JP2001263805A - 給湯装置 - Google Patents
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
能な給湯装置を提供する。 【解決手段】 貯湯タンク1内の湯水温度を検知する温
度検知手段を貯湯タンク1の異なる高さ位置に複数個設
け、上記いずれか一つの温度検知手段で検知された温度
が低下し、その後所定時間内に、上記温度検知手段より
も給湯口4側に位置する温度検知手段の温度が低下した
ときに大出湯されたと把握する。また、大出湯されたと
把握された場合は、貯湯タンク1内に確保しておくべき
湯量を、大出湯前の湯量よりも小となるように制御す
る。
Description
の大出湯を検知することが可能な給湯装置に関するもの
である。
ら用いられている低コストの給湯単独機においては、風
呂の湯張り等の大出湯を検知するための機能が設けられ
ていないことが多い。このため、常に一定量の残湯を確
保しておくことによって、風呂の湯張り時に湯切れが起
こらないように構成している。しかしながら、このよう
に一定量の残湯を確保しようとすれば、貯湯タンクが大
型化する傾向があり、さらに上記貯湯タンクを設置する
ための広いスペースを確保する必要があるという問題が
生じている。また、通常は風呂の湯張り以降に湯を大量
に使用することは少なく、このため、深夜時間前におい
ても大量の湯が残ってしまい、大変不経済であるという
問題も生じている。一方、上記風呂の湯張りを検知する
ための機能を有している給湯装置として、浴槽側に水位
センサ等の制御手段が設けられているものがあるが、浴
槽側で制御する方法は構造や制御構成が複雑となるとい
う問題がある。
めになされたものであって、その目的は、風呂の湯張り
等の大出湯を検知することが可能な給湯装置を提供する
ことにある。
置は、所定時間内に、所定量以上の出湯がなされたこと
を検知する大出湯検知手段を設けたことを特徴としてい
る。
手段を設けることによって、所定時間内に所定量以上の
出湯(大出湯)を検知することを可能としている。この
結果、風呂の湯張り等の大出湯以降の制御運転を効率良
く行うことができる。すなわち、大出湯後に以下請求項
2で述べる貯湯量制御を行って残湯調整する等、その場
の状況に応じた最適な制御運転を行うことが可能とな
る。また、風呂の湯張り終了後に湯張り完了ブザーを鳴
らしてユーザに知らせる等、他の制御と組み合わせるこ
とによって利便性を向上させることも可能となる。
知手段によって大出湯が検知された場合において、貯湯
タンク1内において確保しておくべき湯量を、検知前よ
りも小とする制御を行うことを特徴としている。
少ない風呂の湯張り後、貯湯タンク1内において確保し
ておくべき湯量を、検知前よりも小とする制御を行うこ
とによって、ランニングコストの低減を図ることができ
る。また大出湯後も、貯湯タンク1には一定の貯湯量が
確保されているため、通常の出湯であれば湯切れを心配
する必要なく使用することができる。
ク1内の湯水温度を検知する温度検知手段を貯湯タンク
1の異なる高さ位置に複数個設け、上記いずれか一つの
温度検知手段で検知された温度が低下し、その後所定時
間内に、上記温度検知手段よりも給湯口4側に位置する
温度検知手段の温度が低下したときに大出湯されたと把
握することを特徴としている。
ンク1に大出湯検知手段である複数個の温度検知手段を
設け、これらの温度変化から風呂の湯張り等の大出湯を
検出することを可能としている。このような温度検知手
段は、通常、貯湯タンク1に設置されている場合が多い
ため、低コストかつ簡単な方法で制御することが可能と
なる。
的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明
する。
ヒートポンプ式給湯装置の全体構成について説明する。
図1は、上記ヒートポンプ式給湯装置の水系統及び冷媒
系統を示す回路図である。このうち、まず水系統におけ
る風呂用回路について説明する。同図において1は貯湯
タンクであり、この貯湯タンク1には、温度検知手段で
ある3個のサーミスタ11、12、13がそれぞれ異な
る高さに配置されている。具体的には、第1サーミスタ
11、第2サーミスタ12、第3サーミスタ13の順
に、図における上部から下部に向かって所定の間隔を置
いて配置されている。また上記貯湯タンク1の底部に設
けられた給水口2には、給水圧を加えながら貯湯タンク
1に市水を供給するための給水配管3が接続されてお
り、上記給水配管3には、給水側から順に、逃し弁付き
減圧逆止弁7、及び凍結防止サーミスタ6がそれぞれ介
設されている。一方、上記貯湯タンク1の頂部に設けら
れた給湯口4には給湯配管8が接続されており、さらに
その先端がミキシングバルブ9の流入側9aに接続され
ている。ここで、上記給湯配管8の貯湯タンク1側に
は、蒸気を外部へ逃がすための空気逃し弁23と、水の
膨張分を逃がすための水逃し弁24とがそれぞれ設けら
れている。また上記給水配管3の途中から分岐された給
水管14も、上記ミキシングバルブ9の流入側9aに接
続されており、このミキシングバルブ9で上記給湯配管
8からの給湯と給水管14からの市水が、一定の割合で
混合されるように構成されている。一方、上記ミキシン
グバルブ9の流出側9bには分岐管16が接続されてお
り、この分岐管16を介して風呂用給湯管17と出湯管
18とに分岐される。そして、上記風呂用給湯管17が
差し湯用電磁弁19と逆止弁21とを介して浴槽22に
接続される一方、上記出湯管18は出湯口に接続され
る。
いて説明する。図1に示すように、上記貯湯タンク1の
底部に設けられた取水口26には、取水管27が接続さ
れており、その先端が循環ポンプ28を介して熱交換路
29の入口側29aに接続されている。ここで上記熱交
換路29は、以下で述べる冷媒回路の凝縮器として機能
する三重管式の水熱交換器44と熱交換可能に設けられ
ており、上記循環ポンプ28の作動によって熱交換路2
9の入口側29aから出口側29bへと湯水が流通する
ように成っている。このとき、上記水熱交換器44には
漏洩検知機34が取り付けられている。また上記熱交換
路29の出口側29bには、出湯管31が接続されてお
り、その先端が上記ミキシングバルブ9よりも貯湯タン
ク1側の給湯配管8に接続されている。そして、上記循
環ポンプ28と熱交換路29とを結ぶ取水管27には、
電動比例弁32と入水温度検知サーミスタ33とが介設
されている。また、上記熱交換路29から給湯配管8へ
と至る出湯管31には、給湯温度検知サーミスタ36と
逃し弁37とがそれぞれ介設されている。なお、上記水
系統における風呂用回路及び湯沸かし回路は、それぞれ
制御手段(図示せず)によって制御されるが、この制御
手段はCPU、メモリ、入出力インターフェース等を有
するマイクロコンピュータを用いて構成されたものであ
る。
すように圧縮機41、水熱交換器44、電動膨張弁4
5、空気熱交換器46を順次冷媒配管50a〜50dで
接続することによって構成している。ここで、この実施
形態においては、上記冷媒に二酸化炭素(CO2 )冷媒
を使用した。さらに上記圧縮機41の吐出側には吐出管
温度サーミスタ42、及び圧力制御のためのHPS43
が介設され、また上記空気熱交換器46とその近傍に
は、それぞれ空気熱交温度サーミスタ47と外気温度サ
ーミスタ48とが配設されている。ところで上記冷媒回
路には、除霜運転時に圧縮機41から吐出されるホット
ガスを空気熱交換器46に供給するためのバイパス回路
が形成されている。すなわち、図に示すように、上記圧
縮機41の吐出側と水熱交換器44とを結ぶ冷媒配管5
0aから、除霜用電磁弁49を介したバイパス配管51
を分岐させ、その先端を上記電動膨張弁45と空気熱交
換器46とを結ぶ冷媒配管50cに接続させることによ
って、上記バイパス回路を形成している。またこの冷媒
系統回路も、上記制御手段(図示せず)によって制御さ
れている。
の運転動作のうちの風呂給湯運転について説明する。ま
ず、図1に示す貯湯タンク1内に温湯が貯溜された状態
において、差し湯用電磁弁19を開弁する。すると、上
記給水配管3を流れる水の給水圧によって、貯湯タンク
1内に貯溜された約85℃の温湯が押し上げられ、給湯
口4から給湯配管8を通ってミキシングバルブ9の流入
側9aに流入する。このとき、上記給水配管3から分岐
された給水管14を流通する水も上記ミキシングバルブ
9の流入側9aに流入し、ここで上記水と温湯が一定の
割合で混合される。そして上記混合された約40℃〜6
0℃の温湯は、ミキシングバルブ9の流出側9bから分
岐管16を介して、一方は風呂用給湯管17を流通して
浴槽22に供給され、また一方は出湯管18を流通して
出湯口に供給される。
ける湯沸かし運転について説明する。まず図1に示す差
し湯用電磁弁19を閉弁した状態において、冷媒回路中
の圧縮機41を駆動し、水熱交換器44を凝縮器として
機能させると共に、空気熱交換器46を蒸発器として機
能させる。次に、上記水系統回路における循環ポンプ2
8を作動させる。すると、貯湯タンク1の底部に設けた
取水口26から貯溜水が流出し、これが取水管27を介
して熱交換路29を流通する。そのときこの水は凝縮器
として機能している水熱交換器44によって加熱され、
出湯管31及び給湯配管8を通って再び貯湯タンク1内
の上部へと返流される。そしてこのような動作を継続し
て行うことによって、貯湯タンク1の上端側から下端側
へと温湯が次第に貯溜されるように構成されている。
り等の大出湯を検知するための手段及びその方法につい
て説明する。上記に示したように、貯湯タンク1には3
個のサーミスタ11、12、13がそれぞれ異なる高さ
位置に配置されており、上記貯湯タンク1内を3つに区
分して湯温を検出できるようになっている。具体的に
は、図における上方部から下方部に向かって、最小残湯
量を検知するための第1サーミスタ11と、大出湯を検
知するための第2サーミスタ12、最大貯湯量を検知す
るための第3サーミスタ13とがそれぞれ設けられてい
る。また、上記各サーミスタ11、12、13の検出信
号は、図示しない上記制御手段であるCPUにそれぞれ
入力されるよう構成されており、上記CPUは、所定時
間内に入力される各検出信号の温度変化から適切な給湯
運転制御を選択して、運転指令を発する機能を有してい
る。
制御方法を示すフローチャートである。まずステップS
1において、上記貯湯タンク1に設けられた第2サーミ
スタ12、又は第3サーミスタ13で検知された湯温の
どちらかが、設定温度(例えば、85℃)よりも低下し
たと判断されると、CPU内に設けられたタイマが直ち
にスタートされる(ステップS2)。その後、ステップ
S3において、上記タイマの値が予め設定された時間
(例えば、15分間)を経過したか否かの判断が行われ
る。このとき、上記時間が経過していなければタイマを
動作させたままステップS3の判断を繰り返し行い、上
記時間の経過と共にステップS4に移行する。ステップ
S4では、上記ステップS1において温度低下を検知し
たサーミスタの一段上に位置するサーミスタ、すなわち
ステップS1で第2サーミスタ12の温度低下を検知し
た場合は第1サーミスタ11の温度を、また、第3サー
ミスタ13の温度低下を検知した場合は第2サーミスタ
12の温度を検知し、この温度が設定温度(例えば、8
5℃)以下であるか否かの判断を行う。そして、上記検
知温度が設定温度よりも低ければ、ステップS5に進ん
で所定時間内に大量に湯が使用されたと判断し、設定温
度以上であれば、ステップS6に進んで通常出湯である
と判断する。
動作方法について説明する。まず、上記で通常出湯であ
ると判断された場合は、上記で述べた湯沸かし運転を行
い、常に全量(例えば、200リットルタンクであれば
200リットル)沸上げられた状態となるように制御さ
れる。具体的には、貯湯タンク1の第3サーミスタ13
で検知される湯温が、上記制御手段(図示せず)によっ
て設定された設定温度以上、例えば85℃以上になるま
で追焚き運転される。一方、大出湯されたと判断された
場合は、上記制御手段によって、貯湯タンク1内に確保
しておくべき湯量を、大出湯前に確保されていた湯量よ
りも小とするような制御を行う。すなわち、上記200
リットルタンクであれば、例えば50リットルの温湯を
常に確保するような制御を行う。具体的な制御方法とし
ては、上記貯湯タンク1の第1サーミスタ11で検知さ
れる湯温が、設定温度(例えば、85℃)よりも低けれ
ば上記湯沸かし運転を行い、設定温度に達すれば運転を
停止するというような制御を繰り返し行うことによっ
て、上記一定の貯湯量を維持するよう制御されている。
ンプ式給湯装置では、貯湯タンク1に温度検知手段であ
るサーミスタ11、12、13を設け、これらの温度変
化から風呂の湯張り等の大出湯の検出を可能としてい
る。この結果、大出湯以降の貯湯量の制御、すなわち給
湯負荷が少ない風呂の湯張り後、貯湯タンク1内に確保
しておくべき湯量を、大出湯前に確保されていた湯量よ
りも小とするような制御を行う等、その場の状況に応じ
た効率の良い制御運転を行うことが可能となる。また大
出湯後に上記貯湯量制御を行うことによって、ランニン
グコストの低減を図ることができると共に、大出湯後
も、貯湯タンク1には一定の貯湯量が確保されているた
め、通常の出湯であれば湯切れを心配する必要なく使用
することができる。また上記サーミスタ11、12、1
3は、通常、貯湯タンク1に設置されている場合が多い
ため、低コストかつ簡単な方法で制御することが可能と
なる。また、上記サーミスタ11、12、13を備えて
いない給湯単独機にも取付け可能であるため、容易に湯
切れ防止等のコントロールが実現できる。しかも浴槽側
で検知するのではなく、給湯装置側で検知、制御が行え
るので、その制御構成を簡素化できる。
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。すなわち本実施の形態では、加熱手段とし
てヒートポンプシステムを用いたが、ガス等の他の熱源
を利用したものであっても上記と同様に実施可能であ
る。また上記実施形態では、温度検知手段であるサーミ
スタ11、12、13を3個設けたが、貯湯タンク1の
大きさ等に応じて何個設けても構わない。さらに上記実
施形態では、大出湯後の貯湯量制御において、第1サー
ミスタ11で検知される温度が、ある設定温度以上とな
った時点で運転を停止させるような制御を行ったが、大
出湯されたと判断された時から所定時間タイマによる湯
沸かし運転を行い、タイマ終了後に上記運転を停止する
ような制御、すなわち第1サーミスタで検知される温度
が設定温度以上になると予想される時間(例えば、3分
程度)を予め設定しておき、上記時間経過後に運転を停
止するというような制御を行うことも可能である。また
上記では、貯湯タンク1内の温度を検知することによっ
て大出湯されたか否かの判断を行ったが、他の方法によ
って大出湯を検知しても良い。さらに、風呂の湯張り終
了後に湯張り完了ブザーを鳴らしてユーザに知らせる
等、他の制御と組み合わせることによって利便性を向上
させることも可能である。
張り等の大出湯以降の制御運転を効率良く行うことがで
きる。すなわち、大出湯後に以下請求項2で述べる貯湯
量制御を行って残湯調整する等、その場の状況に応じた
最適な制御運転を行うことが可能となる。また、風呂の
湯張り終了後に湯張り完了ブザーを鳴らしてユーザに知
らせる等、他の制御と組み合わせることによって利便性
を向上させることも可能となる。しかも浴槽側で検知す
るのではなく、給湯装置側で検知、制御が行えるので、
その制御構成を簡素化できる。
コストの低減を図ることができる。また大出湯後も、貯
湯タンクには一定の貯湯量が確保されているため、通常
の出湯であれば湯切れを心配する必要なく使用すること
ができる。
検知手段は、通常、貯湯タンクに設置されている場合が
多いため、低コストかつ簡単な方法で制御することが可
能となる。
ステムを用いた給湯装置の水系統及び冷媒系統回路図で
ある。
御フローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定時間内に、所定量以上の出湯がなさ
れたことを検知する大出湯検知手段を設けたことを特徴
とする給湯装置。 - 【請求項2】 上記大出湯検知手段によって大出湯が検
知された場合において、貯湯タンク(1)内において確
保しておくべき湯量を、検知前よりも小とする制御を行
うことを特徴とする請求項1の給湯装置。 - 【請求項3】 上記貯湯タンク(1)内の湯水温度を検
知する温度検知手段を貯湯タンク(1)の異なる高さ位
置に複数個設け、上記いずれか一つの温度検知手段で検
知された温度が低下し、その後所定時間内に、上記温度
検知手段よりも給湯口(4)側に位置する温度検知手段
の温度が低下したときに大出湯されたと把握することを
特徴とする請求項1又は請求項2の給湯装置。
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JP2010060280A (ja) * | 2009-12-14 | 2010-03-18 | Hitachi Appliances Inc | ヒートポンプ給湯機 |
JP2015224796A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 三菱電機株式会社 | 給湯装置 |
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2000
- 2000-03-23 JP JP2000081910A patent/JP3603733B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010060280A (ja) * | 2009-12-14 | 2010-03-18 | Hitachi Appliances Inc | ヒートポンプ給湯機 |
JP2015224796A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 三菱電機株式会社 | 給湯装置 |
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