JP2002183150A - 位置関連情報提示システム及び位置関連情報提示方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

位置関連情報提示システム及び位置関連情報提示方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002183150A
JP2002183150A JP2000378231A JP2000378231A JP2002183150A JP 2002183150 A JP2002183150 A JP 2002183150A JP 2000378231 A JP2000378231 A JP 2000378231A JP 2000378231 A JP2000378231 A JP 2000378231A JP 2002183150 A JP2002183150 A JP 2002183150A
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Koji Kida
弘司 喜田
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    • G06T17/05Geographic models
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に歩き回ってその地域に関する情報を収
集したようにユーザが体感可能な位置関連情報提示シス
テムを提供する。 【解決手段】 3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は
3D地図蓄積手段3から3D地図データを読取り、その
3D地図で表示されている地域と関係のあるタウン情報
等の地域情報を3D地図と重ねてユーザへ表示する。位
置情報検索手段7は表示切替入力手段1を使ってユーザ
が3D地図の表示を切替えた時、新しい表示位置に関連
のある情報を地域情報蓄積手段8から検索する。視界判
定手段5は地域情報が3D地図に重なった表示に関し、
ユーザの現在位置から見た場合、建物等のオブジェクト
同士の重なりを地図データベース6の地図を使って検出
する。位置情報フィルタリング手段4は検索された地域
情報の中から、ユーザが見ることのできるオブジェクト
に関連のあるものを検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置関連情報提示シ
ステム及び位置関連情報提示方法並びにその制御プログ
ラムを記録した記録媒体に関し、特にコンピュータシス
テムを用いてタウン情報等の位置に関連する情報である
地域情報を3次元表示された地図上に表示する情報提供
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報提供システムにおい
ては、コンピュータシステムを用いてタウン情報等の位
置に関連する情報である地域情報をユーザにわかりやす
く提示するシステムが提案されている。
【0003】例えば、情報を2次元の地図上に重ねて表
示する方法が、特開平9−34902号公報(文献1)
に開示されている。この技術によれば、ユーザは地図情
報と地図上の各位置に関連する広告等の情報とを一度に
得ることができ、ある場所へ行く前に事前にその周辺の
情報を下調べするといった使い方が可能である。
【0004】また、地図上に提示された情報が重ならな
いように工夫する技術が、特開平11−174951号
公報(文献2)に開示されている。この技術によれば、
特定の分類に属する情報のみを表示し、その他の情報を
表示しないようにすることができ、情報を分かりやすく
表示させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、図2に示すよ
うな3次元表示された地図上で自由に歩き回りながら、
現在位置に関する地域情報を検索するアプリケーション
を考えると、このアプリケーションの目的は3次元表示
された地図上で歩き回ることで、その場所を擬似的に体
験しながら、その場所に関連する情報を収集することで
ある。
【0006】このようなアプリケーションの実現におい
ては、情報を地図上に重ねて表示する方法として、上記
の文献1あるいは文献2の方法が使用可能であるが、単
純にこれらの方法を使用すると、以下のような問題が生
ずる。
【0007】文献1あるいは文献2の手法では、2次元
の地図を上から見る形態になっているため、ユーザが現
実世界のその場に立った時に、ビルの影等で、実際にユ
ーザが見ることができない情報まで検索されてしまう。
この場合、その場所からユーザが見ることが可能な位置
に関する情報を優先的に提示する必要がある。
【0008】また、3次元地図上を歩き回る方法では、
その速度、高さといったバリエーションがあり、ユーザ
はそれぞれ欲しい情報が異なる。例えば、早く移動して
いる時には大まかな情報を必要としており、逆に、遅く
移動している場合には細かな情報を必要としている。文
献1あるいは文献2の手法では、歩き回るという使い方
を想定していないため、このようなユーザの地図上での
歩き方に応じて提示する情報を選別することができな
い。
【0009】さらに、ユーザの検索したい情報が明確な
場合、3次元地図上を歩き回りながらその地域情報を検
索する方法より、キーワード等を使って検索し、検索結
果を地図に貼り付ける方法が考えられる。ところが、文
献1あるいは文献2の手法では、2次元の地図を上から
見る形態になっているため、現在地との関係がわかりに
くいという問題がある。また、市販の地図ソフトの中に
は2地点の最短経路を探索できるものもあり、現在地か
ら検索結果の場所までの最短距離を表示することが可能
であるが、ユーザは必ずしも最短距離を歩くことが良い
のではなく、ユーザが興味のある方向へ自由に移動しな
がら、検索結果に関連のある場所まで歩きまわるといっ
た、自由度を高くして地図上を歩き回ることはできな
い。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、実際に歩き回ってその地域に関する情報を収集し
たようにユーザが体感することができる位置関連情報提
示システム及び位置関連情報提示方法並びにその制御プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、3次元地図上
のユーザの歩き回り方と各情報がカバーする領域の地図
上の区分レベルとに応じて情報を提供することができる
位置関連情報提示システム及び位置関連情報提示方法並
びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の位置
関連情報提示システムは、3次元表示された3次元地図
のデータで表されている位置に関連する地域情報を当該
3次元地図のデータに重ねた表示に関して、現在位置か
ら移動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェ
クト同士の重なりに関する情報を検出する視界判定手段
と、前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用い
て、表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位
置に関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記
地域情報を検索する位置情報フィルタリング手段とを備
えている。
【0013】本発明による第2の位置関連情報提示シス
テムは、3次元表示された3次元地図のデータで表され
ている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデー
タに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心
とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なり
に関する情報を検出する視界判定手段と、前記地域情報
がカバーする領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒
度を算出する位置粒度算出手段と、必要となる前記地域
情報の粒度の程度を示す情報詳細度と前記領域の粒度と
前記オブジェクト同士の重なりに関する情報とを用い
て、前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を
検索する位置情報フィルタリング手段とを備えている。
【0014】本発明による第3の位置関連情報提示シス
テムは、3次元表示された3次元地図のデータで表され
ている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデー
タに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心
とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なり
に関する情報を検出する視界判定手段と、前記地域情報
がカバーする領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒
度を算出する位置粒度算出手段と、移動指示を基に、必
要となる前記地域情報の条件を推測する操作意図判定手
段と、前記操作意図判定手段により推測された前記条件
と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関
する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連のあ
る前記地域情報を検索する位置情報フィルタリング手段
とを備えている。
【0015】本発明による第4の位置関連情報提示シス
テムは、3次元表示された3次元地図のデータで表され
ている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデー
タに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心
とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なり
に関する情報を検出する視界判定手段と、前記オブジェ
クト同士の重なりに関する情報を用いて、前記地域情報
の中から、関連のある前記地域情報を検索する位置情報
フィルタリング手段と、入出されるキーワードを基に前
記地域情報を検索するキーワード検索手段と、現在位置
から前記キーワード検索手段で検索された前記地域情報
で特定される位置までの経路を探索する経路探索手段と
を備え、前記経路探索手段の探索結果を基に前記地域情
報で特定される位置までの案内を表示するよう構成して
いる。
【0016】本発明による位置関連情報提示システムの
携帯端末装置は、3次元表示された3次元地図のデータ
で表わされている位置に関連する地域情報を当該3次元
地図のデータに重ねて表示する重ね合わせ表示手段と、
前記重ね合わせ表示手段の表示に関して現在位置から移
動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト
同士の重なりに関する情報を検出する視界判定手段と、
前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
情報を検索する位置情報フィルタリング手段とを備えて
いる。
【0017】本発明による第1の位置関連情報提示方法
は、3次元表示された3次元地図のデータで表されてい
る位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに
重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心とす
る所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関
する情報を検出するステップと、前記オブジェクト同士
の重なりに関する情報を用いて、表示切替え指示に応答
して検索された新しい表示位置に関連のある前記地域情
報の中から、関連のある前記地域情報を検索するステッ
プとを備えている。
【0018】本発明による第2の位置関連情報提示方法
は、3次元表示された3次元地図のデータで表されてい
る位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに
重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心とす
る所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関
する情報を検出するステップと、前記地域情報がカバー
する領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出
するステップと、必要となる前記地域情報の粒度の程度
を示す情報詳細度と前記領域の粒度と前記オブジェクト
同士の重なりに関する情報とを用いて、前記地域情報の
中から、関連のある前記地域情報を検索するステップと
を備えている。
【0019】本発明による第3の位置関連情報提示方法
は、3次元表示された3次元地図のデータで表されてい
る位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに
重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心とす
る所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関
する情報を検出するステップと、前記地域情報がカバー
する領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出
するステップと、移動指示を基に、必要となる前記地域
情報の条件を推測するステップと、その推測された前記
条件と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なり
に関する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連
のある前記地域情報を検索するステップとを備えてい
る。
【0020】本発明による第4の位置関連情報提示方法
は、3次元表示された3次元地図のデータで表されてい
る位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに
重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中心とす
る所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関
する情報を検出するステップと、前記オブジェクト同士
の重なりに関する情報を用いて、前記地域情報の中か
ら、関連のある前記地域情報を検索するステップと、入
出されるキーワードを基に前記地域情報を検索するステ
ップと、現在位置からその検索された前記地域情報で特
定される位置までの経路を探索するステップとを備え、
この探索結果を基に前記地域情報で特定される位置まで
の案内を表示するようにしている。
【0021】本発明による第5の位置関連情報提示方法
は、3次元表示された3次元地図のデータで表わされて
いる位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータ
に重ねて表示するステップと、その表示に関して現在位
置から移動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブ
ジェクト同士の重なりに関する情報を検出するステップ
と、前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用い
て、表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位
置に関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記
地域情報を検索するステップとを携帯端末装置に備えて
いる。
【0022】本発明による第6の位置関連情報提示方法
は、位置情報で特定される位置に関連する地域情報を、
コンピュータシステムを用いて3次元表示された3次元
地図上に表示する位置関連情報提示方法であって、前記
3次元表示された地図の状態の変化を感知するステップ
と、現在の地図の状態から現在位置の地域情報をデータ
ベースから検索するステップと、その検索結果の中から
操作者の視野内の建物の情報を抽出するステップと、こ
の抽出結果を表示するステップとを備えている。
【0023】本発明による第1の位置関連情報提示制御
プログラムを記録した記録媒体は、位置関連情報を提示
させるための位置関連情報提示制御プログラムはコンピ
ュータに、3次元表示された3次元地図のデータで表さ
れている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデ
ータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記オブジェクト同士の重
なりに関する情報を用いて、表示切替え指示に応答して
検索された新しい表示位置に関連のある前記地域情報の
中から、関連のある前記地域情報を検索させている。
【0024】本発明による第2の位置関連情報提示制御
プログラムを記録した記録媒体は、位置関連情報を提示
させるための位置関連情報提示制御プログラムはコンピ
ュータに、3次元表示された3次元地図のデータで表さ
れている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデ
ータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記地域情報がカバーする
領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出さ
せ、必要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳
細度と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なり
に関する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連
のある前記地域情報を検索させている。
【0025】本発明による第3の位置関連情報提示制御
プログラムを記録した記録媒体は、位置関連情報を提示
させるための位置関連情報提示制御プログラムはコンピ
ュータに、3次元表示された3次元地図のデータで表さ
れている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデ
ータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記地域情報がカバーする
領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出さ
せ、移動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を
推測させ、その推測された前記条件と前記領域の粒度と
前記オブジェクト同士の重なりに関する情報とを用い
て、前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を
検索させている。
【0026】本発明による第4の位置関連情報提示制御
プログラムを記録した記録媒体は、位置関連情報を提示
させるための位置関連情報提示制御プログラムはコンピ
ュータに、3次元表示された3次元地図のデータで表さ
れている位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデ
ータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記オブジェクト同士の重
なりに関する情報を用いて、前記地域情報の中から、関
連のある前記地域情報を検索させ、入出されるキーワー
ドを基に前記地域情報を検索させ、現在位置からその検
索された前記地域情報で特定される位置までの経路を探
索させ、この探索結果を基に前記地域情報で特定される
位置までの案内を表示させている。
【0027】本発明による第5の位置関連情報提示制御
プログラムを記録した記録媒体は、位置関連情報を提示
させるための位置関連情報提示制御プログラムは携帯端
末装置に、3次元表示された3次元地図のデータで表わ
されている位置に関連する地域情報を当該3次元地図の
データに重ねて表示させ、その表示に関して現在位置か
ら移動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェ
クト同士の重なりに関する情報を検出させ、前記オブジ
ェクト同士の重なりに関する情報を用いて、表示切替え
指示に応答して検索された新しい表示位置に関連のある
前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を検索
させている。
【0028】すなわち、本発明の第1の位置関連情報提
示方法は、コンピュータシステムを用いて位置に関連す
る地域情報を3次元表示された地図上にユーザにわかり
やすく提示する位置関連情報提示方法において、3次元
表示された地図の状態の変化を感知するステップと、現
在の地図の状態から関連のある地域情報をデータベース
から検索するステップと、その検索結果の中からユーザ
から見える地域情報を抽出するステップと、この抽出結
果をユーザへ表示するステップとから構成されている。
【0029】本発明の第2の位置関連情報提示方法は、
コンピュータシステムを用いてタウン情報等の位置に関
連する情報である地域情報を3次元表示された地図上に
ユーザにわかりやすく提示する位置関連情報提示方法に
おいて、3次元表示された地図の状態の変化を感知する
ステップと、現在の地図の状態から関連のある地域情報
をデータベースから検索するステップと、その検索結果
それぞれに対して地域情報がカバーする領域の粒度を算
出するステップと、上記の検索結果の中からユーザの欲
しい地域情報の条件にマッチした地域情報でありかつユ
ーザから見える地域情報を抽出するステップと、この抽
出結果をユーザへ表示するステップとから構成されてい
る。
【0030】本発明の第3の位置関連情報提示方法は、
コンピュータシステムを用いてタウン情報等の位置に関
連する情報である地域情報を3次元表示された地図上に
ユーザにわかりやすく提示する位置関連情報提示方法に
おいて、3次元表示された地図の状態の変化を感知する
ステップと、現在の地図の状態から関連のある地域情報
をデータベースから検索するステップと、その検索結果
それぞれに対して地域情報がカバーする領域の粒度を算
出するステップと、ユーザの3次元表示された地図に対
する操作からユーザが欲しい地域情報の条件を推測する
ステップと、上記の検索結果の中からユーザの欲しい地
域情報の条件にマッチした地域情報でありかつユーザか
ら見える地域情報を抽出するステップと、この抽出結果
をユーザへ表示するステップとから構成されている。
【0031】本発明の第4の位置関連情報提示方法は、
コンピュータシステムを用いてタウン情報等の位置に関
連する情報である地域情報を3次元表示された地図上に
ユーザにわかりやすく提示する位置関連情報提示方法に
おいて、キーワードによって地域情報をデータベースか
ら検索するステップと、地図上のユーザの居場所から検
索結果に関連のある場所までの最短経路を算出するステ
ップと、この最短経路算出ステップの算出結果を基にユ
ーザへ道案内を行うステップとから構成されている。
【0032】本発明の第5の位置関連情報提示方法は、
本発明の第4の位置関連情報提示方法において、最短経
路を算出するステップが、ユーザの居場所が変化する度
に、再計算するように制御するステップを構成に加える
ことで、ユーザは必ずしも案内通りに移動する必要はな
く、したがって、ユーザは自由度の高い案内を受けるこ
とを可能としている。
【0033】より具体的に、本発明の第1の位置関連情
報提示システムは、コンピュータシステムを用いてタウ
ン情報等の位置に関連する情報である地域情報を3次元
表示された地図上にユーザにわかりやすく提示する位置
関連情報提示システムにおいて、地図の3D(3 Di
mensions:3次元)表示データを格納した3D
地図蓄積手段と、3D地図蓄積手段から3D地図データ
を読取ってその3D地図で表示されている地域に関係の
あるタウン情報等の位置に関連する情報である地域情報
を3D地図と重ねてユーザへ表示する3D地図ー情報重
ね合わせ表示手段と、3D地図ー情報重ね合わせ表示手
段の表示に対して前進、後退、向きを変える等の表示切
替え操作をユーザが行う表示切替え入力手段と、タウン
情報等の位置に関連する情報である地域情報を蓄積した
データベースである位置情報蓄積手段と、表示切替え手
段を使ってユーザが3D地図の表示が切替えたことをき
っかけに新しい表示位置に関連のある情報を地域情報蓄
積手段から検索する位置情報検索手段と、2D(2 D
imensions:2次元)表示の地図のデータベー
スである地図データベースと、3D地図ー情報重ね合わ
せ表示手段の表示に関してユーザの現在位置から見た場
合に建物等のオブジェクト同士の重なりに関する情報を
地図データベースの地図を使って検出することでユーザ
が現在見ることができるオブジェクトを検出する視界判
定手段と、位置情報検索手段が行った地域情報の中から
視界判定手段が算出したユーザが見ることができるオブ
ジェクトに関連のあるものを検索して3D地図ー情報重
ね合わせ表示手段へ3D地図と重ねてユーザへ表示する
ことを依頼する位置情報フィルタリング手段とを有して
いる。
【0034】本発明の第2の位置関連情報提示システム
は、上記の本発明の第1の位置関連情報提示システム
に、地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
示す領域の粒度を算出する位置粒度算出手段を構成に加
えることで、ユーザが地域情報の検索条件として、好み
の地域情報の粒度を指定することを可能としている。
【0035】本発明の第3の位置関連情報提示システム
は、上記の本発明の第2の位置関連情報提示システム
に、表示切替入力手段で行ったユーザの操作から、ユー
ザが欲しい地域情報の条件を推測するユーザ操作意図判
定手段を構成に加えることで、特にユーザが地域情報の
検索条件を指定しなくても、3D地図の移動の仕方か
ら、適した地域情報が選別して表示することを可能とし
ている。
【0036】本発明の第4の位置関連情報提示システム
は、上述した位置関連情報提示システムに、キーワード
を入力して地域情報検索するキーワード検索手段と、現
在の居場所から検索結果に関連のある場所までの経路を
探索する経路探索手段とを構成に加えることで、ユーザ
が検索したい地域情報が明確にある場合に、先にキーワ
ード検索手段を使って地域情報を検索し、その検索結果
に関連する場所へ地図上でナビゲートすることを可能と
している。
【0037】本発明の第5の位置関連情報提示システム
は、上記の本発明の第4の位置関連情報提示システムに
おいて、ユーザの居場所が変化する度に、経路探索手段
が最短経路を再計算することで、ユーザは必ずしも案内
通りに移動する必要がなく、したがって、ユーザに自由
度の高い案内を受けさせることを可能としている。
【0038】従来のシステムでは2D表示の地図を上か
ら見る形態になっているため、ユーザが現実世界のその
場に立った時に、ビルの影等で、実際にユーザの見るこ
とができない情報まで検索されてしまうという問題があ
る。これに対して、本発明の位置関連情報提示システム
では、3D地図上のユーザの視界を判断する視界判定手
段と、この判定結果を基に、地域情報検索結果の中か
ら、実際にユーザが見ることができる地域情報を抽出す
る位置情報フィルタリング手段とを備えることで、従来
の問題を解決している。
【0039】また、3D地図上を歩き回る方法において
は、その速度、高さといったバリエーションがあり、ユ
ーザはそれぞれ欲しい情報が異なる。例えば、早く移動
している時には大まかな情報を必要としており、逆に、
遅く移動している場合には細かな情報を必要としてい
る。従来のシステムでは、歩き回るという使い方を想定
していないため、このようなユーザの地図上での歩き方
に応じて提示する情報の選別をすることができないとい
う問題がある。これに対して、本発明の位置関連情報提
示システムでは、検索された地域情報がカバーする領域
の粒度を算出する位置粒度算出手段と、3D地図上での
ユーザの操作から大まかな情報を必要としているのか、
細かな情報を必要としているのかを判断するユーザ操作
意図判定手段とを備えることで、従来の問題を解決して
いる。
【0040】さらに、本発明の位置関連情報提示システ
ムでは、3D地図上を歩き回りながらその周辺の情報を
検索できるだけではなく、キーワード検索手段と経路探
索手段とを構成に持つことで、ユーザは先にキーワード
によって情報を検索し、その情報に関連のある場所へ、
3D地図上でナビゲートすることが可能になり、ユーザ
の場所が変化する度に経路の再計算を行うことで、ユー
ザは必ずしも案内通りに移動する必要はなく、したがっ
て、ユーザは自由度の高い案内を受けることが可能とな
る。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に
よる位置関連情報提示システムの構成を示すブロック図
である。図1において、本発明の第1の実施例による位
置関連情報提示システムは表示切替入力手段1と、3D
(3 Dimensions:3次元)地図−情報重ね
合わせ表示手段2と、3D地図蓄積手段3と、位置情報
フィルタリング手段4と、視界判定手段5と、地図デー
タベース(DB)6と、位置情報検索手段7と、位置情
報蓄積手段8とから構成されている。
【0042】3D地図蓄積手段3は地図の3D表示デー
タを格納し、3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は3
D地図蓄積手段3から3D地図データを読取り、その3
D地図で表示されている地域と関係のある地域情報を3
D地図と重ねてユーザへ表示する。表示切替入力手段1
は3D地図−情報重ね合わせ表示手段2の表示に対する
前進、後退、向きを変える等のユーザによる表示切替え
操作を3D地図−情報重ね合わせ表示手段2に指示す
る。
【0043】位置情報蓄積手段8は位置情報とその位置
情報で特定される位置に関連する地域情報を蓄積したデ
ータベースである。位置情報検索手段7は表示切替入力
手段1を使ってユーザが3D地図の表示を切替えたこと
をきっかけに、新しい表示位置に関連のある地域情報を
地域情報蓄積手段8から検索する。
【0044】ここで、位置情報とは地図上のある領域ま
たは点を示すもので、例えば「住所」、「郵便番号」、
「緯度・経度」で記述される。以下、本実施例では地図
上のある領域を長方形の領域で近似させた時の当該長方
形の対角2点を「(緯度、経度)−(緯度、経度)」と
いう形式で位置情報を示すものとする。
【0045】また、地域情報とは上記の位置情報で特定
される場所(位置)に関連するデータであり、例えば位
置情報で特定される場所に存在する建物の名称、その建
物内のお店の広告、その建物内の会社や団体等のホーム
ページのアドレス[URL(Uniform Reso
urce Locator)]等がある。
【0046】以下、本実施例では位置情報で特定される
場所に存在する建物内の会社や団体等のホームページの
URL及びタイトルで地域情報を示すものとする。しか
しながら、上記の情報以外にも、市販のデータベースで
ある業種や登録名、及び電話番号等が掲載された電話
帳、タイトルやスケジュールが掲載された映画情報やイ
ベント情報のエンタテイメント雑誌のデータベース、場
所名や最寄り駅からの時間が掲載された地図データベー
ス等を使用することで、各種情報に対応して使用するこ
ともでき、その際、それら各種情報を地域情報として使
用することも可能である。
【0047】地図データベース6は2D(2 Dime
nsions:2次元)表示の地図のデータベースであ
る。視界判定手段5は3D地図−情報重ね合わせ表示手
段2の表示に関して、ユーザの現在位置から見た場合
に、建物等のオブジェクト同士の重なりに関する情報を
地図データベース6の地図を使って検出することで、ユ
ーザが現在見ることができるオブジェクトを検出する。
【0048】位置情報フィルタリング手段4は位置情報
検索手段7が行った地域情報の中から、視界判定手段5
が算出したユーザが見ることのできるオブジェクトに関
連のあるものを検索し、3D地図−情報重ね合わせ表示
手段2へ3D地図と重ねてユーザへ表示することを依頼
する。
【0049】図2は本発明の第1の実施例による表示画
面の一例を示す図である。図2においては、3D地図−
情報重ね合わせ表示手段2が表示する画面例を示してい
る。この図2を参照して、以下、ユーザが3D地図上を
歩き回ることで、3D地図上の現在位置(現在表示され
ている位置)に関する地域情報を検索することができる
アプリケーションについて説明する。尚、本発明では、
グラフィカルユーザインタフェースをマウス、キーボー
ド等の入力装置を使って操作するパーソナルコンピュー
タ等を想定している。
【0050】図2において、3D地図−情報重ね合わせ
表示手段2が表示する画面は3D地図表示領域201
と、ユーザ操作入力領域202と、地域情報リンク表示
領域203との3つの表示領域から構成されている。
【0051】3D地図表示領域201は3D地図蓄積手
段3に蓄積された地図を表示する領域であり、建物等の
オブジェクト20101と、その建物に関する地域情報
へのリンク20102とから構成されている。地域情報
へのリンク20102には符号(「A」,「B」等)が
ふられており、地域情報リンク表示領域203に表示さ
れる地域情報に割り振られた符号と対応する。
【0052】図2に示す画面例の場合、オブジェクト2
0101に関する地域情報はリンク20102で示され
る「建物A」内の会社のURL及びタイトルであり、こ
の詳細は地域情報20301に記述されている「(株)
xxxホームページ http://www.xxx.com/ 」となる。
【0053】ユーザ操作入力領域202はユーザが3D
地図表示領域201の表示を切替える入力を行う領域で
あり、図2に示す画面例の場合、20201の領域で、
「進む」、「戻る」、「左」、「右」の入力を行うこと
ができ、それぞれの入力に応じて3D地図表示領域20
1に表示される3D地図の内容及び地域情報リンク表示
領域203に表示される3D地図に関連のある地域情報
の内容が変更される。但し、3D地図表示領域201の
表示内容(行き止まり等)によっては、操作が無効な場
合もある。この表示切替え処理の流れについては後述す
る。
【0054】地域情報リンク表示領域203は3D地図
に関連のある地域情報が一覧表示されている。図2に示
す画面例の場合、地域情報は2つあり、一つ目の地域情
報20301は「(株)xxxホームページ http://w
ww.xxx.com/ 」であり、二つ目の地域情報20302は
「aaa株式会社 http://www.aaa.com/ 」である。
尚、「http:// 」ではじまる行はインタネット上にある
情報へのリンクを意味しており、ユーザがこの行をマウ
スでクリックすると、ブラウザが起動し、リンク先のペ
ージがブラウザへ表示されるものとする。
【0055】図3は本発明の第1の実施例による表示切
替え処理を示すフローチャートであり、図4は図1の3
D地図蓄積手段3の構成例を示す図である。これら図1
〜図4を参照して本発明の第1の実施例による表示切替
え処理について説明する。
【0056】ユーザはユーザ操作入力領域202を使っ
て、3D地図−情報重ね合わせ表示手段2が表示した画
面に対して表示の切替えを入力する(図3ステップS
1)。表示切替入力手段1は依頼信号101を用いて、
ユーザの操作内容(「進む」、「戻る」、「左」、
「右」のいずれか)を3D地図−情報重ね合わせ表示手
段2へ依頼する。
【0057】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は現
在表示されている3D地図のファイル名(以下、現在フ
ァイル名とする)と、現在表示されている3D地図の場
所(以下、現在場所とする)と、現在表示されている3
D地図の向き(以下、現在向きとする)とを記憶してい
る。。
【0058】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は問
い合わせ信号102を用いて、通知内容にしたがって次
に表示すべき3D地図データを3D地図蓄積手段3へ問
い合わせる。その際、3D地図−情報重ね合わせ表示手
段2は現在の3D地図のファイル名と、ユーザ操作内容
(「進む」、「戻る」、「左」、「右」のいずれか)と
をパラメータとして3D地図蓄積手段3に送る。3D地
図蓄積手段3に蓄積されている3D地図のデータベース
の例を図4に示す。
【0059】図4において、フィールドT101は3D
地図のファイル名を、フィールドT102は3D地図の
場所[(北緯、東経)で表現する]を、フィールドT1
03は3D地図の向き(「東」「西」「南」「北」で表
現する)を、フィールドT104は「進む」場合の3D
地図のファイル名(この操作ができない場合、値は空と
する)を、フィールドT105は「戻る」場合の3D地
図のファイル名(この操作ができない場合、値は空とす
る)を、フィールドT106は「左」の場合の3D地図
のファイル名(この操作ができない場合、値は空とす
る)を、フィールドT107は「右」の場合の3D地図
のファイル名(この操作ができない場合、値は空とす
る)をそれぞれ示している。
【0060】3D地図蓄積手段3は送られてきた現在の
地図のファイル名とフィールドT101の値とがマッチ
するレコードを検索する。尚、フィールドT101の値
は主キーとなるように設計し、必ずひとつのレコードが
マッチするように設計してある。
【0061】ユーザ操作内容(「進む」、「戻る」、
「左」、「右」のいずれか)に応じて、マッチしたレコ
ードのフィールドT104〜T107の値から次の3D
地図のファイル名(以下、次ファイル名とする)を得
る。
【0062】次ファイル名が「空」でない時、次ファイ
ル名と、フィールドT101の値とがマッチするレコー
ドを検索する。この検索にマッチしたレコードのフィー
ルドT102の値が次の3D地図の場所(以下、次場所
とする)であり、フィールドT103の値が次の3D地
図の向き(以下、次向きとする)である。
【0063】3D地図蓄積手段3は応答信号104を用
いて3D地図−情報重ね合わせ表示手段2へ、上記の
「次ファイル名」と、「次場所」と、「次向き」とをそ
れぞれ返答する。
【0064】図4に示す例の場合、現在のファイル名が
「3D000100」で、ユーザ操作が「進む」の場合
には、「3D000101」が次ファイルとなる。3D
地図蓄積手段3は次ファイル名「3D000101」に
マッチするフィールドT101を検索し、「次場所」と
して「(35.5061,135.7050)」の値
を、「次向き」として「北」の値をそれぞれ得ると、そ
れらを3D地図−情報重ね合わせ表示手段2へ返答す
る。これによって、3D地図−情報重ね合わせ表示手段
2には次の3Dデータがロードされる(図3ステップS
2)。
【0065】但し、「次ファイル名」が「空」の場合、
ユーザ操作内容は失敗したとして、3D地図蓄積手段3
は応答信号104を用いて3D地図−情報重ね合わせ表
示手段2へ「失敗」を返答する。
【0066】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は3
D地図蓄積手段3からの返答がファイル名であれば(図
3ステップS3)、ステップS4へ遷移し、「失敗」で
あれば(図3ステップS3)、表示切替え処理を終了す
る。
【0067】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は3
D地図蓄積手段3からの返答を受けた次ファイル名をロ
ードし、3D地図表示領域201の表示を切替える(図
3ステップS4)。3D地図−情報重ね合わせ表示手段
2は「現在ファイル名」、「現在場所」、「現在向き」
の値を、「次ファイル名」、「次場所」、「次向き」に
それぞれ変更する。3D地図−情報重ね合わせ表示手段
2は3D地図の表示の変更に伴って、地域情報の変更処
理を行い(図3ステップS5)、表示切替え処理を終了
する。
【0068】図5は本発明の第1の実施例による地域情
報の変更処理を示すフローチャートであり、図6は図1
の位置情報蓄積手段8の構成例を示す図であり、図7は
図1の位置情報検索手段7の検索結果例を示す図であ
る。これら図1と図2と図5〜図7とを参照して本発明
の第1の実施例による地域情報の変更処理について説明
する。
【0069】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は依
頼信号103を用いて、位置情報検索手段7へ地域情報
の変更を依頼する(図5ステップS11)。その際、3
D地図−情報重ね合わせ表示手段2は更新された「現在
場所」、「現在向き」をパラメータとして位置情報検索
手段7に送信する。この場合、「現在場所」は「(3
5.5061,135.7050)」、現在向きは
「北」である。
【0070】位置情報検索手段7は検索信号110を用
いて、位置情報蓄積手段8へ地域情報の検索を行う(図
5ステップS12)。予め、現時位置を基にして地域情
報として検索する範囲をシステムで決めておく。今、説
明を簡単化するために、現在場所から「北緯±0.00
6」、「東経±0.005」を検索範囲とする。
【0071】位置情報蓄積手段8にはインタネット上に
あるページ群を位置で分類した情報が地域情報として蓄
積されている。図6において、フィールドT201は
「地域情報のID(識別情報)(PID)」、フィール
ドT202はページのインタネットのURL」、フィー
ルドT203は「ページのタイトル」、フィールドT2
04は「ページに関連する場所[便宜上、場所を長方形
で近似し、その対角2点を(北緯、東経)ー(北緯、東
経)で表現する]」をそれぞれ示している。
【0072】例えば、図6に示す例の場合、「地域情報
のID」が「1」には「URL」として「http://www.x
xx.com/ 」、「タイトル」として「(株)xxxホーム
ページ」、「場所」として「(35.5020,13
5.7020)−(35.5030,135.704
0)」がそれぞれ蓄積されている。
【0073】「地域情報のID」が「2」には「UR
L」として「http://www.yyy.com/ 」、「タイトル」と
して「(株)yyyトップページ」、「場所」として
「(35.4000,135.7500)−(35.4
010,135.7510)」がそれぞれ蓄積されてい
る。
【0074】「地域情報のID」が「3」には「UR
L」として「http://www.zzz.com/ 」、「タイトル」と
して「Welcome To ZZZ」、「場所」とし
て「(35.5010,135.7070)−(35.
5030,135.7090)」がそれぞれ蓄積されて
いる。
【0075】「地域情報のID」が「4」には「UR
L」として「http://www.aaa.com/ 」、「タイトル」と
して「aaa株式会社」、「場所」として「(35.5
050,135.7070)−(35.5070,13
5.7090)」がそれぞれ蓄積されている。
【0076】「地域情報のID」が「5」には「UR
L」として「http://www.bbb.com/ 」、「タイトル」と
して「bbbポータル」、「場所」として「(35.6
000,135.7500)−(35.6010,13
5.7510)」がそれぞれ蓄積されている。
【0077】「地域情報のID」が「6」には「UR
L」として「http://www.ccc.com/ 」、「タイトル」と
して「cccサイト」、「場所」として「(35.50
50,135.7090)−(35.5070,13
5.7110)」がそれぞれ蓄積されている。
【0078】「地域情報のID」が「7」には「UR
L」として「http://www.ddd.com/ 」、「タイトル」と
して「dddのページへようこそ」、「場所」として
「(35.5000,135.6000)−(35.5
010,135.6010)」がそれぞれ蓄積されてい
る。
【0079】「地域情報のID」が「8」には「UR
L」として「http://www.nnn.com/ 」、「タイトル」と
して「NNN銀行ホームページ」、「場所」として
「(35.1050,135.7090)−(35.1
070,135.7110)」がそれぞれ蓄積されてい
る。
【0080】「地域情報のID」が「9」には「UR
L」として「http://www.mmm.com/ 」、「タイトル」と
して「MMM銀行」、「場所」として「(35.900
0,135.6000)−(35.9010,135.
6010)」がそれぞれ蓄積されている。
【0081】位置情報蓄積手段8は現在場所から検索範
囲を算出し、これにフィールドT204の値が含まれて
いるレコードを検索し、その検索結果のレコードを応答
信号111を用いて位置情報検索手段7へ返答する。
【0082】上記の例の場合、現在場所は「(35.5
061,135.7050)」であり、検索範囲は「北
緯±0.006」、「東経±0.005」であるから、
検索結果は図7に示すような内容となり、位置情報蓄積
手段8はそのレコードセットを位置情報検索手段7へ返
答する。つまり、位置情報蓄積手段8は「地域情報のI
D」が「1」,「3」,「4」,「6」のレコードセッ
トを位置情報検索手段7へ返答する。
【0083】位置情報検索手段7は検索結果信号109
を用いて、位置情報蓄積手段8からの地域情報の検索結
果、「現在場所」、「現在向き」を位置情報フィルタリ
ング手段4へ送信する。
【0084】位置情報フィルタリング手段4は「現在場
所」から「現在向き」にユーザが見た場合に、建物の影
等でユーザが実際には見ることができない場所に関する
地域情報を地域情報の検索結果から削除するフィルタリ
ング処理を行う(図5ステップS13)。位置情報フィ
ルタリング手段4は通知信号105を用いて、フィルタ
リングした地域情報の検索結果を3D地図−情報重ね合
わせ表示手段2へ送る。尚、上記のフィルタリング処理
については後述する。
【0085】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は位
置情報フィルタリング手段4から送られてきた地域情報
の検索結果を基に、地域情報リンク表示領域203の内
容を更新し(図5ステップS14)、この処理を終了す
る。
【0086】位置情報フィルタリング手段4は依頼信号
106を用いて、上記のステップS13における地域情
報のフィルタリング処理を視界判定手段5へ依頼する。
その際、位置情報フィルタリング手段4は地域情報の検
索結果、「現在場所」、「現在向き」をパラメータとし
て視界判定手段5に送信する。
【0087】図8は図1の視界判定手段5の処理手順を
示すフローチャートである。この図8を参照して位置情
報フィルタリング手段4からの依頼に対する視界判定手
段5の処理手順について説明する。
【0088】視界判定手段5は「現在場所」の周辺の地
図データを、上記の図5のステップS12で行った処理
と同様にして、「現在場所」からある決められた範囲の
地図データ108を地図データベース6から得る(図8
ステップS21)。
【0089】視界判定手段5は地域情報の検索結果のす
べてのレコードに対して以下のステップを処理するため
に、現在処理しているレコードを意味する変数Cを1で
初期化する(C←1)(図8ステップS22)。
【0090】視界判定手段5は3D地図表示領域201
へ表示されている範囲(以下、視界とする)を算出する
(図8ステップS23)。この算出方法は「現在位置」
から「現在向き」の方向にある一定の角度の範囲を視界
とすればよい。
【0091】この後、視界判定手段5はC番目の地域情
報が存在すれば(図8ステップS24)、C番目の地域
情報が視界に入っているかどうかをチェックする(図8
ステップS25)。これに対して、視界判定手段5はC
番目の地域情報が存在しなければ(図8ステップS2
4)、全ての地域情報の検索結果のレコードを処理した
ことを意味し、応答信号106を用いてステップS27
で記憶したフィルタリング結果を新たな地域情報の検索
結果として位置情報フィルタリング手段4へ返信し(図
8ステップS29)、処理を終了する。
【0092】視界判定手段5はC番目の地域情報が視界
に入っていれば、C番目の地域情報が「現在場所」から
実際に見ることができるのかどうかのチェックを行う
(図8ステップS26)。また、視界判定手段5はC番
目の地域情報が視界に入っていなければ、変数Cの値を
ひとつ増加させ(C←C+1)(図8ステップS2
8)、上記のステップS24に戻る。
【0093】チェックの結果、視界判定手段5はC番目
の地域情報と「現在場所」との間にオブジェクトがなけ
れば、C番目の地域情報をフィルタリング結果として記
憶する(図8ステップS27)。視界判定手段5はC番
目の地域情報と「現在場所」との間にオブジェクトが存
在すれば、変数Cの値をひとつ増加させ(C←C+1)
(図8ステップS28)、上記のステップS24に戻
る。
【0094】図9は地図データを示す模式図であり、図
10及び図11は図1の視界判定手段5の処理動作を説
明するための模式図であり、図12及び図13は本発明
の第1の実施例によるフィルタリング結果を示す図であ
る。これら図9〜図13を参照して位置情報フィルタリ
ング手段4からの依頼に対する視界判定手段5の処理手
順について具体的に説明する。
【0095】視界判定手段5は「現在場所」の周辺の地
図データを「現在場所」からある決められた範囲の地図
データ108を地図データベース6から得る。この場
合、地図データとしては一般に市販されているものを使
えばよい。
【0096】今、説明を簡単化するために、簡略化した
地図データを図9に示す。全体の長方形が地図であり、
その中の長方形は建物を表現している。また、図の上方
向を北とする。図9において、「F101」は「現在場
所」を、「F102」は「図7に示す最初のレコード
(「地域情報のID」が「1」のレコードセット)の場
所の建物」を、「F103」は「図7に示す2番目のレ
コード(「地域情報のID」が「3」のレコードセッ
ト)の場所の建物」を、「F104」は「図7に示す3
番目のレコード(「地域情報のID」が「4」のレコー
ドセット)の場所の建物」を、「F105」は「図7に
示す4番目のレコード(「地域情報のID」が「6」の
レコードセット)の場所の建物」をそれぞれ示してい
る。
【0097】視界判定手段5は3D地図表示領域201
へ表示されている視界を算出する。この視界の算出方法
は「現在位置」から「現在向き」の方向にある一定の角
度の範囲を視界とすればよい。例えば、図9に示す地図
データに対して、「現在向き」が「北」で、視界の角度
を「120度」とした場合、図10に示す太線の枠で囲
まれた部分が視界となる。
【0098】視界判定手段5はC番目の地域情報が存在
する場合には、C番目の地域情報が視界に入っているか
どうかをチェックし、入っていればC番目の地域情報が
「現在場所」から実際に見ることができるのかどうかの
チェックを行う。この場合、視界判定手段5はC番目の
地域情報と「現在場所」との間が建物等のオブジェクト
で完全に遮られているかどうかをチェックすることで行
えばよい。
【0099】例えば、図11に示すように、「現在場
所」からC番目の地域情報の地図上の領域輪郭に補助線
を一定間隔でひき、少なくともひとつの補助線がオブジ
ェクトと重ならなければ、実際に「現在場所」から見る
ことができると判断することができる。但し、この方法
は一例にしかすぎず、より厳密な方法で処理しても構わ
ない。
【0100】チェックの結果、C番目の地域情報と「現
在場所」との間にオブジェクトがなければ、視界判定手
段5はC番目の地域情報をフィルタリング結果として記
憶する。例えば、C=1の場合、図7に示す1番目のレ
コードは図11に示すように、視界に入っておりかつ
「現在場所」との間にオブジェクトがないため、「地域
情報のID」が「1」のレコードがフィルタリング結果
として記憶される。
【0101】また、C=4まで順に実行すると、図7に
示す地域情報の検索結果は、「F105」が「現在場
所」との間にオブジェクトが存在するために削除され、
最終的に「地域情報のID」が「1」,「3」,「4」
のレコードがフィルタリング結果として記憶される(図
13参照)。
【0102】図14は本発明の第2の実施例による位置
関連情報提示システムの構成を示すブロック図である。
図14において、本発明の第2の実施例による位置関連
情報提示システムは地域情報がカバーする領域の地図上
の区分レベルを示す領域の粒度を算出する位置粒度算出
手段9を追加した以外は図1に示す本発明の第1の実施
例による位置関連情報提示システムと同様の構成となっ
ており、同一構成要素には同一符号を付してある。ま
た、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様
である。
【0103】図15は本発明の第2の実施例による処理
動作を説明するための模式図である。この図15を参照
して領域の粒度について説明する。通常、住所情報を表
現する時には、都道府県レベル→区、市、村レベル→町
レベル→建物レベルといったように、より大ざっぱな区
分からより詳細な区分へと階層的に記述する。これを模
式的に表したものが図15である。
【0104】図15においては各区分レベルを「0」か
ら「3」までの層で表している。本実施例では説明を簡
単化するために、区、市、村レベルを最も大ざっぱな区
分として、区分レベル0(以下、L=0とする)とし、
最も詳細な区分として、建物内をさらに分割したレベル
3(以下、L=3とする)としている。位置粒度算出手
段9は、各地域情報がカバーする領域の地図上の区分レ
ベルがどの層の領域を表しているのかを示す領域の粒度
を判定する手段である。
【0105】図16は本発明の第2の実施例による表示
画面の一例を示す図である。図16においては、3D地
図−情報重ね合わせ表示手段2が表示する画面例を示し
ており、図2に示す画面例に、検索対象の設定をユーザ
が入力することができるように領域20202を追加し
たものになっている。
【0106】ユーザは地域情報の検索条件として、市全
体の情報等の大ざっぱな情報から、ある商店の情報等の
細かな情報まで4段階(0から3)で入力することがで
きるものとする。以下、この値を現在情報詳細度と呼
ぶ。
【0107】これに伴って、表示切替入力手段1はユー
ザが選択した現在情報詳細度を記憶しておき、上記の図
3のステップS1において、依頼信号101を用いて現
在情報詳細度もパラメータとして3D地図−情報重ね合
わせ表示手段2へ依頼する。また、上記の図5のステッ
プS11において、3D地図−情報重ね合わせ表示手段
2は位置情報検索手段7へ地域情報の変更を依頼する際
に、依頼信号103を用いて現在情報詳細度もパラメー
タとして送信する。
【0108】上記の図5のステップS12において、位
置情報検索手段7は応答信号109を用いて位置情報フ
ィルタリング手段4へ地域情報の検索結果、「現在場
所」、「現在向き」を送信しているが、この送り先を位
置粒度算出手段9へ変更し、応答信号113を用いて、
現在情報詳細度もパラメータとして送信する。これに対
し、位置粒度算出手段9は後述するように、地域情報の
検索結果の各情報の粒度を算出する。
【0109】図17は図14の位置粒度算出手段9の粒
度算出処理を示すフローチャートである。これら図14
〜図17を参照して位置粒度算出手段9の粒度算出処理
について説明する。
【0110】位置粒度算出手段9は「現在場所」の周辺
の地図データを、上記のステップS12で行った処理と
同様にして、「現在場所」からある決められた範囲の地
図データ112を地図データベース6から得る(図17
ステップS31)。
【0111】位置粒度算出手段9は地域情報の検索結果
の全てのレコードに対して以下のステップを処理するた
めに、現在処理しているレコードを意味する変数Cを1
で初期化する(C←1)(図17ステップS32)。
【0112】位置粒度算出手段09はC番目の地域情報
が存在すれば(図17ステップS33)、C番目の地域
情報の粒度を算出し(図17ステップS34)、変数C
の値をひとつ増加し(C←C+1)(図17ステップS
35)、ステップS33に戻る。
【0113】位置粒度算出手段09はC番目の地域情報
が存在しなければ(図17ステップS33)、全ての地
域情報検索結果のレコードを処理したことを意味するの
で、この処理を終了する。上記の地域情報の粒度の算出
方法については後述する。
【0114】図18は図14の位置粒度算出手段9によ
る地域情報の粒度の算出方法を示すフローチャートであ
る。これら図14及び図18を参照して本発明の第2の
実施例の動作について説明する。まず、上記の地域情報
の粒度の算出方法について説明する。以下、C番目の地
域情報を注目地域情報と呼ぶ。
【0115】位置粒度算出手段9は大ざっぱな区分レベ
ルから順に粒度の判定を行うために、現在注目している
区分レベルを記憶する変数Lを0で初期化する(L←
0)(図18ステップS41)。
【0116】位置粒度算出手段9は変数Lの値が区分レ
ベルの最大値(L_MAX)以下であれば(図18ステ
ップS42)、あるオブジェクトに一致するかどうかを
チェックし、注目地域情報が区分レベルLの地図上で一
致する領域を検索する(図18ステップS43)。位置
粒度算出手段9はあるオブジェクトに一致しなければ、
注目地域情報を含む区分レベルLの地図上の領域を検索
する(図18ステップS44)。
【0117】位置粒度算出手段9は注目地域情報を含む
区分レベルLの地図上の領域が見つかれば、注目地域情
報の領域を含む領域の集合を記憶しておく(図18ステ
ップS45)。以下、これをオブジェクトパスと呼び、
領域のIDをカンマで区切って記述する。
【0118】位置粒度算出手段9は変数Lの値が区分レ
ベルの最大値(L_MAX)以下でなければ(図18ス
テップS42)、変数Lの値をL_MAXとし(図18
ステップS47)、地域情報検索結果にオブジェクトパ
スを記憶するフィールドと、注目地域情報の領域が所属
する区分レベルのフィールドとを追加し(図18ステッ
プS49)、処理を終了する。この処理フローの直観的
な意味は、最大の区分レベル(最も細かい粒度)より細
かなオブジェクトが、最大の区分レベルとして扱うとい
う意味である。以下、これら2つのフィールドが追加さ
れた地域情報検索結果を拡張地域情報の検索結果と呼
ぶ。
【0119】また、位置粒度算出手段9はあるオブジェ
クトに一致すれば(図18ステップS43)、注目地域
情報の領域に一致した領域をオブジェクトパスに追加し
(図18ステップS48)、地域情報検索結果にオブジ
ェクトパスを記憶するフィールドと、注目地域情報の領
域が所属する区分レベル以下の2つのフィールドとを追
加し(図18ステップS49)、処理を終了する。
【0120】位置粒度算出手段9は注目地域情報を含む
区分レベルLの地図上の領域が見つからなければ(図1
8ステップS44)、地域情報検索結果に、オブジェク
トパスを記憶するフィールドと、注目地域情報の領域が
所属する区分レベルのフィールドとを追加する(図18
ステップS49)。この処理フローの直観的な意味は、
地域情報が地図のオブジェクトと完全に一致するとは限
らないため、地域情報を含む最小粒度の地図上のオブジ
ェクトを検索する処理を行うという意味である。
【0121】図19は図14の位置粒度算出手段9によ
る地域情報の粒度の算出方法を説明するための模式図で
あり、図20は図19に示す模式図を図9に示す地図デ
ータに重ね合わせた図であり、図21は本発明の第2の
実施例によるフィルタリング結果を示す図である。これ
ら図14と図19〜図21とを参照して本発明の第2の
実施例の動作について説明する。
【0122】通常、市販されている地図ソフトウェアも
粒度で区分レベルに別れており、各区分レベルに建物等
のオブジェクトが存在する。以下、図19に示す区分レ
ベルに分けられた地図を使って説明する。
【0123】「L=0」には市レベルのオブジェクトを
表示する。図19に示す例ではF201の長方形の領域
からなり、この領域がある市を表現しているものとす
る。各領域にはIDが与えられており、領域F201は
「0−001」というIDが与えられている。
【0124】「L=1」には町レベルのオブジェクトを
表示する。図19に示す例では、F202〜F205の
長方形の領域からなり、これらの領域がそれぞれ町を表
現しているものとする。領域F202には「1−00
1」というIDが、領域F203には「1−002」と
いうIDが、領域F204には「1−003」というI
Dが、領域F205には「1−004」というIDがそ
れぞれ与えられている。
【0125】「L=2」には建物レベルのオブジェクト
を表示する。図19に示す例では、F206〜F209
の長方形の領域からなり、これらの領域がそれぞれ建物
を表現しているものとする。領域F206には「2−0
01」というIDが、領域F207には「2−002」
というIDが、領域F208には「2−003」という
IDが、領域F209には「2−004」というIDが
それぞれ与えられている。
【0126】「L=3」には建物内のオブジェクトを表
示する。図19に示す例では、F210,F211の長
方形の領域からなり、これらの領域がそれぞれ建物内部
を表現しているものとする。領域F210には「3−0
01」というIDが、領域F211には「3−002」
というIDがそれぞれ与えられている。
【0127】位置粒度算出手段9は注目地域情報が区分
レベルLの地図上で一致する領域を検索し、一致する領
域が見つかれば、注目地域情報の領域に一致した領域を
オブジェクトパスに追加する。例えば、注目地域情報が
図7に示す最初のレコード(図9の領域F102)で、
「L=0」の場合について説明する。図20には図19
に示す図に図9に示す地図データを重ねたものを示し、
注目地域情報である図9の領域F102は図20の領域
F207である。
【0128】「L=0」であるから、この区分レベルの
領域は領域F201だけである。領域F207と領域F
201とは一致しないため、位置粒度算出手段9は注目
地域情報を含む区分レベルLの地図上の領域を検索す
る。
【0129】位置粒度算出手段9はその領域が見つかれ
ば、オブジェクトパスを記憶し、その領域が見つからな
ければ、図7に示すような地域情報検索結果に、図21
に示すように、オブジェクトパスを記憶するフィールド
T205と、注目地域情報の領域が所属する区分レベル
のフィールドT206とを追加する。
【0130】上述した例の場合、領域F207は領域F
201に含まれるため、位置粒度算出手段9は注目地域
情報の領域を含む領域の集合、つまりオブジェクトパス
を記憶しておく。上述した例の場合には、領域F207
が領域F201に含まれるため、領域F207のオブジ
ェクトパスは領域F201のIDである「0−001」
となる。
【0131】領域F207の例の場合、「L=0」の場
合には領域F201に含まれ、「L=1」の場合には領
域F202に含まれ、「L=2」の場合には領域F20
7と一致するので、オブジェクトパスは「0−001,
1−001,2−001」となり、フィールドT205
へ「0−001,1−001,2−001」を記憶す
る。さらに、「L=2」でこのステップを処理するた
め、フィールドT206には「2」を記憶する(図21
参照)。
【0132】位置粒度算出手段9は粒度を算出すると、
応答信号114を用いて、位置情報フィルタリング手段
4へ拡張地域情報の検索結果、「現在場所」、「現在向
き」、現在情報詳細度を送信する。
【0133】位置情報フィルタリング手段4はこれを受
けて地域情報フィルタリング処理を行う。位置情報フィ
ルタリング手段4はこの地域情報フィルタリング処理を
行う際に、まず、依頼信号106を用いて、地域情報フ
ィルタリング処理を視界判定手段5へ依頼する。
【0134】その際、位置情報フィルタリング手段4は
拡張地域情報の検索結果、「現在場所」、「現在向き」
に加えて、現在情報詳細度をパラメータとして視界判定
手段5に送信する。
【0135】図22は図14の視界判定手段5の処理手
順を示すフローチャートである。図22においては図8
に示す本発明の第1の実施例による処理動作と比較して
ステップS55の部分が異なる。
【0136】視界判定手段5はC番目の地域情報が視界
に入っているかどうかと、C番目の地域情報の区分レベ
ル(フィールドT206)が現在の詳細度の値以下かど
うかとの2つの項目をチェックする(図22ステップS
55)。共に満たしている場合にはステップS56を処
理し、入っていない場合にはステップS58を処理す
る。
【0137】尚、他の処理(ステップS51〜S54,
S56〜S59)は図8に示す本発明の第1の実施例に
よる処理動作(ステップS21〜S24,S26〜S2
9)と同様である。以上のように改造することで、検索
対象の条件にマッチした地域情報を地域情報リンク表示
領域203に表示することができる。
【0138】図23は本発明の第3の実施例による位置
関連情報提示システムの構成を示すブロック図である。
図23において、本発明の第3の実施例による位置関連
情報提示システムは表示切替入力手段1で行ったユーザ
の操作からユーザが欲しい地域情報を推測するユーザ操
作意図判定手段10を追加した以外は図14に示す本発
明の第2の実施例と同様の構成となっており、同一構成
要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の
動作は本発明の第2の実施例と同様である。
【0139】図24は本発明の第3の実施例による表示
画面の一例を示す図である。図24においては、3D地
図−情報重ね合わせ表示手段2が表示する画面例を示し
ており、図2に示す画面例に、ユーザが進む方向だけで
はなく、その速度も設定することができるように領域2
0203を追加したものになっている。
【0140】図16に示す表示画面では領域20202
にユーザが明示的に検索対象の条件を指定しているが、
この条件はユーザ操作意図判定手段10が自動的に推定
するために入力する必要がなく削除されている。図24
に示す表示画面では、ユーザが領域20203において
速度を「0」から「3」までの4段階で入力することが
できる。以下、この値を現在移動速度と呼ぶ。
【0141】これに伴って、表示切替入力手段1はユー
ザが選択した現在移動速度を記憶しておき、上記の図3
のステップS1において、依頼信号101を用いて現在
移動速度もパラメータとして3D地図−情報重ね合わせ
表示手段2に送ってユーザの操作内容を依頼する。但
し、本発明の第2の実施例では現在情報詳細度もパラメ
ータとして送信しているが、本発明の第3の実施例では
それを送信しない。以下、全て現在情報詳細度のパラメ
ータは送信しない。
【0142】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は上
記の図5のステップS11において、依頼信号103を
用いて位置情報検索手段7に地域情報の変更を依頼する
際に、現在移動速度もパラメータとして送信する。
【0143】位置情報検索手段7は上記の図5のステッ
プS12において、応答信号113を用いて現在移動速
度もパラメータとして位置粒度算出手段9に送信する。
位置粒度算出手段9は上記の図18のステップS49に
おいて、応答信号114を用いて現在移動速度もパラメ
ータとして位置情報フィルタリング手段4に送信する。
位置情報フィルタリング手段4はこれを受けて地域情報
フィルタリング処理を行う。
【0144】この処理は、本発明の第2の実施例では、
図22に示す処理フローを実行しているが、本発明の第
3の実施例では、まずユーザ操作意図判定手段10が現
在再生速度からユーザが欲しい情報がどの区分レベルで
あるかを推定してから、図22に示す処理フローを実行
する。
【0145】図25は図23のユーザ操作意図判定手段
10内のテーブルを示す図である。図25において、こ
のテーブルは現在移動速度を意味するフィールドT03
01と、図24に示す表示画面の地域情報リンク表示領
域203へ表示すべき区分レベルを示すフィールドT3
02とから構成されている。
【0146】このテーブルの直感的な意味は、速度が速
く移動している時に大ざっぱな情報を表示し、逆に遅く
移動している時に細かな情報を表示することができるよ
うにすることである。
【0147】位置情報フィルタリング手段4はユーザ操
作意図判定手段10において現在移動速度の値がフィー
ルドT301の値とマッチしたレコードのフィールドT
302の値115を現在情報詳細度の値として記憶す
る。例えば、図25に示す例の場合、フィールドT30
1の速度が「2」の時にはフィールドT302の現在情
報詳細度の値は「1」となる。
【0148】位置情報フィルタリング手段4は依頼信号
106を用いて、地域情報フィルタリング処理を視界判
定手段5へ依頼する。この依頼に対する視界判定手段5
の処理手順は図22に示す本発明の第2の実施例による
処理動作と同様である。
【0149】以上のように改造することで、特にユーザ
が地域情報の検索条件を指定しなくても、3D地図の移
動の仕方から、その移動の仕方に適した地域情報を選別
して表示することができる。
【0150】図26は本発明の第4の実施例による位置
関連情報提示システムの構成を示すブロック図である。
図26において、本発明の第4の実施例による位置関連
情報提示システムはキーワードを入力して地域情報検索
するキーワード検索手段11と、現在の居場所から検索
結果に関連のある場所までの経路を探索する経路探索手
段12とを追加した以外は図1に示す本発明の第1の実
施例による位置関連情報提示システムと同様の構成とな
っており、同一構成要素には同一符号を付してある。ま
た、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様
である。
【0151】本実施例におけるユーザの利用方法は、3
D地図内を歩き回りながら地域情報を得る本発明の第1
の実施例と第2の実施例と第3の実施例とは異なり、予
めキーワードによって地域情報を検索し、その検索結果
に関連のある場所へ3D地図の中を歩いて移動する使い
方を想定している。
【0152】図27は本発明の第4の実施例の処理動作
を示すフローチャートであり、図28は図26のキーワ
ード検索手段11の入力画面例を示す図であり、図29
は図26のキーワード検索手段11の検索結果を示す図
であり、図30は図26のキーワード検索手段11によ
る検索結果の表示例を示す図であり、図31は図26の
キーワード検索手段による検索結果を示す図であり、図
32及び図33は本発明の第4の実施例による表示画面
例を示す図である。これら図26〜図33を参照して本
発明の第4の実施例の処理動作について説明する。
【0153】ユーザはキーワード検索手段11を使っ
て、探したい情報をキーワードで検索する(図27ステ
ップS61)。キーワード検索手段11の画面例を図2
8に示す。図28において、1101は検索キーワード
入力フィールド[図28においてはユーザが「銀行」に
関する情報を検索しようとしている]であり、1102
は検索ボタンである。
【0154】ユーザが検索ボタン1102を押下(クリ
ック)すると、キーワード検索手段11は検索キーワー
ド1101をパラメータに、依頼信号120を用いて位
置情報蓄積手段8へ検索を要求する。
【0155】位置情報蓄積手段8は図6に示すタイトル
のフィールドT203に対して、パラメータとして送ら
れてきた検索キーワードを含むレコードの検索を行う
(図27ステップS62)。図6に示すタイトルのフィ
ールドT203に対して、検索キーワード「銀行」で検
索した結果を図29に示す。但し、この検索方法は一例
であり、例えば図6に示すURLのフィールドT202
で示されるページ全体を、検索キーワードの検索対象と
しても構わない。
【0156】位置情報蓄積手段8は応答信号118を用
いて、図29に示す検索結果をキーワード検索手段11
へ返す。キーワード検索手段11は位置情報蓄積手段8
の検索結果を表示する(図27ステップS63)。この
検索結果の表示画面例を図30に示す。
【0157】図30において、1103は検索結果表示
フィールドを示し、1104は検索結果に関連のある場
所へ移動するための案内ボタンを示している。図30に
おいて、検索結果表示フィールド1103には図7に示
す検索結果のタイトルのフィールドT203が1行目
に、URLのフィールドT202が2行目に表示されて
いる。また、キーワード検索手段11は各検索結果毎に
案内ボタン1104を表示する。
【0158】ユーザは検索結果の中から3D地図で道案
内をして欲しい検索結果の案内ボタン1104を押下
(クリック)する(図27ステップS64)。説明を簡
単にするために、本実施例ではユーザが案内ボタン11
04を押すことにしているが、必ずしも案内ボタン11
04を押す必要はない。例えば、上記のステップS61
へ戻ってもう一度検索し直しても構わないし、キーワー
ド検索を終了しても構わない。
【0159】キーワード検索手段11は案内ボタン11
04が押された検索結果(図31参照)119を3D地
図−情報重ね合わせ表示手段2へ送る。3D地図−情報
重ね合わせ表示手段2はキーワード検索手段11から送
られてきた検索結果119を、今後、ユーザへ道案内す
る目標として記憶する(以下、このデータを案内目標と
する)(図27ステップS65)。
【0160】ユーザは上述した本発明の第1の実施例、
第2の実施例、第3の実施例と同様の方法で、3D地図
を歩き回る(図27ステップS66)。3D地図−情報
重ね合わせ表示手段2は、図3に示す処理フローにした
がって3D地図を表示し、この処理フローが終了する毎
に、道案内を表示する処理を行う。
【0161】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は依
頼信号116を用いて、まず案内目標が視界に入ってい
るかどうかを視界判定手段5へ判定してもらうために、
現在の居場所と、図31に示す案内目標の場所T204
とを視界判定手段5へ送る。
【0162】視界判定手段5は本発明の第1の実施例で
説明した方法で、案内目標の場所が視界に入っているか
どうかを判断し、応答信号117を用いて、その結果を
3D地図−情報重ね合わせ表示手段2に返答する。
【0163】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2はこ
の返答がTRUE(視界に入っている)ならば(図27
ステップS67)、目標地点についたことを意味するの
で、目標地点が視界に入っていることを表示する(図2
7ステップS70)(図33参照)。
【0164】また、3D地図−情報重ね合わせ表示手段
2はこの返答がFALSE(視界に入っていない)なら
ば(図27ステップS67)、目標地点についていない
ことを意味するので、現在の居場所から案内目標の場所
まで行くために、ユーザがどの方向へ進むべきであるか
を算出するために、依頼信号121を用いて、経路探索
手段12へ現在の居場所と、図31に示す案内目標の場
所T204とを送る(図27ステップS68)。
【0165】経路探索手段12は2地点を与えると、そ
の最短経路を算出する手段であり、すでに広く知られて
いるものを用いて実装すればよい。本実施例では、現在
の居場所と、案内目標の場所T204との2地点間の経
路を算出し、応答信号122を用いて、現在の居場所か
ら次にどちらの方向に進むべきであるか「右」、
「左」、「進む」、「戻る」の中ならひとつを3D地図
−情報重ね合わせ表示手段2に回答する。
【0166】3D地図−情報重ね合わせ表示手段2は現
在、ユーザが進むべき道を表示する(図27ステップS
69)(図32参照)。図32においては、画面中央の
矢印20103がユーザの進むべき道であり、この例の
場合、ユーザは案内目標へ到達するためには右に進むべ
きであることを意味している。但し、ユーザは必ずしも
矢印20103の方向へ進む必要はなく、ユーザは好き
な方向へ歩けばよい。
【0167】本実施例によるシステムでは常に現在の居
場所から案内目標への経路を算出するため、最短の経路
からユーザが外れても構わない。図32において、20
104は目標地点であることを示すアイコンであり、2
0105は図31に示す目標地点のタイトルT203で
ある。
【0168】図34は本発明の第4の実施例による最短
経路の算出処理を説明するための図であり、図35は図
34に示す発ノード及び着ノードとそれらの距離とを格
納するテーブルの構成例を示す図であり、図36と図3
7と図39とは本発明の第4の実施例による最短経路の
算出処理の具体例を説明するための図であり、図38は
図37の処理結果の表示画面を示す図である。
【0169】図34において、ノードN01〜N09は
それぞれある場所を示している。今、説明を簡単化する
ために、ユーザがノードN01にいて、ノードN09を
案内目標とする。また、図34においては、ユーザの向
きをノードN01の中に「→」で示しており、ノード間
の線(以下、アークとする)はユーザがそのノード間を
進むことができることを意味しており、各アークにはそ
のノード間の距離が値としてセットされている。例え
ば、ユーザはノードN01からノードN02,N04に
進むことができ、ノードN01からノードN02への距
離は「2」、ノードN01からノードN04への距離は
「1」である。
【0170】図35は上記のアークと距離との関係を格
納するテーブルの構成を示している。図35において、
フィールドT401にはアークにおける発ノード名が格
納され、フィールドT402にはアークにおける着ノー
ド名が格納され、フィールドT403には発ノードと着
ノードとの距離が格納されている。
【0171】経路探索手段12は図35に示すテーブル
と、現在場所、案内目標から最短ルートを算出する。図
34に示す例の場合、ノードN01→ノードN04→ノ
ードN07→ノードN08→ノードN09のルートが距
離「4」で最短ルートである。最短ルートの求め方とし
ては、例えば2回同じアークを通ることのない道順を全
て列挙し、それらの道順各々の距離を算出し、最小のも
のを選ぶという方法がある。
【0172】しかしながら、上記の算出方法では効率的
ではないので、例えばグラフ理論の分野での効率的なア
ルゴリズムを用いることもできる。このアルゴリズムと
しては、ダイクラトラ(Dijkstra)法が一般的
である。このダイクラトラ法については、「Bit別冊
計算機幾何学と地理情報処理」(入理正夫監修、腰塚
武志編集、共立出版刊、pp.151−155)に詳述
されている。
【0173】上述した最短ルートであるノードN01→
ノードN04→ノードN07→ノードN08→ノードN
09のルートを図36に示す。この場合、ユーザが最短
ルートで案内目標であるノードN09に向かうにはノー
ドN01において右に曲がる必要がある。そこで、3D
地図−情報重ね合わせ表示手段2は図32に示す表示画
面の中央の矢印20103のように、右向きに矢印を表
示する。
【0174】次に、ユーザが上記の矢印20103にし
たがわずに直進した場合、つまりユーザがノードN01
からノードN02に進んだ場合、経路探索手段12は現
在場所をノードN02に更新し、再度、案内目標である
ノードN09への最短ルートを算出する。この場合、最
短ルートは、図37に示すように、ノードN02→ノー
ドN03→ノードN06→ノードN09のルートとな
る。
【0175】したがって、ユーザが最短ルートで案内目
標であるノードN09に向かうにはノードN02におい
て直進する必要がある。そこで、3D地図−情報重ね合
わせ表示手段2は図38に示す表示画面の中央の矢印2
0106のように、上向き(直進)に矢印を表示する。
【0176】さらに、ユーザが上記の矢印20106に
したがわずに右に曲がった場合、つまりユーザがノード
N02からノードN05に進んだ場合、経路探索手段1
2は現在場所をノードN05に更新し、再度、案内目標
であるノードN09への最短ルートを算出する。この場
合、最短ルートは、図39に示すように、ノードN05
→ノードN06→ノードN09のルート及びノードN0
5→ノードN08→ノードN09のルートが算出され
る。
【0177】そこで、3D地図−情報重ね合わせ表示手
段2は上向き(直進)の矢印及び左向きの矢印の2つの
矢印を表示する。上記のように、常にユーザの現在場所
から案内目標までの最短ルートを算出するため、ユーザ
が必ずしも案内通りの道順を進む必要がない。
【0178】よって、ユーザが検索したい地域情報が明
確にある場合には、ユーザが先にキーワード検索手段1
1を使って検索し、その検索結果に関連する場所へ3D
地図−情報重ね合わせ表示手段2で道案内することがで
きる。また、この道案内は必ずしも案内通りに移動する
必要はないので、ユーザは自由度の高い案内を受けるこ
とができる。
【0179】図40は本発明の第5の実施例による位置
関連情報提示システムの構成を示すブロック図である。
図40において、本発明の第5の実施例による位置関連
情報提示システムは入力装置21と、データ処理装置2
2と、記憶装置23と、記録媒体24と、出力装置25
とから構成されている。
【0180】記録媒体24には上述した位置関連情報提
示システムを実現するためのプログラムが記録されてい
る。尚、記録媒体24としては磁気ディスク、半導体メ
モリ、CD−ROMその他の記録媒体が使用可能であ
る。
【0181】上記の位置関連情報提示システムを実現す
るためのプログラムは記録媒体24からデータ処理装置
22に読込まれ、データ処理装置22の動作を制御し、
記憶装置23に3D地図蓄積手段3、地図データベース
6、位置情報蓄積手段8の領域を確保し、データ処理装
置22に、本発明の第1〜第4の実施例における表示切
替入力手段1と3D地図−情報重ね合わせ表示手段2と
位置情報フィルタリング手段4と視界判定手段5と位置
情報検索手段7とを生成させ、その動作を制御する。デ
ータ処理装置22は位置関連情報提示システムを実現す
るためのプログラムの制御によって本発明の第1〜第4
の実施例による位置関連情報提示システムによる処理と
同一の処理を実行する。
【0182】図41は本発明の第6の実施例による位置
関連情報提示システムの構成を示すブロック図である。
図41において、本発明の第6の実施例による位置関連
情報提示システムは表示切替入力手段1と3D地図−情
報重ね合わせ表示手段2と位置情報フィルタリング手段
4と視界判定手段5と位置情報検索手段7と無線通信部
31とからなる携帯端末30と、3D地図蓄積手段3
と、地図データベース6と、位置情報蓄積手段8とから
構成されている。
【0183】上記の携帯端末30内においては、3D地
図−情報重ね合わせ表示手段2と位置情報フィルタリン
グ手段4と視界判定手段5と位置情報検索手段7とが無
線通信部31を通して3D地図蓄積手段3と地図データ
ベース6と位置情報蓄積手段8とからそれぞれのデータ
を取得するよう構成した以外は本発明の第1の実施例と
同様の動作を行う。この場合、ユーザは携帯端末30に
現在場所と案内目標とを入力するだけで、自由度の高い
案内を受けることができる。
【0184】尚、上記の携帯端末30内に、位置粒度算
出手段9、ユーザ操作意図判定手段10、キーワード検
索手段11、経路探索手段12のいずれかを搭載するこ
とで、上述した本発明の第2〜第4の実施例と同様の動
作を行わせることも可能である。
【0185】このように、3D地図上のユーザの視界を
判断する視界判定手段5と、この判定結果を基に地域情
報検索結果の中から実際にユーザが見ることができる地
域情報を抽出する位置情報フィルタリング手段4とを備
えることで、ユーザが現実世界のその場に立った時にビ
ルの影等で、実際にユーザに見ることができない情報ま
で検索されてしまうという従来の課題を解決することが
できる。
【0186】また、検索された地域情報がカバーする領
域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出する位
置粒度算出手段9と、3D地図上でのユーザの操作から
大まかな情報を必要としているのか細かな情報を必要と
しているのかを判断するユーザ操作意図判定手段10と
を備えることで、ユーザの地図上での歩き方に応じて提
示する情報を選別することができないという従来の課題
を解決することができる。
【0187】さらに、3D地図上を歩き回りながらその
周辺の情報を検索することができるだけではなく、キー
ワード検索手段11と経路探索手段12とを構成に持つ
ことで、ユーザは先にキーワードによって情報を検索
し、その情報に関連のある場所へ3D地図上でナビゲー
トすることができ、ユーザの場所が変化する度に経路の
再計算を行うことで、ユーザは必ずしも案内通りに移動
する必要はない。よって、ユーザは自由度の高い案内を
受けることができる。
【0188】よって、実際に歩き回ってその地域に関す
る情報を収集したようにユーザが体感することができ、
3D地図上のユーザの歩き回り方と各情報がカバーする
地理的な有効範囲とに応じて情報を提供することができ
る。
【0189】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0190】(1)3次元表示された3次元地図のデー
タで表わされている位置に関連する地域情報を当該3次
元地図のデータに重ねて表示する重ね合わせ表示手段
と、前記重ね合わせ表示手段の表示に関して現在位置か
ら移動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェ
クト同士の重なりに関する情報を検出する視界判定手段
と、前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベ
ルを示す領域の粒度を算出する位置粒度算出手段と、必
要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳細度と
前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関す
る情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連のある
前記地域情報を検索する位置情報フィルタリング手段と
を有することを特徴とする位置関連情報提示システムの
携帯端末装置。
【0191】(2)3次元表示された3次元地図のデー
タで表わされている位置に関連する地域情報を当該3次
元地図のデータに重ねて表示する重ね合わせ表示手段
と、前記重ね合わせ表示手段の表示に関して現在位置か
ら移動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェ
クト同士の重なりに関する情報を検出する視界判定手段
と、前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベ
ルを示す領域の粒度を算出する位置粒度算出手段と、移
動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を推測す
る操作意図判定手段と、前記操作意図判定手段により推
測された前記条件と前記領域の粒度と前記オブジェクト
同士の重なりに関する情報とを用いて、前記地域情報の
中から、関連のある前記地域情報を検索する位置情報フ
ィルタリング手段とを有することを特徴とする位置関連
情報提示システムの携帯端末装置。
【0192】(3)3次元表示された3次元地図のデー
タで表わされている位置に関連する地域情報を当該3次
元地図のデータに重ねて表示する重ね合わせ表示手段
と、前記重ね合わせ表示手段の表示に関して現在位置か
ら移動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェ
クト同士の重なりに関する情報を検出する視界判定手段
と、前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用い
て、表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位
置に関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記
地域情報を検索する位置情報フィルタリング手段と入出
されるキーワードを基に前記地域情報を検索するキーワ
ード検索手段と、現在位置から前記キーワード検索手段
で検索された前記地域情報で特定される位置までの経路
を探索する経路探索手段とを有し、前記経路探索手段の
探索結果を基に前記地域情報で特定される位置までの案
内を表示するよう構成したことを特徴とする位置関連情
報提示システムの携帯端末装置。
【0193】(4)3次元表示された3次元地図のデー
タで表わされている位置に関連する地域情報を当該3次
元地図のデータに重ねて表示するステップと、その表示
に関して現在位置から移動方向を中心とする所定角度範
囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する情報を検
出するステップと、前記地域情報がカバーする領域の地
図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出するステップ
と、必要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳
細度と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なり
に関する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連
のある前記地域情報を検索するステップとを携帯端末装
置に有することを特徴とする位置関連情報提示方法。
【0194】(5)3次元表示された3次元地図のデー
タで表わされている位置に関連する地域情報を当該3次
元地図のデータに重ねて表示するステップと、その表示
に関して現在位置から移動方向を中心とする所定角度範
囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する情報を検
出するステップと、前記地域情報がカバーする領域の地
図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出するステップ
と、移動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を
推測するステップと、その推測された前記条件と前記領
域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関する情報
とを用いて、前記地域情報の中から、関連のある前記地
域情報を検索するステップとを携帯端末装置に有するこ
とを特徴とする位置関連情報提示方法。
【0195】(6)3次元表示された3次元地図のデー
タで表わされている位置に関連する地域情報を当該3次
元地図のデータに重ねて表示するステップと、その表示
に関して現在位置から移動方向を中心とする所定角度範
囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する情報を検
出するステップと、前記オブジェクト同士の重なりに関
する情報を用いて、前記地域情報の中から、関連のある
前記地域情報を検索するステップと、入出されるキーワ
ードを基に前記地域情報を検索するステップと、現在位
置からその検索された前記地域情報で特定される位置ま
での経路を探索するステップとを携帯端末装置に有し、
この探索結果を基に前記地域情報で特定される位置まで
の案内を表示するようにしたことを特徴とする位置関連
情報提示方法。
【0196】(7)位置関連情報を提示させるための位
置関連情報提示制御プログラムは携帯端末装置に、3次
元表示された3次元地図のデータで表わされている位置
に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ねて
表示させ、その表示に関して現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記地域情報がカバーする
領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出さ
せ、必要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳
細度と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なり
に関する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連
のある前記地域情報を検索させることを特徴とする位置
関連情報提示制御プログラムを記録した記録媒体。
【0197】(8)位置関連情報を提示させるための位
置関連情報提示制御プログラムは携帯端末装置に、3次
元表示された3次元地図のデータで表わされている位置
に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ねて
表示させ、その表示に関して現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記地域情報がカバーする
領域の地図上の区分レベルを示す領域の粒度を算出さ
せ、移動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を
推測させ、その推測された前記条件と前記領域の粒度と
前記オブジェクト同士の重なりに関する情報とを用い
て、前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を
検索させることを特徴とする位置関連情報提示制御プロ
グラムを記録した記録媒体。
【0198】(9)位置関連情報を提示させるための位
置関連情報提示制御プログラムは携帯端末装置に、3次
元表示された3次元地図のデータで表わされている位置
に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ねて
表示させ、その表示に関して現在位置から移動方向を中
心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の重な
りに関する情報を検出させ、前記オブジェクト同士の重
なりに関する情報を用いて、前記地域情報の中から、関
連のある前記地域情報を検索させ、入出されるキーワー
ドを基に前記地域情報を検索させ、現在位置からその検
索された前記地域情報で特定される位置までの経路を探
索させ、この探索結果を基に前記地域情報で特定される
位置までの案内を表示させることを特徴とする位置関連
情報提示制御プログラムを記録した記録媒体。
【0199】
【発明の効果】以上説明したように本発明の位置関連情
報提示システムによれば、位置情報で特定される位置に
関連する地域情報を、コンピュータシステムを用いて3
次元表示された3次元地図上に表示する位置関連情報提
示システムにおいて、3次元表示された地図の状態の変
化を感知し、現在の地図の状態から現在位置の地域情報
をデータベースから検索し、その検索結果の中から操作
者の視野内の建物の情報を抽出し、この抽出結果を表示
することによって、実際に歩き回ってその地域に関する
情報を収集したようにユーザが体感することができると
いう効果がある。
【0200】また、本発明の位置関連情報提示システム
によれば、上記の処理のほかに、キーワードにより位置
に関する情報をデータベースから検索し、現在位置から
その検索結果に関連のある場所までの地図上の最短経路
を算出し、この算出結果を基に検索結果に関連のある場
所までの道案内を表示することによって、3次元地図上
のユーザの歩き回り方と各情報がカバーする地理的な有
効範囲とに応じて情報を提供することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による位置関連情報提示
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による表示画面の一例を
示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例による表示切替え処理を
示すフローチャートである。
【図4】図1の3D地図蓄積手段の構成例を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例による地域情報の変更処
理を示すフローチャートである。
【図6】図1の位置情報蓄積手段の構成例を示す図であ
る。
【図7】図1の位置情報検索手段の検索結果例を示す図
である。
【図8】図1の視界判定手段の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】地図データを示す模式図である。
【図10】図1の視界判定手段の処理動作を説明するた
めの模式図である。
【図11】図1の視界判定手段の処理動作を説明するた
めの模式図である。
【図12】本発明の第1の実施例によるフィルタリング
結果を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例によるフィルタリング
結果を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施例による位置関連情報提
示システムの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第2の実施例による処理動作を説明
するための模式図である。
【図16】本発明の第2の実施例による表示画面の一例
を示す図である。
【図17】図14の位置粒度算出手段の粒度算出処理を
示すフローチャートである。
【図18】図14の位置粒度算出手段による地域情報の
粒度の算出方法を示すフローチャートである。
【図19】図14の位置粒度算出手段による地域情報の
粒度の算出方法を説明するための模式図である。
【図20】図19に示す模式図を図9に示す地図データ
に重ね合わせた図である。
【図21】本発明の第2の実施例によるフィルタリング
結果を示す図である。
【図22】図14の視界判定手段の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図23】本発明の第3の実施例による位置関連情報提
示システムの構成を示すブロック図である。
【図24】本発明の第3の実施例による表示画面の一例
を示す図である。
【図25】図23のユーザ操作意図判定手段内のテーブ
ルを示す図である。
【図26】本発明の第4の実施例による位置関連情報提
示システムの構成を示すブロック図である。
【図27】本発明の第4の実施例の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図28】図26のキーワード検索手段の入力画面例を
示す図である。
【図29】図26のキーワード検索手段の検索結果例を
示す図である。
【図30】図26のキーワード検索手段による検索結果
の表示例を示す図である。
【図31】図26のキーワード検索手段による検索結果
を示す図である。
【図32】本発明の第4の実施例による表示画面例を示
す図である。
【図33】本発明の第4の実施例による表示画面例を示
す図である。
【図34】本発明の第4の実施例による最短経路の算出
処理を説明するための図である。
【図35】図35は図34に示す発ノード及び着ノード
とそれらの距離とを格納するテーブルの構成例を示す図
である。
【図36】本発明の第4の実施例による最短経路の算出
処理の具体例を説明するための図である。
【図37】本発明の第4の実施例による最短経路の算出
処理の具体例を説明するための図である。
【図38】図37の処理結果の表示画面を示す図であ
る。
【図39】本発明の第4の実施例による最短経路の算出
処理の具体例を説明するための図である。
【図40】本発明の第5の実施例による位置関連情報提
示システムの構成を示すブロック図である。
【図41】本発明の第6の実施例による位置関連情報提
示システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 表示切替入力手段 2 3D地図−情報重ね合わせ表示手段 3 3D地図蓄積手段 4 位置情報フィルタリング手段 5 視界判定手段 6 地図データベース 7 位置情報検索手段 8 位置情報蓄積手段 9 位置粒度算出手段 10 ユーザ操作意図判定手段 11 キーワード検索手段 12 経路探索手段 21 入力装置 22 データ処理装置 23 記憶装置 24 記録媒体 25 出力装置 30 携帯端末 31 無線通信部 201 3D地図表示領域 202 ユーザ操作入力領域 203 地域情報リンク表示領域 1101 キーワード入力フィールド 1102 検索開始ボタン 1103 検索結果表示フィールド 1104 道案内選択ボタン 20101 建物等のオブジェクト 20102 建物に関する地域情報へのリンク 20103 道案内表示オブジェクト 20104 案内目標オブジェクト 20105 案内目標詳細表示オブジェクト 20201 3D移動操作領域 20202 検索対象の条件を指定領域 20203 移動速度指定領域 20301 地域情報リンク例 20302 地域情報リンク例
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 F 29/10 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB06 HB08 HC23 HC26 HC27 HD03 HD07 HD21 5B050 BA06 BA11 BA17 EA20 FA02 FA19 5B075 PQ02 PQ69 UU14 UU16 5E501 AA04 AC15 AC33 AC34 BA03 BA05 CA04 CB05 EA10 EB05 FA27 FA43 FB22

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元表示された3次元地図のデータで
    表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地図
    のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向
    を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の
    重なりに関する情報を検出する視界判定手段と、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
    関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
    情報を検索する位置情報フィルタリング手段とを有する
    ことを特徴とする位置関連情報提示システム。
  2. 【請求項2】 3次元表示された3次元地図のデータで
    表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地図
    のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向
    を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の
    重なりに関する情報を検出する視界判定手段と、 前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
    示す領域の粒度を算出する位置粒度算出手段と、 必要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳細度
    と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関
    する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連のあ
    る前記地域情報を検索する位置情報フィルタリング手段
    とを有することを特徴とする位置関連情報提示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 3次元表示された3次元地図のデータで
    表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地図
    のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向
    を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の
    重なりに関する情報を検出する視界判定手段と、 前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
    示す領域の粒度を算出する位置粒度算出手段と、 移動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を推測
    する操作意図判定手段と、 前記操作意図判定手段により推測された前記条件と前記
    領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関する情
    報とを用いて、前記地域情報の中から、関連のある前記
    地域情報を検索する位置情報フィルタリング手段とを有
    することを特徴とする位置関連情報提示システム。
  4. 【請求項4】 3次元表示された3次元地図のデータで
    表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地図
    のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方向
    を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士の
    重なりに関する情報を検出する視界判定手段と、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を検索
    する位置情報フィルタリング手段と、 入出されるキーワードを基に前記地域情報を検索するキ
    ーワード検索手段と、 現在位置から前記キーワード検索手段で検索された前記
    地域情報で特定される位置までの経路を探索する経路探
    索手段とを有することを特徴とする位置関連情報提示シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記現在位置が変更される毎に前記経路
    探索手段による前記経路の再探索を行うよう構成したこ
    とを特徴とする請求項4記載の位置関連情報提示システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記視界判定手段は、2次元地図のデー
    タを用いて前記オブジェクト同士の重なりに関する情報
    を検出するよう構成したことを特徴とする請求項1から
    請求項5のいずれか記載の位置関連情報提示システム。
  7. 【請求項7】 前記3次元地図のデータで表わされてい
    る位置に関連する前記地域情報を当該3次元地図のデー
    タに重ねて表示する重ね合わせ表示手段を含むことを特
    徴とする請求項1から請求項6のいずれか記載の位置関
    連情報提示システム。
  8. 【請求項8】 前記重ね合わせ表示手段は、前記オブジ
    ェクト同士の重なりのうちの現在位置に最も近いオブジ
    ェクトを表示するよう構成したことを特徴とする請求項
    1から請求項7のいずれか記載の位置関連情報提示シス
    テム。
  9. 【請求項9】 表示切替え指示に応答して新しい表示位
    置に関連のある前記地域情報を検索する位置情報検索手
    段を含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいず
    れか記載の位置関連情報提示システム。
  10. 【請求項10】 前記3次元地図のデータを格納する地
    図蓄積手段を含み、前記重ね合わせ表示手段は前記地域
    情報を前記地図蓄積手段から読出した3次元地図のデー
    タに重ねて表示するよう構成したことを特徴とする請求
    項7から請求項9のいずれか記載の位置関連情報提示シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記重ね合わせ表示手段の表示に対す
    る移動指示を入力する表示切替入力手段を含み、前記移
    動指示に応じて前記重ね合わせ表示手段の表示における
    現在位置の前進と後退と移動方向の変更とを行うよう構
    成したことを特徴とする請求項7から請求項10のいず
    れか記載の位置関連情報提示システム。
  12. 【請求項12】 前記位置に関連する地域情報を蓄積す
    る位置情報蓄積手段を含み、前記位置情報蓄積手段に前
    記位置に存在するオブジェクトの情報のデータベースを
    構築するよう構成したことを特徴とする請求項1から請
    求項11のいずれか記載の位置関連情報提示システム。
  13. 【請求項13】 前記位置情報蓄積手段は、少なくとも
    前記オブジェクトの情報を含むインタネット上のホーム
    ページのアドレス情報を前記データベース中に含むこと
    を特徴とする請求項12記載の位置関連情報提示システ
    ム。
  14. 【請求項14】 3次元表示された3次元地図のデータ
    で表わされている位置に関連する地域情報を当該3次元
    地図のデータに重ねて表示する重ね合わせ表示手段と、 前記重ね合わせ表示手段の表示に関して現在位置から移
    動方向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト
    同士の重なりに関する情報を検出する視界判定手段と、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
    関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
    情報を検索する位置情報フィルタリング手段とを有する
    ことを特徴とする位置関連情報提示システムの携帯端末
    装置。
  15. 【請求項15】 3次元表示された3次元地図のデータ
    で表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地
    図のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方
    向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士
    の重なりに関する情報を検出するステップと、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
    関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
    情報を検索するステップとを有することを特徴とする位
    置関連情報提示方法。
  16. 【請求項16】 3次元表示された3次元地図のデータ
    で表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地
    図のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方
    向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士
    の重なりに関する情報を検出するステップと、 前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
    示す領域の粒度を算出するステップと、 必要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳細度
    と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関
    する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連のあ
    る前記地域情報を検索するステップとを有することを特
    徴とする位置関連情報提示方法。
  17. 【請求項17】 3次元表示された3次元地図のデータ
    で表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地
    図のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方
    向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士
    の重なりに関する情報を検出するステップと、 前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
    示す領域の粒度を算出するステップと、 移動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を推測
    するステップと、 その推測された前記条件と前記領域の粒度と前記オブジ
    ェクト同士の重なりに関する情報とを用いて、前記地域
    情報の中から、関連のある前記地域情報を検索するステ
    ップとを有することを特徴とする位置関連情報提示方
    法。
  18. 【請求項18】 3次元表示された3次元地図のデータ
    で表されている位置に関連する地域情報を当該3次元地
    図のデータに重ねた表示に関して、現在位置から移動方
    向を中心とする所定角度範囲におけるオブジェクト同士
    の重なりに関する情報を検出するステップと、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を検索
    するステップと、 入出されるキーワードを基に前記地域情報を検索するス
    テップと、 現在位置からその検索された前記地域情報で特定される
    位置までの経路を探索するステップとを有し、 この探索結果を基に前記地域情報で特定される位置まで
    の案内を表示するようにしたことを特徴とする位置関連
    情報提示方法。
  19. 【請求項19】 前記現在位置が変更される毎に前記経
    路の探索を行うようにしたことを特徴とする請求項18
    記載の位置関連情報提示方法。
  20. 【請求項20】 3次元表示された3次元地図のデータ
    で表わされている位置に関連する地域情報を当該3次元
    地図のデータに重ねて表示するステップと、 その表示に関して現在位置から移動方向を中心とする所
    定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する
    情報を検出するステップと、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
    関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
    情報を検索するステップとを携帯端末装置に有すること
    を特徴とする位置関連情報提示方法。
  21. 【請求項21】 位置情報で特定される位置に関連する
    地域情報を、コンピュータシステムを用いて3次元表示
    された3次元地図上に表示する位置関連情報提示方法で
    あって、前記3次元表示された地図の状態の変化を感知
    するステップと、現在の地図の状態から現在位置の地域
    情報をデータベースから検索するステップと、その検索
    結果の中から操作者の視野内の建物の情報を抽出するス
    テップと、この抽出結果を表示するステップとを有する
    ことを特徴とする位置関連情報提示方法。
  22. 【請求項22】 前記操作者の視野内の建物の情報を抽
    出するステップは、指定された条件に一致する情報でか
    つ前記操作者の視野内の建物の情報を抽出するようにし
    たことを特徴とする請求項21記載の位置関連情報提示
    方法。
  23. 【請求項23】 操作指示を基に表示すべき情報の条件
    を推測するステップを含み、当該推定結果の条件に一致
    する情報でかつ前記操作者の視野内の建物の情報を、前
    記操作者の視野内の建物の情報を抽出するステップにお
    いて抽出するようにしたことを特徴とする請求項21ま
    たは請求項22記載の位置関連情報提示方法。
  24. 【請求項24】 キーワードにより前記位置に関する情
    報をデータベースから検索するステップと、現在位置か
    らその検索結果に関連のある場所までの前記地図上の最
    短経路を算出するステップと、この算出結果を基に前記
    検索結果に関連のある場所までの道案内を表示するステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項21から請求項2
    3のいずれか記載の位置関連情報提示方法。
  25. 【請求項25】 前記経路を算出するステップは、現在
    位置が変化する毎に前記最短経路を計算するようにした
    ことを特徴とする請求項24記載の位置関連情報提示方
    法。
  26. 【請求項26】 位置関連情報を提示させるための位置
    関連情報提示制御プログラムはコンピュータに、 3次元表示された3次元地図のデータで表されている位
    置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ね
    た表示に関して、現在位置から移動方向を中心とする所
    定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する
    情報を検出させ、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
    関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
    情報を検索させることを特徴とする位置関連情報提示制
    御プログラムを記録した記録媒体。
  27. 【請求項27】 位置関連情報を提示させるための位置
    関連情報提示制御プログラムはコンピュータに、 3次元表示された3次元地図のデータで表されている位
    置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ね
    た表示に関して、現在位置から移動方向を中心とする所
    定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する
    情報を検出させ、 前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
    示す領域の粒度を算出させ、 必要となる前記地域情報の粒度の程度を示す情報詳細度
    と前記領域の粒度と前記オブジェクト同士の重なりに関
    する情報とを用いて、前記地域情報の中から、関連のあ
    る前記地域情報を検索させることを特徴とする位置関連
    情報提示制御プログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 位置関連情報を提示させるための位置
    関連情報提示制御プログラムはコンピュータに、 3次元表示された3次元地図のデータで表されている位
    置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ね
    た表示に関して、現在位置から移動方向を中心とする所
    定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する
    情報を検出させ、 前記地域情報がカバーする領域の地図上の区分レベルを
    示す領域の粒度を算出させ、 移動指示を基に、必要となる前記地域情報の条件を推測
    させ、 その推測された前記条件と前記領域の粒度と前記オブジ
    ェクト同士の重なりに関する情報とを用いて、前記地域
    情報の中から、関連のある前記地域情報を検索させるこ
    とを特徴とする位置関連情報提示制御プログラムを記録
    した記録媒体。
  29. 【請求項29】 位置関連情報を提示させるための位置
    関連情報提示制御プログラムはコンピュータに、 3次元表示された3次元地図のデータで表されている位
    置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重ね
    た表示に関して、現在位置から移動方向を中心とする所
    定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する
    情報を検出させ、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    前記地域情報の中から、関連のある前記地域情報を検索
    させ、 入出されるキーワードを基に前記地域情報を検索させ、 現在位置からその検索された前記地域情報で特定される
    位置までの経路を探索させることを特徴とする位置関連
    情報提示制御プログラムを記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】 位置関連情報を提示させるための位置
    関連情報提示制御プログラムは携帯端末装置に、 3次元表示された3次元地図のデータで表わされている
    位置に関連する地域情報を当該3次元地図のデータに重
    ねて表示させ、 その表示に関して現在位置から移動方向を中心とする所
    定角度範囲におけるオブジェクト同士の重なりに関する
    情報を検出させ、 前記オブジェクト同士の重なりに関する情報を用いて、
    表示切替え指示に応答して検索された新しい表示位置に
    関連のある前記地域情報の中から、関連のある前記地域
    情報を検索させることを特徴とする位置関連情報提示制
    御プログラムを記録した記録媒体。
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