JP2002176837A - 脱穀機における処理室構造 - Google Patents

脱穀機における処理室構造

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JP2002176837A
JP2002176837A JP2000381807A JP2000381807A JP2002176837A JP 2002176837 A JP2002176837 A JP 2002176837A JP 2000381807 A JP2000381807 A JP 2000381807A JP 2000381807 A JP2000381807 A JP 2000381807A JP 2002176837 A JP2002176837 A JP 2002176837A
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processing
chamber
cylinder
treating
processing chamber
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JP2000381807A
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Takeyuki Ishida
健之 石田
Rikiya Tsuda
力也 都田
Toru Itamochi
透 板持
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱室の後部に開口する送塵口に連通して処理
胴を軸架した処理室を設け、回転する処理胴で処理した
処理物を、処理室の排塵口から排出するようにした脱穀
機において、送塵口から処理室内に送込まれた処理物を
回転する処理胴で十分に処理して、処理室内に藁、籾等
が溜まることなく処理胴の処理能力を向上させるように
する。 【解決手段】 上記処理室8を開閉する処理室カバー3
0に、処理胴11に固設した処理歯9側に突出する藁切
り鎌31を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室の後部に設けた送
塵口から処理室に送り出された処理物を回転する処理胴
で効率よく処理できるようにした脱穀機における処理室
構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、刈取穀稈を扱室内で脱穀処理す
る脱穀機には、扱室の後部に開口した送塵口に連通して
処理室を設け、処理室に多数の処理歯を固設した処理胴
を軸架して、扱室から送り込まれた処理物を、回転する
処理胴でさらに処理して穀粒は処理室の受網から漏下さ
せて回収し、後方に移送された藁屑等は、処理室の後部
に設けた排塵口から排出するようにしたものが知られて
いる。
【0003】このような脱穀機に設けた処理室は、処理
胴による処理能力が不十分であったり、処理された処理
物が受網から円滑に漏下しないことがあると、往々にし
て処理室内に藁、籾等の処理物がかたまりとなって溜
り、殊に処理物が湿っている場合には一層溜り易く、処
理能力が低下するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を解消すべく創作されたものであって、処理室に
送り出された処理物を処理胴に固設した処理歯で十分に
処理できるようにして、処理室内に処理物がかたまった
りすることなく、処理能力の向上を図ることができる脱
穀機における処理室構造を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、扱室に開口する送塵
口に連通して処理胴を軸架した処理室を設け、回転する
処理胴で処理した処理物を、処理室の排塵口から排出す
るようにした脱穀機において、上記処理室を開閉する処
理室カバーに、処理胴に固設した処理歯側に突出する藁
切り鎌を設けたことを特徴とし、また、処理胴に固設し
た処理歯の回転方向の対向間に処理板を設けると共に、
上記処理板の回転軌跡位置に臨ませて藁切り鎌を設けた
ことを特徴とし、さらにまた、上記処理板の先端に凹部
を設けて、該凹部を藁切り鎌が通過することを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図面
に示された一実施例に基いて詳細に説明する。まず図1
において、1は脱穀機であって、その前部に設けた扱室
2には多数の扱歯3を固設した扱胴4が回転自在に軸架
されている。5は扱室2の穀稈供給口、6はフィードチ
エン、7は扱室2の後部一側に開口する送塵口であっ
て、この送塵口7に連通して処理室8が後方に向けて設
けられている。
【0007】上記処理室8の内部には後述する処理歯9
および処理板10を固設した処理胴11が扱胴4と平行
状に軸架されていて、送塵口7から送り込まれた処理物
を回転する処理胴11でさらに処理して籾を分離し、藁
屑等は処理室8の後部に設けた排塵口12から排出する
ようになっている。13は扱胴4の外周に沿って周設し
た受網、14は処理胴11の外周に沿って周設した受網
であって、扱室2および処理室8から脱穀後の穀粒がこ
の受網13,14を漏下する。
【0008】扱室2の後方は風選室15となっており、
風選室15の後部に吸引ファン16が設けられ、その前
後に吸入ガイド板17および排塵フード18が設けられ
ている。19は脱穀後の排藁を後方に搬送する排藁チエ
ン、20は排藁を細断する排藁カッターである。
【0009】上記扱室2および処理室8の下方には、搖
動板21、チャフシーブ22等からなる上段の選別体
と、グレンシーブ23、ストローラック24等からなる
下段の選別体とが前後揺動自在に架設されており、その
下方には、機体の前方から後方にかけて唐箕25、一番
横送りラセン26、二番横送りラセン27が配設されて
いて、一番横送りラセン26で集められた穀粒は揚穀ラ
セン28によってホッパーに回収される。29はシロッ
コファンである。
【0010】そして処理歯9および処理板10を固設し
た処理胴11はつぎのように構成されている。すなわ
ち、図2の展開図、図3、図4の平面図および図5、図
6の後面図で示されるように、処理胴11の外周面に
は、処理歯9がその回転方向に所定間隔を存して放射状
の位置に固設され、各処理歯9は処理胴11の長手方向
に沿って所定間隔毎に配置されており、また、回転方向
に隣接する処理歯9は、処理胴11の長手方向に位置ず
れした千鳥状となっている。上記各処理歯9は、取付基
板9aから対向する歯部9bが突出したU字状に形成され
ており、歯部9bは処理胴11の長手方向に対して所定
の傾斜角を有している。
【0011】前記処理板10は、その回転方向に所定間
隔を存した放射状の位置に固設され、各処理板10は回
転方向に隣接した処理歯9の対向間に位置している。ま
た各処理板10は、取付基板10aから一枚の板体10b
が突出したものであって、板体10bが処理胴11の長
手方向に対して所定の傾斜角を有しており、この板体1
0bが処理室8の底部に溜まろうとする処理物を掻き上
げて分散させるようになっている。
【0012】30は処理室8を開閉する処理室カバーで
あって、この処理室カバー30には、処理胴11に固設
した処理歯9側に突出する藁切り鎌31がボルト32で
固定されているが、上記藁切り鎌31は処理板10の回
転軌跡位置に臨むように配置されている。そして処理板
10の先端にU形の凹部33が形成されていて、処理胴
11の回転時には、藁切り鎌31の先端が上記U形の凹
部33を通過するようになっている。34は補助処理板
である。
【0013】35は処理胴11の始端部に設けた移送ラ
センであって、この移送ラセン35が送塵口7から処理
室8に送込まれた処理物を処理室8の後方へ移送する。
また36は処理胴11の終端部に設けたに跳出し板であ
って、この跳出し板36が処理胴11の終端部まで移送
された藁屑等を排塵口12から跳出して排出するもので
ある。
【0014】上記のように構成したから、穀稈供給口5
から供給された穀稈は、フィードチエン6により扱室2
の扱口に沿って移送されながら回転する扱胴4で脱穀処
理され、受網13を漏下した穀粒や藁屑等は、搖動板2
1、チャフシーブ22等からなる上段の選別体と、グレ
ンシーブ23、ストローラック24等からなる下段の選
別体の前後搖動運動による比重選別作用と、唐箕25か
らの圧風による風選作用とを受けて選別され、一番横送
りラセン26に集められた穀粒は揚穀ラセン28を経て
ホッパーに回収され、二番物は二番横送りラセン27か
ら還元ラセンを介して前記上段の選別体に還元され、藁
屑等は吸引ファン16によって機外に排出される。
【0015】そして、扱室2で受網12を漏下し得なか
った穂切れ穀稈や小枝梗等が混合した処理物は、扱室2
の後部に開口した送塵口7から処理胴室8に送り込まれ
るが、送り込まれた処理物は、回転する処理胴11の外
周面に設けた処理歯9と、処理室カバー30から処理歯
9側に突出した藁切り鎌31との協働により十分に処理
されながら処理室8の後方に移送される。
【0016】このとき処理胴11から落下して処理室8
内に溜まろうとする処理物を、処理歯9の回転方向の対
向間に設けた処理板10が跳ね上げて分散させ、さらに
跳ね上げられた処理物を、処理板10の回転軌跡位置に
臨む藁切り鎌31が処理板10の先端に設けたU形の凹
部33を通過しながら切断するので、処理室8内に籾、
藁屑等の処理物がかたまることはなく、籾と藁屑等を効
率よく分離させて処理室8の処理能力を向上させること
ができる。また処理室8内に籾、藁屑等の処理物が溜ま
ることはないので、作業後のメンテナンスも容易とな
る。
【0017】
【発明の効果】これを要するに本発明は、扱室に開口す
る送塵口に連通して処理胴を軸架した処理室を設け、回
転する処理胴で処理した処理物を、処理室の排塵口から
排出するようにした脱穀機において、上記処理室を開閉
する処理室カバーに、処理胴に固設した処理歯側に突出
する藁切り鎌を設け、また、上記処理胴に固設した処理
歯の回転方向の対向間に処理板を設けると共に、上記処
理板の回転軌跡位置に臨ませて藁切り鎌を設け、さらに
また、上記処理板の先端に凹部を設けて、該凹部を藁切
り鎌が通過するように構成したことから、扱室から処理
室に送り出された処理物を、回転する処理胴の外周面に
固設した処理歯と、この処理歯側に突出する藁切り鎌と
の協働作用によって十分に処理することができ、作業後
のメンテナンスが容易となる。
【0018】しかも処理歯の回転方向の対向間に設けた
処理板が、落下する処理物を跳ね上げるよう分散させ、
さらに跳ね上げられた処理物を、処理板の回転軌跡位置
に臨む藁切り鎌が、処理板の先端に設けた凹部を通過し
ながら切断処理するので、処理室内に藁、籾等がかたま
ることはなく、籾と藁屑等を効率よく分離させて、処理
室の処理能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の全体側面図である。
【図2】処理胴の展開図である。
【図3】処理室の平面図である。
【図4】同上処理室カバーを開いた状態の平面図であ
る。
【図5】処理室の後面図である。
【図6】同上処理室カバーを開いた状態の後面図であ
る。
【符号の説明】
2 扱室 7 送塵口 8 処理室 9 処理歯 10 処理板 11 処理胴 12 排塵口 30 処理室カバー 31 藁切り鎌 33 処理板の凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板持 透 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B094 AA05 AA11 AB02 AB07 AB12 AC03 AC14 AG02 AG06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室に開口する送塵口に連通して処理胴
    を軸架した処理室を設け、回転する処理胴で処理した処
    理物を、処理室の排塵口から排出するようにした脱穀機
    において、上記処理室を開閉する処理室カバーに、処理
    胴に固設した処理歯側に突出する藁切り鎌を設けたこと
    を特徴とする脱穀機における処理室構造。
  2. 【請求項2】 扱室に開口する送塵口に連通して処理
    胴を軸架した処理室を設け、回転する処理胴で処理した
    処理物を、処理室の排塵口から排出するようにした脱穀
    機において、上記処理胴に固設した処理歯の回転方向の
    対向間に処理板を設けると共に、上記処理板の回転軌跡
    位置に臨ませて藁切り鎌を設けたことを特徴とする脱穀
    機における処理室構造。
  3. 【請求項3】 上記処理板の先端に凹部を設けて、該
    凹部を藁切り鎌が通過することを特徴とする請求項2記
    載の脱穀機における処理室構造。
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