JP2000099862A - 住宅の侵入監視装置 - Google Patents

住宅の侵入監視装置

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JP2000099862A
JP2000099862A JP10287341A JP28734198A JP2000099862A JP 2000099862 A JP2000099862 A JP 2000099862A JP 10287341 A JP10287341 A JP 10287341A JP 28734198 A JP28734198 A JP 28734198A JP 2000099862 A JP2000099862 A JP 2000099862A
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Hiroyuki Yoshida
Sadataka Shiono
禎隆 塩野
Yoshitaka Takezoe
芳孝 竹添
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ホームサーバーに記憶され
た映像及び音声により、居住者が住宅敷地内への侵入者
を認識できる住宅の侵入監視装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明の住宅の侵入監視装置は、CPU
部34と録画録音可能な記憶部33を備えたホームサー
バー31と、住宅の敷地境界付近に設けられた赤外線セ
ンサー3、ビデオカメラ4、マイクロホン5と、を備え
る。本装置作動中は、常時ビデオカメラ4、マイクロホ
ン5が住宅の敷地境界付近を撮像・集音し、その映像・
音声はホームサーバー31に転送される。ホームサーバ
ー31は在宅モード、録画録音モード、留守モードのい
ずれかを選択するためのモード切り替えスイッチ38を
備える。留守モードを選択したときには、センサー3が
侵入者を検知した場合にホームサーバー31が出した指
令に従って、ホームサーバー31に録画録音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅の侵入監視装置
に係り、特に家庭内情報処理の基幹装置であるホームサ
ーバーに転送された映像及び音声により住宅の敷地内へ
の侵入者の外見的特徴等を認識することができる住宅の
侵入監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホームセキュリティシステムの充
実に伴い、夜間などにおける来訪者の存在を人体検知器
によって検知して、玄関灯を自動的に点灯し、この点灯
時に室内でチャイムを鳴らし、人が立ち去ると玄関灯を
消灯させる基本動作に加えて、来訪者が一定時間以上玄
関先に滞在すると、内外の玄関灯が点灯し、同時に警報
音を発生させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のシステムでは不審者を追撃する効果は乏しいものがあ
る。また不審者を特定する情報が残らないため、不審者
の特定が困難である。また玄関のみに警報音を発生させ
る装置を設置したのでは不審者が玄関以外の窓や裏口等
から侵入した場合には検知できない。
【0004】本発明の目的は、これらの課題を解決する
ことにあり、住宅の敷地内に侵入する侵入者に対して適
切な撃退処置ができると共に、ホームサーバーに記憶さ
れた映像及び音声により、侵入者があったことを居住者
が認識することができるようにした住宅の侵入監視装置
を提供することにある。
【0005】又、本発明の他の目的は、ホームサーバー
の小さい記憶容量で侵入者の情報を残すことが出来る住
宅の侵入監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に
係る発明によれば、少なくともCPU部と録画録音可能
な記憶部とを備えたホームサーバーと、住宅の敷地内に
侵入者があった場合に当該侵入者を検知する前記住宅の
敷地の境界付近に複数設けられたセンサーと、前記住宅
の敷地の境界付近を撮像する前記住宅の敷地の境界付近
に複数設けられたビデオカメラと、前記住宅の敷地の境
界付近の音声を集音する前記住宅の敷地の境界に複数設
けられたマイクロホンと、を備えた住宅の侵入監視装置
において、前記センサーと前記ビデオカメラと前記マイ
クロホンは前記ホームサーバーと接続され、前記ビデオ
カメラが撮像した映像および前記マイクロホンが集音し
た音声は前記ホームサーバーに転送され、前記ホームサ
ーバーが出した前記ビデオカメラが撮像した映像を録画
する指令及び前記マイクロホンが集音した音声を録音す
る指令に従って、前記ホームサーバーに録画録音するこ
とにより解決される。
【0007】このとき、前記ホームサーバーは在宅モー
ド、録画録音モード、留守モードのいずれかを選択する
ためのモード切り替えスイッチを備え、前記在宅モード
を選択したときには、常時前記ビデオカメラが前記住宅
の敷地の境界付近を撮像すると共に常時前記マイクロホ
ンが前記住宅の敷地の境界付近の音声を集音し、前記録
画録音モードを選択したときには、常時前記ビデオカメ
ラが前記住宅の敷地の境界付近を撮像すると共に常時前
記マイクロホンが前記住宅の敷地の境界付近の音声を集
音して前記ホームサーバーに録画録音し、前記留守モー
ドを選択したときには、常時前記ビデオカメラが前記住
宅の敷地の境界付近を撮像すると共に常時前記マイクロ
ホンが前記住宅の敷地の境界付近の音声を集音し、前記
センサーが侵入者を検知した場合に前記ビデオカメラが
撮像した映像を録画する指令及び前記マイクロホンが集
音した音声を録音する指令を前記ホームサーバーが出
し、当該指令に従って、前記ホームサーバーに録画録音
するように構成すると好適である。
【0008】更に、前記センサーが侵入者を検知した場
合、前記ホームサーバーからの指令に基づき警告音を発
生する警報装置を備えるように構成すると好適である。
【0009】また、前記記憶部は録画録音可能な複数の
記憶部からなり、前記複数の記憶部のうちの所定の記憶
部に録画録音し、前記センサーが侵入者を検知した場合
に前記ホームサーバーの指令により、前記所定の記憶部
の録画録音を停止して他の記憶部に録画録音し、侵入者
を検知してから所定時間経過後に前記他の記憶部の録画
録音を停止すると共に、前記所定の記憶部に録画録音さ
れた侵入者検知直前の所定時間の画像音声を前記他の記
憶部に複写するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の住宅の侵入監視装置2
は、少なくともCPU部34と録画録音可能な記憶部3
3とを備えたホームサーバー31と、住宅の敷地内に侵
入者があった場合に当該侵入者を検知する前記住宅の敷
地の境界付近に複数設けられたセンサー3と、前記住宅
の敷地の境界付近を撮像する前記住宅の敷地の境界付近
に複数設けられたビデオカメラ4と、前記住宅の敷地の
境界付近の音声を集音する前記住宅の敷地の境界に複数
設けられたマイクロホン5とを備える。
【0011】侵入者が住宅の敷地内に侵入する場合に必
ず通る敷地の境界付近をビデオカメラ4で撮像し、マイ
クロホン5で音声を集音する構成とすることにより、敷
地内に侵入する侵入者の殆ど全てについて、その外見的
特徴を撮像し、その侵入者がたてる物音を集音すること
ができる。
【0012】前記センサー3と前記ビデオカメラ4と前
記マイクロホン5は前記ホームサーバー31と接続さ
れ、前記ビデオカメラ4が撮像した映像および前記マイ
クロホン5が集音した音声は前記ホームサーバー31に
転送される。このように構成することにより、居住者は
前記ビデオカメラ4が撮像した映像および前記マイクロ
ホン5が集音した音声をホームサーバー31でいつでも
オンタイムで視聴することが出来る。
【0013】前記ホームサーバー31が出した前記ビデ
オカメラ4が撮像した映像を録画する指令及び前記マイ
クロホン5が集音した音声を録音する指令に従って、前
記ビデオカメラ4が撮像した前記映像を前記ホームサー
バー31に録画し、前記マイクロホン5が集音した前記
音声を前記ホームサーバー31に録音する。このように
構成することにより、居住者が住宅を留守にする場合や
居住者が就寝する夜間は、録画録音した侵入者の情報
を、帰宅後や起床後にホームサーバー31で再生し視聴
することが出来る。
【0014】本発明のホームサーバー31は、在宅モー
ド、録画録音モード、留守モードのいずれかを選択する
ためのモード切り替えスイッチ38を備える。このよう
に構成することにより、居住者が必要に応じて前記ビデ
オカメラ4が撮像した映像及び前記マイクロホン5が集
音した音声を録画、録音するか否かを選択することが出
来る。
【0015】前記在宅モードを選択したときには、常時
前記ビデオカメラ4が前記住宅の敷地の境界付近を撮像
し、常時前記マイクロホン5が前記住宅の敷地の境界付
近の音声を集音する。このとき、居住者はホームサーバ
ー31に転送された映像、音声をホームサーバー31側
で視聴することができる。居住者が日中住宅に在宅して
いる場合は、住宅の敷地内に侵入者があったことに自ら
気付くのが通常であるので、前記ビデオカメラ4が撮像
した映像及び前記マイクロホン5が集音した音声を録
画、録音する必要はないからである。また、常時前記ビ
デオカメラ4が撮像した映像及び前記マイクロホン5が
集音した音声を録画、録音する構成とすると、ホームサ
ーバー31に録画録音するための大きな記憶容量が必要
となるからである。
【0016】前記録画録音モードを選択したときには、
常時前記ビデオカメラ4が前記住宅の敷地の境界付近を
撮像すると共に常時前記マイクロホン5が前記住宅の敷
地の境界付近の音声を集音する。このとき、居住者はホ
ームサーバー31に転送された映像、音声をホームサー
バー31側で視聴することができる。それと共に、前記
ホームサーバー31に録画録音する。侵入者が非常に多
い場合等、前記ビデオカメラ4が撮像した映像及び前記
マイクロホン5が集音した音声を居住者が全て録画、録
音したい場合もあるからである。
【0017】前記留守モードを選択したときには、常時
前記ビデオカメラ4が前記住宅の敷地の境界付近を撮像
すると共に常時前記マイクロホンが前記住宅の敷地の境
界付近の音声を集音する。このとき、居住者はホームサ
ーバー31に転送された映像、音声をホームサーバー3
1側で視聴することができる。
【0018】そして、前記センサー3が侵入者を検知し
た場合に前記ビデオカメラ4が撮像した映像を録画する
指令及び前記マイクロホン5が集音した音声を録音する
指令を前記ホームサーバー31が出す。その指令に従っ
て、前記ホームサーバー31に録画録音する。
【0019】すなわち、センサー3が侵入者を検知した
時から一定時間の間だけ前記ビデオカメラ4が撮像した
映像及び前記マイクロホン5が集音した音声を録画、録
音することとなる。このように構成することにより、侵
入者がない時にはビデオカメラ4が撮像した映像及びマ
イクロホン5が集音した音声を録画、録音せずにホーム
サーバー31の記憶容量を節約することが出来る。一
方、侵入者があったときのみ録画、録音するので、確実
に侵入者の外見、音声に関する情報をホームサーバー3
1に記憶させることができる。
【0020】前記住宅の侵入監視装置2は、前記センサ
ー3が侵入者を検知した場合、前記ホームサーバー31
からの指令に基づき警告音を発生する警報装置6を備え
る。このように構成することにより、住宅の敷地内に侵
入者があった場合にタイミング良く警告音を発すること
が出来る。この警告音は侵入者を威嚇し、侵入者を住宅
の敷地内から立ち退かせる効果を有する。
【0021】また、記憶部33は録画録音可能な複数の
記憶部からなるように構成することもできる。このと
き、複数の記憶部33のうちの所定の記憶部に録画録音
する。前記センサー3が侵入者を検知した場合には前記
ホームサーバー31の指令により、前記所定の記憶部の
録画録音を停止して他の記憶部に録画録音する。センサ
ー3が侵入者を検知してから所定時間経過した後、他の
記憶部の録画録音を停止する。それと共に、所定の記憶
部に録画録音された侵入者検知直前の所定時間の画像音
声を前記他の記憶部に複写する。
【0022】すなわち、侵入者がいない時の映像,音声
は常時所定の記憶部に録画録音しておき、侵入者があっ
た時の映像,音声のみを前記他の記憶部に録画録音す
る。また、侵入者をセンサー3が検知する直前の映像,
音声についても所定の記憶部から前記他の記憶部に複写
して他の記憶部に記録する。このとき、所定の記憶部は
数分程度の映像,音声を記憶するだけの小さい記憶容量
のものを繰り返し使用すればよい。
【0023】このように構成することにより、侵入者が
あったときの映像,音声のみを他の記憶部に記録させる
ことができるので、記憶部の記憶容量を節約することが
できる。また、所定の記憶部に録画録音された、侵入者
を検知する直前の画像音声を他の記憶部に複写する構成
としているので、侵入者があった時点よりも前の時間の
映像,音声を遡って記憶することができ、通常は動きの
早い侵入者の映像,音声をより確実に記録することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0025】(実施例1)本例に係る住宅の侵入監視装
置は、図1及び図2に示すように、住宅の敷地の四隅に
設置されたポール1、ポール1に取り付けられた監視装
置2、監視装置2に設けられたセンサーとしての赤外線
センサー3、ビデオカメラ4、マイクロホン5、スピー
カー6、ホームサーバー31を主要構成要素とする。
【0026】本例のポール1は、高さ約1.5mのアル
ミニウム製等の棒状体から構成され、住宅の敷地の境界
全てを監視できるよう、図1のように住宅の敷地の四隅
に設置される。なお、ポール1の材質はこれに限定され
るものでなく、木製、ステンレス製、鉄製等であっても
よい。また、本例では住宅の敷地の四隅にポール1を設
置するが、これに限定されるものではなく、例えばポー
ル1又は監視装置2を住宅の外壁上部や家屋の屋根の軒
先等、住宅の敷地の境界を監視できる位置に設置すれば
よい。ポール1又は監視装置2を設置する数も住宅の敷
地の広さや敷地の形状等、必要に応じて変更すればよ
い。
【0027】本例の監視装置2は縦10cm、横10c
m、奥行5cmのアルミニウム製の直方体からなり、ポ
ール1上であって地面から約1.3mの位置に設置され
る。なお、監視装置2の材質はこれに限定されるもので
なく、木製、ステンレス製、鉄製、合成樹脂製等であっ
てもよい。本例の監視装置2には、図2に示すように、
赤外線センサー3、マイクロホン5、スピーカー6が設
けられる。赤外線センサー3、マイクロホン5、スピー
カー6は図示しない電源に接続される。なお、赤外線セ
ンサー3、マイクロホン5、スピーカー6はバッテリ
(不図示)から直流電圧が供給されるように構成しても
よい。
【0028】本例の赤外線センサー3は、人の検出のた
めに一般に用いられる赤外線センサーを使用する。赤外
線センサー3は侵入者から放射される赤外線を感知し、
住宅敷地内に侵入者があったことを検知する。なお、本
例では侵入者を検知するセンサーとして赤外線センサー
を用いたが、これに限定されるものでなく、他の熱線セ
ンサー、音声センサー等を用いてもよい。
【0029】本例のマイクロホン5は、マイクロホン5
の周辺の音声を集音又は録音するために用いられる。マ
イクロホン5の集音の音量はホームサーバー31の入力
部35で設定される。なお、マイクロホン5の集音の音
量の設定ダイヤル等を監視装置2が備える構成としても
よい。なお、本例ではビデオカメラ4とマイクロホン5
を別個に設ける構成としたが、ビデオカメラ4がマイク
ロホン5を備えるように構成しても良い。
【0030】本例のスピーカー6は、警報音を発生する
一般的なスピーカーを用いる。スピーカー6は、植栽を
超えて外部の者が侵入した場合に警告音を発し、その侵
入者に警告する様に構成されている。ここで、本例では
警告音として「すぐにここから立ち退きなさい」等の文
言を録音した音声を用いるが、これに限定されるもので
なく、チャイム、サイレン、ブザー、非常ベル等を用い
ても良い。
【0031】本例のビデオカメラ4はCCDカメラであ
り、図2に示すようにポール1の監視装置2の上部の位
置に取り付けられる。ビデオカメラ4は、住宅の敷地内
への侵入者があった場合の監視のため、植栽付近の撮像
を行う。ビデオカメラ4は、ズームレンズ7、同期分離
回路、ローパスフィルタ(LPF)、ビデオアンプ、ア
ナログ−デジタル(A/D)コンバータを備える。この
ビデオカメラ4から出力される複合信号は、同期分離回
路およびローパスフィルタ(LPF),ビデオアンプを
介してアナログ−デジタル(A/D)コンバータに入力
される。
【0032】同期分離回路は、ビデオカメラ4から入力
される複合信号から映像信号と同期信号を分離し、その
中の映像信号のみをLPFへ出力し、同期信号を記憶部
33への書き込みトリガ信号としてCPU部34へ出力
する。LPFは、同期分離回路から入力される信号の内
の低周波成分のみを通過させる。一般に、複合信号には
輝度信号と色信号とが含まれており、輝度信号が周波数
帯域内の低周波側に、色信号が高周波側に配置されてい
る。したがって、このLPFを通すことにより、複合信
号の中の輝度信号のみが抽出され、この抽出された輝度
信号がビデオアンプに入力される。
【0033】ビデオアンプは、入力される輝度信号をア
ナログ−デジタル変換に必要な電圧レベルに増幅してA
/Dコンバータに向け出力する。A/Dコンバータは、
ビデオアンプによって増幅された輝度信号に対して所定
のアナログ−デジタル変換を行う。なお、本例ではビデ
オカメラ4がアナログ−デジタル(A/D)コンバータ
等を備える構成としたが、同期分離回路、ローパスフィ
ルタ(LPF)、ビデオアンプ、アナログ−デジタル
(A/D)コンバータを内蔵せず、これらをビデオカメ
ラ4とは別個に設ける構成としてもよい。
【0034】ビデオカメラ4は、ホームサーバー31の
CPU部34の指令により撮像を開始または停止する。
なお、本例では一般的な監視用のビデオカメラを用いた
が、赤外線ビデオカメラ、暗視形ビデオカメラを用いる
構成としてもよい。
【0035】ビデオカメラ4の向きおよび電動ズームレ
ンズ7のズームの倍率は、ホームサーバー31の入力部
35で設定される。ビデオカメラ4の向きおよびズーム
の倍率を居住者がホームサーバー31で設定することが
できるように構成したため、侵入者が過去に同じ場所を
通って侵入した場合には、その場所が大きく撮影される
ようにビデオカメラ4の向き、ズームの倍率を設定する
こともできる。なお、ビデオカメラ4の向きおよび電動
ズームレンズ7のズームの倍率の設定ダイヤル等をビデ
オカメラ4が備える構成としてもよい。
【0036】ホームサーバー31は家屋21内に取り付
けられ、家庭内情報の受発信窓口、家庭内情報処理の基
幹装置としての役割を果たす。例えば、ホームサーバー
31は、居住者が不在等の住宅に宅配便荷物が配達され
る場合に、来訪者が正規の宅配業者であることを確認
し、遠隔地からの居住者の操作により宅配便荷物を受け
取る物品類受け取り装置や、家庭内に保有する物品の種
類や数等を把握し、家庭内における在庫を管理するため
の家庭用在庫管理システムの基幹装置としても働く。
【0037】ホームサーバー31には、赤外線センサー
3・ビデオカメラ4・マイクロホン5・スピーカー6の
作動状態やビデオカメラ4が撮影した画像等をディスプ
レイに画像表示すると共にマイクロホン5が集音した音
声をスピーカーから流すテレビモニターが内蔵されてい
る。ビデオカメラ4が撮影した画像等およびマイクロホ
ン5が集音した音声は、いつでもホームサーバー31の
ディスプレイで居住者が視聴できるように構成される。
ビデオカメラ4が撮影した画像はディスプレイに分割表
示出来るように構成され、同時に複数箇所のビデオカメ
ラ4の映像、録画した画像等を映し出せるようになって
いる。
【0038】居住者はホームサーバー31のディスプレ
イにより本例に係る住宅の侵入監視装置をコントロール
することができる。ホームサーバー31は制御インター
フェース32、記憶部33、CPU部34、入力部3
5、音声合成部36、タイマー37、モード切り替えス
イッチ38を有する。
【0039】制御インターフェース32は、配線により
赤外線センサー3、ビデオカメラ4、マイクロホン5、
スピーカー6、電動ズームレンズ7に接続される。制御
インターフェース32は、赤外線センサー3、ビデオカ
メラ4、マイクロホン5からの情報をCPU部34に取
り込み、またCPU部34からの信号をビデオカメラ
4、マイクロホン5、スピーカー6、電動ズームレンズ
7に出力する。本例では制御インターフェース32と赤
外線センサー3、ビデオカメラ4、マイクロホン5、ス
ピーカー6、電動ズームレンズ7との間の信号のやり取
りを信号ケーブルを介して有線で行う。但しこれに限定
されるものでなく、無線で行うようにしても良い。
【0040】記憶部33には、住宅の敷地内の管理情報
に関する情報が記憶されている。記憶部33はCPU部
34に接続され、CPU部34がビデオカメラ4、マイ
クロホン5から受け取る画像、音声、機器作動状況等の
情報をCPU部33から受け取って記憶する。また、予
め記憶されている機器作動プログラム等の情報をCPU
部34に出力する。なお、本例ではCPU部34がビデ
オカメラ4、マイクロホン5から受け取る画像、音声を
記憶部33に保存する構成としたが、HDD、フロッピ
ーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD−R
AM等に保存するようにしても良い。
【0041】入力部35はCPU部34に接続される。
入力部35は、ホームサーバー31の設定を入力するた
めに用いられる。例えば入力部35は、ビデオカメラ4
の向き、電動ズームレンズ7のズームの倍率、ビデオカ
メラ4で撮像された映像を録画する時間、マイクロホン
5で集音された音声を録音する時間の設定のために用い
られる。
【0042】また、本例に係る侵入者監視装置の作動ス
イッチとして入力部35は用いられる。本例に係る侵入
者監視装置の作動スイッチをオンにした場合には、赤外
線センサー3が作動し、ビデオカメラ4による撮像、マ
イクロホン5による集音がされる。ビデオカメラ4が撮
影した画像等およびマイクロホン5が集音した音声は、
いつでもホームサーバー31のディスプレイで居住者が
視聴できるように構成される。居住者は、ホームサーバ
ー31のテレビモニター上に表示された画面をクリック
することによってホームサーバー31の設定を入力す
る。
【0043】音声合成部36は、CPU部34と接続さ
れる。音声合成部36は、スピーカー6から侵入者に対
して発せられる警告音や警告メッセージを合成する。音
声合成部36は、CPU部34からの指令に従って発す
る警告音や警告メッセージのデータを発生して音声に変
換する機能と、音声に変換した信号を規定の音圧レベル
になるように増幅し、スピーカー6へ送出する機能を有
する。
【0044】タイマー37は、CPU部34と接続さ
れ、後述する留守モードが選択された場合のビデオカメ
ラ4が撮像した映像を録画する時間、マイクロホン5が
集音した音声を録音する時間を記憶する。タイマー37
は、入力部35で居住者が設定することができるように
構成される。
【0045】赤外線センサー3が侵入者を検知してから
設定時間、例えば3分間の間録画、録音するように設定
すると良い。従って、赤外線センサー3が連続的又は設
定時間以内の間隔で断続的に侵入者を検知する場合に
は、録画録音は連続的にされることとなる。本例で侵入
者が検知されてから設定時間が経過するまでの間のみに
録音録画をするように構成したため、記憶部33の記憶
容量を節約することが出来る。
【0046】モード切り替えスイッチ38は、CPU部
34と接続され、留守モード、在宅モード、録画録音モ
ードの3つのモードの中から居住者が選択することがで
きるスイッチである。留守モードは、ビデオカメラ4に
よる撮像及びマイクロホン5による集音は常に行い、赤
外線センサー3が侵入者を検知したときに、設定された
時間、録画録音をするモードである。在宅モードは、ビ
デオカメラ4による撮像及びマイクロホン5による集音
のみを行い、録音録画をしないモードである。録音録画
モードは、ビデオカメラ4による撮像及びマイクロホン
5による集音、録画録音を常に行うモードである。
【0047】次に、図1及び図2を用いて本例に係る住
宅の侵入者監視装置の使用方法、動作の概略について説
明する。まず、居住者が、ホームサーバー31の画面を
クリックして侵入者監視装置の作動スイッチをオンにす
ると、監視装置2の赤外線センサー3が赤外線を発し、
この赤外線が住宅の敷地の境界を取り囲む状態となる。
また、ビデオカメラ4による撮像及びマイクロホン5に
よる集音が開始される。
【0048】居住者がモード切り替えスイッチ38で在
宅モードを選択すると、ビデオカメラ4が撮影した映像
及びマイクロホン5が集音した音声は、ホームサーバー
31の画面上でオンタイムで視聴することができる。
【0049】居住者がモード切り替えスイッチ38で録
画録音モードを選択すると、ビデオカメラ4が撮影した
映像及びマイクロホン5が集音した音声は、ホームサー
バー31に記録され、記録された映像及び音声を居住者
はいつでもホームサーバー31の画面上で見、聞くこと
ができる。尚、当然ながらビデオカメラ4が撮影した映
像及びマイクロホン5が集音した音声は、ホームサーバ
ー31の画面上でオンタイムで視聴することもできる。
【0050】次に、居住者がモード切り替えスイッチ3
8で留守モードを選択した場合について説明する。ビデ
オカメラ4による撮像及びマイクロホン5による集音は
常に行われる。住宅の敷地を囲む植栽を超えて敷地内に
外部の者が無断で侵入すると、赤外線センサー3が侵入
者を検知する。
【0051】赤外線センサー3が検知した信号はホーム
サーバー31に送信される。その信号に基づきCPU部
34が出した指令に従って、記憶部33はビデオカメラ
4が撮像した映像およびマイクロホン5が集音した音声
を録画、録音する。また同様に、CPU部34が出した
指令に従ってスピーカー6が警告音を発する。このと
き、録画録音は赤外線センサー3が侵入者を検知してか
ら居住者が設定した時間を経過するまで行われる。
【0052】その後、帰宅した居住者はホームサーバー
31に接続し、記憶部33に残された情報から、住宅の
敷地内に侵入した者がいたこと、およびその侵入者の外
見的特徴を認識することができる。なお、ビデオカメラ
4が撮影した映像及びマイクロホン5が集音した音声
は、ホームサーバー31の画面上でオンタイムで視聴す
ることもできる。
【0053】以下、図4に従い、住宅の侵入監視装置の
動作のフローを示す。ステップS1でフローがスタート
する。ステップS2で侵入者監視装置の作動スイッチが
オンにされたか判断される。作動スイッチがオンにされ
ている場合(S2:YES)、ステップS4に進み、ビ
デオカメラ4およびマイクロホン5が撮像、集音をす
る。すなわち、侵入者監視装置の作動スイッチがオンに
されている限り、侵入者の有無、モードに関わらず、ビ
デオカメラ4およびマイクロホン5による撮像、集音が
連続して行われることとなる。なおここで「撮像、集
音」とはホームサーバー31側で映像が映し出され、音
声が発生されていることを意味し、録画録音されている
かは問わない。作動スイッチがオンにされていない場合
(S2:NO)、居住者が住宅の侵入者監視装置を作動
させる意思がないものとして、ステップS3に進み撮像
・集音を停止する。その後再びステップS2に進む。す
なわち、作動スイッチがオンにされるまでステップS3
2、S33を繰り返し、次のステップS4を保留する。
【0054】次にステップS5に進み、モードが留守モ
ードであるか判断される。留守モードである場合(S
5:YES)、ステップS6で記憶部33が録画、録音
中であるか判断される。記憶部33が録画、録音中であ
る場合(S6:YES)、ステップS7で録画録音を停
止する。留守モードでは、侵入者を検知したとき以外は
録音録画をせず、記憶部33の記憶容量を節約する構成
としているからである。記憶部33が録画、録音中でな
い場合(S6:NO)、ステップS8に進み、赤外線セ
ンサー3が侵入者を検知したか判断される。
【0055】ステップS8で赤外線センサー3が侵入者
を検知した場合(S8:YES)、ステップS9に進
み、撮像、集音された映像、音声について記憶部33が
録画、録音を開始する。ステップS8で赤外線センサー
3が侵入者を検知していない場合(S8:NO)、侵入
者はいないものと判断して、ステップS13に進み、フ
ローが終了する。
【0056】ステップS9で記憶部33が録画、録音を
開始した後、ステップS10でスピーカー6が「すぐに
ここから立ち退きなさい」と録音された警告音を発し、
侵入者を威嚇する。ここで、警告音を発するステップS
10を録画録音のステップS9の後になるように構成し
たのは、警告音に驚いて侵入者が慌てて逃げることによ
り録画録音ができなくなることを防ぐためである。な
お、ここでスピーカー6が警告音を発しない構成、スピ
ーカー6が警告音を発するか否かを居住者が選択するこ
とが出来る構成としてもよい。
【0057】その後ステップS11に進み、赤外線セン
サー3が侵入者を検知してから時間tが経過したか判断
される。ステップS11で赤外線センサー3が侵入者を
検知してから時間tが経過した場合(S11:YE
S)、侵入者が住宅を去るのに充分な時間が経過したも
のとして、ステップS12で記憶部33による録画、録
音を停止し、その後ステップS13でフローが終了す
る。
【0058】ステップS11で赤外線センサー3が侵入
者を検知してから時間tが経過していない場合(S1
1:NO)、侵入者が住宅の敷地内にいる可能性が高い
として、ステップS11を繰り返す。すなわち、赤外線
センサー3が侵入者を検知してから時間tが経過するま
で次のステップS12を保留する。
【0059】ステップS5で留守モードでない場合(S
5:NO)、ステップS14でモードが在宅モードか判
断される。ステップS14で在宅モードである場合(S
5:NO,S14:YES)、ステップS15で記憶部
33が録画、録音中であるか判断される。記憶部33が
録画、録音中である場合(S15:YES)、ステップ
S16で録画録音を停止した後、ステップS17に進
む。在宅モードでは、録音録画をしない構成としている
からである。記憶部33が録画、録音中でない場合(S
15:NO)、ステップS17に進む。ステップS17
では、赤外線センサー3が侵入者を検知したか判断され
る。
【0060】ステップS17で赤外線センサー3が侵入
者を検知した場合(S17:YES)、ステップS18
に進み、スピーカー6が「すぐにここから立ち退きなさ
い」と録音された警告音を発し、侵入者を威嚇する。な
お、ここでスピーカー6が警告音を発しない構成、スピ
ーカー6が警告音を発するか否かを居住者が選択するこ
とが出来る構成としてもよい。その後、ステップS13
に進み、フローが終了する。ステップS17で赤外線セ
ンサー3が侵入者を検知していない場合(S17:N
O)、侵入者はいないものと判断して、ステップS13
に進み、フローが終了する。
【0061】ステップS14で在宅モードでない場合
(S5:NO,S14:NO)、録画録音モードである
ものとして、ステップS19で撮像、集音された映像、
音声について記憶部33が録画、録音を行う。次にステ
ップS20に進み、赤外線センサー3が侵入者を検知し
たか判断される。ステップS20で赤外線センサー3が
侵入者を検知した場合(S20:YES)、ステップS
21に進み、スピーカー6が「すぐにここから立ち退き
なさい」と録音された警告音を発し、侵入者を威嚇す
る。なお、ここでスピーカー6が警告音を発しない構
成、スピーカー6が警告音を発するか否かを居住者が選
択することが出来る構成としてもよい。その後、ステッ
プS13に進み、フローが終了する。
【0062】ステップS20で赤外線センサー3が侵入
者を検知していない場合(S20:NO)、侵入者はい
ないものと判断して、ステップS13に進み、フローが
終了する。
【0063】(実施例2)以下、本発明に係る他の実施
例であって、上記の実施例1とは異なるものについて説
明する。本例に係る記憶部33は、所定の記憶部として
の第一記憶部、他の記憶部としての第二記憶部、第一記
憶部から第二記憶部に情報を複写する際に一旦この情報
を仮置きするための第三記憶部からなる。本例の第一記
憶部、第三記憶部は5分程度の映像,音声を記憶するこ
とができる容量を有する。本例の第二記憶部は3時間程
度の映像,音声を記憶することができる容量を有する。
但し、本例の第一乃至第三記憶部の記憶容量はこれに限
定されるものではなく、種々変更することができるもの
である。
【0064】侵入者を検知しない時は映像,音声を保存
する必要がないので、第一記憶部は繰り返し映像,音声
をエンドレスに録画録音することができる構成とする。
すなわち、記憶容量が5分の第一記憶部に録画録音して
いるときには、録画録音と同時に5分前の映像,音声が
消去されていることとなる。そして、侵入者が検知され
たときには第二記憶部がその後所定時間録画録音すると
共に、その後で第一記憶部に残っている最新の映像,音
声を第二記憶部に複写する。このように構成することに
より、記憶部33の記憶容量を節約することが出来ると
同時に、侵入者を検知した直後のみならず侵入者を検知
した直前の映像,音声をも録画録音することができる。
本例の住宅の侵入監視装置の他の構成は、モード切り替
えスイッチ38を有しない点を除き、上記実施例1に係
る構成と同様である。
【0065】次に、本例に係る住宅の侵入者監視装置の
使用方法、動作の概略について説明する。まず、居住者
が、ホームサーバー31の画面をクリックして侵入者監
視装置の作動スイッチをオンにすると、監視装置2の赤
外線センサー3が赤外線を発し、この赤外線が住宅の敷
地の境界を取り囲む状態となる。また、ビデオカメラ4
による撮像及びマイクロホン5による集音が開始され、
第一記録部にそれらの画像,音声が録画録音される。
尚、ビデオカメラ4が撮影した映像及びマイクロホン5
が集音した音声は、ホームサーバー31の画面上でオン
タイムで視聴することもできる。
【0066】住宅の敷地を囲む植栽を超えて敷地内に外
部の者が無断で侵入すると、赤外線センサー3が侵入者
を検知する。赤外線センサー3が検知した信号はホーム
サーバー31に送信される。その信号に基づきCPU部
34が出した指令に従って、第一記憶部は録画録音を中
断し、同時に第二記憶部がビデオカメラ4が撮像した映
像およびマイクロホン5が集音した音声の録画録音を開
始する。このとき、第一記憶部に録画録音された、侵入
者検知の直前3分間の画像,音声が第三記憶部に複写さ
れる。その後、CPU部34が出した指令に従ってスピ
ーカー6が警告音を発する。
【0067】赤外線センサー3が侵入者を検知してから
居住者が設定した時間を経過すると第二記憶部は録画録
音を停止し、それと同時に再び第一記憶部が録画録音を
開始する。その後、第三記憶部に複写された画像,音声
が第二記憶部に複写される。このようにして、第二記憶
部には侵入者が侵入した時点の前後の画像,音声が記録
されることとなる。
【0068】その後、帰宅した居住者はホームサーバー
31に接続し、第二記憶部に残された情報から、住宅の
敷地内に侵入した者がいたこと、およびその侵入者の外
見的特徴を認識することができる。
【0069】以下、図5に従い、住宅の侵入監視装置の
動作のフローを示す。ステップS31でフローがスター
トする。ステップS32で侵入者監視装置の作動スイッ
チがオンにされたか判断される。作動スイッチがオンに
されている場合(S32:YES)、ステップS34に
進み、ビデオカメラ4およびマイクロホン5が撮像、集
音し、第一記憶部に録画録音をする。
【0070】作動スイッチがオンにされていない場合
(S32:NO)、居住者が住宅の侵入者監視装置を作
動させる意思がないものとして、ステップS33に進み
撮像・集音、録画録音を停止する。その後再びステップ
S32に進む。すなわち、作動スイッチがオンにされる
までステップS32、S33を繰り返し、次のステップ
S34を保留する。
【0071】ステップS34で撮像、集音し、第一記憶
部への録画録音を開始した後、ステップS35に進み、
赤外線センサー3により侵入者を検知したか判断され
る。ステップS35で赤外線センサー3が侵入者を検知
した場合(S35:YES)、ステップS36に進み、
第一記憶部への録画録音を中断し、第二記憶部に録画録
音する。この時第二記憶部には、録画録音を開始した場
所に頭出しのためのフラッグを立てておく。ステップS
35で赤外線センサー3が侵入者を検知していない場合
(S35:NO)、侵入者はいないものと判断して、ス
テップS42に進み、フローが終了する。
【0072】ステップS36で第二記憶部が録画、録音
を開始した後、ステップS37でスピーカー6が「すぐ
にここから立ち退きなさい」と録音された警告音を発
し、侵入者を威嚇する。ここで、警告音を発するステッ
プS37をステップS36の後になるように構成したの
は、警告音に驚いて侵入者が慌てて逃げることにより録
画録音ができなくなることを防ぐためである。なお、こ
こでスピーカー6が警告音を発しない構成、スピーカー
6が警告音を発するか否かを居住者が選択することが出
来る構成としてもよい。
【0073】その後ステップS38に進み、第一記憶部
に録画録音された情報を第三記憶部に複写する。後のス
テップS40で再び第一記憶部に録画録音する際に、必
要な映像,音声が新たな映像,音声により消去されない
ようにするためである。すなわち、第二記憶部には侵入
者を検知した後の映像,音声は記録されるが侵入者を検
知した直前の映像,音声は記録されないため、第一記憶
部に残された侵入者検知直前の映像,音声を後に第二記
憶部に複写する必要があるが、この映像,音声が新たな
映像,音声により消去されないようにするためである。
【0074】このとき、第三記憶部には、第一記憶部に
録画録音された最新の3分間の画像,音声を複写する。
そして、この3分間の画像,音声の最後の部分にフラッ
グを立てておく。後にステップS41で第三記憶部に複
写された映像,音声を第二記憶部に複写するが、その際
に第二記憶部に記録された映像,音声と時系列的につな
がる様にするための目印が必要だからである。尚、本例
では第一記憶部に録画録音された最新の3分間の画像,
音声を複写する構成としているが、この時間は3分に限
定されるものでなく、居住者がホームサーバー31で自
由に設定できるように構成される。
【0075】その後ステップS39に進み、赤外線セン
サー3が侵入者を検知してから時間tが経過したか判断
される。ステップS39で赤外線センサー3が侵入者を
検知してから時間tが経過した場合(S39:YE
S)、侵入者が住宅を去るのに充分な時間が経過したも
のとして、ステップS40で第二記憶部への録画録音を
停止し、再び第一記憶部に録画録音する。本例では、時
間tを3分に設定するが、この時間tは居住者がホーム
サーバー31で自由に設定できるように構成される。
【0076】ステップS39で赤外線センサー3が侵入
者を検知してから時間tが経過していない場合(S3
9:NO)、侵入者が住宅の敷地内にいる可能性が高い
として、ステップS39を繰り返す。すなわち、赤外線
センサー3が侵入者を検知してから時間tが経過するま
で次のステップS40を保留する。
【0077】ステップS40で第二記憶部への録画録音
を停止し、再び第一記憶部への録画録音を開始した後、
ステップS41に進み、第三記憶部に複写された情報を
第二記憶部に複写する。このとき、第三記憶部に複写さ
れた情報の最後尾に立てられたフラッグと第二記憶部に
記録された情報の先端に立てられたフラッグの位置とが
合うように複写する。第三記憶部に複写された映像,音
声は、第二記憶部に記録された映像,音声の直前のもの
であるため、これらの映像、音声が時系列的につながる
様にするためである。その後、ステップS42に進み、
フローが終了する。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、住宅の敷
地内に侵入する侵入者に対して適切な撃退処置ができる
と共に、ホームサーバーに記憶された映像及び音声によ
り、侵入者があったこと、および侵入者の外見的特徴、
声、足音等を居住者が認識することができる。
【0079】また、本発明によれば、家庭内情報処理の
基幹装置であるホームサーバーを用いて住宅の侵入者監
視装置を制御することができるため、住宅の侵入者監視
装置を制御する装置を特別に設置する必要がない。
【0080】更に、居住者が留守モードを選択した場合
には、侵入者が敷地内に侵入したときのみビデオカメラ
の映像及びマイクロホンの音声をホームサーバーが記憶
するため、侵入者がないときにはビデオカメラの映像及
びマイクロホンの音声を記憶せず、ホームサーバーの記
憶容量を節約することが出来る。
【0081】また、本発明によれば、所定の記憶部に録
画録音し、センサーが侵入者を検知した場合に、前記所
定の記憶部の録画録音を停止して他の記憶部に録画録音
し、侵入者を検知してから所定時間経過後に前記他の記
憶部の録画録音を停止すると共に、前記所定の記憶部に
録画録音された侵入者検知直前の所定時間の画像音声を
前記他の記憶部に複写する構成としたため、ホームサー
バーの記憶容量を節約することが出来ると同時に、侵入
者を検知した直後のみならず侵入者を検知した直前の映
像,音声をも録画録音することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る住宅の侵入監視装置を
設置した住宅の全体を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る住宅の侵入監視装置を
構成する監視装置およびビデオカメラを示す説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係る住宅の侵入監視装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係る住宅の侵入監視装置の
動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例に係る住宅の侵入監視装置
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ポール 2 監視装置 3 赤外線センサー 4 ビデオカメラ 5 マイクロホン 6 スピーカー 7 電動ズームレンズ 21 家屋 31 ホームサーバー 32 制御インターフェース 33 記憶部 34 CPU部 35 入力部 36 音声合成部 37 タイマー 38 モード切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹添 芳孝 大阪府大阪市西区阿波座1丁目5番16号 大和ハウス工業株式会社内 Fターム(参考) 5C054 GB06 GD01 GD06 HA18 5C084 AA02 AA07 AA08 AA13 BB33 CC19 DD02 DD12 DD42 EE02 EE03 FF03 GG03 GG13 GG19 GG22 GG38 GG42 GG43 GG52 GG68 GG73 HH02 HH03 HH04 5C087 AA02 AA03 AA04 AA09 AA22 AA32 AA40 AA42 AA43 AA44 AA45 AA46 BB03 DD05 DD24 EE05 FF01 FF04 FF13 GG03 GG24 GG30 GG46 GG52 GG57 GG66

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともCPU部と録画録音可能な記
    憶部とを備えたホームサーバーと、住宅の敷地内に侵入
    者があった場合に当該侵入者を検知する前記住宅の敷地
    の境界付近に複数設けられたセンサーと、前記住宅の敷
    地の境界付近を撮像する前記住宅の敷地の境界付近に複
    数設けられたビデオカメラと、前記住宅の敷地の境界付
    近の音声を集音する前記住宅の敷地の境界に複数設けら
    れたマイクロホンと、を備えた住宅の侵入監視装置にお
    いて、前記センサーと前記ビデオカメラと前記マイクロ
    ホンは前記ホームサーバーと接続され、前記ビデオカメ
    ラが撮像した映像および前記マイクロホンが集音した音
    声は前記ホームサーバーに転送され、前記ホームサーバ
    ーが出した前記ビデオカメラが撮像した映像を録画する
    指令及び前記マイクロホンが集音した音声を録音する指
    令に従って、前記ホームサーバーに録画録音するように
    したことを特徴とする住宅の侵入監視装置。
  2. 【請求項2】 前記ホームサーバーは在宅モード、録画
    録音モード、留守モードのいずれかを選択するためのモ
    ード切り替えスイッチを備え、前記在宅モードを選択し
    たときには、常時前記ビデオカメラが前記住宅の敷地の
    境界付近を撮像すると共に常時前記マイクロホンが前記
    住宅の敷地の境界付近の音声を集音し、前記録画録音モ
    ードを選択したときには、常時前記ビデオカメラが前記
    住宅の敷地の境界付近を撮像すると共に常時前記マイク
    ロホンが前記住宅の敷地の境界付近の音声を集音して前
    記ホームサーバーに録画録音し、前記留守モードを選択
    したときには、常時前記ビデオカメラが前記住宅の敷地
    の境界付近を撮像すると共に常時前記マイクロホンが前
    記住宅の敷地の境界付近の音声を集音し、前記センサー
    が侵入者を検知した場合に前記ビデオカメラが撮像した
    映像を録画する指令及び前記マイクロホンが集音した音
    声を録音する指令を前記ホームサーバーが出し、当該指
    令に従って、前記ホームサーバーに録画録音するように
    したことを特徴とする請求項1記載の住宅の侵入監視装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサーが侵入者を検知した場合、
    前記ホームサーバーからの指令に基づき警告音を発生す
    る警報装置を備えることを特徴とする請求項1又は2記
    載の住宅の侵入監視装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶部は録画録音可能な複数の記憶
    部からなり、前記複数の記憶部のうちの所定の記憶部に
    録画録音し、前記センサーが侵入者を検知した場合に前
    記ホームサーバーの指令により、前記所定の記憶部の録
    画録音を停止して他の記憶部に録画録音し、侵入者を検
    知してから所定時間経過後に前記他の記憶部の録画録音
    を停止すると共に、前記所定の記憶部に録画録音された
    侵入者検知直前の所定時間の画像音声を前記他の記憶部
    に複写することを特徴とする請求項1記載の住宅の侵入
    監視装置。
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