JP2002189914A - ネット上ゲームにおける景品ポイント獲得システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、顧客手持ポイントをもとにゲーム
に参加してゲーム勝者が景品等と交換できることにより
顧客手持ポイントを有効利用できるネット上ゲームにお
ける景品ポイント獲得システムを提供するものである。 【解決手段】 ネット上ゲームにおける景品ポイント獲
得システム１０を運営管理するサーバー管理会社１２は
提携企業１４と加盟店契約を結んでいる。サーバー管理
会社１２のゲームポイント収集システム１０にはジャン
ケンゲーム運営サーバー１６が設けられている。ジャン
ケンゲーム１８は顧客１５が顧客手持ポイントをゲーム
参加ポイントに交換して、ジャンケンゲーム１８に参加
できるようになっている。また、顧客データベース２０
が設けられ、この顧客データベース２０は前記ジャンケ
ンゲーム運営サーバー１６と互いに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、企業から商品やサ
ービスを購入することにより購入額に応じて顧客に付与
される顧客手持ポイントをサーバー管理会社のゲーム参
加ポイントに交換し、顧客がネット上で開催されるゲー
ムで勝負して勝者が前記ゲーム参加ポイントを得てサー
バー管理会社の用意した景品や前記企業の景品やポイン
トと交換することができるネット上ゲームにおける景品
ポイント獲得システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、商品小売企業やサービス提供企業
等の多くの企業が顧客を囲い込むために自社の商品やサ
ービス等を購入した顧客に対して購入額に応じてポイン
トを付与し、このポイントの点数が一定の点数に達する
とポイントの点数に応じて前記企業が予め設定した商品
や特典等の景品を顧客にプレゼントするというポイント
サービス制度を導入している。このポイントサービス制
度は各企業間でも提携先を組織化し（例えば、航空会社
のマイレージがガソリンスタンドで自動車にガソリンを
給油してもカウントされる等）、消費者のポイントが増
加して消費者が企業が設定した商品や特典と交換できる
努力を行っている。しかし、各企業間で提携先を増やす
ことは経済的、物理的に非常に困難である。また、各企
業のポイントはその企業で独自に創設設定されるため、
企業毎によってポイントの価値が相違し、また各企業間
のポイントの価値を統一するにしても莫大な投資が必要
になるという不具合を有している。従って、前記顧客は
景品と交換できる点数以上のポイント（以下「顧客手持
ポイント」と称す）を持っている場合は顧客手持ポイン
トを企業の用意した景品と交換することにより前記顧客
手持ポイントを有効利用することができるが、景品と交
換できる点数に達していない点数のポイント（以下「顧
客手持端数ポイント」と称す）を持っていても、顧客は
企業が設定した景品と交換することができないためただ
単に顧客手持端数ポイントを眠らせているというのが現
状である。ところで、従来よりインターネット等のネッ
トワークを利用して行うゲームは多数存在している。例
えば、ネットワークを介して複数人参加ゲームを行うイ
ンタラクティブ式コンピューターシステムとしては、特
許出願「ネットワークを介して複数人参加ゲームを行う
インタラクティブ式コンピューターシステム構造」（特
開２０００−１３５３８１），特許出願「携帯型通信情
報端末を用いたゲームシステム」（特開平１１−２９０
５５２），特許出願「ネットワークゲームシステム」
（特開平１１−２８８３９４），特許出願「ネットワー
クを用いた対戦ゲームのサーバ装置及び対戦ゲームプロ
グラムを記録した記録媒体」（特開平１１−２４２６４
５），特許出願「対戦ゲームシステム構成方法」（特開
平１０−２７２２５６），特許出願「世界規模のネット
ワークゲームシステム」（特開平７−１６３７５７），
特許出願「対話型テレビサービス用の信号送達システム
及び方法」（特開平７−１５７２０）等が多数存在して
いる。また、ゲーム景品交換システムとしては、特許出
願「ゲーム景品交換システム」（特開平１０−２９９６
０６），特許出願「ゲーム景品交換システム」（特開平
９−２８５６２１）等が多数存在している。しかし、上
記特許出願はいずれも、単にネットを介して複数人参加
ゲームを行うインタラクティブ式コンピューターシステ
ムであり、ゲーム景品交換システムである。従って、企
業から顧客が商品やサービスを購入することにより自動
的に与えられて各企業に保存、プールされている顧客手
持ポイントをネット上でサーバー管理会社のゲーム参加
ポイントと交換して、顧客がネット端末でネット上のゲ
ームで勝敗を競い、勝者に敗者のゲーム参加ポイントを
授与して勝者がゲーム参加ポイントでサーバー管理会社
が用意した景品や企業が用意した景品やポイントと交換
することにより、前記顧客手持ポイント（特に顧客手持
端数ポイント）を有効利用できるシステムは存在してい
ない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みなされたものであり、企業から顧客が商品やサービス
を購入することにより顧客に自動的に付与され前記企業
に保存、プールされている顧客手持ポイント（顧客手持
端数ポイントを含む）をサーバー管理会社のゲーム参加
ポイントと交換して、ネット上のゲームで勝負してゲー
ム参加ポイントを多数獲得してゲーム参加ポイントでサ
ーバー管理会社が用意した景品や企業が用意した景品や
ポイントと交換することにより顧客手持ポイント（特に
顧客手持端数ポイント）を有効利用できるネット上ゲー
ムにおける景品ポイント獲得システムを提供するもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ゲー
ムを企画運営するサーバー管理会社と提携した異なる複
数の提携企業から商品やサービスを購入した顧客に対し
前記提携企業が自社の顧客に付与すると共に提携企業が
保存、プールしてある顧客手持ポイントをもとにしてネ
ット上のゲームに参加してゲームの勝者に前記サーバー
管理会社の景品や前記提携企業の景品やポイントを付与
するシステムであって、前記複数の異なる提携企業と提
携したサーバー管理会社が運営管理すると共にゲームが
収納されたゲーム運営サーバーと、このゲーム運営サー
バーに接続されると共に前記提携企業の顧客の顧客手持
ポイント等の顧客データが収納された顧客データベース
と、前記複数の提携企業及び顧客データベースと接続さ
れると共に前記顧客が有している顧客手持ポイントをサ
ーバー管理会社が創設したゲーム参加ポイントに交換す
るポイント交換サーバーと、前記ゲーム運営サーバーに
インターネットを介して接続して前記顧客がネット上で
前記ゲームにアクセスしてゲームに参加することができ
るネット接続端末と、を有してなることを特徴としてい
る。請求項２の発明は、ゲームを企画運営するサーバー
管理会社と提携した単一の提携企業から商品やサービス
を購入した顧客に対し前記提携企業が自社の顧客に付与
すると共に提携企業が保存、プールしてある顧客手持ポ
イントをもとにしてネット上のゲームに参加してゲーム
の勝者に前記サーバー管理会社の景品や前記提携企業の
景品やポイントを付与するシステムであって、前記提携
企業と提携したサーバー管理会社が運営管理すると共に
ゲームが収納されたゲーム運営サーバーと、このゲーム
運営サーバーに接続されると共に前記提携企業の顧客の
顧客手持ポイント等の顧客データが収納された顧客デー
タベースと、前記提携企業及び顧客データベースと接続
されると共に前記顧客が有している顧客手持ポイントを
サーバー管理会社が創設したゲーム参加ポイントに交換
するポイント交換サーバーと、前記ゲーム運営サーバー
にインターネットを介して接続して前記顧客がネット上
で前記ゲームにアクセスしてゲームに参加することがで
きるネット接続端末と、を有してなることを特徴として
いる。請求項３の発明は、ゲームを企画運営するサーバ
ー管理会社のネット上のゲームに参加してゲームの勝者
にサーバー管理会社の景品を付与するシステムであっ
て、前記サーバー管理会社が運営管理すると共にゲーム
が収納されたゲーム運営サーバーと、このゲーム運営サ
ーバーに接続されると共に前記ゲームに参加する消費者
のデータが収納された顧客データベースと、前記ゲーム
運営サーバーにインターネットを介して接続して前記消
費者がネット上で前記ゲームにアクセスしてゲームに参
加することができるネット接続端末と、を有してなるこ
とを特徴としている。請求項４の発明は、前記ゲーム運
営サーバーは一定時間毎にゲームが開始され、１回戦は
ゲームに参加した参加者全員が前記サーバー管理会社が
予め設定した相手と対戦し、２回戦以降は１回戦に勝ち
残った参加者同士がゲームで対戦するようにしたとを特
徴としている。請求項５の発明は、前記ネット接続端末
はパーソナルコンピューター、携帯電話、ゲーム機端
末、若しくはケーブルテレビであることを特徴としてい
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１乃至図１０には本発明に係る
ネット上ゲームにおける景品ポイント獲得システムの第
１実施例が示されている。なお、以下の実施例ではゲー
ムとしては広く親しまれているジャンケンゲームを例に
して説明する。図１にはネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システム１０の概略システム図が示されてい
る。図１に示されるように、本発明のネット上ゲームに
おける景品ポイント獲得システム１０はサーバー管理会
社１２によって管理運営されている。なお、このサーバ
ー管理会社１２は前記ポイントサービス制度を採用して
いる企業で予め前記ゲームポイント収集システム１０に
参加する異なる複数の各企業（以下「提携企業１４」称
す）と加盟店契約を結んでいる。また、前記提携企業１
４は異なる企業であるため前記サーバー管理会社１２は
予め前記提携企業１４から商品やサービスを購入して顧
客１５に自動的に付与される顧客手持ポイントと前記サ
ーバー管理会社１２が独自に創設したゲーム参加ポイン
トの交換比率を提携企業１４毎に定めている。これによ
り異なる提携企業１４から付与された顧客手持ポイント
であっても同一の価値にしてゲーム参加ポイントに交換
できるようになっている。なお、この顧客手持ポイント
からゲーム参加ポイントへの交換は後述するポイント交
換サーバーによって自動的に行われる。また、前記サー
バー管理会社１２は独自に前記ゲーム参加ポイントと交
換できる景品を用意しており、前記顧客１５がゲーム参
加ポイントでサーバー管理会社１２が用意した景品の交
換を要求してきたときは速やかに交換できるようになっ
ている。なお、前記顧客１５がゲーム参加ポイントをサ
ーバー管理会社１２が用意した景品でなく自分が顧客と
なっている前記提携企業１４の景品やポイントと交換し
たい場合は自分が顧客となっている提携企業１４の景品
やポイントと交換できるようになっている。図１に示さ
れるように、前記サーバー管理会社１２の前記ゲームポ
イント収集システム１０にはゲーム運営サーバーとして
のジャンケンゲーム運営サーバー１６が設けられてい
る。このジャンケンゲーム運営サーバー１６には広く親
しまれているゲームであるジャンケンを行うジャンケン
ゲーム１８（具体的には図４乃至図１０に示す）が収納
されている。この実施例では前記ジャンケンゲーム１８
の１回戦は参加者（顧客１５）全員とサーバー管理会社
１２が予め設定した相手であるコンピューターが対戦
し、２回戦以降は勝ち残った参加者同士（顧客１５同
士）が対戦するようになっている。前記ジャンケンゲー
ム１８は顧客１５が前記顧客手持ポイントをゲーム参加
ポイントに交換して、ジャンケンゲーム１８に参加でき
るようになっている（例えば１ゲーム参加ポイントでジ
ャンケンゲーム１８に１ゲーム参加できる）。また、前
記ネット上ゲームにおける景品ポイント獲得システム１
０には顧客データベース２０が設けられている。この顧
客データベース２０は前記ジャンケンゲーム運営サーバ
ー１６と互いに接続されている。前記顧客データベース
２０には前記顧客１５が提携企業１４から商品やサービ
スを購入したことにより与えられた顧客手持ポイントの
点数等の顧客データ２４が保存されている。なお、顧客
データベース２０に保存された顧客データ２４は顧客１
５のセキュリティー面から提携企業１４が顧客１５に付
与した顧客手持ポイントの有無や点数等の必要最小限の
データに限られている。また、前記ネット上ゲームにお
ける景品ポイント獲得システム１０にはポイント交換サ
ーバー２６が設けられている。このポイント交換サーバ
ー２６は複数の前記提携企業１４及び前記顧客データベ
ース２０と互いにそれぞれ接続されている。前記ポイン
ト交換サーバー２６は前記顧客１５がジャンケンゲーム
１８に参加する場合に提携企業１４に保存、プールされ
ている当該顧客１５の顧客手持ポイントとサーバー管理
会社１２が創設して前記ジャンケンゲーム１８に参加す
る場合に使用するゲーム参加ポイントを適性な交換率で
交換するものである（例えばある提携企業１４のポイン
トは１ポイントで１ゲーム参加ポイントと交換でき、他
の提携企業１４のポイントは１０ポイントで１ゲーム参
加ポイントと交換できる）。従って、前記顧客１５は提
携企業１４で商品やサービスを購入して購入額等に応じ
て付与された顧客手持ポイントを持っていれば前記ポイ
ント交換サーバー２６を介してサーバー管理会社１２が
創設したゲーム参加ポイントに交換できるようになって
いる。また、前記顧客１５はインターネット２８を介し
てネット接続端末としてのパーソナルコンピューター
（以下「パソコン３０」と称す）で前記ジャンケンゲー
ム運営サーバー１６に接続できるようになっている。従
って、前記顧客１５はパソコン３０で前記ジャンケンゲ
ーム運営サーバー１６に接続して図２に示されるように
ジャンケンゲーム１８にログインできるようになってい
る。前記ジャンケンゲーム１８にログインすると、ま
ず、この顧客１５が所有している顧客手持ポイントの発
行元企業がサーバー管理会社１２が業務提携を結んだ前
記提携企業１４であるか否かが判断され、提携企業１４
であると認証された場合にのみジャンケンゲーム参加会
員登録に進むことができる。なお、ここで否認された場
合はログアウトしてジャンケンゲーム１８を行えないよ
うになっている。そして、認証されて、既に会員登録済
みでゲーム参加ポイントを持っている顧客１５はジャン
ケンゲーム１８の予約を行う。また、会員登録を済んで
いない顧客１５はスクリーンネームやパスワードを入力
することにより会員登録を行い、自己が持っている提携
企業１４の顧客手持ポイントをポイント交換サーバー２
６でゲーム参加ポイントに交換する。そして、ジャンケ
ンゲーム１８の予約を行う。ジャンケンゲーム１８を予
約した顧客１５は、ジャンケンゲーム１８の開始時間
（この実施例ではジャンケンゲーム１８は１０分間隔で
２４時間行われるようになっている）まで待機する。そ
して、ジャンケンゲーム１８に参加した顧客１５は全員
で第１回戦をサーバー管理会社１２が予め設定した相手
であるコンピューターとジャンケンゲーム１８で対戦す
る。そして、１回戦に勝ち残った顧客１５は２回戦にな
って初めて顧客１５同士でジャンケンゲーム１８で対戦
し、３回戦、４回戦と行って最後に勝ち残った顧客１５
が勝者となる。勝者となった顧客１５は名前や住所等を
登録する勝者登録を行うと共にジャンケンゲーム１８に
参加した顧客１５のゲーム参加ポイントを得ることによ
りゲーム参加ポイント加算確認を行う。最後に、勝者と
なった顧客１５は獲得したゲーム参加ポイントで交換で
きるサーバー管理会社１２が用意した景品を選択する。
なお、前記顧客１５はサーバー管理会社１２が用意した
景品でなく提携企業１４の景品やポイントと交換したい
場合は提携企業１４の景品やポイントに交換してもよ
い。従って、顧客１５は自己が持っている顧客手持ポイ
ント（特に顧客手持端数ポイント）を元手にしてジャン
ケンゲーム１８を行い勝者となるとサーバー管理会社１
２の用意した景品又は提携企業１４の景品やポイントと
交換できるので、顧客手持ポイント（特に顧客手持端数
ポイント）を有効利用することができる。また、顧客１
５は自己が持っている顧客手持ポイントを元手にしてジ
ャンケンゲーム１８で顧客手持ポイントを増やしたり減
らしたりするのでジャンケンゲーム１８を通してゲーム
とスリルを楽しむことができる。

【０００６】次に、第１実施例のネット上ゲームにおけ
る景品ポイント獲得システム１０のジャンケンゲーム１
８を実際に行う場合について説明する。まず、前記顧客
１５はパソコン３０を使用して前記ネット上ゲームにお
ける景品ポイント獲得システム１０のジャンケンゲーム
運営サーバー１６にアクセスしてジャンケンゲーム１８
にログインする。図２に示されるように、前記ジャンケ
ンゲーム１８にログインすると、まず、この顧客１５が
所有している顧客手持ポイントの発行元企業がサーバー
管理会社１２が業務提携を結んだ前記提携企業１４であ
るか否かが判断され、提携企業１４であると認証された
場合にのみジャンケンゲーム参加会員登録に進むことが
できる。なお、ここで否認された場合はログアウトして
ジャンケンゲーム１８を行うことはできない。そして、
前記提携企業１４であると認証されると、図３に示され
るようなジャンケンゲーム参加の会員登録画面３４が表
れる。この会員登録画面３４には、「会員登録」 ※会員登録がお済みの方はそのままＥＮＴＲＹにお進み
下さい。 ゲームをはじめる前に会員登録をしていない方はフォー
ムにご入力ください。このフォームに入力した内容は次
回からゲームに参加する際ＥＮＴＲＹに入力していただ
くことになりますので、控えておいてください。また、
一度登録された方でもゲーム参加ポイントの残り枚数が
ゼロになった時点で再度登録が必要となります。スクリ
ーンネーム・パスワードを紛失した方は無効になります
ので、ご注意下さい。パスワードはゲーム参加ポイント
入手時に入力したメールアドレスに送られていますの
で、そちらをご覧下さい。 スクリーンネーム：英文字のみ・２文字以上・５０字以
内 パスワード：ゲーム参加ポイント入手時に与えられた数
字を入力して下さい。 背景色：背景色とは参加者がどの手を選んだか表示され
る時、手のひらの後に表示される色の事です。 「名前 スクリーンネーム パスワード メールアドレス 国籍 年齢 性別 背景色」 が表示される。従って、前記会員登録を済んでいない顧
客１５は図３の会員登録画面３４に従って名前、スクリ
ーンネーム、パスワード等の所定事項を入力してＥＮＴ
ＲＹをクリックする。なお、会員登録済みの顧客１５は
当然会員登録を行う必要はない。すると、図４に示され
るように「ＴＨＥ ＤＲＥＡＭ ＧＡＭＥ」画面３６が
表れる。そして、図４の「ＥＮＴＲＹ」をクリックする
と図５に示されるようにジャンケンゲーム開始時刻迄の
時間が表示されるウェイティング画面３８が表れる。ジ
ャンケンゲーム開始時間になると、今回のジャンケンゲ
ームのスタート画面が表れて勝者に与えられるゲーム参
加ポイントの点数が表示されると共に参加人数（例えば
１０００人）が表示される。次に、図６に示されるよう
に、対戦相手発表画面４２が表示され、ジャンケンゲー
ム１８の相手となる対戦相手（なお、実施例では１回戦
はサーバー管理会社１２が予め設定したコンピュータ
ー）を知ることができる。従って、１回戦では１０００
人の顧客１５全員がコンピューターとジャンケンゲーム
１８で対戦することになる。すると、図７に示されるよ
うな１回戦画面４４が表示され、「ＪＹＡＮＫＥＮＰＯ
Ｎ」の文字と共に「グー」、「チョキ」、「パー」の絵
柄が前記１回戦画面４４に表れる。顧客１５及び対戦相
手は互いに前記「グー」、「チョキ」、「パー」の中か
ら５秒以内に「グー」、「チョキ」、「パー」の中から
絵柄を一つ選択してクリックする。また、注意事項とし
て「何も押さない場合は負けになります。」，「５秒以
内に選んでクリックして下さい。」の表示が１回戦画面
４４に表示される。さらに、チャット表示部にはジャン
ケンゲーム参加者の書き込みが表示される。そして、ジ
ャンケンをすると図８に示されるように１回戦画面４４
には顧客１５が選んだ「グー」の絵柄と対戦相手が選ん
だ「チョキ」の絵柄とが同時に表示され、勝負が決ま
る。勝った顧客１５には図９に示されるように１回戦終
了画面４６が表れて勝ったことを示す「ＹＯＵ ＷＩ
Ｎ」の文字が表示されると共に勝ち残り人数（６４２
人）が表示される。また、負けた顧客１５のコンピュー
ター画面３０Ａにも図１０に示されるように１回戦終了
画面４６が表れて負けたことを示す「ＹＯＵ ＬＯＳ
Ｅ」の文字が表示されると共に勝ち残り人数（６４２
人）が表示される。前記１回戦が終了すると２回戦が始
まるが、２回戦以降は顧客１５同士が対戦でジャンケン
ゲーム１８を行う対人ゲームとなる。このようにして２
回戦、３回戦とジャンケンゲーム１８を行い最後にジャ
ンケンゲーム１８で勝った顧客１５は負けた９９９人の
顧客１５の９９９ゲーム参加ポイント（１ゲーム参加ポ
イントでジャンケンゲーム１８に参加しているため）を
得ることがきる。勝者となった顧客１５は名前や住所等
を登録する勝者登録を行うと共にジャンケンゲーム１８
に参加した顧客１５のゲーム参加ポイントを得ることに
よりゲーム参加ポイント加算確認を行う。なお、前記勝
者登録を行うのは勝ち残った顧客１５の住所等を知るこ
とにより景品を送付できるようにするためである。最後
に、勝者となった顧客１５は獲得したゲーム参加ポイン
トでサーバー管理会社１２が用意した景品の中から欲し
い景品を選択する。なお、前記顧客１５がゲーム参加ポ
イントをサーバー管理会社１２が用意した景品でなく自
分が顧客となっている提携企業１４の景品やポイントに
交換したい場合はゲーム参加ポイントをもとにしてこの
提携企業１４の景品やポイントと交換してもよい。従っ
て、前記顧客１５は眠らせておいた顧客手持ポイント
（特に顧客手持端数ポイント）をジャンケンゲーム１８
に勝つことによりサーバー管理会社１２が用意した景品
又は提携企業１４の景品やポイントの中から好みのもの
と交換できるため、前記顧客手持ポイント（特に顧客手
持端数ポイント）を有効利用することができると共に顧
客１５の要求にも十分応えることができる。また、顧客
１５は顧客手持ポイントと交換したゲーム参加ポイント
をジャンケンゲーム１８を介して増や減らしたりするの
で、ジャンケンゲーム１８を楽しむと共にスリルも同時
に楽しむことができる。

【０００７】なお、第１実施例ではジャンケンゲーム１
８の勝者となった顧客１５は獲得したゲーム参加ポイン
トをもとにして自分が顧客となっている提携企業１４の
景品やポイントを獲得することができるが、前記複数の
提携企業１４のうち、自分が顧客となっていない他の提
携企業１４の景品やポイントと獲得したゲーム参加ポイ
ントを交換してもよい。これにより、複数の異なる提携
企業１４が横並びの関係になり、前記顧客１５だけでな
く各提携企業１４にとっても顧客１５獲得等の面におい
て大きなメリットになる。

【０００８】図１１及び図１２には第２実施例のネット
上ゲームにおける景品ポイント獲得システムが示されて
いる。この第２実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システム５０は第１実施例のネット上ゲーム
における景品ポイント獲得システム１０と異なり、単一
の提携企業１４の顧客１５同士がゲームに参加してゲー
ム参加ポイントを競い合うものである。なお、第１実施
例のネット上ゲームにおける景品ポイント獲得システム
１０と同一の構成は同一の符号を付してその説明は省略
する。図１１に示されるように、前記ネット上ゲームに
おける景品ポイント獲得システム５０はサーバー管理会
社１２によって管理運営されている。このネット上ゲー
ムにおける景品ポイント獲得システム５０に用いられた
ポイント交換サーバー２６は単一の提携企業１４と接続
されている。従って、第２実施例においては前記ポイン
ト交換サーバー２６と接続された提携企業１４は１社で
あるためポイント交換サーバー２６は第１実施例と異な
り、提携企業１４間で異なる顧客手持ポイントの価値を
適性な交換率でゲーム参加ポイントに交換する機能は必
要なく、単に手持顧客ポイントをゲーム参加ポイントと
交換する機能を備えていればよい。なお、他の構成及び
作用、効果は第１実施例のネット上ゲームにおける景品
ポイント獲得システム１０と同一であるので、説明は省
略する。

【０００９】図１３及び図１４には第３実施例のネット
上ゲームにおける景品ポイント獲得システムが示されて
いる。この第３実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システム６０は第１実施例及び第２実施例の
ネット上ゲームにおける景品ポイント獲得システム１
０，５０と異なり提携企業１４の顧客１５でない一般消
費者６２がジャンケンゲーム１８に参加して景品を競い
合うものである。なお、第１実施例と同一の構成は同一
の符号を付してその説明は省略する。図１３に示される
ように、このネット上ゲームにおける景品ポイント獲得
システム６０も前記サーバー管理会社１２によって管理
運営されている。このサーバー管理会社１２は独自に前
記ゲーム参加ポイントと交換できる景品を用意してい
る。前記ネット上ゲームにおける景品ポイント獲得シス
テム６０にはジャンケンゲーム運営サーバー１６が設け
られている。このジャンケンゲーム運営サーバー１６に
はジャンケンゲーム１８が収納されている。従って、前
記一般消費者６２はインターネット２８を介してパソコ
ン３０で前記ジャンケンゲーム運営サーバー１６に接続
できるようになっている。また、前記ネット上ゲームに
おける景品ポイント獲得システム６０には顧客データベ
ース６４が設けられている。この顧客データベース６４
は前記ジャンケンゲーム運営サーバー１６と互いに接続
されている。前記顧客データベース６４は第１実施例及
び第２実施例で示した顧客データベース６４と異なり前
記ジャンケンゲーム１８にアクセスしてきた一般消費者
６２のデータを保存するものである。前記一般消費者６
２はパソコン３０で前記ジャンケン運営サーバー１６に
接続して図１４に示されるようにジャンケンゲーム１８
にログインすると、ジャンケンゲーム参加会員登録に進
む。そして、既に会員登録済みの一般消費者６２であれ
ばジャンケンゲーム１８の予約を行う。また、会員登録
を済んでいない一般消費者６２はスクリーンネームやパ
スワードを入力することにより会員登録を行い、ジャン
ケンゲーム１８の予約を行う。ジャンケンゲーム１８を
予約した一般消費者６２は第１実施例と同様の要領でジ
ャンケンゲーム１８を行う。ジャンケンゲーム１８で勝
者となった一般消費者６２は名前や住所等を登録する勝
者登録を行うと共にサーバー管理会社１２が用意した景
品の中から欲しい景品を選択する。従って、一般消費者
６２はジャンケンゲーム１８で勝ち残ることによりサー
バー管理会社１２が用意した景品の中から欲しい景品を
獲得できると共に勝ち負けが決まるジャンケンゲーム１
８を楽しむことができる。さらに、ジャンケンゲーム１
８を行ってジャンケンゲーム１８の楽しさやスリルを知
ることにより、第３実施例でジャンケンゲーム１８に参
加した一般消費者６２は将来提携企業１４から商品やサ
ービスを購入して顧客手持ポイントを付与された場合に
顧客手持ポイントをサーバー管理会社１２のゲーム参加
ポイントと交換し、ネット上のゲームで勝負して顧客手
持ポイント（特に顧客手持端数ポイント）を有効利用で
きるようになる。なお、ジャンケンゲーム１８の具体的
手順や他の構成及び作用は第１実施例のネット上ゲーム
における景品ポイント獲得システム１０と同一であるの
で、説明は省略する。

【００１０】なお、前記ネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システム１０，５０，６０ではゲームとして
広く親しまれているジャンケンをゲーム化したジャンケ
ンゲーム１８を適用したが、ゲームはジャンケンゲーム
１８に限定されるものではなく、多数の参加者がいても
勝敗を決定できるゲームであれば他の種類のゲームでも
よいことは勿論である。また、実施例ではジャンケンゲ
ーム１８の１回戦の対戦相手をサーバー管理会社１２が
予め設定したコンピューターとしたが、１回戦から参加
者同士が対戦する対人式にしてもよいことは勿論であ
る。なお、実施例ではネット接続端末としてパソコン３
０を用いたが、ネット接続端末はパソコンに限定される
ものでなく、携帯電話、ゲーム機端末、ケーブルテレビ
でもよいことは勿論である。

【００１１】

【発明の効果】請求項１及び請求項２の発明は、提携企
業から付与された顧客手持ポイントをサーバー管理会社
のゲーム参加ポイントと交換し、ネット上のゲームで勝
負してゲーム参加ポイントを多数獲得することによりサ
ーバー管理会社が用意した景品や提携企業が用意した景
品やポイントと交換することができるので、顧客手持ポ
イント（特に顧客手持端数ポイント）を有効利用できる
という優れた効果を有する。また、請求項１乃至請求項
３の発明は、ゲームを介して景品等を獲得するために競
い合うのでゲームの楽しさとスリルを味わうことができ
るという優れた効果を有する。さらに、請求項１乃至請
求項３の発明は、サーバー管理会社の用意した景品や提
携企業の用意した景品の流通の活発化を図ることができ
産業の発展に寄与できるという優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムの概略システム図である。

【図２】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムの概略フロー図である。

【図３】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムの会員登録画面図である。

【図４】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムのジャンケンゲームを行う手順図であ
る。

【図５】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムのジャンケンゲームを行う手順図であ
る。

【図６】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムのジャンケンゲームを行う手順図であ
る。

【図７】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムを行う手順図である。

【図８】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムのジャンケンゲームを行う手順図であ
る。

【図９】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポイ
ント獲得システムのジャンケンゲームを行う手順図であ
る。

【図１０】第１実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システムのジャンケンゲームを行う手順図で
ある。

【図１１】第２実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システムの概略システム図である。

【図１２】第２実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システムの概略フロー図である。

【図１３】第３実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システムの概略システム図である。

【図１４】第３実施例のネット上ゲームにおける景品ポ
イント獲得システムの概略フロー図である。

【符号の説明】

１０ ネット上ゲームにおける景品ポイント獲得シス
テム １２ サーバー管理会社 １４ 提携企業 １５ 顧客 １６ ジャンケンゲーム運営サーバー １８ ジャンケンゲーム ２０ 顧客データベース ２４ 顧客データ ２６ ポイント兌換サーバー ２８ インターネット ３０ パソコン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６３Ｆ 13/00 Ａ６３Ｆ 13/00 Ｍ 13/12 13/12 Ｃ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゲームを企画運営するサーバー管理会社
   と提携した異なる複数の提携企業から商品やサービスを
   購入した顧客に対し前記提携企業が自社の顧客に付与す
   ると共に提携企業が保存、プールしてある顧客手持ポイ
   ントをもとにしてネット上のゲームに参加してゲームの
   勝者に前記サーバー管理会社の景品や前記提携企業の景
   品やポイントを付与するシステムであって、前記複数の
   異なる提携企業と提携したサーバー管理会社が運営管理
   すると共にゲームが収納されたゲーム運営サーバーと、
   このゲーム運営サーバーに接続されると共に前記提携企
   業の顧客の顧客手持ポイント等の顧客データが収納され
   た顧客データベースと、前記複数の提携企業及び顧客デ
   ータベースと接続されると共に前記顧客が有している顧
   客手持ポイントをサーバー管理会社が創設したゲーム参
   加ポイントに交換するポイント交換サーバーと、前記ゲ
   ーム運営サーバーにインターネットを介して接続して前
   記顧客がネット上で前記ゲームにアクセスしてゲームに
   参加することができるネット接続端末と、を有してなる
   ことを特徴とするネット上ゲームにおける景品ポイント
   獲得システム。
2. 【請求項２】 ゲームを企画運営するサーバー管理会社
   と提携した単一の提携企業から商品やサービスを購入し
   た顧客に対し前記提携企業が自社の顧客に付与すると共
   に提携企業が保存、プールしてある顧客手持ポイントを
   もとにしてネット上のゲームに参加してゲームの勝者に
   前記サーバー管理会社の景品や前記提携企業の景品やポ
   イントを付与するシステムであって、前記提携企業と提
   携したサーバー管理会社が運営管理すると共にゲームが
   収納されたゲーム運営サーバーと、このゲーム運営サー
   バーに接続されると共に前記提携企業の顧客の顧客手持
   ポイント等の顧客データが収納された顧客データベース
   と、前記提携企業及び顧客データベースと接続されると
   共に前記顧客が有している顧客手持ポイントをサーバー
   管理会社が創設したゲーム参加ポイントに交換するポイ
   ント交換サーバーと、前記ゲーム運営サーバーにインタ
   ーネットを介して接続して前記顧客がネット上で前記ゲ
   ームにアクセスしてゲームに参加することができるネッ
   ト接続端末と、を有してなることを特徴とするネット上
   ゲームにおける景品ポイント獲得システム。
3. 【請求項３】 ゲームを企画運営するサーバー管理会社
   のネット上のゲームに参加してゲームの勝者にサーバー
   管理会社の景品を付与するシステムであって、前記サー
   バー管理会社が運営管理すると共にゲームが収納された
   ゲーム運営サーバーと、このゲーム運営サーバーに接続
   されると共に前記ゲームに参加する消費者のデータが収
   納された顧客データベースと、前記ゲーム運営サーバー
   にインターネットを介して接続して前記消費者がネット
   上で前記ゲームにアクセスしてゲームに参加することが
   できるネット接続端末と、を有してなることを特徴とす
   るネット上ゲームにおける景品ポイント獲得システム。
4. 【請求項４】 前記ゲーム運営サーバーは一定時間毎に
   ゲームが開始され、１回戦はゲームに参加した参加者全
   員が前記サーバー管理会社が予め設定した相手と対戦
   し、２回戦以降は１回戦に勝ち残った参加者同士がゲー
   ムで対戦するようにしたとを特徴とする請求項１、請求
   項２、請求項３記載のネット上ゲームにおける景品ポイ
   ント獲得システム。
5. 【請求項５】 前記ネット接続端末はパーソナルコンピ
   ューター、携帯電話、ゲーム機端末、若しくはケーブル
   テレビであることを特徴とする請求項１、請求項２、請
   求項３記載のネット上ゲームにおける景品ポイント獲得
   システム。