JPH0611219Y2 - 車両の自動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents

車両の自動変速機用シフトレバー装置

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JPH0611219Y2
JPH0611219Y2 JP1988166042U JP16604288U JPH0611219Y2 JP H0611219 Y2 JPH0611219 Y2 JP H0611219Y2 JP 1988166042 U JP1988166042 U JP 1988166042U JP 16604288 U JP16604288 U JP 16604288U JP H0611219 Y2 JPH0611219 Y2 JP H0611219Y2
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shift
lever
pin
day tent
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忠雄 村松
昇三 鬼頭
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Toyota Motor Corp
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の自動変速機用シフトレバー装置に関
する。
〔従来の技術〕
自動変速機が搭載されるオートマチツク車のシフトレバ
ー装置では、シフトレバーのシフトポジシヨンがパーキ
ングレンジ、リバースレンジ、ニユートラルレンジ、ド
ライブレンジの順で配列され、シフトレバーが揺動操作
により一つのシフトレンジに選択できるようになってい
る。また、シフトレバーにはノブに押ボタンが配設さ
れ、ニユートラルレンジとドライブレンジとの間は押ボ
タンの押圧操作の有無にかかわらず相互にシフト操作す
ることができるが、ニユートラルレンジ又はパーキング
レンジからリバースレンジ方向には押ボタンを押圧しな
い限りはシフト操作できないようになっている。これは
シフトレバーに連結されてシフトレバーの揺動操作で略
水平方向に移動するとともに押ボタンの押圧操作で下方
に移動するデイテントピンが車体側のデイテントプレー
トに貫通されて移動を制約されるためである。
ところで、この種のシフトレバー装置では、発進時の誤
操作防止のため、フツトブレーキを踏み込まないとパー
キングレンジからリバースレンジ方向にシフト操作でき
ないようにすることが考えられている。例えばデイテン
トピンの廻りにストツパを設け、このストツパを駆動手
段で駆動してフツトブレーキが踏み込まれていない状態
でパーキングレンジからリバースレンジ方向にシフト操
作しようとしたときに押ボタンの押圧操作で下方に移動
するデイテントピンにストツパを当ててストツパでデイ
テントピンの下方への移動を阻止してパーキングレンジ
からリバースレンジ方向にシフト操作できないようにす
ることが考えられている。
また、この種のシフトレバー装置では、走行中に誤って
押ボタンを押圧操作してドライブレンジからニユートラ
ルレンジを通過してリバースレンジにシフト操作される
ことを防止するために、押ボタンを押圧操作してもドラ
イブレンジからリバースレンジに直接シフト操作できな
いようにすることも考えられている。
例えば、実公昭52−51379号、実公昭57−14
106号公報には、デイテントピンの廻りにレバーが揺
動可能に設けられ、このレバーによってドライブレンジ
からリバースレンジに直接シフト操作できないようにし
たシフトレバー装置が開示されている。このシフトレバ
ー装置によれば、レバーは押ボタンを押圧操作してニユ
ートラルレンジからリバースレンジ方向にシフト操作す
るときには押ボタンの押圧操作で下方に移動するデイテ
ントピンに押圧されて揺動されることによりデイテント
ピンの移動を許すが、押ボタンを押圧操作してドライブ
レンジからリバースレンジに直接シフト操作しようとし
たときはシフトレバーの揺動操作で略水平方向に移動す
るデイテントピンと当ってデイテントピンの移動を阻止
するようになっている。これによって走行時におけるド
ライブレンジからリバースレンジへのシフト操作を防止
するようになっている。なお、実開昭56−77439
号公報にも走行時におけるドライブレンジからリバース
レンジへのシフト操作を防止するようにしたシフトレバ
ー装置が開示されている。しかし、このシフトレバー装
置によれば、押ボタンを強く押し込まなければニユート
ラルレンジからリバースレンジにシフト操作することが
できないようにしたものであり、場合によっては走行時
にボタンが強く押し込まれることも考えられ、走行時に
おけるドライブレンジからリバースレンジへのシフト操
作を確実に防止でき得るものではない。
このようにシフトレバー装置では、発進時の誤操作を防
止する機能をもったものと、走行時の誤操作を防止する
機能をもったものが考えられている。このことから両者
を組み合わせて発進時及び走行時の誤操作を防止できる
ようにすることが考えられる。
ところが、この場合、デイテントピン廻りに配設される
部品が多くなるため、デイテントピン回りの狭いスペー
ス内に各部品を配設することが困難となる。また、各部
品をデイテントピン廻りに配設したとしても、場合によ
ってはシフトレバーの操作モードを変更しなしくてはな
らなくなり、乗員に不便を強いることとなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、部品点数の少ない構成で、
しかもシフトレバーの操作モードを変更することなく、
車両の発進時及び走行時の誤操作を防止することができ
る車両の自動変速機用シフトレバー装置を得ることが目
的である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はシフトレバーのシフトポジシヨンがパーキング
レンジ、リバースレンジ、ニユートラルレンジ、ドライ
ブレンジの順で配列され、シフトレバーが揺動操作によ
り一つのシフトレンジに選択される車両の自動変速機用
シフトレバー装置であって、 シフトレバーのノブに配設される押ボタンと、 シフトレバーに連結されてシフトレバーの揺動操作で略
水平方向に移動されるとともに押ボタンの押圧操作で下
方に移動されるデイテントピンと、 デイテントピンが貫通されるデイテント孔が形成される
とともにデイテント孔の内周上面にカム溝が形成され押
ボタンの非押圧操作状態でカム溝にデイテントピンが係
合し、デイテントピンの略水平方向移動位置に応じて各
シフトレンジが選択され、ニユートラルレンジとドライ
ブレンジとの間の相互のシフト操作は押ボタンの押圧操
作の有無にかかわらずデイテントピンが略水平方向に移
動できて可能となるがパーキングレンジからリバースレ
ンジ方向へのシフト操作及びニユートラルレンジからリ
バースレンジ方向へのシフト操作は押ボタンを押圧操作
しない限りデイテントピンが略水平方向に移動できずに
不可能となるデイテントプレートと、 デイテントピンの下方にデイテントプレートに沿って配
設されるとともに、略水平方向に延設されてシフト位置
がパーキングレンジ又はリバースレンジに選択されてい
るときにデイテントピンと上下方向で対向する第1の端
面と、この第1の端面と連続してなり略上下方向に延設
されてシフト位置がニユートラルレンジに選択されてい
て押ボタンが押圧操作されたときにデイテントピンと略
水平方向で対向する第2の端面とを有し、シフト位置が
パーキングレンジに選択されていてパーキングレンジか
らリバースレンジ方向へのシフト操作のために押ボタン
が押圧操作されると第1の端面がデイテントピンで押接
されてデイテントピンの下方への移動を許容すべく第1
移動を行うとともに、シフト位置がニユートラルレンジ
に選択されていてニユートラルレンジからリバースレン
ジ方向へシフト操作するために押ボタンが押圧操作され
シフトレバーが揺動されると第2の端面がデイテントピ
ンで押接されてデイテントピンの略水平方向の移動を許
容すべく第2移動を行う移動プレートと、 シフト位置がパーキングレンジに選択されているときに
はフットブレーキの作動に基づき制御され、フットブレ
ーキが踏み込まれると移動プレートの第1移動を許容
し、フットブレーキが踏み込まれないと移動プレートの
第1移動を阻止するとともに、シフト位置がニユートラ
ルレンジに選択されているときには車速に基づき制御さ
れ、車速が所定値に満たないと移動プレートの第2移動
を許容し、車速が所定値以上であると移動プレートの第
2移動を阻止する制御部材と、 を備える構成を特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、シフト位置がパーキングレンジに選
択されていてフツトブレーキが踏み込まれると、制御部
材によって移動プレートの第1移動が許容される。すな
わち、押ボタンが押圧操作されると、移動プレートは第
1の端面がデイテントピンで押接されて第1移動を行
い、デイテントピンは下方へ移動できる。従って、パー
キングレンジからリバースレンジ方向へのシフト操作が
可能となる。
シフト位置がパーキングレンジに選択されていてフツト
ブレーキが踏み込まれないと、制御部材によって移動プ
レートの第1移動が阻止される。すなわち、移動プレー
トは第1の端面がデイテントピンで押接されても第1移
動を行わず、デイテントピンは下方へ移動できない。従
って、パーキングレンジからリバースレンジ方向へのシ
フト操作が不可能となる。
車両走行時に、ニユートラルレンジからリバースレンジ
方向へシフト操作する際、車速が所定値に満たないと、
制御部材によって移動プレートの第2移動が許容され
る。すなわち、移動プレートは第2の端面がデイテント
ピンで押接されて第2移動を行い、デイテントピンはニ
ユートラルレンジからリバースレンジ方向へシフト操作
するための略水平方向の移動ができる。これにより、ニ
ユートラルレンジからリバースレンジ方向へのシフト操
作が可能となる。
車両走行時に、ニユートラルレンジからリバースレンジ
方向へシフト操作する際、車速が所定値以上であると、
制御部材によって移動プレートの第2移動が阻止され
る。すなわち、移動プレートは第2の端面がデイテント
ピンで押接されても第2移動を行わず、デイテントピン
はニユートラルレンジからリバースレンジ方向へシフト
操作するための略水平方向の移動ができない。これによ
り、ニユートラルレンジからリバースレンジ方向へのシ
フト操作が不可能となる。
これによって、部品点数の少ない構成で、しかもシフト
レバーの操作モードを変更することなく、車両の発進時
及び走行時の誤操作を防止することができる。
〔実施例〕
第1図から第5図には、本考案に係る車両の自動変速機
用シフトレバー装置の第1実施例が示されている。
シフトレバー装置10では、第1図及び第2図に示され
る如くシフトレバー12のシフトポジシヨンが左右方向
にパーキングレンジ(以下、Pレンジという。)、リバ
ースレンジ(以下、Rレンジという。)、ニユートラル
レンジ(以下、Nという。)、ドライブレンジ(以下、
Dレンジという。)、セカンドレンジ(以下、2レンジ
という。)、ローレンジ(以下、Lレンジという。)の
順で配列されている。
シフトレバー12はベースプレート13の裏面に垂設さ
れた図示しない一対のブラケツトに両端部を支持された
シヤフトの中間部に下端部が回動可能に軸支されてお
り、シヤフトを中心として揺動されて一つのシフトレン
ジに選択できるようになっている。
このシフトレバー12には内方にデイテントロツド14
が軸方向(上下方向)に摺動自在に組み込まれている。
デイテントロツド14は図示しないコンプレツシヨンス
プリングのばね力で上方へ付勢され、シフトレバー12
の先端に装着されたノブボタン16の押圧操作でコンプ
レツシヨンスプリングのばね力に抗して下方に押し下げ
られるようになっている。このデイテントロツド14の
下端部には、デイテントピン18が固定されシフトレバ
ー12の揺動操作で左右方向に移動されるとともにノブ
ボタン16の押圧操作で下方に押し下げられるようにな
っている。
デイテントピン18はシフトレバー12に形成された長
孔20を貫通して端部がシフトレバー12の外側に突出
され、その廻りにはベースプレート13に立設されてデ
イテントプレート22が配設されている。
デイテントプレート22には、デイテント孔24が形成
され、このデイテント孔24を通してデイテントピン1
8が貫通されてシフト操作時にはデイテント孔24内を
デイテントピン18が移動するようになっている。デイ
テント孔24には、上面内周に凹凸状のカム溝26が形
成され、ノブボタン16の非押圧状態でカム溝26にデ
イテントピン18がコンプレツシヨンスプリングのばね
力で係合されるようになっている。この係合により、ノ
ブボタン16の非押圧状態でのデイテントピン18の移
動が制約されてシフト操作に制約を加えている。すなわ
ち、例えばシフト位置がPレンジに選択されているとき
には、カム溝26へのデイテントピン18の係合によっ
てシフトレバー12が揺動不可能とされ、ノブボタン1
6を押圧操作してデイテントピン18を下方に移動しな
い限りはPレンジからRレンジにシフト操作することが
できない。これと同様にしてノブボタン16を押圧操作
しない限りはRレンジからPレンジ又はNレンジ、Nレ
ンジからRレンジ、2レンジからLレンジにシフト操作
することはできない。しかし、Lレンジから2レンジ、
2レンジからNレンジの間はノブボタン16の押圧操作
の有無にかかわらずシフトレバー12の揺動操作によっ
てシフト操作できる。
このデイテントピン18の廻りには、デイテントピン1
8の下方に移動プレートであるレバー28がデイテント
プレート22に沿って配設されている。
レバー28はデイテントピン18がどの位置にあっても
上端面がデイテントピン18と対向するようにデイテン
ト孔24よりも左右方向に長く延設され、デイテント孔
24の右方で右端部がピン30を介してデイテントプレ
ート22に回動可能に軸支され、ピン30廻りに揺動で
きるようになっている。このレバー28の左右方向中間
部には上端に略矩形の切欠32が形成され、シフト位置
がPレンジに選択されているときには第1の端面である
左端部上端面28Aがデイテントピン18と上下方向に
対向するが、シフト位置がDレンジからLレンジの間に
選択されていてノブボタン16が押圧操作されたときに
は第2の端面である切欠32の内周左端面28Bがデイ
テントピン18と左右方向に対向するようになってい
る。
このレバー28の廻りには、レバー28の左端部上方に
ストツパピン34が配設されているとともにレバー28
の右端部側にピン30に巻装されてねじりコイルばね3
6が配設され、さらにレバー28の左端部下方に制御部
材であるストツパブロツク38が配設されている。
ストツパピン34はデイテントプレート22に固設され
ている。このストツパピン34はレバー28の左端部上
端面28Aと対向してレバー28の矢印A方向への揺動
を制限し、シフト位置がPレンジ、Nレンジ、Dレン
ジ、2レンジ、又はLレンジに選択されていてノブボタ
ン16が押圧操作されていないときにデイテントピン1
8にレバー28が当らないようにするようになってい
る。
ねじりコイルばね36はストツパピン34及びピン30
に両端部が支持されてレバー28と重なるように配置さ
れた保持プレート37とレバー28との間でピン30に
巻装され、レバー28をストツパピン34に当接させる
方向(矢印A方向)に付勢している。この付勢力でシフ
ト位置がPレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2レンジ、L
レンジに選択されていてノブボタン16が押圧操作され
ていないときにはレバー28がストツパピン34に当接
した状態に保持され(第1図、第2図参照)、またシフ
ト位置がRレンジに選択されているときにはレバー28
がデイテントピン18に当接した状態に保持されるよう
になっている(第5図参照)。すなわち、シフト位置が
Rレンジに選択されているときには第5図に示される如
くレバー28がデイテントピン18に当接してストツパ
ピン34に当接する位置よりもねじりコイルばね36の
付勢力に抗して矢印B方向に若干揺動された位置に保持
されるようになっている。
これにより、PレンジからRレンジ、RレンジからPレ
ンジ、RレンジからNレンジへのシフト操作時にはノブ
ボタン16の押圧操作でデイテントピン18が押し下げ
られたときにレバー28の左端部上端面28Aにデイテ
ントピン18が当接し(第1図に二点鎖線で示したデイ
テントピン18A参照)デイテントピン18に押圧され
てレバー28がねじりコイルばね36の付勢力に抗して
矢印B方向の揺動力を付与されるようになっている。ま
た、Nレンジ、Dレンジ、2レンジ又はLレンジからR
レンジへのシフト操作時にはノブボタン16を押圧して
シフトレバー12を揺動操作したときにレバー28の切
欠内周左端面28Bにデイテントピン18が当接し(第
2図に二点鎖線で示されるデイテントピン18B参照)
レバー28がねじりコイルばね36の付勢力に抗して矢
印B方向の揺動力を付与されるようになっている。な
お、Nレンジ、Dレンジ、2レンジ又はLレンジからR
レンジへのシフト操作時にノブボタン16を押圧操作せ
ずにシフトレバー12を揺動操作したときにはカム溝2
6にデイテントピン18が摺動されてレバー28にデイ
テントピン18が当接することがなく、レバー28が揺
動力を付与されることがない。また、NレンジからLレ
ンジの間でのシフト操作時にノブボタン16を押圧操作
してシフトレバー12を揺動操作したときにもレバー2
8の切欠32内をデイテントピン18が移動してレバー
28にデイテントピン18が当接することがなく、レバ
ー28が揺動力を付与されることがない。
ストツパブロツク38は第3図に示される如く一辺部が
他辺部に対して略直角に連結されたL字状で、一辺側の
端部がピン40を介して車体に回動可能に軸支され、ス
トツパピン34にレバー28が当接するRレンジ以外の
シフト位置でピン40廻りの揺動によりレバー28の下
方に進退され、レバー28の揺動を制御できるようにな
っている。すなわち、ストツパブロツク38がレバー2
8の下方に進出した状態では、レバー28がねじりコイ
ルばね36の付勢力に抗して揺動されたときにストツパ
ブロツク38にレバー28の左端部下面が当ってそれ以
上のレバー28の矢印B方向への揺動が阻止されるよう
になっている。一方、ストツパブロツク38がレバー2
8の下方から退出した状態では、ストツパブロツク38
にレバー28が当ることがなく、レバー28の矢印B方
向への揺動を許すようになっている。
また、ストツパブロツク38は第5図に示される如くシ
フト位置がRレンジに選択されているときにはレバー2
8の矢印B方向への揺動を許すようになっている。すな
わち、シフト位置がRレンジに選択されている状態で
は、レバー28がデイテントピン18に当接してストツ
パピン34に当接する位置よりも矢印B方向に若干揺動
された位置に保持されストツパブロツク38がレバー2
8の側面(第5図手前側の面)に当接して下方に進出す
ることがないようになっており、これによってレバー2
8の矢印B方向への揺動を許すようになっている。
このストツパブロツク38の中間部には長孔42を通し
て連結ピン44が連結され、連結ピン44を介してソレ
ノイド46のプランジヤ46Aと連結されている。
ソレノイド46は非通電状態では圧縮コイルスプリング
48によりストツパブロツク38をレバー28の下方に
進出させる方向に付勢し、ストツパブロツク38をレバ
ー28の下方に進出させることができるようになってい
る。また、ソレノイド46は通電されたときにストツパ
ブロツク38をレバー28の下方から退出させる方向に
揺動し、ストツパブロツク38をレバー28の下方から
退出させることができるようになっている。
このソレノイド46はシフト位置がPレンジに選択され
ているときであって且つフツトブレーキが踏み込まれた
とき、及び車速が所定値以下でシフト位置がNレンジに
選択されたときに通電されるようになっている。
詳しく説明すると、第4図に示される如く、ソレノイド
46は、その一方の電源線50がアースされ、他方の電
源線52はOR回路54の出力端子に接続されている。
OR回路54の一方の入力端子は、AND回路56の出
力端子56Aと接続されている。
AND回路56の一方の入力端子は車速センサ59に接
続される車速検知回路60の出力端子に比較電圧発生回
路58を介して接続され、車速信号と、所定の車速に対
応する基準信号とがそれぞれ入力され、車速信号の値が
基準信号の値以下となったときに信号が入力されるよう
になっている。なお、本実施例では、加速時には車速が
30km/H以下で、減速時には車速が10km/H以下で
AND回路56の一方の入力端子に信号が入力されるよ
うになっている。
AND回路56の他方の出力端子は変速位置検出スイツ
チ65を介してイグニツシヨンスイツチ64に接続され
ている。変速位置検出スイツチ65はシフト位置を検出
するものであり、AND回路56の他方の出力端子には
シフト位置がNレンジに選択されたときに信号が入力さ
れるようになっている。
一方、OR回路54の他方の入力端子はAND回路61
の出力端子と接続されている。AND回路61の一方の
入力端子は、フツトブレーキが踏み込まれたときに点灯
するストツプランプ62へ電流を流すストツプランプス
イツチ63を介してイグニツシヨンスイツチ64に接続
され、フツトブレーキが踏み込まれたときに信号が入力
されるようになっている。
AND回路61の他方の入力端子は変速位置検出スイツ
チ65と接続され、シフト位置がPレンジに選択された
ときに信号が入力されるようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
車両発進時には、通常、シフト位置がPレンジに選択さ
れた状態(第1図参照)でエンジンが始動される。
エンジン始動後、フツトブレーキが踏み込まれていない
状態では、ストツプランプスイツチ63がオフであるの
で、AND回路61を通じてOR回路54の入力端子に
信号が入力されることがない。また、シフト位置がPレ
ンジに選択されているのでOR回路54の入力端子には
AND回路56を通じても信号が入力されることがな
い。このため、ソレノイド46が通電されず、ストツパ
ブロツク38が圧縮コイルスプリング48の付勢力でレ
バー28の下方に進出した状態とされ、ストツパブロツ
ク38によってレバー28の矢印B方向への揺動を阻止
してPレンジからRレンジ方向にシフト操作できないよ
うになっている。すなわち、PレンジからRレンジ方向
にシフト操作するためにノブボタン16を押圧操作する
とレバー28の左端部上端面28Aにデイテントピン1
8が当接して(第1図デイテントピン18A)デイテン
トピン18の下方への移動が阻止される。このため、シ
フトレバー12を揺動操作することができず、Pレンジ
からRレンジ方向にシフト操作できない。
この状態からフツトブレーキを踏み込むと、ストツプラ
ンプスイツチ63がオンとなり、AND回路61を通じ
てOR回路54の入力端子に信号が入力される。このた
め、ソレノイド46が通電されてストツパブロツク38
がレバー28の下方から退出し(第1図に図示の状
態)、この移動でレバー28を矢印B方向に揺動可能と
してPレンジからRレンジ方向にシフト操作できるよう
になる。すなわち、PレンジからRレンジ方向にシフト
操作するためにノブボタン16を押圧操作すると、レバ
ー28の左端部上端面28Aにデイテントピン18が当
接するが(第1図デイテントピン18A)、その後はデ
イテントピン18に押圧されてレバー28が矢印B方向
に揺動(第1移動)し、デイテントピン18の下方への
移動が阻止されることがない。このため、シフトレバー
12を揺動操作してPレンジからRレンジ、Dレンジ、
2レンジあるいはLレンジにシフト操作して車両が発進
可能となる。
車両発進時には、シフト位置がRレンジ、Dレンジ、2
レンジあるいはLレンジに選択されるので、AND回路
61あるいはAND回路56を通じてOR回路54の入
力端子に信号が入力されることはない。このため、ソレ
ノイド46が通電されず、シフト位置がDレンジ、2レ
ンジ、あるいはLレンジのいずれかに選択されていると
きにはストツパブロツク38が圧縮コイルスプリング4
8の付勢力でレバー28の下方に進出した状態とされ、
ストツパブロツク38によってレバー28の矢印B方向
への揺動が阻止される。また、第5図に示されるように
シフト位置がRレンジに選択されているときには、スト
ツパブロツク38がレバー28の側面(第5図手前側の
面)に当接されてレバー28の下方に進出することがな
く、レバー28の矢印B方向への揺動が阻止されること
がない。すなわち、シフト位置がDレンジ、2レンジ、
あるいはLレンジのいずれかに選択されている状態では
レバー28がストツパピン34に当接した位置に保持さ
れてストツパブロツク38が圧縮コイルスプリング48
の付勢力でレバー28の下方に進出するのであるが、シ
フト位置がRレンジに選択されている状態ではレバー2
8がデイテントピン18に当接してストツパピン34に
当接する位置よりも矢印B方向に若干揺動された位置に
保持され、これによって、ストツパブロツク38がレバ
ー28の側面に当接してレバー28の下方に進出するこ
とがないのである。これによって、Rレンジから他のレ
ンジにシフト操作可能となる。なお、DレンジからLレ
ンジの間でのシフト操作時にはレバー28にデイテント
ピン18が当接することがなく、レバー28がシフト操
作の妨げとなることはない。
車両走行時に加速されて車速が30km/H以下でシフト
位置がNレンジに選択されると(第2図参照)、AND
回路56を通じてOR回路54の入力端子の一方に信号
が入力される。これにより、ソレノイド46が通電され
てストツパブロツク38がレバー28の下方から退出
し、この移動でレバー28が矢印B方向に揺動可能とな
る。一方、車速が30km/H以上のときには、シフト位
置がNレンジに選択されてもAND回路56を通じてO
R回路54の入力端子に信号が入力されず、ソレノイド
46への通電が遮断されてストツパブロツク38がレバ
ー28の下方に進出した状態(第2図、第3図に図示の
状態)となり、レバー28が矢印B方向に揺動不可能と
なる。
したがって、加速されて車速が30km/Hを超えると、
ノブボタン16を押圧操作してもRレンジ又はPレンジ
にはシフト操作できなくなる。すなわち、例えばノブボ
タン16を押圧操作してDレンジからRレンジにシフト
操作するときにはシフト位置が一時的にNレンジに選択
されることになり、このときにレバー28が矢印B方向
に揺動不可能となるので、Rレンジにシフト操作しよう
としてもレバー28の切欠内周左端面28Bにデイテン
トピン18が当接して(第2図デイテントピン18B)
デイテントピン18の移動が阻止される。このため、N
レンジでシフトレバー12がRレンジ方向に揺動操作不
可能となり、Rレンジ又はPレンジにシフト操作不可能
となる。
車両走行時に減速されて車速が10km/H以下になり、
この状態でシフト位置がNレンジに選択されると(第2
図参照)、AND回路56を通じてOR回路54に入力
端子の一方に信号が入力される。これにより、ソレノイ
ド46が通電されてストツパブロツク38がレバー28
の下方から退出し、この移動でレバー28が矢印B方向
に揺動可能となってRレンジ方向にシフト操作できるよ
うになる。すなわち、NレンジからRレンジにシフト操
作するときにはノブボタン16を押圧操作しその後にシ
フトレバー12を揺動操作したときにレバー28の切欠
内周左端面28Bにデイテントピン18が当接するが
(第2図デイテントピン18B)、その後はデイテント
ピン18に押圧されてレバー28が矢印B方向に揺動
(第2移動)し、デイテントピン18の移動を妨げるこ
とがない。これにより、シフトレバー12が揺動操作さ
れてPレンジ又はRレンジにシフト操作することができ
る(第1図参照)。
このように本実施例では、部品点数の少ない簡単な構成
でしかも操作モードを変更することなく、車両発進時及
び車両走行時の誤操作を防止することができる。
第6図及び第7図には、本考案に係る車両のシフトレバ
ー装置の第2実施例が示されている。この実施例では、
レバー28にはデイテントプレート22との対向面に凹
部70が形成され、シフト位置がDレンジからLレンジ
の間に選択されていてノブボタン16が押圧操作された
ときには凹部70の左側の内壁28Cにデイテントピン
18が対向するようになっている。また、レバー28の
デイテントプレート22への軸支孔72が左右方向に長
い長孔となっており、レバー28は左右方向にも移動で
きるようになっている。ねじりコイルばね36はレバー
28を右方にも付勢し、ノブボタン16の非押圧状態で
レバー28を右方移動限に保持するようになっている。
これにより、ノブボタン16を押圧操作してDレンジか
らNレンジにシフト操作した時に凹部70の内壁28C
にデイテントピン18が当接し(第6図に二点鎖線で示
されるデイテントピン18C参照)、デイテントピン1
8に押圧されてレバー28が左方に移動するようになっ
ている(第6図に二点鎖線で示されるレバー28F参
照)。
Dレンジ、2レンジあるいはLレンジからRレンジ方向
にシフト操作するためにノブボタン16を押圧操作して
シフトレバー12を揺動操作すると、DレンジからNレ
ンジへのシフト操作時にレバー28の凹部70の内壁2
8Cにデイテントピン18が当接し(第6図デイテント
ピン18C)、その後はデイテントピン18に押圧され
て第6図レバー28Fに示される如くレバー28が左方
に移動する(シフト位置がDレンジに選択されていると
きにはソレノイド46への通電が遮断されてストツパブ
ロツク38によってレバー28の矢印B方向への揺動が
阻止されるため)。この移動でデイテントピン18が左
方に移動して(第6図デイテントピン18D)シフト位
置がNレンジに選択される。この状態でレバー28が左
方への移動限とされ、加速時に車速が30km/Hを越え
たときから減速されて車速が10km/Hになるまでの
間、すなわちソレノイド46への通電が遮断されている
間はRレンジ方向にシフト操作できないようにする。す
なわち、ソレノイド46への通電が遮断されている状態
では、レバー28の矢印B方向への揺動が阻止されるの
で、Rレンジ方向にシフト操作しようとしてもレバー2
8の凹部70の内壁28Cにデイテントピン18が当っ
てデイテントピン18の左方への移動が阻止され、これ
によってRレンジ方向にシフト操作できなくなる。
なお、シフト位置がNレンジに選択されていてデイテン
トピン18が凹部70の内壁28Cに当接する状態(第
6図レバー28F、デイテントピン18Dの状態)にお
いて、ソレノイド46が通電されたときにはストツパブ
ロツク38がレバー28の下方から退出されるのでデイ
テントピン18により凹部70の内壁28Cを押圧して
レバー28を矢印B方向に揺動できるようになり、シフ
トレバー12の揺動操作によってRレンジ方向にシフト
操作可能となる。また、この状態においてノブボタン1
6の押圧操作をやめると、デイテントピン18が上方に
移動されて凹部70内から抜き出されると同時にねじり
コイルばね36の付勢力でレバー28が右方に移動して
原位置に戻り(第5図に実線で図示の状態)、ソレノイ
ド46の通電状態、例えば減速して停止した車両停止状
態でRレンジ方向にシフト操作するときには、ノブボタ
ン16の押圧操作によってレバー28の上端面28Aに
デイテントピン18が当接してデイテントピン18に押
圧されてレバー28が矢印B方向に揺動し、デイテント
ピン18の移動が妨げられることはない。
第8図には、本考案に係る車両のシフトレバー装置の第
3実施例が示されている。この実施例では、レバー28
は上下方向に延設され、デイテント孔24の下方で下端
部がピン30を介してデイテントプレート22に矢印
X、Y方向に揺動可能、且つ上下方向に移動可能に支持
されている。ストツパピン34はレバー28の上端部右
側でデイテントプレート22に固設され、Nレンジから
Lレンジの間のシフト操作時にレバー28の上端部にデ
イテントピン18が当ることのないようにレバー28の
揺動を制限している。ねじりコイルばね36はレバー2
8の左側で固定ピン80に巻装されてレバー28を上方
に向けて付勢するとともに矢印X方向にも付勢してい
る。この付勢力でレバー28はシフト位置がRレンジ以
外のシフトレンジに選択され、且つノブボタン16の非
押圧状態で上方への移動限に位置されるとともにストツ
パピン34に当接された状態に保持されるようになって
いる。固定ピン80はレバー28が矢印Y方向に揺動さ
れたときにレバー28と当ってレバー28のストツパと
しても作用されるようになっている(第8図に二点鎖線
で示されるレバー28G参照)。また、ストツパブロツ
ク38はレバー28の下方に進出した状態ではレバー2
8の下方への移動を阻止するようになっている。
エンジン始動後にフツトブレーキが踏み込まれた状態、
すなわちソレノイド46の通電状態においてPレンジか
らRレンジ方向にシフト操作するときには、ノブボタン
16の押圧操作でレバー28の上端面28Dにデイテン
トピン18が当接し(デイテントピン18E)デイテン
トピン18に押圧されてレバー28が下方に移動し、こ
の移動でデイテントピン18が下方に移動される。これ
によって、ノブボタン16を押圧操作してPレンジから
Rレンジ方向にシフト操作可能となる。しかし、エンジ
ン始動後にフツトブレーキが踏み込まれていない状態、
すなわちソレノイド46への通電が遮断された状態で
は、ストツパブロツク38によってレバー28の下方へ
の移動が阻止されるので、レバー28の上端面28Dに
デイテントピン18が当って(デイテントピン18E)
デイテントピン18の下方への移動が阻止され、Pレン
ジからRレンジ方向にシフト操作不可能となる。
Dレンジ、2レンジあるいはLレンジからRレンジ方向
にシフト操作するためにノブボタン16を押圧操作して
シフトレバー12を揺動操作すると、DレンジからNレ
ンジへのシフト操作時にレバー28の上端部右側面28
Eにデイテントピン18が当接し(第8図デイテントピ
ン18G)、その後はデイテントピン18に押圧されて
レバー28が矢印Y方向に揺動する(ねじりコイルばね
36によりレバー28が上方に付勢されているため)。
この揺動でデイテントピン18が左方に移動して(デイ
テントピン18H)シフト位置がNレンジに選択され
る。この状態でレバー28が固定ピン80に当って矢印
Y方向への移動限とされ、加速時に車速が30km/Hを
超えてから減速されて車速が10km/Hになるまでの
間、すなわちソレノイド46への通電が遮断されている
間はRレンジ方向にシフト操作できないようにする。す
なわち、ソレノイド46への通電が遮断されている状態
では、ストツパブロツク38によってレバー28の下方
への移動が阻止されるので、Rレンジ方向にシフト操作
しようとしてもレバー28の上端部右側面28Eにデイ
テントピン18が当ってデイテントピン18の左方への
移動が阻止され、これによってRレンジ方向にシフト操
作できなくなる。
なお、シフト位置がNレンジに選択されていてデイテン
トピン18がレバー28の上端部右側面28Eに当接す
る状態(レバー28G、デイテントピン18Hの状態)
において、ソレノイド46が通電されたときにはストツ
パブロツク38がレバー28の下方から退出されるの
で、デイテントピン18によりレバー28の上端部右側
面28Eを押圧してレバー28を下方に押し下げること
ができるようになり、シフトレバー12の揺動操作によ
ってRレンジ方向にシフト操作可能となる。また、この
状態において、ノブボタン16の押圧操作をやめると、
デイテントピン18が上方に移動されてレバー28の上
端部右側面28Eから離れると同時にねじりコイルばね
36の付勢力でレバー28が矢印X方向に揺動して原位
置に戻り(第8図に実線で図示の状態)、ソレノイド4
6の通電状態、例えば減速して停止した車両停止状態で
Rレンジ方向にシフト操作するときには、ノブボタン1
6の押圧操作によってレバー28の上端面28Dにデイ
テントピン18が当接してデイテントピン18に押圧さ
れてレバー28が下方へ押し下げられ、デイテントピン
18の移動が妨げられることはない。
また、シフト位置がRレンジに選択されているときに
は、ストツパブロツク38がレバー28の側面(第8図
手前側の面)に当接されてレバー28の下方に進出する
ことがなく、レバー28の下方への移動が阻止されるこ
とがない。すなわち、シフト位置がDレンジ、2レンジ
あるいはLレンジのいずれかに選択されている状態で
は、レバー28が上方への移動限に位置されてストツパ
ブロツク38が圧縮コイルスプリング48の付勢力でレ
バー28の下方に進出するのであるが、シフト位置がR
レンジに選択されている状態ではレバー28がデイテン
トピン18に当接して上方への移動限よりも若干下方に
押し下げられた位置に保持され、これによってストツパ
ブロツク38がレバー28の側面に当接してレバー28
の下方に進出することがてないのである。これによっ
て、Rレンジから他のレンジにシフト操作可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案は部品点数の少ない構成で、
しかもシフトレバーの操作モードを変更することなく、
車両の発進時及び走行時の誤操作を防止することができ
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案に係る車両のシフトレバー装
置の第1実施例を示し、第1図はシフト位置がPレンジ
に選択されている状態を示す側面図、第2図はシフト位
置がNレンジに選択されている状態を示す側面図、第3
図は第1図をその上方からみた平面図、第4図は第1図
のソレノイドの作動を示す回路図、第5図はシフト位置
がRレンジに選択されている状態を示す側面図、第6図
及び第7図はそれぞれ第2実施例を示し、第6図は第1
図に対応して示した側面図、第7図は第3図に対応して
示した平面図、第8図は第3実施例を第1図に対応して
示した側面図である。 10……シフトレバー装置、 12……シフトレバー、 18……デイテントピン、 22……デイテントプレート、 24……デイテント孔、 28……レバー、 38……ストツパブロツク、 46……ソレノイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鬼頭 昇三 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 原田 昇一 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフトレバーのシフトポジシヨンがパーキ
    ングレンジ、リバースレンジ、ニユートラルレンジ、ド
    ライブレンジの順で配列され、シフトレバーが揺動操作
    により一つのシフトレンジに選択される車両の自動変速
    機用シフトレバー装置であって、 シフトレバーのノブに配設される押ボタンと、 シフトレバーに連結されてシフトレバーの揺動操作で略
    水平方向に移動されるとともに押ボタンの押圧操作で下
    方に移動されるデイテントピンと、 デイテントピンが貫通されるデイテント孔が形成される
    とともにデイテント孔の内周上面にカム溝が形成され押
    ボタンの非押圧操作状態でカム溝にデイテントピンが係
    合し、デイテントピンの略水平方向移動位置に応じて各
    シフトレンジが選択され、ニユートラルレンジとドライ
    ブレンジとの間の相互のシフト操作は押ボタンの押圧操
    作の有無にかかわらずデイテントピンが略水平方向に移
    動できて可能となるがパーキングレンジからリバースレ
    ンジ方向へのシフト操作及びニユートラルレンジからリ
    バースレンジ方向へのシフト操作は押ボタンを押圧操作
    しない限りデイテントピンが略水平方向に移動できずに
    不可能となるデイテントプレートと、 デイテントピンの下方にデイテントプレートに沿って配
    設されるとともに、略水平方向に延設されてシフト位置
    がパーキングレンジ又はリバースレンジに選択されてい
    るときにデイテントピンと上下方向で対向する第1の端
    面と、この第1の端面と連続してなり略上下方向に延設
    されてシフト位置がニユートラルレンジに選択されてい
    て押ボタンが押圧操作されたときにデイテントピンと略
    水平方向で対向する第2の端面とを有し、シフト位置が
    パーキングレンジに選択されていてパーキングレンジか
    らリバースレンジ方向へのシフト操作のために押ボタン
    が押圧操作されると第1の端面がデイテントピンで押接
    されてデイテントピンの下方への移動を許容すべく第1
    移動を行うとともに、シフト位置がニユートラルレンジ
    に選択されていてニユートラルレンジからリバースレン
    ジ方向へシフト操作するために押ボタンが押圧操作され
    シフトレバーが揺動されると第2の端面がデイテントピ
    ンで押接されてデイテントピンの略水平方向の移動を許
    容すべく第2移動を行う移動プレートと、 シフト位置がパーキングレンジに選択されているときに
    はフットブレーキの作動に基づき制御され、フットブレ
    ーキが踏み込まれると移動プレートの第1移動を許容
    し、フットブレーキが踏み込まれないと移動プレートの
    第1移動を阻止するとともに、シフト位置がニユートラ
    ルレンジに選択されているときには車速に基づき制御さ
    れ、車速が所定値に満たないと移動プレートの第2移動
    を許容し、車速が所定値以上であると移動プレートの第
    2移動を阻止する制御部材と、 を備えることを特徴とする車両の自動変速機用シフトレ
    バー装置。
JP1988166042U 1988-12-22 1988-12-22 車両の自動変速機用シフトレバー装置 Expired - Lifetime JPH0611219Y2 (ja)

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