JP2002312849A - 写真自販機,写真自販方法,印刷媒体,写真撮影プログラムならびに記録媒体 - Google Patents

写真自販機,写真自販方法,印刷媒体,写真撮影プログラムならびに記録媒体

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JP2002312849A
JP2002312849A JP2002004426A JP2002004426A JP2002312849A JP 2002312849 A JP2002312849 A JP 2002312849A JP 2002004426 A JP2002004426 A JP 2002004426A JP 2002004426 A JP2002004426 A JP 2002004426A JP 2002312849 A JP2002312849 A JP 2002312849A
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JP
Japan
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image
photographing
booth
vending machine
housing
Prior art date
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Application number
JP2002004426A
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English (en)
Inventor
Teruhiro Akamatsu
彰宏 赤松
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Make Software Co Ltd
Original Assignee
Make Software Co Ltd
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Publication date
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客の回転率を向上させることができる写真自
販機を提供する。 【解決手段】使用者を含む被写体2を撮影してその写真
を販売する写真自販機であって、被写体2を撮影するカ
メラ6を有した第1ブース14aと、上記カメラ6で撮
影された画像を表示する第2ディスプレイ8bと、使用
者が上記カメラ6に合成される手書き画像を入力するタ
ッチペン12とを有した第2ブース14bとを備え、上
記第2ブース14bに合成画像を印刷媒体15に印刷し
て写真プリントとして出力するプリンタ9を設け、撮影
とプリンタ9による出力を異なるブースで行うことか
ら、顧客は不必要に待たされることによるイライラ感を
抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームセンター等
に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影
画像をプリントして販売する写真自販機,写真自販方
法,印刷媒体,写真撮影プログラムならびに記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く
設置されている。このような写真自販機としては、一般
に、図15に示すようなものが用いられている。このも
のは、内部および前面に各種の装置が設けられた筐体1
と、上記筐体1の上下から被写体2の背後まで達するよ
うに突き出された支柱3とを備えている。
【0003】そして、上記両支柱3の先端部分に、撮影
の際の背景となるカーテン5が吊設され、上記筐体1,
支柱3,カーテン5で囲まれた空間が、被写体2の撮影
用ブースを形成している。上側の支柱3には、撮影用ブ
ース内の被写体2を照射する2つのライト4が取り付け
られている。
【0004】上記筐体1の内部には、被写体2を撮影す
るカメラ6が設けられている。上記筐体1のカメラ6の
被写体2側に位置する面には、透明板10が嵌め込まれ
ている。また、上記筐体1の内部には、上記カメラ6か
ら画像データを受信して画像合成等の処理を行なうコン
ピュータ装置7が設けられている。また、上記筐体1の
被写体2側には、上記コンピュータ装置7から送信され
た合成画像等の画像信号を受信して画像を表示するディ
スプレイ8が設けられている。
【0005】さらに、上記筐体1の内部には、コンピュ
ータ装置7から送信された画像データを受信し、この画
像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けられてい
る。このプリンタ9で印刷された印刷媒体15は、筐体
1に形成された送出口19から送出されるようになって
いる。
【0006】さらに、上記筐体1の前面には操作パネル
が設けられ、この操作パネルにコントローラ11が設け
られている。上記コントローラ11は、タッチペン12
を備え、使用者2が上記タッチペン12の先端をディス
プレイ8の表面に接触させて文字や図形等を描いて入力
しうるようになっており、手書き入力された文字・図形
等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で撮影さ
れた被写体2の撮影画像と合成されてディスプレイ8に
表示され、印刷媒体15に印刷されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記写真自販機では、
撮影用ブース内で撮影を行なったのち、手書き画像の入
力も行なわれる。しかも、プリンタ9から排出される写
真プリントも撮影用ブース内に向かって送出される。こ
のため、一旦使用者2が撮影用ブースに入ると、撮影を
行なって手書き画像を入力し、印刷が終了するまで撮影
用ブースを占領することになる。したがって、つぎの使
用者2は、前の使用者2が送出された写真プリントを手
にしてその場からいなくなるまで撮影を開始することが
できず、顧客は不必要に待たされてイライラ感を抱き、
店舗にとっては顧客の回転率が悪くなるという問題があ
った。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、顧客の回転率を向上させることができる写真自
販機,写真自販方法,印刷媒体,写真撮影プログラムな
らびに記録媒体の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の写真自販機は、使用者を含む被写体を撮影
してその写真を販売する写真自販機であって、被写体を
撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮影された画像を
表示しうる表示手段と、使用者が上記撮影画像に合成さ
れる第2画像を入力する第2画像入力手段と、合成画像
を印刷媒体に印刷して写真プリントとして出力する写真
出力手段とを備え、上記撮影手段による撮影と写真出力
手段による写真プリントの出力とを異なるブースで行な
うように構成したことを要旨とする。
【0010】すなわち、本発明の写真自販機は、撮影手
段による撮影と写真出力手段による写真プリントの出力
とを異なるブースで行なうように構成したため、顧客は
不必要に待たされることによるイライラ感を抱かなくな
り、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向上する。
【0011】本発明の写真自販機において、上記撮影手
段による撮影と、写真出力手段による写真プリントの出
力とを同時に行ない得るように構成されている場合に
は、撮影手段によって撮影された撮影画像の出力を行な
うときに、つぎの使用者による撮影が可能になるため、
顧客はイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客
の回転率が向上する。
【0012】本発明の写真自販機において、被写体を撮
影する撮影手段を有した第1ブースと、上記写真出力手
段を有した第2ブースとを備えた場合には、撮影は第1
ブースで行い、写真出力は第2ブースで行なうことがで
きる。
【0013】本発明の写真自販機において、第1ブース
と第2ブースのそれぞれに表示手段が設けられ、上記第
1ブースの表示手段と第2ブースの表示手段の少なくと
もいずれかに待機メッセージが表示されるようになって
いる場合には、待機メッセージで使用者に待機指示を与
えることによりプレイ中の使用者の流れがスムーズにな
る。
【0014】本発明の写真自販機において、さらに第3
ブースや第4ブースを備えた場合には、第3ブースや第
4ブースを用いて使用者に各種のプレイを行なわせるこ
とができる。
【0015】本発明の写真自販機において、上記第1〜
第4ブースの少なくともいずれかが複数設けられている
場合には、複数のブースで複数組の使用者が同時にプレ
イできるようになる。
【0016】また、本発明の写真自販方法は、使用者を
含む被写体を撮影してその写真を販売する写真自販方法
であって、撮影手段で被写体を撮影し、上記撮影手段で
撮影された画像を表示手段に表示し、上記撮影画像に第
2画像を画像合成手段で合成し、合成画像を写真出力手
段で印刷媒体に印刷して写真プリントとして出力する写
真撮影方法であって、上記撮影手段による撮影と写真出
力手段による印刷とを異なるブースで行なうようにした
ことを要旨とする。
【0017】また、本発明の印刷媒体は、請求項1〜6
のいずれか一項に記載の写真自販機に用いられることを
第1の要旨とし、請求項7記載の写真自販方法で出力さ
れることを第2の要旨とする。
【0018】また、本発明の写真撮影プログラムは、撮
影手段で被写体を撮影する撮影ステップと、上記撮影手
段で撮影された画像を表示手段に表示するステップと、
上記撮影画像に第2画像を合成する画像合成ステップ
と、合成画像を印刷媒体に印刷して写真プリントとして
出力する印刷ステップとを備えた写真撮影プログラムで
あって、上記撮影ステップと印刷ステップとを異なるブ
ースで行なうように制御することを要旨とする。
【0019】また、本発明の記録媒体は、請求項10記
載の写真撮影プログラムがコンピュータ読み取り可能に
記録されたことを要旨とする。
【0020】また、本発明の写真自販機は、使用者を含
む被写体を撮影してその写真を販売する写真自販機であ
って、被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮
影された画像を表示しうる表示手段と、使用者が上記撮
影画像に合成される第2画像を入力する第2画像入力手
段と、合成画像を印刷媒体に印刷して写真プリントとし
て出力する写真出力手段とを備え、上記撮影手段による
撮影と第2画像入力手段による第2画像の入力とを異な
る場所で行なうように構成したことを第2の要旨とす
る。
【0021】本発明の写真自販機において、上記撮影手
段による撮影と、第2画像入力手段による第2画像の入
力とを同時に行ない得るように構成されている場合に
は、撮影手段によって撮影された撮影画像への第2画像
の入力を行なうときに、つぎの使用者による撮影が可能
になるため、顧客はイライラ感を抱かなくなり、店舗に
とっては顧客の回転率が向上する。
【0022】本発明の写真自販機において、被写体を撮
影する撮影手段を有した第1ブースと、上記表示手段お
よび第2画像入力手段とを有した第2ブースとを備えた
場合には、撮影は第1ブースで行い、手書き画像の入力
は第2ブースで行なうことができる。
【0023】本発明の写真自販機において、上記第1ブ
ースと第2ブースとが隣接させて設けられている場合に
は、第1ブースで撮影が終了した使用者は、スムーズに
第2ブースに移動して第2画像の入力を行なえる。この
ため、場所を移動することによる混乱等が少なく、顧客
はイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回
転率が向上する。
【0024】本発明の写真自販機において、上記第1ブ
ースと第2ブースとが一体的な筐体に形成されている場
合には、場所を移動することによる混乱等が少なく、顧
客はイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の
回転率が向上する。
【0025】本発明の写真自販機において、被写体を撮
影する撮影手段を有した第1筐体と、上記表示手段およ
び第2画像入力手段とを有した第2筐体とを備えた場合
には、撮影は第1筐体前で行い、手書き画像の入力は第
2筐体前で行なうことができる。
【0026】本発明の写真自販機において、第1筐体と
第2筐体のそれぞれに表示手段が設けられ、上記第1筐
体の表示手段と第2筐体の表示手段の少なくともいずれ
かに待機メッセージが表示されるようになっている場合
には、待機メッセージで使用者に待機指示を与えること
によりプレイ中の使用者の流れがスムーズになる。
【0027】本発明の写真自販機において、さらに第3
筐体や第4筐体を備えた場合には、第3筐体や第4筐体
を用いて使用者に各種のプレイを行なわせることができ
る。
【0028】本発明の写真自販機において、上記第1〜
第4筐体の少なくともいずれかが複数設けられている場
合には、複数のブースで複数組の使用者が同時にプレイ
できるようになる。
【0029】本発明の写真自販機において、上記写真プ
リントがシールプリントである場合や、上記写真プリン
トがカードである場合には、シールプリントやカードの
写真プリントが得られる。
【0030】本発明の写真自販機において、上記第2画
像が手書き画像,スタンプ画像,文字の少なくともいず
れかを含む場合には、手書き画像やスタンプ画像,文字
が合成された写真プリントが得られる。
【0031】本発明の写真自販機において、上記撮影画
像に、前景または背景となる画像を合成しうる場合に
は、撮影画像に前景や背景を合成した写真プリントが得
られる。
【0032】本発明の写真自販機において、上記第2筐
体の第2画像の入力操作を行なう使用者と面する部分以
外の部分に写真プリントの送出口が設けられている場合
には、第2画像の入力が終了した使用者は、第2画像の
入力位置と異なる位置で写真プリントの仕上がりを待つ
ことができる。したがって、顧客は不必要に待たされる
ことによるイライラ感を抱かなくなり、店舗にとっては
顧客の回転率が大幅に向上する。
【0033】本発明の写真自販機において、上記第1筐
体に撮影時の被写体が存在する第1ブースが設けられて
いる場合や、第2筐体に撮影が終了した使用者が第2画
像の入力操作を行なう第2ブースが設けられている場合
には、第1筐体の前で撮影が終了した使用者は、スムー
ズに第2筐体の前に移動して第2画像の入力を行なえ
る。また、異なる顧客が同時に撮影と第2画像の入力を
行なっても、隣の顧客が気になりにくい。このため、場
所を移動することによる混乱等が少なく、顧客はイライ
ラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が向
上する。
【0034】本発明の写真自販機において、上記第1筐
体と第2筐体とが一体的に形成されている場合には、場
所を移動することによる混乱等が少なく、顧客はイライ
ラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が向
上する。
【0035】また、本発明の写真自販方法は、使用者を
含む被写体を撮影してその写真を販売する写真自販方法
であって、撮影手段で被写体を撮影し、上記撮影手段で
撮影された画像を表示手段に表示し、使用者が上記撮影
画像に合成される第2画像を第2画像入力手段で入力
し、合成画像を印刷媒体に印刷して写真プリントとして
出力する写真撮影方法であって、上記撮影手段による撮
影と第2画像入力手段による第2画像の入力とを異なる
場所で行なうようにしたことを第2の要旨とする。
【0036】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0037】図1および図2は、本発明の写真自販機の
一実施の形態を示す図である。この写真自販機は、内部
および前面に各種の装置が設けられた第1筐体1aと、
同じく内部,前面ならびに側面に各種の装置が設けられ
た第2筐体1bとを備えている。以下、被写体2に面す
る側を各筐体1a,1bの「前面」、その反対側を「背
面」、被写体2から見て右側の側面を各筐体1a,1b
の「右側面」、その反対の側面を「左側面」という。
【0038】上記第1および第2筐体1a,1bの前面
には、被写体2の背後を囲うよう箱状にフレーム3が組
まれ(図1では一部を鎖線で示している)、第1筐体1
a前のフレーム3で囲われた部分が被写体2が入る第1
ブース14aを形成し、第2筐体1b前のフレーム3で
囲われた部分が被写体2が入る第2ブース14bを形成
している。
【0039】上記第1筐体1aと第2筐体1bとは、隣
接されて設けられており、上記第1ブース14aと第2
ブース14bも隣接されて設けられている。そして、上
記各フレーム3のうち上側のフレーム3には、それぞれ
カーテン5(図1には示していない)が吊設され、第1
ブース14aおよび第2ブース14bがそれぞれカーテ
ン5で囲われてある程度独立した空間を形成するように
なっている。
【0040】上記第1筐体1aの内部には、被写体2を
撮影するカメラ6が設けられている。上記第1筐体1a
のカメラ6の被写体2側に位置する面には、透明板10
が嵌め込まれている。また、上記第1筐体1aの上部に
は、撮影中の被写体2を照明するライト4が設けられて
いる。
【0041】さらに、上記第1筐体1aの被写体2側に
は、上記カメラ6で撮影された画像信号を受信して表示
する第1ディスプレイ8aが設けられている。上記第1
ディスプレイ8aとしては、CRT装置等が用いられ、
撮影中の使用者2に撮影画像を見やすく表示し、プレビ
ュー確認等が行いやすくなっている。
【0042】また、上記第1筐体1aの前面には、カメ
ラ6で撮像された撮像映像を所定のタイミングで固定し
て静止画としての撮影映像を得るためのシャッタボタン
13が設けられている。また、上記第1筐体1aの前面
には、上記シャッタボタン13の操作により静止画とし
て固定された撮影映像が気に入らない場合に撮りなおし
を行なうキャンセルボタン20が設けられている。さら
に、第1筐体1aの前面には、対価としてのコインを投
入するコイン投入口18が設けられている。
【0043】また、第1筐体1a内部のコイン投入口1
8に隣接した位置には、投入されたコインを検出して後
述するコンピュータ装置7に検出信号を送信するコイン
検出部17(図3参照)が設けられている。また、筐体
1前面の適所には、コンピュータ装置7から音声信号を
受信して出力するスピーカ(図示せず)が設けられてい
る。
【0044】一方、上記第2筐体1bの内部には、上記
カメラ6から画像データを受信して画像の固定や画像合
成等の処理を行なうコンピュータ装置7が設けられてい
る。また、上記第2筐体1bの前面には、所定のシャッ
タタイミングで固定された撮影画像等を表示する第2デ
ィスプレイ8bが設けられている。上記第2ディスプレ
イ8bとしては、液晶タブレット等が用いられ、後述す
るように、画像や情報の表示とともにデータの入力を行
ない得るようになっている。
【0045】さらに、上記第2筐体1bの前面には操作
パネルが設けられ、この操作パネルにコントローラ11
(図3参照)が設けられ、この操作パネルの近傍にはタ
ッチペン12が備えられている。そして、上記コントロ
ーラ11により、使用者2が第2ディスプレイ8bに表
示される操作指示に従って第2ディスプレイ8bの表面
をタッチペン12でタップ(軽く叩く)等することによ
り、各種の操作信号がコンピュータ装置7に送られ、シ
ートレイアウトの選択等の各種操作が行なわれるように
なっている。
【0046】また、上記タッチペン12は、その先端を
第2ディスプレイ8bの表面に接触させて文字や図形等
を描いて入力しうるようになっており、手書き入力され
た文字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、カメ
ラ6で撮影されて固定された被写体2の撮影画像と合成
されて第2ディスプレイ8bに表示されるようになって
いる。
【0047】さらに、上記第2筐体1bの内部には、コ
ンピュータ装置7から送信された画像データを受信し、
この画像を印刷媒体15に印刷するプリンタ9が設けら
れている。このプリンタ9で印刷された印刷媒体15
は、第2筐体1bの左側面に形成された送出口19から
送出されるようになっている。
【0048】この例において、使用者2が第1ディスプ
レイ8aから見る画像は、被写体2の撮影像であり、第
2ディスプレイ8bから見る画像およびプリンタ9から
印刷される画像は、被写体2の撮影像と、タッチペン1
2による手書き入力画像等とが合成されたものである。
図2において、16は第1筐体1aと第2筐体1bの間
で電気的な配線を通す連通部である。
【0049】つぎに、上記コンピュータ装置7のシステ
ム構成について詳しく説明する。
【0050】図3に示すように、上記コンピュータ装置
7は、タッチペン12により第2ディスプレイ8bの入
力部35に入力された各種の操作信号をコントローラ1
1を介して受信し、受信した操作信号に応じて各種制御
を行なう制御手段31を備えている。上記制御手段31
は、コイン検出部17からの検出信号を受信することに
より、撮影等の制御を開始するようになっている。
【0051】上記第2ディスプレイ8bには、タッチペ
ン12によって手書き画像や操作信号が入力される入力
部35と、画像等を表示する表示部36とが設けられて
いる。上記タッチペン12で入力された手書き画像等
は、ペン画像記憶部32に記憶され、記憶された手書き
画像等のデータは、後述する画像合成手段30に送られ
る。また、タッチペン12によって入力された操作信号
は、コントローラ11を介して制御手段31に送られ、
各種の制御が行なわれる。
【0052】上記コンピュータ装置7には、タッチペン
12によるペン入力画像の入力可能時間を計測するタイ
マ26が設けられている。上記タイマ26は、制御手段
31による手書き画像開始の指示メッセージを第2ディ
スプレイ8bに表示させるのとほぼ同時に計測を開始す
る。上記タイマ26の計測時間があらかじめ設定された
所定の入力可能時間(例えば90秒等)に達したときに
手書き画像等の入力を停止してつぎの動作に移るように
なっている。
【0053】また、上記コンピュータ装置7には固定画
像記憶部38が設けられ、使用者2によるシャッタボタ
ン13の操作により所望のシャッタタイミングで撮像映
像を静止画像として固定するようになっている。そし
て、上記固定画像記憶部38に固定された静止画として
の撮影画像は、第1ディスプレイ8aに表示されるよう
になっている。
【0054】また、上記コンピュータ装置7には、シャ
ッタボタン13のシャッタ操作によるカメラ6での撮影
回数をカウントするカウンタ25が設けられている。上
記カウンタ25は、コイン検出部17による最初のコイ
ンの検出によってリセットされてカウントを開始する。
上記カウンタ25のカウントがあらかじめ設定された所
定の撮影可能回数(例えば4回等)に達するまで、一定
の時間間隔で撮影を繰り返し、複数の撮影画像(静止画
像)を得るようになっている。
【0055】上記撮影画像(静止画像)は、第1ディス
プレイ8aに表示されて使用者2に対してプレビュー確
認させるようになっている。そして、第1ディスプレイ
8aには、プレビューを確認させた静止画像について撮
りなおしを希望するか否かの選択を促す画面を表示し、
使用者2が撮りなおしを希望する場合は、キャンセルボ
タン20でキャンセル操作を行なって再度シャッタ操作
を行なうようになっている。
【0056】さらに、上記コンピュータ装置7には画像
合成手段30が設けられ、上記固定画像記憶部38に固
定された静止画像に、タッチペン12によって第2ディ
スプレイ8bの入力部35に入力され、ペン画像記憶部
32に記憶された文字や図形等の手書き画像等を合成す
るようになっている。上記画像合成手段30で合成され
た合成画像は、第2ディスプレイ8bの表示部36に表
示されるようになっている。
【0057】また、上記コンピュータ装置7には、送受
信手段39が設けられている。上記送受信手段39は、
例えばインターネット等の通信回線(NET)に接続さ
れ、撮影画像や合成画像,アンケートの回答等を上記通
信回線を介して外部に出力し、外部のサーバに格納した
り端末装置等に出力して表示したり印刷したりできるよ
うになっている。
【0058】さらに、上記コンピュータ装置7は、プリ
ンタ9による印刷を制御する印刷制御部34を備えてい
る。上記印刷制御部34は、所定のシートレイアウトに
より印刷媒体15に合成画像を印刷するよう制御する。
ここで、上記第2ディスプレイ8bの表示部36には、
印刷媒体15の送出口19の位置を使用者2に知らせる
メッセージ画面を表示するようになっている。
【0059】上記写真自販機の動作の一例について、図
4のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、
図4において、「S」はステップを意味する。
【0060】まず、使用者は、第1筐体1a前の第1ブ
ース14aに入り、第1ディスプレイ8aにデモ画面が
表示されているなか、使用者2がコイン投入口18に必
要なコインを投入すると(S120)、カメラ6による
被写体2の撮像が開始される(S140)。撮像の開始
により、第1ディスプレイ8aに撮像映像が動画として
リアルタイムで表示される。
【0061】つぎに、使用者2が第1ディスプレイ8a
の表示画像を見ながら被写体2の位置調整を完了した後
に、シャッタボタン13を操作してシャッタ操作の操作
信号を入力すると(S160)、使用者2にポーズをと
るよう指示し、それから所定時間のカウントダウン後
に、所定の瞬間の撮像映像が固定画像記憶部38に固定
される(S180)。このとき、第1ディスプレイ8a
には、そのときの撮影画像が静止画像として表示され
る。
【0062】そして、固定された静止画像を第1ディス
プレイ8aに表示して使用者2に対してプレビュー確認
させ、第1ディスプレイ8aにはプレビューを確認させ
た静止画像について撮りなおしを希望するか否かの選択
を促すメッセージを表示する(S200)。
【0063】ステップ200において、使用者2が撮り
なおしを希望する場合は、キャンセルボタン20の操作
によるキャンセル操作を行なってステップ160に戻
り、再度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行な
う。ステップ200において、撮りなおしを行なわない
場合は、カウンタ25の撮影回数が規定の撮影可能回数
に達しているか否かが確認される(S220)。
【0064】ステップ220において、規定の撮影可能
回数に達していなければ、ステップ160に戻り、再
度、カメラ6による撮像とシャッタ操作とを行なう。一
方、ステップ220において、規定の撮影可能回数に達
していれば、第1ディスプレイ8aに「撮影は終了で
す。隣のブースでお絵かきをしてください」というメッ
セージが表示され、第1筐体1での撮影動作は終了す
る。
【0065】つぎに、使用者2は、第1筐体1a前の第
1ブース14aから第2筐体1b前の第2ブース14b
に移動してタッチペン12を操作することによる手書き
画像等の入力を開始する(S240)。
【0066】ここで、図2に示すように、第1の使用者
2aが第2ブース14bに移動して手書き画像の入力を
開始すると、第2の使用者2bが第1ブース14aに入
ってコインを投入し、ステップ120〜ステップ220
の撮影動作を行ない得るようになっている。このよう
に、第1筐体1aのカメラ6による撮影と、第2筐体1
bのタッチペン12による手書き画像の入力とを同時に
行ない得るようになっているため、カメラ6によって撮
影された撮影画像への手書き画像の入力を行なうとき
に、つぎの使用者による撮影が開始でき、顧客はイライ
ラ感を抱かなくなり、店舗にとっては顧客の回転率が向
上する。
【0067】第2ディスプレイ8bに表示される手書き
画像の入力画面の一例を図5に示す。この手書き画像入
力画面において、21a,21b,21cは、それぞれ
手書きペン,スタンプ画像,アルファベット文字を入力
する際にタッチペン12でタップするアイコンである。
【0068】手書き画像を入力する際には、手書きペン
のアイコン21aをタッチペン12の先端でタップして
から、タッチペン12の先端を、第2ディスプレイ8b
に表示された撮影画像22の上に接触させて絵や文字を
描くことにより、手書き画像の入力が行なわれる。
【0069】スタンプ画像を入力する際には、スタンプ
画像のアイコン21bをタッチペン12の先端でタップ
してから、タッチペン12の先端を、第2ディスプレイ
8bに表示された撮影画像22の上に接触させることに
より、スタンプ画像の入力が行なわれる。
【0070】アルファベット文字を入力する際には、ア
ルファベット等の文字のアイコン21cをタッチペン1
2の先端でタップしてから、タッチペン12の先端を、
第2ディスプレイ8bに表示された撮影画像22の上に
接触させることにより、アルファベット等の文字の入力
が行なわれる。
【0071】このようにして、図6に示すように、手書
き画像27やスタンプ画像28等が入力され、表示され
た撮影画像22の上に合成される。
【0072】そして、上記手書き画像等の入力は、タイ
マ26の計測時間があらかじめ設定された所定の入力可
能時間(例えば90秒等)に達するまで続けられる(S
260)。ステップ260において規定の入力可能時間
に達すると、手書き画像等の入力が停止され、印刷の際
のシートレイアウトの選択が行なわれる(S280)。
ここでのシートレイアウトの選択は、第2ディスプレイ
8bの表示部36にシートレイアウトの見本画面が表示
され、タッチペン12の操作により所望のシートレイア
ウトを選択することが行なわれる。
【0073】ついで、シートレイアウトの選択が終了す
ると、合成画像の画像データがプリンタ9に送られ、ス
テップ280で選択されたシートレイアウトにより印刷
が開始される(S300)。印刷が開始されると、印刷
終了までの間に使用者2が待機する場所を示す待機メッ
セージ画面が第2ディスプレイ8bの表示部36に表示
される(S320)。
【0074】上記待機メッセージ画面は、例えば、図7
に示すように、印刷された写真プリントが送出口19か
ら送出される場所(この例では第2筐体1bの左側面)
を示す矢印29と、「プリントしています。こちらがわ
に出てまっててね!」というメッセージとが表示されて
いる。そして、一定時間待機メッセージ画面を表示した
のち、第2ディスプレイ8bにはデモ画面が表示され、
印刷の終了を待たずにつぎの使用者の手書き画像の入力
を待機する状態となる。そののち、印刷が終了すると、
印刷された印刷媒体15(写真プリント)が出力され
る。
【0075】なお、上記待機メッセージ画面を第1ディ
スプレイ8aに表示することもでき、第1ディスプレイ
8aと第2ディスプレイ8bの双方に表示することもで
きる。このように、待機メッセージで使用者に待機指示
を与えることによりプレイ中の使用者の流れがスムーズ
になる。
【0076】上記写真撮影方法は、コンピュータ装置7
で実行される写真撮影プログラムによって実現され、こ
のようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能に記
録された記録媒体や、通信回線を介したオンライン等で
提供される。
【0077】ここで、シートレイアウトの一例を図8に
示す。この例では、写真プリントとしてシールプリント
に出力した例を示しており、41はシール台紙、42は
シールである。
【0078】このように、上記写真自販機によれば、撮
影は第1筐体1a前の第1ブース14aで行い、手書き
画像の入力は第2筐体1b前の第2ブース14bで行な
うことができる。このように、撮影と手書き画像の入力
を異なる場所で行うことから、顧客は不必要に待たされ
ることによるイライラ感を抱かなくなり、店舗にとって
は顧客の回転率が大幅に向上する。また、第1筐体1a
前の第1ブース14aで撮影が終了した使用者は、スム
ーズに第2筐体1b前の第2ブース14bの前に移動し
て第2画像の入力を行なえる。また、異なる顧客が同時
に撮影と手書き画像の入力を行なっても、隣の顧客が気
になりにくいため、場所を移動することによる混乱等が
少なくなる。
【0079】なお、上記写真自販機において、合成画像
を印刷するかわりに、送受信手段39により通信回線を
介して外部に出力し、外部のサーバに格納したり端末装
置等に出力して表示したり、あるいは外部で印刷したり
することもできる。また、上記写真自販機では、コンピ
ュータ装置7を第2筐体1b内に設けるようにしたが、
コンピュータ装置7を第1筐体1a内に設けるようにし
ても良い。
【0080】また、上記実施の形態では、第1ブース1
4aを有する第1筐体1aと、第2ブース14bを有す
る第2筐体1bとを備えた例を示したが、これに限定す
るものではなく、第1筐体1aと第2筐体1b以外に第
3筐体や第4筐体を備えるようにしたり、第1ブース1
4aや第2ブース14b以外に第3ブースや第4ブース
を備えるようにしてもよい。さらに、第1筐体1aと第
2筐体1b、場合によっては第3〜第4筐体までを一体
的に形成して1つの筐体にすることもできる。このよう
にすることにより、第3ブースや第4ブースあるいは第
3筐体や第4筐体を用いて使用者に各種のプレイを行な
わせることができる。
【0081】このような写真自販機の例を下記の第2〜
第6の実施の形態に示す。
【0082】図9および図10は、本発明の写真自販機
の第2の実施の形態を示す。この写真自販機は、被写体
2を撮影するカメラ6を備えた第1筐体1Aと、手書き
画像やスタンプ画像のペン入力を行なうタッチペン12
ならびにディスプレイ8Bを備えた第2筐体1Bと、シ
ートレイアウト等を表示するディスプレイ8Cおよびプ
リンタ9を備えた第3筐体1Cとから構成されている。
【0083】また、上記第1〜第3筐体1A〜1Cは、
それぞれ第1〜第3ブースを形成するカーテンボックス
(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第3ブース
内でプレイを行なえるようになっている。
【0084】上記第1筐体1A,第2筐体1B,第3筐
体1Cには、それぞれコンピュータ装置7A,7B,7
Cが設けられ、電気的信号を送受信できる接続ケーブル
43で接続されている。
【0085】上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像し
ている動画や静止画としての撮影画像を表示する第1デ
ィスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示した
りタッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2
ディスプレイ8Dとが設けられている。また、上記第1
筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置(ス
トロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置2
3のシンクロ操作を行なうカメラ制御スイッチ24とが
設けられている。
【0086】上記第1筐体1Aのコンピュータ装置7A
には、タッチペン12で入力された操作信号やカメラ制
御スイッチ24からの操作信号に基づいて撮影等の制御
を行なう制御手段31Aと、撮影回数をカウントするカ
ウンタ25と、固定画像記憶部38とを有している。ま
た、上記コンピュータ装置7Aには、送受信手段39A
を備え、固定画像記憶部38に記憶された撮影画像を第
1筐体1Aから第2筐体1Bに送信しうるようになって
いる。
【0087】上記第2筐体1Bのコンピュータ装置7B
は、ペン入力や画像の合成等を制御する制御手段31B
と、ペン入力時間を計測するタイマ26とを備えてい
る。また、上記第1筐体1Aから送信された撮影画像等
のデータを受信するとともに、合成画像等のデータを第
3筐体1Cに送信する送受信手段39Bを備えている。
【0088】また、上記コンピュータ装置7Bは、タッ
チペン12で入力されたペン入力画像を記憶するペン入
力画像記憶部32Bと、送受信手段39Bで受信された
撮影画像を記憶する入力画像記憶部37Bと、撮影画像
とペン入力画像を合成する画像合成手段30と、合成画
像を記憶する合成画像記憶部33とを備えている。
【0089】さらに、上記第3筐体1Cのコンピュータ
装置7Cは、第2筐体1Bから合成画像等のデータを受
信する送受信手段39Cと、受信した合成画像等のデー
タを記憶する入力画像記憶部37Cとを備えている。ま
た、第3筐体1Cの動作を制御する制御手段31Cと、
プリンタ9での印刷を制御する印刷制御部34を備えて
いる。
【0090】この写真自販機では、各筐体にそれぞれコ
ンピュータ装置があるため、撮影・お絵かき・印刷のそ
れぞれを分散的に処理することができる。このため、1
台のコンピュータ装置に比べて利用者のストレスが少な
い操作感を提供できる。また、第1〜第3筐体のいずれ
かを交換することも可能で、多様なニーズへの対応を比
較的容易に行なうことができる。それ以外は、上記実施
の形態と同様の作用効果を奏する。
【0091】図11は、本発明の写真自販機の第3の実
施の形態を示す。この写真自販機は、被写体2を撮影す
るカメラ6を備えた第1筐体1Aと、撮影画像の加工や
編集を行なう画像編集手段(図示せず)ならびに編集入
力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8Bを
備えた第2筐体1Bと、手書き画像やスタンプ画像のペ
ン入力を行なうタッチペン12ならびにディスプレイ8
Cを備えた第3筐体1Cと、シートレイアウト等を表示
するディスプレイ8Dおよびプリンタ9を備えた第4筐
体1Dとから構成されている。
【0092】また、上記第1〜第4筐体1A〜1Dは、
それぞれ第1〜第4ブースを形成するカーテンボックス
(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第4ブース
内でプレイを行なえるようになっている。
【0093】なお、この例では、ペン入力画像の入力を
行なう本発明の「第2筐体(第2ブース)」を便宜上
「第3筐体(第3ブース)」として説明しているが、単
なる表現上の相違であり、本質的には同様のものを指し
ている。
【0094】上記第1筐体1A,第2筐体1B,第3筐
体1C,第4筐体1Dには、それぞれコンピュータ装置
7A,7B,7C,7Dが設けられ、電気的信号を送受
信できる接続ケーブル43で接続されている。
【0095】上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像し
ている動画や静止画としての撮影画像を表示する第1デ
ィスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示した
りタッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2
ディスプレイ8Eとが設けられている。また、上記第1
筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置(ス
トロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置2
3のシンクロ操作を行なうカメラ制御スイッチ24とが
設けられている。
【0096】この写真自販機では、撮影画像の拡大,縮
小,変形,トリミング,色彩変更,明るさ変更等の編集
・加工を行なうことができる。また、第1筐体で撮影し
た画像を第2・第3筐体に同時に送ることにより、撮影
画像の加工とお絵かきとを同時に行なうことができる。
さらに、限られたプレイ時間内で、撮影画像の加工とお
絵かきを並行して行なうことができ、より満足のいくプ
リントを得ることができる。それ以外は、上記各実施の
形態と同様の作用効果を奏する。
【0097】図12は、本発明の写真自販機の第4の実
施の形態を示す。この写真自販機は、被写体2を撮影す
るカメラ6を備えた第1筐体1Aと、手書き画像やスタ
ンプ画像のペン入力を行なうタッチペン12ならびにデ
ィスプレイ8Bを備えた第2筐体1Bと、シートレイア
ウト等を表示するディスプレイ8Cおよびプリンタ9を
それぞれ備えた第3および第4筐体1C,1Dとから構
成されている。
【0098】また、上記第1〜第4筐体1A〜1Dは、
それぞれ第1〜第4ブースを形成するカーテンボックス
(図示せず)に囲まれて、使用者2は第1〜第4ブース
内でプレイを行なえるようになっている。
【0099】上記第1筐体1A,第2筐体1Bには、そ
れぞれコンピュータ装置7A,7Bが設けられ、電気的
信号を送受信できる接続ケーブル43で接続されてい
る。また、第2筐体1Bと第3筐体1Cおよび第4筐体
1Dも接続ケーブル43で接続されている。
【0100】上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像し
ている動画や静止画としての撮影画像を表示する第1デ
ィスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示した
りタッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2
ディスプレイ8Eとが設けられている。また、上記第1
筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置(ス
トロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置2
3のシンクロ操作を行なうカメラ制御スイッチ24とが
設けられている。
【0101】この写真自販機では、複数のプリンタ9を
備えることにより、使用者2が印刷に用いる好みのプリ
ンタ9を選択して印刷表現の異なるプリントを得たり、
2組の使用者2の画像を同時に印刷して顧客回転をより
向上させたりすることができる。
【0102】また、従来から写真自販機では、写真画質
の印刷を高速で行なうために昇華型熱転写プリンタが用
いられてきたがランニングコストに問題があった。一
方、低コストで写真画質の印刷を実現できるプリンタと
してインクジェットプリンタがあるが、印刷に要する時
間が長いというデメリットがある。この実施の形態で
は、1プレイの印刷時間を平均化できるため、インクジ
ェットプリンタの使用も可能となり、印刷にかかるラン
ニングコストを低減できる。それ以外は、上記各実施の
形態と同様の作用効果を奏する。
【0103】図13は、本発明の第5の実施の形態の写
真自販機を示す。この写真自販機は、被写体2を撮影す
るカメラ6を備えた複数(この例では2台)の第1筐体
1Aと、手書き画像やスタンプ画像のペン入力を行なう
タッチペン12,ディスプレイ8Bならびにプリンタ9
を備えた複数(この例では3台)の第2筐体1Bとから
構成されている。
【0104】上記第1筐体1A,第2筐体1Bには、そ
れぞれコンピュータ装置7A,7Bが設けられ、電気的
信号を送受信できる接続ケーブル43で接続されてい
る。
【0105】上記第1筐体1Aには、カメラ6で撮像し
ている動画や静止画としての撮影画像を表示する第1デ
ィスプレイ8Aと、静止画としての撮影画像を表示した
りタッチペン12による操作信号の受付けを行なう第2
ディスプレイ8Cとが設けられている。また、上記第1
筐体1Aには、撮影時に被写体を照射する閃光装置(ス
トロボ)23と、カメラ6のシャッタ操作や閃光装置2
3のシンクロ操作を行なうカメラ制御スイッチ24とが
設けられている。
【0106】この写真自販機では、お絵かき用の筐体が
複数あるため、同じ撮影画像を用いたお絵かきプレイを
同時進行で並行して行なうことができ、バリエーション
の豊富な写真プリントを得ることができる。それ以外
は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0107】図14は、本発明の第6の実施の形態の写
真自販機を示す。この写真自販機は、筐体1は1つであ
り、被写体2を撮影するカメラ6等を備えて撮影を行な
う第1ブース14Aと、撮影画像を表示するディスプレ
イ8等を備えて第2画像の入力を行なう第2および第3
ブース14B,14Cと、複数台(この例では3台)の
プリンタ9を備えて印刷を行なう第4ブース14Dを備
えている。この例のように、カーテン5等で囲まれてい
ない一定の領域も本発明のブースに含める趣旨である。
【0108】なお、この例では、ペン入力画像の入力を
行なう本発明の「第2筐体(第2ブース)」を便宜上
「第2筐体(第2ブース)」および「第3筐体(第3ブ
ース)」として説明しているが、単なる表現上の相違で
あり、本質的には同様のものを指している。
【0109】この写真自販機では、1つの筐体に複数の
ブースを設けることにより、設置スペースを有効に使用
することができる。また、ディスプレイやプリンタを複
数備えているため、仮に1台に不具合が生じて使えなく
なっても、あまりプレイに支障をきたさず、稼動を停止
させて営業停止する等のトラブルを未然に防ぐことがで
きる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果
を奏する。
【0110】なお、上記各実施の形態において、プリン
タ9としては、昇華型プリンタ,インクジェットプリン
タ,レーザプリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリン
タ,サーマルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタント
フィルムプリンタ等、各種のタイプのプリンタを適用す
ることができ、特に限定するものではない。また、上記
プリンタ9を複数台設けて利用者が印刷したい好みのプ
リンタ9を選択できるようにしてもよい。
【0111】また、上記各実施の形態では、出力する写
真プリントがシールプリントである例を示したが、これ
に限定するものではなく、カード等として出力するもの
も含む趣旨であり、印刷媒体15の材質や構成を限定す
る趣旨ではない。
【0112】また、上記各実施の形態では、コインの投
入により撮影を開始するようにしたが、これに限定する
ものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレ
ジットカード,キャッシュカード等、撮影の対価として
支払いうるものであれば、各種の態様を含む趣旨であ
る。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組
み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
【0113】また、上記各実施の形態では、カメラ6で
の撮像映像とペン入力画像等とのふたつの画像を合成す
るようにしたが、これに限定するものではなく、前景や
背景等になるフレーム画像を合成するようにしてもよ
い。
【0114】また、上記各実施の形態において、カメラ
6としては、デジタルカメラを用いることもできるし、
ビデオカメラを用いることもでき、撮影画像を電気信号
に変換しうるものであれば特に限定するものではなく、
各種のものを用いることができる。さらに、上記実施の
形態では、1台のカメラ6を備えた例を示したが、これ
に限定するものではなく、複数台のカメラ6を備えるよ
うにしても差し支えない。
【0115】また、上記各実施の形態では、スタンプ画
像は、スタンプ画像格納部(図示せず)に格納されたも
のを用いるようにしたが、これに限定するものではな
く、フロッピディスク,CD−ROM,CD−R,光磁
気ディスク等の各種の記憶媒体に記憶された画像データ
を読取って使用するようにすることもできる。
【0116】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、顧客は
不必要に待たされることによるイライラ感を抱かなくな
り、店舗にとっては顧客の回転率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真自販機の一実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】上記写真自販機を示す横断面図である。
【図3】コンピュータ装置のシステム構成図である。
【図4】上記写真自販機の動作の一例を説明するフロー
チャート図である。
【図5】手書き画像の入力画面の一例を示す図である。
【図6】手書き画像の入力状態の一例を示す図である。
【図7】メッセージ画面の一例を示す図である。
【図8】合成画像をシールプリントに出力した状態の一
例を示す図である。
【図9】本発明の写真自販機の第2の実施の形態を示す
図である。
【図10】上記写真自販機のシステム構成図である。
【図11】本発明の写真自販機の第3の実施の形態を示
す図である。
【図12】本発明の写真自販機の第4の実施の形態を示
す図である。
【図13】本発明の写真自販機の第5の実施の形態を示
す図である。
【図14】本発明の写真自販機の第6の実施の形態を示
す図である。
【図15】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a 第1筐体 1b 第2筐体 2 被写体 3 フレーム 4 ライト 5 カーテン 6 カメラ 7 コンピュータ装置 8a 第1ディスプレイ 8b 第2ディスプレイ 9 プリンタ 10 透明板 11 コントローラ 12 タッチペン 13 シャッタボタン 14a 第1ブース 14b 第2ブース 15 印刷媒体 16 連通部 17 コイン検出部 18 コイン投入口 19 送出口 20 キャンセルボタン 21a アイコン 21b アイコン 21c アイコン 22 撮影画像 23 閃光装置 24 カメラ制御スイッチ 25 カウンタ 26 タイマ 27 手書き画像 28 スタンプ画像 29 矢印 30 画像合成手段 31 制御手段 32 ペン画像記憶部 33 合成画像記憶部 34 印刷制御部 35 入力部 36 表示部 37 入力画像記憶部 38 固定画像記憶部 39 送受信手段 41 シール台紙 42 シール 43 接続ケーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 2H104 AA19 BC06 BC18 BC48

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を含む被写体を撮影してその写真
    を販売する写真自販機であって、被写体を撮影する撮影
    手段と、上記撮影手段で撮影された画像を表示しうる表
    示手段と、使用者が上記撮影画像に合成される第2画像
    を入力する第2画像入力手段と、合成画像を印刷媒体に
    印刷して写真プリントとして出力する写真出力手段とを
    備え、上記撮影手段による撮影と写真出力手段による写
    真プリントの出力とを異なるブースで行なうように構成
    したことを特徴とする写真自販機。
  2. 【請求項2】 上記撮影手段による撮影と、写真出力手
    段による写真プリントの出力とを同時に行ない得るよう
    に構成されている請求項1記載の写真自販機。
  3. 【請求項3】 被写体を撮影する撮影手段を有した第1
    ブースと、上記写真出力手段を有した第2ブースとを備
    えた請求項1または2記載の写真自販機。
  4. 【請求項4】 第1ブースと第2ブースのそれぞれに表
    示手段が設けられ、上記第1ブースの表示手段と第2ブ
    ースの表示手段の少なくともいずれかに待機メッセージ
    が表示されるようになっている請求項3記載の写真自販
    機。
  5. 【請求項5】 さらに第3ブースや第4ブースを備えた
    請求項3または4記載の写真自販機。
  6. 【請求項6】 上記第1〜第4ブースの少なくともいず
    れかが複数設けられている請求項3〜5のいずれか一項
    に記載の写真自販機。
  7. 【請求項7】 使用者を含む被写体を撮影してその写真
    を販売する写真自販方法であって、撮影手段で被写体を
    撮影し、上記撮影手段で撮影された画像を表示手段に表
    示し、上記撮影画像に第2画像を画像合成手段で合成
    し、合成画像を写真出力手段で印刷媒体に印刷して写真
    プリントとして出力する写真撮影方法であって、上記撮
    影手段による撮影と写真出力手段による印刷とを異なる
    ブースで行なうようにしたことを特徴とする写真自販方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の写
    真自販機に用いられることを特徴とする印刷媒体。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の写真自販方法で出力され
    たことを特徴とする印刷媒体。
  10. 【請求項10】 撮影手段で被写体を撮影する撮影ステ
    ップと、上記撮影手段で撮影された画像を表示手段に表
    示するステップと、上記撮影画像に第2画像を合成する
    画像合成ステップと、合成画像を印刷媒体に印刷して写
    真プリントとして出力する印刷ステップとを備えた写真
    撮影プログラムであって、上記撮影ステップと印刷ステ
    ップとを異なるブースで行なうように制御することを特
    徴とする写真撮影プログラム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の写真撮影プログラム
    がコンピュータ読み取り可能に記録されたことを特徴と
    する記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188831A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Taito Corp 撮影装置及び撮影情報通信システム

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JP2009188831A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Taito Corp 撮影装置及び撮影情報通信システム

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