JP2007003743A - 地図データ配信サービスシステム、方法、サーバ、モバイル端末、記録媒体、 - Google Patents
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Abstract
【課題】多くの情報を地図に付加した際にも地図の見易さ(可視性)を下げないことが可能な方法を提供する。
【解決手段】ユーザ毎にアイコン化された地図を表示するユーザインタフェースサブシステムと、カーソル位置座標を計算するカーソル管理サブシステムと、カーソルを包含する図形の属性を変更して自動的に付加情報付地図データを作成、格納する地図図形アイコン化サブシステムと、ユーザから要求のあった範囲の地図データを地図データ配信サーバから取得、格納する地図データ配信サーバ連携サブシステムと、取得した地図データに付加情報を追記、属性を付与、ユーザ毎に必要な情報を付与された図形はフォーカス時に強調表示するよう属性を付与、格納し、作成した判定条件および表示用地図データを送信する付加情報付与サブシステムを備え、アイコン属性を付与した地図データを携帯端末に配信する地図データ配信サービスシステム。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザ毎にアイコン化された地図を表示するユーザインタフェースサブシステムと、カーソル位置座標を計算するカーソル管理サブシステムと、カーソルを包含する図形の属性を変更して自動的に付加情報付地図データを作成、格納する地図図形アイコン化サブシステムと、ユーザから要求のあった範囲の地図データを地図データ配信サーバから取得、格納する地図データ配信サーバ連携サブシステムと、取得した地図データに付加情報を追記、属性を付与、ユーザ毎に必要な情報を付与された図形はフォーカス時に強調表示するよう属性を付与、格納し、作成した判定条件および表示用地図データを送信する付加情報付与サブシステムを備え、アイコン属性を付与した地図データを携帯端末に配信する地図データ配信サービスシステム。
【選択図】図1
Description
本発明は、SVG(Scalable Vector Format)と呼ばれるグラフィックフォーマットで地図の表示が可能な地図データ配信サービスシステム等に関し、更に詳しくは建物や史跡など特定の場所を表すために予め地図に記載されている図形に対し、例えば色の変更、リンクの付与などを行なうことで、図形をアイコンとして利用することができるシステム、方法、サーバ、モバイル端末、地図データ配信プログラムを記憶した媒体に関する。
従来、電子地図は地理情報を画像として管理するものが主であった。しかし、近年各種情報をタグ付テキストで管理する規格であるXML(eXtensible Markup Language)という言語が登場し、さらにXMLに準拠したSVGと呼ばれるベクトル形式のグラフィックフォーマットを用いることで地図データをタグ付テキストで管理できるようになった。またこのSVG形式を用いれば地図に適宜必要な情報を追加して表示することも容易にできるようになった。
このように地理情報がテキストベースで管理、編集、配信ができるようになったことにより通信回線速度がそれほど高くない例えば携帯電話端末においてもリアルタイムに要求された地理情報(地図データ等)を配信でき、PDAや携帯電話といった各種モバイル端末においても地図を利用したサービスが普及している。
現在、地図上に例えば店舗情報を始めとする情報を付加することで付加価値をつけた地図を作成し、該地図を例えばPCや携帯電話端末を使用しているユーザに提供するサービスが提案および実施されている。従来、付加情報をつけた地図の提供に際しては、地図上の特定の位置に情報があることを示すマークを配置し、地図と重ねて表示する必要があった。
そのため付加する情報の数だけマークを地図上に重ねる必要がある。従って、地図上の特定の地域に多くの情報を盛り込みたい際には多くのマークが地図上に重ねられることになり、この場合元の地図が見えにくくなるという問題があった。
このような場合の解決法としてはマークが分散して表示されるように地図を拡大表示する方法がある。しかし、この方法の場合、PDAや携帯端末といったモバイル端末においてはディスプレイ面積が小さいため、地図画像を拡大すると一度に確認できる地図範囲が狭くなり、ユーザの利便性が下がってしまう。このようなモバイル端末においては特に地図を必要以上に拡大することなく付加情報、地図情報を同時に確認できる地図表示方式が求められる。
地図を必要以上に拡大することなく、アイコンが多くても地図を見やすくする方法として特開2002−340588号公報において、地図上に表示されるアイコンが重なる場合に1つの代表アイコンを表示させることで地図を見やすくするアイデアが示されている。このアイデアを用いた場合には地図の可視性が向上するが、複数のアイコンを1つで代表させてしまうために必ずしもアイコンにより表示させたい情報を意図した地点に表示できないという課題が残る。
地図上にアイコンを重ねることなく情報を盛り込む方法として、特開2004−29115公報および特開2005−11230公報において図形の属性変更を容易に行えるようにし、図形に情報を持たせるアイディアが示されている。これらのアイディアでは結果として可視性を保ったまま多くの情報を付加できる可能性を持っているが、基本的に1種類の属性を固定的に付与するものであるためユーザに応じた表現方法を取ることは難しい。また作業の自動化が考慮されていないため、頻繁に多くの情報が更新される場合には対応が難しいという課題が残る。
またPC向けのWebサイトにおいては、スクリプト言語やベクトルデータをもとにアニメーションを実現するアプリケーション等を利用して、画面上の操作とインタラクティブに動作して情報を表示するような技術が登場している。これらは可視性については向上するが、ユーザ操作に対して提供する情報は共通かつ固定的であるため、例えば店舗広告のように頻繁な更新が想定される情報やユーザに応じた情報の提供については対応が難しいという課題が残る。
本発明は、付加したい情報の多くが店舗情報のような予め地図上に記載されている図形に関連したものが多いことに着目し、その目的は多くの情報を地図に付加した際にも地図の見易さ(可視性)を阻害することなく、またユーザの嗜好に応じた表現方法で表示することが可能なシステム、方法、サーバ、モバイル端末を提供することにある。
上記目的を実現するため、本発明ではSVG表示地図の図形をアイコン化してなるものであり、つまり地図に付加する各種情報と地図上の図形とを自動的に関連付け、またはユーザの嗜好に応じた形態で属性を付与したアイコン化を実現したものである。
本発明のシステムとしての一例は、ユーザ操作部及び地図表示部を有するモバイル端末と地図データを格納したサーバとを備え、モバイル端末側からサーバ側に対して地図要求があったとき、該地図要求に応じたSVG形式地図データをサーバ側からモバイル端末側に配信し、該地図データに応じた地図をモバイル端末側の表示部にて表示可能な地図データ配信サービスシステムにおいて、上記SVG形式地図の図形と該図形に付加する所望の付加情報とを自動的に、またはユーザの嗜好に応じた形態でアイコン化して関連付けする手段を設け、上記地図に上記所望の情報を付加したとき、上記表示部による地図の可視性を下げないように表示可能に構成したものである。
本発明によれば、SVG形式地図に多くの情報を付加した際にも地図の可視性を保つことができ、またはユーザの嗜好に応じてアイコンの表示形態を変化させることができるため付加価値のついた地図サービスを利用するに際してユーザの利便性を向上できる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。本発明はユーザがモバイル端末のディスプレイ(表示部)に表示される付加情報付地図を閲覧しながら端末における地図上のカーソルもしくはアイコンを操作し、求める情報をモバイル端末のディスプレイに表示させるシステムに適用される。典型的には携帯電話やPDA、PCなどの端末から例えば繁華街の地図を閲覧し、地図上にある建物を選択することでその建物に入居している料理店の情報を表示させるシステムが想定される。
ユーザは本システムの利用に当たって携帯電話やPDAといった端末のディスプレイを見ながら各種操作を行なう。図1は携帯電話で本システムを実現した場合を例にしたものである。
図1において、100は地図データに付加情報とアイコン属性を付与するサーバ側システム、200は主にサーバ側で処理された地図データを閲覧するための携帯端末側システム、300は代表的な付加情報と想定する店舗情報の更新・修正を申し込む店舗端末を示す。
10はユーザの操作を受け付けるユーザインタフェースサブシステムを示し、該システムはユーザからの各種操作を受け付ける操作部11、ユーザが自らが求める範囲(地域)の地図を要求する地図要求部12、建物などの地図上の図形がアイコン化された地図を表示するためのディスプレイである地図表示部13からなる。
20はユーザが携帯端末の操作部11を通して操作するカーソルについて管理するカーソル管理サブシステムを示し、地図上に表示されたカーソルをユーザが操作したかどうかを判定するカーソル操作有無判定部21、ユーザのカーソル操作の結果、ディスプレイ上のどの座標に位置するようにカーソル座標(カーソルの中心座標)が変更されたかを計算するカーソル座標計算部22、カーソル座標計算部22の結果更新されたカーソル座標を格納するカーソル座標格納部23からなる。
30はカーソルの動作に応じて後述する属性を変えてやる地図図形アイコン化サブシステムを示し、該システムはカーソルが地図上の特定の図形に含まれる位置にあるかどうかを判定するカーソル包含図形判定部31、判定条件を格納する判定条件格納部32、カーソル包含図形判定部31によりカーソルを含んでいると判定された地図図形に対して図形の塗りつぶしの色や対応する付加情報へのリンクの付与など、属性を変更するカーソル包含図形データ変更部33、カーソルの位置に応じて地図上の図形の属性が変更され、図形をアイコンとして利用できる状態となった地図を格納する表示用地図データ格納部34からなる。
40は使用するベクトル地図(SVG形式)を持つ地図データ配信サーバ60からデータを取得する地図データ配信サーバ連携サブシステムを示し、該システムはユーザが地図要求部12に入力した情報を元に地図データを取得する地図データ取得部41、地図データ配信サーバから取得した地図データを格納する地図データ格納部42からなる。
50は地図データから図形情報を抽出し、その図形情報に対してアイコン属性を付与した地図データを生成する付加情報付与サブシステムを示し、該システムは地図データ格納部42に格納された地図データの中から図形情報を抽出する図形情報抽出部51、座標を指定した場合にどの図形の内部に包含されているかを判定する判定条件作成部52、作成された判定条件を格納する判定条件格納部53、地図に付加する例えば座標情報やWebページへのリンク先等の付加情報を格納する付加情報格納部54、付加情報格納部54に格納された付加情報の座標情報から付加情報に記述された地点が地図上のどの図形に包含されるかを判定する包含図形判定部55、付加情報の包含関係をもとに地図データに付加情報を付与する付加情報付与部56、抽出した地図図形をアイコンとして使用する際に用いる属性を予め付与するアイコン属性付与部57、付加情報やアイコン属性を付与された表示用の地図データを格納する表示用地図データ格納部58、予め準備した判定条件と表示用地図データを送信するデータ送信部59からなる。
60は地図データ配信サーバを示し、SVG形式の地図データ61を持っている。
上記各部はCPU(図示せず)により、後述するプログラムの処理を実行し、該プログラムは図示していないが媒体(メモリ等)を備えている。
70はユーザ毎に嗜好にあったアイコン属性を付与するためのユーザ別アイコン判定サブシステムを示し、該システムはユーザからの地図要求時にユーザの位置情報、要求時刻などの情報を取得するユーザ情報抽出部71、ユーザ情報抽出部で抽出した情報および予めユーザが好む店舗のジャンルなどの嗜好情報を格納したユーザ情報格納部72、およびユーザの位置情報、時刻情報、嗜好情報をもとにその時点のユーザにとってどのような情報に対してどのようなアイコン属性を付与すべきかを判定するアイコン属性パターン判別部73からなる。
以下、図1の動作について説明する。図1において、まずユーザは携帯端末の操作部11から自らが必要な範囲の地図を地図要求部12に対して要求する。具体的には携帯端末に保存(インストール)されている本システム用アプリケーション(図示せず)を起動して地図範囲を指定する。地図範囲の指定の仕方についてはフリーワードで「東京都新宿区新宿1丁目1−1」などと住所を指定する方式、プルダウンメニューの形で複数の候補から選択させる方式、一部の携帯電話で実現されているようにGPSと連携して現在地の座標情報を取得する方式などいくつか考えられる。上記の範囲指定および地図取得方式についてはいずれについても公知であり、例えば各種電子地図ASP(Application Service Provider)サービスにおいて実現されているものであり、地図範囲の指定方式に対する本システム上の制約は無いため詳細は割愛する。本システムとしては地図要求部12での指定方式に対応した地図取得ができるように地図データ配信サーバ連携サブシステム40の地図データ取得部41を設計しておけばよい。
地図要求部12に入力された地図要求は、http等の通常携帯電話のデータ通信で用いられるプロトコルにより携帯電話網を経由して本システムのサーバに送信される。その要求をもとに地図データ配信サーバ連携サブシステム40は地図データを取得する処理を行なう。地図要求を受けた地図データ取得部41は指定された範囲の地図を地図データ配信サーバ60から取得する。地図については電子データとして本システムのサーバ上に保管しておくことも可能ではあるが、電子地図の著作権や地図の更新、データ容量等の問題から電子地図のデータ配信ASPを用いることが一般的である。
そこで本例でも地図データ配信サーバ60にアクセスしてSVG形式の地図データ61を取得する方式を想定している。ASPを利用した地図データの取得についてもASP毎に仕様が異なるにせよASP毎に提供されるAPI(Application Program Interface)を介してデータ通信を行なう方式であり、公知であるため詳細は省略する。上記のようにASPを利用して取得した地図データは地図データ格納部42に格納する。格納される地図データは携帯端末での一画面分の領域であることを想定する。またそのデータは建物などを表す図形情報を含んでおり、図形情報としては図形の種類、サイズ、表示位置を持つことを想定する。SVG形式の地図データは、
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
のように図形の種類を表す語(例:rect長方形)、図形のサイズを表すパラメータ(例:width=”60” height=”80”)、図形の表示位置を表すパラメータ(例:x=”120” y=”50”)を含んだテキストファイルとなっている。
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
のように図形の種類を表す語(例:rect長方形)、図形のサイズを表すパラメータ(例:width=”60” height=”80”)、図形の表示位置を表すパラメータ(例:x=”120” y=”50”)を含んだテキストファイルとなっている。
取得した地図データをもとに付加情報付与サブシステム50は地図上の図形をアイコンとして利用するための事前処理を行なう。地図データ格納部42に格納された地図データをもとに図形情報抽出部51は図形情報の抽出を行なう。
SVGの書式における図形の記述は「rect:長方形」、「circle:円」、「ellipse:楕円」、「line:直線」、「polyline:折れ線」、「polygon:多角形」などであるため、テキストファイルからこれらの語を検索することで図形描画の記述部位を特定することができる。ファイル内の全ての図形の記述を抽出した後、それらをファイル内のどの部分に記述されているかの情報とともに管理する。説明を簡単にするため「図形番号 図形種類 図形記述開始行」のセットで管理する例で説明する。以下のようなSVGファイルを想定する。
<?xml version=”1.0” standalone=”no”?>
<!DOCTYPE svg PUBLIC ”−//W3C//DTD SVG 1.1//EN” ”http://www.w3.org/Graphics/SVG/1.1/DTD/svg11.dtd”>
<svg>
(4行目)<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
(5行目)<circle cx=”110” cy=”100” r=”60”/>
(中略)
(8行目)<rect width=”30” height=”30” x=”70” y=”70”/>
(9行目)<rect width=”100” height=”20” x=”200” y=”160”/>
</svg>
この場合、図形は表1のように管理される。
<!DOCTYPE svg PUBLIC ”−//W3C//DTD SVG 1.1//EN” ”http://www.w3.org/Graphics/SVG/1.1/DTD/svg11.dtd”>
<svg>
(4行目)<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
(5行目)<circle cx=”110” cy=”100” r=”60”/>
(中略)
(8行目)<rect width=”30” height=”30” x=”70” y=”70”/>
(9行目)<rect width=”100” height=”20” x=”200” y=”160”/>
</svg>
この場合、図形は表1のように管理される。
ここでは簡単のため図形記述開始行で図形を管理することとしたが、代わりに図形記述開始バイト数で管理する方式やXMLの書式に従ってコメント行を追記して管理する方式を採っても良く、この場合には図形とその図形記述位置の対応が管理できれば良い。
地図データから図形情報を抽出した後に、判定条件作成部52は座標としてどの範囲に入った時に地図上の図形に包含されたことになるかを判定し、判定条件を作成する。ここで包含と言っているのはカーソル全体が包含されるのではなく、カーソル座標格納部23に格納されているカーソル中心座標が該図形内に含まれているという意味である。判定条件は以下のように作成する。
地図データから図形情報を抽出した後に、判定条件作成部52は座標としてどの範囲に入った時に地図上の図形に包含されたことになるかを判定し、判定条件を作成する。ここで包含と言っているのはカーソル全体が包含されるのではなく、カーソル座標格納部23に格納されているカーソル中心座標が該図形内に含まれているという意味である。判定条件は以下のように作成する。
まず、図形ごとに始点や長さといったパラメータを取得する。下記の長方形(rect)の場合を例にとる。
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
x座標が120から180(=120+60)かつy座標が付加情報付与サブシステム50から130(=50+80)の範囲の座標はこの長方形に含まれていると判断できる。このように各図形に対してx、y座標が包含されているかどうかの判定式を求めることができる。先に例に出した4つの図形についてそれぞれ判定条件を求めると以下の表2のようになる。
x座標が120から180(=120+60)かつy座標が付加情報付与サブシステム50から130(=50+80)の範囲の座標はこの長方形に含まれていると判断できる。このように各図形に対してx、y座標が包含されているかどうかの判定式を求めることができる。先に例に出した4つの図形についてそれぞれ判定条件を求めると以下の表2のようになる。
ここで、2つ以上の図形に包含される場合には図形面積の小さい方を包含図形とするなど、包含される図形が1つに定まるようにする。
判定条件は上記表2のように図形毎に判定式を用意する方式の他に、予め端末画面上の個々の座標毎に判定条件を計算しておき、ビットマップデータとして対応する図形番号を管理しておく方式も考えられる。このビットマップデータを使用する場合には座標が動く毎に包含判定のための計算をする必要が無いため判定時間は短くなる。
判定条件は上記表2のように図形毎に判定式を用意する方式の他に、予め端末画面上の個々の座標毎に判定条件を計算しておき、ビットマップデータとして対応する図形番号を管理しておく方式も考えられる。このビットマップデータを使用する場合には座標が動く毎に包含判定のための計算をする必要が無いため判定時間は短くなる。
上記のように作成した判定条件は判定条件格納部53に格納する。格納した判定条件はデータ送信部59によって端末側に送信され、端末側の判定条件格納部30に格納される。
建物などの地図上の図形をアイコン化した際に表示する情報は付加情報格納部54に格納されている。ここでは本システムのサーバ内に情報を保持している方式を想定しているが、地図データ配信サーバ60と同様、外部のサーバから情報を取得する方式でも構わない。付加情報のデータには、例えば付加データの名称、座標およびリンク先URLが含まれているものとする。座標とはその付加情報を配置する緯度経度情報であり、リンク先URLとは該リンク先に付加情報の内容を記載してあるWebページを想定する。この座標情報を元に包含図形判定部55は付加情報を配置する地点に地図上の図形があるかを判定する。
付加情報については地理上の特定地点に依存したものを想定しており、ここでは店舗情報を例に取り説明する。店舗の位置を示す座標は緯度経度で表現するのが最も一般的である。ある地点にある店舗の緯度経度を調べるには住所をキーにして調べる方式、地図上の一点をポインティングデバイスを利用して指定することで調べる方式などがASPサービスや電子地図ソフトウェア等で既に提供されている。地図データの座標は表示画面の特定の位置を基準としてあるため緯度経度との関連付けを行なう必要がある。
緯度、経度と表示画面での座標は適当な一次変換で結び付けられる。
画面左上隅の緯度経度が(東経,北緯)=(139°00′00″,35°00′00″)、240ドット×240ドットのディスプレイに240ミリ×240ミリの範囲の地図を表示する場合を考える。緯度経度の1°の差が90キロメートルとすると1ミリの差は1.1×10のマイナス5乗°の差となる。(厳密には緯度経度により緯度差経度差による距離の差は異なるが、ここでは簡単のため緯度経度ともに1ミリが1.1×10のマイナス5乗°に対応するとの近似をする。) この場合、地図の表示画面座標と緯度経度との対応は以下の式で表される。画面座標は左上を原点とし、右方向をx座標正方向、下方向をy座標正方向とする。
上記のような座標変換をすることで、店舗が存在する地点に地図上の図形が存在することを同一座標系で判定することができる。店舗情報が地図上の図形内に存在すると判定がされた場合には付加情報付与部56において店舗情報の付与を行なう。
このような包含図形判定部55および不可情報付与部56をシステム上で持つことで、店舗等が存在する座標と電子地図上の図形との包含関係を自動で対応付けることができる。このため本発明の付加情報付地図を作成するにあたり新たに本発明システム用の店舗情報データを作成する必要がなく、従来からある、座標情報を含んだ店舗情報リスト(座標情報そのものを持ったリストがない場合でも住所をもとに座標情報を特定するASPサービスを利用することで容易に座標情報を持つリストに変換できる)を使用して付加情報付地図を作成することが出来る。
このような包含図形判定部55および不可情報付与部56をシステム上で持つことで、店舗等が存在する座標と電子地図上の図形との包含関係を自動で対応付けることができる。このため本発明の付加情報付地図を作成するにあたり新たに本発明システム用の店舗情報データを作成する必要がなく、従来からある、座標情報を含んだ店舗情報リスト(座標情報そのものを持ったリストがない場合でも住所をもとに座標情報を特定するASPサービスを利用することで容易に座標情報を持つリストに変換できる)を使用して付加情報付地図を作成することが出来る。
付加情報内のリンク先URLを元に、包含図形の記述の前後にリンクの記述を付与する。下記は画面座標(x,y)=(120,50)を始点とする幅60、ピクセル高さ80のピクセルの長方形に対してhttp://xxx.xx.xxへのリンクを付与した例である。
<a xlink:href=”http://xxx.xx.xx/”>
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
</a>
地図上の図形をアイコンとして利用する際はリンクをつけるだけでなく、図形を塗りつぶすことが必要である。図形の塗りつぶしについてはSVGの書式に倣ってfill属性を使用する。図形の塗りつぶしは地図上のカーソルが図形内に入った場合のみなので塗りつぶしたものはコメントアウトするなどしてそのままでは表示をしないようにする。
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
</a>
地図上の図形をアイコンとして利用する際はリンクをつけるだけでなく、図形を塗りつぶすことが必要である。図形の塗りつぶしについてはSVGの書式に倣ってfill属性を使用する。図形の塗りつぶしは地図上のカーソルが図形内に入った場合のみなので塗りつぶしたものはコメントアウトするなどしてそのままでは表示をしないようにする。
<a xlink:href=”http://xxx.xx.xx/”>
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
<!―― <rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50” fill=”red”/> ――>
</a>
上記は赤色(red)で図形を塗り潰す記述を追記し、かつコメントアウト(<!――とーー>で該当部分をくくること)をすることで画面に表示しないようにした例である。このコメントアウト部分は携帯端末でのカーソル操作に応じてコメントを外して塗りつぶしをした図形、しない図形を切り替えて表示するようにする。またこの例においては塗りつぶしによりその図形が選択状態であることを示すようにしたが、図形を点滅させる方式、輪郭線の色を変える方式などを代わりに用いても構わない。
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
<!―― <rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50” fill=”red”/> ――>
</a>
上記は赤色(red)で図形を塗り潰す記述を追記し、かつコメントアウト(<!――とーー>で該当部分をくくること)をすることで画面に表示しないようにした例である。このコメントアウト部分は携帯端末でのカーソル操作に応じてコメントを外して塗りつぶしをした図形、しない図形を切り替えて表示するようにする。またこの例においては塗りつぶしによりその図形が選択状態であることを示すようにしたが、図形を点滅させる方式、輪郭線の色を変える方式などを代わりに用いても構わない。
このアイコン属性の付与作業を携帯端末からの地図要求毎にサーバで行うことで、データ処理能力やメモリ容量が小さい携帯端末に大きな付加をかけることなくユーザにとって使い勝手の良い付加情報付地図を利用することが出来る。使い勝手の良い付加情報付地図の提供方法の一つとしてユーザの嗜好に応じたアイコン属性の付与が挙げられる。ユーザが地図要求をする際にユーザは位置情報をサーバ側システム200に送信し、またその地図要求を行った時刻もサーバ側で把握できる。これらのユーザ情報をユーザ情報抽出部71が抽出し、ユーザ情報格納部72に格納する。ユーザ情報格納部72には地図要求時に抽出した情報のみでなく、予めユーザがどのような店舗のジャンルを好むかといった嗜好情報も格納する。これにより、例えばお酒を飲むことが好きなユーザが金曜日の夕方に繁華街で店舗情報を含んだ地図を要求している、といったことがわかる。これらの情報をもとにアイコン属性パターン判別部73はユーザの位置情報、地図要求の時刻情報、嗜好情報をもとに居酒屋の情報をユーザが求めていると判定し、居酒屋の情報が付与される地図上の図形(建物)にフォーカスがあった際には例えば図形の大きさを大きくするアイコン属性を予め設定しておき、他の人、時間、場所でのアクセス時と比較して強調表示が可能となるようにする。
また付加情報についても店舗端末300から随時更新・修正を受け付けることで店舗が望む時に望む情報をユーザに提供することが可能となる。先の居酒屋を例に取れば居酒屋の情報のみを出していた場合にはお酒の嗜好情報を持ったユーザや金曜日の夕方といった需要が高いと思われる時間にのみ強調表示する方がユーザにとっては使い勝手が良いが、その居酒屋が昼間の間はランチも提供していた場合、昼間の間はランチの情報を付加情報として登録しておくことにより昼間の時間でのアクセスやランチを嗜好情報に持つユーザに対して強調表示がされるようになる。このようにユーザのニーズに合わせた形で付加情報付地図を提供できる一方で、情報提供側も時間帯や時期に応じて柔軟な情報提供が可能となりユーザ側、店舗側のニーズをマッチさせた地図の表示携帯を実現できる。
上記のように付加情報、アイコン属性を付与した地図データは表示用地図データ格納部58に格納され、データ送信部59により携帯端末に送信される。
上記のように付加情報、アイコン属性を付与した地図データは表示用地図データ格納部58に格納され、データ送信部59により携帯端末に送信される。
ユーザは地図上の図形を選択するために操作部11の十字キーなどを介してカーソルを移動させる。典型的にはカーソルは十字の形をしておりユーザの操作に応じて画面内を数ドットずつ平行移動するものであるが本システム上の制約は特にない。図形の選択方法としては上記の方法を含め図3の(A)、(B)、(C)に示すようなパターンが考えられる。図3(A)は上記に示したボタン操作に応じてカーソルが移動してカーソル中心が図形描画領域に包含された場合にその図形が選択されたとする方式、図3(B)は操作ボタンが押下された場合に、現在選択されている図形からみて押したボタン方向にある図形(右ボタンが押下された場合には現在選択されている図形の中心から真っ直ぐ右方向に座標を進めた場合に最初に出会う現在選択中の図形とは異なる図形)が選択されたとする方式、図3(C)はカーソルは画面中央に固定されており、ボタン操作に応じて図形を含む地図全体がボタン操作と逆方向に移動して(右ボタンが押下された場合には図形を含む地図全体が左方向に動く)その結果カーソル中心がある図形描画領域に包含された場合にその図形が選択されたとする方式である。図3の3つの例のように図形選択方式についてはカーソルを用いた方式を含め特に制限はないが、本発明が付加情報を地図に加えることで地図の可視性が落ちることを防ぐ発明である以上、同じ思想のもと地図の可視性を落とさない図形選択方式やカーソル形状であることが相応しい。
カーソル操作に関わる部分はカーソル管理サブシステム20が司る。カーソル操作有無判定部21はユーザがカーソルを操作したかどうかを判定する。カーソルが操作された場合にはカーソル座標計算部22が操作に応じてカーソルがどの位置に移動したかを計算する。そしてカーソル座標格納部23にその時点でのカーソル座標を格納する。
地図図形アイコン化サブシステム30はカーソルの位置に応じて地図上の図形表示を切り替えてアイコンとして利用できるようにする処理を実行する。該サブシステム内の判定条件格納部32および表示用地図データ格納部34には、付加情報付与サブシステム50で作成・格納された判定条件および表示用地図データを受信して格納してある。
カーソルが操作されてカーソル座標が変更された場合にはカーソル包含図形判定部31がカーソルが地図上の図形に含まれるようになったかを判定する。判定にあたってはカーソル座標計算部から新たに座標計算がされた場合に通知を受けてカーソル座標格納部23を参照し、判定条件格納部32の判定条件を元にどの図形に包含されたかを判定する。
カーソルが特定の図形に包含されていると判定された場合にはカーソル包含図形データ変更部33が地図データの図形記述部分を書き換える。具体的には、カーソルを含んだ場合には先の例のように赤色に塗りつぶす記述がコメントアウトされた状態で追記されているため、その記述部分を判定条件を元に特定し、塗りつぶしをする記述のコメントアウトを外して代わりに塗りつぶさない記述をコメントアウトする。この図形記述の書き換えをカーソル包含図形データ変更部が随時行なうことにより、カーソル操作に応じてリアルタイムに図形の色が変わってアイコンとして利用できるようになる。表示用地図データ格納部34に格納されたアイコン化地図データは地図表示部13で表示される。
図2は本発明のシーケンス図である。ユーザが操作部11を通して地図要求を行なうと地図要求部12が回線を通じてサーバに地図要求を行なう。端末からの地図要求を受けてサーバの地図データ取得部41は地図データ配信サーバ60に対して地図要求を行なう。地図配信サーバは地図要求を受けてSVG形式の地図データをサーバに配信する。サーバでSVG形式の地図を受信するとデータ内の図形情報を抽出し、アイコン属性と付加情報を付与した表示用地図データと判定条件を回線を通じて端末に配信する。
図3は本発明の図形選択方法パターンを表す図である。本発明においては図3に示した例のような様々な図形選択方式をとることができる。
図3(A)は上記に示したボタン操作に応じてカーソルが移動してカーソル中心が図形描画領域に包含された場合にその図形が選択されたとする方式を示す。
図3(B)は操作ボタンが押下された場合に、現在選択されている図形からみて押したボタン方向にある図形(右ボタンが押下された場合には現在選択されている図形の中心から真っ直ぐ右方向に座標を進めた場合に最初に出会う現在選択中の図形とは異なる図形)が選択されたとする方式を示す。
図3(C)はカーソルは画面中央に固定されており、ボタン操作に応じて図形を含む地図全体がボタン操作と逆方向に移動して(右ボタンが押下された場合には図形を含む地図全体が左方向に動く)その結果カーソル中心がある図形描画領域に包含された場合にその図形が選択されたとする方式を示す。
図3(A)は上記に示したボタン操作に応じてカーソルが移動してカーソル中心が図形描画領域に包含された場合にその図形が選択されたとする方式を示す。
図3(B)は操作ボタンが押下された場合に、現在選択されている図形からみて押したボタン方向にある図形(右ボタンが押下された場合には現在選択されている図形の中心から真っ直ぐ右方向に座標を進めた場合に最初に出会う現在選択中の図形とは異なる図形)が選択されたとする方式を示す。
図3(C)はカーソルは画面中央に固定されており、ボタン操作に応じて図形を含む地図全体がボタン操作と逆方向に移動して(右ボタンが押下された場合には図形を含む地図全体が左方向に動く)その結果カーソル中心がある図形描画領域に包含された場合にその図形が選択されたとする方式を示す。
図4は本発明システムのフローチャートである。図1のブロック図と対応付けて地図図形アイコン化の流れを説明する。
本発明のシステムが起動S101すると、まず地図要求部12から地図データ取得部41に対する地図要求の有無の判定S102を行なう。地図要求があった場合には要求された地図範囲の判定S103を行ない、地図データ取得部41で要求地図データのダウンロード(D/L)S104を行なう。ダウンロードした地図データ(図5のA参照)は地図データ格納部42に格納する。ダウンロードした地図データをもとに図形情報抽出部51が地図図形情報の抽出S105を行なう。これによりダウンロードした地図データのどの部分にどのような図形が記述されているかを管理できるようになる。抽出したそれぞれの図形に対して、座標のどの部分を包含するかを判定する条件を判定条件作成部52で作成する(S106)。作成した判定条件は判定条件格納部53に格納される。この判定条件はデータ送信部、携帯電話網を介して地図図形アイコン化サブシステム30の判定条件格納部32に送信される。そして、この判定条件を参照することで、後述するある座標が地図上のどの図形に包含されているかもしくはされていないかを判定することができる。
本発明のシステムが起動S101すると、まず地図要求部12から地図データ取得部41に対する地図要求の有無の判定S102を行なう。地図要求があった場合には要求された地図範囲の判定S103を行ない、地図データ取得部41で要求地図データのダウンロード(D/L)S104を行なう。ダウンロードした地図データ(図5のA参照)は地図データ格納部42に格納する。ダウンロードした地図データをもとに図形情報抽出部51が地図図形情報の抽出S105を行なう。これによりダウンロードした地図データのどの部分にどのような図形が記述されているかを管理できるようになる。抽出したそれぞれの図形に対して、座標のどの部分を包含するかを判定する条件を判定条件作成部52で作成する(S106)。作成した判定条件は判定条件格納部53に格納される。この判定条件はデータ送信部、携帯電話網を介して地図図形アイコン化サブシステム30の判定条件格納部32に送信される。そして、この判定条件を参照することで、後述するある座標が地図上のどの図形に包含されているかもしくはされていないかを判定することができる。
作成された判定条件を元に、付加情報格納部54に保管された店舗等の情報が地図上のどの図形に包含されているかという包含図形判定S107を包含図形判定部55で行なう。その結果、包含している図形があった場合には付加情報付与部56およびアイコン属性付与部57において、地図データ格納部42からの図形に対して付加情報(図5のD参照)およびアイコン属性付与S108を行なう。付加情報・アイコン属性が付与された地図データは表示用地図データ格納部58に格納され、表示用地図データとしてデータ送信部59にて携帯端末へ配信される(表示用地図データ配信S109)。地図要求がなかった場合には要求された地図範囲の判定S103以降のフロー(S103からS109)を省略する。
端末に対して地図データおよび判定条件を配信後、ユーザによる地図移動操作の有無の判定S110を行なう。ユーザによる地図移動操作があった場合はカーソル座標計算部22によりカーソル座標計算S111を行い、カーソル座標の更新S112を行なった上でカーソル表示の更新S113を行なう。ユーザの地図移動操作が無い場合にはカーソル座標計算以後のフロー(S111からS113)を省略する。
カーソル表示を更新後、カーソル座標格納部23を確認してカーソル位置取得S114を行なう。取得したカーソル位置の情報をもとに判定条件の参照S115をしてカーソル包含図形判定部31においてカーソル包含図形判定S116を行なう。判定の結果、カーソルを包含する図形があった場合(図5のB参照)にはカーソルを包含図形データ変更部33においてカーソル包含図形属性変更S117を行なう。データの変更(図5のC参照)を反映してカーソル包含図形データ変更部33にて表示用地図データ更新S118を行い、その表示用地図データをもとに地図表示部13に対して表示用地図表示S119を行なう。カーソルを包含する図形が無い場合(図5のA参照)にはカーソル包含図形属性変更以後のフロー(S117からS118)を省略する。
一連の処理が終了した時点でプログラム終了操作の有無の判定S120を行なう。終了操作がある場合には終了S121を行なうが、無い場合には地図要求有無の判定S102に戻る。
図5は本発明のユーザ操作手順および地図、図形、カーソル、図形のアイコン化の表示イメージを示す図である。
図5の(A)は地図およびカーソルが表示された状態を示しているが、カーソルが地図上のどの図形の内部にも包含されていない状態を示してある。
図5(B)は(A)の状態からユーザがカーソルを右上に移動させたことにより、地図上の右上に表示されている建物等を示す長方形(図形)の中にカーソルが包含された状態を示してある。
図5の(C)は(B)においてカーソルが特定の図形に包含されたことを検知し、その図形(長方形)の属性が変更された状態を示してある。具体的には図形(長方形)が紫色から赤色に変更された状態を示し、またその図形に関連付いた付加情報(例えば「レストランABC」の情報)へのリンクが付与されている。
図5の(D)は(C)において属性が変更された図形(長方形)をクリックしたあと、関連付された付加情報に遷移した状態を示している。
ここで、建物等の記述、カーソル中心座標、カーソルが多角形内にあるかの判定、カーソルを中に含む多角形の属性変更、属性変更後のSVG地図の再描画について補足説明すると、以下のとおりである。
図5の(A)は地図およびカーソルが表示された状態を示しているが、カーソルが地図上のどの図形の内部にも包含されていない状態を示してある。
図5(B)は(A)の状態からユーザがカーソルを右上に移動させたことにより、地図上の右上に表示されている建物等を示す長方形(図形)の中にカーソルが包含された状態を示してある。
図5の(C)は(B)においてカーソルが特定の図形に包含されたことを検知し、その図形(長方形)の属性が変更された状態を示してある。具体的には図形(長方形)が紫色から赤色に変更された状態を示し、またその図形に関連付いた付加情報(例えば「レストランABC」の情報)へのリンクが付与されている。
図5の(D)は(C)において属性が変更された図形(長方形)をクリックしたあと、関連付された付加情報に遷移した状態を示している。
ここで、建物等の記述、カーソル中心座標、カーソルが多角形内にあるかの判定、カーソルを中に含む多角形の属性変更、属性変更後のSVG地図の再描画について補足説明すると、以下のとおりである。
1.建物等の記述
SVGにおいて、幅60、高さ80の図形(長方形)は以下のように表現される。
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
ベクトル地図においては描画上の座標(x=”120” y=”50”)と緯度とは数(1)のような適当な変換方式を元に対応付けられている。
そのため建物等を表す多角形(上記の例では長方形)に含まれる座標を経度の単位で把握することができる。
SVGにおいて、幅60、高さ80の図形(長方形)は以下のように表現される。
<rect width=”60” height=”80” x=”120” y=”50”/>
ベクトル地図においては描画上の座標(x=”120” y=”50”)と緯度とは数(1)のような適当な変換方式を元に対応付けられている。
そのため建物等を表す多角形(上記の例では長方形)に含まれる座標を経度の単位で把握することができる。
2.カーソル中心座標(120,140)
ユーザが端末に備え付けられた十字キー等を操作すると、それに対応してカーソルを平行移動する。数(1)によりカーソル位置の経度緯度を把握することができる。
ユーザが端末に備え付けられた十字キー等を操作すると、それに対応してカーソルを平行移動する。数(1)によりカーソル位置の経度緯度を把握することができる。
3.カーソルが多角形内にあるかの判定
上記建物等の記述、カーソル中心座標によりカーソルがSVGで記述された多角形の中に入っているかどうかを判定することができる。
上記建物等の記述、カーソル中心座標によりカーソルがSVGで記述された多角形の中に入っているかどうかを判定することができる。
4.カーソルを中に含む多角形の属性変更
上記カーソルが多角形内にあるかの判定によりカーソルが中に入っていると判定された多角形の属性を変更してアイコンとしての機能を持たせる。
変更する属性は例えば以下のとおりである。
(1)塗りつぶしの色を変える
(2)リンクをつける
5.属性変更後のSVG形式地図の再描画
変更されたSVG形式地図データファイルを元に画像を再描画することで地図上の建物等の多角形をアイコンとして利用することができる。
リンクの属性をつけた場合にはクリックをすることでWebブラウザと連携するなどしてリンク先に遷移しその建物についての情報を得ることができる。
上記カーソルが多角形内にあるかの判定によりカーソルが中に入っていると判定された多角形の属性を変更してアイコンとしての機能を持たせる。
変更する属性は例えば以下のとおりである。
(1)塗りつぶしの色を変える
(2)リンクをつける
5.属性変更後のSVG形式地図の再描画
変更されたSVG形式地図データファイルを元に画像を再描画することで地図上の建物等の多角形をアイコンとして利用することができる。
リンクの属性をつけた場合にはクリックをすることでWebブラウザと連携するなどしてリンク先に遷移しその建物についての情報を得ることができる。
上記実施例においては、付加情報付与サブシステム50の付加情報格納部54の情報を固定的な情報として説明しているが、これは例えば、付加情報格納部54に複数の店舗端末300を接続し、該店舗情報を外部より登録、更新し得るように構成し、ユーザの要望に応じて、例えばユーザのログ情報と関連付けて付加情報の内容を変更し、またこの変更内容に伴ってアイコン属性もユーザ好みに変更するようにしても良い。
図6は本発明のアイコン属性付与の一例についてのフローチャートである。携帯端末200は自身の持つGPS機能もしくは住所を指定する方式などを用いて要求する地図の位置情報を送信(S400)する。サーバ100は携帯端末200より位置情報を取得し(S401)、受信した位置情報が現在位置を表すものか住所が入力されたものであるかを判定する(S402)。現在位置が送信された場合にはその情報をもとに配信する地図の範囲を特定する(S403)。住所が入力された場合には住所情報から配信する地図の範囲を特定する(S404)。配信する地図の範囲が特定されたのち、その地図範囲に含まれるために共に配信するべき店舗情報を抽出する(S405)。
一方でユーザが地図要求をしたときに送信した位置情報、要求時刻、予め格納しておいたユーザの嗜好情報を確認し(S406)、その時にユーザが望んでいると考えられ、強調表示すべき店舗を抽出する(S407)。その上で地図情報の図形に対して付加情報を付与し、アイコン属性についてはユーザ毎に必要としていると考えられる店舗について強調表示することも含め、全店舗についてフォーカスされた場合の属性を付与する(S408)。アイコン属性はフォーカスが当たった際に発現するような処理を行い(S409)、携帯端末に対して付加情報・アイコン属性付地図データを配信する(S410)。携帯端末200でそのデータを受信し表示を行う(S411)。
図7は本発明の店舗情報更新についてのフローチャートである。店舗端末300は既に登録している広告情報の差替えもしくは一部修正を行ないたい際にそのリクエストをサーバ100に対して送信する(S500)。サーバ100はそのリクエストを受信(S501)すると既に登録審査済みの広告情報を店舗端末300に提示する(S502)。広告については審査済みであることはシステム上の制約ではなく、広告を配信するようなサービスにおいては通常審査過程を経ることが想定されることから登録審査済みと記述してある。登録審査済みの広告を受信(S503)した店舗端末300は差替えもしくは一部修正した広告情報をサーバ100に送信する(S504)。サーバ100はその広告情報を受信し(S505)、配信準備をおこなう(S506)。配信に当たって審査が必要であればこの配信準備のステップにおいておこなう。準備が終わった広告情報は携帯端末200に送信される(S507)。携帯端末200では差替えもしくは一部修正が行われた広告情報を受信・表示する(S508)。
図8は本発明のユーザ毎アイコン属性付与のイメージ図である。
図8の(A)は居酒屋の店舗情報がカーソル右上の図形に付加されているがその図形にフォーカスが当たっていない状態を表す。この時には既にフォーカスが当たった場合に変更すべきアイコン属性の情報は地図データ内に組み込まれている。
図8の(B)は居酒屋を嗜好しないユーザや昼間など需要が低いと考えられる時間帯でのアクセス時に発現するアイコン属性を示している。ここでは図形が単純に塗りつぶされる例を示している。
図8の(C)は居酒屋を嗜好するユーザで金曜夕方など需要が高いと考えられる時間帯でのアクセス時に発現するアイコン属性を示している。図8の(B)で表したような単純な図形の塗りつぶしではなく、図形自体が大きく、また輪郭が太く表示された上で塗りつぶされ、強調表示がされている。これらフォーカスがされた後に変化するアイコン属性については地図要求毎にサーバ側でユーザ毎に判定をし、付与される。
図8の(A)は居酒屋の店舗情報がカーソル右上の図形に付加されているがその図形にフォーカスが当たっていない状態を表す。この時には既にフォーカスが当たった場合に変更すべきアイコン属性の情報は地図データ内に組み込まれている。
図8の(B)は居酒屋を嗜好しないユーザや昼間など需要が低いと考えられる時間帯でのアクセス時に発現するアイコン属性を示している。ここでは図形が単純に塗りつぶされる例を示している。
図8の(C)は居酒屋を嗜好するユーザで金曜夕方など需要が高いと考えられる時間帯でのアクセス時に発現するアイコン属性を示している。図8の(B)で表したような単純な図形の塗りつぶしではなく、図形自体が大きく、また輪郭が太く表示された上で塗りつぶされ、強調表示がされている。これらフォーカスがされた後に変化するアイコン属性については地図要求毎にサーバ側でユーザ毎に判定をし、付与される。
10:ユーザインタフェースサブシステム
11:操作部
12:地図要求部
13:地図表示部
20:カーソル管理サブシステム
21:カーソル操作有無判定部
22:カーソル座標計算部
23:カーソル座標格納部
30:地図図形アイコン化サブシステム
31:カーソル包含図形判定部
32:判定条件格納部
33:カーソル包含図形データ変更部
34:表示用地図データ格納部
40:地図データ配信サーバ連携サブシステム
41:地図データ取得部
42:地図データ格納部
50:付加情報付与サブシステム
51:図形情報抽出部
52:判定条件作成部
53:判定条件格納部
54:付加情報格納部
55:包含図形判定部
56:付加情報付与部
57:アイコン属性付与部
58:表示用地図データ格納部
59:データ送信部
60:地図データ配信サーバ
61:地図データ
70:ユーザ別アイコン判定サブシステム
71:ユーザ情報抽出部
72:ユーザ情報格納部
73:アイコン属性パターン判別部
11:操作部
12:地図要求部
13:地図表示部
20:カーソル管理サブシステム
21:カーソル操作有無判定部
22:カーソル座標計算部
23:カーソル座標格納部
30:地図図形アイコン化サブシステム
31:カーソル包含図形判定部
32:判定条件格納部
33:カーソル包含図形データ変更部
34:表示用地図データ格納部
40:地図データ配信サーバ連携サブシステム
41:地図データ取得部
42:地図データ格納部
50:付加情報付与サブシステム
51:図形情報抽出部
52:判定条件作成部
53:判定条件格納部
54:付加情報格納部
55:包含図形判定部
56:付加情報付与部
57:アイコン属性付与部
58:表示用地図データ格納部
59:データ送信部
60:地図データ配信サーバ
61:地図データ
70:ユーザ別アイコン判定サブシステム
71:ユーザ情報抽出部
72:ユーザ情報格納部
73:アイコン属性パターン判別部
Claims (16)
- 携帯端末と地図データ配信サーバとからなり、携帯端末側から地図データ配信サーバ側に対して地図データの配信を要求をしたとき、該要求に応じた地図データを地図配信サーバ側から携帯端末側に配信するシステムにおいて、上記配信地図データの図形情報に対して図形の表示形態を変える属性を付与する手段と、該アイコン属性を付与した地図データを上記携帯端末側にて表示する表示手段と、上記表示手段にて表示された地図上の図形内に携帯端末のカーソルを移動したとき、地図上の図形情報の属性を変更する図形情報変更手段とを設け、地図上の図形をアイコン化して表示可能としたことを特徴とする地図データ配信システム。
- 上記アイコン属性付与手段が上記地図データ配信サーバ側に設けられ、上記図形情報変更手段が上記携帯端末側に設けられ、上記図形情報の属性が形状自身、形状の大きさ、色、テキスト情報の表示、Web情報(リンク)の有無の何れか、又はそれらの複数の組合わせである請求項1記載の地図データ配信システム。
- 更に、上記地図データに所望の情報を付加する手段を含む請求項1記載の地図データ配信システム。
- 上記付加情報が、リンクのURLである請求項3記載の地図データ配信システム。
- 携帯端末と地図データ配信サーバとからなり、携帯端末側から地図データ配信サーバ側に対して地図データの配信を要求したとき、該要求に応じた地図データを地図データ配信サーバ側から携帯端末側に配信する方法において、上記携帯端末から地図データ要求を実行するステップと、該地図データ要求を受けたとき、該要求に対応する地図データを地図データベースから取得するステップと、上記取得地図データに該地図データの図形情報にアイコン属性を付与するステップと、該アイコン属性を付与した地図データを上記携帯端末側に配信するステップと、上記配信地図データを上記携帯端末の表示部にて表示するステップと、上記表示部に表示された地図上の図形を指定するカーソルの位置を移動可能とするステップと、上記カーソルが上記表示地図の図形内に位置するか否かを判定するステップと、上記カーソルが上記表示部の地図上の図形内に位置すると判定したとき、該図形情報の属性を変更するステップとからなり、地図上の図形をアイコン化して表示可能としたことを特徴とする地図データ配信方法。
- 更に、上記地図データに所望の情報を付与するステップを含む請求項5記載の地図データ配信方法。
- 上記所望の情報がリンクのURLである請求項6記載の地図配信方法。
- 携帯端末から地図データ配信要求を受けたとき、該要求に応じた地図データを携帯端末に配信する地図データ配信サーバにおいて、
上記携帯端末から地図データ配信要求を受けたとき、該要求に応じた地図データに、該地図データの図形情報のアイコン属性を付与する手段と、該アイコン属性付与手段にて付与したアイコン属性を含む地図データを上記携帯端末に配信するデータ配信手段とからなることを特徴とする地図データ配信サーバ。 - 更に、上記地図データの図形情報に所望の情報を付与するステップを含む請求項8記載の地図データ配信サーバ。
- 地図データ配信サーバ側へ地図データの配信を要求したとき、該サーバから配信され、図形データのアイコン属性が付与された地図データを受信し、該受信地図データを表示にて表示し、該表示部の地図上の図形へカーソルを移動することが可能な携帯端末であって、
上記カーソルが上記表示部の地図上の図形内に移動したとき、該図形データの属性を変更する手段を備えたことを特徴とする携帯端末。 - ユーザ操作部及び地図表示部を有するモバイル端末と地図データを格納したサーバとを備え、モバイル端末側からサーバ側に対して地図要求があったとき、該地図要求に応じたSVG形式地図データをサーバ側からモバイル端末側に配信し、該地図データに応じた地図をモバイル端末側の表示部にて表示可能な地図データ配信サービスシステムにおいて、
上記SVG形式地図の図形と該図形に付加する所望の付加情報とを自動的にアイコン化して関連付けする手段を設け、上記地図に上記所望の情報を付加したとき、上記表示部による地図の可視性を下げないように表示可能に構成したことを特徴とする地図データ配信サービスシステム。 - ユーザ操作部及び地図表示部を有するモバイル端末と地図データを格納したサーバとを備え、モバイル端末側からサーバ側に対して地図要求があったとき、該地図要求に応じたSVG形式地図データをサーバ側からモバイル端末側に配信し、該地図データに応じた地図をモバイル端末側の表示部にて表示可能な地図データ配信サービスシステムにおいて、
上記サーバ側は上記モバイル端末側からの地図要求に応じた地図データを取得し、格納する地図データ配信サーバ連携手段と、上記地図データ取得格納手段の地図データに所望の付加情報及びアイコン属性を付与し、該データを上記モバイル端末側に送信する付加情報付与手段とからなり、
上記付加情報付与手段は上記地図データ取得格納手段の地図データから図形情報を抽出する図形情報抽出部と、該図形情報抽出部にて抽出した図形情報の各々の図形に対して該図形が包含する座標がどの範囲であるかを判定するための条件を作成し、格納する判定条件作成格納部と、地図上の特定地点に関連付ける付加情報を格納している付加情報格納部と、上記判定条件作成格納部の判定条件を参照して上記付加情報のそれぞれが持つ座標情報が地図上のどの図形に包含されているかを判定する包含図形判定部と、上記取得した地図データに対して上記付加情報格納部の付加情報を付与する付加情報付与部と、上記取得した地図データの図形情報にアイコンとして利用できるように所望の属性を付与するアイコン属性付与部と、上記付加情報および上記アイコン属性を付与した地図データを格納する表示用地図データ格納部と、上記判定条件作成格納部の判定条件および表示用地図データを上記モバイル端末側に送信するデータ送信部を備え、
上記モバイル端末側はユーザインターフェース手段と、カーソル管理手段と、地図図形アイコン化手段とからなり、
上記ユーザインターフェース手段は上記操作部と、該操作部より所望の地図要求を受け、該要求に応じた地図を上記サーバ側に対して要求する地図要求部と、該地図要求に応じて上記サーバ側から配信された地図を表示する表示部を備え、
上記カール管理手段は上記表示部の地図上のカーソルがユーザにより操作されたか否かを判定するカーソル操作有無判定部と、上記カーソルが位置する座標を計算するカーソル座標計算部と、上記カーソルの緯度経度座標を格納するカーソル座標格納部を備え、
上記地図図形アイコン化手段は上記サーバ側から送信の判定条件を格納する判定条件格納部と、上記サーバ側から送信の地図データを格納し、該格納地図データを上記表示部に供給する表示用地図データ格納部と、上記判定条件格納部の判定条件を参照して上記モバイル端末の表示部に表示されたカーソルが地図上の図形の内部に包含されているか否かを判定するカーソル包含図形判定部と、上記カーソル包含図形判定部による判定結果、上記カーソルを包含する図形があった場合に上記地図データ格納部の地図データを参照し、上記図形のデータの属性を変更して付加情報付地図データを作成し、上記表示用地図データ格納部に格納するカーソル包含図形データ変更部を備え、
上記表示部に表示される地図の図形をアイコン化して表示可能としたことを特徴とする地図データ配信サービスシステム。 - ユーザ操作部及び地図表示部を有するモバイル端末と地図データを格納したサーバとを備え、モバイル端末側からサーバ側に対して地図要求があったとき、該地図要求に応じたSVG形式地図データをサーバ側からモバイル端末側に配信し、該地図データに応じた地図をモバイル端末側の表示部にて表示する地図データ配信方法において、
上記モバイル端末側から上記サーバ側に所望の地図を要求するステップと、
上記地図要求を受けたとき、該地図要求に応じた地図データを取得するステップと、
上記取得地図データから図形情報を抽出するステップと、
上記抽出図形情報の各々の図形に対して該図形が包含する座標がどの範囲であるかを判定するための条件を作成する判定条件作成ステップと、
上記判定条件を参照して所望の付加情報のそれぞれが持つ座標情報が地図上のどの図形に包含されているかを判定する包含図形判定ステップと、
上記包含図形判定ステップを受けて、上記取得した地図データに対して上記所望の付加情報を付与する付加情報付与ステップと、
上記取得した地図データの図形情報にアイコンとして利用できるように所望の属性を付与するアイコン属性付与ステップと、
上記付加情報、上記アイコン属性を付与した地図データを上記モバイル端末側に送信するステップと、
上記表示部の地図上のカーソルがユーザにより操作されたか否かを判定するカーソル操作有無判定ステップと、
上記カーソルが位置する座標を計算するカーソル座標計算ステップと、
上記カーソルの緯度経度座標および上記判定条件を参照して上記モバイル端末の表示部に表示されたカーソルが地図上の図形の内部に包含されているか否かを判定するカーソル包含図形判定ステップと、
上記カーソル包含図形判定ステップによる判定結果、上記カーソルを包含する図形があった場合に上記地図データを参照し、上記図形のデータの属性を変更して付加情報付地図データを作成するカーソル包含図形データ変更ステップと、
上記変更付加情報付地図データを上記表示部に表示させるステップと、
からなり、上記表示部に表示される地図の図形をアイコン化して表示可能としたことを特徴とする地図データ配信方法。 - ユーザ操作部及び地図表示部を有するモバイル端末と地図データを格納したサーバとを備え、モバイル端末側からサーバ側に対して地図要求があったとき、該地図要求に応じたSVG形式地図データをサーバ側からモバイル端末側に配信し、該地図データに応じた地図をモバイル端末側の表示部にて表示可能な地図データ配信サービスシステムに適用されるサーバにおいて、
上記サーバは上記モバイル端末側からの地図要求に応じた地図データを取得し、格納する地図データ配信サーバ連携手段と、上記地図データ取得格納手段の地図データに所望の付加情報及びアイコン属性を付与し、該データを上記モバイル端末側に送信する付加情報付与手段とからなり、
上記付加情報付与手段は上記地図データ取得格納手段の地図データから図形情報を抽出する図形情報抽出部と、該図形情報抽出部にて抽出した図形情報の各々の図形に対して該図形が包含する座標がどの範囲であるかを判定するための条件を作成し、格納する判定条件作成格納部と、地図上の特定地点に関連付ける付加情報を格納している付加情報格納部と、上記判定条件作成格納部の判定条件を参照して上記付加情報のそれぞれが持つ座標情報が地図上のどの図形に包含されているかを判定する包含図形判定部と、上記取得した地図データに対して上記付加情報格納部の付加情報を付与する付加情報付与部と、上記取得した地図データの図形情報にアイコンとして利用できるように所望の属性を付与するアイコン属性付与部と、上記付加情報および上記アイコン属性を付与した地図データを格納する表示用地図データ格納部と、上記判定条件作成格納部の判定条件および表示用地図データを上記モバイル端末側に送信するデータ送信部とを備えた地図データ配信サーバ。 - ユーザ操作部及び地図表示部を有するモバイル端末と地図データを格納したサーバとを備え、モバイル端末側からサーバ側に対して地図要求があったとき、該地図要求に応じたSVG形式地図データをサーバ側からモバイル端末側に配信し、該地図データに応じた地図をモバイル端末側の表示部にて表示可能な地図データ配信サービスシステムに適用されるモバイル端末において、
上記モバイル端末側はユーザインターフェース手段と、カーソル管理手段と、地図図形アイコン化手段とからなり、
ユーザインターフェース手段は上記操作部と、該操作部より所望の地図要求を受け、該要求に応じた地図を上記サーバ側に対して要求する地図要求部と、該地図要求に応じて上記サーバ側から配信された地図を表示する表示部とを備え、
上記カール管理手段は上記表示部の地図上のカーソルがユーザにより操作されたか否かを判定するカーソル操作有無判定部と、上記カーソルが位置する座標を計算するカーソル座標計算部と、上記カーソルの緯度経度座標を格納するカーソル座標格納部とを備え、
上記地図図形アイコン化手段は上記サーバ側から送信の判定条件を格納する判定条件格納部と、上記サーバ側から送信の地図データを格納し、該格納地図データを上記表示部に供給する表示用地図データ格納部と、上記判定条件格納部の判定条件を参照して上記モバイル端末の表示部に表示されたカーソルが地図上の図形の内部に包含されているか否かを判定するカーソル包含図形判定部と、上記カーソル包含図形判定部による判定結果、上記カーソルを包含する図形があった場合に上記地図データ格納部の地図データを参照し、上記図形のデータの属性を変更して付加情報付地図データを作成し、上記表示用地図データ格納部に格納するカーソル包含図形データ変更部とを備え、
上記表示部に表示される地図の図形をアイコン化して表示可能としたことを特徴とする地図データ配信サービスを受けることが可能なモバイル端末。 - モバイル端末側からの要求に応じて地図データを配信する地図データ配信システムを実現するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
上記モバイル端末側から所望の地図要求を受けたとき、該地図要求に応じた地図データを取得するステップと、
上記取得地図データから図形情報を抽出するステップと、
上記抽出図形情報の各々の図形に対して該図形が包含する座標がどの範囲であるかを判定するための条件を作成する判定条件作成ステップと、
上記判定条件を参照して所望の付加情報のそれぞれが持つ座標情報が地図上のどの図形に包含されているかを判定する包含図形判定ステップと、
上記包含図形判定ステップを受けて、上記取得した地図データに対して上記所望の付加情報を付与する付加情報付与ステップと、
上記取得した地図データの図形情報にアイコンとして利用できるようにユーザの嗜好に応じた形態で所望の属性を付与するアイコン属性付与ステップと、
上記付加情報、上記アイコン属性を付与した地図データを上記モバイル端末側に送信するステップ
を地図データ配信サーバ側のシステムで実行させるプログラムを記憶したことを特徴とする記録媒体。
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