JP3934306B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に関し、より特定的には、ランドマーク表示画像を利用した地点登録機能および地点選択機能を有するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のナビゲーション装置において、誘導案内の目的地や経由地を設定する場合には、例えば地図上の或る地点を直接クリックして指定したり、予め指定しておいた地点を座標等の情報から呼び出して指定する方法が用いられる。このような場合には、登録地点は、クリックした場所の緯度・経度によって記憶され、また呼び出されることになる。
【0003】
また、予め登録された住所や電話番号、名称等のテキストで構成された情報を対象に、テキストエディタやメニューを用いて検索や選択を行うことによって、誘導案内の目的地や経由地を設定する方法も一般的に用いられる。
【0004】
図14は、このような従来のナビゲーション装置における各種コマンドメニューの階層構造を例示した図である。図14に示されるように、従来のナビゲーション装置には、誘導案内の目的地や経由地を設定するために様々なメニュー意されている。一般的には、行き先設定機能と、検索機能と、詳細設定機能などが用意されている。なお、詳細設定機能は、1箇所の目的地を設定するだけでなく、経由地を設定したり、登録ポイントの設定を行いたい場合に使用される機能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のナビゲーション装置においては、ユーザが目指す経由地や目的地あるいは施設など、検索したいランドマークを指定するためにテキストパラメータを入力しなければならない場合がある。一般的に、従来のナビゲーション装置は、キーボードを装備していないので、テキストパラメータの入力には困難を伴う。また、地図上の或る地点を直接指定する場合でも、地図をスクロールさせたり、あるいは拡大縮小を繰り返してから地点登録をする必要がある。したがって、誘導案内の目的地や経由地を設定する場合に、ユーザは煩雑な操作を強いられることになる。
【0006】
また、ユーザが一度も訪れていないランドマーク、例えば遊園地や飲食店などを目的地や経由地として設定する場合には、周辺施設を検索する場合などに用いられる検索機能によって該当するランドマークを検索することになる。しかし、検索機能は基本的にはテキスト入力によって実行される。
【0007】
さらに、ユーザが一度も訪れていないランドマークを目的地や経由地として設定する場合であっても、特定のユーザが訪れるランドマークの業種ないし種類には共通点が見られる場合が多い。にもかかわらず、検索する場合にそのような事情は考慮されず、基本的にはテキスト入力によって実行される。したがって、前述のようにユーザは煩雑な操作を何度も強いられることになる。
【0008】
また、検索されたランドマーク、例えば百貨店などが休業日であったとしても、ランドマークを指定する際にはユーザに知らされることはない。したがって、ユーザは、検索されたランドマークにおける休業日等の情報をさらに詳しく調査しなければならない。
【0009】
それ故に、本発明の目的は、ユーザがランドマークを目的地や経由地として指定する際に、煩雑な操作を強いられることなく、ランドマークを直感的に指定できるような地点登録機能および地点選択機能を有するナビゲーション装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、ランドマークに対応した表示画像をユーザが選択することによって目的地や経由地を設定するナビゲーション装置であって、
現在位置を検出する位置検出部と、
ユーザによって決定された指令が入力される入力部と、
ユーザに対して各種の情報を提示する表示画面を出力する出力部と、
表示画像情報および地図情報を予め格納する地図データ格納部と、
ランドマークに関する情報を含むランドマーク制御情報を生成するランドマーク制御情報生成部と、
ランドマーク制御情報を格納するランドマーク制御情報格納部と、
ユーザが目的地や経由地として設定できるように、表示画面を複数に分割し、ランドマーク制御情報格納部に格納されているランドマーク制御情報に基づき複数の表示画像を分割された領域それぞれに配置して出力部に提示させるランドマーク提示部と、
入力部から入力される指令がランドマーク提示部によって提示された表示画像をユーザが選択したことを示す場合には、その指令に対応して、表示画像と所定の関係を有する1つ以上のランドマークを選択するランドマーク選択部と、
ランドマーク選択部が選択した1つ以上のランドマークから所定の条件を満たす唯一のランドマークを特定して、目的地または経由地として出力する誘導部と、
誘導部から出力された目的地または経由地と、位置検出部が検出した現在位置と、地図データ格納部に格納された地図情報とに基づいて、その目的地またはその経由地を通る経路を選出する経路選出部とを備え
誘導部は、経路選出部によって選出された経路と、位置検出部によって検出された現在位置と、地図データ格納部からの地図情報とが入力されて、目的地までの誘導案内を生成
ランドマーク制御情報には、選択可能なランドマークに関する情報を参照できる情報を含み、
ランドマーク提示部は、情報アドレスを出力部に提示させることを特徴とする。
【0017】
上記のように、第の発明によれば、ユーザは、複雑なテキスト列を繰り返し指定するのではなく、表示画像を見ながら容易にランドマークを目的地や経由地、検索地点等として選択することができ、ユーザインタフェースの向上を図ることができる。また、ランドマークの選択を促すメニューの表示が直感的にわかりやすく、所望の表示スケールへの変更も簡単にすることができる。また、情報アドレスを出力部に提示させることによって、ランドマークに関する情報を参照することができる。
【0018】
の発明は、第の発明に従属する発明であって、
情報アドレスは、POI(Point Of Interest)データアドレスであることを特徴とする。
【0019】
の発明は、第の発明に従属する発明であって、
ランドマーク提示部は、出力部に提示させるランドマーク個数に応じて表示画面を分割し、配置する複数の表示画像それぞれに分割領域に応じた表示座標を設定することを特徴とする。
【0020】
の発明は、第の発明に従属する発明であって、
ランドマーク選択部は、入力部から入力される座標情報に対応する表示座標を有する表示画像と所定の関係を有するランドマークを選択することを特徴とする。
【0025】
上記のように、第8の発明によれば、ユーザがランドマークを登録する指令を出すことなく自動的に対応するランドマークが登録または参照された回数および実行頻度の一方あるいは双方に基づいて登録されるので、ランドマークを目的地や経由地、検索地点等として選択する場合には、ユーザは、登録を意識することなく表示画像を見ながら頻繁に利用するランドマークを容易に選択することができ、ユーザインタフェースの向上を図ることができる。
【0033】
の発明は、ランドマークに対応した表示画像をユーザが選択することによって目的地や経由地を設定するナビゲーション方法であって、
ランドマークに関する情報を含むランドマーク制御情報を生成するランドマーク制御情報生成ステップと、
ユーザが目的地や経由地として設定できるように、表示画面を複数に分割し、ランドマーク制御情報に基づき複数の表示画像をユーザに提示するランドマーク提示ステップと、
ランドマーク提示ステップにおいて提示された表示画像を分割された領域それぞれに配置してユーザが選択した場合には、選択された表示画像と所定の関係を有する1つ以上のランドマークを選択するランドマーク選択ステップと、
ランドマーク選択ステップにおいて選択された1つ以上のランドマークから所定の条件を満たす唯一のランドマークを決定するランドマーク決定ステップと、
ランドマーク決定ステップにおいて決定されたランドマークを目的地または経由地として、目的地までの経路を選出する経路選出ステップと、
経路を参照して、目的地までの誘導案内を行う誘導ステップとを備え、
ランドマーク制御情報には、選択可能なランドマークに関する情報を参照できる情報アドレスを含み、
ランドマーク提示ステップは、情報アドレスをユーザに提示することを特徴とする。
【0050】
の発明は、ランドマークに対応した表示画像をユーザが選択することによって目的地や経由地を設定するナビゲーション装置に、
ランドマークに関する情報を含むランドマーク制御情報を生成するランドマーク制御情報生成ステップと、
ユーザが目的地や経由地として設定できるように、表示画面を複数に分割し、ランドマーク制御情報に基づき複数の表示画像を分割された領域それぞれに配置してユーザに提示するランドマーク提示ステップと、
ランドマーク提示ステップにおいて提示された表示画像をユーザが選択した場合には、選択された表示画像と所定の関係を有する1つ以上のランドマークを選択するランドマーク選択ステップと、
ランドマーク選択ステップにおいて選択された1つ以上のランドマークから所定の条件を満たす唯一のランドマークを決定するランドマーク決定ステップと、
ランドマーク決定ステップにおいて決定されたランドマークを目的地または経由地として、目的地までの経路を選出する経路選出ステップと、
経路を参照して、目的地までの誘導案内を行う誘導ステップとを実行させ、
ランドマーク制御情報には、選択可能なランドマークに関する情報を参照できる情報アドレスを含み、
ランドマーク提示ステップは、情報アドレスをユーザに提示するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0051】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示したブロック図である。本ナビゲーション装置は、一般的なコンピュータシステムにおいて実現される。図1において、本ナビゲーション装置は、情報処理部2と、プログラム記憶部3と、ランドマーク制御情報格納部7と、出力部5と、入力部6と、位置検出部9とを備える。これらは共通のシステムバスによって結合されている。
【0052】
情報処理部2は、プログラム記憶部3に記憶されたプログラム情報に従って動作するCPU等によって構成され、ランドマーク制御のための各種処理(ランドマーク作成処理、ランドマーク選択処理等)を行う。なお、プログラム記憶部3は、ハードディスクや半導体メモリのように固定的にプログラム情報を記憶するように構成されてもよいし、交換可能な記憶媒体、例えば光ディスク(CD、DVD等)や半導体メモリカード等にプログラム情報を記憶するように構成されてもよい。交換可能な記憶媒体を用いる場合、当該記憶媒体は、適宜、新しいプログラムを記憶したものと交換されてもよい。
【0053】
ランドマーク制御情報格納部7は、装置内部に設けられた読み書き可能なメモリー、ハードディスク、半導体メモリカード、光ディスク(CD−R/W、DVD−RAM)等を用いた記憶装置によって構成され、情報処理部2によって作成されたランドマークに関する情報(例えば、ランドマークに対応する位置データ等)を保存する。
【0054】
入力部6は、ユーザによって操作されるリモートコントローラ、タッチセンサ、キーボード、マウス等によって構成され、機能選択(処理項目変更、地図切り替え、階層変更等)、地点設定等を行うために用いられる。この入力部6から出力される指示情報は、情報処理部2へ入力される。
【0055】
出力部5は、表示装置(液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等)やスピーカ等を含み、情報処理部2において生成された情報を表示する。また、当該表示と共に、または当該表示に替えて、案内のための音声を出力してもよい。
【0056】
位置検出部9は、GPS、電波ビーコン受信装置、光ビーコン受信装置、車速センサ、角速度センサ、絶対方位センサ等で構成され、車両等の現在位置を検出する。位置検出部9から出力される車両等の現在位置情報は、情報処理部2へ入力される。
【0057】
地図データ格納部11は、地形、交差点や道路の接続状況や座標・形状・属性・規制情報などの2次元地図データあるいは3次元地図データを格納する。この地図データ格納部11に格納された地図データは、情報処理部2によって適宜読み出されて利用される。
【0058】
図2は、図1における情報処理部2の詳細な構成を示したブロック図である。図2において、情報処理部2は、誘導部4と、ランドマーク制御部8と、経路選出部10とを含む。
【0059】
ランドマーク制御部8は、生成指令および選択指令に対応した処理を実行する。生成指令とは、対象となるランドマークに対応する位置等の情報を生成することを本ナビゲーション装置に対して指示する命令である。なお、対象となるランドマークは、入力部6から新たに指定されてもよいし、実行中ないし直前に指定されたランドマークであってもよい。選択指令とは、各ランドマークに対応する画像が選択される場合の処理を指示する命令である。
【0060】
経路選出部10は、入力部6から入力された指示情報の指示に従って、必要となる範囲の地図データを地図データ格納部11から読み込む。典型的には、読み取られた地図データには、交差点通行規制や一方通行規制が含まれる。経路選出部10は、入力部6から入力された地点情報等の指示情報と、位置検出部9から入力された車両の現在位置情報とに基づいて、出発地や目的地を決定し、出発地から目的地間の最小コスト経路(最短時間経路または最短距離経路)を探索する。経路選出部10から出力された経路情報は、誘導部4へ入力される。
【0061】
誘導部4は、経路選出部10から入力された経路情報と、位置検出部9から入力された車両の位置情報と、地図データ格納部11から入力された地図データとに基づき、ユーザがどちらの方向に進むべきかを示す目的地までの誘導情報を生成する。ここで行われる誘導は、地図表示による誘導、音声による誘導等が考えられる。
【0062】
図3は、本ナビゲーション装置の全体的な動作を示すフローチャートである。本ナビゲーション装置は、プログラム記憶部3に記憶されたプログラム情報に従って動作する情報処理部2によって制御される。さらに、情報処理部2に含まれる各構成部は、誘導部4の制御に従って動作する。よって、以下、図3を参照しつつ、誘導部4の動作を説明する。
【0063】
まず、ステップS11において、誘導部4は、選択指令または生成指令が入力部6から入力された否かを判断する。これらの指令が入力された場合には、処理はサブルーチンステップS12へ進む。これらの指令が入力されていない場合には、処理はステップS13へジャンプする。
【0064】
このようなステップS11における誘導部4の動作は、選択指令および生成指令がいずれも入力部6からのみ入力されることを前提としている。そこで、選択指令および生成指令がどのように入力部6から入力されるか、図11を参照しつつ具体的に説明する。
【0065】
図4は、本ナビゲーション装置において用いられるコマンドメニューの階層構造を例示した図である。図4に示されるように、ビジュアル選択やビジュアル登録と書かれたコマンドが、入力部6から入力される選択指令や生成指令に対応する。また、図4に示されるようにコマンドメニューの階層構造の中に記述することなく、若しくはそのような記述に加えて、地図表示から地点を直接登録できるように、地図表示画面上にビジュアル登録のためのボタンを配置してもよい。図5は、ビジュアル登録のためのビジュアルボタンを配置した地図表示画面の一例を示した図である。図5において、例えばユーザが地図表示画面からビジュアルボタンをクリックすると、クリッされた場所あるいは近辺のランドマークが登録されるように構成される。
【0066】
また、通常の地点登録を行う場合に、ユーザが地図画面上のランドマークをクリックすると、ランドマーク制御情報として登録され、クリックした場所にランドマークがない場合は、従来通り地点が登録されるように構成してもよい。このような構成によれば、図5に示されるようなビジュアルボタンは特に必要がない。
【0067】
以上のように、ステップS11における誘導部4の動作は、選択指令および生成指令がいずれも入力部6からのみ入力されることを前提としている。しかし、ステップS11において、誘導部4は、生成指令を出すかどうかを自動的に決定してもよい。
【0068】
このように自動的に決定される場合には、典型的にはランドマークを地点登録し、あるいは参照した回数や頻度等を記憶しておき、今まで何度も参照され、あるいは頻繁に参照されたランドマークであるにもかかわらず、ランドマーク制御情報格納部7に登録されていない場合などが考えられる。なお、上述の場合には、ランドマークを地点登録し、あるいは参照した回数および頻度の一方あるいは双方の値が、予め定められたしきい値と比較される。
【0069】
また、入力部6から生成指令が入力された場合であっても、CPUの空き時間がない場合には、誘導部4は、CPUの空き時間ができるまで当該指令を実行しないように動作してもよい。
【0070】
次に、図3のサブルーチンステップS12において、誘導部4は、ランドマーク制御部8へ起動をかけて、必要なパラメータを受け渡し、処理を依頼する。依頼を受けたランドマーク制御部8は、表示画像の生成処理あるいはランドマークの選択処理を行う。当該処理の詳しい内容については後述する。
【0071】
さらに、誘導部4は、ランドマーク制御部8からの情報を含む経路選択に必要なパラメータを経路選出部10へ渡す(ステップS13)。続いて、誘導部4は、経路選出部10から経路探索を行った結果のノードリストを受け取る(ステップS14)。
【0072】
次に、誘導部4は、位置検出部9から自車位置を受け取り、現在位置データの更新を行う(ステップS15)。さらに、誘導部4は、出力部5に現在位置データの更新データを踏まえた地図表示を出力させる(ステップS16)。
【0073】
続いて、ステップS17において、誘導部4は、誘導案内が終了したかどうかを判断する。誘導案内が終了していない場合には、誘導部4は、ステップS15に戻り、上述したような一連の処理を繰り返す。誘導案内が終了した場合には、誘導部4は処理を終了する。
【0074】
次に、図6を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置におけるランドマーク制御部8の構成および動作を説明する。図6は、ランドマーク制御部8の詳細な構成を示すブロック図である。図6において、本ランドマーク制御部8は、ランドマーク選択部81と、ランドマーク制御情報生成部82と、ランドマーク提示部83とを含む。
【0075】
ランドマーク制御情報生成部82は、ランドマークに対応した表示画像情報を提供するために、ランドマーク制御情報を生成する。ランドマーク制御情報の内容については、後述する。
【0076】
ランドマーク提示部83は、ランドマーク制御情報格納部7に格納されているランドマーク制御情報に基づいて、各ランドマークに対応する複数の画像を一つの選択画面内に表示し、ユーザに対してランドマークの選択を促す。
【0077】
ランドマーク選択部81は、ランドマーク提示部83により提示された情報に基づいてランドマークの選択に関する処理を行うとともに、いずれかのランドマークに対応する画像が選択された場合には、選択された画像に対応するランドマークが有する機能を誘導部4に実行させる。
【0078】
図7は、上述のようなランドマーク制御部8の動作を示すフローチャートである。以下、図7を参照しつつ、ランドマーク制御部8の動作について説明する。図7のステップS121において、ランドマーク制御部8は、誘導部4から送られてきた指令およびそのパラメータを解析する。解析された指令の種類がランドマークに対応する画像を作成する作成指令であれば、処理はサブルーチンステップS123にブランチする。解析された指令の種類がランドマークを選択する処理を指示する選択指令であれば、処理はサブルーチンステップS124にブランチする。
【0079】
まず、選択指令に対応した処理のフローについて説明する。サブルーチンステップS123において、ランドマーク制御情報生成部82は、ランドマーク情報生成処理を行う。さらに、当該ランドマーク情報生成処理の詳細な内容について、図8および図9を参照しつつ説明する。
【0080】
図8は、サブルーチンステップS123におけるランドマーク制御情報生成処理の詳細な流れを示すフローチャートである。図8のステップS1231において、ランドマーク制御情報生成部82は、ランドマーク制御情報格納部7に格納されている図9に示されるようなランドマーク制御情報を読み込む。
【0081】
図9は、ランドマーク制御情報格納部7に格納されているランドマーク制御情報の内容例を示した図である。図9において、当該ランドマーク制御情報は、ランドマークの番号と、ランドマーク名と、表示画像アドレスと、表示画像の枚数と、表示座標と、ランドマークパラメータとを含む。ランドマークパラメータは、有効フラッグと、緯度・経度と、当該ランドマークが属する業種と、情報アドレスとを含む。
【0082】
ランドマークの番号は、ランドマーク制御情報格納部7に格納されている各ランドマークに対応する情報のレコード番号である。ランドマーク名は、ランドマークに対応する名前であって、ハンバーガショップAやB銀行のような、チェーン店名や会社名などである。したがって、ランドマーク名は、かならずしも特定地点に位置する唯一のランドマークに対応する名前を意味するわけではない。
【0083】
表示画像アドレスは、地図データ格納部11に格納されている各ランドマークに対応する表示画像データの格納アドレスや、当該画像データがメモリーへ転送された場合における転送先のメモリーアドレスなどである。
【0084】
表示画像の枚数は、地図データ格納部11に格納されている各ランドマークに対応する表示画像の枚数である。例えば図9において、番号1のレコードに格納されている枚数は1であるから、表示画像は静止画像である。また、番号3のレコードに格納されている枚数は4であるから、表示画像は動画画像であって、経時的に変化する4枚の画像の組み合わせによって構成される。
【0085】
表示座標は、表示画像をランドマーク提示部83から出力部5へ表示する際のディスプレイ座標に対応する座標(X,Y)が格納されている。図9においては、当該座標は、(X1,Y1)から(X6,Y6)までの組み合わせで構成される。これらの座標の生成方法については後述する。
【0086】
ランドマークパラメータは、表示属性を制御するために必要なパラメータが格納され、例えば、有効フラッグと、緯度・経度と、業種と、情報アドレスとを含む。有効フラッグは、現時点で利用することができる(例えば、営業中の)ランドマークであることをあらわすフラッグである。例えば、図9において、ハンバーガショップAは、対応する有効フラッグの値が1であるので営業中であり、B銀行は、対応する有効フラッグの値が0であるので営業時間外である。したがって、例えば後述のように有効フラッグが0のランドマークをユーザが選択することができないように構成すれば、ユーザは直感的に当該ランドマークが利用可能であるか否かを判断することができる。なお、当該フラグは、本装置に内蔵される図示されていないタイマーと、対応するランドマークの営業時間とが所定のタイミングで比較されて決定される。したがって、有効フラッグの値は現在時刻に応じて変化することになる。
【0087】
また、ランドマークパラメータに含まれる緯度・経度は、対応する特定のランドマークの緯度および経度である。業種は、ランドマークが属する業種である。例えば、図9において、番号3のレコードに格納されているC高校が属する業種は学校である。したがって、前述したランドマーク名は、必然的にこの業種に包括され、通常は1つの業種に対応するランドマーク名は複数存在することになる。なお、ここでは、特定のランドマークに対応する業種は1つであるが、対応する業種が1つに限られるわけではない。また、例えば業種をさらに大分類と小分類に分けて構成し、複数の業種が設けられてもよい。
【0088】
情報アドレスは、対応するランドマークに関する詳細な情報、例えば上述の営業時間などが記載されている論理アドレスである。当該論理アドレスは、例えば地図データ格納部11に格納してあるランドマーク情報識別番号や格納アドレス、またはネットワークのサーバー側に管理されているPOI(Point OfInterest)データアドレス等である。
【0089】
次に、図8のステップS1232において、ランドマーク制御情報生成部82は、誘導部4に対して、作成指令によって指定されたランドマークに対応する各種情報(例えば、ランドマーク名、表示画像アドレス、表示画像の枚数、ランドマークパラメータ)を送信するように依頼する。依頼を受けた誘導部4は、当該情報を送信する。
【0090】
ステップS1235において、ランドマーク制御情報生成部82は、誘導部4から前述の各種情報を受け取る。次に、ステップS1236において、ランドマーク制御情報生成部82は、ランドマーク制御情報格納部7に格納領域が確保されていることを先頭の番号から順に確認する。図9においては、番号7および8のレコードが空き領域である。したがって、新規に作成されたランドマーク制御情報は、番号7のレコードに格納される。
【0091】
このように、ランドマーク制御情報を作成された順に格納していけば、表示されるときも作成された順に提示される。したがって、ユーザが経由地を指定して巡回経路を設定する際には、提示されたランドマーク画像を順番に指定することによって、登録された順番に巡回することができる。もちろん、ステップS1235において、ランドマーク制御情報は、作成時刻とともに空き領域へ格納され、その後、作成時刻順にソートされるように構成してもよい。また、例えばドラッグ&ドロップ操作などによって、ユーザが格納位置を移動させることができるように構成してもよい。
【0092】
なお、空き領域が存在しない場合には、ユーザに対して、いずれかのランドマーク番号に対応するレコードを削除するように勧誘メッセージが出力され、ユーザの選択に従って指定されたレコードが削除される。また、ユーザの選択を待たずに、ランドマークの実行頻度を参照して、実行頻度の低いランドマークに対応するレコードを自動的に削除するように動作してもよい。このように空き領域の確認を行うと、ランドマーク制御情報生成部82は、ランドマーク名、表示画像アドレス、表示画像の枚数、ランドマークパラメータの各種情報を送信し、ランドマーク制御情報格納部7は送信された情報を格納する。以上の処理が終了すると、処理は図7のフローへ復帰する。
【0093】
次に、選択指令に対応した処理のフローについて説明する。図7のサブルーチンステップS124において、ランドマーク提示部83はランドマーク提示処理を行う。当該ランドマーク提示処理の詳細な内容について、図10を用いながら以下に説明する。図10は、サブルーチンステップS124におけるランドマーク提示処理の内容を示すフローチャートである。
【0094】
図10のステップS1241において、ランドマーク提示部83は、ランドマーク制御情報格納部7に格納されている全てのランドマーク制御情報を読み込む。次に、ステップS1242において、ランドマーク提示部83は、表示したいランドマークの個数を求める。例えば、前述の図9のようなランドマーク制御情報が読み込まれた場合には、表示画像アドレスがNULLでないものをすべて表示するように設定されているとすると、表示したいランドマークに対応する表示画像は6個となる。したがって、表示したいランドマークの個数は6個である。
【0095】
次に、ステップS1243において、ランドマーク提示部83は、表示したいランドマークの個数から同時に1つの画面に分割表示する個数を求め、各ランドマークに対応する画像(ランドマーク画像)上の表示位置座標を求める。例えば、ディスプレイの大きさや解像度を考慮して、1つの画面において同時に分割表示可能な数が8個であるとする。そうすると、前述のように求められた表示したいランドマークの個数全て(=6個)が同時に1画面に表示される。ここで、当該個数が分割表示可能な数(=8個)を超えている場合には、例えば、指示によって次ページへ進むような表示形式が用いられて、何回にもわけて表示される。さらに、表示したランドマークの個数である6個で画面を分割できるように、ディスプレイ座標(X1,1)から(X6,Y6)までの座標を算出する。当該座標は、例えば予め定められた座標データを用いて算出されてもよいし、各画面が等しい形の長方形に分割されるように算出されてもよい。
【0096】
続いて、ステップS1244において、読み込まれた情報および求められた表示位置座標を出力部5に渡してランドマーク画像の提示を行うとともに、表示位置座標()をランドマーク制御情報格納部7へ送信する。これを受けてランドマーク制御情報格納部7は、ランドマーク画像に対応する各表示位置座標を格納する。その後、処理は図7のフローへ復帰する。
【0097】
なお、ランドマーク画像が提示される場合には、当該画像を拡大あるいは縮小して、ユーザにとって見やすい大きさになるような画像処理を行ってもよい。また、提示されるランドマークに対応するランドマーク制御情報における有効フラッグが0の場合には、当該画像の色を薄くしたり、白黒画像に変化させたりするなど当該画像の表示属性を変更し、ユーザに当該ランドマークが利用時間外であることを知らせるように構成してもよい。
【0098】
図11は、以上のようにして生成される各ランドマークに対応する画像の表示例を示す図である。図11に示されるように、当該表示例は、ランドマーク画像が6つ存在する場合であって、それぞれ図9のランドマーク制御情報に対応して表示されている。すなわち、ディスプレイ座標(X1,1)には、表示画像アドレス1に格納されている画像(ここでは、ハンバーガショップA表示画像)が表示され、座標(X2,2)には、表示画像アドレス2に格納されている画像(ここでは、B銀行表示画像)が表示されている。同様に、座標(X3,3)から座標(X6,6)には、それぞれ対応する表示画像アドレスに格納されている画像が表示されている。
【0099】
また、表示画像が複数枚で構成されている場合には、対応する画像が所定の時間間隔をあけて順番に繰り返し表示される。例えば、図9のレコード番号3における表示画像は、所定の時間間隔をあけて、1枚目から4枚目までが表示され、また1枚目に戻って表示が繰り返される。ユーザは、これらの各画像をマウス等の入力操作によって選択する。このような選択処理の詳細については後述する。
【0100】
また、ユーザは上記のような画像選択を行うにあたって、当該画像選択をどのような意味づけをもって選択するかをさらに指定することができる。一般的に、地点登録は唯一無二の特定地点を登録する。したがって、ユーザが登録された地点を選択する際には、当然に当該唯一無二の特定地点を選択することを意味するのが一般的である。
【0101】
これに対して、本発明に係るナビゲーション装置においては、ユーザが登録された特定地点のランドマークを指定するのか、登録されたランドマークと同様の名称を有する全てのランドマークを指定するのか、それとも登録されたランドマークが属する業種に含まれる全てのランドマークを指定するのかをメニューから選択することができる。図11において、上記のような選択メニューは、右上のポップアップメニューとして図示されている。
【0102】
図11において、例えば、ユーザがC高校表示画像を選択する際に、登録された特定地点のランドマークを指定すれば、対応するランドマークは当然1つに特定される。しかし、ユーザが登録されたランドマークと同様の名称を有する全てのランドマークを指定すれば、対応するランドマークは全国に存在する(あるいは所定の地域内に存在する)全てのC高校が選択される。同様に、登録されたランドマークが属する業種に含まれる全てのランドマークを指定すれば、対応するランドマークは全国に存在する(あるいは所定の地域内に存在する)全ての学校が選択される。このように選択されたランドマークから特定の目的地ないし経由地を決定する処理の詳細についても後述する。
【0103】
次に、図7のサブルーチンステップS125において、ランドマーク制御部8は、ランドマーク選択部81においてランドマーク選択処理を行う。図12は、サブルーチンステップS125において、ランドマーク選択部81のランドマーク選択処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【0104】
ステップS1251において、ランドマーク選択部81は、ランドマーク画像のいずれかがユーザによって選択されたか否かを判断する。選択されたと判断した場合には、ランドマーク選択部81は、処理をステップS1252へ進める。選択されないと判断した場合には、ランドマーク選択部81は、処理をステップS1251の開始時へ戻し、選択されるまでループする。もちろん、本処理は、無限ループに陥らないように、一般的なタイムアウト処理やキャンセル処理等を含む。
【0105】
ステップS1252において、ランドマーク選択部81は、入力部6からランドマーク選択の座標情報を受け取り、読み込まれたランドマーク制御情報の表示座標から対応するランドマークを選択する。具体的には、例えば図10のランドマーク画像のいずれかの部分をユーザがリモートコントローラ等によってクリックする。そこで、ランドマーク選択部81は、クリックされた座標から対応するランドマークを選択する。
【0106】
次に、サブルーチンステップS1254において、ランドマーク選択部81は、ランドマーク制御情報を誘導部4に渡し、ランドマーク決定処理を依頼する。依頼を受けた誘導部4は、ランドマーク決定処理を実行し、特定の目的地ないし経由地を決定する。
【0107】
図13は、サブルーチンステップS1254におけるランドマーク決定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。図13のステップS12541において、誘導部4は、ユーザがランドマーク画像を選択する際に、図11において前述したようなメニューのうちの特定地点を選択したか否か判断する。特定地点が選択された場合には、ランドマークは既に特定されているのであるから、ランドマーク決定処理は終了する。特定地点が選択されていない場合には、処理はステップS12542へ進む。
【0108】
ステップS12542において、誘導部4は、位置検出部9によって検出された現在位置を起点位置として決定する。起点位置は、ランドマークを検索する範囲を決定するための基準となる地点である。なお、ステップS12542において、誘導部4は、現在位置を起点位置とするが、起点位置はユーザが指定する目的地点であってもよいし、予め定められた地点であってもよい。そのような場合には、本ステップは省略される。
【0109】
次に、ステップS12543において、誘導部4は、起点位置近辺において、選択されたランドマークと同じ名称または業種のランドマークを検索する。例えば、誘導部4は、起点位置を中心として表示される地図画面上に存在する全てのランドマークから、選択されたランドマークと同じ名称または業種のランドマークを検索する。もちろん、上記の検索は、起点位置から所定の距離ないし位置関係にあるランドマークを対象にしてもよい。
【0110】
ステップS12544において、誘導部4は、検索されたランドマークが複数あるか否かを判断する。複数ある場合には、処理はステップS12545へ進む。複数ない場合には、ランドマークは既に特定されているのであるから、ランドマーク決定処理は終了する。
【0111】
ステップS12545において、誘導部4は、検索された複数のランドマークから1つのランドマークを特定する。典型的には、誘導部4は、検索された複数のランドマークから最も近い距離に存在するランドマークを特定する。また、誘導部4は、検索された複数のランドマークをリストや地図画面上に表示してユーザに決定を促し、入力部6を介してユーザが決定したランドマークに特定してもよい。その後、処理は終了して、図7のフローへ復帰し、さらに図3のフローへ復帰する。続く図3のステップS13以下の処理については、前述したとおりである。
【0112】
以上のように、本ナビゲーション装置の構成によれば、特定の地点に対応するランドマークを登録したとしても、地点の選択に用いる場合には、当該ランドマークの名称や業種を選択することができる。このことは人間の行動パターンによく適合する。例えば、ハンバーガが食べたい場合に、東京に居て大阪のハンバーガが食べたいということは考えにくい。このような場合、ユーザは近所で営業している行きつけのハンバーガショップを知りたいと考えているのが通常である。また、行動スケジュールをたてる場合には、ユーザは、学校(例えば、自らが通学している学校や子供が通学している学校)へ行き、銀行(例えば、手持ちのキャッシュカードが使えて近くにある銀行)へ行き、ハンバーガショップ(例えば、行きつけのチェーン店や一番近いお店)へ行き、そして自宅に帰る、という巡回経路を考える。このような行動パターンは、ユーザの活動する地域が異なっても大きく変わることがない。本ナビゲーション装置によれば、このようなユーザの感覚に適合して、より直感的に目的地ないし経由地を指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における情報処理部2の詳細な構成を示したブロック図である。
【図3】本ナビゲーション装置の全体的な動作を示すフローチャートである。
【図4】本ナビゲーション装置において用いられるコマンドメニューの階層構造を例示した図である。
【図5】ビジュアル登録のためのビジュアルボタンを配置した地図表示画面の一例を示した図である。
【図6】本ナビゲーション装置におけるランドマーク制御部8の構成を示すブロック図である。
【図7】ランドマーク制御部8の動作を示すフローチャートである。
【図8】サブルーチンステップS123におけるランドマーク制御情報生成処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図9】ランドマーク制御情報格納部7に格納されているランドマーク制御情報の内容例を示した図である。
【図10】図10は、サブルーチンステップS124におけるランドマーク提示処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】各ランドマークに対応する画像の表示例を示す図である。
【図12】サブルーチンステップS125において、ランドマーク選択部81のランドマーク選択処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図13】サブルーチンステップS1254におけるランドマーク決定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図14】従来のナビゲーション装置における各種コマンドメニューの階層構造を例示した図である。
【符号の説明】
2 情報処理部
3 プログラム記憶部
4 誘導部
5 出力部
6 入力部
7 ランドマーク制御情報格納部
8 ランドマーク制御部
9 位置検出部
10 経路選出部
11 地図データ格納部
81 ランドマーク選択部
82 ランドマーク制御情報生成部
83 ランドマーク提示部

Claims (6)

  1. ランドマークに対応した表示画像をユーザが選択することによって目的地や経由地を設定するナビゲーション装置であって、
    現在位置を検出する位置検出部と、
    ユーザによって決定された指令が入力される入力部と、
    ユーザに対して各種の情報を提示する表示画面を出力する出力部と、
    示画像情報および地図情報を予め格納する地図データ格納部と、
    ランドマークに関する情報を含むランドマーク制御情報を生成するランドマーク制御情報生成部と、
    前記ランドマーク制御情報を格納するランドマーク制御情報格納部と、
    ユーザが目的地や経由地として設定できるように、前記表示画面を複数に分割し、前記ランドマーク制御情報格納部に格納されている前記ランドマーク制御情報に基づき複数の前記表示画像を分割された領域それぞれに配置して前記出力部に提示させるランドマーク提示部と、
    前記入力部から入力される指令が前記ランドマーク提示部によって提示された前記表示画像をユーザが選択したことを示す場合には、当該指令に対応して、前記表示画像と所定の関係を有する1つ以上のランドマークを選択するランドマーク選択部と、
    前記ランドマーク選択部が選択した1つ以上のランドマークから所定の条件を満たす唯一のランドマークを特定して、目的地または経由地として出力する誘導部と、
    前記誘導部から出力された目的地または経由地と、前記位置検出部が検出した前記現在位置と、前記地図データ格納部に格納された前記地図情報とに基づいて、当該目的地または当該経由地を通る経路を選出する経路選出部とを備え
    前記誘導部は、前記経路選出部によって選出された前記経路と、前記位置検出部によって検出された前記現在位置と、前記地図データ格納部からの前記地図情報とが入力されて、目的地までの誘導案内を生成
    前記ランドマーク制御情報には、選択可能なランドマークに関する情報を参照できる情報アドレスを含み、
    前記ランドマーク提示部は、前記情報アドレスを前記出力部に提示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
  2. 前記情報アドレスは、POI(Point Of Interest)データアドレスであることを特徴とする、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記ランドマーク提示部は、前記出力部に提示させるランドマーク個数に応じて前記表示画面を分割し、配置する複数の前記表示画像それぞれに分割領域に応じた表示座標を設定することを特徴とする、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記ランドマーク選択部は、前記入力部から入力される座標情報に対応する表示座標を有する前記表示画像と所定の関係を有するランドマークを選択することを特徴とする、請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. ランドマークに対応した表示画像をユーザが選択することによって目的地や経由地を設定するナビゲーション方法であって、
    ランドマークに関する情報を含むランドマーク制御情報を生成するランドマーク制御情報生成ステップと、
    ユーザが目的地や経由地として設定できるように、前記表示画面を複数に分割し、前記ランドマーク制御情報に基づき複数の前記表示画像を分割された領域それぞれに配置してユーザに提示するランドマーク提示ステップと、
    前記ランドマーク提示ステップにおいて提示された前記表示画像をユーザが選択した場合には、選択された前記表示画像と所定の関係を有する1つ以上のランドマークを選択するランドマーク選択ステップと、
    前記ランドマーク選択ステップにおいて選択された1つ以上のランドマークから所定の条件を満たす唯一のランドマークを決定するランドマーク決定ステップと、
    前記ランドマーク決定ステップにおいて決定されたランドマークを目的地または経由地として、目的地までの経路を選出する経路選出ステップと、
    前記経路を参照して、目的地までの誘導案内を行う誘導ステップとを備え、
    前記ランドマーク制御情報には、選択可能なランドマークに関する情報を参照できる情報アドレスを含み、
    前記ランドマーク提示ステップは、前記情報アドレスをユーザに提示することを特徴とする、ナビゲーション方法。
  6. ランドマークに対応した表示画像をユーザが選択することによって目的地や経由地を設定するナビゲーション装置に、
    ランドマークに関する情報を含むランドマーク制御情報を生成するランドマーク制御情報生成ステップと、
    ユーザが目的地や経由地として設定できるように、前記表示画面を複数に分割し、前記ランドマーク制御情報に基づき複数の前記表示画像を分割された領域それぞれに配置してユーザに提示するランドマーク提示ステップと、
    前記ランドマーク提示ステップにおいて提示された前記表示画像をユーザが選択した場合には、選択された前記表示画像と所定の関係を有する1つ以上のランドマークを選択するランドマーク選択ステップと、
    前記ランドマーク選択ステップにおいて選択された1つ以上のランドマークから所定の条件を満たす唯一のランドマークを決定するランドマーク決定ステップと、
    前記ランドマーク決定ステップにおいて決定されたランドマークを目的地または経由地として、目的地までの経路を選出する経路選出ステップと、
    前記経路を参照して、目的地までの誘導案内を行う誘導ステップとを実行させ、
    前記ランドマーク制御情報には、選択可能なランドマークに関する情報を参照できる情報アドレスを含み、
    前記ランドマーク提示ステップは、前記情報アドレスをユーザに提示するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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