JP2002179043A - 食品包装体及び食品の押し出し方法 - Google Patents

食品包装体及び食品の押し出し方法

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JP2002179043A JP2000385353A JP2000385353A JP2002179043A JP 2002179043 A JP2002179043 A JP 2002179043A JP 2000385353 A JP2000385353 A JP 2000385353A JP 2000385353 A JP2000385353 A JP 2000385353A JP 2002179043 A JP2002179043 A JP 2002179043A
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直樹 森繁
Keitaku Sasaki
敬卓 佐々木
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発明の課題は、粘性又は半固形状食品を店頭
で個食容器に移し替えることができる食品包装体と、こ
の食品包装体から食品を押し出して個食容器に移し替え
ることにより、押し潰された容器が偏平状になって容易
に廃棄処分できる食品の押し出し方法とを提供すること
にある。 【解決手段】 食品包装体は、食品が軟質材製容器に充
填包装された構成であり、この容器は、その胴体部に外
方に向かう凸状環や段差部を形成しているので押し潰さ
れ易い構成のものである。上記の食品包装体から食品を
押し出す方法としては、円筒状の支持受け器とその上方
からの押圧部材とからなる押し出し装置に対し、支持受
け器内に食品包装体をセットし、押圧部材で押圧するこ
とにより、容器が支持受け器の円筒部で案内規制されて
横方向にずれることなく偏平状に押し潰されて食品が押
し出される構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底板に押し出し孔
を有する軟質材製容器に、アイスクリームやアイスミル
ク、若しくはフローズンヨーグルト等の粘性、又は半固
形状食品(以下特記しない限り、単に食品という。)を
充填した食品包装体及びこの食品包装体から押し出し装
置を用いて食品を押し出す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、アイスクリームやアイスミル
ク等の冷菓類、若しくはフローズンヨーグルト等の中に
は、バルクの形態で流通し、販売に際して、店頭でスク
ープにより分取して、個食容器に移し替えるディッシュ
アップタイプのものがある。このように凍結されてバル
クの形態で流通する食品は、冷凍下で保管することが必
須であるため固化状態になっている。このため、スクー
プで分取して個食容器に移し替える際に、掬い取りに相
当の力が要求され、容易でないといった問題や個々の容
器に対する移し替え量にばらつきが生じるといった問題
がある。また、店頭で個食容器に充填されて販売されて
いる冷菓類にはソフトクリームもあるが、個食容器に充
填するためのノズルや充填装置が必要で、これらの器具
の衛生性を確保するために、頻繁に洗浄を行うことが必
要であるといった問題がある。
【0003】このようなことから、ディッシュアップタ
イプのアイスクリーム等のような食品の流通・販売方法
について種々検討されている。例えば、特表平8−50
8157号公報には、容器本体を錐状、截頭錐状又は截
頭ピラミッド状等の形状にして底側に排出口を設けると
ともに、蓋体を折り返し状にして本体底側に到達する長
さにし、アイスクリームを充填した後、互いに入れ子式
に重ね合わせ、アイスクリームを取り出す際には、蓋の
上側から分配装置(押圧装置)のプランジャーで押し出
して個食容器に移し替える方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特表平8−50
8157号公報に記載されている容器や分配方法による
と、分配する押し出し装置のプランジャーで容器の上面
から押し出して個食容器にアイスクリームを充填できる
ため、従来のバルク容器からスクープで分取する場合に
比較して、容易にして確実に個食容器に移し替えること
ができるといった利点がある。しかし、この方法に用い
られている容器は、相当量の合成樹脂を使用する射出成
形法やシート成形法等で成形しなければ機能しない形状
であるため、アイスクリームを取り出した後の容器の処
分に際して嵩張るといった問題や廃棄処分が容易でない
といった問題がある。また経済的にもコスト高になると
いった問題もある。
【0005】本発明の食品包装体及び食品の押し出し方
法は、このような問題点に鑑みて創出されたもので、そ
の目的とするところは、コストが低廉でありながら確実
な包装形態で流通させることができ、かつ充填された食
品を押し出し装置にて簡単に押し出すことができて、し
かも使用後の押し出した容器は扁平状となって、処分す
る際には、嵩張ることなく廃棄処分を容易にすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、底板に押し出し孔を有する軟
質材製容器にアイスクリームやアイスミルク、あるいは
フローズンヨーグルトといった粘性、又は半固形状食品
を充填して食品包装体とし、この食品包装体を押し出し
装置によって圧縮して、充填されている食品を押し出す
ことによって、問題の解決を図っている。
【0007】すなわち、本発明は、胴体が円柱状、又は
円錐台状若しくは逆円錐台状で、その下側にある底板の
略中央にシールされた押し出し孔を有し、底部に突出脚
のない軟質材製容器内に、粘性又は半固形状食品が充填
されていて、上端開口部が封止されている食品包装体で
ある。又、上記軟質材製容器の胴体部には、底板に平行
な凸状環又は段差部、更にこの段差部に対し、左右斜め
方向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の
凸状段差部を形成することが好ましい。
【0008】更に本発明にあっては、上記の食品包装体
から下記の方法によって充填されている食品を押し出す
ものである。すなわち、円筒体の胴体と中央に透口を有
する底板部材とからなる支持受け器と、その上方から円
筒体に嵌入する押圧部材から構成される押し出し装置に
対し、上記の支持受け器内に、上記の食品包装体を容入
セットし、食品包装体を前記の押圧部材で上方から底板
に向かって圧縮することにより、軟質材製容器が円筒体
の内面又は底板部材の透口の周りの段差側面に案内規制
されて横方向にずれることなく偏平状に押し潰され、粘
性又は半固形状食品が軟質材製容器の底板の押し出し孔
及び底板部材の透口から押し出される食品の押し出し方
法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の食品包装体は、軟質材製
容器(以下特記しない限り、単に容器という。)にアイ
スクリームやアイスミルク、若しくはフローズンヨーグ
ルト等の粘性、又は半固形状食品が充填包装されている
ものである。この容器は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル等の合成樹脂材からなるもの、又は板
紙表面に、前記合成樹脂がコーティングされたものや板
紙に合成樹脂製フイルムが貼り合わされた合成紙等が好
適に用いられる。
【0010】容器の形状は、胴体が上端側と下端側が同
径の円柱状であっても、上端側が下端側より大径の逆円
錐台状であっても、若しくは反対に上端側が下端側より
小径の円錐台状であっても構わない。しかし、逆円錐台
状の方が、後述するように、押圧部材で容器を押圧して
食品を押し出した後において、残量がより少なくなると
いった効果が高いのでより好ましい。また胴体の下端に
は底板が設けてあって、この底板の略中央には押し出し
孔が穿設されている。この押し出し孔は、充填されてい
る食品を押し出すためのもので、円形や星形等の装飾形
状に形成され、流通過程等における常態では、アルミニ
ウム箔と合成樹脂フイルムが貼り合わされたシール材等
で外方よりシールされていて、食品の押し出しに際して
除去される。
【0011】更に、容器の胴体部には、底板に平行な凸
状環又は段差部やこの段差部に対して、更に左右斜め方
向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の凸
状段差部を形成することが好ましい。これらの段差部
は、後述するように、押圧部材で上方から食品包装体を
押し潰した際の胴体の折り畳み線となるものである。こ
のように成形された容器に対して、食品を充填した後、
上端開口部を蓋材によってシールしたり、被せ蓋を被嵌
することによって食品包装体が形成される。蓋材は、板
紙やアルミニウム箔を主材として合成樹脂製フイルムが
貼着されたもの、若しくは合成樹脂がコーティングされ
たものが用いられる。また被せ蓋の場合には、合成樹脂
等によって成形されたものが好適に使用される。
【0012】上記のようにして形成された食品包装体か
ら、充填された食品を取り出すには、専用の押し出し装
置が使用される。この押し出し装置は、円筒体の胴体と
中央に透口を有する底板部材とからなる支持受け器と、
その上方から円筒体に嵌入する押圧部材とから構成され
るものである。この押し出し装置を用いて食品包装体か
ら食品を取り出すには、最初に、食品包装体の底板から
押し出し孔を封止しているシール材を除去して開口し、
次いで支持受け器内に、上記の食品包装体を容入セット
し、セットした食品包装体を蓋材で封止したまま、前記
押圧部材で上方から底板に向かって押圧圧縮することに
より、容器はその下端側から徐々に偏平状に押し潰さ
れ、食品が底板押し出し孔及び支持受け器の底板部材の
透口から押し出される。そして透口の下側にセットされ
た個食容器に移し替えられる。
【0013】この押し出し装置により、上記のように食
品包装体を押し潰して食品を押し出すと、支持受け器の
円筒体の内面にて容器の胴体や上端部、若しくは底板部
材の段差側面に案内規制されて横方向にずれることなく
スムーズに圧縮されて偏平状に押し潰される。充填され
ている食品はほとんど残ることなく押し出される。又容
器の胴体部に、底板に平行な凸状環又は段差部、更にこ
の段差部に対し、左右斜め方向からバイアス状にして、
外方に向かう断面が等厚の凸状段差部が設けられている
と、押圧部材で容器を押し潰す過程で、段差部が折り畳
み線となって押し潰され、偏平状になって食品は確実に
押し出される。そして、食品が押し出された容器は、圧
縮されて偏平状になっているために、そのまま嵩張るこ
とがなく、廃棄処分が容易に行われる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の食品包装体(A)は、図2に示すような
容器(a)に、アイスクリームやアイスミルク、あるい
はフローズンヨーグルト等の粘性、又は半固形状食品が
充填され、蓋材(b)によって開口部がシールされてい
る。容器(a)の胴体部(1)及び底板(c)は、軟質
材によって成形され、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル等の合成樹脂や、板紙に前記の合成
樹脂をコーティングしたもの、若しくは紙板に合成樹脂
フィルムを貼り合わせた合成紙等の軟質材が好適に使用
される。この容器(a)は、その底板(c)から下方に
突出脚のないものである。また蓋材(b)としては、板
紙、アルミニウム箔を主材とし、これに合成樹脂フィル
ムが貼着されたものや、合成樹脂がコーティングされた
ものがシール蓋として用いられるが、被せ蓋の形態であ
ってもよい。
【0015】軟質材によって成形される容器(a)の全
体形状は、図1に示すように(イ)円柱状、(ロ)逆円
錐台状、(ハ)円錐台状で、胴体部(1)の形状は、図
2に示すように、表面がフラットなものであっても、図
3のように底板(c)に対して平行な凸状環(2)を形
成したものであってもよい。また図4,図5に示す胴体
部(1)の形状は、段差部(3)を設けたものである
が、このようなものであっても、図6,図7に示すよう
に、図4,5の段差部(3)を設けたものに、更に左右
斜め方向からバイアス状にして外方に向かう断面が等厚
の凸状段差部(4)を形成したものであってもよい。こ
れらの凸状環(2)や段差部(3)、あるいはバイアス
状の凸状段差部(4)を設けることによって、後述する
ように押し出し装置の押圧盤で容器を押し潰して食品を
押し出す際、これらが折り畳み線となって、容器(a)
の押し潰しが容易になる。
【0016】容器(a)の成形に使用される軟質材は、
形状に応じて選択され、図2に示す食品包装体(A)の
容器(a)は、板紙に合成樹脂がコーティングされた軟
質材、若しくは板紙に合成樹脂フイルムが貼り合わされ
た軟質材により逆円錐台状に成形されている。この容器
(a)は、表面がフラットな胴体部(1)と底板(c)
からなり、上部の開口部にはフランジ(5)があって、
フランジ(5)には、食品が充填された後に蓋材(b)
がシールされている。また底板(c)には、略中央に星
形等の押し出し孔(6)が設けられていて、この押し出
し孔(6)は、シール材(d)によって外方よりシール
されている。更に底板(c)には下方に突出した脚を有
していない。
【0017】図3に示す食品包装体(A1)の容器
(a1)は、図2に示した容器(a)と同じ軟質材によ
って成形されたもので、その胴体部(1)には、底板
(c)に対して平行な外方向に突出する凸状環(2)が
形成され、食品が充填された後、蓋材(b)がシールさ
れ、また底板(c)には、同様に略中央に星形等の押し
出し孔(6)が設けられていて、この押し出し孔(6)
は、シール材(d)によって外方よりシールされてい
る。
【0018】図4,図5に示す食品包装体(A2)の容
器(a2)は、合成樹脂によって射出成形されたのも
で、胴体部(1)には、底板(c1)に対して平行な凸
状段差部(3)が形成され、この平行な段差部(3)
は、底板(c1)に向かうに従って径小になっている。
食品が充填された後、フランジ(9)に蓋材(b)がシ
ールされ、底板(c1)には、その中央に例えば星形な
どの押し出し孔(8)が設けられて上記と同様なシール
材(d')が外方よりシールされている。
【0019】図6,図7に示す食品包装体(A3)の容
器(a3)は、図4,図5に示す容器(a2)と同様に、
合成樹脂によって射出成形されたもので、胴体部(1)
には底板(c2)に対して平行な段差部(3)が形成さ
れ、更に左右斜め方向からバイアス状に、断面が等厚に
して外方向に向かう内側が凹状の凸状段差部(4),
(4)が形成されている。この容器(a3)は、食品が
充填された後、フランジ(9)に蓋材(b)がシールさ
れ、底板(c2)には、その中央に例えば星形等の押し
出し孔(10)が設けられていて、上記と同様にシール
材(d'')により外方からシールされている。
【0020】次に、食品包装体(A)から充填されてい
る食品を押し出すために使用する押し出し装置(B)に
ついて説明する。図8に示すように押し出し装置(B)
は、円筒体の胴体(e)と中央に末広がりの透口(1
1)を有する底板部材(f)とからなる支持受け器
(g)と、その上方から円筒体の胴体(e)に嵌入する
押圧部材(h)とから構成されている。この押し出し装
置(B)は、支持受け器(g)が円筒体の胴体(e)の
上端外周において下方よりの支持部材(i)にて支持さ
れている。
【0021】支持受け器(g)を構成する底板部材
(f)は、その外周縁(12)をもって、円筒体の胴体
(e)の下端において内方に向かって突出した支周縁
(13)に懸架されている。上方にある押圧部材(h)
は、押圧盤(h1)と押圧杆(h2)とよりなるもので、
この押圧盤(h1)は、底板部材(f)に平行状にし
て、その中心が互いに一致しているものである。図9
(イ)、(ロ)に他の実施例に係る押し出し装置
(B’)を示すが、この押し出し装置(B’)は、底板
部材(f')の中央に末広がりの透口(11')を有し、
その上面周囲にリング状の段差からなる凹溝(14)が
設けられているものである。また円筒体の胴体(e’)
に嵌入する押圧盤(h3)には、リング状の段差からな
る凹溝(14)と略同形の下向きに突出する凸状部(h
4)が形成されている。
【0022】上記の押し出し装置(B)を利用して食品
包装体(A)から内容物としての食品を押し出す方法に
ついて説明する。図8には代表的なコップ形の食品包装
体(A)を押し出し装置(B)にセットしたところを示
しているが、食品を押し出すには、先ず押し出し装置
(B)にセットする前に、食品包装体(A)の容器
(a)の底板(c)における押し出し孔(6)よりシー
ル材(d)を除去する。セットされた容器(a)は、そ
の底板(c)が底板部材(f)上にあって、底板(c)
の押し出し孔(6)は底板部材(f)の末広がりの透口
(11)と一致するとともに、上端開口部のフランジ
(5)の周縁は、円筒体の胴体(e)の内面に支持され
ている状態となる。また、末広がりの透口(11)の下
側には個食容器(15)がセットされる。
【0023】このようにセットされた状態から、上方の
押圧部材(h)を押圧杆(h2)にて押し下げると、押
圧盤(h1)は容器(a)をシールしている蓋材(b)
に当接し、そのまま下降し押圧する。この押圧におい
て、押圧盤(h1)は底板部材(f)と平行にして、そ
の中心が一致している上に、容器(a)の上端のフラン
ジ(5)の周縁は、円筒体の胴体(e)の内面に沿って
案内規制されるから、容器(a)は押圧方向に対して横
方向にずれることがない。そして底板(c)の押し出し
孔(6)から食品が押し出されながら下方より順次圧縮
されて扁平状となる。このように容器(a)が扁平状に
押し潰されると、食品はことごとく押し出されて無駄な
く個食容器(16)に移し替えられる。
【0024】図9(イ)、(ロ)に示す押し出し装置
(B’)で押し出す場合は、図1の(イ)に示すような
円筒体容器(a)の胴体部(1)の底側を、リング状の
段差からなる凹溝(14)内に嵌入してセットし、リン
グ状の段差からなる凹溝(14)と略同形の下向きに突
出する凸状部(h4)を有する押圧盤(h3)で容器
(a)を圧縮すると、容器(a)の胴体部(1)の底側
の側面がリング状の段差からなる凹溝(14)の側壁
(15)に案内規制されて横方向にずれることなく、底
板(c)の押し出し孔(6)から食品が押し出される。
そして容器(a)は偏平状に押し潰されて、充填されて
いた食品はことごとく個食容器に移し替えられる。
【0025】図3の容器(a1)には、凸状環(2)
が、図4,図5の容器(a2)には、段差部(3)が、
及び図6,図7の容器(a3)には、平行状の段差部
(3)に対して、左右斜め方向からのバイアス状にして
断面が等厚の外方向に向かう凸状段差部(4)がそれぞ
れ形成されているから、押し出し装置(B)の押圧盤
(h1)で容器(a)を圧縮すると、凸状環(2)や段
差部(3)若しくはバイアス状の凸状段差部(4)が折
り畳み線となって、容器(a)の押し潰しがより容易に
なる。
【0026】
【発明の効果】本発明の食品包装体は、請求項1に記載
されたように、アイスクリームやアイスミルク、あるい
はフローズンヨーグルト等の粘性又は半固形状食品が、
軟質材製容器に充填されて密封されているため、低コス
トで確実に流通させることができる。またこの食品包装
体を、専用の押し出し装置で圧縮すると、容器が簡単に
扁平状に押し潰されるので、充填されている食品は容易
に押し出されて確実に個食容器に移し替えることができ
る。請求項2に記載された軟質材製容器は、胴体に凸状
環や段差部等が形成されているため、食品包装体をそれ
の蓋材から底板に向かって押圧すると、それが折り畳み
線となって偏平状になり、充填されている食品をことご
とく押し出すことができる。食品が押し出された後の容
器は偏平状態が維持されていてコンパクトになっている
ので廃棄処分が容易となる。
【0027】請求項3に記載された食品の押し出し方法
にあっては、請求項1又は請求項2に記載された食品包
装体を、押し出し装置の支持受け器の円筒体に容入セッ
トして押圧盤で圧縮すると、容器の上端のフランジ周縁
は円筒体の胴体の内面に、また容器底側は底板部材のリ
ング状の段差からなる凹溝の側壁に案内規制されて横方
向にずれることなく底板の押し出し孔から充填されてい
る食品が押し出され、個食容器に移し替えられる。そし
て容器は、扁平状に押し潰されたるため嵩張ることがな
く、廃棄処分が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ),(ロ),(ハ)は、本発明の異なる形
状の食品包装体の正面図
【図2】逆円錐台状容器を用いた本発明の食品包装体の
斜視図
【図3】底板に平行な凸状環を胴体部に設けた容器を用
いた本発明の食品包装体の正面図
【図4】下方に向かって順次径小となる段差部を胴体部
に設けた容器を用いた本発明の食品包装体の正面図
【図5】同上の断面図
【図6】図4,図5に示す段差部を有する容器に、更に
左右斜め方向からバイアス状に凸状段差部を形成した容
器を用いた本発明の食品包装体の正面図
【図7】同上の断面図
【図8】食品包装体を容入セットした押し出し装置の断
面図
【図9】(イ)、(ロ)は、底板部材のリング状凹溝に
食品包装体をセットした押圧前後の断面図
【符号の説明】
A 食品包装体 B 押し出し装置 a 軟質材製容器 b 蓋材 c 底板 d シール材 e 円筒体の胴体 f 底板部材 g 支持受け器 h 押圧部材 i 支持部材 1 胴体部 2 凸状環 3 段差部 4 凸状段差部 5 フランジ 6,8,10 押し出し孔 11 末広がりの透口 12 外周縁 13 支周縁 14 リング状の段差からなる凹溝 15 側壁 16 個食容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 85/78 B65D 85/78 Z (72)発明者 佐々木 敬卓 埼玉県狭山市青柳63 新狭山ハイツ14− 305 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA13 CA20 FA04 GA03 3E035 AA17 AA20 BA04 BA07 BB05 BC01 BC02 CA01 4B014 GB18 GB21 GE12 GP25 GQ10 GQ12 GY01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体が円柱状、又は円錐台状若しくは逆
    円錐台状で、底板の略中央にシールされた押し出し孔を
    有する底部に突出脚なしの軟質材製容器内に、粘性又は
    半固形状食品が充填されていて、上端開口部が封止され
    ていることを特徴とする食品包装体。
  2. 【請求項2】 軟質材製容器の胴体部に、底板に平行な
    凸状環又は段差部、更にこの段差部に対し、左右斜め方
    向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の凸
    状段差部が形成されている請求項1記載の食品包装体。
  3. 【請求項3】 円筒体の胴体と中央に透口を有する底板
    部材とからなる支持受け器と、その上方から円筒体に嵌
    入する押圧部材から構成される押し出し装置に対し、上
    記の支持受け器内に、請求項1又は2記載の食品包装体
    を容入セットし、食品包装体を上記の押圧部材で上方か
    ら底板に向かって圧縮することにより、軟質材製容器が
    円筒体の内面又は底板部材の透口の周りの段差側面に案
    内規制されて横方向にずれることなく偏平状に押し潰さ
    れ、粘性又は半固形状食品が軟質材製容器の底板の押し
    出し孔及び底板部材の透口から押し出されることを特徴
    とする食品の押し出し方法。
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