JP2002185829A - デジタルスチルカメラ - Google Patents

デジタルスチルカメラ

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JP2002185829A JP2000380738A JP2000380738A JP2002185829A JP 2002185829 A JP2002185829 A JP 2002185829A JP 2000380738 A JP2000380738 A JP 2000380738A JP 2000380738 A JP2000380738 A JP 2000380738A JP 2002185829 A JP2002185829 A JP 2002185829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズやビューファインダーを確実に保護す
るとともにビューファインダーの視認性を高める構造を
有し、携帯性、デザイン性に優れたデジタルカメラを提
供する。 【解決手段】 本発明のデジタルカメラ1は、前面側に
レンズ4を備えたカメラ本体2と、背面側に液晶ビュー
ファインダーを備えたカバー3とが対向する向きに配置
され、カメラ本体2が液晶ビューファインダーを露出ま
たは格納する方向に、カバー3がレンズ4を露出または
格納する方向に縦方向に相対移動可能に組み合わされて
いる。そして、カメラ全体を引き延ばしてレンズ4、液
晶ビューファインダーを露出させた状態ではレンズ4に
対して液晶ビューファインダーの表示面が上向きに傾斜
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラに関し、特に携帯性、デザイン性に優れたデジタル
スチルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、写真を撮る際には銀塩カメラ(銀
塩フィルムを使う従来一般のカメラ)が使われていた
が、近年、デジタルスチルカメラ(以下、単に「デジタ
ルカメラ」と記す)が流行の一途をたどっている。デジ
タルカメラで撮った画像は直接、または記憶メディアを
介して容易にパソコンに取り込むことができるため、写
真を自宅のプリンターでプリントアウトする、写真を組
み合わせた文書やメールを作成する、といった要求を満
足することができる。どちらかと言えば、銀塩カメラ、
特に一眼レフ方式等の高級銀塩カメラが写真愛好家やカ
メラマンなどに愛用されているのに対し、デジタルカメ
ラは、一般家庭へのパソコンの普及とあいまって、気軽
に持ち歩けるカメラとして一般のユーザーにも浸透して
きている。
【0003】通常のデジタルカメラの構成は、カメラ本
体の前面側(被写体側)にレンズやストロボなどが備え
られ、背面側(撮影者側)に各種の操作スイッチやボタ
ン類が備えられ、上面側にシャッターボタンなどが備え
られている。また、デジタルカメラの特徴として、撮影
画像をモニターするための液晶ビューファインダーが通
常、カメラ本体の背面側に備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラは銀塩
カメラの画質に匹敵するだけの高画質化を狙って画素数
の向上が盛んに行われている。その一方で、デジタルカ
メラの場合、上述したような背景から携帯性の良さとい
った要因も求められる傾向にある。したがって、そのよ
うなデジタルカメラでは小型、軽量、コンパクトな設計
がなされ、今後、例えば旅行や行事などの写真を撮るば
かりでなく、街中や仕事場でメモ代わりに写真を撮ると
いった用途の広がりも期待されている。
【0005】ところで、デジタルカメラはレンズの部分
が傷に弱く、物があたることのないようにレンズを保護
する必要がある。よって、使用者が手で取り付け、取り
外し可能なレンズキャップを備えたり、レンズの前面に
自動開閉が可能なレンズカバーが組み込まれたデジタル
カメラが提供されている。さらにデジタルカメラの場
合、背面側に液晶ビューファインダーが配置されてお
り、同じように傷に弱い液晶ビューファインダーも保護
する必要がある。ところが、液晶ビューファインダーは
比較的大面積であり、何もカバーを付けず、画面が露出
したままのものがある。中にはカバーを付けるタイプの
もの、あるいはデジタルビデオカメラなどによく見られ
るように、液晶ビューファインダーを折り畳み可能とし
たことで画面を保護するタイプのものもある。
【0006】しかしながら、レンズや液晶ビューファイ
ンダーの保護用として取り外し可能なカバーを備えたデ
ジタルカメラでは、バッグに入れたり、そのまま持ち歩
いているうちにカバーが外れてしまう恐れもあり、常に
傷に対する不安が残る。また、撮影の度にカバーを取り
外し、撮影が終わるとカバーを取り付けなければならな
いという操作性の点で面倒である。折り畳み式の液晶ビ
ューファインダーを備えたものも、いちいち液晶ビュー
ファインダーを折り畳みしなければならないという同様
の問題がある。
【0007】また、デジタルカメラの場合、通常の銀塩
カメラのように光学式ファインダー(覗き孔)を持た
ず、液晶ビューファインダーを備えたものが多いことか
ら、カメラを目から離して様々なアングルから写真を撮
ることができる。ところが、ディスプレイなどを見ても
わかるように、CRT等の表示装置に比べて液晶パネル
は一般に視野角が狭いという特性を持っている。したが
って、カメラを構える位置や角度によって、あるいは自
然な位置でカメラを構えたとしても液晶ビューファイン
ダーが視認しにくいという欠点をもともと有している。
【0008】さらに外形形状に様々な凹凸がある従来の
デジタルカメラでは、例えばバッグの中の限られたスペ
ースにデジタルカメラをしまいたいという収納性の問
題、持ち歩くときの外観のデザイン性の問題などで難点
がある。
【0009】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、レンズや液晶ビューファインダー
を確実に保護し得るとともに液晶ビューファインダーの
視認性を高める構造を有し、携帯性、デザイン性に優れ
たデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のデジタルカメラは、一面側にレンズを備
えた第1の構造体と、一面側にビューファインダーを備
えた第2の構造体とが前記一面同士が対向する向きに配
置され、第1の構造体がビューファインダーを露出させ
るかまたは格納する方向に、第2の構造体がレンズを露
出させるかまたは格納する方向に相対移動可能に組み合
わされ、カメラ全体を引き延ばしてレンズおよびビュー
ファインダーを露出させた状態ではレンズの光軸方向に
対してビューファインダーの表示面の法線方向が上向き
に傾斜することを特徴とする。
【0011】本発明者は、レンズやビューファインダー
の保護を目的としてその部分のみを覆うカバーをカメラ
本体と別に設けるのではなく、デジタルカメラを2つの
構造体で構成することとし、反対側の面に設置されたレ
ンズとビューファインダーを各構造体が互いにカバーし
合う構成に思い至った。すなわち、本発明のデジタルカ
メラでは、レンズを備えた第1の構造体がビューファイ
ンダーをカバーし、ビューファインダーを備えた第2の
構造体がレンズをカバーする。そして、第1の構造体と
第2の構造体が相対移動可能に組み合わされたことによ
って、カメラ全体を縮める方向あるいは引き延ばす方向
に第1の構造体と第2の構造体を相対移動させれば、レ
ンズとビューファインダーが開閉自在となる。
【0012】この構成により、従来のカバーが不要とな
るので、バッグに入れたり、そのまま持ち歩いたとして
もカバーが外れる心配がなくなり、レンズやビューファ
インダーを確実に保護することができる。また、カバー
の取り付け、取り外しを行うこともなくなり、操作性が
向上する。
【0013】また、カメラ全体を引き延ばしてレンズお
よびビューファインダーを露出させた状態でレンズの光
軸方向に対するビューファインダー表示面の法線方向が
上向きに傾斜する構成となっているので、撮影者の視線
がやや下向きになる位のごく自然な位置にカメラを構え
た場合、カメラを立ててレンズを被写体に対して正対さ
せてもビューファインダーの表示面は上向きになり、ビ
ューファインダーの視認性が大きく向上する。
【0014】本発明のデジタルカメラの場合、レンズと
ビューファインダーとの位置関係は任意でよいが、特に
レンズとビューファインダーが縦に並ぶ方向に位置する
ように第1の構造体と第2の構造体を縦方向に相対移動
させる構成とすることが好都合である。この構成によ
り、片手による操作が可能となり、自然な姿勢で写真撮
影が行える。
【0015】上記のようにレンズとビューファインダー
を縦配置とした場合、レンズの光軸方向に対してビュー
ファインダー表示面の法線方向を上向きに傾斜させるた
めの具体的な構成にはいくつかの手法が考えられる。例
えば第2の構造体の鉛直軸に対してビューファインダー
を上向きに傾けて取り付ける、第1の構造体と第2の構
造体を摺動させてカメラ全体を引き延ばした後、第2の
構造体全体を上向きに折り曲げる、等の構成が考えられ
る。
【0016】中でも、第1の構造体と第2の構造体を相
対移動させる際にこれら構造体をレンズが配置された側
に凸の曲線状の軌跡を描くように摺動させる構成を採用
することが望ましい。この構成によれば、第1の構造体
と第2の構造体を相対移動させ、レンズとビューファイ
ンダーを露出させると、自ずとレンズの光軸方向に対し
てビューファインダー表示面が上向きに傾斜することに
なり、特別な動作が不要となる。
【0017】また、カメラ全体を縮めた状態でビューフ
ァインダーの全面が第1の構造体で覆われると同時にレ
ンズの全面が第2の構造体で覆われ、カメラ全体を引き
延ばした状態ではビューファインダーの全面が第1の構
造体から露出すると同時にレンズの全面が第2の構造体
から露出する構成とすることが望ましい。
【0018】この構成によれば、第1の構造体と第2の
構造体からなる全体を縮めたり、引き延ばしたりするた
だ1回の動作によってレンズとビューファインダーを同
時に露出させたり、格納することができるので、操作性
が格段に向上する。
【0019】さらに、第1の構造体と第2の構造体の各
々に電源スイッチの接点を設け、カメラ全体を縮めたと
きに電源スイッチがオフ状態となり、カメラ全体を引き
延ばしたときに電源スイッチがオン状態となる構成とす
ることが望ましい。
【0020】この構成によれば、使用者が撮影時にカメ
ラ全体を引き延ばしてレンズとビューファインダーを露
出させたときに電源スイッチが自動的にオン状態とな
り、撮影終了時にカメラ全体を縮めてレンズとビューフ
ァインダーを格納したときに電源スイッチが自動的にオ
フ状態となる、すなわち、レンズとビューファインダー
の露出、格納と電源スイッチが連動しているので、電源
スイッチの操作が不要となり、操作性がより向上する。
また、使用者がカメラ全体を引き延ばして初めて電源ス
イッチがオン状態となり、カメラ全体を縮めて初めて電
源スイッチがオフ状態となるので、電源スイッチの不要
な誤動作を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図8を参照して説明する。図1は本実施の形態のデ
ジタルカメラの全体斜視図、図2は撮影時の正面図、図
3は同、右側面図、図4は同、背面図、図5は非撮影時
の背面図、図6は撮影時の図2のA−A線に沿う断面
図、図7は非撮影時の図2のA−A線に沿う断面図、図
8はカメラを手に持った状態を示す斜視図、図9は撮影
時の様子を示す図である。なお、以下の説明における
「上下」「左右」は、撮影者側(カメラの背面側)から
見た場合を言う。図6、図7の断面図ではカメラの内部
構造の図示は省略する。
【0022】本実施の形態のデジタルカメラ1は、カメ
ラ本体2(第1の構造体)とこれを前面側から覆うカバ
ー3(第2の構造体)とからなり、図1に示すように、
非撮影時に全体を縮めた状態においては滑らかな曲面で
構成され、下側が緩やかに細った形状となっている。ま
た、カメラ全体は、片手で持つのにちょうど良い程度の
大きさとなっている。
【0023】カメラ本体2は、図2、図4、図5に示す
ように、アルミニウム製のケースの中央部2aの厚みが
厚く、周縁部2bが薄く形成されており、全体としては
図6、図7に示す形状となっている。前面側(被写体
側)から見て中央部2aの上部にレンズ4が組み込ま
れ、その上方にストロボ5が組み込まれている。また図
4、図5に示すように、カメラ本体2の背面側には、撮
影モードの切り換え等の操作を行うためのダイヤル6、
ズームボタン7などが設けられ、ズームボタン7の上方
は親指が入る程度の大きさの窪み8が形成されている。
図3に示すように、右側面にはシャッターボタン9が設
けられている。
【0024】一方、カバー3は、図2、図3に示すよう
に、中央部3aを構成するアクリル樹脂と周縁部3bを
構成するゴムとからなり、全体としては図6、図7に示
すようにカメラ本体2を内部に収容する鞘状の形状とな
っている。そして、図4、図6、図7に示すように、カ
バー3の背面側(撮影者側)の下方に液晶ビューファイ
ンダー10が組み込まれている。
【0025】前面側にレンズ4を備えたカメラ本体2と
背面側に液晶ビューファインダー10を備えたカバー3
とが、カメラ本体2の前面とカバー3の背面が対向する
向きに配置され、相対移動可能に組み合わされている。
そして、非撮影時にはカメラ全体が図1のような形状と
なって、レンズ4がカバー3で覆われ、液晶ビューファ
インダー10がカメラ本体2で覆われる状態となる。撮
影時にはカメラ全体を引き延ばす方向にカメラ本体2と
カバー3をスライドさせることによって、図2、図4に
示すように、カバー3からレンズ4が露出し、カメラ本
体2から液晶ビューファインダー10が露出した状態と
なる。また図3に示すように、シャッターボタン9など
もこの時に露出する。この状態で後述する電源スイッチ
がオン状態となり、撮影可能となる。
【0026】カメラ本体2とカバー3をスライドさせる
部分の機構については、図3に示すように、カメラ本体
2の両側面、カバー3の内面側の両側面に互いに嵌合す
る溝と凸部とからなるスライド部11が設けられてい
る。本実施の形態の場合、スライド部11はカメラ前面
側に向けて凸の円弧状に形成されている。そのため、カ
メラ本体2とカバー3をスライド部11に沿って摺動さ
せると、カメラ本体2、カバー3がカメラ前面側に向け
て凸の円弧状の軌跡を描くように相対移動する。
【0027】さらに本実施の形態の場合、カメラ本体2
の側面およびカバー3の内面の互いに接触し合う箇所に
電源スイッチ13の接点13a,13bがそれぞれ設置
されている。カメラ本体2の下部は先細りになってお
り、カメラ全体を引き延ばす方向にスライドさせた際
に、図4に示すように、カメラ本体2の側面下部はカバ
ー3の内面に接触しないため、カメラ本体2側の接点は
この部分よりも上方に設置されている。この2つの接点
13a,13bを有する電源スイッチ13は、図5に示
すように、レンズ4および液晶ビューファインダー10
を格納した状態では接点13a,13bが離れており、
電源オフの状態となるが、図4に示すように、レンズ4
および液晶ビューファインダー10を露出させた状態で
は接点13a,13bが接触し、電源オンの状態とな
る。すなわち、使用者がレンズ4および液晶ビューファ
インダー10を露出、格納する動作と連動して電源スイ
ッチ13が自動的にオン、オフする構成となっている。
【0028】本実施の形態のデジタルカメラ1によれ
ば、レンズ4を備えたカメラ本体2が液晶ビューファイ
ンダー10のカバーとして機能し、液晶ビューファイン
ダー10を備えたカバー3がレンズ4のカバーとして機
能する。この構成により、従来のレンズキャップ、液晶
ビューファインダーカバーなどが不要となるので、この
デジタルカメラ1をバッグに入れたり、そのまま持ち歩
いたとしてもカバーが外れる心配がなく、レンズ4や液
晶ビューファインダー10を確実に保護することができ
る。
【0029】また、従来のデジタルカメラではレンズの
光軸方向と液晶ビューファインダーの表示面の法線方向
が平行となるのが一般的であるが、本実施の形態のデジ
タルカメラ1の場合、スライド部11を円弧状にしたこ
とで、図9に示すように、カメラ全体を引き延ばしてレ
ンズ4と液晶ビューファインダー10を露出させた状態
ではレンズ4の光軸方向Lに対する液晶ビューファイン
ダー10の表示面の法線方向Cが上向きに傾斜する構成
となっている。そのため、撮影者の視線Iがやや下向き
になる位のごく自然な位置にカメラを構えたとき、カメ
ラを真っ直ぐに立ててレンズ4を被写体に対して正対さ
せた場合でも液晶ビューファインダー10は上向きにな
り、液晶ビューファインダー10が非常に見やすくな
る。
【0030】また、カバーの取り付け、取り外しを行う
こともなくなり、操作性が向上する。特に本実施の形態
の場合、カバー3側が手のひらに向くように持ち、カメ
ラ本体2の中央部の窪み8を親指で押すことによってカ
メラ本体2とカバー3をスライドさせることができる。
このようにして、カメラ全体を縮めたり、引き延ばした
りする1回の動作によってレンズ4と液晶ビューファイ
ンダー10を同時に露出させたり、格納することができ
るので、操作性が極めて高いものとなる。
【0031】また、このデジタルカメラ1は大きさ自体
が片手で持つに充分な大きさであるとともに、撮影時に
は、図8に示すように、人差し指でシャッターボタン9
を押すようにすると同時に他の4本の指で確実にカメラ
全体を保持できるので、片手による操作が充分に可能で
ある。しかも、本実施の形態のデジタルカメラ1は全体
を引き延ばした状態のときに緩やかに湾曲した形状とな
るので、手の丸みにフィットして非常に持ちやすいとい
う利点も持っている。
【0032】さらに、レンズ4と液晶ビューファインダ
ー10の露出、格納と電源スイッチ13を連動させたこ
とで電源スイッチ13の操作が不要となり、操作性がよ
り向上するとともに、電源スイッチの不要な誤動作を防
止することができる。
【0033】そして、未使用状態においてカメラ全体が
外形的に凹凸を持たない形状となるので、例えばバッグ
の中のわずかな隙間にデジタルカメラをしまいたいとい
う時にもかさばることがなく、コンパクトで収納性が極
めて良好となる。また、カメラの外形が非常に流麗なデ
ザインであって、例えば携帯電話などの各種携帯機器の
デザインにも通じるものがあり、これら携帯機器と合わ
せたトータルのファッション性にも優れたものである。
【0034】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば本実施の形態におけるカメラ本体、カバーの具体的
な形状、レンズや液晶ビューファインダー、その他の操
作スイッチ、ボタン等の設置位置などに関してはこの実
施の形態に限ることなく、適宜設計変更が可能である。
また、レンズの光軸方向に対して液晶ビューファインダ
ーの表示面を上向きに傾斜させる手段として、上記実施
の形態ではカメラ本体とカバーを円弧状にスライドさせ
る構成を用いたが、その他、単にカバーに対して液晶ビ
ューファインダーを上向きに傾けて取り付ける、カメラ
本体とカバーをスライドさせてカメラ全体を引き延ばし
た後、カバー側を上向きに折り曲げる、等の構成を採用
してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来のカメラにおけるレンズカバー、ビューフ
ァインダーカバー等などが不要となるので、使用時の操
作性を損なうことなく、レンズやビューファインダーを
確実に保護することができる。また、レンズに対してビ
ューファインダーの表示面が上向きに傾斜しているため
にビューファインダーの視認性が大きく向上する。さら
に、携帯性や収納性が良好でデザイン的にも優れたデジ
タルカメラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のデジタルカメラの全
体斜視図である。
【図2】 同、デジタルカメラの撮影時の正面図であ
る。
【図3】 同、右側面図である。
【図4】 同、背面図である。
【図5】 同、非撮影時の背面図である。
【図6】 同、撮影時の図2のA−A線に沿う断面図で
ある。
【図7】 同、非撮影時の図2のA−A線に沿う断面図
である。
【図8】 同、デジタルカメラを手に持った状態を示す
斜視図である。
【図9】 同、撮影時の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 カメラ本体(第1の構造体) 3 カバー(第2の構造体) 4 レンズ 10 液晶ビューファインダー 11 スライド部 13 電源スイッチ 13a,13b 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 // H04N 101:00 H04N 101:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面側にレンズを備えた第1の構造体
    と、一面側にビューファインダーを備えた第2の構造体
    とが前記一面同士が対向する向きに配置され、前記第1
    の構造体が前記ビューファインダーを露出させるかまた
    は格納する方向に、前記第2の構造体が前記レンズを露
    出させるかまたは格納する方向に相対移動可能に組み合
    わされ、カメラ全体を引き延ばして前記レンズおよび前
    記ビューファインダーを露出させた状態では前記レンズ
    の光軸方向に対して前記ビューファインダーの表示面の
    法線方向が上向きに傾斜することを特徴とするデジタル
    スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記レンズおよび前記ビューファインダ
    ーが縦に並ぶ方向に前記第1の構造体と前記第2の構造
    体とが相対移動可能に組み合わされたことを特徴とする
    請求項1に記載のデジタルスチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1の構造体と前記第2の構造体と
    が相対移動する際に前記レンズが配置された側に凸の曲
    線状の軌跡を描くように摺動することにより前記レンズ
    の光軸方向に対して前記ビューファインダーの表示面の
    法線方向が上向きに傾斜することを特徴とする請求項2
    に記載のデジタルスチルカメラ。
  4. 【請求項4】 カメラ全体を縮めた状態で前記ビューフ
    ァインダーの全面が前記第1の構造体で覆われるととも
    に前記レンズの全面が前記第2の構造体で覆われ、カメ
    ラ全体を引き延ばした状態では前記ビューファインダー
    の全面が前記第1の構造体から露出するとともに前記レ
    ンズの全面が前記第2の構造体から露出する構成となっ
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一
    項に記載のデジタルスチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1の構造体と前記第2の構造体の
    各々に電源スイッチの接点が設けられ、カメラ全体を縮
    めたときに前記電源スイッチがオフ状態となり、カメラ
    全体を引き延ばしたときに前記電源スイッチがオン状態
    となることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一
    項に記載のデジタルスチルカメラ。
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