JP2002523134A - 歯 列 - Google Patents

歯 列

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JP2002523134A
JP2002523134A JP2000565808A JP2000565808A JP2002523134A JP 2002523134 A JP2002523134 A JP 2002523134A JP 2000565808 A JP2000565808 A JP 2000565808A JP 2000565808 A JP2000565808 A JP 2000565808A JP 2002523134 A JP2002523134 A JP 2002523134A
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ウルリヒ メンクマイヤー、
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ツァーン シュペクトルム ゲーエムベーハー
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/08Artificial teeth; Making same
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
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    • A61C13/097Artificial teeth; Making same characterised by occlusal profiles, i.e. chewing contact surfaces

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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 前もって製造された歯からの歯列を提供する。本発明の課題は、人工の歯が顎関節中の果頭の位置とその運動経路を決定する患者の解剖学上の条件により良く適合することが可能となる人工歯からの歯列を製造することである。この課題は、拮抗筋対間の接点を顎果頭の運動によって決まる矢状および横方向の補償曲線上に配置することによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は前もって製造された歯からの歯列に関するもので、この歯列は、少な
くとも1つの顎にある歯の第1のグループおよび少なくとももう1つの顎にある
拮抗筋の第2のグループから選択された歯から成る。その際この歯は、拮抗筋の
向いに配置する面上に、拮抗筋を構成する少なくとも1つの接点を備える。
【0002】 これまで人工歯製造の際、歯科技工士が人工歯の前もって製造された歯列から
、まず個々の歯を咬合器内で噛み合わせで患者の顎から写し取ったロウの型上に
立てる方式が行われてきた。この植立の際、ある原則に従う。すなわち側方歯の
端は、したがって歯咬頭頂は、スピー湾曲に対応する直線上にあるべきである。
頬側舌側咬頭接線は第2小臼歯から第2大臼歯へ増えるとわずかに口底に対して
傾く。これは、歯咬頭は横方向の曲線上に存在するというウィルソンの定理に対
応するものである。それゆえ歯を並べる際、歯が各々その上部先端を形成してい
る球冠の一部を使用する。この措置はモンソンの定理に対応するものである。歯
をロウの中で配置し患者にロウ型中間試作を据えて続いてそれを重合させた後で
、歯を咬合器内で上顎および下顎の歯の噛み合わせが適合するように研磨する。
その際ほんの点状の接触となるだけで接面ができないように努力する。さらに歯
列が両側でバランスがとれていること、すなわち最終位置で理想的な咬頭かん合
では上顎と下顎の大臼歯は相互に密接にはまり、接点を形成することが求められ
る。自然の状況には対応しないが相互の平衡により、歯が持ち上がり咬頭かん合
位で取れるのを防ぐ。この適合は歯科技工士が歯の植立後歯の咀嚼面を、両側の
顎の半分の歯がバランスがとれ望ましい数の接点ができるまで研磨することによ
り達せられる。完成すると患者の口の中に歯列をはめ込み、歯科医は患者が主観
的に歯列の受け入れに適合する気持ちを持つまでさらに加工する。
【0003】 既知の人工歯列では上顎と下顎の歯の間の接点に加工中初めて正確な局部化が
生じる。その他に適合する間加工することにより垂直高さが減少する。「垂直高
さ」とは上顎と下顎の相対的な位置を意味する。すなわち結局垂直方向で測定さ
れた顎の間の距離である。歯列を適合させる間歯を研磨することによりこの距離
はしかしながら減少する。すなわち歯列の形はそれを形成および適合させる間に
ますます顎による本来の状態から離れてしまう。その結果顎の位置は互いに決め
られ、それにより関節内の果頭の位置が歯列中の人工歯の位置により決定される
。このことは、歯がその位置を顎と顎関節により定められた関係に適合するまで
変えるので、関節内の果頭の位置と顎の形が最終的に歯の位置を決定する本来の
状況に相反するものである。
【0004】 その結果既知の人工歯で製造された歯列では、患者にとって重い負担になる一
連の問題が生じる。 関節内の果頭の位置が人工歯の配置により確定されるため、この位置が本来の
ものと一致しない限り最終位置で顎が不自然な位置へと強要されるため、このこ
とは筋肉の痙攣と筋肉痛を引き起こす。この対策として歯科医はさらに接点を研
磨する。それにより垂直高さはさらに減少し、そのことで場合によっては果頭が
さらに元の位置からずれる。それにより、患者にとって各々良好に配置された歯
列を得、歯列の新しい製造方法のみが最終的に残る可能性が阻止される。その際
良好な配置にはさらに同様な問題が妨げとなっている。
【0005】 さらに咬頭かん合の位置で現れる果頭の元の位置からのずれが、歯列が即座に
損耗する原因となる。顎を閉じると歯咬頭が拮抗筋の最終位置以外で現れ、そし
てそれは拮抗筋の表面に沿って最終位置へ滑走するように移動する。歯列をはめ
てわずかな時間経過後すでに損耗面が形成され、これによりさらに接触点ないし
接触面が形成される。
【0006】 さらに、接点の最終的な配置が加工時に初めて生じるため、歯に導入される力
が歯軸方向への合力に加えられる保証はない。それゆえ歯内には水平力成分で高
い負荷が生じ、そのことから同じく歯列が早い時期に磨損し得る。
【0007】 接点が偶然に配されるこの場合のさらなる欠点は、閉鎖運動で全ての接点が同
時に形成されないことにある。さらに過剰な接点が現れることもあり得る。これ
は患者に咀嚼過程で、殊の外煩わしく感じられる最終位置での感覚を失わせるこ
とになる。最終的に接点は傾斜面にまでできる。すると閉鎖運動での拮抗筋が崩
れ落ち歯に最高の負荷が生じる危険が生まれる。
【0008】 これまでの歯列用の既知の人工歯は、顎の動きによっては定められないかもし
くは定められてもそれが不十分な生力学的条件を考慮している。DE195 0
87 62 C2で開示された歯列の形態は、最大の咬頭かん合の安静位状態で
向側に配置された歯の間の接触へ配向しただけである。顎の本来の運動の間歯面
の関係は考慮されないままである。
【0009】 それゆえ本発明の課題は、人工歯が顎関節内の果頭の位置とその運動経路によ
って決まる患者の解剖学上の条件により良く適合できるようになる人工歯製の歯
列を製作することにある。
【0010】 この課題は種類に応じた歯列では請求項1および/または9および/または1
0および/または13の特徴記載部分により解決される。 1つの大臼歯ないし小臼歯の各窩内に、咬頭かん合位で拮抗筋の圧縮咬頭が構
成される少なくとも3つの接点(5)があることにより、特に著しく改良された
歯列ができる。その際大臼歯は多くの接点を形成するのに対し、一方犬歯と切歯
の間では1つか2つの接点しか形成されない。
【0011】 大臼歯または小臼歯当り少なくとも5つの接点があるときには、各小臼歯また
は大臼歯はその圧縮咬頭で拮抗筋の圧縮咬頭へ共通の接点を形成する。 これまで人工歯の上部の端が補償曲線上へ配されていたので、接点の曖昧な状
態が生じた。本発明による歯列では接点の位置は、接点が顎果頭の運動により決
められた矢状および横方向の補償曲線上に配されることにより予め決められる。
人工歯の位置決めはそれゆえ補償曲線の位置と屈曲およびそれと共に顎と顎関節
の解剖学上の条件により決められる。遠心ないし近心方向での顎曲線に沿った歯
のずれが可能であり、その際接点は常に補償曲線上にある。それゆえずれる場合
に垂直高さにおける損失を甘受しなくてもよい。補償曲線はスピー湾曲(矢状)
およびウィルソン湾曲(横方向)、ないしは球面からの一部分を形成するモンソ
ンの球面曲線に相当する。補償曲線の屈曲により関節経路の傾きが補整され、そ
れにより歯列の咬頭の傾斜角への適合が行われる。1つの歯内の接点の配置は、
スピーとウィルソンによる補償曲線ないしモンソンにより決められる面のできる
だけ近くで行われるべきである。その際結局これらの曲線は見本の概念を表すに
過ぎないことが考慮される。しかしながら、一方では患者の違いにより、他方で
は拮抗筋対の関係により補償される標準化された歯への要求により、個々に解剖
学上差が生まれることで限定される、要求された理想状態からのわずかな逸れが
示された。歯の直径の5%の大きさの逸れは典型的である。
【0012】 全ての接点が同じ高さにあるため、開口運動では上顎と下顎の大臼歯間の全て
の接触が同時に離され、ないし閉鎖運動では同時に接触が形成されるというさら
なる利点が生まれる。特に閉鎖運動の過程ではそこから全ての歯の上へ均等な力
分配が生じる。すなわち以前の個々の歯の間の接触形成においては避けられなか
った力のピークがこの場合には現れないのである。
【0013】 歯の窩内には各々、咬頭かん合位で拮抗筋の圧縮咬頭が形成される3つの接点
があることで、人工歯の窩内での拮抗筋の圧縮咬頭の中心化が行われる。接点は
三角形を形成し、その面は歯軸にほぼ垂直に配置されている。三角面のわずかな
傾きは、近似的に球からの一部分を形成する補償曲線上の接点の位置により生じ
る。
【0014】 窩内にある接点が球面上に配置している場合には、圧縮咬頭頂は均衡に予め決
められた停止位置へと滑走することができる。球面により圧縮咬頭頂が閉鎖位置
での予め決められた経路を正確に動く必要はない。予め決められた経路からの比
較的小さな逸れが許容され、圧縮咬頭頂が閉鎖位置へ導かれ、その中でこれはそ
の側面で球面上に沿って滑走する。
【0015】 圧縮咬頭頂の滑り落ちは、窩内に三角稜および/または辺縁隆線があるか接点
が三角稜および/または辺縁隆線の傾斜面に配されている場合には避けられる。 滑らかな開口運動は、三角稜の隣で接点から出発した陥凹面が下顎の側突運動
および/または前突運動および/または側前突運動および/または中突運動およ
び/または副突的後突運動方向に配されている時に可能となる。圧縮咬頭頂は顎
の全ての自然な運動方向で、その際鋏咬頭または辺縁隆線により形成された障害
物と衝突することなしに停止位置から離れることができる。
【0016】 良好な咀嚼効果は、歯の回りから俯瞰で形成された面の、咬合台の明るい面に
対する割合が55〜65%になる時に生まれる。 歯の近心辺縁隆線および/または遠心辺縁隆線上に辺縁隆線接触が存在するこ
とにより、垂直方向での人工歯の位置付けは容易になる。辺縁隆線接触は辺縁隆
線の最高点上にある。歯を植立する際隣の歯の辺縁隆線接触は等しい高さで位置
を合わせられ、それによりその印付けのための空間関係により限定される全接点
は、必然的に補償曲線上にくる。それゆえ咬頭頂による歯の位置合わせは行われ
ない。
【0017】 歯列内の人工歯の植立はさらに、歯の遠心面が型枠面、好ましくは凸面として
、隣の歯の近心面が小道面、好ましくは陥凹面として形成されることにより容易
になる。それゆえ隣の歯の互いに隣接する面の形態により、歯は互いに正しい位
置に必然的に来るようになる。
【0018】 人工歯の正しい設置はさらに、頬側または唇側から見て歯が咬合平面に垂直に
配する歯軸を備えることにより容易になる。 目印と隣の歯との隣接平面の形成、歯軸の配向を組み合わせることにより人工
歯の中に、ある決められた平面内に接点を配するのに必要な情報が挿入される。
それゆえ歯科技工士は歯を植立する際その形態により、単純な方法で歯を正しい
位置に植立できるような補助具を使用できるようにする。
【0019】 本発明による歯列は、操作側で頬側斜面上の上顎大臼歯が、頬側外面上の下顎
大臼歯内にある誘導面と相互作用する誘導面を備え、平衡側で頬側斜面上の下顎
大臼歯に、口蓋側斜面の上顎大臼歯にある誘導面と相互作用する誘導面が配して
いる時、前歯ないし犬歯を導いた咬合でも片側並びに両側で均衡を取った咬合に
も使用され得る。均衡のとれた咬合のために、犬歯が適切に研磨されるかないし
は外側へ傾けられる。下顎の横運動の際常に全ての大臼歯はその拮抗筋と接触し
ている。このことは歯列が片側の負荷により取れるのを防ぐ。
【0020】 上顎の第1小臼歯が頬側近心に三角稜と辺縁隆線の間に配された、遠心口蓋側
で下顎の犬歯にある誘導面と相互作用する陥凹面を備えると、犬歯誘導により妨
害のない開口運動が可能になる。
【0021】 上部の切歯が舌側で接点から門歯の方向へ延びる誘導面を備える時前歯誘導が
可能となる。開口運動の際下顎の切歯の切断角にある接点は誘導面に沿って滑走
する。
【0022】 下の切歯が唇側で切断角につながる、隣接歯軸に対して20°〜45°の角度
で傾いた面を備える時、下の切歯の位置を果頭経路の傾きに適応させることが可
能となる。この面は果頭経路と平行に配向し、それにより開口運動の際舌側の誘
導面による滑らかな誘導が保証される。
【0023】 人工歯列を適合させるにはさらに、上の切歯が口蓋側で切断角につながる、隣
接歯軸に対して20°〜45°の角度で傾いた面を備える時可能となる。 本発明を好ましい優先実施形態について図面を参照して説明する。有利なその
他の詳細に関しては図面から読み取ることができる。機能的に等しい部分は同じ
参照符号で示す。
【0024】 図1は人の頭蓋の側面図を示す。1は咬合平面を表す。これは人工歯を植立す
る際位置決めに用いられる想定線である。これは既知の方法により(非常に多く
の)患者で確定され、歯の設置が行われ咬合器に伝送される。発明に適した歯列
の歯の植立の際歯軸は咬合平面に垂直に配向する。その際頬側から(側方歯)な
いし唇側から(前歯)見た時の歯軸の傾きのみが顧慮される。隣接の歯軸の傾き
は考慮せずにおく。
【0025】 図2は矢状および横方向の補償曲線を示す。顎関節は純粋な蝶番運動は行わず
、回転運動を行うだけである。顎の開口および閉鎖運動の際回転成分の他に移動
成分も現れる。下顎の果頭はそれゆえ関節内でずれることができる。前突運動の
場合には下顎は前方と下方に動く。その際果頭は、切断角をもつ下の切歯が前面
上の切歯の咬頭口蓋側誘導面に沿って滑走することによって導かれる。果頭の動
きは天然の歯の配置と形態に直に影響を及ぼす。そのようにして開口運動で前歯
または犬歯誘導の際、1つの顎の全ての大臼歯の、もう一方の顎の大臼歯への接
触が同時に失われる。同じく咀嚼面は、前突運動、側前突運動および側突運動の
際向かい合った大臼歯の歯咬頭間で衝突が起きないように形成されるべきである
。なぜならこの衝突は、歯に非常に強い力で影響し、極端な場合には歯の一部が
弾け飛ぶためである。ゆえに人工歯の設置の際には関節内の果頭の運動を考慮し
なければならない。これは歯の上部末端が弓状曲線の上に配されることで行われ
る。
【0026】 図2aはスピー湾曲2(矢状補償曲線)を示す。これは、下顎前歯の切断角と
下顎側歯の咬頭頂の接続線から形成される近心−遠心方向へ延びる曲線である。 図2bはウィルソン湾曲3(横方向補償曲線)を示す。これは横方向へ延び、
側歯領域で歯の咬頭頂に接する。下方の歯弓ではこれは凹状で、上方では凸状で
ある。下方の歯弓ではこれは右および左大臼歯の均一な舌側傾斜により成立し、
上顎ではこれに対応して頬側傾斜により成立する。
【0027】 横方向および矢状補償曲線は、モンソンの定理でまとめられる。そして歯咀嚼
面は球面上でのように配される。歯軸は下の軸も上の軸も1点で交差するように
位置付けられる。
【0028】 本発明による歯列の歯は、向かい合う歯の接点が全てスピー補償曲線上ないし
モンソンによる球面上にあるように形成される。それゆえ既知の人工歯とは対照
的に接点は歯の形態により予め決められ、歯の設置および加工の際初めて判るも
のではない。全ての接点が球面上にあるため、接触圧も必然的に全ての歯に同時
にかかる。このことは均等な力配分を保証するもので、閉鎖運動は定められた通
りに終結する。
【0029】 図3は上顎と下顎の歯列の俯瞰図を示す。上顎と下顎の歯の間の接点を4から
7で表す。側歯では大臼歯が各々圧縮咬頭で拮抗筋の窩内に介入する。その際各
圧縮咬頭に対し各々3つの接点が三角形の形で形成される(三脚化)。その際圧
縮咬頭は辺縁隆線上並びに窩内で接触4を形成する。窩内の接触5は、見通しを
良くするために記入していないが、三角隆線上にある。接点4、5のグループか
ら決められた三角面は、その都度歯軸に垂直に配置される。モンソンによる球面
上ないしスピーとウィルソン補償曲線上の歯軸の垂直な位置付けにより接点は補
償曲線上に配向される。
【0030】 前歯部領域では最大咬頭かん合でその都度接点6a、bないし7a、bだけが
拮抗筋対の間に形成される。しかしながら下方および上方の切歯の幅が異なるた
めに1つの歯の上に2つの接点があり得、これは異なる拮抗筋のために形成され
る。正面歯の口蓋側上の接点6a、7aは、その都度それに沿った誘導面8、9
の開始点を形成し、開口ないし閉鎖運動の際にはその都度下顎の運動は切歯誘導
8ないし犬歯誘導9により導かれる。
【0031】 図4は隣接側から見た、完全な咬頭かん合の際の大臼歯とその拮抗筋の略図を
示す。窩内の接点はその都度球面10上に配置される。明確にするためにこの球
面を円11で破線で補った。球面11の両側に陥凹面12が接しており、この中
で拮抗筋の咬頭頂が開口と閉鎖運動で動く。
【0032】 閉鎖運動では圧縮咬頭の咬頭頂は、拮抗筋の窩内の接点から形成された三角形
の面内に入る。咬頭頂の内壁は、拮抗筋の接点の球面との相互作用を開始し、内
壁が他の2つの接点とも相互作用を開始するまで、これに沿って滑走する。最終
位置での咬頭頂の中心化が起こり、そこで咬頭頂の内壁は組み込まれた接点の全
ての3つの球面10に隣接している(三脚化)。この方法で水平での中心化は保
証される。咬頭頂は、最終位置で垂直軸を傾かせる自由をもつ。これは垂直方向
においても自発的な配向を保証することになる。
【0033】 図5aは側方歯領域での咬合平面の俯瞰図を示す。咀嚼面の境界を意味する咬
合台の境界を13で表す。大臼歯の近心側はその都度陥凹面14を示し、一方遠
心面上には凸面15がある。この隣同士に配置する歯の間の互いに隣接する面1
4と15は、図5bの側方歯の図でも判る。面14と15を配置および形成する
ことにより、水平面における大臼歯の正しい関係が人工歯の形により設定され得
る。歯の近心および遠心側にはその都度辺縁隆線接触16があり、これにより歯
の垂直方向での位置付けを予め決めることができる。辺縁隆線接触はその都度辺
縁隆線の最高点を用いる。
【0034】 図5cは大臼歯の咬合平面の拡大図を示すもので、その際見通しを良くするた
めに単独の接点用にだけ咬合範囲が記される。図中で咀嚼面内が暗い面で表され
る陥凹面12の配置は、その都度咬合範囲から判明する。単独の接点5に帰属す
る陥凹面は、隆線突起17に配した接点5から出発して、下顎の側突運動18a
、側前突運動18b、前突運動18c、中突運動18dおよび副突的後突運動1
8eの方向に延びる。この条件は全ての窩内にある接点について満たされなけれ
ばならない。
【0035】 犬歯と小臼歯の咬合側面図を示した図5d内に他の生理学上の咀嚼位を破線で
示す。上顎の上第1小臼歯は、頬側近心で三角稜と辺縁隆線の間に配した陥凹面
34を備え、これは遠心で犬歯に、ないし他の咀嚼位では下顎の第1小臼歯に組
み込まれた誘導面と相互作用する。これまでは異なる咀嚼の種類を管理すること
ができなかった。この特徴により初めて管理が可能になった。
【0036】 図6は完全な咬頭かん合での近心の拮抗筋対の図を示す。ウィルソン湾曲を3
で表す。この曲線上に全ての接点がのる。上顎大臼歯の圧縮咬頭19は、咬頭か
ん合位で拮抗筋の鋏咬頭20と圧縮咬頭21間にある窩22の中へ入る。歯咬頭
頂は脇の斜面で窩の斜面に、正確には三角稜と辺縁隆線(図示せず)上で隣接し
ている。AとCで記した位置にはその際その都度頬側ないし舌側で、ある拮抗筋
からは辺縁隆線接触が、他の拮抗筋からは三角稜接触が形成される。Bで記した
位置では両拮抗筋が三角稜接触を形成する。したがって歯の負荷が少なくなるの
で力は歯咬頭頂には伝わらない。同じことが下顎大臼歯の圧縮咬頭22の介入に
関しても適用される。歯の中に導入された力は、そのベクトルを23で表すが、
歯軸方向の力に加えられる。圧縮咬頭が拮抗筋の窩内に介入することと力が歯軸
方向に加わることにより、舌の歯列の頬舌側安定性が保証され歯が傾いて取れる
のを防ぐことができる。
【0037】 図7は最終位置からの圧縮咬頭頂の運動経路が記された、上顎および下顎の歯
列の俯瞰図を示す。運動経路は顎関節の果頭の運動により決まる。それらは咬合
範囲で略図でまとめられる。これは図7に拮抗筋の各圧縮咬頭に関して記されて
いる。その際見通しを良くするために前突方向24a、側突方向24bと側前突
方向24cのみが記されている。この運動はその都度3つの接点から形成された
三角面から出発する。これは見通しを良くするために図には表さない。しかしな
がらその中心は各々3つの運動矢印のグループの出発点にある。果頭25内では
運動経過がその水平成分で与えられる。その際果頭27の運動方向を前突では2
6a、側突では26b、および側前突では26cで表す。これに対応して1つの
大臼歯の窩内の最終位置から圧縮咬頭頂の運動経過が判明する。代表してある大
臼歯では前突方向を24aで、側突方向を24bで、および側前突方向を24c
で表す。図5cに代表である決まった大臼歯に関して与えられた陥凹面12は、
その都度圧縮咬頭の運動経路24に沿って延びる。
【0038】 図8は切歯対の側面図を示す。上切歯の口蓋側には切断角に隣接する面27が
ある。これは隣接歯軸28と約30°の角度を形成する。下切歯には唇側に、切
断角に隣接し隣接歯軸と約30°の角度を形成する面30がある。これらの面を
用いて隣接歯軸の垂直に対する傾きを変化させることで関節経路31の傾きを調
整することができ、そのようにして前歯誘導の際滑らかな開口および閉鎖運動を
行うことが可能になる。
【0039】 実施例の人工歯は、前歯ないし犬歯誘導でもバランスのとれた咬合でも歯列構
成に適する。バランスのとれた咬合は、これを実施する際咀嚼運動で歯が持ち上
がるのを十分に阻止できるため、これまで人工歯構成の際圧倒的に優先されてき
た。バランスのとれた咬合を実現するために、犬歯誘導を相殺するよう上犬歯を
研磨することにより加工するかまたは犬歯をわずかに外側へ傾けるかしなければ
ならない。
【0040】 バランスのとれた植立では横の歯はずれの間接したままである。つまり最終位
置内の接点のみが形成されるのではない。 図9は上顎と下顎の歯列の俯瞰図を示す。滑面板を32で表す。この滑面板に
沿って各拮抗筋対が横運動の際ずれる。
【0041】 本発明による歯列では、前歯ないし犬歯誘導でもバランスのとれた咬合でも歯
を植立することができる。歯の形により歯の正しい設置が予め決められ、人工歯
を非常に簡単に患者から取ったデータに適合させることができる。予め決められ
た接点の位置により拮抗筋対の異なる位置が実現される。そのように接触関係は
ある決められた拮抗筋対に制限されるものではない。歯列は近心ないし遠心方向
に、正しい接触関係を失うことなく半分の歯幅だけずらせる。そのように側方歯
を断念してもまだ正しい接触関係は保持されることにより、例えば非常に狭い位
置関係で調整を行うことができる。
【0042】 歯の植立は、まず下顎の歯列が前の切歯から始まり遠心に前進して植立される
という方法で実施される。その際接点の位置は歯の形と側面領域内の歯軸の垂直
の位置付けにより咬合平面へ設定される。上顎の歯の植立は、上顎の大臼歯を下
顎の拮抗筋上にのせることにより行われる。患者に対する検査および重合した後
さらに歯を研磨する必要は実際にはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 咬合平面を示す、人の頭蓋の側面図である。
【図2a】 スピー湾曲を示す、人の下顎の部分略図である。
【図2b】 ウィルソン湾曲を示す、人の下顎の部分略図である。
【図3】 歯の咀嚼面上の接点の配置を示す、上顎と下顎の俯瞰図である。
【図4】 隣接側から見た、完全な咬頭かん合時の大臼歯とその拮抗筋の略図である。
【図5a】 小臼歯と大臼歯の咬合図である。
【図5b】 頬側からの小臼歯と大臼歯の図である。
【図5c】 大臼歯の咬合俯瞰図である。
【図5d】 犬歯と小臼歯の咬合側面図である。
【図6】 隣接側から見た、完全な咬頭かん合での大臼歯とその拮抗筋の略図である。
【図7】 下顎の運動方向に依存する陥凹面の配向を示す、上顎と下顎の俯瞰図である。
【図8】 開口運動の異なる段階での上切歯の側面図である。
【図9】 前歯誘導ないし犬歯誘導の解消の場合(均衡のとれた咬合)の誘導面の位置を
示す、上顎と下顎の俯瞰図である。
【符号の説明】
1 咬合平面 2 スピー湾曲 3 ウィルソン湾曲 4 辺縁隆線接触 5 三角稜接触 6a、b 切歯隣接点 7a、b 犬歯隣接点 8 切歯誘導面 9 犬歯誘導面 10 球面 11 円 12 凹面 13 咬合台 14 陥凹平面 15 凸平面 16 辺縁隆線接触 17 辺縁稜(三角辺縁稜) 18a 前突 18b 側突 18c 側前突 18d 中突 18e 副突的後突 19 圧縮咬頭 20 鋏咬頭 21 圧縮咬頭 22 窩 23 力ベクトル 24a 前突 24b 側突 24c 側前突 25 果頭 26a 前突 26b 側突 26c 側前突 27 面 28 隣接歯軸 29 角度 30 面 31 関節経路傾斜 32 滑面板 33 辺縁隆線 34 凹面 35 誘導面 36 犬歯 37 第1小臼歯

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの顎にある歯の第1グループ、および少なく
    とももう1つの顎にある拮抗筋の第2グループから選択された歯を備え、拮抗筋
    の向側に配する面上の歯が少なくとも1つの、拮抗筋が構成される接点(4〜7
    )を備える、前もって製造された歯からの歯列であって、1つの大臼歯ないし小
    臼歯の各窩内に咬頭かん合位で拮抗筋の圧縮咬頭が構成される少なくとも3つの
    接点(5)があることを特徴とする歯列。
  2. 【請求項2】 大臼歯または小臼歯当り少なくとも5つの接点があることを
    特徴とする、請求項1に記載の歯列。
  3. 【請求項3】 接点(4〜7)が顎果頭(25)の運動によって決まる矢状
    (2)および横方向(3)の補償曲線上にあることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の歯列。
  4. 【請求項4】 窩内にある接点(5)が球面(10)上にあることを特徴と
    する、請求項1、2または3に記載の歯列。
  5. 【請求項5】 窩内に三角稜(17)および/または辺縁隆線(33)があ
    り、接点(5)が三角稜および/または辺縁隆線の傾斜上にあることを特徴とす
    る、請求項1、2、3または4に記載の歯列。
  6. 【請求項6】 三角稜に隣り合い接点(5)から出発する陥凹面(12)が
    、下顎の側突運動方向および/または前突運動方向および/または側前突運動方
    向および/または中突運動方向および/または副突的後突運動方向にあることを
    特徴とする、請求項1、2、3、4または5に記載の歯列。
  7. 【請求項7】 歯の周囲から俯瞰で形成された面の、咬合台(13)の明る
    い面に対する割合が55〜65%となることを特徴とする、請求項1、2、3、
    4、5または6に記載の歯列。
  8. 【請求項8】 歯の近心および/または遠心辺縁隆線上に辺縁隆線接触(1
    6)があることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の
    歯列。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの顎にある歯の第1グループ、および少なく
    とももう1つの顎にある拮抗筋の第2グループから選択された歯から成り、拮抗
    筋の向側に配する面上の歯が少なくとも1つの、拮抗筋が構成される接点(4〜
    7)を備える、前もって製造された歯からの、特に請求項1、2、3、4、5、
    6、7または8に記載の歯列であって、歯の遠心面が型枠面(15)、好ましく
    は凸面として、隣の歯の近心面が小道面(14)、好ましくは陥凹面として形成
    されることを特徴とする歯列。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの顎にある歯の第1グループ、および少な
    くとももう1つの顎にある拮抗筋の第2グループから選択された歯から成り、拮
    抗筋の向側に配する面上の歯が少なくとも1つの、拮抗筋が構成される接点(4
    〜7)を備える、前もって製造された歯からの、特に請求項1、2、3、4、5
    、6、7、8または9に記載の歯列であって、頬側または唇側から見た歯が咬合
    線(1)に垂直な歯軸を備えることを特徴とする歯列。
  11. 【請求項11】 作業側で頬側傾斜上の上顎大臼歯は、頬側外面上の下顎大
    臼歯内にある誘導面(32)と相互作用する誘導面(32)を備え、平衡側で頬
    側傾斜上の下顎大臼歯に、口蓋傾斜上の下顎大臼歯にある誘導面(32)と相互
    作用する誘導面(32)を配することを特徴とする、請求項1、2、3、4、5
    、6、7、8、9または10に記載の歯列。
  12. 【請求項12】 上顎第1小臼歯は、頬側近心で三角稜と辺縁隆線の間に配
    し、遠心口蓋で下顎犬歯にある誘導面の1つと相互作用する陥凹面を備えること
    を特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の歯列。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの顎にある歯の第1グループ、および少な
    くとももう1つの顎にある拮抗筋の第2グループから選択された歯から成り、拮
    抗筋の向側に配する面上の歯が少なくとも1つの拮抗筋が構成される接点(4〜
    7)を備える、前もって製造された歯からの、特に前記請求項のいずれか一項に
    記載の歯列であって、上切歯が舌側で接点(6a)から門歯の方向へ延びる誘導
    面(8)を備えることを特徴とする歯列。
  14. 【請求項14】 下の切歯が切断角に唇側で接する、隣接歯軸(28)へ2
    0°〜45°の角度で傾いた面(30)を備えることを特徴とする、前記請求項
    のいずれか一項に記載の歯列。
  15. 【請求項15】 上の切歯が切断角に口蓋側で接する、隣接歯軸(28)へ
    20°〜45°の角度で傾いた面(27)を備えることを特徴とする、前記請求
    項のいずれか一項に記載の歯列。
  16. 【請求項16】 上顎の上部第1小臼歯が頬側近心で三角稜と辺縁隆線の間
    に配し、頬側遠心で下顎の犬歯または第1小臼歯にある誘導面(35)の1つと
    相互作用する陥凹面(34)を備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか
    一項に記載の歯列。
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