシュカード等、撮影の対価として支払いうるものであれば、各 種の態様を含む趣旨である。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組 み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
【0088】 また、上記各実施の形態では、カメラ6での撮像映像とペン入力画像等とのふ たつの画像を合成するようにしたが、これに限定するものではなく、前景や背景 等になるフレーム画像を合成するようにしてもよい。
【0089】 また、上記各実施の形態において、カメラ6としては、デジタルカメラを用い ることもできるし、ビデオカメラを用いることもでき、撮影画像を電気信号に変 換しうるものであれば特に限定するものではなく、各種のものを用いることがで きる。さらに、上記実施の形態では、1台のカメラ6を備えた例を示したが、こ れに限定するものではなく、複数台のカメラ6を備えるようにしても差し支えな い。
【0090】 また、上記各実施の形態では、スタンプ画像は、スタンプ画像格納部(図示せ ず)に格納されたものを用いるようにしたが、これに限定するものではなく、フ ロッピディスク,CD−ROM,CD−R,光磁気ディスク等の各種の記憶媒体 に記憶された画像データを読取って使用するようにすることもできる。
【0091】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、顧客は不必要に待たされることによるイライ ラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向上する。
【提出日】平成14年10月1日(2002.10.1)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の写真自販機は、使用者を含む被写体を撮 影してその写真を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影手段と、 上記撮影手段で撮影された画像を表示しうる表示手段と、使用者が上記撮影画像 に合成される第2画像を入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に印 刷して写真プリントとして出力する写真出力手段とを備え、上記撮影手段による 撮影が行なわれる第1ブースと、第2画像入力手段による第2画像の入力が行な われる第2ブースと、写真出力手段による写真プリントの出力が行なわれる第3 ブースとが設けられ、上記撮影手段による撮影と、第2画像入力手段による第2 画像の入力と、写真出力手段による写真プリントの出力とを同時に行ない得るよ うに構成され ていることを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の写真自販機の一実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】上記写真自販機を示す横断面図である。
【図3】コンピュータ装置のシステム構成図である。
【図4】上記写真自販機の動作の一例を説明するフロー
チャート図である。
【図5】手書き画像の入力画面の一例を示す図である。
【図6】手書き画像の入力状態の一例を示す図である。
【図7】メッセージ画面の一例を示す図である。
【図8】合成画像をシールプリントに出力した状態の一
例を示す図である。
【図9】本考案の写真自販機の第2の実施の形態を示す
図である。
【図10】上記写真自販機のシステム構成図である。
【図11】本考案の写真自販機の第3の実施の形態を示
す図である。
【図12】本考案の写真自販機の第4の実施の形態を示
す図である。
【図13】本考案の写真自販機の第5の実施の形態を示
す図である。
【図14】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a 第1筐体 1b 第2筐体 2 被写体 3 フレーム 4 ライト 5 カーテン 6 カメラ 7 コンピュータ装置 8a 第1ディスプレイ 8b 第2ディスプレイ 9 プリンタ 10 透明板 11 コントローラ 12 タッチペン 13 シャッタボタン 14a 第1ブース 14b 第2ブース 15 印刷媒体 16 連通部 17 コイン検出部 18 コイン投入口 19 送出口 20 キャンセルボタン 21a アイコン 21b アイコン 21c アイコン 22 撮影画像 23 閃光装置 24 カメラ制御スイッチ 25 カウンタ 26 タイマ 27 手書き画像 28 スタンプ画像 29 矢印 30 画像合成手段 31 制御手段 32 ペン画像記憶部 33 合成画像記憶部 34 印刷制御部 35 入力部 36 表示部 37B入力画像記憶部 38 固定画像記憶部 39 送受信手段 41 シール台紙 42 シール 43 接続ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月30日(2002.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 写真自販
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の写真自販機の一実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】上記写真自販機を示す横断面図である。
【図3】コンピュータ装置のシステム構成図である。
【図4】上記写真自販機の動作の一例を説明するフロー
チャート図である。
【図5】手書き画像の入力画面の一例を示す図である。
【図6】手書き画像の入力状態の一例を示す図である。
【図7】メッセージ画面の一例を示す図である。
【図8】合成画像をシールプリントに出力した状態の一
例を示す図である。
【図9】本考案の写真自販機の第2の実施の形態を示す
図である。
【図10】上記写真自販機のシステム構成図である。
【図11】本考案の写真自販機の第3の実施の形態を示
す図である。
【図12】本考案の写真自販機の第4の実施の形態を示
す図である。
【図13】本考案の写真自販機の第5の実施の形態を示
す図である。
【図14】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】 1a 第1筐体 1b 第2筐体 2 被写体 3 フレーム 4 ライト 5 カーテン 6 カメラ 7 コンピュータ装置 8a 第1ディスプレイ 8b 第2ディスプレイ 9 プリンタ 10 透明板 11 コントローラ 12 タッチペン 13 シャッタボタン 14a 第1ブース 14b 第2ブース 15 印刷媒体 16 連通部 17 コイン検出部 18 コイン投入口 19 送出口 20 キャンセルボタン 21a アイコン 21b アイコン 21c アイコン 22 撮影画像 23 閃光装置 24 カメラ制御スイッチ 25 カウンタ 26 タイマ 27 手書き画像 28 スタンプ画像 29 矢印 30 画像合成手段 31 制御手段 32 ペン画像記憶部 33 合成画像記憶部 34 印刷制御部 35 入力部 36 表示部 37B入力画像記憶部 38 固定画像記憶部 39 送受信手段 41 シール台紙 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月1日(2002.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を含む被写体を撮影してその写真
    を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影
    手段と、上記撮影手段で撮影された画像を表示しうる表
    示手段と、使用者が上記撮影画像に合成される第2画像
    を入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に
    印刷して写真プリントとして出力する写真出力手段とを
    備え、上記撮影手段による撮影が行なわれる第1ブース
    と、第2画像入力手段による第2画像の入力が行なわれ
    る第2ブースと、写真出力手段による写真プリントの出
    力が行なわれる第3ブースとが設けられていることを特
    徴とする写真自販機。
  2. 【請求項2】 写真出力手段による写真プリントの出力
    が行なわれる第3ブースが複数設けられ、使用者が印刷
    に用いる好みの印刷手段を選択して印刷表現の異なる写
    真プリントを得るか、または、2組の使用者の画像を同
    時に印刷するようになっている請求項1記載の写真自販
    機。
  3. 【請求項3】 第2画像入力手段による第2画像の入力
    が行なわれる第2ブースを複数備えている請求項1また
    は2記載の写真自販機。
  4. 【請求項4】 上記撮影手段による撮影と、第2画像入
    力手段による第2画像の入力と、写真出力手段による写
    真プリントの出力とを同時に行ない得るように構成され
    ている請求項1〜3のいずれか一項に記載の写真自販
    機。
  5. 【請求項5】 上記各ブースはカーテン等で囲まれてい
    ない一定の領域のものを含む請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の写真自販機。
  6. 【請求項6】 上記各ブースは1つの筐体に設けられて
    いる請求項1〜5のいずれか一項に記載の写真自販機。
  7. 【請求項7】 上記各ブースは異なる筐体に設けられて
    いる請求項1〜5のいずれか一項に記載の写真自販機。
  8. 【請求項8】 使用者を含む被写体を撮影してその写真
    を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影
    手段と、上記撮影手段で撮影された画像を表示しうる表
    示手段と、使用者が上記撮影画像に合成される第2画像
    を入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に
    印刷して写真プリントとして出力する写真出力手段とを
    備え、上記撮影手段による撮影が行なわれる第1ブース
    と、第2画像入力手段による第2画像の入力が行なわれ
    る第2ブースと、写真出力手段による写真プリントの出
    力が行なわれる第3ブースとが設けられている写真自販
    機で印刷されるもしくは印刷されたことを特徴とする印
    刷媒体。
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