JP2965505B2 - 義歯セット - Google Patents
義歯セットInfo
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- JP2965505B2 JP2965505B2 JP8052170A JP5217096A JP2965505B2 JP 2965505 B2 JP2965505 B2 JP 2965505B2 JP 8052170 A JP8052170 A JP 8052170A JP 5217096 A JP5217096 A JP 5217096A JP 2965505 B2 JP2965505 B2 JP 2965505B2
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- JP
- Japan
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- cusp
- set according
- buccal
- denture
- denture set
- Prior art date
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C13/00—Dental prostheses; Making same
- A61C13/08—Artificial teeth; Making same
- A61C13/097—Artificial teeth; Making same characterised by occlusal profiles, i.e. chewing contact surfaces
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Brushes (AREA)
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、請求項1の前段に定
義された義歯セットに関する。
義された義歯セットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の義歯セットはスイス特許第CH
−PS−405601号により知られている。破砕機能
に注目してみると、この義歯はすり鉢原理によって作用
することから、比較的良好な咀嚼効果を有する。しかし
ながら、このスイス特許第CH−PS−405601号
による加工された義歯の間で繊維構成の食肉または野菜
等の繊維性物質を噛み砕く場合、その咀嚼効果は著しく
低下する。この従来の義歯セットにおいては、互いにぶ
つかり合う凸表面の曲率半径を凹表面のものより著しく
小さく選択することにより、随意的静止を保持する必要
がある。しかしながら、この種の構成においては、上顎
咬頭が下顎の近心−遠心縁部に到達することを防止する
ことはできず、これが歯への負荷状態を悪化させ、また
随意的静止を妨害する。
−PS−405601号により知られている。破砕機能
に注目してみると、この義歯はすり鉢原理によって作用
することから、比較的良好な咀嚼効果を有する。しかし
ながら、このスイス特許第CH−PS−405601号
による加工された義歯の間で繊維構成の食肉または野菜
等の繊維性物質を噛み砕く場合、その咀嚼効果は著しく
低下する。この従来の義歯セットにおいては、互いにぶ
つかり合う凸表面の曲率半径を凹表面のものより著しく
小さく選択することにより、随意的静止を保持する必要
がある。しかしながら、この種の構成においては、上顎
咬頭が下顎の近心−遠心縁部に到達することを防止する
ことはできず、これが歯への負荷状態を悪化させ、また
随意的静止を妨害する。
【0003】咀嚼行程において下顎は空間的に広がった
特殊な曲線を描くことが知られており、これは咀嚼輪と
呼ばれている。例えば、下顎臼歯についてみると、咀嚼
輪は咬合の直前に舌側または頬側方向ばかりでなく上顎
に対する下顎の遠心方向にも斜め移動するよう作用す
る。この動作のため、対咬歯は通常まずその咬頭が接触
し、しかも通常食物をあまり咀嚼しない側、すなわちい
わゆる平衡側が接触する。自然の歯においては咬頭の整
合は、平衡側、さらに作業側が咬筋および中央翼状筋の
作用によりいわゆる平衡咬合を作るようにして達成され
る。平衡側における支持は、作業側において片腕てこ
(ワンアーム・レバー)の原理によって比較的小さな筋
力で大きな咀嚼効果が達成される利点をもたらす。
特殊な曲線を描くことが知られており、これは咀嚼輪と
呼ばれている。例えば、下顎臼歯についてみると、咀嚼
輪は咬合の直前に舌側または頬側方向ばかりでなく上顎
に対する下顎の遠心方向にも斜め移動するよう作用す
る。この動作のため、対咬歯は通常まずその咬頭が接触
し、しかも通常食物をあまり咀嚼しない側、すなわちい
わゆる平衡側が接触する。自然の歯においては咬頭の整
合は、平衡側、さらに作業側が咬筋および中央翼状筋の
作用によりいわゆる平衡咬合を作るようにして達成され
る。平衡側における支持は、作業側において片腕てこ
(ワンアーム・レバー)の原理によって比較的小さな筋
力で大きな咀嚼効果が達成される利点をもたらす。
【0004】この原理はスイス特許第CH−PS−40
5601号に示された義歯セットにおいてはあまり考慮
されていない。比較的大きな半径を有する凹面構造によ
っては平衡側の誘導作用が全く得られないかあるいはご
く僅かの誘導作用しか得られない。それどころか、圧砕
咬頭が対咬歯の舌側咬頭に当たり、不良咬合に陥る危険
性がある。
5601号に示された義歯セットにおいてはあまり考慮
されていない。比較的大きな半径を有する凹面構造によ
っては平衡側の誘導作用が全く得られないかあるいはご
く僅かの誘導作用しか得られない。それどころか、圧砕
咬頭が対咬歯の舌側咬頭に当たり、不良咬合に陥る危険
性がある。
【0005】自然の歯においては、咬合状態への移行に
際し前方犬歯誘導が作用し、自然の犬歯の良好な誘導作
用により決められた咬合状態が達成される。この前方犬
歯誘導の構想を人工の歯において実現することも知られ
ている。しかしながら、総入れ歯の場合にはこれによっ
て入れ歯の前側領域に比較的大きな側方圧力がかかり、
これを入れ歯と顎の間で十分に緩衝することはできな
い。したがって入れ歯が水平に滑動し、これが痛みおよ
び組織破壊の原因となり得る。部分入れ歯の場合にもこ
の構想を実現することが好適であり、これによって義歯
セットを総入れ歯においてもまた部分入れ歯においても
適用可能となる。
際し前方犬歯誘導が作用し、自然の犬歯の良好な誘導作
用により決められた咬合状態が達成される。この前方犬
歯誘導の構想を人工の歯において実現することも知られ
ている。しかしながら、総入れ歯の場合にはこれによっ
て入れ歯の前側領域に比較的大きな側方圧力がかかり、
これを入れ歯と顎の間で十分に緩衝することはできな
い。したがって入れ歯が水平に滑動し、これが痛みおよ
び組織破壊の原因となり得る。部分入れ歯の場合にもこ
の構想を実現することが好適であり、これによって義歯
セットを総入れ歯においてもまた部分入れ歯においても
適用可能となる。
【0006】さらに、米国特許第PS−3755898
号により、やはり小さな半径の凸面とより大きな半径の
凹面を組み合わせた義歯セットが示されている。これに
は多数の横断溝が設けられており、これらの溝は片端が
閉じ舌側もしくは頬側が開口しており、この溝を介して
破砕された食物が押し出される。この種の義歯セットは
基本的に圧砕咬頭を備えておらず、実際には上顎に圧砕
縁面を備えており、これは近心−遠心方向に伸びてい
る。
号により、やはり小さな半径の凸面とより大きな半径の
凹面を組み合わせた義歯セットが示されている。これに
は多数の横断溝が設けられており、これらの溝は片端が
閉じ舌側もしくは頬側が開口しており、この溝を介して
破砕された食物が押し出される。この種の義歯セットは
基本的に圧砕咬頭を備えておらず、実際には上顎に圧砕
縁面を備えており、これは近心−遠心方向に伸びてい
る。
【0007】この様な歯の形状は良好な随意的静止を達
成せず、咬合状態への移行に際し咀嚼輪の最終付近で近
心−遠心動作要素は生じない。
成せず、咬合状態への移行に際し咀嚼輪の最終付近で近
心−遠心動作要素は生じない。
【0008】さらに、セラミック製の歯と天然の歯を組
み合わせる場合、鋭い縁部は好適でない。セラミック製
の歯は通常自然の歯よりも著しく硬質であるため、自然
の歯に過度の消耗が生じる。したがって米国特許第PS
−3755898号に示された解決策は基本的にプラス
チック製の歯にしか適合しない。
み合わせる場合、鋭い縁部は好適でない。セラミック製
の歯は通常自然の歯よりも著しく硬質であるため、自然
の歯に過度の消耗が生じる。したがって米国特許第PS
−3755898号に示された解決策は基本的にプラス
チック製の歯にしか適合しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、基本的に総入れ歯にも部分入れ歯にも適応し、
異なった咬合様態を実現し、工場加工され咀嚼機能が改
善されているにもかかわらず万能に適用可能である請求
項1に定義された義歯セットを提供することである。
目的は、基本的に総入れ歯にも部分入れ歯にも適応し、
異なった咬合様態を実現し、工場加工され咀嚼機能が改
善されているにもかかわらず万能に適用可能である請求
項1に定義された義歯セットを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1に
記載の概念によって解決される。さらに、従属項によっ
て効果的な追加構成が示されている。
記載の概念によって解決される。さらに、従属項によっ
て効果的な追加構成が示されている。
【0011】本発明の核心である複数接触−咬頭嵌合、
特に三脚状咬頭嵌合により小さな咀嚼力によって良好な
咀嚼効果が達成される。本発明に係る義歯セットにおい
て、平衡側は問題なく最大の咬合状態に達し、したがっ
て咬筋を介して作業側の咀嚼効果が最大化される。ここ
で、本発明にしたがった凸状に湾曲した咬合面により繊
維質の食物が有効に破砕され、したがって、切断機能を
持たせるために例えば小臼歯に門歯的な要素を加える必
要はない。
特に三脚状咬頭嵌合により小さな咀嚼力によって良好な
咀嚼効果が達成される。本発明に係る義歯セットにおい
て、平衡側は問題なく最大の咬合状態に達し、したがっ
て咬筋を介して作業側の咀嚼効果が最大化される。ここ
で、本発明にしたがった凸状に湾曲した咬合面により繊
維質の食物が有効に破砕され、したがって、切断機能を
持たせるために例えば小臼歯に門歯的な要素を加える必
要はない。
【0012】さらに通常の咀嚼においても力の誘導が最
適化される。圧力が最大にかかる直前、すなわち食物が
最終的に破砕される直前に少なくとも二つの接触点また
は接近点、好適には三つの接触点または接近点で支持す
ることも可能であり、これらの接触または接近点は実質
的に対称に配置される。発生する力ベクトルは水平面に
関して中立し、この際中心点を下顎および上顎隆起部に
対して中心的に設定することを考慮する必要があるだけ
である。
適化される。圧力が最大にかかる直前、すなわち食物が
最終的に破砕される直前に少なくとも二つの接触点また
は接近点、好適には三つの接触点または接近点で支持す
ることも可能であり、これらの接触または接近点は実質
的に対称に配置される。発生する力ベクトルは水平面に
関して中立し、この際中心点を下顎および上顎隆起部に
対して中心的に設定することを考慮する必要があるだけ
である。
【0013】本発明に係る義歯セットは部分入れ歯に使
用することもでき、すなわち自然の歯に対する対咬歯と
して使用することができる。ここで、特に好適には、本
発明にしたがったセンタリングが自然の歯に対する対咬
歯に使用できるという事実が利用される。接触面を三つ
の接触点に絞ることにより、破砕機能を損なうことなく
良好な咀嚼効果が得られる。この点に関して、本発明は
少なくとも部分的に凸状に湾曲した領域に接して凹状に
湾曲した領域を接合させることを可能にする点で効果的
であり、これによって冠内状(intercorona
l)の自由空間が形成される。これによってすり鉢原理
が実現し、ここで接合が近心−遠心方向ばかりでなく頬
側−舌側方向においても生じ得ることが明らかであり、
さらに、中央くぼみから突出する咬頭へ向かう方向に限
らず、例えば横断溝の方向においても生じ得る。
用することもでき、すなわち自然の歯に対する対咬歯と
して使用することができる。ここで、特に好適には、本
発明にしたがったセンタリングが自然の歯に対する対咬
歯に使用できるという事実が利用される。接触面を三つ
の接触点に絞ることにより、破砕機能を損なうことなく
良好な咀嚼効果が得られる。この点に関して、本発明は
少なくとも部分的に凸状に湾曲した領域に接して凹状に
湾曲した領域を接合させることを可能にする点で効果的
であり、これによって冠内状(intercorona
l)の自由空間が形成される。これによってすり鉢原理
が実現し、ここで接合が近心−遠心方向ばかりでなく頬
側−舌側方向においても生じ得ることが明らかであり、
さらに、中央くぼみから突出する咬頭へ向かう方向に限
らず、例えば横断溝の方向においても生じ得る。
【0014】さらに本発明の別の好適な構成例によれ
ば、少なくとも二つ、好適には三つまたはそれ以上の、
圧砕咬頭と対咬歯との間の接触点を頬側の下顎咬頭と上
顎の中央くぼみの頬側面の間に適宜に配置することによ
り形成することが可能となる。これによって、力の誘導
が舌側方向に転位され、これは標準的な咀嚼に際して好
適であり、さらに下顎の舌側方向への誘導が生じ、これ
が誤って交差咀嚼が発生することを防止する。
ば、少なくとも二つ、好適には三つまたはそれ以上の、
圧砕咬頭と対咬歯との間の接触点を頬側の下顎咬頭と上
顎の中央くぼみの頬側面の間に適宜に配置することによ
り形成することが可能となる。これによって、力の誘導
が舌側方向に転位され、これは標準的な咀嚼に際して好
適であり、さらに下顎の舌側方向への誘導が生じ、これ
が誤って交差咀嚼が発生することを防止する。
【0015】平衡側を介して歯を咬合状態に誘導するこ
とに関して、中央くぼみと臼歯の唇側咬頭の間の距離を
対応する下顎対咬歯の中央くぼみと頬側咬頭との間の距
離より小さくすることが特に好適である。したがって、
実質的に上顎には平衡側を咬頭嵌合へ誘導するための非
常に広い誘導面が生じる。
とに関して、中央くぼみと臼歯の唇側咬頭の間の距離を
対応する下顎対咬歯の中央くぼみと頬側咬頭との間の距
離より小さくすることが特に好適である。したがって、
実質的に上顎には平衡側を咬頭嵌合へ誘導するための非
常に広い誘導面が生じる。
【0016】咬頭および咬頭に接する曲面の非対称かつ
横方向または矢状方向の移動は、歯の接触点の最適化を
達成すれば非常に好適である。
横方向または矢状方向の移動は、歯の接触点の最適化を
達成すれば非常に好適である。
【0017】下顎小臼歯については約5.7ないし7.
0mm、下顎臼歯については例えば5.9ないし6.8
mm、ならびに上顎小臼歯については約4.8ないし
7.3mm、上顎臼歯については例えば6.2ないし
7.8mmに設定した咀嚼面幅を設けることが特に好適
である。これによって既存のしばしば非常に小さな下顎
歯に比べて良好な負荷分散を実現でき、ここで意外なこ
とにこの歯幅は義歯セットの大きさにかかわらず理想的
な咀嚼効果を達成し、ここで義歯セットの大きさは複数
の大きさから構成することができ、例えば各方向におい
てそれぞれ5%ずつ変化する5段階の大きさで構成する
ことができる。
0mm、下顎臼歯については例えば5.9ないし6.8
mm、ならびに上顎小臼歯については約4.8ないし
7.3mm、上顎臼歯については例えば6.2ないし
7.8mmに設定した咀嚼面幅を設けることが特に好適
である。これによって既存のしばしば非常に小さな下顎
歯に比べて良好な負荷分散を実現でき、ここで意外なこ
とにこの歯幅は義歯セットの大きさにかかわらず理想的
な咀嚼効果を達成し、ここで義歯セットの大きさは複数
の大きさから構成することができ、例えば各方向におい
てそれぞれ5%ずつ変化する5段階の大きさで構成する
ことができる。
【0018】本発明の別の好適な実施形態においては、
圧砕咬頭が臼歯において実施される咬頭嵌合状態におい
て中央くぼみと横断くぼみとの間に交差する。中央およ
び横断くぼみは残留食物の効果的な排除と唾液の添加を
実現し、一方、くぼみによって形成された四分円内で対
応する咬頭に対し曲面が伸びることが好適であり、これ
は凸状に湾曲した領域として作用し、これに対し側面が
それぞれ凹状に湾曲した領域が接合可能である。
圧砕咬頭が臼歯において実施される咬頭嵌合状態におい
て中央くぼみと横断くぼみとの間に交差する。中央およ
び横断くぼみは残留食物の効果的な排除と唾液の添加を
実現し、一方、くぼみによって形成された四分円内で対
応する咬頭に対し曲面が伸びることが好適であり、これ
は凸状に湾曲した領域として作用し、これに対し側面が
それぞれ凹状に湾曲した領域が接合可能である。
【0019】さらに、義歯セットを非対称に形成するた
め、二つのくぼみが、特に第一の上顎臼歯に設置されて
いるように、対向して配置されるが、さらに、例えば第
一の上顎小臼歯の舌側もしくは頬側咬頭が近心もしくは
遠心に設置される。このような配置は、特に側方偏位を
実現し、これはこれによって下顎小臼歯の咬頭が上顎咬
頭と強く衝突することなく内側あるいは外側に斜めに移
動できるからである。
め、二つのくぼみが、特に第一の上顎臼歯に設置されて
いるように、対向して配置されるが、さらに、例えば第
一の上顎小臼歯の舌側もしくは頬側咬頭が近心もしくは
遠心に設置される。このような配置は、特に側方偏位を
実現し、これはこれによって下顎小臼歯の咬頭が上顎咬
頭と強く衝突することなく内側あるいは外側に斜めに移
動できるからである。
【0020】このことは下顎の舌側咬頭を頬側咬頭に対
向して歯周に沿って移動させるようにも作用し、これに
よって自由な側方偏位動作が可能となる。
向して歯周に沿って移動させるようにも作用し、これに
よって自由な側方偏位動作が可能となる。
【0021】本発明によれば、咬合面全体上で凹状およ
び凸状領域が交互に形成され、これが自由な調和動作を
実現する。
び凸状領域が交互に形成され、これが自由な調和動作を
実現する。
【0022】このことは、第一の小臼歯から第二臼歯へ
の咬頭の傾きを矢状にねじることによっても保持され、
これによって咬頭の傾きが継続的に低下し、螺旋形状の
ねじりがシュミレートされるだけでなく、異なった咬合
形態も容易に実現される。好適な実施形態において、咬
合状態において圧砕咬頭が対咬歯の咀嚼面の縁部から明
確な距離をおくよう構成される。これによって歯周への
負担とこれによって生じる随意的な不安定が防止され
る。この負担は例えば咀嚼面の近心−遠心長の60%中
ほどの範囲で生じ、したがってこの中間で負荷点と咀嚼
面の縁部との間に少なくとも20%の距離が存在する。
の咬頭の傾きを矢状にねじることによっても保持され、
これによって咬頭の傾きが継続的に低下し、螺旋形状の
ねじりがシュミレートされるだけでなく、異なった咬合
形態も容易に実現される。好適な実施形態において、咬
合状態において圧砕咬頭が対咬歯の咀嚼面の縁部から明
確な距離をおくよう構成される。これによって歯周への
負担とこれによって生じる随意的な不安定が防止され
る。この負担は例えば咀嚼面の近心−遠心長の60%中
ほどの範囲で生じ、したがってこの中間で負荷点と咀嚼
面の縁部との間に少なくとも20%の距離が存在する。
【0023】本発明によれば、静的に配置された咬頭嵌
合が設けられ、これによって生理学および解剖学上ばか
りでなく美容学上の要求も考慮され得る。この点に関し
て、下側小臼歯の遠心配置されたくぼみが上顎対咬歯の
舌側咬頭の咬頭嵌合を可能にすることが極めて好適であ
る。
合が設けられ、これによって生理学および解剖学上ばか
りでなく美容学上の要求も考慮され得る。この点に関し
て、下側小臼歯の遠心配置されたくぼみが上顎対咬歯の
舌側咬頭の咬頭嵌合を可能にすることが極めて好適であ
る。
【0024】上顎歯に一次咬頭として圧砕咬頭を設け、
さらに下顎対咬歯咬頭を近心−遠心位置に追加的に形成
することにより、そこに形成された適宜な前曲に沿って
咀嚼面が端まで伸び、中央位置以外に誘導面が設けられ
た場合に常にその危険が心配される異常咬合およびぐら
つきが有効に防止される。
さらに下顎対咬歯咬頭を近心−遠心位置に追加的に形成
することにより、そこに形成された適宜な前曲に沿って
咀嚼面が端まで伸び、中央位置以外に誘導面が設けられ
た場合に常にその危険が心配される異常咬合およびぐら
つきが有効に防止される。
【0025】
【実施例】次に、本発明に係る義歯セットの実施例につ
き、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
き、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
【0026】本発明に係る義歯セット10は上顎臼歯1
2ならびに下顎臼歯14を有し、これらは咬合可能な関
係にある。両方の歯は互いに向き合った咀嚼面または咬
合面16および18を有する。図1に示された断面図に
おいて、両方の歯は三脚状の咬頭嵌合状態にあり、ここ
で下顎咬合面18の凸状領域20,22が上顎臼歯12
の舌側位置に形成された圧砕咬頭24と接触している。
上顎臼歯12の破線表示は冠内状空間を明確に示すもの
である。
2ならびに下顎臼歯14を有し、これらは咬合可能な関
係にある。両方の歯は互いに向き合った咀嚼面または咬
合面16および18を有する。図1に示された断面図に
おいて、両方の歯は三脚状の咬頭嵌合状態にあり、ここ
で下顎咬合面18の凸状領域20,22が上顎臼歯12
の舌側位置に形成された圧砕咬頭24と接触している。
上顎臼歯12の破線表示は冠内状空間を明確に示すもの
である。
【0027】図1に示された実施例において、さらに三
脚状咬頭嵌合状態において咬合面18の頬側部分が咬合
面16と接触しており、すなわち頬側咬頭26が上顎臼
歯12の咬合面16の舌側傾斜面に接触している。
脚状咬頭嵌合状態において咬合面18の頬側部分が咬合
面16と接触しており、すなわち頬側咬頭26が上顎臼
歯12の咬合面16の舌側傾斜面に接触している。
【0028】図1に示されているように、下顎臼歯14
の凸状領域20,22,28、上顎臼歯12の凸状領域
30,32,34、下顎臼歯14の凹状領域36,38
および上顎臼歯12の凹状領域40,42が交互に並ん
でいる。これによって三脚状の咬合嵌合のわきに移動領
域が形成され、これは下顎臼歯14上に移動領域44と
して示されており、冠内状の自由空間46が形成されて
いる。
の凸状領域20,22,28、上顎臼歯12の凸状領域
30,32,34、下顎臼歯14の凹状領域36,38
および上顎臼歯12の凹状領域40,42が交互に並ん
でいる。これによって三脚状の咬合嵌合のわきに移動領
域が形成され、これは下顎臼歯14上に移動領域44と
して示されており、冠内状の自由空間46が形成されて
いる。
【0029】移動領域44はこれに接する凸状面36お
よび38とともに、しかしながら頬側および舌側咬頭2
6および60を除いて、圧砕咬頭24のための穴部45
を実質的に形成している。
よび38とともに、しかしながら頬側および舌側咬頭2
6および60を除いて、圧砕咬頭24のための穴部45
を実質的に形成している。
【0030】図1に示されているように、三脚状の咬頭
嵌合状態において、上顎臼歯12の中央くぼみ48およ
び下顎臼歯14の中央くぼみ50は互いに距離をおいて
いる。下顎臼歯14の咬合面18は頬側に比較的広く伸
びており、したがって頬側咬頭26が上顎臼歯12の頬
側咬頭52上の対向フランク、またはそこに形成された
曲面に接触している。
嵌合状態において、上顎臼歯12の中央くぼみ48およ
び下顎臼歯14の中央くぼみ50は互いに距離をおいて
いる。下顎臼歯14の咬合面18は頬側に比較的広く伸
びており、したがって頬側咬頭26が上顎臼歯12の頬
側咬頭52上の対向フランク、またはそこに形成された
曲面に接触している。
【0031】上顎臼歯12の凹状曲面54ならびに下顎
臼歯14の曲面56および58は、凸状領域30,32
あるいは20,22に対して必ずしも同じ平面上に形成
する必要はないことは勿論である。これは図面を簡略化
するためこの様に構成されているが、好適な実施例にお
いては、曲面54ないし58は図示面内で変位して形成
されており、これによって冠内状自由空間46は側方偏
位動作をカバーし、また頬側−舌側のみに存在するわけ
ではない。
臼歯14の曲面56および58は、凸状領域30,32
あるいは20,22に対して必ずしも同じ平面上に形成
する必要はないことは勿論である。これは図面を簡略化
するためこの様に構成されているが、好適な実施例にお
いては、曲面54ないし58は図示面内で変位して形成
されており、これによって冠内状自由空間46は側方偏
位動作をカバーし、また頬側−舌側のみに存在するわけ
ではない。
【0032】好適には、冠内状自由空間46は咬合状態
に近づく際に一義的には咀嚼面の方向に広がり、限定的
にはこれに平行する方向にも広がっている。
に近づく際に一義的には咀嚼面の方向に広がり、限定的
にはこれに平行する方向にも広がっている。
【0033】図1においては、さらに下顎臼歯14の頬
側咬頭26と舌側咬頭60が一つの図示面内に示されて
おり、同様に上顎臼歯12の頬側咬頭52および圧砕咬
頭24も一つの図示面内に示されている。しかしなが
ら、好適な実施例においては圧砕咬頭24はいくらか遠
心側に配置され、これが側方偏位を推進する。さらに、
近心側咬頭に関するものであることが明らかである。
側咬頭26と舌側咬頭60が一つの図示面内に示されて
おり、同様に上顎臼歯12の頬側咬頭52および圧砕咬
頭24も一つの図示面内に示されている。しかしなが
ら、好適な実施例においては圧砕咬頭24はいくらか遠
心側に配置され、これが側方偏位を推進する。さらに、
近心側咬頭に関するものであることが明らかである。
【0034】しかしながら、本発明にしたがった臼歯は
これに加えて遠心側咬頭も有し、これはより強くあるい
はより弱く掘り込まれた横断くぼみ70によって近心咬
頭から分離され、またこれよりも小さく対咬歯側に突き
出ている。この構成により咀嚼機能を段階的にすること
ができ、それにより、柔らかい食物を細かくするため小
さな咀嚼圧力を必要とする際には咀嚼面全体が作用し、
破砕および切断作用を必要とする際には主に圧砕咬頭が
対咬歯に作用し、平衡な咬合状態を形成する。
これに加えて遠心側咬頭も有し、これはより強くあるい
はより弱く掘り込まれた横断くぼみ70によって近心咬
頭から分離され、またこれよりも小さく対咬歯側に突き
出ている。この構成により咀嚼機能を段階的にすること
ができ、それにより、柔らかい食物を細かくするため小
さな咀嚼圧力を必要とする際には咀嚼面全体が作用し、
破砕および切断作用を必要とする際には主に圧砕咬頭が
対咬歯に作用し、平衡な咬合状態を形成する。
【0035】特に好適な実施例においては、基礎面62
および64が実質的に水平面に対して約70°の角度に
広がっている。このことがコンピュータによる歯の設計
を容易にする。
および64が実質的に水平面に対して約70°の角度に
広がっている。このことがコンピュータによる歯の設計
を容易にする。
【0036】頬側咬頭26の頂点から舌側咬頭60の頂
点へと伸びている下顎14の咀嚼面幅は、ここで紹介さ
れている実施例の場合は6.5mmとなり、これからこ
の実施例の歯の寸法を設定することができる。
点へと伸びている下顎14の咀嚼面幅は、ここで紹介さ
れている実施例の場合は6.5mmとなり、これからこ
の実施例の歯の寸法を設定することができる。
【0037】上顎第二臼歯12の咀嚼面16の構成は図
2に示されている。この臼歯はその近心−舌側位置(図
2において右下)に顕著に形成された圧砕咬頭24を有
し、また近心頬側位置に咬頭52を有し、これも同様に
極めて顕著に形成されている。
2に示されている。この臼歯はその近心−舌側位置(図
2において右下)に顕著に形成された圧砕咬頭24を有
し、また近心頬側位置に咬頭52を有し、これも同様に
極めて顕著に形成されている。
【0038】これとは逆に、遠心頬側位置には後退的な
咬頭66を、遠心舌側位置にはさらにより後退的な咬頭
68を有する。
咬頭66を、遠心舌側位置にはさらにより後退的な咬頭
68を有する。
【0039】図2は中央くぼみ50が形成されているこ
とを示しており、これは直線的には伸びておらず、近心
位置においては遠心位置に比べて頬側に変位している。
これは咬頭24,52,66および68の変位に相当
し、これらはその頂点がほぼ平行四辺形を形成してお
り、これに対し、図6に示されたように下顎咬頭の頂点
は正方形を形成している。
とを示しており、これは直線的には伸びておらず、近心
位置においては遠心位置に比べて頬側に変位している。
これは咬頭24,52,66および68の変位に相当
し、これらはその頂点がほぼ平行四辺形を形成してお
り、これに対し、図6に示されたように下顎咬頭の頂点
は正方形を形成している。
【0040】さらに中央くぼみ50は咬頭68と咬頭2
4との間の領域において横断くぼみ70に分岐してお
り、その先方部分が咬頭52と咬頭66との間の領域に
位置している。この構成において中央くぼみ50と横断
くぼみ70は咬頭24と66の間に伸びる支線部分で交
差している。図示されているくぼみおよび咬頭に接する
部分には平滑な平面は形成されておらず、曲面および畝
および溝が形成されており、その中でも曲面72および
曲面73が特に顕著に形成されている。
4との間の領域において横断くぼみ70に分岐してお
り、その先方部分が咬頭52と咬頭66との間の領域に
位置している。この構成において中央くぼみ50と横断
くぼみ70は咬頭24と66の間に伸びる支線部分で交
差している。図示されているくぼみおよび咬頭に接する
部分には平滑な平面は形成されておらず、曲面および畝
および溝が形成されており、その中でも曲面72および
曲面73が特に顕著に形成されている。
【0041】図3には同様な上顎第一臼歯の構成が示さ
れている。ここで使用されている参照符号は図2のもの
と同様である。これにおいても、中央くぼみ70と横断
くぼみ50は、咬頭52,66,24および68の相互
の変位に相当する側方への変位を有している。図2およ
び図3に示されているように、中央くぼみ50あるいは
横断くぼみ70の各支線の交差点に穴部74および76
が形成されている。これらの穴部も互いに変位されてい
る。
れている。ここで使用されている参照符号は図2のもの
と同様である。これにおいても、中央くぼみ70と横断
くぼみ50は、咬頭52,66,24および68の相互
の変位に相当する側方への変位を有している。図2およ
び図3に示されているように、中央くぼみ50あるいは
横断くぼみ70の各支線の交差点に穴部74および76
が形成されている。これらの穴部も互いに変位されてい
る。
【0042】上顎第二臼歯と同様に上顎第一臼歯も平行
四辺形状に形成され、これは下顎対咬歯のほぼ正方形状
の咬頭に適宜に整合する作用を有することができる。し
かしながら、第一臼歯は好適には近心−遠心方向にいく
らか長く、例えば2ないし10%、さらに好適には8%
長くなり、また全体的にいくらか大きくなる。
四辺形状に形成され、これは下顎対咬歯のほぼ正方形状
の咬頭に適宜に整合する作用を有することができる。し
かしながら、第一臼歯は好適には近心−遠心方向にいく
らか長く、例えば2ないし10%、さらに好適には8%
長くなり、また全体的にいくらか大きくなる。
【0043】図2ならびに図3には圧砕咬頭24上に三
つの点80が示されており、これらが三脚状咬頭嵌合に
際して下顎対咬歯の穴部内の相当する三点に接触する。
つの点80が示されており、これらが三脚状咬頭嵌合に
際して下顎対咬歯の穴部内の相当する三点に接触する。
【0044】図4に示されているように、先に実施例と
同様に下顎小臼歯85を形成することができる。中央く
ぼみ50が形成され、これが副くぼみ84を有し、これ
はそれ程顕著には形成されておらず、単に頬側咬頭86
および舌側咬頭88への切り込み部を形成している。
同様に下顎小臼歯85を形成することができる。中央く
ぼみ50が形成され、これが副くぼみ84を有し、これ
はそれ程顕著には形成されておらず、単に頬側咬頭86
および舌側咬頭88への切り込み部を形成している。
【0045】中央くぼみ50は実質的に第二小臼歯の近
心−遠心方向の対称軸を形成している。頬側咬頭86は
中央くぼみ50に対して中央側方に離れている。これと
は逆に舌側咬頭88は相当に近心側に配置されている。
心−遠心方向の対称軸を形成している。頬側咬頭86は
中央くぼみ50に対して中央側方に離れている。これと
は逆に舌側咬頭88は相当に近心側に配置されている。
【0046】必要に応じて咬頭86を容易に遠心にずら
して配置転換できることは勿論である。この配置転換に
より下顎対咬歯の該当する咬頭が側方偏位のために容易
に斜め側方に動くことができる。
して配置転換できることは勿論である。この配置転換に
より下顎対咬歯の該当する咬頭が側方偏位のために容易
に斜め側方に動くことができる。
【0047】これに相当する咬頭88および86の配置
転換が図5に示された第一小臼歯にも備えられている。
転換が図5に示された第一小臼歯にも備えられている。
【0048】図6に示されている下顎第二臼歯は近心側
咬頭26および60に加えて遠心側咬頭90および92
を頬側または舌側位置に有している。この歯においては
中央くぼみ50および横断くぼみ70は互いに実質的に
垂直に伸びており、歯のほぼ中央の前記の両くぼみの交
差点に穴部45を備えており、これが三脚状の咬頭嵌合
状態において点80の位置で圧砕咬頭24と整合するこ
とができる。上顎対咬歯12における咬頭の変位のため
近心−遠心方向の変位のみならず頬側−舌側方向の変位
も存在することが明らかであり、これが歯の咬合状態へ
の転入および転出を容易にする。
咬頭26および60に加えて遠心側咬頭90および92
を頬側または舌側位置に有している。この歯においては
中央くぼみ50および横断くぼみ70は互いに実質的に
垂直に伸びており、歯のほぼ中央の前記の両くぼみの交
差点に穴部45を備えており、これが三脚状の咬頭嵌合
状態において点80の位置で圧砕咬頭24と整合するこ
とができる。上顎対咬歯12における咬頭の変位のため
近心−遠心方向の変位のみならず頬側−舌側方向の変位
も存在することが明らかであり、これが歯の咬合状態へ
の転入および転出を容易にする。
【0049】図7に示されている下顎第一臼歯は下顎第
二臼歯に相応する構成を有する。また同等な部分は等し
い参照符号で示され、第一臼歯は第二臼歯より多少大き
く形成されている。第一臼歯は追加的に遠心−頬側位置
に外側に伸びた溝94を有しており、これが咬頭90の
側面の近心−遠心方向に長すぎる平面が形成されること
を防止している。さらに、下顎第一臼歯は三つの頬側咬
頭26,90および93を有する。
二臼歯に相応する構成を有する。また同等な部分は等し
い参照符号で示され、第一臼歯は第二臼歯より多少大き
く形成されている。第一臼歯は追加的に遠心−頬側位置
に外側に伸びた溝94を有しており、これが咬頭90の
側面の近心−遠心方向に長すぎる平面が形成されること
を防止している。さらに、下顎第一臼歯は三つの頬側咬
頭26,90および93を有する。
【0050】図7に示されているように、下顎第一臼歯
の舌側咬頭60および92は比較的大きく離れており、
したがって中央くぼみ70はこの位置において極めて大
きな幅を有する。咬頭60および92の頂点間の距離は
頬側咬頭26および90の頂点間の距離に比べて大きく
なる。これによって上顎第一臼歯の圧砕咬頭24は早急
に下顎の舌側咬頭に衝突することなく横断くぼみを介し
て移動することができ、したがって同調的な移動行程を
妨害することはない。
の舌側咬頭60および92は比較的大きく離れており、
したがって中央くぼみ70はこの位置において極めて大
きな幅を有する。咬頭60および92の頂点間の距離は
頬側咬頭26および90の頂点間の距離に比べて大きく
なる。これによって上顎第一臼歯の圧砕咬頭24は早急
に下顎の舌側咬頭に衝突することなく横断くぼみを介し
て移動することができ、したがって同調的な移動行程を
妨害することはない。
【0051】図6に示された下顎第二臼歯も同様な構成
を有することは勿論である。
を有することは勿論である。
【0052】図8には下顎第二小臼歯95が示されてお
り、これは咬頭87および88によって舌側の、咬頭8
6によって頬側の位置が設定され、これらは中央くぼみ
50によって分離されている。互いに距離をおいている
位置には中央くぼみ50の横断溝84が形成されてお
り、これらが交差部分において穴部96および98を形
成している。上顎第二小臼歯の舌側咬頭88が穴部96
内に接触することが明らかであり、これによってここで
も良好な破砕効果が可能になる。
り、これは咬頭87および88によって舌側の、咬頭8
6によって頬側の位置が設定され、これらは中央くぼみ
50によって分離されている。互いに距離をおいている
位置には中央くぼみ50の横断溝84が形成されてお
り、これらが交差部分において穴部96および98を形
成している。上顎第二小臼歯の舌側咬頭88が穴部96
内に接触することが明らかであり、これによってここで
も良好な破砕効果が可能になる。
【0053】さらに図9に示されている下顎第一小臼歯
は図8に示された第二小臼歯と同様に構成されており、
ここにおいても同一の参照符号は同一部分を示してい
る。
は図8に示された第二小臼歯と同様に構成されており、
ここにおいても同一の参照符号は同一部分を示してい
る。
【0054】図10に示されているように、下顎の歯の
咬頭傾斜はそれぞれ異なっている。図10の表示におい
て、カンペル面は垂直に通っており、第一小臼歯95の
咬頭傾斜はカンペル面に対して約45°±3°となる。
咬頭傾斜は直線100によって示されており、これは舌
側咬頭88および頬側咬頭86上に位置し、臼歯の場合
においては近心−舌側咬頭60および近心−頬側咬頭2
6上に位置している。第一小臼歯95の上に図示されて
いる第二小臼歯95においては咬頭傾斜は33°±3°
となる。図10において第二小臼歯の上に図示されてい
る第一臼歯14においては咬頭傾斜は27°±3°とな
り、その上に図示されている第二臼歯14においては傾
斜は少し小さくなる。
咬頭傾斜はそれぞれ異なっている。図10の表示におい
て、カンペル面は垂直に通っており、第一小臼歯95の
咬頭傾斜はカンペル面に対して約45°±3°となる。
咬頭傾斜は直線100によって示されており、これは舌
側咬頭88および頬側咬頭86上に位置し、臼歯の場合
においては近心−舌側咬頭60および近心−頬側咬頭2
6上に位置している。第一小臼歯95の上に図示されて
いる第二小臼歯95においては咬頭傾斜は33°±3°
となる。図10において第二小臼歯の上に図示されてい
る第一臼歯14においては咬頭傾斜は27°±3°とな
り、その上に図示されている第二臼歯14においては傾
斜は少し小さくなる。
【0055】また、矢状方向について見てみると矢状方
向軸の周りに咀嚼面18のねじりが形成されている。さ
らに、図10に示されているように、咀嚼面幅102は
頬側咬頭26の頂点と舌側咬頭60の頂点との間か、あ
るいは遠心側咬頭90および92の頂点間に伸びてい
る。
向軸の周りに咀嚼面18のねじりが形成されている。さ
らに、図10に示されているように、咀嚼面幅102は
頬側咬頭26の頂点と舌側咬頭60の頂点との間か、あ
るいは遠心側咬頭90および92の頂点間に伸びてい
る。
【図1】三脚状の咬頭嵌合状態を形成している、本発明
に係る義歯セットの臼歯を示す概略断面図である。
に係る義歯セットの臼歯を示す概略断面図である。
【図2】本発明の実施例の上顎第二臼歯の咬合状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】本発明の実施例の上顎第一臼歯の咬合状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】本発明の実施例の上顎第二小臼歯の咬合状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】本発明の実施例の上顎第一小臼歯の咬合状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図6】本発明の実施例の下顎第二臼歯の咬合状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図7】本発明の実施例の下顎第一臼歯の咬合状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図8】本発明の実施例の下顎第二小臼歯の咬合状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図9】本発明の実施例の下顎第一小臼歯の咬合状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図10】本発明に係る義歯セットの構成を示す複数の
異なった角度から見た概略図である。
異なった角度から見た概略図である。
10 義歯セット 12 上顎臼歯 14 下顎臼歯 16,18 咀嚼面 20,22,28,30,32,34 凸状領域 24 圧砕咬頭 26,52,60,66,68,86,88,90,9
2,93 咬頭 36,38,40,42 凹状領域 44 移動領域 45 穴部 46 冠内状空間 48,50 中央くぼみ 54,56,58,72,73 曲面 62,64 基礎面 70 横断くぼみ 74,76,96,98 穴部 80 点 84 横断溝 94 溝 95 小臼歯 100 直線 102 咀嚼面幅
2,93 咬頭 36,38,40,42 凹状領域 44 移動領域 45 穴部 46 冠内状空間 48,50 中央くぼみ 54,56,58,72,73 曲面 62,64 基礎面 70 横断くぼみ 74,76,96,98 穴部 80 点 84 横断溝 94 溝 95 小臼歯 100 直線 102 咀嚼面幅
Claims (25)
- 【請求項1】 加工された歯からなる義歯セットであっ
て、上顎および下顎にそれぞれ臼歯および/または小臼
歯を備え、少なくとも上顎臼歯が舌側位置に圧砕咬頭を
有し、これがそれぞれ対応する下顎対咬歯の咀嚼面に整
合するよう設定され、 対咬歯(14)の咀嚼面(18)が少なくとも部分的に
凸状に湾曲する領域(20,22)を有する穴部(4
5)を備え、このくぼみ上で対咬歯(14)が複数接触
の咬頭嵌合をもって圧砕咬頭(24)に対してセンタリ
ングされることを特徴とする義歯セット。 - 【請求項2】 複数接触の咬頭嵌合を三脚状に形成する
ことを特徴とする請求項1記載の義歯セット。 - 【請求項3】 対咬歯の少なくとも部分的に凸状に湾曲
した領域(20,22)が凹状に湾曲した領域(36,
38)に対して少なくとも頬側−舌側方向において接合
し、冠内状の自由空間(46)を形成することを特徴と
する請求項1または2記載の義歯セット。 - 【請求項4】 圧砕咬頭(24)が対咬歯(14)に対
して少なくとも二つの接触点を形成することを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項5】 三脚状に咬頭嵌合させるための第三の接
触点を圧砕咬頭から離れた頬側咬頭(52)の一つに設
置することによって形成することを特徴とする請求項1
ないし4のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項6】 咬頭嵌合において頬側舌側咬頭(26)
が上顎対咬歯(12)の中央くぼみ(48)の頬側面と
の接触状態に達することを特徴とする請求項1ないし5
のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項7】 上顎の歯(12)の中央くぼみ(48)
と唇側咬頭(24)との間の距離が下顎の歯(14)の
中央くぼみ(50)と頬側咬頭(26)との間の距離よ
り小さいことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
に記載の義歯セット。 - 【請求項8】 下顎歯(14)の咀嚼面幅を義歯セット
の大きさにかかわらず小臼歯(95)については4.8
ないし6.0mm、臼歯(12)については5.7ない
し7.0mmとすることを特徴とする請求項1ないし7
のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項9】 上顎歯(14)の咀嚼面幅を義歯セット
の大きさにかかわらず小臼歯(95)については4.8
ないし7.3mm、臼歯(12)については6.2ない
し7.8mmとすることを特徴とする請求項1ないし8
のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項10】 臼歯(12)における咬頭嵌合状態に
おいて上顎圧砕咬頭(24)が対応する下顎対咬歯(1
4)の中央くぼみ(50)と横断くぼみ(70)との間
の交差によって形成される穴部(45)内に収容される
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の
義歯セット。 - 【請求項11】 凸状領域(20,22,30,32,
34)に接する凹状領域(36,38,40,42)が
下顎咬頭(26,60)ばかりでなく上顎咬頭(52,
24)の側面にも設けられ、これらの側面間に少なくと
も部分的にくぼみ(48,50)または溝が形成される
ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載
の義歯セット。 - 【請求項12】 臼歯(12,14)が3ないし5個の
咬頭(24,52,66,68;26,60,90,9
2)を有し、小臼歯が2ないし5個の咬頭(86,8
8)を有することを特徴とする請求項1ないし11のい
ずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項13】 下顎小臼歯が対咬歯の咬頭を収容する
ための二つの穴部(96,98)を有し、上顎小臼歯が
近心−遠心方向に伸びるくぼみ(50)を有することを
特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の義歯
セット。 - 【請求項14】 少なくとも二つの小臼歯がそれぞれ中
央くぼみ(50)を有することを特徴とする請求項1な
いし13のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項15】 少なくとも第一の上顎臼歯が対向して
配置された穴部(74,76)を有し、一つの穴部(7
6)が近心−頬側位置に、もう一つの穴部(74)は遠
心−舌側位置に配置され、これらは中央くぼみ(50)
によって互いに結合され、この中央くぼみは軽く傾斜し
て近心−頬側/遠心−舌側方向に伸びており、近心−頬
側穴部(76)から横断くぼみ(70)が頬側方向に伸
び、遠心−舌側穴部(74)からは横断くぼみ(70)
が舌側方向に伸びていることを特徴とする請求項1ない
し14のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項16】 圧砕咬頭(24)が近心−舌側位置に
形成されていることを特徴とする請求項1ないし15の
いずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項17】 上顎第一臼歯(12)の遠心−頬側咬
頭(66)が中央くぼみ方向において曲面(73)を有
することを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに
記載の義歯セット。 - 【請求項18】 下顎第一臼歯(14)が遠心−頬側位
置に追加的なくぼみ(94)を有し、これが遠心−頬側
方向に斜めに伸びていることを特徴とする請求項1ない
し17のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項19】 咬頭嵌合状態において圧砕咬頭(2
4)が対咬歯(14)の咀嚼面(18)の縁部から相当
な距離をおいた位置に整合することを特徴とする請求項
1ないし18のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項20】 一本の上顎小臼歯の舌側咬頭(88)
の頂点がこの歯の中央くぼみ(50)の横中央位置に対
して近心側に配置されることを特徴とする請求項1ない
し19のいずれかに記載の義歯セット - 【請求項21】 上顎第一小臼歯の頬側咬頭(86)の
頂点がこの歯の中央くぼみ(50)の横中央位置に対し
て遠心側に配置されることを特徴とする請求項1ないし
20のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項22】 下顎臼歯(14)の舌側咬頭(92,
60)が頬側咬頭(90,26)と比較して歯の縁より
に配置され、これらの舌側咬頭(92,60)の頂点が
下顎臼歯(14)の頬側咬頭(90,26)の頂点と比
べてより大きく近心−遠心方向に離れていることを特徴
とする請求項1ないし21のいずれかに記載の義歯セッ
ト。 - 【請求項23】 咬頭傾斜角が第一小臼歯から第二小臼
歯(14)に向かって徐々に低下し、第二臼歯(14)
は第一臼歯(14)とほぼ同等かあるいは幾らか平坦な
咬頭傾斜を有することを特徴とする請求項1ないし22
のいずれかに記載の義歯セット。 - 【請求項24】 上顎臼歯(12)の咬頭(24,5
2,66,68)がほぼ平行四辺形状に配置されている
ことを特徴とする請求項1ないし23のいずれかに記載
の義歯セット。 - 【請求項25】 下顎臼歯(14)の咬頭(26,6
0,90,92)がほぼ四角形状に配置されていること
を特徴とする請求項1ないし24のいずれかに記載の義
歯セット。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19508762A DE19508762C1 (de) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | Zahnsatz |
DE19508762.3 | 1995-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280713A JPH08280713A (ja) | 1996-10-29 |
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Family
ID=7756377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (7)
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---|---|
US (1) | US5733125A (ja) |
EP (1) | EP0730846B1 (ja) |
JP (1) | JP2965505B2 (ja) |
AT (1) | ATE224169T1 (ja) |
AU (1) | AU692065B2 (ja) |
CA (1) | CA2171502C (ja) |
DE (2) | DE19508762C1 (ja) |
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