JP2013135863A - 両側性平衡咬合が容易な人工歯 - Google Patents

両側性平衡咬合が容易な人工歯 Download PDF

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根來紀行
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Abstract

【課題】削合調整量が少なく、容易に両側性平衡咬合の確立が可能な人工歯を提供する。
【解決手段】人工歯の各咬合小面が咬合平面と成す角度を適切に設定した。例えば、上顎中切歯用人工歯では、切縁に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で22.0°〜25.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.5°〜6.5°であり、後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で20.5°〜23.0°あると同時に、前頭面との断面における角度で1.5°〜6.5°である。
【選択図】図1

Description

本発明は有床義歯の作製時に用いられる予め重合硬化させた人工歯に関する。
人工歯は歯科医師または歯科技工士に提供され有床義歯の製作に用いられる歯冠材料であり、数種類の形や大きさの物から患者の欠損状態や治療方針に応じて適宜選択され使用される。
義歯の製作は印象材で患者の口腔内の型取った陰型に石膏を流し硬化させ作製した模型を咬合器と呼ばれる顎の運動を再現する器具上に取り付け、この模型上で作業を行う。
咬合器には、左右に動かすときの関節部の誘導路の角度を調節できる調節性咬合器や、これをヒトの平均的な角度に固定された平均値咬合器がある。歯科医師により特別な角度調節の必要がないと判断される場合は、平均値咬合器が使用される。
総義歯による補綴治療においては両側性平衡咬合と呼ばれる咬合状態とすることが望ましい。両側性平衡咬合は、フルバランスドオクルージョンとバランスドオクルージョンに大別される。フルバランスドオクルージョンとは咬頭嵌合位と偏心運動の全過程においてすべての歯が同時に接触する咬合関係をいう。しかし臨床的には排列位置や削合調整の誤差などで再現が困難であるため、バランスドオクルージョンが一般的となっている。バランスドオクルージョンとは、偏心運動の際に作業側で2〜3歯、平衡側で2〜3歯が接触滑走し、数歯接触しない部位があっても良しとする咬合関係である。そのため、義歯の製作段階での予備的な削合調整及び患者の口腔内装着時の歯科医師による最終調整を行う事により、患者固有の下顎運動路に適合した義歯が完成する。なお、作業側とは側方運動時に、下顎歯列が上顎歯列に対し頬側に偏位した側をいい、平衡側とはその反対側をいう。たとえば上下の顎が咬み合った状態から下顎を右に動かした時は、作業側は右側であり、平衡側は左側を指す。
特許文献1で、本願出願人は咬頭と小窩の相対的位置関係を定めた人工歯を提案している。
しかしながら削合調整により両側性平衡咬合にする作業は、実際には多大な時間と労力が必要な作業であり、予め平均値咬合器の運動に調和する削合調整を完了させた形状の人工歯が望まれていた。
特開2003−102752号公報
本発明が解決しようとする課題は、顎間距離が105mm、矢状顆路角が水平面に対し25°、咬合三角と咬合平面のなす角度が15°、矢状切歯路角10°、側方切歯路角10°の咬合器を用いて総義歯を製作する場合において、削合調整量が少なく、容易に両側性平衡咬合の確立が可能な人工歯を提供する事である。
本発明は、上顎中切歯用人工歯、上顎側切歯用人工歯、上顎犬歯用人工歯、上顎第一小臼歯用人工歯、上顎第二小臼歯用人工歯、上顎第一大臼歯用人工歯、上顎第二大臼歯用人工歯の各咬合小面が咬合平面と成す角度を適切に設定した。
また、下顎中切歯用人工歯、下顎側切歯用人工歯、下顎犬歯用人工歯、下顎第一小臼歯用人工歯、下顎第二小臼歯用人工歯、下顎第一大臼歯用人工歯、下顎第二大臼歯用人工歯の各咬合小面が咬合平面と成す角度を適切に設定した。
本発明は、上顎人工歯と下顎人工歯の咬頭嵌合位における各咬合小面の接触位置関係、偏心位における側方運動の作業側と平衡側、及び前方運動時の各咬合小面の滑走関係を適切に設定した。
本発明の人工歯を義歯製作に用いることにより、平均値咬合器の各誘導路に沿った角度で上下顎の人工歯の前歯切縁及び臼歯咬合面同士が均一に接触、滑走する偏心運動状態を得ることが容易となり、調整作業の量が軽減される。従って迅速に一定の咬合状態の義歯を製作することができ、歯科医師または歯科技工士の作業負担の軽減に寄与する。
上顎と下顎の人工歯排列状態を示す咬合面図 上顎と下顎の前頭面に垂直な方向から見た正面図 上顎と下顎の前頭面に垂直な方向から見た背面図 上顎と下顎の矢状面に垂直な方向から見た正面図 上顎と下顎の矢状面に垂直な方向から見た背面図 上顎と下顎の頬側から見た斜視図 上顎と下顎の舌側から見た斜視図 上顎中切歯用人工歯咬合面図 上顎側切歯用人工歯咬合面図 上顎犬歯用人工歯咬合面図 上顎第一小臼歯用人工歯咬合面図 上顎第二小臼歯用人工歯咬合面図 上顎第一大臼歯用人工歯咬合面図 上顎第二大臼歯用人工歯咬合面図 下顎中切歯用人工歯咬合面図 下顎側切歯用人工歯咬合面図 下顎犬歯用人工歯咬合面図 下顎第一小臼歯用人工歯咬合面図 下顎第二小臼歯用人工歯咬合面図 下顎第一大臼歯用人工歯咬合面図 下顎第二大臼歯用人工歯咬合面図 咬頭嵌合位で一部接触する咬合小面を示す人工歯セット咬合面図 側方運動時の作業側で滑走する咬合小面を示す人工歯セット咬合面 図 側方運動時の平衡側に滑走する咬合小面を示す人工歯セット咬合面 図 前方運動時に滑走する咬合小面を示す人工歯セット咬合面図
T1 上顎中切歯用人工歯
i1 切縁
f1 前方咬合小面
f2 前方咬合小面
T2 上顎側切歯用人工歯
i2 切縁
f3 前方咬合小面
f4 後方咬合小面
T3 上顎犬歯用人工歯
i3 切縁
f5 前方咬合小面
f6 後方咬合小面
T4 上顎第一小臼歯用人工歯
c1 頬側咬頭頂
f7 前方咬合小面
f8 後方咬合小面
c2 舌側咬頭頂
f9 平衡咬合小面
T5 上顎第二小臼歯用人工歯
c3 頬側咬頭頂
f10 前方咬合小面
f11 後方咬合小面
c4 舌側咬頭頂
f12 平衡咬合小面
T6 上顎一大臼歯用人工歯
c5 近心頬側咬頭頂
f13 前方咬合小面
f14 後方咬合小面
c6 遠心頬側咬頭頂
f15 前方咬合小面
f16 後方咬合小面
c7 近心舌側咬頭頂
f17 平衡咬合小面
f18 前方咬合小面
c8 遠心舌側咬頭頂
f19 後方咬合小面
f20 平衡咬合小面
T7 上顎二大臼歯用人工歯
c9 近心頬側咬頭頂
f21 前方咬合小面
f22 後方咬合小面
c10 遠心頬側咬頭頂
f23 後方咬合小面
c11 近心舌側咬頭頂
f24 平衡咬合小面
f25 前方咬合小面
T8 下顎中切歯用人工歯
i4 切縁
f26 前方咬合小面
T9 下顎側切歯用人工歯
i5 切縁
f27 前方咬合小面
f28 後方咬合小面
T10 下顎犬歯用人工歯
i6 切縁
f29 前方咬合小面
f30 後方咬合小面
T11 下顎第一小臼歯用人工歯
c12 頬側咬頭頂
f31 前方咬合小面
f32 後方咬合小面
s1 遠心小窩
f33 平衡咬合小面
f34 前方咬合小面
T12 下顎第二小臼歯用人工歯
c13 頬側咬頭頂
f35 前方咬合小面
f36 後方咬合小面
s2 遠心小窩
f37 平衡咬合小面
f38 前方咬合小面
T13 下顎第一大臼歯用人工歯
c14 近心頬側咬頭頂
f39 前方咬合小面
f40 後方咬合小面
f41 平衡咬合小面
c15 遠心頬側咬頭頂
f42 前方咬合小面
f43 後方咬合小面
f44 平衡咬合小面
c16 遠心咬頭頂
f45 前方咬合小面
f46 平衡咬合小面
s3 中央窩
f47 前方咬合小面
T14 下顎第二大臼歯用人工歯
c17 近心頬側咬頭頂
f48 前方咬合小面
f49 後方咬合小面
f50 平衡咬合小面
c18 遠心頬側咬頭頂
f51 前方咬合小面
f52 後方咬合小面
f53 平衡咬合小面
s4 中央窩
f54 前方咬合小面
P1 咬合平面
P2 矢状面
P3 前頭面
(基準面の説明)
実施形態の説明にあたり使用する基準面の名称について説明する。
咬合平面とは、解剖学的には上顎または下顎の歯列中の切歯点と左右最後臼歯咬頭頂を含む仮想の平面のことであるが、実際に本発明を実施する場合は咬合器中の咬合平面板により示す事ができる。
矢状面とは身体を左右に分ける平面であり、顆頭間軸に直交する平面である。
前頭面とは矢状面と水平面と直交する平面である。
水平面とは地面と平行になる面である。
(咬合器の条件)
本発明の人工歯を使用する咬合器は顆頭間距離(左右両下顎頭の回転中心間の距離)が105mm、矢状顆路角(下顎が前方運動をするときの下顎の運動路を矢状面に投影した経路)が水平面に対し25.0°、咬合三角(左右両下顎頭の回転中心と咬合平面板上の切歯点を結ぶ三角形で構成される平面)と咬合平面のなす角度が15.0°、矢状切歯路角(下顎が咬頭嵌合位にあるときの切歯点と上下前歯が前方運動し切縁同士で咬合したときの切歯点を結んだ線と、水平基準面とのなす角度)が10.0°、側方切歯路角(下顎が咬頭嵌合位にあるときの切歯点と上下前歯が側方運動し切縁同士で咬合したときの切歯点を結んだ線と、水平基準面のなす角度)が10.0°のものを用いる。咬合平面板は水平面と平行のものを使用する。調節性咬合器を上記条件に調節して用いてもよい。
図1は上顎と下顎の人工歯排列状態を示す咬合面図、図2は上顎と下顎の前頭面に垂直な方向から見た正面図、図3は上顎と下顎の前頭面に垂直な方向から見た背面図、図4は上顎と下顎の矢状面に垂直な方向から見た正面図、図5は上顎と下顎の矢状面に垂直な方向から見た背面図、図6は上顎と下顎の頬側から見た斜視図
図7は上顎と下顎の舌側から見た斜視図である。
これらの図に示すように、上顎用人工歯は、上顎中切歯用人工歯T1、上顎側切歯用人工歯T2、上顎犬歯用人工歯T3、上顎第一小臼歯用人工歯T4、上顎第二小臼歯用人工歯T5、上顎第一大臼歯用人工歯T6、上顎第二大臼歯用人工歯T7からなっている。同様に、下顎用人工歯は、下顎中切歯用人工歯T8、下顎側切歯用人工歯T9、下顎犬歯用人工歯T10、下顎第一小臼歯用人工歯T11、下顎第二小臼歯用人工歯T12、下顎第一大臼歯用人工歯T13、下顎第二大臼歯用人工歯T14からなっている。
図8は、上顎中切歯用人工歯T1を示す。
上顎中切歯用人工歯T1は、切縁i1に前方咬合小面f1と前方咬合小面f2を有する。
前方咬合小面f1が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度(θ1s)が22.0°〜25.5°であり好ましくは23.5°〜24.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度(θ1f)が1.5°〜6.5°であり好ましくは3.5°〜4.5°である。
前方咬合小面f2が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度角度(θ2s)が20.5°〜23.0°であり好ましくは21.0〜22.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度(θ2f)が1.5°〜6.5°であり好ましくは2.5°〜5.5°である。
図9は、上顎側切歯用人工歯T2を示す。
上顎側切歯用人工歯T2は、切縁i2に前方咬合小面f3と後方咬合小面f4を有する。
前方咬合小面f3が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が23.0°〜28.0°であり好ましくは25.0°〜26.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が15.0°〜17.0°であり好ましくは15.5°〜16.5°である。
後方咬合小面f4が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が16.0°〜22.0°であり好ましくは17.0°〜20.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が9.5°〜10.5°であり好ましくは10.0°〜10.5°である。
図10は、上顎犬歯用人工歯T3を示す。
上顎犬歯用人工歯T3は、切縁i3に前方咬合小面f5と後方咬合小面f6を有する。
前方咬合小面f5が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が25.0°〜31.0°であり好ましくは26.0°〜30.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が1.5°〜5.0°であり好ましくは2.5°〜4.5°である。
後方咬合小面f6が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が8.5°〜22.5°であり好ましくは10.0°〜15.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が18.0°〜25.0°であり好ましくは19.0°〜24.0°である。
図11は、上顎第一小臼歯用人工歯T4を示す。
上顎第一小臼歯用人工歯T4は、頬側咬頭頂c1の付近に前方咬合小面f7と後方咬合小面f8を有し、舌側咬頭頂c2の付近に平衡咬合小面f9を有する。
前方咬合小面f7が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が24.5°〜27.5°であり好ましくは25.5°〜27.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が8.5°〜16.4°であり好ましくは10.0°〜15.0°である。
後方咬合小面f8が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が18.5°〜27.0°であり好ましくは20.5°〜25.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が10.0°〜18.0°であり好ましくは13.5°〜16.5°である。
平衡咬合小面f9が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が1.5°〜4.5°であり好ましくは2.0°〜3.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が29.5°〜35.5°であり好ましくは30.0°〜35.0°である。
図12は、上顎第二小臼歯用人工歯T5を示す。
上顎第二小臼歯用人工歯T5は、頬側咬頭頂c3の付近に前方咬合小面f10と後方咬合小面f11を有し、舌側咬頭頂c4の付近に平衡咬合小面f12を有する。
前方咬合小面f10が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が23.0°〜28.0°であり好ましくは23.5°〜27.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が10.0°〜19.0°であり好ましくは12.5°〜15.5°である。
後方咬合小面f11が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が16.5°〜19.0°であり好ましくは17.5°〜18.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が13.0°〜17.5°であり好ましくは14.0°〜15.5°である。
平衡咬合小面f12が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が6.0°〜10.0°であり好ましくは7.5°〜9.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が25.5°〜29.0°であり好ましくは27.0°〜28.0°である。
図13は、上顎第一大臼歯用人工歯T6を示す。
上顎第一大臼歯用人工歯T6は、近心頬側咬頭頂c5の付近に前方咬合小面f13と後方咬合小面f14を有し、遠心頬側咬頭頂c6の付近に前方咬合小面f15と後方咬合小面f16を有し、近心舌側咬頭頂c7の付近に平衡咬合小面f17と前方咬合小面f18を有し、遠心舌側咬頭頂c8の付近に後方咬合小面f19と平衡咬合小面f20を有する。
前方咬合小面f13が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が18.5°〜21.0°であり好ましくは19.5°〜20.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が5.0°〜11.0°であり好ましくは6.0°〜10.0°である。
後方咬合小面f14が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が7.0°〜12.0°であり好ましくは7.5°〜10.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が9.0°〜13.0°であり好ましくは10.0°〜12.0°である。
前方咬合小面f15が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が15.5°〜19.5°であり好ましくは17.0°〜18.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が8.0°〜9.0°であり好ましくは8.5°〜9.0°である。
後方咬合小面f16が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が18.5°〜23.0°であり好ましくは19.0°〜21.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が11.0°〜13.5°であり好ましくは12.0°〜13.0°である。
平衡咬合小面f17が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が14.5°〜16.5°であり好ましくは15.0°〜16.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が40.0°〜42.0°であり好ましくは40.5°〜41.5°である。
前方咬合小面f18が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が18.5°〜19.5°であり好ましくは18.5°〜19.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が4.5°〜6.5°であり好ましくは5.0°〜6.0°である。
後方咬合小面f19が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が6.5°〜7.5°であり好ましくは7.0°〜7.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が15.5°〜18.0°であり好ましくは16.0〜17.5°である。
平衡咬合小面f20が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が3.0°〜12.0°であり好ましくは5.0°〜10.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が32.0°〜38.5°であり好ましくは33.0°〜37.0°である。
図14は、上顎第二大臼歯用人工歯T7を示す。
上顎第二大臼歯用人工歯T7は、近心頬側咬頭頂c9の付近に前方咬合小面f21と後方咬合小面f22を有し、遠心頬側咬頭頂c10の付近に後方咬合小面f23を有し、近心舌側咬頭頂c11の付近に平衡咬合小面f24と前方咬合小面f25を有する。
前方咬合小面f21が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が22.5°〜25.5°であり好ましくは23.0°〜25.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が1.0°〜2.5°であり好ましくは1.5°〜2.0°である。
後方咬合小面f22が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が9.5°〜17.5°であり好ましくは10.0°〜15.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が13.0°〜16.5°であり好ましくは14.0°〜15.5°である。
後方咬合小面f23が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が6.5°〜12.0°であり好ましくは7.0°〜11.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が4.5°〜7.0°であり好ましくは5.0°〜6.5°である。
平衡咬合小面f24が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が0.5°〜10.0°であり好ましくは2.0°〜7.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が38.5°〜47.0°であり好ましくは39.0°〜45.0°である。
前方咬合小面f25が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が20.5°〜22.5°であり好ましくは21.0°〜22.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が1.5°〜6.0°であり好ましくは2.0〜4.0°である。
図15は、下顎中切歯用人工歯T8を示す。
下顎中切歯用人工歯T8は切縁i4に前方咬合小面f26を有する。
前方咬合小面f26が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度(θ26s)が27.0°〜35.0°であり好ましくは28.0°〜33.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度(θ26f)が3.5°〜12.5°であり好ましくは5.0°〜11.0°である。
図16は、下顎側切歯用人工歯T9を示す。
下顎側切歯用人工歯T9は切縁i5に前方咬合小面f27と後方咬合小面f28を有する。
前方咬合小面f27が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が31.0°〜35.0°であり好ましくは32.0°〜33.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が0.0°〜1.5°であり好ましくは0.5°〜1.0°である。
後方咬合小面f28が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が22.0°〜35.0°であり好ましくは23.0°〜30.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が17.5°〜26.5°であり好ましくは18.0°〜23.5°である。
図17は、下顎犬歯用人工歯T10を示す。
下顎犬歯用人工歯T10は切縁i6に前方咬合小面f29と後方咬合小面f30を有する。
前方咬合小面f29が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が23.0°〜28.0°であり好ましくは24.0°〜26.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が0.5°〜10.0°であり好ましくは2.5°〜8.0°である。
後方咬合小面f30が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が14.5°〜18.0°であり好ましくは15.0°〜16.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が16.0°〜21.0であり好ましくは17.5°〜19.5°である。
図18は、下顎第一小臼歯用人工歯T11を示す。
下顎第一小臼歯用人工歯T11は頬側咬頭頂c12の周囲に前方咬合小面f31と後方咬合小面f32を有し、遠心小窩s1の付近に平衡咬合小面f33と前方咬合小面f34を有する。
前方咬合小面f31が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が38.0°〜41.0°であり好ましくは39.0°〜40.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が5.0°〜8.5°であり好ましくは6.0°〜7.5°である。
後方咬合小面f32が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が7.0°〜17.5°であり好ましくは10.0°〜15.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が9.0°〜15.5°であり好ましくは10.0°〜13.5°である。
平衡咬合小面f33が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が15.0°〜24.0°であり好ましくは16.0°〜23.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が29.0°〜32.0°であり好ましくは30.0°〜31.0°である。
前方咬合小面f34が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が3.5°〜10.0°であり好ましくは5.0°〜7.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が1.0°〜5.0°であり好ましくは2.5〜4.5°である。
図19は、下顎第二小臼歯用人工歯T12を示す。
下顎第二小臼歯用人工歯T12は、頬側咬頭頂c13の周囲に前方咬合小面f35と後方咬合小面f36を有し、遠心小窩s2付近に平衡咬合小面f37と前方咬合小面f38を有する。
前方咬合小面f35が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が27.5°〜30.0°であり好ましくは28.0°〜29.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が16.0°〜19.0°であり好ましくは17.5°〜18.5°である。
後方咬合小面f36が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が13.0°〜15.0°であり好ましくは13.5°〜14.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が17.0°〜24.0°であり好ましくは18.5°〜23.0°である。
平衡咬合小面f37が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が1.5°〜17.0°であり好ましくは15.5°〜16.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が10.0°〜16.5°であり好ましくは12.0°〜15.5°である。
前方咬合小面f38が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が2.0°〜5.0°であり好ましくは3.0°〜4.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が12.0°〜14.5°であり好ましくは12.5°〜13.5°である。
図20は、下顎第一大臼歯用人工歯T13を示す。
下顎第一大臼歯用人工歯T13は、近心頬側咬頭頂c14の周囲に前方咬合小面f39と後方咬合小面f40と平衡咬合小面f41を有し、遠心頬側咬頭頂c15の周囲に前方咬合小面f42と後方咬合小面f43と平衡咬合小面f44を有し、遠心咬頭頂c16の周囲に前方咬合小面f45と平衡咬合小面f46を有し、中央窩s3の付近に前方咬合小面f47を有する。
前方咬合小面f39が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が23.5°〜32.0°であり好ましくは25.0°〜30.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が7.0°〜15.0°であり好ましくは8.0°〜12.0°である。
後方咬合小面f40が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が7.5°〜12.0°であり好ましくは9.0°〜11.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が14.0°〜16.0°であり好ましくは14.5
°〜15.5°である。
平衡咬合小面f41が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が2.0°〜5.5°であり好ましくは3.0°〜4.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が30.0°〜32.0°であり好ましくは30.0°〜31.5°である。
前方咬合小面f42が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が15.5°〜21.0°であり好ましくは16.0°〜19.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が8.0°〜11.0°であり好ましくは9.0°〜10.5°である。
後方咬合小面f43が咬合平面と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が25.0°〜27.0°であり好ましくは25.5°〜26.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が24.0°〜25.0°であり好ましくは24.5°〜25.0°である。
平衡咬合小面f44が咬合平面と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が12.0°〜20.0°であり好ましくは13.5°〜18.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が30.0°〜37.0°であり好ましくは31.5°〜33.5°である。
前方咬合小面f45が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が7.5°〜13.0°であり好ましくは9.0°〜11.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が10.0°〜13.0°であり好ましくは10.5°〜12.0°である。
平衡咬合小面f46が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が2.5°〜4.5°であり好ましくは3.0°〜4.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が27.0°〜33.0°であり好ましくは29.0°〜32.0°である。
前方咬合小面f47が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が10.5°〜18.5°であり好ましくは12.5°〜16.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が1.0°〜8.0°であり好ましくは2.5°〜6.0°である。
図21は、下顎第二大臼歯用人工歯T14を示す。
下顎第二大臼歯用人工歯T14は、近心頬側咬頭頂c17の周囲に前方咬合小面f48と後方咬合小面f49と平衡咬合小面f50を有し、遠心頬側咬頭頂c18の周囲に前方咬合小面f51と後方咬合小面f52と平衡咬合小面f53を有し、中央窩s4の付近に前方咬合小面f54を有する。
前方咬合小面f48が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が26.0°〜30.0°であり好ましくは27.0°〜29.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が10.0°〜13.0°であり好ましくは10.5°〜12.5°である。
後方咬合小面f49が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2の断面における角度が14.0°〜16.0°であり好ましくは14.5°〜15.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が15.0°〜17.5°であり好ましくは15.5°〜17.0°である。
平衡咬合小面f50が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が2.5°〜3.5°であり好ましくは2.5°〜3.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が34.0°〜38.0°であり好ましくは35.0°〜37.0°である。
前方咬合小面f51が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が17.0°〜21.0°であり好ましくは18.0°〜20.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が4.5°〜6.5°であり好ましくは5.0°〜6.0°である。
後方咬合小面f52が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が19.0°〜22.0°であり好ましくは19.5°〜21.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が13.0°〜14.5°であり好ましくは13.5°〜14.0°である。
平衡咬合小面f53が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が1.0°〜3.0°であり好ましくは1.5°〜2.5°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が34.0°〜38.0°であり好ましくは35.0°〜37.0°である。
前方咬合小面f54が咬合平面P1と成す角度は、矢状面P2との断面における角度が15.5°〜23.0°であり好ましくは17.0°〜20.0°であると同時に、前頭面P3との断面における角度が5.5°〜12.0°であり好ましくは7.0°〜10.0°である。
以上の咬合小面を有する上顎人工歯と下顎人工歯を平均値咬合器にセットすると、各咬合小面は以下のように接触する。
咬頭嵌合位において図22に示すように、
上顎中切歯用人工歯T1の前方咬合小面f1は、下顎側切歯用人工歯T9の前方咬合小面f27と一部接触し、
上顎中切歯用人工歯T1の後方咬合小面f2は、下顎中切歯用人工歯T8の前方咬合小面f26と一部接触し、
上顎側切歯用人工歯T2の前方咬合小面f3は、下顎犬歯用人工歯T10の前方咬合小面f29と一部接触し、
上顎側切歯用人工歯T2の後方咬合小面f4は、下顎側切歯用人工歯T9の後方咬合小面f28と一部接触し、
上顎犬歯用人工歯T3の前方咬合小面f5は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の前方咬合小面f31と一部接触し、
上顎犬歯用人工歯T3の後方咬合小面f6は、下顎犬歯用人工歯T10の後方咬合小面f30と一部接触し、
上顎第一小臼歯用人工歯T4の前方咬合小面f7は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の前方咬合小面f35と一部接触し、
上顎第一小臼歯用人工歯T4の後方咬合小面f8は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の後方咬合小面f32と一部接触し、
上顎第一小臼歯用人工歯T4の平衡咬合小面f9は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の平衡咬合小面f33と一部接触し、
上顎第二小臼歯用人工歯T5の前方咬合小面f10は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f39と一部接触し、
上顎第二小臼歯用人工歯T5の後方咬合小面f11は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の後方咬合小面f36と一部接触し、
上顎第二小臼歯用人工歯T5の平衡咬合小面f12は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の平衡咬合小面f37と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f13は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f42と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f14は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f40と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f15は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f45と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f16は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f43と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f17は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f44と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f18は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f47と一部接触し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f20は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f46と一部接触し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f21は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f51と一部接触し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f22は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f49と一部接触し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f23は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f52と一部接触し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の平衡咬合小面f24は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の平衡咬合小面f53と一部接触し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f25は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f54と一部接触する。
また、前方運動時、側方運動時の作業側および平衡側の各咬合小面は以下のように滑走する。
側方運動時の作業側は、図23に示すように、
上顎側切歯用人工歯T2の後方咬合小面f4は、下顎側切歯用人工歯T9の後方咬合小面f28と一部滑走し、
上顎犬歯用人工歯T3の後方咬合小面f6は、下顎犬歯用人工歯T10の後方咬合小面f30と一部滑走し、
上顎第一小臼歯用人工歯T4の後方咬合小面f8は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の後方咬合小面f32と一部滑走し、
上顎第二小臼歯用人工歯T5の後方咬合小面f11は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の後方咬合小面f36と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f14は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f40と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f16は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f43と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f18は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f47と一部滑走し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f22は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f49と一部滑走し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f23は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f52と一部滑走し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f25は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f54と一部滑走する。
側方運動時の平衡側は、図24に示すように、
上顎第一小臼歯用人工歯T4の平衡咬合小面f9は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の平衡咬合小面f33と一部滑走し、
上顎第二小臼歯用人工歯T5の平衡咬合小面f12は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の平衡咬合小面f37及び下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f41と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f17は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f44と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f20は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f46及び下顎第二大臼歯用人工歯T14の平衡咬合小面f50と一部滑走し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の平衡咬合小面f24は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の平衡咬合小面f53と一部滑走する。
前方運動時には、図25に示すように、
上顎中切歯用人工歯T1の前方咬合小面f1は、下顎側切歯用人工歯T9の前方咬合小面f27と一部滑走し、
上顎中切歯用人工歯T1の後方咬合小面f2は、下顎中切歯用人工歯T8の前方咬合小面f26と一部滑走し、
上顎側切歯用人工歯T2の前方咬合小面f3は、下顎犬歯用人工歯T10の前方咬合小面f29と一部滑走し、
上顎犬歯用人工歯T3の前方咬合小面f5は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の前方咬合小面f31と一部滑走し、
上顎第一小臼歯用人工歯T4の前方咬合小面f7は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の前方咬合小面f35と一部滑走し、
上顎第二小臼歯用人工歯T5の前方咬合小面f10は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f39と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f13は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f42と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f15は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f45及び下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f48と一部滑走し、
上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f18は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f47と一部滑走し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f21は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f51と一部滑走し、
上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f25は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f54と一部滑走する。
前記実施形態の人工歯に用いられる材料は、長石、石英、シリカなどのセラミック材料、またはMMA、UDMA、EDMA、Bis-GMAなどのレジン成分と有機または無機のフィラーからなるコンポジットレジンや、アクリルレジンなど通常歯科業界で用いられているレジン材料から適宜選択される。
さらには、審美性を向上させるため、少なくともエナメル層用とデンティン層用の2色以上の色調の異なる材料を使用して複数層に分け積層し、成型することが望ましい。材質は前述のものから適宜選択し、2つの異なる材料に色調を変えたものを準備して組み合わせて成型するか、あるいは同じ材質で色調を変えたものを準備して用いてもよい。
成型法は、圧縮成型、射出成型、射出圧縮成型の方法から適宜選択することができる。
以上の構成の人工歯は、平均値咬合器中の咬合平面と各人工歯の咬合小面との角度の関係を予め適切に設定し、両側性平衡咬合と呼ばれる咬合接触関係を維持するように設定した。したがって、前記構成の人工歯を平均値咬合器で使用すると、短時間で効率的に一定の咬合状態の義歯を製作することができ、義歯製作時の咬合調整の作業量が少なくなる。
以下に実施例について説明する。
日常業務において人工歯排列作業を行っている歯科技工士9名を被験者として無歯顎石膏模型を装着した松風社製ハンディIIA型咬合器に本発明の試作人工歯について排列試験を行った。所要時間および「両側性平衡咬合」の完成度の客観的評価、さらに「容易に両側性平衡咬合が得られると感じたか」について被験者自身の主観的評価を試験結果として表1に記した。
本発明は補綴歯科治療で製作される有床義歯に使用される人工歯に関するもので、歯科医師又は歯科技工士が義歯を作製する時に用いられるものである。
人工歯は工業製品であり、複数の形態と大きさが提供され、その中から適宜利用できる人工歯を技工士や歯科医師が選び利用する。
また本発明の人工歯は教育用として人工歯排列や咬合調整などの学生実習に利用することも可能である。

Claims (15)

  1. 切縁に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、
    前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で22.0°〜25.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.5°〜6.5°であり、
    後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で20.5°〜23.0°あると同時に、前頭面との断面における角度で1.5°〜6.5°である上顎中切歯用人工歯。
  2. 切縁に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、
    前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で23.0°〜28.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で15.0°〜17.0°であり、
    後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で16.0°〜22.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で9.5°〜10.5°である上顎側切歯用人工歯。
  3. 切縁に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、
    前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で25.0°〜31.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.5°〜5.0°であり、
    後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で8.5°〜22.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で18.0°〜25.0°である上顎犬歯用人工歯。
  4. 頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、さらに舌側咬頭頂の周囲に平衡咬合小面を有し、
    頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で24.5°〜27.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で8.5°〜16.4°であり、
    頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で18.5°〜27.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で10.0°〜18.0°であり、
    舌側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で1.5°〜4.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で29.5°〜35.5°である上顎第一小臼歯用人工歯。
  5. 頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、さらに舌側咬頭頂の周囲に平衡咬合小面を有し、
    頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で23.0°〜28.0°であると同時に、前頭面との断面における角度が10.0°〜19.0°であり、
    頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で16.5°〜19.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で13.0°〜17.5°であり、
    舌側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で6.0°〜10.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で25.5°〜29.0°である上顎第二小臼歯用人工歯。
  6. 近心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、遠心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、近心舌側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と平衡咬合小面を有し、遠心舌側咬頭頂の周囲に後方咬合小面と平衡咬合小面を有し、
    近心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で18.5°〜21.0°であると同時に、前頭面との断面における角度が5.0°〜11.0°であり、
    近心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で7.0°〜12.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で9.0°〜13.0°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で15.5°〜19.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で8.0°〜9.0°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で18.5°〜23.0°であると同時に、前頭面との断面における角度が11.0°〜13.5°であり、
    近心舌側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で14.5°〜16.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で40.0°〜42.0°であり、
    近心舌側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で18.5°〜19.5°あると同時に、前頭面との断面における角度が4.5°〜6.5°であり、
    遠心舌側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で6.5°〜7.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で15.5°〜18.0°であり、
    遠心舌側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で3.0°〜12.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で32.0°〜38.5°である上顎第一大臼歯用人工歯。
  7. 近心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、遠心頬側咬頭頂の周囲に後方咬合小面を有し、近心舌側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と平衡咬合小面を有し、
    近心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で22.5°〜25.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.0°〜2.5°であり、
    近心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で9.5°〜17.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で13.0°〜16.5°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で6.5°〜12.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で4.5°〜7.0°であり、
    近心舌側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で0.5°〜10.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で38.5°〜47.0°であり、
    近心舌側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で20.5°〜22.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.5°〜6.0°である上顎第二大臼歯用人工歯。
  8. 切縁に前方咬合小面を有し、
    前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で27.0°〜35.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で3.5°〜12.5°である下顎中切歯用人工歯。
  9. 切縁に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、
    前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で31.0°〜35.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で0.0°〜1.5°であり、
    後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で22.0°〜35.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で17.5°〜26.5°である下顎側切歯用人工歯。
  10. 切縁に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、
    前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で23.0°〜28.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で0.5°〜10.0°であり、
    後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で14.5°〜18.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で16.0°〜21.0°である下顎犬歯用人工歯。
  11. 頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、遠心小窩の周囲に平衡咬合小面と前方咬合小面を有し、
    頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で38.0°〜41.0°であると同時に、前頭面との断面における角度が5.0°〜8.5°であり、
    頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で7.0°〜17.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で9.0°〜15.5°であり、
    遠心小窩付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で15.0°〜24.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で29.0°〜32.0°であり、
    遠心小窩付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で3.5°〜10.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.0°〜5.0°である下顎第一小臼歯用人工歯。
  12. 頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面を有し、遠心小窩の周囲に平衡咬合小面と前方咬合小面を有し、
    頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で27.5°〜30.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で16.0°〜19.0°であり、
    頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で13.0°〜15.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で17.0°〜24.0°であり、
    遠心小窩付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で1.5°〜17.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で10.0°〜16.5°であり、
    遠心小窩付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で2.0°〜5.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で12.0°〜14.5°である下顎第二小臼歯用人工歯。
  13. 近心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面と平衡咬合小面を有し、遠心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面と平衡咬合小面を有し、遠心咬頭頂の周囲に前方咬合小面と平衡咬合小面を有し、中央窩付近に前方咬合小面を有し、
    近心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で23.5°〜32.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で7.0°〜15.0°であり、
    近心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で7.5°〜12.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で14.0°〜16.0°であり、
    近心頬側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で2.0°〜5.5°であると同時に、前頭面との断面における角度が30.0°〜32.0°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で15.5°〜21.0であると同時に、前頭面との断面における角度で8.0°〜11.0°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で25.0°〜27.0°であると同時に、前頭面との断面における角度が24.0°〜25.0°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で12.0°〜20.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で30.0°〜37.0°であり、
    遠心咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で7.5°〜13.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で10.0°〜13.0°であり、
    遠心咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で2.5°〜4.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で27.0°〜33.0°であり、
    中央窩付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で10.5°〜18.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で1.0°〜8.0°である下顎第一大臼歯用人工歯。
  14. 近心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面と平衡咬合小面を有し、遠心頬側咬頭頂の周囲に前方咬合小面と後方咬合小面と平衡咬合小面を有し、中央窩付近の周囲に前方咬合小面を有し、
    近心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で26.0°〜30.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で10.0°〜13.0°であり、
    近心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面の断面における角度で14.0°〜16.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で15.0°〜17.5°であり、
    近心頬側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で2.5°〜3.5°であると同時に、前頭面との断面における角度で34.0°〜38.0°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で17.0°〜21.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で4.5°〜6.5°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の後方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で19.0°〜22.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で13.0°〜14.5°であり、
    遠心頬側咬頭頂付近の平衡咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で1.0°〜3.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で34.0°〜38.0°であり、
    中央窩付近の前方咬合小面が咬合平面と成す角度が、矢状面との断面における角度で15.5°〜23.0°であると同時に、前頭面との断面における角度で5.5°〜12.0°である下顎第二大臼歯用人工歯。
  15. 請求項1から7の上顎用人工歯と、請求項7から14の下顎用人工歯からなる人工歯セットであって、
    咬頭嵌合位では、
    上顎中切歯用人工歯T1の前方咬合小面f1は、下顎側切歯用人工歯T9の前方咬合小面f27と一部接触し、
    上顎中切歯用人工歯T1の後方咬合小面f2は、下顎中切歯用人工歯T8の前方咬合小面f26と一部接触し、
    上顎側切歯用人工歯T2の前方咬合小面f3は、下顎犬歯用人工歯T10の前方咬合小面f29と一部接触し、
    上顎側切歯用人工歯T2の後方咬合小面f4は、下顎側切歯用人工歯T9の後方咬合小面f28と一部接触し、
    上顎犬歯用人工歯T3の前方咬合小面f5は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の前方咬合小面f31と一部接触し、
    上顎犬歯用人工歯T3の後方咬合小面f6は、下顎犬歯用人工歯T10の後方咬合小面f30と一部接触し、
    上顎第一小臼歯用人工歯T4の前方咬合小面f7は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の前方咬合小面f35と一部接触し、
    上顎第一小臼歯用人工歯T4の後方咬合小面f8は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の後方咬合小面f32と一部接触し、
    上顎第一小臼歯用人工歯T4の平衡咬合小面f9は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の平衡咬合小面f33と一部接触し、
    上顎第二小臼歯用人工歯T5の前方咬合小面f10は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f39と一部接触し、
    上顎第二小臼歯用人工歯T5の後方咬合小面f11は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の後方咬合小面f36と一部接触し、
    上顎第二小臼歯用人工歯T5の平衡咬合小面f12は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の平衡咬合小面f37と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f13は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f42と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f14は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f40と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f15は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f45と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f16は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f43と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f17は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f44と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f18は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f47と一部接触し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f20は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f46と一部接触し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f21は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f51と一部接触し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f22は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f49と一部接触し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f23は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f52と一部接触し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の平衡咬合小面f24は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の平衡咬合小面f53と一部接触し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f25は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f54と一部接触し、
    側方運動時には、作業側において
    上顎側切歯用人工歯T2の後方咬合小面f4は、下顎側切歯用人工歯T9の後方咬合小面f28と一部滑走し、
    上顎犬歯用人工歯T3の後方咬合小面f6は、下顎犬歯用人工歯T10の後方咬合小面f30と一部滑走し、
    上顎第一小臼歯用人工歯T4の後方咬合小面f8は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の後方咬合小面f32と一部滑走し、
    上顎第二小臼歯用人工歯T5の後方咬合小面f11は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の後方咬合小面f36と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f14は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f40と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の後方咬合小面f16は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の後方咬合小面f43と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f18は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f47と一部滑走し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f22は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f49と一部滑走し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の後方咬合小面f23は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の後方咬合小面f52と一部滑走し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f25は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f54と一部滑走すると同時に、
    平衡側において、
    上顎第一小臼歯用人工歯T4の平衡咬合小面f9は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の平衡咬合小面f33と一部滑走し、
    上顎第二小臼歯用人工歯T5の平衡咬合小面f12は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の平衡咬合小面f37及び下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f41と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f17は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f44と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f20は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の平衡咬合小面f46及び下顎第二大臼歯用人工歯T14の平衡咬合小面f50と一部滑走し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の平衡咬合小面f24は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の平衡咬合小面f53と一部滑走し、
    前方運動時には、
    上顎中切歯用人工歯T1の前方咬合小面f1は、下顎側切歯用人工歯T9の前方咬合小面f27と一部滑走し、
    上顎中切歯用人工歯T1の後方咬合小面f2は、下顎中切歯用人工歯T8の前方咬合小面f26と一部滑走し、
    上顎側切歯用人工歯T2の前方咬合小面f3は、下顎犬歯用人工歯T10の前方咬合小面f29と一部滑走し、
    上顎犬歯用人工歯T3の前方咬合小面f5は、下顎第一小臼歯用人工歯T11の前方咬合小面f31と一部滑走し、
    上顎第一小臼歯用人工歯T4の前方咬合小面f7は、下顎第二小臼歯用人工歯T12の前方咬合小面f35と一部滑走し、
    上顎第二小臼歯用人工歯T5の前方咬合小面f10は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f39と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f13は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f42と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の前方咬合小面f15は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f45及び下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f48と一部滑走し、
    上顎第一大臼歯用人工歯T6の平衡咬合小面f18は、下顎第一大臼歯用人工歯T13の前方咬合小面f47と一部滑走し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f21は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f51と一部滑走し、
    上顎第二大臼歯用人工歯T7の前方咬合小面f25は、下顎第二大臼歯用人工歯T14の前方咬合小面f54と一部滑走することを特徴とする人工歯セット。

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