JP3747251B2 - ヒトの自然歯用の人工臼歯 - Google Patents

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Description

本発明は人工臼歯(kuenstlichen Seitenzahn)、詳しくはその咬合面の頬側に少なくとも1つの隆起を、咬合面の口蓋側または舌側に少なくとも1つの隆起を持ち、両隆起間に歯の縦方向に縦長裂溝(Laengsfissur)のある上顎および下顎用大小人工臼歯に関する。但し、下顎臼歯の頬側隆起は上顎臼歯の裂溝と咬み合い、上顎臼歯の口蓋側隆起は下顎臼歯の縦長裂溝と咬み合うものである。
この種の人工臼歯は知られている。しかし、工業生産される人工臼歯の場合、咬合面の構造が極く貧弱なものに過ぎず、上下の歯が咬み合わさる接触面は平坦になっている。そのため歯と歯が互いにスタンプのような働きをして、その結果咀嚼時には、上下両歯が粘着性を帯びるようになる。上下両歯間のこの粘着性が、人工歯による歯列の咀嚼機能を悪化させている原因であり、典型的現象として、咀嚼時にガタガタといういわゆる"歯列音"が発生する。しかも、工業生産される周知の人工歯の場合、咬合面の閉鎖状態が満足なものでなく、そのため必ず手による後加工が必要である。また、歯を咬み合わせたときの接触部分が平坦なことから、歯周組織に好ましからざる余計な負担をかける結果になっている。
本発明の基本課題は、前記記載の人工臼歯に改良を加えて、咀嚼機能および使用における安定維持性を向上させること、さらには歯周組織への力の分布を好ましい状態にすることにある。そのほか、人工歯列の製造における歯の簡易化配列法の確立も、本発明の目的とするところである。
前記の課題は、下顎臼歯のそれぞれの縦長裂溝と対応する上顎臼歯の口蓋側の隆起とを、あるいは上顎臼歯のそれぞれの縦長裂溝と対応する下顎臼歯の頬側の隆起とを、臼歯の咬合時に縦長裂溝の領域で点状接触の可能なレスト領域が少なくとも1つ構成されるため、互いにそれに適合した構造関係にすることによって基本的に解消できる。隆起構造に溝を付けるだけでなく、点接触の形態にすることによってスタンプ現象は避けられ、咀嚼機能が改善される。本発明によりレスト領域を歯の縦軸方向に構成すれば、力の伝わり方も歯の縦軸に沿う形になるので、その結果、歯周組織が保護されることになる。つまり、本発明による臼歯で構成された義歯の場合、好ましくは、レスト領域が広く構成されているので力が強く伝わり、咀嚼機能に余裕が生じる。
前述記載の他、歯の咬合面に歯の外へ伸びる1本または数本の食物流出溝が構成されていることも、本発明の基本的要素である。尚、この食物流出溝は咬合レスト領域の最深部から発している形になっていれば特に効果的である。公知の人工歯の場合、このような食物流出溝はなくて、咀嚼によって粥状になった食物を外側へ誘導するには適さない単に溝らしきものが付いているに過ぎない。本発明による食物流出溝によって食物の均一な噛み砕きが達成され、流出が停滞することも咀嚼安定性が損なわれることもない。そのため、歯周組織も傷まず安定に保持される。
本発明の特徴を示す、また別な側面として、形態安定維持用接合部がある。この形態安定維持用接合部は、それぞれの臼歯の相接する側面に隣接歯の相向かう形態安定維持用接合部と形がぴったり適合するように構成されている。それにより臼歯間の結合に密着安定効果が得られるので、人工臼歯からなる歯列の製造において上顎または下顎の構成が容易になる。しかも、歯の配列作業も行い易く、それぞれを正確に並べることができる。また、形態安定維持用接合部は互いに支え合ったり、力を伝達する役目もしている。歯の側面の形態安定維持用接合部は、咬合面におけるレスト領域及び/又は食物流出溝の形成とは別個の独立したものとしても構成される。
本発明による凹凸のある咬合面の構成により、臼歯を何倍にも有効利用することが可能である。本発明による咬合面の構造によれば、臼歯は隆起部分、レスト領域および食物流出溝を備え、機能全体に整合性がある。本発明による歯はこのような構成になっているため、多様な機能を発揮する。本発明の構想によれば、歯を咬み合わせた際に、歯がそれぞれの相対する1本または2本の歯と咬み合うようにすることができる。
本発明の特徴を示す実施態様は、特許請求の範囲中で取り上げている。添付図面に表された実施形態を基に、本発明を詳しく説明する。各図面の内容は、次の通りである。
図1 上顎臼歯咬合面の平面図、
図2 下顎臼歯咬合面の平面図、
図3 図1に示された臼歯の頬側側面図、
図4 図1に示された臼歯の口蓋側側面図、
図5 図2に示された臼歯の舌側側面図、
図6 図2に示された臼歯の頬側側面図、
図7 図1及び図2に示された臼歯が本発明による歯の咬合位置にあるときの舌側側面図、
図8 図1及び図2に示された臼歯が本発明による第二の咬合位置にあるときの舌側側面図、
図9 臼歯(24)のレスト領域を通る断面図、
図10 レスト領域を表す図。
図1は、第二四分円の位置にある上顎の大小臼歯、即ち小さいほうの臼歯24、25及び大きいほうの臼歯26、27を表す平面図である。図面の部位番号は、歯科工業で常用されている上顎歯、下顎歯に対するナンバリングに準拠して付けたものである。図1には、個々の歯の咬合面が表されている。大小臼歯の各々は、その咬合面1、2、3、4に少なくとも1つ又は2つの口蓋側隆起5を、また少なくとも1つ又は2つの頬側隆起6を持っている。小臼歯24、25は、通例隆起5、6を1つずつ持っている。大臼歯26、27は、頬側にほぼ同じ大きさの隆起6を2つ、また口蓋側の中央部に大きな隆起5を1つと口蓋側末端部に小さな隆起5を1つ有している。口蓋側隆起5と頬側隆起6との間には、縦長裂溝(割れ目)7が形成されている。図1では、口蓋側の歯の突起部分が数字8で、頬側の歯の突起部分が数字9で示されている。それぞれの歯24、25、26、27の縦長裂溝7領域には、本発明によるレスト領域11が形成されている。このレスト領域11は、上顎歯と下顎歯の咬合時に相向かう歯(下顎歯)の隆起部分、即ち下顎歯の頬側隆起(図6参照)と点接触の状態で接合する反面、咬合面1、2、3、4の他の部分では接触点を持たないという特徴を持っている。
レスト領域11はそれぞれ数ヶ所の接触部分13を持っているが、いずれの接触部分でも、咬合時には対向歯の隆起と点接触が可能である。接触部分13は、例えば鱗茎の輪郭をしており、中央部分14が膨らんでいて、先細の頭部15がそれに接合している。接触部分13の表面はトロイド状で、その縦方向X−Xの切断面もそれに垂直なY−Y方向の切断面も中高な構造になっている。図9には、個々の接触部分が表してある。それぞれの接触部分13はその中央部14の下方の底辺16で互いに接しているため、その間に歯の縁方向に伸びる裂溝17が形成されている。
その構造により、対向歯の隆起部分がレスト領域内の広い範囲で安定維持される。つまり、点状接触部分の周りには然るべき可動域が存在する。このようにして咀嚼機構全体に余裕が生じるので、臼歯は下顎のあらゆる動きに対応し得るだけの余裕が十分に持てるようになる。この点状接触を確実なものにするために、本発明では中高構造の隆起部分に溝を設けてある。図1から判るように、このレスト領域11は各臼歯24〜27間で大きさ及び位置に差がある。小臼歯24、25の場合いずれもレスト領域11は1つだけで、主として歯の近心領域にある突起部分に位置している。このレスト領域11は、それぞれの縦軸X−Xが縦長裂溝7にほぼ垂直に走っている2つの接触部分13からなっている。大臼歯26、27には、いずれにも縦方向に離れたレスト領域がそれぞれ2つずつ設けられていて、小さい方のレスト領域11は近心領域突起部分に、大きい方のレスト領域11は歯の中心から離れた位置に配置されている。尚、大きい方のレスト領域11は、4つの接触部分13からなっており、そのうち3つはほぼ同じ大きさであり、残りの1つはそれらより小さくなっている。4つの接触部分13は星形に配置されていて、互いに向かい合う両接触部分13の縦軸X−Xは縦長裂溝7に対して斜めの方向に走っている。この場合、小さな接触部分13は歯のほぼ中心に位置している。小さい方のレスト領域11は、小臼歯の接触部分と位置が同じで、大きさはそれほどもない2つの接触部分13からなっている。レスト領域11の幅は、小さいほうが約0.17cmで、大きいほうが約0.24cmである。
図2は、第三四分円の位置にあるヒトの下顎の小臼歯34、35及び大臼歯36、37を表す。ここでも歯の部位番号は、歯科工業で常用されている下顎歯に対するナンバリング法に準拠している。図2でも、対応の部位にはそれぞれ図1の場合と同じ番号がつけてある。既に説明したように、下顎歯34〜37の場合、頬側隆起6が咬合時の安定化に寄与している。即ち、これが対向上顎歯の縦長裂溝7と咬み合うのである。それに対して、上顎歯24〜27の場合は口蓋側隆起5が対向下顎歯の縦長裂溝7と咬み合い、咬合安定化に寄与している。
図2から明らかなように、下顎歯34〜37にはそれぞれ1つずつレスト領域11が構成されている。小臼歯34、35では、レスト領域11が末梢部にあるのに対し、大臼歯36、37では、レスト領域11は歯36、37の咬合面のほぼ中央に構成されている。下顎歯34〜37の場合でも、舌側隆起5及び頬側隆起6は中高に構成されている。隆起5、6は側面傾斜角は20〜30°なので、対向歯の縦長裂溝7及び接触部分13とそれぞれ確実に点状接触がなし得るのである。小臼歯34、35の場合、通例臼歯34の方は2つの隆起、つまり隆起5、6を持ち、臼歯35の方は3つの隆起、つまり頬側隆起6を1つと舌側隆起5を2つ持つように構成されている。臼歯34のレスト領域11は、中心から離れた咬合域にある1つの接触部分13で構成されており、頭部15は頬側に向いている。臼歯35は、ほぼ星形に構成された4つの接触部分13からなるレスト領域11を1つ有する。4つの接触部分のうち小さな2つは末梢部に並んでおり、それらの底辺16と大きな2つの接触部分の底辺16とがそれぞれ接している。尚、大きな接触部分の頭部15は、ほぼ頬側または舌側の方へ向いているが、それは小さな接触部分13の頭部15の場合も同じである。大きな臼歯36、37は頬側にほぼ同じ大きさの隆起6を2つ、あるいは大きさの異なる隆起を3つ有しており、舌側には大きさの同じ、又は異なる隆起5を2つ有する。両臼歯36、37のレスト領域11は歯のほぼ中央に位置し、4つの接触部分13がほぼ星形に配置されていて、その縦軸X−Xは縦長裂溝7に対して斜めの方向に走っている。
レスト領域11は、歯のほぼ縦軸Z−Z線上に配置されている。即ち、縦長裂溝7は上顎のそれぞれの臼歯24〜27及び下顎のそれぞれの臼歯34〜37のほぼ中央を通っている。それにより、咀嚼圧が歯の縦軸方向に均等にかかるため、咀嚼時の力の配分が改善されて歯周組織の保護に繋がっている。
レスト領域11は、小臼歯の位置では縦軸方向にも横軸方向にも約0.17cmの広がりを持っており、臼歯の位置では縦軸および横軸方向とも、その幅は最大部分で約0.24cmである。
本発明においては、レスト領域11をそれぞれの上顎臼歯24〜27及び下顎臼歯34〜37の縦長裂溝7全体に及ぶように構成しても効果的になる場合がある。その場合では、咬合安定化の役目を担う隆起部分、即ち下顎臼歯34〜37の頬側隆起6及び上顎臼歯24〜27の口蓋側隆起5の先端部分はそれぞれサドル状に形成されている。
本発明のさらに別な実施態様として、それぞれの上顎臼歯24〜27及び下顎臼歯34〜37の縦長裂溝7の領域に歯の外へ伸びる流出溝12を構成するのも効果的であり、これは、図1及び2に描かれたレスト領域とは別個の独立したものとしても構成できる。この流出溝12は、本発明によるレスト領域11が構成されている場合には、それぞれのレスト領域11の最深部から発する形になっている。この流出溝12は横断面がほぼV字形であり、上顎小臼歯24、25及び下顎小臼歯34、35の位置ではそれぞれ約0.27mmの深さを持ち、上顎大臼歯26、27及び下顎大臼歯36、37の位置では深さは約0.40mmである。この深さが観察されるのは、レスト領域の中、特に流出溝12の始まりの部分においてである。歯本体の壁面領域に位置する流出溝12末端では、その深さは"0"になっている。図1及び2から明らかなように、上顎小臼歯(小臼歯Praemolaren)24、25及び下顎小臼歯34、35の場合、舌側または口蓋側への流出溝12はそれぞれ少なくとも1つ設けられており、いずれの場合もレスト領域11から始まって歯本体の舌側または口蓋側壁面の方へ伸びている。それとは別に、縦長裂溝7からも流出溝12が出ていて、両サイドの壁面の方へ伸びている。下顎大臼歯(臼歯Molaren)36、37及び上顎大臼歯26、27の場合、口蓋側または舌側、および頬側への流出溝12は少なくとも2つ設けられており、いずれの場合も1つは口蓋側または舌側壁面の方へ、1つは頬側壁面の方へ伸びている。それとは別に、縦長裂溝7からも流出溝12が出ていて、両サイドの壁面のほうへ伸びている。本発明による流出溝12により、咬合面で噛み砕かれた粥状食物が歯を咬み合わせた際に咬合面からうまく押し出されて流れ落ちるので、粥状食物を原因とする咬合面での上下の歯の粘着現象は避けられる。しかも、食物の流出停滞がないことから咀嚼安定性が損なわれることもない。
図1及び2から判るように、本発明によれば、レスト領域11及び食物流出溝12の形成とは関係なく別個に、それぞれの歯の側面20、21に形態安定維持用接合部22、23を設けることが可能である。それぞれの形態安定維持用接合部は、隣接歯の形態安定維持用接合部と組み合わせた際に互いの形がぴったり適合するように、特に直線構造でつくられている。接合相手の一方の歯に突き出た凸部が構成されていれば、もう一方の歯にはそれに適合する窪んだ凹部が構成されている。それによって、両歯は堅固に結合することができる。その結果、歯並びが整い、同時に歯の座りもより安定になる。
図3は、歯24〜27の頬側側面を表したものである。
図4は図3の頬側側面図に対するもので、歯24〜27の口蓋側側面を表している。これらの図では、歯の各部位を表す数字は図1及び2の場合と同じである。
図5は、歯34〜37の舌側側面を表したものである。
図6はこれに対応するもので、歯34〜37の頬側側面を表している。ここでも歯の各部位を表す数字は、図2の場合と同じである。
図7は、下顎臼歯34〜37及び上顎臼歯24〜27が咬合位置にあるときの舌側側面図である。これより明らかなように、歯をいわゆる1対1の咬合関係に配置にすることが可能である。
図8も同様に、上顎臼歯24〜27及び下顎臼歯34〜37が咬合位置にあるときの舌側側面図である。但し、この場合はいわゆる1対2の咬合関係である。大小臼歯の咬合面1〜4を本発明に基づいて構成すれば、1対1の咬合位置を取ることも1対2の咬合位置を取ることも可能である。

Claims (10)

  1. 人工臼歯の咬合面の頬側に少なくとも1つの隆起を、咬合面の口蓋側に少なくとも1つの隆起を備え、これら両隆起間に歯の縦方向に向けて縦長裂溝のある上顎および下顎用大小人工臼歯であり、下顎臼歯の頬側隆起は上顎臼歯の裂溝と咬み合い、上顎臼歯の口蓋側隆起は下顎臼歯の縦長裂溝と咬み合うようになっている人工臼歯であって、
    下顎臼歯(34〜37)のそれぞれの縦長裂溝(7)と対応する上顎臼歯(24〜27)の口蓋側の隆起(5)とが、及び上顎臼歯(24〜27)のそれぞれの縦長裂溝(7)と対応する下顎臼歯(34〜37)の頬側の隆起(6)とが、
    縦長裂溝(7)の領域において、歯の縦軸近心線(Z−Z)上に1個または数個の接触部分(13)を備える少なくとも1つのレスト領域(11)が形成され、
    下顎臼歯(34〜37)及び上顎臼歯(24〜27)の咬合時に隆起(5、6)が接触部分(13)に対して点状接触の状態であると共に、咬合面(1、2、3、4)の他の部分では接触点を有さず、
    上顎臼歯(24〜27)の口蓋側隆起(5)及び下顎臼歯(34〜37)の頬側隆起(6)が中高構造で、20〜30°の側面傾斜角を有し、
    接触部分(13)が、当該接触部分(13)の縦軸(X−X)の切断面と当該縦軸(X−X)に垂直な方向(Y−Y)の切断面とが中高構造になると共にトロイド状表面を有するように、
    形成してあることを特徴とする人工臼歯。
  2. 2つのレスト領域(11)が、臼歯(26、27)の縦軸方向に互いに離れた位置にあり、1つは末梢領域に、他の1つは近心領域にある、上顎大臼歯(26、27)として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の人工臼歯。
  3. レスト領域(11)が近心領域にある上顎小臼歯(24、25)として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の人工臼歯。
  4. レスト領域(11)が咬合面(3、4)のほぼ中心にある下顎大臼歯(36、37)として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の人工臼歯。
  5. レスト領域(11)が末梢領域にある下顎小臼歯(34、35)として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の人工臼歯。
  6. 縦長裂溝(7)から発した1本または数本の食物流出溝(12)が歯本体の外側の方へ伸びていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の人工臼歯。
  7. 食物流出溝(12)が、レスト領域(11)の最深部から発していることを特徴とする請求項6に記載の人工臼歯。
  8. 食物流出溝(12)がV字形横断面を持ち、レスト領域(11)内では深さが主として0.5〜0.7mmであること及びその末端にかけては深みがないことを特徴とする請求項7に記載の人工歯。
  9. 上顎臼歯(24〜27)及び下顎臼歯(34〜37)の相接する側面(20、21)に、隣接歯の相向かう形態安定維持用接合部と形がぴったり適合するように当該臼歯の形態安定維持用接合部(22、23)が構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の人工臼歯。
  10. 形態安定維持用接合部(22、23)が、凸部または凹部を持つ構造になっていることを特徴とする請求項に記載の人工臼歯。
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