JP2004355075A - 情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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隆志 野崎
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夏雄 香田
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Abstract

【課題】現在位置周辺の地図、目的地までの経路、現在位置のマークなどとともに、現在表示されている地図上の店舗などを示すPOI情報を提示する。
【解決手段】季節、時間、場所、POI分類、ユーザが過去に選択したPOIの情報を利用してユーザの嗜好性を抽出し、ベイジアン・ネットワーク・モデルを用い、ユーザの使用状況に応じてPOI情報をフィルタリングする。大量のPOIアイコンを表示する場合にユーザの嗜好性に合ったPOI情報を表示し、あるいはユーザの嗜好性に合ったPOI情報をリスト上位に配置することで、ユーザに地図を見易くし、POI情報を選択し易くする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに情報を提示する情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、地図情報などに基づいてユーザに進路や目的地などへの誘導情報を提示する情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、現在位置周辺の地図、目的地までの経路、現在位置のマークなどとともに、現在表示されている地図上の店舗などを示すPoint of Interest(POI)情報を提示する情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、現在表示されている地図上に該当するPOI情報が多数存在する場合にユーザにとってより必要となるPOI情報を見易く提示する情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
昨今の技術革新に伴い、さまざまなタイプの情報機器が開発され、産業活動や日常生活など幅広い分野で人間の行動をサポートしている。
【0004】
例えば、ナビゲーション・システムは、比較的広範囲の地図情報をあらかじめ蓄積しておき、GPS(Global Positioning System)やその他の位置検出装置から得られる現在位置情報に基づいて該当する地図情報を読み出し、誘導情報としてユーザに提示し、実世界上でのユーザの行動を支援する。
【0005】
誘導情報は、一般に、GPSなどから取得した位置情報を基に、現在位置周辺の地図、目的地までの経路、現在位置のマークなどとともに、現在表示されている地図上の店舗などを示すPoint of Interest情報(以下、「POI情報」と呼ぶ)が例えばアイコン又はその他の絵記号の形式で表示されている。また、POI情報を選択する場合に、画面上にPOI情報のリストを表示して選択させることができるようになっている。
【0006】
POI情報の表示により、ユーザはナビゲーション画面から必要な情報や興味のある情報へと案内されていくので、便利である。しかしながら、地図上に複数のPOI情報が存在するとき、POI情報を示すアイコンなどが大量に表示されることになる。POIアイコンが密集して表示された場合、その下に表示されている地図や案内する経路が見難くなる。また、複数のPOIアイコンが重なって表示されると、ユーザは目的とするPOIアイコンを選択操作するのが難しくなる。また、POI情報をリスト表示する場合は、ユーザが、大量のPOI情報のリストから目的のPOI情報を選択するために、リストをスクロールさせなければならない煩雑さが発生する。
【0007】
ナビゲーション装置に用いられるPOI情報は、今後ますます増大し且つ更新頻度が増していく傾向にある。このため、上述した問題がさらに悪化することが考えられる。これは、地図情報やPOI情報などを記録したメディアがCD−ROMから、より大容量のDVD−ROM、さらに大容量のハード・ディスク装置などを用いるようになり、また、近年地図情報やPOI情報は、ネットワークを通じて取得、更新できるようになっているためである。
【0008】
地図上の大量のPOI情報を示すアイコンなどの表示上の問題点を解決するために、例えばPOIアイコンが重なる場合や密集する場合に代表アイコンに集約して地図上に表示されるアイコン数を減少させるもの(例えば、特許文献1を参照のこと)や、経路に沿ったPOI情報を表示することで視認性を向上させたもの(例えば、特許文献2を参照のこと)がある。
【0009】
しかしながら、前者の場合は、代表アイコンで表示されるため、どのようなPOIが集約されているのかが一目で判り難くなる。また、すべてのユーザに画一的に適用されるため、ユーザが用いることの多いPOI情報が集約される可能性があり、ユーザの嗜好性に合わせて表示される訳ではない。
【0010】
また、後者の場合は、経路に沿ったPOIアイコンが表示されるため、ユーザが用いることの多いPOI情報が表示されない可能性があり、ユーザの嗜好性に合わせて表示される訳ではない。
【0011】
また、大量のPOI情報をリスト表示する場合に、既に通過したPOI情報の表示順を後にするもの(例えば、特許文献3を参照のこと)や、選択履歴に基づいて表示順を変更するもの(例えば、特許文献4を参照のこと)がある。
【0012】
しかしながら、前者の場合、画一的に、既に通過した、あるいは、直近のPOI情報がリスト下位にまわることになり、ユーザが欲しい情報がリスト上位にない場合が考えられ、ユーザの嗜好性に合わせてリストが作成される訳ではない。
【0013】
また、後者の場合は、ユーザの選択履歴を用いるため、ユーザが用いることの多いPOIがリスト上位に来ることになり、ある程度ユーザの嗜好性を反映することになる。但し、単に選択履歴を用いているので、ユーザがどのような状況(POI情報を選択した時間や場所)で選択したかが反映されていない。このため、時間や場所など状況が変わっても同じ結果を提示することになり、ユーザの嗜好性を必ずしも反映される訳ではない。
【0014】
例えば、ユーザによっては、「銀座に訪れると洋服屋に訪れることが多い」、「お昼の時間帯に銀座ならばイタリアン・レストラン、新橋ならば日本食レストランを訪れることが多い」、「新橋でも、春は日本食レストラン、夏は焼肉屋に訪れる」などの場所や状況に傾向があるが、表示されている地図の場所に応じて洋服屋を優先的に表示したり、表示されている地図の場所における時間に応じて、イタリアン・レストランや日本食レストランを優先的に表示したり、表示されている地図の場所における季節に応じて、日本食レストランや焼肉屋を優先的に表示したりすることができない。すなわち、ユーザが訪れる場所に応じて表示するPOI情報を変化させたり、現在の時間や季節に応じて表示するPOI情報を変化させたりすることができない。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−340588号公報
【特許文献2】
特開2000−136938号公報
【特許文献3】
特開2002−350173号公報
【特許文献4】
特開平10−115530号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、現在位置周辺の地図、目的地までの経路、現在位置のマークなどとともに、現在表示されている地図上の店舗などを示すPOI情報を好適に提示することができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0017】
本発明のさらなる目的は、季節、時間、場所、POI分類、ユーザが過去に選択したPOIの情報を利用してユーザの嗜好性を抽出し、大量のPOIアイコンを表示する場合にユーザの嗜好性に合ったPOI情報を表示することで、ユーザに地図を見易くし、POI情報を選択し易くすることができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0018】
本発明のさらなる目的は、大量のPOI情報をリスト表示する場合に、ユーザの嗜好性に合ったPOI情報をリスト上位に配置することで、ユーザにPOI情報を選択し易くすることができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0019】
本発明のさらなる目的は、ユーザの嗜好性に合ったPOI情報の表示を、サービス提供者が表示したいPOI情報に作為的に変更すること、ユーザの嗜好性に合ったPOI情報の表示とサービス提供者が表示したいPOI情報を同時に表示することができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、地図情報とユーザの状況に基づいてユーザに誘導情報を提示する情報提示装置であって、
地図情報を蓄積する地図情報蓄積手段と、
地図上の店舗などを示すPoint of Interest(POI)情報を蓄積するPOI情報蓄積手段と、
ユーザの現在位置又はその他のユーザの状況に基づいて、前記地図情報蓄積手段から該当する地図情報を抽出するとともに、前記POI情報蓄積手段から該当するPOI情報を抽出する地域情報取得手段と、
ユーザの現在の状況を取得する状況取得手段と、
ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理するPOI情報選択履歴管理手段と、
ユーザの現在の状況とPOI情報選択履歴に基づいてユーザの嗜好性を抽出し、前記地域情報取得手段によって抽出された各POI情報にユーザの嗜好性を反映した重み付けを付与するPOI情報重み付け演算手段と、
前記POI情報重み付け演算手段による重み付けに従ってPOI情報を表示するための優先順位付けし、該優先順位に従ってPOI情報を前記地域情報取得手段によって抽出された地図情報と合成して誘導情報として画面出力する画面出力手段と、
を具備することを特徴とする情報提示装置である。
【0021】
ここで、本発明に係る情報提示装置は、前記画面出力手段による合成表示画面上でユーザによるPOI情報の選択を受容するPOI情報選択手段と、該選択されたPOI情報についてのより詳細な情報を提示する詳細情報提供手段とをさらに備えていてもよい。
【0022】
また、前記状況取得手段は、ユーザの現在の状況として、季節や時間、場所を取得する。季節や時間は、システム・タイマを利用して容易に取得することができる。また、上空のGPS衛星から発信される複数のGPS信号を受信し解析することによって比較的高精度に現在の場所を得ることができる。その他、天候や気温などの外部環境や、ユーザの体温や機嫌などからなるユーザの内部状態を、測定可能な事象を状況値として取得してもよい。
【0023】
また、前記POI情報選択履歴管理手段は、ユーザが置かれる状況毎に各POI情報が選択される確率を記述した確率ネットワーク・モデルを用いて、ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理するようにしてもよい。ここで言う確率ネットワーク・モデルは、例えばベイジアン・ネットワーク・モデルである。
【0024】
確率ネットワーク・モデルは、人が訪れる店舗など(選択するPOI)は、季節、曜日、時刻によって変化すること、人が訪れる店舗など(選択するPOI)は、訪れる場所(地域)によって変化すること、人が訪れる場所(地域)は、季節、曜日、時刻によって変化することなどのように、経験則に基づいて作成される。また、POIの状態以外にPOIの各分類の状態(大分類、中分類、小分類)を追加することができる。
【0025】
そして、前記POI情報重み付け演算手段は、前記状況取得手段により得られた状況値を前記確率ネットワーク・モデルに入力し、各POI情報が選択される事後確率を求め、該事後確率に応じた重み付けを付与するようにしてもよい。ここで、事後確率とは、観測された変数の確定値(evidence:e)から知りたい確率変数の取り得る具現値の確率のことである。
【0026】
したがって、本発明によれば、季節、時間、場所、POI分類、ユーザが過去に選択したPOIの情報を利用してユーザの嗜好性を抽出し、ベイジアン・ネットワーク・モデルを用い、ユーザの使用状況に応じて膨大なPOI情報をフィルタリングすることができる。
【0027】
そして、このフィルタリング結果に基づいて、大量のPOIアイコンを表示する場合にユーザの嗜好性に合ったPOI情報を表示し、あるいはユーザの嗜好性に合ったPOI情報をリスト上位に配置することで、ユーザに地図を見易くし、POI情報を選択し易くすることができる。
【0028】
前記POI情報選択履歴管理手段は、ユーザによる次のPOI情報の選択結果に基づいて前記確率ネットワーク・モデルを更新する。
【0029】
本発明によれば、基本的にはユーザの嗜好性を反映したPOI情報に重み付けを行なうが、これを作為的に操作して、特定のサービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報を重み付けするようにしてもよい。
【0030】
例えば、前記POI情報重み付け演算手段は、前記POI情報選択履歴管理手段において管理される確率ネットワーク・モデルに代えてサービス提供業者(店舗)側が用意した確率ネットワーク・モデルを利用することによって、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報に重み付けを作為的に変更し、サービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報を重み付けすることができる。
【0031】
あるいは、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けとサービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報の重み付けを統合し、双方の重み付けを反映した重み付けを行なうようにしてもよい。
【0032】
例えば、前記POI情報重み付け演算手段は、前記POI情報選択履歴管理手段において管理される確率ネットワーク・モデルと、サービス提供業者(店舗)側が用意した確率ネットワーク・モデルとを統合することによって、双方の重み付けを反映した重み付けを行なうことができる。
【0033】
本発明によれば、ベイジアン・ネットワーク・モデルで使用している条件付観測回数表や条件付確率表を入れ替えたり、統合したりすると、ユーザの嗜好性が反映されたPOI表示の代わりに、作為的にPOI情報を選択表示することや、ユーザの嗜好性が反映されたPOI表示を損ねることなくサービス提供者が表示したいPOIを同時に表示することができる。これによって、例えば、ある地域又はある時期に、特定のPOI情報を優先的に表示するようにすることができ、サービス提供者に新たなPOI情報提供サービスを提供することができる。
【0034】
また、本発明の第2の側面は、地図情報と地図上の店舗などを示すPointof Interest(POI)情報を利用して、ユーザの状況に基づいた誘導情報を提示する処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
ユーザの現在位置又はその他のユーザの状況に基づいて、該当する地図情報並びに該当するPOI情報を抽出する地域情報取得ステップと、
ユーザの現在の状況を取得する状況取得ステップと、
ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理するPOI情報選択履歴管理ステップと、
ユーザの現在の状況とPOI情報選択履歴に基づいてユーザの嗜好性を抽出し、前記地域情報取得ステップにおいて抽出された各POI情報にユーザの嗜好性を反映した重み付けを付与するPOI情報重み付け演算ステップと、
前記POI情報重み付け演算ステップにおいて求められた重み付けに従ってPOI情報を表示するための優先順位付けし、該優先順位に従ってPOI情報を前記地域情報取得ステップにおいて抽出された地図情報と合成して誘導情報として画面出力する画面出力ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0035】
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係る情報提示装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0038】
図1には、本発明の一実施形態に係るパーソナル・ナビゲーション装置の機能構成を模式的に示している。
【0039】
パーソナル・ナビゲーション・システム1000は、ナビゲーション部1100とPOI情報選定部1200とで構成され、画面上に地図やPOI情報などを表示するようになっている。
【0040】
まず、ナビゲーション部1100の機能構成を、以下に説明する。
【0041】
ナビゲーション部1100は、基本的に、通常のナビゲーション装置と同様の動作を行なう。すなわち、GPS情報などを用いて、地図やPOI情報などを表示する。
【0042】
画面出力部1101は、地図描画部1102から供給される地図情報1103とPOI情報描画部1104から供給されるPOI情報1105を合成表示するようになっている。
【0043】
地図情報描画部1102は、地域情報取得部1106が抽出した地図情報1103を、例えば、ビデオ・メモリに書き込むなど、画面に表示ができるように処理を行なうようになっている。
【0044】
POI情報描画部1104は、地域情報取得部1106が抽出したPOI情報1105を、後述するPOI情報重み付け演算部1206からの情報に基づいて表示するための優先順位付けをし、例えば、ビデオ・メモリに書き込むなど、画面に表示ができるように処理を行なうようになっている。
【0045】
地域情報取得部1106は、GPS信号処理部1107から得た緯度、経度などの位置情報、ユーザ入力判定部1108からのユーザ入力情報を基に、ディスク読取部1111やネットワーク情報受信部1113から情報を読み出し、地図描画部1102用の地図情報1103とPOI情報描画部1104用のPOI情報1105を出力する。また、地域情報取得部1106は、後述するPOI情報重み付け演算部1206へ、位置情報に対応する地名情報を渡すことができるようになっている。
【0046】
GPS信号処理部1107は、上空に散在するGPS衛星から受信されるGPS信号に基づいて緯度、経度などの情報を取得し、地域情報取得部1106へ渡すようになっている。
【0047】
ユーザ入力判定部1108は、例えば、タッチ・パネルやマウス、ボタンなどのユーザ入力装置1110からユーザ入力読取部1109が得た情報から、例えば、ユーザが画面上で押した場所から選択したPOIアイコンなどを判定したり、ユーザ入力情報を処理して地域情報取得部1106へユーザ入力情報を渡したりするようになっている。また、ユーザ入力判定部1108は、ユーザが選択したPOI情報を、後述するPOI情報重み付け演算部1206へ渡すようになっている。
【0048】
ディスク読取部1111は、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ハード・ディスクなどのディスク媒体1112に格納されている地図情報やPOI情報を読み取るようになっている。また、ディスク読取部1111は、ディスク媒体1112から、後述するベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1201を読み取ることができる。
【0049】
ネットワーク情報受信部1113は、例えば、インターネットなどのネットワークを経由してサーバなどの外部ホストと相互接続されており、地図情報やPOI情報を取得したり更新したりすることができる。また、ネットワーク経由で、後述するベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1201を受信することができる。
【0050】
次に、POI情報選定部1200について説明する。本実施形態では、POI情報選定部1200は、季節、時間、場所、POI分類、ユーザが過去に選択したPOIの情報を利用してユーザの嗜好性を抽出し、ベイジアン・ネットワーク・モデルを用い、ユーザの使用状況に応じてPOI情報をフィルタリングするようになっている。上述したナビゲーション部1100では、このフィルタリング結果に基づいて、大量のPOIアイコンを表示する場合にユーザの嗜好性に合ったPOI情報を表示し、あるいはユーザの嗜好性に合ったPOI情報をリスト上位に配置することで、ユーザに地図を見易くし、POI情報を選択し易くすることができる。
【0051】
POI情報重み付け演算部1206は、ユーザ入力判定部1108から渡されるユーザが選択したPOI情報、地域情報取得部1106から渡される地名情報、並びに時間情報を用いて、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203内の各ノードの条件付観測回数表1204(後述)を更新し、更新された条件付観測回数表1204を用いて、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203内の各ノードの条件付確率表1205を更新し、さらにベイジアン・ネットワーク・モデル1203内の各ノードの事後確率を計算することができる。また、POI情報重み付け演算部1206は、POI情報描画部1104からの要求に応じて、要求があった時点での、ユーザの嗜好性が反映されたPOI情報を重み付けしたリストを作成し、POI情報描画部1104へ作成したリストを渡すようになっている。
【0052】
POI情報重み付け演算部1206によって、個々のPOIに対してユーザの嗜好性に応じた重み付けがなされ、現在の状況に応じて、表示した方がよいPOI(ユーザーの嗜好性が強い)に対して高い重み付けをされたリストをPOI情報描画部1104へ渡す。そして、POI情報描画部1104では、このリストに従って、高く重み付けされたPOI情報を表示することで、ユーザの嗜好性に応じたPOI表示を実現することができる。
【0053】
ベイジアン・ネットワーク・モデル1203は、モデル・ファイル処理部1202によって、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1202から抽出される。
【0054】
本実施形態では、各状況においてユーザがPOI情報を選択する動作をベイジアン・ネットワーク・モデルで記述する。図5並びに図6には、ベイジアン・ネットワーク・モデルの構成例を示している。図示の矢印は、各状況(図中の矢印の根元に相当する各ノード)においてユーザがPOI情報(図中の矢印の先に相当する各ノード)を選択する動作を表し、矢印は条件付き確率値を持っている。どちらのベイジアン・ネットワーク・モデルも、3つの経験則に基づいて作成されている。3つの経験則とは、人が訪れる店舗など(選択するPOI)は、季節、曜日、時刻によって変化すること、人が訪れる店舗など(選択するPOI)は、訪れる場所(地域)によって変化すること、人が訪れる場所(地域)は、季節、曜日、時刻によって変化することである。
【0055】
図5と図6の違いは、季節、曜日、時刻の状態が取り得る値をどれだけ細かくとるかである。
【0056】
図5では、季節を春夏秋冬の4状態、曜日を平日、休日の2状態、時刻を朝昼晩の3状態とし、場所とPOIの状態を可変数としている。すなわち、図5に示すベイジアン・ネットワーク・モデルでは、季節毎に各POIを選択する確率値又は季節毎に各場所を訪れて各POIを選択する確率値、曜日毎にPOIを選択する確率値又は曜日毎に各場所を訪れて各POIを選択する確率値、並びに時刻毎にPOIを選択する確率値又は時刻毎に各場所を訪れてPOIを選択する確率値を記述している。
【0057】
これに対し、図6では、季節の替わりに月を用い1月から12月までの12状態とし、曜日を月曜日から日曜日までの7状態とし、時刻を朝、午前、真昼、午後、夕方、夜、夜中の7状態とし、それ以外は、可変数の状態とし、また、POIの状態以外にPOIの各分類の状態(大分類、中分類、小分類)を追加している。
【0058】
条件付観測回数表1204は、モデル・ファイル処理部1202によって、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1202から抽出される。条件付観測回数表は、各状況(図中の矢印の根元に相当する各ノード)においてユーザがPOI情報(図中の矢印の先に相当する各ノード)を選択した回数を記述したテーブルである。例えば、図5に示したベイジアン・ネットワーク・モデルのPOIノードの場合、図7に示すように、POIノードに対するすべての親ノード(図5中矢印の根元)の取り得る状態におけるPOIノードの取り得る状態の観測回数となる。例えば、季節が春、且つ、曜日が平日、且つ、時刻が朝、且つ、場所が銀座における各POI(p1からpl)の選択が観測された観測回数、季節が春、且つ、曜日が休日、且つ、時刻が昼、且つ、場所が新宿における各POI(p1からpl)の選択が観測された観測回数などのように、条件付観測回数表には、親(すなわち状況値)の取り得る条件によって1行毎に各POI(p1からpl)の観測回数が記述されている。
【0059】
条件付確率表1205は、モデル・ファイル処理部1202によって、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1202から抽出される。条件付確率表は、各状況(図中の矢印の根元に相当する各ノード)においてユーザがPOI情報(図中の矢印の先に相当する各ノード)を選択する確率(すなわち親ノードに相当する状況値が与えられたときの事後確率)を記述したテーブルである。例えば、図5に示したベイジアン・ネットワーク・モデルのPOIノードの場合、図8に示すように、POIノードに対するすべての親ノード(図中矢印の根元)の取り得る状態の場合におけるPOIノードの取り得る状態の確率値となる。例えば、季節が春、且つ、曜日が平日、且つ、時刻が朝、且つ、場所が銀座の場合における各POI(p1からpl)を選択する確率値、季節が春、且つ、曜日が休日、且つ、時刻が昼、且つ、場所が新宿の場合における各POI(p1からpl)を選択する確率値などのように、条件付確率表には親の取り得る条件によって1行毎に各POI(p1からpl)の確率値が記述されている。
【0060】
なお、ベイジアン・ネットワーク・モデル、条件付確率表などについての一般的な説明は、本村陽一著「不確実性モデリングのための情報表現:ベイジアンネット」(BN2001 ベイジアンネットチュートリアル講演論文集、pp.5−13(2001)、人工知能学会、人工知能基礎論研究会)を参照されたい。
【0061】
モデル・ファイル処理部1202は、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1201から、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203(図5又は図6を参照のこと)、条件付観測回数表1204(図7を参照のこと)、並びに条件付確率表1205(図8を参照のこと)を抽出することができる。
【0062】
ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1201には、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、並びに条件付確率表1205を構成するそれぞれの情報が記述されている。図9には、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの構成例を示している。同図に示すような構造かドキュメントは、例えばXML(eXtended Markup Language)で記述することができる。
【0063】
図9に示すように、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル2500は、モデル属性定義部2501と、モデル構造定義部2502と、表定義部2503とで構成される。このベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを用いて、既に存在する条件付観測回数表1204並びに条件付確率表1205を新しい条件付観測回数表1204と条件付確率表1205に置き換えることで、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けをサービス提供者(店舗など)の表示したいPOI情報の重み付けに変更することができる。あるいは、既に存在する条件付観測回数表1204並びに条件付確率表1205と新しい条件付観測回数表1204と条件付確率表1205とを統合することで、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けを尊重しながら、サービス提供者(店舗など)の表示したいPOI情報の重み付けを反映することができる。
【0064】
モデル属性定義部2501には、当該ベイジアン・ネットワーク・モデルのモデル名称、学習モードが記述されている。学習モードとは、条件付観測回数表から条件付確率表を更新するか又は更新しないかを示す情報である。
【0065】
モデル構造定義部2502は、ノード定義部2504と、リンク定義部2505とで構成される。ノード定義部2504にはノード名称と状態変数定義部2506が記述され、状態変数定義部2506には状態変数名と状態変数値が記述されている。例えば、図5に示したベイジアン・ネットワーク・モデルにおける季節や曜日などがノード名称、季節ノード内2000の春、夏、秋、冬が状態変数名、春や夏等の各状態変数の値が状態変数値である。ノード定義部2504は、モデル内のノード数分記述される。リンク定義部2505には、モデル内各ノードに対する親ノードと子ノードを定義する。例えば、図5に示したベイジアン・ネットワーク・モデルにおいて、場所ノード2003に対する親ノードは、季節ノード2000、曜日ノード2001、並びに時刻ノード2002であり、場所ノード2003に対する子ノードはPOIノード2004である。
【0066】
表定義部2503には、モデル内のノード数分のノード別表定義部2507が記述されている。ノード別表定義部2507には、対象ノード名称、条件付観測回数表定義部2508、条件付確率表定義部2509が記述されている。条件付観測回数表定義部2508には、対象ノードに対する各親ノードの状態変数の個数を全親ノード分だけ掛け合わせた個数分の行定義部2510が記述されている。行定義部2510には、対象ノードにおける状態変数の個数分だけの条件付観測回数の値が記述されている。条件付確率表定義部2509には、対象ノードに対する各親ノードの状態変数の個数を全親ノード分だけ掛け合わせた個数分の行定義部2510が記述されている。行定義部2510には、対象ノードにおける状態変数の個数分だけの条件付確率の値が記述されている。
【0067】
図21には、図1に示したパーソナル・ナビゲーション・システムを実現するハードウェア構成例を示している。
【0068】
CPU(Central Processing Unit)5000は、例えば米インテル社のプロセッサ・チップPentium(登録商標)などを用いて構成され、オペレーティング・システム(OS)が提供する実行環境下で、本装置全体の動作制御並びに演算処理を行なう機能を有している。
【0069】
メモリ5003は、複数のDRAM(Dynamic RAM)などの読み書き可能な半導体記憶装置、並びにROM(Read Only Memory)などの読み出し専用の半導体記憶装置で構成される。RAMは、CPU5000の実行プログラム・コードをロードしたり、実行中のプログラムの作業データを一時格納したりするために使用される。また、ROMには、各種ハードウェア資源に対する入出力操作を行なうためのプログラム・コード(BIOS:Basic Input/Output System)や装置し同時の自己診断プログラム(POST:Power On Self Test)などが恒久的に格納されている。メモリ5003は、システム・コントローラ5002を通じてCPU5000や各種ハードウェア資源に接続され、これらの要求に従って情報の記憶動作が行なわれるようになっている。
【0070】
キャッシュ5001は、CPU5000が頻繁にアクセスするメモリ5003内の情報を記憶する高速アクセス可能な半導体記憶装置であり、CPUと直接情報授受することにより、システムの動作の高速化を図ることができる。
【0071】
システム・コントローラ5002は、CPU5000と、メモリ5003、キャッシュ5001、並びにバス接続されている各種のハードウェア資源(後述するハードディスク・フロッピー(登録商標)ディスクなど)の全体のタイミング調整やバス間のインターフェース・プロトコルの実現などを行なうハードウェアであり、例えば米インテル社のTRITON(430FX)などを用いて構成される。
【0072】
ホスト・バス5008は、CPU5000のローカル・ピンに直接接続された情報の伝達手段であって、キャッシュ5001やシステム・コントローラ5002などと情報授受ができるようになっている。
【0073】
システム・バス5009は、ホスト・バス5008と分離された情報の伝達手段であり、システム・コントローラ5002経由でホスト・バス5008に接続されている。CPU5000は、システム・コントローラ5002を介して、システム・バス5009に接続された各種ハードウェア資源にアクセスすることができる。
【0074】
ディスク・コントローラ5004は、ハード・ディスクやCD−ROM、DVD−ROMなどのディスク型記憶装置5005とシステム・バス5009の間に接続され、システム・バス5009を介したディスク・アクセス要求に基づいて、ディスク記憶媒体5005内の特定の領域に情報の書き込み・読み出し動作を行なうように制御する。
【0075】
ハード・ディスクは大容量で比較的高速な動作が可能であり、プログラムを実行可能な状態でハード・ディスク上に配置することを「インストール」と呼ぶ。例えば、オペレーティング・システムや各種ハードウェア資源操作用のドライバ、本実施形態に係るパーソナル・ナビゲーション用のアプリケーションなどをハード・ディスク上にインストールすることができる。また、パーソナル・ナビゲーションを実現するために必要な、ベイジアン・ネットワーク・モデル、条件付観測回数表、条件付確率表などからなるベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル(図9を参照のこと)やその他のデータ・ファイルをハード・ディスク上に蓄積することができる。
【0076】
また、CD−ROMやDVD−ROMなどの可搬型の記憶媒体は、プログラムやデータ・ファイルなどを装置間で移動したり、これらのバックアップを保存したりするために使用することができる。例えば、オペレーティング・システムや各種ハードウェア資源操作用のドライバ、本実施形態に係るパーソナル・ナビゲーション用のアプリケーション、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルなどを、これら可搬型記憶媒体を利用して配布することができる。
【0077】
GPS信号処理部5006は、上空に散在する複数のGPS衛星からのGPS信号を受信しこれらに基づいて位置情報を取得する。取得された位置情報は、システム・バス5009並びにシステム・コントローラ5002を介してCPU5000に伝達されるようになっている。
【0078】
ネットワーク・コントローラ5010は、モデムやEthernet(登録商標)接続装置などのネットワーク接続装置(NIC)5011とシステム・バス5009の間に接続され、システム・バスとシステム・コントローラを介してネットワーク情報をCPU5000に伝達する。
【0079】
インターネットなどの広域ネットワーク上には、情報を提供する複数のホスト装置(サーバ)が散在し、これらからプログラムやコンテンツの提供を受けることができる。例えば、オペレーティング・システムや各種ハードウェア資源操作用のドライバ、本実施形態に係るパーソナル・ナビゲーション用のアプリケーションなどのプログラムや、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルなどのデータ・ファイルを当該装置にダウンロードすることができる。
【0080】
ユーザ入力コントローラ5012は、タッチ・パネルや操作ボタンなどのユーザ入力装置5013とシステム・バス5009の間に接続され、ユーザが入力した情報を所定のシーケンス(例えば割り込みハンドラ)に従ってCPU5000に伝達するようになっている。
【0081】
ディスプレイ5015は、ディスプレイ・コントローラ5014に接続され、CPU5000において作成された地図、POI情報、その他の情報などを、映像として表示出力するようになっている。ディスプレイ・コントローラ(CRTコントローラ)5014は、システム・バス5009に接続され、CPU5000などの指示に基づいて、図形などの描画情報をディスプレイ上に描画するようになっている。
【0082】
本発明の実施の形態としては、車に搭載されたナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末やパーソナル・コンピュータなどとGPSモジュールを用いたナビゲーション装置、携帯電話とGPSモジュールやネットワークを用いたナビゲーション装置などの通常のナビゲーション装置単体が考えられる。
【0083】
また、本発明においては、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルをネットワーク経由で取得することで、ユーザの嗜好性に基づいたPOI表示を作為的に変更したりすることができるようにするため、図2のようにナビゲーション装置がネットワークに接続されている形態が考えられる。同図において、車に搭載されたナビゲーション装置1500、PDAなどの携帯端末やパーソナル・コンピュータなどとGPSモジュールを用いたナビゲーション装置1500、携帯電話とGPSモジュールやネットワークを用いたナビゲーション装置1500は、無線又は有線でネットワーク1501に接続され、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルが入手できるようになっている。
【0084】
ベイジアン・ネットワーク・モデルを提供するサーバ1502は、無線又は有線でネットワーク1501に接続され、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル(図9を参照のこと)を配信することができるようになっている。
【0085】
図3並びに図4には、ユーザの端末1500とサーバ1502の情報の流れを図解している。
【0086】
図3には、ユーザの操作によって、ユーザが明示的にサーバ上からベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを取得する場合の動作手順を示している。
【0087】
例えば、サーバ上で、各サービス提供者(店舗など)が、キャンペーンなどで、ユーザにサービスを提供する店舗(POI情報)を表示させてもらうために作成したベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを提供している。このような場合、ユーザは各サービス提供者(店舗など)から提供されたベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルのうち気に入ったものを、サーバからネットワーク経由で取得することができる。
【0088】
まず、端末1700は、サーバ1701に対して、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル・リスト要求1702を行ない、サーバ1701からベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル・リストを取得する(1703)。
【0089】
次に、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル・リストを受け取った端末において、ユーザがベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを選択する(1704)。これに応答して、端末1700は、選択したベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルをサーバ1701に要求し(1705)、要求したベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルをサーバ1701から取得する(1706)。
【0090】
また、図4には、端末1800が、例えば、一定時間毎、又は現在地(地名、県名、市区町村名など)が変わる毎に、サーバ1801にベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの更新状況を確認する場合の動作手順を示している。例えば、新規のベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルが得られた場合や、ユーザが場所を移動して現在地(地名、県名、市区町村名など)が変わったときに、その地域における各サービス提供者(店舗など)が提供しているベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを取得する場合である。
【0091】
まず、端末1800は、サーバ1801に対して、例えば一定時間毎又は現在地が変わる毎に、更新情報確認(1802)を行なう。
【0092】
次に、サーバ1801は、例えば、新規ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの追加があった場合やユーザの現在地域で提供されたベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルがあった場合など、更新情報があれば、端末1800に対してベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを送信する(1803)。
【0093】
次に、本発明の実施形態に係るパーソナル・ナビゲーション・システムの装置各部における処理動作について、図13〜図16を参照しながら説明する。但し、図1中のナビゲーション部1100については、既存のナビゲーション・システムと同様の動作を行なうため、本明細書中では説明を省略し、POI情報選定部1200の動作を中心に説明する。
【0094】
図13には、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの読取処理、並びにこれに付随して行なわれるベイジアン・ネットワーク・モデルなどの更新処理の手順をフローチャートの形式で示している。
【0095】
まず、ディスク読取部1111、ネットワーク情報受信部1113によって、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイル1201が読み取られる(ステップS1)。
【0096】
次いで、モデル・ファイル処理部1202が、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを読み取り、その解釈処理を行なう(ステップS2)。この解釈処理は、ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの構造(図9を参照のこと)に基づいて、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205を分離する処理である。
【0097】
ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの解釈処理が終わると、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205を、例えば内部メモリ5003に記録する(ステップS3)。
【0098】
次いで、POI情報重み付け演算部1206へ、記録したベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205が渡される(ステップS4)。
【0099】
POI情報重み付け演算部1206は、モデル・ファイル処理部1202から、ベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205を受け取ると(ステップS5)、ユーザによってデータを更新するかしないかの設定情報をあらかじめ参照する。そして、更新ならば、ステップS7〜ステップS10へ、更新しない場合又は初めてベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205を受け取る場合は、ステップS11〜ステップS12へ分岐する(ステップS6)。
【0100】
データを更新する場合は、既に存在している条件付観測回数表1204と新しく受け取った条件付観測回数表1204を統合する処理を行なう(ステップS7)。条件付観測回数表の統合処理では、条件付観測回数表中の同じ位置同士の数字を足し、同じ位置に格納する。例えば、図7に示した条件付観測回数表を用いて説明すると、春且つ平日且つ昼且つ新宿の行で、p1の列の位置において、既に存在している条件付観測回数表で1、新しく受け取った条件付観測回数表で3だった場合は、同じ位置にこれらの和である4を代入する。
【0101】
このような条件付観測回数表の統合処理が終わると、条件付観測回数表を更新する(ステップS8)。条件付観測回数表の更新が終わると、基本的には、条件付観測回数表から、条件付確率表を作成することになる(ステップS9)。条件付確率表の作成において、図7、図8の2次元配列において、行をi(1≦i≦N)、列をj(1≦j≦L)とすると、求める位置の条件付確率の値pijは、同じ位置の観測回数の値をeijとすると、下式で求めることができる。
【0102】
【数1】
Figure 2004355075
【0103】
但し、新しく受け取った条件付観測回数表が存在しない場合(表中すべて0の場合)は、新しく受け取った条件付確率表と既に存在している条件付確率表において、表中の同じ位置の値を足して、2で割る処理を行ない、条件付確率表の統合を行なう(ステップS9)。
【0104】
このような条件付確率表の統合処理が終わると、条件付確率表を更新する(ステップS10)。更新しない場合(又は、初めてベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205を受け取る場合)は、既に存在する条件付観測回数表と条件付確率表を新しい条件付観測回数表と条件付確率表に置き換えて更新する(ステップS11、ステップS12)。
【0105】
既に存在する条件付観測回数表、条件付確率表をユーザの嗜好性を反映した重み付けがなされたものとして位置付け、新しく受け取った条件付観測回数表、条件付確率表を、サービス提供者(店舗など)の表示したいように重み付けされたものとして位置付けることができる。したがって、データを更新する場合は、既に存在する条件付観測回数表、条件付確率表と、新しく受け取った条件付観測回数表、条件付確率表が統合されることで、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けを尊重しながら、サービス提供者(店舗等)の表示したいPOI情報の重み付けを反映することができる。
【0106】
これに対し、データを更新しない場合(置き換える場合)は、既に存在する条件付観測回数表、条件付確率表を新しい条件付観測回数表、条件付確率表に置き換えることで、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けをサービス提供者(店舗など)の表示したいPOI情報の重み付けに切り替えることができる。
【0107】
図14には、ユーザ・プロファイルの入力(ユーザに、興味のあるジャンルを入力してもらう作業)に基づいて条件付確率表に値を設定する処理手順をフローチャートの形式で示している。これは、初めてベイジアン・ネットワーク・モデル1203、条件付観測回数表1204、条件付確率表1205を受け取る場合には、条件付確率表の内部がすべてなど確率になっており、そのまま用いるとすべてのPOI情報が同じ重み付けとなってしまうのを避けるため、最初にある程度ユーザの嗜好性に適合した値に変更しておくことを行なうための処理である。
【0108】
まず、ユーザに、ユーザ・プロファイルの情報を入力してもらう(ステップS20)。ユーザ・プロファイルの入力とは、例えば、図10〜図12に示すような画面で、ジャンル毎に興味のある分類を入力してもらう作業である。図10には、大分類で興味のある分類をユーザが選択する画面の構成例を示しており、ユーザは該当する項目のラジオ・ボタンを複数チェックすることができる。また、図11には、中分類「食事」で興味のある分類をユーザが選択する画面の構成例を示しており、ユーザは該当する項目のラジオ・ボタンを複数チェックすることができる。また、図12には、小分類「和食」で興味のある分類をユーザが選択する画面の構成例を示しており、ユーザは該当する項目のラジオ・ボタンを複数チェックすることができる。
【0109】
図10〜図12に示したような画面を介したユーザの入力操作が終了したら、興味あるジャンルを記録し(ステップS22)、POI情報重み付け演算部1206へデータを渡す(ステップS23)。
【0110】
POI情報重み付け演算部1206がデータを受け取ると(ステップS24)、条件付確率表に設定する値を求める。値の求め方は、POIの総数をM、選択された分類に属するPOIの場合の値をpとし、選択された分類に属するPOIの数をN、選択されていない分類に属するPOIの場合の値をp’とすると、下式で求めることができる。
【0111】
【数2】
Figure 2004355075
【0112】
但し、αの値は、1<α≦Mとし、例えば2とする。これは、ユーザが選択した分類に属するPOIに対して高い確率値を与え、ユーザが選択していない分類に属するPOIに対して低い確率値を与えるためである。例えば、αを2とした場合は、ユーザが選択した分類に属するPOIに対して、平均値(1/M)の2倍を与え、それ以外のPOIに対しては、平均値よりも低い値((1−N/M)/(M−N))が与えられる。
【0113】
図15には、ユーザがPOIを選択したときの状況からユーザの嗜好性を反映した重み付けのなされた条件付確率の学習を行なう処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理によって、各POIに対してユーザの嗜好性を反映した重み付け(表内の確率値)が行なわれる。
【0114】
まず、例えばタッチ・パネル式の画面で画面上に表示されたPOIを表すアイコンをクリックするなど、ユーザがPOI情報を選択すると(ステップS31)、POI情報(POIの名称、大分類、中分類、小分類)とPOIを選択した際の年月日、曜日、時刻が記録され(ステップS32)、POI情報重み付け演算部1206へ記録したデータが渡される(ステップS33)。
【0115】
POI情報重み付け演算部1206は、ユーザ入力判定部1108から記録されたデータを受け取ると(ステップS34)、次に、地域情報取得部1106へ現在地(現在地名称)を問い合わせ(ステップS35)、現在地(現在地名称)を受け取る(ステップS36)。
【0116】
次いで、学習モードがONならばステップS37〜ステップS38へ、学習モードがOFFならばステップS39〜ステップS40へ分岐する(ステップS66)。学習モードのON、OFFは、ユーザがあらかじめ設定しておくか、又はベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルを読み込んだ際に設定されるようにしておく。学習モードがONの場合は、条件付確率の学習を行なう(ステップS37)。
【0117】
ここで、条件付確率の学習を行なう場合の処理について、図5に示したベイジアン・ネットワーク・モデルと図7に示した条件付観測回数表、並びに図8に示した条件付確率表を用いて以下に説明する。まず、年月日の情報から、例えば、3月〜5月を春、6月〜8月を夏、9月〜11月を秋、12月〜2月を冬として、図5に示す季節ノード2000の条件付観測回数表の該当箇所の値に1だけ加える。次に、曜日の情報から、例えば、月曜日〜金曜日を平日、土曜日、日曜日、法律で定められた休日を休日として、図5に示す曜日ノード2001の条件付観測回数表の該当箇所の値に1だけ加える。次に、時刻の情報から、例えば、6時〜12時までを朝、12時〜18時までを昼、18時〜6時までを夜として、図5に示す時刻ノード2002の条件付観測回数表の該当箇所の値に1だけ加える。次に、現在地(現在地名称)の情報から、図5に示す場所ノード2003の条件付観測回数表の該当箇所(季節、曜日、時刻の条件を示す行で、現在地名称を示す列)の値に1だけ加える。このとき、該当箇所がない場合は、新しい現在地名称が追加される場合であり、図5に示す場所ノード2003の状態変数に新しい現在地名称を追加し、条件付観測回数表と条件付確率表の列方向に列を1つ拡張して、条件付観測回数表の拡張した列の該当箇所(季節、曜日、時刻の条件を示す行で、現在地名称を示す列)に対して1だけ加える。また、このとき、図5のPOIノード2004の条件付観測回数表に24行(季節4×曜日2×時刻3)拡張する。拡張する場所は、例えば、図7の場合は、春且つ平日且つ朝の条件を示しところに1行を追加、春且つ平日且つ昼の条件を示すところに1行を追加、春且つ平日且つ夜の条件を示すところに1行を追加、・・・というように、すべての条件を示すところに行を追加していく。同様にして、図5のPOIノード2004の条件付確率表も24行拡張しておく。次に、POI情報のPOIの名称(又はPOIを示すコード番号等)から、図5に示すPOIノード2004の条件付観測回数表の該当箇所(季節、曜日、時刻、場所の条件を示す行で、POI名称(又はPOIコード番号等)を示す列)に対して1だけ加える。次に、図5のすべてのノードにおける条件付確率の値を求める。この場合、図7及び図8に示す2次元配列において、行をi(1≦i≦N)、列をj(1≦j≦L)とすると、求める位置の条件付確率の値pijは、同じ位置の観測回数の値をeijとすると、下式で求めることができる。
【0118】
【数3】
Figure 2004355075
【0119】
但し、上式で分母の値すなわち観測回数の総和が小さいと確率の値が極端になってしまうため、例えば、10以下の場合は、確率値を計算しないか、あるいは、ベータ関数を用いたベータ事前分布を用いたりする。この条件付確率の学習方法については、例えば本村陽一著「不確実性モデリングのための情報表現:ベイジアンネット」(BN2001 ベイジアンネットチュートリアル講演論文集、pp.5−13(2001)、人工知能学会、人工知能基礎論研究会)を参照されたい。また、現在地名称が得られなかった場合の扱いについては、EMアルゴリズムを用いるが、EMアルゴリズムについては、例えば渡辺美智子、山口和範著「EMアルゴリズムと不完全データの諸問題」(多賀出版)を参照されたい。
【0120】
図15に示した処理手順によって、ある状況でユーザが選択したPOIの観測数(条件付観測回数)と観測数から得られる確率値(条件付確率値)が、ユーザの嗜好性を反映していることになり、条件付確率表において、ユーザの使用状況に応じたユーザの嗜好性に合わせたPOI情報の重み付け(条件付確率値)が実現される。
【0121】
学習モードがOFFの場合は、上記に述べたような条件付確率の学習は行なわず(ステップS39)、上記に述べたような条件付観測回数表の更新作業のみを行なう(ステップS40)。
【0122】
図16には、POI情報描画部1104からPOI情報重み付けリストの要求があった時点での状況に基づいてPOI情報重み付け演算部1206がPOI情報重み付けリストを作成し、POI情報描画部1104にこのリストを渡して、POI情報重み付けリストに従って表示するまでの処理手順をフローチャートの形式で示している。
【0123】
まず、POI情報描画部1104が、現在の年月日、曜日、時刻を記録し(ステップS51)、POI情報重み付け演算部1206へ渡す(ステップS52)。
【0124】
次いで、POI情報重み付け演算部1206が年月日、曜日、時刻を受け取ると(ステップS53)、地域情報取得部1106へ、現在地(現在地名称)を問い合わせる(ステップS54)。そして、地域情報取得部1106から、現在地(現在地名称)を受け取ると(ステップS55)、確定した状況(年月日、曜日、時刻、現在地)に基づいて事後確率の計算を行なう(ステップS56)。
【0125】
ここで、事後確率とは、観測された変数の確定値(evidence:e)から知りたい確率変数の取り得る具現値の確率のことである。事後確率を計算するノードから先の親ノードに与えられるevidenceをe、計算するノードから先の子ノードに与えられるevidenceをeとすると、ベイズの定理より、ノードXの確率は下式で求められる。
【0126】
【数4】
Figure 2004355075
【0127】
ここで言う観測された変数の確定値は、POI情報描画部1104から受け取った年月日、曜日、時刻の情報(どれも一意に決定される)と、地域情報取得部1106から受け取った地名に該当する。なお、場所ノードに関しては、親ノード(季節ノードなど)が存在するため、地域情報取得部1106から地名が受け取れなくても構わない。
【0128】
なお、事後確率を求める具体的な演算手順の詳細については、例えば本村陽一著「不確実性モデリングのための情報表現:ベイジアンネット」(BN2001ベイジアンネットチュートリアル講演論文集、pp.5−13(2001)、人工知能学会、人工知能基礎論研究会)を参照されたい。
【0129】
この事後確率の計算で、条件付確率表のユーザの嗜好性の強いPOIやサービス提供者(店舗など)の表示したいPOIに対して重み付けされた値(条件付確率値)が用いられ、現在の状況での表示すべきPOI情報の優先度を表した重み付けの値(確率値)が計算される。
【0130】
事後確率の計算が終わると(ステップS56)、POI情報重み付けリストを作成する(ステップS57)。POI情報重み付けリストは、現在の状況(POI情報描画部1104などから年月日等の情報を受け取った時点)における、画面に表示すべきPOI情報の優先度を表した値であり、ステップS56で計算されたPOIノードの各状態変数の事後確率値を列挙したものである。図17〜図20には、POI情報重み付けリストの例を示している。図17には、事後確率値に基づいて重み付けがなされたPOI情報(p1〜pl)の重み付けリストを示している。また、図18には、事後確率値に基づいて重み付けがなされた大分類ジャンル(d1〜dn)の重み付けリストを示している。また、図19には、事後確率値に基づいて重み付けがなされた中分類ジャンル(m1〜mk)の重み付けリストを示している。また、図20には、事後確率値に基づいて重み付けがなされた小分類ジャンル(s1〜si)の重み付けリストを示している。
【0131】
ステップS57におけるPOI情報重み付けリスト作成処理では、POIノードの各状態変数の値を大きいもの順に並べる作業を行ない、POI情報重み付けリストを記録する(ステップS58)。
【0132】
次いで、記録したPOI情報重み付けリストを、POI情報描画部1104へ渡す(ステップS59)。
【0133】
次いで、POI情報描画部1104が、POI情報重み付けリストを受け取ると(ステップS60)、リスト上位のものからPOI情報を地図情報画面上に表示していく(ステップS61)。
【0134】
表示を行なう場合、例えば、POI情報のリスト表示の場合は、そのままPOI情報重み付けリストから表示を行なう。例えば、POI情報のアイコン表示の場合、アイコンが重なるときは、POI情報重み付けリストの値(事後確率値)が大きいものを優先して表示する。図16に示したPOI情報重み付けリストに従ってPOI情報を表示する処理によって、POIを表示しなければならない状況において、無数に存在するPOIから、最もふさわしいと思われるもの、すなわち、ユーザの嗜好性の強いPOIあるいはサービス提供者(店舗など)の表示したいPOIが選択的に表示される。
【0135】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0136】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、現在位置周辺の地図、目的地までの経路、現在位置のマークなどとともに、現在表示されている地図上の店舗などを示すPOI情報を好適に提示することができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0137】
また、本発明によれば、季節、時間、場所、POI分類、ユーザが過去に選択したPOIの情報を利用してユーザの嗜好性を抽出し、大量のPOIアイコンを表示する場合にユーザの嗜好性に合ったPOI情報を表示することで、ユーザに地図を見易くし、POI情報を選択し易くすることができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0138】
また、本発明によれば、大量のPOI情報をリスト表示する場合に、ユーザの嗜好性に合ったPOI情報をリスト上位に配置することで、ユーザにPOI情報を選択し易くすることができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0139】
また、本発明によれば、ユーザの嗜好性に合ったPOI情報の表示を、サービス提供者が表示したいPOI情報に作為的に変更すること、あるいはユーザの嗜好性に合ったPOI情報の表示とサービス提供者が表示したいPOI情報を同時に表示することができる、優れた情報提示装置及び情報提示方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0140】
本発明によれば、ベイジアン・ネットワーク・モデルを用い、ユーザの使用状況に応じて、POI情報がフィルタリングされて表示される。この結果、大量のPOI情報を地図上に表示する場合やPOI情報をリスト表示する場合の問題点が解決されるとともに、ユーザに合わせた表示を行なうことができる。
【0141】
また、ベイジアン・ネットワーク・モデルで使用している条件付観測回数表や条件付確率表を入れ替えたり、統合したりすると、ユーザの嗜好性が反映されたPOI表示の代わりに、作為的にPOI情報を選択表示することや、ユーザの嗜好性が反映されたPOI表示を損ねることなくサービス提供者が表示したいPOIを同時に表示することができる。これによって、例えば、ある地域、又は、ある時期に、特定のPOI情報を優先的に表示するようにすることができ、サービス提供者に新たなPOI情報提供サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパーソナル・ナビゲーション装置の機能構成を模式的に示した図である。
【図2】ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルをネットワーク経由で取得する様子を示した図である。
【図3】ユーザの端末1500とサーバ1502の情報の流れを示したシーケンス図である。
【図4】ユーザの端末1500とサーバ1502の情報の流れを示したシーケンス図である。
【図5】ベイジアン・ネットワーク・モデルの構成例を示した図である。
【図6】ベイジアン・ネットワーク・モデルの構成例を示した図である。
【図7】条件付観測回数表の構成例を示した図である。
【図8】条件付確率表の構成例を示した図である。
【図9】ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの構成例を示した図である。
【図10】ユーザにユーザ・プロファイルの情報を入力してもらうための画面構成例を示した図である。
【図11】ユーザにユーザ・プロファイルの情報を入力してもらうための画面構成例を示した図である。
【図12】ユーザにユーザ・プロファイルの情報を入力してもらうための画面構成例を示した図である。
【図13】ベイジアン・ネットワーク・モデル・ファイルの読取処理、並びにこれに付随して行なわれるベイジアン・ネットワーク・モデルなどの更新処理の手順を示したフローチャートである。
【図14】ユーザ・プロファイルの入力(ユーザに、興味のあるジャンルを入力してもらう作業)に基づいて条件付確率表に値を設定する処理手順を示したフローチャートである。
【図15】ユーザがPOIを選択したときの状況からユーザの嗜好性を反映した重み付けのなされた条件付確率の学習を行なう処理手順を示したフローチャートである。
【図16】POI情報描画部1104からPOI情報重み付けリストの要求があった時点での状況に基づいてPOI情報重み付け演算部1206がPOI情報重み付けリストを作成し、POI情報描画部1104にこのリストを渡して、POI情報重み付けリストに従って表示するまでの処理手順を示したフローチャートである。
【図17】POI情報重み付けリストの例を示した図である。
【図18】POI情報重み付けリストの例を示した図である。
【図19】POI情報重み付けリストの例を示した図である。
【図20】POI情報重み付けリストの例を示した図である。
【図21】パーソナル・ナビゲーション装置のハードウェア構成を示した図である。
【符号の説明】
1000…パーソナル・ナビゲーション・システム
1101…画面出力部
1102…地図描画部
1103…地図情報
1104…POI情報描画部
1105…POI情報
1106…地域情報取得部
1107…GPS信号処理部
1108…ユーザ入力判定部
1109…ユーザ入力読取部
1110…ユーザ入力装置
1111…ディスク読取部
1112…ディスク媒体
1113…ネットワーク情報受信部

Claims (21)

  1. 地図情報とユーザの状況に基づいてユーザに誘導情報を提示する情報提示装置であって、
    地図情報を蓄積する地図情報蓄積手段と、
    地図上の店舗などを示すPoint of Interest(POI)情報を蓄積するPOI情報蓄積手段と、
    ユーザの現在位置又はその他のユーザの状況に基づいて、前記地図情報蓄積手段から該当する地図情報を抽出するとともに、前記POI情報蓄積手段から該当するPOI情報を抽出する地域情報取得手段と、
    ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理するPOI情報選択履歴管理手段と、
    ユーザの現在の状況とPOI情報選択履歴に基づいてユーザの嗜好性を抽出し、前記地域情報取得手段によって抽出された各POI情報にユーザの嗜好性を反映した重み付けを付与するPOI情報重み付け演算手段と、
    前記POI情報重み付け演算手段による重み付けに従ってPOI情報を表示するための優先順位付けし、該優先順位に従ってPOI情報を前記地域情報取得手段によって抽出された地図情報と合成して誘導情報として画面出力する画面出力手段と、
    を具備することを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記画面出力手段による合成表示画面上で、ユーザによるPOI情報の選択を受容するPOI情報選択手段と、
    該選択されたPOI情報についてのより詳細な情報を提示する詳細情報提供手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記状況取得手段は、季節、時間、場所を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  4. 前記POI情報選択履歴管理手段は、ユーザが置かれる状況毎に各POI情報が選択される確率を記述した確率ネットワーク・モデルを用いて、ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  5. 前記POI情報重み付け演算手段は、前記状況取得手段により得られた状況値を前記確率ネットワーク・モデルに入力し、各POI情報が選択される事後確率を求め、該事後確率に応じた重み付けを付与する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提示装置。
  6. 前記POI情報選択履歴管理手段は、ユーザによる次のPOI情報の選択結果に基づいて前記確率ネットワーク・モデルを更新する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提示装置。
  7. 前記POI情報重み付け演算手段によるユーザの嗜好性を反映したPOI情報に重み付けを作為的に変更し、サービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報を重み付けする手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  8. 前記POI情報重み付け演算手段は、前記POI情報選択履歴管理手段において管理される確率ネットワーク・モデルに代えてサービス提供業者(店舗)側が用意した確率ネットワーク・モデルを利用することによって、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報に重み付けを作為的に変更し、サービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報を重み付けする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提示装置。
  9. 前記POI情報重み付け演算手段によるユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けとサービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報の重み付けを統合し、双方の重み付けを反映した重み付けを行なう手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  10. 前記POI情報重み付け演算手段は、前記POI情報選択履歴管理手段において管理される確率ネットワーク・モデルと、サービス提供業者(店舗)側が用意した確率ネットワーク・モデルとを統合することによって、双方の重み付けを反映した重み付けを行なう、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提示装置。
  11. 地図情報と地図上の店舗などを示すPoint of Interest(POI)情報を利用して、ユーザの状況に基づいた誘導情報を提示する情報提示方法であって、
    ユーザの現在位置又はその他のユーザの状況に基づいて、該当する地図情報並びに該当するPOI情報を抽出する地域情報取得ステップと、
    ユーザの現在の状況を取得する状況取得ステップと、
    ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理するPOI情報選択履歴管理ステップと、
    ユーザの現在の状況とPOI情報選択履歴に基づいてユーザの嗜好性を抽出し、前記地域情報取得ステップにおいて抽出された各POI情報にユーザの嗜好性を反映した重み付けを付与するPOI情報重み付け演算ステップと、
    前記POI情報重み付け演算ステップにおいて求められた重み付けに従ってPOI情報を表示するための優先順位付けし、該優先順位に従ってPOI情報を前記地域情報取得ステップにおいて抽出された地図情報と合成して誘導情報として画面出力する画面出力ステップと、
    を具備することを特徴とする情報提示方法。
  12. 前記画面出力ステップによる合成表示画面上で、ユーザによるPOI情報の選択を受容するPOI情報選択ステップと、
    該選択されたPOI情報についてのより詳細な情報を提示する詳細情報提供ステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の情報提示方法。
  13. 前記状況取得ステップでは、季節、時間、場所を取得する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報提示方法。
  14. 前記POI情報選択履歴管理ステップでは、ユーザが置かれる状況毎に各POI情報が選択される確率を記述した確率ネットワーク・モデルを用いて、ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報提示方法。
  15. 前記POI情報重み付け演算ステップは、前記状況取得ステップにおいて得られた状況値を前記確率ネットワーク・モデルに入力し、各POI情報が選択される事後確率を求め、該事後確率に応じた重み付けを付与する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報提示方法。
  16. 前記POI情報選択履歴管理ステップでは、ユーザによる次のPOI情報の選択結果に基づいて前記確率ネットワーク・モデルを更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報提示方法。
  17. 前記POI情報重み付け演算ステップによるユーザの嗜好性を反映したPOI情報に重み付けを作為的に変更し、サービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報を重み付けするステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報提示方法。
  18. 前記POI情報重み付け演算ステップでは、前記POI情報選択履歴管理ステップにより管理される確率ネットワーク・モデルに代えてサービス提供業者(店舗)側が用意した確率ネットワーク・モデルを利用することによって、ユーザの嗜好性を反映したPOI情報に重み付けを作為的に変更し、サービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報を重み付けする、
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報提示方法。
  19. 前記POI情報重み付け演算手段によるユーザの嗜好性を反映したPOI情報の重み付けとサービス提供業者(店舗)側が表示したいPOI情報の重み付けを統合し、双方の重み付けを反映した重み付けを行なう手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示方法。
  20. 前記POI情報重み付け演算ステップでは、前記POI情報選択履歴管理ステップにより管理される確率ネットワーク・モデルと、サービス提供業者(店舗)側が用意した確率ネットワーク・モデルとを統合することによって、双方の重み付けを反映した重み付けを行なう、
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報提示方法。
  21. 地図情報と地図上の店舗などを示すPoint of Interest(POI)情報を利用して、ユーザの状況に基づいた誘導情報を提示する処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
    ユーザの現在位置又はその他のユーザの状況に基づいて、該当する地図情報並びに該当するPOI情報を抽出する地域情報取得ステップと、
    ユーザの現在の状況を取得する状況取得ステップと、
    ユーザが過去に選択したPOI情報の履歴を管理するPOI情報選択履歴管理ステップと、
    ユーザの現在の状況とPOI情報選択履歴に基づいてユーザの嗜好性を抽出し、前記地域情報取得ステップにおいて抽出された各POI情報にユーザの嗜好性を反映した重み付けを付与するPOI情報重み付け演算ステップと、
    前記POI情報重み付け演算ステップにおいて求められた重み付けに従ってPOI情報を表示するための優先順位付けし、該優先順位に従ってPOI情報を前記地域情報取得ステップにおいて抽出された地図情報と合成して誘導情報として画面出力する画面出力ステップと、
    を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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