JP3663376B2 - アイスクリーム類用押出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーンカップ、容器や皿などに盛るアイスクリーム類を所定量小分けして充填され、押圧して吐出口から吐出するアイスクリーム類用押出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、主としてコーンカップに盛る1回分、あるいは容器や皿に盛り付ける1回分の分量のアイスクリーム類を充填して冷蔵庫に保管しておき、必要に応じて押出機にセットして、外部から押圧することにより、内容物であるアイスクリームを吐出口から吐出しながらコーンカップ、容器、皿などに盛り付けるアイスクリーム類用押出容器が知られている。
【0003】
このような容器では、図4(イ)に示すように、容器本体100にアイスクリーム類102を充填し、蓋部材104を嵌着して閉塞したときに、上部に空気層106が残る。この状態で、容器本体100のフランジ部108を押出機のアーム110に支持して、蓋部材104の上方からプランジャ112により押圧する。
【0004】
これにより、図4(ロ)に示すように、蓋部材104が変形して、アイスクリーム類102が吐出口114から吐出される。そして、更にプランジャ112により押圧されると、図4(ハ)に示すように、容器本体100内の全てのアイスクリーム類102が吐出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、例えば、冷蔵庫に保管している際、その保管時の温度が比較的高く、アイスクリーム類102が比較的柔らかくなっているときに押し出すと、図4(ロ)に示すように、空気層106の空気を巻き込んで、吐出口114から吐出したアイスクリーム類102が途切れてしまい、コーンカップに適切に盛り付けられないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、吐出時にソフトクレーム類が途切れるのを防止したアイスクリーム類用押出容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
底部に形成された吐出口をシールにより塞いだ容器本体にアイスクリーム類を充填し、前記容器本体には上縁に開口を形成する周壁部が設けられ、該周壁部内側に可撓性を有する蓋部材の筒部外側を嵌着して閉塞し、前記シールを外してから前記蓋部材を押圧して前記アイスクリーム類を前記吐出口から吐出させるアイスクリーム類用押出容器において、
前記容器本体には、前記アイスクリーム類が充填される底部を形成すると共に、前記周壁部と前記底部との間に段部を形成し、前記蓋部材には、前記段部に接触する底壁部を形成すると共に、前記底壁部に連接して前記筒部の内側に凸形状の、かつ、押圧力により反転して前記底部に密着するドーム部を形成し、
また、前記アイスクリーム類を吐出する際に、内部空気を逃す溝を前記周壁部内側又は前記筒部外側に形成したことを特徴とするアイスクリーム類用押出容器がそれである。
【0008】
また、前記容器本体の前記周壁部上縁にフランジ部を形成し、前記蓋部材には前記フランジ部に密着する鍔部を設けたものでもよい。更に、前記溝は複数設けられていてもよい。あるいは、複数の前記溝は、対向して配置されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は本実施形態では高密度ポリエチレン製の容器本体で、容器本体1は椀状の底部2を備え、底部2の中央には、星形断面の吐出口4が形成されている。吐出口4は、外側に、片面に接着剤が塗布あるいは両面接着テープが貼付けられて、粘着性を有するシール6が貼付けられて閉塞されている。
【0010】
椀状の底部2の上側は、外方向に広げられて、段部8が形成されており、段部8から上方に向かって拡径するテーパ筒状の周壁部10が形成されている。周壁部10の上縁は、そのまま上方に開いた開口12が設けられており、周壁部10の内周面10aがこの開口12に連なるように形成されている。
【0011】
また、周壁部10の上縁には、径方向外側に広げられたフランジ部14が形成されている。フランジ部14は、開口12と同じ平面上でリング状に形成された平坦部16を有すると共に、平坦部16から下方に折れ曲がった縁部18を有している。
【0012】
21は本実施形態では低密度ポリエチレン製の可撓性を有する蓋部材で、蓋部材21はテーパ状の筒部22を備えている。筒部22の外側形状は周壁部10の内周面10aに密着する形状に形成されており、筒部22の下端には、筒部22が内周面10aに密着した際に、段部8に接触する底壁部24が設けられている。
【0013】
底壁部24に連接して、筒部22の内側には、上方に凸形状のドーム部26が形成されている。ドーム部26は、上方から押圧することにより、底壁部24に対して上方に凸の状態から反転して凹の状態に変形可能である。そして、この凹の状態となったときには、ドーム部26は底部2の内側に密着するようにその形状が決定されている。
【0014】
筒部22の上縁には、径方向外側に広がった鍔部28が形成されている。鍔部28はフランジ部14の形状に応じて形成されており、フランジ部14の平坦部16に密着する平坦部30と、フランジ部14の縁部18の外周に嵌着する縁部32とを備えている。
【0015】
一方、容器本体1の内周面10aには、複数の溝32が設けられている。図4に示すように、本実施形態では、円周上等間隔で4箇所に溝32が2つづつ設けられている。また、溝32は、図3(イ)に示すように、内周面10aから内側に向かって突壁34が3本形成されており、この突壁34に仕切られて、溝32が形成されている。溝32と突壁34とは、本実施形態では、内周面10aと段部8とに形成されており、フランジ部14の平坦部16には形成されていない。尚、図3(ロ)に示すように、溝32は、内周面10aを直接窪ませて形成してもよい。
【0016】
次に、前述した本実施形態のアイスクリーム類用押出容器の作動について説明する。
まず、シール6により吐出口4を閉塞した容器本体1の底部2に所定量のアイスクリーム類を充填する。本実施形態では、充填量は1個のアイスクリームを盛り付ける量に相当する。充填した後、蓋部材21の筒部22を内周面10aに嵌着して密閉する。その際、段部8に底壁部24が接触すると共に、フランジ部14の平坦部16に鍔部28の平坦部30が密着し、更に、フランジ部14の縁部18の外周に、鍔部28の縁部32が嵌着するので、内周面10aに溝32が形成されていても、内部は完全に密閉される。また、図1に示すように、アイスクリーム類35を充填した後、蓋部材21により密閉した際、ドーム部26があるために、ドーム部26に空気層36が残る。
【0017】
このアイスクリーム類の充填は、工場で行われて、各小売店や各家庭等に流通経路を介して運搬される。各小売店や各家庭等では、これを冷蔵庫に保管して、必要なときに必要な個数だけ取り出して使用する。そして、アイスクリーム類35を盛り付ける場合には、前述した図4に示した場合と同様に、まず、シール6を外してから、押出機にセットする。プランジャによりドーム部26を上方から押圧する。
【0018】
これにより、ドーム部26が変形し、内部のアイスクリーム類35を吐出口4から徐々に吐出する。その際、蓋部材21は可撓性を有するので、鍔部28も変形して、両平坦部16,30にも隙間ができると共に、内部の空気は、溝32を介して外部に排出される。ドーム部26が完全に変形したときには、ドーム部26は反転して底部2に密着し、アイスクリーム類35を全て吐出する。
【0019】
本実施形態では、4箇所に溝32を形成しているが、これに限らず、180度対向した2箇所に溝32を形成してもよい。溝32を複数設けることにより、一度アイスクリーム類35が柔らかくなった後、固まった際に、斜めに傾斜した状態となったとき、一部の溝32がアイスクリーム類35により閉塞されても、残りの溝32が閉塞されることなく、有効に空気を排出することができる。
【0020】
冷蔵庫に保管される際の、アイスクリーム類35の最適な温度は−12℃であるが、必ずしもこの温度で保管されない場合がある。また、押出機にセットされる際に、アイスクリーム類35の温度が上昇しており、既に柔らかくなっている場合がある。このような柔らかくなっている状態で、押出機にセットされる場合があり、従来容器と本発明容器とで、その効果を比較したのが、下記の表1である。
【0021】
【表1】
Figure 0003663376
【0022】
この表1において、アイスクリーム類35の温度が−12℃である場合には、溝32を設けていない従来容器でも、溝32を設けた本発明容器でも、それぞれ4個の容器について盛り付けを行った場合、共に、押し出す際にアイスクリーム類35の切れが生じることなく、良好に盛り付けることができた。
【0023】
これに対して、アイスクリーム類35の温度が−10℃で比較的柔らかい場合には、従来容器では押出時に2個に途切れが生じたが、本発明容器では、4個ともに途切れが生じることなく、良好に盛り付けることができた。また、アイスクリーム類35の温度が−8℃で更に柔らかい場合には、従来容器では4個共に盛り付け時に途切れが生じたが、本発明容器では4個共に途切れが生じることなく、良好に盛り付けることができた。
【0024】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明のアイスクリーム類用押出容器は、溝を介して内部空気を逃すことができるので、盛り付け時にアイスクリーム類が比較的柔らかくても、途切れることなく良好に盛り付けることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのアイスクリーム類用押出容器の断面図である。
【図2】本実施形態の容器本体の平面図である。
【図3】本実施形態の溝の拡大断面図である。
【図4】従来の押出容器とその使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1,100…容器本体 2…底部
4…吐出口 6…シール
8…段部 10…周壁部
10a…内周面 12…開口
14…フランジ部 21,104…蓋部材
22…筒部 24…底壁部
26…ドーム部 28…鍔部
32…溝 34…突壁
35…アイスクリーム類
36,106…空気層 112…プランジャ
114…吐出口

Claims (4)

  1. 底部に形成された吐出口をシールにより塞いだ容器本体にアイスクリーム類を充填し、前記容器本体には上縁に開口を形成する周壁部が設けられ、該周壁部内側に可撓性を有する蓋部材の筒部外側を嵌着して閉塞し、前記シールを外してから前記蓋部材を押圧して前記アイスクリーム類を前記吐出口から吐出させるアイスクリーム類用押出容器において、
    前記容器本体には、前記アイスクリーム類が充填される底部を形成すると共に、前記周壁部と前記底部との間に段部を形成し、前記蓋部材には、前記段部に接触する底壁部を形成すると共に、前記底壁部に連接して前記筒部の内側に凸形状の、かつ、押圧力により反転して前記底部に密着するドーム部を形成し、
    また、前記アイスクリーム類を吐出する際に、内部空気を逃す溝を前記周壁部内側又は前記筒部外側に形成したことを特徴とするアイスクリーム類用押出容器。
  2. 前記容器本体の前記周壁部上縁にフランジ部を形成し、前記蓋部材には前記フランジ部に密着する鍔部を設けたことを特徴とする請求項1記載のアイスクリーム類用押出容器。
  3. 前記溝は複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアイスクリーム類用押出容器。
  4. 複数の前記溝は、対向して配置されていることを特徴とする請求項3記載のアイスクリーム類用押出容器。
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