JP2002178782A - 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置 - Google Patents

車両用アクセルペダルの誤動作防止装置

Info

Publication number
JP2002178782A
JP2002178782A JP2000375184A JP2000375184A JP2002178782A JP 2002178782 A JP2002178782 A JP 2002178782A JP 2000375184 A JP2000375184 A JP 2000375184A JP 2000375184 A JP2000375184 A JP 2000375184A JP 2002178782 A JP2002178782 A JP 2002178782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accelerator pedal
accelerator
interlocking arm
pedal
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000375184A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Katsumura
幸生 勝村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000375184A priority Critical patent/JP2002178782A/ja
Publication of JP2002178782A publication Critical patent/JP2002178782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 急ブレーキをかけるのに誤ってアクセルペダ
ルを踏込んでもアクセルが働かないようにした車両用ア
クセルペダルの誤動作防止装置を提供する。 【解決手段】 アクセルペダル10と、アクセルペダル
の基部に回動自在に取付けられるアクセル連動アーム2
と、アクセル連動アーム2の裏面側に配設される加速用
起動部3と、アクセル連動アーム2から下方へ向けて形
成される張出し体42と、張出し体に係合する斜面が形
成されたガイド用突起体5とを具備し、アクセルペダル
10の踏み込みによりアクセル連動アーム2が加速用起
動部3を押し下げて加速する一方、アクセルペダル10
の踏み込みによって、張出し体42がガイド用突起体5
の斜面を滑動しアクセル連動アーム2が支軸11を支点
にアクセルペダル10との角度を広げ、所定以上の踏み
込み域に達した段階で加速用起動部3からアクセル連動
アーム2が外れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の加速に使用さ
れる車両用アクセルペダルの誤動作防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】これまで、自動車のアクセルペダルとブ
レーキペダルの踏み間違えによる誤動作から自動車が暴
走する事故があり、斯る事故を防ぐべく種々の発明が提
案されてきた(特許第3068099号,特開平5−1
85862号,特開昭62−43345号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のアク
セルペダルに関する発明は、完全を期すあまり構造が複
雑になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するもので、簡単な構造ながら、急ブレーキをかけ
るのに誤ってアクセルペダルを踏み込んでもアクセルペ
ダルが機能しないようにした車両用アクセルペダルの誤
動作防止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の本発明の要旨は、アクセルペダルと、
該アクセルペダルの基部に設けた支軸に回動自在に取付
けられ、アクセルペダルの側方に横並びに配設されるア
クセル連動アームと、前記支軸から離れた位置で、該ア
クセル連動アームとアクセルペダルを連結する弾性体
と、前記アクセル連動アームの裏面側に配設される加速
用起動部と、前記アクセル連動アームから下方へ向けて
形成される張出し体と、ボディ側に設けられ、該張出し
体に係合する斜面が形成されたガイド用突起体と、を具
備し、アクセルペダルの踏み込みにより、アクセル連動
アームが加速用起動部を押し下げてスピードを加速する
一方、アクセルペダルのさらなる踏み込みによって、張
出し体がガイド用突起体の斜面を滑動し、前記弾性体の
弾性力に抗してアクセル連動アームが前記支軸を支点に
アクセルペダルとの角度を広げ、所定以上の踏み込み域
に達した段階で前記加速用起動部から前記アクセル連動
アームが外れるようにしたことを特徴とする車両用アク
セルペダルの誤動作防止装置にある。
【0006】請求項2に記載の発明たる車両用アクセル
ペダルの誤動作防止装置は、請求項1で、アクセルペダ
ルの踏み込みにより前記アクセル連動アームが押し下が
る空間領域で、前記加速用起動部より低地点にブレーキ
用接点を設け、且つ該ブレーキ用接点が受けた入力をブ
レーキペダル系統へ伝達できる伝達手段をさらに具備
し、アクセルペダルが所定以上の踏み込み域に達した段
階で、前記アクセル連動アームがブレーキ用接点を押
え、前記伝達手段を介してブレーキがかかるようにした
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用アクセ
ルペダルの誤動作防止装置の実施形態について詳述す
る。 (1)実施形態1 図1〜図9は本発明の車両用アクセルペダルの誤動作防
止装置(以下、単に「誤動作防止装置」という。)の一
形態で、図1はアクセルペダル周りの全体説明平面図、
図2は図1のX−X線矢視図、図3は図1のY−Y線矢
視図、図4は図1のZ−Z線矢視図、図5は図4の状態
からアクセルペダルを踏み込んでいった場合の加速用起
動部の動きを示す断面図、図6は張出し体とガイド用突
起体との係合を解除して、アクセルペダルを踏み込んで
いった場合の加速用起動部の動きを示す断面図、図7は
図6の張出し体とガイド用突起体との係合を解除した場
合の両者の動きを示す断面図、図8は伝達手段の概略説
明図、図9はアクセルペダルの踏み込み深さとブレーキ
ペダルの踏み込み深さとの関係を示す説明図である。
【0008】本発明の誤動作防止装置は、アクセルペダ
ル10とアクセル連動アーム2と弾性体41と加速用起
動部3と張出し体42とガイド用突起体5と伝達手段6
とを具備する。アクセルペダル10は床に取付けられた
オルガンタイプのもので、従来のアクセルペダル10の
公知品と基本形状等がほぼ同じになっている(図2)。
ただ本アクセルペダル10は従来品と異なり、アクセル
ペダル10の根元にある基板12が側方に張出し、該基
板12にアクセル連動アーム2の基端部を支持させてい
る。
【0009】アクセル連動アーム2(以下、単に「連動
アーム」という。)は帯板状体で、前記アクセルペダル
10の基板12に設けた支軸11に回動自在に取付けら
れる。連動アーム2はアクセルペダル10の側方に所定
間隔をおいて横並びに配設される(図1)。
【0010】そして、コイルバネからなる弾性体41
が、前記支軸11から離れた連動アーム2の中央よりも
やや先端寄りの位置で、該連動アーム2とアクセルペダ
ル10の対向側縁同士を連結する。弾性体41はコイル
バネに限らず、ゴム,発泡体等の弾性を有するものであ
ってもよい。符号13は棒状のストッパで、その基端部
をアクセルペダル10の側縁に固定し、先端を連動アー
ム2の方へ突出する。前記弾性体41の弾性復元力によ
って連動アーム2をアクセルペダル10側へ引き寄せる
が、ストッパ13の先端が連動アーム2の側縁に当接し
てそれ以上の引き寄せが制止される。このストッパ先端
が連動アーム2の側縁に当接し、アクセルペダル10と
連動アーム2が平行になる状態が定常状態で、図1の実
線で示す連動アーム2が定常状態位置となる。運転手が
アクセルペダル10をまだ踏み込んでいないこの定常状
態下で、連動アーム2はこの位置にいるが、該連動アー
ム2は支軸11に回動自在に取付けているため、弾性体
41の弾性に抗して支軸11を中心に図1の鎖線位置へ
旋回させることが可能となる。
【0011】加速用起動部3はアクセル作動部として機
能するもので、連動アーム2の裏面側に配設される。こ
こでは、床ボディBの孔に遊挿して加速用起動部3たる
アクセル作動軸32が連動アーム2の裏面へと伸び、ア
クセル作動軸先端に設けた球体30が連動アーム2に当
接する(図4)。球体30は碗状受け具31に収納され
て回転自在に動くことができ、連動アーム2が上下左右
に動く場合にあっても、球体30と連動アーム2との接
触移動抵抗を減らして連動アーム2に加わる力を球体3
0,アクセル作動軸32へ確実に伝える。前記定常状態
下で、またガイド用突起体5が張出し体42と係合しな
い状況下で、アクセルペダル10を踏み込むと、連動ア
ーム2がアクセルペダル10に連動して降下し加速用起
動部3を押し下げて車を始動, 加速できる。アクセルペ
ダル10の踏み込みにより連動アーム2が連動し、球体
30,アクセル作動軸32を押し下げ、公知の気化器
(図示せず)を開かせ、エンジンの回転数を増大させる
ことができる。符号33はコイルバネを示す。
【0012】張出し体42は舌片状体で、前記連動アー
ム2から下方へ向けて突出形成される。前記弾性体41
と基板12との間で、アクセルペダル10との対向側縁
に張出し体42が固着される。張出し体42の下端部は
ガイド用突起体5に係合し、その上を滑動し易いように
屈曲させている。
【0013】ガイド用突起体5は、前記張出し体42に
係合する斜面51が形成された立体形状で、張出し体4
2真下の床面B(ボディ側)に設けられる。ここでは三
角柱を横に置いた形になっている。前述した定常状態下
では、張出し体42は該ガイド用突起体5から少し上方
位置にあり、両者は離れている(図3)。本発明では、
張出し体42の真下にガイド用突起体5の斜面51が配
され、且つ連動アーム2が支軸11に回動自在に取付け
られているため、定常状態下で、アクセルペダル10を
踏み込むと、張出し体42がガイド用突起体5の該斜面
51を滑動し、前記弾性体41の弾性力に抗して連動ア
ーム2が前記支軸11を支点にアクセルペダル10との
角度を広げる(図1,図3)。通常の運転操作では、加速
し、連動アーム2がアクセルペダル10との角度を広げ
ても、減速に戻せば弾性体41による復元力で連動アー
ム2は定常状態に復帰する。ところで、さらにアクセル
ペダル10を踏み込んでいくと、所定以上の踏み込み域
に達した段階で前記加速用起動部3から前記連動アーム
2が外れるようになる(図5)。
【0014】一般に、運転手が危険を察知し急ブレーキ
を踏む場合は、ブレーキペダルを思い切り踏み込む。踏
み間違えによってアクセルペダル10を強く踏み込んだ
場合、従来は暴走する。しかるに、本発明では前述のご
とく所定以上の踏み込み域に達した段階で加速用起動部
3から連動アーム2が外れ、連動アーム2による加速用
起動部3の押し下げを解除するので、暴走が起こらない
仕掛けになっている。
【0015】詳しくは、アクセルペダル10を踏み込ん
でいくと、しばらくの間は張出し体42がガイド用突起
体5の頭上で離れた位置にあるので、アクセルペダル1
0に連動する連動アーム2が加速用起動部3を押し下
げ、従来のアクセルペダル10と同様に車を始動,加速
していく(図3,図4)。その後、さらにアクセルペダ
ル10を踏み込んでいくと、張出し体42がガイド用突
起の斜面51に当たり斜面51を滑動することになる。
その結果、連動アーム2がアクセルペダル10に連動し
て下降すると同時に図3の右矢印の横方向へ移動してい
く。斯る段階では連動アーム2が多少横方向にズレても
連動アーム2下面に球体30があるため加速する。そう
して、さらなるアクセルペダル10の踏み込みで、張出
し体42が斜面51を滑動降下し、連動アーム2が横方
向へズレると、連動アーム2が球体30から離れるよう
になる。図5の実線で示す連動アーム2は球体30から
離れる限界点に近い状態を示している。アクセルペダル
10を踏み込んでいって所定以上の踏み込み域に達し連
動アーム2から球体30が離れると、コイルバネの復元
力で球体30が上昇し、加速用起動部3はアクセルペダ
ル10を踏まない無負荷の状態へと戻る。かくして、ブ
レーキペダル70との踏み間違えでアクセルペダル10
を思い切り踏み込んでしまうような場合は、前述の踏み
込みに伴う一連動作が瞬時に起こる。アクセルペダル1
0は瞬時に最終踏み込み地点付近まで達し、連動アーム
2は急激に押し下がる。連動アーム2がスピード加速用
起動部3を押え、加速するのを通り過ぎ、球体30が連
動アーム2から一瞬のうちに外れてしまう。その結果、
アクセルペダル10の踏み込みによる暴走は起こらなく
なる。ここで、図5の連動アーム2が球体30から離れ
る限界点に近い状態になったときに、張出し体42が滑
動するガイド用突起体5の斜面51に警報用電気接点を
設け、警報を鳴らすようにすると、より好ましくなる。
運転手はブレーキペダル70の踏み誤りを警報によって
聞くことができ、早期に是正措置がとれるからである。
【0016】本実施形態では、さらにガイド用突起体5
が床面Bに設けた図示しないガイドレール上を摺動でき
るようにしている。ハンドル脇に設置するレバー操作等
によって図7のごとく張出し体42の真下位置からガイ
ド用突起体5を横へズラし、張出し体42がガイド用突
起体5に係合しないようにできる。よって、運転手が高
速道路等の走行でスピードアップを図るケースなどで
は、ガイド用突起体5を横にズラし、アクセルペダル1
0を思いきり踏み込んで高速走行できることになる(図
6)。
【0017】伝達手段6は、アクセルペダル10の踏み
込みにより前記連動アーム2が押し下がる空間領域で、
前記加速用起動部3の頂部に在る球体30より床面Bに
近い低地点にブレーキ用接点6aを設け、且つ該ブレー
キ用接点6aが受けた入力をブレーキペダル系統7へ伝
達できる手段を構成するものである。アクセルペダル1
0が所定以上の踏み込み域に達した段階で、連動アーム
2がブレーキ用接点6aを押え、伝達手段6を介してブ
レーキがかかるようになっている。伝達手段6は例えば
図8のごとくの機械的構造とする。アクセルペダル10
の踏み込みで連動アーム2が所定位置に達したところで
ブレーキ接点61aを押し下げる。このブレーキ接点6
1aの押し下げでアーム61の他端が支点62を中心に
回転上昇し、アーム63の一端を持ち上げる。そして、
アーム63の他端が支点64を中心に回転下降し、ブレ
ーキペダル軸71から横に突出する突片72を押し下
げ、これによってブレーキがかかるようにするのであ
る。なお、伝達手段6や前記連動アーム2などは隔壁ボ
ディB等により車室内に現れないようにして車室内の美
観を維持するのが好ましい。
【0018】前記伝達手段6との係わりで、アクセルペ
ダル10の踏み込み深さとブレーキペダル70の踏み込
み深さとの関係は、図9のごとく設定される。アクセル
ペダル10は図示のごとく、アクセルペダル踏み込みゼ
ロの位置からある程度の踏み込み位置までは、従来のア
クセルペダル10と変わりなく車を始動,加速してい
く。通常運転での加速が確保される。そして、それ以上
アクセルペダル10を踏み込んだ場合は、張出し体42
がガイド突起用斜面51を滑動するようになり、連動ア
ーム2がガイド用突起体5に沿って開き始める。さらな
るアクセルペダル10の踏み込みが進んだところで、連
動アーム2がブレーキペダル連結アーム61の先端にあ
るブレーキ用接点6aを踏み始め、伝達手段6によって
ブレーキペダル系統7の突片72を押し下げブレーキが
きき始める。さらにアクセルペダル10を踏み込んでい
くと、伝達手段6を介してブレーキをさらに踏み込んで
いくことになり、最終のアクセルペダル10を目一杯踏
み込んだところでは、ブレーキペダル70も目一杯踏み
込まれた最終踏み込み位置に到達する。かくして、伝達
手段6が設けられると、ブレーキペダル70の踏み間違
えでアクセルペダル10を踏み込んだときには、連動ア
ーム2からの球体30の解除によって暴走が起こらなく
なるだけでなく、自動的にブレーキが働き、車そのもの
の動きを制止できるようになる。なお、図9のアクセル
ペダル10の踏み込み深さとブレーキペダル70の踏み
込み深さとの関係は、一例であって適宜位置変更可能で
ある。伝達手段6は機械的構造に限ることなく、電気的
信号に置き換えてもよい。また、伝達手段6については
運転席から届く範囲にレバー等を設け、高速走行等にお
いてレバー操作により該伝達手段6を解除できるように
してもよい。
【0019】このように構成した誤動作防止装置は、急
ブレーキをかけるのに誤ってアクセルペダル10を思い
切り踏み込んだ場合、張出し体42がガイド用突起体5
を滑動することにより連動アーム2が横方向にズレて加
速用起動部3が連動アーム2から外れてしまうので暴走
しない。急ブレーキをかける場合はブレーキペダル70
を目一杯踏み込むことが多く、誤ってアクセルペダル1
0を踏むときも目一杯或いはそれに近い状態で踏み込む
ことになる。アクセルペダル10が目一杯或いはそれに
近い状態で踏み込まれると、張出し体42がガイド用突
起体5の斜面51を滑動し、連動アーム2が横方向へズ
レて最終的に加速用起動部3から外れる。従って、簡単
な構造ながら、誤ってアクセルペダル10を踏み込んで
もアクセルが機能しなくなり、急発進等の暴走を防止で
きる。アクセルペダル10を踏み込んでも加速用起動部
3が解除されるので、たとえ車が少し動いても急発進等
の暴走は引き起こさず、悲惨な事故を防げる。
【0020】さらに、ブレーキ用接点6a,伝達手段6
を設けた場合は、アクセルペダル10の踏み込みに応じ
て一定域からブレーキがきき始めるので、車を確実に制
止できるようになる。故に、ブレーキペダル70との踏
み間違えによる急発進,暴走の事故を完全に撲滅でき
る。
【0021】その一方で、本発明は通常(所定の踏み込
み範囲)のアクセルペダル10の踏み込み動作で始動,
加速することができ、一般道路走行が可能であり、通常
の車と何ら変わりない。これにとどまらず、運転手が高
速道路などで、思い切りアクセルペダル10を踏んでス
ピードアップを図ろうとする場合、張出し体42からガ
イド用突起体5を横へ又は下へズラして両者の係合を解
けば、従来の車と同様の高速走行が可能になるので、本
誤動作防止装置を付加したことによる支障は全くない。
ガイド用突起体5をズラすのに、運転席周囲に設けたレ
バー操作等で行うようにすればより有益になる。
【0022】尚、本発明においては前記実施形態に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。アクセルペダル10,ストッパ13,連動
アーム2,加速用起動部3,弾性体41,張出し体42,ガ
イド用突起体5,伝達手段6,ブレーキペダル系統7等の
形状,大きさ,個数等は用途に合わせて適宜選択でき
る。実施形態では床に取付けられたオルガンタイプのア
クセルペダルについて述べたが、上から吊り下げるペン
ダントタイプのアクセルペダルにも勿論適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の車両用アクセル
ペダルの誤動作防止装置は、極めて簡単な構造ながら、
急ブレーキをかけるのに誤ってアクセルペダルを踏み込
んでもアクセルペダルが機能しないようになるので、急
発進,暴走事故防止に役立ち、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用アクセルペダルの誤動作防止装
置の一形態で、アクセルペダル周りの全体説明平面図で
ある。
【図2】図1のX−X線矢視図である。
【図3】図1のY−Y線矢視図である。
【図4】図1のZ−Z線矢視図である。
【図5】図4の状態からアクセルペダルを踏み込んでい
った場合の加速用起動部の動きを示す断面図である。
【図6】張出し体とガイド用突起体との係合を解除し
て、アクセルペダルを踏み込んでいった場合の加速用起
動部の動きを示す断面図である。
【図7】図6の張出し体とガイド用突起体との係合を解
除した場合の両者の動きを示す断面図である。
【図8】伝達手段の概略説明図である。
【図9】アクセルペダルの踏み込み深さとブレーキペダ
ルの踏み込み深さとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10 アクセルペダル 11 支軸 2 アクセル連動アーム 3 加速用起動部 41 弾性体 42 張出し体 5 ガイド用突起体 6 伝達手段 7 ブレーキペダル系統

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルと、 該アクセルペダルの基部に設けた支軸に回動自在に取付
    けられ、アクセルペダルの側方に横並びに配設されるア
    クセル連動アームと、 前記支軸から離れた位置で、該アクセル連動アームとア
    クセルペダルを連結する弾性体と、 前記アクセル連動アームの裏面側に配設される加速用起
    動部と、 前記アクセル連動アームから下方へ向けて形成される張
    出し体と、 ボディ側に設けられ、該張出し体に係合する斜面が形成
    されたガイド用突起体と、を具備し、 アクセルペダルの踏み込みにより、アクセル連動アーム
    が加速用起動部を押し下げてスピードを加速する一方、
    アクセルペダルのさらなる踏み込みによって、張出し体
    がガイド用突起体の斜面を滑動し、前記弾性体の弾性力
    に抗してアクセル連動アームが前記支軸を支点にアクセ
    ルペダルとの角度を広げ、所定以上の踏み込み域に達し
    た段階で前記加速用起動部から前記アクセル連動アーム
    が外れるようにしたことを特徴とする車両用アクセルペ
    ダルの誤動作防止装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセルペダルの踏み込みにより前
    記アクセル連動アームが押し下がる空間領域で、前記加
    速用起動部より低地点にブレーキ用接点を設け、且つ該
    ブレーキ用接点が受けた入力をブレーキペダル系統へ伝
    達できる伝達手段をさらに具備し、 アクセルペダルが所定以上の踏み込み域に達した段階
    で、前記アクセル連動アームがブレーキ用接点を押え、
    前記伝達手段を介してブレーキがかかるようにした請求
    項1記載の車両用アクセルペダルの誤動作防止装置。
JP2000375184A 2000-12-08 2000-12-08 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置 Pending JP2002178782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000375184A JP2002178782A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000375184A JP2002178782A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002178782A true JP2002178782A (ja) 2002-06-26

Family

ID=18844229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000375184A Pending JP2002178782A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002178782A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101048402B1 (ko) * 2009-12-31 2011-07-11 오승기 페달 오조작 보정기능이 구비된 액셀러레이터
WO2012169477A1 (ja) * 2011-06-10 2012-12-13 MINAMI Heiji アクセルペダル誤動作解消装置
JP2013078989A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Tsuta:Kk アクセルペダル誤操作防止装置
CN113734116A (zh) * 2021-11-05 2021-12-03 杭州丹佛斯科技有限公司 电动汽车刹车控制机构以及控制方法
WO2023218679A1 (ja) * 2022-05-12 2023-11-16 国立大学法人埼玉大学 アクセル装置及び車両

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101048402B1 (ko) * 2009-12-31 2011-07-11 오승기 페달 오조작 보정기능이 구비된 액셀러레이터
WO2012169477A1 (ja) * 2011-06-10 2012-12-13 MINAMI Heiji アクセルペダル誤動作解消装置
CN103597420A (zh) * 2011-06-10 2014-02-19 南平次 加速踏板误动作消除装置
CN103597420B (zh) * 2011-06-10 2015-02-18 南平次 加速踏板误动作消除装置
US9010212B2 (en) 2011-06-10 2015-04-21 Heiji Minami Accelerator pedal malfunction elimination apparatus
JP2013078989A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Tsuta:Kk アクセルペダル誤操作防止装置
CN113734116A (zh) * 2021-11-05 2021-12-03 杭州丹佛斯科技有限公司 电动汽车刹车控制机构以及控制方法
WO2023218679A1 (ja) * 2022-05-12 2023-11-16 国立大学法人埼玉大学 アクセル装置及び車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002178782A (ja) 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置
US5596906A (en) Combined accelerating/braking apparatus of a vehicle
JP3217039U (ja) アクセルペダル誤動作解消装置
JPH0611219Y2 (ja) 車両の自動変速機用シフトレバー装置
JPH1035441A (ja) 車両の緊急停止安全装置
EP1391799A4 (en) ACCELERATOR AND BRAKE PEDAL DEVICE FOR MOTOR VEHICLE
WO2018186368A1 (ja) アクセルペダル誤動作解消装置
JP2017087825A (ja) ペダル装置。
JP2622664B2 (ja) 自動車運転用アクセル操作装置
JP2020194405A (ja) 車両用ペダル装置
JP2003260952A (ja) 車両用アクセルペダルの誤動作防止装置
JPH08142818A (ja) 自走車両用ペダル機構
JP3210698U (ja) 自動車用アクセルペダルの誤操作防止装置
US4543456A (en) Switch device for vehicle-speed control
US4611696A (en) Brake control device
KR100534877B1 (ko) 자동차용 급가속 방지 장치
JPH06156111A (ja) 自動車のアクセル誤操作防止装置
JP3145455U (ja) アクセルペダルによる自動車の暴走防止機構
JPH0433177Y2 (ja)
JPH0516692A (ja) ペダル機構
US2224441A (en) Automobile control device
JP5134148B1 (ja) アクセルペダルの過踏込防止装置
JP2917101B2 (ja) 自動変速機用シフトレバー装置
JPH0132096Y2 (ja)
JP5285191B1 (ja) アクセルペダルの過踏込防止装置