JP2002175745A - インヒビタースイッチ - Google Patents

インヒビタースイッチ

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JP2002175745A
JP2002175745A JP2000372076A JP2000372076A JP2002175745A JP 2002175745 A JP2002175745 A JP 2002175745A JP 2000372076 A JP2000372076 A JP 2000372076A JP 2000372076 A JP2000372076 A JP 2000372076A JP 2002175745 A JP2002175745 A JP 2002175745A
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    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
    • H01H1/40Contact mounted so that its contact-making surface is flush with adjoining insulation
    • H01H2001/406Contact mounted so that its contact-making surface is flush with adjoining insulation with holes or recesses between adjacent contacts, e.g. to collect abrasion powder

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接点の摩耗に関わらず正確なON・OF
F状態を長く維持することができ、耐久性の高いインヒ
ビタースイッチの提供を可能とする。 【解決手段】 固定接点S3と、可動接点63とを備
え、基盤13に、可動接点63の固定接点S3に対する
接触、非接触の境界をなす固定接点のON・OFF切り
替え位置に対応して絶縁体で形成されたインシュレータ
ー部37,39を突設し、可動接点63に、インシュレ
ーター部39,37に乗り上げ可能な乗り上げ部85を
設け、可動接点63が固定接点S3に対し摺動して可動
接点63が固定接点S3のON・OFF切り替え位置と
なったとき乗り上げ部85がインシュレーター部37,
39に乗り上げて可動接点63が固定接点S3から離れ
て非接触となり、乗り上げ部85がインシュレーター部
37,39から降りると可動接点63が固定接点S3の
ON・OFF切り替え位置に接触することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インヒビタースイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインヒビタースイッチ装
置としては、例えば、特開平10−134672号公報
に記載された図16に示すようなものがある。このイン
ヒビタースイッチ201は、極盤203の下面に複数の
固定接点205を備え、この極盤203に対して移動可
能な可動盤207に可動接点209が支持されている。
可動接点209には接点アーム211が片持ち状に複数
設けられている。各接点アーム211は、前記各固定接
点205に対し摺動可能に接触している。この各接点ア
ーム211の各固定接点205に対する接触の状態は例
えば図17のようになっている。
【0003】前記各固定接点205は樹脂で形成された
極盤203にインサート成形によって設けられ、固定設
点205に対し前記接点アーム211の湾曲した接触部
213が摺動可能となっている。そして、可動接点21
1の固定接点205に対する摺動によるON・OFF切
り替え位置215は固定接点205と極盤203とのイ
ンサート成形の境目となっている。
【0004】従って、可動盤207の移動に伴って各接
点アーム211が各固定接点205に対し接触しながら
摺動し、固定接点205に対する接点アーム211の接
触、非接触は、ON・OFF切り替え位置215を通過
することによって行われ、各固定接点205の選択的な
導通を確保することができる。
【0005】この場合、接点アーム211の接触部21
3は湾曲形成されており、固定接点205に対しほぼ線
接触状態となっている。従って、インサート成形の境目
を正確に設定してON・OFF切り替え位置215を決
めることにより、各固定接点205に対する各接点アー
ム211の接触、非接触の切り替えを正確に行わせるこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接点ア
ーム211は、上記のように固定接点205に対し摺動
するものであるため、接点アーム211の接触部213
が図18のように経時的に摩耗して面接触状態となり、
ON・OFF切り替え範囲Hが拡大し、接触部213が
ON・OFF切り替え位置115に乗っている時間が長
くなり、回路のヒステリシスが大きくなるという問題が
あった。
【0007】特に、ミッションケース内で使用されるイ
ンヒビタースイッチの場合、オイルが飛散して該オイル
中に混在する絶縁体の摩耗粉等が接点アーム211の接
触部213と固定設点205との間に入り易く、摩耗が
早期に進行し、ON・OFF切り替え範囲Hが早期に拡
大する恐れがある。
【0008】さらに、金型上でON・OFF切り替え位
置115を調整することは極めて困難であるという問題
もある。すなわち、上記のような構造では、ON・OF
F切り替え位置115を調整する場合に、固定接点20
5の端部を例えば1/100mm削ると共に、インサー
ト成型用の金型もこれに合わせて調整しなければなら
ず、極盤203及び固定接点205の双方の型変更が必
要となり、双方を調整してON・OFF切り替え位置1
15を決定することが極めて困難となる恐れがある。
【0009】また、固定接点205のプレス成形の際
に、図19(a)のようにダレ219が生じたり、図1
9(b)のようにバリ221が生じ、ON・OFF切り
替え位置115を決めたとしても、ダレ219あるいは
バリ221によって実際のON・OFF切り替え位置2
23,225は前記ON・OFF切り替え位置115か
らずれることになり、かかる点からもON・OFF切り
替え位置を正確に調整することが極めて困難であるとい
う問題がある。
【0010】本発明は、可動接点に摩耗が生じてもON
・OFF切り替え位置を正確に維持することができると
共に、ON・OFF切り替え位置の調整が容易なインヒ
ビタースイッチ装置の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
接点を備えた極盤と、前記固定接点に摺動可能な可動接
点を有し前記基盤に対し移動可能な可動盤とを備え、自
動変速機のミッションケース内に配置され前記可動接点
及び固定接点により前記自動変速機の変速位置を検出す
るインヒビタースイッチにおいて、前記極盤に、前記可
動接点の前記固定接点に対する摺動による接触、非接触
の境界をなす前記固定接点のON・OFF切り替え位置
に対応して絶縁体で形成されたインシュレーター部を突
設し、前記可動接点に、前記インシュレーター部に乗り
上げ可能な乗り上げ部を設け、前記可動接点が前記固定
接点に対し摺動して該可動接点が前記固定接点のON・
OFF切り替え位置となったとき前記乗り上げ部が前記
インシュレーター部に乗り上げ前記可動接点が前記固定
接点から離れて非接触となり、前記乗り上げ部が前記イ
ンシュレーター部から降りると前記可動接点が前記固定
接点のON・OFF切り替え位置に接触することを特徴
とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のインヒ
ビタースイッチであって、前記可動接点の乗り上げ部
に、乗り上げ用のアール部を設け、前記インシュレータ
ー部に、前記乗り上げ部のアール部を乗り上げガイドす
る摺動面を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
インヒビタースイッチであって、前記可動接点は、前記
固定接点に同時に弾性接触する一対の片持ち状の接触部
を備え、前記乗り上げ部を、前記両接触部間に配置して
該接触部よりも短く片持ち状に形成したことを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
インヒビタースイッチであって、前記可動接点は、前記
固定接点に同時に弾性接触する複数の接触部を備え、前
記固定接点に、前記両接点間に介在する異物を前記固定
接点に備えた排出口から排出する排出部を前記可動接点
の各接触部に対応してそれぞれ設けたことを特徴とす
る。
【0015】請求項5の発明は、請求項4記載のインヒ
ビタースイッチであって、前記各接触部に対応する各排
出部は、前記可動接点の摺動方向に相互に位置がずれて
配置されていることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項4又は5記載の
インヒビタースイッチであって、前記排出部は、前記固
定接点のON・OFF切り替え位置の近傍に設けたこと
を特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項4〜6の何れか
に記載のインヒビタースイッチであって、前記排出口
は、前記基盤の貫通孔に連通していることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明では、固定接点を備えた
極盤と、前記固定接点に摺動可能な可動接点を有し前記
基盤に対し移動可能な可動盤とを備え、自動変速機のミ
ッションケース内に配置され前記可動接点及び固定接点
により前記自動変速機の変速位置を検出するインヒビタ
ースイッチ装置において、前記極盤に、前記可動接点の
前記固定接点に対する接触、非接触の境界をなす前記固
定接点のON・OFF切り替え位置に対応して絶縁体で
形成されたインシュレーター部を突設し、前記可動接点
に、前記インシュレーター部に乗り上げ可能な乗り上げ
部を設けることにより、前記可動接点が前記固定接点に
対して摺動し、該可動接点が前記固定接点のON・OF
F切り替え位置となったとき、前記乗り上げ部が前記イ
ンシュレーター部に乗り上げ前記可動接点が前記固定接
点から離れて非接触となり、前記乗り上げ部が前記イン
シュレーター部から降りると前記可動接点が前記固定接
点のON・OFF切り替え位置に接触することができ
る。
【0019】従って、可動接点の乗り上げ部がインシュ
レーター部に乗り上げ、あるいはインシュレーター部か
ら降りることによって固定接点に対する可動接点の非接
触、接触を固定接点のON・OFF切り替え位置で確実
に行わせることができる。すなわち、可動接点が摩耗し
て固定接点に対する接触が線接触から面接触に拡大した
としても、可動接点の乗り上げ部がインシュレーター部
に乗り上げることによって、あるいはインシュレーター
部から降りることによって固定接点のON・OFF切り
替え位置において可動接点を確実に非接触、接触とする
ことができる。このため、正確な変速位置の検出を長く
維持することができ、耐久性の高い正確なインヒビター
スイッチを得ることができる。
【0020】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、可動接点の乗り上げ部に乗り上げ用のアール
部を設け、前記インシュレーター部に乗り上げ部のアー
ル部を乗り上げガイドする摺動面を設けたため、可動接
点の乗り上げ部がインシュレーター部に乗り上げると
き、インシュレーター部の一個所で摺動するのではな
く、アール部がインシュレーター部の摺動面に沿って摺
動することになり、インシュレーター部が局部的に摩耗
することを防止することができる。従って、乗り上げ部
がインシュレーター部に乗り上げ、あるいはインシュレ
ーター部から降りることによって固定接点のON・OF
F切り替え位置で可動接点を確実に接触、非接触とする
ことができ、確実なON・OFFを長く維持することが
できる。
【0021】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、可動接点は固定接点に同時に弾性接触
する一対の片持ち状の接触部を備え、乗り上げ部を両接
触部間に配置して該接触部よりも短く片持ち状に形成し
たため、可動接点を固定接点に対し弾性接触させながら
乗り上げ部の剛性を確保することができ、乗り上げ部が
インシュレーター部に乗り上げ、あるいはインシュレー
ター部から降りるときに乗り上げ部の撓みを抑制して固
定接点のON・OFF切り替え位置での可動接点の非接
触、接触動作を確実に行わせることができる。
【0022】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、可動接点は固定接点に同時に弾性接触
する複数の接触部を備え、両接点間に介在する異物を固
定接点に備えた排出口から排出する排出部を可動接点の
各接触部に対応してそれぞれ設けたため、可動接点がイ
ンシュレーター部から降りたときに可動接点と固定接点
との間に異物が介在することになっても可動接点が固定
接点に対し摺動することによって両接点間の異物を排出
口から排出部へ排出させることができる。従って、可動
接点の固定接点に対する接触を確実に確保することがで
きる。
【0023】しかも、可動接点は固定接点に同時に弾性
接触する複数の接触部を備えているため、いずれかの接
触部と固定接点との間に異物が介在しても、可動接点の
弾性を利用して他方の接触部を固定接点に確実に接触さ
せることができ、異物の介在に関わらず可動接点の固定
接点に対する接触を確実に確保することができる。
【0024】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、各接触部に対応する各排出部は、可動接点の
摺動方向に相互の位置がずれて配置されているため、何
れかの接触部と固定接点との間に異物が介在していて
も、該異物を位置ずれしている何れかの排出部で排出さ
せることにより接触部と固定接点との接触を確保するこ
とができる。従って、双方の接触部と固定接点との間に
異物が同時に介在することを抑制することができ、接触
部と固定接点とを確実に接触させることができる。
【0025】請求項6の発明では、請求項4又は5の発
明の効果に加え、排出部は、固定接点のON・OFF切
り替え位置の近傍に設けたため、可動接点がインシュレ
ーター部から固定接点のON・OFF切り替え位置に降
りたとき、可動接点の接触部と固定接点との間に異物が
介在しても、可動接点の摺動開始により異物が排出口か
ら直ちに排出されることになり、固定接点に対し可動接
点を確実に接触させることができる。
【0026】請求項7の発明では、請求項4〜6の何れ
かの発明の効果に加え、排出口は基盤の貫通孔に連通し
ているため、排出口から排出部へ排出された異物は基盤
の貫通孔から基盤外へ排出させることができ、異物の排
出を確実に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を適
用したインヒビタースイッチの斜視図を示している。こ
のインヒビタースイッチ1は、図示はしないが自動変速
機のミッションケース内に図1のように立てた状態で配
置され、取り付けられている。そして、インヒビタース
イッチ1にはミッションケース内で飛散する高温のオイ
ルが掛かる状態となっている。このインヒビタースイッ
チ1は、極盤3と、可動盤5と、ブラケット一体の金属
製のケース7とから概ね構成されている。
【0028】前記極盤3は、前記ケース7に加締めによ
って固定され、前記可動盤5はケース7と極盤3との間
に配置され、極盤3に対し矢印A方向に往復移動可能と
なっている。
【0029】前記可動盤5には、駆動ピン9が突設され
ている。駆動ピン9は、前記ケース7の矢印A方向に長
い穴11からケース7外へ突出している。この駆動ピン
9は、図示はしないが自動変速機のマニュアルバルブの
連動部に連結されている。従って、極盤3に対し可動盤
5がマニュアルバルブの変速位置に応じて矢印A方向に
移動し停止することにより、マニュアルバルブによる変
速位置を検出することができる。
【0030】前記極盤3の接点構造は、図2のようにな
っている。この図2は、極盤3の正面図を示している。
極盤3の基盤13は、樹脂によって成形され、該基盤1
3には、前記ケース7に対向する縦壁14に、複数の固
定接点S2,VB,S4,S1,S3が設けられてい
る。即ち、基盤13の縦壁14には、5本の溝15,1
7,19,21,23が前記矢印A方向(図1)に沿っ
て設けられている。各溝15,17,19,21,23
は、図2紙面直交方向に凹状に形成され、各溝15,1
7,19,21,23の奥側の面に、それぞれ平板状の
前記固定接点S2,VB,S4,S1,S3が固定され
ている。
【0031】前記固定接点VBは、常時導通状態とする
コモン接点とするため溝17に沿って長く形成されてい
る。他の固定接点S2,S4,S1,S3はそれぞれO
N・OFF接続のために所定長さに設定されている。
【0032】前記基盤13には、各溝15,17,1
9,21,23内においてインシュレーター部25,2
7,29,31,33,35,37,39が設けられて
いる。このインシュレーター部25,27,29,3
1,33,35,37,39は、後述する可動接点の固
定接点S2,S4,S1,S3に対する接触、非接触の
境界をなす固定接点のON・OFF切り替え位置に対応
して絶縁体で形成されている。本実施形態では、各溝1
5,17,19,21,23の奥側の面に一体に突設さ
れている。但し、別体のインシュレーター部を接着など
により固定することもできる。
【0033】更に本実施形態では、異物を排出する排出
部41,43,45,47,49,51,53,55,
57,59,61が設けられている。固定接点S2の排
出部41と排出部43、固定接点S4の排出部45,5
1と排出部49、固定接点S1の排出部53と排出部5
5、固定接点S3の排出部59,61と排出部57は、
可動接点の摺動方向に相互に位置がずれて可動接点に対
応してその摺動範囲に配置されている。
【0034】前記排出部41はインシュレーター部25
の近傍に配置され、インシュレーター部25から降りて
きた可動接点が固定接点S2に接する固定接点S2のO
N・OFF切り替え位置の近傍に隣接して配置されてい
る。従って、可動接点がON・OFF切り替え位置から
摺動すると、可動接点が排出部41上を直ちに通過する
構成となっている。
【0035】同様に排出部45,49はインシュレータ
ー部29に対し、排出部47はインシュレーター部27
に対し、排出部51はインシュレーター部31に対し、
排出部53はインシュレーター部33に対し、排出部5
5はインシュレーター部35に対し、排出部57はイン
シュレーター部37に対し、排出部59,61はインシ
ュレーター部39に対しそれぞれ同様な構成で近傍配置
されている。
【0036】前記可動盤5は、図3,図4のようになっ
ている。図3は可動盤5の正面図、図4は図3のSB矢
視における側面図である。すなわち可動盤5は、樹脂に
よって形成され、前記極盤3に対向する側の面にステン
レスなどの金属による可動接点63が固定されている。
可動接点63の固定は、例えば可動盤5に突設された結
合ピン65に固定金具67を加締めることによって行わ
れている。
【0037】前記可動接点63は、図5,図6,図7の
ようになっている。図5は図3の状態で可動接点63を
可動盤5側(図3紙面直交方向裏面側)から見た背面図
であり、図6は図5のSC矢視図であり、図7は図5の
SD矢視図である。この図5,図6,図7のように、可
動接点63は枠状の固定部69に対し接点アーム71,
73,75,77,79が片持ち状に設けられている。
そして、図5のように接点アーム71,75,79と接
点アーム73,77との先端はそれぞれ同一直線上には
なく、いわゆるW型配置となっている。
【0038】各接点アーム71,73,75,77,7
9は、図7のように傾斜して配置され、その先端にそれ
ぞれ一対の接触部81,83が片持ち状に備えられてい
る。各接触部81,83は湾曲形成されている。各接点
アーム71,73,75,77,79の各接触部81,
83は、それぞれ図2の固定接点S2,VB,S4,S
1,S3に当接し、各接点アーム71,73,75,7
7,79が図7のように自由状態からSだけ撓んで固定
接点S2,VB,S4,S1,S3に弾性接触し一定の
接点圧を保つようになっている。
【0039】前記各接点アーム71,73,75,7
7,79の接触部81,83間には、乗り上げ部85が
設けられている。乗り上げ部85は前記各接触部81,
83よりも短く、各接点アーム71,73,75,7
7,79に片持ち状に形成されている。前記各乗り上げ
部85も湾曲形成されている。
【0040】尚、本実施形態においては、前記常時導通
の固定接点VBに接する接触部81,83を備えた接点
アーム73にも乗り上げ部85を設けている。このため
設計変更によって常時導通の固定接点VBが溝17から
溝15,19,21,23のいずれかへ配置変更された
としても、可動接点63をそのまま設計変更せずに用い
ることができる。但し、常時導通の固定接点VBに対応
する接点アーム73には乗り上げ部85は不要であるの
で、これを省略する構成にすることも可能である。
【0041】前記固定部69には、図3の前記連結ピン
65を貫通させる穴87が設けられている。
【0042】次に、本発明実施形態の要部をなす可動接
点、固定接点、及びインシュレーター部の関係を更に説
明する。
【0043】この可動接点63、固定接点S2,S4,
S1,S3、及びインシュレーター部25,27,2
9,31,33,35,37,39の関係は、各固定接
点S2,S4,S1,S3においてほぼ同一であるた
め、固定接点S3の部分を図8のように取り出して説明
し、他の固定接点S2,S4,S1と可動接点63及び
インシュレーター部25,27,29,31,33,3
5との関係はその説明を省略する。
【0044】図8は固定接点S3、インシュレーター部
37,39、及び可動接点63の接点アーム79との関
係を分解して斜視図で示している。この図8の状態にお
いて、固定接点S3及びインシュレーター部39の部分
における断面図を図9に示し、この固定接点S3、イン
シュレーター部39と接点アーム79との作用関係を拡
大した断面図を図10,図11に示している。
【0045】まず、図8,図10,図11のように、前
記可動接点63の乗り上げ部85には前記のように湾曲
形成によって乗り上げ用のアール部89が設けられてい
る。一方、インシュレーター部39には、前記乗り上げ
部85のアール部89を乗り上げガイドする摺動面9
1,93が設けられている。摺動面91は一定の傾斜角
をもって設定され、摺動面93は可動接点の接点アーム
79の摺動方向に対しほぼ平行に設定されている。
【0046】前記摺動面91の傾斜角は、可動接点63
の固定接点S3に対するON・OFFの急峻性及び可動
盤5の操作力を決定するものである。摺動面91の傾斜
が急なとき操作力は大きくなるが、可動接点63の固定
接点S3に対するON・OFF動作を急峻に行うことが
できる。摺動面91の傾斜角が緩くなると、可動盤5の
操作力は低くなるが、可動接点63の固定接点S3に対
するON・OFFの急峻性が緩和されることになる。従
って、可動盤5の操作力、ON・OFFの急峻性を考慮
して、摺動面91の傾斜角が決定されることになる。
【0047】前記摺動方向に平行な摺動面93の固定接
点S3に対する高さは、可動接点63がインシュレータ
ー部39に乗り上げたときの接触部83と固定接点S3
との間のギャップの大小を決定する。インシュレーター
部39の固定接点S3に対する高さが高いと、接点アー
ム79の撓み量は増大するが、接触部83と固定接点S
3との間のギャップが大となって、接点OFF状態を確
実に形成することができる。従って、摺動面93の高さ
は接点アーム79の撓み量と接触部83の固定接点S3
に対するギャップを考慮して決定されることになる。
【0048】図8〜図11のように、前記摺動面91の
端部には、製造上の基準面97が設けられている。この
基準面97に対し固定接点S3の端部99は、インシュ
レーター部39の下部側に入り込んだ状態となってい
る。従って、図10,図11で示す固定接点S3のON
・OFF切り替え位置95は、前記基準面97を基準に
して設定されることになり、固定接点S3の端部99が
ON・OFF切り替え位置95に関わることがない。こ
のため、前記図19のように固定接点S3の端部99に
ダレやバリを生じても、ON・OFF切り替え位置95
を正確に設定することができる。
【0049】このように、図9の鎖線図示のように、固
定接点S3のON・OFF切り替え位置95の設定など
に際しては、基準面97を決定すべく極盤3側の金型を
放電加工で削るだけで合わせることができるため、固定
接点S3側の金型を調整する必要が無く、精度出しが極
めて容易となる。この基準面97は、摺動面91の位
置、傾斜角の設定の基準ともなっている。即ち、金型の
放電加工によって、図9の一点鎖線図示及び実線図示の
ように、基準面97、摺動面91を設定することができ
る。
【0050】前記可動盤5が移動すると、可動接点63
における可動接点アーム79の接触部81,83は、固
定接点S3に対し図8の範囲101,103において図
10のように摺動することになる。この接触部81,8
3の固定接点S3に対する摺動により接触部81,83
が固定接点S3のON・OFF切り替え位置95にきた
とき乗り上げ部89が摺動面91に当接して乗り上げ摺
動を開始し、接触部81,83の固定接点S3に対する
接触がON・OFF切り替え位置95で非接触となる。
次いで、乗り上げ部85は摺動面91を摺動して、図1
1のように摺動方向に平行な摺動面93側に乗り上げ移
動する。乗り上げ部85が摺動面93側に乗り上げたと
き、接触部81,83と固定接点S3との間のギャップ
が設定値となり、接触部81,83と固定接点S3との
間の非接触状態を確実に形成することができる。
【0051】逆に、可動盤5の移動によって、乗り上げ
部85が摺動面93から摺動面91を経てインシュレー
ター部39から降りると、可動接点63における接点ア
ーム79の接触部81,83が固定接点S3に接触する
ことになる。この接触は乗り上げ部85と摺動面91と
の関係により、固定接点S3のON・OFF切り替え位
置95において確実に行われる。本実施形態では片持ち
状の接触部81,83を一対すなわち少なくとも2本設
けているため、インシュレーター部39から接点アーム
79が降りるときに一方の接触部81又は83との間に
異物が介在するなどしても他方の接触部83又は81必
ず接触することができ、接点アーム79の固定接点S3
に対する接触を確実に行わせることができる。
【0052】このように乗り上げ部85とインシュレー
ター部39との作用によって、可動盤5の移動により可
動接点63における接点アーム79の接触部81,83
の固定接点S3に対する接触、非接触を固定接点S3の
ON・OFF切り替え位置95で確実に行うことがで
き、接点のON・OFFを正確に行うことができる。し
かも、可動接点63における接点アーム79の接触部8
1,83が固定接点S3に対し摺動して経時的に摩耗
し、図18のように接触部81,83の固定接点S3に
対する接触が線接触から面接触に広がったとしても、該
接触範囲の広がりはON・OFF切り替え位置を左右す
ることにはならない。ON・OFF切り替え位置を決定
するのはあくまでも乗り上げ部85と摺動面91,93
との関係であるから、接触部81,83の摩耗に拘わら
ず、固定接点S3に対する可動接点63の接触、非接触
をON・OFF切り替え位置95で正確に行うことがで
きる。
【0053】特に、ミッションケース内で使用され、高
温のオイルが飛散してインヒビタースイッチに掛かるよ
うな場合には、摩耗粉等が可動接点63における接点ア
ーム79の接触部81,83と固定接点S3との間に介
在し、接触部81,83の摩耗が早期に進行する恐れも
あるが、上記のように接触部81,83の摩耗がON・
OFF切り替え位置に直接影響することがないため、正
確なON・OFF切り替えを長く維持することができ
る、耐久性の高いインヒビタースイッチ1を得ることが
できる。
【0054】しかも本実施形態では、アール部89を摺
動面91,93に対し線接触させながら摺動面91,9
3上を摺動させるようにしたから、乗り上げ部85がイ
ンシュレーター部39の1個所で摺動するようなことが
なく、摺動面91,93に渡って長く摺動することにな
り、摺動面91,93の摩耗を大幅に抑制することがで
きる。従って、摺動面91,93の形状を長く維持する
ことができ、かかる点においても固定接点S3のON・
OFF切り替え位置95を長くかつ正確に維持すること
ができる。
【0055】尚、同様な作用は、固定接点S2及びイン
シュレーター部25と可動接点63における接点アーム
71の接触部81,83、乗り上げ部85との間、固定
接点S4及びインシュレーター部27,29,31と可
動接点63における接点アーム75の接触部81,8
3、乗り上げ部85との間、固定接点S1及びインシュ
レーター部33,35と可動接点63における接点アー
ム77の接触部81,83、乗り上げ部85との間にお
いても同様に行われている。従って、インヒビタースイ
ッチ3は、全体として可動接点63と固定接点S2,S
4,S1,S3とのON・OFFを可動接点63の摩耗
に関わらず正確に行わせ、この正確さを長く維持するこ
とができる。
【0056】このように本実施形態のインヒビタースイ
ッチでは、長時間使用後のON・OFF切り替え位置の
変化量が著しく減少する。又、インシュレーター部39
等の摩耗によりON・OFF切り替え位置のずれが決ま
るため、長時間使用後のON・OFF切り替え位置のず
れ方向がわかり、摺動面91の初期管理値などが決定し
易くなる。
【0057】一方、前記したように可動接点63の接点
アーム79等がインシュレーター部39等から降りると
きに、図12のように接触部81又は83と固定接点S
3との間に絶縁性の異物105が介在することがある。
特にミッションケース内で使用されるインヒビタースイ
ッチ1の場合には、飛散するオイル中に異物105の混
在する可能性が高く、この絶縁性の異物105が接触部
81又は83と固定接点S3との間に介在する可能性が
高くなる。この場合でも接触部81,83を一対少なく
とも2本設けることによって、接触部81,83の双方
と固定接点S3との間に異物105が同時に介在する可
能性が極めて低くなり、一方の接触部81又は83を固
定接点S3に確実に接触させることができる。
【0058】しかしながら、異物105をそのまま接触
部81又は83と固定接点S3との間に介在させたまま
にするのは好ましくはない。そこで、前記のように排出
部41,43,45,47,49,51,53,55,
57,59,61を設けたものである。この排出部4
1,43,45,47,49,51,53,55,5
7,59,61は、同様の構成となっている。
【0059】そこで図10,図11と同様な位置におい
て、排出部59の説明を行い、他の排出部41等の説明
は省略する。
【0060】図8,図13,図14のように、排出部5
9は固定接点S3に備えた排出口107から異物105
を排出するようになっている。この排出口107は、可
動接点63における接点アーム79の接触部81,83
が固定接点S3上を摺動する範囲101,103を横断
するように矩形状に形成されている。排出口107は基
盤13の貫通孔109に連通している。この貫通孔10
9は、基盤13の反対側の面に開口しており、異物10
5を貫通孔109から基盤13外へ排出することができ
る。但し、排出部59を排出口107のみで形成し、あ
るいは排出口107と基盤13側に形成した若干の凹部
とで構成することもできる。この場合、排出口107等
を図1の上下方向に対し下方側へ傾斜設定させることに
よって、排出口107内へ入り込んだ異物105を傾斜
下方へ自然に流出させることができる。
【0061】そして、可動接点63の接点アーム79が
インシュレーター部39から降りたとき、接触部81又
は接触部83と固定接点S3との間に異物105が介在
した場合であっても、接触部81又は接触部83が固定
接点S3に対し摺動して排出口107上を通過すると異
物105が排出口107内に掻き込まれ、貫通孔109
を介して基盤13の反対側から排出されることになる。
【0062】従って、可動接点63における接点アーム
79の接触部81又は接触部83と固定接点S3との間
に異物105が介在することがなくなり、確実な接触を
行わせることができる。
【0063】しかも本実施形態では、接触部81,83
が一対設けられているため、接点アーム79がインシュ
レーター部39から降りたとき、例えば一方の接触部8
3と固定接点S3との間に異物105が介在しても他方
の接触部81と固定接点S3とは導通させることがで
き、接点アーム79と固定接点S3とのON状態を確実
に作り出すことができる。
【0064】また、排出部57,59が可動接点63の
摺動方向に相互に位置がずれて配置されているため、一
方の接触部81が排出口107上を通過したあと他方の
接触部83と固定接点S3との間に異物105が介在し
たとしても、接触部81と固定接点S3との接触は保つ
ことができるように、少なくとも一方の接触部81又は
83の接触を維持することができ、確実なON状態を作
り出すことができる。
【0065】さらに、排出部59などは固定接点S3の
ON・OFF切り替え位置95の近傍に設置されている
ため、接点アーム79がインシュレーター部39から降
りた直後に接触部81が排出口107上を通過すること
ができ、異物105を直ちに排出させることができる。
従って、かかる点からも確実なON状態を作り出すこと
ができ、異物105による接点不良を確実に抑制するこ
とができる。
【0066】また、インヒビタースイッチ1内に進入し
た異物105がスイッチ外部に流れるため、接点環境を
大幅に向上させることができる。
【0067】本実施形態においては、排出口107によ
って接触部81,83に付着した異物や酸化物その他が
除去されると共に、接触部81,83が磨かれることに
なり、常に新しい接点面を保つことができる。従って、
かかる点からも安定した接触状態を長く維持することが
できる。
【0068】図15は前記固定接点VB,S1,S2,
S3,S4の導通状態と変速位置の検出状態との関係を
示す図表である。この図15の図表において、丸を示し
ている部分が導通個所である。この固定接点VB,S
1,S2,S3,S4の導通の組み合わせによって変速
位置であるパーキングレンジP、リバースレンジR、ニ
ュートラルレンジN、ドライブレンジD、3速3、2速
2、1速1などを正確に検出することができる。
【0069】尚、上記実施形態では、排出部41等を設
けたが、これを省略することも可能である。又、乗り上
げ部85のアール部89は、乗り上げ部85を全体的に
湾曲形成することによって構成しているが、摺動面9
1,93に接触する部分だけをアール部として構成する
ことも可能である。又、乗り上げ部85は接触部81,
83と別物として構成したが、乗り上げ部85を別に設
けることなく一対の接触部81,83の一方を乗り上げ
部として共用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインヒビタースイッ
チの斜視図である。
【図2】一実施形態に係り、極盤の正面図である。
【図3】一実施形態に係り、可動盤の正面図である。
【図4】一実施形態に係り、図3のSB方向から見た可
動盤の側面図である。
【図5】一実施形態に係り、可動接点の可動盤側から見
た背面図である。
【図6】一実施形態に係り、図5のSC方向の側面図で
ある。
【図7】一実施形態に係り、図5のSD方向の側面図で
ある。
【図8】一実施形態に係り、接点アームと固定接点及び
インシュレーター部との関係を示す分解状態の斜視図で
ある。
【図9】インシュレーター部周辺における拡大断面図で
ある。
【図10】インシュレーター部と接点アームとの関係を
示す拡大断面図である。
【図11】一実施形態に係り、接点アームがインシュレ
ーター部に乗り上げた状態の拡大断面図である。
【図12】接触部と固定接点との間に異物が介在した場
合の断面図である。
【図13】一実施形態に係り、接触部と固定接点との間
に異物が介在した場合の断面図である。
【図14】一実施形態に係り、異物排出状態の断面図で
ある。
【図15】固定接点の導通と変速位置との関係を示す図
表である。
【図16】従来例に係るインヒビタースイッチの分解斜
視図である。
【図17】従来例に係り、固定接点のON・OFF切り
替え位置と可動接点との関係を示す断面図である。
【図18】従来例に係り、可動接点の摩耗状態を示す断
面図である。
【図19】従来例に係り、(a)は固定接点のダレによ
るON・OFF切り替え位置のずれを示す断面図、
(b)は固定接点のバリによるON・OFF切り替え位
置のずれを示す断面図である。
【符号の説明】
1 インヒビタースイッチ 3 極盤 5 可動盤 VB,S1,S2,S3,S4 固定接点 63 可動接点 25,27,29,31,33,35,37,39 イ
ンシュレーター部 41,43,45,47,49,51,53,55,5
7,59,61 排出部 81,83 接触部 85 乗り上げ部 89 アール部 91,93 摺動面 105 異物 107 排出口 109 貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を備えた極盤と、 前記固定接点に摺動可能な可動接点を有し前記極盤に対
    し移動可能な可動盤とを備え、 自動変速機のミッションケース内に配置され前記可動接
    点及び固定接点により前記自動変速機の変速位置を検出
    するインヒビタースイッチにおいて、 前記極盤に、前記可動接点の前記固定接点に対する摺動
    による接触、非接触の境界をなす前記固定接点のON・
    OFF切り替え位置に対応して絶縁体で形成されたイン
    シュレーター部を突設し、 前記可動接点に、前記インシュレーター部に乗り上げ可
    能な乗り上げ部を設け、 前記可動接点が前記固定接点に対し摺動して該可動接点
    が前記固定接点のON・OFF切り替え位置となったと
    き前記乗り上げ部が前記インシュレーター部に乗り上げ
    て前記可動接点が前記固定接点から離れて非接触とな
    り、前記乗り上げ部が前記インシュレーター部から降り
    ると前記可動接点が前記固定接点のON・OFF切り替
    え位置に接触することを特徴とするインヒビタースイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインヒビタースイッチで
    あって、 前記可動接点の乗り上げ部に、乗り上げ用のアール部を
    設け、 前記インシュレーター部に、前記乗り上げ部のアール部
    を乗り上げガイドする摺動面を設けたことを特徴とする
    インヒビタースイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインヒビタースイ
    ッチであって、 前記可動接点は、前記固定接点に同時に弾性接触する一
    対の片持ち状の接触部を備え、 前記乗り上げ部を、前記両接触部間に配置して該接触部
    よりも短く片持ち状に形成したことを特徴とするインヒ
    ビタースイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のインヒビタースイ
    ッチであって、 前記可動接点は、前記固定接点に同時に弾性接触する複
    数の接触部を備え、 前記固定接点に、前記両接点間に介在する異物を前記固
    定接点に備えた排出口から排出する排出部を前記可動接
    点の各接触部に対応してそれぞれ設けたことを特徴とす
    るインヒビタースイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインヒビタースイッチで
    あって、 前記各接触部に対応する各排出部は、前記可動接点の摺
    動方向に相互に位置がずれて配置されていることを特徴
    とするインヒビタースイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のインヒビタースイ
    ッチであって、 前記排出部は、前記固定接点のON・OFF切り替え位
    置の近傍に設けたことを特徴とするインヒビタースイッ
    チ。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6の何れかに記載のインヒビ
    タースイッチであって、 前記排出口は、前記基盤の貫通孔に連通していることを
    特徴とするインヒビタースイッチ。
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