JP2002372082A - 制動装置用摩擦材の摩耗量測定装置 - Google Patents

制動装置用摩擦材の摩耗量測定装置

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JP2002372082A
JP2002372082A JP2001183844A JP2001183844A JP2002372082A JP 2002372082 A JP2002372082 A JP 2002372082A JP 2001183844 A JP2001183844 A JP 2001183844A JP 2001183844 A JP2001183844 A JP 2001183844A JP 2002372082 A JP2002372082 A JP 2002372082A
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piston
displacement sensor
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Hitoshi Furukawa
仁 古川
Hiroshi Ikegami
洋 池上
Shinichi Terajima
信一 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各パッド9a、9bのライニング12a、1
2bの摩耗量を連続的に測定自在として、これら各パッ
ド9a、9bの交換時期の正確な判定等を可能にする。 【解決手段】 キャリパ2とインナ側のパッド9aの裏
板11aとの間等、制動に伴って相対変位する1対の部
材同士の間に、この相対変位を検出する変位センサ20
を設ける。この構成により、上記両ライニング12a、
12bのうちの少なくとも一方のライニングの摩耗量を
連続的に測定して、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る制動装置用摩
擦材の摩耗量測定装置は、自動車或は鉄道車両等の各種
輸送機械、或は工作機械や各種産業機械等の制動を行な
う為の制動装置を構成する摩擦材の摩耗量を連続的に測
定可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の制動を行なう為のディスクブレ
ーキとして従来から、図20〜21に示す様な構造のも
のが使用されている。この図20〜21に示したディス
クブレーキは、制動時にロータ1に対しキャリパ2を変
位させる、フローティングキャリパ型と呼ばれるもので
ある。このフローティングキャリパ型ディスクブレーキ
は、車輪(図示せず)と共に回転する上記ロータ1の一
側に隣接させる状態で設けるサポート3を、このサポー
ト3の下部に設けた取付孔4、4を利用して車体(図示
せず)に固定する。このサポート3は、上記キャリパ2
を上記ロータ1の軸方向に変位可能に支持している。
【0003】この為に、上記ロータ1の回転方向(図5
及び図18〜19を除く各図の左右方向)に関して上記
キャリパ2の両端部に固設した1対の取付部5、5に、
それぞれガイドピン6、6の基端部を支持固定してい
る。そして、これらガイドピン6、6を互いに平行に、
上記ロータ1の軸方向(図1、3、6、8、10、1
2、14、16、20の上下方向、図5の左右方向、図
2、4、7、9、11、13、15、17、21表裏方
向)に配置している。一方、上記ロータ1の回転方向に
関して上記サポート3の両端部に、それぞれガイド孔
7、7を、上記1対のガイドピン6、6と等ピッチで形
成している。そしてこれら各ガイドピン6、6を上記各
ガイド孔7、7内に、摺動可能に挿入している。この構
成により、上記サポート3に対して上記キャリパ2が、
上記ロータ1の軸方向に変位可能となる。尚、上記各ガ
イドピン6、6と上記サポート3の両端部で上記各ガイ
ド孔7、7の開口端部との間には、ゴムの如きエラスト
マー等の弾性材を蛇腹状に形成する事により伸縮自在と
した、ブーツ8、8を掛け渡している。
【0004】又、上記サポート3にインナ側(車両の幅
方向中央寄りで、図1、3、6、8、10、12、1
4、16、20の下側)のパッド9aを、上記ロータ1
の軸方向に摺動可能に係合させている。又、上記キャリ
パ2のアウタ側(車両の幅方向外寄りで、図1、3、
6、8、10、12、14、16、20の上側)端部に
設けたキャリパ爪10の内側面(図1、3、6、8、1
0、12、14、16、20の下面)に、アウタ側のパ
ッド9bを支持している。これらインナ側、アウタ側両
パッド9a、9bは、それぞれ裏板11a、11bの片
面で上記ロータ1の側面に対向する面に、請求項に記載
した摩擦材に相当するライニング12a、12bを添設
して成る。このうちのインナ側のパッド9aは、上記裏
板11aの両端部に形成した係合突部13、13を上記
サポート3に形成した係合凹部14、14に、上記ロー
タ1の軸方向に摺動可能に係合させる事で、上記サポー
ト3に対し支持されている。一方、上記アウタ側のパッ
ド9bは、上記裏板11bの裏面(アウタ面)の複数個
所に形成した係止突部15、15を上記キャリパ爪10
の内側面に形成した係止凹部16、16に内嵌する事
で、このキャリパ爪10の内側面に保持している。 更
に、上記キャリパ2のインナ側端部に設けたシリンダ部
17内に、上記インナ側のパッド9aを上記ロータ1に
対して押圧するピストン18(後述する図16参照)を
内蔵している。
【0005】制動を行なう場合には、上記シリンダ部1
7内に圧油を送り込み、上記ピストン18により上記イ
ンナ側のパッド9aを、上記ロータ1の内側面に、図2
0の下から上に押し付ける。すると、この押し付け力の
反作用として上記キャリパ2が、前記各ガイドピン6、
6と前記各ガイド孔7、7との摺動に基づいて、図20
の下方に変位し、上記キャリパ爪10が上記アウタ側の
パッド9bを、上記ロータ1の外側面に押し付ける。こ
の結果、このロータ1が内外両側面側から強く挟持され
て、制動が行なわれる。
【0006】上述の様に構成し作用するディスクブレー
キを構成する上記各パッド9a、9bのライニング12
a、12bは、制動の繰り返しにより次第に摩耗する。
そして、或る程度以上ライニング12a、12bの摩耗
が進んだパッド9a、9bは、新たなパッドと交換しな
ければならない。この為に従来から、上記各ライニング
12a、12bが或る程度摩耗した場合に作動して、警
告音や電気信号を出す摩耗警報装置が、各種提案され、
更には使用されている。又、実公平7−38808〜9
号公報には、摩耗量を段階的に測定できる摩耗警報装置
が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の摩耗警報装置
は、ライニング12a、12bの摩耗量が一定量に達し
たか否かしか知る事ができなかったり、或は段階的にし
か知る事ができない為、上記ライニング12a、12b
を備えたパッド9a、9bの交換時期を正確に予測する
事が難しかった。又、ライニング12a、12bの摩耗
程度が急変する等、ディスクブレーキ等の制動装置の急
激な性能低下を予測する事も難しかった。本発明は、こ
の様な事情に鑑みて、ライニング12a、12b等の摩
擦材の摩耗量を連続的に測定できる制動装置用摩擦材の
摩耗量測定装置を実現すべく発明したものである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明の制動装置用摩擦材
の摩耗量測定装置は、回転部材に対しこの回転部材と同
心に固設された被制動部材と、制動時にこの被制動部材
に押し付けられる摩擦材とを備えた制動装置に組み付け
る。そして、上記摩擦材の摩耗量を連続的に測定する
為、制動時に互いに相対変位する1対の部材同士の間に
変位センサを設けて成る。
【0009】
【作用】上述の様に構成する本発明の制動装置用摩擦材
の摩耗量測定装置によれば、摩擦材の摩耗量を連続的に
測定できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜2は、請求項1〜2に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、
本例の特徴は、制動装置であるフローティングキャリパ
型のディスクブレーキを構成するパッド9a、9bのラ
イニング12a、12bの摩耗量を連続的に測定する摩
耗量測定装置にある。ディスクブレーキの構造及び作用
は、前述の図20〜21で説明した、従来から広く知ら
れているディスクブレーキと同様であるから、同等部分
には同一符号を付して重複する説明を省略し、以下、本
発明の特徴部分を中心に説明する。
【0011】本例の場合には、キャリパ2のインナ側面
の一部で一方(図1〜2の右方)のガイドピン6の基端
部を固定した部分に、十分な曲げ剛性を有する金属板を
L字形に形成した、取付ブラケット19の基端部を固定
している。そして、この取付ブラケット19の先端部
に、変位センサ20の基端部を結合固定している。この
変位センサ20は、本体21と接触子(プローブ)22
とを備え、この接触子22に本体21から突出する方向
(図1で上向)の弾力を付与して成る。この様な変位セ
ンサ20は、上記接触子22の軸方向の変位量を電気信
号に変換して、図示しないハーネスを通じて判定器に送
る。本例の場合、この様な変位センサ20を構成する接
触子22の先端面を、インナ側のパッド9aを構成する
裏板11aの端部で、上記キャリパ2から外れた部分に
当接させている。
【0012】上述の様に構成する本発明の制動装置用摩
擦材の摩耗量測定装置によれば、ディスクブレーキを構
成する1対の上記パッド9a、9bを構成するライニン
グ12a、12bの摩耗量の合計を、連続的に測定でき
る。即ち、上記1対のパッド9a、9bを構成する裏板
11a、11b同士の間隔は、上記各ライニング12
a、12bの厚さが大きい(摩耗量が少ない)場合には
広く、これら各ライニング12a、12bの厚さが小さ
い(摩耗量が多い)場合には狭くなる。上記キャリパ2
に内蔵したピストンの押し出し量は、上記各裏板11
a、11b同士の間隔が狭くなるのに伴って多くなり、
上記取付ブラケット19と上記裏板11aの裏面との間
隔も広がる。従って、上記変位センサ20が検出する、
この裏板11aと上記キャリパ2との相対変位を測定す
れば、上記各ライニング12a、12bの摩耗量の合計
を連続的に求める事ができる。
【0013】次に、図3〜5も、請求項1〜2に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合には、キャリパ2のインナ側面の一部で一方(図3
〜4の右方)のガイドピン6の基端部を固定した部分
に、十分な曲げ剛性を有する金属板製で矩形の取付ブラ
ケット19aの基端部を固定している。そして、この取
付ブラケット19aの先端部に基端部を結合固定した変
位センサ20の接触子22の先端面を、サポート3のイ
ンナ側面の一部に当接させている。
【0014】上記キャリパ2の上記サポート3に対する
位置は、アウタ側のパッド9bを構成するライニング1
2bの厚さに応じて変化する。即ち、このライニング1
2bの厚さが大きい場合には、上記キャリパ2はアウタ
側に変位しており、上記取付ブラケット19aと上記サ
ポート3のインナ側面との距離は小さい。これに対し
て、上記ライニング12bの厚さが小さくなると、上記
キャリパ2はインナ側に変位し、上記取付ブラケット1
9aと上記サポート3のインナ側面との距離は大きくな
る。従って、上記変位センサ20が検出する、上記サポ
ート3のインナ側面と上記キャリパ2との相対変位を測
定すれば、上記アウタ側のライニング12bの摩耗量を
連続的に求める事ができる。インナ側のライニング12
aの摩耗量に関しても、アウタ側とほぼ同様である為、
アウタ側の摩耗量のみを測定しても、実際上あまり問題
とはならない。
【0015】次に、図6〜7も、請求項1〜2に対応す
る、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の
場合には、サポート3のインナ側面の一部で一方(図6
〜7の右方)のガイドピン6に隣接する部分に、十分な
曲げ剛性を有する金属板をL字形に形成した、取付ブラ
ケット19の基端部を固定している。そして、この取付
ブラケット19の先端部に基端部を結合固定した変位セ
ンサ20の接触子22の先端面を、キャリパ2のアウタ
側面の一部に当接させている。この様な本例は、変位セ
ンサ20を装着する部材がキャリパ2からサポート3に
変わり、接触子22の先端面を当接させる部材がサポー
ト3からキャリパ2に変わった以外の点は、上述した第
2例の場合と同様である。
【0016】次に、図8〜9も、請求項1〜2に対応す
る、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の
場合には、サポート3のアウタ側面の一部に、十分な曲
げ剛性を有する金属板をクランク型に曲げ形成した、取
付ブラケット19bの基端部を固定している。そして、
この取付ブラケット19bの先端部に基端部を結合固定
した変位センサ20の接触子22の先端面を、アウタ側
のパッド9bを構成する裏板11bのアウタ側面の一部
に当接させている。
【0017】上記アウタ側のパッド9bを構成する裏板
11bの上記サポート3に対する位置は、このアウタ側
のパッド9bを構成するライニング12bの厚さに応じ
て変化する。即ち、このライニング12bの厚さが大き
い場合には、上記裏板11bはアウタ側に存在してお
り、上記取付ブラケット19bの先端部とこの裏板11
bのアウタ側面との距離は小さい。これに対して、上記
ライニング12bの厚さが小さくなると、上記裏板11
bはインナ側に変位し、上記この裏板11bと上記取付
ブラケット19bの先端部との距離は大きくなる。従っ
て、上記変位センサ20が検出する、取付ブラケット1
9bの先端部と上記裏板11bとの相対変位を測定すれ
ば、上記アウタ側のライニング12bの摩耗量を連続的
に求める事ができる。
【0018】次に、図10〜11も、請求項1〜2に対
応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本
例の場合には、サポート3のインナ側面の一部に、十分
な曲げ剛性を有する金属板をクランク型に曲げ形成し
た、取付ブラケット19bの基端部を固定している。そ
して、この取付ブラケット19bの先端部に基端部を結
合固定した変位センサ20の接触子22の先端面を、イ
ンナ側のパッド9aを構成する裏板11aのインナ側面
の一部に当接させている。
【0019】上記インナ側のパッド9aを構成する裏板
11aの上記サポート3に対する位置は、このインナ側
のパッド9aを構成するライニング12aの厚さに応じ
て変化する。即ち、このライニング12aの厚さが大き
い場合には、上記裏板11aはインナ側に存在してお
り、上記取付ブラケット19aの先端部とこの裏板11
aのアウタ側面との距離は小さい。これに対して、上記
ライニング12aの厚さが小さくなると、上記裏板11
aはアウタ側に変位し、この裏板11aと上記取付ブラ
ケット19bの先端部との距離は大きくなる。従って、
本例の場合には、上記変位センサ20が検出する、取付
ブラケット19bの先端部と上記裏板11aとの相対変
位を測定すれば、上記インナ側のライニング12aの摩
耗量を連続的に求める事ができる。
【0020】次に、図12〜13も、請求項1〜2に対
応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本
例の場合には、キャリパ2とサポート3との間に、前述
の図3〜5に示した第2例の場合と同様の構造で変位セ
ンサ20aを設け、アウタ側のパッド9bを構成するラ
イニング12bの厚さを測定自在としている。これと同
時に本例の場合には、上記キャリパ2とインナ側のパッ
ド9aを構成する裏板11aのインナ側面との間に別の
変位センサ20bを設けて、このインナ側のパッド9a
を構成するライニング12aの厚さを測定自在としてい
る。従って、本例の場合には、インナ側、アウタ側両パ
ッド9a、9bのライニング12a、12bの摩耗量
を、互いに独立してそれぞれ連続的に求める事ができ
る。
【0021】次に、図14〜15も、請求項1〜2に対
応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本
例の場合には、キャリパ2とサポート3との間に、前述
の図6〜7に示した第3例の場合と同様の構造で変位セ
ンサ20aを設け、アウタ側のパッド9bを構成するラ
イニング12bの厚さを測定自在としている。これと同
時に本例の場合には、上記キャリパ2とインナ側のパッ
ド9aを構成する裏板11aのインナ側面との間に別の
変位センサ20bを設けて、このインナ側のパッド9a
を構成するライニング12aの厚さを測定自在としてい
る。従って、本例の場合も、インナ側、アウタ側両パッ
ド9a、9bのライニング12a、12bの摩耗量を、
互いに独立してそれぞれ連続的に求める事ができる。
【0022】次に、図16〜17は、請求項1〜3に対
応する、本発明の実施の形態の第8例を示している。本
例の場合には、変位センサ20を構成する本体21をキ
ャリパ2のうちのシリンダ部17の底部に対応する部分
に固定すると共に、上記変位センサ20を構成する接触
子22の先端を、上記シリンダ部17に嵌装したピスト
ン18の底面に弾性的に当接させている。又、上記接触
子22の先端部に温度センサを付設し、この温度センサ
を、上記シリンダ部17内に存在する、上記ピストン1
8を押圧する為の油に接触させている。
【0023】上記シリンダ部17内でのピストン18の
変位量は、1対のパッド9a、9bを構成するライニン
グ12a、12bの摩耗量の合計に応じて増大する。従
って、本例の場合には、これら両ライニング12a、1
2bの摩耗量の合計を測定できる。又、上記温度センサ
により、上記シリンダ部17内の油の温度を知る事がで
きて、油温の過上昇を検知し、運転者への警報手段を作
動させる事ができる。尚、上述の様に、変位センサ20
を構成する接触子22の先端部に温度センサを設ける構
造は、前述の図1〜2及び図8〜15に示した第1例及
び第4〜7例で実施する事もできる。これら第1例及び
第4〜7例で温度センサを設ければ、何れかのパッド9
a、9bの温度を知る事ができて、やはり運転者への警
報手段を作動させる事ができる。
【0024】この様な場合に運転者に警報を発する為、
運転席に設ける警告表示の2例に就いて、図18〜19
に示す。このうちの図18は、図16〜17に示した第
8例の構造と組み合わせるものである。変位センサ20
及び温度センサ23の検出信号は、演算器や比較回路を
組み込んだ判定器24で処理して表示器25に送る。そ
して、この表示器25は、パッドの残量を示す表示26
や、それまでと同様の使用条件下でのパッドの寿命を示
す表示27の切り換えの他、油温警告灯28の点滅を切
り換え表示する。又、図19は、図1〜2及び図8〜1
5に示した第1例及び第4〜7例に温度センサ23を設
けた構造と組み合わせるものである。この場合に表示器
25aは、パッド9a(9b)の残量を示す表示26や
パッド9a(9b)の寿命を示す表示27の切り換えの
他、パッド温警告灯29の点滅を切り替え表示する。
【0025】
【発明の効果】本発明の制動装置用摩擦材の摩耗量測定
装置は、以上に述べた通り構成され作用するので、ライ
ニング等の摩擦材の摩耗量を正確に知る事ができて、制
動装置を有する各種機械装置の安全性向上に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す平面図。
【図2】図1の下方から見た図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す平面図。
【図4】図3の下方から見た図。
【図5】図3のA矢視図。
【図6】本発明の実施の形態の第3例を示す平面図。
【図7】図6の下方から見た図。
【図8】本発明の実施の形態の第4例を示す平面図。
【図9】図8の下方から見た図。
【図10】本発明の実施の形態の第5例を示す平面図。
【図11】図10の下方から見た図。
【図12】本発明の実施の形態の第6例を示す平面図。
【図13】図12の下方から見た図。
【図14】本発明の実施の形態の第7例を示す平面図。
【図15】図14の下方から見た図。
【図16】本発明の実施の形態の第8例を示す平面図。
【図17】図16の下方から見た図。
【図18】運転席に設ける警告表示の第1例を示す回路
図。
【図19】同第2例を示す回路図。
【図20】本発明の対象となる制動装置の一種であるデ
ィスクブレーキの1例を示す平面図。
【図21】図20の下方から見た図。
【符号の説明】
1 ロータ 2 キャリパ 3 サポート 4 取付孔 5 取付部 6 ガイドピン 7 ガイド孔 8 ブーツ 9a、9b パッド 10 キャリパ爪 11a、11b 裏板 12a、12b ライニング 13 係合突部 14 係合凹部 15 係止突部 16 係止凹部 17 シリンダ部 18 ピストン 19、19a、19b 取付ブラケット 20、20a、20b 変位センサ 21 本体 22 接触子 23 温度センサ 24 判定器 25、25a 表示器 26、27 表示 28 油温警告灯 29 パッド温警告灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺島 信一 東京都中央区日本橋小網町19番5号 曙ブ レーキ工業株式会社内 Fターム(参考) 3J058 AA43 AA48 AA53 AA58 AA63 AA69 AA73 AA77 AA83 AA87 BA32 BA41 BA60 DB02 DB04 DB23 FA01 FA11 FA21 FA31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材に対しこの回転部材と同心に固
    設された被制動部材と、制動時にこの被制動部材に押し
    付けられる摩擦材とを備えた制動装置に組み付け、制動
    時に互いに相対変位する1対の部材同士の間に上記摩擦
    材の摩耗量を連続的に測定可能な変位センサを設けて成
    る制動装置用摩擦材の摩耗量測定装置。
  2. 【請求項2】 上記制動装置が自動車の制動を行なう為
    のディスクブレーキであって、上記被制動部材が車輪と
    共に回転するロータであり、上記摩擦材が、このロータ
    の軸方向に変位可能な1対のパッドのうちで上記ロータ
    に対向する面に設けられており、このロータに隣接して
    車体に固定されるサポートと、このサポートにこのロー
    タの軸方向に変位可能に支持されたキャリパと、このキ
    ャリパに内蔵されたピストンとを備え、このピストンの
    押し出しに伴い、上記1対のパッドを上記ロータの両側
    面に押し付けて制動を可能としており、上記変位センサ
    は、サポートとキャリパと何れかのパッドとピストンと
    のうちから選択される、このピストンの押し出しに伴っ
    て相対変位する1対の部材同士の間に設けられている、
    請求項1に記載した、制動装置用摩擦材の摩耗量測定装
    置。
  3. 【請求項3】 上記1対の部材は、キャリパとピストン
    とであり、上記変位センサは、本体を上記キャリパに固
    定した状態で接触子をこのピストンの底面に弾性的に当
    接させており、上記変位センサの一部でこのピストンを
    押圧する為の油に接触する部分に温度センサを付設し
    た、請求項2に記載した制動装置用摩擦材の摩耗量測定
    装置。
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