JPH0433177Y2 - - Google Patents

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JPH0433177Y2
JPH0433177Y2 JP1986004704U JP470486U JPH0433177Y2 JP H0433177 Y2 JPH0433177 Y2 JP H0433177Y2 JP 1986004704 U JP1986004704 U JP 1986004704U JP 470486 U JP470486 U JP 470486U JP H0433177 Y2 JPH0433177 Y2 JP H0433177Y2
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shift lever
vehicle
switch
parking brake
brake
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は駐車ブレーキの自動解除装置、詳しく
は車両発進時に車両の駐車ブレーキを自動的に制
動状態から解除するための駐車ブレーキの自動解
除装置に関する。
(従来の技術) このような駐車ブレーキの自動解除装置として
は従来、たとえば(1)特公昭47−37299号公報、(2)
実開昭48−21329号公報、(3)米国特許第2725131
号、(4)米国特許第3455418号などに開示されたも
のがある。このうち(1)および(2)の装置において
は、アクセルペダルの作動に連動して解除信号を
送ることによつて車両を制動状態から解除するよ
うになつている。また、(3)の装置においては、シ
フトレバーが中立位置Nにあるときブレーキを作
動させ、シフトレバーが中立位置N以外の位置に
なると車両を制動状態から解除するようになつて
おり、さらに(4)の装置では押しボタンを押すこと
によつてブレーキが作動し、シフトレバーが中立
位置N以外の位置になつたときに負圧アクチユエ
ータの作用で車両を制動状態から解除するように
なつている。さらに、最近のアメリカ製車両の上
級車においては、駐車位置P以外のシフトレンジ
にシフトレバーを操作すると車両を制動状態から
解除するようになつているものが多い。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の駐車ブレーキ
の自動解除装置にあつては、それぞれ次のような
問題点があつて。すなわち、(1)および(2)の装置の
ようにアクセルペダルの作動に連動して車両を制
動状態から解除するものは、車両停車時の空ぶか
しやエンジンルーム点検時等においてアクセルペ
ダルを踏み込んだ場合、あるいはブレーキペダル
と間違えてアクセルペダルを踏み込んでしまつた
場合には車両が急発進して非常に危険であつた。
これを防止するために車速を検知して制動状態を
解除することも考えられるが、システムの高い信
頼性が要求されるとともにコストアツプを招く。
また、(3)および(4)の装置のようにシフトレバーが
中立位置N以外にあるときに解除するものは、た
とえばシフトレバーを走行位置Dにしたときに自
動変速機のクリープ現象のため車両が動き出すこ
とがあり、交差点などで発進する際にシフトレバ
ーの操作のタイミングが早いとブレーキペダルを
踏まねばならず運転者の操作が煩雑になる。さら
に、シフトレバーが駐車位置P以外の位置にある
ときに車両の制動を解除する装置においても(3)お
よび(4)と同様の問題点を有するほか、アクセルペ
ダルを踏みながらシフトレバーを操作することに
より車両が急発進する恐れがあつた。このよう
に、従来の駐車ブレーキの自動解除装置において
は、いずれも駐車ブレーキを制動状態から解除す
るための特別の操作を必要としないため、不用意
な操作や誤操作があつた場合において安全性を確
保できないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するため、駐車ブレ
ーキの制動状態の解除を電気的作動機器で自動的
に解除する駐車ブレーキの自動解除装置におい
て、シフトレバーの位置を検知するシフトレバー
位置検知手段と、ブレーキペダルの作動を検知す
るブレーキペダル作動検知手段と、を備え、前記
シフトレバー位置検知手段がシフトレバーが前
進・後退走行位置にあることを検知し、かつ前記
ブレーキペダル作動検知手段がブレーキペダルの
作動を検知したときに前記駐車ブレーキを制動状
態から解除することを構成としている。
(作用) 車両発進時には駐車ブレーキの自動解除装置に
より駐車ブレーキを制動状態から自動的に解除さ
せる。この駐車ブレーキの自動解除装置による作
用は、シフトレバー位置検知手段がシフトレバー
が駐車位置Pおよび中立位置N以外の前進・後退
走行位置にあることを検知し、かつブレーキペダ
ル作動検知手段がブレーキペダルの作動を検知し
たときにのみ行われる。このように本考案の駐車
ブレーキの自動解除装置によれば、車両を発進さ
せようとするときに駐車ブレーキを制動状態から
解除するためには、運転者がシフトレバーを走行
位置Dあるいは後進位置Rのいずれかに移動した
後、ブレーキペダルを足を踏み込むという2段階
の操作が必要なため、車両停車時の空ぶかしやエ
ンジンルーム点検時等においてアクセルペダルを
踏み込んだ場合、あるいはブレーキペダルと間違
えてアクセルペダルを踏み込んでしまつた場合で
も車両が急発進することはない。また、シフトレ
バーを走行位置Dにしただけでは駐車ブレーキは
解除せず、自動変速機のクリープ現象のために車
両が動き出すことはないため交差点などで発進す
る際の運転者の操作が煩雑になるということはな
い。さらに、アクセルペダルを踏みながらシフト
レバーを駐車位置Pから走行位置Dに切換操作し
ても駐車ブレーキは解除せず、そのような操作に
より車両が急発進する恐れはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。図は本考案による車両用駐車ブレーキ
の自動解除装置の一実施例を示す図である。
まず構成について説明する。
図において、12は電源としてのバツテリーで
あり、14はイグニシヨンスイツチである。イグ
ニシヨンスイツチ14はコイル18aを有する常
開のリレー18とシフトレバーの位置を検知する
シフトスイツチ16(シフトレバー位置検知手
段)を介して接続されている。シフトスイツチ1
6には駐車位置P側のスイツチと中立位置N側
のスイツチが設けられており、シフトスイツチ
16が図外のシフトレバーの位置がP側またはN
側にあることを検知したときはP側のスイツチ
またはN側のスイツチがONとなり、シフトレ
バーの位置がP側およびN側以外の前進・後退走
行位置にあることを検知したときは図に示すよう
に上記のスイツチおよびの両方がOFFとな
るようにしている。シフトスイツチ16のP側の
スイツチまはたN側のスイツチがONになる
とリレー18のコイル18aに通電されて発生し
た電磁力によりリレー18がONとなり、スター
タモータ26に通電されてモータ26が回転する
ことにより図外のエンジンが始動させられる。
またイグニシヨンスイツチ14はソレノイド2
4と、常閉のリレー20および、図外のブレーキ
ペダルが踏み込み作動されたときONとなるブレ
ーキペダルスイツチ(ブレーキペダル作動検知手
段)22を直列に介して接続されており、さらに
リレー20のコイル20aはシフトスイツチ16
の下流側に直列に接続されてアースされている。
図に示すようにイグニシヨンスイツチ14が
OFFでかつ、シフトスイツチ16がOFFのとき
はコイル20aに通電されずリレー20の接点は
ONとなつている(常閉)。イグニシヨンスイツ
チ14およびリレー20がONのときはブレーキ
ペダルスイツチ22がONとなればソレノイド2
4のコイル24aに通電されてソレノイド24が
作動するようになつている。ソレノイド24が作
動すると図外の駐車ブレーキを制動状態から解除
するようになつている。
次に作用について説明する。車両停車時に運転
者が図外のシフトレバーを駐車位置Pに移動させ
てイグニシヨンスイツチ14をONにすると、シ
フトスイツチ16の駐車位置P側のスイツチが
シフトレバーが駐車位置Pにあることを検知する
ことによりONとなり、コイル18aに通電され
て発生した電磁力によりリレー18がONとなつ
てスタータモータ26が回転することにより図外
のエンジンが始動させられ、車両の発進に備え
る。運転者が車両を発進させるとき、シフトレバ
ーを前進走行位置Dあるいは後進位置Rに移動さ
せると、シフトスイツチ16がシフトレバーの位
置が駐車位置Pおよび中立位置N以外の位置にあ
ることを検知する。このためシフトスイツチ16
の駐車位置P側のスイツチおよび中立位置N側
のスイツチは両方ともOFFとなる。このとき、
リレー20はコイル20aに通電されないため接
点がONになつており、さらに運転者が図外のブ
レーキペダルを踏み込むことによりブレーキペダ
ルスイツチ22がブレーキペダルの作動を検知し
てONとなり、コイル24aに通電されてソレノ
イド24が作動する。そして、ソレノイド24が
作動することによつて図外の駐車ブレーキを制動
状態から解除する。
このように本考案の駐車ブレーキの自動解除装
置によれば、車両を発進させようとするときに駐
車ブレーキを制動状態から解除するためには、運
転者がシフトレバーを走行位置Dあるいは後進位
置Rのいずれかに移動した後、ブレーキペダルを
足で踏み込むという2段階の操作が必要なため、
車両停車時に空ぶかしやエンジンルーム点検時等
においてアクセルぺを踏み込んだ場合、あるいは
ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏み
込んでしまつた場合でも車両が急発進することは
ない。また、シフトレバーを走行位置Dにしただ
けでは駐車ブレーキは解除せず、自動変速機のク
リープ現象のために車両が動き出すようなことは
ないため、交差点などで発進する際の運転者の操
作が煩雑となつたり子供のいたずら等で車両が動
き出して危険となることはない。さらに、アクセ
ルペダルを踏みながらシフトレバーを駐車位置P
から走行位置Dに切換えて駐車ブレーキは解除せ
ず、そのような操作により車両が急発進する恐れ
はない。
なお、上記実施例においては駐車ブレーキの制
動状態を解除する場合について説明したが、駐車
ブレーキを制動状態に作動させる場合は従来と同
様でよいのでその説明は省略する。また、上記実
施例におけるシフトスイツチ16およびブレーキ
ペダルスイツチ22はそれぞれ、駐車位置Pおよ
び中立位置NでONとなつてスタータモータ26
の回転を可能にするインヒビタスイツチ、およ
び、ブレーキペダルを踏んだとき点灯するストツ
プランプのスイツチをそのまま兼用できるため、
別個のスイツチを特別に設ける必要がなく、その
分だけコストを低減することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の駐車ブレーキの
自動解除装置によれば、シフトレバー位置検知手
段がシフトレバーが駐車位置Pおよび中立位置N
以外の前進・後退走行位置にあることを検知し、
かつブレーキペダル作動検知手段がブレーキペダ
ルの作動を検知したときに限り駐車ブレーキを制
動状態から解除するようにしたことにより、運転
者の不用意な操作や誤操作などに起因する車両の
急発進やクリープ現象による車両の移動等を防止
してそれらに基づく事故を有効に防止し、車両発
進時の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による駐車ブレーキの自動解除装置
の一実施例を示す回路図である。 10……駐車ブレーキの自動解除装置、12…
…バツテリー、14……イグニシヨンスイツチ、
16……シフトスイツチ(シフトレバー位置検知
手段)、18,20……リレー、18a,20a
……コイル、22……ブレーキペダルスイツチ
(ブレーキペダル作動検知手段)、24……ソレノ
イド、26……スタータモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駐車ブレーキの制動状態の解除を電気的作動機
    器で自動的に解除する駐車ブレーキの自動解除装
    置において、シフトレバーの位置を検知するシフ
    トレバー位置検知手段と、ブレーキペダルの作動
    を検知するブレーキペダル作動検知手段と、を備
    え、前記シフトレバー位置検知手段がシフトレバ
    ーが前進・後進走行位置にあることを検知し、か
    つ前記ブレーキペダル作動検知手段がブレーキペ
    ダルの作動を検知したときに前記駐車ブレーキを
    制動状態から解除することを特徴とする駐車ブレ
    ーキの自動解除装置。
JP1986004704U 1986-01-16 1986-01-16 Expired JPH0433177Y2 (ja)

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JP1986004704U JPH0433177Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

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JP1986004704U JPH0433177Y2 (ja) 1986-01-16 1986-01-16

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JPS62115961U JPS62115961U (ja) 1987-07-23
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JP3927265B2 (ja) * 1996-11-18 2007-06-06 トヨタ自動車株式会社 車両の自動制動制御装置
JP4631526B2 (ja) * 2005-04-27 2011-02-16 日産自動車株式会社 車両用ブレーキ装置
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