JPH07205416A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07205416A
JPH07205416A JP645294A JP645294A JPH07205416A JP H07205416 A JPH07205416 A JP H07205416A JP 645294 A JP645294 A JP 645294A JP 645294 A JP645294 A JP 645294A JP H07205416 A JPH07205416 A JP H07205416A
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尚次 大塚
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健太郎 矢野
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督 岩崎
Daigoro Kanematsu
大五郎 兼松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排紙スミアーを簡単な構成で防止することの
できるインクジェット記録装置を提供すること。 【構成】 記録媒体上に高印字比率で印字された部分の
記録媒体上の位置を記憶(STEP6、7)し、その部
分に印字比率や記録媒体種、環境条件等のパラメーター
により決定した定着完了秒数等を設定し(STEP
8)、その後次ページを印字したときに、前ページのス
ミアーを起こすとして設定された部分に記録媒体の先端
が達する前にその部分の定着が完了しているか否かを判
定し(STEP15)、定着が完了していない場合には
完了した時点でその場所を通過出来るように印字の遅延
を行う(STEP16)ことで、排紙スミアーの発生を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録液(インク)を用
いて記録するインクジェット記録装置に係り、特に排紙
時の擦れによるスミアーを印字のスループットの低下を
極力少なくして防止するインクジェット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記
録装置は、画像情報に基づいて、紙やプラスチック薄板
等の被記録材上にドットパタ−ンからなる画像を記録し
ていくように構成されている。
【0003】前記記録装置は、記録方式により、インク
ジェット式、ワイヤドット式、サ−マル式、レ−ザ−ビ
−ム式等に分けることができる。そのうちのインクジェ
ット式(インクジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐
出口からインク(記録液)滴を吐出飛翔させ、これを被
記録材に付着させて記録するように構成されている。
【0004】近年、数多くの記録装置が使用されるよう
になり、これらの記録装置に対して、高速記録、高解像
度、高画像品質、低騒音などが要求されている。このよ
うな要求に応える記録装置として、前記インクジェット
記録装置を挙げることができる。
【0005】しかし、インクジェット記録装置において
は、多くは水性の液体のインクを用いて記録を行うため
にインクの乾燥をさせるための定着時間というのが必要
である。
【0006】記録速度の遅い装置においては、次のペー
ジが印刷されるまでに時間があった為に、インクの定着
については余り問題視されなかった。しかし、最近のA
4サイズで1分間に4から5枚程度の出力をすることが
可能な記録装置では、排紙スミアーが生じてしまう問題
が顕著になってきた。即ち、少し高い印字比率の部分が
あると、インクが乾燥しきらないうちに次の印字物がき
て、その部分を擦ってしまうのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来排紙スミアーに関
する問題解決法は、熱ヒーターによる定着機構を設ける
ことか、排紙機構部に前の排紙した印字物と擦れるのを
防止する為のメカ的な構造物を配置し、印字が完了した
時点で排紙のメカ機構を駆動して排紙積載するようなも
のが主流であった。また、そのメカ機構では不足の場合
には、それに排紙後の積載をさせるメカ機構の動作の遅
延制御等を組み合わせるものがある。
【0008】しかし、どの方法に於いてもその具体的機
構は大がかりなものとなり、小型、携帯可能な小型プリ
ンターに用いるには、困難が伴う。例えば、熱ヒーター
による定着機構は、消費電力、断熱、安全性の点から小
型プリンターに用いるには不可能な技術であり、特にバ
ッテリーの使用を前提とした機種では考えられないもの
である。
【0009】印字中に擦れることが無いように排紙機構
をメカ的に工夫して、排紙積載時に前ページの上に落下
させる方式にあっても、実用化されてるものは機構的に
大がかりなものであり、小型携帯用プリンターで使用で
きるようなものは実用化されていない。
【0010】更に、小型携帯用プリンターでなくても、
定着ヒーターや排紙機構のメカ的工夫のみでは制御しき
れない場合もインク種や環境条件等によって存在してい
た。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、排紙スミアーを簡単な構成で防止することの
できるインクジェット記録装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では、例
えば高速で高印字比率の印字を行った場合に発生する排
紙スミアーを防止するために、記録媒体上に高印字比率
で印字された部分の記録媒体上の位置を記憶し、その部
分に印字比率や記録媒体種、環境条件等のパラメーター
により決定した定着完了時間等を設定し、排紙し、次ペ
ージを印字したときに、前ページのスミアーを起こすと
して設定された部分に記録媒体の先端が達する前にその
部分の定着が完了しているか否かを判定し、定着が完了
していない場合には完了した時点でその場所を通過出来
るように印字の遅延等の制御手段を行い、排紙スミアー
が発生しないよう制御しようとするものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明のインクジェッ
トプリンターに於ける排紙スミアー抑制制御のフローチ
ャートである。
【0015】本実施例では、まず、50%以上の印字比
率と判定した部分に対して排紙スミアーを起こさない時
間として30秒を初期値としてメモリー上にセットす
る。それと同時に減算タイマーカウンターをスタートさ
せて、1秒毎に引き算させるようにする。また、判定さ
れた部分の位置(エリア)を示すデータ(ここでは、1
〜6)と、現在印字中の記録媒体であることを意味する
1というデーターがセットされる。
【0016】次に、記録媒体がペーパーエンドセンサー
に検知されると排出するが、そのとき紙の長さが印字の
開始の時からの送り量で判定出来るので、記録媒体のサ
イズがこのとき判る。記録装置の方は、例えば18イン
チが最大だと設定しておくと、3インチ毎にエリアを分
割して管理してあれば、図2に示すように最大6エリア
で管理することになる。これより記録媒体が短い場合
は、この際に前述のデーターをメモリーの位置を後ろ詰
めにして再管理する。こうすることにより、紙の長さを
気にせずに排紙スミアーの判定を行うことができるので
好都合である。つまり、次の記録媒体が排出される際に
は、先に印字した記録媒体の後端基準で特定の位置から
擦れ出す状態を制御することができる。
【0017】次に、次ページ(2ページ目)の印字が開
始される訳だが、2ページ目に於いても1ページ目と同
様のマーキング処理を行って管理していくと同時に、ス
ミアーの判定をおこなうことになる。本実施例のプリン
ターのように排紙口と排紙トレイの位置が離れている場
合は、印字開始時の始めの方は記録媒体の先端が、排紙
された1ページ目の記録媒体に接しない為、スミアーの
判定無しに印字を開始する事が出来る。
【0018】各エリアのエンドに来たときに判定を開始
する。本実施例では、エリア2のところまで、即ち6イ
ンチまで記録されると記録媒体の先端が垂れ下がり、先
に排紙された記録媒体1に接触しスミアーが起こり始め
る構成として説明する。このとき、記録媒体の先端が接
触する1ページ目の方の記録媒体の位置は、メモリー上
のエリアでいうエリア5になる。なぜなら前述のように
排紙時にメモリーの内容を後ろ詰めにコピーし直してあ
るので、必ず後ろから2番目のエリア5に接触すること
になる。
【0019】各エリアのエンドで、これから擦れて排紙
スミアーが起こるかどうかを、そのエリアの定着時間カ
ウントの残数をみて判断し、定着が完了していたらその
まま印字し、完了していなければ、例えば各ラインの印
字の間にウエイトタイムを入れてディレイ印字モードを
セットし、実行することになる。ディレイ印字モード
は、そのエリア内では保持されており、次のエリアの判
定時に次のエリアが連続的に印字が可能で有れば、リセ
ットされる。
【0020】更に印字が進んでいき、2ページ目がペー
パーエンドセンサーを切った時点で、最終的に排紙して
良いかどうかを、1ページ目のエリア6の数値をみて判
定する。即ち、エリア6はもともと2ページ目が擦れ始
めるエリアよりも後端側に有るため、最終的に排紙して
積載された時にだけ2ページ目と接触するので、判定ル
ーチンがほかのエリアと異なることになる。
【0021】図2は、記録媒体種による長さの違いを検
出した状態と、副走査方向へ割当てられたエリアナンバ
ーの状態を示した図である。記録媒体を給紙してから紙
送り量をカウントし、本実施例では3インチ毎にエリア
を分割して認識していく。記録媒体の最大長を18イン
チ以内と、プリンターのスペックから想定している本実
施例では、メモリー上のエリアを6エリア確保してい
る。図2の記録媒体種Aは15インチの長さで、エリア
5までであることが、給紙時からペーパーエンドセンサ
ーを通過するまでの紙送り量の積算でわかる。記録媒体
種Bは、記録媒体長さが最大の18インチであることが
判定できる。
【0022】図3は、図2の記録媒体種Aの長さの記録
媒体に、ベタ黒の印字比率の高い印字パターンとテキス
ト程度の低い印字比率の混在した印字を2枚連続で印字
した状態を示す。
【0023】図4は、印字比率を検出するためのチェッ
クボックスを示す図である。本実施例では、128ノズ
ルのノズル幅を持った記録ヘッドにおいて、10mse
cの間(6.25kHzで63ドット幅に相当する)の
吐出ドット数をカウントする。つまり、チェックボック
ス内の総ドット数は128×63=8064ドットとな
り、このチェックボックスのエリアの範囲内に8064
ドット印字したものが100%印字比率として計算され
る。
【0024】図5は、印字比率が実際にどの様に検出さ
れるのかを示した図である。図5Aは、チェックボック
スに印字パターンがちょうど重なった状態を示す。図5
Bは印字パターンに対して64ノズル分紙送りの主走査
方向上下にずれ、更に読み込みタイミングが5msec
分キャリアの副走査方向にずれている場合を示す。これ
が実施例1に於ける読み込み最大誤差である。
【0025】チェックボックスより画像が大きければ読
み込み誤差は発生しないので、チェックボックスは小さ
い方が好ましい。このチェックボックスの大きさが小さ
ければ、読み込み誤差は、定着性の比較的良好な非常に
小さいベタ黒エリアに対して発声することになるので、
排紙スミアーに対して問題の発生は少ない。
【0026】ただし、あまりチェックボックスを小さく
設定すると、テキストに対しても検出がなされてしま
う。この場合は、検出結果を累積して、多く検出された
エリアのデューティを高いと判定するようにすればよ
い。
【0027】図6はプリンターの印字機構を正面から見
た図である。1はインクタンクとインクジェット記録ヘ
ッドが一体的に結合されたインクジェットカートリッジ
である。2はキャリッジガイド軸である。3は紙送り用
のPFローラーである。
【0028】図7はプリンターの印字機構を側面から見
た側面図である。21は1のインクジェットカートリッ
ジを取り付ける為のキャリッジである。4は記録紙を給
紙するためのオートシートフィーダーである。5は記録
媒体を排紙するための排紙ローラーである。6はやはり
記録紙を排紙するための排紙拍車である。9は記録紙の
有無を検出するためのペーパーエンドセンサーである。
【0029】図8はプリンターが記録紙を排紙している
状態を示す図である。図8Aは1ページ目を排紙して、
2ページ目を印字して記録媒体が3インチ程度排紙され
ている状態を示す。7は記録媒体で1ページ目として排
出された状態のものを示す。8は記録媒体の2ページ目
で印字している最中の状態の物を示す。図8Bは更に印
字が進んで、2ページ目の印字が6インチ程度進んで8
の2ページ目の記録媒体の先端が7の1枚目の記録媒体
に接している状態を示す。図8Cは更に印字が進んで、
図7の9のペーパーエンドセンサーが紙後端を検知した
頃の状態を示す。
【0030】図9はプリンターの制御構成を示したブロ
ック図である。10はインターフェイスであり、11は
ゲートアレイである。12はROM、13はDRAM、
14はMPUである。15はヘッドドライバー、16は
紙送り用のモータードライバー、19は紙送り用の搬送
モーターである。17はキャリッジモーター用のモータ
ードライバー、20はキャリッジモーターである。
【0031】ホストからの印字データーが10のインタ
ーフェイスを介して送られてくると、ゲートアレイ11
を通してDRAM13に印字データーが一時蓄えられ
る。その後、DRAM13のデーターをゲートアレー1
1によって、ラスターデーターから記録ヘッド18で印
字するためのプリントイメージに変換し、再度DRAM
13に記憶する。そのデーターを再度ゲートアレイ11
によって、ヘッドドライバー15を介して記録ヘッド1
8に送り、対応したノズル位置のインクを吐出させて印
字を行う。その際にゲートアレイ11上に印字させるド
ットのカウンターを構成しておいて、高速で印字したド
ット数をカウント出来る構成としておく。
【0032】17のキャリッジ用のモータードライバー
を介して20のキャリッジモーターを動作させ、記録ヘ
ッド18の記録スピードにあわせて記録ヘッド18を主
走査方向へ動かす。10msec毎にCPU14からゲ
ートアレイ13に対して割り込み制御を行い、印字ドッ
ト数のカウンター値の積算量を読みにいく。こうするこ
とにより、単位時間の間に印字したドット数から単位面
積当たりに印字した印字比率を検出することが可能とな
る。
【0033】詳しくは図4に示した様に、例えば128
ノズルの記録ヘッドを用いて、6.25kHzの記録周
波数で印字を行っていたとすると、解像度が縦横で同じ
であれば10msec63ドット分キャリッジが進む速
度の範囲で記録ドット数をカウントし、この部分の印字
比率をカウントすることが可能となる。この場合、図5
で示すような場合誤差が生ずるが、基本的にこのウイン
ドウの大きさを小さくすれば小さくするほど、誤差の生
じるエリアが小さくなり良好になる。
【0034】図5Aは、100%の印字比率で黒べた印
字をウィンドウボックスと同じサイズで全く重なった状
態を示し、この場合はカウント値は100%の印字比率
を示す。しかし、図5Bの場合は全く同じ印字比率であ
っても、25%の印字比率となる。相対的にこのウィン
ドウサイズより広ければ誤差が生じにくいので、ノズル
列方向に分割してカウントするとか、割り込み間隔を早
くすることは、本実施例の変形例としては非常に有効な
ことである。
【0035】ここで、図1のフローチャートを中心に本
実施例の制御の詳細を説明する。
【0036】まず、STEP1で記録装置の電源を入れ
る。STEP2で印字比率カウントルーチンがリセット
された後、スタートする。印字比率カウントルーチンは
図4及び、図5の様式にしたがってカウントされる。実
際には、ただ電源を投入した状態では印字データが無い
ので、図9で14のMPUが11のゲートアレイのドッ
トカウントのカウンターの積算値を10msecごとの
割り込みルーチンで見にいっても、印字比率0%と計算
される。
【0037】次に、STEP3でエリアマーキングルー
チンがスタートする。このルーチンでは、印字信号を受
けてから実際に図9の16のモータードライバーを介し
て19の記録媒体搬送モーターが回転して記録媒体を送
った量を管理し、本実施例では3インチごとにエリアナ
ンバーを付けていく動作を開始する。
【0038】次に、STEP18でディレイ印字モード
がセットされているかどうかを検出する。ディレイ印字
モードは詳細は後述するが、スミアーを起こすと想定さ
れる部分の前でディレイ印字を行うようにセットされて
いるかどうかをチェックする部分である。もしディレイ
印字モードがセットされていたら、後述するSTEP1
6でセットされた内容に従い、ディレイ印字をSTEP
19で行う。セットされていなければ、そのままSTE
P20に進み通常に印字を行う。
【0039】次に、STEP4では図7の9のペーパー
エンドセンサーが記録媒体のエンドを検出したかどうか
を判定する。エンドを検出した場合はSTEP10へ行
き、後端で必要な処理に移る。それ以外の場合はSTE
P5へ行き、先ほどのSTEP3の処理でマーキングし
た各エリアの後端部であるかどうかを判定する。後端部
であれば、定着性を判断してスミアー抑制制御が必要か
どうかを判断するため、STEP13へ行く。
【0040】それ以外の場合はSTEP6に進み、ST
EP2でスタートした印字比率カウントルーチンを用い
て印字比率を読み込み、高印字比率のスミアーを起こし
易い部分かどうかの判定を10msec毎に行う。も
し、印字比率が低ければSTEP18まで戻り、上記の
動作を繰り返す。逆に印字比率か高いと判定された場合
はSTEP7に進み、STEP3で開始したエリアマー
キングルーチンからその部分がどのエリアに有るのかを
判定しにいく。
【0041】STEP8に進み、マーキング処理として
3次元のディメンジョンに今印字中の記録媒体であるこ
とを示す2というマーキングを行う。更に、エリアナン
バーと、排紙スミアーを起こさない為に必要な定着時間
をマーキングする。この定着必要時間は、本実施例では
50%の印字比率を越えた場合に30秒を一律にセット
する。この状態を図1のSTEP8に示してあるが、印
字比率やその他、記録媒体種や環境温度、環境湿度等に
応じて、種々のパラメーターをセットすることも可能で
ある。
【0042】次にSTEP9に進み、設定した定着必要
時間を1秒毎に減算するタイマーをリセットアンドスタ
ートする。一例として、図3の記録媒体の1ページ目の
エリア1内に2つの高印字比率の部分が存在している場
合を考える。
【0043】まず、1つ目の高印字比率の部分が図4の
ウインドウによりSTEP6で検知されると、その部分
の印字比率が計算され、STEP8のマーキング処理に
より記憶される。次に、同じエリア内のもう一つの高印
字比率の部分が検出されると、同様にSTEP8におい
てマーキング処理が行われる。この時点で同一エリア内
に高印字比率の部分が存在していた場合には、本実施例
では時間的に後から印字された方が優先され、マーキン
グデーターがオーバーライトされる。他の例としては、
同一エリア内に複数存在し、印字比率により定着必要時
間の初期値を変化させている場合に於いては、その時点
で先にマーキングされている部分の定着完了までの時間
残数を確認し、同一エリア内の時間残数の大きい方を優
先して少ない方の上にオーバーライトしてもよい。
【0044】単純には、マーキングされた部分のすべて
の位置を記憶しても本実施例の思想上にあるが、基本的
にはタイマーがマーキングした数だけ必要になり、プリ
ンターで使用するようなMPUのタイマー機能では処理
が重くなるので、本実施例の様にエリアという考え方を
するのが有効である。エリアの究極的考えは、128ノ
ズルのインクジェット記録ヘッドで印字するのであれ
ば、128ノズル幅の長さとなる。言換えれば、1スキ
ャンで印字する印字幅ということになる。そのスキャン
内の印字は同一エリアとみなし、定着時間残数の多い方
を選択してマーキングする等の処理も可能である。
【0045】上述の状態を繰り返して、印字及び記録媒
体の送りが進んでいく。STEP4でペーパーエンドセ
ンサーがPEを検出した場合、STEP10に進む。こ
こでは、最後にほぼ印字が終了する印字中の記録媒体
を、排紙口から排紙して積載して良いかの判定を行う。
具体的には先に排紙されている記録媒体のエリア6の領
域の定着時間残数をチェックし、0になっていたらST
EP11に進み排紙を許可する。
【0046】0になっていなかったらSTEP10のル
ープを回し、定着時間残数のカウント値が0になるまで
排紙をウエイトする。STEP11で排紙が完了した
ら、STEP12で印字中の記録媒体であることを示す
マーキングデータ中の”2”を、排紙された記録媒体で
あることを示す”1”に書き換える。それと同時に、メ
モリー位置を後ろ詰めに書き直す。これは、2ページ目
の記録媒体が擦れ始める位置は後ろから2番目のエリア
に決まっていたとすると、記録媒体の長さが変わっても
後ろ基準に直しておけば、記録媒体長さが変わっても擦
れ始めるメモリ上の位置を一定にできるので、ソフト上
処理がしやすい為である。
【0047】複数枚続けて印字を行う場合は、次の記録
媒体が給紙されてくるわけであるが、同様に制御を続け
る。
【0048】STEP5で各エリアのエンドに達した場
合のみ、STEP13に進む。電源を入れた直後や、し
ばらく印字を行っていなっかた後の1枚目は、前に印字
が行われていないので定着時間残数は0である。このた
め、ディレイ印字が行われることはないが、ルーチン的
には1枚目も2枚目のそれ以降も同じである。
【0049】STEP13では、まずエリア1のエンド
であるかどうかの判定を行う。なぜならば、図8Aに示
す様に、8の記録媒体が印字されながら排出されてきた
状態に於いて排紙長さが短い場合においては、記録装置
の先端は排紙口の高さがある程度高い場合、すでに排紙
された記録媒体と擦れることがない。このため、エリア
1の領域ではディレイ印字をする必要がないので、元の
ルーチンにすぐ戻り印字を継続する。
【0050】エリア2であった場合は、STEP14で
(1、5、**)の部分の定着時間残数をチェックしに
行く。STEP15でエリア5の定着時間残数が残って
る場合は、印字を遅延させる為にSTEP16に進みデ
ィレイ印字モードをセットする。定着時間残数が無い場
合には、STEP17に進みディレイ印字モードをセッ
トせず、その前にディレイ印字モードがセットされてい
たのをリセットする。
【0051】STEP16のディレイ印字モードのセッ
トの方法は、いくつかの方法が考えられる。一番単純な
モードとしては、エリア1のエンドで排紙された記録媒
体上のエリア5の定着時間残数をみて、残数があればそ
の場でその時間残数だけ印字をストップするモードを設
定する。するとSTEP18でディレイ印字モードが設
定されているのをチェックして、STEP19で実際に
ウエイトが設定された時間だけかかり、エリア5で排紙
スミアーが起こるのを防止することができる。この場合
に於いてはエリア5に、印字中の記録媒体のエリア3の
中で記録媒体が垂れ下がりスミアーが発生するという想
定で設定されている。その他のエリアは同様に制御を繰
り返す。
【0052】上述の方法ではSTEP5で各エリアのエ
ンドを検知していたが、別の例としては、各エリアの頭
を検知するようにし、STEP14でエリア2の頭を検
知して、その時点でやはりエリア5の定着時間残数をチ
ェックし、STEP15で定着時間残数があった場合、
STEP16に進み、そこでディレイ印字モードをセッ
トする。この場合に於いてはSTEP14で読み込んだ
定着時間残数に対して、エリア2のエンドに到達する時
点で定着時間残数が0になるように各1ライン毎の印字
スキャンの間にウエイトタイムを入れる。このウエイト
の方法としては、印字の為の記録周波数そのものを落と
すか、1スキャンで印字するノズル数を減らして複数回
に分けて印字する等が考えられる。
【0053】以上のように、定着時間残数が多ければ多
いほど各印字スキャンの間のウエイトタイムが長くな
る。この様な動作を各エリアの頭で判定して繰り返し行
い、定着時間残数の有るところを擦らないようにして印
字を完成していく。あとは同様にSTEP4でペーパー
エンドを検出したら前述の動作をし、以降は同様であ
る。
【0054】以上説明した様に、排紙スミアーの抑制制
御を行うにあたり、先に印字された印字物の中に高印字
比率の部分が含まれているかどうか検出し、その部分の
位置とその部分が排紙スミアーを起こさなくなるまでの
定着必要時間を管理し、次のページの記録媒体がその部
分を通過する前に定着が完了しているかどうかをチェッ
クし、定着が完了している部分に関しては記録速度を落
とすこと無く印字を続行することで、記録装置の最大速
度で高速に印字が続行出来る。一方、定着が完了してい
なくて排紙スミアーを起こしそうな部分に限って、その
手前でディレイ印字モードをセットすることで、排紙ス
ミアーを防止しつつ、定着が完了した後の最短時間で通
過出来る。
【0055】これにより、排紙スミアーを本当に防止し
なくてはならないほんの一部の部分のみスピードを落と
し、その他の部分は記録装置の持つ最高速度で効率よく
印字出来るようにしたものである。又、記録媒体の先端
部分や後端部分には記録装置の持つ構造上からスミアー
の起こしにくい部分があり、これらをも有効に制御して
ユーザーに対して最大限のメリットを与えようとするも
のである。従来例に比較しては熱定着装置を用いたり、
メカ的な大がかりな排紙機構等を全く設けること無く排
紙スミアーを効率よく防止でき、小型の可搬型のインク
ジェット記録装置等には特に有効である。
【0056】(実施例2)実施例2は、実施例1に対し
て更に記録媒体種に応じて定着時間残数の初期値を変え
たものである。例えば、図1のSTEP8に於いて記録
媒体Aの時は最大15秒、記録媒体Bの場合は定着性が
悪ので最大45秒をセットする。更に、その定着時間残
数の初期値を環境温度や湿度により変更しても良い。例
えば高温高湿度の場合は記録媒体Aの場合は通常の環境
で有れば15秒とセットするところを、その温湿度によ
り30秒とか45秒にセットする事も有効である。逆に
乾燥している場合は10秒というように短くする事も可
能である。
【0057】記録ヘッドを交換する等により吐出量を変
更した場合や、インク種が異なり定着性が大きく異なる
場合に、それらの特性に合わせて自動的にIDを読みと
って制御パラメーターを変更したり、プリンタードライ
バーの設定により制御パラメーターを自動的に変更した
り、ユーザーがインプットする等の方法で変更しても有
効である。
【0058】(実施例3)上記実施例では、印字比率の
計算方法として単位時間当たりの印字ドット数のカウン
トにより行った。実施例3はその他の方法として、記録
する画像をオブジェクト単位に分割し、そのオブジェク
ト内の平均印字デュティーを多値の状態でプリンタード
ライバー内で判定し、その位置情報と印字比率情報また
は印字比率情報を必要定着時間の初期値に変換して、プ
リンタードライバーからインターフェイスを介して通信
するものである。
【0059】また、アスキーコード等の特定のコードか
らまたは、特定のコードの数から高印字比率の部分を判
定し、どの部分にその高印字比率の部分が印字されるか
を直接解読して印字比率と位置情報を得て、排紙スミア
ー制御を実施例1と同様に行ってもよい。
【0060】(その他)本発明は、特にインクジェット
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を
形成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを
用いた記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0061】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0062】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0063】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0064】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0065】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0066】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0067】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0068】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0069】なお、本発明において記録とは、文字や画
像等を表現するデータに基づいて紙等の媒体にインクを
付着させることのみならず、無意味なデータ、例えばラ
ンダムデータやベタデータを付着させることをも意味す
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、定
着が完了している部分に関しては記録速度を落とすこと
無く印字を続行することで記録装置の最大速度で高速に
印字を行い、定着が完了していなくて排紙スミアーを起
こしそうな部分に限ってその手前でディレイ印字モード
をセットしているので、排紙スミアーを防止しつつ印字
速度の低下を最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図2】本発明における記録媒体上のエリアのマーキン
グ状態を示す図である。
【図3】本発明における連続して印字される記録媒体上
のエリアのマーキング状態を示す図である。
【図4】本発明における印字比率を判定するためのウィ
ンドウボックスの大きさを示す図である。
【図5】本発明において印字比率検出用のウインドウボ
ックスと実際の印字画像の間で発生する誤差を説明する
ための図である。
【図6】本発明が適用できるインクジェット記録装置の
正面図である。
【図7】本発明が適用できるインクジェット記録装置の
側面図である。
【図8】本発明が適用できるインクジェット記録装置の
排紙状態と印字記録中の記録媒体と排紙された記録媒体
の位置関係を示す図である。
【図9】本発明が適用できるインクジェット記録装置の
制御回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インクジェットカートリッジ 4 オートシートフィーダー 7 1ページ目記録媒体 8 2ページ目記録媒体 9 ペーパーエンドセンサー 11 ゲートアレイ 12 ROM 13 DRAM 14 MPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 13/00 B41J 3/10 114 C (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを用いてプリント媒体上に記録を
    行うインクジェット記録装置において、 記録されたプリント媒体を排出する排出手段と、 先行プリント媒体上に付与される単位面積当たりのイン
    ク量に基づく判定基準によって、前記排出手段から排出
    される後続プリント媒体が、前記排出手段から排出され
    た前記先行プリント媒体に接触することを許容するまで
    の期間を決定する決定手段と、 決定された期間内に、前記後続プリント媒体が前記先行
    プリント媒体に接触しないよう前記後続プリント媒体へ
    の記録速度を制御する制御手段とを有することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを用いてプリント媒体上に記録を
    行うインクジェット記録装置において、 記録されたプリント媒体を排出する排出手段と、 先行プリント媒体上に所定量を超えて単位面積当たりの
    インク量が付与される領域を検出する検出手段と、 検出された領域に付与されるインク量に基づく判定基準
    によって、前記排出手段から排出される後続プリント媒
    体が、前記排出手段から排出された前記先行プリント媒
    体の前記検出された領域に接触することを許容するまで
    の期間を決定する決定手段と、 決定された期間内に、前記後続プリント媒体が前記先行
    プリント媒体の前記検出された領域に接触しないよう前
    記後続プリント媒体への記録速度を制御する制御手段と
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、キャリッジの走査速度
    の変更、ヘッドを走査させる間のディレイタイムの変
    更、プリント媒体の送り速度の変更、プリント媒体の送
    り間隔のディレイタイムの変更の少なくとも1の組み合
    わせにより記録速度を制御することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記単位面積当たりのインク量を、単位
    時間当たりに記録されるドット数によって検出すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記単位面積当たりのインク量を、オブ
    ジェクト単位又は特定のプリントコードに対して、ある
    いは特定のコードの数によって行うことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記判定基準が、記録媒体の種類に応じ
    て変更されることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記判定基準が、環境の温度、又は湿度
    の少なくとも一つに応じて変更されることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記判定基準が、インク吐出量の変更、
    インク種の変更の少なくとも1つの組み合わせに応じて
    変更されることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 熱エネルギーを用いてインクを吐出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のインク
    ジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段で決定された内容を記憶
    しておくメモリー手段をさらに有することを特徴とする
    請求項1記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記決定手段で決定された内容を、検
    出された領域のプリント媒体上の位置、先行して記録さ
    れたプリント媒体あるいは後続するプリント媒体かとと
    もに記憶しておくメモリー手段をさらに有することを特
    徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段により検出された領域の
    位置を、プリント媒体の搬送方向の位置として検出する
    ことを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段により検出された領域の
    位置を、プリント媒体の供給信号を受けてからの搬送方
    向のプリント媒体の送り量の制御値のカウント値、エン
    コーダー、またはキャリッジの主走査カウント値により
    検出することを特徴とする請求項12記載のインクジェ
    ット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は、プリント媒体を搬送
    方向に所定の長さでエリア分けしたエリア毎に領域を検
    出し、 前記決定手段は、前記同一エリア内で最後に検出された
    領域に対する期間を該エリアでの代表値とすることを特
    徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記検出手段は、プリント媒体を搬送
    方向に所定の長さでエリア分けしたエリア毎に領域を検
    出し、 前記決定手段は、前記同一エリア内で検出された領域に
    対する期間のうち最長の期間を該エリアでの代表値とす
    ることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録
    装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記検出された領域
    に対する記録が継続可能なように、それ以前の領域に対
    して記録速度を低下させて記録を行うよう制御すること
    を特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記プリント媒体の長さを検出し、後
    端から逆算して後続するプリント媒体の先端が先行する
    排出されたプリント媒体に始めに接触する領域を判定す
    る判定手段をさらに有することを特徴とする請求項2記
    載のインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】 プリント媒体の排紙時、またはペーパ
    ーセンサーがペーパーエンドを検知した時、前記判定手
    段によって判定された領域より後端にある領域に対する
    期間に基づいて後続するプリント媒体の排出を制御する
    排出制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    7記載のインクジェット記録装置。
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