JP2002185991A - ボタン電話装置およびボタン電話装置の転送方法 - Google Patents

ボタン電話装置およびボタン電話装置の転送方法

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JP2002185991A
JP2002185991A JP2000385248A JP2000385248A JP2002185991A JP 2002185991 A JP2002185991 A JP 2002185991A JP 2000385248 A JP2000385248 A JP 2000385248A JP 2000385248 A JP2000385248 A JP 2000385248A JP 2002185991 A JP2002185991 A JP 2002185991A
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telephone
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JP2000385248A
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Yasushi Maeda
泰 前田
Eriko Asazuma
恵理子 朝妻
Hirokazu Uchiumi
弘和 内海
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内線の転送されたボタン電話機に、外線着信
の外線IDと内線の転送したボタン電話機の内線IDと
を表示させ、着信応答時に着信の種類を一目で確認する
ことができる使い勝手の良いボタン電話装置およびその
転送方法を提供する。 【解決手段】 外線着信時に電話回線L1〜Lkから供給
される外線IDを第1のボタン電話機(ボタン電話機T
EL−1)に通知するとともに、外線着信が第1のボタ
ン電話機(ボタン電話機TEL−1)から第2のボタン
電話機(ボタン電話機TEL−2)に転送される場合に
は、外線IDおよび第1のボタン電話機(ボタン電話機
TEL−1)の内線IDを第2のボタン電話機(ボタン
電話機TEL−2)に通知する通知手段5を備えた主装
置2と、複数のボタン電話機TEL−1〜TEL−nと
から構成し、転送されたボタン電話機(ボタン電話機T
EL−2)に、外線着信の外線IDと内線の転送したボ
タン電話機の内線IDとを表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は外線着信に内線電
話機で一度応答した後に、内線を介して他の内線電話機
に転送する際に、外線IDおよび転送した内線電話機の
内線IDを他の内線電話機に通知するボタン電話装置お
よびその転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発信者番号通知(Numbers Displa
y)サービスやISDN(IntegratedServices Digital
Network)を利用し、外線着信に応答する前にID(電
話番号等の発信者情報)を電話機の表示器に表示させ、
相手(発信者)を特定できるようにした電話機が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】主装置と複数のボタン
電話機とからなる従来のボタン電話装置は、着信に応答
したボタン電話機から他のボタン電話機に外線を転送し
た場合、転送されたボタン電話機には転送したボタン電
話機の内線番号のみが表示され、外線着信の電話番号は
表示されない不具合がある。
【0004】このような不具合を解消するために、特開
平8−335459号公報に開示されたボタン電話シス
テムは、主装置に収容した外線毎に発信者のID(外線
ID)を記憶する手段を設け、内線に接続されたボタン
電話機から他のボタン電話機に外線を転送しても、転送
されたボタン電話機に外線ID(電話番号等)を表示で
きるように構成されている。
【0005】しかし、特開平8−335459号公報に
開示されたボタン電話システムは、転送されたボタン電
話機には外線ID(電話番号等)のみが表示されるた
め、内線転送時に転送元と転送先が通話を行い、転送元
から予め外線からの取次ぎ内容を簡潔に連絡してから転
送を行うような場合には、転送された側は、内線のボタ
ン電話機からの転送ではなく、ボタン電話機に表示され
ている外線IDの発信者からの直接の外線着信であると
勘違いしてしまう課題がある。
【0006】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は内線の転送されたボタン
電話機に、外線着信の外線IDと内線の転送したボタン
電話機の内線IDとを表示させ、着信応答時に着信の種
類を一目で確認することができる使い勝手の良いボタン
電話装置およびボタン電話装置の転送方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係るボタン電話装置は、主装置に、外線着信
時に電話回線から供給される外線IDを第1のボタン電
話機に通知するとともに、外線着信が第1のボタン電話
機から第2のボタン電話機に転送される場合には、外線
IDおよび第1のボタン電話機の内線IDを第2のボタ
ン電話機に通知する通知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】この発明に係るボタン電話装置は、主装置
に、外線着信が第1のボタン電話機から第2のボタン電
話機に転送される場合には、外線IDおよび第1のボタ
ン電話機の内線IDを第2のボタン電話機に通知する通
知手段を備えたので、転送先は着信応答時に着信の種類
を一目で確認することができ、使い勝手を良くすること
ができる。
【0009】また、この発明に係る通知手段は、電話回
線から供給される外線IDを受信するID受信手段、I
D受信手段が受信した外線IDおよび第1のボタン電話
機の内線IDを記憶するID記憶手段、第1のボタン電
話機の転送操作に基づいてID記憶手段に記憶された外
線IDおよび第1のボタン電話機の内線IDを第2のボ
タン電話機に通知するとともに、外線着信を第2のボタ
ン電話機に転送する転送手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】この発明に係る通知手段は、外線IDを受
信するID受信手段、外線IDおよび内線IDを記憶す
るID記憶手段、外線IDおよび転送元の内線IDを通
知する転送手段を備えたので、転送先は着信応答時に着
信の種類を一目で確認することができ、利便性の向上を
図ることができる。
【0011】さらに、この発明に係るID記憶手段は、
外線IDおよび内線IDをそれぞれ対応する情報に変換
するID/情報変換手段を備えたことを特徴とする。
【0012】この発明に係るID記憶手段は、外線ID
および内線IDをそれぞれ対応する情報に変換するID
/情報変換手段を備えたので、例えば外線着信の電話番
号(外線ID)および転送元の内線電話番号(内線I
D)をより理解しやすい会社名、所属、氏名などで表示
することができ、装置の機能アップを図ることができ
る。
【0013】また、この発明に係るボタン電話装置の転
送方法は、外線着信時に外線IDを受信して記憶するス
テップ1と、外線IDを第1のボタン電話機に通知する
ステップ2と、第1のボタン電話機に外線IDを表示す
るステップ3と、第1のボタン電話機が外線着信に応答
するステップ4と、第1のボタン電話機からの保留/転
送指令を認識するステップ5と、外線IDおよび第1の
ボタン電話機の内線IDを第2のボタン電話機に通知す
るステップ6と、第2のボタン電話機に外線IDおよび
内線IDを表示するステップ7と、第2のボタン電話機
が第1のボタン電話機に応答した後、外線に応答するス
テップ8とを備え、外線着信を転送することを特徴とす
る。
【0014】この発明に係るボタン電話装置の転送方法
は、上記ステップ1からステップ8を備えたので、転送
先である第2のボタン電話機に、外線着信の外線ID
(外線電話番号等)および転送元である第1のボタン電
話機の内線ID(内線電話番号等)を表示することがで
きるので、着信応答時に着信の種類を一目で確認するこ
とができ、使い勝手を良くすることができる。
【0015】さらに、この発明に係るボタン電話装置の
転送方法のステップ2およびステップ3は、外線IDに
対応した特定の情報であることを特徴とする。
【0016】この発明に係るボタン電話装置の転送方法
のステップ2およびステップ3は、外線IDに対応した
特定の情報であるので、転送元である第1のボタン電話
機に、外線着信の外線ID(外線電話番号等)をより理
解しやすい会社名、所属、氏名などで表示することがで
き、装置の機能アップを図ることができる。
【0017】また、この発明に係るボタン電話装置の転
送方法のステップ6およびステップ7は、外線IDおよ
び内線IDに対応した特定の情報であることを特徴とす
る。
【0018】この発明に係るボタン電話装置の転送方法
のステップ6およびステップ7は、外線IDおよび内線
IDに対応した特定の情報であるので、転送先である第
2のボタン電話機に、外線着信の外線ID(外線電話番
号等)および転送元の内線電話番号(内線ID)をより
理解しやすい会社名、所属、氏名などで表示することが
でき、装置の機能アップを図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るボタ
ン電話装置の実施の形態基本構成図である。図1におい
て、ボタン電話装置1は、主装置2と、複数の内線電話
機を構成するボタン電話機TEL−1〜TEL−nとか
ら構成する。なお、主装置2は、電話回線L1〜Lkに接
続されるとともに、内線l1〜lnを介してボタン電話機
TEL−1〜TEL−nを収容する。また、以下、内線
の転送を説明する際は、転送元をボタン電話機TEL−
1(請求項記載の第1のボタン電話機)とし、転送先を
ボタン電話機TEL−2(請求項記載の第2のボタン電
話機)として説明する。
【0020】主装置2は、外線インタフェースIF11〜
IF1k、内線インタフェースIF21〜IF2n、回線交換
手段3、制御手段4、通知手段5を備える。
【0021】外線インタフェースIF11〜IF1kは、そ
れぞれ電話回線L1〜Lkと回線交換手段3との間に配置
し、外線保留機能、外線保留音送出機能を有し、外線着
信が保留された時に、外線を保留するとともに、該当す
る電話回線L1〜Lkに保留音を送出する。
【0022】内線インタフェースIF21〜IF2nは、そ
れぞれ内線l1〜lnと回線交換手段3との間に配置し、
回線交換手段3とは通話路Ls1〜Lsnを介して接続す
る。また、内線インタフェースIF21〜IF2nは、内線
保留機能、内線保留音送出機能を有し、内線が保留され
た時に、内線を保留するとともに、該当する内線l1〜
lnに保留音を送出する。
【0023】さらに、内線インタフェースIF21〜IF
2nは、呼出し信号発生器を備え、外線着信または内線着
信がある場合に、それぞれ内線l1〜lnを介して該当す
るボタン電話機TEL−1〜TEL−nに外線着信また
は内線着信の呼出し信号を供給する。
【0024】回線交換手段3は、通話路スイッチ等で構
成し、制御手段4の制御により回線交換動作を実行す
る。例えば、電話回線L1から外線着信があって電話回
線L1とボタン電話機TEL−1を接続する場合、外線
インタフェースIF11と内線インタフェースIF21を通
話路Ls1を介して接続することにより、電話回線L1→
外線インタフェースIF11→回線交換手段3の通話路ス
イッチ→通話路Ls1→内線インタフェースIF21→内線
l1→ボタン電話機TEL−1の経路で接続する。
【0025】また、ボタン電話機TEL−1が電話回線
L1からの外線着信に応答した状態で、外線をボタン電
話機TEL−2に内線転送する場合、ボタン電話機TE
L−1(転送元)で転送操作を行うと、回線交換手段3
は、外線インタフェースIF11を接続している通話路ス
イッチを開放する。(この時、電話回線L1からの外線
着信は外線インタフェースIF11で保留状態となる。)
【0026】続いて、ボタン電話機TEL−1(転送
元)からボタン電話機TEL−2(転送先)に内線発信
すると、回線交換手段3は、通話路Ls1と通話路Ls2を
通話路スイッチで接続し、ボタン電話機TEL−1(転
送元)→内線l1→内線インタフェースIF21→通話路
Ls1→回線交換手段3の通話路スイッチ→通話路Ls2→
内線インタフェースIF22→内線l2→ボタン電話機T
EL−2(転送先)の経路で接続する。
【0027】ボタン電話機TEL−2(転送先)が内線
着信に応答してボタン電話機TEL−1(転送元)と通
話に入った後、ボタン電話機TEL−1(転送元)が内
線転送である旨を告げて抜けると、回線交換手段3は、
通話路Ls1と通話路Ls2を接続していた通話路スイッチ
を開放し、ボタン電話機TEL−2(転送先)が外線応
答の操作をすると、回線交換手段3は、外線インタフェ
ースIF11と通話路Ls2を通話路スイッチで接続する。
続いて、制御手段4の制御により、外線インタフェース
IF11の保留が解除され、ボタン電話機TEL−2(転
送先)は外線に応答して通話に入る。
【0028】また、回線交換手段3は、外線着信時に外
線インタフェースIF11と制御手段4を通話路スイッチ
で接続し、電話回線L1から供給される外線IDの情報
JIDを制御手段4に供給するとともに、通知手段5と通
話路Ls1を通話路スイッチで接続し、通知手段5から供
給される外線IDのデータDIDを内線インタフェースI
F21、内線l1を介してボタン電話機TEL−1に供給
する。
【0029】さらに、回線交換手段3は、内線転送時に
通知手段5と通話路Ls2を通話路スイッチで接続し、通
知手段5から供給される外線IDおよびボタン電話機T
EL−1(転送元)の内線IDのデータDIDを内線イン
タフェースIF22、内線l2を介してボタン電話機TE
L−2に供給する。
【0030】制御手段4は、マイクロプロセッサを基本
に構成し、各種演算機能、照合機能、処理機能、シーケ
ンス機能等を備え、制御信号COを供給して外線インタ
フェースIF11〜IF1k、内線インタフェースIF21〜
IF2n、回線交換手段3、通知手段5およびボタン電話
機TEL−1〜TEL−nの動作制御やタイミング制御
を行う。
【0031】また、制御手段4は、外線着信時に電話回
線L1から外線インタフェースIF11を介し、回線交換
手段3から供給される外線ID(電話番号等)の情報J
IDをID信号IDとして通知手段5に供給する。
【0032】さらに、制御手段4は、内線転送時にボタ
ン電話機TEL−1(転送元)から供給される内線ID
(電話番号等)のデータDTをID信号IDとして通知手
段5に供給する。
【0033】また、制御手段4は、ボタン電話機TEL
−1(転送元)が転送操作を行うと、内線転送であるこ
とを認識して転送指令信号STを通知手段5に供給す
る。
【0034】通知手段5は、ID受信手段、ID記憶手
段、転送手段を備え、制御手段4から供給される外線I
D(電話番号等)のID信号IDおよび内線ID(電話
番号等)のID信号IDを記憶する。また、通知手段5
は、制御手段4から供給される転送指令信号STに基づ
いて、外線着信時に外線ID(電話番号等)のIDデー
タDIDを回線交換手段3を介してボタン電話機TEL−
1(転送元)に供給するとともに、内線転送時に外線I
D(電話番号等)および内線ID(電話番号等)のID
データDIDを回線交換手段3を介してボタン電話機TE
L−2(転送先)に供給する。
【0035】図2はこの発明に係る通知手段の一実施の
形態要部ブロック構成図である。図2において、通知手
段5は、ID受信手段6、ID記憶手段7、転送手段8
を備える。
【0036】ID受信手段6は、フィルタ、デコーダ等
で構成し、制御手段4から供給される外線ID(電話番
号等)のID信号IDおよび内線ID(電話番号等)の
ID信号IDを受信し、外線ID信号IDGおよび内線I
D信号IDNをID記憶手段7に供給する。
【0037】ID記憶手段7は、書換え可能なRAMや
EEPROM等のメモリで構成し、ID受信手段6から
供給される外線ID信号IDGおよび内線ID信号IDNを
記憶する。また、ID記憶手段7は、制御手段4から転
送指令信号STが供給されると、記憶した外線ID信号
IDG、または外線ID信号IDGおよび内線ID信号IDN
を転送手段8に提供する。なお、外線ID信号IDGおよ
び内線ID信号IDNは、それぞれ電話番号の数字または
アルファベットに対応した信号である。
【0038】図3はこの発明に係るID記憶手段の別実
施の形態要部ブロック構成図である。図3において、I
D記憶手段9は、ID/情報変換手段10、特定情報記
憶手段11を備える。
【0039】ID/情報変換手段10は、データ変換機
能を備え、電話番号の数字またはアルファベットに対応
した信号の外線ID信号IDGおよび内線ID信号IDNを
予めそれぞれ電話番号に関連した特定の情報(名前、名
称、記号等)で登録しておき、外線ID信号IDGまたは
内線ID信号IDNが供給されると、対応した外線ID特
定情報SGまたは内線ID特定情報SNを特定情報記憶手
段11に提供する。
【0040】特定情報記憶手段11は、書換え可能なR
AMやEEPROM等のメモリで構成し、ID/情報変
換手段10から提供された外線ID特定情報SGおよび
内線ID特定情報SNを記憶する。また、特定情報記憶
手段11は、制御手段4から転送指令信号STが供給さ
れると、記憶した外線ID特定情報SG、または外線I
D特定情報SGおよび内線ID特定情報SNを転送手段8
に供給する。
【0041】転送手段8は、バッファ等の出力回路で構
成し、制御手段4から転送指令信号STが供給される
と、図2に示すID記憶手段7から供給される外線ID
信号IDG、または外線ID信号IDGおよび内線ID信号
IDNを、それぞれボタン電話機TEL−1(転送元)ま
たはボタン電話機TEL−2(転送先)に供給して表示
器に表示させる。
【0042】また、転送手段8は、制御手段4から転送
指令信号STが供給されると、図3に示すID記憶手段
9から供給される外線ID特定情報SG、または外線I
D特定情報SGおよび内線ID特定情報SNを、それぞれ
ボタン電話機TEL−1(転送元)またはボタン電話機
TEL−2(転送先)に供給して表示器に表示させる。
【0043】なお、本実施の形態では、外線ID(電話
番号等)および内線ID(電話番号等)を外線IDおよ
び内線IDに対応した特定の情報(名前、名称、記号
等)に変化するID/情報変換手段10を主装置2に設
ける構成としたが、ID/情報変換手段10をそれぞれ
話機TEL−1〜ボタン電話機TEL−nに設ける構成
としてもよい。
【0044】ボタン電話機TEL−1〜ボタン電話機T
EL−nは、保留・転送ボタン、LCD(液晶)表示器
を有する通常のボタン電話機で構成し、外線着信時に外
線ID(電話番号等)または外線IDに対応した特定の
情報(名前、名称、記号等)を表示し、利用者は応答す
る前に外線着信の相手を知ることができる。
【0045】また、ボタン電話機TEL−1〜ボタン電
話機TEL−nは、保留・転送ボタンを操作して応答し
た外線を一旦保留して他のボタン電話機に内線転送する
ことができ、内線転送時に転送されるボタン電話機の表
示器に外線ID(電話番号等)および内線ID(電話番
号等)、または外線IDおよび内線IDに対応した特定
の情報(名前、名称、記号等)を表示し、利用者は応答
する前に外線着信の相手および内線転送元を知ることが
できる。
【0046】図4は外線着信時のボタン電話機(TEL
−1)の外線IDの表示例図である。(a)図に電話番
号の表示例、(b)図に電話番号に対応した名称、氏名
の表示例を示す。ボタン電話機TEL−1の利用者は、
外線着信に応答する前に、表示で外線着信であること
と、電話番号または名称、氏名を知ることができる。な
お、外線着信に外線ID(電話番号情報)がない場合に
も、表示器に「外線」表示をさせて着信が外線着信であ
ることを通知するようにする。
【0047】図5は内線転送時のボタン電話機(TEL
−2)の外線IDおよび内線IDの表示例図である。
(a)図に電話番号の表示例、(b)図に電話番号に対
応した名称、氏名の表示例を示す。ボタン電話機TEL
−2(転送先)の利用者は、着信に応答する前に、外線
着信の内線転送であることとと、外線および内線の電話
番号または外線および内線の名称、氏名を知ることがで
きる。なお、外線着信に外線IDまたは内線ID(電話
番号情報)がない場合にも、表示器に「外線」表示およ
び「内線」表示をさせて着信が外線着信の内線転送であ
ることを通知するようにする。
【0048】このように、この発明に係るボタン電話装
置は、主装置に、外線着信が第1のボタン電話機(ボタ
ン電話機TEL−1)から第2のボタン電話機(ボタン
電話機TEL−2)に転送される場合には、外線IDお
よび第1のボタン電話機(転送元)の内線IDを第2の
ボタン電話機(転送先)に通知する通知手段5を備えた
ので、転送先は着信応答時に着信の種類を一目で確認す
ることができ、使い勝手を良くすることができる。
【0049】また、この発明に係る通知手段5は、外線
IDを受信するID受信手段6、外線IDおよび内線I
Dを記憶するID記憶手段7、外線IDおよび転送元
(ボタン電話機TEL−1)の内線IDを通知する転送
手段8を備えたので、転送先(ボタン電話機TEL−
2)は着信応答時に着信の種類を一目で確認することが
でき、利便性の向上を図ることができる。
【0050】さらに、この発明に係るID記憶手段9
は、外線IDおよび内線IDをそれぞれ対応する情報に
変換するID/情報変換手段10を備えたので、例えば
外線着信の電話番号(外線ID)および転送元の内線電
話番号(内線ID)をより理解しやすい会社名、所属、
氏名などで表示することができ、装置の機能アップを図
ることができる。
【0051】次に、ボタン電話装置の転送方法について
説明する。図6はこの発明に係るボタン電話装置の転送
方法の一実施の形態動作フロー図である。まず、ステッ
プS1では、外線着信の外線IDを受信して記憶する。
なお、ステップS1の動作は図2に示すID受信手段6
およびID記憶手段7が実行する。
【0052】ステップS2で、外線IDをボタン電話機
TEL−1に通知し、ステップS3では、ボタン電話機
TEL−1の表示器に図4(a)に示す外線ID(外線
着信の電話番号)を表示する。なお、ステップS2の動
作は図2に示す転送手段8が実行し、ステップS3の動
作はボタン電話機TEL−1が担当する。
【0053】ステップS4では、ボタン電話機TEL−
1の利用者が表示(外線着信の電話番号)を確認してか
ら外線着信に応答して相手と通話する。続いて利用者が
ボタン電話機TEL−1(転送元)の保留・転送ボタン
を操作すると、ステップS5で、ボタン電話機TEL−
1(転送元)からの保留・転送(内線転送)であること
を制御手段4が認識する。
【0054】ステップS6では、外線着信の外線ID
(外線着信の電話番号)およびボタン電話機TEL−1
(転送元)の内線ID(内線電話番号)をボタン電話機
TEL−2(転送先)に通知する。なお、ステップS6
の動作は図2に示す通知手段5が実行する。
【0055】続いて、ステップS7では、ボタン電話機
TEL−2(転送先)の表示器に図5(a)に示す外線
ID(外線着信の電話番号)およびボタン電話機TEL
−1(転送元)の内線ID(内線電話番号)を表示す
る。
【0056】ボタン電話機TEL−2(転送先)の利用
者は、表示器に表示された外線ID(外線着信の電話番
号)および転送元の内線ID(内線電話番号)を見て、
着信が内線転送の外線着信であることを認識した後、ス
テップS8でボタン電話機TEL−2(転送先)が外線
着信に応答する。
【0057】このように、この発明に係るボタン電話装
置の転送方法は、外線着信時に外線IDを受信して記憶
するステップ1と、外線IDを第1のボタン電話機(ボ
タン電話機TEL−1)に通知するステップ2と、第1
のボタン電話機に外線IDを表示するステップ3と、第
1のボタン電話機が外線着信に応答するステップ4と、
第1のボタン電話機からの保留/転送指令を認識するス
テップ5と、外線IDおよび第1のボタン電話機の内線
IDを第2のボタン電話機(ボタン電話機TEL−2)
に通知するステップ6と、第2のボタン電話機に外線I
Dおよび内線IDを表示するステップ7と、第2のボタ
ン電話機が第1のボタン電話機に応答した後、外線に応
答するステップ8とを備え、転送先である第2のボタン
電話機に、外線着信の外線ID(外線電話番号等)およ
び転送元である第1のボタン電話機の内線ID(内線電
話番号等)を表示することができるので、着信応答時に
着信の種類を一目で確認することができ、使い勝手を良
くすることができる。
【0058】図7はこの発明に係るボタン電話装置の転
送方法の別実施の形態動作フロー図である。なお、図7
の動作フロー図は、図6の動作フロー図のステップS2
とステップS3、およびステップS6とステップS7に
おける外線ID(外線電話番号)および内線ID(内線
電話番号)を、それぞれ外線IDおよび内線IDに対応
した特定情報(会社名、所属、氏名)に変換して通知、
表示する点のみが異なるので、説明を省略する。
【0059】このように、この発明に係るボタン電話装
置の転送方法のステップ2(ステップP2)およびステ
ップ3(ステップP3)は、外線IDに対応した特定の
情報であるので、転送元である第1のボタン電話機(ボ
タン電話機TEL−1)に、外線着信の外線ID(外線
電話番号等)を図4(b)に示すような、より理解しや
すい会社名、所属、氏名などで表示することができ、装
置の機能アップを図ることができる。
【0060】また、この発明に係るボタン電話装置の転
送方法のステップ6(ステップP6)およびステップ7
(ステップP7)は、外線IDおよび内線IDに対応し
た特定の情報であるので、転送先である第2のボタン電
話機(ボタン電話機TEL−2)に、外線着信の外線I
D(外線電話番号等)および転送元の内線電話番号(内
線ID)を図5(b)に示すような、より理解しやすい
会社名、所属、氏名などで表示することができ、装置の
機能アップを図ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るボ
タン電話装置は、主装置に、外線着信が第1のボタン電
話機から第2のボタン電話機に転送される場合には、外
線IDおよび第1のボタン電話機の内線IDを第2のボ
タン電話機に通知する通知手段を備えたので、転送先は
着信応答時に着信の種類を一目で確認することができ、
使い勝手を良くすることができる。
【0062】また、この発明に係るボタン電話装置の転
送方法は、転送先である第2のボタン電話機に、外線着
信の外線ID(外線電話番号等)および転送元である第
1のボタン電話機の内線ID(内線電話番号等)を表示
することができるので、着信応答時に着信の種類を一目
で確認することができ、使い勝手を良くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るボタン電話装置の実施の形態基
本構成図
【図2】この発明に係る通知手段の一実施の形態要部ブ
ロック構成図
【図3】この発明に係るID記憶手段の一実施の形態要
部ブロック構成図
【図4】外線着信時のボタン電話機(TEL−1)の外
線IDの表示例図
【図5】内線転送時のボタン電話機(TEL−2)の外
線IDおよび内線IDの表示例図
【図6】この発明に係るボタン電話装置の転送方法の一
実施の形態動作フロー図
【図7】この発明に係るボタン電話装置の転送方法の別
実施の形態動作フロー図
【符号の説明】
1 ボタン電話装置 2 主装置 3 回線交換手段 4 制御手段 5 通知手段 6 ID受信手段 7 ID記憶手段 8 転送手段 9 ID/情報変換手段 10 特定情報記憶手段 IF11〜IF1k 外線インタフェース IF21〜IF2n 内線インタフェース Ls1〜Lsn 通話路 TEL−1〜TEL−n ボタン電話機 L1〜Lk 電話回線 l1〜ln 内線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 弘和 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K015 AB01 HA05 5K027 BB01 FF22 HH08 HH23 JJ07 KK04 5K049 AA07 AA15 BB05 BB12 BB22 EE04 GG07 KK11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続される主装置と、前記主
    装置と内線を介して接続される複数のボタン電話機と、
    からなるボタン電話装置において、 前記主装置は、外線着信時に電話回線から供給される外
    線IDを第1のボタン電話機に通知するとともに、外線
    着信が前記第1のボタン電話機から第2のボタン電話に
    転送される場合には、外線IDおよび前記第1のボタン
    電話機の内線IDを前記第2のボタン電話機に通知する
    通知手段を備えたことを特徴とするボタン電話装置。
  2. 【請求項2】 前記通知手段は、電話回線から供給され
    る外線IDを受信するID受信手段、前記ID受信手段
    が受信した外線IDおよび前記第2のボタン電話機の内
    線IDを記憶するID記憶手段、前記第1のボタン電話
    機の転送操作に基づいて前記ID記憶手段に記憶された
    外線IDおよび前記第1のボタン電話機の内線IDを前
    記第2のボタン電話機に通知するとともに、外線着信を
    前記第2のボタン電話機に転送する転送手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のボタン電話装置。
  3. 【請求項3】 前記ID記憶手段は、外線IDおよび内
    線IDをそれぞれ対応する情報に変換するID/情報変
    換手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のボタン
    電話装置。
  4. 【請求項4】 外線着信時に電話回線から供給される外
    線IDを第1のボタン電話機に通知するとともに、外線
    着信が前記第1のボタン電話機から第2のボタン電話に
    転送される場合には、外線IDおよび前記第1のボタン
    電話機の内線IDを前記第2のボタン電話機に通知する
    ボタン電話装置の転送方法において、 以下のステップで外線着信を転送することを特徴とする
    ボタン電話装置の転送方法。 ステップ1:外線着信時に外線IDを受信して記憶す
    る。 ステップ2:外線IDを第1のボタン電話機に通知す
    る。 ステップ3:第1のボタン電話機に外線IDを表示す
    る。 ステップ4:第1のボタン電話機が外線着信に応答す
    る。 ステップ5:第1のボタン電話機からの保留/転送指令
    を認識する。 ステップ6:外線IDおよび第1のボタン電話機の内線
    IDを第2のボタン電話機に通知する。 ステップ7:第2のボタン電話機に外線IDおよび内線
    IDを表示する。 ステップ8:第2のボタン電話機が第1のボタン電話機
    に応答した後、外線に応答する。
  5. 【請求項5】 前記ステップ2および前記ステップ3
    は、外線IDに対応した特定の情報であることを特徴と
    する請求項6記載のボタン電話装置の転送方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ6および前記ステップ7
    は、外線IDおよび内線IDに対応した特定の情報であ
    ることを特徴とする請求項6記載のボタン電話装置の転
    送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092088A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Nec Infrontia Corp ボタン電話装置
JP2008124546A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Oki Electric Ind Co Ltd 構内交換機

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