JP2001344381A - 農園情報収集・管理システム - Google Patents

農園情報収集・管理システム

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JP2001344381A
JP2001344381A JP2000162523A JP2000162523A JP2001344381A JP 2001344381 A JP2001344381 A JP 2001344381A JP 2000162523 A JP2000162523 A JP 2000162523A JP 2000162523 A JP2000162523 A JP 2000162523A JP 2001344381 A JP2001344381 A JP 2001344381A
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Nobuo Akiba
信夫 秋葉
Hiroaki Kawasaki
博明 川崎
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Original Assignee
Futaba Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 契約している農地の現状をパーソナルコンピ
ュータから容易に把握する。 【解決手段】 ユーザ20と農園30、40は、通信ネ
ットワーク22を 介したパーソナルコンピュータ21
及び32、42が互いに接続されている。農園は、各管
理室31、41内にパーソナルコンピュータ32、42
を有し、特定小電力無線(SS無線)設備33、43と
接続されいる。各農園の作付け農地36、46は、区画
され、ビデオカメラ35、45、気象情報処理装置3
4、44及び自動散水装置47等が設置され、特定小電
力無線設備33、43と信号の送受信が可能なようにさ
れており、各管理室31、41からパーソナルコンピュ
ータ32、42によって作付け農地の管理が可能なよう
になっており、管理状況をユーザも把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔地より農園の
作付け状況や農作業の情報を収集でき、管理することが
できる農園情報収集・管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康や自然への関心が高まり、そ
の反映として、健康食品の人気や自然回帰としての土い
じりや家庭菜園等が人気を博している。健康食品への関
心は、その表れとして、有機栽培された米や野菜への関
心が高まっている。しかしながら、有機栽培といって
も、農林水産省の「有機農産物等特別表示ガイドライ
ン」からも分るように、一般に有機栽培と称している農
産物は、有機農産物と特別栽培農産物とからなり、有機
農産物と特別栽培農産物の定義からは、店頭で売られて
いる農産物を見てもどのように栽培されたものかは判別
が付かず、ユーザーは表示を頼りに購入している状態で
ある。
【0003】そこで、少しでも安心できる有機栽培され
た野菜等(以下、「有機農産物」という。)を入手する
方法として有機農産物を栽培している農家とインターネ
ット及びサークル等を介して、直接有機農産物を定期的
に購入する方法、いわゆる産直栽培や契約栽培と称され
ている方法が採られている。これにしても実際には、有
機農産物を栽培している農家や間に入っているサークル
等の信用で購入しているにすぎず、有機栽培している状
態を自分の目で確かめて野菜を購入している例は少な
く、ユーザー自身が有機栽培とはどのようなものかを実
感できるようなケースはまれであった。
【0004】また、自然回帰としての土いじり等に関心
のあるユーザーは、安心できる農産物の自給方法とし
て、土地を借用し、肥料/植え込み/手入れ/収穫を自
分の手で行う貸家庭農園方法に強い関心を持っている。
しかしながら、この方法も、ユーザーの居住地の近くに
貸家庭農園を確保できた場合はよいが、遠方になればな
る程、手入れ等に時間をかけられなくなり、途中で挫折
してしまうケースが多かった。そのうえ、有機農法は、
従来の化学肥料や農薬に頼る農法と違って人手を必要と
するものであり、また、それ相応の知識、経験を必要と
し、小規模の農園ならともかく、ある程度の規模の家庭
農園を管理することは農業の経験の少ない都会生活者に
とっては、収穫するまでのノウハウがなく害虫被害/水
不足・過多/施肥での対応方法で挫折する場合が多くあ
った。そのため規模の拡張ができず、また拡張のための
有効な方法もなかった。
【0005】このように、家庭農園等によって自らの労
働で野菜を収穫したいという強い希望がある反面、収穫
手前で挫折する場合が多くあり、自分の手で土いじりを
してその収穫物を食前に載せたいというユーザーは、家
庭農園を手軽に運営できる方法を求めていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ユーザーの
強い関心である有機栽培した野菜を安定的に自給したい
というユーザーの要望の障害となっている、有機農産物
を栽培している農園が近くになく、その栽培の実際を体
感できないこと、そして、貸家庭農園が自宅の近くに確
保できず、さらにその規模も大きくできないというこ
と、手入れ等の農作業のノウハウがないということ、貸
家庭農園の状況(農園の気象等)が把握できず、農産物
の生育や気象条件の変化に迅速に対応できないという課
題を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段は、有機農産物栽培等をしている農園と契約
しているユーザーが農園に頻繁に足を運ばずとも有機栽
培の実際を体感できる農園管理システムに関し、更に、
貸家庭農園利用者が実際に農園に出かけなくても自己の
借り受けている農園の管理が出来るようにすることによ
って、貸家庭農園の農園管理を支援するシステム、に関
する。
【0008】本発明の請求項1は、ユーザと農園とが通
信ネットワークを介してパーソナルコンピュータにより
接続された農園情報収集・管理システムにおいて、前記
農園内に設置された天候測定システム及び農園の画像情
報を撮影するカメラ、前記天候測定システムによって測
定された測定データによる前記農園の気象情報と、前記
カメラが撮影した前記農園の画像情報を遠隔収集するシ
ステムとからなることを特徴とする農園情報収集・管理
システムである。
【0009】本発明の請求項2は、前記農園の気象情報
と前記農園の画像情報とが前記通信ネットワークを介し
て各ユーザーに情報として提供されるシステムを備えた
ことを特徴とし、請求項3は、前記ユーザの農園に関す
るメッセージに対して応答するシステムを有することを
特徴とし、請求項4は、前記ユーザの農園に関する農作
業を通信ネットワークを介して依頼し、該農作業を実施
するシステムを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明を契約栽培農園シス
テム、及び貸家庭農園システムに実施した場合の本発明
の実施の形態である農園情報収集・管理システムを示す
全体構成図、図2、図3は、ユーザー側のパソコンの画
面表示を示す図、図4は気象情報処理装置を含む農園側
の情報収集・管理装置のシステム構成を示す図である。
【0011】なお、本発明の実施の態様において、契約
栽培農園とは、ユーザーが栽培方法及び栽培作物を特定
して契約し、その収穫物を受け取るシステムを指すもの
とし、貸家庭農園とは、農園の区画された土地を借りて
ユーザーが自分で作付けから収穫までを行うシステムを
指すものとする。以下の本発明の実施の態様の説明にお
いては、両システムを断りがなければ、分けずに説明す
る。
【0012】図1は、本発明を全体構成を示す。ユーザ
20A、20B、20Cと契約栽培農園30又は、各家
庭農園は、通信ネットワーク22(インターネット又は
ケーブルネット)を介したパーソナルコンピュータ21
A、21B、21C及び32、42が互いに通信ネット
ワーク22により接続可能に設置されている。各ユーザ
ー20が持っているパーソナルコンピュータ21は、通
信ネットワークに接続可能なものであれば何でも良く、
各パソコン21には、契約栽培農園30、又は貸家庭農
園40のホームページにアクセスするのに必要なハード
及びソフトが備えられている。
【0013】契約栽培農園30と貸家庭農園40は、各
管理室31、41内にパーソナルコンピュータ32、4
2を有し、特定小電力無線(SS無線)設備33、43
と接続されいる。各農園30、40の作付け農地36、
46は、区画1−1、1−2、1−3、2−1、2−
2、2−3…と区画され、ビデオカメラ35、45、気
象データを収集する各種測定器を備えた気象情報処理装
置34、44及び自動散水装置37、47等が設置さ
れ、特定小電力無線設備33、43を介して信号の送受
信が可能なようにされており、各管理室31、41から
パーソナルコンピュータ32、42によって作付け農地
の管理が可能なようになっている。
【0014】図2、図3は、ユーザ20がパーソナルコ
ンピュータ21によって通信ネットワーク22によって
各農園のホームページにアクセスしたときに表示される
表示画面であって、契約栽培農園30の場合は、図2の
表示画面24が、各家庭農園40の場合は、図3の表示
画面25が表示される。
【0015】図2に示される契約栽培農園30のホーム
ページの画面24は、農園30のビデオカメラ35から
の映像を表示する領域241、カメラ35の映像を切り
替えるカメラ制御ボタン領域242、農園30からの作
物管理メモを表示する領域243、農園30の気象情報
を表示する領域245、ユーザ20から農園30に送る
メッセージ作成及び表示領域246、農園30からの特
定ユーザ20へのメッセージ及びユーザからの問い合わ
せに対する回答を表示する領域247から構成されてい
る。
【0016】契約栽培農園30の場合、農園側は、契約
された作物の播種から収穫までの農作業を表示画面24
内の領域241に画像(動画又は静止画、作業自体も画
像として表示させることができる)、具体的な作業を領
域243に文字情報として表示させることができ、合わ
せて気象情報もユーザに知らせることができる。ユーザ
は、農園内の観察したいところにビデオカメラを向ける
ようにする事ができるとともに、表示画面24に表示さ
れた情報以外にも、メッセージとして、農園管理者に質
問や問い合わせをし、その回答を得ることができる。
【0017】契約栽培農園30の場合、ユーザ20が農
園と契約している作物の生育状況や農作業の内容を自宅
のパーソナルコンピュータ21によっていつでも確認で
きることでき、かつ、農園側も作物の生育状況、作業の
進捗状況及び内容を常にユーザに知らせることができ、
契約栽培のユーザと農園側の意思の疎通を十分に図るこ
とができる。
【0018】図3に示される貸家庭農園40のホームペ
ージの表示画面25は、農園40のビデオカメラ45か
らの映像を表示する領域251、カメラ45の映像を切
り替えるカメラ制御ボタン領域252、農園への作業依
頼を行う領域253、作業依頼に対する課金額を表示す
る領域254、農園40の気象情報を表示する領域25
5、ユーザ20から農園40に送るメッセージ作成及び
表示領域256、農園40からの特定ユーザ20へのメ
ッセージ及びユーザからの問い合わせに対する回答を表
示する領域257から構成されている。
【0019】貸家庭農園40の場合、農園側は、前述の
契約栽培農園と同様の情報表示を行うとともに、ユーザ
ーからの作業依頼を受け、農作業を代行すること及びそ
の代行作業の料金をユーザーに報知することができ、更
にユーザへ農作業についてのアドバイスもユーザからの
問い合わせに対する回答をする領域257によって行う
こともできる。ユーザ20は、自分が借りている作付け
農地46の管理を個々の作業毎に委託できるため、自ら
作業ができないときでも作物を枯らしたりして、農園管
理を放棄するようなことをせずに済む。
【0020】図2、図3に示されているように、各表示
画面24、25は、契約栽培農園又は貸家庭農園の用途
によって表示画面には相違があるが、気象情報の表示、
作付け農地の画像表示、双方向のメッセージの交信が可
能であれば、画面のレイアウトは種々変更可能である。
【0021】図4は、本発明の実施の形態で用いられる
天候測定システムである気象情報処理装置を示す全体構
成図である。図4において、気象情報処理装置は、各種
気象を測定し対応する気象情報信号を出力する気象測定
手段及び気象測定手段からの気象情報信号を受信し、表
示処理等を行い気象情報を処理する気象情報処理手段と
によって構成されている。気象測定手段は農園30、4
0の屋外に設置され、気象情報処理手段は農園事務室内
に設置され(農園のパーソナルコンピュータ32、42
で行えるようにハード及びソフトが備えられている)、
双方は特定小電力無線設備33(43)によって信号の
送受信が可能になっている。
【0022】まず、気象測定手段について説明すると、
太陽光を受けて発電する光発電手段としての太陽電池5
01は、アナログ/デジタル(A/D)変換器502を
介して中央処理装置(CPU)514に接続されてい
る。太陽電池501の出力信号の有無により、日照時間
等を測定することができる。
【0023】風を受けて発電する風力発電手段としての
風力計503は、デコーダ505を介してCPU514
に接続されている。風力計503は一般的な構成のもの
で、風の抵抗を受ける形をした回転体を設け、前記回転
体にはN極及びS極がその内側と外側に配置してあり、
内側が風で回転する事により発電するように構成されて
いる。風力計503に風が当たると、回転体が風速に応
じた回転数で回転し、発電する。前記発電によって得ら
れる信号は、風速に対応した風速信号であり、前記風力
信号に基づいて風速が決定される。
【0024】太陽電池501及び風力計503の発電電
力は、2次蓄電池504に供給されて蓄電されるととも
に、気象測定手段を構成するA/D変換器502、CP
U514、無線送信器520等の電気回路の駆動用とし
て給電され、これらの電源として使用される。これによ
り、電源供給及び気象情報通信のための配線は不要とな
り、通信可能範囲内であれば場所を選ばず設置可能とな
る。
【0025】一方、漏斗506、発光素子507、受光
素子508及び制御回路510によって構成された雨量
計125が、制御回路510を介してCPU514に接
続されている。雨を漏斗506で受け、これが漏斗50
6から雨滴又は連続した水として流出する際の量を測定
し、雨量に対応する雨量信号を出力する。風向きを測定
するための風向計515がロータリーエンコーダ516
を介してCPU514に接続されている。風向計515
が風を受けると風向きに応じて回転し、ロータリーエン
コーダ516がこれを検出して風向きに対応する風向信
号をCPU514に出力する。
【0026】また、気圧を測定し対応する気圧信号を出
力する気圧計517、気温を測定し対応する気温信号を
出力する温度計518、湿度を測定し対応する湿度信号
を出力する湿度計519及び紫外線の量を測定し対応す
る紫外線信号を出力する紫外線センサ511がCPU5
14に接続されている。尚、気圧は今後の天候がどうな
るかを予測する重要なパラメータである。温度計及び湿
度計は一般に使用されているデジタル式のもので、その
測定された気象情報はデジタル信号でCPU514に送
られる。
【0027】さらに、太陽電池501、風力計503、
雨量計125、風向計515、気圧計517、温度計5
18、湿度計519及び赤外線センサ511で測定した
各気象情報は、ランダムアクセスメモリ(RAM)51
3に記憶される。CPU514は読み出し専用メモリ5
12(ROM)に記憶されたプログラムによって動作す
るように構成されている。例えば、CPU514はその
内部に時計を有しており、太陽電池501や前記した風
力計503等の各種気象測定素子から順次、所定時間毎
に気象データをサンプリングし、当該サンプリングした
各気象データをRAM513の所定アドレスに、サンプ
リングした日時とともに記憶する機能、及び、RAM5
13に記憶した前記各気象データを所定時間毎に読み出
して送信器520に出力する機能を有している。
【0028】RAM513に記憶された気象情報は、無
線送信器520によって変調された後、送信アンテナ5
21を介して気象情報受信手段に無線送信される。前記
無線信号は受信アンテナ522で受信され、無線受信器
523で復調された後、管理室30の室内に設置された
パーソナルコンピュータ32に出力される。
【0029】次に、図5に示すのはユーザ20のパーソ
ナルコンピュータ21に表示される画面の第2頁目の例
を示すものである。その表示画面26は、表示している
データの年月日の表示261がなされているとともに、
現在の温度の表示262、現在の湿度の表示263、現
在の風速の表示264等がデジタル値で表示されるとと
もに、過去のデータ、例えば最近5年間の各気象データ
がグラフ表示されている。グラフ265は温度の表示、
グラフ266は湿度の表示、267は風速の表示であ
る。
【0030】また、それらの右側には、作物の名称26
8、作物管理メモ269、キーワード情報270が表示
されている。キーワード情報270としては、田植が行
われた年月日が表示されている。ユーザは、キーワード
情報270の下方のキーワード検索窓271に知りたい
内容を示す語を入力することにより、種々の農園に関す
る情報を入手することができる。例えば、「田植」等の
キーワード271を入力して、データを検索することが
できる。キーワードとしては、「田植」の他に、「稲刈
り」、「農薬」、「苗床」等がある。キーワードに一致
するデータが存在する場合には、当該キーワードの発生
した年月日272が表示される。キーワード入力部の右
側には、温度等の管理記録が表示されている。
【0031】パーソナルコンピュータ32は、磁気ディ
スク等(図示せず)に記憶された過去の気象データを読
み出し、現在の気象データと一致する過去の気象データ
があるか否かを判別し、一致する気象データが存在する
場合には、その時のコメントや各種データを磁気ディス
ク等から読み出して表示処理し、次に、キーワードが一
致する過去のデータが存在するか否かを判別し、一致す
る過去のデータが存在しなければ、キーワードが一致す
る過去のデータが存在する場合にはキーワードに対応す
るキーワード情報を表示して、処理を終了し、キーワー
ドが一致するデータが存在しなければ直ちに処理を終了
する。以上のようにして、精度の高い気象情報に基づい
て、表示された情報から、田植を行うなどの農作業の管
理を行うことが可能になる。したがって、天候に影響さ
れることの少ない農作業を行うことが可能になる。この
機能を有することにより、貸家庭農園を借りているユー
ザには特に有用な情報となる。
【0032】本実施の態様においては、農園30、40
内の区画された作付け農地36、46の近くに気象情報
処理装置34、44とビデオカメラ35、45を設置す
る。これらの機器と管理室31、41にあるパーソナル
コンピュータ32、42と、簡易な無線として特定小電
力(SS無線方式)無線設備33、43等の組合せによ
り、ビデオ画像、メール(ユーザーからのメッセージや
その回答等)、制御信号及びデータ信号の送受信ができ
る双方向通信可能な通信手段を使用して情報の交信を行
う。温度、湿度、風向、風力、雨量、気圧、日照時間等
の気象データは、管理室に定期的に特定小電力無線を使
用して、気象データの送信を行い、ビデオカメラは、プ
ログラムされたとおりに毎日一定の時間区画された作付
け農地の映像を撮影するとともに、管理室からの制御に
より特定の区画された作付け農地の撮影を行う。気象デ
ータとビデオ画像の送信は、図4に示すデータ切換スイ
ッチ525により切り替えて行われる。
【0033】図6は、各農園30、40の作付け農地3
6、46の管理手順を示すフローチャートである。パー
ソナルコンピュータ32、42は、まず、管理室31、
41よりの各種機器の制御指令の有無を確認する(ステ
ップS501)。管理室よりの制御指令がない場合、ス
テップS502に進み、散水装置37、47の散水時間
のタイムアウトがあるかないかを確認し、タイムアウト
した散水装置37、47があれば、ステップS510に
進み、タイムアウトした散水装置を停止し、スタートに
戻る。
【0034】タイムアウトした散水装置がなければステ
ップS503に進み、気象情報処理装置34、44の定
期的測定時間になったか否かを判断し、定期的測定時間
になっていなければ、スタートに戻る。定期的測定時間
になっていれば、ステップS504に進み、測定データ
を収集する。測定データとしては、温度、湿度、風向、
風力、雨量、気圧、日照状態(日照時間)等がある。測
定データが収集されると、ステップS505に進み、無
線制御の切換スイッチがデータ側になっているかどうか
の確認をする。切換スイッチ525がデータ入出力側に
切り替わっておれば、ステップS517に進み、測定デ
ータを管理室に送信し、スタートに戻る。切換スイッチ
525がビデオカメラ側になっていたときは、ステップ
S506に進み、スイッチ525をデータ側に切り換
え、管理室に測定データを送信することを報知し(S5
07)、測定データを管理室に送信し(S508)、送
信終了後、切換スイッチ525をデータ側からビデオ側
に切り換え(S509)、スタートに戻る。
【0035】ステップS501において、管理室よりの
機器の制御指令があった場合、ステップS511に進
み、ビデオカメラへの切り替え制御があれば、ステップ
S516に進み、切換スイッチ525の切り替え処理を
行い、スタートに戻る。
【0036】ステップS512において、ビデオカメラ
制御指令がある場合、ステップ515に進み、ビデオカ
メラの制御(左右、上下、ズーム、リセット、フェード
等)を行い、終了後スタートに戻る。ビデオカメラの制
御は、特定の区画を撮影するモード、農地全体を俯瞰し
て撮影するモード、各区画を順番に撮影してゆくモード
等がある。ビデオカメラの制御がなかった場合は、ステ
ップS513に進み、採水器の制御指令の有無を確認す
る。散水制御がなければスタートに戻り、散水制御があ
れば、散水装置の機器番号と、散水時間をセットし、制
御を行い、スタートに戻る。散水制御は、単に水分の補
給だけでなく、水肥の散布も可能である。以上のよう
に、区画された作付け農地に設けられた各種機器の制御
が行われる。
【0037】図7は、ユーザーと管理室との間の双方向
通信の手順を示すフローチャートである。管理室は、パ
ーソナルコンピュータを使用して、ユーザとの間の双方
向通信、及び農地に設けられた各種機器の制御管理を行
う。まず、ステップS601において、ユーザよりのメ
ッセージが届いているか否かの確認を行う。メッセージ
が届いておれば、ステップS608に進み、ユーザのメ
ッセージの返信文を作成し、ユーザへ返信処理を行い
(S609)、ステップS604に進む。ユーザからの
メッセージがなければ、ステップS602に進み、ユー
ザよりのビデオカメラ制御の有無を確認する。ビデオカ
メラ制御がなければ、ステップS603に進み、ユーザ
よりの散水制御の有無を確認し、なければステップS6
04に進む。
【0038】ユーザからのビデオカメラ制御があった
時、他のユーザがビデオカメラの制御を行っていた場合
(S610)、ビデオカメラ使用中の表示をアクセスし
たユーザへ送り、ステップS604に進む。ユーザのパ
ーソナルコンピュータの表示画面24、25の表示領域
241、251にその旨の表示がなされる。
【0039】他のユーザーによってビデオカメラが制御
されていなければ、ステップS615に進み、測定器の
気象データ受信モードであれば、測定モードが終了する
まで待ち、測定器のデータ受信モードでなければ、ステ
ップS616に進み、ビデオカメラ制御処理を行い、ビ
デオカメラで撮影された映像を送信し、ステップS60
4に進む。
【0040】ステップS604では、測定器よりの気象
データの更新があるか否か判定し、更新がなければ、ス
テップS606に進む。気象データの更新があれば、気
象データの更新処理を行い、更新処理終了後、ステップ
S606に進む。
【0041】ステップS606では、ユーザーからの散
水制御等の作業依頼があり、作業料金の更新あれば、ユ
ーザーへ請求する料金の更新をステップS607で行
い、ユーザーのパーソナルコンピュータの表示画面の料
金表示を更新し、スタートに戻る。
【0042】気象情報処理装置34、44とビデオカメ
ラ35、45は、単一制御しかできないので他のユーザ
20が制御している場合には、パーソナルコンピュータ
21の画面24又は25上に制御中であることを知らせ
るメッセージを例えば領域241に表示する。また、2
4時間情報収集することは可能であるが、暗闇のビデオ
撮影は、困難な場合もある。そのときは、ソーラー50
1による日照状態のデータを把握することによって、一
定の明るさ以下になった場合は、管理室31、41のパ
ーソナルコンピュータ32、42によって、ビデオカメ
ラ35、45による撮影を停止させる。その際、ユーザ
ーから作付け農地の映像を要求された場合、昼間に撮影
されて保存されている映像を流すようにする。また、通
信ネットワーク22の通信速度によっては、動画を送信
できない場合は、静止画に代えて送信するようにする。
この場合、管理者があらかじめ農地の状態をデジタルス
チルカメラ(デジカメ)等で撮影して、画像データとし
てパーソナルコンピュータに取り込むようにしてもよ
い。ユーザーは見たい情報をリアルタイムで見ることは
できないが、1日に一回或いは数回撮影された静止画で
も、農地の状態を知るのには十分である。
【0043】このように気象情報処理装置34、44か
ら得られた気象データとビデオカメラ35、45から得
られた画像データを管理室のパーソナルコンピュータに
集約して記憶させ、契約を結んでいる各ユーザ20のパ
ーソナルコンピュータ21にリンク可能に設定する。ま
た、空いた敷地がある場合に広告としてその場所をビデ
オカメラ35、45にて紹介することも可能となる。ま
た、管理室のパーソナルコンピュータと気象情報処理装
置、ビデオカメラとは、距離に応じて無線ではなく、有
線でデータの送受を行うようにしてもよい。
【0044】管理室には、栽培について専門家が常時在
席しており、契約を結んでいるユーザーより相談があっ
た場合には、専門家の木目の細かいフォローアップが可
能となる。また、収穫時になった場合には、現地に向か
わなくとも管理室に依頼し、宅配便等で収穫物の配送を
依頼することもできる。その依頼も通信ネットワークを
介してパーソナルコンピュータ上で対応可能となる。
【0045】このシステムは、ビニールハウスでも対応
可能であり、ビニールハウスの場合は、気象データを利
用してより木目の細かい管理が可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、ユーザにとってみると、遠隔
地にある契約栽培農園や貸家庭菜園でも適切な状況把握
や管理がユーザーにとって可能となり、栽培についても
専門知識がなくとも農園の専門家によるフォローアップ
可能が容易に可能となり、更に自己の目で栽培状態を把
握することができる(生産地についていつも情報収集で
きる。)うえ、居ながらにして各種作業(散水、収穫
等)の作業依頼をすることができる。更に、農園にとっ
ては、ビデオカメラ(又はデジタルスチルカメラ)や天
候測定システムを有しているので、通信ネットワークを
介して、ユーザーに容易に農園の状況確認、収穫/自動
散水等をサービスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である農園情報収集・管理
システムを示す全体構成図。
【図2】ユーザー側のパソコンの画面表示を示し、契約
栽培農園の表示画面例。
【図3】ユーザー側のパソコンの画面表示を示し、貸家
庭農園の表示画面例を示す図。
【図4】気象情報処理装置を含む農園側の情報収集・管
理装置のシステム構成を示す図。
【図5】各農園の表示画面の第2頁目の表示例を示す
図。
【図6】各農園30、40の作付け農地36、46の管
理手順を示すフローチャート。
【図7】ユーザーと管理室との間の双方向通信の手順を
示すフローチャート。
【符号の説明】
20A、20B、20C ユーザ、21A、21B、2
1C及び32、42パーソナルコンピュータ、22 通
信ネットワーク、30 契約栽培農園、40貸家庭農
園、31、41 農園管理室、33、44 特定小電力
無線(SS無線)設備、36、46 作付け農地、3
5、45 ビデオカメラ、34、44気象情報処理装
置、47 自動散水装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA19 AB02 AB03 BB07 BB20 BC01 CC01 CC20 DD08 GG01 GG08 5B049 AA01 BB02 FF01 GG02 GG09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザと農園とが通信ネットワークを介
    してパーソナルコンピュータにより接続された農園情報
    収集・管理システムにおいて、 前記農園内に設置された天候測定システム及び農園の画
    像情報を撮影するカメラ、 前記天候測定システムによって測定された測定データに
    よる前記農園の気象情報と、前記カメラが撮影した前記
    農園の画像情報を遠隔収集するシステムとからなること
    を特徴とする農園情報収集・管理システム。
  2. 【請求項2】 前記農園の気象情報と前記農園の画像情
    報とが前記通信ネットワークを介して各ユーザーに情報
    として提供されるシステムを備えたことを特徴とする請
    求項1の農園情報収集・管理システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザの農園に関するメッセージに
    対して応答するシステムを有することを特徴とする請求
    項1、2の農園情報収集・管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザの農園に関する農作業を通信
    ネットワークを介して依頼し、該農作業を実施するシス
    テムを有することを特徴とする請求項1、2、3の農園
    情報収集・管理システム。
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