JP2007166996A - 散水システムおよび散水方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周囲の状態や植物の状態に合った散水を可能にする散水システムおよび散水方法を提供する。
【解決手段】 ネットワーク2を経由して端末に接続される遠隔制御装置20と、遠隔制御装置20の制御で植物に散水する散水装置41〜44と、遠隔制御装置20の制御で画像を撮影するカメラ31Aと、遠隔制御装置20の制御でカメラ31Aの視線方向を動かすと共に視線方向を検出する雲台31Bとを備えている。遠隔制御装置20は、視線方向と各散水装置との対応を示す変換テーブルを記憶し、端末から撮影開始の指示を受けると、カメラ31Aが撮影した画像を端末に送り、カメラ31Aを動かす指示を受けると、雲台31Bを制御してカメラ31Aを動かし、散水の指示を受けると、雲台31Bからの視線方向に対応する散水装置を変換テーブルから選択し、この散水装置を制御して植物に散水する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、植物などに水を散水する散水システムおよび散水方法に関する。
自宅の庭などに植物を植えている場合、この植物には定期的に水をやる必要がある。居住者が自宅にいれば、居住者自身が植物に水をやることができるが、居住者が数日間、外出したときなど、植物に水をやることができない。そこで、こうした点を解消するために自動散水装置がある。自動散水装置は、通常、タイマを備え、このタイマにセットされた時間になると、水道に設置された弁を制御して、所定時間だけ植物に散水する。
ところで、植物に水をやるタイミングはその日の天候や温度などの周囲の状態や植物自身の状態よって異なるので、先に述べた自動散水装置では、周囲の状態や植物の状態にかかわらず、タイマにセットされた時間になると散水する。例えば、曇りで地面からの水の蒸発が少ない日でも、一定量の散水をしてしまう。そこで、こうした点を解消するために、タイマの外に明るさセンサや水分センサなど各種のセンサを用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。こうした各種センサを使用する自動散水装置によれば、周囲の状態や植物の状態を考慮した散水をすることができる。
特開2002−300817
しかし、先に述べたような、各種センサを使用する自動散水装置には次ぎの課題がある。つまり、この自動散水装置は、各種のセンサを用いるので、各センサからのデータを組み合わせて行う制御が複雑になってしまう。また、各センサの設置場所や設置状態によって、各センサからのデータが植物の周囲状況を的確に反映しない場合がある。このような場合には、植物の周囲の状態や植物の状態を考慮した最適な散水をすることができない。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、周囲の状態や植物の状態に合った散水を可能にする散水システムおよび散水方法を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、前記遠隔制御装置の制御により植物に散水する散水装置と、前記遠隔制御装置の制御により植物の画像を撮影するカメラとを備え、前記遠隔制御装置は、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記端末から散水の指示を受けると、前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水システムである。
請求項1では、自宅の庭などの植物に散水するように散水装置を設置し、また、この植物を撮影するようにカメラをセットしておく。この後、遠隔制御装置は、ネットワークを経由して端末から撮影開始の指示を受けると、カメラを制御して撮影した植物の画像を端末に送る。これにより、端末の所有者は、端末の画像を見て、周囲の状態や植物の状態を判断してから、端末を操作して散水の指示を入力する。遠隔制御装置は、端末から散水の指示を受けると、この指示に応じて散水装置を制御して植物に散水する。
請求項2の発明は、ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、前記遠隔制御装置の制御により植物に散水する複数の散水装置と、前記遠隔制御装置の制御により画像を撮影するカメラと、前記遠隔制御装置の制御により前記カメラの視線方向を動かすと共に前記視線方向を検出する駆動装置とを備え、前記遠隔制御装置は、前記視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水システムである。
請求項2では、自宅の庭などの各植物にそれぞれ散水するように、あらかじめ各散水装置を設置し、また、各植物をそれぞれ撮影可能な位置にカメラをセットしておく。さらに、遠隔制御装置は、カメラの視線方向と各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶している。この後、遠隔制御装置は、ネットワークを経由して端末から撮影開始の指示を受けると、カメラを制御して撮影した画像を端末に送り、また、カメラの視線方向を動かす指示を端末から受けると、駆動装置を制御してカメラを動かす。これにより、端末の所有者は、各植物の画像をそれぞれ見て、周囲の状態や植物の状態を判断してから、端末を操作して散水の指示を入力する。遠隔制御装置は、端末から散水の指示を受けると、駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を変換テーブルから選択する。そして、遠隔制御装置は、選択した散水装置を制御して植物に散水する。
請求項3の発明は、ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、前記遠隔制御装置の制御により植物に散水すると共にバルブの開度が調節可能な複数の散水装置と、前記遠隔制御装置の制御により画像を撮影するカメラと、前記遠隔制御装置の制御により前記カメラの視線方向を動かすと共に前記視線方向を検出する駆動装置とを備え、前記遠隔制御装置は、前記視線方向と前記各散水装置とバルブの開度との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置に対応する開度を前記変換テーブルから読み出して、この散水装置のバルブの開度を制御することを特徴とする散水システムである。
請求項3では、自宅の庭などの各植物にそれぞれ散水するように、あらかじめ各散水装置を設置し、また、各植物をそれぞれ撮影可能な位置にカメラをセットしておく。さらに、遠隔制御装置は、カメラの視線方向と各散水装置とバルブの開度との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶している。この後、遠隔制御装置は、ネットワークを経由して端末から撮影開始の指示を受けると、カメラを制御して撮影した画像を端末に送り、また、カメラの視線方向を動かす指示を端末から受けると、駆動装置を制御してカメラを動かす。これにより、端末の所有者は、各植物の画像をそれぞれ見て、周囲の状態や植物の状態を判断してから、端末を操作して散水の指示を入力する。遠隔制御装置は、端末から散水の指示を受けると、駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を変換テーブルから選択する。そして、遠隔制御装置は、選択した散水装置を制御して植物に散水する。同時に、この散水装置に対応する開度を変換テーブルから読み出して、この散水装置のバルブの開度を制御する。
請求項4の発明は、ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、前記遠隔制御装置の制御により植物に散水すると共にバルブの開度が調節可能な複数の散水装置と、前記遠隔制御装置の制御により画像を撮影するカメラと、前記遠隔制御装置の制御により前記カメラの視線方向を動かすと共に前記視線方向を検出する駆動装置とを備え、前記遠隔制御装置は、前記視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置のバルブの開度を前記カメラのピントに応じて制御することを特徴とする散水システムである。
請求項4では、自宅の庭などの各植物にそれぞれ散水するように、あらかじめ各散水装置を設置し、また、各植物をそれぞれ撮影可能な位置にカメラをセットしておく。さらに、遠隔制御装置は、カメラの視線方向と各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶している。この後、遠隔制御装置は、ネットワークを経由して端末から撮影開始の指示を受けると、カメラを制御して撮影した画像を端末に送り、また、カメラの視線方向を動かす指示を端末から受けると、駆動装置を制御してカメラを動かす。これにより、端末の所有者は、各植物の画像をそれぞれ見て、周囲の状態や植物の状態を判断してから、端末を操作して散水の指示を入力する。遠隔制御装置は、端末から散水の指示を受けると、駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を変換テーブルから選択する。そして、遠隔制御装置は、選択した散水装置を制御して植物に散水する。同時に、この散水装置のバルブの開度をカメラのピントに応じて制御する。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の散水システムにおいて、前記植物の周囲温度を検出する温度センサを備え、前記遠隔制御装置は、前記温度センサが検出した温度を前記画像と共に前記端末に送ることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1に記載の散水システムにおいて、人体を検出する人体検出器を備え、前記遠隔制御装置は、前記人体検出器から人体の検出信号を受け取ると、前記散水装置を制御して散水を行うことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の散水システムにおいて、人体を検出する人体検出器を備え、前記遠隔制御装置は、前記人体検出器から人体の検出信号を受け取ると、少なくとも1つの前記散水装置を制御して散水を行うことを特徴とする。
請求項8の発明は、植物に散水する散水装置と植物を撮影するカメラとの利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記端末から散水の指示を受けると、前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水方法である。
請求項9の発明は、植物に散水する複数の散水装置と、画像を撮影するカメラと、前記カメラの視線方向を動かす駆動装置との利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、前記カメラの視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水開始の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水方法である。
請求項10の発明は、植物に散水する複数の散水装置と、画像を撮影するカメラと、前記カメラの視線方向を動かす駆動装置との利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、前記カメラの視線方向と前記各散水装置とバルブの開度との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水開始の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置に対応する開度を前記変換テーブルから読み出して、この散水装置のバルブの開度を制御することを特徴とする散水方法である。
請求項11の発明は、植物に散水する複数の散水装置と、画像を撮影するカメラと、前記カメラの視線方向を動かす駆動装置との利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、前記カメラの視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水開始の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置のバルブの開度を前記カメラのピントに応じて制御することを特徴とする散水方法である。
請求項1および請求項8の発明によれば、端末の所有者は、端末の画像から周囲の状態や植物の状態を見て、散水するかどうかを判断することができるので、これらの状態に合った散水を可能にする。つまり、請求項1および請求項8の発明によれば、周囲の状態や植物の状態の視認による散水を可能にする。また、請求項1および請求項8の発明によれば、従来のように複数のセンサからのデータを基にした制御を不要にするので、これらのセンサを不要にすると共に、散水のための制御を簡単にすることができる。
請求項2および請求項9の発明によれば、端末の所有者は、カメラの視線方向を動かして各植物の状態や周囲の状態をそれぞれ見て、散水するかどうかを判断することができるので、周囲の状態や植物の状態に合った散水を可能にする。つまり、請求項2および請求項9の発明によれば、周囲の状態や各植物の状態の視認による散水を可能にする。また、請求項2および請求項9の発明によれば、請求項1および請求項8の発明と同様に、従来のように複数のセンサからのデータを基にした制御を不要にするので、これらのセンサを不要にすると共に、散水のための制御を簡単にすることができる。
請求項3および請求項10の発明によれば、請求項2の効果に加えて、散水の際に、散水装置に対応する開度を変換テーブルから読み出して、この散水装置のバルブの開度を制御するので、散水装置からの散水が到達する距離を調節することができる。また、請求項3および請求項10の発明によれば、散水装置からの散水が到達する距離を調節することができるので、散水装置を一ヶ所に集めて設置することを可能にする。
請求項4および請求項11の発明によれば、請求項2の効果に加えて、散水の際に、散水装置のバルブの開度をカメラのピントに応じて制御するので、散水装置からの散水が到達する距離を調節することができる。また、散水装置からの散水が到達する距離をカメラのピントと連動して調節することができるので、散水装置を一ヶ所に集めて設置することを可能にする。
請求項5の発明によれば、遠隔制御装置が温度センサの検出した温度を画像と共に端末に送るので、端末は植物の画像と共に植物の周囲温度を表示することができ、これにより、端末の所有者は散水するかどうかを判断する際に植物の周囲温度を加えることができる。
請求項6および請求項7の発明によれば、遠隔制御装置が人体検出器から人体の検出信号を受け取ると、散水装置を制御して散水を行うので、自宅への侵入者に水を浴びせることができる。これにより、濡れた衣服を身に着けた侵入者の特定を視認により可能にする。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態による散水システムは、図1に示すように、端末として携帯電話機10Aおよびパーソナルコンピュータ10Bと、自宅100内に設置されている遠隔制御装置20と、収集装置30と、自宅100の庭などに設置されている散水設備40とを備えている。携帯電話機10Aは基地局1とネットワーク2とを経由して遠隔制御装置20と接続され、これにより各種データの送受信が可能である。また、パーソナルコンピュータ10Bは基地局1とネットワーク2とを経由して、または直接ネットワーク2を経由して遠隔制御装置20と接続され、これにより各種データの送受信が可能である。端末は遠隔制御装置20からの画像やデータを表示し、また、散水に関連する各種の指示を入力するものであり、この実施の形態では、端末として携帯電話機10Aを用いる場合を主に説明する。
収集装置30は、自宅100内または自宅100の庭などに設置されて、この庭の画像などを収集する。収集装置30は、図2に示すように、撮像装置31と温度センサ32とを備えている。温度センサ32は、自宅100の庭の温度を検出し、検出した温度を示す温度データを遠隔制御装置20に送る。
撮像装置31は、自宅100の庭を撮影して画像データを遠隔制御装置20に送る。撮像装置31は、図3(a)に示すように、カメラ31Aと雲台31Bとで構成されている。カメラ31Aは自宅100の庭を見渡せる所に設置されている。カメラ31Aは、遠隔制御装置20からの撮影開始信号で撮影を開始し、撮影終了信号で撮影を終了する。カメラ31Aは、撮影を開始すると、視線C1の方向に位置する画像であり、かつ、視野C2の範囲に入る画像を撮影し、撮影した画像を表す画像データを遠隔制御装置20に送る。
雲台31Bは、カメラ31Aを保持すると共に、カメラ31Aを水平方向と垂直方向とに駆動する。雲台31Bは、本体31B1と水平駆動部31B2と垂直駆動部31B3と固定台31B4とを備えている。本体31B1は、遠隔制御装置20から駆動信号を受け取ると、この駆動信号により水平駆動部31B2と垂直駆動部31B3とによる駆動を制御する。また、図示を省略しているが、本体31B1には三脚や支持具が設置可能であり、これにより、自宅100の庭を見渡せる室内や壁に雲台31Bが設置される。固定台31B4はカメラ31Aを固定するためのものである。水平駆動部31B2は、本体31B1の制御により固定台31B4を水平方向に駆動し、垂直駆動部31B3は、本体31B1の制御により固定台31B4を垂直方向に駆動する。つまり、水平駆動部31B2は、図3(b)に示すように、矢印A1方向および逆方向にカメラ31Aを旋回し、垂直駆動部31B3は、図3(c)に示すように、矢印A2方向および逆方向にカメラ31Aを旋回する。
これにより、雲台31Bは、カメラ31Aの視線C1の方向を任意に移動可能である。このとき、雲台31Bの本体31B1は、あらかじめ設定されている基準位置に対する固定台31B4の向きを検出し、検出した向きを表すX座標、Y座標、およびZ座標を方向座標データとして遠隔制御装置20に送る。つまり、方向座標データはカメラ31Aの視線C1の方向を表す。
散水設備40は、自宅100の庭に設置されて、庭の植物に水をまく。散水設備40は、先の図2に示すように散水装置41〜44を備え、散水装置41は水制御器41Aと水出口41Bとを備えている。同様に、散水装置42〜44は水制御器42A〜44Aと水出口42B〜44Bとをそれぞれ備えている。散水装置42〜44は散水装置41と同様であるので、以下では散水装置41について説明し、散水装置42〜44の説明を省略する。
散水装置41の水制御器41Aは、図4に示すように、水道200に接続されている。水制御器41Aは内部にバルブ41A1を備え、バルブ41A1は遠隔制御装置20からの開閉信号によって開閉する。これにより、バルブ41A1は水道200からの水を水出口41Bに供給し、また、水の供給を停止する。水出口41Bは、立上がり部41B1とノズル41B2とを備えている。立上がり部41B1は、図示を省略しているが、水制御器41Aからの水を流すパイプと、このパイプが地面から立ち上がるようにこのパイプを支持する支柱とで構成されている。ノズル41B2は、水制御器41Aからの水を広範囲に散水する。こうした水出口41Bにより、自宅100の庭の植物などに水をまくことが可能である。
また、散水対象は樹木だけではなく花畑などのように範囲のあるものがあるので、ノズル41B2は、シャワー、噴霧などの水を散水するように、交換可能である。
この実施の形態では、図5に示すように、自宅100の庭に配置されている樹木T1〜T5に対して散水する場合を例とする。散水装置41〜44が散水する範囲が散水範囲411〜441であるとき、例えば散水装置41の散水範囲411に樹木T1が入り、散水装置42の散水範囲421に樹木T2、T3が入り、散水装置43の散水範囲431に樹木T4が入り、散水装置44の散水範囲441に樹木T5が入るように、散水装置41〜44が配置されている。
遠隔制御装置20は、携帯電話機10Aからの指示に従って散水設備40を制御するものであり、図6に示すように、処理部21、通信制御部22、入力部23、出力部24、記憶部25、およびインタフェース部26を備えている。通信制御部22、入力部23、出力部24、記憶部25、およびインタフェース部26はバス27により処理部21に接続されている。
通信制御部22は、ネットワーク2に接続され、ネットワーク2を経由して携帯電話機10Aやパーソナルコンピュータ10Bなどの端末とデータの送受信をする。入力部23は各種データを入力するものであり、出力部24は入力部23から入力されたデータなどを表示する。インタフェース部26は収集装置30および散水設備40を接続し、これらと各種データの送受信をする。
記憶部25は、遠隔制御装置20に必要な処理手順を記憶すると共に、変換テーブルを記憶する。変換テーブルは、散水装置41〜44の水出口41B〜44Bと、雲台31Bの固定台31B4の方向との関係を表すものであり、この実施の形態では、水出口41B〜44Bに付けられた後述の番号A1〜A4と、固定台31B4の方向座標データB1〜B5(図5)との対応関係を表している。方向座標データB1は、図7に示すように、カメラ31Aの視野C2に例えば樹木T1がある場合、カメラ31Aの視線C1が樹木T1を捕らえたとき、このときの雲台31Bの固定台31B4の向きを表すX座標、Y座標、およびZ座標である。つまり、方向座標データB1はカメラ31Aが樹木T1を捕らえたとき、このときのカメラ31Aの視線C1の方向を表している。同じように、方向座標データB2は、カメラ31Aが樹木T2を捕らえたときのカメラ31Aの視線C1の方向を表し、方向座標データB3は、カメラ31Aが樹木T3を捕らえたときのカメラ31Aの視線C1の方向を表す。また、方向座標データB4は、カメラ31Aが樹木T4を捕らえたときのカメラ31Aの視線C1の方向を表し、方向座標データB5は、カメラ31Aが樹木T5を捕らえたときのカメラ31Aの視線C1の方向を表す。
こうした方向座標データB1〜B5と水出口41B〜44Bとの対応を表すのが、図8に示す変換テーブル25Aである。つまり、方向座標データB1が示す方向に位置する樹木T1は、散水装置41の散水範囲411にあるので、変換テーブル25Aでは、散水装置41の水出口41Bを表す番号A1と方向座標データB1とが対応している。同じようにして、方向座標データB2が示す方向に位置する樹木T2および方向座標データB3が示す方向に位置する樹木T3は、散水装置42の散水範囲421にあるので、変換テーブル25Aでは、散水装置42の水出口42Bを表す番号A2と、方向座標データB2および方向座標データB3とがそれぞれ対応している。また、方向座標データB4が示す方向に位置する樹木T4は、散水装置43の散水範囲431にあるので、変換テーブル25Aでは、散水装置43の水出口43Bを表す番号A3と方向座標データB4とが対応し、方向座標データB5が示す方向に位置する樹木T5は、散水装置44の散水範囲441にあるので、変換テーブル25Aでは、散水装置44の水出口44Bを表す番号A4と方向座標データB5とが対応している。
このような変換テーブル25Aは、例えば入力部23と出力部24とにより、記憶部25に入力されて記憶される。
処理部21は、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置であり、記憶部25に記憶されている処理手順に従って収集装置30と散水設備40とを制御して植物散水処理をする。つまり、図9および図10に示すように、処理部21は、通信制御部22を経由して、端末から撮影開始の指示を受けると(ステップS1)、収集装置30のカメラ31Aに撮影開始信号を送る(ステップS2)。処理部21は、カメラ31Aから画像データを受け取り、温度センサ32から温度データを受け取ると(ステップS3)、通信制御部22を経由して、画像データおよび温度データを端末に送る(ステップS4)。
この後、処理部21は、カメラ駆動の指示を端末から受けると(ステップS5)、カメラ31Aを動かすための駆動信号を撮像装置31の雲台31Bに送る(ステップS6)。ステップS6の後、処理部21は端末から散水開始の指示を受けると(ステップS7)、撮像装置31の雲台31Bから方向座標データを読み出し(ステップS8)、この方向座標データに対応する散水装置の水出口の番号を、変換テーブル25Aを参照して選択する(ステップS9)。この後、処理部21は、ステップS9で選択した水出口の番号を持つ散水装置に開信号を送る(ステップS10)。ステップS10の後、処理部21は、端末から散水終了の指示を受けると(ステップS11)、ステップS10で開信号を送った散水装置に対して閉信号を送る(ステップS12)。ステップS11で散水終了の指示がなければ、処理部21は散水を続行して散水終了の指示を待つ。
処理部21は、端末から撮影終了の指示を受けると(ステップS13)、収集装置30のカメラ31Aに撮影終了信号を送り(ステップS14)、植物散水処理を終了する。なお、ステップS13で撮影終了の指示がなければ、処理部21は処理をステップS5に処理を戻す。さらに、ステップS5でカメラ駆動の指示がない場合、また、ステップS7で散水開始の指示がない場合、処理部21は所定時間の経過後に植物散水処理を終了する。
以上がこの実施の形態による散水システムの構成である。次に、この散水システムを用いた散水方法について説明する。携帯電話機10Aを所有する自宅100の居住者が外出した場合、樹木T1〜T5に水をやるかどうかを決めるとき、携帯電話機10Aを所有する居住者(所有者)は、図11に示す携帯電話機10Aのキー10A1を操作して撮影開始を指示する。これにより、自宅100に設置されている遠隔制御装置20が収集装置30のカメラ31Aに撮影開始信号を送り、カメラ31Aが自宅100の庭の撮影を開始する。遠隔制御装置20は、カメラ31Aからの画像データと、温度センサ32が検出した温度を表す温度データとを受け取り、これらのデータを携帯電話機10Aに送る。携帯電話機10Aは、画像データと温度データとを受け取ると、ディスプレイパネル10A2に画像と温度とを表示する。
この後、所有者は、例えば樹木T1の画像を得るために、携帯電話機10Aのナビゲーションボタン10A3を操作してカメラ31Aを駆動する。遠隔制御装置20は、携帯電話機10Aからカメラ駆動の指示を受けると、駆動信号を雲台31Bに送る。これにより、雲台31Bはカメラ31Aを動かして、カメラ31Aの視線C1を移動する。
カメラ31Aの駆動によりカメラ31Aの視線C1が樹木T1に向けられると、携帯電話機10Aのディスプレイパネル10A2に樹木T1が映し出され、所有者は庭の状態や樹木T1の状態を観察し、さらに、ディスプレイパネル10A2に映し出されている温度を参考にして、散水が必要かどうかを判断する。散水が必要と判断すると、所有者は、携帯電話機10Aの決定ボタン10A4を操作して、樹木T1に対する散水開始を指示する。このとき、雲台31Bの方向座標つまりカメラ31Aの視線C1の方向を示すデータが方向座標データB1である。遠隔制御装置20は、雲台31Bから方向座標データB1を読み出し、変換テーブル25Aを参照して方向座標データB1に対応する水出口A1を選択する。そして、遠隔制御装置20は水出口A1を持つ散水装置41に対して開信号を送る。これにより、散水装置41の水出口A1から水が放出され、樹木T1に水が与えられる。
所有者は携帯電話機10Aのディスプレイパネル10A2を見て樹木T1に適切な量の水分が与えられたと判断すると、携帯電話機10Aの決定ボタン10A4を操作して、樹木T1に対する散水終了を指示する。遠隔制御装置20は、散水装置41に対して閉信号を送る。これにより、散水装置41からの散水が止まり、樹木T1に対する散水が終了する。この後、所有者は、同じようにして他の樹木T2〜T5の画像を見て、周囲の状態や樹木の状態に応じて散水する。
こうして、この実施の形態により、居住者が自宅100から離れた所に居ても、携帯電話機10Aに写し出された画像から、庭の状態や植物の状態に応じて、この樹木に対して適切な量の水を与えることができる。つまり、居住者の視認による適切な量の散水を可能にする。また、従来のように複数のセンサからのデータを基にした制御を不要にするので、この実施の形態により、これらのセンサを不要にすると共に、散水のための制御を簡単にすることができる。
(実施の形態2)
この実施の形態では、実施の形態1の散水装置41〜44として次ぎのものを用いる。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。この実施の形態による散水装置41〜44は同じ構成であるので、散水装置41について説明し、散水装置42〜44の説明を省略する。この実施の形態による散水装置41は、この装置から離れた一定範囲の場所に、ノズル41B2から散水する。このとき、散水装置41のバルブ41A1の開度が遠隔制御装置20からの開度信号によって制御され、バルブ41A1の開度が大きくなると、ノズル41B2から放出される水が遠方まで達する。また、バルブ41A1の開度が小さくなると、ノズル41B2から放出される水は、開度が大きい場合に比べて近くにしか達しない。つまり、散水装置41の散水距離はバルブ41A1の開度によって調節可能である。
この実施の形態では、実施の形態1の図5のように配置した散水装置41〜44を、例えば図12に示すように配置する。つまり、散水装置41〜44を樹木T1〜T4の配置に対して中央位置Eとなる所に集中して配置する。中央位置Eから距離E1の所まで水を到達させるための散水装置41〜44のバルブ41A1〜44A1の開度がD1であり、中央位置Eから距離E2の所まで水を到達させるためのバルブ41A1〜44A1の開度がD2である。また、中央位置Eから距離E3の所まで水を到達させるためのバルブ41A1〜44A1の開度がD3である。つまり、開度は、
D1<D2<D3
のように、D1、D2、D3の順に大きくなっている。これらの開度D1〜D3は、例えば散水装置41〜44による散水テストであらかじめ求められている。
この実施の形態では、処理部21は実施の形態1の変換テーブル25Aの代わりに、図13に示す変換テーブル25Bを記憶している。変換テーブル25Bでは、変換テーブル25Aに対して、バルブ41A1〜44A1の開度が新たに加わっている。つまり、方向座標データB1が示す方向に位置する樹木T1は、散水装置41のバルブ41A1の開度がD2のときに水が到達する距離E2に在るので、変換テーブル25Bでは、散水装置41の水出口41Bを表す番号A1と開度D2と方向座標データB1とが対応している。同じようにして、方向座標データB2が示す方向に位置する樹木T2は、散水装置42のバルブ42A1の開度がD3のときに水が到達する距離E3に在るので、変換テーブル25Bでは、散水装置42の水出口42Bを表す番号A2と開度D3と方向座標データB2とがそれぞれ対応し、方向座標データB3が示す方向に位置する樹木T3は、散水装置43のバルブ43A1の開度がD2のときに水が到達する距離E2に在るので、変換テーブル25Bでは、散水装置43の水出口43Bを表す番号A3と開度D2と方向座標データB3とがそれぞれ対応している。また、方向座標データB4が示す方向に位置する樹木T4は、散水装置44のバルブ44A1の開度がD1のときに水が到達する距離E1に在るので、変換テーブル25Bでは、散水装置44の水出口44Bを表す番号A4と開度D1と方向座標データB4とがそれぞれ対応している。
遠隔制御装置20は、ステップS10を実行する場合に、ステップS9で選択した水出口の番号を持つ散水装置に開信号を送るときに、この水出口の番号と共に変換テーブル25Bに記憶されている開度を読み出し、この開度を示す開度信号を送る。
こうした実施の形態により、実施の形態1の効果に加えて次ぎの効果がある。つまり、実施の形態2では、携帯電話機10Aに写し出された樹木に散水する際に、遠隔制御装置20が開度信号を散水装置41〜44に送って散水距離を調節するので、散水装置41〜44を集中配置することができる。これにより、散水装置41〜44の設置を極めて容易にすることができる。
(実施の形態3)
この実施の形態では実施の形態2のカメラ31Aを中央位置Eに配置する。また、この実施の形態では実施の形態2の散水装置41〜44を用いるが、変換テーブルは実施の形態1の変換テーブル25Aを用いる。つまり、この実施の形態では、散水装置41〜44の開度D1〜D3を変換テーブルに登録しない。このために、実施の形態3では、遠隔制御装置20はステップS10を実行する場合に、ステップS9で選択した水出口の番号を持つ散水装置に開信号を送るときに、カメラ31Aのピントに連動した開度を開度信号として散水装置に送る。カメラ31Aのピントは所有者が端末を操作することにより調整される。これにより、散水対象の樹木にカメラ31Aのピントが合うと、ピントはこの樹木までの距離に対応するので、遠隔制御装置20はピントに応じた開度信号を散水装置に送る。これにより、この散水装置からの水がピントの合った樹木に達する。
こうした実施の形態により、実施の形態1の効果に加えて、次ぎの効果がある。つまり、この実施の形態では、携帯電話機10Aに写し出された樹木に散水する際に、カメラ31Aのピントに連動して各散水装置のバルブの開度を決めるので、すべての散水装置41〜44を集中配置することができる。これにより、散水装置41〜44の設置を極めて容易にすることができる。しかも、あらかじめ各樹木に応じた開度を散水テストなどから得て変換テーブル25Aに設定する過程を不要にすることができる。
(実施の形態4)
この実施の形態では図14に示すように、収集装置30は、撮像装置31および温度センサ32に加えて、人体検知器33を備えている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。
人体検知器33は、自宅100の庭を見渡せる所に設置されている。人体検知器33は、人体を検出したときに、また、検出対象が動くときに、人体検出を表す検出信号を遠隔制御装置20に出力する。
遠隔制御装置20の処理部21は、先の植物散水処理に加えて、次ぎの防犯散水処理をする。つまり、図15に示すように、処理部21は、人体検知器33から検出信号を受け取ると(ステップS21)、散水設備40の散水装置41〜44に開信号を送る(ステップS22)。同時に、ステップS22では、処理部21はカメラ31Aに撮影開始信号を送ると共に侵入者があることを端末に通知する。ステップS22の後、処理部21は、カメラ31Aから画像データを受け取ると、画像データを端末に送る(ステップS23)。処理部21は、所定時間が経過したかどうかを判断し(ステップS24)、所定時間が経過すると、散水装置41〜44に閉信号を送る(ステップS25)。この後、端末から撮影終了の指示を受けると(ステップS26)、処理部21はカメラ31Aに撮影終了信号を送り(ステップS27)、防犯散水処理を終了する。
従来の防犯システムであれば、カメラと記録装置とを備え、カメラが撮影した画像を記録装置が記憶する。そして、侵入者があった場合、記録装置の画像から侵入者の身体的な特徴や顔を確認する。しかし、従来の防犯システムでは、高精度なカメラを用いないと、身体的な特徴や顔を確実に確認することができない。また、侵入者があった場合、記録装置を操作して画像を調べるので、身体的な特徴や顔を確認するまで時間を要し、侵入者が逃走する時間を与えてしまう。
これに対して、この実施の形態によれば、人体検知器33が侵入者を検出すると、携帯電話機10Aは侵入者があることを所有者に知らせると共に庭の画像をディスプレイパネル10A2に表示するので、所有者が警察などに連絡をすることができる。同時に、散水装置41〜44が一斉に散水して侵入者に水を浴びせるので、侵入者が逃走した場合でも、即時にかつ視認により、濡れた衣服を身に着けた侵入者の特定を可能にする。また、この実施の形態によれば、植物に散水する散水設備40を用いるので、従来のように、高精度なカメラや記録装置を不要にすることができる。
以上、この発明の実施の形態1〜4を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、実施の形態1では、温度センサ32を用いたが、温度センサ32の代わりに湿度を検出するセンサや、雨を検出するセンサなど各種のセンサが利用可能である。さらに、実施の形態1では散水装置41〜44を用いたが、庭の広さなどにより散水装置が1つで間に合う場合には、カメラ31Aを固定して特定の樹木だけ撮影すればよいので、この場合には、変換テーブル25Aと雲台31Bとを不要にして、視認による散水を可能にする。
実施の形態2および実施の形態3では、散水装置41〜44を別体としたが、散水装置41〜44を一体にして用いてもよい。散水装置41〜44を一体にすれば、散水装置41〜44の設置がさらに容易になる。
実施の形態4では、人体検知器は1つだけ設置したが、複数の人体検知器を自宅100の庭などに設置してもよい。また、人体検知器を散水装置41〜44にそれぞれ一体的に設けてもよく、この外にも温度変化で侵入者を検出するなどの各種の人体検知器の設置が可能である。
また、実施の形態4では、カメラ31Aに撮影開始信号を送り、同時に、端末に侵入者ありを通知したが、これらを省いてネットワーク2と切り離した防犯システムを構成してもよい。つまり、この防犯システムは、先のステップS22で散水設備40の散水装置41〜44に開信号を送り、この後、続いてステップS24とステップS25の処理を行って、防犯散水処理を終了する。
さらに、実施の形態4では、人体検知器33が人体を検出すると、処理部21が自動的に散水を開始したが、人体を検出した後、端末からの指示で散水を開始してもよい。このために、処理部21は、図15のステップS22とステップS23の代わりに、図16に示すステップS31〜S34を行う。つまり、ステップS21で検出信号を受け取ると、処理部21はカメラ31Aに撮影開始信号を送ると共に侵入者があることを端末に通知する(ステップS31)。この後、処理部21は、カメラ31Aから画像データを受け取ると、画像データを端末に送る(ステップS32)。そして、処理部21は、端末から散水開始の指示を受けると(ステップS33)、散水装置41〜44に開信号を送る(ステップS34)。この後、処理部21は、先のステップS24〜S27の処理を行い、防犯散水処理を終了する。なお、ステップS33で所定時間が経過すると、処理部21は、散水しないで処理をステップS26に進めるが、これは、撮影された人が侵入者ではないと所有者が判断したためである。
この発明の実施の形態1による散水システムを示す構成図である。 実施の形態1の収集装置および散水設備を示す構成図である。 図2の撮像装置を示す図であり、図3(a)は撮像装置の正面図、図3(b)は撮像装置の平面図、図3(c)は撮像装置の側面図である。 図2の散水装置の構成を示す構成図である。 図2の各散水装置の配置を示す配置図である。 図2の遠隔制御装置の構成を示す構成図である。 図3のカメラが撮影した画像の例を示す図である。 変換テーブルの例を示す図である。 図6の処理部による植物散水処理を示すフローチャートである。 図6の処理部による植物散水処理を示すフローチャートである。 実施の形態1の動作を説明する説明図である。 実施の形態2による各散水装置の配置を示す配置図である。 実施の形態2による変換テーブルの例を示す図である。 この発明の実施の形態4による収集装置および散水設備を示す構成図である。 実施の形態4の処理部による防犯散水処理を示すフローチャートである。 実施の形態4の処理部による別の防犯散水処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 基地局
2 ネットワーク
10A 携帯電話機
10B パーソナルコンピュータ
20 遠隔制御装置
30 収集装置
31 撮像装置
31A カメラ
31B 雲台(駆動装置)
32 温度センサ
33 人体検知器
40 散水設備
41〜44 散水装置
41B〜44B 水出口
100 自宅
200 水道

Claims (11)

  1. ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により植物に散水する散水装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により植物の画像を撮影するカメラと、
    を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記端末から散水の指示を受けると、前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水システム。
  2. ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により植物に散水する複数の散水装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により画像を撮影するカメラと、
    前記遠隔制御装置の制御により前記カメラの視線方向を動かすと共に前記視線方向を検出する駆動装置と、
    を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水システム。
  3. ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により植物に散水すると共にバルブの開度が調節可能な複数の散水装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により画像を撮影するカメラと、
    前記遠隔制御装置の制御により前記カメラの視線方向を動かすと共に前記視線方向を検出する駆動装置と、
    を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記視線方向と前記各散水装置とバルブの開度との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置に対応する開度を前記変換テーブルから読み出して、この散水装置のバルブの開度を制御することを特徴とする散水システム。
  4. ネットワークを経由して端末による利用が可能な散水システムであって、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続される遠隔制御装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により植物に散水すると共にバルブの開度が調節可能な複数の散水装置と、
    前記遠隔制御装置の制御により画像を撮影するカメラと、
    前記遠隔制御装置の制御により前記カメラの視線方向を動かすと共に前記視線方向を検出する駆動装置と、
    を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、前記端末から散水の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置のバルブの開度を前記カメラのピントに応じて制御することを特徴とする散水システム。
  5. 前記植物の周囲温度を検出する温度センサを備え、
    前記遠隔制御装置は、前記温度センサが検出した温度を前記画像と共に前記端末に送ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の散水システム。
  6. 人体を検出する人体検出器を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記人体検出器から人体の検出信号を受け取ると、前記散水装置を制御して散水を行うことを特徴とする請求項1に記載の散水システム。
  7. 人体を検出する人体検出器を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記人体検出器から人体の検出信号を受け取ると、少なくとも1つの前記散水装置を制御して散水を行うことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の散水システム。
  8. 植物に散水する散水装置と植物を撮影するカメラとの利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、
    前記端末から散水の指示を受けると、前記散水装置を制御して前記植物に散水することを特徴とする散水方法。
  9. 植物に散水する複数の散水装置と、画像を撮影するカメラと、前記カメラの視線方向を動かす駆動装置との利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、
    前記カメラの視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、
    前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、
    前記端末から散水開始の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、
    選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水する、
    ことを特徴とする散水方法。
  10. 植物に散水する複数の散水装置と、画像を撮影するカメラと、前記カメラの視線方向を動かす駆動装置との利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、
    前記カメラの視線方向と前記各散水装置とバルブの開度との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、
    前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、
    前記端末から散水開始の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、
    選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置に対応する開度を前記変換テーブルから読み出して、この散水装置のバルブの開度を制御する、
    ことを特徴とする散水方法。
  11. 植物に散水する複数の散水装置と、画像を撮影するカメラと、前記カメラの視線方向を動かす駆動装置との利用を、ネットワークを経由して端末により可能にする散水方法であって、
    前記カメラの視線方向と前記各散水装置との対応を示す変換テーブルをあらかじめ記憶し、
    前記ネットワークを経由して前記端末に接続された後、前記端末から撮影開始の指示を受けると、前記カメラを制御して撮影した画像を前記端末に送り、
    前記カメラの視線方向を動かす指示を前記端末から受けると、前記駆動装置を制御して前記カメラを動かし、
    前記端末から散水開始の指示を受けると、前記駆動装置から受け取った視線方向に対応する散水装置を前記変換テーブルから選択し、
    選択した前記散水装置を制御して前記植物に散水すると共にこの散水装置のバルブの開度を前記カメラのピントに応じて制御する、
    ことを特徴とする散水方法。

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