JP2008262251A - 情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】再現性のあるユーザの状況として適切な範囲を持った状況情報を複数生成して、ユーザの状況に対する適切な分析・適切な判断を行うことを目的とする。
【解決手段】状況情報取得部102がユーザの状況に関する状況情報を取得し、ヒストリー生成部103が状況情報取得部が記憶した状況情報から履歴情報を生成して、生成した履歴情報をヒストリー蓄積部104に蓄積し、コンテキスト情報生成部105がヒストリー蓄積部104に蓄積された複数の履歴情報について再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であるか否かを処理装置により分析して、分析により再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であると判断された履歴情報をヒストリー蓄積部104から抽出し、抽出した複数の履歴情報に基づいて再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報800を生成して、生成したコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106に蓄積する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラムに関するものであり、特に、ユーザの状況に応じて最適な操作情報を提示することができる情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
携帯電話等のように貧弱なユーザインタフェースの機器においては、ユーザの状況に応じた最適な操作を簡便かつ迅速に利用するためのユーザインタフェースを提供することが重要である。そのための従来技術のアプローチとして、加速度センサを用いて所定の加速度と操作の組み合わせからユーザの状況を把握し、特定の状況における操作の提示を行う方法が開示されている。また、固定の範囲と共に定義づけされた時刻の情報あるいは固定の範囲と共に定義づけされた場所の情報と関連付けられた操作情報を管理する方法が開示されている。すなわち、固定の加速度、固定の範囲と共に定義づけされた時刻、および固定の範囲と共に定義づけされた場所等とユーザの状況との一致を検出することにより、その状況と関連性のあるものとして登録された操作を提示するものである。
特開2001−159951号公報
従来技術は、ユーザの状況と操作とを結び付けて管理し、状況に適合した操作を提示するものであるが、以下の課題がある。例えば、加速度、時刻、場所などの情報を示す範囲が非常に狭く、また、固定化された範囲であり、ユーザの現況との一致がとり難いという課題がある。これらの課題に対し、本発明においては、適切な範囲を持った状況情報(例えば、位置範囲情報、速度区分情報、時間帯情報等)を複数持ち、適宜組み合わせて状況を分析・判断することにより、ユーザの状況に対する適切な分析・適切な判断を伴った操作の提示を行うことを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、ユーザが利用する情報処理装置であって、ユーザの状況に関する状況情報を取得して記憶装置に記憶する状況情報取得部と、上記状況情報取得部が記憶した状況情報から履歴情報を生成して、生成した履歴情報を履歴情報蓄積部に蓄積する履歴情報生成部と、履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報について再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であるか否かを処理装置により分析して、分析により再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であると判断された履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出し、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報を生成して、生成したコンテキスト情報をコンテキスト情報蓄積部に蓄積するコンテキスト情報生成部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの状況情報を含む複数の履歴情報を生成して、生成した複数の履歴情報をすべて分析して再現性のあるユーザの状況を示す複数のコンテキスト情報を生成するので、ユーザの現況を分析する場合に、適切な範囲を持った複数のコンテキスト情報と比較することで、きめ細やかなユーザの状況分析を行うことができ、適切なユーザの状況判断を行うことができるという効果を奏する。
以下に示す実施の形態では、ユーザの状況に応じてきめ細かい状況判断・状況分析を行い、最適な操作情報をユーザに提示する情報処理装置1001及び情報処理方法及び情報処理プログラムについて説明する。以下に示す実施の形態では、情報処理装置1001とは、例えば、ユーザが携帯して移動することができる携帯情報端末であって、例えば、携帯電話端末、PHS(登録商標)(Personal Handyphone System)、PDA(登録商標)(Personal Digital Assistants(登録商標))等の携帯情報端末である。あるいは、情報処理装置1001は、ユーザが移動時に携帯する携帯情報端末と、無線あるいは有線あるいは無線と有線との組み合わせによるネットワークやインターネット等を経由して接続されているサーバ装置であってもよい。
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置1001の外観の一例を示す図である。図1に示す情報処理装置1001の外観は、主に情報処理装置1001がサーバ装置として機能する場合の外観である。
図1において、情報処理装置1001は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・ Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
図2は、実施の形態における情報処理装置1001のハードウェア資源の一例を示す図である。図2に示す情報処理装置1001のハードウェア資源の一例は、情報処理装置1001が携帯情報端末であってもサーバ装置であっても適用することができる。
図2において、情報処理装置1001は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、フラッシュメモリ916、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、タッチパネル909、スピーカー11、マイク10、カメラ919、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、フラッシュメモリ916、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904、タッチパネル919などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、ファクシミリ機、電話器、LAN、電話基地局、無線LAN等に接続されている。通信ボード915は、電話基地局、無線LANに限らず、インターネット、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。インターネット或いはISDN等のWANに接続されている場合、ゲートウェイは不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において、「ユーザ操作情報取得部」、「状況情報取得部」、「ヒストリー生成部」、「コンテキスト情報生成部」、「状況監視部」、「情報判断抽出部」、「操作情報選出部」、「操作提示部」等の「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜蓄積部」や「〜テーブル」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜蓄積部」や「〜テーブル」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、フラッシュメモリ916のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disc)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」、「〜手段」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」、「〜手段」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」、「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」、「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
実施の形態1.
本実施の形態では、ユーザの状況に応じてきめ細かい状況判断・状況分析を行い、最適な操作情報をユーザに提示する情報処理装置1001及び情報処理方法及び情報処理プログラムについて説明する。実施の形態1においては、情報処理装置1001とは、例えば、ユーザが移動時にも携帯することができる携帯情報端末であって、携帯電話端末、PHS(登録商標)(Personal Handyphone System(登録商標))、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報端末である。また、情報処理装置1001は、例えば、ユーザが移動時に携帯する携帯情報端末と、無線通信あるいは有線通信および無線通信と有線通信との組み合わせによるネットワーク、あるいはインターネット等を経由して接続されているサーバ装置とを含む情報処理システムであってもよい。
実施の形態1に係る情報処理装置1001の機能について図3を用いて説明する。図3は、実施の形態1における情報処理装置1001の機能ブロック図である。
図3において、情報処理装置1001は、ユーザ操作情報取得部101、状況情報取得部102、ヒストリー生成部103(履歴情報生成部の一例)、ヒストリー蓄積部104(履歴情報蓄積部の一例)、コンテキスト情報蓄積部106、状況監視部107を備えている。状況監視部107は、情報判断抽出部108と操作情報選出部109とを備えている。
ユーザ操作情報取得部101は、ユーザが携帯情報端末に対して行う操作に関する操作情報を取得してROM913やフラッシュメモリ916等の記憶装置に記憶する。操作情報とは、ユーザが携帯している携帯情報端末等に対して行った操作に関する情報であり、例えば、ユーザが起動したアプリケーションソフト及び入出力データ等の情報、ユーザがウェブ等に接続した場合のブラウザの種類や接続先の情報あるいはダウンロードしたデータ等の情報、ユーザが電話機能やFAX機能等を利用して通信を行った情報及び通信先の情報等である。ユーザ操作情報取得部101は、例えば、ユーザの操作情報として、マウスのクリック位置及びクリック時のアクティブウィンドウのウィンドウ名などを直接取得して、記憶装置に記憶する。また、例えば、ユーザ操作情報取得部101は、情報処理装置1001のアプリケーションソフト等の起動プロセスや通信プロセスを監視し、起動プロセスや通信プロセスのログ履歴を取って記憶装置に記憶する等の方法で、ユーザの操作情報を取得する。
状況情報取得部102は、情報処理装置1001を操作するユーザの状況に関する状況情報を取得してROM913やフラッシュメモリ916等の記憶装置に記憶する。状況情報とは、情報処理装置1001を操作するユーザを取り巻く環境やユーザの状態に関する情報である。状況情報とは、例えば、ユーザのある時点での環境を示す場所、天気、温度、混雑度等の環境情報や、ユーザの状態を示す移動速度、体調情報(体温や心電情報)等の状態情報である。状況情報取得部102は、状況情報として、例えば、情報処理装置1001の内部に内蔵するセンサ類(GPSセンサ、傾きセンサ、生体情報センサ等の各種センサ)や時計等の「ユーザを取り巻く環境に関する情報を取得する装置」から情報を取得して記憶装置に記憶する。あるいは、情報処理装置1001と、無線あるいは有線および無線と有線との組み合わせによるネットワークあるいはインターネット等を経由して接続された上記センサ類等の「ユーザを取り巻く環境に関する情報を取得する装置」から情報を取得して記憶装置に記憶してもよい。また、上記「ユーザを取り巻く環境に関する情報を取得する装置」は、特にセンサ類等に限らず、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)等から取得する情報等でもよい。
ヒストリー生成部103は、状況情報取得部102が記憶装置に記憶した状況情報とユーザ操作情報取得部101が記憶装置に記憶した操作情報とを対応づけてシーン情報500(履歴情報の一例)を生成してヒストリー蓄積部104に蓄積保存する。シーン情報とは、ある時点でのユーザの1シーン(1場面)を示す情報を、上述した状況情報と操作情報とを使って記録したものである。シーン情報は、一定時間毎にヒストリー生成部103によって、ユーザの状況情報と操作情報とから情報を得て作成される。ヒストリー生成部103は、履歴情報生成部の一例である。また、ヒストリー蓄積部104は、履歴情報蓄積部の一例である。シーン情報500(履歴情報)の詳細については、後述する。
コンテキスト情報生成部105は、ヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500(履歴情報)について再現性のあるユーザの状況に関するシーン情報500であるか否かを処理装置により分析して、分析により再現性のあるユーザの状況に関するシーン情報500であると判断されたシーン情報500をヒストリー蓄積部104から抽出し、抽出した複数のシーン情報500に基づいて、再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報800を生成して、生成したコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106に蓄積する。また、コンテキスト情報生成部105は、生成したコンテキスト情報800と当該コンテキスト情報800の生成の基となった再現性のあるユーザの状況に関する複数のシーン情報500との対応づけを行う。コンテキスト情報800とは、再現性のあるユーザの状況を示す情報であり、例えば、ユーザのシーン情報500をすべての日毎に分析して、すべての日について1日をユーザの状況によって分割し、すべての日について分析した日単位の分析結果を総合してさらに分析し、日単位において発生する確率の高いユーザの状況を洗い出し、洗い出した発生する確率の高いユーザの状況のそれぞれをコンテキスト情報800とする。具体的には、例えば、ユーザについて「平日の7時から7時30分までは家から駅までを歩行中である」という情報、あるいは「平日の8時から9時20分までは乗車中である」という情報、またあるいは「休日の13時から15時までは公園内をサイクリング中である」という情報等のそれぞれがコンテキスト情報800となる。すなわち、コンテキスト情報生成部105は、ヒストリー蓄積部104の情報を元に、ユーザの操作とユーザの操作時の状況情報との間に顕著な関連性が認識される再現性のある状況情報を抽出してコンテキスト情報800として生成し、生成したコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106に蓄積する。コンテキスト情報800の詳細については後述する。
状況監視部107は、状況情報取得部102が取得した状況情報等からユーザの現在の状況を示す現況情報を取得して、取得した現況情報とコンテキスト情報蓄積部106に蓄積されたコンテキスト情報を分析して、現況情報と合致するコンテキスト情報の有無を判断し、現況情報と合致するコンテキスト情報を抽出する。現況情報とは、ユーザの現在の状況(ユーザのおかれている環境やユーザの状態)を示した情報であり、例えば、当該時点の時刻、ユーザの現在位置、ユーザの移動速度等の情報である。そして、状況監視部107は、抽出したコンテキスト情報800に基づいて、ユーザの現在の状況に応じた適切な操作情報を選出する。状況監視部107は、上記の機能を実現するために情報判断抽出部108と操作情報選出部109とを備えている。
情報判断抽出部108は、ユーザの現在の状況である現況情報を取得して、取得した現況情報の内容とコンテキスト情報蓄積部106に蓄積されたコンテキスト情報800の内容とが所定の条件のもとで一致するか否かを処理装置により判断して、現況情報と所定の条件のもとで一致すると判断されたコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106から抽出する。
操作情報選出部109は、情報判断抽出部108が抽出したコンテキスト情報800と対応づけられている複数のシーン情報500について、ユーザが過去に行った操作情報を求め、求めた操作情報の出現率を処理装置により算出して、算出した操作情報の出現率に基づいて少なくとも1つ以上の操作情報を選出する。
次に、図4〜図15を用いて、実施の形態1における情報処理装置1001の情報処理方法及び情報処理プログラムの動作について説明する。
ここで、ヒストリー生成部103(履歴情報生成部)が、状況情報取得部102の取得した状況情報とユーザ操作情報取得部101の取得した操作情報とを対応づけて生成するシーン情報500(履歴情報)について、図4を用いて説明する。
図4は、実施の形態1に係るシーン情報500のデータ項目を示す図である。シーン情報500は、ヒストリー蓄積部104に蓄積される1シーン(1Scene、1場面ともいう)単位の情報である。すなわち、ヒストリー蓄積部104に蓄積されるシーン情報500は、例えば、一定時間毎のユーザのシーン(Scene、場面、事象ともいう)であり、当該シーンにおける時刻情報、ユーザの位置を示す位置情報、ユーザの移動速度を示す速度情報、ユーザの体調情報等と、当該シーンにおいてユーザが行った操作情報等が含まれている。シーン情報500は、以下のデータ項目から構成されている。
以下のデータ項目は、ヒストリー生成部103が、状況情報取得部102の取得した状況情報とユーザ操作情報取得部101の取得した操作情報とに基づいて、処理装置を用いて、抽出・検索・参照・比較・演算・計算の処理を行ってシーン情報500の各データ項目に設定する。データ項目によっては、状況情報取得部102あるいはユーザ操作情報取得部101が、情報の取得時にシーン情報500に設定する形式に合わせて処理装置を用いて抽出・検索・参照・比較・演算・計算の処理を行っておいても構わない。
シーンID501は、シーン情報500を一意に識別する識別子である。日時502(dt)は、当該シーン(当該事象)発生の日時の情報であり、時刻情報の一例である。
緯度503(lat)は、当該シーン(当該事象)の発生場所の緯度であり、経度504(lon)は、当該シーン(当該事象)の発生場所の経度である。地点ID505(Point_ID)は、当該シーン(当該事象)の発生場所を示すIDであり、例えば、Suica(登録商標)等のセンサを経由して取得した駅名コードなどである。地点名称506(Point_Name)は、当該シーン(当該事象)の発生場所を示す名前であり、例えば、駅名、建物名などでもよいし、マイクにより収集した駅でのアナウンスを音声認識により取得した場所に関する情報や、地図DBなどから取得した場所に関する情報等でもよい。緯度503(lat)、経度504(Lon)、地点ID505(Point_ID)及び地点名称506(Point_Name)は、位置情報の一例である。
Cngstn_level507は、当該シーン(当該事象)の発生の混雑度レベルを示す値であり、例えば、マイクから拾った環境音の音量を数値化した値等である。Cngstn_level507は、ユーザの環境情報の一例である。ECG508は、当該シーン(当該事象)の発生時点のユーザの体調や体の状態などの情報となる生体センサ情報であり、例えば、心電センサの値等である。ECG508は、ユーザの体調情報の一例である。
APP識別子509は、当該シーン(当該事象)の発生時点でユーザが使用したアプリケーションの情報を一意に識別するアプリ識別子である。図4においては、APP識別子509は、mail、browser、mediaplayer等のように、TEXTすなわち文字列で例示しているが、特に文字列に限られず、例えば、アプリケーションへの実行パスなどでも良い。またAPP識別子509とアプリケーションソフトの実行パスを別テーブルに持つ方法でも良い。当該シーン(当該事象)の発生時点で使用アプリがない場合は、APP識別子509にはNULLが設定される。param1(5101)〜paramN(501N)は、アプリ毎に定まる任意の数のアプリで使用するデータである。例えば、browserにおけるアクセスURLなど、アプリ毎に定まる0以上の任意の個数のパラメータである。APP識別子509とその使用データ(使用パラメータ)param1(5101)〜paramN(501N)は、操作情報の一例である。なお、APP識別子509とその使用データ(使用パラメータ)param1(5101)〜paramN(501N)とのセットは、複数備えることも可能(可変長)である。
曜日512(Day)は、当該シーン(当該事象)の発生時の曜日を示すデータである。
速度513(Speed)は、当該シーン(当該事象)の発生時のユーザの移動速度である。速度513(Speed)は、例えば、GPSなどの位置情報があれば、直前のシーン情報500の位置情報と時刻情報から算出して設定される。GPSが陰の場合など速度が取れない場合は失敗を表す−1などの値が設定される。isGpsBhind514は、GPSセンサを用いる場合に、GPSの陰(値が取れない状態)か否かを示す値である。GPSを用いない場合も、GPSの値は取れないので陰として値が設定される。
コンテキストID515は、当該シーン情報500が属するコンテキスト情報800(反復性のある状況)のIDであり、デフォルトは0である。コンテキスト情報生成部105によってコンテキスト情報800が生成された後に、コンテキスト情報生成部105によってコンテキストIDが書き込まれる。なお、コンテキストID515にて示すコンテキストIDは図8にて示すコンテキスト情報蓄積部106に蓄積されるコンテキスト情報におけるContextID801と同じものであり、コンテキスト情報生成部105は、このコンテキストIDによりコンテキスト情報蓄積部106のコンテキスト情報800とヒストリー蓄積部104におけるシーン情報500との結び付け(対応付け)を行う。
図5は、実施の形態1における情報処理装置1001のヒストリー生成処理(履歴情報生成処理)とコンテキスト情報生成処理の一連の処理を示すフロー図である。
ヒストリー生成部103によるヒストリー生成処理、及び、コンテキスト情報生成部105によるコンテキスト情報生成処理は、ユーザの操作により起動されてもよいし、あるいは、自動起動であってもよい。
ヒストリー生成部103は、ユーザ操作情報取得部101が記憶した操作情報と状況情報取得部102が記憶した状況情報とにおいて、ヒストリー蓄積部104へ蓄積すべき更新データがあるか否かを処理装置を用いて判定する(S301)。ヒストリー生成部103は、状況情報取得部102が取得した各種センサログ(状況情報)あるいはユーザ操作情報取得部101が取得した各種アプリログ(ユーザのアプリケーションのデータ(操作情報))において、ヒストリー蓄積部104へ蓄積すべき情報があるか否か、すなわちシーン情報500に設定すべきセンサログあるいはアプリログのデータがあるか否かを処理装置により判定する。ヒストリー生成部103は、センサログあるいはアプリログの示す取得日時が、ヒストリー蓄積部104に蓄積されている最新のシーン情報500の日時502よりさらに新しい日時を示すセンサログあるいはアプリログある場合に、更新すべきデータがあると判断する。また、あるいは、ヒストリー蓄積部104にセンサログ及びアプリログの最新更新データ等を示す更新情報を備え、ヒストリー生成部103が当該更新情報とセンサログ及びアプリログ等を比較することにより、更新すべきデータがあるか否かを判断してもよい。
<S302:ヒストリー生成処理(履歴情報生成処理)>
S301にて、ヒストリー蓄積部104へ蓄積すべき更新データがあると判定された場合(S301でYes)は、ヒストリー生成部103は、シーン情報500を生成して(シーン情報生成処理)、生成したシーン情報500をヒストリー蓄積部104に蓄積してヒストリー蓄積部104を更新する(ヒストリー更新処理)。
<S303:コンテキスト情報生成処理>
次に、コンテキスト情報生成部105は、ヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500を処理装置により分析して、再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報800を生成して、生成したコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106に蓄積してコンテキスト情報蓄積部106を更新する(S303:コンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理)。
S301にて、ヒストリー蓄積部104へ蓄積すべき更新データがないと判定された場合(S301でNo)は、ヒストリー生成部103は、処理を終了する。
<ヒストリー生成処理>
次に、図6を用いて、図5におけるS302に示すヒストリー生成処理(履歴情報生成処理、履歴情報生成プログラム)の一例について説明する。図6は、実施の形態1におけるヒストリー生成処理(履歴情報生成処理、履歴情報生成プログラム)を示すフロー図である。
処理を開始すると、ヒストリー生成部103は、状況情報取得部102が取得したセンサログ(状況情報)のデータにおいて、ヒストリー蓄積部104へ蓄積すべき情報があるか否か、すなわちシーン情報500に設定すべきセンサログ(状況情報)のデータがあるか否かを処理装置により判定する(S401)。ヒストリー生成部103は、状況情報取得部102によって取得された各種センサログ(状況情報)の取得日時が、ヒストリー蓄積部104に蓄積されている最新のシーン情報500の日時502より、さらに新しい日時を示す場合に、更新すべきデータがあると判断する。
本実施の形態においては、状況情報取得部102は、状況情報として、GPSセンサ、傾きセンサ、生体情報センサ等のセンサ類や時計等の「ユーザを取り巻く環境に関する情報を取得する装置」からセンサログを取得して記憶装置に記憶しているものとする。状況情報取得部102は、具体的には、上述したシーン情報500のデータ項目に設定するデータとして、各種センサ類のセンサログから緯度、経度、時刻、地点ID、地点名称、心拍数、混雑度レベル等を取得して記憶装置に記憶しているものとする。状況情報取得部102は、例えば、各種センサ類のセンサログを一次ファイルに取得して、シーン情報500のデータ項目に設定する形式のデータに変換して、バックアップ用フォルダに移動させておいてもよい。これにより、ヒストリー生成部103は、取得した状況情報の各種データが更新データであるか否かを判定することができる。また、状況情報取得部102は、各種センサ類のセンサログを一次ファイルに取得して、取得したままの形式のデータで、バックアップ用フォルダに移動させておいてもよい。この場合は、ヒストリー生成部103は、取得した状況情報の各種データが更新データであるか否かを判定する時に、バックアップ用フォルダに移動させたデータをシーン情報500のデータ項目に設定する形式に変換して判定する。
本実施の形態においては、ユーザ操作情報取得部101は、メールおよびブラウザのアプリケーションのデータを取得して記憶装置に記憶しているものとする。
ユーザ操作情報取得部101は、例えば、各種アプリケーションのアプリログを一次ファイルに取得して、シーン情報500のデータ項目に設定する形式のデータに変換して、バックアップ用フォルダに移動させておいてもよい。これにより、ユーザ操作情報取得部101は、取得したアプリケーション(操作情報)の各種データが更新データであるか否かを判定することができる。また、ユーザ操作情報取得部101は、各種アプリケーションのアプリログを一次ファイルに取得して、取得したままの形式で、バックアップ用フォルダに移動させておいてもよい。この場合は、ヒストリー生成部103は、取得したアプリログの各種データが更新データであるか否かを判定する時に、バックアップ用フォルダに移動させたデータをシーン情報500のデータ項目に設定する形式に変換して判定すればよい。
状況情報取得部102が取得する状況情報は、上記に例示するデータに限らず、状況情報取得部102が取得することができる他の形式を含む位置情報、時刻情報、速度情報等の状況情報に差し替えても構わない。また、ユーザ操作情報取得部101が取得するユーザのアプリケーション(操作情報)についても、上述のアプリケーションでなくでも構わない。
S401にて、新しく更新すべきセンサログ(状況情報)があると判定されると(S401にてYes)、ヒストリー生成部103は、シーン情報500に設定すべきデータを記憶装置に記憶されたセンサログ(状況情報)から抽出してシーン情報500に設定する(S402)。
S401にて、センサログ(状況情報)のデータにおいて新しく更新すべきデータがないと判定されると(S401にてNo)、ヒストリー生成部103は、S403に処理を移す。
次に、S403では、ヒストリー生成部103は、ユーザ操作情報取得部101が取得したアプリログ(ユーザのアプリケーションのデータ(操作情報))において、ヒストリー蓄積部104へ蓄積すべき情報があるか否か、すなわちシーン情報500に設定すべきアプリログ(ユーザのアプリケーションのデータ(操作情報))があるか否かを処理装置により判定する(S403)。ヒストリー生成部103は、ユーザ操作情報取得部101によって取得されたアプリログの取得日時が、ヒストリー蓄積部104に蓄積されている最新のシーン情報500の日時502より、さらに新しい日時を示す場合に、更新すべきデータがあると判断する。
S403にて、アプリログ(ユーザのアプリケーションのデータ(操作情報))において新しく更新すべきデータがあると判定されると(S403にてYes)、ヒストリー生成部103は、シーン情報500に設定すべきデータを記憶装置に記憶されたアプリログ(ユーザのアプリケーションのデータ(操作情報))から抽出してシーン情報500に設定(追加)する(S404)。
ヒストリー生成部103は、生成したシーン情報500をヒストリー蓄積部104に蓄積して、ヒストリー蓄積部104を更新(追加)する(S405)。
<コンテキスト情報生成処理>
次に、図7を用いて、コンテキスト情報生成部105のコンテキスト情報生成処理(コンテキスト情報生成プログラム)について説明する。
図7は、実施の形態1に係るコンテキスト情報生成処理の一連の処理の流れを示すフロー図である。コンテキスト情報生成部105によるコンテキスト情報生成処理は、ユーザの操作により起動されてもよいし、あるいは、自動起動であってもよい。
処理を開始すると、コンテキスト情報生成部105は、ヒストリー蓄積部104に蓄積されたシーン情報500(履歴情報)を処理装置により分析して、一週間以上の期間のシーン情報500が蓄積されたか否かを処理装置を用いて判定する(S601)。ここで、本実施の形態では、1週間以上をシーン情報500の蓄積期間の条件としているが、これに限られる訳ではなく、所定の期間を設定してもよい。S601で所定(1週間)以上の期間のシーン情報500(ログ)が蓄積されていると判定されると(S601でYes)、S602へ進む。S601で所定(1週間)以上の期間のシーン情報500(ログ)が蓄積されていないと判定されると(S601でNo)、コンテキスト情報生成部105は、処理を終了する。
コンテキスト情報生成部105は、コンテキスト情報蓄積部106に蓄積される複数のコンテキスト情報800に最新のシーン情報500を反映済みか否かの判定を処理装置により行う(S602)。コンテキスト情報生成部105は、例えば、コンテキスト情報蓄積部106を更新する毎に更新時刻を記憶装置に記憶して、ヒストリー蓄積部104に蓄積された最新のシーン情報500の時刻が、コンテキスト情報蓄積部106の最新の更新時刻よりも前の時刻であった場合は反映済みと判断することで判定することができる。
S602にて、コンテキスト情報蓄積部106が最新ではないと判定された場合(S602でNo)、コンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理(S603)へと進む。S603(コンテキスト情報生成処理・コンテキスト情報蓄積部更新処理)では、コンテキスト情報生成部105は、ヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500に基づいて、処理装置を用いて、ユーザの一日毎において生活に区切りの見られる時間帯情報の分析および生成を行い、切り出した時間帯情報を元にコンテキスト情報800を生成し、生成したコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106へ蓄積(登録・保存)して、コンテキスト情報蓄積部106を更新する。S603(コンテキスト情報生成処理・コンテキスト情報蓄積部更新処理)の詳細については、図9の説明にて後述する。
S602にて、コンテキスト情報蓄積部106が最新であると判定された場合(S602でYes)、コンテキスト情報生成部105は、処理を終了する。
ここで、コンテキスト情報生成処理にて生成するコンテキスト情報蓄積部106へ登録する個々のコンテキスト情報800(再現性のあると考えられる分析・判定済の状況情報)について図8を用いて説明する。図8は、実施の形態1に係るコンテキスト情報800のデータ項目を示す図である。
コンテキスト情報800は、後述するように、ヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500(履歴情報)をコンテキスト情報生成部105が分析することにより再現性のあると判断することができるユーザの状況に関するデータをコンテキスト情報生成部105が設定する情報である。
以下のデータ項目は、コンテキスト情報生成部105が、ヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500(履歴情報)に基づいて、処理装置を用いて、抽出・検索・参照・比較・演算・計算の処理を行ってコンテキスト情報800の各データ項目に設定する。
コンテキストID801は、コンテキスト情報蓄積部106に登録されるコンテキスト情報800を一意に識別する識別子である。
速度区分802は、予め設定されているか、あるいは、コンテキスト情報生成部105がヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500(履歴情報)を分析した結果設定される所定の速度範囲である。例えば、ユーザの移動速度に応じてユーザの状況(ユーザの状態)を示すための速度区分であり、速度区分802は、ユーザの移動速度に応じたユーザの状態を、停止中(Stay)、歩行中(Walking)、ランニング中(Running)、サイクリング中(Cycling)、自動車や列車などへの乗車中(on Boading)に区分している。コンテキスト情報生成部105は、GPS情報を利用して速度区分を割り出す場合は、GPSが陰になっている部分については、陰から出た時点での平均時速を割り出し、最も近い速度区分に割り当てる等の処理を行う。速度区分802は、コンテキスト情報に含まれる再現性のある状況情報を示すための速度区分情報の一例である。
タイムスロットID803は、再現性のあるユーザの状況が継続する時間帯(タイムスロット)を一意に識別するための識別子である。再現性のあるユーザの状況を表す(再現性のあるユーザの状況が継続する)時間帯(タイムスロット)とは、予め設定される時間帯の区分でもよいし、あるいは、コンテキスト情報生成部105がヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500(履歴情報)を分析した結果、決定される再現性のあるユーザの状況(ユーザの状態)が発生している時間帯(タイムスロット)でもよい。例えば、あるタイムスロットAは、ユーザが停止中でかつ家にいる状況が継続する時間帯を示すタイムスロット(時間帯)であり、また、あるタイムスロットBは、ユーザが歩行中でかつ家と駅との間の地点にいる状況が継続している時間帯を示すタイムスロット(時間帯)である。すなわち、本実施の形態では、タイムスロット(時間帯)の情報を作成することが、コンテキスト情報800の情報を生成することとなる。
本実施の形態では、タイムスロットID803は、各曜日毎、平日毎、休日毎における各タイムスロット(時間帯)を一意に表すための識別子となっている。したがって、タイムスロットID803は、曜日、平日、休日の日区分毎の時間区分を示すために、図8のタイムスロットID803の備考欄に示したように、timeSlot_Monという識別子とiという時間の早い順にあるいは分析が早く終わった順に昇順に付与する時間区分番号による、曜日の識別子と一日における時間区分番号とを用いて時間帯(タイムスロット)を一意に識別するためのタイムスロットID803としている。
タイムスロット開始時間804は、タイムスロットID803により示された当該タイムスロット(時間帯、時間区分)の開始時刻を示す。タイムスロット終了時間805は、タイムスロットID803により示された当該タイムスロット(時間帯、時間区分)の終了時刻を示す。ここで、タイムスロットID803とタイムスロット開始時間804とタイムスロット終了時間805とで示されるタイムスロット(時間帯)の時間帯は、再現性のあるユーザの状況を示すための時間帯情報の一例である。
開始緯度経度806は、当該コンテキスト情報800が示す再現性のあるユーザの状況(ユーザの状態)が開始された位置(発生場所)の平均緯度経度を示す。終了緯度経度807は、当該コンテキスト情報800が示す再現性のあるユーザの状況(ユーザの状態)が終了した位置(終了場所)の平均緯度経度を示す。ここで、開始緯度経度806と終了緯度経度807とは、再現性のあるユーザの状況を示すための位置範囲情報の一例である。
有効範囲開始時間808は、当該コンテキスト情報800が示す再現性のあるユーザの状況(ユーザの状態)の発生認識の有効範囲時間である。本実施の形態では、タイムスロット開始時間804からマイナスしてよい時間であり、単位は分である。有効範囲終了期間809は、当該コンテキスト情報800が示す再現性のあるユーザの状況(ユーザの状態)の終了認識の有効範囲時間である。本実施の形態では、タイムスロット終了時間805にプラスしてよい時間であり、単位は分である。
コンテキスト情報800の具体的なデータ設定については、後述するコンテキスト情報生成処理にて説明する。
次に、図9〜図10を用いて、図7に示したコンテキスト情報生成処理におけるコンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理(S603)について説明する。図9は、実施の形態1におけるコンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理の流れを示すフロー図である。図10は、実施の形態1におけるコンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理の流れを示すフロー図である。本実施の形態では、コンテキスト情報生成部105は、コンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理(S603)においてヒストリー蓄積部104に蓄積された複数のシーン情報500を分析して、コンテキスト情報の生成及びコンテキスト情報蓄積部の更新の処理を行う。
本実施の形態では、コンテキスト情報800は、月曜から日曜までの各曜日、平日、休日毎に作成する。S701からS715で示す複数のシーン情報500の分析、上述したタイムスロット(時間帯)の情報の分析、およびこれらの分析に基づくコンテキスト情報の生成処理は、月曜から日曜までの各曜日、平日(月曜から金曜)、休日(土曜、日曜、祝日)毎にそれぞれ同様の処理を行うものとする(S701、S715)。
<基準タイムスロット生成処理>
コンテキスト情報生成部105は、まず、タイムスロット(時間帯)情報を作成する上で基準となるユーザが停止中(Stay)のタイムスロットから作成する。
処理を開始すると、コンテキスト情報生成部105は、図示しないカレンダー情報(曜日、平日、休日区分情報を含む)から日区分(月曜から日曜の各曜日か平日か休日の区分)を判断し、ヒストリー蓄積部104から処理対象日区分(処理対象の曜日、平日、休日のいずれか)毎に1日の開始点が停止中(Stay:速度513の値が0)のシーン情報500をすべて抽出して、抽出したシーン情報500の位置を取得する(S702)。1日の開始点とは、予め決定されている時刻であり、例えば、本実施の形態では午前3時としている。すなわち、S702において、コンテキスト情報生成部105は、処理対象日区分のシーン情報500をすべて(例えば、月曜日のシーン情報500すべて)を検索して、1日の開始点である午前3時の時点で停止中のシーン情報500を抽出して、その位置を取得する。
コンテキスト情報生成部105は、抽出されたシーン情報500について、当該シーン情報500の位置情報が50%を超える確率で同じ位置を示しているシーン情報500があるか否かを処理装置により判定する(S703)。本実施の形態では、50%の確率を条件としたが、所定の確率を設定して構わない。S703で、抽出したシーン情報500のうち50%以上の確率で同じ位置にあるシーン情報があると判定された場合、コンテキスト情報生成部105は、50%以上の確率で同じ位置であると判定されたシーン情報500をすべて抽出して記憶装置に記憶する。さらに、同じ状況(停止中で同じ位置)が続く一連のシーン情報500についても50%以上の確率で同じ場所で停止中となるシーン情報500を連続して抽出する(S704)。
コンテキスト情報生成部105は、S704にて抽出したすべてのシーン情報500を分析して、連続したStay状態のタイムスロットを作成して、作成したタイムスロットの情報をコンテキスト情報800としてコンテキスト情報蓄積部106へ登録(蓄積)するとともに、登録したコンテキスト情報800作成の基となったすべてのシーン情報500について、登録したコンテキスト情報800のコンテキストID801をシーン情報500のコンテキストID515に設定する(S705)。これにより、コンテキスト情報生成部105は、生成したコンテキスト情報800と当該コンテキスト情報800の生成の基となった再現性のあるユーザの状況に関する複数のシーン情報500との対応づけを行うことができる。
コンテキスト生成部105は、該当する日(分析対象の曜日など)の中で分析対象としたシーン情報500の次に停止中(Stay)に入るシーン情報500を抽出して位置情報を取得し、S703へ処理をもどす(S706)。
コンテキスト情報生成部105は、S705において、S704にて抽出したすべてのシーン情報500を分析して、以下の内容の基準タイムスロット(同じ位置で停止中の時間帯)の情報からなるコンテキスト情報800を生成し、コンテキスト情報蓄積部106へ登録する。以下に、コンテキスト情報生成部105が、コンテキスト情報800に設定するデータ項目について説明する。
<コンテキスト情報(基準タイムスロット)>
・速度区分801(SpeedSection)=停止中(Stay)。
・タイムスロット開始時間804(StartTime)=停止中(Stay)となった時刻の平均値。一日の開始点の場合はシステムに応じて決定された値(例えば、本実施の形態の場合は午前3時)。
・タイムスロット終了時間805(EndTime)=停止中(Stay)から出る時刻の平均値。一日の終了点の場合はシステムに応じて決定された値。
・タイムスロットID803(TimeSlot_ID)=各日区分の識別子を含むID。(timeSlot_Mon[i]など。各日区分の識別子はMon(月曜日を表す)。iは、各日区分におけるタイムスロットの作成の順番に付与される番号である。一日の開始点でiは0を開始番号とする。タイムスロットが作成される順番にiがインクリメントされて付与される。基準タイムスロットがN個作成されるとすると、0≦i≦Nとなる。)
・開始緯度経度806(Start(Lat,Lon))=終了緯度経度807(End(Lat,Lon))=Stayとなった位置の範囲の情報。同一視することができる誤差範囲はシステム全体で規定された値でよい。例えば、開始緯度経度806地点と終了緯度経度807地点とを結んだ直線を対角線とする矩形範囲内を同一視する位置範囲の情報とする。あるいは、開始緯度経度806地点と終了緯度経度807地点とを結んだ直線を直径とする円形範囲内を同一視する位置範囲としても良い。
・有効範囲開始時間808(validTimeStart)=コンテキスト情報発生の有効範囲時間(StartTimeの時刻からの−時間。S704で抽出して分析対象とする複数のシーン情報500の中で最も早い開始時刻とStartTimeとの差分)。
・有効範囲終了時間(validTimeEnd)=コンテキスト情報終了の有効範囲時間(EndTimeの時刻からの+時間。S704で抽出して分析対象とする複数のシーン情報500の中で最も遅い終了時刻とEndTimeとの差分)。
コンテキスト情報生成部105は、上述したように、S705でコンテキスト情報蓄積部106に登録されたコンテキスト情報800のコンテキストID801をヒストリー蓄積部104から抽出されたシーン情報500にも登録を行う。コンテキスト情報生成部105は、コンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新後、再び判定処理S703へと戻り、50%を超える確率(所定の確率でもよい)で同じ場所で停止中(Stay)となっていないと判定されるまでS703〜S706までの一連の処理を繰り返し行う。
基準タイムスロット作成処理によって、処理対象の日区分(例えば、月曜日等)について、ユーザが停止中(Stay)の状態であるタイムスロットがすべて作成される。これは、ヒストリー蓄積部104に蓄積されたシーン情報500において、処理対象の日区分に該当するすべて日のすべてのシーン情報500を分析したものである。
次に、コンテキスト情報生成部105は、基準タイムスロット作成処理(Sで作成した基準タイムスロット(停止中のタイムスロット)間の時間帯における、速度区分毎すなわちユーザの状態毎のタイムスロットを作成する(S707)。
コンテキスト情報生成部105は、S703で50%を越える確率で同じ位置でStayとなるシーン情報500がないと判定された場合はS707,S708へと処理を移す。コンテキスト情報生成部105は、速度区分がWalking状態の場合について示しているが、他の速度区分があれば、タイムスロットによって埋まっていない時間帯があればS707からS714の処理を繰り返す。
コンテキスト情報生成部105は、分析対象日区分毎のタイムスロットのID(k=0〜Nとする)のkについて0を設定し(S708)、対象となるタイムスロットについて順次分析を行う。既に作成済みのタイムスロットをN個とすると、0≦k≦N−1となる。
コンテキスト情報生成部105は、分析対象日(月曜の分析を行っている場合、ヒストリー蓄積部104中のシーン情報500で月曜日のシーン情報500)でかつ、k番目とk+1番目のタイムスロットの間の時間にて発生したシーン情報500でかつ連続してWalkingとなる一連のシーン情報500を抽出する。コンテキスト情報生成部105は、抽出したシーン情報500の中から、k番目のタイムスロットの位置とk+1番目のタイムスロットの位置を対角線とする矩形領域内に50%以上の確率(所定の確率で構わない)で存在するシーン情報500群を抽出する(S709)。
コンテキスト情報生成部105は、S709で抽出されたシーン情報500群があるか否かを判定し(S710)、抽出したシーン情報500群がある場合はそのシーン情報500群を分析して、処理対象となっている速度区分(例えば歩行中(Walking))で同じ位置あるいは同一視することができる位置にいる時間帯のタイムスロットを作成し、作成したタイムスロットの情報から以下の内容のコンテキスト情報800を生成する。コンテキスト情報生成部105は、生成したコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106に登録(蓄積)するとともに、登録したコンテキスト情報800のコンテキストIDを生成の基となったS709で抽出したシーン情報500のコンテキストID515に登録する(S711)。以下に、コンテキスト情報生成部105が、S711で生成するコンテキスト情報800のデータ項目について説明する。
<コンテキスト情報設定項目(基準タイムスロット間のコンテキスト情報)>
・速度区分801(SpeedSection)=歩行中(Walking)
・タイムスロット開始時間804(StartTime)=歩行中(Walking)となった時刻の平均値。すなわち、S704で抽出したシーン情報500群について一日毎で一番早い時刻の平均値を算出した値。
・タイムスロット終了時間805(EndTime)=歩行中(Walking)から出る時刻の平均値。すなわち、S704で抽出したシーン情報500群について一日毎で一番遅い時刻の平均値を算出した値。
・タイムスロットID803(TimeSlot_ID)=各日区分の識別子を含むID。(timeSlot_Mon[i]など。各日区分の識別子はMon(月曜日を表す)。iは、各日区分におけるタイムスロットの作成の順番に付与される番号である。タイムスロットが作成される順番にiがインクリメントされて付与される。歩行中(Waiking)のタイムスロットに関しては、iはN+1から開始する。)
・開始緯度経度806(Start(Lat,Lon))=終了緯度経度807(End(Lat,Lon))=Stayとなった位置の範囲の情報。同一視することができる誤差範囲はシステム全体で規定された値でよい。例えば、開始緯度経度806地点と終了緯度経度807地点とを結んだ直線を対角線とする矩形範囲内を同一視する位置範囲の情報とする。あるいは、開始緯度経度806地点と終了緯度経度807地点とを結んだ直線を直径とする円形範囲内を同一視する位置範囲としても良い。
・有効範囲開始時間808(validTimeStart)=コンテキスト情報発生の有効範囲時間(StartTimeの時刻からの−時間。S704で抽出して分析対象とする複数のシーン情報500の中で最も早い開始時刻とStartTimeとの差分)。
・有効範囲終了時間(validTimeEnd)=コンテキスト情報終了の有効範囲時間(EndTimeの時刻からの+時間。S704で抽出して分析対象とする複数のシーン情報500の中で最も遅い終了時刻とEndTimeとの差分)。
コンテキスト情報生成部105は、上述したように、コンテキスト情報蓄積部106に登録されたコンテキスト情報800のコンテキストID801を、S709にて抽出され当該コンテキスト情報生成の基となったシーン情報500群のコンテキストID515に付与して登録する(S711)。S711終了後、コンテキスト情報生成部105は、S701〜S706までの一連の処理にて生成した基準タイムスロット間の全ての時間帯について分析済か否かについて判定し、分析済と判定された場合(S712でYes)は、S714へ処理を移す。分析済ではないと判定された場合(S712でNo)は、コンテキスト情報生成部105は、次のタイムスロット間に分析対象のタイムスロット間の時間帯を設定し(S713)、再び、処理ステップS709へ戻り、判定処理ステップS712で全ての時間帯について分析済と判定されるまで処理を繰り返す。
<状況監視処理>
次に、図11〜図15を用いて状況監視処理(情報判断抽出処理、操作情報選出処理)について説明する。
状況監視処理は、現況情報取得処理、情報判断抽出処理、操作情報選出処理とから構成される。現況情報取得処理では、ユーザの現在の状況である現況情報(位置情報、速度情報、時刻情報等)を抽出する。
情報判断抽出処理では、取得した現況状況の内容とコンテキスト情報蓄積部106に蓄積されているコンテキスト情報800の内容とをコンテキスト情報検索条件(所定の条件)のもとで比較して、内容が一致するかあるいは最も近似するコンテキスト情報を検索して抽出する処理を行う。本実施の形態における、コンテキスト情報検索条件は、速度/位置/時刻の3つの条件の組み合わせにより設定される。また、それぞれのコンテキスト情報検索条件には、条件の強弱により重み付け係数を対応させ、後述する対応するコンテキスト情報検索条件により検出されたコンテキスト情報に基づくアプリケーション利用状況ランキングの際に利用する。
操作情報選出処理では、現況と同じか最も近いと判断されて抽出されたコンテキスト情報800に基づいて、ユーザの現況においてユーザが操作する可能性が最も高いアプリケーション(操作情報)を選出してランク付けを行う。
図11は、本実施の形態に係る現況情報取得処理及び情報判断抽出処理を示すフロー図である。図12は、実施の形態1に係る操作情報選出処理を示すフロー図である。図13は、コンテキスト情報検索条件と重み付けIDとの対応、及び対応するコンテキスト情報検索条件により検出されたコンテキスト情報に基づくアプリケーション利用状況ランキングの際の重み付け係数を示す表である。図14は、実施の形態1におけるアプリ別ランキング情報定義テーブルである。図15は、実施の形態1における推奨アプリケーション情報テーブルを示す図である。
ここで、図13を用いて、コンテキスト情報検索条件と重み付けIDΦ(i)との対応、及び対応するコンテキスト情報検索条件により検出されたコンテキスト情報に基づくアプリケーション利用状況ランキングの際の重み付け係数について説明する。
図13において、列のセンサ条件(コンテキスト情報検索条件)重み付け1401は、センサ条件(コンテキスト情報検索条件)における速度、位置、時刻の組み合わせパターンとこれらの組み合わせパターンに対応する重み付け係数を表すものである。センサ条件の重み付けの組み合わせとしては1402に示すように速度/位置/時刻、速度/位置、速度/時間、速度、位置、時刻に対し、それぞれ1、0.8、0.8、0.5、0.3、0.3の重み付け係数が対応している。すなわち、コンテキスト情報の内容と現況情報の内容とを比較する場合に、速度/位置/時刻からなる3つの条件のもとで比較して一致するコンテキスト情報を抽出する。条件が多い方が、現況状況とコンテキスト情報の示す状況とがより近いので、重み付け係数も大きくなる。
行の日区分重み付け1403は、日区分の条件(例えば、曜日区分と平日休日区分)による重み付け係数をあらわすものである。1405に示すように、各曜日区分の場合と平日休日区分の場合に対して、それぞれ1と0.9の重み付け係数が対応する。
図13では、センサ条件による重み付け係数と日区分条件による重み付け係数との組み合わせにより、φ(1)〜φ(12)で示すような重み付けIDで指定可能な重み係数の定義を例示している。例えば、1404にて示すように、重み付けIDφ(4)で指定可能な重み係数は0.72ということになる。
図11において、状況監視部107は、処理を開始すると、情報処理装置1001のシャットダウン要求があるか否かを判定し(S901)、シャットダウン要求がないと判定された場合(S901でNo)は、S902へと進む。
<現況情報取得処理>
情報判断抽出部108は、現況情報を取得する。情報判断抽出部108は、例えば、図示しないカレンダーから曜日や祝祭日に当たるか否かに関する現在の日区分情報、現在の移動速度情報、現在の位置情報、現在の時刻情報等を取得する(S902)。
<情報判断抽出処理>
情報判断抽出部108は、S902で現況情報の取得が完了すると、コンテキスト情報検索条件の検索条件番号のパラメータiを先頭の1にセットする(S903)。情報判断抽出部108は、コンテキスト情報検索条件を重み付けIDΦ(i)に対応するコンテキスト情報検索条件に設定する(S904)。情報判断抽出部108は、設定したコンテキスト情報検索条件に基づいて、現況状況の内容とコンテキスト情報蓄積部106の複数のコンテキスト情報800の内容とを比較判断して、設定したコンテキスト情報検索条件のもとで現況状況の内容と一致するコンテキスト情報800を処理装置により検索する(S905)。
情報判断抽出部108の情報判断処理について以下に詳しく説明する。
情報判断抽出部108は、iの値に対応する重み付けID(i)をコンテキスト情報検索条件として設定し(S904)、コンテキスト情報蓄積部106からコンテキスト情報検索条件と一致するコンテキスト情報800を検出する。指定されたコンテキスト検索条件は、図13で示すように、速度/位置/時刻のうち一つ以上を組み合わせた検索条件であり、情報判断抽出部108は、コンテキスト情報蓄積部106内の個々のコンテキスト情報800について、対象検索条件が含む個々の数値・値等が、以下の条件と合致するか否かを判定する。
・速度:現況の移動速度が、コンテキスト情報800における速度区分802にて示される速度区分に一致するか否か。
・時間:現在時刻が、コンテキスト情報800における誤差範囲を含めたタイムスロット開始時間804からタイムスロット終了時間805の範囲以内か否か。図8の例では、(タイムスロット開始時間804−有効範囲開始時間808)<現在時刻<(タイムスロット終了時間805+有効範囲終了時間809)であるか否か。
・位置:現在位置が、誤差範囲を含めたコンテキスト発生位置範囲以内か否かによって判定を行う。図8の例では現在の位置情報が((Start(Lat,Lon)806のLat−システム規定の誤差)<現在位置のLat(緯度)<((End(Lat,Lon)806のLat(緯度)+システム規定の誤差)OR(Start(Lat,Lon)806のLat+システム規定の誤差)>現在位置のLat>(End(Lat,Lon)807のLat−システム規定の誤差))AND((Start(Lat,Lon)806のLon(経度)−システム規定の誤差)<現在位置のLon(経度)<(End(Lat,Lon)807のLon(経度)+システム規定の誤差)OR(Start(Lat,Lon)806のLon+システム規定の誤差)>現在位置のLon>(End(Lat,Lon)806のLon−システム規定の誤差))を満たすか否か。
情報判断抽出部108は、S905での抽出結果から、抽出されたコンテキスト情報800があるか否かを判定する(S906)。S906で条件が一致するコンテキスト情報があったとされた場合(S906でYes)、情報判断抽出部108は、S907へ処理を移す。
S906で条件が一致するコンテキスト情報がないとされた場合(S906でNo)、情報判断抽出部108は、すべてのコンテキスト検索条件を設定したかを判断する(S909)。S909でまだ未設定の検索条件があると判断された場合は(S909でNo)、情報判断抽出部108は、iの値をインクリメントして(S910)、S904へ処理をもどす。S909ですべての検索条件を設定済みと判断された場合は(S909でYes)、情報判断抽出部108は、処理をSleep状態に移す(S912へ)。
情報判断抽出部108は、S904〜S910までの一連の処理の繰り返しにより、図13に例示するようなコンテキスト情報検索条件のもとで現況と一致する状況における、再現性のあるコンテキスト情報800をコンテキスト情報蓄積部106から抽出する。
<操作情報選出処理>
操作情報選出部109は、S905で抽出されたコンテキスト情報800のコンテキストID801と同じコンテキストIDをもつシーン情報500をヒストリー蓄積部104より検索して抽出する。操作情報選出部109は、抽出した複数のシーン情報500はすべて当該コンテキスト情報800の状況であると判断して、当該コンテキスト情報800の状況の発生(コンテキスト発生ともいう)回数C_n(コンテキスト発生回数)としてカウントする。次に、操作情報選出部109は、抽出した複数のシーン情報500のアプリケーション情報(App識別子509、param1(5101)〜paramN(510N))を抽出し、アプリケーション毎に利用回数A_n(アプリ利用回数)をカウントする(S905)。アプリケーションの利用回数A_nのカウント方法は、アプリケーション毎に定義する。例えば、アプリケーションがWebブラウザの場合は、ユーザが連続して同じトップドメインのページにアクセスした場合は、最後にアクセスしたものだけカウントする、などと規定する。
操作情報選出部109は、各アプリケーションの検出数(A_n)とコンテキスト発生回数(C_n)とから各アプリケーションの検出率(A_n/C_n)情報(出現率の一例)を処理装置により算出する(S905)。
操作情報選出部109は、各アプリケーションの検出数(A_n)の値に基づいて、推奨アプリ情報の作成に十分な検出が出来たか否かの判定を行う(S908)。操作情報選出部109は、アプリケーションのサンプル数が少ない場合を除外するために、アプリケーション毎に予め設定された下限値を用いて推奨アプリ情報の作成に十分な検出が出来たか否かの判定を行う。十分なアプリ数が検出されたと判定された場合(S908でYes)、操作情報選出部109は、S911に処理を移し、推奨アプリ情報生成処理を行う。十分なアプリ数が検出されていないと判定された場合(S908でNo)、操作情報選出部109は、S909へ処理を戻す。
操作情報選出部109は、S907で算出した検出率情報と予め記憶装置に記憶されているアプリ別ランク情報定義テーブル1101(図14参照)を用いて、推奨アプリケーション情報テーブル1501(図15参照)を生成して記憶装置に記憶する(S911)。操作情報選出部109は、算出したアプリケーション毎の検出率情報(A_n/C_n)と、アプリ別ランク情報定義テーブル1101とを照合し、各アプリケーションのランク付けを行う。操作情報選出部109は、検出された全てのアプリケーションに関するランク付けの終了後、ランクの高いアプリケーションから順番に、推奨アプリケーション情報テーブル1501に設定する。図15においては、3つのアプリケーションを選出しているが、所定の数を設定しても良い。この時、操作情報選出部109は、アプリケーション(APP)とアプリケーションと共に使用したデータ(AppData1〜AppDataN)に設定を行う。
操作情報選出部109が行う、アプリケーションと共に使用したデータ(AppData1〜AppDataN)の設定方法について説明する。
例えば、アプリケーションがブラウザ情報の場合、操作情報選出部109は、予め規定された所定の確率以上でトップドメインのURLが一致するものの中から、使用率が最も高いものを抽出する。操作情報選出部109は、例えば、画像のURL(.gif)を抜くなど特定の書式のURLを候補選択に対する処理方法として指定することも可能である。また、例えば、アプリケーションがメールの場合は、操作情報選出部109は、S907でTo,CC,Subject,Bodyなどに分けたデータをAppDataとして取得し、予め規定された所定の確率以上で出現されたものの中で、各AppDataについて一致数が多いものから順に推奨アプリケーション情報テーブル1501に設定する。推奨アプリケーション情報テーブル1501の生成完了の後、S912で一定時間あけたのち、再びS901へと戻り、一連の処理を、情報処理装置1001の終了情報(シャットダウン要求)が来るまで繰り返し行う。
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザの状況情報を含むシーン情報500を一定時間毎に複数生成して蓄積し、生成したシーン情報500を分析して再現性のあるユーザの状況のパターンを示すコンテキスト情報800を複数生成することができる。このときコンテキスト情報800は、ユーザの状態(速度区分)やユーザの位置(同一視することのできる位置の範囲)やシーン情報の時刻を含む時間帯等によって、あるいはこれらの組み合わせによって再現性のあるユーザの状況のパターンを示すことができる。したがって、ユーザの現在の状況を判断するときに、適切な範囲を持ったコンテキスト情報と現況情報とを、適切な範囲を持ったユーザの状況を適宜組み合わせながら状況分析を行うので、きめ細やかな状況分析を行うことができ、適切な状況判断を行うことができるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、適切な状況判断を行うことができるので、最適な操作情報を選出することができるという効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態2について図16を用いて説明する。
本実施の形態では、実施の形態1で生成した推奨アプリケーション情報テーブル1501を表示装置等を用いてユーザに提示する方法について説明する。
まず、図16を用いて実施の形態2にかかる情報処理装置1001の構成について説明する。図16は、実施の形態2にかかる情報処理装置1001の機能ブロック図である。ここで、実施の形態1で説明したものと同じ機能、動作を有する機能ブロックについては同じ符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1との相違点は、情報処理装置1001内に、さらに、操作表示部201を備える点である。
図11において、操作情報選出部109は、生成した推奨アプリケーション情報テーブルの情報を、操作表示部201へと送る。操作表示部201は、受け取った推奨アプリケーション情報テーブルの情報の表示装置の画面への表示や、スピーカからの再生などを行うことにより、ユーザに提示する。提示方法としては、例えば、アプリケーションのランク情報に応じて、画面へ表示する色、アイコン種類、アイコンの大きさなどを変更しても良い。また、例えば、スピーカの音量を変化させる、音程を変える、バックに異なる効果音を入れるなどの方法を取ることも可能である。
上記実施の形態1〜2の説明では、「ユーザ操作情報取得部」、「状況情報取得部」、「ヒストリー生成部」、「コンテキスト情報生成部」、「状況監視部」、「情報判断抽出部」、「操作情報選出部」、「操作提示部」がそれぞれ独立した機能ブロックとして情報処理装置1001を構成している。しかし、これに限られるわけではなく、例えば、「ユーザ操作情報取得部」と「状況情報取得部」とをひとつの機能ブロックで実現し、「ヒストリー生成部」と「コンテキスト情報生成部」とをひとつの機能ブロックで実現しても良い。あるいは、これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせで情報処理装置1001を構成しても構わない。
実施の形態1〜2について以下に再言する、
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、ユーザの「状況情報」を元に、位置情報および位置情報の同一視範囲(中心点とその半径からなる円にて示す方法、あるいは対角線上の二点にて示す矩形範囲など)による分類情報を付加した情報を生成し、ユーザの操作(行動)に関する情報とリンク付けされた形で蓄積することができることを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、ユーザの「状況情報」を元に、時刻情報および時刻情報の同一視範囲(ある時刻およびその時刻からの+−による有効範囲情報など)による分類情報を付加した情報を生成し、ユーザの操作(行動)に関する情報とリンク付けされた形で、蓄積することができることを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、ユーザの「状況情報」を元に、速度情報の同一視範囲(ある範囲を持った速度:0〜10km/時など)による分類情報を付加した情報を生成し、ユーザの操作(行動)に関する情報とリンク付けされた形で、蓄積することができることを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、ユーザの「状況情報」を元に、時間帯の同一視範囲(開始時間、終了時間およびそれらの有効範囲)による分類情報を付加した情報を生成し、ユーザの操作(行動)に関する情報とリンク付けされた形で、蓄積することができることを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、反復性のあるユーザの位置情報毎に、「ユーザ操作情報取得部」から取得したユーザ操作情報を分類し、反復性のあるユーザ操作を抽出、ユーザ操作と位置情報とをリンク付けて蓄積を行うことを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、反復性のある時刻情報毎に、「ユーザ操作情報」を分類し、反復性のあるユーザ操作を抽出、ユーザ操作と時間帯とリンク付けて蓄積を行うことを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、反復性のある速度区分情報毎に、「ユーザ操作情報取得部」から取得した情報を分類し、反復性のあるユーザ操作を抽出、ユーザ操作と速度区分情報とをリンク付けて蓄積を行うことを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、反復性のある時間帯区分情報毎に、「ユーザ操作情報取得部」から取得した情報を分類し、反復性のあるユーザ操作を抽出、ユーザ操作と速度区分情報とをリンク付けて蓄積を行うことを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、速度区分情報を元にユーザの移動速度の変化に関し反復性のある時間帯を抽出し、時間帯ごとに「ユーザ操作情報取得部」から取得したユーザ操作情報を分類し、反復性のあるユーザ操作を抽出、ユーザ操作と時間帯とリンク付けて蓄積を行うことを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、反復性のあるユーザ状況情報を蓄積し、ユーザの現況を表す一つ以上の状況情報を持ち、ユーザの現況と反復性のある状況情報を照合し、現況と一致する一つ以上の反復性のある状況情報を抽出することを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、ユーザの操作情報と関連付けられた反復性のあるユーザ状況情報を蓄積し、ユーザの現況を表す一つ以上の状況情報を持ち、ユーザの現況と反復性のある状況情報を照合し、現況と関連付けられた一つ以上のユーザ操作情報を抽出することを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、抽出された反復性のある状況情報に対する重要度を算出する手段を持ち、現況と一致する一つ以上の反復性のある状況情報を重要度と共に抽出する。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、抽出された反復性のある操作情報に対する重要度を算出する手段を持ち、現況と関連付けられた一つ以上のユーザ操作情報を重要度と共に抽出することを特徴とする。
実施の形態1〜2に係る情報処理装置は、抽出された情報を、提示することを特徴とする。
実施の形態1に係る情報処理装置1001の外観の一例を示す図である。 実施の形態における情報処理装置1001のハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態1における情報処理装置1001の機能ブロック図である。 実施の形態1に係るシーン情報500のデータ項目を示す図である。 実施の形態1における情報処理装置1001のヒストリー生成処理(履歴情報生成処理)とコンテキスト情報生成処理の一連の処理を示すフロー図である。 実施の形態1におけるヒストリー生成処理(履歴情報生成処理、履歴情報生成プログラム)を示すフロー図である。 実施の形態1に係るコンテキスト情報生成処理の一連の処理の流れを示すフロー図である。 実施の形態1に係るコンテキスト情報800のデータ項目を示す図である。 実施の形態1におけるコンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理の流れを示すフロー図である。 実施の形態1におけるコンテキスト情報生成・コンテキスト情報蓄積部更新処理の流れを示すフロー図である。 本実施の形態に係る現況情報取得処理及び情報判断抽出処理を示すフロー図である。 実施の形態1に係る操作情報選出処理を示すフロー図である。 コンテキスト情報検索条件と重み付けIDとの対応、及び対応するコンテキスト情報検索条件により検出されたコンテキスト情報に基づくアプリケーション利用状況ランキングの際の重み付け係数を表す表である。 実施の形態1におけるアプリ別ランキング情報定義テーブルである。 実施の形態1における推奨アプリケーション情報テーブルを示す図である。 実施の形態2にかかる情報処理装置1001の機能ブロック図である。
符号の説明
101 ユーザ操作情報取得部、102 状況情報取得部、103 ヒストリー生成部、104 ヒストリー蓄積部、105 コンテキスト情報生成部、106 コンテキスト情報蓄積部、107 状況監視部、108 情報判断抽出部、109 操作情報選出部、500 シーン情報、501 シーンID、502 日時、503 緯度、504 経度、505 地点ID、506 地点名称、507 Cngstn−level、508 ECG、509 APP識別子、5101 param1、510N paramN、512 曜日、513 速度、514 is−Gps−Bhind、515 コンテキストID、800 コンテキスト情報、801 コンテキストID、802 速度区分、803 タイムスロットID、804 タイムスロット開始時間、805 タイムスロット終了時間、806 開始緯度経度、807 終了緯度経度、808 有効範囲開始時間、809 有効範囲終了時間、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、909 タッチパネル、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、916 フラッシュメモリ、917 スピーカ、918 マイク、919 カメラ、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 ファクシミリ機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN、1001 情報処理装置。

Claims (9)

  1. ユーザが利用する情報処理装置であって、
    ユーザの状況に関する状況情報を取得して記憶装置に記憶する状況情報取得部と、
    上記状況情報取得部が記憶した状況情報から履歴情報を生成して、生成した履歴情報を履歴情報蓄積部に蓄積する履歴情報生成部と、
    履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報について再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であるか否かを処理装置により分析して、分析により再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であると判断された履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出し、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報を生成して、生成したコンテキスト情報をコンテキスト情報蓄積部に蓄積するコンテキスト情報生成部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記情報処理装置は、さらに、
    ユーザが行う操作に関する操作情報を取得して記憶装置に記憶するユーザ操作情報取得部を備え、
    上記履歴情報生成部は、
    状況情報と操作情報とを対応づけて履歴情報を生成し、
    上記コンテキスト情報生成部は、
    生成したコンテキスト情報と当該コンテキスト情報の生成の基となった上記再現性のあるユーザの状況に関する複数の履歴情報との対応づけを行い、
    上記情報処理装置は、さらに、
    ユーザの現在の状況である現況情報を取得して、取得した現況情報の内容とコンテキスト情報蓄積部に蓄積されたコンテキスト情報の内容とが所定の条件のもとで一致するか否かを処理装置により判断して、現況情報と所定の条件のもとで一致すると判断されたコンテキスト情報をコンテキスト情報蓄積部から抽出する情報判断抽出部と、
    上記情報判断抽出部が抽出した当該コンテキスト情報と対応づけられている複数の履歴情報についてユーザが過去に行った操作情報を求め、求めた操作情報の出現率を処理装置により算出して、算出した操作情報の出現率に基づいて少なくとも1つ以上の操作情報を選出する操作情報選出部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 上記履歴情報生成部は、
    状況情報からユーザの位置を示す位置情報を含む履歴情報を生成し、
    上記コンテキスト情報生成部は、
    履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報を分析して、位置情報が示す位置が同一の所定の領域に属する履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出して、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記所定の領域を示す位置範囲情報を含むコンテキスト情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記履歴情報生成部は、
    状況情報からユーザの移動速度を示す速度情報を含む履歴情報を生成し、
    上記コンテキスト情報生成部は、
    履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報を分析して、速度情報が示す移動速度が同一の所定の速度範囲に属する履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出して、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記所定の速度範囲を示す速度区分情報を含むコンテキスト情報を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 上記履歴情報生成部は、
    状況情報からユーザの操作時刻を示す時刻情報を含む履歴情報を生成し、
    上記コンテキスト情報生成部は、
    履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報を分析して、時刻情報が示す操作時刻が同一の所定の時間帯に属する履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出して、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記所定の時間帯を示す時間帯情報を含むコンテキスト情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 上記情報処理装置は、さらに、
    上記操作情報選出部が選出した少なくとも1つ以上の操作情報を入力して表示装置に表示する操作表示部を備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 状況情報取得部が、ユーザの状況に関する状況情報を取得して記憶装置に記憶する状況情報取得ステップと、
    履歴情報生成部が、上記状況情報取得ステップにて記憶した状況情報から履歴情報を生成して、生成した履歴情報を履歴情報蓄積部に蓄積する履歴情報生成ステップと、
    コンテキスト情報生成部が、履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報について再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であるか否かを処理装置により分析して、分析により再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であると判断された履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出し、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報を生成して、生成したコンテキスト情報をコンテキスト情報蓄積部に蓄積するコンテキスト情報生成ステップと
    を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  8. 上記情報処理方法は、さらに、
    ユーザ操作情報取得部が、ユーザが情報処理装置に対して行う操作に関する操作情報を取得して記憶装置に記憶するユーザ操作情報取得ステップを備え、
    上記履歴情報生成ステップは、
    状況情報と操作情報とを対応づけて履歴情報を生成し、
    上記コンテキスト情報生成ステップは、
    生成したコンテキスト情報と当該コンテキスト情報の生成の基となった上記再現性のあるユーザの状況に関する複数の履歴情報との対応づけを行い、
    上記情報処理ステップは、さらに、
    情報判断抽出部が、ユーザの現在の状況である現況情報を取得して、取得した現況情報の内容とコンテキスト情報蓄積部に蓄積されたコンテキスト情報の内容とが所定の条件のもとで一致するか否かを処理装置により判断して、現況情報と所定の条件のもとで一致すると判断されたコンテキスト情報をコンテキスト情報蓄積部から抽出する情報判断抽出ステップと、
    操作情報選出部が、上記情報判断抽出ステップにて抽出した当該コンテキスト情報と対応づけられている複数の履歴情報についてユーザが過去に行った操作情報を求め、求めた操作情報の出現率を処理装置により算出して、算出した操作情報の出現率に基づいて少なくとも1つ以上の操作情報を選出する操作情報選出ステップと
    を備えることを特徴とする請求項7記載の情報処理方法。
  9. 状況情報取得部が、ユーザの状況に関する状況情報を取得して記憶装置に記憶する状況情報取得処理と、
    履歴情報生成部が、上記状況情報取得ステップにて記憶した状況情報から履歴情報を生成して、生成した履歴情報を履歴情報蓄積部に蓄積する履歴情報生成処理と、
    コンテキスト情報生成部が、履歴情報蓄積部に蓄積された複数の履歴情報について再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であるか否かを処理装置により分析して、分析により再現性のあるユーザの状況に関する履歴情報であると判断された履歴情報を履歴情報蓄積部から抽出し、抽出した複数の履歴情報に基づいて上記再現性のあるユーザの状況を示すコンテキスト情報を生成して、生成したコンテキスト情報をコンテキスト情報蓄積部に蓄積するコンテキスト情報生成処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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