JP2002177301A - 人工臼歯 - Google Patents

人工臼歯

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JP2002177301A
JP2002177301A JP2000404336A JP2000404336A JP2002177301A JP 2002177301 A JP2002177301 A JP 2002177301A JP 2000404336 A JP2000404336 A JP 2000404336A JP 2000404336 A JP2000404336 A JP 2000404336A JP 2002177301 A JP2002177301 A JP 2002177301A
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occlusal
cusp
occlusion
fossa
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Kazuhiro Kinoshita
一弘 木下
Akira Hasegawa
明 長谷川
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GC Dental Products Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 義歯作製に当たり、蝋歯槽堤への排列や、削
合等による咬合調整が容易であり、また、義歯使用時に
おいて、義歯が転覆等したりせず安定であって、しか
も、食物をすりつぶしたり、噛み砕いたり、噛み切るな
ど咀嚼効率においてフルバランスドオクルージョンに近
い咬合が得られ、また、リンガライズドオクルージョン
への変更が義歯作製時に限らず義歯の修正時においても
容易に行うことのできる人工臼歯を提供する。 【解決手段】 上顎臼歯1と下顎対合臼歯11の咬合面
2、12に、舌側咬頭3、13、頬側咬頭4、14およ
び舌側咬頭と頬側咬頭との間に窩5、15がそれぞれ形
成され、前記上顎臼歯の舌側咬頭に前記下顎対合臼歯の
窩が咬合接触し、前記上顎臼歯の窩に前記下顎対合臼歯
の頬側咬頭が咬合接触するように、上顎臼歯の咬合面と
下顎対合臼歯の対合面とが形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全部床義歯や部
分床義歯に使用される人工臼歯に関するものである。さ
らに詳しくは、この発明は、フルバランスドオクルージ
ョンに近い咬合が得られ、リンガライズドオクルージョ
ンへの変更も可能な咬合形態を持った人工臼歯に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】義歯の歯槽堤に排列される人工臼歯に
は、各種の咬合様式のものが開発されている。図11
は、フルバランスドオクルージョンの人工臼歯を用いた
義歯の中心咬合位における概略説明図である。この咬合
様式は、上顎臼歯101の頬側咬頭内斜面と下顎対合臼
歯111の頬側咬頭外斜面とがA点、上顎臼歯101の
舌側咬頭内斜面と下顎対合臼歯111の頬側咬頭内斜面
とがB点、上顎臼歯101の舌側咬頭外斜面と下顎対合
臼歯111の舌側咬頭内斜面とがC点で接触し、この中
心咬合位と下顎運動の全過程において全ての歯牙が同時
に接触し、咬頭傾斜面によって、物をすりつぶすだけで
なく、噛み砕き、噛み切ることもできると解されてお
り、義歯にとって理想の咬合様式といわれている。図1
2は、下顎が側方運動した側方位での概略説明図であっ
て、上顎臼歯101と下顎対合臼歯111とが、作業側
において、上顎臼歯101の頬側咬頭内斜面と下顎対合
臼歯111の頬側咬頭外斜面とがP点で接触し、また、
上顎臼歯101の舌側咬頭外斜面と下顎対合臼歯111
の舌側咬頭内斜面とがQ点で接触し、平衡側において、
上顎臼歯101の舌側咬頭内斜面と下顎対合臼歯111
の頬側咬頭内斜面とがR点で接触する。
【0003】フルバランスドオクルージョンでは、中心
咬合位において、上顎臼歯101と下顎対合臼歯111
とが、A、B、C点で均等の力で接触するようにされる
ことが必要であり、具体的には、図13に咬合接触点の
みを示すように、第1小臼歯101a、111a、第2
小臼歯101b、111bにおいていずれもA、B、C
の3点で接触させ、第1大臼歯101c、111cにお
いて近心側でA、B、Cの3点と遠心側でA、B、Cの
3点の6点で接触させ、第2大臼歯101d、111d
においてA、B、Cの3点で接触させ、左方で15点、
同様に右方で15点、合計30点もの接触を確保するこ
とが必要である。
【0004】また、下顎を側方に運動させた側方位にお
いても図12に示したように接触が確保されることが必
要であり、さらに、下顎を前方に運動させた前方咬合位
置においても、上顎臼歯と下顎対合臼歯との接触が確保
されることが必要である。
【0005】このような接触を全ての臼歯において確実
に確保するには、矢状顆路角、側方顆路角、矢状切歯路
角、側方切歯路角、歯槽頂間線法則、側方的調節湾曲、
前後的調節湾曲等を考慮した蝋歯槽堤への臼歯の排列を
始め、不十分な接触箇所の削合等による咬合調整に極め
て高度な技能と、膨大な時間を必要とする。また、例
え、咬合調整が十分になされたとしても、A、B、C点
等の接触の傾斜角度によっては、義歯が不安定ともな
る。すなわち、図14に示すように、上顎臼歯101と
下顎対合臼歯111の接触点A、B、C点での咬合力を
それぞれD、E、Fとし、垂直成分と水平成分に分解す
ると、一般に、水平成分は、義歯を不安定とし、垂直成
分は義歯を安定させる作用をする。上顎臼歯101と下
顎対合臼歯111の咬頭傾斜が強くなると、水平成分が
大きくなり、その反面垂直成分が小さくなり、義歯が不
安定となる。左右の上顎臼歯101と下顎対合臼歯11
1のA、B、C位置が対称であって、しかも歯槽頂間線
法則に従って、排列されたものとし、歯槽堤頂を支点と
したテコに見立てて、下顎対合臼歯への咬合力D、E、
Fの垂直成分を、図15に示すように、左方でD、E
、F、右方でD、E、Fとして図示すると、
義歯は、D=D、E=E、F=Fの場合、
または、D<E+Fの場合は安定するが、D+E
≠D+E+Fの場合、D+E>E+Fの場
合、または、D>E+Fの場合は不安定となる。
【0006】また、図16に咬頭傾斜を無くした上顎臼
歯121と下顎対合臼歯131とからなる咬合様式を示
す。この咬合様式においては、上顎臼歯121と下顎対
合臼歯131の蝋歯槽堤への排列、咬合調整等は、前述
したフルバランスドオクルージョンと比べ容易となる。
また、この咬合様式では、図17に示すように、中心咬
合位において、咬合力は垂直方向に働き水平方向には力
が分散しないので義歯が安定する。しかしながら、下顎
を前方運動させたり、側方運動させた時、臼歯には咬頭
がないので接触せずクリステンセン現象を引き起こす。
そのため、前方運動に対しては、例えば、図18に示す
ように、下顎第2大臼歯131dの後方にバランシング
ランプ138を付与し、義歯の安定を図っている。ま
た、無咬頭の下顎第2大臼歯131dに前後的または側
方的調節湾曲を付け、クリステンセン現象の発生を防止
することも行われるが、模型上と口腔内では微妙な顎運
動の違いから、義歯の動揺が十分防止できるとはいえな
い。また、このような人工臼歯を用いた義歯では、食物
をすりつぶすことはできても、食物を噛み切ることがで
きず、噛み心地が良好とはいえない。
【0007】また、図19に20〜30°の咬頭傾斜角
を有する上顎臼歯141と咬頭傾斜を無くした下顎対合
臼歯151とからなる咬合様式を示す。この咬合様式に
おいては、上顎臼歯141の舌側咬頭143と下顎対合
臼歯151の咬合面152とが、1点または2点(第1
大臼歯の場合)で接触することになり、図16に示す咬
合様式の人工臼歯と比べると食物を噛み切ったり、噛み
砕く点では優れている。そして、この咬合様式において
は、上顎臼歯と下顎対合臼歯の蝋歯槽堤への排列、咬合
調整等も、前述したフルバランスドオクルージョンのも
のと比べ容易となる。また、図20に示すように、中心
咬合位において、上顎臼歯と下顎対合臼歯の咬合接触点
を歯槽堤頂より舌側となるように排列することで、垂直
方向の咬合力は歯槽堤頂より内側に働くため義歯を容易
に安定させることができる。しかしながら、この咬合様
式では、図16に示した人工臼歯と同様、下顎臼歯に咬
頭がないので側方運動時にガイドできず、クリステンセ
ン現象が発生し、義歯が不安定な状態となる。また、2
0〜30°の咬頭傾斜角を有する上顎臼歯141と咬頭
傾斜を無くした下顎対合臼歯151とは、セットで市販
されていないことから、単品として入手する必要があ
り、歯科医、技工所、患者にとっては不経済となる。
【0008】また、図21は、リンガライズドオクルー
ジョンの人工臼歯を用いた義歯の中心咬合位における概
略説明図である。この咬合様式は、上顎臼歯161の舌
側咬頭163が下顎対合臼歯171の窩175と接触す
る。下顎対合臼歯171は、咬頭展開角が鈍角となるよ
うに形成されている。図22は、下顎が側方運動した側
方位での概略説明図であって、作業側において、上顎臼
歯161の舌側咬頭163と下顎対合臼歯171の舌側
咬頭173とが接触する。
【0009】リンガライズドオクルージョンでは、中心
咬合位において、上顎臼歯161の舌側咬頭163と下
顎対合臼歯171の窩175とが接触するようにされる
ことが必要であり、具体的には、図23に示すように、
第1小臼歯161a、171a、第2小臼歯161b、
171bにおいていずれも1点で接触させ、第1大臼歯
161c、171cにおいて近心側と遠心側の2点で接
触させ、第2大臼歯161e、171eにおいて1点で
接触させ、左方で5点、同様に右方で5点、合計10点
の接触を確保すること等から、フルバランスドオクルー
ジョンと比べ、蝋歯槽堤への臼歯の排列、不十分な接触
箇所の削合等による咬合調整が簡便となる等の点で優れ
ている。また、図24に示すように、中心咬合位におい
て、上顎臼歯と下顎対合臼歯の咬合接触点を歯槽堤頂よ
り舌側となるように排列することで、垂直方向の咬合力
は歯槽堤頂より内側に働くため義歯を容易に安定させる
ことができる。そして、前記図16、図19に示す咬合
様式のものと比べて、食物をすりつぶしたり、噛み砕い
たり、噛み切るなど咀嚼効率等は良好なものであるが、
フルバランスドオクルージョンと比べ咀嚼効率が劣る。
リンガライズドオクルージョンは、噛み心地や咀嚼効率
等がフルバランスドオクルージョン程ではないものの、
前述したように義歯の作製が容易であること等のため、
推奨する歯科医師も多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、
義歯作製に当たり、蝋歯槽堤への排列や、削合等による
咬合調整が容易であり、また、義歯使用時において、義
歯が転覆等したりせず安定であって、しかも、食物をす
りつぶしたり、噛み砕いたり、噛み切るなど咀嚼効率に
おいてフルバランスドオクルージョンに近い咬合が得ら
れ、また、リンガライズドオクルージョンへの変更が義
歯作製時に限らず義歯の修正時においても容易に行うこ
とのできる人工臼歯を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上顎臼歯の咬合面に舌側咬頭、頬側咬
頭および窩が形成され、下顎対合臼歯の咬合面に舌側咬
頭、頬側咬頭および窩が形成され、上顎臼歯と下顎対合
臼歯とが中心咬合位において、前記上顎臼歯の舌側咬頭
が前記下顎対合臼歯の窩に咬合接触し、前記上顎臼歯の
窩に前記下顎対合臼歯の頬側咬頭が咬合接触することを
特徴としている。これによれば、該人工臼歯を排列した
義歯において、中心咬合位での上顎臼歯の舌側咬頭と下
顎対合臼歯の窩とが咬合接触し、上顎臼歯の窩と下顎対
合臼歯の頬側咬頭とが咬合接触し、しかも咬合接触点の
数が、フルバランスドオクルージョンよりも少なく、か
つ、フルバランスドオクルージョンのような頬側咬頭傾
斜面との咬合接触を有しないことになり、義歯作製にお
いて、蝋歯槽堤への排列や、削合等による咬合調整が容
易となる。また、歯槽堤に排列した時に、咬合接触にお
いて発生する力が、後述するように、いずれも垂直方向
となり、フルバランスドオクルージョンにおけるような
水平成分がないことから、義歯の安定に繋がる。そし
て、上顎臼歯と下顎対合臼歯との咬合接触点数が、フル
バランスドオクルージョンよりも少ないものの、リンガ
ライズドオクルージョンよりも多く、咀嚼時に、側方位
から中心咬合位に至る下顎運動において、咬頭の傾斜面
が有効に作用し、物をすりつぶすだけでなく、噛み砕
く、噛み切る等咀嚼効率が良好なフルバランスドオクル
ージョンに近い咬合が得られる。
【0012】そして、上顎臼歯の窩と下顎対合臼歯の頬
側咬頭との咬合接触をしないように、例えば、上顎臼歯
の窩を所定量削合するだけで、リンガライズドオクルー
ジョンへの変更が義歯作製時に限らず義歯の修正時にお
いても容易に行うことができる。
【0013】前記咬合接触する窩が中心窩であること
が、義歯安定の点から好ましい。
【0014】前記上顎臼歯の咬合接触する窩の形状およ
び前記下顎対合臼歯の咬合接触する窩の形状が、平面形
状、凹面形状、凸面形状のうちから選択されたいずれか
1つの形状であることが好ましく、これによれば、前記
上顎臼歯の舌側咬頭と下顎対合臼歯の窩との咬合接触
と、前記上顎臼歯の窩と下顎対合臼歯の頬側咬頭との咬
合接触が確実になされ、かつ、側方運動が円滑に行われ
ることになる。
【0015】前記上顎臼歯の咬合面と前記下顎対合臼歯
の咬合面とは1歯対1歯咬合の咬合面であることが、人
工臼歯の排列が容易であり、咬合接触点が少ないので咬
合調整が簡便である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示し、さらに
詳しくこの発明について説明する。もちろんこの発明は
以下の実施の形態によって限定されるものではない。図
1は、この発明の人工臼歯の一実施形態であって、上顎
臼歯と下顎対合臼歯が咬合接触している中心咬合位での
説明図である。
【0017】この発明の人工臼歯は、陶材、合成樹脂、
または、合成樹脂と無機質材等との複合材からなるもの
であって、図1に示されるように、上顎臼歯1の咬合面
2には、舌側咬頭3、頬側咬頭4、および、舌側咬頭3
と頬側咬頭4との間に窩5が形成されている。該窩5
は、凸面形状に隆起し小突起状部7となっている。下顎
対合臼歯11の咬合面12には、舌側咬頭13、頬側咬
頭14、および、舌側咬頭13と頬側咬頭14との間に
窩15が形成されている。該窩15は、凹面形状となっ
ている。上顎臼歯1と下顎対合臼歯11とは、中心咬合
位において、上顎臼歯1の舌側咬頭3に下顎対合臼歯1
1の窩15がX点で咬合接触し、上顎臼歯1の窩5の小
突起状部7に下顎対合臼歯11の頬側咬頭14がY点で
咬合接触する。上顎臼歯1と下顎対合臼歯11との前記
咬合接触は、可及的に点状であることが好ましいが、線
状、面状であってもよい。
【0018】そして、中心咬合位において、第1小臼歯
で2点、第2小臼歯で2点、第1大臼歯の近心側で2点
と遠心側で1点、第2大臼歯で2点の左方で合計9点、
同様に右方で9点咬合接触するようにして、全体で18
点咬合接触するようにする。このような人工臼歯は、そ
の咬合接触点の数が、フルバランスドオクルージョンよ
りも少なく、かつ、フルバランスドオクルージョンのよ
うな頬側咬頭傾斜面との咬合接触を有しないことから、
義歯作製において、歯槽頂間線法則、側方的調節湾曲、
前後的調節湾曲等を考慮した蝋歯槽堤への排列や、削合
等による咬合調整が容易となる。
【0019】そして、前述したように、上顎臼歯1と下
顎対合臼歯11との中心咬合位での咬合接触は、X、Y
点でなされ、フルバランスドオクルージョンにおけるよ
うな傾斜面で咬合接触するものではないことから、咬合
接触点X、Yに作用する咬合力は、側方分力がなく、図
2に示されるように垂直方向に作用することになり、義
歯が安定であって、転覆したりする恐れがない。
【0020】そして、下顎を側方に運動させた側方位に
おいて、例えば、図3に示すように、非作業側はクロス
アーチバランス、作業側はクロスツースバランスの一種
の両側性平衡咬合となる。
【0021】この人工臼歯は、上顎臼歯と下顎対合臼歯
との咬合接触点数が、フルバランスドオクルージョンよ
りも少ないものの、リンガライズドオクルージョンより
も多く、図3に示す側方位から図4に示す中心咬合位に
至る下顎運動において、咬頭の傾斜面が有効に作用し、
物をすりつぶすだけでなく、噛み砕く、噛み切る等咀嚼
効率が良好なフルバランスドオクルージョンに近い咬合
が得られる。そして、歯科医師の治療方針、患者の義歯
装着感等に応じ、例えば、図1に示す上顎臼歯1の窩5
の小突起状部7を所定量削合することで、図5に示すよ
うに上顎臼歯11の窩5と下顎対合臼歯11の頬側咬頭
14とが咬合接触をしないリンガライズドオクルージョ
ンへの変更が、義歯作製時に限らず、義歯の修正時にお
いても容易に行うことができる。
【0022】図6に、上顎第1小臼歯1a、下顎第1小
臼歯11a、上顎第2小臼歯1b、下顎第2小臼歯11
b、上顎第1大臼歯1c、下顎第1大臼歯11c、上顎
第2大臼歯1d、下顎第2大臼歯11dの咬合面形状を
示す。図6において、上顎第1小臼歯1a、上顎第2小
臼歯1b、上顎第1大臼歯1c、上顎第2大臼歯1d
は、上側が頬側、下側が舌側であり、左側が遠心側、右
側が近心側である。また、下顎第1小臼歯11a、下顎
第2小臼歯11b、下顎第1大臼歯11c、下顎第2大
臼歯11dは、下側が頬側、上側が舌側であり、左側が
遠心側、右側が近心側である。
【0023】図6に示されるように、上顎第1小臼歯1
a、下顎第1小臼歯11a、上顎第2小臼歯1b、下顎
第2小臼歯11b、上顎第1大臼歯1c、下顎第1大臼
歯11c、上顎第2大臼歯1d、下顎第2大臼歯11d
の咬合面2a、12a、2b、12b、2c、12c、
2d、12dには、それぞれ、舌側咬頭3a、13a、
3b、13b、3c、13c、3d、13d、頬側咬頭
4a、14a、4b、14b、4c、14c、4d、1
4d、および窩5a、15a、5b、15b、5c、1
5c、5d、15dが形成されている。さらに詳しく
は、上顎第1小臼歯1aには、舌側咬頭3a、頬側咬頭
4a、および近心窩5a、遠心窩5aが形成され、下顎
第1小臼歯11aには、舌側咬頭13a、頬側咬頭14
a、および近心窩15a、遠心窩15aが形成されてい
る。また、上顎第2小臼歯1bには、舌側咬頭3b、頬
側咬頭4b、および近心窩5b、遠心窩5bが形成さ
れ、下顎第2小臼歯11bには、近心舌側咬頭13b、
遠心舌側咬頭13b、頬側咬頭14b、および窩(中心
窩)15bが形成されている。また、上顎第1大臼歯1
cには、近心舌側咬頭3c、遠心舌側咬頭3c、近心頬
側咬頭4c、遠心頬側咬頭4c、および近心窩5c、中
心窩5c、遠心窩5cが形成され、下顎第1大臼歯11
cには、近心舌側咬頭13c、遠心舌側咬頭13c、近
心頬側咬頭14c、遠心頬側咬頭14c、および近心窩
15c、中心窩15c、遠心窩15cが形成され、さら
に、遠心咬頭18cが形成されている。また、上顎第2
大臼歯1dには、近心舌側咬頭3d、遠心舌側咬頭3
d、近心頬側咬頭4d、遠心頬側咬頭4d、および近心
窩5d、中心窩5d、遠心窩5dが形成され、下顎第2
大臼歯11dには、近心舌側咬頭13d、遠心舌側咬頭
13d、近心頬側咬頭14d、遠心頬側咬頭14d、お
よび近心窩15d、中心窩15d、遠心窩15dが形成
され、さらに、遠心咬頭18dが形成されている。
【0024】このような上顎臼歯と下顎対合臼歯とを1
対1歯咬合となるように排列させることで、上顎第1小
臼歯1aに下顎第1小臼歯11aが咬合し、上顎第2小
臼歯1bに下顎第2小臼歯11bが咬合し、上顎第1大
臼歯1cに下顎第1大臼歯11cが咬合し、上顎第2大
臼歯1dに下顎第2大臼歯11dが咬合することとな
る。
【0025】すなわち、上顎第1小臼歯1aと下顎第1
小臼歯11aとは中心咬合位において、上顎第1小臼歯
1aの舌側咬頭3aが下顎第1小臼歯11aの遠心窩1
5aに咬合接触し、上顎第1小臼歯1aの近心窩5aに
下顎第1小臼歯11aの頬側咬頭14aが咬合接触す
る。また、上顎第2小臼歯1bと下顎第2小臼歯11b
とは中心咬合位において、上顎第2小臼歯1bの舌側咬
頭3bが下顎第2小臼歯11bの窩15bに咬合接触
し、上顎第2小臼歯1bの近心窩5bに下顎第2小臼歯
11bの頬側咬頭14bが咬合接触する。また、上顎第
1大臼歯1cと下顎第1大臼歯11cとは中心咬合位に
おいて、上顎第1大臼歯1cの近心舌側咬頭3c、遠心
舌側咬頭3cが、それぞれ下顎第1大臼歯11cの中心
窩15c、遠心窩15cに咬合接触し、上顎第1大臼歯
1cの中心窩5cに下顎第1大臼歯11cの遠心頬側咬
頭14cが咬合接触する。また、上顎第2大臼歯1dと
下顎第2大臼歯11dとは中心咬合位において、上顎第
2大臼歯1dの近心舌側咬頭3dが下顎第2大臼歯11
dの中心窩15dに咬合接触し、上顎第2大臼歯1dの
中心窩5dに下顎第1大臼歯11dの遠心頬側咬頭14
dが咬合接触する。図6においては、中心咬合位におい
て咬頭と咬合接触する窩は、その近傍にまで溝が至り、
いわば、溝の会合部の底が埋まって、所定の窪みが形成
されたのもとして示している。また、上顎第1小臼歯1
a、下顎第1小臼歯11a、上顎第2小臼歯1bの咬合
面には、それぞれ、近心窩、遠心窩が形成されている
が、これに限られるものではなく、例えば、上顎第1小
臼歯、下顎第1小臼歯、上顎第2小臼歯の咬合面に中心
窩を形成し、中心咬合位において中心窩と対合臼歯の咬
頭とが咬合接触するようにしてもよい。
【0026】窩の形状は、図1に示した凸面形状に隆起
し小突起状部や凹面形状に限定されるものではなく、例
えば、平面形状であってもよい。
【0027】以下、図7〜図10に、この発明の人工臼
歯の他の形態を例示する。これらの人工臼歯において
も、咬合力が人工臼歯に対して垂直方向に働き、義歯を
安定させ、尚かつ咀嚼効率も上げることができる。ま
た、人工臼歯の理想咬合であるフルバランスドオクルー
ジョンに近い咬合が得られ、人工臼歯の窩の一部を削る
ことでリンガライズドオクルージョンになる新しい咬合
様式が得られる。
【0028】図7は、上顎臼歯21の窩25が、平面形
状となっている点が図1に示す人工臼歯と相違するもの
である。
【0029】図8は、上顎臼歯31の窩35と、下顎対
合臼歯41の窩45が、ともに平面形状となっている点
が図1に示す人工臼歯と相違するものである。この人工
臼歯によれば、上記した特徴以外に、咬合様式でロング
セントリックまたはワイドセントリックを推奨する人
は、そのまま利用することができるといったメリットが
ある。
【0030】図9は、下顎対合臼歯51の窩55が、凸
面形状に隆起した小突起状部57となっている点が図1
に示す人工臼歯と相違するものである。図10は、上顎
臼歯61の窩65が、凹面形状となっている点が図1に
示す人工臼歯と相違するものである。
【0031】
【発明の効果】この発明の人工臼歯は、以上詳しく説明
したように構成されているので、義歯作製に当たり、蝋
歯槽堤への排列や、削合等による咬合調整が容易であ
る。また、義歯使用時において、義歯が転覆等したりせ
ず安定であって、しかも、食物をすりつぶしたり、噛み
砕いたり、噛み切るなど咀嚼効率においてフルバランス
ドオクルージョンに近い咬合が得られる。そして、リン
ガライズドオクルージョンへの変更が義歯作製時に限ら
ず義歯の修正時においても容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の人工臼歯の1実施形態であって、上
顎臼歯と下顎対合臼歯が咬合接触している中心咬合位で
の説明図である。
【図2】図1の人工臼歯による咬合力の歯槽堤への作用
を示す説明図である。
【図3】図1の人工臼歯を用いた義歯の側方位での咬合
を示す概略説明図である。
【図4】図1の義歯の中心咬合位での咬合を示す概略説
明図である。
【図5】図1の人工臼歯の窩の小突起状部を削合した状
態を示す説明図である。
【図6】この発明の人工臼歯の咬合面形状を示す平面図
である。
【図7】この発明の人工臼歯の他の実施形態であって、
上顎臼歯と下顎対合臼歯が咬合接触している中心咬合位
での説明図である。
【図8】この発明の人工臼歯のさらに他の実施形態であ
って、上顎臼歯と下顎対合臼歯が咬合接触している中心
咬合位での説明図である。
【図9】この発明の人工臼歯のさらに他の実施形態であ
って、上顎臼歯と下顎対合臼歯が咬合接触している中心
咬合位での説明図である。
【図10】この発明の人工臼歯のさらに他の実施形態で
あって、上顎臼歯と下顎対合臼歯が咬合接触している中
心咬合位での説明図である。
【図11】従来の人工臼歯の一例を用いた義歯の中心咬
合位での咬合を示す概略説明図である。
【図12】図11に示す義歯の側方位での咬合を示す概
略説明図である。
【図13】図11に示す人工臼歯の咬合接触点を示す説
明図である。
【図14】図11に示す人工臼歯の咬合力の作用を示す
説明図である。
【図15】図11の人工臼歯による咬合力の歯槽堤への
作用を示す説明図である。
【図16】従来の人工臼歯の他例の中心咬合位での説明
図である。
【図17】図16の人工臼歯による咬合力の歯槽堤への
作用を示す説明図である。
【図18】図16に示す人工臼歯を用いた義歯の頬側か
らの説明図である。
【図19】従来の人工臼歯のさらに他例の中心咬合位で
の説明図である。
【図20】図19の人工臼歯による咬合力の歯槽堤への
作用を示す説明図である。
【図21】従来のさらに他例の人工臼歯を用いた義歯の
中心咬合位での咬合を示す概略説明図である。
【図22】図21に示す義歯の側方位での咬合を示す概
略説明図である。
【図23】図21に示す人工臼歯の臼歯列の咬合接触の
関係であって、上顎右方と下顎右方の臼歯列の咬合接触
点を示す説明図である。
【図24】図21の人工臼歯による咬合力の歯槽堤への
作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上顎臼歯 2、12 咬合面 3、13 舌側咬頭 4、14 頬側咬頭 5、15 窩 7 小突起状部 11 下顎対合臼歯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上顎臼歯の咬合面に舌側咬頭、頬側咬頭
    および窩が形成され、下顎対合臼歯の咬合面に舌側咬
    頭、頬側咬頭および窩が形成され、 上顎臼歯と下顎対合臼歯とが中心咬合位において、前記
    上顎臼歯の舌側咬頭が前記下顎対合臼歯の窩に咬合接触
    し、前記上顎臼歯の窩に前記下顎対合臼歯の頬側咬頭が
    咬合接触することを特徴とする人工臼歯。
  2. 【請求項2】 前記咬合接触する窩が中心窩であること
    を特徴とする請求項1記載の人工臼歯。
  3. 【請求項3】 前記上顎臼歯の咬合接触する窩の形状お
    よび前記下顎対合臼歯の咬合接触する窩の形状が、平面
    形状、凹面形状、凸面形状のうちから選択されたいずれ
    か1つの形状であることを特徴とする請求項1または2
    記載の人工臼歯。
  4. 【請求項4】 前記上顎臼歯の咬合面と前記下顎対合臼
    歯の咬合面とは1歯対1歯咬合の咬合面であることを特
    徴とする請求項1、2または3記載の人工臼歯。
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