JP4605895B2 - 食品包装体及び食品の押し出し方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、底板に押し出し孔を有する軟質材製容器に、アイスクリームやアイスミルク、若しくはフローズンヨーグルト等の粘性、又は半固形状食品(以下特記しない限り、単に食品という。)を充填した食品包装体及びこの食品包装体から押し出し装置を用いて食品を押し出す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、アイスクリームやアイスミルク等の冷菓類、若しくはフローズンヨーグルト等の中には、バルクの形態で流通し、販売に際して、店頭でスクープにより分取して、個食容器に移し替えるディッシュアップタイプのものがある。このように凍結されてバルクの形態で流通する食品は、冷凍下で保管することが必須であるため固化状態になっている。このため、スクープで分取して個食容器に移し替える際に、掬い取りに相当の力が要求され、容易でないといった問題や個々の容器に対する移し替え量にばらつきが生じるといった問題がある。
また、店頭で個食容器に充填されて販売されている冷菓類にはソフトクリームもあるが、個食容器に充填するためのノズルや充填装置が必要で、これらの器具の衛生性を確保するために、頻繁に洗浄を行うことが必要であるといった問題がある。
【0003】
このようなことから、ディッシュアップタイプのアイスクリーム等のような食品の流通・販売方法について種々検討されている。
例えば、特表平8−508157号公報には、容器本体を錐状、截頭錐状又は截頭ピラミッド状等の形状にして底側に排出口を設けるとともに、蓋体を折り返し状にして本体底側に到達する長さにし、アイスクリームを充填した後、互いに入れ子式に重ね合わせ、アイスクリームを取り出す際には、蓋の上側から分配装置(押圧装置)のプランジャーで押し出して個食容器に移し替える方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特表平8−508157号公報に記載されている容器や分配方法によると、分配する押し出し装置のプランジャーで容器の上面から押し出して個食容器にアイスクリームを充填できるため、従来のバルク容器からスクープで分取する場合に比較して、容易にして確実に個食容器に移し替えることができるといった利点がある。
しかし、この方法に用いられている容器は、相当量の合成樹脂を使用する射出成形法やシート成形法等で成形しなければ機能しない形状であるため、アイスクリームを取り出した後の容器の処分に際して嵩張るといった問題や廃棄処分が容易でないといった問題がある。また経済的にもコスト高になるといった問題もある。
【0005】
本発明の食品包装体及び食品の押し出し方法は、このような問題点に鑑みて創出されたもので、その目的とするところは、コストが低廉でありながら確実な包装形態で流通させることができ、かつ充填された食品を押し出し装置にて簡単に押し出すことができて、しかも使用後の押し出した容器は扁平状となって、処分する際には、嵩張ることなく廃棄処分を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明にあっては、底板に押し出し孔を有する軟質材製容器にアイスクリームやアイスミルク、あるいはフローズンヨーグルトといった粘性、又は半固形状食品を充填して食品包装体とし、この食品包装体を押し出し装置によって圧縮して、充填されている食品を押し出すことによって、問題の解決を図っている。
【0007】
すなわち、本発明は、胴体が円柱状、又は円錐台状若しくは逆円錐台状で、底板の略中央にシールされた押し出し孔を有する底部に突出脚なしの軟質材製容器内に、粘性又は半固形状食品が充填されていて、上端開口部が封止されている食品包装体であって、前記軟質材製容器の胴体部に、底板に平行な凸状環又は段差部、更にこの段差部に対し、左右斜め方向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の凸状段差部が形成されている食品包装体である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の食品包装体は、軟質材製容器(以下特記しない限り、単に容器という。)にアイスクリームやアイスミルク、若しくはフローズンヨーグルト等の粘性、又は半固形状食品が充填包装されているものである。この容器は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂材からなるもの、又は板紙表面に、前記合成樹脂がコーティングされたものや板紙に合成樹脂製フイルムが貼り合わされた合成紙等が好適に用いられる。
【0010】
容器の形状は、胴体が上端側と下端側が同径の円柱状であっても、上端側が下端側より大径の逆円錐台状であっても、若しくは反対に上端側が下端側より小径の円錐台状であっても構わない。しかし、逆円錐台状の方が、後述するように、押圧部材で容器を押圧して食品を押し出した後において、残量がより少なくなるといった効果が高いのでより好ましい。
また胴体の下端には底板が設けてあって、この底板の略中央には押し出し孔が穿設されている。この押し出し孔は、充填されている食品を押し出すためのもので、円形や星形等の装飾形状に形成され、流通過程等における常態では、アルミニウム箔と合成樹脂フイルムが貼り合わされたシール材等で外方よりシールされていて、食品の押し出しに際して除去される。
【0011】
更に、容器の胴体部には、底板に平行な凸状環又は段差部やこの段差部に対して、更に左右斜め方向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の凸状段差部を形成することが好ましい。これらの段差部は、後述するように、押圧部材で上方から食品包装体を押し潰した際の胴体の折り畳み線となるものである。
このように成形された容器に対して、食品を充填した後、上端開口部を蓋材によってシールしたり、被せ蓋を被嵌することによって食品包装体が形成される。
蓋材は、板紙やアルミニウム箔を主材として合成樹脂製フイルムが貼着されたもの、若しくは合成樹脂がコーティングされたものが用いられる。また被せ蓋の場合には、合成樹脂等によって成形されたものが好適に使用される。
【0012】
上記のようにして形成された食品包装体から、充填された食品を取り出すには、専用の押し出し装置が使用される。この押し出し装置は、円筒体の胴体と中央に透口を有する底板部材とからなる支持受け器と、その上方から円筒体に嵌入する押圧部材とから構成されるものである。
この押し出し装置を用いて食品包装体から食品を取り出すには、最初に、食品包装体の底板から押し出し孔を封止しているシール材を除去して開口し、次いで支持受け器内に、上記の食品包装体を容入セットし、セットした食品包装体を蓋材で封止したまま、前記押圧部材で上方から底板に向かって押圧圧縮することにより、容器はその下端側から徐々に偏平状に押し潰され、食品が底板押し出し孔及び支持受け器の底板部材の透口から押し出される。そして透口の下側にセットされた個食容器に移し替えられる。
【0013】
この押し出し装置により、上記のように食品包装体を押し潰して食品を押し出すと、支持受け器の円筒体の内面にて容器の胴体や上端部、若しくは底板部材の段差側面に案内規制されて横方向にずれることなくスムーズに圧縮されて偏平状に押し潰される。充填されている食品はほとんど残ることなく押し出される。又容器の胴体部に、底板に平行な凸状環又は段差部、更にこの段差部に対し、左右斜め方向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の凸状段差部が設けられていると、押圧部材で容器を押し潰す過程で、段差部が折り畳み線となって押し潰され、偏平状になって食品は確実に押し出される。
そして、食品が押し出された容器は、圧縮されて偏平状になっているために、そのまま嵩張ることがなく、廃棄処分が容易に行われる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の食品包装体(A)は、図2に示すような容器(a)に、アイスクリームやアイスミルク、あるいはフローズンヨーグルト等の粘性、又は半固形状食品が充填され、蓋材(b)によって開口部がシールされている。
容器(a)の胴体部(1)及び底板(c)は、軟質材によって成形され、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂や、板紙に前記の合成樹脂をコーティングしたもの、若しくは紙板に合成樹脂フィルムを貼り合わせた合成紙等の軟質材が好適に使用される。この容器(a)は、その底板(c)から下方に突出脚のないものである。
また蓋材(b)としては、板紙、アルミニウム箔を主材とし、これに合成樹脂フィルムが貼着されたものや、合成樹脂がコーティングされたものがシール蓋として用いられるが、被せ蓋の形態であってもよい。
【0015】
軟質材によって成形される容器(a)の全体形状は、図1に示すように(イ)円柱状、(ロ)逆円錐台状、(ハ)円錐台状で、胴体部(1)の形状は、図2に示すように、表面がフラットなものであっても、図3のように底板(c)に対して平行な凸状環(2)を形成したものであってもよい。また図4,図5に示す胴体部(1)の形状は、段差部(3)を設けたものであるが、このようなものであっても、図6,図7に示すように、図4,5の段差部(3)を設けたものに、更に左右斜め方向からバイアス状にして外方に向かう断面が等厚の凸状段差部(4)を形成したものであってもよい。これらの凸状環(2)や段差部(3)、あるいはバイアス状の凸状段差部(4)を設けることによって、後述するように押し出し装置の押圧盤で容器を押し潰して食品を押し出す際、これらが折り畳み線となって、容器(a)の押し潰しが容易になる。
【0016】
容器(a)の成形に使用される軟質材は、形状に応じて選択され、図2に示す食品包装体(A)の容器(a)は、板紙に合成樹脂がコーティングされた軟質材、若しくは板紙に合成樹脂フイルムが貼り合わされた軟質材により逆円錐台状に成形されている。この容器(a)は、表面がフラットな胴体部(1)と底板(c)からなり、上部の開口部にはフランジ(5)があって、フランジ(5)には、食品が充填された後に蓋材(b)がシールされている。また底板(c)には、略中央に星形等の押し出し孔(6)が設けられていて、この押し出し孔(6)は、シール材(d)によって外方よりシールされている。更に底板(c)には下方に突出した脚を有していない。
【0017】
図3に示す食品包装体(A1)の容器(a1)は、図2に示した容器(a)と同じ軟質材によって成形されたもので、その胴体部(1)には、底板(c)に対して平行な外方向に突出する凸状環(2)が形成され、食品が充填された後、蓋材(b)がシールされ、また底板(c)には、同様に略中央に星形等の押し出し孔(6)が設けられていて、この押し出し孔(6)は、シール材(d)によって外方よりシールされている。
【0018】
図4,図5に示す食品包装体(A2)の容器(a2)は、合成樹脂によって射出成形されたのもで、胴体部(1)には、底板(c1)に対して平行な凸状段差部(3)が形成され、この平行な段差部(3)は、底板(c1)に向かうに従って径小になっている。
食品が充填された後、フランジ(9)に蓋材(b)がシールされ、底板(c1)には、その中央に例えば星形などの押し出し孔(8)が設けられて上記と同様なシール材(d')が外方よりシールされている。
【0019】
図6,図7に示す食品包装体(A3)の容器(a3)は、図4,図5に示す容器(a2)と同様に、合成樹脂によって射出成形されたもので、胴体部(1)には底板(c2)に対して平行な段差部(3)が形成され、更に左右斜め方向からバイアス状に、断面が等厚にして外方向に向かう内側が凹状の凸状段差部(4),(4)が形成されている。
この容器(a3)は、食品が充填された後、フランジ(9)に蓋材(b)がシールされ、底板(c2)には、その中央に例えば星形等の押し出し孔(10)が設けられていて、上記と同様にシール材(d'')により外方からシールされている。
【0020】
次に、食品包装体(A)から充填されている食品を押し出すために使用する押し出し装置(B)について説明する。
図8に示すように押し出し装置(B)は、円筒体の胴体(e)と中央に末広がりの透口(11)を有する底板部材(f)とからなる支持受け器(g)と、その上方から円筒体の胴体(e)に嵌入する押圧部材(h)とから構成されている。
この押し出し装置(B)は、支持受け器(g)が円筒体の胴体(e)の上端外周において下方よりの支持部材(i)にて支持されている。
【0021】
支持受け器(g)を構成する底板部材(f)は、その外周縁(12)をもって、円筒体の胴体(e)の下端において内方に向かって突出した支周縁(13)に懸架されている。
上方にある押圧部材(h)は、押圧盤(h1)と押圧杆(h2)とよりなるもので、この押圧盤(h1)は、底板部材(f)に平行状にして、その中心が互いに一致しているものである。
図9(イ)、(ロ)に他の実施例に係る押し出し装置(B’)を示すが、この押し出し装置(B’)は、底板部材(f')の中央に末広がりの透口(11')を有し、その上面周囲にリング状の段差からなる凹溝(14)が設けられているものである。また円筒体の胴体(e’)に嵌入する押圧盤(h3)には、リング状の段差からなる凹溝(14)と略同形の下向きに突出する凸状部(h4)が形成されている。
【0022】
上記の押し出し装置(B)を利用して食品包装体(A)から内容物としての食品を押し出す方法について説明する。
図8には代表的なコップ形の食品包装体(A)を押し出し装置(B)にセットしたところを示しているが、食品を押し出すには、先ず押し出し装置(B)にセットする前に、食品包装体(A)の容器(a)の底板(c)における押し出し孔(6)よりシール材(d)を除去する。
セットされた容器(a)は、その底板(c)が底板部材(f)上にあって、底板(c)の押し出し孔(6)は底板部材(f)の末広がりの透口(11)と一致するとともに、上端開口部のフランジ(5)の周縁は、円筒体の胴体(e)の内面に支持されている状態となる。また、末広がりの透口(11)の下側には個食容器(15)がセットされる。
【0023】
このようにセットされた状態から、上方の押圧部材(h)を押圧杆(h2)にて押し下げると、押圧盤(h1)は容器(a)をシールしている蓋材(b)に当接し、そのまま下降し押圧する。この押圧において、押圧盤(h1)は底板部材(f)と平行にして、その中心が一致している上に、容器(a)の上端のフランジ(5)の周縁は、円筒体の胴体(e)の内面に沿って案内規制されるから、容器(a)は押圧方向に対して横方向にずれることがない。そして底板(c)の押し出し孔(6)から食品が押し出されながら下方より順次圧縮されて扁平状となる。
このように容器(a)が扁平状に押し潰されると、食品はことごとく押し出されて無駄なく個食容器(16)に移し替えられる。
【0024】
図9(イ)、(ロ)に示す押し出し装置(B’)で押し出す場合は、図1の(イ)に示すような円筒体容器(a)の胴体部(1)の底側を、リング状の段差からなる凹溝(14)内に嵌入してセットし、リング状の段差からなる凹溝(14)と略同形の下向きに突出する凸状部(h4)を有する押圧盤(h3)で容器(a)を圧縮すると、容器(a)の胴体部(1)の底側の側面がリング状の段差からなる凹溝(14)の側壁(15)に案内規制されて横方向にずれることなく、底板(c)の押し出し孔(6)から食品が押し出される。そして容器(a)は偏平状に押し潰されて、充填されていた食品はことごとく個食容器に移し替えられる。
【0025】
図3の容器(a1)には、凸状環(2)が、図4,図5の容器(a2)には、段差部(3)が、及び図6,図7の容器(a3)には、平行状の段差部(3)に対して、左右斜め方向からのバイアス状にして断面が等厚の外方向に向かう凸状段差部(4)がそれぞれ形成されているから、押し出し装置(B)の押圧盤(h1)で容器(a)を圧縮すると、凸状環(2)や段差部(3)若しくはバイアス状の凸状段差部(4)が折り畳み線となって、容器(a)の押し潰しがより容易になる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の食品包装体は、アイスクリームやアイスミルク、あるいはフローズンヨーグルト等の粘性又は半固形状食品が、軟質材製容器に充填されて密封されているため、低コストで確実に流通させることができる。またこの食品包装体を、専用の押し出し装置で圧縮すると、容器が簡単に扁平状に押し潰されるので、充填されている食品は容易に押し出されて確実に個食容器に移し替えることができる。前記軟質材製容器は、胴体に凸状環や段差部等が形成されているため、食品包装体をそれの蓋材から底板に向かって押圧すると、それが折り畳み線となって偏平状になり、充填されている食品をことごとく押し出すことができる。食品が押し出された後の容器は偏平状態が維持されていてコンパクトになっているので廃棄処分が容易となる。
【0027】
食品の押し出し方法にあっては、食品包装体を、押し出し装置の支持受け器の円筒体に容入セットして押圧盤で圧縮すると、容器の上端のフランジ周縁は円筒体の胴体の内面に、また容器底側は底板部材のリング状の段差からなる凹溝の側壁に案内規制されて横方向にずれることなく底板の押し出し孔から充填されている食品が押し出され、個食容器に移し替えられる。そして容器は、扁平状に押し潰されたるため嵩張ることがなく、廃棄処分が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ),(ロ),(ハ)は、本発明の異なる形状の食品包装体の正面図
【図2】逆円錐台状容器を用いた本発明の食品包装体の斜視図
【図3】底板に平行な凸状環を胴体部に設けた容器を用いた本発明の食品包装体の正面図
【図4】下方に向かって順次径小となる段差部を胴体部に設けた容器を用いた本発明の食品包装体の正面図
【図5】同上の断面図
【図6】図4,図5に示す段差部を有する容器に、更に左右斜め方向からバイアス状に凸状段差部を形成した容器を用いた本発明の食品包装体の正面図
【図7】同上の断面図
【図8】食品包装体を容入セットした押し出し装置の断面図
【図9】(イ)、(ロ)は、底板部材のリング状凹溝に食品包装体をセットした押圧前後の断面図
【符号の説明】
A 食品包装体
B 押し出し装置
a 軟質材製容器
b 蓋材
c 底板
d シール材
e 円筒体の胴体
f 底板部材
g 支持受け器
h 押圧部材
i 支持部材
1 胴体部
2 凸状環
3 段差部
4 凸状段差部
5 フランジ
6,8,10 押し出し孔
11 末広がりの透口
12 外周縁
13 支周縁
14 リング状の段差からなる凹溝
15 側壁
16 個食容器
Claims (1)
- 胴体が円柱状、又は円錐台状若しくは逆円錐台状で、底板の略中央にシールされた押し出し孔を有する底部に突出脚なしの軟質材製容器内に、粘性又は半固形状食品が充填されていて、上端開口部が封止されている食品包装体であって、前記軟質材製容器の胴体部に、底板に平行な凸状環又は段差部、更にこの段差部に対し、左右斜め方向からバイアス状にして、外方に向かう断面が等厚の凸状段差部が形成されている食品包装体。
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