JP2002175817A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2002175817A JP2000370383A JP2000370383A JP2002175817A JP 2002175817 A JP2002175817 A JP 2002175817A JP 2000370383 A JP2000370383 A JP 2000370383A JP 2000370383 A JP2000370383 A JP 2000370383A JP 2002175817 A JP2002175817 A JP 2002175817A
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修一 鈴木
Takamasa Matsubayashi
孝昌 松林
Yukinori Akiyama
幸徳 秋山
Yoshito Konno
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アノードに液体燃料を直接供給しながら発電
する燃料電池において、生成ガスとともに排出される未
使用燃料の量を低減し、システムの小型化に適した燃料
電池を提供する。 【解決手段】 アノード側プレート30に独立した燃料
流路30bと排気流路30cとを設け、アノード拡散層
222の燃料流路30bと対向する部分に液体のみを選
択的に透過させる燃料浸透層領域を設ける。これによ
り、アノード22で生成される生成ガスは、排気流路3
0cに排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関し、
特に、メタノールなどの液体燃料をアノードに直接供給
しながら発電する燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、直接型メタノール燃料電池(DM
FC:Direct MethanolFuel Cel
l)を始めとして、メタノールやジメチルエーテルなど
の液体燃料を改質せずに直接アノードに供給しながら運
転する燃料電池が開発されている。
【0003】このような燃料電池においては、メタノー
ルなどの液体燃料を水素リッチな改質ガスに改質するた
めの改質器を必要としないため、構成が簡単で小型軽量
化するのに適しており、携帯機器用や車載用の電源など
の用途に期待されている。こうした燃料電池において
は、通常、アノード側に液体燃料を供給しながらカソー
ド側に酸化剤として空気を供給して運転している。一般
的なDMFCを例に説明すると、アノード側においてメ
タノール水溶液が流路を通じて供給され、下記式のよ
うに反応が起こる。
【0004】 CH3OH+H2O→CO2+6H++6e-… そして、アノード側で発生するプロトン(H+)は、電
解質である固体高分子膜を透過してカソード側に移動
し、カソードにおいて下記式のように空気中の酸素と
反応する。 2H++1/2O2+2e-→H2O… 上記固体高分子膜は、式で発生した水、およびアノー
ド側に供給されるメタノール水溶液中の水分により保湿
されるのでプロトン伝導性は確保される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
燃料電池は、式で示すようにアノード側において、二
酸化炭素(CO2)ガスが発生する。この二酸化炭素ガ
スは、アノード側のメタノール水溶液の流路を通じて排
出される。このメタノール水溶液の流路は、一般に、リ
ブとリブの間に形成された狭いライン状の流路であるの
で、発生した二酸化炭素ガスは、流路内で次第に集合し
て大きな気泡となり、メタノール水溶液の一部を未使用
のまま押し出して排出してしまう。このような現象は、
液体を燃料とした電池全般において同様に起こり、この
ままでは燃料が浪費されてしまう。そのため、従来で
は、気液分離装置などを設け、排出される二酸化炭素ガ
スとメタノール水溶液の混合物を分離し、分離された燃
料を再度燃料として活用するようにしているが、この場
合、燃料電池のシステムが大型化、重量化してしまうと
いう問題点がある。
【0006】すなわち、上記従来技術の燃料電池におい
ては、気液分離装置を設けるとともに、分離された燃料
を再度循環供給するための循環装置などを設けなくては
ならず、システムが大型化、重量化してしまうので、携
帯装置などの小型化、軽量化を要求される分野において
は適さない。本発明は、上記の問題に鑑み、メタノール
などの液体燃料をアノードに直接供給しながら発電する
燃料電池において、システムを小型化、軽量化するのに
適した燃料電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る燃料電池は、電解質膜にアノードとカ
ソードが配されたセルと、一方の主面に形成されたリブ
を介して前記セルを挟持する一対のプレートとを備え、
前記アノード側に液体燃料を供給するとともに、前記カ
ソード側に酸化剤ガスを供給することによって発電する
燃料電池であって、前記アノード側プレートのリブとリ
ブの間に複数の流路が形成され、当該複数の流路の中か
ら選択された1以上からなる第1の流路に前記液体燃料
を供給するとともに、前記複数の流路における前記第1
の流路以外の第2の流路に発電に伴って生成する生成ガ
スを排出することを特徴とする。
【0008】これにより、第1の流路に供給された燃料
が未使用のまま電池外に排出される量を抑制することが
できるので、気液分離装置などが不要となる。よって、
携帯装置などの小型化、軽量化を要求される燃料電池に
適する。また、前記アノードは、前記アノード側のプレ
ートと接する側に液体燃料および生成ガスを拡散させる
ための拡散層を備え、当該拡散層は、前記第1の流路と
対向する第1領域において液体浸透性と気体難透過性と
を兼ね備え、前記第2の流路と対向する第2領域におい
て気体透過性を有することを特徴とする。
【0009】これにより、生成ガスは第1の流路に混入
することなく第2の流路に選択的に排出されるので、第
1の流路からのアノードへの燃料の供給効率が向上す
る。また、前記第1の流路と前記第2の流路は、前記リ
ブを介して隣接する位置に配されていれば、生成ガスが
生じる領域から第2の流路までの距離が短くなるので生
成ガスを効率よく排出することができる。
【0010】また、前記第1の流路および第2の流路
は、当該各流路の一端が封止されるとともに他端が開放
されており、前記第1の流路における開放端と前記第2
の流路における開放端とが前記アノード側プレートの異
なる方向に配設されていれば、燃料電池を構成した場合
において液体燃料および排気ガスの配管を異なる場所に
配設できるのでシステムの構成を簡略化することができ
る。
【0011】また、前記第1の領域において使用可能な
具体的な材料として、吸水性高分子ゲルまたはパーフル
オロアルキルスルホン酸系樹脂を挙げることができる。
また、前記第1の流路には、液体浸透性と気体難透過性
とを兼ね備えた材料からなる燃料浸透性部材が、第1の
流路の開口部を覆うように挿嵌され、かつ前記アノード
側のリブ頂部と面一となるように支持されていることを
特徴とする。このようにすれば、万一、燃料電池内のセ
ルの積層位置がずれたり、前記アノード側における第1
の領域の形成が不完全であったりした場合に、上記拡散
層における第2の領域とアノード側プレートの第1の流
路が燃料浸透部材を介して一部接する状態に陥ったとし
ても、生成ガスが第1の流路に排出されることはないの
で燃料の供給阻害を防止できる。
【0012】また、前記燃料浸透性部材は、液体燃料の
存在下において膨潤する材料から構成されることが好ま
しい。このようにすれば、生成ガスの燃料流路への排出
のおそれはさらに低減される。具体的な燃料浸透性部材
としては、その材料が吸水性高分子ゲルまたはパーフル
オロアルキルスルホン酸系樹脂を含むものを用いること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃料電池の実
施の形態を、DMFCに適用した場合について図面を参
照しながら説明する。 (1)DMFCのセル構成 図1は、本発明の一実施形態にかかるDMFCの要部分
解斜視図であって、1つのセルユニットを示している。
【0014】同図に示すように、セルユニットは、セル
20、アノード側プレート30、カソード側プレート4
0を備え、セル20は両プレート30,40に挟持され
ている。セル20は、電解質膜21、アノード22、カ
ソード23を備え、電解質膜21を介してアノード22
およびカソード23が対向して設けられている。
【0015】電解質膜21は、パーフルオロアルキルス
ルホン酸系樹脂からなるイオン交換膜であり、例えばN
afion(デュポン社製)やFlemion(旭硝子
社製)が用いられる。アノード22は、貴金属触媒を担
持したカーボン粉末とパーフルオロアルキルスルホン酸
系樹脂との混合物からなるアノード触媒層221と、撥
水化処理の施されたカーボンペーパからなるアノード拡
散層222とを備え、アノード触媒層221がアノード
拡散層222上に膜状に形成されたものである。アノー
ド触媒層221の貴金属触媒としては、例えば、白金
(Pt)−ルテニウム(Ru)(Pt担持量:1mg/
cm2、Pt/Ruはモル比で1/1)が用いられる。
【0016】カソード23は、アノード22と同様、貴
金属触媒を担持したカーボン粉末とパーフルオロアルキ
ルスルホン酸系樹脂との混合物からなるカソード触媒層
231と、撥水化処理されたカーボンペーパからなるカ
ソード拡散層232とを備え、カソード触媒層231が
カソード拡散層232上に膜状に形成されたものであ
る。カソード触媒層231の貴金属触媒としては、例え
ば、白金(Pt)(Pt担持量1mg/cm2)が用い
られる。
【0017】アノード拡散層222、カソード拡散層2
32は、例えば、それぞれカーボンペーパにFEP樹脂
などの熱硬化性樹脂を所定量含浸させて熱処理させたも
のである。この熱処理により、熱硬化性樹脂が硬化し、
両拡散層は強度的に強化される。このアノード拡散層2
22の外側に対向するようにアノード側プレート30が
設けられている。
【0018】図2は、アノード側プレート30の概略平
面図である。同図に示すように、アノード側プレート3
0は、アノード拡散層222と対向する側の一主面に複
数のリブがストライプ状に列設されるとともに、隣り合
うリブ同士の端が連結されることにより全体としてS字
に屈曲してつながっているリブ30aと、このリブ30
aとリブ30aの間の凹部にそれぞれ独立して形成され
る袋小路状の燃料流路30bおよび排気流路30cと、
燃料流路30bを覆うように挿嵌されている燃料浸透部
材31(図1)とを備えている。燃料電池の稼動時に
は、アノード側プレート30の一端側から燃料流路30
bと燃料浸透部材31の間に燃料を満たすように供給
し、他端側から排気流路30cを通じて生成ガスを排出
することができる。よって、電池のシステムを構成した
場合には、燃料供給管と排気ガス管と並列した複雑な配
管をする必要がなくなるので、簡易な構成を有する小型
携帯装置等に適する。なお、燃料流路30bと排気流路
30cの大きさは任意に設定することができる。
【0019】図3は、燃料流路30bに挿嵌される燃料
浸透部材31の構成を示す斜視図である。同図に示すよ
うに、燃料浸透部材31は、燃料浸透板310と支持台
311とを備え、燃料浸透板310が側面視コの字形状
をした支持台311に載置された状態に固定支持されて
いる。燃料浸透板310はアノード拡散層222と接す
るように燃料流路30b(図1)に挿嵌されている。
【0020】燃料浸透板310は、液体のみを透過さ
せ、気体を透過しにくい、例えばポリアクリル酸からな
る吸水性高分子ゲルや、パーフルオロアルキルスルホン
酸系樹脂などから構成される平板形状の部材であり、燃
料流路30bに燃料が供給されたときに燃料などの液体
のみをアノード拡散層222側に透過させるとともに燃
料流路30bの開口部を蓋する働きを有し、これにより
生成ガスが燃料流路30b内部に透過することを抑制す
る。
【0021】支持台311は、例えば、格子状、または
多孔性のテフロン(登録商標)部材からなるコの字形状
に屈曲した部材であり、その頂部に燃料浸透板310を
固定する。この支持台311は、燃料浸透部材31が燃
料流路30bに挿嵌されたときに燃料浸透板310とリ
ブ30aとが面一となる高さとなれば、燃料浸透板31
0と燃料浸透層領域224とが密着するので好ましい。
【0022】ところで、このようなアノード側プレート
30と対向する位置に配設されるアノード拡散層222
は、さらに以下のような構造を有している。図4は、ア
ノード拡散層222の概略平面図である。同図に示すよ
うに、アノード拡散層222は、ガス透過層領域22
3、燃料浸透層領域224とを備え、アノード側プレー
ト30の排気流路30cに対向する部分にガス透過層領
域223が形成されるとともに、アノード側プレート3
0の燃料流路30bと対向する領域に燃料浸透層領域2
24が形成され、供給される燃料および生成ガスを拡散
させる働きを有している。
【0023】ここで、ガス透過層領域223は、生成ガ
スを透過させる特性を有するが、燃料浸透層領域224
は、液体燃料を透過させつつ、生成ガスである気体を透
過しにくい特性を有する。燃料透過層領域224は、上
述した燃料透過板310と同様の例えばポリアクリル酸
からなる吸水性高分子ゲルやパーフルオロアルキル酸系
樹脂からなる燃料浸透性材料を、カーボンペーパに含浸
することによって形成することができる。これにより、
アノード拡散層222においては、燃料透過層領域22
4を生成ガスが透過できないので、ガス透過層領域22
3のみに生成ガスを選択的に透過させることができる。
【0024】カソード側プレート40は、図1に示すよ
うにリブ40aおよび空気流路40bを備え、カソード
拡散層232と対向する側の一主面にリブ40aが列設
されている。このリブ40aとリブ40aの間の凹部に
は空気流路40bが形成されており、燃料電池の稼動時
には、この空気流路40bに沿ってたとえば空気などの
酸化剤ガスが供給される。
【0025】(2)DMFCの動作 次に、上記DMFCの駆動時における動作を、図5を参
照しながら説明する。図5は、図1のDMFCの部分横
断面図である。DMFCの駆動時においては、燃料のメ
タノール水溶液が燃料流路30bに供給される。燃料流
路30bは袋小路になっている(図1,図2参照)の
で、供給された燃料は燃料流路30bを満たすようにな
る。この燃料流路30bに満たされた燃料は、液体を選
択的に透過する燃料浸透板310を矢印a方向に透過し
た後、この燃料浸透板310と接するアノード拡散層2
22の燃料浸透層領域224に達する。この燃料浸透層
領域224も液体のみを選択的に透過するので、メタノ
ール水溶液はアノード触媒層221まで到達する。
【0026】アノード触媒層221に到達した燃料は、
上記式の反応を起こし、CO2からなる生成ガスを発
生する。ここで、燃料浸透層領域224および燃料浸透
部材310は、上述したように液体のみを選択的に透過
させる特性を有するため、メタノール水溶液を図中矢印
a方向に透過させるのみであり、気体である生成ガス
は、矢印a方向と反対方向に透過することができない。
そのため、反応の進行とともに増量する生成ガスは、気
体を透過することができるガス透過層領域223を矢印
b方向に透過し、排気流路30cに排出される。
【0027】したがって、アノード側プレート30にお
いては、燃料のみが透過する燃料流路30bと、排気ガ
スが主に透過する排気流路30cとによって、燃料と排
気の流路が完全に分離される。すなわち、生成される生
成ガスである二酸化炭素ガスは、燃料流路内の燃料と従
来のように混在する可能性が著しく低下するので、排気
ガスと伴って排出される燃料の量が著しく低下する。そ
のため、排出された燃料を再利用するための気液分離装
置などを設ける必要がなくなり、従来に比べてシステム
全体を小型化することができる。
【0028】なお、本実施の形態では、燃料流路30a
と排気流路30cとが隔壁を介して隣接するように構成
されており、これにより生成ガスが発生する領域と排気
流路30cとの距離が短くなるため、排気効率の観点で
好ましいが、必ずしも隣接する必要はなく、例えば、燃
料流路と排気流路がアノード側セパレータで2分割され
るような配置であってもかまわない。
【0029】(3)アノード22の作製方法 次に、本実施の形態に特徴的なアノード22の作製方法
の一例について説明する。まず、アノード拡散層222
を作製する。所定の大きさの市販のカーボンペーパに対
して、熱硬化性の樹脂、例えば、10wt%のFEP樹
脂を含浸させた後、熱処理を行う。これにより、カーボ
ンペーパを高強度化させる。
【0030】次に、このカーボンペーパがアノード拡散
層として組み立てられた場合に、燃料流路30bと対向
する部分のみに燃料浸透層領域224を形成できるよう
に、テンプレートを用いて燃料浸透層領域224となる
部分以外の両面をマスキングする。ここで、燃料浸透性
材料であるポリアクリル酸からなる吸水性高分子ゲル
(例えば、日本純薬工業社製 ジュンロンPW−15
0)と、バインダとしてナフィオン(デュポン社製)を
水に分散させた溶液と、結着材としてポリエチレンオキ
サイドとを混合し、混合物スラリーを作製する。
【0031】この混合物スラリーを、上記マスキングさ
れたカーボンペーパ両面に対してガラス製のロッドを用
いて刷り込みながら塗布し、その後乾燥させる。乾燥
後、マスキングを取り除くことにより、燃料浸透性材料
が塗り込まれた領域には燃料浸透層領域224が形成さ
れているとともに、それ以外の領域にはガス透過層領域
223が形成されているアノード拡散層222を得るこ
とができる。
【0032】次に、Pt,Ruなどを含む貴金属触媒と
水素イオン交換体とが混合された混合物ペーストを、上
記アノード拡散層222の一方の主面全面に塗布するこ
とによりアノード触媒層221が形成され、アノード拡
散層222とアノード触媒層221とを備えるアノード
22が得られる。 (4)アノード側プレート30の製造方法 アノード側プレートの本体は、カーボンとフェノール樹
脂の混合物を図2に示すような形となるような型に入
れ、当該樹脂の融点以上に昇温して冷却する、いわゆる
モールド成形を行って作製する。
【0033】また、燃料浸透部材31については、ま
ず、格子状のフッ素樹脂をコの字状に折り曲げ、支持台
310を作製する。この支持台310の頂部に上記と同
様の吸水性高分子ゲルと、バインダとしてのパーフルオ
ロアルキルスルホン酸系樹脂、ポリエチレンオキサイド
を混合したスラリーを塗布し、乾燥させて燃料浸透板3
10を形成することにより、燃料浸透部材31を作製す
る。この燃料浸透部材31をプレート本体の燃料流路3
0bに挿嵌することにより、アノード側プレート30を
作製することができる。
【0034】(5)本実施の形態に係る変形例について 上記実施の形態では、アノード側にメタノールを燃料と
して直接供給しながら運転するDMFCについて説明し
たが、燃料としてエタノールなどの低級アルコールやヒ
ドラジンなどの液体燃料を直接供給しながら運転する燃
料電池においても本発明を適用することが可能であり、
これらの燃料電池においても燃料の無駄を抑え、小型化
できると考えられる。
【0035】また、上記実施の形態においては、セル2
0とアノード側プレートが常に接するような形態として
いたが、セル20とアノード側プレート30との間が離
接可能となるような機構を設け、燃料電池の停止時に離
間するようにしてもよい。また、上記実施の形態におい
ては、燃料浸透部材31を設けていたが、燃料浸透性領
域224が燃料流路30bを正確に覆い、かつ充分緻密
に形成されていれば燃料浸透部材31を必ずしも設ける
必要はなく、これによっても燃料の無駄を抑えてシステ
ムの小型化・軽量化に適した燃料電池を得ることができ
る。一方、燃料浸透部材31を設ける場合には、燃料浸
透板310が燃料を含浸することにより膨潤する材料を
用いることが好ましい。万一、燃料電池の組み立て時や
運搬時の振動などによってセルの積層位置がずれたりし
た場合に、アノード拡散層24におけるガス透過層領域
223とアノード側プレートの燃料流路30bとが燃料
浸透部材31を介して一部つながる状態に陥ったとして
も、膨潤により燃料浸透部材310と燃料流路30bと
の密着性が向上し、生成ガスが燃料流路30bに排出さ
れる現象を抑制できるので、燃料の供給阻害を防止でき
る。
【0036】〔実施例〕上記実施の形態に基づいて、単
セルのDMFCを作製した。ここで、アノード拡散層の
一方の主面に、Pt,Ru、水素イオン交換体の混合物
を塗布した。Pt,Ruのモル比は1:1とし、Ptの
担持量は2mg/cm2とした。カソード拡散層におい
てもPt担持量を3mg/cm2とし、アノード拡散層
と同様に作製した。アノード、カソードの各電極面積
は、25cm2とし、電解質膜にはナフィオン117
(デュポン社製)を用いた。
【0037】〔比較例〕本比較例のDMFCは、実施例
のDMFCとアノード拡散層の構成が異なるのみであ
り、アノード拡散層はカーボンペーパに10wt%のF
EP樹脂を含浸させた後、熱処理したものを用いた。カ
ソードおよび担持触媒の種類、使用量については、実施
例と同様のものを使用した。
【0038】実験 上記実施例および比較例のDMFCを用いて以下の条件
で発電を行い、アノード側から排出されるメタノール量
について測定をした。 運転条件 カソード側への空気供給量:500ml/分 電池温度:70℃ 電流密度100mA/cm2 メタノール供給量: 実施例サンプル:燃料流路内に常時燃料が満ちるよう
に供給した。
【0039】比較例サンプル:排気ガスとともに排出
される燃料を極力少なくするために発電が安定する最低
ラインの0.7cc/分となるように供給した。 このときの実験結果を表1に示す。なお、比較例サンプ
ルのメタノール排出量を100とし、実施例サンプルは
その量に対する相対比を示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1に示すように、実施例サンプルにおい
ては、メタノールのアノード側からの排出量が比較例サ
ンプルに比べて約1/4まで低減している。これは、上
述したように、燃料供給路とガス排出路とを完全に独立
させているために、燃料と排気ガスとが混在しにくくな
っているためと考えられる。なお,上記実施例サンプル
においても若干メタノールが排出されているのは、アノ
ードに到達したメタノールの一部が蒸発して、排気流路
に流れ込んだものと考えられると考えられるが、使用に
際して問題とはならないレベルである。
【0042】これにより、従来のDMFCと比べて、生
成ガスとともに排出される燃料の量を大幅に抑制するこ
とができるので、排出される燃料を再度利用するために
気液分離装置等を設けなくとも燃料の使用効率を上げる
ことができる。したがって、本発明に係る燃料電池は、
特に携帯機器などの小型装置等の用途に有効である。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
燃料電池によれば、電解質膜にアノードとカソードが配
されたセルと、一方の主面に形成されたリブを介して前
記セルを挟持する一対のプレートとを備え、前記アノー
ド側に液体燃料を供給するとともに、前記カソード側に
酸化剤ガスを供給することによって発電する燃料電池で
あって、前記アノード側プレートのリブとリブの間に複
数の流路が形成され、当該複数の流路の中から選択され
た1以上からなる第1の流路に前記液体燃料を供給する
とともに、前記複数の流路における前記第1の流路以外
の第2の流路に発電に伴って生成ガスを排出するように
しているので、第1の流路に供給された燃料が未使用の
まま電池外に排出される量を抑制することができる。そ
のため、燃料電池のシステムにおいて、従来技術のよう
な気液分離装置などが不要となるので、小型化、軽量化
が要求される携帯装置などに適した燃料電池を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るDMFCの要部分解
斜視図である。
【図2】アノード側プレートの概略側面図である。
【図3】燃料浸透部材の概略斜視図である。
【図4】アノード拡散層の概略平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るDMFCの一部を示
す断面図である。
【符号の説明】
20 セル 21 電解質膜 22 アノード 23 カソード 24 アノード拡散層 25 カソード拡散層 30 アノード側プレート 30a リブ 30b 燃料流路 30c 排気流路 31 燃料浸透部材 40 カソード側プレート 40a リブ 40b 空気流路 223 ガス透過層領域 224 燃料浸透層領域 310 燃料浸透板 311 支持台
フロントページの続き (72)発明者 秋山 幸徳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 近野 義人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 AA08 CC03 EE18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜にアノードとカソードが配され
    たセルと、一方の主面に形成されたリブを介して前記セ
    ルを挟持する一対のプレートとを備え、前記アノード側
    に液体燃料を供給するとともに、前記カソード側に酸化
    剤ガスを供給することによって発電する燃料電池であっ
    て、 前記アノード側プレートのリブとリブの間に複数の流路
    が形成され、当該複数の流路の中から選択された1以上
    からなる第1の流路に前記液体燃料を供給するととも
    に、前記複数の流路における前記第1の流路以外の第2
    の流路に発電に伴って生成する生成ガスを排出すること
    を特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記アノードは、前記アノード側のプレ
    ートと接する側に液体燃料および生成ガスを拡散させる
    ための拡散層を備え、当該拡散層は、前記第1の流路と
    対向する第1領域において液体浸透性と気体難透過性と
    を兼ね備え、前記第2の流路と対向する第2領域におい
    て気体透過性を有することを特徴とする請求項1に記載
    の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記第1の流路と前記第2の流路は、前
    記リブを介して隣接する位置に配されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記第1の流路および第2の流路は、当
    該各流路の一端が封止されるとともに他端が開放されて
    おり、前記第1の流路における開放端と前記第2の流路
    における開放端とが前記アノード側プレートの異なる方
    向に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の
    燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記拡散層における第1の領域は、吸水
    性高分子ゲルまたはパーフルオロアルキルスルホン酸系
    樹脂を含むことを特徴とする請求項2に記載の燃料電
    池。
  6. 【請求項6】 前記第1の流路には、液体浸透性と気体
    難透過性とを兼ね備えた材料からなる燃料浸透性部材
    が、第1の流路の開口部を覆うように挿嵌され、かつ前
    記アノード側のリブ頂部と面一となるように支持されて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    燃料電池。
  7. 【請求項7】 前記燃料浸透性部材は、液体燃料の存在
    下において膨潤する材料から構成されることを特徴とす
    る請求項6に記載の燃料電池。
  8. 【請求項8】 前記燃料浸透性部材は、その材料が吸水
    性高分子ゲルまたはパーフルオロアルキルスルホン酸系
    樹脂を含むことを特徴とする請求項7に記載の燃料電
    池。
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