(本開示の基礎となった知見)
ダイナミックマップでは、現状は交通に関する情報を扱っているが、それだけでなく、地図上の店舗で提供されるサービスに関する情報を扱うことも可能であると考えられる。
しかし、従来の装置では、ユーザに対して、地図上のあるスポットで今利用可能である、そのユーザの好みに応じたサービスに関するある種の地図情報を送信することは想定されていなかった。また、ユーザが提供を希望するサービスの内容は、ユーザ毎に異なるため、ユーザの好みに応じたサービスに関する情報を自動的に送信することが求められる。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報を取得し、前記ユーザ情報に基づいてエッジ装置の選択条件を決定し、決定した前記選択条件に基づいて選択されるエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得するための継続クエリを生成し、生成した前記継続クエリを出力し、前記サービス情報は、少なくとも前記ユーザの位置が、選択される前記エッジ装置に割当てられた地理的エリアに対する所定の条件を満たす場合に取得され、前記選択条件は、前記エッジ装置に割当てられた前記地理的エリア内におけるサービスの内容の統計的な情報に基づく第1条件を含み、前記エッジ装置は、割当てられた前記地理的エリアの地理的情報を管理する。
この構成によれば、生成された継続クエリが実行されることにより、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報に基づいてエッジ装置が選択されるとともに、選択されたエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報が取得される。そして、取得されたサービス情報が送信される。したがって、ユーザの関心に応じたサービスに関する情報を自動的に送信することができる。また、ユーザの関心に応じてエッジ装置が選択されることにより、全てのエッジ装置が選択される場合に比べて、処理負荷を低減することができる。また、ユーザ情報から決定されるエッジ装置の選択条件を継続クエリに取り入れることにより、ユーザ情報を送信することなくユーザの関心に応じたサービス情報を受信することができ、通信量及び通信処理量を抑制することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、ユーザ情報に基づいて決定されるエッジ装置の選択条件に基づいて選択されるエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得するための継続クエリを受信し、前記ユーザの位置情報を取得し、前記継続クエリに基づいて、前記選択条件を満たすエッジ装置を選択するとともに、選択したエッジ装置に割当てられた前記地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得し、取得した前記サービス情報を送信し、前記サービス情報は、少なくとも前記ユーザの位置が、選択される前記エッジ装置に割当てられた地理的エリアに対する所定の条件を満たす場合に取得され、前記ユーザ情報は、前記ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含み、前記選択条件は、前記エッジ装置に割当てられた前記地理的エリア内におけるサービスの内容の統計的な情報に基づく第1条件を含み、前記エッジ装置は、割当てられた前記地理的エリアの地理的情報を管理する。
この構成によれば、生成された継続クエリが実行されることにより、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報に基づいてエッジ装置が選択されるとともに、選択されたエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報が取得される。そして、取得されたサービス情報が送信される。したがって、ユーザの関心に応じたサービスに関する情報を自動的に送信することができる。また、ユーザの関心に応じてエッジ装置が選択されることにより、全てのエッジ装置が選択される場合に比べて、処理負荷を低減することができる。また、ユーザ情報から決定されるエッジ装置の選択条件を継続クエリに取り入れることにより、ユーザ情報なしでユーザの関心に応じたサービス情報を送信することができ、通信量及びメモリ使用量を抑制することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記ユーザの移動に関する移動情報を取得し、前記選択条件は、前記移動情報に基づく第2条件も含んでもよい。
この構成によれば、第1条件だけでなく、移動情報に基づく第2条件も考慮して、エッジ装置が選択されるので、例えばユーザの移動ルートの近傍の地理的エリアにおいて提供されるサービスをユーザに提示することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記第2条件は、前記移動情報から特定される前記ユーザが通過する地理的エリア及び前記通過する地理的エリアに隣接する地理的エリアを特定し、特定した前記地理的エリアに割当てられた少なくとも1つのエッジ装置の中から前記エッジ装置を選択することを含んでもよい。
この構成によれば、移動情報から特定されるユーザが通過する地理的エリア及び通過する地理的エリアに隣接する地理的エリアが特定され、特定された地理的エリアに割当てられた少なくとも1つのエッジ装置の中からエッジ装置が選択される。
したがって、ユーザが通過する地理的エリア及び通過する地理的エリアに隣接する地理的エリアにおいて提供されるサービスをユーザに提示することができ、ユーザが移動する移動ルートの近傍において提供されるサービスを提示することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記移動情報は、予定されている移動又は過去の移動履歴から推定される移動の情報を含んでもよい。
この構成によれば、予定されている移動又は過去の移動履歴から推定される移動の情報に基づいて、これからユーザが通過する地理的エリアを特定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記継続クエリにより取得される前記サービス情報は、現時点又は前記ユーザが移動予定の地点に到達した時点で提供可能なサービスを示してもよい。
この構成によれば、現時点又はユーザが移動予定の地点に到達した時点で提供可能なサービスをユーザに提示することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記関心情報は、関心があると推定されるサービスのカテゴリに関する情報を含み、前記統計的な情報は、前記サービスの前記カテゴリごとの統計的な情報を含んでもよい。
この構成によれば、関心があると推定されるカテゴリに属するサービスをより多く提供可能な地理的エリアを管理するエッジ装置が選択されることにより、ユーザが好むより多くのサービスを提示することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記選択条件は、選択候補のエッジ装置に割当てられる地理的エリアにおける個別のサービスと前記ユーザの関心とのマッチングを実行し、マッチング結果に基づいて前記選択候補のエッジ装置から前記エッジ装置を選択する第3条件を含んでもよい。
この構成によれば、ユーザの関心との一致度合いが高いサービスを提供可能な地理的エリアを管理するエッジ装置が選択されることによって、よりユーザの関心に合ったサービスを提示することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記選択条件は、選択候補のエッジ装置それぞれについて選択した際の通信又は処理の負荷を推定し、前記負荷の推定結果に基づいて前記選択候補のエッジ装置から前記エッジ装置を選択する第4条件を含んでもよい。
この構成によれば、選択候補のエッジ装置から、通信又は処理の負荷が小さいエッジ装置が選択されることによって、エッジ装置との通信の負荷又はエッジ装置の処理の負荷を低減することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理プログラムは、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報を取得し、前記ユーザ情報に基づいてエッジ装置の選択条件を決定し、決定した前記選択条件に基づいて選択されるエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得するための継続クエリを生成し、生成した前記継続クエリを出力するようにコンピュータを機能させ、前記サービス情報は、少なくとも前記ユーザの位置が、選択される前記エッジ装置に割当てられた地理的エリアに対する所定の条件を満たす場合に取得され、前記選択条件は、前記エッジ装置に割当てられた前記地理的エリア内におけるサービスの内容の統計的な情報に基づく第1条件を含み、前記エッジ装置は、割当てられた前記地理的エリアの地理的情報を管理する。
この構成によれば、生成された継続クエリが実行されることにより、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報に基づいてエッジ装置が選択されるとともに、選択されたエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報が取得される。そして、取得されたサービス情報が送信される。したがって、ユーザの関心に応じたサービスに関する情報を自動的に送信することができる。また、ユーザの関心に応じてエッジ装置が選択されることにより、全てのエッジ装置が選択される場合に比べて、処理負荷を低減することができる。また、ユーザ情報から決定されるエッジ装置の選択条件を継続クエリに取り入れることにより、ユーザ情報なしでユーザの関心に応じたサービス情報を送信することができ、通信量及びメモリ使用量を抑制することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理システムは、ユーザ情報に基づいて決定されるエッジ装置の選択条件に基づいて選択されるエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得するための継続クエリを受信する受信部と、前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記継続クエリに基づいて、前記選択条件を満たすエッジ装置を選択するとともに、選択したエッジ装置に割当てられた前記地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得するサービス情報取得部と、取得した前記サービス情報を送信する送信部と、を備え、前記サービス情報は、少なくとも前記ユーザの位置が、選択される前記エッジ装置に割当てられた地理的エリアに対する所定の条件を満たす場合に取得され、前記ユーザ情報は、前記ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含み、前記選択条件は、前記エッジ装置に割当てられた前記地理的エリア内におけるサービスの内容の統計的な情報に基づく第1条件を含み、前記エッジ装置は、割当てられた前記地理的エリアの地理的情報を管理する。
この構成によれば、生成された継続クエリが実行されることにより、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報に基づいてエッジ装置が選択されるとともに、選択されたエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報が取得される。そして、取得されたサービス情報が送信される。したがって、ユーザの関心に応じたサービスに関する情報を自動的に送信することができる。また、ユーザの関心に応じてエッジ装置が選択されることにより、全てのエッジ装置が選択される場合に比べて、処理負荷を低減することができる。また、ユーザ情報から決定されるエッジ装置の選択条件を継続クエリに取り入れることにより、ユーザ情報なしでユーザの関心に応じたサービス情報を送信することができ、通信量及びメモリ使用量を抑制することができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態)
図1は、本開示の実施の形態における情報処理システムの構成を示す図である。
図1に示す情報処理システムは、ユーザ端末1、複数のエッジ装置2、サービサ端末3及び管理サーバ4を備える。
なお、情報処理システムは、ダイナミックマップにおけるシステムに対応する。具体的には、管理サーバ4、エッジ装置2、ユーザ端末1は、ダイナミックマップ2.0コンソーシアムで提唱された、クラウド、エッジ、組込みの環境を連携させる分散データ処理機構を備えたデータストリーム管理システム(DSMS)におけるクラウド、エッジ、端末のそれぞれに対応する。ダイナミックマップで扱う動的情報は膨大なストリームデータであり、処理のリアルタイム性も重要であるため、DSMSでは、全体を管理するクラウドとは別に地理的エリアごとにエッジが設けられ、複数のエッジにより負荷分散が図られている。
ユーザ端末1は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータであり、ユーザによるユーザ情報の入力を受け付けるとともに、ユーザ情報をエッジ装置2へ送信する。ユーザ端末1は、ユーザによって携帯される。ユーザ端末1は、ユーザの移動に伴って、移動される。なお、ユーザ端末1は、例えば、車両に搭載されるカーナビゲーション装置であってもよい。ユーザ端末1は、ネットワークを介してエッジ装置2と互いに通信可能に接続されている。ネットワークは、例えば、インターネットである。なお、ユーザ端末1の構成については後述する。
複数のエッジ装置2のそれぞれは、例えば、路側機又は基地局であり、割当てられた管轄エリア(地理的エリア)のダイナミックマップ(地理的情報)を管理する。ダイナミックマップは、静的情報、準静的情報、準動的情報及び動的情報を含む。静的情報は、路面情報、車線情報及び3次元構造物などの高精度3次元地図情報である。準静的情報は、交通規制予定情報、道路工事予定情報及び広域気象予報情報などである。準動的情報は、事故情報、渋滞情報及び狭域気象情報などである。動的情報は、周辺車両情報、歩行者情報及び信号情報などである。
複数のエッジ装置2には、それぞれが管轄する管轄エリアが割当てられている。複数のエッジ装置2は、それぞれの管轄エリア内に物理的に配置されている。エッジ装置2は、管轄エリア内に存在するユーザ端末1のユーザ情報を管理するとともに、管轄エリア内に存在するサービサのサービス情報を管理する。ユーザ情報及びサービス情報は、ダイナミックマップの動的情報として管理される。なお、エッジ装置2の構成については後述する。
サービサ端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータであり、サービスを提供するサービサによるサービス情報の入力を受け付けるとともに、サービス情報をエッジ装置2へ送信する。サービサ端末3は、ネットワークを介してエッジ装置2と互いに通信可能に接続されている。ネットワークは、例えば、インターネットである。なお、サービサ端末3の構成については後述する。
管理サーバ4は、例えば、Webサーバであり、全ての管轄エリアを含む全体のダイナミックマップを管理する。管理サーバ4は、ネットワークを介してエッジ装置2と互いに通信可能に接続されている。ネットワークは、例えば、インターネットである。なお、管理サーバ4の構成については後述する。
ユーザ端末1は、管理サーバ4と直接通信することはなく、エッジ装置2を介して管理サーバ4と通信する。
図2は、本開示の実施の形態におけるユーザ端末の構成を示す図である。
図2に示すユーザ端末1は、プロセッサ11、メモリ12、入力部13、表示部14、位置測定部15及び通信部16を備える。
メモリ12は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブであり、ユーザ情報記憶部121及びサービス利用履歴記憶部122を備える。
ユーザ情報記憶部121は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、ユーザ端末1を識別するためのユーザID、ユーザ端末1の現在位置を示す現在位置情報、ユーザの予定を示す予定情報、及びユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を含む。予定情報は、予定されたイベントが開始される予定開始時刻、予定されたイベントが終了する予定終了時刻、及び予定されたイベントが行われる場所を示す場所情報を含む。関心情報は、関心があると推定されるサービスのカテゴリに関する情報を含む。本実施の形態では、関心情報は、ユーザがサービスを利用する時間帯と、ユーザが好むサービスのカテゴリを示すカテゴリリストとを含む。
サービス利用履歴記憶部122は、ユーザが過去に利用したサービスと、過去に利用したサービスのカテゴリと、過去に利用したサービスの開始時刻と、過去に利用したサービスの終了時刻と、過去に利用したサービスの提供場所とを含む。
入力部13は、例えば、タッチパネル、マウス又はキーボードであり、ユーザによる種々の情報の入力を受け付ける。入力部13は、ユーザによるユーザ情報の入力を受け付ける。入力部13は、新たな予定情報の入力を受け付けたり、予定情報の変更を受け付けたりする。
プロセッサ11は、例えば、中央演算処理装置(CPU)であり、ユーザ端末1全体を制御する。プロセッサ11により、ユーザ情報取得部110、予定完了検出部111、ルート生成部112、選択条件決定部113、クエリ生成部114、情報更新部115及びサービス情報提示部116が実現される。
ユーザ情報取得部110は、ユーザ情報記憶部121からユーザ情報を取得する。
予定完了検出部111は、予定情報に基づいて、予定されていたイベントが完了したことを検出する。予定完了検出部111は、現在時刻が予定終了時刻を経過した場合、予定されていたイベントが完了したことを検出する。
ルート生成部112は、予定完了検出部111によって予定されていたイベントの完了が検出された場合、現在位置から次に予定されているイベントが行われる場所までの移動ルートを示す移動ルート情報を生成する。ルート生成部112は、最良優先探索アルゴリズムを用いて移動ルートを予測する。最良優先探索アルゴリズムは、例えば、ダイクストラ法、A*アルゴリズム又は均一コスト探索である。
なお、本実施の形態において移動ルート情報は、予定されている移動の情報であるが、本開示は特にこれに限定されず、過去の移動履歴から推定される移動の情報であってもよい。すなわち、メモリ12は、過去の移動ルート情報の履歴を記憶してもよい。そして、ルート生成部112は、現在位置と次に予定されているイベントが行われる場所とが同じである過去の移動ルート情報をメモリ12から読み出してもよい。
選択条件決定部113は、ユーザ情報に基づいてエッジ装置2の選択条件を決定する。選択条件は、エッジ装置2に割当てられた管轄エリア(地理的エリア)内におけるサービスの内容の統計的な情報に基づく条件(第1条件)を含む。選択条件は、例えば、関心情報のユーザが関心のあるサービスのカテゴリと同じカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供可能なエッジ装置を選択するという条件である。
クエリ生成部114は、選択条件決定部113によって決定された選択条件に基づいて選択されるエッジ装置2に割当てられた管轄エリア(地理的エリア)において提供されるサービスを示すサービス情報を取得するための継続クエリを生成する。サービス情報は、少なくともユーザの位置が、選択されるエッジ装置2に割当てられた管轄エリア(地理的エリア)に対する所定の条件を満たす場合に取得される。すなわち、当該継続クエリは、上記選択条件及び上記所定の条件を有する。
一般的に、クエリは、データベースから特定の条件を満たすデータを抽出したり操作したりするための命令である。クエリは、ワンショットクエリと、継続クエリとを含む。ワンショットクエリは、1回の命令に対して1回だけ検索結果を取得する。一方、継続クエリは、登録されると、特定のイベントが発生又は特定の条件を満たすデータが発生するごとに、検索結果を取得する。ユーザ端末1で生成した継続クエリが管理サーバ4に登録される。
位置測定部15は、例えば、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)であり、ユーザ端末1の現在位置を取得する。
通信部16は、クエリ生成部114によって生成された継続クエリを出力する。通信部16は、クエリ生成部114によって生成された継続クエリをエッジ装置2へ送信する。また、通信部16は、継続クエリとともにユーザ情報及び移動ルート情報をエッジ装置2へ送信する。移動ルート情報は、ルート生成部112によって生成された移動ルートを示す情報である。また、通信部16は、位置測定部15によって測定された現在位置情報をエッジ装置2へ送信する。通信部16は、エッジ装置2によって送信されたサービス情報を受信する。
サービス情報提示部116は、通信部16によって受信されたサービス情報をユーザに提示する。サービス情報提示部116は、サービス情報を表示部14に表示する。
表示部14は、例えば、液晶表示装置であり、種々の情報を表示する。表示部14は、ユーザ情報の入力を受け付けるための画面を表示する。
また、表示部14は、サービス情報を表示する。表示部14は、サービス情報を提示するとともに、提示したサービス情報の選択を受け付けるための画面を表示する。入力部13は、ユーザによるサービス情報の選択を受け付ける。通信部16は、ユーザによって選択されたサービス情報を予約するための予約情報をエッジ装置2へ送信する。通信部16は、サービス情報の予約が完了したことを示す予約完了情報をエッジ装置2から受信する。
情報更新部115は、ユーザ情報記憶部121に記憶されているユーザ情報を更新する。情報更新部115は、入力部13によって予定情報の入力を受け付けた場合、ユーザ情報記憶部121に記憶されているユーザ情報の予定情報を更新する。情報更新部115は、サービスの予約が完了した場合、サービス利用履歴記憶部122に記憶されているサービス利用履歴を更新する。
また、情報更新部115は、サービス利用履歴が更新された場合、ユーザ情報記憶部121に記憶されているユーザ情報の関心情報を更新する。すなわち、ユーザは、自身が好むサービスに関する関心情報を特にユーザ端末1に入力しなくてもよい。ユーザ端末1は、ユーザが予約したサービスに関する情報に基づいて、自動的に関心情報を更新する。
図3は、本開示の実施の形態におけるサービサ端末の構成を示す図である。
図3に示すサービサ端末3は、プロセッサ31、メモリ32、入力部33、表示部34及び通信部35を備える。
メモリ32は、半導体メモリ又はハードディスクドライブであり、サービス情報記憶部321を備える。
サービス情報記憶部321は、サービス情報を記憶する。サービス情報は、サービスを識別するためのサービスID、サービスが提供される場所を示す場所情報、提供するサービスの予約状況を示す予約状況情報、提供するサービスの価格、提供するサービスのカテゴリ、及び提供するサービスを説明するための情報を含む。予約状況情報は、サービスを提供可能な時間を示す予約可能時間情報及びサービスを提供可能な数を示す予約可能数情報を含む。
入力部33は、例えば、タッチパネル、マウス又はキーボードであり、サービサによる種々の情報の入力を受け付ける。入力部33は、サービサによるサービス情報の入力を受け付ける。入力部33は、新たなサービス情報の入力を受け付けたり、予約状況情報の変更を受け付けたりする。
プロセッサ31により、サービス情報生成部311及び情報更新部312が実現される。
サービス情報生成部311は、入力部33によって新たなサービス情報の入力を受け付けた場合、サービス情報を生成する。サービス情報生成部311は、生成したサービス情報をサービス情報記憶部321に記憶する。なお、1のサービサが提供するサービスは1つに限らない。1のサービサが複数のサービスを提供してもよい。この場合、複数のサービスそれぞれに対する複数のサービス情報が生成される。
情報更新部312は、サービス情報記憶部321に記憶されているサービス情報を更新する。情報更新部312は、入力部33によって予約状況情報の入力を受け付けた場合、サービス情報記憶部321に記憶されているサービス情報の予約状況情報を更新する。
表示部34は、例えば、液晶表示装置であり、種々の情報を表示する。表示部34は、サービス情報の入力を受け付けるための画面を表示する。
通信部35は、サービス情報をエッジ装置2へ送信する。通信部35は、サービス情報が新たに生成された場合、又はサービス情報が変更された場合、サービス情報をエッジ装置2へ送信する。また、通信部35は、サービス情報を予約するための予約情報をエッジ装置2から受信する。情報更新部312は、通信部35によって予約情報が受信された場合、サービス情報記憶部321に記憶されているサービス情報の予約状況情報を更新する。予約状況情報が更新された後、通信部35は、サービス情報の予約が完了したことを示す予約完了情報をエッジ装置2へ送信する。
図4は、本開示の実施の形態におけるエッジ装置の構成を示す図である。
図4に示すエッジ装置2は、プロセッサ21、メモリ22及び通信部23を備える。
メモリ22は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブであり、ダイナミックマップ記憶部221を備える。
ダイナミックマップ記憶部221は、エッジ装置2に割当てられた管轄エリアのダイナミックマップを記憶する。ダイナミックマップは、静的情報、準静的情報、準動的情報及び動的情報を含む。ダイナミックマップ記憶部221は、エッジ装置2に関するエッジ情報を動的情報として記憶する。エッジ情報は、自身に割当てられた管轄エリアを示すエリア情報、及び自身に割当てられた管轄エリア内で提供可能なサービスに関する提供可能サービス情報を含む。提供可能サービス情報は、複数の時間帯と、時間帯ごとの提供可能なサービスのカテゴリと、当該カテゴリに含まれるサービスの数とを対応付けた情報である。
通信部23は、ユーザ端末1によって送信された継続クエリを受信する。また、通信部23は、継続クエリとともに送信されたユーザ情報及び移動ルート情報を受信する。また、通信部23は、ユーザ端末1によって送信されたユーザの現在位置情報を受信する。さらに、通信部23は、サービサ端末3によって送信されたサービス情報を受信する。
通信部23は、受信した継続クエリを管理サーバ4へ送信する。また、通信部23は、継続クエリとともに受信されたユーザ情報及び移動ルート情報を管理サーバ4へ送信する。また、通信部23は、受信したユーザの現在位置情報を管理サーバ4へ送信する。さらに、通信部23は、受信したサービス情報を管理サーバ4へ送信する。
通信部23は、ユーザ端末1によって送信された予約情報を受信し、受信した予約情報をサービサ端末3へ送信する。通信部23は、サービサ端末3によって送信された予約完了情報を受信し、受信した予約完了情報をユーザ端末1へ送信する。
なお、本実施の形態では、ユーザ端末1は、エッジ装置2を経由して予約情報をサービサ端末3へ送信し、サービサ端末3は、エッジ装置2を経由して予約完了情報をユーザ端末1へ送信しているが、本開示は特にこれに限定されない。ユーザ端末1は、予約情報をサービサ端末3へ直接送信してもよく、サービサ端末3は、予約完了情報をユーザ端末1へ直接送信してもよい。
また、通信部23は、管理サーバ4によって送信されたサービス情報を受信する。受信したサービス情報は、管理サーバ4において取得された、ユーザに提示するサービス情報である。通信部23は、受信したサービス情報をユーザ端末1へ送信する。
プロセッサ21により、情報更新部211が実現される。
情報更新部211は、通信部23によって受信されたユーザ情報を動的情報としてダイナミックマップ記憶部221に記憶する。情報更新部211は、通信部23によって受信されたサービス情報を動的情報としてダイナミックマップ記憶部221に記憶する。また、情報更新部211は、通信部23によって受信されたサービス情報に基づいて、ダイナミックマップ記憶部221に記憶されているエッジ情報を更新する。
図5は、本開示の実施の形態における管理サーバの構成を示す図である。
図5に示す管理サーバ4は、プロセッサ41、メモリ42及び通信部43を備える。
メモリ42は、例えば、半導体メモリ又はハードディスクドライブであり、ダイナミックマップ記憶部421を備える。
ダイナミックマップ記憶部421は、全体のダイナミックマップを記憶する。ダイナミックマップは、静的情報、準静的情報、準動的情報及び動的情報を含む。
通信部43は、エッジ装置2によって送信された継続クエリを受信する。また、通信部43は、継続クエリとともに送信されたユーザ情報及びユーザの移動に関する移動ルート情報(移動情報)を受信する。また、通信部43は、エッジ装置2によって送信されたユーザの現在位置情報(位置情報)を受信する。さらに、通信部43は、エッジ装置2によって送信されたサービス情報を受信する。
プロセッサ41により、情報更新部411、クエリ登録部412及びクエリ実行部413が実現される。
情報更新部411は、通信部43によって受信されたユーザ情報を動的情報としてダイナミックマップ記憶部421に記憶する。情報更新部411は、通信部43によって受信されたサービス情報を動的情報としてダイナミックマップ記憶部421に記憶する。
クエリ登録部412は、通信部43によって受信された継続クエリを登録する。クエリ登録部412は、次に予定されたイベントが開始される予定開始時刻になると、登録された継続クエリを破棄する。
クエリ実行部413は、登録されている継続クエリを実行する。クエリ実行部413は、継続クエリに基づいて、選択条件を満たすエッジ装置2を選択するとともに、選択したエッジ装置2に割当てられた管轄エリア(地理的エリア)において提供されるサービスを示すサービス情報を取得する。選択条件は、エッジ装置2に割当てられた管轄エリア(地理的エリア)内におけるサービスの内容の統計的な情報に基づく条件を含む。統計的な情報は、サービスのカテゴリごとの統計的な情報を含む。例えば、関心情報が、ユーザが好むサービスのカテゴリを示すカテゴリリストを含む場合、クエリ実行部413は、カテゴリリストに挙げられているカテゴリと同じカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供するエッジ装置を選択する。
また、ユーザが立ち寄る場所は、時間帯に応じて異なる可能性がある。例えば、ユーザは、朝の通勤時においては、コンビニエンスストア又はカフェに立ち寄り、夕方の帰宅時においては、スポーツジムに立ち寄る。そのため、ユーザが好むサービスのカテゴリを示すカテゴリリストは、時間帯に対応付けて設定されてもよい。この場合、クエリ実行部413は、現在時刻が属する時間帯に対応するカテゴリリストに挙げられているカテゴリと同じカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供するエッジ装置を選択する。
また、例えば、関心情報は、サービスのカテゴリと、過去に利用したサービスの履歴から各カテゴリの利用頻度を数値化したスコアと、を対応付けたカテゴリリストを含んでもよい。この場合、クエリ実行部413は、カテゴリリストに挙げられているカテゴリのスコアが閾値以上であるカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供するエッジ装置を選択してもよい。例えば、スポーツ、ヘルスケア及びショッピングの3つのカテゴリがカテゴリリストに存在し、スポーツに属するサービスの利用回数が5回であり、ヘルスケアに属するサービスの利用回数が3回であり、ショッピングに属するサービスの利用回数が2回である場合、スポーツ、ヘルスケア及びショッピングのそれぞれのスコアは50点、30点及び20点としてもよい。
また、例えば、関心情報は、サービスのカテゴリと、過去に利用したサービスの履歴から各カテゴリの平均満足度を数値化したスコアと、を対応付けたカテゴリリストを含んでもよい。この場合、クエリ実行部413は、カテゴリリストに挙げられているカテゴリのスコアが閾値以上であるカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供するエッジ装置を選択してもよい。満足度は、例えば、サービスに対するアンケートにユーザが回答することで得られる。
また、例えば、関心情報は、ユーザが過去に利用したサービスの履歴から抽出されたサービス内容に対するユーザの好みを表すレーダーチャートを含んでもよい。例えば、「体を使う」、「価格が安い」、「利用時間が短い」、「頭を使う」及び「他の人とのコミュニケーションがある」の5つの項目でレーダーチャートが構成される。なお、各項目の数値は、サービスの内容を説明する情報に含まれるテキストを入力とし、自然言語処理技術を用いて、その項目に関連するワードの数又は割合によって算出可能である。この場合、クエリ実行部413は、関心情報に含まれる前記レーダーチャートが、同様に管轄エリア内で提供するサービスから算出されるレーダーチャートと類似するエッジ装置を選択してもよい。この場合、管轄エリア内のサービス構成がユーザの好みに合うようなエッジ選択となる。
選択条件は、移動情報に基づく条件(第2条件)も含む。この条件は、移動情報から特定されるユーザが通過する管轄エリア(地理的エリア)及び通過する管轄エリア(地理的エリア)に隣接する管轄エリア(地理的エリア)を特定し、特定した管轄エリア(地理的エリア)に割当てられた少なくとも1つのエッジ装置の中からエッジ装置を選択することを含む。すなわち、クエリ実行部413は、選択条件及び移動ルート情報に基づいてエッジ装置2を選択する。クエリ実行部413は、移動ルート情報から特定されるユーザが通過する管轄エリア(地理的エリア)及び通過する管轄エリア(地理的エリア)に隣接する管轄エリア(地理的エリア)を特定し、特定した管轄エリア(地理的エリア)に割当てられた少なくとも1つの選択候補のエッジ装置の中からエッジ装置を選択する。
また、継続クエリにより取得されるサービス情報は、現時点又はユーザが移動予定の地点に到達した時点で提供可能なサービスを示す。ユーザが移動予定の地点に到達した時点は、移動ルート情報と、予め記憶されているユーザの移動速度とから算出することが可能である。
また、選択条件は、選択候補のエッジ装置に割当てられる管轄エリア(地理的エリア)における個別のサービスとユーザの関心とのマッチングを実行し、マッチング結果に基づいて選択候補のエッジ装置からエッジ装置を選択する条件(第3条件)を含む。クエリ実行部413は、移動ルート情報に基づいて選択候補のエッジ装置を抽出する。そして、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置に割当てられる管轄エリア(地理的エリア)における個別のサービスとユーザの関心とのマッチングを実行し、マッチング結果に基づいて選択候補のエッジ装置からエッジ装置を選択する。より具体的には、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置に割当てられる管轄エリアにおける個別のサービスとユーザの関心とのマッチングスコアを算出する。例えば、ユーザが過去に利用したサービスそれぞれについて、そのサービス情報を入力とし、ユーザがサービスを受けた後にフィードバックした満足度を教師データとして、満足度に相当するデータを出力するように訓練された機械学習モデルを用いることで、サービスに対する満足度を推定する。そして、推定された満足度がマッチングスコアとして算出される。
次に、クエリ実行部413は、マッチングスコアが閾値以上であるサービスの数を、ユーザに提示するサービスの最大数Nで除した提示充足率を算出する。次に、クエリ実行部413は、提示充足率が1未満であれば、選択候補のエッジ装置からさらにエッジ装置を選択する。一方、クエリ実行部413は、提示充足率が1以上であれば、エッジ装置の選択を終了する。
なお、クエリ実行部413は、提示充足率を算出することなく、マッチングスコアが閾値以上であるサービスの数が、ユーザに提示するサービスの最大数N未満であれば、選択候補のエッジ装置からさらにエッジ装置を選択してもよい。クエリ実行部413は、マッチングスコアが閾値以上であるサービスの数が最大数N以上であれば、エッジ装置の選択を終了してもよい。
通信部43は、クエリ実行部413によって取得されたサービス情報を送信する。通信部43は、取得されたサービス情報をエッジ装置2へ送信する。
図6は、本実施の形態において、移動ルート情報に基づいて選択候補のエッジ装置を抽出する方法について説明するための図である。
図6に示すように、エッジ装置2A~2Hは、それぞれ管轄エリア501~508を管理している。ユーザ端末1が管轄エリア502内に存在する場合、ユーザ端末1は、エッジ装置2Bと通信を行う。ユーザ端末1が管轄エリア502から管轄エリア505に移動した場合、ユーザ端末1は、エッジ装置2Bからエッジ装置2Eに通信相手を切り替える。
ユーザ端末1が、現在位置51から目的地(次に予定されるイベントが行われる場所)52に移動する場合、現在位置51から目的地52までの移動ルートが生成される。このとき、移動ルートは、現在位置51から目的地52までに通過する道路であってもよいし、現在位置51と目的地52とを結ぶ直線であってもよい。
移動ルート上の管轄エリアを管理するエッジ装置が、選択候補のエッジ装置として抽出される。図6では、移動ルート上の管轄エリア502,505,507を管理するエッジ装置2B,2E,2Gが、選択候補のエッジ装置として抽出される。さらに、移動ルート上の管轄エリアに隣接する管轄エリアを管理するエッジ装置が、選択候補のエッジ装置として抽出される。図6では、移動ルート上の管轄エリア502,505,507に隣接する管轄エリア501,503,504,506,508を管理するエッジ装置2A,2C,2D,2F,2Hが、選択候補のエッジ装置として抽出される。
なお、クエリ実行部413は、移動ルート上の管轄エリアのうち、現在位置に最も近い管轄エリアを管理するエッジ装置から順に抽出してもよい。そして、提示充足率が1以上になった場合、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置の抽出を終了してもよい。なお、クエリ実行部413は、提示充足率が1以上になるまで選択候補のエッジ装置の抽出を続けてもよい。しかしながら、移動ルートから遠く離れたエッジ装置が抽出されたとしても、当該エッジ装置が管理する管轄エリア内のサービスが提供される場所まで移動するのが困難になる。そのため、クエリ実行部413は、移動ルート上の管轄エリアと、移動ルート上の管轄エリアに隣接する管轄エリアとに割当てられたエッジ装置が抽出された時点で、提示充足率が1未満であっても、選択候補のエッジ装置の抽出を終了してもよい。
図7は、本開示の実施の形態におけるユーザ端末の動作を示す第1のフローチャートであり、図8は、本開示の実施の形態におけるユーザ端末の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、ステップS1において、情報更新部115は、予定情報の入力が受け付けられたか否かを判断する。ここで、予定情報の入力が受け付けられていないと判断された場合(ステップS1でNO)、ステップS3に処理が移行する。
一方、予定情報の入力が受け付けられたと判断された場合(ステップS1でYES)、ステップS2において、情報更新部115は、ユーザ情報に含まれる予定情報を更新する。
次に、ステップS3において、ユーザ情報取得部110は、ユーザ情報記憶部121からユーザ情報を取得する。
次に、ステップS4において、予定完了検出部111は、ユーザ情報に含まれる予定情報に基づいて、予定されていたイベントの完了を検出したか否かを判断する。予定完了検出部111は、現在時刻が予定情報の予定終了時刻を経過した場合、予定されていたイベントの完了を検出する。なお、現在時刻は、ユーザ情報に含まれていてもよいし、ユーザ端末1に内蔵される時計から取得してもよい。
ここで、予定されていたイベントの完了を検出していないと判断された場合(ステップS4でNO)、ステップS1に処理が戻る。
一方、予定されていたイベントの完了を検出したと判断された場合(ステップS4でYES)、ステップS5において、ルート生成部112は、ユーザの現在位置情報から次に予定されているイベントが行われる場所までの移動ルートを示す移動ルート情報を生成する。なお、現在位置情報は、ユーザ情報に含まれていてもよいし、位置測定部15から取得してもよい。
次に、ステップS6において、選択条件決定部113は、ユーザ情報に基づいてエッジ装置2の選択条件を決定する。ここで、選択条件は、例えば、関心情報のユーザが関心のあるサービスのカテゴリと同じカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供可能なエッジ装置を選択するという条件を含む。また、選択条件は、移動情報に基づく条件として、移動ルート上のエリア及び当該エリアに隣接するエリアを管轄するエッジ装置を選択するという条件も含む。
次に、ステップS7において、クエリ生成部114は、選択条件に基づいて選択されるエッジ装置2に割当てられた管轄エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得するための継続クエリを生成する。サービス情報は、少なくともユーザの位置が、選択されるエッジ装置2に割当てられた管轄エリアに対する所定の条件を満たす場合に取得される。所定の条件は、例えば、ユーザの位置が移動ルート上の管轄エリア内にあるという条件である。
次に、ステップS8において、通信部16は、クエリ生成部114によって生成された継続クエリ、ユーザ情報記憶部121から読み出したユーザ情報及びルート生成部112によって生成された移動ルート情報をエッジ装置2へ送信する。
次に、ステップS9において、サービス情報提示部116は、通信部16によってサービス情報が受信されたか否かを判断する。ここで、サービス情報が受信されていないと判断された場合(ステップS9でNO)、ステップS10において、通信部16は、ユーザの現在位置を示す現在位置情報をエッジ装置2へ送信する。ステップS10の処理が行われた後、ステップS9に処理が戻る。なお、通信部16は、ユーザ情報に含まれる現在位置情報を送信してもよいし、位置測定部15によって測定された現在位置情報を送信してもよい。
また、通信部16は、継続クエリを送信した後、現在位置情報を定期的に送信してもよい。通信部16は、例えば、5分ごとに現在位置情報を送信してもよい。すなわち、通信部16は、前回現在位置情報を送信してから所定時間が経過していれば、現在位置情報をエッジ装置2へ送信してもよい。また、通信部16は、前回現在位置情報を送信してから所定時間が経過していなければ、現在位置情報をエッジ装置2へ送信しなくてもよい。
一方、サービス情報が受信されたと判断された場合(ステップS9でYES)、ステップS11において、サービス情報提示部116は、通信部16によって受信されたサービス情報を表示部14に表示する。
次に、ステップS12において、入力部13は、サービス情報のユーザによる選択を受け付ける。ユーザは、表示部14に表示されたサービス情報から、提供を受けることを希望するサービス情報を選択する。
次に、ステップS13において、サービス情報提示部116は、サービス情報が選択されたか否かを判断する。ここで、サービス情報が選択されないと判断された場合、すなわちユーザが所望するサービス情報がなかった場合(ステップS13でNO)、ステップS14において、サービス情報提示部116は、現在時刻が、次に予定されているイベントの予定開始時刻であるか否かを判断する。
ここで、現在時刻が予定開始時刻であると判断された場合(ステップS14でYES)、ステップS1に処理が戻る。
一方、現在時刻が予定開始時刻ではないと判断された場合(ステップS14でNO)、ステップS9に処理が戻る。現在時刻が、次に予定されているイベントの予定開始時刻になるまでは、管理サーバ4に継続クエリが登録されているので、定期的にサービス情報が受信される。
また、サービス情報が選択されたと判断された場合(ステップS13でYES)、ステップS15において、通信部16は、選択されたサービス情報を予約するための予約情報をエッジ装置2へ送信する。
次に、ステップS16において、通信部16は、エッジ装置2によって送信された、サービス情報の予約が完了したことを示す予約完了情報を受信する。
次に、ステップS17において、情報更新部115は、予約したサービス情報に基づいて、ユーザ情報記憶部121に記憶されているユーザ情報に含まれる予定情報を更新する。すなわち、情報更新部115は、予約されたサービスの予定開始時刻、予定終了時刻及び場所情報を予定情報に追加する。
次に、ステップS18において、情報更新部115は、予約したサービス情報に基づいて、サービス利用履歴記憶部122に記憶されているサービス利用履歴を更新する。なお、サービス利用履歴は、予約されたサービスがユーザによって実際に利用された後、更新されてもよい。また、予約されたサービスがユーザによって実際には利用されなかった場合、予約されたサービスに関する情報がサービス利用履歴から削除されてもよい。
次に、ステップS19において、情報更新部115は、更新されたサービス利用履歴に基づいて、ユーザ情報記憶部121に記憶されているユーザ情報に含まれる関心情報を更新する。関心情報がカテゴリごとの利用頻度を示すカテゴリスコアである場合、情報更新部115は、サービス利用履歴に基づいてカテゴリスコアを算出する。
続いて、本開示の実施の形態における管理サーバの動作について説明する。
図9は、本開示の実施の形態における管理サーバの動作を示す第1のフローチャートであり、図10は、本開示の実施の形態における管理サーバの動作を示す第2のフローチャートである。
まず、ステップS31において、クエリ登録部412は、エッジ装置2によって送信された継続クエリ、ユーザ情報及び移動ルート情報が受信されたか否かを判断する。ここで、継続クエリ、ユーザ情報及び移動ルート情報が受信されていないと判断された場合(ステップS31でNO)、ステップS33へ処理が移行する。
一方、継続クエリ、ユーザ情報及び移動ルート情報が受信されたと判断された場合(ステップS31でYES)、ステップS32において、クエリ登録部412は、通信部43によって受信された継続クエリを登録する。
次に、ステップS33において、クエリ実行部413は、エッジ装置2によって送信されたユーザの現在位置情報が受信されたか否かを判断する。ここで、現在位置情報が受信されていないと判断された場合(ステップS33でNO)、ステップS31へ処理が戻る。
一方、現在位置情報が受信されたと判断された場合(ステップS33でYES)、ステップS34において、クエリ実行部413は、継続クエリが登録されているか否かを判断する。ここで、継続クエリが登録されていないと判断された場合(ステップS34でNO)、ステップS31へ処理が戻る。
一方、継続クエリが登録されていると判断された場合(ステップS34でYES)、ステップS35において、クエリ実行部413は、クエリ実行部413は、移動ルート情報に基づいて選択候補のエッジ装置を抽出する。クエリ実行部413は、移動ルート情報からユーザが通過する管轄エリア及び通過する管轄エリアに隣接する管轄エリアを特定する。そして、クエリ実行部413は、特定した管轄エリアに割当てられた少なくとも1つのエッジ装置を選択候補のエッジ装置として抽出する。
次に、ステップS36において、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置の中から、選択条件を満たす1のエッジ装置を選択する。すなわち、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置の中から、関心情報のカテゴリリストに挙げられているカテゴリと同じカテゴリのサービスを管轄エリア内で提供する1のエッジ装置を選択する。
次に、ステップS37において、クエリ実行部413は、1のエッジ装置に割当てられる管轄エリアにおける個別のサービスとユーザの関心とのマッチングスコアを算出する。
次に、ステップS38において、クエリ実行部413は、マッチングスコアが閾値以上であるサービスの数を、ユーザに提示するサービスの最大数Nで除した提示充足率を算出する。
次に、ステップS39において、クエリ実行部413は、提示充足率が1未満であるか否かを判断する。ここで、提示充足率が1未満であると判断された場合(ステップS39でYES)、ステップS36に処理が戻る。そして、ステップS36において、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置の中から、選択条件を満たす他のエッジ装置を選択する。
一方、提示充足率が1未満ではないと判断された場合(ステップS39でNO)、ステップS40において、クエリ実行部413は、選択したエッジ装置2に割当てられた管轄エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報を取得する。
次に、ステップS41において、通信部43は、クエリ実行部413によって取得されたサービス情報をエッジ装置2へ送信する。
次に、ステップS42において、クエリ登録部412は、現在時刻が、次に予定されているイベントの予定開始時刻であるか否かを判断する。ここで、現在時刻が予定開始時刻ではないと判断された場合(ステップS42でNO)、ステップS31に処理が戻る。
一方、現在時刻が予定開始時刻であると判断された場合(ステップS42でYES)、ステップS43において、クエリ登録部412は、登録されている継続クエリを破棄する。そして、ステップS31に処理が戻る。
以上のように、生成された継続クエリが実行されることにより、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報を少なくとも含むユーザ情報に基づいてエッジ装置が選択されるとともに、選択されたエッジ装置に割当てられた地理的エリアにおいて提供されるサービスを示すサービス情報が取得される。そして、取得されたサービス情報が送信される。したがって、ユーザの関心に応じたサービスに関する情報を自動的に送信することができる。
続いて、図11~図18を用いて、ユーザ端末1及び管理サーバ4の具体的な動作について説明する。
図11は、現在行われているイベントの予定終了時刻よりも前の時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図11において、ユーザ端末1の現在位置は自宅であり、現在時刻は7時30分である。自宅において、予定開始時刻が20時であり、予定終了時刻が8時であるイベントが予定されている。会社において、予定開始時刻が9時であり、予定終了時刻が18時であるイベントが予定されている。また、サービス利用履歴はない。
管理サーバ4は、サービス情報を管理している。図11における丸印は、サービスが提供されるスポットを表し、旗印は、各スポットで提供されるサービスを表している。1つのスポットでは、複数のサービスが提供されることがある。
図12は、予定されていたイベントの完了が検出された時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図12において、ユーザ端末1の現在位置は自宅の前であり、現在時刻は8時1分である。ユーザ端末1は、予定されていた自宅でのイベントの完了を検出したので、継続クエリを生成する。そして、ユーザ端末1は、継続クエリ及びユーザ情報を管理サーバ4へ送信する。
管理サーバ4は、継続クエリを受信し、受信した継続クエリを登録する。また、管理サーバ4は、ユーザ情報を受信する。
図13は、継続クエリが実行された時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図13において、ユーザ端末1の現在位置は自宅から会社への移動ルート上であり、現在時刻は8時15分である。
管理サーバ4は、継続クエリを実行し、サービス情報を取得する。このとき、管理サーバ4は、ユーザの好み(関心情報)、移動時間、サービス利用時間、及び次の予定開始時刻を考慮して、サービス情報を取得する。管理サーバ4は、ユーザの好み等に応じて取得したサービス情報をユーザ端末1へ送信する。
ユーザ端末1は、管理サーバ4によって送信されたサービス情報を受信する。ユーザ端末1は、受信したサービス情報を表示する。
図14は、提示されたサービスが予約された時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図14において、ユーザ端末1は、スポットXでサービスYを利用するための予約を受け付ける。ユーザ端末1は、予約したサービス情報に基づいて予定情報を更新する。これにより、予定開始時刻が8時30分であり、予定終了時刻が8時50分であるスポットXで提供されるサービスYの予定が追加されている。また、ユーザ端末1は、サービス利用履歴を更新する。
図15は、継続クエリが再度実行されてから継続クエリが破棄されるまでにおけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図15において、管理サーバ4は、次の予定開始時刻まで、継続クエリを実行し、サービス情報を取得する。管理サーバ4は、ユーザの好み(関心情報)、移動時間、サービス利用時間、及び次の予定開始時刻を考慮して、サービス情報を取得する。管理サーバ4は、ユーザの好み等に応じて取得したサービス情報をユーザ端末1へ送信する。
ユーザ端末1は、管理サーバ4によって送信されたサービス情報を受信する。ユーザ端末1は、受信したサービス情報を表示する。
また、管理サーバ4は、次の予定開始時刻になると、継続クエリを破棄する。
図16は、予定されていたイベントの完了が再度検出された時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図16において、ユーザ端末1の現在位置はスポットXの前であり、現在時刻は8時51分である。ユーザ端末1は、予定されていたイベント(サービスY)の完了を検出したので、継続クエリを生成し、管理サーバ4へ送信する。
管理サーバ4は、継続クエリを受信し、受信した継続クエリを登録する。管理サーバ4は、ユーザ情報を受信する。そして、管理サーバ4は、登録した継続クエリを実行する。
図17は、次の日において、予定されていたイベントの完了が検出された時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図17において、ユーザ端末1の現在位置は自宅の前であり、現在時刻は次の日の8時1分である。ユーザ端末1は、予定されていた自宅でのイベントの完了を検出したので、継続クエリを生成する。また、過去に利用したサービスがあるので、サービス利用履歴が更新されている。そのため、ユーザのサービスの内容に対する関心を推定可能な関心情報も更新されている。そして、ユーザ端末1は、継続クエリ及びユーザ情報を管理サーバ4へ送信する。
また、サービス情報は、動的に変化する。すなわち、前日に提供されていたサービスが、次の日には提供されなくなったり、前日に提供されていなかったサービスが、次の日には新たに提供されたりする。図17では、前日に提供されていたサービスYが、次の日には提供されなくなっている。
管理サーバ4は、継続クエリを受信し、受信した継続クエリを登録する。また、管理サーバ4は、ユーザ情報を受信する。
図18は、次の日において、継続クエリが実行された時点におけるユーザ端末及び管理サーバの動作を説明するための図である。
図18において、ユーザ端末1の現在位置は自宅から会社への移動ルート上であり、現在時刻は8時1分である。
管理サーバ4は、継続クエリを実行し、サービス情報を取得する。このとき、管理サーバ4は、ユーザの好み(関心情報)、移動時間、サービス利用時間、及び次の予定開始時刻を考慮して、サービス情報を取得する。図18では、過去に利用したサービスYが提供されなくなっているが、サービスYに類似したサービスYYが新たに利用可能になっている。そのため、管理サーバ4は、サービスYに類似したサービスYYのサービス情報を取得する。管理サーバ4は、ユーザの好み等に応じて取得したサービス情報をユーザ端末1へ送信する。
ユーザ端末1は、管理サーバ4によって送信されたサービス情報を受信する。ユーザ端末1は、受信したサービス情報を表示する。このとき、過去に利用したサービスYに類似するサービスYYに関するサービス情報が表示される。
なお、本実施の形態では、管理サーバ4がクエリ登録部412及びクエリ実行部413を備えているが、本開示は特にこれに限定されず、エッジ装置2がクエリ登録部412及びクエリ実行部413を備えてもよい。この場合、継続クエリを受信したエッジ装置2が継続クエリを登録するとともに、継続クエリを実行する。また、継続クエリを受信したエッジ装置2は、他のエッジ装置のエッジ情報及びサービス情報を、管理サーバ4を経由して受信する。
また、本実施の形態では、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置に割当てられる地理的エリアにおける個別のサービスとユーザの関心とのマッチングを実行し、マッチング結果に基づいて選択候補のエッジ装置からエッジ装置を選択しているが、本開示は特にこれに限定されない。選択条件は、選択候補のエッジ装置それぞれについて選択した際の通信又は処理の負荷を推定し、負荷の推定結果に基づいて選択候補のエッジ装置からエッジ装置を選択する条件(第4条件)を含んでもよい。すなわち、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置それぞれについて選択した際の通信又は処理の負荷を推定し、負荷の推定結果に基づいて選択候補のエッジ装置からエッジ装置を選択してもよい。
この場合、クエリ実行部413は、ユーザ端末1と、抽出された選択候補のエッジ装置のそれぞれとの通信負荷を算出し、算出した通信負荷が最も小さい1のエッジ装置を選択してもよい。また、クエリ実行部413は、ユーザ端末1と、抽出された選択候補のエッジ装置のそれぞれとの通信負荷を算出し、算出した通信負荷が閾値以下であるエッジ装置を選択してもよい。
この場合、クエリ実行部413は、抽出された選択候補のエッジ装置のそれぞれの処理負荷を算出し、算出した処理負荷が最も小さい1のエッジ装置を選択してもよい。また、クエリ実行部413は、抽出された選択候補のエッジ装置のそれぞれの処理負荷を算出し、算出した処理負荷が閾値以下であるエッジ装置を選択してもよい。
また、クエリ実行部413は、抽出された選択候補のエッジ装置の中から、ユーザの関心情報のカテゴリリストと一致するカテゴリのサービス情報の数が最も多い1のエッジ装置を選択してもよい。また、クエリ実行部413は、抽出された選択候補のエッジ装置の中から、ユーザの関心情報のカテゴリリストと一致するカテゴリのサービス情報の数が閾値以上であるエッジ装置を選択してもよい。
また、クエリ実行部413は、抽出された選択候補のエッジ装置の中から、ユーザの現在位置から物理的に最も近い1のエッジ装置を選択してもよい。また、クエリ実行部413は、抽出された選択候補のエッジ装置の中から、ユーザの現在位置とエッジ装置との間の距離が閾値以下であるエッジ装置を選択してもよい。
また、クエリ実行部413は、選択候補のエッジ装置に割当てられる地理的エリアにおける個別のサービスとユーザの関心とのマッチングを実行するとともに、選択候補のエッジ装置それぞれについて選択した際の通信又は処理の負荷を推定し、マッチング結果及び負荷の推定結果に基づいて選択候補のエッジ装置からエッジ装置を選択してもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全ては典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本開示の実施の形態に係る装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。
また、上記フローチャートに示す各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、同様の効果が得られる範囲で上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。