JP2004078048A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カメラボディ12の側面に配置されたメディアカバー40を開くと、メディアカバー40の下縁部40Aが、カメラボディ12の底面とともにカメラボディ12を自立可能に支持する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラに係り、特にカメラボディの厚さが薄いコンパクトタイプのカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンパクトカメラは小型軽量化が進み、カメラボディ自体の厚さが極めて薄いものになっている。この種の薄型のコンパクトカメラでは、カメラボディのみで安定した自立が困難になっており、適当にカメラを置いて、セルフタイマー撮影等を行うということができなくなっている。このため、この種の薄型コンパクトカメラでは、セルフタイマー撮影等を行なう場合には三脚等を用いなければならなかった。
【0003】
しかし、常に三脚を携帯することは不便であり、このような不具合を解消するために、特許文献1(実公平3−48571号公報)では、カメラボディの底面に折り畳み可能な保持脚を設け、必要に応じて、この保持脚を引き出すことで、カメラボディを自立させることが提案されている。
【0004】
また、特許文献2(特開平9−244135号公報)では、カメラボディの側面に折り畳み可能な脚片を設け、必要に応じて、この脚片を引き出すことで、カメラボディを自立させることが提案されている。
【0005】
また、特許文献3(実開平5−86095号公報)には、撮影時にグリップとして使用可能な折畳式の三脚が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
実公平3−48571号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平9−244135号公報
【0008】
【特許文献3】
実開平5−86095号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1、2のカメラでは、カメラボディに別途保持脚や脚片を設ける必要があり、部品点数が増え、コスト高となる上に、構造的にも大袈裟なものになるという欠点がある。また、特許文献3では、常に三脚を携帯しなければならないという欠点がある。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、カメラボディのみで安定した自立が可能なカメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、カメラボディにメディア装着部を覆うカバー、端子を覆うカバー又はモニタを覆うカバーが開閉自在に設けられたカメラにおいて、前記カバーを開いた状態で前記カメラボディを平坦な設置面に載置すると、前記カバーが前記カメラボディの底面とともに前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とするカメラを提供する。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カバーは、ほぼ矩形状に形成されて前記カメラボディの側面に設けられ、閉じられた状態で下縁部が前記カメラボディの底面の一部を構成するとともに、前記カメラボディの前面側又は背面側に開かれると、前記下縁部が前記カメラボディの底面とともに設置面に接触して前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のカメラを提供する。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カバーが前記カメラボディの両側面に設けられ、一方が前記カメラボディの前面側に開かれるとともに、他方が前記カメラボディの背面側に開かれることを特徴とする請求項2に記載のカメラを提供する。
【0014】
また、請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カバーの下縁部が上下動可能に設けられ、該下縁部を上下動させることにより、前記カメラボディの仰角を調整することを特徴とする請求項2に記載のカメラを提供する。
【0015】
また、請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カバーは、前記カメラボディの底面に設けられ、閉じられた状態で前記カメラボディの底面の一部を構成するとともに、前記カメラボディの前面側又は背面側に開かれて、前記カメラボディの底面とともに設置面に接触して前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のカメラを提供する。
【0016】
また、請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カメラボディの底面から脚部材が出没自在に設けられ、該脚部材と前記カバーとで前記カメラボディを支持することにより、前記カメラボディの仰角を調整することを特徴とする請求項1、2、3又は5に記載のカメラを提供する。
【0017】
また、請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カバーは、ほぼ矩形状に形成されて前記カメラボディの背面に設けられ、下縁部に沿って配置された揺動軸を中心に揺動して開閉され、開かれると、上縁部又は表面全体が前記カメラボディの底面とともに設置面に接触して前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のカメラを提供する。
【0018】
また、請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カバーは、任意の角度で停止可能に形成され、該カバーの停止角度を調整することにより、前記カメラボディの仰角を調整することを特徴とする請求項7に記載のカメラを提供する。
【0019】
本発明によれば、カバーを開いて、カメラボディを平坦な設置面に載置すると、カバーがカメラボディの底面とともにカメラボディを自立可能に支持する。カバーとして機能する部材でカメラボディを支持することにより、部品数を削減でき低コスト化を達成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0021】
図1、図2は、それぞれ本発明に係るカメラの第1の実施の形態を示す正面斜図と背面斜視図である。このデジタルカメラ10は、撮影レンズ14を介して入射する被写体の光学像をCCD等の撮像素子によって電気信号に変換し、得られた電子画像データをメモリカードに記録するデジタルカメラである。
【0022】
図1に示すように、カメラボディ12は、扁平な直方体形状に形成されており、その前面には撮影レンズ14の他、ファインダ窓16、セルフタイマーランプ18及びストロボ発光部20が設けられ、上面にはシャッターボタン22、電源ボタン24及びモードレバー26が設けられている。モードレバー26は、カメラのモードを切り替えるレバーであり、電源ボタン24の外周に回動自在に設けられている。ユーザは、このモードレバー26を回動操作することにより、カメラのモードをスチル撮影を行う撮影モードと、撮影した画像を再生する再生モードとに設定できる。
【0023】
一方、図2に示すように、カメラボディ12の背面には、ファインダ接眼部28、液晶モニタ30、十字ボタン32、メニュー/OKボタン34、バックボタン(BACKボタン)35及び表示ボタン(DISPボタン)36が設けられている。
【0024】
十字ボタン32は、左、右、上、下の四方向の指示を入力可能な多機能操作部であり、右キー及び左キーは、それぞれ再生モード時にコマ送りボタン、コマ戻しボタンとして機能するとともに、上キー及び下キーは、撮影モード時にズームキーとして機能する。また、十字ボタン32は、メニュー/OKボタン34が押されることによって液晶モニタ30に表示されるメニュー画面からメニュー項目を選択したり、各メニューにおける各種設定項目の選択を指示する操作ボタンとして機能する。
【0025】
メニュー/OKボタン34は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時や、選択内容の確定、処理の実行(確認)指示の時などに使用され、バックボタン35は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用される。
【0026】
液晶モニタ30は、撮影した画像の再生用モニタとして使用されるとともに、撮影モード時に画角確認用の電子ファインダーとして使用される。表示ボタン36は、撮影モード時に、この液晶モニタ30の表示のオン・オフの切り替えボタンとして機能する。
【0027】
また、液晶モニタ30は、十字ボタン32を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種設定項目の設定画面として使用されるとともに、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質表示、画素数表示等の表示画面としても使用される。
【0028】
また、図1に示すように、カメラボディ12の一方側の側面には、カメラボディ12の側面に形成されたメディアスロット38を保護するためのメディアカバー40が開閉自在に設けられている。
【0029】
このメディアカバー40は、矩形状に形成されており、閉じられると、カメラボディ12の一方側の側面に形成された凹部42に嵌合される。凹部42はメディアカバー40の厚さと同じ厚さをもって形成されており、メディアカバー40は、閉じられると、その表面がカメラボディ12の側面と同一面上に位置する。また凹部42は、カメラボディ12の底面に貫通して形成されており、メディアカバー40が閉じられると、メディアカバー40の下縁部40Aがカメラボディ12の底面を構成する。
【0030】
メディアカバー40は、その一方側の側縁部の上下に図示しない支軸が形成されており、この支軸をカメラボディ12に形成された軸支持部44、44に軸支されて、揺動自在(約180度の範囲で揺動)に支持されている。そして、この支軸を中心にして揺動することにより、図1(b)に示すように、カメラボディ12の背面側に開かれる。
【0031】
また、メディアカバー40は、その他方側の側縁部に一対の爪46、46が突出して形成されており、この爪46、46が凹部42の内壁面に形成された穴48、48に嵌入されることにより、閉じられた状態でロックされる。
【0032】
一方、図2に示すように、カメラボディ12の他方側の側面には、カメラボディ12の側面に形成された電源入力端子50、音声/映像出力端子(AV端子)52、USB端子54を保護するための端子カバー56が開閉自在に設けられている。
【0033】
この端子カバー56は、メディアカバー40と同様に矩形状に形成されており、閉じられると、カメラボディ12の側面に形成された凹部58に嵌合される。凹部58は端子カバー56の厚さと同じ厚さをもって形成されており、端子カバー56は、閉じられると、その表面がカメラボディ12の側面と同一面上に位置する。また凹部58は、カメラボディ12の底面に貫通して形成されており、端子カバー56が閉じられると、端子カバー56の下縁部56Aがカメラボディ12の底面を構成する。
【0034】
端子カバー56は、その一方側の側縁部の上下に図示しない支軸が形成されており、この支軸をカメラボディ12に形成された軸支持部60、60に軸支されて、揺動自在(約180度の範囲で揺動)に支持されている。そして、この支軸を中心にして揺動することにより、図2(b)に示すように、カメラボディ12の背面側に開かれる。
【0035】
また、端子カバー56は、その他方側の側縁部に一対の爪62、62が突出して形成されており、この爪62、62が凹部58の内壁面に形成された穴64、64に嵌入されることにより、閉じられた状態でロックされる。
【0036】
以上のように構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の作用は次のとおりである。
【0037】
セルフタイマー撮影などのように三脚を使わずにカメラボディ12を自立させて撮影する際は、図1(b)及び図2(b)に示すように、カメラボディ12の側面に形成されたメディアカバー40及び端子カバー56をカメラボディ12の背面側に開いて、カメラボディ12を平坦な設置面に置く。
【0038】
開かれたメディアカバー40と端子カバー56は、それぞれその下縁部40A、56Aがカメラボディ12の底面を構成するように形成されていることから、カメラボディ12の底面とともにカメラボディ12を支持し、これにより、安定した状態でカメラボディ12が自立する。
【0039】
このように本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、メディアカバー40及び端子カバー56を利用してカメラボディ12を支持することから、別途支持部材を設けることなくカメラボディ12を自立させることができる。
【0040】
なお、メディアカバー40か端子カバー56のいずれか一方だけをカメラボディ12に設置し、一方だけでカメラボディ12を支持するように構成しても、カメラボディ12を安定して自立させることができる。
【0041】
また、本実施の形態では、メディアカバー40及び端子カバー56を揺動させて開閉するように構成しているが、前面方向あるいは背面方向にスライドさせて開閉するように構成してもよい。
【0042】
図3は、本発明に係るカメラの第2の実施の形態を示す正面斜視図である。なお、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同一部材には同一符号が付されている。
【0043】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ70は、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10のメディアカバー40をカメラボディ12の前面側に開くように構成したものである(端子カバー56はカメラボディ12の背面側に開く。)。
【0044】
カメラボディ12を自立させて撮影する際は、図4に示すように、カメラボディ12の一方側の側面に形成されたメディアカバー40をカメラボディ12の前面側に開き、他方側の側面に形成された端子カバー56をカメラボディ12の背面側に開く。
【0045】
このように、メディアカバー40と端子カバー56を双方逆方向に開くことにより、より安定した状態でカメラボディ12を支持することができる。
【0046】
なお、メディアカバー40をカメラボディ12の背面側に開き、端子カバー56をカメラボディ12の前面側に開くようにしてもよい。
【0047】
図5は、本発明に係るカメラの第3の実施の形態を示す側面図である。なお、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同一部材には同一符号が付されている。
【0048】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ80は、自立させたカメラボディの仰角を調整できるようにしたものであり、カメラボディ12の底面に脚片82が出没自在に設けられている。この他の構成は、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同じである。
【0049】
脚片82は、合成樹脂等の弾性変形可能な材質のもので板状に形成されており、カメラボディ12の底面の前端部近傍に形成された脚片収容穴84に圧入されている(脚片収容穴84内を移動可能な程度の圧力で圧入され、内壁面との摩擦で保持される。)。脚片収容穴84の縁部には、切欠き86が形成されており、脚片84は、この切欠き86を利用して、脚片収容穴84から任意の長さが引き出される。
【0050】
本実施の形態のデジタルカメラ80によれば、カメラボディ12の仰角を調整する際は、図5(b)に示すように、カメラボディ12の両側面に形成されたメディアカバー40 (不図示)と端子カバー56をカメラボディ12の背面側に開いたのち、同図(c)に示すように、カメラボディ12の底面から脚片82を引き出す。これにより、カメラボディ12を傾けて設置することができる。この際、カメラボディ12は、背面側をメディアカバー40及び端子カバー56で支持されることにより、安定した状態で自立することができる。
【0051】
なお、カメラボディ12の仰角の調整は、カメラボディ12の底面から引き出す脚片82の長さを調整することにより行なう。
【0052】
図6は、本発明に係るカメラの第4の実施の形態を示す側面図である。なお、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同一部材には同一符号が付されている。
【0053】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ90は、自立させたカメラボディの仰角を調整できるようにしたものであり、端子カバー56及びメディアカバー40 (不図示)の下縁部が上下動できるように構成されている。この他の構成は、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同じである。
【0054】
図6に示すように、端子カバー56の下部には、脚片92が上下方向にスライド自在に設けられている。脚片92は、合成樹脂等の弾性変形可能な材質のもので板状に形成されており、端子カバーの下縁部56Aに形成されたガイド溝94に圧入されている(ガイド溝94内を移動可能な程度の圧力で圧入され、周囲との摩擦で保持されている)。メディアカバー40も同様の構成である。
【0055】
本実施の形態のデジタルカメラ90によれば、カメラボディ12を直立させる場合は、図6(a)に示すように、まず、カメラボディ12の両側面に形成されたメディアカバー40 (不図示)と端子カバー56を開く。そして、同図(b)に示すように、カメラボディ12が、直立するように、メディアカバー40 (不図示)と端子カバー56から脚片92、92を引き出す。これにより、カメラボディ12は、カメラボディ12の底面と、メディアカバー40及び端子カバー56の脚片92、92の下縁部に支持されて、安定した状態で自立する。
【0056】
一方、カメラボディ12を傾けて設置する場合は、同図(c)に示すように、メディアカバー40及び端子カバー56の脚片92、92を縮める。これにより、カメラボディ12は、所定量傾斜した状態で自立する。なお、カメラボディ12の仰角の調整は、メディアカバー40及び端子カバー56から引き出す脚片92の長さを調整することにより行なう。
【0057】
図7は、本発明に係るカメラの第5の実施の形態を示す背面斜視図である。なお、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同一部材には同一符号が付されている。
【0058】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ100では、端子カバー102とメディアカバー104が縦方向に揺動して開閉される。端子カバー102は、その基端部に軸受部102Aが形成されており、この軸受部102Aがカメラボディ12に形成された回転軸106に回動自在に支持されている。
【0059】
なお、軸受部102Aと回転軸106との間には所定の摩擦が与えられており、端子カバー102は所定の摩擦抵抗を受けながら揺動する。これにより、端子カバー102を任意の角度位置で止めることができるようにされている。メディアカバー104も同様に構成されている。
【0060】
本実施の形態のデジタルカメラ100によれば、カメラボディ12を自立させる場合は、図7(b)に示すように、端子カバー102とメディアカバー104を開き、この端子カバー102とメディアカバー104をスタンドとして使用してカメラボディ12を自立させる。
【0061】
なお、上記のように端子カバー102とメディアカバー104は、任意の角度位置で止めることができるので、この端子カバー102とメディアカバー104の角度を調整することにより、自立させたカメラボディ12の仰角を調整することができる。
【0062】
図8は本発明に係るカメラの第6の実施の形態を示す背面斜視図である。なお、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同一部材には同一符号が付されている。
【0063】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ110では、メディアスロット38がカメラボディ12の底面に設けられており、このメディアスロット38を保護するメディアカバー112がカメラボディ12の底面に開閉自在に設けられている。
【0064】
このメディアカバー112は、矩形の板状に形成されており、カメラボディ12の底面に形成された凹部114に嵌合されて、底面の一部を構成している。そして、その両側面に形成された図示しないガイドコマが、凹部114の両側内壁面に形成されたガイド溝116、116にガイドされてスライド自在に支持されている。メディアスロット38は、このメディアカバー112をカメラボディ12の背面側にスライドさせることにより開けられる。
【0065】
本実施の形態のデジタルカメラ110によれば、カメラボディ12を自立させる場合は、図8(b)に示すように、メディアカバー112を開く。そして、この状態で同図(c)に示すようにカメラボディ12を平坦な設置面に置く。これにより、カメラボディ12は、カメラボディ12の底面とメディアカバー112で支持されて、安定した状態で自立する。
【0066】
なお、本実施の形態において、メディアカバー112はスライドして開閉するように構成されているが、揺動して開閉するように構成してもよい。この場合、メディアカバー112は、180度反転して、カメラボディ12を支持するように構成する。
【0067】
図9は、本発明に係るカメラの第7の実施の形態を示す背面斜視図である。なお、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同一部材には同一符号が付されている。
【0068】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ120には、カメラボディ12の背面に液晶モニタ30を保護するためのモニタカバー122が設けられている。
【0069】
このモニタカバー122は、カメラボディ12の背面に形成された凹部124に嵌合されており、その下端部両側面に形成された図示しない支軸をカメラボディ12に形成された軸受部126、126に軸支されて開閉自在に設けられている。液晶モニタ30は、このモニタカバー122に形成された透明な窓128を介して確認される。
【0070】
なお、モニタカバー122の支軸と軸受部126との間には所定の摩擦が与えられており、モニタカバー122は所定の摩擦抵抗を受けながら揺動する。これにより、モニタカバー122を任意の角度位置で止めることができるようにされている。
【0071】
本実施の形態のデジタルカメラ120によれば、カメラボディ12を自立させる場合は、図9(b)に示すように、モニタカバー122を開き、このモニタカバー122をスタンドとして使用してカメラボディ12を自立させる。
【0072】
なお、上記のようにモニタカバー122は、任意の角度位置で止めることができるので、このモニタカバー122の角度を調整することにより、自立させたカメラボディ12の仰角を調整することができる。
【0073】
以上一連の実施の形態で説明したように、本発明に係るカメラによれば、カメラボディ12に設けられた各種カバーを利用して、カメラボディ12を自立させるように構成しているので、別途支持部材等を備える必要がない。これにより、部品数の削減と低コスト化を達成することができる。
【0074】
なお、本実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した例で説明したが、銀塩カメラにも同様に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、カバーとして機能する部材でカメラボディを支持することにより、部品数を削減でき低コスト化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの第1の実施の形態を示す正面斜視図
【図2】本発明に係るカメラの第1の実施の形態を示す背面斜視図
【図3】本発明に係るカメラの第2の実施の形態を示す正面斜視図
【図4】本発明に係るカメラの第2の実施の形態を示す平面図
【図5】本発明に係るカメラの第3の実施の形態を示す側面図
【図6】本発明に係るカメラの第4の実施の形態を示す側面図
【図7】本発明に係るカメラの第5の実施の形態を示す背面斜視図
【図8】本発明に係るカメラの第6の実施の形態を示す背面斜視図
【図9】本発明に係るカメラの第7の実施の形態を示す背面斜視図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズ、16…ファインダ窓、18…セルフタイマーランプ、20…ストロボ発光部、22…シャッターボタン、24…電源ボタン、26…モードレバー、28…ファインダ接眼部、30…液晶モニタ、32…十字ボタン、34…メニュー/OKボタン、35…バックボタン(BACKボタン)、36…表示ボタン(DISPボタン)、38…メディアスロット、40…メディアカバー、40A…メディアカバーの下縁部、42…凹部、44…軸支持部、46…爪、48…穴、50…電源入力端子、52…音声/映像出力端子(AV端子)、54…USB端子、56…端子カバー、56A…端子カバーの下縁部、58…凹部、60…軸支持部、62…爪、64…穴、70…デジタルカメラ、80…デジタルカメラ、82…脚片、84…脚片収容穴、86…切欠き、90…デジタルカメラ、92…脚片、94…ガイド溝、100…デジタルカメラ、102…端子カバー、102A…軸受部、104…メディアカバー、106…回転軸、110…デジタルカメラ、112…メディアカバー、114…凹部、116…ガイド溝、120…デジタルカメラ、122…モニタカバー、124…凹部、126…軸受部、128…窓
Claims (8)
- カメラボディにメディア装着部を覆うカバー、端子を覆うカバー又はモニタを覆うカバーが開閉自在に設けられたカメラにおいて、
前記カバーを開いた状態で前記カメラボディを平坦な設置面に載置すると、前記カバーが前記カメラボディの底面とともに前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とするカメラ。 - 前記カバーは、ほぼ矩形状に形成されて前記カメラボディの側面に設けられ、閉じられた状態で下縁部が前記カメラボディの底面の一部を構成するとともに、前記カメラボディの前面側又は背面側に開かれると、前記下縁部が前記カメラボディの底面とともに設置面に接触して前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記カバーが前記カメラボディの両側面に設けられ、一方が前記カメラボディの前面側に開かれるとともに、他方が前記カメラボディの背面側に開かれることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- 前記カバーの下縁部が上下動可能に設けられ、該下縁部を上下動させることにより、前記カメラボディの仰角を調整することを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- 前記カバーは、前記カメラボディの底面に設けられ、閉じられた状態で前記カメラボディの底面の一部を構成するとともに、前記カメラボディの前面側又は背面側に開かれて、前記カメラボディの底面とともに設置面に接触して前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記カメラボディの底面から脚部材が出没自在に設けられ、該脚部材と前記カバーとで前記カメラボディを支持することにより、前記カメラボディの仰角を調整することを特徴とする請求項1、2、3又は5に記載のカメラ。
- 前記カバーは、ほぼ矩形状に形成されて前記カメラボディの背面に設けられ、下縁部に沿って配置された揺動軸を中心に揺動して開閉され、開かれると、上縁部又は表面全体が前記カメラボディの底面とともに設置面に接触して前記カメラボディを自立可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記カバーは、任意の角度で停止可能に形成され、該カバーの停止角度を調整することにより、前記カメラボディの仰角を調整することを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
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- 2002-08-22 JP JP2002241308A patent/JP4110268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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