JP2002181427A - 自動回収機構付き冷却液循環装置 - Google Patents
自動回収機構付き冷却液循環装置Info
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- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract
却することができると共に、熱負荷及び外部配管中の冷
却液を簡単かつ効率よく自動回収することができる、経
済的かつ合理的で取り扱いも容易な自動回収機構付き冷
却液循環装置を得る。 【解決手段】 送り管4と戻り管5とを介してタンク2
に接続された熱負荷3に該タンク2内の冷却液1を循環
的に供給して冷却する冷却液循環装置において、その運
転終了時に、上記送り管4内に回収用ガス管路31を通
じて圧縮ガス供給源18からの圧縮ガスを供給すること
により、上記送り管4と熱負荷3及び戻り管5内に滞留
する冷却液をタンク2に還流させて回収すると共に、上
記熱負荷3に対する冷却液1の供給及び回収により生じ
るタンク2内での液位の変化を、液位調整用ガス管路2
0から液位調整室15内に圧縮ガスを供給し又は排出し
て該液位調整室15から冷却液を押し出したり流入させ
たりすることにより、吸収させる。
Description
循環的に供給するための冷却液循環装置に関するもので
あり、更に詳しくは、運転終了時や保守点検時等に熱負
荷及び外部配管中に充満している冷却液を自動的に回収
できるようにした自動回収機構付き冷却液循環装置に関
するものである。
ンク内に温度調節された冷却液を収容し、この冷却液を
ポンプで熱負荷に循環的に供給することによって該熱負
荷を冷却するように構成されており、熱負荷の冷却によ
り昇温してタンクに還流してくる上記冷却液は、熱交換
器において冷媒と熱交換することにより温度調節される
ようになっている。
の処理工程に用いられる場合は、上記冷却液として非常
に高価な完全フッ素化液が使用されるため、その使用量
が多いとイニシアルコストが高くなる。このため、でき
るだけ少量の冷却液を使用して熱負荷を効率よく冷却で
きるようにすることが望まれている。
意する外部配管によって循環装置に接続されているが、
この熱負荷の種類や熱容量、設置場所等は常に同じであ
るとは限らず、ユーザーによって様々に異なっている。
このため、外部配管の長さや口径等も異なり、それらが
大きい場合には該外部配管を含めた熱負荷の容積が大き
くなり、循環装置の運転が始まってこの外部配管及び熱
負荷に冷却液が供給されるとタンク内の液位がそれだけ
大きく低下することになる。従って、タンクに収容する
冷却液の量を単に減らしただけでは、タンク内の液位の
低下によってポンプの運転に支障を来す場合がある。
点検時等には、熱負荷及び外部配管中に充満している冷
却液をタンクに全量回収することが望ましいが、これま
でこのような熱負荷及び外部配管中の冷却液を簡単かつ
効率よく自動回収することができる手段は提案されてい
ない。また、このように冷却液を回収する場合、タンク
内に運転状態で適正な液位となるような量の冷却液を入
れておいた場合、冷却液の回収によってタンク内の液位
が上昇して溢れ出すおそれがあるため、回収時に液位が
上昇し過ぎないようにすることが必要である。
の冷却液を使用して熱負荷を効率よく冷却することがで
きると共に、熱負荷及び外部配管中の冷却液を簡単かつ
効率よく自動回収することができ、しかも熱負荷への冷
却液の循環時及び熱負荷からの冷却液の回収時にタンク
内の液位が大きく変化することのない、経済的かつ合理
的で取り扱いも容易な自動回収機構付き冷却液循環装置
を提供することにある。
本発明の冷却液循環装置は、温度管理された冷却液を収
容するための密閉式タンク、上記タンクに送り管と戻り
管とを介して接続された熱負荷、上記タンク内の冷却液
を上記送り管及び戻り管を通じて熱負荷に循環的に供給
するためのポンプ、底部で上記タンクの内部と連通する
液位調整室、圧縮ガスを供給するための圧縮ガス供給
源、上記圧縮ガス供給源と液位調整室とを結ぶ管路とこ
の管路中に接続された電磁弁とを有し、この電磁弁を切
り換えて上記液位調整室に圧縮ガスを供給し又は排出す
ることにより、冷却液を該液位調整室からタンク内に流
出させ又はタンクから該液位調整室内に流入させてタン
ク内の冷却液の液位を調整する液位調整用ガス管路、上
記圧縮ガス供給源と送り管とを結ぶ管路とこの管路中に
接続された電磁弁とを有し、この電磁弁を切り換えて上
記送り管へ圧縮ガスを供給することにより、該送り管と
熱負荷及び戻り管の内部に滞留している冷却液を上記タ
ンク内に還流させる回収用ガス管路、上記タンクの気相
部に接続され、冷却液の液位調整時にこの気相部を外部
に開放する電磁弁、上記タンク内に設けられて冷却液の
液位を検出するレベルスイッチ、上記戻り管に接続され
て該戻り管を流れる冷却液の流量を検出する流量計、上
記ポンプ及び各電磁弁を制御する制御装置、を有するこ
とを特徴とするものである。
収容スペースの一部を占有するように設置することが望
ましく、また、この液位調整室の容積は、上記送り管と
熱負荷及び戻り管中の冷却液を収容可能な大きさである
ことが望ましい。
て、その運転開始によってタンク内の冷却液が送り管か
ら熱負荷及び戻り管内に流入すると、該タンク内の冷却
液の液位は低下し、逆に、運転終了後に上記送り管から
熱負荷及び戻り管内に充満している冷却液がタンクに回
収されると、該タンク内の冷却液の液位は上昇する。そ
こで、運転中は、液位調整室内に液位調整用ガス管路を
通じて圧縮ガス供給源からの圧縮ガスを供給し、該液位
調整室内の冷却液をタンク内に押し出すことにより、冷
却液の減少分を補ってその液位をポンプの運転に支承の
ない高さに維持し、冷却液の回収時には、上記液位調整
室内の圧縮ガスを排出して該液位調整室内にタンク内の
冷却液の一部を流入させることにより、該タンク内の液
位の上昇分を吸収させるようにする。これにより、少量
の冷却液を使用して、運転開始時や回収時における液位
の変化を液位調整室で吸収、調整させながら、効率よく
熱負荷を冷却することができる。
回収用ガス管路を通じて圧縮ガスを供給し、この圧縮ガ
スで上記送り管から熱負荷及び戻り管の内部に滞留して
いる冷却液を上記タンク内に圧送することにより行われ
る。
用ガス管路に接続された電磁弁を制御装置で開閉制御し
て、上記液位の調整と冷却液の回収とを連動させて自動
的に行わせることにより、熱負荷及び配管中の冷却液を
簡単かつ効率よく自動回収することができる。
置の好ましい一つの実施形態を概略的に示すもので、こ
の冷却液循環装置Aは、設定温度となるように温度管理
された冷却液1を収容するための密閉式のタンク2を有
している。上記冷却液1としては、例えば完全フッ素化
液や純水あるいはエチレングリコールなどが使用され
る。
を介して熱負荷3が接続されると共に、ポンプ6がその
吐出口6aを上記送り管4に連通させた状態で設けら
れ、このポンプ6で上記熱負荷3に送り管4及び戻り管
5を通じてタンク2内の冷却液1を循環的に供給するこ
とにより、この冷却液1で熱負荷3を冷却するように構
成されている。
還流する上記冷却液1は、該タンク2内に設けた熱交換
器7において冷媒と熱交換することにより冷却され、設
定温度となるように温度調節される。上記熱交換器7は
冷凍回路8に接続され、この冷凍回路8から管路8aを
通じて上記冷媒が循環的に供給されるようになっている
が、このような冷凍回路8を利用する冷却液1の温度調
節システムは既に公知であるから、ここでのこれ以上の
説明は省略する。また、上記熱交換器7による冷却によ
って冷却液1の温度が下がりすぎた場合には、タンク2
内に設けたヒーターによって冷却液1が加熱昇温される
ようにもなっているが、このようなヒーター手段も公知
の技術であって、本発明の要旨とも直接関係がないた
め、その図示は省略されている。
環装置の内部に位置する内部送り管4a及び内部戻り管
5aと、これらの内部送り管4a及び内部戻り管5aの
端部の接続ポート10に接続されて装置外に延びる外部
送り管4b及び外部戻り管5bとに分かれており、これ
らの外部送り管4b及び外部戻り管5bに上記熱負荷3
が接続されている。上記内部送り管4aには、該内部送
り管4aからタンク2へと向かう冷却液1の逆流を防止
するためのチェック弁11が接続され、内部戻り管5a
には、タンク2へ還流する冷却液1の流量を測定するた
めの流量計12が接続されている。
容スペースの一部を占有するように液位調整室15が設
置されている。この液位調整室15は、その底部すなわ
ち下端部か又は下端部の近くに隙間や孔等からなる連通
部16を有していて、この連通部16でタンク2の内部
と連通している。この液位調整室15の容積は、上記熱
負荷3と送り管4及び戻り管5に充満している冷却液1
の量と実質的に同じか又はそれよりやや多い量の冷却液
を収容可能な大きさであり、また、上記タンク2の液位
調整室15分を除いた容積は、冷却液1の全量のうち上
記熱負荷3及び配管中の冷却液を除いた残りの量の冷却
液を若干の余裕をもって収容できるような大きさに形成
されている。
た圧縮ガス供給源18に、供給用ガス管路19及び液位
調整用ガス管路20を通じて接続されている。この液位
調整用ガス管路20は、上記液位調整室15に対して高
圧の圧縮ガスを供給し又は排出して該液位調整室15内
の冷却液1をタンク2内に流出させたり又はタンク2内
の冷却液1を該液位調整室15内に流入させたりするこ
とにより、タンク2内の冷却液1の液位を調整するため
のもので、管路20中に直列に接続された3ポート式の
第1電磁弁V1と2ポート式の第2電磁弁V2とを有し
ている。このうち第2電磁弁V2は、オフの切換状態の
ときに一方向の流れだけを止めて逆向きの流れは許容す
るチェック機能付きの電磁弁であって、この電磁弁V2
が、オフの切換状態のときに圧縮ガス供給源18から液
位調整室15に向かう圧縮ガスの流れを止めることがで
きる向きに接続されている。
圧力を一定に保つためのレギュレーター24と、該ガス
管路19中の圧縮ガスを検出することによって循環装置
が圧縮ガス供給源18に接続されているか否かと、ガス
圧力が上記レギュレーター24で所要の圧力に調節され
ているか否かを確認する圧力スッチなどのセンサー2
5,26が接続されている。図中27は、上記液位調整
室15内の冷却液1の有無を検出するための液位センサ
ーで、上記液位調整用ガス管路20とタンク2の底部に
接続されたドレン管28との間の管路29中に接続され
ている。
との間には、該送り管4内へ圧縮ガスを供給することに
よって該送り管4と熱負荷3及び戻り管5内に滞留して
いる冷却液を上記タンク2内に還流させる回収用ガス管
路31が接続されている。この回収用ガス管路31は、
内部送り管4aに設けたチェック弁11より下流側の位
置と、上記供給用ガス管路19に設けた圧力センサー2
5,26より下流側の位置との間に接続されていて、こ
の管路31中には、2ポート式の第4電磁弁V4と、送
り管4側から供給用ガス管路19側に向かうガスや冷却
液の逆流を防止するチェック弁33とが接続されてい
る。上記第4電磁弁V4は、オフの切換状態のときに一
方向の流れだけを止めて逆向きの流れは許容するチェッ
ク機能付きの電磁弁であって、この電磁弁が、オフの切
換状態のときに圧縮ガス供給源18から送り管4に向か
う圧縮ガスの流れを止めることができる向きに接続され
ている。
を検出する複数のレベルスイッチ34a,34b,34
cが異なる高さに設けられると共に、内部圧力を検出す
るための圧力スイッチなどからなるセンサー35が接続
され、さらに、該タンク2の気相部には、冷却液1の液
位調整時及び回収時に該タンク2の気相部を外部に開放
するための第3電磁弁V3が接続されている。37はタ
ンク2の内部圧力が一定の大きさを越えた時にその圧力
を外部にリリースする安全用のチェック弁である。上記
第3電磁弁V3は、オフの切換状態のときに一方向の流
れだけを止めて逆向きの流れは許容するチェック機能付
きの電磁弁であって、この電磁弁が、オフの切換状態の
とき、タンク2から外部に向かう排気の流れを止める向
きに接続されている。
計12、圧力センサー25,26,35、レベルスイッ
チ34a〜34c、及び液位センサー27はそれぞれ、
制御装置13に接続されている。そして、この制御装置
13で各電磁弁を切換制御することにより、上記液位調
整用ガス管路20によるタンク2内の冷却液1の液位の
調整と、上記回収用ガス管路31による熱負荷3と送り
管4及び戻り管5内にある冷却液1の回収とが行われる
ようになっている。
通常運転中にタンク2内の冷却液1は、図1に示すよう
に、ポンプ6の吸込口6bから吸い込まれ、送り管4を
通じて熱負荷3に供給されることによりこの熱負荷3を
冷却したあと、戻り管5を通じてタンク2内に還流する
といったように、タンク2と熱負荷3との間を循環して
いる。このとき液位調整室15内には、圧縮ガス供給源
18から液位調整用ガス管路20を通じて高圧の圧縮ガ
スが供給された状態になっていて、その内部に充満して
いるため、この液位調整室15内の冷却液1はほぼ全て
がタンク2内に押し出された状態になっている。従って
タンク2内の冷却液1の液位は、ポンプ6の運転に支承
がない高さにまで上昇している。上記圧縮ガスとして
は、窒素ガスのような不活性のガスを使用することが望
ましいが、空気であっても良い。そして、熱負荷3の冷
却により昇温してタンク2に還流する上記冷却液1は、
熱交換器7において冷媒と熱交換することにより冷却さ
れ、設定温度となるように温度調節される。
は、第4電磁弁V4がオフとなって供給用ガス管路19
から送り管4へ向かうガスの流れを遮断しているため、
該送り管4へ圧縮ガスは供給されていない。
送り管4と熱負荷3及び戻り管5の内部に充満している
冷却液1がタンク2に回収されるが、その回収は次のよ
うにして自動的に行われる。すなわち、制御装置13に
設けた自動回収スタートボタンが押されると、先ず第3
電磁弁V3がオンに切り換わってタンク2の気相部が外
部に開放され、そのあと液位調整用ガス管路20中の第
1電磁弁V1と第2電磁弁V2とがオンに切り換わり、
液位調整室15が外部に開放される。このため図2Aに
示すように、タンク2内の冷却液1の一部が液位調整室
15内に流入して該タンク2内の液位は低下する。
管路31中の第4電磁弁V4がオンとなり、圧縮ガス供
給源18からの圧縮ガスがこの回収用ガス管路31を通
じて送り管4に供給されることにより、該送り管4と熱
負荷3及び戻り管5の内部に残留している冷却液1はこ
の高圧のガスに圧送されてタンク2内に還流し、回収さ
れる。これによってタンク2内の液位は上昇し、それに
伴って液位調整室15内の液位も上昇する。なお、上記
送り管4内に供給された圧縮ガスは、タンク2との間に
設けられたチェック弁11によってこの送り管4から直
接タンク2内に向けて逆流するのが防止される。
に示す状態を経て図2Dに示す状態に達すると、上記戻
り管5を通じて還流する冷却液がなくなったことを流量
計12が検知するか、あるいは、液位調整室15内の冷
却液1の液位が上限まで達したことを液位センサー27
が検知し、それらの検出信号が制御装置13に送られ
る。そこで、何れかの検出信号により制御装置13が作
動して、先ず第1電磁弁V1と第2電磁弁V2とがオフ
に切り換えられて液位調整室15が圧縮ガス供給源18
から遮断され、第3電磁弁V3がオフになってタンク2
の気相部が外気から遮断されて回収作業が終了する。こ
のとき、回収用ガス管路31中の第4電磁弁V4も同時
にオフにしても良い。
態は、図1の運転状態に比べ、液位調整室15内にタン
ク2と同じ液位の冷却液1が収容されている点で相違す
る。すなわち、回収された冷却液1は、実質的にそれが
上記液位調整室15内に収容されたことになる。また、
上記送り管4と熱負荷3及び戻り管5内には圧縮ガスが
封じ込められている。何らかの事情でタンク2内の圧力
が異常上昇すると、安全用のチェック弁37が開いて圧
力をリリースする。
装置の運転を再び開始するときは、次のようにして冷却
液1が熱負荷3に自動的に供給される。すなわち、運転
開始前の装置の状態が正常であることが確認されたあ
と、液位調整用ガス管路20中の第2電磁弁V2とタン
ク2の気相部に接続された第3電磁弁V3とがオンに切
り換わり、図3Aに示すように、液位調整室15内に上
記液位調整用ガス管路20から圧縮ガスが供給される。
このため、液位調整室15内の冷却液1がタンク2内に
徐々に押し出されて該タンク2内の液位がその分だけ上
昇する。続いて、ポンプ6が起動し、図3Bに示すよう
にタンク2内の冷却液1が送り管4を通じて熱負荷3に
供給され始める。このとき、熱負荷3への冷却液の供給
と液位調整室15からタンク2内への冷却液の押し出し
とが同時に行われるため、該タンク2内の冷却液1の液
位の低下は基本的には生じないが、上記供給量と押し出
し量とが完全に同じでない場合にはその差に応じて液位
は変動することになる。
5内に完全に充満し、液位調整室15内の冷却液1の液
位が下限位置まで低下したことを液位センサー27が検
知すると、図3Cに示すように、液位調整用ガス管路2
0中の第2電磁弁V2がオフに切り換わると共に、第3
電磁弁V3がオフに切り換わることにより、供給工程が
終了して循環装置は通常の運転状態になる。従ってこの
図3Cの状態は、実質的に図1の状態と同じである。な
お、冷却液回収後の保守・点検時に、熱負荷や配管中に
残留している冷却液が別容器に回収されるなどしてタン
ク2内の冷却液1が減少した場合には、運転再開時に不
足分の冷却液を適宜補充すれば良い。
きに何らかの原因で上記液位調整室15内に冷却液1が
流入すると、液位センサー27が作動して制御装置13
に信号を発し、第3電磁弁V3と第2電磁弁V2とが順
次オンに切り換わり、液位調整室15内に圧縮ガスが供
給されることによって該液位調整室15内の冷却液1が
タンク2内に排出される。その排出が終了すると、上記
第2電磁弁V2と第3電磁弁V3はオフに切り換わる。
2に少量の冷却液1を収容し、運転開始時や回収時にお
ける液位の変化をこの液位調整室15で吸収、調整させ
ながら、効率よく熱負荷3を冷却することができる。ま
た、上記冷却液1の回収は、上記送り管4へ回収用ガス
管路31を通じて圧縮ガスを供給し、この圧縮ガスで上
記送り管4と熱負荷3及び戻り管5内に滞留している冷
却液1を上記タンク2内に圧送することにより行うこと
ができ、その際この冷却液1の回収と上記タンク2内の
液位の調整とを、液位調整用ガス管路20及び回収用ガ
ス管路31に接続された各電磁弁V1,V2,V4を制
御装置13で開閉制御することによって連動的かつ自動
的に行わせることにより、熱負荷3及び配管中の冷却液
1を簡単かつ効率よく自動回収することができる。
V2,V3,V4として、オフの切換状態のとき一方向
の流れだけを止めて逆向きの流れは許容するチェック機
能付きの電磁弁を使用しているが、これらの電磁弁に代
えて、オフの切換状態のとき往復両方向の流れを止める
通常の電磁弁を使用しても良い。
5内を還流する冷却液の有無か、あるいは液位調整室1
5内の液位の変化によって検知するようにしているが、
送り管4と熱負荷3及び戻り管5の内部に存在する冷却
液の量とその回収速度との関係から回収に必要な時間を
制御装置13に設定し、その設定時間の経過によって回
収終了を検知することもできる。更に、上記液位調整室
15は、実施例ではタンク2の中に設けられているが、
タンク2の外に設けて該タンク2と底部で連通させるこ
ともできる。
ば、少量の冷却液を使用して熱負荷を効率よく冷却する
ことができると共に、熱負荷及び外部配管中の冷却液を
簡単かつ効率よく自動回収することができ、しかも熱負
荷への冷却液の循環時及び熱負荷からの冷却液の回収時
にタンク内の液位が大きく変化することのない、経済的
かつ合理的で取り扱いも容易な自動回収機構付き冷却液
循環装置を得ることができる。
示す構成図である。
順番に説明するための説明図である。
順番に説明するための説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】温度管理された冷却液を収容するための密
閉式タンク、 上記タンクに送り管と戻り管とを介して接続された熱負
荷、 上記タンク内の冷却液を上記送り管及び戻り管を通じて
熱負荷に循環的に供給するためのポンプ、 底部で上記タンクの内部と連通する液位調整室、 圧縮ガスを供給するための圧縮ガス供給源、 上記圧縮ガス供給源と液位調整室とを結ぶ管路と、この
管路中に接続された電磁弁とを有し、該電磁弁を切り換
えて上記液位調整室に圧縮ガスを供給し又は排出するこ
とにより、冷却液を該液位調整室からタンク内に流出さ
せ又はタンクから該液位調整室内に流入させてタンク内
の冷却液の液位を調整する液位調整用ガス管路、 上記圧縮ガス供給源と送り管とを結ぶ管路と、この管路
中に接続された電磁弁とを有し、該電磁弁を切り換えて
上記送り管へ圧縮ガスを供給することにより、該送り管
と熱負荷及び戻り管の内部に滞留している冷却液を上記
タンク内に還流させる回収用ガス管路、 上記タンクの気相部に接続され、冷却液の液位調整時に
この気相部を外部に開放する電磁弁、 上記タンク内に設けられて冷却液の液位を検出するレベ
ルスイッチ、 上記戻り管に接続されて該戻り管を流れる冷却液の流量
を検出する流量計、 上記ポンプ及び各電磁弁を制御する制御装置、を有する
ことを特徴とする自動回収機構付き冷却液循環装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の冷却液循環装置におい
て、上記液位調整室が、タンクの内部に冷却液収容スペ
ースの一部を占有するように設置されていることを特徴
とするもの。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の冷却液循環装置に
おいて、上記液位調整室の容積が、上記送り管と熱負荷
及び戻り管中の冷却液を収容可能な大きさであることを
特徴とするもの。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
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