JP2002189454A - 電源回路、液晶装置及び電子機器 - Google Patents

電源回路、液晶装置及び電子機器

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JP2002189454A JP2000386670A JP2000386670A JP2002189454A JP 2002189454 A JP2002189454 A JP 2002189454A JP 2000386670 A JP2000386670 A JP 2000386670A JP 2000386670 A JP2000386670 A JP 2000386670A JP 2002189454 A JP2002189454 A JP 2002189454A
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雅彦 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、多電位レベル化に対応可能な液
晶駆動用電位の生成に好適な電源回路並びにそれを用い
た液晶装置及び電子機器を提供する。 【解決手段】 電源回路10の第1の昇圧回路12は、
接地レベルVSSを基準として、電源レベルVDDを昇
圧した第1の昇圧電位レベルVOUTを生成する。レギ
ュレータ回路14は、接地レベルVSSを基準に、参照
電位レベルVrefを参照し、第1の昇圧電位レベルV
OUTを調整したセンター電位VCを生成する。第2の
昇圧回路16は、接地レベルVSSを基準として、セン
ター電位VCを昇圧した電位レベルV3を生成する。多
値電位生成回路18は、接地レベルVSSを基準とし
て、電位レベルV3とセンター電位VCとの電位差から
電位レベルV2、V1、MV1、MV2を生成し、ML
S駆動法により表示駆動される液晶装置のパネルに供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動用電位の
生成に好適な電源回路並びにそれを用いた液晶装置及び
電子機器に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年の携
帯電話、携帯情報端末またはゲーム装置などの電子機器
に組み込まれる液晶装置は、低価格化及び低消費電力化
などが強く要求されている。単純マトリックス型の液晶
装置の場合、複数ライン選択(Multi Line Selection:
以下、MLSと略す。)駆動法により、これら要求を満
足させることができる。
【0003】MLS駆動法は、同時に複数ラインの走査
電極を選択し、1フレームを構成する各フィールドにお
いて、所与の直交関係を有し選択パターンに対応した電
位が各走査電極に印加される。各信号電極についても、
オン・オフする画素パターンと、上述した走査電極の選
択パターンに応じた電位が印加される。こうすること
で、印加すべき電位レベルを高くすることなく、各電極
に印加される電圧値の実効値を必要な値にすることがで
きる。
【0004】MLS駆動法により液晶装置を表示駆動す
る場合、次に(1)式にしたがって行うことが最適であ
ることが知られている。
【0005】L=(1/a−1)2 ・・・(1) ここで、Lは表示ライン数である。また、aはバイアス
比である。このバイアス比は、液晶がオンのときに印加
される実効値電圧と、オフの時に印加される実効値電圧
との比をいう。例えば、バイアス比が1/5の場合、最
適な表示ライン数は16ラインであることを意味する。
【0006】ところで、最近では液晶装置のパネルが大
きくなり、それに伴いライン数が増大している。したが
って、(1)式により最適とされるバイアス比を得るた
めに、液晶駆動に必要な電位レベル数も増える傾向にあ
る。
【0007】しかしながら、MLS駆動法では、センタ
ー電位VCを基準に、走査電極及び信号電極に印加すべ
き電位レベルが決められる。したがって、低コスト化が
可能なツインウェルのプロセスを使用した場合、センタ
ー電位VCを接地レベルVSSとすると、それ以下の電
位レベルを生成するために外付け部品が多数必要となっ
て、装置の高コスト化や実装上の問題が発生する。
【0008】一方、センター電位VCを正側にもってく
ると、最高電位レベルが、使用するプロセスの高耐圧性
の範囲内であることが必要とされ、将来の多電位レベル
化に対応することができなくなる。
【0009】本発明は、以上のような技術的課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、低コ
ストで、多電位レベル化に対応可能な液晶駆動用電位の
生成に好適な電源回路並びにそれを用いた液晶装置及び
電子機器を提供することになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の電位を生成する電源回路であって、
第1及び第2の電位を供給する第1及び第2の電源線に
接続され、前記第1及び第2の電位の差に基づいて昇圧
した第3の電位を第3の電源線に供給する第1の昇圧回
路と、前記第1及び第3の電源線に接続され、前記第1
及び第3の電位の差に基づいて生成した定電位である第
4の電位を第4の電源線に供給する電位調整回路と、前
記第1及び第4の電源線に接続され、前記第1及び第4
の電位の差に基づいて昇圧した第5の電位を第5の電源
線に供給する第2の昇圧回路と、前記第1、第4及び第
5の電源線に接続され、前記第1、第4及び第5の電位
の差により複数の電位を生成する多値電位生成回路とを
含むことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、第1の昇圧回路により、
第1の電位(例えば、接地レベルVSS)と第2の電位
(例えば、電源レベルVDD)との電位差に基づいて、
第3の電位(例えば、第1の昇圧電位レベルVOUT)
を生成し、電位調整回路により第1及び第3の電位差に
基づいて第4の電位(例えば、センター電位VC)を生
成するようにした。そして、第2の昇圧回路により、第
1及び第4の電位差に基づいて、第5の電位(例えば、
電位レベルV3)を昇圧して生成し、多値電位生成回路
で複数の電位レベルを生成するようにした。これによ
り、第1の電位より、一方の側(正側、若しくは負側)
の電位のみを使用することができるので、従来のような
複数の電位を生成するために、外付け部品を必要とせ
ず、装置の低コスト化を実現し、なおかつ実装上の問題
が発生しない。また、電位調整回路においては、第5の
電位に対する高耐圧性が必要とされず、信頼性の低下を
回避して、将来の多電位化にも十分対応することができ
るようになる。
【0012】また本発明は、前記多値電位生成回路は、
液晶装置に対して供給される複数の電位のセンター電位
として、前記第4の電位を供給することを特徴とする。
【0013】ここで、液晶装置としては、例えばMLS
駆動法により表示駆動される単純マトリックス型の液晶
パネルを含むものがある。
【0014】本発明によれば、このような液晶装置に対
して供給される複数の電位のセンター電位として、第1
の電位を基準に、第1の電位より生成した一方の側の第
4の電位を供給するようにしたので、例えばMLS駆動
法により表示駆動される単純マトリックス型の液晶パネ
ルを含む液晶装置に対して多電位の電源を供給する電源
回路として適用することができる。これは、上述したよ
うに液晶装置に必要とされる電源レベル数が増加した場
合にも、低コスト化及び高信頼性を維持できる電源回路
を提供することができることを意味する。
【0015】また本発明は、前記第1及び第2の昇圧回
路の少なくとも一方は、昇圧された電位が供給される電
源線と、接続された2つの電源線のうち低電位側の電源
線との間に直列接続された第1〜第4のスイッチ回路
と、前記昇圧電源線に接続された第1のスイッチ回路に
前記第2のスイッチ回路が接続され、前記第2のスイッ
チ回路に前記第3のスイッチ回路が接続され、前記第3
のスイッチ回路と前記低電位を供給する電源線との間に
前記第4のスイッチ回路が接続されている場合に、前記
第2及び第3のスイッチ回路と並列に接続されたキャパ
シタと、前記第1及び第3のスイッチ回路と、前記第2
及び第4のスイッチ回路とが交互にオンとなるように前
記第1〜第4のスイッチ回路の駆動信号を生成するタイ
ミング信号生成回路とを含むチャージポンプ回路である
ことを特徴とする。
【0016】ここで、第1のスイッチ回路を、昇圧電源
線に接続されたものとしているが、接続される2つの電
源線のうち低電位を供給する電源線に接続されるもので
あっても良い。要は、4つ直列接続されたスイッチ回路
について、順に第1のスイッチ回路、第2のスイッチ回
路、・・・とした場合に、その第2及び第3のスイッチ
回路と並列にキャパシタを接続するようにすればよい。
【0017】このとき、例えば昇圧電源線に接続された
第1のスイッチ回路と第3のスイッチ回路がオンで、第
2及び第4のスイッチ回路がオフの第1のタイミングで
は、昇圧電源線からの経路は、第1のスイッチ回路、キ
ャパシタ、第3のスイッチ回路、接続される高電位の電
源線となる。したがって、キャパシタは、昇圧電源線の
電位と、上述した高電位の電源線の電位との差が印加さ
れる。
【0018】次に、第1のスイッチ回路と第3のスイッ
チ回路がオフで、第2及び第4のスイッチ回路がオンの
第2のタイミングでは、上述した高電位の電源線、第2
のスイッチ回路、キャパシタ、第4のスイッチ回路、低
電位の電源線という経路が形成される。この結果、キャ
パシタには、高電位の電源線の電位と、低電位の電源線
の電位との差が印加されることになる。
【0019】したがって、低電位の電源線を基準にする
と、高電位の電源線の電位と、低電位の電源線の電位と
の差と、昇圧電源線の電位と、上述した高電位の電源線
の電位との差との和が昇圧電位として生成されることに
なる。
【0020】このように本発明によれば、スイッチ回路
のみによって、消費電流を削減することができる。した
がって、電源回路の低消費電力化に貢献することができ
る。
【0021】また本発明は、前記第1〜第4のスイッチ
回路は、前記第1の電源線に接続された第1の導電型ウ
ェルと、前記5の電源線に接続された第2の導電型のウ
ェルとからなるツインウェル構造で構成されていること
を特徴とする。
【0022】本発明によれば、安価なプロセスを用いる
ことができるので、電源回路の低コスト化を図ることが
できる。
【0023】また本発明は、前記多値電位生成回路は、
前記第1及び第4の電位の差を抵抗分割する第1の分圧
回路と、前記第4及び第5の電位の差を抵抗分割する第
2の分圧回路と、前記第1の分圧回路によって抵抗分割
された電位に接続された、ボルテージフォロワ接続され
た第1の演算増幅回路と、前記第2の分圧回路によって
抵抗分割された電位に接続された、ボルテージフォロワ
接続された第2の演算増幅回路とを含むことを特徴とす
る。
【0024】本発明によれば、多値電位生成回路として
抵抗分割した電位を、ボルテージフォロワ接続された演
算増幅回路により、抵抗分割電位を供給するようにした
ので、負荷の変動に伴う電位の変動を回避し、安定した
電位供給が可能な電源回路を提供することができる。
【0025】また本発明は、前記多値電位生成回路は、
前記第1及び第4の電位の差が抵抗分割された電位に接
続され、第6の電位を供給するボルテージフォロワ接続
された第1の演算増幅回路と、前記第4及び第5の電位
の差が抵抗分割された電位に接続され、第7の電位を供
給するボルテージフォロワ接続された第2の演算増幅回
路と、前記第4及び第6の電位の差に基づいて降圧した
第8の電位を生成する第1の降圧回路と、前記第4及び
第7の電位の差に基づいて降圧した第9の電位を生成す
る第2の降圧回路とを含むことを特徴とする。
【0026】本発明によれば、第1及び第4の電位の差
が抵抗分割された電位にボルテージフォロワ接続された
第1の演算増幅回路を接続して第6の電位を供給し、第
4及び第5の電位の差が抵抗分割された電位にボルテー
ジフォロワ接続された第2の演算増幅回路を接続して第
7の電位を供給する。そして、第1及び第2の降圧回路
により、それぞれ第4及び第6の電位の差に基づいて第
8の電位、第4及び第7の電位の差に基づいて第9の電
位を生成するようにしたので、供給電位ごとに電流消費
の大きい演算増幅回路を用いる必要が無くなり、低消費
電力化を図ることができる。
【0027】また本発明は、前記多値電位生成回路は、
前記第1及び第4の電位の差、または第4及び第5の電
位の差が抵抗分割された電位に接続され、第6の電位を
供給するボルテージフォロワ接続された第1の演算増幅
回路と、前記第4及び第6の電位の差に基づいて前記第
4の電位方向に昇圧した第7の電位を生成する第3の昇
圧回路と、前記第4及び第6の電位の差に基づいて降圧
した第8の電位を生成する第1の降圧回路と、前記第4
及び第7の電位の差に基づいて降圧した第9の電位を生
成する第2の降圧回路とを含むことを特徴とする。
【0028】ここで、第4の電位方向に昇圧するとは、
例えば第4の電位と第6の電位を比較して、第4の電位
が高い場合には第6の電位を基準に第4及び第6の電位
の差を昇圧することをいい、第4の電位が低い場合に
は、第4の電位を基準に第6及び第6の電位の差を昇圧
することをいう。
【0029】本発明によれば、第1の演算増幅回路によ
り、第1及び第4の電位の差、または第4及び第5の電
位の差を抵抗分割して、第6の電位を供給する。そし
て、第3の昇圧回路により、第4及び第6の電位の差に
基づいて第4の電位方向に昇圧した第7の電位を生成す
るようにした。そして、第1及び第2の降圧回路によ
り、第4及び第6の電位の差、第4及び第7の電位の差
に基づいて、第8及び第9の電位を降圧して生成するよ
うにした。これにより、さらに演算増幅回路の数を削減
することができるので、より効果的な低消費電力化が可
能となる。
【0030】また本発明は、前記第1又は第2の演算増
幅回路は、ゲートに第1の差動出力、ソースに前記第2
の電位が供給される第1導電型トランジスタと、ゲート
に第2の差動出力、ソースに前記第1の電位が供給さ
れ、ドレインに前記第1導電型トランジスタのドレイン
が接続された第2導電型トランジスタと、前記抵抗分割
された電位と、前記第1又は第2導電型トランジスタの
ドレインの電位との電位差に基づいて、前記第1の差動
出力を生成する第1導電型の差動増幅回路と、前記抵抗
分割された電位と、前記第1又は第2導電型トランジス
タのドレインの電位との電位差に基づいて、前記第2の
差動出力を生成する第2導電型の差動増幅回路と、前記
第2の差動出力に基づいて、前記第1導電型の差動増幅
回路の定電流値を制御する第1の電流制御回路と、前記
第1の差動出力に基づいて、前記第2導電型の差動増幅
回路の定電流値を制御する第2の電流制御回路とを含む
ことを特徴とする。
【0031】本発明によれば、第1の電流制御回路は、
第2の差動増幅回器の差動出力に基づいて第1導電型の
差動増幅回路の定電流値の大きさを制御することによっ
て第1導電型トランジスタのゲート電圧を制御すること
ができる。また、第2の電流制御回路は、第1の差動増
幅回路の差動出力に基づいて第2導電型の差動増幅回路
の定電流値の大きさを制御することによって第2導電型
トランジスタのゲート電圧を制御することができる。こ
れにより、第1及び第2導電型トランジスタの動作を早
めることができ、結果として演算増幅回路の出力電位を
安定状態に向けて、速やかに変化させることができる。
【0032】この場合、第1及び第2の差動増幅回路の
定電流値をできるだけ小さい値にしておいて、必要な安
定出力時にのみ最適な値の電流を供給することによっ
て、演算増幅回路の低消費電力化をも実現することがで
きる。
【0033】また本発明は、前記第1及び第2導電型の
差動増幅回路は、互いに異なる能力のトランジスタのゲ
ートに前記抵抗分割された電位と前記第1又は第2導電
型トランジスタのドレインの電位が供給されることを特
徴とする。
【0034】本発明によれば、電流駆動能力の高いトラ
ンジスタと、電流駆動能力の低いトランジスタには同一
電流が流れて、差動出力の電位が変動することになるた
め、第1又は第2導電型トランジスタのゲート−ソース
間電圧が低くすることができ、その結果電流消費を低減
することができるようになる。
【0035】また本発明に係る演算増幅回路は、ゲート
に第1の差動出力、ソースに前記第2の電位が供給され
る第1導電型トランジスタと、ゲートに第2の差動出
力、ソースに前記第1の電位が供給され、ドレインに前
記第1導電型トランジスタのドレインが接続された第2
導電型トランジスタと、所与の差動入力電位と、前記第
1又は第2導電型トランジスタのドレインの電位との電
位差に基づいて、前記第1の差動出力を生成する第1導
電型の差動増幅回路と、所与の差動入力電位と、前記第
1又は第2導電型トランジスタのドレインの電位との電
位差に基づいて、前記第2の差動出力を生成する第2導
電型の差動増幅回路と、前記第2の差動出力に基づい
て、前記第1導電型の差動増幅回路の定電流値を制御す
る第1の電流制御回路と、前記第1の差動出力に基づい
て、前記第2導電型の差動増幅回路の定電流値を制御す
る第2の電流制御回路とを含むことを特徴とする。
【0036】本発明によれば、第1の電流制御回路は、
第2の差動増幅回器の差動出力に基づいて第1導電型の
差動増幅回路の定電流値の大きさを制御することによっ
て第1導電型トランジスタのゲート電圧を制御すること
ができる。また、第2の電流制御回路は、第1の差動増
幅回路の差動出力に基づいて第2導電型の差動増幅回路
の定電流値の大きさを制御することによって第2導電型
トランジスタのゲート電圧を制御することができる。こ
れにより、第1及び第2導電型トランジスタの動作を早
めることができ、結果として演算増幅回路の出力電位を
安定状態に向けて、速やかに変化させることができる。
【0037】この場合、第1及び第2の差動増幅回路の
定電流値をできるだけ小さい値にしておいて、必要な安
定出力時にのみ最適な値の電流を供給することによっ
て、演算増幅回路の低消費電力化をも実現することがで
きる。
【0038】また本発明は、前記第1及び第2導電型の
差動増幅回路は、互いに異なる能力のトランジスタのゲ
ートに前記所与の差動入力電位と前記第1又は第2導電
型トランジスタのドレインの電位が供給されることを特
徴とする。
【0039】本発明によれば、電流駆動能力の高いトラ
ンジスタと、電流駆動能力の低いトランジスタには同一
電流が流れて、差動出力の電位が変動することになるた
め、第1又は第2導電型トランジスタのゲート−ソース
間電圧が低くすることができ、その結果電流消費を低減
することができるようになる。
【0040】また本発明に係る電源回路は、所与の電位
を分圧する分圧回路と、前記分圧回路によって分圧され
た電位を前記所与の差動入力電位として供給される上記
記載の演算増幅回路とを含むことを特徴とする。
【0041】本発明によれば、出力負荷に影響されずに
安定した電位の出力が可能であって、低消費電力化が可
能な電源回路を提供することができる。
【0042】また本発明に係る液晶装置は、上記いずれ
か記載の電源回路と、複数の走査電極と複数の信号電極
が交差配置された液晶パネルと、前記電源回路から電源
供給を受けて前記走査電極を駆動する走査電極駆動回路
と、前記電源回路から電源供給を受けて前記信号電極を
駆動する信号電極駆動回路とを含むことを特徴とする。
【0043】また本発明に係る電子機器は、上記記載の
液晶装置を含むことを特徴とする。
【0044】本発明に係る液晶装置及び電子機器は、上
述した電源回路を備え、この液晶装置での消費電力が低
減されるので、特に携帯用の電子機器に有用である。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を用いて詳細に説明する。
【0046】1. 液晶装置図1に、本実施形態におけ
る電源回路が適用された液晶装置の構成要部を示す。
【0047】この液晶装置2は、単純マトリックス型の
液晶パネル4を含む。この液晶パネル4は、走査電極C
0〜Cmが形成された第1の基板と、信号電極S0〜S
nが形成された第2の基板との間に、液晶が封止されて
いる。走査電極の1本と信号電極の1本とが交差する交
点が表示画素となり、液晶パネル4には(m+1)×
(n+1)の表示画素が存在する。
【0048】なお、走査電極をコモン電極、信号電極を
セグメント電極と称される場合、走査電極駆動回路をコ
モンドライバ、信号電極駆動回路をセグメントドライバ
と称する場合もある。また、本実施形態における液晶パ
ネル4は、単純マトリックス型に代えて、アクティブマ
トリックス型などの他の液晶パネルを用いることもでき
る。
【0049】このような液晶パネル4に形成された走査
電極C0〜Cmは、走査電極駆動回路6によって所定の
電位が印加される。また、液晶パネル4に形成された信
号電極S0〜Snは、信号電極駆動回路8によって所定
の電位が印加される。
【0050】走査電極駆動回路6及び信号電極駆動回路
8は、電源回路10から上述した電位が供給されると共
に、駆動制御回路9からの信号に基づいて、その所定の
電位を走査電極C0〜Cmまたは信号電極S0〜Snに
選択的に供給する。
【0051】本実施形態における液晶装置2は、同時選
択ライン数が4であるMLS駆動法により、表示駆動す
べき画素パターンに応じた駆動制御回路9から信号に基
づいて表示駆動される。そのため、本実施形態における
電源回路10は、走査電極C0〜Cm、信号電極S0〜
Snに対して供給すべき電位レベルとして、センター電
位VCを基準とした複数の電位レベルを生成する。これ
ら電位レベルは、基板レベルである接地レベルVSSを
MV3として正側に生成された電位レベルであって、計
7電位レベル(V3、V2、V1、VC、MV1、MV
2、MV3)である。
【0052】図2に、図1に示す液晶パネル4における
駆動波形の一例を示す。
【0053】ここでは、信号電極S1と、走査電極C0
〜C3の駆動波形を示す。また、1フレームを4フィー
ルドに分割し、信号電極は8ライン分(各フィールド2
クロック分)のみ表示して後は省略している。
【0054】各走査電極C0〜C3には、走査電極駆動
回路6によって、図2の駆動波形で示されるパターンの
電位が供給される。また、各信号電極S1には、信号電
極駆動回路8によって、図2の駆動波形で示されるパタ
ーンの電位が供給される。このように、同時選択4ライ
ンのMLS駆動法により、走査電極C0〜C3の駆動電
位として、液晶駆動用電位V3、VC、MV3の3レベ
ルが用いられる。同様に、信号電極S1の駆動電位とし
て、液晶駆動用電位V2、V1、VC、MV1、MV2
の5レベルが用いられる。
【0055】液晶パネル4の各画素は、交差する走査電
極と信号電極との電位差の1フレーム期間における実効
値により、オン・オフされる。図2では、信号電極S1
が、走査電極C0〜C2とが交差する画素がオン、走査
電極C3と交差する画素がオフの場合の駆動波形例を示
している。
【0056】2. 電源回路図3に、図1に示す本実施
形態における電源回路の構成の概要を示す。
【0057】本実施形態における電源回路10は、第1
の昇圧回路12、電位調整手段としてのレギュレータ回
路14、第2の昇圧回路16、多値電位生成回路18を
含む。
【0058】図4に、図3に示した電源回路の動作を模
式的に示す。
【0059】本実施形態における電源回路10の第1の
昇圧回路12は、電源レベルVDDが供給される電源電
位供給線20と、接地レベルVSSが供給される接地電
位供給線22と、第1の電位供給線24とが接続され
る。第1の昇圧回路12は、接地レベルVSSを基準と
して、電源レベルVDDを昇圧した第1の昇圧電位レベ
ルVOUTを第1の電位供給線24に供給する。
【0060】レギュレータ回路(広義には、電位調整手
段)14は、接地電位供給線22と第1の電位供給線2
4と、第2の電位供給線26とが接続される。レギュレ
ータ回路14は、接地レベルVSSを基準に、参照電位
レベルVrefを参照して、第1の昇圧回路12から供
給される第1の昇圧電位レベルVOUTを調整したセン
ター電位VCを、第2の電位供給線26に供給する。よ
り具体的には、レギュレータ回路14は、第1の昇圧電
位レベルVOUTから、これより低電位レベルであっ
て、調整可能な一定電位レベルであるセンター電位VC
を生成する。
【0061】第2の昇圧回路16は、接地電位供給線2
2と、第2の電位供給線26と、第1の液晶駆動用電位
供給線28とが接続される。第2の昇圧回路16は、接
地レベルVSSを基準として、レギュレータ回路14に
よって調整されたセンター電位VCを昇圧した電位レベ
ルV3を、第1の液晶駆動用電位供給線28に供給す
る。また、第2の昇圧回路16は、センター電位供給線
30を介して、センター電位VCをそのまま多値電位生
成回路18に供給する。
【0062】多値電位生成回路18は、接地電位供給線
22と、センター電位供給線30と、第1〜第5の液晶
駆動用電位供給線28、32、34、36、38とが接
続される。多値電位生成回路18は、接地レベルVSS
を基準として、第2の昇圧回路16からの電位レベルV
3とセンター電位VCとの電位差から生成した電位レベ
ルV2、V1、MV1、MV2を、それぞれ第2〜第5
の液晶駆動用電位供給線32、34、36、38に供給
する。これら電位レベルV2、V1、MV1、MV2
は、MLS駆動法により表示駆動される液晶装置のパネ
ルの表示ライン数に応じて決められるバイアス比に対応
した電位レベルである。多値電位生成回路18は、例え
ば図4に示すように、電位レベルV3とセンター電位V
Cとの電位差、センター電位VCと接地レベルVSS
(MV3)を分圧、若しくは降圧することで各電位レベ
ルを生成する。
【0063】こうすることで、本実施形態における電源
回路は、7電位レベル(V3、V2、V1、VC、MV
1、MV2、MV3)を生成する。
【0064】したがって、低コスト化が可能なツインウ
ェルのプロセスを使用した場合であっても、外付け部品
を必要とせず、装置の低コスト化を実現し、なおかつ実
装上の問題が発生しない。また、レギュレータ回路14
においては、電位レベルV3に対する高耐圧性が必要と
されず、信頼性の低下を回避して、将来の多電位レベル
化にも十分対応することができるようになる。
【0065】以下では、本実施形態における電源回路の
構成要部について具体的に説明する。
【0066】2.1 第1の昇圧回路 図5に、本実施形態における第1の昇圧回路の構成の一
例を示す。
【0067】本実施形態における第1の昇圧回路12
は、2倍昇圧を行って、液晶装置に供給されるべきセン
ター電位VCより高い電位レベルを生成するチャージポ
ンプ回路である。
【0068】より具体的には、第1の昇圧回路12は、
第1の電位供給線24と、接地電位供給線22との間に
直列接続されている第1〜第4のスイッチ回路421
424と、第1〜第4のスイッチ回路421〜424をオ
ン・オフ駆動する第1のスイッチ駆動回路44とを含
む。ここで、第1の昇圧回路12に、第1のスイッチ駆
動回路44を含めているが、これに限定されるものでは
なく、第1のスイッチ駆動回路44により生成される各
スイッチ駆動信号が、外部から第1〜第4のスイッチ回
路421〜424に供給されるようにしても良い。
【0069】第1〜第4のスイッチ回路421〜424
接続点をそれぞれND1〜ND3とすると、第1の昇圧回
路12は、ND1とND3との間に接続されたキャパシタ
46と、第1の電位供給線24とND2との間に接続さ
れたキャパシタ481と、ND 2と接地電位供給線22と
の間に接続されたキャパシタ482とを含む。
【0070】第1のスイッチ駆動回路44は、第1及び
第3のスイッチ回路421、423をオンさせる期間と、
第2及び第4のスイッチ回路422、424をオンさせる
期間とが交互に繰り返されるように、第1〜第4のスイ
ッチ回路421〜424を駆動する。
【0071】ここで、図5に示す第1〜第3のスイッチ
回路421〜423がp型(第1の導電型)の金属酸化膜
半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)トラン
ジスタ(以下、単にトランジスタと略す。)、接地レベ
ルVSSに接続される第4のスイッチ回路424がn型
(第2の導電型)のトランジスタであるものとして説明
するが、これに限定されるものではなく、スイッチ機能
を有する任意の回路を適用することができる。
【0072】図6に、第1のスイッチ駆動回路44によ
って生成される各スイッチ駆動信号の一例を示す。
【0073】第1のスイッチ回路421のp型トランジ
スタのゲート電極に供給されるスイッチ駆動信号をXB
2、第2のスイッチ回路422のp型トランジスタのゲ
ート電極に供給されるスイッチ駆動信号をXA2、第3
のスイッチ回路423のp型トランジスタのゲート電極
に供給されるスイッチ駆動信号をXB2、第4のスイッ
チ回路424のn型トランジスタのゲート電極に供給さ
れるスイッチ駆動信号をAとする。
【0074】各スイッチ駆動信号は、互いに接続されて
いるスイッチ回路が同時にオンとならないように、非重
複期間が設けられている。これにより、第1の電位供給
線24から接地電位供給線22までの貫通経路を遮断し
て、消費電流を削減する。
【0075】図6に示す第1のタイミングでは、第1及
び第3のスイッチ回路421、423がオフ、第2及び第
4のスイッチ回路422、424がオンとなる。したがっ
て、第1の電位供給線24とND2との間に接続された
キャパシタ481と、ND2と接地電位供給線22との間
に並列接続されたキャパシタ46、482とが、直列に
接続された状態となる。
【0076】一方、図6に示す第2のタイミングでは、
第1及び第3のスイッチ回路421、423がオン、第2
及び第4のスイッチ回路422、424がオフとなる。し
たがって、第1の電位供給線24とND2との間に並列
接続されたキャパシタ46、481と、接地電位供給線
22とND2との間に接続されたキャパシタ482とが、
直列に接続された状態となる。
【0077】このように、第1のスイッチ駆動回路44
による第1〜第4のスイッチ回路421〜424のスイッ
チング動作によって、キャパシタ46は、キャパシタ4
1、482の双方に対して、直列接続と並列接続とが交
互に繰り返されることになる。これによって、キャパシ
タ46、481、482のそれぞれの両端に印加される電
圧値が等しくなるように、キャパシタ46、481、4
2に蓄積される電荷が安定する。
【0078】したがって、ND2を電源レベルVDDに
固定することによって、第1の電位供給線24に供給さ
れる第1の昇圧電位レベルVOUTは、接地レベルVS
Sを基準として、電源レベルVDDの2倍の電位とな
る。
【0079】このようなチャージポンプ回路によれば、
キャパシタ46、481、482により、第1〜第4のス
イッチ回路421〜424のスイッチング電流のみとなっ
て、消費電流を削減することができる。また、キャパシ
タ46、481、482の容量値にかかわらず、上述した
スイッチング動作によって精度良く電源レベルVDDの
2倍に昇圧することができるようになる。
【0080】ここでは、2倍昇圧を行うチャージポンプ
回路について説明したが、これに限定されるものではな
い。本実施形態における第1の昇圧回路12としては、
チャージポンプ回路の適用が好ましいが、液晶装置に供
給されるべきセンター電位VCより高い電位レベルの第
1の昇圧電位レベルVOUTを生成することができれば
よい。
【0081】また、精度が要求されない場合、図5に示
した第1の昇圧回路12では、キャパシタ481、482
を削除するようにしても、同様の2倍昇圧を行うことが
できる。
【0082】2.2 レギュレータ回路 図7に、本実施形態におけるレギュレータ回路の構成の
一例を示す。
【0083】本実施形態におけるレギュレータ回路14
は、p型(第1導電型)差動増幅回路を含む。
【0084】より具体的には、第1の電位供給線24に
ソースが接続され、互いにゲート電極同士が接続された
p型トランジスタ50、52と、p型トランジスタ5
0、52のドレインとそのドレインが接続されたn型ト
ランジスタ54、56を含む。p型トランジスタ50、
52のゲート電極は、p型トランジスタ52のドレイン
と接続され、両トランジスタによりカレントミラー回路
が構成される。n型トランジスタ54のゲート電極に
は、参照電位レベルVrefが供給される。n型トラン
ジスタ54、56のソースには、ゲート電極に定電圧が
印加されたn型トランジスタ58のドレインが接続され
る。このn型トランジスタ58のソースは、接地電位供
給線22に接続される。すなわち、n型トランジスタ5
8は、センター電位VCと接地レベルVSSとの間の電
位差に対応した電流源となる。
【0085】p型トランジスタ50のドレインとn型ト
ランジスタ54のドレインとの接続点は、ソースが第1
の電位供給線24に接続されたp型トランジスタ60の
ゲート電極と、発振防止用のキャパシタ62を介して第
2の電位供給線26とに接続される。p型トランジスタ
60のドレインは、第2の電位供給線26に接続され
る。
【0086】第2の電位供給線26は、ゲート電極に定
電圧が印加されたn型トランジスタ64のドレインが接
続される。このn型トランジスタ64のソースは、接地
電位供給線22に接続される。すなわち、n型トランジ
スタ64は、センター電位VCと接地レベルVSSとの
間の電位差に対応した電流源となる。
【0087】また、第2の電位供給線26は、接地電位
供給線22との間に、任意の比で抵抗分割可能な抵抗素
子66が接続され、その抵抗分割電位はn型トランジス
タ56のゲート電極に印加されるようになっている。
【0088】このようなフィードバック構成により、ま
ずp型トランジスタ54、56における参照電位レベル
Vrefと抵抗分割電位レベルとの差分に対応した電位
が、p型トランジスタ60のゲート電極に印加されるこ
とになる。
【0089】ここで、抵抗分割電位レベルが、参照電位
レベルVrefより高くなると、これら電位レベルの差
分が増幅され、p型トランジスタ60のゲート電極の電
位が上昇する。したがって、p型トランジスタ60の電
流供給能力が減少する。その結果、センター電位VCが
低くなり、抵抗分割電位も下降する。
【0090】一方、抵抗分割電位レベルが、参照電位レ
ベルVrefより低くなると、これら電位レベルの差分
が増幅され、p型トランジスタ60のゲート電極電位が
下降する。したがって、p型トランジスタ60の電流供
給能力が上昇する。その結果、センター電位VCが高く
なり、抵抗分割電位も上昇する。
【0091】以上より、レギュレータ回路14は、参照
電位レベルVrefと抵抗分割電位とが同等になるよう
にセンター電位VCを生成する。この場合、第2の電位
供給線26に接続される負荷が変化した場合であって
も、センター電位VCを生成することができる。しか
も、抵抗素子66において、抵抗分割電位のレベルを変
更することにより、センター電位VCを変更することが
できる。
【0092】2.3 第2の昇圧回路 2.3.1 構成例 図8に、本実施形態における第2の昇圧回路と多値電位
生成回路の構成の一例を示す。
【0093】本実施形態における第2の昇圧回路16
は、接地レベルVSSを基準に、センター電位VCの2
倍昇圧を行うチャージポンプ回路である。
【0094】より具体的には、第2の昇圧回路16は、
第1の液晶駆動用電位供給線28と、接地電位供給線2
2との間に直列接続されている第5〜第8のスイッチ回
路425〜428と、第5〜第8のスイッチ回路425
428をオン・オフ駆動する第2のスイッチ駆動回路7
0とを含む。ここで、第2の昇圧回路16に第2のスイ
ッチ駆動回路70に含めているが、これに限定されるも
のではなく、第2のスイッチ駆動回路70により生成さ
れる各スイッチ駆動信号が、外部から第5〜第8のスイ
ッチ回路425〜428に供給されるようにしても良い。
【0095】第5〜第8のスイッチ回路425〜428
接続点をそれぞれND4〜ND6とすると、第2の昇圧回
路16は、ND4とND6との間に接続されたキャパシタ
72を含む。
【0096】第2のスイッチ駆動回路70は、図5に示
した第1のスイッチ駆動回路44と同様に、第5及び第
7のスイッチ回路425、427をオンさせる期間と、第
6及び第8のスイッチ回路426、428をオンさせる期
間とが交互に繰り返されるように、第5〜第8のスイッ
チ回路425〜428を駆動する。
【0097】なお、図8において、図5と同様に、第5
〜第7のスイッチ回路425〜427がp型(第1の導電
型)のトランジスタ、接地レベルVSSに接続される第
8のスイッチ回路428がn型(第2の導電型)のトラ
ンジスタであるものとするが、これに限定されるもので
はなく、スイッチ機能を有する任意の回路を適用するこ
とができる。
【0098】また、第2のスイッチ駆動回路70によっ
て生成される各スイッチ駆動信号は、図6に示す第1の
スイッチ駆動回路44によって生成される各スイッチ駆
動信号と同様のため、説明を省略する。
【0099】すなわち、第1のタイミングでは、第5及
び第7のスイッチ回路425、427がオフ、第6及び第
8のスイッチ回路426、428がオンとなる。したがっ
て、キャパシタ72の一端は、第1の液晶駆動用電位供
給線28と電気的に遮断され、第6のスイッチ回路42
6を介して、センター電位供給線30と接続される。ま
た、キャパシタ72の他端は、第8のスイッチ回路42
8を介して、接地電位供給線22と接続される。
【0100】また、第2のタイミングでは、第5及び第
7のスイッチ回路425、427がオン、第6及び第8の
スイッチ回路426、428がオフとなる。したがって、
キャパシタ72の一端は、第5のスイッチ回路425
介して第1の液晶駆動用電位供給線28と接続される。
また、キャパシタ72の他端は、第7のスイッチ回路4
7を介してセンター電位供給線30と接続され、接地
電位供給線22と電気的に遮断される。
【0101】このように、第2のスイッチ駆動回路70
による第5〜第8のスイッチ回路425〜428のスイッ
チング動作によって、第1のタイミングで接地電位供給
線22とのセンター電位VCが印加されて電荷が蓄積さ
れると、第2のタイミングでセンター電位供給線30を
基準に、第1の液晶駆動電位供給線28の電位レベルが
設定される。これによって、第1の液晶駆動用電位供給
線28の電位は、センター電位VCの2倍の値となる。
【0102】このようなチャージポンプ回路によれば、
キャパシタ72により、第5〜第8のスイッチ回路42
5〜428のスイッチング電流のみとなって、消費電流を
削減することができる。また、キャパシタ72の容量値
にかかわらず、上述したスイッチング動作によってセン
ター電位VCの2倍に昇圧することができるようにな
る。
【0103】なお、この第2の昇圧回路16では、図5
に示した第1の昇圧回路12のように、ND5と第1の
液晶駆動用電位供給線28との間、ND5と接地電位供
給線22との間にそれぞれキャパシタを接続するように
しても良い。この場合、精度良く電位レベルを2倍昇圧
することができるようになる。
【0104】ここでは、2倍昇圧を行うチャージポンプ
回路について説明したが、これに限定されるものではな
い。
【0105】2.3.2 断面構造例 図9に、基板上に形成されたチャージポンプ回路の断面
構造の一例を示す。
【0106】まず、p型基板90をpウェル領域とし、
基板90上に、高濃度p+拡散領域92、高濃度n+拡散
領域94、96が互いに分割されて形成され、第8のス
イッチ回路428であるn型(第2の導電型)(MO
S)トランジスタが構成される。すなわち、高濃度n+
拡散領域94、96の領域間のチャネル領域上に、ゲー
ト電極98が形成される。高濃度p+拡散領域92、高
濃度n+拡散領域94は、接地電位供給線22と電気的
に接続される。ゲート電極98には、スイッチ駆動信号
Aが印加される。高濃度n+拡散領域96は、ND6とな
る。
【0107】また、p型基板90上には、nウェル領域
100、102、104が形成され、各ウェル領域でそ
れぞれ第7、第6、第5のスイッチ回路427、426
42 5であるp型(MOS)トランジスタが構成され
る。
【0108】より具体的には、nウェル領域100に
は、高濃度p+拡散領域106、108、高濃度n+拡散
領域110が互いに分割されて形成される。高濃度p+
拡散領域106、108の領域間のチャネル領域上に、
ゲート電極112が形成される。高濃度n+拡散領域1
06は、高濃度p+拡散領域96と電気的に接続され
る。高濃度p+拡散領域108と高濃度n+拡散領域11
0は、センター電位供給線30と電気的に接続される。
ゲート電極112には、スイッチ駆動信号XBが印加さ
れる。
【0109】nウェル領域102には、高濃度p+拡散
領域114、116、高濃度n+拡散領域118が互い
に分割されて形成される。高濃度p+拡散領域114、
116の領域間のチャネル領域上に、ゲート電極120
が形成される。高濃度p+拡散領域114は、センター
電位供給線30と電気的に接続される。高濃度p+拡散
領域116と高濃度n+拡散領域118は、ND4となり
互いに電気的に接続される。ゲート電極120には、ス
イッチ駆動信号XA2が印加される。
【0110】nウェル領域104には、高濃度p+拡散
領域122、124、高濃度n+拡散領域126が互い
に分割されて形成される。高濃度p+拡散領域122、
124の領域間のチャネル領域上に、ゲート電極128
が形成される。高濃度p+拡散領域122は、ND4と電
気的に接続される。高濃度p+拡散領域124と高濃度
+拡散領域126は、電位レベルV3が供給される第
1の液晶駆動用電位供給線28と電気的に接続される。
ゲート電極128には、スイッチ駆動信号XB2が印加
される。
【0111】このように構成することによって、図9に
示したチャージポンプ回路を、ツインウェル構造のp型
(第1の導電型)基板上で形成することができる。
【0112】なお、図9ではp型基板上で形成されたツ
インウェル構造によりチャージポンプ回路を形成するよ
うにしたがこれに限定されるものではなく、n型基板上
で形成されたツインウェル構造により図8に示すチャー
ジポンプ回路を形成するようにしても良い。この場合、
図9におけるp型とn型とを入れ替えると共に、スイッ
チ駆動信号A、XB、XA2、XB2の論理を反転させ
る必要がある。
【0113】2.4 多値電位生成回路 2.4.1 構成例 本実施形態における多値電位生成回路18は、図8に示
すように、第1の液晶駆動用電位供給線28とセンター
電位供給線30との間に、任意の比で抵抗分割可能な抵
抗素子74が接続されている。さらに、センター電位供
給線30と接地電位供給線22との間に、任意の比で抵
抗分割可能な抵抗素子76が接続されている。
【0114】抵抗素子74、76は、それぞれ任意の比
で3分割ずつされ、各抵抗分割電位には、ボルテージフ
ォロワ接続された演算増幅回路78、80、82、84
の+端子が接続されている。より具体的には、演算増幅
回路78の出力端子は、その−端子に帰還されると共
に、電位レベルV2が供給される第2の液晶駆動用電位
供給線32に接続される。演算増幅回路80の出力端子
は、その−端子に帰還されると共に、電位レベルV1が
供給される第3の液晶駆動用電位供給線34に接続され
る。演算増幅回路82の出力端子は、その−端子に帰還
されると共に、電位レベルMV1が供給される第4の液
晶駆動用電位供給線36に接続される。演算増幅回路8
4の出力端子は、その−端子に帰還されると共に、電位
レベルMV2が供給される第5の液晶駆動用電位供給線
38に接続される。
【0115】2.4.2 設定電位 MLS駆動法の場合、第1及び第5の液晶駆動用電位供
給線28、22とセンター電位供給線30に供給される
電位レベルV3、MV3(VSS)、VCは、次のよう
な関係を有するように、電位レベルが調整される。
【0116】例えば、図2の場合、画素がオンのときの
1フレームにおける実効値電圧をV ON(RMS)、オフのと
きの1フレームにおける実効値電圧をVOFF(RMS)とす
る。
【0117】すなわち、各画素は、走査電極と信号電極
との電位差が印加されることになるので、同時選択ライ
ン数が4のMLS駆動法による実効値電圧V
ON(RMS)は、次の(2)式のように表すことができる。
【0118】
【数1】
【0119】同様に、同時選択ライン数が4のMLS駆
動法による実効値電圧VOFF(RMS)は、次の(3)式のよ
うに表すことができる。
【0120】
【数2】
【0121】ここで、v3、v2、v1をそれぞれ、セン
ター電位VCを基準とした電位レベルV3、V2、V1
との電位差とする。また、v3、v2、v1はそれぞれ、
センター電位VCを基準とした電位レベルMV3、MV
2、MV1との電位差と同等である。さらに、Nを表示
ライン数とする。
【0122】したがって、(4)式のように表されるバ
イアス比aを用いると、v1は(5)式のように表され
るので、VON(RMS)/VOFF(RMS)は、次の(6)式のよ
うになる。
【0123】 a=v2/v3 ・・・(4) v1=v3/2a ・・・(5)
【0124】
【数3】
【0125】この(6)式は、オンしている画素とオフ
している画素の明るさの比と等価で、コントラストの比
でもある。したがって、分子であるVON(RMS)が大き
く、分母であるVOFF(RMS)の値が小さくなるとき、
(6)式の値は最大となる。すなわち、(6)式が最大
となるとき、バイアス比aが最適なバイアス比となる。
そのため、(6)式を微分して極値を求めると、最適な
バイアス比は(7)式のようになる。
【0126】
【数4】
【0127】以上より、表示ライン数Nから(7)式で
示されるようなv1、v2、v3となるように抵抗素子7
4、76の抵抗分割点を調整して、電位レベルV1(M
V1)、V2(MV2)、V3(MV3)を決めること
で、液晶表示のコントラストを最大とすることができ
る。
【0128】2.4.3 ボルテージフォロワ型演算増
幅回路 本実施形態における多値電位生成回路18は、抵抗素子
74、76の抵抗分割点に、ボルテージフォロワ接続さ
れた演算増幅回路78、80、82、84が接続され
る。このような構成の場合、低消費電力化を図るために
は、高抵抗にする必要がある。しかし、抵抗分割電位を
このまま液晶駆動のための電極に印加すると、出力イン
ピーダンスが高くなってしまい、液晶駆動を行う際の変
動が大きくなり、液晶の表示品質を低下させてしまう。
そこで、各抵抗分割点にインピーダンス変換手段として
のボルテージフォロワ接続された演算増幅回路を接続す
ることにより、出力インピーダンスを低下させている。
このため、抵抗素子74、76が高抵抗の場合でも、液
晶表示品質を低下させることがなくなる。
【0129】(構成)図10に、本実施形態におけるボ
ルテージフォロワ接続された演算増幅回路78の構成例
を示す。
【0130】ここでは、ボルテージフォロワ接続された
演算増幅回路(ボルテージフォロワ型演算増幅回路)7
8について説明するが、ボルテージフォロワ型演算増幅
回路80、82、84についても同様の構成である。
【0131】ボルテージフォロワ型演算増幅回路78
は、抵抗素子74の抵抗分割点に接続され、電位レベル
V3とセンター電位VCとの間の抵抗分割電位レベルV
divを共通入力として動作するボルテージフォロワ型
の第1及び第2の差動増幅130、150を含む。
【0132】ボルテージフォロワ型の第1の差動増幅回
路130は、p型トランジスタ132と、p型トランジ
スタ132と共にカレントミラーを構成するp型トラン
ジスタ134とを含む。これらp型トランジスタ13
2、134は、サイズが同一で同一能力を有し、カレン
トミラー回路を構成する。
【0133】第1の差動増幅回路130は、さらに、電
源レベルVDDと接地レベルVSSとの間にp型トラン
ジスタ132に直列接続されたn型トランジスタ136
と、電源レベルVDDと接地レベルVSSとの間にp型
トランジスタ134に直列接続されたn型トランジスタ
138とを有する。n型トランジスタ136、138
は、定電流源140を介して、接地レベルVSSに接続
されている。これらn型トランジスタ136、138
は、サイズを異ならせることで能力差を有する。
【0134】ボルテージフォロワ型の第2の差動増幅回
路150は、n型トランジスタ152と、n型トランジ
スタ152と共にカレントミラーを構成するn型トラン
ジスタ154とを含む。これらn型トランジスタ15
2、154は、サイズが同一で同一能力を有し、カレン
トミラー回路を構成する。
【0135】第2の差動増幅回路150は、さらに、電
源レベルVDDと接地レベルVSSとの間にn型トラン
ジスタ152に直列接続されたp型トランジスタ156
と、電源レベルVDDと接地レベルVSSとの間にn型
トランジスタ154に直列接続されたp型トランジスタ
158とを有する。p型トランジスタ156、158
は、定電流源160を介して、電源レベルVDDに接続
されている。これらp型トランジスタ156、158
は、サイズを異ならせることで能力差を有する。
【0136】第1の差動増幅回路130のp型トランジ
スタ132とn型トランジスタ136との接続点から
は、第1の信号SS1として差動出力信号が出力され、
p型トランジスタ142が動作する。
【0137】第2の差動増幅回路150のn型トランジ
スタ152とp型トランジスタ156との接続点から
は、第2の信号SS2として差動出力信号が出力され、
n型トランジスタ162が動作する。
【0138】これらp型トランジスタ142とn型トラ
ンジスタ162とは、電源レベルVDDと接地レベルV
SSとの間に直列に接続され、p型トランジスタ142
とn型トランジスタ162との間の電位が、電位レベル
V2を供給する第2の液晶駆動用電位供給線32に供給
される。
【0139】また、第1及び第2の差動増幅回路13
0、150には、発振防止用のキャパシタCC1、CC
2と、静電気保護用抵抗R1、R2とが設けられてい
る。
【0140】また、第1の差動増幅回路130は、定電
流源140と並列に接続されたn型トランジスタ144
を含む第1の電流制御回路146を含む。このn型トラ
ンジスタ144のゲート電極には、第2の差動増幅回路
150の差動出力信号である第2の信号SS2が供給さ
れ、結果として第1の電流制御回路146は、第1の差
動増幅回路130の定電流値を制御することで、第1の
信号SS1を制御してp型トランジスタ142のゲート
電圧を制御する。
【0141】同様に、第2の差動増幅回路150は、定
電流源160と並列に接続されたp型トランジスタ16
4を含む第2の電流制御回路166を含む。このp型ト
ランジスタ164のゲート電極には、第1の差動増幅回
路130の差動出力信号である第1の信号SS1が供給
され、結果として第2の電流制御回路166は、第2の
差動増幅回路150の定電流値を制御することで、第2
の信号SS2を制御してn型トランジスタ162のゲー
ト電圧を制御する。
【0142】なお、n型トランジスタ144及びp型ト
ランジスタ164は、演算増幅回路78の出力電位レベ
ルV2の安定時にあっては、オフ状態となり、ほとんど
電流は流れない。
【0143】(動作の説明)本実施形態におけるボルテ
ージフォロワ型演算増幅回路は、低消費電力で、出力さ
れる電位レベルが速やかに安定状態に遷移させることが
できる。
【0144】<出力される電位レベルが安定状態より低
い場合>まず、出力される電位レベルが安定状態より低
い場合、n型トランジスタ138及びp型トランジスタ
158のゲート電圧は、本来の安定状態の電圧より低く
なる。
【0145】第1の差動増幅回路130では、定電流源
140によって定電流源が流れる一方でn型トランジス
タ138のゲート電圧が低下することから、n型トラン
ジスタ138に流れる電流I138は減り、その分n型ト
ランジスタ136に流れる電流I136が増える。
【0146】この結果、第1の差動増幅回路130で
は、第1の信号SS1の電圧が下がって、p型トランジ
スタ142に流れる電流が多くなる。
【0147】これに対して、第2の差動増幅回路150
では、定電流源160により定電流が流れ、差動対を構
成するp型トランジスタ156、158に流れる電流I
156、I158の和は一定である。そして、上述したように
p型トランジスタ158のゲート電圧の低下により、p
型トランジスタ158に流れる電流I158が増え、その
分p型トランジスタ156に流れる電流I156は減る。
【0148】この結果、第2の差動増幅回路150で
は、第2の信号SS2の電圧が下がって、n型トランジ
スタ162に流れる電流が少なくなる。
【0149】こうして、演算増幅回路78の出力電位レ
ベルV2は、安定状態に向けて上昇することになる。
【0150】ところで、p型トランジスタ142のゲー
ト電圧は、そのゲート容量と、発振防止用のキャパシタ
CC1と、ゲート線L1の配線寄生容量とに蓄積される
電荷により決められる。同様に、n型トランジスタ16
2のゲート電圧は、そのゲート容量と、発振防止用のキ
ャパシタCC2と、ゲート線L2の配線寄生容量とに蓄
積される電荷により決められる。したがって、電荷に蓄
積されるチャージ時間により、ゲート電圧の変化に対す
る応答が遅くなる。そのため、第1及び第2の電流制御
回路146、166により、上述したトランジスタのゲ
ート電圧の変化の応答性を向上させる。
【0151】すなわち、第2の差動増幅回路150のp
型トランジスタに流れる電流I156が減ることにより、
電圧が下がった第2の信号SS2が第1の差動増幅回路
130のn型トランジスタ144のゲート電極に印加さ
れる。その結果、n型トランジスタ144に流れる電流
144は減り、p型トランジスタ142のゲート電圧で
ある第1の信号SS1は定電流源140に流れる電流に
よって定まる。
【0152】一方、第1の差動増幅回路130で第1の
信号SS1が下がることによって、第2の差動増幅回路
150のp型トランジスタ164に流れる電流I164
増える。この結果、第2の差動増幅回路150の差動対
及びカレントミラー回路に流れる電流が多くなる。すな
わち、差動増幅回路を駆動するための定電流値が多くな
った場合に相当することとなり、結果としてn型トラン
ジスタ162の動作を早めることができる。
【0153】したがって、演算増幅回路78の出力電位
レベルV2を上昇させて安定状態に遷移するための時間
を高速化することができる。
【0154】特に、定電流源140、160によって定
常電流は、消費電流の増大を招く。したがって、定電流
源140、160による定電流値はできるだけ小さい値
にしておいて、上述したように必要な安定出力時にのみ
最適な値の電流を供給することによって、演算増幅回路
の低消費電力化をも実現することができる。
【0155】さらにまた、第1の差動増幅回路130で
は、差動対を構成するn型トランジスタ136、138
に能力差を有する。以下では、例えばn型トランジスタ
138の能力がn型トランジスタ136の能力よりも高
いものとする。
【0156】この場合、同一電流が流れる安定状態にお
いて、n型トランジスタ138のゲート−ソース間電圧
は、n型トランジスタ136のゲート−ソース間電圧よ
りも低くて済む。ところが、第1及び第2の差動増幅回
路130、150の出力同士がショートされている場
合、n型トランジスタ136、138のゲート−ソース
間電圧が共に等しくなる。したがって、n型トランジス
タ138の方が電流を多く流す能力あるにも関わらず、
n型トランジスタ136、138には同一電流が流れ
る。この場合、p型トランジスタ132、134のゲー
ト電位は低くなり、その結果第1の信号SS1の電位が
上昇する。これは、p型トランジスタ142のゲート−
ソース間電圧が低くなることを意味し、p型トランジス
タ142に流れる電流を減少させることができる。
【0157】これに対して、第2の差動増幅回路150
でも、差動対を構成するp型トランジスタ156、15
8に能力差を有し、p型トランジスタ158の能力がp
型トランジスタ156の能力よりも高いものとすると、
同一電流が流れる安定状態においては、p型トランジス
タ158のゲート−ソース間電圧は、p型トランジスタ
156のゲート−ソース間電圧よりも低くて済む。とこ
ろが、第1及び第2の差動増幅回路130、150の出
力同士がショートされている場合、p型トランジスタ1
56、158のゲート−ソース間電圧が共に等しくな
る。したがって、p型トランジスタ158の方が電流を
多く流す能力あるにも関わらず、p型トランジスタ15
6、158には同一電流が流れる。この場合、n型トラ
ンジスタ152、154のゲート電位は低くなり、その
結果第2の信号SS2の電位が下降する。これは、n型
トランジスタ162のゲート−ソース間電圧が低くなる
ことを意味し、n型トランジスタ162に流れる電流を
減少させることができる。
【0158】このように、共通入力に基づき動作するp
型差動増幅回路としての第1の差動増幅回路130とn
型差動増幅回路としての第2の差動増幅回路150との
出力同士をショートして、互いに異なる能力を有するト
ランジスタで差動対を構成するようにしたので、電流消
費を低減させることが可能となる。
【0159】<出力される電位レベルが安定状態より高
い場合>出力される電位レベルが安定状態より高い場
合、n型トランジスタ138及びp型トランジスタ15
8のゲート電圧は、本来の安定状態の電圧より高くな
る。
【0160】第1の差動増幅回路130では、定電流源
140によって定電流源が流れる一方でn型トランジス
タ138のゲート電圧が上昇することから、n型トラン
ジスタ138に流れる電流I138は増え、その分n型ト
ランジスタ136に流れる電流I136が減る。
【0161】この結果、第1の差動増幅回路130で
は、第1の信号SS1の電圧が上がって、p型トランジ
スタ142に流れる電流が少なくなる。
【0162】これに対して、第2の差動増幅回路150
では、上述したようにp型トランジスタ158のゲート
電圧の上昇により、p型トランジスタ158に流れる電
流I 158が減り、その分p型トランジスタ156に流れ
る電流I156は増える。
【0163】この結果、第2の差動増幅回路150で
は、第2の信号SS2の電圧が上がって、n型トランジ
スタ162に流れる電流が多くなる。
【0164】こうして、演算増幅回路78の出力電位レ
ベルV2は、安定状態に向けて低下することになる。
【0165】ここで、第2の差動増幅回路150のp型
トランジスタに流れる電流I156が増えることにより、
電圧が上がった第2の信号SS2が第1の差動増幅回路
130のn型トランジスタ144のゲート電極に印加さ
れる。その結果、n型トランジスタ144に流れる電流
144は増え、第1の差動増幅回路130の差動対及び
カレントミラー回路に流れる電流が多くなる。すなわ
ち、差動増幅回路を駆動するための定電流値が多くなっ
た場合に相当することとなり、結果としてp型トランジ
スタ142の動作を早めることができる。
【0166】一方、第1の差動増幅回路130で第1の
信号SS1が上がることによって、第2の差動増幅回路
150のp型トランジスタ164に流れる電流I164
減る。このとき、n型トランジスタ162のゲート電圧
である第2の信号SS2は定電流源160に流れる電流
によって定まる。
【0167】このように、演算増幅回路78の出力電位
レベルV2を下降させて安定状態に遷移するための時間
を高速化する。
【0168】この場合も、上述したように共通入力に基
づき動作する第1及び第2の差動増幅回路130、15
0との出力同士をショートして、互いに異なる能力を有
するトランジスタで差動対を構成するようにしたので、
電流消費を低減させることが可能となる。
【0169】図11に、図10に示した演算増幅回路7
8の動作の一例を示す。
【0170】上述したように、演算増幅回路78の出力
電位レベルV2は、安定状態の電位レベルから正側に変
動すると、第1の差動増幅回路130のn型トランジス
タ144に流れる電流I144が増えて、出力電位レベル
V2が安定状態に戻される。また、出力電位レベルV2
が安定状態から負側に変動すると、第2の差動増幅回路
のp型トランジスタ164に流れる電流I164が増え
て、出力電位レベルV2が安定状態に戻される。
【0171】これは、演算増幅回路78の消費電流とし
ては、定常状態では定電流源140、160による電流
140とI160の和のみであるが、非安定状態から安定状
態に戻すときに、それぞれn型トランジスタ144によ
る電流I144、p型トランジスタ164による電流I164
が付加され、安定状態への遷移が早められる。このと
き、定常状態におけるI140とI160が小さければ小さい
ほど、演算増幅回路78の消費電流は全体として削減で
きる。
【0172】以上説明したように、本実施形態における
電源回路は、接地レベルVSSを基準に、電源電位レベ
ルを昇圧した第1の昇圧電位レベルVOUTからレギュ
レートした電位をセンター電位VCとして、複数レベル
の電位を生成するようにしたので、電位調整手段として
のレギュレータ回路に高耐圧性が必要とされず、安価な
プロセスを用いることができる。また、低コスト化が可
能なツインウェルのプロセスを使用した場合、接地レベ
ルVSSより正側の電位レベルのみを生成することがで
きるので、従来必要とされた外付け部品が不要となっ
て、装置の低コスト化を実現すると共に、実装上の問題
を回避することができるようになる。
【0173】3. 第1の変形例 本実施形態における電源回路に適用される多値電位生成
回路としては、図8に示したものに限定されない。
【0174】図12に、第1の変形例における多値電位
生成回路の構成の概要を示す。
【0175】ただし、図8に示す本実施形態における多
値電位生成回路18と同一部分には同一符号を付し、適
宜説明を省略する。
【0176】第1の変形例における多値電位生成回路2
00では、(7)式を満たすように設定された抵抗素子
74、76の抵抗分割点に、図10で示したボルテージ
フォロワ型の演算増幅回路202、204が接続され
る。
【0177】演算増幅回路202の出力端子は、そのま
ま電位レベルV2を供給する第2の液晶駆動用電位供給
線32に接続される。演算増幅回路204の出力端子
は、そのまま電位レベルMV2を供給する第5の液晶駆
動用電位供給線38に接続される。
【0178】また、第1の変形例における多値電位生成
回路200では、センター電位供給線30と第2の液晶
駆動用電位供給線32との間、センター電位供給線30
と第5の液晶駆動用電位供給線38との間に、それぞれ
降圧回路210、212が設けられている。
【0179】すなわち、降圧回路210は、第2の液晶
駆動用電位供給線32と、センター電位供給線30との
間に直列接続されている第9〜第12のスイッチ回路4
9〜4212と、第9〜第12のスイッチ回路429〜4
12をオン・オフ駆動するスイッチ駆動回路(図示せ
ず)とを含む。
【0180】第9〜第12のスイッチ回路429〜42
12の接続点をそれぞれND7〜ND9とすると、降圧回路
210は、ND7とND9との間に接続されたキャパシタ
214と、第2の液晶駆動用電位供給線32とND8
の間に接続されたキャパシタ2161と、ND8とセンタ
ー電位供給線30との間に接続されたキャパシタ216
2とを含む。
【0181】なお、ND8は、電位レベルV1が供給さ
れる第3の液晶駆動用電位供給線34に接続される。
【0182】図示しないスイッチ駆動回路は、第9及び
第11のスイッチ回路429、421 1をオンさせる期間
と、第10及び第12のスイッチ回路4210、4212
オンさせる期間とが交互に繰り返されるように、第9〜
第12のスイッチ回路429〜4212を駆動する。
【0183】このような第9〜第12のスイッチ回路4
9〜4212は、p型(第1の導電型)のMOSトラン
ジスタにより構成することができるが、n型MOSトラ
ンジスタでも構成することができ、要はスイッチ機能を
有する任意の回路を適用することができる。
【0184】降圧回路210の各スイッチ駆動信号は、
図6に示す第1のスイッチ駆動回路44によって生成さ
れる各スイッチ駆動信号と同様のため、説明を省略す
る。
【0185】このような降圧回路210では、第1のタ
イミングと第2のタイミングとを交互に繰り返すことに
よって、キャパシタ214、2161、2162のそれぞ
れの両端に印加される電圧が等しくなるように、キャパ
シタ214、2161、2162に蓄積される電荷が安定
する。その結果、キャパシタ2161、2162の中間点
の電位、すなわち電位レベルV1は、第1の液晶駆動用
電位供給線32の電位レベルV2とセンター電位VCと
の中間電位に収束される。
【0186】同様に、降圧回路212は、センター電位
供給線30と第5の液晶駆動用電位供給線38との間に
直列接続されている第13〜第16のスイッチ回路42
13〜4216と、第13〜第16のスイッチ回路4213
4216をオン・オフ駆動するスイッチ駆動回路(図示せ
ず)とを含む。
【0187】第13〜第16のスイッチ回路4213〜4
16の接続点をそれぞれND10〜ND12とすると、降圧
回路212は、ND10とND12との間に接続されたキャ
パシタ218と、センター電位供給線30とND11との
間に接続されたキャパシタ2201と、ND11と第2の
液晶駆動用電位供給線32との間に接続されたキャパシ
タ2202とを含む。
【0188】なお、ND11は、電位レベルMV1が供給
される第4の液晶駆動用電位供給線36に接続される。
【0189】図示しないスイッチ駆動回路は、第13及
び第15のスイッチ回路4213、4215をオンさせる期
間と、第12及び第16のスイッチ回路4212、4216
をオンさせる期間とが交互に繰り返されるように、第1
3〜第16のスイッチ回路4213〜4216を駆動する。
【0190】このような第13〜第16のスイッチ回路
4213〜4216は、p型(第1の導電型)のMOSトラ
ンジスタにより構成することができるが、n型MOSト
ランジスタでも構成することができ、要はスイッチ機能
を有する任意の回路を適用することができる。
【0191】降圧回路212の各スイッチ駆動信号は、
図6に示す第1のスイッチ駆動回路44によって生成さ
れる各スイッチ駆動信号と同様のため、説明を省略す
る。
【0192】このような降圧回路212では、第1のタ
イミングと第2のタイミングとを交互に繰り返すことに
よって、キャパシタ218、2201、2202のそれぞ
れの両端に印加される電圧が等しくなるように、キャパ
シタ218、2201、2202に蓄積される電荷が安定
する。その結果、キャパシタ2201、2202の中間点
の電位、すなわち電位レベルMV1は、センター電位V
Cと第5の液晶駆動用電位供給線38の電位レベルMV
2との中間電位に収束される。
【0193】このような降圧回路により、キャパシタに
流れる電流は無くなり、スイッチング動作に用いる電流
のみとなって、消費電流を削減することができる。ま
た、キャパシタの容量値にばらつきが生じた場合であっ
ても、精度良く中間電位を生成することができる。ま
た、演算増幅回路の数を削減することができる。
【0194】4. 第2の変形例 図13に、第2の変形例における多値電位生成回路の構
成の概要を示す。
【0195】ただし、図8に示す本実施形態における多
値電位生成回路18、図12に示す第1の変形例におけ
る多値電位生成回路200と同一部分には同一符号を付
し、適宜説明を省略する。
【0196】第2の変形例における多値電位生成回路3
00では、(7)式を満たすように設定された抵抗素子
76の抵抗分割点に、図10で示したボルテージフォロ
ワ型の演算増幅回路302が接続される。なお、電位レ
ベルV2とセンター電位VCとの電位差と、電位レベル
MV2とセンター電位VCとの電位差は等価である。
【0197】演算増幅回路302の出力端子は、そのま
ま電位レベルMV2を供給する第5の液晶駆動用電位供
給線38に接続される。
【0198】また、第2の変形例における多値電位生成
回路300は、第5の液晶駆動用電位供給線38に供給
される電位レベルMV2を基準に、図5に示した2倍昇
圧を行って電位レベルV2を生成する昇圧回路304、
降圧回路210、212を含む。
【0199】昇圧回路304は、センター電位VCと電
位レベルMV2との電位差を2倍昇圧して、電位レベル
V2を生成する。降圧回路210は、電位レベルV2と
センター電位VCとの電位差の中間電位を電位レベルV
1として生成する。降圧回路212は、電位レベルMV
2とセンター電位VCとの電位差の中間電位を電位レベ
ルMV1として生成する。
【0200】より具体的には、昇圧回路304は、第2
の液晶駆動用電位供給線32と、第5の液晶駆動用電位
供給線38との間に直列接続されている第17〜第20
のスイッチ回路4217〜4220と、第17〜第20のス
イッチ回路4217〜4220をオン・オフ駆動するスイッ
チ駆動回路(図示せず)とを含む。
【0201】第17〜第20のスイッチ回路4217〜4
20の接続点をそれぞれND13〜ND15とすると、昇圧
回路304は、ND13とND15との間に接続されたキャ
パシタ306と、第2の液晶駆動用電位供給線32とN
14との間に接続されたキャパシタ3081と、ND14
と第2の液晶駆動用電位供給線32との間に接続された
キャパシタ3082とを含む。
【0202】なお、ND14は、センター電位VCが供給
されるセンター電位供給線30に接続される。
【0203】図示しないスイッチ駆動回路は、第17及
び第19のスイッチ回路4217、4219をオンさせる期
間と、第18及び第20のスイッチ回路4218、4220
をオンさせる期間とが交互に繰り返されるように、第1
7〜第20のスイッチ回路4217〜4220を駆動する。
【0204】このような第17〜第20のスイッチ回路
4217〜4220は、p型(第1の導電型)のMOSトラ
ンジスタにより構成することができるが、n型MOSト
ランジスタでも構成することができ、要はスイッチ機能
を有する任意の回路を適用することができる。
【0205】昇圧回路304の各スイッチ駆動信号は、
図6に示す第1のスイッチ駆動回路44によって生成さ
れる各スイッチ駆動信号と同様のため、説明を省略す
る。
【0206】このような昇圧回路304では、第1のタ
イミングと第2のタイミングとを交互に繰り返すことに
よって、キャパシタ306、3081、3082のそれぞ
れの両端に印加される電圧が等しくなるように、キャパ
シタ306、3081、3082に蓄積される電荷が安定
する。その結果、キャパシタ3081の両端の電圧によ
り決められる電位レベルV2は、キャパシタ3082
両端の電圧となって、電位レベルV2の電位が収束され
る。
【0207】このような昇圧回路によっても、同様に7
レベルの電源レベルを生成することができる。この場
合、第1の変形例における効果に加えて、よりボルテー
ジフォロワ型の演算増幅回路の数を減らすことが可能と
なる。
【0208】なお、第2の変形例において、センター電
位供給線30と接地電位供給線22との間に抵抗素子7
6を設けて抵抗分割した電位をMV2としてボルテージ
フォロワ型演算増幅回路302で出力するようにしてい
るが、これに限定されるものではない。例えば、センタ
ー電位供給線30と第1の液晶駆動用電位供給線28と
の間に抵抗素子を設けて抵抗分割した電位をV2として
ボルテージフォロワ型演算増幅回路で出力し、同様に昇
圧回路で電位レベルMV2を生成して、降圧回路21
0、212で電位レベルV1、MV1を生成することも
可能である。
【0209】なお、本発明は上記実施形態、第1及び第
2の変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨の
範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0210】また、本実施形態、第1及び第2の変形例
では、7レベルの電源レベルを生成するものとして説明
したが、この電源レベル数に限定されるものではない。
例えば、電源レベルVDDと接地レベルVSSからセン
ター電位VCに相当する1レベルだけを生成するように
しても良いし、電源レベルVDD、接地レベルVSS又
はセンター電位VCに基づいてさらに1以上のレベルの
電源レベルを生成するようにしても良い。あるいは、8
レベル以上の電源レベルを生成するようにしても良い。
【0211】また、上述した構成の電源回路は、液晶装
置を含む電子機器例えば、携帯電話、ゲーム装置、パー
ソナルコンピュータなどの各種電子機器に適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における電源回路が適用された液晶
装置の構成要部を示す概略説明図である。
【図2】図1に示す液晶パネルにおける駆動波形の一例
を示す波形図である。
【図3】本実施形態における電源回路の構成の概要を示
す構成図である。
【図4】本実施形態における電源回路の動作を模式的に
示す説明図である。
【図5】本実施形態における第1の昇圧回路の構成の一
例を示す構成図である。
【図6】本実施形態における第1のスイッチ駆動回路に
よって生成される各スイッチ駆動信号の一例を示す波形
図である。
【図7】本実施形態におけるレギュレータ回路の構成の
一例を示す回路図である。
【図8】本実施形態における第2の昇圧回路と多値電位
生成回路の構成の一例を示す構成図である。
【図9】基板上に形成された本実施形態におけるチャー
ジポンプ回路の断面構造の一例を示す断面図である。
【図10】本実施形態におけるボルテージフォロワ接続
された演算増幅回路の構成例を示す回路図である。
【図11】図10に示す演算増幅回路の動作の一例を示
す説明図である。
【図12】第1の変形例における多値電位生成回路の構
成の概要を示す回路図である。
【図13】第2の変形例における多値電位生成回路の構
成の概要を示す回路図である。
【符号の説明】 2 液晶装置 4 液晶パネル 6 走査電極駆動回路(コモンドライバ) 8 信号電極駆動回路(セグメントドライバ) 9 駆動制御回路 10 電源回路 12 第1の昇圧回路 14 レギュレータ回路 16 第2の昇圧回路 18、200、300 多値電位生成回路 20 電源電位供給線 22 接地電位供給線 24 第1の電位供給線 26 第2の電位供給線 28 第1の液晶駆動用電位供給線 30 センター電位供給線 32 第2の液晶駆動用電位供給線 34 第3の液晶駆動用電位供給線 36 第4の液晶駆動用電位供給線 38 第5の液晶駆動用電位供給線 421〜4220 第1〜第20のスイッチ回路 44 第1のスイッチ駆動回路 46、481、482、62、72、214、2161
2162、218、2201、2202、306、30
1、3082 キャパシタ 50、52、60、132、134、142、144、
156、158、164 p型(第1の導電型)MOS
トランジスタ 54、56、58、64、136、138、152、1
54、162 n型(第2の導電型)MOSトランジス
タ 66、74、76 抵抗素子 70 第2のスイッチ駆動回路 78、80、82、84、202、204、302
(ボルテージフォロワ型)演算増幅回路 90 p型基板 92、106、108、114、116、122、12
4 高濃度p+拡散領域 94、96、110、118、126 高濃度n+拡散
領域 98、112、120、128 ゲート電極 100、102、104 nウェル領域 130 第1の差動増幅回路 140、160 定電流源 146 第1の電流制御回路 150 第2の差動増幅回路 166 第2の電流制御回路 210、212 降圧回路 304 昇圧回路 C0〜Cm 走査電極 ND1〜ND15 接続点 S0〜Sn 信号電極 V1、V2、V3、MV1、MV2、MV3 電位レベ
ル VC センター電位 VDD 電源レベル VOUT 第1の昇圧電位レベル Vref 参照電位レベル VSS 接地レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 H01L 27/04 G 21/822 Fターム(参考) 2H093 NA16 NA47 NC03 NC16 NC34 ND34 ND39 ND54 5C006 AA01 AA11 AC21 AC22 BB12 BB15 BC03 BC16 BF25 BF43 BF46 FA47 5C080 AA10 BB05 DD26 FF03 FF09 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06 KK02 KK07 KK43 5F038 AC00 AR00 AV06 BB05 BB07 BG03 BG05 BG06 CD02 CD13 DF01 DF08 DF17 EZ04 EZ20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電位を生成する電源回路であっ
    て、 第1及び第2の電位を供給する第1及び第2の電源線に
    接続され、前記第1及び第2の電位の差に基づいて昇圧
    した第3の電位を第3の電源線に供給する第1の昇圧回
    路と、 前記第1及び第3の電源線に接続され、前記第1及び第
    3の電位の差に基づいて生成した定電位である第4の電
    位を第4の電源線に供給する電位調整回路と、 前記第1及び第4の電源線に接続され、前記第1及び第
    4の電位の差に基づいて昇圧した第5の電位を第5の電
    源線に供給する第2の昇圧回路と、 前記第1、第4及び第5の電源線に接続され、前記第
    1、第4及び第5の電位の差により複数の電位を生成す
    る多値電位生成回路と、を含むことを特徴とする電源回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記多値電位生成回路は、液晶装置に対して供給される
    複数の電位のセンター電位として、前記第4の電位を供
    給することを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記第1及び第2の昇圧回路の少なくとも一方は、 昇圧された電位が供給される昇圧電源線と、接続された
    2つの電源線のうち低電位側の電源線との間に直列接続
    された第1〜第4のスイッチ回路と、 前記昇圧電源線に接続された第1のスイッチ回路に前記
    第2のスイッチ回路が接続され、前記第2のスイッチ回
    路に前記第3のスイッチ回路が接続され、前記第3のス
    イッチ回路と前記低電位を供給する電源線との間に前記
    第4のスイッチ回路が接続されている場合に、前記第2
    及び第3のスイッチ回路と並列に接続されたキャパシタ
    と、 前記第1及び第3のスイッチ回路と、前記第2及び第4
    のスイッチ回路とが交互にオンとなるように前記第1〜
    第4のスイッチ回路の駆動信号を生成するタイミング信
    号生成回路とを含むチャージポンプ回路であることを特
    徴とする電源回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1〜第4のスイッチ回路は、前記第1の電源線に
    接続された第1の導電型ウェルと、前記5の電源線に接
    続された第2の導電型のウェルとからなるツインウェル
    構造で構成されていることを特徴とする電源回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記多値電位生成回路は、 前記第1及び第4の電位の差を抵抗分割する第1の分圧
    回路と、 前記第4及び第5の電位の差を抵抗分割する第2の分圧
    回路と、 前記第1の分圧回路によって抵抗分割された電位に接続
    された、ボルテージフォロワ接続された第1の演算増幅
    回路と、 前記第2の分圧回路によって抵抗分割された電位に接続
    された、ボルテージフォロワ接続された第2の演算増幅
    回路と、 を含むことを特徴とする電源回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記多値電位生成回路は、 前記第1及び第4の電位の差が抵抗分割された電位に接
    続され、第6の電位を供給するボルテージフォロワ接続
    された第1の演算増幅回路と、 前記第4及び第5の電位の差が抵抗分割された電位に接
    続され、第7の電位を供給するボルテージフォロワ接続
    された第2の演算増幅回路と、 前記第4及び第6の電位の差に基づいて降圧した第8の
    電位を生成する第1の降圧回路と、 前記第4及び第7の電位の差に基づいて降圧した第9の
    電位を生成する第2の降圧回路とを含むことを特徴とす
    る電源回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記多値電位生成回路は、 前記第1及び第4の電位の差、または第4及び第5の電
    位の差が抵抗分割された電位に接続され、第6の電位を
    供給するボルテージフォロワ接続された第1の演算増幅
    回路と、 前記第4及び第6の電位の差に基づいて前記第4の電位
    方向に昇圧した第7の電位を生成する第3の昇圧回路
    と、 前記第4及び第6の電位の差に基づいて降圧した第8の
    電位を生成する第1の降圧回路と、 前記第4及び第7の電位の差に基づいて降圧した第9の
    電位を生成する第2の降圧回路とを含むことを特徴とす
    る電源回路。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれかにおいて、 前記第1又は第2の演算増幅回路は、 ゲートに第1の差動出力、ソースに前記第2の電位が供
    給される第1導電型トランジスタと、 ゲートに第2の差動出力、ソースに前記第1の電位が供
    給され、ドレインに前記第1導電型トランジスタのドレ
    インが接続された第2導電型トランジスタと、 前記抵抗分割された電位と、前記第1又は第2導電型ト
    ランジスタのドレインの電位との電位差に基づいて、前
    記第1の差動出力を生成する第1導電型の差動増幅回路
    と、 前記抵抗分割された電位と、前記第1又は第2導電型ト
    ランジスタのドレインの電位との電位差に基づいて、前
    記第2の差動出力を生成する第2導電型の差動増幅回路
    と、 前記第2の差動出力に基づいて、前記第1導電型の差動
    増幅回路の定電流値を制御する第1の電流制御回路と、 前記第1の差動出力に基づいて、前記第2導電型の差動
    増幅回路の定電流値を制御する第2の電流制御回路と、 を含むことを特徴とする電源回路。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記第1及び第2導電型の差動増幅回路は、互いに異な
    る能力のトランジスタのゲートに前記抵抗分割された電
    位と前記第1又は第2導電型トランジスタのドレインの
    電位が供給されることを特徴とする電源回路。
  10. 【請求項10】 ゲートに第1の差動出力、ソースに前
    記第2の電位が供給される第1導電型トランジスタと、 ゲートに第2の差動出力、ソースに前記第1の電位が供
    給され、ドレインに前記第1導電型トランジスタのドレ
    インが接続された第2導電型トランジスタと、 所与の差動入力電位と、前記第1又は第2導電型トラン
    ジスタのドレインの電位との電位差に基づいて、前記第
    1の差動出力を生成する第1導電型の差動増幅回路と、 所与の差動入力電位と、前記第1又は第2導電型トラン
    ジスタのドレインの電位との電位差に基づいて、前記第
    2の差動出力を生成する第2導電型の差動増幅回路と、 前記第2の差動出力に基づいて、前記第1導電型の差動
    増幅回路の定電流値を制御する第1の電流制御回路と、 前記第1の差動出力に基づいて、前記第2導電型の差動
    増幅回路の定電流値を制御する第2の電流制御回路と、 を含むことを特徴とする演算増幅回路。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記第1及び第2導電型の差動増幅回路は、互いに異な
    る能力のトランジスタのゲートに前記所与の差動入力電
    位と前記第1又は第2導電型トランジスタのドレインの
    電位が供給されることを特徴とする演算増幅回路。
  12. 【請求項12】 所与の電位を分圧する分圧回路と、 前記分圧回路によって分圧された電位を前記所与の差動
    入力電位として供給される請求項10又は11記載の演
    算増幅回路と、 を含むことを特徴とする電源回路。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至9及び12のいずれか記
    載の電源回路と、 複数の走査電極と複数の信号電極が交差配置された液晶
    パネルと、 前記電源回路から電源供給を受けて前記走査電極を駆動
    する走査電極駆動回路と、 前記電源回路から電源供給を受けて前記信号電極を駆動
    する信号電極駆動回路と、 を含むことを特徴とする液晶装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の液晶装置を含むこ
    とを特徴とする電子機器。
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