JP2002187634A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002187634A
JP2002187634A JP2001277019A JP2001277019A JP2002187634A JP 2002187634 A JP2002187634 A JP 2002187634A JP 2001277019 A JP2001277019 A JP 2001277019A JP 2001277019 A JP2001277019 A JP 2001277019A JP 2002187634 A JP2002187634 A JP 2002187634A
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Akitoshi Yamada
顕季 山田
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Hiromitsu Hirabayashi
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
    • B41J13/0018Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material in the sheet input section of automatic paper handling systems

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現シートの後端の検出が予想される予想時間
を計算することによって、プリンタに記録媒体の複数の
連続シートを供給するプリンタを提供する。 【解決手段】 計算した時間に従って、ただし現シート
の後端が検出される前に、連続シートの次シートを供給
する。予想時間を計算することは、現シートの後端を検
出し、次のシートの後端を検出するために、予想時間の
現在の推定で、現シートの後端の検出を数学的にフィル
タリングし、連続シートの処理を通じて、推定を更新す
ることである。現在の推定は、連続シートの第1シート
の後、第1シートの後端の検出で初期化することが可能
である。次シートの供給は、目標範囲内の時間を獲得
し、それを維持するために、現シートの後端の検出と次
シートの検出の間の時間に基づいて、現シートと次シー
トの間の時間を制御することによって、制御することが
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタにおける
記録媒体を供給する構成に関する。より詳細には、本発
明は、現シートの後端を検出する前に次シートの供給を
開始するために、現シートの後端を予想して検出した計
算に基づいて、次シートを供給するタイミングを制御す
ることに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタは、1つまたは複数のモータに
よって作動される一連のローラによって供給される記録
媒体に、画像を記録する。一般に、記録媒体の供給は、
以下の構成要素:ペーパ・トレイ、給紙(ASF)ロー
ラ、搬送(LF)ローラ、給紙ローラを作動させるAS
Fモータ、LFローラを作動させるLFモータ、PEセ
ンサ、およびコントローラによって実施される。これら
の各々の構成要素は、ペーパ・トレイから記録媒体を供
給するために、互いに関連して動作する。
【0003】一般に、記録動作を開始するとき、コント
ローラは、信号をASFモータに送信して、給紙ローラ
の回転を開始させる。給紙ローラは、回転して、ペーパ
・トレイから記録媒体をピックアップし、記録媒体の先
端が位置決め位置と係合するように、記録媒体を記録部
に供給する。位置決め位置は、記録動作中に記録媒体を
供給するために、既知の開始点に備えており、LFロー
ラの付近に配置されている。給紙ローラによって、記録
媒体が記録部に供給される際に、PEセンサは、記録媒
体の先端を検知するとコントローラに信号を送信し、そ
れにより、記録媒体が記録部に供給されたことを確認す
る。
【0004】記録媒体が記録部の位置決め位置に供給さ
れた後、コントローラは、ASFモータを停止し、信号
をLFモータに送信して、回転を開始させる。LFモー
タは、記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録している
間、記録媒体の先端を狭持して回転するLFローラに駆
動を伝達する。記録媒体に画像の記録が終了すると、コ
ントローラは、信号をLFモータに送信して、プリンタ
から記録媒体を排出するように回転させる。記録媒体が
プリンタから排出される際に、PEセンサは、用紙の後
端を検知して、信号をコントローラに送信する。コント
ローラが、PEセンサから記録媒体の後端が検知された
信号を受信すると、コントローラは次の記録媒体に対す
るプロセスを開始する。
【0005】したがって、複数の記録媒体に対して記録
を行うとき、従来のプリンタにおいては、現シートの後
端が検出されるまで、次シートの供給を開始しない。次
シートの供給が開始される前に、現シートの後端を検出
するのを待つということは、記録ジョブを処理するため
に、より多くの時間が必要であることを意味する。例え
ば、現シートの後端が検出されたときから次シートの供
給が開始するまで、1秒かかる場合、60ページの記録
ジョブの全処理時間は、ページ供給オペレーションのた
めに、1分増大することになる。したがって、複数の記
録媒体に対する記録ジョブを処理する時間を低減する1
つの方式は、記録動作中に次シートを供給する時間を低
減することである。
【0006】前述の問題に対処する1つの方式は、供給
オペレーション中に、用紙が長い距離を移動しなくても
よいように、機械的な構成要素を互いにより近く配置す
ることである。しかし、この解決法は、コストのかかる
構造的および機械的な変更を必要とするので、既存のプ
リンタにとっては実用的でない。さらに、物理的な制約
により、構成要素を互いに相対的に配置することができ
る近さが制限される可能性がある。
【0007】前述の問題に対処する他の方式は、より高
速なASFモータを提供することである。しかし、その
ようなモータは、既存のモータよりコストがかかり、ま
た、複雑でコストのかかるハードウェアの変更を必要と
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、現シートの
後端を検出する前に、次シートの供給を開始することに
よって、前述の問題に対処する。現シートの後端を検出
することを待たずに、次シートの供給を開始すること
は、供給に必要な時間を低減するので、複数の記録媒体
に対する記録ジョブを行うために必要な時間を低減す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】一態様によれば、本発明
は、連続シートの現シートの後端を検出することが予想
される予想時間を計算し、計算した時間に従って、ただ
し現シートの後端を検出する前に、連続シートの次シー
トを供給することによって、記録媒体の複数の連続シー
トをプリンタに供給することが可能である。
【0010】前述の内容の結果、現シートの後端を検出
することを待たずに、次シートを記録部に供給すること
が開始されるので、連続シートは、従来のプリンタより
速く、記録部に供給される。したがって、記録媒体を供
給するために必要な時間が低減されるので、複数ページ
の記録ジョブを記録するために必要な時間は低減され
る。さらに、本発明は、コストをかけて、場合によって
は不可能なハードウェアの変更を必要とせずに、ソフト
ウェアまたはファームウェアとして、既存のプリンタに
おいて実施することができる。
【0011】予想時間を計算することについて、本発明
は、現シートの後端を検出することと、次シートの後端
を検出するために、予想時間の現在の推定で、現シート
の後端の検出を数学的にフィルタリングし、連続シート
の処理を通じて、推定を更新することとに備えることが
可能である。現在の推定は、連続シートの第1シートの
後、第1シートの後端の検出で、初期化することが可能
である。
【0012】さらに、次シートの供給は、現シートの後
端の検出から次シートの先端の検出までの間の時間に基
づいて、現シートと次シートの間の時間を制御すること
によって、制御することが可能である。現シートと次シ
ートの間の時間を制御して、目標範囲内の時間を獲得
し、それを維持することが可能である。
【0013】現シートの後端の検出と次シートの先端の
検出までの時間に基づいて、シートを供給する時間を制
御することは、目標の距離を獲得するまで、各連続シー
トの間の距離を低減することに備えている。その結果、
より適した間隔を獲得し、それにより、処理時間をさら
に低減することができる。
【0014】関係する態様では、本発明は、次シートの
供給を開始した後、閾値の時間量内で、現シートの後端
が検出されるかどうかを判定することに備えることが可
能であり、また、現シートの後端が、閾値内で検出され
ないと判定される場合に、次シートを供給することを中
止して、回復プロセスを実施する。回復プロセスは、現
シートの後端を検出することを待って、次シートの供給
を再開することが可能である。
【0015】これらの他の態様は、プリンタに供給され
ているシート間の間隔を最適にする他の方式をプリンタ
に提供する。これは、次シートの先端が検出器に近づく
前に、現シートの後端が、端検出器を通過したかどうか
を検出することによって実施される。これは、シート間
の距離を最適化することに役立ち、紙詰まりの可能性を
低減する。
【0016】この簡単な概要は、本発明の性質を迅速に
理解するために提供されてきた。より完全な本発明の理
解は、添付の図面に関連してその好ましい実施形態の以
下の詳細な記述を参照することによって獲得することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本明細書で記述する本発
明に関連して使用する計算設備の外観を示す図である。
計算設備1は、ホスト・プロセッサ2を含む。ホスト・
プロセッサ2は、パーソナル・コンピュータ(これ以降
「PC」)、好ましくはマイクロソフト(登録商標)の
Windows95など、ウィンドウイング環境を有す
るIBMのPCと互換性のあるコンピュータを備える。
計算設備1は、カラー・モニタなどを備えるディスプレ
イ4、テキスト・データとユーザ・コマンドを入力する
キーボード5、および指示装置6を備える。指示装置6
は、ディスプレイ4の上に表示された対象物を指示およ
び操作するマウスを備えることが好ましい。
【0018】計算設備1には、固定コンピュータ・ディ
スク8、フロッピ・ディスク・インタフェース9など、
コンピュータ可読メモリ媒体が含まれる。フロッピ・デ
ィスク・インタフェース9は、計算設備1が、データ、
アプリケーション・プログラムなど、フロッピ・ディス
クに記憶されている情報にアクセスすることができる手
段を提供する。計算設備1がそれによってCD−ROM
に記憶されている情報にアクセスすることができる、同
様のCD−ROMインタフェース(図示せず)を、計算
設備1に備えることが可能である。
【0019】ディスク8は、とりわけ、アプリケーショ
ン・プログラムを記憶し、それによって、ホスト・プロ
セッサ2は、ファイルを生成し、それらのファイルを操
作して、ディスク8に記憶し、ディスプレイ4を介して
それらのファイルにあるデータをオペレータに提示し、
プリンタ10を介してそれらのファイルにあるデータを
記録する。ディスク8は、また、上述したように、Wi
ndows95などのウィンドウイング・オペレーティ
ング・システムであることが好ましいオペレーティング
・システムを記憶する。また、装置ドライバがディスク
8に記憶されている。装置ドライバの少なくとも1つ
は、ソフトウェア・インタフェースをプリンタ10のフ
ァームウェアに提供するプリンタ・ドライバを備える。
ホスト・プロセッサ2とプリンタ10の間のデータ交換
について、以下でより詳細に説明する。
【0020】図2と図3は、それぞれプリンタ10の前
面および背面透視図である。図2と図3に示したよう
に、プリンタ10には、ハウジング11、アクセス・ド
ア12、自動給送装置14、サイドガイド16、排出口
20、排出トレイ21、電源27、電源コード・コネク
タ29、パラレル・ポート・コネクタ30、およびユニ
バーサル・シリアル・バス(USB)コネクタ33が含
まれる。
【0021】ハウジング11は、画像を記録媒体上に記
録するために、記録オペレーションを制御するプリント
・エンジンを含む、プリンタ10の内部機構を収容す
る。ハウジング11の上には、アクセス・ドア12が含
まれている。アクセス・ドア12は、ユーザがプリンタ
10の内部機構にアクセスすることを可能にするため
に、具体的には、プリンタ10に装備されているインク
タンクにアクセスし、ユーザが必要に応じてインクタン
クを変更または交換することができるように、手作業で
開閉することができる。また、アクセス・ドア12に
は、LED23、電源スイッチ26、およびレジューム
キー24が含まれる。LED23は、プリンタの状況、
すなわちパワー・オン、記録オペレーションが進行中
(明滅)、または障害指示の表示を提供するために点灯
する。電源スイッチ26を使用して、プリンタをターン
オンおよびターンオフすることが可能であり、レジュー
ムキー24を使用して、プリンタのオペレーションをリ
セットすることが可能である。
【0022】図2と図3に示したように、自動給送装置
14も、プリンタ10のハウジング11の上に含まれて
いる。自動給送装置14は、プリンタ10により画像を
記録する記録媒体を収納する。この点に関して、プリン
タ10は、様々なタイプの記録媒体上に画像を記録する
ことができる。これらのタイプには、普通紙、高解像度
紙、トランスペアレンシ、光沢紙、光沢フィルム、バッ
ク・プリント・フィルム、ファブリック・シート、Tシ
ャツ・トランスファ、バブル・ジェット・ペーパ、グリ
ーティング・カード、パンフレットの紙、バナー紙、厚
紙などが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0023】記録動作中に、自動給送装置14内にスタ
ックされている個々のシートは、自動給送装置14から
記録部に供給される。自動給送装置14は、サイドガイ
ド16を含む。サイドガイド16は、自動給送装置14
内に異なるサイズの記録媒体を収容するために、横方向
に移動可能である。これらのサイズには、レター、リー
ガル、A4、B5、および封筒が含まれるが、これに限
定されるものではない。また、注文サイズの記録媒体を
プリンタ10と共に使用することができる。また、自動
給送装置14は、記録媒体を支持するように引き出し可
能な給紙トレイ31を含む。使用していないとき、給紙
トレイ31は、図2に示したように、自動給送装置14
のスロット内に収納されている。
【0024】上述したように、記録媒体はプリンタ10
を通って供給され、排出口20から排出トレイ21内に
排出される。排出トレイ21は、図2に示したように、
ハウジング11から外向きに延び、記録媒体を収容する
容器として機能する。排出トレイ21は、使用していな
いときは、プリンタ10内に収納することが可能であ
る。
【0025】電源コード・コネクタ29を使用して、プ
リンタ10を外部AC電源に接続する。電源27を使用
して、外部電源からのAC電力を変換して、変換した電
力をプリンタ10に供給する。パラレル・ポート30
は、プリンタ10をホスト・プロセッサ2に接続する。
パラレル・ポート30は、IEEE−1284双方向ポ
ートを備えることが好ましく、それを介して、プリンタ
10とホスト・プロセッサ2の間でデータとコマンドが
伝送される。代替として、データとコマンドは、USB
ポート33を介してプリンタ10に伝送することができ
る。
【0026】図4と図5は、それぞれプリンタ10の背
面切断透視図と前面切断透視図である。図4に示したよ
うに、自動給送装置14は、記録媒体を供給するために
給紙軸38に取り付けられている給紙ローラ32a、3
2b、および32cを有する。給紙軸38は、駆動ギア
列42によって駆動される。駆動ギア列42は、ASF
モータ41に接続され、それによって駆動される一連の
ギアで構成されている。駆動ギア列42については、図
6Aと図6Bを参照して、以下でより詳細に記述する。
ASFモータ41は、ステッピングモータであることが
好ましい。ステッピングモータを使用することにより、
ASFを作動するたびに、モータが回転するステップの
数をカウントする能力が、回路基板35に組み込まれて
いるコントローラに提供される。したがって、あらゆる
瞬間における給紙ローラの位置をコントローラによって
決定することができる。また、給紙軸38は、給紙ロー
ラフラグ37aを含む。給紙軸が、ホーム位置(初期化
位置)に位置するとき、給紙ローラフラグ37aは、給
紙センサ37bの間に位置する。給紙センサ37bは光
線センサであり、給紙ローラフラグ37aが給紙センサ
37bの間に位置するとき、給紙ローラフラグ37aが
光線の連続性を遮断し、それにより、給紙ローラがホー
ム位置にあることを示すように、一方が送信器で他方が
受信器である。
【0027】また、PEセンサレバー58aとPEセン
サ58bが図4に示されている。PEセンサ58bは、
給紙センサ37bと同様のものである。すなわち、それ
らは光線センサである。PEレバー58aは回動可能に
取り付けられており、プリンタ10を通って供給されて
いる記録媒体によって作動される。記録媒体がプリンタ
10を通って供給されていないとき、PEセンサレバー
58aはホーム位置にあり、PEセンサ58b間の光線
の連続性を遮断する。記録媒体が、給紙ローラによって
プリンタを通って供給され始める際に、記録媒体の先端
がPEレバー58aと係合して、PEレバー58aを回
動させ、PEセンサ58b間で光線の連続性を確立する
ことを可能にする。記録媒体の後端がPEレバー58a
に到達し、それによりPEレバー58aが記録媒体から
外れて、PEレバー58aが光線を遮断するホーム位置
に戻ることを可能にするまで、記録媒体がプリンタ10
を通って供給されている間、PEレバー58aは、この
位置にある。このようにPEセンサを使用して、記録媒
体がプリンタを通って供給されているときを検知し、P
Eセンサは、そのようなフィードバックを回路基板35
上のコントローラに提供する。
【0028】図6Aに示したように、駆動ギア列42
は、ギア42a、42b、および42cを備える。ギア
42bは、給紙軸38の端部に取り付けられており、A
SFモータ41が係合しているとき、給紙軸38を回転
させる。ギア42aは、ギア42bと係合し、自動給送
装置14の圧板50のカム受け部42eと係合している
カム42dを含む。図6Aに示したように、給紙軸38
がホーム位置にあるとき、カム42dは、カム受け部4
2eと当接する。自動給送装置14は、圧板バネ48に
よって付勢され回動自在に取り付けられている圧板50
を含む。したがって、カム42dがカム受け部42eと
係合しているとき、圧板50は押し下げられ、カム42
dがカム受け部42eと係合していないとき(図6Bに
示したように)、圧板50は解放される。カム受け部4
2eを押し下げることによって、自動給送装置14にス
タックされている記録媒体は、給紙ローラ32a、32
b、および32cから離れるように動き、カム42dと
カム受け部42eとの当接を解除することにより、記録
媒体と給紙ローラとが当接できる。
【0029】図4に戻ると、プリンタ10は、記録オペ
レーション中に、プリンタ10を通って記録媒体を供給
するために使用するLFモータ34を含む。LFモータ34
は、駆動ギア列40を介して駆動力を伝達し、搬送ロー
ラ36を駆動する。駆動ギア列40は、LFモータ34を
1パルス駆動すると、記録媒体を所定の量搬送するよう
に設定されている。LFモータ34を1パルス駆動する
と、記録媒体がある解像度の1ピクセルに相当する量だ
け搬送されるように設定することが可能である。すなわ
ち、プリンタ10の解像度が600dpi(1インチあ
たりのドット)である場合、LFモータ34を1パルス駆
動すると記録媒体が600dpi搬送されるように、駆
動ギア列を設定することが可能である。あるいは、LF
モータを1パルス駆動したときに、解像度の1ピクセル
の1/nに相当する量だけ搬送されるように設定しても良
い。LFモータ34は、200ステップの2相モータを備
えることが好ましく、回路基板35から受信した信号コ
マンドに応答して制御される。当然、LFモータ34は、
200ステップの2相モータに限定されておらず、エン
コーダを有するDCモータを含めて、あらゆる他のタイ
プのLFモータを使用することができる。
【0030】図5に示したように、プリンタ10は2つ
の記録ヘッドにより記録を行う。一方の記録ヘッドは黒
色インクにより記録を行うノズル列を有し、他方の記録
ヘッドはシアンインク、マゼンタインク、およびイエロ
ーインクにより記録を行うノズル列を有する。具体的に
は、キャリッジ45は、それぞれが異なる色のインクを
含んでいるインクタンク43a、43b、43c、およ
び43dを収容するカートリッジ28を搭載する。カー
トリッジ28とインクタンク43aから43dに関する
より詳細な説明は、図7に関して以下で行う。キャリッ
ジ45は、回路基板35から受信した信号コマンドに応
答して、キャリッジモータ39によって駆動される。具
体的には、キャリッジモータキャリッジモータ39は、
ベルト25の動きを制御し、このベルトは、ガイド軸5
1に沿ったキャリッジ45の水平方向の並進に備えてい
る。この点に関して、キャリッジモータ39は、ベルト
25、したがってキャリッジ45の双方向の動きに備え
ている。この特徴のために、プリンタ10は、双方向の
記録を行うことができる。すなわち、左から右と右から
左の両方から画像を記録することができる。
【0031】プリンタ10は、記録媒体くせ付けリブ5
9を含むことが好ましい。くせ付けリブ59は、記録ヘ
ッドのノズルの吐出周波数を調節することによって、記
録媒体に望ましいくせを付ける。くせ付けリブ59は、
望ましいくせ付け形状に応じて、所定の距離をおいて配
置されている。くせ付けリブ59間の距離は、キャリッ
ジモータ39のパルスに応じて設定される。すなわち、
くせ付けリブ59は、記録ヘッドを移動させるために、
キャリッジモータ39が駆動するパルス数に応じて配置
することが可能である。例えば、くせ付けリブ59は、
132パルスの増分で間隔をあけて配置することが可能
である。
【0032】また、プリンタ10には、予備吐受け領域
44a、44b、44c、ワイパーブレード46、およ
びキャップ47a、47bが含まれることが好ましい。
予備吐受け44aと44bは、キャリッジ45のホーム
位置に配置されており、予備吐受け44cは、記録可能
領域の外部で、ホーム位置の反対側に配置されている。
記録オペレーション中の望ましい時間に、予備吐を実施
して、記録ヘッドから予備吐受け44a、44b、およ
び44cに少量のインクを吐出することが可能である。
ワイパーブレード46は、プリンタに対して、前後に動
くように作動される。キャリッジ45がホーム位置に向
かって動くとき、ワイパーブレード46は、カートリッ
ジ28の各記録ヘッドを横切って前後に動くように作動
され、それにより、記録ヘッドから余分なインクをふき
取る。キャップ47aと47bは、キャリッジ45がホ
ーム位置にあるとき、記録ヘッドと係合し、かつそれか
らはずれるように、相対的に上下運動するように作動さ
れる。キャップ47aと47bは、ギアトレイン(図示
せず)を介して、ASFモータ41によって作動され
る。キャップ47aと47bは、管(図示せず)を介し
て、ロータリ・ポンプ52に接続されている。ポンプ5
2は、ギアトレイン(図示せず)を介して、搬送ローラ
36に接続されており、LFモータ34を反対方向に動か
すことによって作動される。キャップ47aと47bが
記録ヘッドと係合するように作動されるとき、キャップ
は気密性の封止を形成し、したがって、記録ヘッドのノ
ズルから管を通って廃棄インク容器(図示せず)にイン
クを吸い込むように、ポンプ52によって、管とキャッ
プ47a、47bを経て、吸込みが加えられる。また、
キャップ47aと47bは、ほこり、よごれ、およびく
ずから記録ヘッドのノズルを保護する。
【0033】図7は、カートリッジ28に装備されてい
るインクタンクの1つを通る断面図である。インク・カ
ートリッジ28には、カートリッジ・ハウジング55、
記録ヘッド56a、56b、およびインクタンク43
a、43b、43c、43dが含まれる。カートリッジ
本体28は、インクタンク43aから43dを収容し、
各インクタンクから記録ヘッド56aまたは56bのい
ずれかにインクを供給するインク・フロー経路を含む。
インクタンク43aから43dは、カートリッジ28か
ら取外し可能であり、画像を記録するためにプリンタ1
0が使用するインクを貯蔵する。具体的には、インクタ
ンク43aから43dは、カートリッジ28内に挿入さ
れており、それぞれ保有タブ53aから53dを作動す
ることによって取り外すことができる。インクタンク4
3aから43dは、カラー・インク(シアン、マゼン
タ、イエローなど)および/または黒色インクを貯蔵す
ることができる。インクタンク43aから43dの構造
は、米国特許第5,509,140号に記載されている
ものと同様とすることが可能であり、またはインクを記
録ヘッド56aと56bに供給するためにカートリッジ
28に装備することができる他のあらゆるタイプのイン
クタンクとすることが可能である。
【0034】図8は、各記録ヘッド56aと56bのノ
ズル構成を示す。図8では、記録ヘッド56aは、黒色
インクを記録するためのものであり、記録ヘッド56b
は、カラー・インクを記録するためのものである。記録
ヘッド56aは、600dpiのピッチ間隔で、304
のノズルを含むことが好ましい。記録ヘッド56bは、
シアン・インクを記録するために600dpiピッチの
80のノズル、マゼンタ・インクを記録するために60
0dpiの80のノズル、およびイエロー・インクを記
録するために600dpiの80のノズルを含むことが
好ましい。空いている空間が、600dpiピッチで間
隔をあけて配置されている16のノズルに対応する記録
ヘッド56bにおけるノズルの各セット間に提供されて
いる。各記録ヘッド56aと56bは、回路基板35上
のコントローラから受信したコマンドに基づいて、イン
クを排出する。
【0035】図9は、ホスト・プロセッサ2とプリンタ
10の内部構造を示すブロック図である。図9では、ホ
スト・プロセッサ2は、コンピュータ・バス71にイン
タフェースされているプログラム可能マイクロプロセッ
サなどの中央処理ユニット70を含む。また、コンピュ
ータ・バス71には、ディスプレイ4にインタフェース
するディスプレイ・インタフェース72、双方向通信ラ
イン76を介してプリンタ10にインタフェースするプ
リンタ・インタフェース74、フロッピ・ディスク77
にインタフェースするフロッピ・ディスク・インタフェ
ース9、キーボード5にインタフェースするキーボード
・インタフェース79、および、指示装置6にインタフ
ェースするための指示装置インタフェース80が結合さ
れる。ディスク8には、オペレーティング・システム8
1を記憶するオペレーティング・システム・セクショ
ン、アプリケーション82を記憶するアプリケーション
・セクション、およびプリンタ・ドライバ84を記憶す
るプリンタ・ドライバ・セクションが含まれる。
【0036】ランダム・アクセス・メイン・メモリ(こ
れ以降「RAM」)86は、CPU70にメモリ記憶装
置へのアクセスを提供するために、コンピュータ・バス
71にインタフェースする。具体的には、ディスク8の
アプリケーション・セクション82に記憶されているア
プリケーション・プログラムに関連付けられているもの
など、記憶されているアプリケーション・プログラムの
命令シーケンスを実行するとき、CPU70は、それら
のアプリケーション命令シーケンスを、ディスク8(ま
たは、ネットワークあるいはフロッピ・ディスク・イン
タフェース9を介してアクセスした媒体など他の記憶媒
体)からランダム・アクセス・メモリ(これ以降「RA
M」)86にロードし、RAM86からそれらの記憶さ
れているプログラム命令シーケンスを実行する。RAM
86は、プリンタ・ドライバ84が使用する記録ヘッド
・バッファに備えている。また、ウィンドウイング・オ
ペレーティング・システムの下で利用可能である標準デ
ィスク・スワッピング技術により、前述したプリント・
データ・バッファを含めて、メモリのセグメントをディ
スク8とときどき交換することが可能になることを理解
されたい。ホスト・プロセッサ2の読出し専用メモリ
(これ以降「ROM」)87は、開始命令シーケンス、
または、キーボード5のオペレーションのための基本入
力/出力オペレーティング・システム(BIOS)シー
ケンスなど、不変命令シーケンスを記憶する。
【0037】図9に示し、かつ前述したように、ディス
ク8は、ウィンドウイング・オペレーティング・システ
ム、およびグラフィックス・アプリケーション・プログ
ラム、ドローイング・アプリケーション・プログラム、
デスクトップ・パブリシング・アプリケーション・プロ
グラムなど様々なアプリケーション・プログラムのため
のプログラム命令シーケンスを記憶する。さらに、ディ
スク8はまた、ディスプレイ4によって表示することが
可能であるような、または指定されたアプリケーション
・プログラムの制御下でプリンタ10によって記録する
ことが可能であるような、カラー画像ファイルを記憶す
る。また、ディスク8は、複数レベルのRGBカラー主
要値をディスプレイ・インタフェース72に提供する方
法を制御するカラー・モニタ・ドライバを他のドライバ
・セクション89に記憶する。プリンタ・ドライバ84
は、黒色とカラーの記録の両方に対してプリンタ10を
制御し、プリンタ10の構成に従って、プリント・アウ
トするプリント・データを供給する。プリント・データ
はプリンタ10に転送され、制御信号は、プリンタ・ド
ライバ84の制御下で、ライン76に接続されているプ
リンタ・インタフェース74を経て、ホスト・プロセッ
サ2とプリンタ10の間で交換される。プリンタ・イン
タフェース74とライン76は、例えば、IEEE12
84パラレル・ポートおよびケーブル、またはユニバー
サル・シリアル・バス・ポートおよびケーブルとするこ
とが可能である。また、ネットワーク装置、ファクシミ
リ装置など、ホスト・プロセッサ2に接続されている様
々な装置に適切な信号を提供するために、他の装置ドラ
イバがディスク8に記憶されている。
【0038】通常、ディスク8に記憶されているアプリ
ケーション・プログラムとドライバは、まず、ユーザ
が、それらのプログラムおよびドライバが初めに記憶さ
れている他のコンピュータ可読媒体からディスク8上に
インストールすることが必要である。例えば、ユーザ
が、プリンタ・ドライバのコピーが記憶されているフロ
ッピ・ディスクまたはCD−ROMなどの他のコンピュ
ータ可読媒体を購入することが通例である。次いで、ユ
ーザは、プリンタ・ドライバをディスク8上にコピーす
るよく知られている技術により、プインタ・ドライバを
ディスク8上にインストールする。同時に、ユーザは、
モデム・インタフェース(図示せず)またはネットワー
ク(図示せず)を介して、ファイル・サーバまたはコン
ピュータ化した掲示板などから、プリンタ・ドライバを
ダウンロードすることも可能である。
【0039】再び図9を参照すると、プリンタ10に
は、本質的に2つのセクション、コントローラ100と
プリント・エンジン101を含む回路基板35が含まれ
ている。コントローラ100には、プログラム可能タイ
マと割込みコントローラを含む8ビットまたは16ビッ
トのマイクロプロセッサなどのCPU91、ROM9
2、制御論理94、およびバス97に接続されているI
/Oポート・ユニット96が含まれる。また、制御論理
94には、RAM99が接続されている。制御論理94
は、LFモータ34、RAM99のプリント画像バッファ
記憶装置、熱パルス生成、およびヘッド・データのため
のコントローラを含む。また、制御論理94は、プリン
ト・エンジン101の記録ヘッド56aと56bにある
ノズル、キャリッジモータ39、ASFモータ41、LF
モータ34、および記録ヘッド56aと56bのための
プリント・データに対し、制御信号を提供する。EEP
ROM102は、I/Oポート・ユニット96に接続さ
れており、不揮発性メモリをプリンタ情報に提供し、ま
た、プリンタ、ドライバ、記録ヘッド、カートリッジの
インクの状況などを識別するパラメータを記憶する。こ
れらのパラメータは、プリンタ10のオペレーション・
パラメータをホスト・プロセッサ2に知らせるために、
ホスト・プロセッサ2のプリンタ・ドライバ84に送信
される。
【0040】I/Oポート・ユニット96は、プリント
・エンジン101に結合されている。このプリント・エ
ンジンでは、1対の記録ヘッド56aと56bが、記録
媒体を横切って走査することによって、記録媒体上に記
録することを実施し、同時に、RAM99にあるプリン
ト・バッファからのプリント・データを使用して記録す
る。また、制御論理94は、制御信号を交換し、プリン
ト・データとプリント・データ・アドレスを受信するた
めに、通信ライン76を介してホスト・プロセッサ2の
プリンタ・インタフェース76に結合されている。RO
M92は、フォント・データ、プリンタ10を制御する
ために使用するプログラム命令シーケンス、およびプリ
ンタ・オペレーションのための他の不変データを記憶す
る。RAM99は、プリンタ・ドライバ84によって画
定されるプリント・バッファに、記録ヘッド56aと5
6Bのためのプリント・データとプリンタ・オペレーシ
ョンのための他の情報を記憶する。
【0041】全体を103として示すセンサは、プリン
タ状況を検出し、記録に影響を与える温度と他の量を測
定するために、プリント・エンジン101に配置されて
いる。光センサ(自動位置合せセンサなど)は、自動位
置合せのために、記録密度とドットの位置を測定する。
また、センサ103は、アクセス・ドア12の開閉状
況、記録媒体の存在など他の状況を検出するために、プ
リント・エンジン101に配置されている。さらに、サ
ーミスタを含むダイオード・センサは、I/Oポート・
ユニット96に送信される、記録ヘッドの温度を測定す
るために、記録ヘッド56aと56bに配置されてい
る。
【0042】また、I/Oポート・ユニット96は、パ
ワー・ボタン26やレジュームキー24などのスイッチ
104から入力を受信し、LED23を点灯するために
LED105に、また、それぞれLFモータ・ドライバ3
4a、ASFモータ・ドライバ41a、およびキャリッ
ジモータ・ドライバ39aを介して、LFモータ34、A
SFモータ41、およびキャリッジモータ39に制御信
号を送達する。
【0043】図9は、互いに別々で異なるものとしてプ
リンタ10の個々の構成要素を示しているが、いくつか
の構成要素を組み合わせることが好ましい。例えば、制
御論理94は、プリンタ10の機能に対し相互接続を簡
単にするために、ASICのI/Oポート96と組み合
わせることが可能である。
【0044】図10は、ホスト・プロセッサ2とプリン
タ10の相互作用を示す、高レベルの機能ブロック図で
ある。図10に示したように、プリント命令が、ディス
ク8のアプリケーション・セクション82に記憶されて
いる画像処理アプリケーション・プログラム82aから
発行されるとき、オペレーティング・システム81は、
プリンタ・ドライバ84にグラフィックス装置インタフ
ェース・コールを発行する。プリンタ・ドライバ84
は、プリント命令に対応するプリント・データを生成す
ることによって応答し、プリント・データをプリント・
データ・ストア107に記憶する。プリント・データ・
ストア107は、RAM86またはディスク8に存在す
ることが可能であり、あるいは、オペレーティング・シ
ステム81のディスク・スワッピング・オペレーション
により、当初RAM86に格納し、ディスク8からスワ
ップインおよびスワップアウトすることが可能である。
したがって、プリンタ・ドライバ84は、プリント・デ
ータ・ストア107からプリント・データを獲得し、プ
リンタ・インタフェース74を介してそのプリント・デ
ータを双方向通信ライン76に送信し、プリンタ制御1
10を介してプリント・バッファ109に送信する。プ
リント・バッファ109は、RAM99に存在し、プリ
ント制御110は、図9の制御論理94とCPU91を
介して実施されるファームウェアに存在する。プリンタ
制御110は、ホスト・プロセッサ2から受信したコマ
ンドに応答して、プリント・バッファ109にあるプリ
ント・データを処理し、ROM92(図9を参照)に記
憶されている命令の制御下で記録タスクを実施して、画
像を記録媒体上に記録するために、適切な記録ヘッドと
他の制御信号をプリント・エンジン101に提供する。
【0045】プリント・バッファ109は、プリント・
ヘッダ56aと56bの一方によって記録するプリント
・データを記憶するための第1セクションと、プリント
・ヘッダ56aと56bの他方によって記録するプリン
ト・データを記憶するための第2セクションを有する。
各プリント・バッファ・セクションは、関連する記録ヘ
ッドの記録位置の数に対応する記憶位置を有する。これ
らの記憶位置は、記録のために選択した解像度により、
プリンタ・ドライバ84によって画定される。また、各
プリント・バッファ・セクションは、記録ヘッド56a
と56bを記録速度にランプアップする際に、プリント
・データを転送するための追加の記憶位置を含む。プリ
ント・データは、ホスト・プロセッサ2のプリント・デ
ータ・ストア102から、プリンタ・ドライバ84によ
って取り扱われるプリント・バッファ109の記憶位置
に転送される。その結果、次の走査のためのプリント・
データを、ランプアップ中および現走査の記録中に、プ
リント・バッファ109の空いている記憶位置に挿入す
ることが可能である。
【0046】図11は、制御論理94とI/Oポート・
ユニット96に対する組み合わせた構成のブロック図で
あり、上述したように、I/Oポート・ユニット96
は、制御論理94内に含めることが可能である。図11
では、内部バス112は、プリンタCPU91と通信す
るために、プリンタ・バス97に接続されている。バス
112は、双方向通信を実施するために双方向ライン7
6に接続されているホスト・コンピュータ・インタフェ
ース113(破線で示す)に結合されている。図11に
示したように、双方向ライン76は、IEEE−128
4ラインまたはUSBラインとすることが可能である。
また、双方向通信ライン76は、ホスト・プロセッサ2
のプリンタ・インタフェース74に結合されている。ホ
スト・コンピュータ・インタフェース113には、IE
EE−1284とUSBインタフェースの両方が含まれ
ており、両方とも、プリント・バッファ109(図9と
10を参照)を含むRAM99を制御するために、バス
112とDRAMバス・アービタ/コントローラ115
に接続されている。データ圧縮解除器116は、処理す
る際にプリント・データを圧縮解除するために、バス1
12、DRAMバス・アービタ/コントローラ115、
およびホスト・コンピュータ・インタフェース113の
IEEE−1284とUSBインタフェースのそれぞれ
に接続されている。また、バス112には、図9のLFモ
ータ・ドライバ34aに接続されているLFモータ・コン
トローラ117、シリアル制御信号とヘッド・データ信
号を各記録ヘッド56aと56bに提供する画像バッフ
ァコントローラ118、ブロック制御信号とアナログ熱
パルスを各記録ヘッド56aと56bに提供する熱タイ
ミング生成器119、図9のキャリッジモータ・ドライ
バ39aに接続されているキャリッジモータ・コントロ
ーラ120、および図9のASFモータ・ドライバ41
aに接続されているASFモータ・コントローラ125
が結合されている。さらに、EEPROMコントローラ
121a、自動位置合せセンサ・コントローラ121
b、およびブザー・コントローラ121が、EEPRO
M102、自動位置合せセンサ(全体が図9のセンサ1
03内に示されている)、およびブザー106を制御す
るために、バス112に接続されている。さらに、自動
トリガ・コントローラ122がバス112に接続されて
おり、記録ヘッド56aと56bのノズルのファイアリ
ングを制御するために、信号を画像バッファコントロー
ラ118と熱タイミング生成器119に提供する。
【0047】制御論理94は、CPU91で使用するコ
マンドをホスト・プロセッサ2から受信し、プリンタ状
況と他の応答信号を、ホスト・コンピュータ・インタフ
ェース113と双方向通信ライン76を経てホスト・コ
ンピュータ2に送信するように動作する。プリント・デ
ータとホスト・プロセッサ2から受信したプリント・デ
ータに対するプリント・バッファ・メモリ・アドレス
は、DRAMバス・アービタ/コントローラ115を介
して、RAM99にあるプリント・バッファ109に送
信され、プリント・バッファ109からアドレス指定さ
れたプリント・データは、記録ヘッド56aと56bに
よって記録するために、コントローラ115を経て、プ
リント・エンジン101に転送される。この点に関し
て、熱タイミング生成器119は、プリント・データを
記録するために必要なアナログ熱パルスを生成する。
【0048】図12は、プリンタ10のメモリ・アーキ
テクチャを示す。図11に示したように、EEPROM
102、RAM99、ROM92、および制御論理94
のための一時的記憶装置121は、単一の対処構成でメ
モリ構造を形成する。図11を参照すると、不揮発性メ
モリ・セクション123として示されているEEPRO
M102は、ホスト・プロセッサ2によって使用され、
プリンタと記録ヘッド、記録ヘッド状況、記録ヘッド位
置合せ、および他の記録ヘッドの特徴を識別する、一連
のパラメータを記憶する。また、EEPROM102
は、プリンタ10によって使用される、クリーン時間、
自動位置合せセンサ・データなどパラメータの他のセッ
トを記憶する。メモリ・セクション124として示され
ているROM92は、プリンタ・タスクのためのプログ
ラム・シーケンスやノズル熱パルスの生成を制御するた
めに使用する記録ヘッド・オペレーション温度表など、
不変であるプリンタ・オペレーションのための情報を記
憶する。ランダム・アクセス・メモリ・セクション12
1は、制御論理94のための一時的なオペレーション情
報を記憶し、RAM99に対応するメモリ・セクション
126は、プリンタ・タスクとプリント・バッファ10
9のための可変オペレーション・データの記憶を含む。
【0049】ここで、本発明による自動シート供給プロ
セスのより詳細な説明を、図13Aから16Bを参照し
て行う。
【0050】図13Aから13Cは、本発明による自動
シート供給オペレーションのフローチャートである。図
13AのステップS1301から開始するプロセス・ス
テップは、記録中の第1シートの紙送り時に開始するこ
と、または複数ページの記録ジョブの記録をしている際
に、任意の連続シート間での紙送り時に開始することが
できることに留意されたい。
【0051】ステップS1302において、給紙モード
がFlying給紙であるか、または前のシートの排出が完了
していないかについて判定する。Flying給紙は、排紙中
の先行紙のページ端検出を伴った次ページのレジ無し給
紙を意味し、本発明の給紙方法を指す。これは、先行用
紙のページ端検出を伴わないレジ無し給紙を意味する、
通常のレジ無し給紙とは対照的である。
【0052】レジ無し給紙とは、後述のように、給紙ロ
ーラとLFローラを同時に回転させて給紙する方法で、用
紙先端がLFローラーに到達したときすでにLFローラが回
転しているから、給紙時の頭だし位置精度は落ちる反
面、給紙に要する時間を短縮することができる。
【0053】給紙方法がFlying給紙である場合、また
は、以前のシートの排出を完了することが必要である場
合、ステップS1303において、パラメータNeed
ToEjectに対するフラグは、TRUEに設定され
る。給紙方法がFlying給紙でなく、以前のシートの排出
が完了している場合、フラグNeedToEject
は、ステップS1304において、FALSEに設定さ
れる。このフラグは、以下で説明するように、後の手順
で使用される。
【0054】ステップS1305において、LFモータの
ステップ数(モータ・パルス)を計算して、記録マージ
ンのトップを獲得する。このステップは、位置決めせず
に記録することに対応する。位置決めは、いくらかシー
トにしわを付け、係合しているLFモータにシートをピッ
クアップさせて、プリンタを通してそれを供給するため
に、LFローラに対してシートを位置決めする従来技術の
プロセスを意味する。この従来技術のプロセスでは、用
紙の先端は、LFモータを係合する前に、LFローラに対し
て「位置決め」される。(この給紙方法を、レジあり給
紙とする)しかし、本発明では、Flying給紙に対して位
置決めすることはない。すなわち、LFローラがすでに動
作している間に、用紙はLFローラに供給される。したが
って、ステップS1305では、シートに対するLFモー
タのステップ数を計算して、記録マージンのトップを獲
得する。
【0055】ステップS1306では、給紙方法がFlyi
ng給紙であるか、および同時排出が必要であるかについ
て判定する。そうでない場合、ステップS1307にお
いて、ローディング・プリファイアをイネーブルにし
て、キャリッジをプリファイア位置に移動させる。ロー
ディング・プリファイアは、記録ヘッド・コンディショ
ニング・オペレーションである。給紙方法がFlying給紙
である場合、および同時排出が必要である場合、フロー
はステップS1308に進む。プロセス・ステップが、
プリンタに供給されている第1シートに適用されている
場合、排出する以前の用紙がないために、以前の用紙を
同時に排出することがないことがあり得るので、ステッ
プS1306は、意味をなさないことに留意されたい。
したがって、フローは、第1シートに対し、自動的にス
テップS1307に進む。
【0056】ステップS1308において、ASFユニ
ットが初期化されているかについて判定する。初期化
は、ホーム位置にあることを意味する。上述したよう
に、給紙ローラフラグ37aがホーム位置にあることを
給紙センサ37bが検出するとき(すなわち、センサ間
の光線を遮断する)、ASFユニットはホーム位置にあ
る。ASFユニットが初期化されていない場合、これは
名目的な場合ではないが、フローはステップS1309
に進む。ステップS1309において、以前のシート
(存在する場合)が排出され、ステップS1310にお
いて、学習したFlying給紙パラメータをリセットする。
Flying給紙パラメータは、プロセス・ステップを通じて
計算および決定されたパラメータを指す。例えば、プロ
セスは、実際に、現シートのページ端を検出し、次のシ
ートのために、予想したページ端を計算するオペレーシ
ョンを実施する。いくつかの学習したパラメータだけが
存在し、ステップS1310において、処理ステップを
経た以前のパスによって学習されたこれらのパラメータ
と他のパラメータはリセットされる。
【0057】学習したパラメータをリセットした後、A
SFユニットを初期化する。すなわち、ステップS13
11において、ホーム位置に移動させ、ステップS13
12において、ASFユニットが初期化されているかに
ついて判定する。ASFユニットがまだ初期化されてい
ない場合、ステップS1313において、給紙ステータ
ス・フラグはFAILEDに設定される。ASFユニッ
トが初期化されている場合、フローはステップS131
4に進み、そこで、PEセンサによってシートが検出さ
れたかについて判定する。PEセンサによってシートを
検出することにより、ステップS1311の再初期化プ
ロセス中に、給紙ローラによってシートが一部供給され
たかについて表示が提供される。シートが検出された場
合、ステップS1315において回復シーケンスに入
り、ステップS1316において、給紙ステータス・フ
ラグはSUCCEEDEDに設定される。ステップS1
314において、PEセンサがシートを検出しなかった
場合、または、ステップS1308において、ASFユ
ニットが初期化された場合、フローはステップS131
7に進む。名目的な場合は、ステップS1308におい
てASFユニットが初期化され、フローが直接ステップ
S1317に進むことであることに留意されたい。
【0058】ステップS1317において、給紙方法が
レジ無しモードかについて判定する。レジ無し給紙方法
は、Flying給紙、または通常のレジ無し給紙の2方式の
一方で生じる可能性がある。上述したように、Flying給
紙は、排紙中の先行のシート端検出を伴った次シートの
レジ無し給紙であるのに対し、通常のレジ無し給紙は、
先行のシート端検出を伴わない給紙である。給紙方法
が、2つのレジ無し給紙方法のどちらでもない場合、す
なわち、レジあり給紙である場合、フローはステップS
1318に進む。ステップS1318において、プロセ
スは、以前のシートが排出されるのを待って(存在する
場合)、紙詰まりが生じたかについて判定する(ステッ
プS1319)。紙詰まりが生じなかった場合、フロー
は図13BのステップS1328に進む。しかし、紙詰
まりが生じた場合、フローはステップS1320とS1
313に進み、そこで、学習したFlying給紙ロードのパ
ラメータをリセットして、給紙ステータスをFAILE
Dに設定する。名目的には、Flying給紙の場合に対し
て、ステップS1317において給紙方法はレジ無し
(Flying給紙)であり、フローはステップS1321に
進む。
【0059】ステップS1321において、LFモータが
動いているか、すなわち、LFローラの速度が最高速度で
あるかについて判定する。LFモータが動いていない場
合、ステップS1322において開始する。LFモータが
動いているかを判定することにより、LFローラが動いて
いないとき、ASFモータが、LFローラにシートを供給
することが防止される。シートを供給すると、Flying給
紙の場合、紙詰まりを引き起こすことになる。名目的に
は、LFモータは動いており、フローはステップS132
3に進み、そこで、排出されたシートの端部が検出され
たかについて判定する。ステップS1323での判定
は、給紙方法がFlying給紙である場合、論理的な判定で
あり、給紙方法がFlying給紙でなく、レジ無し給紙であ
る場合、物理的な判定である。シートの端部を論理的に
検出するプロセスについては、図15に関連して、より
詳細に議論する。排出されたシートの端部が検出されな
かった場合(論理的または物理的に)、プロセスはルー
プに留まり、排出されたシートの端部が検出されるのを
待ち、端部が検出された後は、フローはステップS13
24に進む。
【0060】ステップS1324において、LFモータが
ランプアップしているかについて判定を行い、そうであ
る場合、LFモータの速度が最高速度にランプアップされ
るまで、プロセスはループに留まる。ステップS132
4での判定により、紙詰まりを生じずに、シートを供給
することができるように、LFローラが、給紙ローラと同
じ速度で動いているかについて判定する。LFモータが最
高速度までランプアップした後は、ステップS1325
において、LFモータが一定速度に達したかについて判定
する。そうでない場合、フローはステップS1326に
進み、そこで、プロセスは、LFモータが停止するのを待
ち(プロセスは、LFモータがランプダウンしていると仮
定)、次いで、紙詰まりが生じたかについて判定する
(ステップS1319)。紙詰まりが生じなかった場
合、フローは、図13BのステップS1328に進む。
紙詰まりが生じた場合、フローはステップS1320と
ステップS1313に進み、そこで、学習したFlying給
紙・パラメータをリセットし、給紙ステータス・フラグ
をFAILEDに設定する。しかし、名目的には、LFモ
ータは、ステップS1325では一定速度にあり、フロ
ーはステップS1327に進む。
【0061】ステップS1327において、シートを供
給するのに十分な送り量がLFモータに残っているかにつ
いて判定する。すなわち、シートをトップ・マージンに
供給するのに、十分なモータ・ステップがLFモータに残
っているかについて判定する。そうでない場合、フロー
はステップS1326に進み、そこで、プロセスは、LF
モータが停止するのを待つ。シートを供給するのに十分
な送り量が残っている場合、フローは、図13Bのステ
ップS1328に進む。
【0062】ステップS1328において、Retri
edLoadフラグは、FALSEに設定される。この
フラグは、後に、シートのローディングを再試行する2
回目の試みを実施するプロセスで使用する。次に、ステ
ップS1329において、PEセンサがシートを検出し
たかについて判定する。これは物理的な検出であり、論
理的な検出ではない。シートが検出されなかった場合、
ステップS1330において、SheetDetect
edフラグはFALSEに設定され、ステップS132
9においてシートが検出された場合、ステップS133
1において、SheetDetectedフラグはTR
UEに設定される。
【0063】ステップS1332において、Sheet
DetectedフラグがTRUEに設定され、および
給紙方法が位置決めされているかについて判定する。両
方とも真である場合(すなわち、給紙方法が位置決めさ
れ、SheetDetectedフラグがTRUEであ
る場合)、フローはステップS1333に進む。ステッ
プS1333において、LFモータが動いているかについ
て判定し、そうである場合、ステップS1334におい
て停止される。ステップS1333において、LFモータ
が動いていないと判定される場合、または、ステップS
1334において停止された後、フローはステップS1
335とS1336に進み、回復プロセスを実施して、
給紙ステータス・フラグをSUCCEEDEDに設定す
る。
【0064】Flying給紙について、ステップS1332
での判定は、給紙方法はレジ無し(すなわち、Flying給
紙)というものであり、したがって、フローは、ステッ
プS1337に進む。ステップS1337からS134
1において、ロード速度が低速または中速であるかにつ
いて判定し、どちらかである場合、決定した速度(すな
わち、低速または中速)でASFを始動し、ロード速度
が低速または中速のいずれでもない場合、高速でASF
を始動する。ステップS1337からS1341におい
て、ASFの運動を開始して、次のシートの供給を開始
する。
【0065】次に、ステップS1342において、Sh
eetDetectedフラグがTRUEであるかにつ
いて判定する。このステップは、ASFの運動を開始す
る前に、PEセンサの状態を探索する。SheetDe
tectedフラグがTRUEでない場合、フローは、
図13CのステップS1354に進む。SheetDe
tectedフラグがTRUEである場合、フローはス
テップS1343に進み、LFモータが依然として動いて
いるかについて判定する。この判定により、LFモータが
依然として動いているか、または次のシートを供給する
ための有限数のステップを使い切ったかについて判定す
る。名目的には、Flying給紙ロードに対して、LFモータ
は依然として動いており、フローはステップS1344
に進む。ステップS1343において、LFモータが動い
ていない場合、フローはS1345に進む。ステップS
1345において、現ページの端部が検出されたか、ま
たは予測ウィンドウの端部(シートの端部の検出が予想
された時間に多少の許容差を足したもの)を超えたかに
ついて判定する。この両方が生じなかった場合、フロー
はステップS1351とS1352に進み、そこで、Fl
ying給紙の学習したパラメータをリセットし、給紙ステ
ータスをFAILEDに設定する。シートの端部が検出
されたか、または予測ウィンドウの端部を超えた場合、
フローはステップS1346に進む。
【0066】ステップS1343に戻ると、LFモータが
依然として動いていたと判定された場合、フローはステ
ップS1344に進み、そこで、ステップS1345の
ように、現シートの端部が検出されたか、または予測ウ
ィンドウの端部を超えたかについて判定する。どちらも
生じなかった場合、フローはステップS1343に戻
り、LFモータが依然として動いているかについて判定す
る。どちらかが生じた場合、ステップS1345のよう
に、フローはステップS1346に進む。
【0067】ステップS1346において、シートの端
部の検出が、予想したよりも後で行われたかについて判
定する。名目的には、Flying給紙に対して、判定は否で
あり、フローはステップS1347に進み、ASFモー
タがカットオフされたかについて判定する。ASFモー
タがカットオフされなかった場合、これはFlying給紙に
対して名目的な場合であり、フローは、図13Cのステ
ップS1354に進む。ステップS1346において、
シートの端部の検出が予想したよりも後で行われた場
合、またはASFモータが、ステップS1347におい
てカットオフされた場合、フローはステップS1348
に進み、そこで、現シートの排出を完了する。
【0068】ステップS1348に続いて、ステップS
1349においてASFユニットを初期化(ホーム位置
に移動)し、ステップS1350において、現シートを
排出する際に、紙詰まりが生じたかについて判定する。
紙詰まりが生じた場合、Flying給紙の学習したパラメー
タをリセットし、ステップS1351とS1352にお
いて、給紙ステータスをFAILEDに設定する。排出
の際に紙詰まりが生じなかった場合、ステップS135
3において、ASFユニットが初期化されたか(すなわ
ち、ASFユニットがホーム位置にあるか)について判
定する。ASFが初期化されていない場合、フローはス
テップS1351とS1352に進み、学習したFlying
給紙のパラメータをリセットし、給紙ステータスをFA
ILEDに設定する。ASFユニットが初期化された場
合、フローはステップS1335とS1336に進み、
回復シーケンスを実施して、給紙ステータスをSUCC
EEDEDに設定する。
【0069】図13Cを参照すると、ステップS135
4において、ASFユニットがホーム位置を過ぎて回転
しているか、すなわち、ASFユニットが、次のシート
の供給を開始するように回転しているかについて判定す
る。そうでない場合、ASFユニットがホーム位置を過
ぎて回転するまで、照会を続行するためにループに入
る。ASFユニットがホーム位置を過ぎて回転した後
は、ステップS1355において、ASFユニットが動
作しているかについて判定する。ASFユニットが動作
していない場合、フローはステップS1364に進む。
これについては、以下で説明する。名目的には、ASF
は動作しており、フローはステップS1356に進み、
そこで、PEセンサがシートを検出したかについて判定
する。名目的には、Flying給紙に対して、PEセンサに
よってシートは検出されており、フローはステップS1
359に進む。しかし、ステップS1356において、
PEセンサがシートを検出しなかった場合、シートが、
給紙ローラの上で、過度にスリップしたかについて判定
する(ステップS1357)。この判定は、PEセンサ
がシートを検出するために、所定数のASFモータ・ス
テップを超えたかについて検出することによって行われ
る。そうでない場合、フローはステップS1355に戻
る。シートが過度にスリップした場合、フローはステッ
プS1358に進み、そこで、LFモータを停止し、次い
でステップS1364に進む。
【0070】上述したように、名目的には、ステップS
1356において、シートはPEセンサによって検出さ
れ、フローはステップS1356に進み、そこで、シー
トが給紙ローラにより過度にスリップしたかについて判
定する。再び、シートをPEセンサに供給するために、
所定数のASFモータ・ステップを超えたかについて、
この判定を行う。シートが過度にスリップした場合、フ
ローはステップS1364に進む。名目的には、シート
は過度にスリップしておらず、フローはステップS13
60に進み、そこで、給紙方法がレジ無しかについて判
定する。給紙方法がレジ無しの場合(これはFlying給紙
に対して名目的な場合である)、フローはステップS1
363に進み、そこでEarlyLoadSucces
sフラグはTRUEに設定され、ローディング・タスク
は、10msec中断される。ステップS1360にお
いて、給紙方法がレジありの場合、プロセスは、シート
の先端が、LFローラの後ろで丸まるのを待ち(ステップ
S1361)、次いで、LFモータを始動させ(ステップ
S1362)、シートをトップ・マージンに供給する。
ステップS1362の後、ステップS1363におい
て、EarlyLoadSuccessフラグはTRU
Eに設定され、ローディング・タスクは、10msec
中断される。
【0071】ステップS1355においてASFユニッ
トが動作していない場合、ステップS1358において
LFモータが停止された場合、ステップS1359におい
てシートが過度にスリップした場合、または、ステップ
S1363においてEarlyLoadSuccess
フラグが設定された後、フローはステップS1364に
進む。ステップS1364において、記録ヘッドに対す
るローディング・プリファイア条件が、以前にイネーブ
ルになっているかについて判定する。ローディング・プ
リファイアが、ステップS1307において、イネーブ
ルになっていた可能性があることを思い出されたい。ス
テップS1307においてローディング・プリファイア
が以前にイネーブルになっていた場合、プロセスは、キ
ャリッジがプリファイア位置に達するのを待って(ステ
ップS1365)、ローディング・プリファイア・オペ
レーションを実施し(ステップS1366)、ステップ
S1367に進む。ローディング・プリファイアが以前
にイネーブルになっていない場合、フローは、直接ステ
ップS1367に進む。
【0072】ステップS1367において、ASFユニ
ットが動作しているかについて判定する。ASFユニッ
トが動作している場合、ASFユニットがもはや動作し
なくなるまでループに入っており、それにより、フロー
はステップS1368に進んで、ASFユニットが(ホ
ーム位置で)初期化されたかについて判定する。ASF
ユニットが初期化されていない場合、ステップS136
9およびS1370において学習したFlying給紙・パラ
メータはリセットされ、給紙ステータスは、FAILE
Dに設定される。ASFユニットが初期化されている場
合、これは名目的な場合であり、PEセンサによってシ
ートが検出されたかについて判定する(ステップS13
71)。名目的には、シートは検出され、フローはステ
ップS1372に進み、そこで、シートが給紙ローラ上
で過度にスリップしたかについて判定する。名目的に
は、シートは過度にスリップしておらず、ステップS1
373において、給紙ステータスは、SUCCEEDE
Dに設定される。しかし、シートが過度にスリップした
場合、ステップS1374において、媒体タイプが封筒
またははがきであるかについて判定する。媒体タイプが
これらのどちらかである場合、給紙ステータスはFAI
LEDに設定される(ステップS1376)。媒体タイ
プがこれらのどちらでもない場合、回復シーケンスに入
り(ステップS1375)、給紙ステータスは、SUC
CEEDEDに設定される。(ステップS1373)。
【0073】ステップS1371に戻ると、シートがセ
ンサによって検出されなかったと判定される場合、ステ
ップS1377において、LFモータは停止される。次い
で、ステップS1378において、RetriedLo
adフラグがTRUEに設定されているかについて判定
する。すなわち、ロードが以前に失敗している場合、ス
テップS1328においてFALSEに設定されたRe
triedLoadフラグをTRUEに変更する、ロー
ドを再試行する第1の試みが行われる。ステップS13
78において、RetriedLoadフラグがTRU
Eであると判定される場合、シートをロードしようとす
る現在の試みは、第2再試行である。プロセスは、シー
トをロードすることを再試行する2つの試みに備えてい
る。RetriedLoadフラグがTRUEである場
合、フローはステップS1379に進み、そこで、Ne
edToEjectPreviousSheetフラグ
がTUREに設定されているかについて判定する。Re
triedLoadフラグがTRUEでない場合、フロ
ーはステップS1382に進み、そこで、媒体タイプが
封筒であるかについて判定する。媒体タイプが封筒でな
い場合、給紙方法は、位置決めしたモードをオーバーラ
イドするように、Low Speed、Registe
redに設定され(ステップS1383)、フローは図
13BのステップS1329に戻る。媒体タイプが封筒
である場合、ステップS1384において、給紙方法が
レジ無しであるかについて判定する。給紙方法がレジ無
しではない場合、フローは図13BのステップS132
9に進む。給紙方法がレジ無しの場合、ステップS13
85において、LFモータを始動させ、フローは、図13
BのステップS1329に進む。
【0074】ステップS1379に戻ると、NeedT
oEjectPreviousSheetフラグがTR
UEでない場合、ステップS1376において、給紙ス
テータスはFAILEDに設定される。しかし、Nee
dToEjectPreviousSheeがTRUE
である場合、ステップS1380において以前のシート
が排出され、ステップS1381において学習したFlyi
ng給紙・パラメータはリセットされ、ステップS137
6において給紙ステータスはFAILEDに設定され
る。
【0075】したがって、図13A、13B、および1
3Cは、本発明により、プリンタ10においてシートロ
ーディング・オペレーションを実施するファアグラウン
ド・プロセス・ステップを示す。図13Aから13Cに
示したフォアグラウンド・プロセス・ステップの一部
は、これらの図に示していないバックグラウンド・プロ
セスを含む。1つのバックグラウンド・プロセスは、図
14A、14B、および14Cに示したLFモータ割込み
プロセスである。このプロセスは、LFモータ・ステップ
をシートの長さに翻訳して、シート間におけるPEセン
サのオフ・タイムを計算する。本発明では、バックグラ
ウンド・プロセスは、LFモータの4パルスごとに実施さ
れる。
【0076】図14Aでは、LFモータ割込みプロセス
が、ステップS1401から始まる。ステップS140
2において、現シートがセンサによって検出されたかに
ついて判定する。現シートがセンサによって検出されな
い場合、シートが以前にセンサによって検出されている
かについて判定する(ステップS1403)。シートが
以前にセンサによって検出されていない場合、割込みプ
ロセスから戻る(ステップS1404)。シートが以前
にセンサによって検出されている場合、フローは、図1
4CのステップS1445に進む。図14Cのフローチ
ャートは、シートを排出する場合、すなわち、現シート
が排出されているときに、割込みプロセスが実施されて
いる場合を示す。
【0077】ステップS1402に戻ると、現シートが
センサによって検出される場合、シートが以前にセンサ
によって検出されているかについて判定する(ステップ
S1405)。シートが以前にセンサによって検出され
ていた場合、これは、現シートの記録中に、割込みプロ
セスが実施されている場合を表し、フローは、図14B
のステップS1430に進む。シートがステップS14
02においてセンサによって検出されているが、ステッ
プS1405において以前にセンサによって検出されて
いない場合、これは、次のシートのローディング中に、
割込みプロセスが実施されている場合を表し、フローは
ステップS1406に進む。
【0078】ステップS1406では、FlyingL
oadフラグは、FALSEに設定され、ステップS1
407において、ASFユニットが動作しているかにつ
いて判定する。ASFユニットが動作している場合、ス
テップS1408においてPageBreakDete
ctedフラグはTRUEに設定され、フローはステッ
プS1409に進む。ASFユニットが動作していない
場合、フローは、直接ステップS1409に進む。
【0079】ステップS1409において、PEセンサ
がシート間でオフである時間(PE_OFF)を、排出
したシートの後端と新しくロードしたシートまでの距離
として計算する。次いで、ステップS1410におい
て、UPDATE_OFF_DISTANCEがイネー
ブルになっているかについて判定する。UPDATE_
OFF_DISTANCEは、PE_OFFタイムを更
新する能力を提供し、したがって、Flying給紙・プロセ
ス中に、シート間の供給距離を低減し、更新することが
できる。UPDATE_OFF_DISTANCEがイ
ネーブルとなっていなかった場合、ステップS1411
においてイネーブルにし、フローはステップS142
3、S1424、およびS1425に進み、そこで、目
標PEオフ・タイムの上限(MAX_PE_OFF)を
PE_OFFまたはMAX_PE_OFFの最大値に設
定し、目標PEオフ・タイムの下限(MIN_PE_O
FF)をPE_OFFまたはMIN_PE_OFFの最
小値に設定し、次いで、割込みプロセスから戻る(ステ
ップS1425)。割込みプロセスから戻った後は、LF
モータを4ステップ駆動した後、新しいプロセスが実施
される。
【0080】ステップS1410に戻ると、UPDAT
E_OFF_DISTANCEがイネーブルとなってい
た場合、FILTERED_PE_OFFがTARGE
T_PE_OFFより大きいかまたはそれに等しいかに
ついて判定する(ステップS1412)。このステップ
は、現行のフィルタリングしたPEオフ・タイムが、目
標PEオフ・タイムより上または下であるかについて判
定する。FILTERED_PE_OFFが目標より上
でない場合、これは、フィルタリングしたPEオフ・タ
イムが、目標より下であることを表し、フローはステッ
プS1426に進む。ステップS1426において、ス
イッチ・ポイント・モディファイア・アルゴリズムを使
用して、SWITCH_POINT_MODIFIER
(SPM)を計算する。次いで、ステップS1427に
おいて、LAST_SWITCH_POINT_MOD
IFIER(LSPM)を、ステップS1426におい
て計算したスイッチ・ポイント・モディファイアとして
保存する。次に、ラストSP(ステップS1428)か
ら、ステップS1426において計算したSPMを減算
することによって、スイッチ・ポイント(SP)を更新
し、ステップS1422において、ラグ・フィルタをF
ILTERED_PE_OFFタイムに適用する。次い
で、フローはステップS1423、S1424、および
S1425に進み、MAX_PE_OFF値とMIN_
PE_OFF値を設定し、割込みプロセスから戻る。
【0081】ステップS1412に戻ると、FILTE
RED_PE_OFFがTARGET_PE_OFFよ
り大きいかまたはそれに等しいと判定される場合、これ
は、目標値より上の場合を表し、フローはステップS1
413に進む。ステップS1413において、スイッチ
・ポイント・フィルタ・コンスタント・アルゴリズムを
使用して、SWITCH_POINT_FILTER_
CONSTANT(SPFC)を計算する。次いで、ス
テップS1426およびS1427と同様に、スイッチ
・ポイント・モディファイア(SPM)を計算して、ラ
スト・スイッチ・ポイント(LSP)をスイッチ・ポイ
ント(SP)に等しく設定する(ステップS1414お
よびS1415)。次いで、ステップS1416におい
て、ステップS1414において計算したスイッチ・ポ
イント・モディファイア(SPM)でラスト・スイッチ
・ポイント(SP)を追加することによって、スイッチ
・ポイント(SP)を更新する。
【0082】次いで、フローはステップS1417に進
み、そこで、スイッチ・ポイント(SP)が制限されて
いるかについて判定する。スイッチ・ポイント(SP)
が制限されていない場合、ステップS1429におい
て、スイッチ・ポイント(SP)は、現行スイッチ・ポ
イント(SP)またはMAX_PE_OFFタイムの最
小値に設定される。しかし、ステップS1417におい
て、スイッチ・ポイントが制限されている場合、ステッ
プS1418において、スイッチ・ポイント(SP)
は、現行スイッチ・ポイント(SP)またはLIMIT
_SPの最小値に設定される。
【0083】次いで、フローは、ステップS1418ま
たはS1429からステップS1419とS1420に
進み、そこで、ASFスイッチ・ポイント・モディファ
イア・アルゴリズムを使用して、ASF_SWITCH
_POINT_MODIFIER(ASPM)を計算し
(ステップS1419)、スイッチ・ポイント(SP)
が、ASFスイッチ・ポイント・モディファイア(AS
PM)より大きいかについて判定する(ステップS14
20)。SPがASFスイッチ・ポイント・モディファ
イア(ASPM)より大きい場合、スイッチ・ポイント
(SP)は、現行SPからASPM値を引いたものに設
定され(ステップS1421)、フローは、上記で議論
した、ステップS1422、S1423、S1424、
およびS1425に進む。SPがASPMより大きくな
い場合、フローは、直接、ステップS1422、S14
23、S1424、およびS1425に進む。
【0084】図14Bを参照すると、ここで、フローが
図14AのステップS1405から図14Bのステップ
S1430に進むページの場合の最中に、割込みプロセ
スが実施される場合について、議論が行われる。図14
Bでは、図14AのステップS1405において、シー
トが以前にセンサによって検出されたかについて判定し
た後、FlyingLoadがTRUEに設定されてい
るかについて判定する(ステップS1430)。そうで
ない場合、フローは、直接ステップS1439に進み、
そこで、値MEASURED_PAPER_LENGT
Hを更新し、次いで、ステップS1440において割込
みプロセスから戻る。FlyingLoadがTRUE
である場合、ステップS1431において、FILTE
RED_PAPER_LENGTHがゼロより大きいか
について判定する。FILTERED_PAPER_L
ENGTHがゼロより大きくない場合、WaitFor
EndOfPageがTRUEに設定され(ステップS
1441)、フローはステップS1439とS1440
に進み、MEASURED_PAPER_LENGTH
を更新して、割込みプロセスから戻る。FILTERE
D_PAPER_LENGTHがゼロより大きい場合、
フローはステップS1432に進む。
【0085】ステップS1432において、PAPER
_LENGTH_LIMITが、FILTERED_P
APER_LENGTHに一定値を足したものになるよ
うに計算する。次いで、ステップS1433において、
MEASURED_PAPER_LENGTHが、PA
PER_LENGTH_LIMITより小さいかについ
て判定する。そうでない場合、WaitForEndO
fPageをFALSEに設定し(ステップS144
2)、EndOfPageLaterThanExpe
ctedをTRUEに設定(ステップS1443)し
て、ASFモータを停止する(ステップS1444)。
次いで、フローはステップS1439とS1440に進
み、MEASURED_PAPER_LENGTHを更
新して、割込みプロセスから戻る。
【0086】ステップS1433において、MEASU
RED_PAPER_LENGTHが、PAPER_L
ENGTH_LIMITより小さい場合、ステップS1
434において、WaitForEndOfPageを
TRUEに設定する。次いで、ステップS1435にお
いて、ASFユニットが動作しているかについて判定
し、そうである場合、ASFの運動により、現シートが
PEセンサに供給されたかについて判定する(ステップ
S1436)。ステップS1435において、ASFユ
ニットが動作していない場合、または、ステップS14
36において、ASFユニットが現シートをPEセンサ
に供給しなかった場合、フローは、直接ステップS14
39とS1440に進み、MEASURED_PAPE
R_LENGTHを更新して、割込みプロセスから戻
る。しかし、ASFの運動により、現シートがPEセン
サに供給された場合、WaitForEndOfPag
eはFALSEに設定され(ステップS1437)、A
SFモータは停止され(ステップS1438)、フロー
はステップS1439とS1440に進む。
【0087】次に、フローが図14AのステップS14
03から図14CのステップS1445に進む排出の場
合について議論する。
【0088】ステップS1445において、ASFユニ
ットが動作しているかについて判定する。そうである場
合、ステップS1446において、PageBreak
DetectedはTRUEに設定され、そうでない場
合、フローはステップS1449に進む(以下で説明す
る)。ステップS1446において、PageBrea
kDetectedがTRUEに設定された後、Fly
ingLoadがTRUEであるかについて判定する
(ステップS1447)。FlyingLoadがTR
UEである場合、フローは、ステップS1448、S1
449、S1450、およびS1451に進み、そこ
で、必要としたASFの運動のステップ数をASPMに
対して保存し(図14A参照)、WaitForEnd
OfPageをFALSEに設定し、EndOfPag
eLaterThanExpectedをFALSEに
設定し、シートの長さを記憶する。次いで、フローはス
テップS1452に進む。ステップS1447におい
て、FlyingLoadがTRUEでない場合、フロ
ーはステップS1448をバイパスして、直接ステップ
S1449に進む。
【0089】ステップS1452において、PAPER
_LENGTHが、FILTERED_PAPER_L
ENGTHより大きいまたはそれに等しいかについて判
定する。そうである場合、ステップS1453におい
て、PAPER_LENGTHが、FILTERED_
PAPER_LENGTHよりはるかに大きいかについ
て、別の判定が行われる。PAPER_LENGTH
が、FILTERED_PAPER_LENGTHより
はるかに大きい場合、ステップS1454において、F
ILTERED_PAPER_LENGTHがゼロより
大きいかについて判定する。PAPER_LENGTH
が、ステップS1453において、FILTERED_
PAPER_LENGTHよりはるかに大きくない場
合、フローはステップS1456に進む。これについて
は、以下で議論する。ステップS1454に戻ると、F
ILTERED_PAPER_LENGTHがゼロより
大きくない場合、フローはステップS1456に進む。
しかし、FILTERED_PAPER_LENGTH
がゼロより大きい場合、ステップS1455において、
UPDATE_OFF_DISTANCEはディスエー
ブルになり、フローはステップS1456に進む。
【0090】ステップS1453の結果が否である場
合、ステップS1454の結果は否であり、または、ス
テップS1454の結果が是であり、UPDATE_O
FF_DISTANCEがステップS1455において
ディスエーブルになっている場合、ステップS1456
において、FILTERED_PAPER_LENGT
Hを計算する。ステップS1456の後、MAX_PA
PER_LENGTHは、PAPER_LENGTHま
たはMAX_PAPER_LENGTHの最大値に設定
され(ステップS1457)、MIN_PAPER_L
ENGTHは、PAPER_LENGTHまたはMIN
_PAPER_LENGTHの最小値に設定され(ステ
ップS1458)、割込みプロセスから戻る(ステップ
S1459)。
【0091】ステップS1452に戻ると、PAPER
_LENGTHが、FILTERED_PAPER_L
ENGTHより大きくないかまたはそれに等しくない場
合、フローはステップS1460に進み、そこで、PA
PER_LENGTHが、FILTERED_PAPE
R_LENGTHよりはるかに小さいかについて判定す
る。PAPER_LENGTHが、FILTERED_
PAPER_LENGTHよりはるかに小さくない場
合、ステップS1464において、FILTERED_
PAPER_LENGTHを計算し、フローは、ステッ
プS1457、S1458、およびS1459に進み、
MAX_PAPER_LENGTHとMIN_PAPE
R_LENGTHを設定し、次いで、割込みプロセスか
ら戻る。しかし、PAPER_LENGTHが、FIL
TERED_PAPER_LENGTHよりはるかに小
さい場合、ステップS1461において、UPDATE
_OFF_DISTANCEはディスエーブルになり、
フローはステップS1462に進む。
【0092】ステップS1462において、PAPER
_LENGTHがゼロより大きいかについて判定する。
そうでない場合、フローは、直接、ステップS145
7、S1458、およびS1459に進む。PAPER
_LENGTHがゼロより大きい場合、ステップS14
63において、FILTERED_PAPER_LEN
GTHは、PAPER_LENGTHに等しく設定さ
れ、フローは、ステップS1457、S1458、およ
びS1459に進む。
【0093】次に、図13AのステップS1323に関
して上記で簡単に議論したような、論理的なシートの端
部の検出を実施するための論理的なシートの端部の検出
ルーチンについて議論する。
【0094】図15において、論理的なシートの端部の
検出ルーチンは、ステップS1500において始まり、
ステップS1501において、FlyingLoadが
TRUEであるかについて判定する。FlyingLo
adがTRUEでない場合、フローは、以下で議論す
る、ステップS1509に進む。FlyingLoad
がTRUEである場合、フローはステップS1502に
進み、そこで、PageBreakDetectedが
TRUEであるかについて判定する。それがTRUEで
ある場合、フローはステップS1509に進む。それが
TRUEでない場合、フローはステップS1503に進
み、そこで、FILTERED_PE_OFFがゼロに
等しいかについて判定する。FILTERED_PE_
OFFがゼロである場合、フローはステップS1509
に進む。FILTERED_PE_OFFがゼロでない
場合、フローはステップS1504に進み、そこで、F
ILTERED_PAPER_LENGTHがゼロに等
しいかについて判定する。FILTERED_PAPE
R_LENGTHがゼロに等しい場合、フローはステッ
プS1509に進む。FILTERED_PATER_
LENGTHがゼロに等しくない場合、フローはステッ
プS1505に進む。
【0095】上述したように、各ステップS1501、
S1502、S1503、およびS1504において、
フローはステップS1509に進むことができる。ステ
ップS1509において、センサによってシートが検出
されたかについて判定する。そうである場合、EndO
fPageDetectedはFALSEに設定され
(ステップS1510)、検出されなかった場合、En
dOfPageDetectedはTRUEに設定され
る(ステップS1511)。次いで、論理的なシートの
端部の検出プロセスは、ステップS1510またはS1
511の後戻る。
【0096】ステップS1505に戻ると、センサによ
ってシートが検出されたかについて判定する。検出され
なかった場合、EndOfPageDetectedは
TRUEに設定され(ステップS1512)、プロセス
から戻る(ステップS1508)。シートがセンサによ
って検出された場合、MEASURED_PAPER_
LENGTHにSWITCH_POINTを足したもの
が、FILTERED_PAPER_LENGTHにT
ARGET_PE_OFFを足したものより大きいかに
ついて判定する(ステップS1506)。MEASUR
ED_PAPER_LENGTHにSWITCH_PO
INTを足したものが、FILTERED_PAPER
_LENGTHにTARGET_PE_OFFを足した
ものより大きい場合、EndOfPageDetect
edはTRUEに設定され(ステップS1507)、プ
ロセスから戻る(ステップS1508)。MEASUR
ED_PAPER_LENGTHにSWITCH_PO
INTを足したものが、FILTERED_PAPER
_LENGTHにTARGET_PE_OFFを足した
ものより大きくない場合、EndOfPageDete
ctedはFALSEに設定され(ステップS151
3)、プロセスから戻る(ステップS1508)。
【0097】前述のプロセス・ステップは、Flying給紙
を実施するシート供給オペレーションに備えている。Fl
ying給紙・オペレーションは、現シートの後端を検出す
る前に、次のシートの供給を開始し、それにより、プリ
ンタに供給されているシート間の距離を低減する。プロ
セスは、現シートの後端が検出される時間を計算し、変
数を更新して、目標供給時間内で、次のシートの供給を
開始する。すなわち、プロセスは、より適した供給オペ
レーションに備えるために、現シートの後端と次のシー
トの始まりの間の目標最小距離を含む。プロセス・ステ
ップは、供給オペレーション中に、シート間の距離を追
跡し、距離を目標範囲内に維持するように、次のシート
を供給するタイミングを調節する。次に、ASFモータ
・パルスと給紙ローラによるシート搬送量の関係、およ
びLFモータ・パルスとLFローラのシート搬送量の関係に
ついて議論する。
【0098】図16Aは、ASFモータ・パルスと、給
紙ローラ32aによる対応するシート供給量(ミリメー
トル単位)の関係を示す。図16Aでは、ASFモータ
41は、2−2相モータであると想定され、ASFの駆
動伝達ギア列は、1:13.4375のギアの割合を有
すると想定されており、給紙ローラ32aは、直径3
1.6mmを有する。したがって、給紙ローラ32aが
完全に1回転(360°)することは、ASFモータが
645のモータ・パルスを必要とし、1つのモータ・パ
ルスが、給紙ローラの0.1539mmの供給量に対応
することが想定される。
【0099】図16Aでは、給紙ローラ32aは、ホー
ム位置にあるように示されており(すなわち初期化位
置)、矢印Aで示すように、時計回りに回転する。参照
番号210は、給紙ローラ32aによってピックアップ
され、供給される、記録媒体の1枚のシートを表す。参
照番号200は、給紙ローラ32aと記録媒体210の
接触点を表す。
【0100】図16Aに示したように、給紙ローラ32
aは、フラット部分211を含む。給紙ローラ32aが
ホーム位置にあるとき、フラット部分211は、記録媒
体210から離間している。ASFモータが始動される
とき、給紙ローラ32aは、ホーム位置から時計回りに
回転する。給紙ローラ32aの周囲に沿う点201が、
点200まで回転するように、給紙ローラ32aが回転
したとき、給紙ローラ32aは、記録媒体210と当接
する。図16Aに示したように、給紙ローラが、点20
1から点200まで回転するのに、ASFモータの68
のパルスが必要である。給紙ローラが点201まで回転
したとき、プリンタ10への記録媒体210の供給を開
始する。
【0101】ASFモータが回転し続けるとき、給紙ロ
ーラ32aもまた、点202が点200まで回転するま
で、回転し続ける。給紙ローラ32aが点202から点
200まで回転したとき、記録媒体210はPEセンサ
と係合し、PEセンサはターンオンされる。図16Aに
示したように、給紙ローラ32aが、点201から点2
02まで回転するために、ASFモータの190のパル
スが必要である。したがって、ホーム位置から、記録媒
体がPEセンサと係合し、それをターンオンするまで、
給紙ローラ32aを回転させるのに、258のパルス
(68に190を足したもの)が必要である。
【0102】記録媒体210がLFローラ36に達するま
で、ASFモータは回転し続け、給紙ローラ32aは、
プリンタに記録媒体210を供給し続ける。記録媒体2
10がLFローラ36に達するとき、Flying給紙に対し
て、LFローラ36は回転しており、記録媒体210を
狭持して記録媒体210を搬送する。この時点では、Fl
ying給紙の場合では、給紙ローラ32aとLFローラ36
の両方とも記録媒体210と当接している。したがっ
て、給紙ローラ32aとLFローラ36の両方とも、同じ
周速で回転しているはずである。これについては、図1
3Aから13Cに関して、上記で議論した。図16Aに
示したように、PEセンサをターンオンするときから、
LFローラ36に達するまで、記録媒体210を供給する
ために、ASFモータを157パルス駆動する必要であ
る。したがって、給紙ローラ32aがホーム位置から回
転し、記録媒体210がLFローラ36に到達するまでに
ASFモータを415(68+190+157)パルス
駆動する必要がある。
【0103】給紙方法がFlying給紙ではないが、レジあ
り給紙である場合、LFローラ36は、記録媒体210が
それらに達しているとき、回転していない。すなわち、
LFモータは、記録媒体210が位置決めされた後まで、
LFローラ36を回転させるようには係合していない。図
16Aに示したように、ASFモータは、記録媒体21
0をLFローラ36に対して位置決めするように、回転し
続ける。図16Aに示したように、位置決めの量は3m
mであり、3mmの位置決め量は、ASFモータの19
パルスに相当する。したがって、記録媒体210がLFロ
ーラ36に達した後は、位置決めを達成するために、A
SFモータを19パルス駆動する。したがって、給紙ロ
ーラ32aが、記録媒体210を位置決めするために、
ASFモータはホーム位置から434(68+190+
1578+19)パルス駆動する必要がある。ASFモ
ータを434パルス駆動した後は、記録媒体210はL
Fローラ36により搬送される。この時点では、Flying
給紙の場合と同様に、給紙ローラ32aとLFローラ36
の両方とも、同時に記録媒体210と当接しており、し
たがって、同じ速度で動作しているはずである。
【0104】給紙方法がFlying給紙であるか位置決めさ
れているかにかかわらず、ASFモータを577パルス
駆動することにより、給紙ローラ32aで記録媒体21
0を搬送する。ASFモータを577パルス駆動する
と、給紙ローラ32aの周囲にある点205は、点20
0まで回転しており、給紙ローラ32aのフラット部分
211は、記録媒体210から外れている。この時点で
は、記録媒体210は、LFローラ36に狭持されて搬送
されている。しかし、ASFモータは645パルス駆動
されるまで回転し続ける。645パルスは、給紙ローラ
32aが完全に一回転するのに必要なパルス数である。
したがって、ASFモータを645パルス駆動すると、
給紙ローラ32aはホーム位置に戻り、次のシートの供
給が開始されるのを待つ。
【0105】図16Bは、ASFモータのパルス数と給
紙ローラによるシート搬送量の関係、ならびに、LFモー
タのパルス数とLFローラによるシート搬送量の関係を
示す。図16Bに示したように、PEセンサをターンオ
ンするために記録媒体を供給する、上記で議論したAS
Fモータの190パルスは、給紙ローラによる30.0
40mmの搬送量に対応する。
【0106】LFモータのパルス数とLFローラによるシ
ート搬送量の関係も、図16Bに示されている。LFモー
タは2−2相モータであり、減速比は、1:8.333
で、LFローラの直径は、16.17mmである。したが
って、LFローラが1回転するためには、LFモータを80
0パルス駆動する必要がある。LFモータの1パルス
は、1/400インチ(0.0635mm)の搬送量に
対応することが想定される。図16Bに示した残りのモ
ータのパルス数とシートの搬送量は、LFモータのパルス
数とシートの搬送量の関係を示し、シートの搬送量は、
プリンタ10の様々な構成要素間における、記録媒体を
供給するための距離に対応する。
【0107】本発明について、特定の例示的な実施形態
に関して説明してきた。本発明は、上記の実施形態に限
定されず、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、当
業者によって、様々な変更および修正を行うことが可能
であることを理解されたい。
【0108】本明細書において、「記録」(「(印刷)
プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パタ
ーン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表す
ものとする。
【0109】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0110】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を表すものとする。
【0111】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0112】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0113】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0114】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0115】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0116】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0117】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0118】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0119】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0120】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0121】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0122】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0123】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0124】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0125】
【他の実施形態】また、本発明の目的は、前述した実施
形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード
を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0126】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0127】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0128】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0129】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0130】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタに関連して使用する計算設備
の透視図である。
【図2】図1に示したプリンタの前面透視図である。
【図3】図1に示したプリンタの背面透視図である。
【図4】図1に示したプリンタの背面切断透視図であ
る。
【図5】図1に示したプリンタの前面切断透視図であ
る。
【図6A】図1に示したプリンタの自動シート供給機に
対するギアトレインの構成図である。
【図6B】図1に示したプリンタの自動シート供給機に
対するギアトレインの構成図である。
【図7】図1のプリンタのプリント・カートリッジとイ
ンクタンクを通る断面図である。
【図8】図7のプリント・カートリッジの記録ヘッドと
ノズルの構成に関する平面図である。
【図9】本発明のプリンタにインタフェースされている
ホスト・プロセッサのハードウェア構成を示すブロック
図である。
【図10】図8に示したホスト・プロセッサとプリンタ
の機能ブロック図である。
【図11】図9に示したゲート・アレイの内部構成を示
すブロック図である。
【図12】本発明のプリンタに関するメモリ・アーキテ
クチャの図である。
【図13A】本発明による自動シート供給オペレーショ
ンを実施するプロセス・ステップを示すフローチャート
である。
【図13B】本発明による自動シート供給オペレーショ
ンを実施するプロセス・ステップを示すフローチャート
である。
【図13C】本発明による自動シート供給オペレーショ
ンを実施するプロセス・ステップを示すフローチャート
である。
【図14A】本発明によるLFモータ割込みプロセスのプ
ロセス・ステップを示すフローチャートである。
【図14B】本発明によるLFモータ割込みプロセスのプ
ロセス・ステップを示すフローチャートである。
【図14C】本発明によるLFモータ割込みプロセスのプ
ロセス・ステップを示すフローチャートである。
【図15】本発明によるページの論理的な端検出プロセ
スを実施するプロセス・ステップを示すフローチャート
である。
【図16A】ASFモータ・パルスと給紙ローラ供給量
の関係を示す図である。
【図16B】ASFモータ・パルスと給紙ローラ供給量
の関係、ならびに、LFモータ・パルスとLF量の関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 計算設備 2 ホスト・プロセッサ 4 ディスプレイ 5 キーボード 6 指示装置 8 固定コンピュータ・ディスク 9 フロッピ・ディスク・インタフェース 10 プリンタ 11 ハウジング 12 アクセス・ドア 14 自動給送装置 16 サイドガイド 20 排出口 21 排出トレイ 23 LED 24 レジュームキー 25 ベルト 26 電源スイッチ 27 電源 28 カートリッジ 29 電源コード・コネクタ 30 パラレル・ポート・コネクタ 31 給紙トレイ 32a、32b、32c 給紙ローラ 33 ユニバーサル・シリアル・バス 34 LFモータ 34a LFモータ・ドライバ 35 回路基板 36 LFシャフト 36a LFピンチ・ローラ 37a 給紙ローラフラグ 37b 給紙センサ 38 給紙軸 39 キャリッジモータ 39a キャリッジモータ・ドライバ 40 LFギアトレイン 41 ASFモータ 41a ASFモータ・ドライバ 42 駆動ギア列 42a、42b、42c ギア 42d カム 42e ASFトレイ・デテント・アーム 43a、43b、43c、43d インクタンク 44a、44b、44c プリファイア・リセプタクル
領域 45 キャリッジ 46 ワイパーブレード 47a、47b キャップ 48 スプリング 50 圧板 51 ガイド軸 52 ロータリ・ポンプ 53a、53b、53c、53d 保有タブ 55 カートリッジ・ハウジング 56a、56b 記録ヘッド 58a ページ端検出器レバー 58b ページ端センサ 59 記録媒体しわ付けリブ 70 中央処理ユニット 71 コンピュータ・バス 72 ディスプレイ・インタフェース 74 プリンタ・インタフェース 76 双方向通信ライン 77 フロッピ・ディスク 79 キーボード・インタフェース 80 指示装置インタフェース 81 オペレーティング・システム 82 アプリケーション 82a アプリケーション・プログラム 84 プリンタ・ドライバ 86、99 ランダム・アクセス・メイン・メモリ 87、92 読出し専用メモリ 89 ドライバ・セクション 91 プリンタCPU 94 制御論理 96 I/Oポート・ユニット 97 バス 100 コントローラ 101 プリント・エンジン 102 EEPROM 103 センサ 103a 温度センサ 104 スイッチ 105 LED 106 ブザー 107 プリント・データ・ストア 109 プリント・バッファ 110 プリンタ制御 112 内部バス 113 ホスト・コンピュータ・インタフェース 115 DRAMバス・アービタ/コントローラ 116 データ圧縮解除器 117 LFモータ・コントローラ 118 画像バッファコントローラ 119 熱タイミング生成器 120 キャリッジモータ・コントローラ 121 一時的記憶装置 121a EEPROMコントローラ 121b 自動位置合せセンサ・コントローラ 121c ブザー・コントローラ 122 自動トリガ・コントローラ 123 不揮発性メモリ・セクション 124、126 メモリ・セクション 125 ASFモータ・コントローラ 200 接触点 201、202、203、204、205 点 210 記録媒体 211 フラット部分
フロントページの続き (72)発明者 山田 顕季 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 (72)発明者 ピーター エル.チャン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 (72)発明者 愛知 孝郎 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 (72)発明者 平林 弘光 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタ メサ, レッドヒル アベニュー 3191 キヤノン ビジネス マシーンズ, インコーポレイテッド 内 Fターム(参考) 2C058 AB08 AC07 AC11 AC15 AD01 AE02 AE09 AF04 AF10 AF17 AF63 GA14 GB05 GB14 GB32 GB53 2C061 AP01 AQ05 AR01 AS02 LL01 3F048 AA04 AA05 AB01 BA05 BB02 CA09 CA10 CC03 CC04 DA04 DA06 DC05 EB12 EB30 3F343 FA02 FB04 FC18 GA02 GB01 GC01 GD01 HA12 JA00 KB03 KB05

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の複数の連続シートをプリンタ
    に供給する方法であって、 現シートの後端の検出が予想される予想時間を計算する
    ステップと、 計算した時間に従って、ただし現シートの後端を検出す
    る前に、連続シートの次シートを供給するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 計算するステップが、 現シートの後端を検出するステップと、 次シートの後端を検出するために、予想時間の現在の推
    定で、現シートの後端の検出を数学的にフィルタリング
    し、連続シートの処理を通じて、推定を更新するステッ
    プと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 現シートの後端の検出から次シートの先
    端の検出までの時間に基づいて、現シートと次シートの
    間の時間を制御することによって、次シートを供給する
    供給ステップを制御するステップをさらに含むことを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 目標範囲内の時間を獲得し、それを維持
    するために、現シートと次シートの間の時間を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 現在の推定が、連続シートの第1シート
    の後、第1シートの後端の検出で初期化されることを特
    徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 現シートの後端の検出が、次のシートの
    供給が開始された後、閾値の時間量内で検出されるかど
    うかを判定するステップをさらに含むことを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 現シートの後端が閾値内で検出されない
    と判定される場合に、次シートの供給が中断され、回復
    プロセスが実施されることを特徴とする請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 回復プロセスが、現シートの後端が検出
    されることを待ち、次シートの供給を再初期化するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 記録媒体の複数の連続シートを供給する
    自動給送装置と、 現シートの後端を検出する検出部と、 前記自動給送装置の動作を制御するコントローラとを備
    え、 前記コントローラが、現シートの後端の検出が予想され
    る予想時間を計算し、計算した時間に従って、現シート
    の後端が検出される前に、連続シートの次シートを供給
    するように制御することを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 コントローラが予想時間を計算すると
    き、コントローラが、次シートの後端を検出するため
    に、予想時間の現在の推定で、現シートの後端の検出を
    数学的にフィルタリングし、連続シートの処理を通じ
    て、推定を更新することを特徴とする請求項9に記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】 コントローラが、現シートの後端の検
    出から次シートの先端の検出までの時間に基づいて、現
    シートと次シートの間の時間を制御することによって、
    次シートを供給するように制御することを特徴とする請
    求項9に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 コントローラが、目標範囲内の時間を
    獲得し、それを維持するために、現シートと次シートの
    間の時間を制御することを特徴とする請求項11に記載
    の記録装置。
  13. 【請求項13】 現在の推定が、連続シートの第1シー
    トの後、第1シートの後端の検出で初期化されることを
    特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 次シートの供給が開始された後、コン
    トローラが、現シートの後端の検出が閾値の時間量内で
    検出されるかどうかさらに判定することを特徴とする請
    求項9に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 コントローラが、現シートの後端が閾
    値内で検出されないと判定する場合に、コントローラ
    が、次シートの供給を中断して、回復プロセスを実施す
    ることを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 回復プロセスが、現シートの後端が検
    出されることを待ち、次シートの供給を再初期化するこ
    とを含むことを特徴とする請求項15に記載の記録装
    置。
  17. 【請求項17】 プリンタを通して記録媒体の複数の連
    続シートを供給するコンピュータが実行可能なプログラ
    ムであって、 現シートの後端の検出が予想される予想時間を計算する
    ステップと、 計算した時間に従って、ただし現シートの後端が検出さ
    れる前に、連続シートの次シートを供給するステップ
    と、 を含むことを特徴とするコンピュータが実行可能なプロ
    グラム。
  18. 【請求項18】 計算するステップが、 現シートの後端を検出するステップと、 次シートの後端を検出するために、予想時間の現在の推
    定で、現シートの後端の検出を数学的にフィルタリング
    し、連続シートの処理を通じて、推定を更新するステッ
    プと、を含むことを特徴とする請求項17に記載のコン
    ピュータが実行可能なプログラム。
  19. 【請求項19】 現シートの後端の検出から次シートの
    先端の検出までの間の時間に基づいて、現シートと次シ
    ートの間の時間を制御することによって、次シートを供
    給する供給ステップを制御するステップをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項17に記載のコンピュータが実行
    可能なプログラム。
  20. 【請求項20】 目標範囲内の時間を獲得し、それを維
    持するために、現シートと次シートの間の時間を制御す
    ることを特徴とする請求項19に記載のコンピュータが
    実行可能なプログラム。
  21. 【請求項21】 現在の推定が、連続シートの第1シー
    トの後、第1シートの後端の検出で初期化されることを
    特徴とする請求項18に記載のコンピュータが実行可能
    なプログラム。
  22. 【請求項22】 現シートの後端の検出が、次シートの
    供給が開始された後、閾値の時間量内で検出されるかど
    うかを判定することをさらに含む、請求項17に記載の
    コンピュータが実行可能なプログラム。
  23. 【請求項23】 現シートの後端が閾値内で検出されな
    いと判定される場合に、次シートの供給が中断され、回
    復プロセスが実施されることを特徴とする請求項22に
    記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  24. 【請求項24】 回復プロセスが、現シートの後端が検
    出されることを待ち、次シートの供給を再初期化するス
    テップを含むことを特徴とする請求項23に記載のコン
    ピュータが実行可能なプログラム。
  25. 【請求項25】 プリンタを通して記録媒体の複数の連
    続シートを供給する実行可能なプログラムを記憶するコ
    ンピュータ可読媒体であって、前記実行可能なプログラ
    ムが、 現シートの後端の検出が予想される予想時間を計算する
    ステップと、 計算した時間に従って、現シートの後端が検出される前
    に、連続シートの次シートを供給するステップと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  26. 【請求項26】 計算するステップが、 現シートの後端を検出するステップと、 次シートの後端を検出するために、予想時間の現在の推
    定で、現シートの後端の検出を数学的にフィルタリング
    し、連続シートの処理を通じて、推定を更新するステッ
    プと、を含むことを特徴とする請求項25に記載のコン
    ピュータ可読媒体。
  27. 【請求項27】 現シートの後端の検出から次シートの
    先端の検出までの間の時間に基づいて、現シートと次シ
    ートの間の時間を制御することによって、次シートを供
    給する供給ステップを制御するステップをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項25に記載のコンピュータ可読媒
    体。
  28. 【請求項28】 目標範囲内の時間を獲得し、それを維
    持するために、現シートと次シートの間の時間を制御す
    ることを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ可
    読媒体。
  29. 【請求項29】 現在の推定が、連続シートの第1シー
    トの後、第1シートの後端の検出で初期化されることを
    特徴とする請求項26に記載のコンピュータ可読媒体。
  30. 【請求項30】 現シートの後端の検出が、次シートの
    供給が開始された後、閾値の時間量内で検出されるかど
    うかを判定するステップをさらに含むことを特徴とする
    請求項25に記載のコンピュータ可読媒体。
  31. 【請求項31】 現シートの後端が閾値内で検出されな
    いと判定される場合に、次シートの供給が中断され、回
    復プロセスが実施されることを特徴とする請求項30に
    記載のコンピュータ可読媒体。
  32. 【請求項32】 回復プロセスが、現シートの後端が検
    出されることを待ち、次シートの供給を再初期化するス
    テップを含むことを特徴とする請求項31に記載のコン
    ピュータ可読媒体。
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