JP2002186835A - 逆浸透膜装置の運転方法 - Google Patents

逆浸透膜装置の運転方法

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JP2002186835A
JP2002186835A JP2000386867A JP2000386867A JP2002186835A JP 2002186835 A JP2002186835 A JP 2002186835A JP 2000386867 A JP2000386867 A JP 2000386867A JP 2000386867 A JP2000386867 A JP 2000386867A JP 2002186835 A JP2002186835 A JP 2002186835A
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osmosis membrane
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Chikakazu Murata
周和 村田
Makio Tamura
真紀夫 田村
Osamu Kawaguchi
修 川口
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Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RO膜装置により脱塩処理をするにあたり、
スケール生成成分の種類や濃度、RO膜処理の濃縮過程
を考慮した、効率的な逆浸透膜装置の運転方法を提供す
る。 【解決手段】 金属イオンMm+と陰イオンAn-を含有す
る被処理水を、被処理水が(1)式を満たす場合(2)
式を満たすように被処理水に酸を添加する、あるいは、
被処理水にアルカリを添加する場合において、アルカリ
添加後の被処理水が(1)式を満たす場合スケール防止
剤を添加する逆浸透膜装置の運転方法。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕≦〔Mm+n ×〔An-m
×〔f(K)÷(〔H +n +f(K))〕m ×〔(1
00÷(100−R))〕(n+m) (1) 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕>〔Mm+n ×〔An-m
×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(1
00÷(100−R))〕(n+m) (2) ここで、
f(K)は電離定数、RはRO回収率(%)を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透(以下、R
Oと略称することもある。)膜装置の運転方法に関し、
特に、高回収率をもって優れた水質の処理水を得ること
が可能な逆浸透膜装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水、地下水などの脱塩装置や
産業排水の回収用装置として、RO膜装置を用いた処理
法が広く採用されている。このRO膜処理における水回
収率は、RO膜のスケールやスライム汚染を考慮して決
定されている。すなわち、RO膜装置は、原水中のスケ
ール生成成分やスライム生成成分が濃縮されることで膜
面にスケールやスライムが付着して性能低下することが
ないような範囲の水回収率で運転されている。
【0003】RO膜処理によって濃縮水中でスケール生
成が予想されるような場合には、被処理水中へスケール
防止剤を添加し、水回収率を維持する方法が採用されて
いる。例えば、特開2000−202445号公報に開
示の方法では、RO膜処理における被処理水中に存在す
るフッ化物イオンがRO膜処理による濃縮によってカル
シウムスケールを生成することを回避するために、スケ
ール防止剤を添加することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開200
0−202445号公報に示されたような方法を採用す
る場合、フッ化物イオンを含有する被処理水をRO膜処
理で脱塩処理することは可能となるが、この方法ではス
ケール成分の濃度、RO膜処理の濃縮過程、フッ化カル
シウム以外の塩、水素イオン濃度の考慮が成されておら
ず、必要がない場合でもスケール防止剤の添加を行う可
能性や、フッ化カルシウム以外のスケールの析出が起こ
る可能性があり、結果として、薬品コストや作業量の増
加、RO膜交換によるランニングコストの増大、水質低
下などの問題が発生する。
【0005】本発明の課題は、上記のような従来技術に
おける問題点に着目し、RO膜装置により脱塩処理をす
るにあたり、スケール生成成分の種類や濃度、RO膜処
理の濃縮過程を考慮した、効率的な逆浸透膜装置の運転
方法を提供することにある。
【0006】
〔塩Mnmの溶解度積Ksp
≦〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (1) 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 >〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (2)
【0007】ここで、f(K)は陰イオンAn-に起因す
る酸HnAの電離定数で、f(K)=Ka1×Ka2×・・
・×Kanで表される(Ka1、Ka2、・・・Kanは、それ
ぞれ、酸HnAの第1、第2、・・・第nステップの電
離定数を示す。)。Rは逆浸透膜装置における被処理水
に対する透過水の回収率(%)を示す。
【0008】上記において酸HnAの各ステップの電離
定数とは、たとえば酸がHFの場合、 HF→H++F- の1ステップのみで、このときの電離定数は、 K=〔H+〕〔F-〕/〔HF〕 で表される。また、たとえば酸がH3PO4である場合、 H3PO4 →H++H2PO4 -2PO4 -→H++HPO4 2- HPO4 2-→H++PO4 3- の3ステップとなり、各ステップにおいてK1 、K2
3 の各電離定数が求められる。
【0009】上記運転方法においては、前段の逆浸透膜
装置の濃縮水を次段の逆浸透膜装置に通水するように逆
浸透膜装置を多段に配置し、1段目以降の任意の逆浸透
膜装置の濃縮水に対し前記(2)式を満たす処理を行
い、2段目以降の逆浸透膜装置の透過水を1段目逆浸透
膜装置の透過水に合流させるもできる。
【0010】また、本発明に係る逆浸透膜装置の運転方
法は、金属イオンMm+と陰イオンA n-を含有する被処理
水にアルカリを添加した後、逆浸透膜装置に通水して透
過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜装置の運転方法にお
いて、アルカリ添加後の被処理水が下記(1)式を満た
す場合に被処理水にスケール防止剤を添加することを特
徴とする方法からなる。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 ≦〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (1) (1)式については、前記と同じである。
【0011】この運転方法においては、前段の逆浸透膜
装置の濃縮水を次段の逆浸透膜装置に通水するように逆
浸透膜装置を多段に配置し、1段目以降の任意の逆浸透
膜装置の濃縮水にアルカリを添加した後、次段の逆浸透
膜装置に通水してさらに透過水と濃縮水とに分離する逆
浸透膜装置の運転方法とし、アルカリ添加後の前段の逆
浸透膜装置の濃縮水が前記(1)式を満たす場合に該濃
縮水にスケール防止剤を添加し、2段目以降の逆浸透膜
装置の透過水を1段目逆浸透膜装置の透過水に合流させ
ることもできる。
【0012】さらに、本発明に係る逆浸透膜装置の運転
方法は、金属イオンMm+と陰イオンAn-を含有する被処
理水を、前段の逆浸透膜装置の透過水を次段の逆浸透膜
装置に通水するように、多段直列に配置された逆浸透膜
装置に通水して透過水と濃縮水に分離する逆浸透膜装置
の運転方法において、1段目以降の任意の逆浸透膜装置
の透過水に、アルカリを添加するとともに、アルカリ添
加後の該透過水が下記(1)式を満たす場合に該透過水
にスケール防止剤を添加することを特徴とする方法から
なる。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 ≦〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (1) (1)式は前述の(1)式と同じである。
【0013】この運転方法においては、さらに、被処理
水が上記(1)式を満たす場合、下記(2)式を満たす
ように、前記1段目以降の任意の逆浸透膜装置への供給
水側に酸を添加することもできる。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 >〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (2)
【0014】上記のような運転方法において、被処理水
中の金属イオンMm+としては、たとえば、マグネシウム
イオン、カルシウムイオン、鉄イオン、バリウムイオン
およびストロンチウムイオンから選ばれる少なくとも一
種からなり、陰イオンAn-としては、たとえば、フッ化
物イオン、硫酸イオン、炭酸イオンおよびリン酸イオン
から選ばれる少なくとも一種からなる。
【0015】このような本発明に係る逆浸透膜装置の運
転方法においては、被処理水中の金属イオンMm+の濃度
および陰イオンAn-の濃度、陰イオンAn-から生じる酸
nAの電離定数、被処理水中の水素イオン濃度
〔H+〕、RO処理における回収率R%と、塩Mnm
溶解度積Kspとを連立させ、それらの大小関係を判断
し、被処理水が(1)式を満たしている場合には、
(2)式を満たすように酸を添加する。すなわち、
(1)式の右辺は、逆浸透膜装置の濃縮水側におけるM
m+イオンとAn-イオンのイオン積を推定演算する式であ
るから、(1)式を満たす被処理水は、逆浸透膜装置の
濃縮水側において塩Mnmのスケールが生成する領域に
あることになり、その被処理水中に適切量の酸を添加す
ることにより、(2)式を満たす領域に転換し、溶解度
積Kspに対しRO濃縮水のイオン積の方が小さく、溶解
度積Kspに至るまでには余裕のある状態、つまり逆浸透
膜装置の濃縮水側でスケールが析出しない領域に転換し
てからRO膜処理を行うのである。これによって、RO
膜面へのスケール生成を回避することが可能となる。
【0016】また、RO膜処理では、被処理水が酸性で
ある場合、被処理水中の炭酸ガスがRO膜を透過した
り、RO膜自体の脱塩性能が機能しなくなることによっ
て処理水の水質が低下することが知られており、更に、
このような問題から生じるRO膜処理水の水質低下を回
避するために、被処理水中へアルカリを添加し、上記炭
酸ガスに伴う問題等を抑えることも知られている。アル
カリ添加後の被処理水は多くの場合、(1)式を満たす
領域、すなわち、塩Mnmのスケール生成領域となる
が、本発明では、このような場合、スケール生成を抑え
るために、さらに被処理水中にスケール防止剤を添加し
て、RO膜面へのスケール生成を回避するようにしてい
る。これによって、炭酸ガスに伴う水質低下等を回避し
つつ、スケール生成を抑えることが可能となる。
【0017】このような本発明に係る運転方法は、とく
に、被処理水中の金属イオンがマグネシウムイオンある
いはカルシウムイオンである場合、また、陰イオンがフ
ッ化物イオンである場合に特に効果が顕著に現れる。
【0018】
〔塩Mnmの溶解度積Ksp
>〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (2)
【0019】ここで、f(K)は陰イオンAn-に起因す
る酸HnAの電離定数で、f(K)=Ka1×Ka2×・・
・×Kanで表される(Ka1、Ka2、・・・Kanは、それ
ぞれ、酸HnAの第1、第2、・・・第nステップの電
離定数を示す。)。Rは逆浸透膜装置における被処理水
に対する透過水の回収率(%)を示す。
【0020】このような第1実施態様に係る運転方法に
よれば、原水中における含有塩Mnmが逆浸透膜運転の
濃縮過程によってスケール生成塩が飽和以上になると予
測される場合において(つまり、上記(1)式を満たす
と予測される場合に)、酸を添加してスケールが生成し
ない状態に転換し(つまり、上記(2)式を満たす状態
に転換し)、スケール防止剤の添加を不要化しつつ、R
O膜面にスケール汚染が生じることを防止でき、安定運
転が可能となる。したがって、薬剤コストを低減しつ
つ、効率的な安定運転が可能となる。
【0021】図2は、本発明の第2実施態様に係る逆浸
透膜装置の運転方法を示している。本実施態様では、ア
ルカリを貯留したアルカリ注入装置8からアルカリがポ
ンプ18、アルカリ注入ライン19から導水管12に上
記(1)式を満たすように連続的に添加される。これと
同時に、スケール防止剤注入装置9から、ポンプ20、
防止剤注入ライン21を介して導水管12にスケール防
止剤が連続的に注入される。
【0022】このような第2実施態様に係る運転方法に
よれば、原水にアルカリを添加して炭酸ガスの透過など
による脱塩水の水質低下を起こさない状態を確保すると
ともに、アルカリ添加後の原水が(1)式を満たす場合
にも、RO膜面のスケール汚染を、スケール防止剤の添
加によって回避し、水質低下、スケール生成の両方を適
切に抑制しつつ安定運転を行うことが可能となる。
【0023】また、図1、図2に示す装置の形態は本発
明の実施の形態の一例を示すものであって、本発明はそ
の要旨を越えない限り、何ら図示のものに限定されるも
のではない。
【0024】図3は、図1に示したプロセスの変形例
を、図4は、図2に示したプロセスの変形例を、それぞ
れ示している。
【0025】図3、図4に示す構成では、RO膜装置が
多段に、とくに2段に配置され、図1、図2に示したR
O膜装置4が2段目のRO膜装置とされ、その前段に1
段目RO膜装置10が配置されている。そして、1段目
RO膜装置10の濃縮水がライン22を介して、被処理
水貯槽としての原水貯槽2に供給される。図3の装置に
おいては、この原水貯槽2から2段目のRO膜装置4へ
の導水管12に、図1に示したと同様に酸注入装置5か
ら無機酸が添加され、図4の装置においては、アルカリ
注入装置8からのアルカリおよびスケール防止剤注入装
置9からのスケール防止剤が添加される。2段目RO膜
装置4からの透過水は、導水管14を介して、1段目R
O膜透過水のライン23に合流されている。その他の構
成は、図1、図2に示した構成に準じる。
【0026】このように2段RO膜処理とすることによ
り、逆浸透膜装置全体の回収率を高めることができる。
また、1段目RO膜装置10の濃縮水に対し、酸添加、
あるいはアルカリおよびスケール防止剤の添加を行うの
で、被処理水が濃縮されているからその性状の判断を行
い易くなり、被処理水が(1)、(2)式のいずれを満
たす状態にあるのかがより的確に判断され、被処理水の
性状に応じた処理が効率よく行われることになる。
【0027】また、本発明は、図5に示すようなプロセ
スとしても構成できる。図5に示す本発明の第3実施態
様に係るプロセスにおいては、RO膜装置が多段直列
に、とくに本実施態様ではRO膜装置31、32が2段
直列に配置されており、原水貯槽33からの原水が、導
水管34、ポンプ35、導水管36を介して1段目RO
膜装置31に供給され、1段目RO膜装置31の濃縮水
は濃縮水ラインを介して系外に排出されるが、透過水
は、ライン38を介して2段目RO膜装置32に供給さ
れる。2段目RO膜装置32の透過水が処理水として導
水管39から得られ、濃縮水は、2段処理後で比較的清
浄なので、ライン40を介して原水貯槽33に戻され再
処理に供される。
【0028】このような装置構成において、図5に示す
プロセスでは、1段目RO膜装置31の透過水に、アル
カリ注入装置41からアルカリが添加されるとともに、
スケール防止剤注入装置42からスケール防止剤が添加
される。このように構成することにより、たとえば1段
目RO膜装置31によって被処理水を軟化し、2段目処
理前にアルカリを添加して効率のよい脱塩処理を行うと
ともに、1段目から洩れてくるスケール生成塩、あるい
はアルカリ添加により発生しやすくなったスケールの生
成をスケール防止剤の添加によって回避できるようにし
ている。
【0029】原水が前述の(1)式を満たす性状のもの
である場合、1段目RO膜装置31の給水側に酸注入装
置43から無機酸を添加し、一旦前述の(2)式を満た
すように転換してスケールが生成しない状態でRO膜処
理を行い、2段目の処理前に上記の如くアルカリを添加
し、このアルカリ添加後の原水が(1)式を満たす場合
は、原水にスケール防止剤を添加して、効率のよい脱塩
処理およびスケール生成の抑制を達成することもでき
る。これによって、一層優れた処理水の水質を達成でき
る。
【0030】なお、上記図1〜図5に示したプロセスに
おいては、いずれの態様においても、最終段のRO膜装
置の透過水に対して、周知の電気式脱イオン装置による
処理を行うようにしてもよく、その際、電気式脱イオン
装置を多段に配置するようにしてもよい。このようにす
れば、さらに処理水の純度を向上することができる。
【0031】本発明では被処理水に酸、好適には無機酸
を添加するか、あるいはアルカリとスケール防止剤を添
加した後、RO膜分離処理をするが、これら酸、あるい
はアルカリおよびスケール防止剤は、RO膜装置の給水
に連続的に添加する。
【0032】一般的に無機酸には塩酸が使用されるが、
RO膜や装置部材の耐久性や処理性能へ影響を与えるも
のでなければあらゆる酸が適用可能である。
【0033】また、アルカリには水酸化ナトリウムを使
用することが多いが、これもRO膜や装置部材の耐久性
や処理性能へ影響を与えるものでなければあらゆるアル
カリ剤が適用可能である。
【0034】スケール防止剤には、アクリル酸共重合体
やポリリン酸系などRO膜や装置部材の耐久性や処理性
能へ影響を与えるものでなければ既知のあらゆるスケー
ル防止剤が適用可能であり、その添加量はスケール防止
剤の種類によっても異なるが、例えば上記アクリル酸共
重合体系防止剤の場合は、被処理水中のポリマー濃度と
して20〜50mg/lが望ましい。
【0035】このスケール防止剤としては、EDTAや
有機カルボン酸(たとえばコハク酸、アミノカルボン酸
等)等のキレート剤、アクリル酸系ポリマー、メタクリ
ル酸系ポリマー、マレイン酸系ポリマー、スルホン酸系
ポリマー、ホスホン酸系ポリマー等の水溶性ポリマー、
ヘキサメタリン酸ソーダ、ホスホン酸塩等のリン酸塩な
どを使用することができる。
【0036】本発明では、マグネシウム、カルシウム、
鉄、バリウム、ストロンチウムなどに代表されるような
難溶性塩を形成するすべての金属イオンを対象とする。
また、本発明における陰イオンは、フッ化物イオン、硫
酸イオン、炭酸イオン、リン酸イオンなど、金属イオン
と結合し、難溶性の塩を形成するすべての陰イオンを対
象とする。
【0037】逆浸透膜の形状には、スパイラル型、中空
糸型などがあり、いずれの形状のものでも本発明に用い
ることができる。逆浸透膜の素材には、ポリアミド、酢
酸セルロース、ポリビニルアルコールなど逆浸透膜に用
いられているあらゆる素材が使用可能である。
【0038】本発明における被処理水は、特に限定され
るものではなく、河川水、湖沼水、地下水、工業用水、
上水、回収水、各種排水やこれらの混合水に適用可能で
ある。
【0039】本発明の前述の各実施の形態では、逆浸透
膜装置を1段あるいは2段に配置したものしか図示して
いないが、従来の逆浸透膜装置と同様に逆浸透膜をクリ
スマスツリー状に多段に配備したり、逆浸透膜装置を多
段直列に配備して、装置全体の回収率や処理水の純度を
向上することも可能である。
【0040】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて本発明
をより具体的に説明する。 実施例1 本発明の実施の形態で述べた、図1の装置を用いて、半
導体製造工程より発生する排水を原水として脱塩水を回
収する目的で運転を実施し、装置の運転安定性、処理水
質を確認した。逆浸透膜には、”ES−20”、8イン
チエレメント(日東電工(株)製)を用い、RO膜装置
における回収率は75%とした。酸溶液には3.5%塩
酸溶液(約1N)を用いた。原水の水質分析結果を表1
に示す。
【0041】本発明で問題とする金属イオンと陰イオン
の生成塩に注目すると、まず、CaCl2 はこの濃度領
域では十分に溶解するのでスケール成分からは除外でき
る。CaF2 のイオン積は、 〔Ca〕×〔F〕2 ×(10-3.17÷(10-3.5+10
-3.17))2=4.35×10-11 f(K)=〔H+〕〔F-〕/〔HF〕=10-3.17 となり、CaF2 のKsp=4.9×10-11 以下であっ
た。この原水をそのまま、RO膜装置の回収率75%で
運転した場合、濃縮水でのCaF2 のイオン積は、 〔Ca〕×〔F〕2 ×(10-3.17÷(10-3.5+10
-3.17))2 ×43 =2.78×10-9 となり、CaF2 のKsp=4.9×10-11 以上となっ
ているので、CaF2 スケール析出の可能性が出てく
る。
【0042】そこで、本実施例1ではRO濃縮水のpH
=2となるように、原水へ塩酸を添加して運転を行っ
た。このときの濃縮水でのCaF2 のイオン積は、 〔Ca〕×〔F〕2 ×(10-3.17÷(10-2+10
-3.17))2 ×43=2.4×10-11
となり、CaF2 のKsp=4.9×10-11 以下であ
り、CaF2 スケール析出を回避することができた。
【0043】実施例1での透過水(脱塩水)の水質分析
結果を表1に、RO透過水量の経時変化を図6に示す。
透過水の電気伝導度は200μS/cm、RO透過水量
は約3ヶ月の運転で初期値の97%を保ち安定であっ
た。
【0044】
【表1】
【0045】実施例2 本発明の実施の形態で述べた、図2の装置を用いて、半
導体製造工程より発生する排水を原水として脱塩水を回
収する目的で実施例1と並列で運転を実施し、装置の運
転安定性、処理水質を確認した。逆浸透膜は実施例1と
同様の”ES−20”、8インチエレメント(日東電工
(株)製)を用い、RO膜装置における回収率は75%
とした。アルカリ溶液には4%水酸化ナトリウム溶液
(約1N)を用いた。スケール防止剤にはポリアクリル
酸系の市販品(”アキュマー2100”、ロームアンド
ハース社製)を用いた。
【0046】実施例1で示したとおり、本発明で問題と
する金属イオンと陰イオンに注目すると、CaF2 はR
O回収率75%運転した場合、もともとスケール析出の
可能性があるが、本実施例2ではRO透過水の水質を向
上する目的で、原水へ水酸化ナトリウムを添加し、スケ
ールがさらに生成しやすい条件とした。この場合、アル
カリ添加後の原水が前記(1)式を満足することは明ら
かであるから、原水にさらにスケール防止剤を添加し
た。水酸化ナトリウムはRO濃縮水のpH=6となるよ
うに添加した。スケール防止剤は、RO濃縮水でのポリ
マー濃度が40mg/lとなるように添加して運転を行
った。
【0047】実施例2の透過水の水質分析結果を表1
に、RO透過水量の経時変化を図6に示す。透過水の電
気伝導度は40μS/cmで実施例1に比較して純度が
向上し、RO透過水量は約3ヶ月の運転で初期値の96
%を保ち安定であった。
【0048】比較例1 上記実施例と比較するため、比較例1として実施例2と
同様の原水、逆浸透膜を用いてアルカリ、スケール防止
剤のいずれも添加せずに実施例2と並列して逆浸透膜装
置の運転を実施した。
【0049】比較例1のRO透過水量の経時変化を図6
に示す。RO透過水量は運転初期から低下傾向を示し、
約3ヶ月の運転で初期値の約70%となり、明らかな膜
面へのスケール析出傾向を示した。
【0050】実施例3 図4に示した装置を用いて、半導体製造工程より発生す
る排水を原水として脱塩水を回収する目的で運転を実施
し、装置の運転安定性、処理水質を確認した。
【0051】第1、第2のRO膜には、”ES−2
0”、8インチエレメント(日東電工(株)製)を用
い、第1、第2のRO膜装置ともに回収率は60%とし
た。アルカリ溶液には4%水酸化ナトリウム溶液(約1
N)を用いた。スケール防止剤には実施例2と同じポリ
アクリル酸系の市販品を用いた。
【0052】本実施例では第2のRO透過水の水質を向
上する目的で、第1のRO濃縮水へ水酸化ナトリウムを
添加し、さらにスケール防止剤を添加した。水酸化ナト
リウムは第1のRO濃縮水のpHが6となるように添加
した。スケール防止剤は、第2のRO濃縮水でのポリマ
ー濃度が40mg/lとなるように添加して運転を行っ
た。
【0053】原水と第1のRO濃縮水の水質分析結果を
表2に示す。本発明で問題とする金属イオンと陰イオン
の生成塩に注目すると、まず、CaCl2 はこの濃度領
域では十分に溶解するのでスケール成分からは除外でき
る。第2のRO濃縮水でCaF2 のイオン積は、 〔Ca〕×〔F〕2 ×(10-3.17÷(10-6+10
-3.17))2 ×2.53=1.49×10-9 となり、CaF2 のKsp=4.9×10-11 以上とな
り、CaF2 スケール析出の可能性が出てくるが、スケ
ール防止剤の添加で、スケールの析出が抑えられてい
る。
【0054】実施例3の第2のRO透過水の水質分析結
果を表2に、第2のRO透過水量の経時変化を図7に示
す。透過水の電気伝導度は40μS/cm、RO透過水
量は約3ヶ月の運転で初期値の96%を保ち安定であっ
た。
【0055】比較例2 上記実施例3と比較するため、比較例2として実施例3
と同様の原水、逆浸透膜、装置を用いてスケール防止剤
は添加せずに水酸化ナトリウムを第1のRO濃縮水のp
H6となるように添加して、実施例3と並列して逆浸透
膜装置の運転を実施した。
【0056】比較例2の第2のRO透過水の水質を表2
に、第2のRO透過水量の経時変化を図7に示す。透過
水の電気伝導度は40μS/cmで実施例3と同様であ
ったが、RO透過水量は運転初期から低下傾向を示し、
約3ヶ月の運転で初期値の約90%となり、明らかな膜
面へのスケール析出傾向を示した。
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の逆浸透膜
装置の運転方法によれば、原水中にスケール生成塩が飽
和以上に含まれる場合、あるいは逆浸透膜運転の濃縮過
程によってスケール生成塩が飽和以上になると予測され
る場合でも、RO膜面にスケール汚染を生じることな
く、安定運転を行うことが可能となり、優れた処理水の
水質を得ることが可能となる。
【0059】また、原水にアルカリを添加して、炭酸ガ
スの透過などによる脱塩水の水質低下を回避しながらR
O膜処理を行う場合でも、RO膜面のスケール汚染を回
避しながら安定運転を行うことが可能となり、優れた処
理水の水質を得ることが可能となる。
【0060】したがって、結果として、適切な薬品使用
が可能となり、薬品コストや作業量の増加によるランニ
ングコストの増大や水質低下などの問題を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る逆浸透膜装置の運
転方法を実施するためのプロセスの機器系統図である。
【図2】本発明の第2実施態様に係る逆浸透膜装置の運
転方法を実施するためのプロセスの機器系統図である。
【図3】第1実施態様の変形例に係る逆浸透膜装置の運
転方法を実施するためのプロセスの機器系統図である。
【図4】第2実施態様の変形例に係る逆浸透膜装置の運
転方法を実施するためのプロセスの機器系統図である。
【図5】本発明の第3実施態様に係る逆浸透膜装置の運
転方法を実施するためのプロセスの機器系統図である。
【図6】実施例1、2、比較例1におけるRO透過水量
の特性図である。
【図7】実施例3、比較例2におけるRO透過水量の特
性図である。
【符号の説明】
1 原水(被処理水) 2 原水貯槽 3、35 高圧ポンプ 4 逆浸透膜装置 5、43 酸注入装置 6 透過水 7 濃縮水 8、41 アルカリ注入装置 9、42 スケール防止剤注入装置 10 1段目RO膜装置 23 1段目RO膜装置の透過水ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 5/00 610 C02F 5/00 610J 620 620A 5/10 610 5/10 610Z 620 620B 620F 5/12 5/12 5/14 5/14 A (72)発明者 川口 修 東京都江東区新砂1丁目2番8号 オルガ ノ株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA03 HA01 HA61 JA02A JA53A JA55A JA58A JA67A JA70A JA71 KA03 KA41 KA51 KA54 KA55 KA63 KA64 KA68 KA69 KA71 KB30 KD03 KD12 KD17 KD27 KD30 MA01 MA03 MC18 MC33 MC54 PB04 PB05 PB06 PB08 PC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属イオンMm+と陰イオンAn-を含有す
    る被処理水を逆浸透膜装置に通水して透過水と濃縮水と
    に分離する逆浸透膜装置の運転方法において、被処理水
    が下記(1)式を満たす場合、下記(2)式を満たすよ
    うに被処理水に酸を添加することを特徴とする逆浸透膜
    装置の運転方法。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 ≦〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (1) 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 >〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (2) (ここで、f(K)は陰イオンAn-に起因する酸Hn
    の電離定数で、f(K)=Ka1×Ka2×・・・×Kan
    表される(Ka1、Ka2、・・・Kanは、それぞれ、酸H
    nAの第1、第2、・・・第nステップの電離定数を示
    す。)。Rは逆浸透膜装置における被処理水に対する透
    過水の回収率(%)を示す。)
  2. 【請求項2】 前段の逆浸透膜装置の濃縮水を次段の逆
    浸透膜装置に通水するように逆浸透膜装置を多段に配置
    し、1段目以降の任意の逆浸透膜装置の濃縮水に対し前
    記(2)式を満たす処理を行い、2段目以降の逆浸透膜
    装置の透過水を1段目逆浸透膜装置の透過水に合流させ
    る、請求項1の逆浸透膜装置の運転方法。
  3. 【請求項3】 金属イオンMm+と陰イオンAn-を含有す
    る被処理水にアルカリを添加した後、逆浸透膜装置に通
    水して透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜装置の運転
    方法において、アルカリ添加後の被処理水が下記(1)
    式を満たす場合に被処理水にスケール防止剤を添加する
    ことを特徴とする逆浸透膜装置の運転方法。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 ≦〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (1) (ここで、f(K)は陰イオンAn-に起因する酸Hn
    の電離定数で、f(K)=Ka1×Ka2×・・・×Kan
    表される(Ka1、Ka2、・・・Kanは、それぞれ、酸H
    nAの第1、第2、・・・第nステップの電離定数を示
    す。)。Rは逆浸透膜装置における被処理水に対する透
    過水の回収率(%)を示す。)
  4. 【請求項4】 前段の逆浸透膜装置の濃縮水を次段の逆
    浸透膜装置に通水するように逆浸透膜装置を多段に配置
    し、1段目以降の任意の逆浸透膜装置の濃縮水にアルカ
    リを添加した後、次段の逆浸透膜装置に通水してさらに
    透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜装置の運転方法で
    あり、アルカリ添加後の前段の逆浸透膜装置の濃縮水が
    前記(1)式を満たす場合に該濃縮水にスケール防止剤
    を添加し、2段目以降の逆浸透膜装置の透過水を1段目
    逆浸透膜装置の透過水に合流させる、請求項3の逆浸透
    膜装置の運転方法。
  5. 【請求項5】 金属イオンMm+と陰イオンAn-を含有す
    る被処理水を、前段の逆浸透膜装置の透過水を次段の逆
    浸透膜装置に通水するように、多段直列に配置された逆
    浸透膜装置に通水して透過水と濃縮水に分離する逆浸透
    膜装置の運転方法において、1段目以降の任意の逆浸透
    膜装置の透過水に、アルカリを添加するとともに、アル
    カリ添加後の該透過水が下記(1)式を満たす場合に該
    透過水にスケール防止剤を添加することを特徴とする逆
    浸透膜装置の運転方法。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 ≦〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (1) (ここで、f(K)は陰イオンAn-に起因する酸Hn
    の電離定数で、f(K)=Ka1×Ka2×・・・×Kan
    表される(Ka1、Ka2、・・・Kanは、それぞれ、酸H
    nAの第1、第2、・・・第nステップの電離定数を示
    す。)。Rは逆浸透膜装置における被処理水に対する透
    過水の回収率(%)を示す。)
  6. 【請求項6】 被処理水が前記(1)式を満たす場合、
    下記(2)式を満たすように、前記1段目以降の任意の
    逆浸透膜装置への供給水側に酸を添加する、請求項5の
    逆浸透膜装置の運転方法。 〔塩Mnmの溶解度積Ksp〕 >〔Mm+n ×〔An-m ×〔f(K)÷(〔H+n +f(K))〕m ×〔(100÷(100−R))〕(n+m) (2)
  7. 【請求項7】 被処理水中の金属イオンMm+がマグネシ
    ウムイオン、カルシウムイオン、鉄イオン、バリウムイ
    オンおよびストロンチウムイオンから選ばれる少なくと
    も一種からなり、陰イオンAn-がフッ化物イオン、硫酸
    イオン、炭酸イオンおよびリン酸イオンから選ばれる少
    なくとも一種からなる、請求項1ないし6のいずれかに
    記載の逆浸透膜装置の運転方法。
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