JP2002176855A - 遠隔地農業支援システム - Google Patents

遠隔地農業支援システム

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JP2002176855A
JP2002176855A JP2000377551A JP2000377551A JP2002176855A JP 2002176855 A JP2002176855 A JP 2002176855A JP 2000377551 A JP2000377551 A JP 2000377551A JP 2000377551 A JP2000377551 A JP 2000377551A JP 2002176855 A JP2002176855 A JP 2002176855A
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JP2000377551A
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Yasuhiko Nakazato
保彦 中里
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Esutekku Kk
Estec Co Ltd
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Esutekku Kk
Estec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農作物の栽培を遠隔地にある自宅にてその生
育状況をリアルタイムにて観察しながら行うことがで
き、しかも農作業に不慣れな者であっても農家の人等の
アドバイスにより立派な農作物を収穫することが可能と
なる遠隔地農業支援システムを提供すること。 【解決手段】 農作物が栽培される土地の近傍に該土地
を撮影するカメラ及び該カメラにて撮影された画像デー
タを送信可能な送受信装置を設置し、該送受信装置を通
信回線を介して該土地から遠隔地にある端末装置と双方
向通信可能に接続し、遠隔地に住む農作物栽培希望者が
前記カメラにて撮影された画像データを該端末装置にて
受信することにより前記土地における農作物の状態を確
認できるように構成したことを特徴とする遠隔地農業支
援システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠隔地農業支援シス
テムに係り、より詳しくは都会に住む農作物の栽培を希
望する者が遠隔地の田舎にある畑等において、生育状況
を自宅にて観察しながら農作物の栽培を行うことができ
るシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の健康食ブームに伴って、スーパー
マーケット等では無農薬や減農薬と銘打たれた野菜が多
く販売されており、健康に気を使う人々は少々値段が高
くてもこれらの野菜を選んで購入している。また、野菜
にはその産地を示すラベル等が貼付されており、有名な
産地のものは他の産地のものに比べて人気がありまた値
段も高い。しかしながら、このようにして販売されてい
る野菜の中には、農薬を使用しているにも関わらず無農
薬と称していたり、他の産地で栽培されたにも関わらず
有名な産地名のラベルが貼られている等の虚偽表示がな
されていることもあるが、消費者は本当にその野菜が表
示通りのものであるかどうか確かめることができなかっ
た。このような実情もあって、自宅の庭等に家庭菜園を
つくって自分や家族が食するための野菜等を栽培してい
る人も多く存在しているが、都会のマンション等に住む
人は菜園をつくる場所がないため、自分で野菜等を栽培
するということが難しかった。そこで近年では、都会暮
らしの人が田舎で土地を購入し、週末等を利用してその
土地で農作物を栽培するといったことも行われるように
なっているが、植込みから収穫までには何度もその土地
へ足を運ばなければならないため非常に大変であり、し
かも常に農作物の状態を知ることができないため、放置
している間に枯らしてしまったり、収穫時期を逃してし
まったりすることも多かった。また、都会暮らしの人が
いきなり農作物の栽培をしても、素人のためうまくいか
ず費用だけかかって何の収穫も得られないことも多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題に鑑みてなされたものであって、農作物の栽培を遠隔
地にある自宅にてその生育状況をリアルタイムにて観察
しながら行うことができ、しかも農作業に不慣れな者で
あっても農家の人等のアドバイスにより立派な農作物を
収穫することが可能となる遠隔地農業支援システムを提
供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
農作物が栽培される土地の近傍に該土地を撮影するカメ
ラ及び該カメラにて撮影された画像データを送信可能な
送受信装置を設置し、該送受信装置を通信回線を介して
該土地から遠隔地にある端末装置と双方向通信可能に接
続し、遠隔地に住む農作物栽培希望者が前記カメラにて
撮影された画像データを該端末装置にて受信することに
より前記土地における農作物の状態を確認できるように
構成したことを特徴とする遠隔地農業支援システムに関
する。請求項2に係る発明は、農作物が栽培される土地
の近傍に該土地を撮影するカメラ及び該カメラにて撮影
された画像データを送信可能な第1送受信装置を設置
し、該第1送受信装置との間で相互にデータの送受信が
可能な第2送受信装置及び該第2送受信装置の送受信デ
ータを管理するコンピュータを前記土地の近隣にある農
家等に設置し、該コンピュータを通信回線を介して該土
地から遠隔地にある端末装置と双方向通信可能に接続
し、遠隔地に住む農作物栽培希望者が前記カメラにて撮
影された画像データを該端末装置にて受信することによ
り前記土地における農作物の状態を確認できるように構
成したことを特徴とする遠隔地農業支援システムに関す
る。請求項3に係る発明は、前記通信回線がインターネ
ットであって、前記カメラにて撮影された画像データを
インターネットのホームページ上に掲載し、農作物栽培
希望者は端末装置のブラウザを用いて該ホームページに
て農作物の状態を確認できるように構成されてなること
を特徴とする請求項1又は2記載の遠隔地農業支援シス
テムに関する。請求項4に係る発明は、前記カメラが端
末装置からの指示に基づいて上下左右に動作可能な可動
台に固定されてなることを特徴とする請求項1乃至3い
ずれかに記載の遠隔地農業支援システムに関する。
【0005】請求項5に係る発明は、前記カメラが広角
固定レンズとスポットズームレンズを備え、これらのレ
ンズの操作が端末装置からの指示に基づいて行われるこ
とを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の遠隔地
農業支援システムに関する。請求項6に係る発明は、前
記第1及び第2の送受信装置が赤外線送受信装置である
ことを特徴とする請求項2乃至4いずれかに記載の遠隔
地農業支援システムに関する。請求項7に係る発明は、
前記カメラ及び送受信装置の電源として、太陽電池パネ
ル及び/又は風力発電機とバッテリーが備えられてなる
ことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の遠隔
地農業支援システムに関する。請求項8に係る発明は、
前記カメラとして赤外線カメラが設置されてなることを
特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の遠隔地農業
支援システムに関する。請求項9に係る発明は、前記土
地への侵入者を検知する赤外線センサーが設けられてな
ることを特徴とする請求項8記載の遠隔地農業支援シス
テムに関する。
【0006】請求項10に係る発明は、前記端末装置か
らの指示に基づいて土地に水を供給する水供給機構が設
けられてなることを特徴とする請求項1乃至9いずれか
に記載の遠隔地農業支援システムに関する。請求項11
に係る発明は、前記土地の近傍に、気温、湿度、風速等
からなる気象データを観測可能な気象観測装置が設けら
れ、該気象観測装置にて観測された気象データを通信回
線を介して端末装置にて受信するように構成されてなる
ことを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の遠
隔地農業支援システムに関する。請求項12に係る発明
は、農作物栽培希望者は、端末装置にて受信した画像デ
ータに基づいて土地に栽培された農作物の栽培に関する
依頼を端末装置から送信し、農作物栽培希望者と直接又
は間接的に栽培に関する契約を結んだ該土地の近隣にい
る人が該依頼に沿って農作物の栽培をするように構成し
たことを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の
遠隔地農業支援システムに関する。請求項13に係る発
明は、前記農作物の栽培に関する依頼が農作物の収穫で
あって、農作物栽培希望者と直接又は間接的に栽培に関
する契約を結んだ該土地の近隣にいる人が農作物を収穫
して農作物栽培希望者へと送るように構成したことを特
徴とする請求項12記載の遠隔地農業支援システムに関
する。。請求項14に係る発明は、農作物栽培希望者が
端末装置のブラウザソフトにより栽培したい農作物を選
択入力可能とされ、該入力が行われた際にコンピュータ
がその農作物の栽培に関する作業日程情報を端末装置へ
と送信するように構成したことを特徴とする請求項12
又は13記載の遠隔地農業支援システムに関する。
【0007】請求項15に係る発明は、個々の農作物栽
培希望者に予め異なるコードが割り当てられ、端末装置
から一のコードが入力されたときのみに、該入力された
一のコードに該当する農作業希望者の農作物を栽培する
土地の画像データが端末装置へと送信されるように構成
したことを特徴とする請求項1乃至14いずれかに記載
の遠隔地農業支援システムに関する。請求項16に係る
発明は、コンピュータに画像解析手段が設けられ、該コ
ンピュータは以前に撮影した画像データとの違いを画像
解析手段により読み取って画像に変化があったときのみ
端末装置へと画像データを送信するように構成されてな
ることを特徴とする請求項2乃至15いずれかに記載の
遠隔地農業支援システムに関する。請求項17に係る発
明は、前記土地において、農作物の栽培に代えて家畜の
飼育を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔
地農業支援システムに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遠隔地農業支
援システムの好適な実施形態を図面を参照しつつ説明す
る。図1は本発明に係る遠隔地農業支援システムの実施
形態の一例を示す概略構成図である。本発明に係るシス
テムは、例えば都会に住み農作物の栽培を希望する人
(以下、農作物栽培希望者と称す)が遠隔地の田舎にお
いて農作物を栽培するための支援システムとして好適に
使用されるものであって、図中(A)は田舎にある農作
物が栽培される土地(以下、単に土地(A)と称す)で
あり、(B)は都会にある農作物栽培希望者の住居(以
下、単に住居(B)と称す)である。
【0009】土地(A)の近傍には監視ポール(1)が
立設されており、該監視ポール(1)には土地(A)を
撮影するためのカメラ(2)及び該カメラ(2)にて撮
影された画像データを送信可能な第1送受信装置(3)
が設置されている。土地(A)から少し離れた場所(例
えば約500m以内)には農家等の建物(C)があり、
この建物(C)の外部には第1送受信装置(3)との間
で相互にデータの送受信が可能な第2送受信装置(4)
が設置されている。
【0010】第1送受信装置(3)及び第2送受信装置
(4)としては光拡散式の赤外線送受信装置が好適に使
用される。これは、装置同士の光軸合わせを容易に行う
ことができ、しかもレーザー光のように人体に対して悪
影響を与えることがないためである。尚、本発明におい
ては、第1送受信装置(3)及び第2送受信装置(4)
との間のデータの送受信は、光拡散式の赤外線送受信に
限らず一般に無線LANにて使用されている電波通信、
光通信等の他の方式を採用してもよく、また通信ケーブ
ル等の有線で接続してもよい。第1送受信装置(3)か
ら第2送受信装置(4)へはカメラ(2)にて撮影され
た動画像データが送信され、このデータ送信は例えばM
PEG2相当のNTSC信号として行われ、動画像デー
タと共に音声データ等の他の各種データも送信すること
ができる。一方、第2送受信装置(4)から第1送受信
装置(3)へは後記コンピュータ(5)からの制御信号
のデータ送信が行われる。尚、第1送受信装置(3)か
ら第2送受信装置(4)へと送信される画像データは、
動画像データでなく静画像データであってもよい。動画
像データの場合にはリアルタイムで送信されるが、静画
像データの場合には定期的、例えば1週間毎や3日毎に
送信するようにしてもよい。
【0011】図2は建物(C)内と住居(B)内を結ぶ
概略配線図であり、第2送受信装置(4)はコンピュー
タ(5)と接続され、該コンピュータ(5)はプロキシ
サーバ(6)を介してインターネット(7)と接続され
ている。そして、住居(B)に設置されたパーソナルコ
ンピュータ等からなる端末装置(8)はWWWブラウザ
を備えインターネット(7)にアクセス可能に構成され
ており、インターネット(7)を介してコンピュータ
(5)との間で情報の送受信が可能となっている。
【0012】上記構成により、カメラ(2)にて撮影さ
れた画像データは先ず第1送受信装置(3)へと送信さ
れ、次いで第1送受信装置(3)から無線通信等にて第
2送受信装置(4)へと送信され、第2送受信装置
(4)からコンピュータ(5)へと送られた後、コンピ
ュータ(5)からインターネット(7)を介して端末装
置(8)へと送信されることにより、農作物栽培希望者
は遠隔地にある住居(B)に居ながら土地(A)におけ
る農作物の状態を端末装置(8)のディスプレイ上で確
認することができる。尚、コンピュータ(5)に画像解
析手段を設け、以前(例えば前日)に撮影した画像デー
タとの違いを画像解析手段により読み取り、変化があっ
たときのみ端末装置(8)へと送信するようにしてもよ
い。また、画像の変化の履歴を例えば期間を設定してコ
ンピュータ(5)に記憶させておき、端末装置(8)に
てこれを見るようにすると、農作物の成長の過程がわか
るため好ましい。ここで、コンピュータ(5)にWeb
サーバとしての機能を持たせる等して、Webサーバ機
能により生成されたホームページを、端末装置(8)の
ブラウザによりインターネット(7)を介してそのディ
スプレイ上で閲覧するようにすることが好ましく、この
場合にはホームページもしくはそのWebページにカメ
ラ(2)にて撮影された画像が掲載される。
【0013】図3は監視ポール(1)の一例を示す概略
図である。監視ポール(1)は、農作物が栽培される土
地(A)の近傍に立設されるものであって、その上端寄
り中途部には前述した第1送受信装置(3)及びカメラ
(2)が取り付けられており、カメラ(2)は上下左右
に動作可能な電動の可動台(9)上に固定された状態に
て監視ポール(1)に取り付けられている。可動台
(9)は、第1送受信装置(3)を介してコンピュータ
(5)からの指示を受け、該指示に基づいてカメラ
(2)の向きを上下左右方向に変化させるものである。
そして、コンピュータ(5)への指示命令は、端末装置
(8)からインターネット(7)を介して送信すること
ができ、これにより農作物栽培希望者は住居(B)にい
ながら土地(A)の任意の場所にカメラ(2)を指向さ
せて栽培されている農作物の状態を観察することができ
る。
【0014】カメラ(2)には、広角固定レンズ(2
1)とスポットズームレンズ(22)の二種類のレンズ
が備えられている。広角固定レンズ(21)は、全体的
な生育状態の把握、気象情報の把握、防犯等の目的のた
めに設けられるものであって、少なくとも土地(A)の
全景を撮影できるものであればよく、例えば画角30度
程度のものが使用される。スポットズームレンズ(2
2)は、果実や稲穂等の生育状態、害虫の状態等を調べ
る目的のために設けられるものであって、例えば画角1
〜10度程度の光学式ズームレンズが使用される。これ
ら広角固定レンズ(21)及びスポットズームレンズ
(22)はいずれも端末装置(8)からインターネット
(7)を介してコンピュータ(5)に指示命令を送信す
ることにより操作することができる。また、カメラ
(2)として更に赤外線カメラを備える構成も好ましく
採用することができ、これにより夜間であっても照明を
必要とせずに土地の様子を的確に把握することが可能と
なる。また、赤外線カメラに加えて赤外線センサーを設
けて、赤外線センサーに反応があった場合にこれを第1
送受信装置(3)からインターネット(7)を介して端
末装置(8)へと送信するようにすると、侵入者を監視
する防犯用設備としての活用が可能となるため、より好
ましい。
【0015】監視ポール(1)の上端部には太陽電池パ
ネル(10)が設置されている。太陽電池としては単結
晶のシリコン素子が好適に使用されるが、これに限定さ
れるものではない。太陽電池パネル(10)は、カメラ
(2)、第1送受信装置(3)、可動台(9)の電源と
して使用されるものであり、これによって外部からの電
源供給を必要とせず、電源設備の整っていない土地にも
設置が可能となり、運用コストを大幅に低減させること
ができる。また、監視ポール(1)に風車を設けて風力
発電機を構成し、これを太陽電池パネル(10)と併用
することも可能であり、これにより天候による発電能力
への影響を少なく抑えることが可能となる。更に監視ポ
ール(1)には、太陽電池パネル(10)や風力発電機
により発電された電力を蓄えるためのバッテリー(図示
せず)が備えられており、太陽が出ていない時や風がな
い時等については、バッテリーに蓄えられた電力をカメ
ラ(2)、第1送受信装置(3)、可動台(9)に供給
する。
【0016】また本発明においては、コンピュータ
(5)からの指示に基づいて土地(A)に水を供給する
水供給機構を設けることができる。水供給機構として
は、土地(A)が水田である場合には水田に注ぐ水路に
通じる水門の開閉機構、土地(A)が畑である場合には
スプリンクラーを例示することができ、具体的には、水
門を開閉するための電動モータの駆動制御やスプリンク
ラーへの水の供給を制御する電磁バルブの開閉制御を、
コンピュータ(5)からの無線又は有線による指示によ
って行わせる等の方法によって実施することができる。
このとき、可動台(9)の場合と同様に、端末装置
(8)からインターネット(7)を介してコンピュータ
(5)に対して指示命令を送信することが可能とされ
る。
【0017】更に本発明においては、土地(A)の近傍
に、気温、地温、気圧、湿度、風速等からなる気象デー
タを観測可能な気象観測装置を設けることができる。気
象観測装置としては、温度計、湿度計、気圧計、風速計
等を備えた百葉箱等を利用することができ、これらの測
定機器により計測された気象データは、無線又は有線か
らなる通信回線によりコンピュータ(5)へと送信さ
れ、農作物栽培希望者はインターネット(7)を介して
端末装置(8)にてコンピュータ(5)に送信された気
象データを確認することができる。
【0018】図4は本発明に係る遠隔地農業支援システ
ムの実施形態の他の例(第二例)を示す概略構成図であ
る。この例に係るシステムは、農作物が栽培される土地
の近傍(A)に監視ポール(1)を立設して該監視ポー
ル(1)に土地(A)を撮影するカメラ(2)及び該カ
メラにて撮影された画像データを送信可能な送受信装置
(3)を設置した点は上記したシステムと同じである
が、該土地(A)から遠隔地にある農作物栽培希望者の
住居(B)にある端末装置(図示せず)と送受信装置
(3)とを直接に通信回線(7)を介して送受信可能に
接続した点が上記システムと異なる点である。すなわ
ち、この例のシステムでは、カメラ(2)にて撮影され
た画像データは送受信装置(3)から直接通信回線
(7)を介して住居(B)にある端末装置へと送信さ
れ、カメラ(2)等の操作も端末装置から直接行うこと
ができる。前述したシステムは土地(A)の近傍に農家
等の建物(C)が無い場合には実施が困難となるが、こ
のシステムによれば建物が近くに無くても電話回線が近
くを通っていれば通信回線(7)として公衆電話回線を
利用することで容易に実施することができる。尚、この
システムを採用する場合には、送受信装置(3)と住居
(B)の端末装置とを繋ぐ通信回線(7)にはインター
ネットを介することが好ましく、端末装置はインターネ
ットを介して後述する如く農家又はシステム運営会社の
建物(D)に設置されたコンピュータ等と双方向通信可
能に接続される。
【0019】以下、上記構成からなる本発明に係る遠隔
地農業支援システムの実施方法について説明する。本発
明に係るシステムでは、先ず都会に住む農作物栽培希望
者が田舎にある農作物栽培のための土地(A)を借りる
かもしくは購入する。このとき、直接その土地(A)を
所有する農家との間で賃貸もしくは売買契約をしてもよ
いが、土地(A)を所有する農家と農作物栽培希望者と
の間にシステム運営会社を介在させて、システム運営会
社が土地(A)を所有する農家から借りるかもしくは購
入した土地を農作物栽培希望者が借りるという方法が採
用される。これは、システムのメンテナンス等に専門的
な知識が必要となるため、農業の知識だけでなくシステ
ムに関する知識を有する者が関与した方がシステム運営
のために望ましいからである。第2送受信装置(4)及
びコンピュータ(5)が設置される建物(C)は、農家
と直接契約をする場合にはその農家となるが、システム
運営会社を介する場合にはシステム運営会社が管理する
建物であってもよいし、システム運営会社が契約した農
家であってもよい。尚、第二例に係るシステムを採用す
る場合には、農家又はシステム運営会社の建物(D)に
端末装置と双方向通信可能なコンピュータや携帯電話等
の情報通信装置(以下、第2コンピュータ等と称す)を
設置し、後述する栽培に関する依頼等の農家又はシステ
ム運営会社と農作物栽培希望者のやり取りはこの第2コ
ンピュータ等と端末装置との間で電子メールにて行うこ
とができるようにする。農作物栽培希望者が契約した土
地(A)の近傍には、前述した構成を備えた監視ポール
(1)が立設され、これにより農作物栽培希望者は端末
装置(8)のブラウザ機能を用いてインターネット
(7)を介して遠隔地にある自分の住居(B)に居なが
ら土地(A)の状態を端末装置(8)のディスプレイ上
で確認することができるようになる。
【0020】尚、本発明に係るシステムでは、農作物栽
培希望者が土地(A)を借りたり購入したりせずに、農
家の人が所有する土地(A)の近傍に単に上記した監視
ポール(1)を設置する許可をもらい、その土地(A)
で栽培された農作物を購入させてもらうようにしてもよ
く、この場合、農作物栽培希望者はインターネット
(7)を介して遠隔地にある自分の住居(B)に居なが
ら土地(A)における栽培過程を端末装置(8)のディ
スプレイ上で確認することができるので、自分の目で確
かめた安全な農作物を購入することが可能となるという
メリットがある。
【0021】次いで、農作物栽培希望者は実際に農作物
の栽培を開始する訳であるが、この栽培は自ら土地
(A)に出向いて行うことも勿論可能ではあるが、本発
明に係るシステムでは農業に関する専門的な知識を有す
る人に代行させることができることを一つの特徴とす
る。すなわち、本発明に係るシステムにおいては、農作
物栽培希望者は契約した農家もしくはシステム運営会社
に、植え込み、水やり、収穫等の農作物栽培に関する依
頼を与えることができ、これにより農家の人やシステム
運営会社の人が農作物栽培希望者に代わって農作業を行
うのである。尚、システム運営会社が依頼を受ける場合
には、システム運営会社の社員が行うこともシステム運
営会社が契約した農家の人に行わせることも可能であ
る。
【0022】上記した農作物の栽培に関する依頼は、例
えば以下のような方法にて端末装置(8)からの入力に
より行うことができる。図5は例えばコンピュータ
(5)のWebサーバ機能により生成されたホームペー
ジ画面の一例であって、農作物栽培希望者は端末装置
(8)のブラウザ機能により、ディスプレイに表示され
たホームページ画面上をクリックすることで農作物の栽
培に関する依頼を行うことができる。図5の画面につい
て簡単に説明すると、画面左上には農作物栽培希望者が
契約した土地(A)を含む畑等の全景が表示されてお
り、その下方には「苗選び」「植込み」「育てる」「水
やり」「虫取り」「肥料」「収穫」からなる栽培メニュ
ー表示と、「畑を見る」「コード」の表示とカメラの写
真の表示があり、農作物の栽培に関する依頼を行う場合
には「植込み」「水やり」等の栽培メニューをクリック
することにより、コンピュータ(5)(又は第2コンピ
ュータ等)に依頼指示が送信され、農家の人やシステム
運営会社の人はこの依頼に基づいて農作物栽培希望者に
代わって農作業を行う。尚、前述したように、コンピュ
ータ(5)からの指示に基づいて土地(A)に水を供給
する水供給機構を設けている場合には、「水やり」の表
示をクリックすることで水供給機構を作動させて自動的
に水やりを行うことができる。農作物の収穫が依頼され
た場合には、収穫を行った農家の人又はシステム運営会
社の人は、採れたての収穫物を宅配便等により直ちに農
作物栽培希望者へと送る。
【0023】また、「畑を見る」の表示をクリックする
と、全景画面から農作物栽培希望者が契約した土地
(A)の画像に代わり、カメラの写真をクリックするこ
とでカメラの移動やズーム等の指示命令をコンピュータ
(5)(又は第2コンピュータ等)に送信することが可
能となっており、農作物栽培希望者は端末装置(8)の
ディスプレイに表示された画像を基に農作物の栽培状態
を把握することができ、これに基づいて栽培に関する依
頼を的確に行うことができる。また、「コード」の表示
は、予め個々の農作物栽培希望者に異なるコードを割り
当てておき、割り当てられたコードを入力することで当
該コードに対応する土地(A)のみを見ることができる
ようにするためのものであり、これにより自分が栽培す
る土地を他人によって見られることがなくなる。
【0024】画面の右上には「作物のメニュー」が表示
されており、農作物栽培希望者は自分が栽培したい作物
をこれらのメニューの中から選択することができ、選択
された作物はコンピュータ(5)(又は第2コンピュー
タ等)へと送信され、コンピュータ(5)(又は第2コ
ンピュータ等)は農作物栽培希望者が選択した作物メニ
ューに従って予めデータベースに記憶されたプログラム
に基づいてその農作物に関する作業日程や作業日を設定
して端末装置へと送信する。この送信される情報は、例
えば植え付けを3月10日にする、収穫に3日間要す
る、9月中に3回来て作業する必要がある等といった情
報である。尚、農作物栽培希望者が選択した作物メニュ
ーをコンピュータ(5)(又は第2コンピュータ等)に
て受信した農家の人やシステム運営会社の人がその農作
物に関する作業日程や作業日を設定して電子メールにて
端末装置へと送信するようにすることも可能である。ま
た、画面の左下には「野菜作りの達人」の顔写真が表示
されている。これらの達人は、例えばシステム運営会社
が契約した農家の人の中でその作物に最も詳しい人であ
り、例えば図では「トマトの達人」「きゅうりの達人」
「じゃがいもの達人」「いちごの達人」「なすびの達
人」の5人を示した例が示されているが、もちろん5人
より多くても少なくてもよい。そして、例えば自分が栽
培しようとする農作物がトマトであって、トマトの栽培
について達人に聞きたいことがある場合には、「トマト
の達人」の部分をクリックすると画面右の「地元農業ア
ドバイザー」の欄に「トマトの達人」の顔写真が表示さ
れるので、メールの表示をクリックして電子メールにて
質問事項をコンピュータ(5)(又は第2コンピュータ
等)へと送信すれば、達人からの回答を折り返し電子メ
ールにより端末装置(8)にて得ることができる。ま
た、買い物の表示をクリックすることで、達人にその地
方で採れた新鮮な農作物等の買い物を依頼して送っても
らうことも可能である。
【0025】尚、本発明に係るシステムにおいて、農作
物栽培希望者は、農作物の栽培を全て自分で行ってもよ
いし、全てシステム運営会社や農家の人に依頼して行わ
せるようにしてもよいし、その一部例えば収穫のみを自
分で行うようにしてもよい。すなわち、農作業が非常に
好きで土地のみが無い人であれば栽培に関する作業を全
て自分の手で行えばよいし、農作業はしたくないが新鮮
な作物は欲しい人であれば全て依頼して行ってもらえば
よいし、全ての作業をする気にはならないが収穫の喜び
は体験したいという人であれば収穫のみを自分で行うよ
うにすればよい。
【0026】尚、本発明に係る遠隔地農業支援システム
は、農作物の栽培だけでなく畜産の支援システムとして
も使用することができる。この場合には、前記した土地
(A)に牛、馬、豚等を飼育することと、栽培に関する
依頼が畜産に関する依頼(例えば餌やり、掃除等)に代
わること以外は、上記した農作物の栽培に関するシステ
ムの手法をそのまま応用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る遠隔
地農業支援システムによれば、都会に住む農作物の栽培
を希望する者は遠隔地の田舎にある畑等において、生育
状況を自宅にてリアルタイムで観察しながら農作物の栽
培を行うことができる。また、カメラにて撮影された画
像データがインターネットのホームページ上に掲載さ
れ、農作物栽培希望者は端末装置のブラウザを用いて該
ホームページにて農作物の状態を確認できるように構成
されていると、農作物栽培希望者は端末装置から該当ホ
ームページにアクセスするだけで容易に農作物の状態を
確認できる。また、カメラが端末装置からの指示に基づ
いて上下左右に動作可能な可動台に固定されていると、
農作物が栽培されている土地の様子を遠隔地から満遍な
く観察することができる。また、カメラが広角固定レン
ズとスポットズームレンズを備え、これらのレンズの操
作が端末装置からの指示に基づいて行われると、広角固
定レンズにて全体的な生育状態の把握や気象情報の把握
を行うことができ、スポットズームレンズにて果実や稲
穂等の生育状態、害虫の状態等を調べることができる。
【0028】また、第1及び第2の送受信装置が赤外線
送受信装置であると、レーザー光のように人体に対して
悪影響を与えることがなく、信頼性の高い正確な通信を
無線にて行うことができる。また、カメラ及び第1送受
信装置の電源として、太陽電池パネル及び/又は風力発
電機とバッテリーが備えられていると、外部からの電源
供給を必要とせず、電源設備の整っていない土地にも設
置が可能となり、運用コストを大幅に低減させることが
できる。また、カメラとして赤外線カメラが設置されて
いることにより、夜間であっても照明を必要とせずに土
地の様子を的確に把握することが可能となり、土地への
侵入者を検知する赤外線センサーが設けられていると、
侵入者を監視する防犯用設備としての活用が可能とな
る。
【0029】また、端末装置からの指示に基づいて土地
に水を供給する水供給機構が設けられていると、遠隔地
から自動的に農作物に水やりを行うことができる。ま
た、土地の近傍に、気温、湿度等からなる気象データを
観測可能な気象観測装置が設けられ、該気象観測装置に
て観測された気象データを通信回線を介して端末装置に
て受信するように構成すると、農作物栽培希望者は農作
物が栽培されている土地の気象状態を把握して栽培に関
する依頼を行うことができる。また、農作物栽培希望者
が、端末装置にて受信した画像データに基づいて土地に
栽培された農作物の栽培に関する依頼を端末装置から送
信し、農作物栽培希望者と直接又は間接的に栽培に関す
る契約を結んだ該土地の近隣にいる人が該依頼に沿って
農作物の栽培をするように構成したことにより、農作物
栽培希望者は自宅にいながらにして農作物の世話を行う
ことができる。
【0030】また、農作物の栽培に関する依頼が農作物
の収穫であって、農作物栽培希望者と直接又は間接的に
栽培に関する契約を結んだ該土地の近隣にいる人が農作
物を収穫して農作物栽培希望者へと送るように構成する
と、農作物栽培希望者は自宅にいながらにして新鮮な採
れたての農作物を手にいれることができる。また、農作
物栽培希望者が端末装置のブラウザソフトにより栽培し
たい農作物を選択入力可能とされ、該入力が行われた際
にコンピュータがその農作物の栽培に関する作業日程情
報を端末装置へと送信するように構成されていると、農
作物栽培希望者は予め栽培に関するスケジュールを把握
することができる。また、個々の農作物栽培希望者に予
め異なるコードが割り当てられ、端末装置から一のコー
ドが入力されたときのみに、該入力された一のコードに
該当する農作業希望者の農作物を栽培する土地の画像デ
ータが端末装置へと送信されていると、自分が栽培して
いる土地の様子を他人によって見られることがない。ま
た、コンピュータに画像解析手段が設けられ、該コンピ
ュータは以前に撮影した画像データとの違いを画像解析
手段により読み取って画像に変化があったときのみ端末
装置へと画像データを送信するように構成されている
と、農作物栽培希望者は端末装置にて自分が栽培する農
作物に変化があったことを容易に確認することができ
る。さらに、前記土地において農作物の栽培に代えて家
畜の飼育を行った場合、遠隔地にて家畜の飼育を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔地農業支援システムの実施形
態の一例を示す概略構成図である。
【図2】農作物が栽培される土地から少し離れた場所に
設けられる建物内と農作物栽培希望者の住居内を結ぶ概
略配線図である。
【図3】監視ポールの一例を示す概略図である。
【図4】本発明に係る遠隔地農業支援システムの実施形
態の他の例を示す概略構成図である。
【図5】コンピュータのWebサーバ機能により生成さ
れたホームページ画面の一例である。
【符号の説明】
2 カメラ 21 広角固定レンズ 22 スポットズームレンズ 3 第1送受信装置 4 第2送受信装置 5 コンピュータ 7 インターネット(通信回線) 8 端末装置 9 可動台 10 太陽電池パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502 H04M 11/00 301 H04M 11/00 301 H04N 7/18 H04N 7/18 D H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311H Fターム(参考) 5C054 AA01 AA05 CA04 CC02 CE15 CF01 CF05 CG02 DA07 EA01 EA03 EA05 FA09 HA11 5K048 BA34 DC01 DC07 EB07 EB15 FB05 HA39 5K101 KK13 LL12 NN06 NN18

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物が栽培される土地の近傍に該土地
    を撮影するカメラ及び該カメラにて撮影された画像デー
    タを送信可能な送受信装置を設置し、該送受信装置を通
    信回線を介して該土地から遠隔地にある端末装置と双方
    向通信可能に接続し、遠隔地に住む農作物栽培希望者が
    前記カメラにて撮影された画像データを該端末装置にて
    受信することにより前記土地における農作物の状態を確
    認できるように構成したことを特徴とする遠隔地農業支
    援システム。
  2. 【請求項2】 農作物が栽培される土地の近傍に該土地
    を撮影するカメラ及び該カメラにて撮影された画像デー
    タを送信可能な第1送受信装置を設置し、該第1送受信
    装置との間で相互にデータの送受信が可能な第2送受信
    装置及び該第2送受信装置の送受信データを管理するコ
    ンピュータを前記土地の近隣にある農家等に設置し、該
    コンピュータを通信回線を介して該土地から遠隔地にあ
    る端末装置と双方向通信可能に接続し、遠隔地に住む農
    作物栽培希望者が前記カメラにて撮影された画像データ
    を該端末装置にて受信することにより前記土地における
    農作物の状態を確認できるように構成したことを特徴と
    する遠隔地農業支援システム。
  3. 【請求項3】 前記通信回線がインターネットであっ
    て、前記カメラにて撮影された画像データをインターネ
    ットのホームページ上に掲載し、農作物栽培希望者は端
    末装置のブラウザを用いて該ホームページにて農作物の
    状態を確認できるように構成されてなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の遠隔地農業支援システム。
  4. 【請求項4】 前記カメラが端末装置からの指示に基づ
    いて上下左右に動作可能な可動台に固定されてなること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の遠隔地農
    業支援システム。
  5. 【請求項5】 前記カメラが広角固定レンズとスポット
    ズームレンズを備え、これらのレンズの操作が端末装置
    からの指示に基づいて行われることを特徴とする請求項
    1乃至4いずれかに記載の遠隔地農業支援システム。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の送受信装置が赤外線
    送受信装置であることを特徴とする請求項2乃至4いず
    れかに記載の遠隔地農業支援システム。
  7. 【請求項7】 前記カメラ及び送受信装置の電源とし
    て、太陽電池パネル及び/又は風力発電機とバッテリー
    が備えられてなることを特徴とする請求項1乃至6いず
    れかに記載の遠隔地農業支援システム。
  8. 【請求項8】 前記カメラとして赤外線カメラが設置さ
    れてなることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記
    載の遠隔地農業支援システム。
  9. 【請求項9】 前記土地への侵入者を検知する赤外線セ
    ンサーが設けられてなることを特徴とする請求項8記載
    の遠隔地農業支援システム。
  10. 【請求項10】 前記端末装置からの指示に基づいて土
    地に水を供給する水供給機構が設けられてなることを特
    徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の遠隔地農業支
    援システム。
  11. 【請求項11】 前記土地の近傍に、気温、湿度、風速
    等からなる気象データを観測可能な気象観測装置が設け
    られ、該気象観測装置にて観測された気象データを通信
    回線を介して端末装置にて受信するように構成されてな
    ることを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の
    遠隔地農業支援システム。
  12. 【請求項12】 農作物栽培希望者は、端末装置にて受
    信した画像データに基づいて土地に栽培された農作物の
    栽培に関する依頼を端末装置から送信し、農作物栽培希
    望者と直接又は間接的に栽培に関する契約を結んだ該土
    地の近隣にいる人が該依頼に沿って農作物の栽培をする
    ように構成したことを特徴とする請求項1乃至10いず
    れかに記載の遠隔地農業支援システム。
  13. 【請求項13】 前記農作物の栽培に関する依頼が農作
    物の収穫であって、農作物栽培希望者と直接又は間接的
    に栽培に関する契約を結んだ該土地の近隣にいる人が農
    作物を収穫して農作物栽培希望者へと送るように構成し
    たことを特徴とする請求項12記載の遠隔地農業支援シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 農作物栽培希望者が端末装置のブラウ
    ザソフトにより栽培したい農作物を選択入力可能とさ
    れ、該入力が行われた際にコンピュータがその農作物の
    栽培に関する作業日程情報を端末装置へと送信するよう
    に構成したことを特徴とする請求項12又は13記載の
    遠隔地農業支援システム。
  15. 【請求項15】 個々の農作物栽培希望者に予め異なる
    コードが割り当てられ、端末装置から一のコードが入力
    されたときのみに、該入力された一のコードに該当する
    農作業希望者の農作物を栽培する土地の画像データが端
    末装置へと送信されるように構成したことを特徴とする
    請求項1乃至14いずれかに記載の遠隔地農業支援シス
    テム。
  16. 【請求項16】 コンピュータに画像解析手段が設けら
    れ、該コンピュータは以前に撮影した画像データとの違
    いを画像解析手段により読み取って画像に変化があった
    ときのみ端末装置へと画像データを送信するように構成
    されてなることを特徴とする請求項2乃至15いずれか
    に記載の遠隔地農業支援システム。
  17. 【請求項17】 前記土地において、農作物の栽培に代
    えて家畜の飼育を行うことを特徴とする請求項1又は2
    記載の遠隔地農業支援システム。
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